JP2014101124A - 充填機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】充填対象物を充填バルブ8によって充填される包材1のスパウト部3をチャッキングする把持機構を備え、上記包材1が複数のフィルム袋体2を一体に成形して成り、該フィルム袋体2同士がミシン目で繋がり、上記充填バルブ8により充填対象物を、上記包材1を構成する一のフィルム袋体2に充填中又は充填後に上記ミシン目の一部をカットする切断機構11を備え、上記把持機構を開放することによって、充填対象物充填後の上記一のフィルム袋体2を自重により落下させるようにして成ることとした。
【選択図】図2
Description
この充填機では、包材を充填対象物で充填した後、キャップをし、次いで、カッターによって、包材である連続袋間のミシン目を切り離すようにしている。
充填バルブ8より上記包材内部を真空引きし、この際、各自動バルブの開閉状態(第1の開閉状態)を以下の通りとし、
自動バルブ52: 開放
自動バルブ54: 閉成
自動バルブ56: 閉成
自動バルブ58: 開放
自動バルブ60: 開放
真空ポンプ62に直結する基幹バルブ66を、真空ポンプ62が稼動している間は、開放し、
第1の開閉状態で、包材内からの空気が、自動バルブ52、自動バルブ58、基幹バルブ66を通して、真空ポンプ62によって真空引きされ、包材内の空気を除去し、充填中の発泡を抑え、一方、自動バルブ60を大気に開放し、空気を抜いた状態で密着充填することで、液体の発泡を防止することができるようにしてなる充填機も提供される。
真空チャンバー50と充填バルブ8との間に介在する自動バルブ52と、真空チャンバー50を大気に開放するための自動バルブ54と、真空チャンバー50と真空ポンプ62を接続する管路72に、真空チャンバー50からの流れ方向に介在する自動バルブ58及び基幹バルブ66と、自動バルブ58及び基幹バルブ66の間に、大気開放のために介在する自動バルブ60と、基幹バルブ66の下流の真空ポンプ62とを備え、
包材への液体の充填後、充填バルブ8をスパウト部3から離脱させ、その直後に、充填バルブ8の先端にたまった液を、以下の各自動バルブの開閉状態(第2の開閉状態)で真空引きし、
自動バルブ52: 開放
自動バルブ54: 閉成
自動バルブ56: 閉成
自動バルブ58: 開放
自動バルブ60: 閉成
自動バルブ60が閉成した状態で液ダレ防止をするようにしてなる充填機も提供される。
真空チャンバー50と充填バルブ8との間に介在する自動バルブ52と、真空チャンバー50を大気に開放するための自動バルブ54と、真空チャンバー50と真空ポンプ62を接続する管路72に、真空チャンバー50からの流れ方向に介在する自動バルブ58及び基幹バルブ66と、自動バルブ58及び基幹バルブ66の間に、大気開放のために介在する自動バルブ60と、基幹バルブ66の下流の真空ポンプ62とを備え、
自動バルブの開閉状態を以下の通りとし、
自動バルブ52: 閉成
自動バルブ54: 開放
自動バルブ56: 開放
自動バルブ58: 閉成
真空チャンバー50で回収した液を、充填バルブ8により液体を充填する際に排出することとしてなる充填機も提供される。
なお、以下の説明で、充填対象物を液体と想定している。しかし、本発明は、液体だけでなく、可能であれば粉体、粒状体等他の流動物にも適用することが可能である。
図1、図2において、1は包材を示す。該包材1は、複数連続するフィルム袋体2を一体に成形して成る。隣り合うフィルム袋体2同士は、ミシン目で繋がっている。
フィルム袋体2は、可撓性薄膜から形成され、キャップで施栓されるスパウト部3(液体注入口部)を有している。
図2で、5は完成品であるB・I・B(バッグ・イン・ボックス)であり、丈夫な段ボール容器6の内部にフィルム袋体2を収容するように構成されている。
さらに、図1に示すように、充填機7は、スパウト部3をチャッキングする把持機構(チャッキング部)を備える。把持機構は、一対の把手9、9から成るチャックで構成されている。
そして、充填機7は、フィルム袋体2に液体を充填中又は充填後に上記ミシン目をカットする切断機構11を備える。
包材1は、包材収納ボックス13に収納されている。フィルム袋体2は 、順次、包材収納ボックス13(図2)から引き出され、そのスパウト部3が搬送レール15、15の間隙に導かれて搬送される。
一方、追従するフィルム袋体2(B)も、包材ストッパー17によって、スパウト部3によって係止されることによって、位置を固定される。
紺も状態で、前後のスパウト部3、3の間に一定の張力が生じる。
先行するフィルム袋体2(A)は、傾斜ローラ台12に載置される。
一方、このようにフィルム袋体2(A)が自重によって傾斜ローラ台12上を移動することに伴って、複数連続するフィルム袋体2の包材1の全体が引き連れて搬送され、図1の状態に戻り、フィルム袋体2(B)が以前のフィルム袋体2(A)の位置に移動し、液体を充填される状態となる。
切断機構11は、二つのシリンダー30、32を備えている。シリンダー30は、伸長することによって、切断機構11の全体を上方に押し上げ、フィルム袋体2(A)と、フィルム袋体2(B)との間のミシン目に、切断突起34を近づける。
一方、切断テーブル36には孔部38が設けられ、切断突起34が挿通可能となっている。
切断機構11の全体が押し上げられることによって、切断テーブル36とレール15との間に、図示しない包材1のミシン目付近が緊密に把持される。
上記チャックを開放し、充填後のフィルム袋体2(A)の自重で切断されるに足る一部のみミシン目を切断すれば足りる。
切断突起34は、図3の側面から了解されるように鋭利ではなく、先端が曲面をなすように構成する。鋭利な先端であると却って包材を傷付けるおそれがあり、好ましくない。
また、スパウト部3は、図1〜図4の実施の形態では、幅方向で見て中央に位置させている。しかし、左右いずれかの角部に設置したものであってもよい。この場合、傾斜ローラ台12の上流から下流にかけて、幅方向で見てスパウト部3のない側を相対的に上方に位置させることが好適である。これによって、充填中に袋体が位置ずれすることを防止することができる。
図5の実施の形態で、主な構成要素として、8は充填バルブ、50は真空チャンバー、52、54、56、58、及び60は自動バルブ、62は真空ポンプである。
自動バルブ52は、真空チャンバー50と充填バルブ8との間に介在し、自動バルブ54は、真空チャンバー50を大気に開放するためのものである。
さらに、真空チャンバー50と真空ポンプ62を接続する管路72には、真空チャンバー50から見て、流れ方向で自動バルブ58と、基幹バルブ66とが介在する。自動バルブ58と、基幹バルブ66との間には、大気開放のための自動バルブ60が介在する。
まず、フィルム袋体2のスパウト部3を図1のレール15に通して、チャックの把手9、9でチャッキングする。
次いで、充填バルブ8の先端部より中央管64を通してフィルム袋体2の内部を真空引きする。この際、各自動バルブの開閉状態(第1の開閉状態)は以下の通りである。
自動バルブ54: 閉成
自動バルブ56: 閉成
自動バルブ58: 開放
自動バルブ60: 開放
自動バルブ52: 開放
自動バルブ54: 閉成
自動バルブ56: 閉成
自動バルブ58: 開放
自動バルブ60: 閉成
自動バルブ54: 開放
自動バルブ56: 開放
自動バルブ58: 閉成
このように、液体の充填中に、真空チャンバー50内を自動排液するので、一連の生産活動を定期的に止めるといったようなことが不要となる。また、このようにして、自動バルブ52を閉成し、真空チャンバー50内を自動排液するので、自動バルブ52を境として、真空チャンバー50等の内部がドライとなる。したがって、仮に真空ポンプ62が想定外に停止するという事態が起こっても、充填バルブ8側に液が逆流するといったことがない。
図6で、充填バルブ8の左右にした一方のキャッピング機構102は、打栓キャップ用のキャッピング機構である。他方のキャッピング機構104は、スクリューキャップ用のキャッピング機構である。
充填バルブ8による充填後、図示の部分が左右にいずれかに移動し、キャッピング機構102、104のいずれかが、スパウト部3の上に移動し、スパウト部3のキャッピングを行うことができる。
なお、打栓キャップは、コック付きのものであってもよい。
2 フィルム袋体
3 スパウト部
5 B・I・B
6 段ボール容器
7 充填機
8 充填バルブ
9 把手
11 切断機構
13 包材収納ボックス13
15 搬送レール
17 包材ストッパー
30、32 シリンダー
34 切断突起
36 切断テーブル
38 孔部
50 真空チャンバー
52、54、56、58、60 自動バルブ
62 真空ポンプ
64 中央管
66 基幹バルブ
102、104 キャッピング機構
Claims (4)
- 可撓性薄膜からなりキャップで施栓される充填対象物のスパウト部を有する包材の内部に充填バルブにより充填対象物を充填する充填機であって、上記充填対象物を上記充填バルブによって充填される包材の上記スパウト部をチャッキングする把持機構を備え、上記包材が複数のフィルム袋体を一体に成形して成り、該フィルム袋体同士がミシン目で繋がり、上記充填バルブにより充填対象物を、上記包材を構成する一のフィルム袋体に充填中又は充填後に上記ミシン目の一部をカットする切断機構を備え、上記把持機構を開放することによって、充填対象物充填後の上記一のフィルム袋体を自重により落下させるようにして成ることを特徴とする充填機。
- 可撓性薄膜からなりキャップで施栓される充填対象物のスパウト部3を有する包材の内部に充填バルブ8により充填対象物を充填する充填機であって、
真空チャンバー50と充填バルブ8との間に介在する自動バルブ52と、真空チャンバー50を大気に開放するための自動バルブ54と、真空チャンバー50と真空ポンプ62を接続する管路72に、真空チャンバー50からの流れ方向に介在する自動バルブ58及び基幹バルブ66と、自動バルブ58及び基幹バルブ66の間に、大気開放のために介在する自動バルブ60と、基幹バルブ66の下流の真空ポンプ62とを備え、
充填バルブ8より上記包材内部を真空引きし、この際、各自動バルブの開閉状態(第1の開閉状態)を以下の通りとし、
自動バルブ52: 開放
自動バルブ54: 閉成
自動バルブ56: 閉成
自動バルブ58: 開放
自動バルブ60: 開放
真空ポンプ62に直結する基幹バルブ66を、真空ポンプ62が稼動している間は、開放し、
第1の開閉状態で、包材内からの空気が、自動バルブ52、自動バルブ58、基幹バルブ66を通して、真空ポンプ62によって真空引きされ、包材内の空気を除去し、充填中の発泡を抑え、一方、自動バルブ60を大気に開放し、空気を抜いた状態で密着充填することで、液体の発泡を防止することができるようにしてなる充填機。 - 可撓性薄膜からなりキャップで施栓される充填対象物のスパウト部3を有する包材の内部に充填バルブ8により充填対象物を充填する充填機であって、
真空チャンバー50と充填バルブ8との間に介在する自動バルブ52と、真空チャンバー50を大気に開放するための自動バルブ54と、真空チャンバー50と真空ポンプ62を接続する管路72に、真空チャンバー50からの流れ方向に介在する自動バルブ58及び基幹バルブ66と、自動バルブ58及び基幹バルブ66の間に、大気開放のために介在する自動バルブ60と、基幹バルブ66の下流の真空ポンプ62とを備え、
包材への液体の充填後、充填バルブ8をスパウト部3から離脱させ、その直後に、充填バルブ8の先端にたまった液を、以下の各自動バルブの開閉状態(第2の開閉状態)で真空引きし、
自動バルブ52: 開放
自動バルブ54: 閉成
自動バルブ56: 閉成
自動バルブ58: 開放
自動バルブ60: 閉成
自動バルブ60が閉成した状態で液ダレ防止をするようにしてなる充填機。 - 可撓性薄膜からなりキャップで施栓される充填対象物のスパウト部3を有する包材の内部に充填バルブ8により充填対象物を充填する充填機であって、
真空チャンバー50と充填バルブ8との間に介在する自動バルブ52と、真空チャンバー50を大気に開放するための自動バルブ54と、真空チャンバー50と真空ポンプ62を接続する管路72に、真空チャンバー50からの流れ方向に介在する自動バルブ58及び基幹バルブ66と、自動バルブ58及び基幹バルブ66の間に、大気開放のために介在する自動バルブ60と、基幹バルブ66の下流の真空ポンプ62とを備え、
自動バルブの開閉状態を以下の通りとし、
自動バルブ52: 閉成
自動バルブ54: 開放
自動バルブ56: 開放
自動バルブ58: 閉成
真空チャンバー50で回収した液を、充填バルブ8により液体を充填する際に排出することとしてなる充填機。
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JP2016185823A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 東洋自動機株式会社 | 二連袋を用いた袋詰め包装方法及び装置 |
JP2018052581A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 凸版印刷株式会社 | 充填装置、バッグインボックスの製造装置、及びバッグの製造方法 |
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JPH05112336A (ja) * | 1991-10-14 | 1993-05-07 | Asahi Seiko Kk | ピロー型包装体送出装置 |
JP2008018962A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Hatayama Seikosho:Kk | 樹脂袋用液体充填機 |
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