JP2014103166A - 電子回路ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】車載用の電子回路ユニットにおいて、内部のノイズ発生源で発生したノイズが外部に漏れることを防止して、周囲に配される別の電気電子機器の誤動作を防止する。
【解決手段】電気回路部2と、一方向に開口する箱状に形成されて電気回路部2を収容する導電性の収容ケース11と、収容ケース11の開口11Aを閉塞する導電性の蓋体12と、を備え、電気回路部2が、ノイズ発生源を含む内部回路部42と、外部配線に電気接続される外部接続回路部41と、を備え、収容ケース11には、その底面から開口11Aに向けて突出すると共に外部接続回路部41の配置領域E1を囲んで前記ノイズ発生源の配置領域E2に対して区画される導電性の区画壁部W1が形成され、少なくとも外部接続回路部41の配置領域E1と前記ノイズ発生源の配置領域E2との間に位置する区画壁部W1の先端部が、蓋体12の内面に接続されている電子回路ユニットAを提供する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子回路ユニットに関する。
従来より、自動車に搭載される電力変換装置等の電子回路ユニットは、例えば特許文献1のように、一次側回路部(トランスへの入力側回路部)、二次側回路部(トランスからの出力側回路部)、及び、トランスやチョークコイル、スイッチング回路部等のノイズ発生源を含む内部回路部を同一の筐体内に収容して構成されている。また、一次側回路部や二次側回路部は、筐体の外側に延びる外部配線に接続される。
さらに、特許文献1には、ノイズ発生源において発生する電磁気的なノイズが、二次側回路部から外部配線に伝達されて筐体外部に漏れてしまわないように、二次側回路部に上記ノイズを除去するノイズフィルタ回路部を設けることが開示されている。
特開2011−139598号公報
しかしながら、車載用の電子回路ユニットにおいては、その小型化の要求に伴って各種回路部の配置領域に制約が生じるため、例えばノイズ発生源とノイズフィルタ回路部とを近接して配置する必要がある。この場合、ノイズ発生源において発生したノイズが、筐体の内部空間を飛んでノイズフィルタ回路部に到達すると、上記ノイズは除去されずに外部配線に乗ってしまう虞がある。なお、上記ノイズが筐体外部に出てしまうと、電子回路ユニットの周囲に配される別の電気電子機器に誤動作が生じる虞があり、好ましくない。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、内部のノイズ発生源で発生したノイズが外部に漏れることを防止して、周囲に配される別の電気電子機器の誤動作を防止できる電子回路ユニットを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の電子回路ユニットは、車載用の電子回路ユニットであって、電気回路部と、一方向に開口する箱状に形成されて前記電気回路部を収容する導電性の収容ケースと、該収容ケースの開口部を閉塞する導電性の蓋体と、を備え、前記電気回路部が、ノイズ発生源を含む内部回路部と、外部配線に電気接続される外部接続回路部と、を備え、前記収容ケースには、その底面から開口部に向けて突出すると共に前記外部接続回路部の配置領域を囲んで前記ノイズ発生源の配置領域に対して区画される導電性の区画壁部が形成され、少なくとも前記外部接続回路部の配置領域と前記ノイズ発生源の配置領域との間に位置する前記区画壁部の先端部が、前記蓋体の内面に接続されていることを特徴とする。
上記電子回路ユニットでは、区画壁部を含む収容ケース及び蓋体を接地電位とすることで、ノイズ発生源(例えばトランスやチョークコイルなど)から発生する電磁気的なノイズを、区画壁部において吸収できる。また、蓋体の内面と区画壁部の先端部との間には隙間が生じないため、ノイズがノイズ発生源の配置領域から上記隙間を介して外部接続回路部の配置領域に入り込むことも防止できる。すなわち、ノイズ発生源のノイズが外部接続回路部に到達しないため、ノイズが外部配線に伝達されて筐体外部に漏れ出ることを防ぐことができる。
そして、前記電子回路ユニットにおいては、前記区画壁部の先端部と前記蓋体の内面との間に、導電性及び弾性を有する接続部材が設けられているとよい。
上記電子回路ユニットでは、区画壁部を含む収容ケースや蓋体の寸法公差により、区画壁部の先端部と蓋体との間に隙間が生じていても、接続部材を区画壁部の先端部と蓋体の内面との間に挟み込むことで、接続部材を介して区画壁部と蓋体の内面とを確実に電気接続することができる。
さらに、前記電子回路ユニットにおいては、前記蓋体の内面に、前記接続部材を収容するカバー部が設けられ、前記接続部材が、その弾性力によってカバー部の内面に押し付けられているとよい。
上記電子回路ユニットでは、接着剤を用いなくても接続部材を蓋体の内面に保持することができる。したがって、蓋体を収容ケースに取り付けるだけで、区画壁部の先端部と蓋体の内面との間に接続部材を挟み込むことが可能となる。
また、前記電子回路ユニットにおいては、前記カバー部が導電性を有して前記蓋体に電気接続され、前記区画壁部の先端部が前記カバー部内に挿入されるとよい。
上記電子回路ユニットでは、カバー部においてもノイズを吸収することができる。また、蓋体を収容ケースに取り付ける際に区画壁部の先端部がカバー部内に挿入されるため、区画壁部と接続部材との相対的な位置決めを容易に行うことができる。
さらに、前記電子回路ユニットにおいては、前記接続部材が、金属繊維をウール状に形成したメタルウールであると好ましい。
上記構成では、例えば金属繊維を網状に形成したものと比較して、金属繊維に隙間が生じにくいため、ノイズがノイズ発生源の配置領域から接続部材を介して外部接続回路部に到達することを効率よく防止できる。
また、前記電子回路ユニットにおいては、前記蓋体の内面と前記外部接続回路部との間に、ノイズを遮蔽するシールド基板が設けられ、該シールド基板が、前記ノイズフィルタ回路部を介して収容ケースに電気接続されているとよい。
上記電子回路ユニットによれば、区画壁部の先端部の一部が蓋体の内面に接続されていなくても、ノイズをシールド基板において吸収することができるため、ノイズが上方(蓋体側)から外部接続回路部に到達することを防止できる。
本発明によれば、ノイズ発生源のノイズが外部接続回路部に到達しないため、ノイズが外部配線に伝達されて筐体外部に漏れ出ることを防ぐことができ、電子回路ユニットの周囲に配される別の電気電子機器の誤動作を防止できる。
本発明の一実施形態に係る電子回路ユニットの分解斜視図である。 図1の電子回路ユニットから蓋体を取り外した状態を示す平面図である。 図2のB−B矢視断面図である。
以下、図1〜3を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1〜3に示すように、この実施形態に係る電子回路ユニットAは、例えば車載用の交流/直流(AC−DC)電力変換装置に適用されるものである。
電子回路ユニットAは、筐体1と、筐体1内部に収容される電気回路部2とを備えている。筐体1は、上側(一方向)に開口11Aを有する箱状に形成されて電気回路部2を収容する収容ケース11と、収容ケース11の上部開口11Aを閉塞する蓋体12と、を備えている。この筐体1は、アルミニウム等のように導電性を有すると共に熱伝導率の高い材料で形成され、また、図示しない接地配線に接続されることにより接地電位に設定されている。
収容ケース11は、平面視矩形状に形成された底壁部13と、底壁部13の周囲に立設された外周壁部14とを備えている。また、底壁部13上には複数の配置領域E1〜E4を形成する仕切壁15が設けられている。なお、図示例では、各配置領域E1〜E4が平面視矩形状とされているが、これに限ることはない。
そして、これら外周壁部14及び仕切壁15によって、四つの壁面部21〜24を有して第一配置領域E1を取り囲む第一区画壁部W1、四つの壁面部25〜28を有して第二配置領域E2を取り囲む第二区画壁部W2、及び、四つの壁面部29〜32を有して第三配置領域E3を取り囲む第三区画壁部W3が形成されている。また、第一区画壁部W1の側部には、四つの壁面部33〜36を有して第四配置領域E4を取り囲む第四区画壁部W4が予備的に設けられている。
第一区画壁部W1のうち第二配置領域E2及び第三配置領域E3に隣り合う二つの壁面部21、22は、蓋体12の内面近傍に至るように外周壁部14と同一の高さに設定されている。また、第一区画壁部W1のうち外側に位置する壁面部23は、外周壁部14の一部を使用している。また、第一区画壁部W1のうち第四配置領域E4に隣り合う壁面部24は、第一区画壁部W1の他の壁面部21〜23よりも低い高さに設定されている。
第二区画壁部W2のうち第一配置領域E1に隣り合う壁面部28は、前述した第一区画壁部W1の壁面部22の一部を使用している。また、第二区画壁部W2のうち外側に位置する二つの壁面部26、27は、外周壁部14の一部を使用している。また、第二区画壁部W2のうち第三配置領域E3に隣り合う壁面部25は、第二区画壁部W2の他の壁面部26〜28よりも低い高さに設定されている。
第三区画壁部W3のうち第一配置領域E1及び第二配置領域E2に隣り合う壁面部31は、前述した第一区画壁部W1の壁面部21及び第二区画壁部W1の壁面部25を使用している。また、第三区画壁部W3のうち外側に位置する三つの壁面部29、30、32は、外周壁部14の一部を使用している。
第四区画壁部W4のうち第一配置領域E1及び第二配置領域E2に隣り合う二つの壁面部33、34は、それぞれ前述した第一区画壁部W1の壁面部24及び第二区画壁部W2の壁面部28を使用している。なお、第二区画壁部W2の壁面部28のうち第四区画壁部W4の壁面部34をなす部分は、外周壁部14よりも低い高さに設定されている。また、第四区画壁部W4のうち外側に位置する二つの壁面部35、36は、外周壁部14の一部を使用している。
電気回路部2は、第一配置領域E1に配される一次側のノイズフィルタ回路部(外部接続回路部)41と、第二配置領域E2に配される内部回路部42と、第三配置領域E3に配される二次側の外部接続回路部43と、を備えている。
なお、以下の説明では、後述する内部回路部42に備えるトランス51のコイルの入力側にある回路を「一次側」、該コイルの出力側にある回路を「二次側」と表現する。
一次側のノイズフィルタ回路部41は、後述するスイッチング回路部50やトランス51、チョークコイル52を含む内部回路部42からライン(配線)を伝わってくる電磁気的なノイズを除去する役割を果たし、このノイズが入力される交流電流に伝わることを防いでいる。
このノイズフィルタ回路部41は、筐体1内に収納される回路基板40のうち収容ケース11の底壁部13に対向する下面に搭載され、第一区画壁部W1によって囲まれるように第一配置領域E1に配されている。また、ノイズフィルタ回路部41は、収容ケース11の外周壁部14の外部に設けられた(一次側)入力端子45に接続されている。この入力端子45には、外部から交流電流を供給するための外部配線46を接続することができる。
前述した回路基板40は、第一配置領域E1及び第四配置領域E4の両方の上部に配されている。このように配される回路基板40は、外周壁部14や第一区画壁部W1の壁面部21,23の先端よりも低く位置するが、第一配置領域E1と第四配置領域E4との間の壁面部24(33)の先端や、第四配置領域E4と第二配置領域E2との間の壁面部34(28)の先端よりも高く位置する。
また、回路基板40の下面には、電気部品44がノイズフィルタ回路部41に隣り合わせて配置されている。この電気部品44は、第四区画壁部W4によって囲まれるように第四配置領域E4に配されている。
さらに、回路基板40の上方(蓋体12の内面とノイズフィルタ回路部41との間)には、電磁気的なノイズを遮蔽するシールド基板47が配されている。このシールド基板47は、回路基板40から延びる接続端子48によって、回路基板40の接地配線(不図示)に電気的に接続されると共に、回路基板40の上方に間隔をあけた位置に支持されている。なお、回路基板40の接地配線は接地電位とされた収容ケース11に電気接続されている。
このシールド基板47は、回路基板40と同様に、外周壁部14や第一区画壁部W1の壁面部21,23の先端よりも下側に配されている。また、本実施形態では、シールド基板47の一部が第二配置領域E2の上部にも入り込んでいる。
内部回路部42は、入力電流のスイッチングを行うスイッチング回路部50と、電圧及び交流・直流の変換を行うトランス51と、トランス51からの出力を平滑化するチョークコイル52と、を備える。これらスイッチング回路部50、トランス51及びチョークコイル52は、いずれもノイズ発生源となるものである。この内部回路部42は、接地電位とされた第二区画壁部W2によって囲まれるように第二配置領域E2に配されている。
二次側の外部接続回路部43は、一次側と同様のノイズフィルタ回路部などから構成され、内部回路部42、及び、筐体1外部に設けられた不図示の(二次側)出力端子に接続されている。これにより、内部回路部42で変換された所定電圧の直流電流を出力端子から外部に出力することができる。この二次側の外部接続回路部43は、第三区画壁部W3によって囲まれるように第三配置領域E3に配されている。
なお、以上の回路構成により、外部配線46及び入力端子45を経由して入力された交流電流は、第一配置領域E1に配されたノイズフィルタ回路部41を経由した後、第二配置領域E2に配されたスイッチング回路部50においてスイッチングされる。その後、トランス51において電圧及び交流から直流への変換が行われ、さらにチョークコイル52において電流の平滑化がなされる。その後、変換された直流電流は、第三配置領域E3に配された二次側の外部接続回路部43を経て外部に出力される。
そして、本実施形態の電子回路ユニットAでは、第一区画壁部W1のうち第二配置領域E2及び第三配置領域E3との間に位置する二つの壁面部21,22(以下、二つの壁面部21、22を壁部WAと呼ぶ。)の先端部が、収容ケース11側に対向する蓋体12の内面に電気的に接続されている。本実施形態では、壁部WAの先端部と蓋体12の内面との間に、金属繊維をウール状に形成することで導電性及び弾性を有するメタルウール(接続部材)71が設けられている。
メタルウール71は、例えば壁部WAの先端部及び蓋体12の内面の一方に接着されてもよいが、本実施形態では、蓋体12の内面に設けられたカバー部72内に収容されている。
本実施形態のカバー部72は、蓋体12の内面から突出すると共に平面視した壁部WAの長手方向に延在する一対の壁部73によって構成されている。これら一対の壁部73は導電性を有しており、蓋体12に電気接続されている。そして、一対の壁部73の間に前述したメタルウール71が収容されている。
また、メタルウール71をカバー部72内に収容した状態では、メタルウール71の弾性力によってカバー部72の内面(一対の壁部73)に押し付けられている。これにより、メタルウール71が蓋体12の内面に保持されている。
さらに、本実施形態では、蓋体12を収容ケース11に取り付けた状態において、壁部WAの先端部が上記カバー部72内に挿入されている。
なお、本実施形態では、平面視で壁部WAの長手方向の中途部が折り曲げられた形状(図示例では平面視L字状)に形成されると共に、カバー部72の平面視形状が壁部WAに対応する折り曲げ形状に形成されているため、カバー部72は、蓋体12を収容ケース11に取り付ける際の位置決め部材としても役立つ。
以上説明したように、本実施形態の電子回路ユニットAでは、電気回路部2と、一方向に開口する箱状に形成されて電気回路部2を収容する導電性の収容ケース11と、収容ケース11の開口11Aを閉塞する導電性の蓋体12と、を備え、電気回路部2が、ノイズ発生源を含む内部回路部42と、外部配線46に電気接続される外部接続回路部(ノイズフィルタ回路部)41と、を備え、収容ケース11には、その底面から開口11Aに向けて突出すると共に外部接続回路部41の第一配置領域E1を囲んでノイズ発生源の第二配置領域E2に対して区画される導電性の第一区画壁部W1が形成され、少なくとも外部接続回路部41の第一配置領域E1とノイズ発生源の第二配置領域E2との間に位置する第一区画壁部W1の壁部WAの先端部が、蓋体12の内面に接続されている。
そして、この構成では、区画壁部W1〜W4を含む収容ケース11及び蓋体12が接地電位とされているため、トランス51やチョークコイル52などのノイズ発生源から発生する電磁気的なノイズを、区画壁部W1〜W4において吸収できる。また、蓋体12の内面と第一区画壁部W1の壁部WA先端部との間には隙間が生じないため、ノイズが第二配置領域E2から上記隙間を介してノイズフィルタ回路部41の第一配置領域E1に入り込むことも防止できる。すなわち、ノイズ発生源のノイズが、ノイズフィルタ回路部41に到達しないため、ノイズが外部配線46に伝達されて筐体1の外部に漏れ出ることを防ぐことができる。
また、本実施形態の電子回路ユニットAでは、第一区画壁部W1の壁部WA先端部と蓋体12の内面との間に、導電性及び弾性を有するメタルウール71が設けられている。このため、区画壁部W1〜W4を含む収容ケース11や蓋体12の寸法公差により、第一区画壁部W1の壁部WA先端部と蓋体12との間に隙間が生じていても、メタルウール71を壁部WA先端部と蓋体12の内面との間に挟み込むことで、メタルウール71を介して壁部WAと蓋体12の内面とを確実に電気接続することができる。
さらに、メタルウール71は、例えば金属繊維を網状に形成したものと比較して、金属繊維に隙間が生じにくいため、ノイズがノイズ発生源となる内部回路部42の第二配置領域E2からメタルウール71を介してノイズフィルタ回路部41に到達することを効率よく防止できる。
また、本実施形態の電子回路ユニットAでは、メタルウール71がその弾性力によってカバー部72の内面に押し付けられているため、接着剤を用いなくてもメタルウール71を蓋体12の内面に保持することができる。したがって、蓋体12を収容ケース11に取り付けるだけで、第一区画壁部W1の壁部WA先端部と蓋体12の内面との間にメタルウール71を挟み込むことが可能となる。
さらに、本実施形態の電子回路ユニットAでは、カバー部72が導電性を有して蓋体12に電気接続されると共に、第一区画壁部W1の壁部WA先端部がカバー部72内に挿入されるため、カバー部72においてもノイズを吸収することができる。さらに、蓋体12を収容ケース11に取り付ける際に壁部WA先端部がカバー部72内に挿入されるため、壁部WAとメタルウール71との相対的な位置決めを容易に行うことができる。
また、本実施形態の電子回路ユニットAでは、蓋体12の内面とノイズフィルタ回路部41との間に、ノイズを遮蔽するシールド基板47が設けられ、このシールド基板47が接地電位とされているため、第一区画壁部W1の壁部WA先端部の一部が蓋体12の内面に接続されていなくても、ノイズをシールド基板47において吸収することができるため、ノイズが上方(蓋体12側)からノイズフィルタ回路部41に到達することを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記実施形態では、カバー部72が、蓋体12の内面から突出する一対の壁部73によって構成されているが、少なくともメタルウール71を収容したり、壁部WAを挿入したりするように構成されていればよい。したがって、カバー部72は、例えば蓋体12の内面から窪む凹部によって構成されてもよい。
また、上記実施形態では、第一区画壁部W1の壁部WAの先端部と蓋体12の内面との間にメタルウール71を設けるとしたが、少なくとも導電性及び弾性を有する接続部材を設ければよく、例えば導電性を有する板バネ等の付勢部材を設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、第一配置領域E1を囲んで他の配置領域E2〜E4と区画する第一区画壁部W1の一部(壁面部21,22)のみが蓋体12に接続されているが、筐体1内部における各種部品の配置状況によっては、例えば第一配置領域E1と他の配置領域E2〜E4とを区画する第一区画壁部W1の全ての壁面部21,22,24が蓋体12に接続されてもよい。
また、上記実施形態では、第一配置領域E1に配されたノイズフィルタ回路部41が主なシールド対象とされているが、例えば第三配置領域E3に配された二次側の外部接続回路部43も主なシールド対象としてもよい。具体的に説明すれば、第二配置領域E2との間に位置する第三区画壁部W3の壁面部31についても、第一区画壁部W1の壁面部11、12と同様の高さとした上で、カバー部72とメタルウールからなるメタルウール71とにより、壁面部31と蓋体12との間を接地及び封止してもよい。
A 電子回路ユニット
1 筐体
11 収容ケース
11A 開口
12 蓋体
2 電気回路部
41 ノイズフィルタ回路部(外部接続回路部)
42 内部回路部(ノイズ発生源)
43 (二次側)外部接続回路部
E1 第一配置領域
E2 第二配置領域
W1 第一区画壁部
W2 第二区画壁部
71 メタルウール72(接続部材)
72 カバー部

Claims (6)

  1. 車載用の電子回路ユニットであって、
    電気回路部と、一方向に開口する箱状に形成されて前記電気回路部を収容する導電性の収容ケースと、該収容ケースの開口部を閉塞する導電性の蓋体と、を備え、
    前記電気回路部が、ノイズ発生源を含む内部回路部と、外部配線に電気接続される外部接続回路部と、を備え、
    前記収容ケースには、その底面から開口部に向けて突出すると共に前記外部接続回路部の配置領域を囲んで前記ノイズ発生源の配置領域に対して区画される導電性の区画壁部が形成され、
    少なくとも前記外部接続回路部の配置領域と前記ノイズ発生源の配置領域との間に位置する前記区画壁部の先端部が、前記蓋体の内面に接続されていることを特徴とする電子回路ユニット。
  2. 前記区画壁部の先端部と前記蓋体の内面との間に、導電性及び弾性を有する接続部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路ユニット。
  3. 前記蓋体の内面に、前記接続部材を収容するカバー部が設けられ、
    前記接続部材が、その弾性力によってカバー部の内面に押し付けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子回路ユニット。
  4. 前記カバー部が導電性を有して前記蓋体に電気接続され、
    前記区画壁部の先端部が前記カバー部内に挿入されることを特徴とする請求項3に記載の電子回路ユニット。
  5. 前記接続部材が、金属繊維をウール状に形成したメタルウールであることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子回路ユニット。
  6. 前記蓋体の内面と前記外部接続回路部との間に、ノイズを遮蔽するシールド基板が設けられ、該シールド基板が、前記ノイズフィルタ回路部を介して収容ケースに電気接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子回路ユニット。
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