JP2014103050A - 車両用電球 - Google Patents

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Masakazu Inoue
将一 井上
Tatsumi Yoshida
辰巳 吉田
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Abstract

【課題】ガラス球管の材質に関わらず、振動耐久性を高めてフィラメントの変形や断線を防ぐことができる車両用電球を提供すること。
【解決手段】一端が絞り込まれた中空封止部としてのチップオフ部2aが一端に形成されたガラス球管2の内部の密閉空間Sに、該ガラス球管2の他端封止部2bを貫通する複数本の給電線3,4,5と、該給電線3〜5に接続されたすれ違いビーム用フィラメント6と走行ビーム用フィラメント7を収容して成るハロゲン電球(車両用電球)1において、前記給電線3を延長し、その先端部を前記ガラス球管2のチップオフ部2aの内部に挿入し、該先端部とチップオフ部2aの内周との間に微小隙間δを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のヘッドランプ等の光源として使用されるハロゲン電球等の車両用電球に関するものである。
例えば、自動車の前端左右に配置されるヘッドランプの光源には、図4に示すようなハロゲン電球101が使用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
即ち、図4は従来のハロゲン電球の正面図であり、図示のハロゲン電球101は、透明なガラス球管102を備えており、該ガラス球管102の一端(先端)には、小径に絞られた中空封止部としてのチップオフ部102aが形成されている。そして、ガラス球管102の他端(基端部)も封止されており、該ガラス球管102の内部には密閉空間Sが形成され、この密閉空間Sには、窒素やアルゴン等の不活性ガスと微量のハロゲンが封入されている。
又、上記ガラス球管102の内部の密閉空間Sには、該ガラス球管102の基端部(図4の下端部)の封止部102bを貫通して平行に延びる3本の給電線103,104,105と、該給電線103=105に接続されたすれ違いビーム用フィラメント106と走行ビーム用フィラメント107、すれ違いビーム用フィラメント106が発する光の一部を遮蔽して減光するシールドカップ108等が収容されている。尚、3本の給電線103〜105はブリッジガラス109によって互いに連結されている。
以上のように構成された従来のハロゲン電球101においては、車両走行中の振動によって給電線103〜105が封止部102bやブリッジガラス109を起点として共振し、共振によって発生する応力がすれ違いビーム用フィラメント106や走行ビーム用フィラメント107に集中し、これらのすれ違いビーム用フィラメント106や走行ビーム用フィラメント107の変形や断線を引き起こす可能性がある。
そこで、従来、図5に示すように、1本の給電線103を延ばし、その先端をガラス球管102のチップオフ部102aに溶着させる構造(トップサポート方式)が提案されている。
特開平9−320544号公報 実開昭62−186366号公報
しかしながら、図5に示す構造(トップサポート方式)は、ガラス球管102を局部応力に対して強い石英ガラスで構成した場合に限り可能であって、局部応力に弱い硬質ガラス(アルミナ珪酸ガラス等)でガラス球管102を構成した場合には、給電線103とガラスとの熱膨張係数差によって生じる局部応力のために溶着部にクラックが発生するため、図5に示す構造(トップサポート方式)を採用することができない。
本発明は上記観点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ガラス球管の材質に関わらず、振動耐久性を高めてフィラメントの変形や断線を防ぐことができる車両用電球を提供することに或る。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、一端が絞り込まれた中空封止部としてのチップオフ部が一端に形成されたガラス球管の内部の密閉空間に、該ガラス球管の他端封止部を貫通する複数本の給電線と、該給電線に接続されたフィラメントを収容して成る車両用電球において、前記給電線の少なくとも1本を延長し、その先端部を前記ガラス球管のチップオフ部の内部に挿入し、該先端部とチップオフ部内周との間に微小隙間を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ガラス球管内部の密閉空間に、前記フィラメントが発する光の一部を遮蔽するシールドカップを収容し、該シールドカップに前記給電線とは別の給電線を接続し、該給電線の先端部を前記ガラス球管のチップオフ部の内部に挿入し、該先端部とチップオフ部内周との間に微小隙間を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、給電線の少なくとも1本を延長し、その先端部をガラス球管のチップオフ部の内部に挿入し、該先端部とチップオフ部内周との間に微小隙間を形成したため、給電線の共振が抑えられ、共振に伴うフィレメントへの応力集中が避けられてフィラメントの変形や断線が防がれ、これによって振動耐久性が高められる。この場合、ガラス球管のチップオフ部に先端部が挿入される給電線は、その先端部がガラス球管のチップオフ部に溶着される訳ではなく、該先端部はフリーであって、これとチップオフ部の内周との間には微小隙間が形成されているため、ガラス球管の材質に関わらず、たとえ材質が硬質ガラスであっても、給電線とガラスの熱膨張係数差による局部応力がチップオフ部に発生することがなく、チップオフ部にクラックが生じる等の問題は発生しない。
本発明の実施の形態1に係る車両用電球の正面図である。 図1のA部拡大詳細図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用電球の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用電球の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用電球の正面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係る車両用電球の正面図、図2は図1のA部拡大詳細図であり、図示の車両用電球1は、自動車の前端左右に配置されるヘッドランプの光源として使用されるハロゲン電球であって、該ハロゲン電球1は、石英ガラスや硬質ガラスから成る透明なガラス球管2を備えており、このガラス球管2の一端(先端)には、小径に絞られた中空封止部としてのチップオフ部2aが形成されている。そして、ガラス球管の他端(基端部)も封止されており、該ガラス球管3の内部には密閉空間Sが形成され、この密閉空間Sには、窒素やアルゴン等の不活性ガスと微量のハロゲンが封入されている。
又、上記ガラス球管2の内部の密閉空間Sには、該ガラス球管2の基端部(図4の下端部)の封止部2bを貫通して平行に延びる3本の給電線3,4,5と、該給電線3〜5に接続されたすれ違いビーム用フィラメント6と走行ビーム用フィラメント7、すれ違いビーム用フィラメント6が発する光の一部を遮蔽して減光するシールドカップ8等が収容されている。ここで、すれ違いビーム用フィラメント6の一端は導電性金属で構成された前記シールドカップ8を介して給電線3に接続され、他端は給電線5に接続されている。又、走行ビーム用フィラメント7の一端は給電線3に接続され、他端は給電線4に接続されている。尚、すれ違いビーム用フィラメント6と走行ビーム用フィラメント7はタングステン線によって構成され、3本の給電線3〜5はモリブデン、タングステン等によって構成されており、これらの給電線3〜5はブリッジガラス9によって互いに連結されている。
而して、本実施の形態においては、1本の給電線3は、途中で屈曲しながら図1の上方に向かって延びており、その先端部はガラス球管2のチップオフ部2aの内部に挿入され、該先端部とチップオフ部2aの内周との間には図2に示す微小隙間δが形成されている(セミトップサポート方式)。
ところで、以上のように構成されたハロゲン電球1に外部から振動が加えられた場合、すれ違いビーム用フィラメント6と走行ビーム用フィラメント7を含むマウントが共振するが、そのときに両フィラメント6,7に加わる応力は次式で表わされる。
振動応力(N)=フィラメント重量(g)×10−3×19.74
×(振動周波数(Hz))×振幅mm)×10−3
上式より、フィラメントに加わる応力を低く抑えて振動耐久性を高めるためには、フィラメント共振時の振幅を小さく抑えることが有効であることが分かる。
而して、本実施の形態では、前述のように1本の給電線3を延長し、その先端部をガラス球管2のチップオフ部2aの内部に挿入し、該先端部とチップオフ部2aの内周との間に微小隙間δを形成したため、給電線3〜5の共振が抑えられ、共振に伴う両フィレメント6,7への応力集中が避けられて両フィラメント6,7の変形や断線が防がれ、これによって振動耐久性が高められる。この場合、ガラス球管2のチップオフ部2aに先端部が挿入される給電線3は、その先端部がガラス球管2のチップオフ部2aに溶着される訳ではなく、該先端部はフリーであって、これとチップオフ部2aの内周との間には微小隙間δが形成されているため、ガラス球管2の材質に関わらず、たとえ材質が硬質ガラスであっても、給電線3とガラスの熱膨張係数差による局部応力がチップオフ部2aに発生することがなく、チップオフ部2aにクラックが生じる等の問題は発生しない。
尚、給電線3の先端カット時に発生するカットバリはガラス球管2に局部応力を発生させてクラック発生の原因となる可能性があるため、給電線3の先端部をバレル研磨や放電加工してカットバリを除去しておくことが望ましい。
本発明の前記効果を検証するため、12V35/35Wクラスのハロゲン電球の従来品と本実施の形態に係るもの(本発明品)に対して振幅(mm)、振動応力(N)、振動応力比(%)、振動耐久性(G)及び振動耐久性比(%)を比較したところ、表1に示すような結果が得られた。
Figure 2014103050

表1に示す結果より、本発明品は従来品と比べて振幅が3.29mmから0.9mmに抑えられ、この結果、振動応力が3.76Nから1.14Nへと30%減少し、振動耐久性が4.5Gから8.5Gへと189%も高められた。
<実施の形態2>
次に本発明の実施の形態2を図3に基づいて以下に説明する。
図3は本発明の実施の形態2に係る車両用電球の正面図であり、本図においては図1に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、シールドカップ8に3本の給電線3〜5とは別の給電線10を接続し、該給電線10の先端部をガラス球管2のチップオフ部2aの内部に挿入し、該先端部とチップオフ部2aの内周との間に微小隙間を形成したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1のそれと同様である。
而して、本実施の形態においても、給電線10の先端部をガラス球管2のチップオフ部2aの内部に挿入し、該先端部とチップオフ部2aの内周との間に微小隙間を形成したため、給電線3〜5,10の共振が抑えられ、共振に伴う両フィレメント6,7への応力集中が避けられ、両フィラメント6,7の変形や断線が防がれて振動耐久性が高められるという前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
尚、以上は本発明を自動車のヘッドランプの光源として使用されるハロゲン電球に対して適用した形態について説明したが、本発明は、自動車以外の自動二輪車等の車両に使用されるハロゲン電球、或いは他の任意の車両用電球に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 ハロゲン電球(車両用電球)
2 ガラス球管
2a ガラス球管のチップオフ部
2b ガラス球管の封止部
3〜5 給電線
6 すれ違いビーム用フィラメント
7 走行ビーム用フィラメント
8 シールドカップ
9 ブリッジガラス
10 給電線
S 密閉空間
δ 微小隙間

Claims (2)

  1. 一端が絞り込まれた中空封止部としてのチップオフ部が一端に形成されたガラス球管の内部の密閉空間に、該ガラス球管の他端封止部を貫通する複数本の給電線と、該給電線に接続されたフィラメントを収容して成る車両用電球において、
    前記給電線の少なくとも1本を延長し、その先端部を前記ガラス球管のチップオフ部の内部に挿入し、該先端部とチップオフ部内周との間に微小隙間を形成したことを特徴とする車両用電球。
  2. 前記ガラス球管内部の密閉空間に、前記フィラメントが発する光の一部を遮蔽するシールドカップを収容し、該シールドカップに前記給電線とは別の給電線を接続し、該給電線の先端部を前記ガラス球管のチップオフ部の内部に挿入し、該先端部とチップオフ部内周との間に微小隙間を形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用電球。
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