JP2014101098A - 乳幼児用座席の幌構造 - Google Patents

乳幼児用座席の幌構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2014101098A
JP2014101098A JP2012256129A JP2012256129A JP2014101098A JP 2014101098 A JP2014101098 A JP 2014101098A JP 2012256129 A JP2012256129 A JP 2012256129A JP 2012256129 A JP2012256129 A JP 2012256129A JP 2014101098 A JP2014101098 A JP 2014101098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
open state
cloth
bones
link mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012256129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5946397B2 (ja
Inventor
hitoshi Yabuuchi
仁志 薮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aprica Childrens Products Kk
Newell Brands Japan GK
Original Assignee
Aprica Childrens Products Kk
Aprica Childrens Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aprica Childrens Products Kk, Aprica Childrens Products Inc filed Critical Aprica Childrens Products Kk
Priority to JP2012256129A priority Critical patent/JP5946397B2/ja
Publication of JP2014101098A publication Critical patent/JP2014101098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5946397B2 publication Critical patent/JP5946397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】美観を向上させることのできる、乳幼児用座席の幌構造を提供すること。
【解決手段】幌(1)は、互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている第1および第2の幌骨(11,12)と、第1および第2の幌骨(11,12)に渡される幌布(2)と、第1および第2の幌骨(11,12)を開状態に維持する開状態維持部材(3)と、開状態維持部材(3)に取付けられ、手で操作されることによって開状態を解除する操作手段(4)とを備える。上記幌布(2)は、開状態維持部材(3)を隠す隠ぺい部と、操作手段(4)を露出させる、たとえばスリット形状の開口部(25)とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、乳幼児用座席の幌構造に関し、特に、乳幼児用座席に取付けられる、折り畳み可能な幌の構造に関する。
乳母車等の乳幼児座席には、乳幼児への日射等を避けるために、幌が取り付けられることが多い。また、このような幌は、必要なときにのみ広げられるように折り畳み可能とされることが好ましい。
幌を折り畳み可能とするために、下端部分が連結された2つの幌骨を連結し、2つの幌骨のなす角度を可変とするリンク機構を備えた幌が従来より存在する。このようなリンク機構は、実開平4−45174号公報(特許文献1)や、特開2010−253976号公報(特許文献2)に開示されているように、典型的には、一端が一方の幌骨に連結された第1のリンクと、一端が他方の幌骨に連結され、かつ、他端が第1のリンクに連結された第2のリンクとを含む。
このようなリンク機構により幌の開閉操作を行うためには、ユーザは、リンク機構より側方に突出する操作部(操作つまみ)を上下移動させることによって、第1および第2のリンクを、直線状または屈曲した位置関係とする。
実開平4−45174号公報 特開2010−253976号公報
リンク機構により開閉を行う幌は、ラチェット機構により開閉を行う幌に比べて、幌を開いたときに、幌布を確実に張った状態で維持することができる。
一方で、上記文献にも示されるように、リンク機構を採用する幌では、リンク機構は幌布の外側に配置される。したがって、幌の美観という観点からすれば、必ずしもユーザの要求を満たしていない場合もあると考えられる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、美観を向上させることのできる、乳幼児用座席の幌構造を提供することである。
この発明のある局面に従う乳幼児用座席の幌構造は、乳幼児用座席に取付けられる、折り畳み可能な幌の構造であって、互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている第1および第2の幌骨と、第1および第2の幌骨に渡される幌布と、第1および第2の幌骨を開状態に維持する開状態維持部材と、開状態維持部材に取付けられ、手で操作されることによって開状態を解除する操作手段とを備える。幌布は、開状態維持部材を隠す隠ぺい部と、操作手段を露出させる開口部とを有する。
これにより、開状態維持部材が幌布によって隠されるため、幌の美観が向上される。また、操作手段は露出されるので、操作性の低下を回避できる。
好ましくは、幌布は、隠ぺい部および開口部が設けられた外布および内布を含み、開状態維持部材は、外布および内布の間に配置される。
好ましくは、開状態維持部材は、両端が第1および第2の幌骨に接するように配置され、第1および第2の幌骨の位置を固定することによって開状態を維持する剛性部材を含み、操作手段は、剛性部材上に設けられ、剛性部材の位置を変更するために操作される。
好ましくは、開口部は、操作手段の移動方向に沿って延びるスリットである。
好ましくは、隠ぺい部の裏面側に配置され、操作手段を一方端とする操作連結部に設けられたフランジ部とをさらに備える。
好ましくは、下端部分において第1および第2の幌骨と連結され、第1および第2の幌骨間に配置される第3の幌骨をさらに備える。
好ましくは、剛性部材は、一方端が第1の幌骨に回動可能に連結された第1のリンク部材と、一方端が第2の幌骨に回動可能に連結され、他方端が第1のリンク部材の他方端に回動可能に連結された第2のリンク部材とを有する。
本発明によれば、幌の美観を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る幌の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る幌の構造を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る幌の内部構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるリンク機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるリンク機構を示す正面図である。 本発明の実施の形態におけるリンク機構の側面図である。 本発明の実施の形態において、開状態であるときの幌を示す側面図である。 本発明の実施の形態において、開状態から閉状態への移行途中における幌を示す側面図である。 本発明の実施の形態において、閉状態であるときの幌を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る幌を取付けた乳母車の外観を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る幌を取付けた乳母車の外観を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る幌を取付けた乳母車の外観を示す側面図である。 (A)〜(C)は、リンク機構の第1の変形例を示す概念図である。 (A)〜(C)は、リンク機構の第2の変形例を示す概念図である。 幌骨間を結ぶ連結軸の変形例を示す概念図である。 幌骨間を結ぶ連結軸の変形例を示す概念図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(幌構造の概要について)
はじめに、本実施の形態における、折り畳み可能な幌構造の概要について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る幌1の外観を示す斜視図である。図2は、幌1の構造を示す側面図である。図3は、幌1の内部構造を示す斜視図である。
図2および図3を参照して、幌1は、互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている幌骨11,12と、幌骨11,12に渡される幌布2とを備えている。各幌骨11,12は、逆U字形状である。各幌骨11,12の一端および他端は、それぞれ連結軸10によって回動可能に連結されている。なお、本実施の形態では、幌骨11,12が互いに離れたり近づいたりする方向を「前後方向」、連結軸10間を結ぶ方向(前後方向と直交する方向)を「左右方向」として以下説明する。
幌布2は、典型的には、幌骨11,12の外側および内側をそれぞれ覆う外布21および内布22を含む。外布21および内布22は、たとえば、それぞれの外周端縁において縫い付けられている。
幌1は、折り畳み可能であるため、幌1には、幌骨11,12を開状態に維持するための開状態維持部材としてのリンク機構3と、リンク機構3上に取付けられた操作部4とが備えられる。リンク機構3は、その両端が、幌骨11,12に接するように配置される。リンク機構3は、幌1の両側(左右方向)に設けられており、幌骨11,12の位置を固定することによって、開状態を維持することができる。なお、リンク機構3の具体的な構造例については後述する。
操作部4は、ユーザの手で操作されることによって、リンク機構3の位置を変更する。つまり、操作部4の操作に応じて、幌骨11,12は、開状態とされたり、開状態が解除されたりする。操作部4は、たとえば、球状である。
なお、左右両側に設けられた2つのリンク機構3の動作が連動するように構成すれば、操作部4は、幌1の一方側にのみ設けられていてもよい。
ここで、リンク機構3は、図1に示されるように幌布2によって隠されており、操作部4のみが幌布2より露出している。つまり、本実施の形態では、リンク機構3は、外布21と内布22との間に配置されており、幌布2の外布21には、リンク機構3を隠す隠ぺい部23と、操作部4のみを露出させる開口部25とが設けられている。
隠ぺい部23は、リンク機構3の移動可能範囲を覆う部分に形成される。開口部25の幅は、操作部4の幅(前後方向長さ)よりも小さいことが望ましく、本実施の形態では、開口部25は、操作部4の移動方向に沿って延びるスリットである。なお、操作部4の移動をスムーズに案内するためには、開口部25の周囲部分を縫い付けて硬くしておくことが望ましい。
このように、リンク機構3を幌布2に隠し、操作部4のみを露出させることで、操作性を低下させることなく幌1の美観が向上される。
幌1は、乳幼児座席に取付け可能である。したがって、幌1は、乳幼児座席に幌1を取付けるための取付け部材6として、たとえばスリーブを備えている。取付け部材6は、幌骨11,12間を連結する連結軸10が一端に固定された支持板61の他端に取付けられている。
図3を参照して、幌1は、さらに、幌骨11,12間にワイヤ13が設けられてもよい。ワイヤ13は、幌骨11,12とほぼ同じ大きさの逆U字形状である。これにより、ワイヤ13も、幌骨として機能する。なお、ワイヤ13の下端部分は、図3に示されるように連結軸10に固定されてもよいし、幌布2の外布21の裏側に固定されてもよい。
このように、幌1にワイヤ13が設けられた場合、開状態において、幌布2(外布21)の上部がワイヤ13に沿うため、幌布2の垂れ下がりを防止することができる。その結果、幌1の美観がさらに高められる。
(リンク機構周辺の構造例について)
次に、本実施の形態におけるリンク機構3周辺の構造例について説明する。
図4は、本発明の実施の形態におけるリンク機構3を示す斜視図、図5は、リンク機構3を示す正面図、図6は、リンク機構3の側面図である。
図4および図5を参照して、リンク機構3は、剛性部材として、たとえば2つのリンク板31,32を含む。リンク板31は、ピン33によって一端が幌骨11に回動可能に連結され、リンク板32は、ピン34によって一端が幌骨12に回動可能に連結される。また、リンク板31および32は、互いの他端において、図示しないピンを軸方向に含む軸30によって回動可能に連結されている。
操作部4は、リンク機構3より突出して設けられており、リンク機構3と操作部4とは、左右方向に延びる操作連結部5によって連結されている。このように、操作部4は、操作連結部5を介してリンク機構3上に取り付けられている。本実施の形態では、操作連結部5は、軸30の延長線上に配置されている。
操作連結部5には、操作部4の上下移動を案内する案内手段として、フランジ部52が設けられている。フランジ部52は、開口部25の幅よりも大きくなるよう形成されている。図6に示されるように、フランジ部52は、外布21(隠ぺい部23)の裏面側に配置されるため、操作部4を上下移動させる際に、フランジ部52が、開口部25周囲の布と面接触しながら相対移動を案内する。そのため、リンク板31,32が折れ曲がる際に、外布21を挟み込んでしまうことを回避できるため、操作部4の上下移動をスムーズに行うことができる。
図6を参照して、操作連結部5には、上下方向に貫通する貫通孔51が形成されている。貫通孔51には、図3に示したワイヤ13が摺動可能に挿入される。これにより、ワイヤ13が延びる方向に沿って、操作連結部5を移動させることができるため、操作部4の上下移動をスムーズにすることができる。したがって、ワイヤ13は、幌骨としてだけでなく、操作部4の上下移動を案内する案内手段としても機能する。
(リンク機構3の動作について)
ここで、本実施の形態における幌1の開閉動作を行う際のリンク機構3の動作について説明する。
図7は、本発明の実施の形態において、開状態であるときの幌1を示す側面図である。図8は、本発明の実施の形態において、開状態から閉状態への移行途中における幌1を示す側面図である。図9は、本発明の実施の形態において、閉状態であるときの幌1を示す側面図である。
図4および図7〜9を参照して、操作部4によって、軸30が、上方位置からリンク板31とリンク板32とが直線状に整列する思案点を越えるように下方に移動された場合、開状態が維持される。つまり、図7に示す、幌1が開状態のとき、すなわち幌骨11,12が開状態のとき、操作部4および軸30は最下方位置にある。
逆に、操作部4によって軸30が、再下方位置から思案点を越えて上方に移動された場合、開状態は解除される。この場合、軸30を中心として、リンク板31とリンク板32とが折れ曲がる状態となる。操作部4によって、軸30が最上方位置まで移動操作されると、幌1は、図9に示されるように、完全に閉状態となる。
(幌の取付け態様)
本実施の形態における幌1は、乳幼児用座席の一例として乳母車に取付け可能である。
図10〜12は、本発明の実施の形態に係る幌1を取付けた乳母車100の外観を示す側面図である。図10には、開状態であるときの幌1の外観が示され、図11には、開状態から閉状態への移行途中における幌1の外観が示され、図12には、閉状態であるときの幌1の外観が示されている。
図10を参照して、乳母車100は、車体フレームとして、主に、一対の前脚101、一対の後脚102、一対の押し棒103、一対のハンドル部材104、および、座席ハンモック(図示せず)の座部を支持するように前後方向に延びる一対の座席支持棒105とを備えている。
本実施の形態では、一対の取付け部材6それぞれが一対の押し棒103に固定されることで、幌1は、乳母車100に取付けられている。上述のように、幌布2には、リンク機構3を隠す隠ぺい部23と、操作部4を露出する開口部25とが設けられている。したがって、開状態(図10)、移行途中(図11)および閉状態(図12)のいずれにおいても、リンク機構3が幌布2によって隠されているため、常に幌1の美観が保たれる。その結果、乳母車100全体の美観も向上させることができる。
また、このように、リンク機構3が隠ぺい部23の裏側に配置されることで、幌1の開状態を解除するために、乳母車100のユーザが操作部4を操作する際に、折れ曲がるリンク板31,32間に誤って指を挟み込む心配もなくなる。
また、本実施の形態では、リンク機構3は、外布21および内布22の間に配置されるため、乳母車100の座部に座っている乳幼児が、折れ曲がるリンク板31,32間に指等を挟み込む心配もない。
なお、上述のように、幌布2は、外布21および内布22によって構成される袋状のシートであることが望ましいが、リンク機構3が外部より隠されていれば、他の構成であってもよい。たとえば、幌布2は、上記外布21に相当する一枚のシートで構成されていてもよい。この場合、当該シートは、たとえば、幌骨11,12の各々を覆うように、外周端縁において袋状部を形成していればよい。この場合、乳母車100の座部側においてもリンク機構3が隠されるように、リンク機構3の移動範囲を含む部分にのみ、内布22が部分的に配置されてもよい。
あるいは、内布22に相当する一枚のシートの外側において、リンク機構3が隠されるように、リンク機構3の移動範囲を含む部分にのみ、外布21が部分的に配置されてもよい。この場合も、当該シートが、幌骨11,12の各々を覆うように、外周端縁において袋状部を形成していてもよい。
なお、上記実施の形態では、操作連結部5が、2つのリンク板31,32を連結する軸30の延長線上に設けられることとしたが、操作部4の移動と操作連結部5の移動とが連動していれば、操作連結部5の配置位置は他の位置であってもよい。たとえば、操作連結部5は、いずれかのリンク板31,32上であって、軸30の軸心よりも上側あるいは下側の位置から延びるように設けられていてもよい。また、本実施の形態では、操作連結部5の形状として略円筒形状の例を示したが、たとえば板状など、他の形状であってもよい。
また、上記実施の形態では、開状態維持部材としてのリンク機構3は、2つのリンク板31,32と、これらを回動可能に連結する1つの軸30とを含む構成としたが、このような構成に限定されない。以下に、リンク機構3の変形例について説明する。
(リンク機構の変形例)
図13(A)〜(C)は、リンク機構の第1の変形例を示す概念図である。
図13(A)〜(C)を参照して、リンク機構3Aは、一端が幌骨11に回動可能に連結されるリンク板31Aと、一端が幌骨12に回動可能に連結されるリンク板32Aと、一端がリンク板31Aに回動可能に連結され、他端がリンク板32Aに回動可能に連結されるリンク板33とを含む。リンク板31A,32Aは、剛性を有する棒状部材であってもよい。リンク板33の長手方向中央に、操作部4が突出して設けられている。リンク板31Aおよびリンク板32Aの長手方向の長さは略同一である。
操作部4によって中央のリンク板33が、上方位置から、リンク板31とリンク板32とリンク板33とが直線状に整列する思案点を越えるように下方に移動された場合、開状態が維持される。逆に、操作部4によって中央のリンク板33が、再下方位置から思案点を越えて上方に移動された場合、開状態は解除される。この場合、リンク板33を中心として、リンク板31Aおよびリンク板32Aが折れ曲がる状態となる。
本変形例のリンク機構3Aにおいても、リンク板33と操作部4との間を連結する操作連結部も、図4および6に示した操作連結部5と同様の構造であってよい。したがって、本変形例においても、操作連結部に、ワイヤ13を通す貫通孔51およびフランジ部52が設けられているため、外布21の裏側にリンク機構3Aが配置された場合でも、操作部4の上下移動をスムーズに行える。
図14(A)〜(C)は、リンク機構の第2の変形例を示す概念図である。
図14(A)〜(C)を参照して、リンク機構3Bは、幌骨11に沿ってスライド可能なスライド部材35と、スライド部材35よりも下方位置に固定されるストッパ36と、一端がスライド部材35に回動可能に連結され、他端が幌骨12に回動可能に連結されるリンク板31Bとを含む。リンク板31Bは、剛性を有する棒状部材であってもよい。スライド部材35の側面に、操作部4が突出して設けられている。
操作部4によってスライド部材35が、上方位置から、幌骨11とリンク板31Bとのなす角度が90°の思案点を越えるように下方に移動された場合、開状態が維持される。幌骨11,12が開状態のときの角度θは、鈍角であり、95°程度である。また、このときに、スライド部材35とストッパ36とが当接する。
逆に、操作部4によってスライド部材35が、再下方位置から思案点を越えて上方に移動された場合、開状態は解除される。この場合、幌骨11とリンク板31Bとのなす角度は、鋭角となる。
本変形例のリンク機構3Bにおいても、スライド部材35と操作部4との間を連結する操作連結部は、図4および6に示した操作連結部5と同様の構造であってよい。なお、本変形例では、操作部4が幌骨11に沿う位置に配置されるため、図6に示した貫通孔51はなくてもよい。しかしながら、本変形例においても、開状態時の幌布2の垂れ下がりを防止するために、幌骨として機能するワイヤ13が配置されてもよい。
なお、上記実施の形態および変形例では、幌骨11および12は、1つの連結軸10によって下端部分において連結されることとした。しかしながら、たとえば図15および16に示されるように、幌骨11および12は、2つの連結軸10a,10bによって連結されてもよい。
また、上記実施の形態では、幌1が取付けられる乳幼児座席の一例として、乳母車100を挙げたが、取付け部材60の形状を、幌1の取付け場所に応じた形状とすることで、たとえばチャイルドシートなどに取付けることもできる。
以上説明した本実施の形態に係る幌によれば、操作性を損なうことなく、幌の美観を向上させることができる。その結果、美観を求めるユーザの要求を十分に満たすことが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 幌、2 幌布、3,3A,3B リンク機構、4 操作部、5 操作連結部、6 取付け部材、10,10a,10b 連結軸、11,12,13 幌骨、21 外布、22 内布、23 隠ぺい部、25 開口部、30 軸、31,31A,31B,32,33 リンク板、35 スライド部、36 ストッパ、51 貫通孔、52 フランジ部、60 取付け部材、100 乳母車、101 前脚、102 後脚、103 押し棒、104 ハンドル部材、105 座席支持棒。

Claims (7)

  1. 乳幼児用座席に取付けられる、折り畳み可能な幌の構造であって、
    互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている第1および第2の幌骨と、
    前記第1および第2の幌骨に渡される幌布と、
    前記第1および第2の幌骨を開状態に維持する開状態維持部材と、
    前記開状態維持部材に取付けられ、手で操作されることによって前記開状態を解除する操作手段とを備え、
    前記幌布は、前記開状態維持部材を隠す隠ぺい部と、前記操作手段を露出させる開口部とを有する、乳幼児用座席の幌構造。
  2. 前記幌布は、前記隠ぺい部および前記開口部が設けられた外布および内布を含み、
    前記開状態維持部材は、前記外布および前記内布の間に配置される、請求項1に記載の乳幼児用座席の幌構造。
  3. 前記開状態維持部材は、両端が前記第1および第2の幌骨に接するように配置され、前記第1および第2の幌骨の位置を固定することによって前記開状態を維持する剛性部材を含み、
    前記操作手段は、前記剛性部材上に設けられ、前記剛性部材の位置を変更するために操作される、請求項1または2に記載の乳幼児用座席の幌構造。
  4. 前記開口部は、前記操作手段の移動方向に沿って延びるスリットである、請求項3に記載の乳幼児用座席の幌構造。
  5. 前記隠ぺい部の裏面側に配置され、前記操作手段を一方端とする操作連結部に設けられたフランジ部とをさらに備える、請求項3または4に記載の乳幼児用座席の幌構造。
  6. 下端部分において前記第1および第2の幌骨と連結され、前記第1および第2の幌骨間に配置される第3の幌骨をさらに備える、請求項3〜5のいずれかに記載の乳幼児用座席の幌構造。
  7. 前記剛性部材は、
    一方端が前記第1の幌骨に回動可能に連結された第1のリンク部材と、
    一方端が前記第2の幌骨に回動可能に連結され、他方端が前記第1のリンク部材の他方端に回動可能に連結された第2のリンク部材とを有する、請求項3〜6のいずれかに記載の乳幼児用座席の幌構造。
JP2012256129A 2012-11-22 2012-11-22 乳幼児用座席の幌構造 Active JP5946397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012256129A JP5946397B2 (ja) 2012-11-22 2012-11-22 乳幼児用座席の幌構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012256129A JP5946397B2 (ja) 2012-11-22 2012-11-22 乳幼児用座席の幌構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014101098A true JP2014101098A (ja) 2014-06-05
JP5946397B2 JP5946397B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=51024002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012256129A Active JP5946397B2 (ja) 2012-11-22 2012-11-22 乳幼児用座席の幌構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5946397B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6073662U (ja) * 1983-10-27 1985-05-23 アップリカ葛西株式会社 乳母車の日除けカバ−のフレ−ム構造
JPH0225365U (ja) * 1988-08-09 1990-02-20
JPH0445174U (ja) * 1990-08-22 1992-04-16
WO2006006405A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Aprica Ikujikenkyukai Aprica Kassai Kabushikikaisha 育児器具および幌

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6073662U (ja) * 1983-10-27 1985-05-23 アップリカ葛西株式会社 乳母車の日除けカバ−のフレ−ム構造
JPH0225365U (ja) * 1988-08-09 1990-02-20
JPH0445174U (ja) * 1990-08-22 1992-04-16
WO2006006405A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Aprica Ikujikenkyukai Aprica Kassai Kabushikikaisha 育児器具および幌

Also Published As

Publication number Publication date
JP5946397B2 (ja) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5232437B2 (ja) 幌付折畳式乳母車
JP5301342B2 (ja) 折畳式手押し車
JP2009120182A (ja) 折畳式手押し車および折畳式乳母車
JP2009035066A (ja) 幌付折畳式乳母車
KR102400850B1 (ko) 차양, 육아 기구, 유모차, 차일드 시트 및 애완동물용 카트
JP6599158B2 (ja) 折り畳み式の乳母車
WO2011090116A1 (ja) 折り畳み可能なベビーカー
KR20120100713A (ko) 절첩식 유모차
CN110022724B (zh) 椅子和椅子的罩构件
TW201618991A (zh) 嬰兒車
TW201628902A (zh) 嬰兒車
JP5953123B2 (ja) 押し棒スライド式乳母車
JP5946397B2 (ja) 乳幼児用座席の幌構造
JP4184071B2 (ja) ベビーカーの幌
KR102488863B1 (ko) 커버, 유모차용 수납 주머니 부착 커버 및 유모차
JP4549712B2 (ja) ベビーカーのハンドルロック連動装置
JP2006224711A (ja) 乳母車用カバー
TWI547402B (zh) Baby carriage
JP2014061768A (ja) ベビーカー
CN107697141B (zh) 手推车
KR20230117232A (ko) 후드 및 육아 기구
JP2005247218A (ja) ベビーカー
JP7248434B2 (ja) 浴室用椅子
JP4489462B2 (ja) ベビーカー
WO2024013941A1 (ja) 乳母車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5946397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250