JP2014101035A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遠心式の送風機および熱交換器を用いて空調する空調装置に関する。 The present invention relates to an air conditioner that performs air conditioning using a centrifugal blower and a heat exchanger.
従来、車両の天井置きクーラユニットは、運転席および助手席が並ぶ1列目の座席とその後列にあたる2列目の座席の間の天井に配置される。クーラユニットは、外郭がユニットケースによって構成され、ユニットケース内に送風機とエバポレータが収容される。送風機は、車両の左右方向に軸が延びるクロスフローファンが用いられ、いわゆる吸込みタイプである。このような送風機の上流側にエバポレータが配置され、送風機とエバポレータとが前後方向に並ぶようにユニットケース内に配置されている(たとえば特許文献1参照)。 Conventionally, a ceiling-mounted cooler unit of a vehicle is disposed on a ceiling between a first row of seats in which a driver's seat and a passenger seat are arranged and a second row of seats in the rear row. The cooler unit has an outer case constituted by a unit case, and a blower and an evaporator are accommodated in the unit case. The blower is a so-called suction type in which a cross flow fan whose shaft extends in the left-right direction of the vehicle is used. An evaporator is disposed on the upstream side of such a blower, and the blower and the evaporator are disposed in the unit case so as to be aligned in the front-rear direction (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1に記載のクーラユニットでは、エバポレータがユニットケース内の車両左右方向を横断するように配置されている。したがってエバポレータにて発生するドレン水がユニットケース内を左右両方に流れるので、ドレンポートが左右両方に必要である。これによってドレン水を車室外に排出するためにドレンホースが少なくとも2本必要であるので、排出構造が複雑になるという問題がある。
In the cooler unit described in
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、ドレン水の排出構造を簡略化することができる空調装置を提供することを目的とする。 Then, this invention is made | formed in view of the above-mentioned problem, and it aims at providing the air conditioner which can simplify the discharge structure of drain water.
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。 The present invention employs the following technical means in order to achieve the aforementioned object.
本発明では、熱交換器は、ユニットケースにおけるケース方向の中心を含みケース方向に直交する仮想面(61)よりもケース方向のいずれか一方側にずれた位置に設けられていることを特徴とする空調装置である。 In the present invention, the heat exchanger is provided at a position shifted to one side of the case direction with respect to a virtual plane (61) including the center of the case direction in the unit case and perpendicular to the case direction. It is an air conditioner.
このような本発明に従えば、熱交換器は、ユニットケースにおけるケース方向の中心を含みケース方向に直交する仮想面よりもケース方向のいずれか一方側にずれた位置に設けられている。したがって熱交換器によって発生するドレン水も、ユニットケース内の熱交換器が配置される側に集めることができる。これによってユニットケース内の一方側(一箇所)に集まった水をユニットケース外に排出すればよいので、従来技術に比べてせき止め構造および排出構造を簡略化することができる。 According to such this invention, the heat exchanger is provided in the position which shifted | deviated to either one side of the case direction rather than the virtual surface which contains the center of the case direction in a unit case and is orthogonal to a case direction. Therefore, the drain water generated by the heat exchanger can also be collected on the side where the heat exchanger in the unit case is arranged. As a result, the water collected on one side (one place) in the unit case has only to be discharged out of the unit case, so that the damming structure and the discharge structure can be simplified as compared with the prior art.
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each above-mentioned means is an example which shows a corresponding relationship with the specific means as described in embodiment mentioned later.
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。 Hereinafter, a plurality of embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. In some embodiments, portions corresponding to the matters described in the preceding embodiments may be given the same reference numerals, or one letter may be added to the preceding reference numerals, and overlapping descriptions may be omitted. In addition, when a part of the configuration is described in each embodiment, the other parts of the configuration are the same as those of the embodiment described in advance. In addition to the combination of parts specifically described in each embodiment, the embodiments may be partially combined as long as the combination does not hinder the combination.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図3を用いて説明する。本実施形態の空調装置10は、たとえば自動車の車室の天井11に設置され、車室内の後部座席側を冷房する。空調装置10は、たとえば運転席および助手席が並ぶ1列目の座席とその後列にあたる2列目の座席の間の天井11に配置される。このような空調装置10は、一般にリアクーラと称されている。
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
空調装置10は、空調装置10の外郭を構成するユニットケース12を有している。ユニットケース12は、予め定める長手方向(ケース方向)に延びる扁平な直方体形状であって、図1の左右方向(長手方向)が車両の左右方向Xに対応し、図1の上下方向が車両の前後方向Yに対応し、図2の上下方向が車両の上下方向Zに対応する。したがってユニットケース12の長手方向は、車両の左右方向Xと平行である。またユニットケース12は、車両の上下方向Zに対応する厚みが幅および長さよりも小さい。したがって車両天井11に沿うように配置されるので、車室空間を圧迫することを防いでいる。ユニットケース12は、たとえば樹脂からなる。
The
車両前方側のユニットケース12の側部には、車室内に開口する吸込口13が形成されている。吸込口13は、ユニットケース12の外側の空間のある車室内の空気を吸入するための開口である。また車両後方側のユニットケース12の側部には、車室内に開口する吹出口14が形成されている。吹出口14は、ユニットケース12内から車室内に空気を吹き出すための開口である。
A
次にユニットケース12の内部の構成に関して説明する。ユニットケース12の内部には、蒸発器15と送風機16と配置されている。ユニットケース12内部の車両左右方向Xの一方側(本実施形態では図1の左方側)の端部には、蒸発器15(熱交換器)が設けられている。
Next, the internal configuration of the
蒸発器15は、通過する空気と内部を流れる冷媒とを熱交換して、通過する空気を冷却する冷却用熱交換器である。蒸発器15は、図示は省略するが、複数の冷媒流路を有し、この冷媒流路は冷凍サイクル(図示せず)と接続されている。そして蒸発器15の入口側の冷媒回路には、例えば、温度作動式の膨張弁(図示せず)が設けられている。この膨張弁によって、冷凍サイクルの冷媒配管からの高圧液冷媒を減圧して蒸発器15へ送り、そして蒸発器15は、冷媒流路を流れる減圧された冷媒の蒸発潜熱を空気から吸熱して空気を冷却、除湿するようになっている。
The
ユニットケース12内部の車両左右方向Xの他方側(本実施形態では図1の右方側)の端部には、遠心式の送風機16が設けられる。したがって送風機16は、蒸発器15とは左右方向Xの反対側に位置する。送風機16は、蒸発器15の下流側に設けられ、吸込口13から空気を吸入して、吸入した空気を送風する電動式の送風手段である。換言すると、蒸発器15は、送風機16の上流側に設けられる。送風機16は、図示しない電気回路からなる制御装置によって作動制御される。送風機16は、図示は省略するが、遠心多翼ファン(例えばシロッコファン)と、これを駆動するモータとを含んで構成される。遠心多翼ファンの周囲は、スクロールケーシング17で囲まれている。送風機16の吹出口16aは、遠心多翼ファンの遠心方向に延びるように設けられた通風路に接続されている。
A
次に、ユニットケース12の構成に関してさらに説明する。吸込口13から送風機16に至る空気通路は、互いに異なる通路中心軸を中心にした複数の通路部を含んで構成される。通路部の通路中心軸とは、通路部の断面中心(重心)を結んだ軸である。また通路部とは、ユニットケース12の内で、送風機16の駆動によって空気が流れる通路を形成している部分である。
Next, the configuration of the
吸込口13は、図1および図2に示すように、左右方向Xに延び、ユニットケース12の前方側側部の上半分を占めており、長方形状に形成される。またユニットケース12内には、吸込口13が形成される上層と、吸込口13が形成されていない下層とを隔てる仕切り板20が設けられる。したがって仕切り板20は、車両の上下方向Zに交差するように延びる。仕切り板20は、ユニットケース12内の全域ではなく、部分的に設けられ、少なくとも蒸発器15および送風機16が位置する部分には設けられていない。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
複数の通路部には、吸込側通路部31、蒸発器通路部32および送風機側通路部33とが含まれる。吸込側通路部31は、吸込口13から蒸発器15に至る前までの通路部である。吸込側通路部31は、図1に示すように、吸込口13から左斜め上方に向かう通路部である。したがって吸込側通路部31の通路中心軸は、図1に示すように左斜め上方に延びる。
The plurality of passage portions include a suction
蒸発器通路部32は、吸込側通路部31を通過した空気が車両下方に向かって流れて、蒸発器15を通過し、送風機側通路部33に至るまでの通路部である。したがって蒸発器通路部32は、通路中心軸が上下方向Zに延びる(図2および図3参照)。これによって、上層に位置する吸込側通路部31を通過した空気が、下層に位置する送風機側通路部33に送られる。
The
送風機側通路部33は、蒸発器通路部32を通過した空気が図2の右方に向かって流れて、送風機16に至るまでの通路部である。送風機側通路部33は、吸込側通路部31とは前述の仕切り板20によって区画されている。また送風機側通路部33は、通路中心軸が左右方向Xに延びる(図2および図3参照)。このように吸込口13から一直線で送風機16に至る空気通路はなく、吸込口13から吸い込まれた空気は、吸込側通路部31、蒸発器通路部32および送風機側通路部33を経て、送風機16に吸い込まれる。具体的には、吸込口13から吸い込まれた空気は、ユニットケース12内でいわゆるUターンした後、送風機16に吸い込まれる。換言すると、吸込口13から吸い込まれた空気は、少なくとも1回は向きが変更されて、変更後に送風機16に吸い込まれる。したがって空気流れが異なる複数の通路部がユニットケース12内には設けられている。
The blower
送風機16に吸い込まれた空気は、吹出口14から車室内に向けて吹き出される。吹出口14はユニットケース12の一つの外壁に設けられる。具体的には、吹出口14は、図1および図2に示すように、後方側側部の外壁に左右方向Xに間隔をあけて複数、本実施形態では4つ設けられる。また吹出口14の上下方向Zの位置は、互いに等しい。したがって空調装置10が車両に搭載された状態で、車両が水平にある状態では、吹出口14が水平方向に並んでいる。
The air sucked into the
各吹出口14と送風機16との距離は、最も左右方向Xの左方側(図1の右方側)に位置する吹出口14aが送風機16と最も近く、最も左右方向Xの右方側(図1の左方側)に位置する吹出口14bが、送風機16と最も遠い。各吹出口14は、送風機16から等距離になく、送風機16の吹出口16aの距離は各吹出口14毎に異なる。各吹出口14との距離は、本実施形態では各吹出口14の中心と送風機16のファンの中心軸との距離である。各吹出口14との距離は、たとえば各吹出口14の中心と送風機16の吹出口16aとの距離であってもよい。
The distance between each
また各吹出口14と蒸発器15との距離は、最も左右方向Xの右方側(図1の左方側)に位置する吹出口14bと最も近く、最も左右方向Xの左方側(図1の右方側)に位置する吹出口14aが最も遠い位置に配置されている。各吹出口14との距離とは、各吹出口14の中心と蒸発器15の重心との距離である。
The distance between each
それぞれの吹出口14は、長方形状に形成される。図1の右方の2つの吹出口14は、助手席側の後部座席に向けて空調風を送るための開口であり、左方の2つの吹出口14は、運転席側の後部座席に向けて空調風を送るための開口である。また吹出口14は、図1に示すように、下方に向けて開口している。図1に示すように、送風機16からの吹出口14に向かう通路部は、運転席側と助手席側との2つ有する。送風機16から送風された空気は、送風機16の直後ではユニットケース12の上層を流れ、図2に示すように、途中から下層に向かって流れる。そして前述の吹出口14から車室内に向けて送風される。このように吹出口14が左右方向Xに間隔をあけて設けられるので、運転席側および助手席側の後部座席に向けて空調風を送風することができる。
Each
次に、蒸発器15に関してさらに説明する。蒸発器15は、ユニットケース12における左右方向X(長手方向)の中心を含み左右方向Xに直交する仮想面61には存在せずに、ユニットケース12の左右方向Xの中心よりも左右方向Xのいずれか一方側にずれた位置に設けられている。蒸発器15は、本実施形態ではユニットケース12内部の車両左右方向Xの一方側(図1の左方側)の端部に設けられている。蒸発器15が仮想面61に存在しないとは、蒸発器15の端部であっても仮想面61にかかる部分が存在しないという意味である。したがって蒸発器15の左右方向Xの寸法は、少なくともユニットケース12の左右方向Xの寸法の半分よりも小さい。また蒸発器15はユニットケース12内の左右方向Xの端部にあることが好ましい。
Next, the
蒸発器15は、図3に示すように、外観が扁平状である。蒸発器15の厚み方向は、車両の左右方向Xに対して交差するように設けられている。蒸発器15は、好ましくは水平方向に沿った状態(0度、左右方向Xと厚み方向とが直交)以上30度以下(左右方向Xと厚み方向とが交差)となるように設けられている。本実施形態では蒸発器15は、車両前後方向Yに対して傾斜して設置され、ユニットケース12の上側のケースの内壁と下側のケースの内壁とで固定されている。
As shown in FIG. 3, the
蒸発器15が配置された空気の通路は、蒸発器通路部32によって構成される。蒸発器通路部32は、車両が水平状態であると上下方向Z(鉛直方向)に延びる。これによって吸込側通路部31を通過した空気が車両下方に向かって流れて、蒸発器15を通過し、送風機側通路部33に至る。
The air passage in which the
蒸発器15の表面には、空気を冷却する際にドレン水が発生する。このドレン水は、蒸発器15のうちユニットケース12の下側に対向する面からユニットケース12内に落下する。そこで蒸発器15が配置される側(図1の左方側)には、ドレン水をユニットケース12内にて蒸発器15が配置される側に留めるせき止め構造が設けられている。
Drain water is generated on the surface of the
具体的には、ユニットケース12の下側の内壁には、蒸発器15にて発生したドレン水(凝縮水)をせき止める堰部18が設けられている。堰部18は、ユニットケース12内意にて車両前後方向Yに延びる板状を成している(図2参照)。また堰部18は蒸発器15と送風機16との間に配置されている。したがって堰部18は、蒸発器15の下方の位置せず、蒸発器15の下方よりも送風機16側に位置するように設けられる。これによって蒸発器15から落下したドレン水は、確実に堰部18よりも左右方向Xの右方側に至ることになる。また堰部18の位置および高さは、ドレン水の発生量及び車両の最大登坂角度等を考慮して、せき止められたドレン水が堰部18を乗り越えないような高さとしている。
Specifically, a
ユニットケース12において、堰部18のそれぞれの近傍には、堰部18でせき止められたドレン水をユニットケース12外へ排出する排出部として排水口19が設けられている。排水口19には、それぞれ、ドレン水を車両下方へ案内するドレインホース(図示せず)が接続されている。ドレンホースは、車両下方に導かれ車外へドレン水が排出されるようになっている。ドレンホースは、車室側には露出せずに、たとえば天井11やピラーなどに埋め込まれて、天井11から車両下方まで配設される。
In the
以上説明したように本実施形態の空調装置10は、蒸発器15は、ユニットケース12における左右方向X(長手方向)の中心を含み左右方向Xに直交する仮想面61には存在せずに、ユニットケース12の左右方向Xの中心よりも左右方向Xのいずれか一方側にずれた位置に設けられている。したがって蒸発器15によって発生するドレン水も、ユニットケース12内の蒸発器15が配置される側に集めることができる。これによってユニットケース12内の一方側(一箇所)に集まったドレン水をユニットケース12外に排出すればよいので、従来技術に比べて排出構造を簡略化することができる。
As described above, in the
また本実施形態では、蒸発器15をユニットケース12の端に搭載することでドレン水を片側に集め、ドレンホースの数を削減することができる。これによってドレンホースの製造コストを低減することができる。また蒸発器15をユニットケース12の端に搭載することでドレン水を片側に集めるので、ドレン水をユニットケース12外への排水のためにユニットケース12内に排水口19への傾斜を取る距離を短くすることができる。したがってユニットケース12の上下方向Zの寸法を抑えることができる。これによってユニットケース12を小型化することができる。
Moreover, in this embodiment, drain water can be collected on one side by mounting the
さらに本実施形態では、ユニットケース12の左右方向Xの一方側に送風機16が、他方側に蒸発器15が設けられる。したがって空調装置10を構成する部品のうち、比較的重い部品をユニットケース12の左右方向Xの両側に配置していることになる。これによって車両の天井11に搭載した際に、車両の強度が強い部分、たとえば車両のピラー側に重い部品を配置することができる。これによって車両取付状態でのユニット強度を高くすることができる。また空調装置10の左右方向Xの重量バランスもよくすることができる。
Furthermore, in this embodiment, the
また本実施形態では、ユニットケース12の左右方向Xの一方側に送風機16が、他方側に蒸発器15が設けられる。したがってユニットケース12の中央には、送風機16から送風された空気を複数の吹出口14に分配するためのスペースを確保できる。したがって低圧損化することができる。換言すると、送風機16と蒸発器15との間を、送風機16から吹出口14への通路に用いることができる。したがって風量割合の成立、吹出口位置の自由度向上を図ることができる。
Moreover, in this embodiment, the
さらに本実施形態では、蒸発器15を片側に寄せ、さらに蒸発器15を通過する空気は上方から下方に向かう。これによって蒸発器15のドレン水を通過する風によって除去することができる。したがって蒸発器15の保水量を低減でき、車両旋回時の水漏れ対策の簡易化することができる。また蒸発器15を傾斜させているので、ユニットケース12の上下方向Zの寸法を抑えることができる。
Further, in this embodiment, the
さらに本実施形態では、吸込口13から送風機16までの通路も仕切り板20によってUターンするように構成されている。これによって吸込通風路を長く取ることができ、吸込騒音の低減ができる。
Further, in the present embodiment, the passage from the
また本実施形態では、ユニットケース12内の送風機16の上流側に蒸発器15が設けられる。したがって、送風機16から吸込騒音は、蒸発器15を通過するので、蒸発器15によって吸込騒音を減衰させることができる。これによって吸込口13から発する吸込騒音を低減することができる。
In the present embodiment, the
さらに本実施形態では、吹出口14は、送風機16によって送風された空気を車室の後部座席が配置される空間に向けて吹き出すように空調装置10が配置される。これによって車両前方の空間がインパネ内の車両用空調装置によって空調されている場合には、その空調されている空気を吸い込んで、車両後方に送風することができる。また後部座席を空調するので、車両の前方に車両用空調装置がある場合には、併用することによって、車室内全体を空調することができる。
Furthermore, in this embodiment, the
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図4を用いて説明する。本実施形態では、蒸発器15Aの位置関係に特徴を有する。蒸発器15Aは、図6に示すように、スクロールケーシング17の吹出口16aに設けられる。換言すると、蒸発器15Aは、送風機16の下流側に設けられる。また蒸発器15Aは、仮想面61の他方側(図5の右方側)に設けられる。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. This embodiment is characterized by the positional relationship of the
このような本実施形態では、送風機16から吹出口14に至る騒音は、蒸発器15Aを通過するので、蒸発器15Aにて騒音を減衰させることができる。これによって吹出口14から発する騒音を低減することができる。
In this embodiment, since the noise from the
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に関して、図5および図6を用いて説明する。本実施形態では、吸込口13Bの位置および送風機16の吹出口16aから吹出口14に延びる通路部24の構成に特徴を有する。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, it has the characteristics in the structure of the position of the
吸込口13Bは、図6に示すように、第1実施形態よりも左右方向Xの右方側(図6の左方側)に寄っている。これによって吸込口13Bから覗いた場合、蒸発器15の一部を視認することができる。このように吸込口13Bから送風機16に至る経路が短くなるので、圧損を低減することができる。
As shown in FIG. 6, the
また送風機16の吹出口16aは、左右方向Xの右方側(図5の左方側)に向かって開口し、それからL字に屈曲している通路を通過後、二股に別れる通路部24を通過して、各吹出口14に至る。これによって、各吹出口14からの風量をより均等にすることができる。
Further, the
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
(Other embodiments)
The preferred embodiments of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。 The structure of the said embodiment is an illustration to the last, Comprising: The scope of the present invention is not limited to the range of these description. The scope of the present invention is indicated by the description of the scope of claims, and further includes meanings equivalent to the description of the scope of claims and all modifications within the scope.
前述の第1実施形態では、空調装置10は車両に設けられ、車室内を空調しているが、車両用に限るものではない。たとえば、工場内でスポット的に空調する空調装置10に適用してもよく、住居などの建物の室内を空調する空調装置10に適用してもよい。
In the first embodiment described above, the
前述の第1実施形態では、吹出口14は、車室の後方に送風機16によって送風していたが、車室の後方に限るものではなく、前方座席が配置される空間に向けて吹き出すように配置してもよい。
In the first embodiment described above, the
また前述の第1実施形態では、ユニットケース12は、車室の天井11に設けられているが、車室の天井11に限るものではなく、車室の内壁の他の部分、たとえばドア部の内壁に埋め込めこんでもよい。
In the first embodiment described above, the
また前述の第1実施形態では、ドレン水のせき止め構造は堰部18によって実現されているが、堰部18に限るものではなく、たとえばユニットケース12の底面を排水口19に向けて傾斜するような傾斜面に構成してもよい。これによってもドレン水を一方側に留めつつ、排水口19から排出することができる。さらにユニットケース12の底面自体の形状を内方に凸となる段差を有するように形成してもよい。これによって段差によって堰部18と同様の作用および効果を達成することができる。
In the first embodiment described above, the drain water blocking structure is realized by the
X…左右方向 Y…前後方向 Z…上下方向
10…空調装置 11…天井 12…ユニットケース
13…吸込口 14…吹出口 15…蒸発器(熱交換器)
16…送風機 18…堰部 19…排水口
31…吸込側通路部 32…蒸発器通路部 33…送風機側通路部
61…仮想面
X ... Left-right direction Y ... Front-rear direction Z ... Up-
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記ユニットケース内に設けられ、前記吸込口から前記空気を吸入して、前記吸入した前記空気を前記吹出口を介して前記ユニットケースの外側へ送風する遠心式の送風機(16)と、
前記ユニットケース内に設けられ、通過する空気を冷却する熱交換器(15)と、を含み、
前記ユニットケースは、少なくとも予め定めるケース方向に延びる形状であり、
前記熱交換器は、前記ユニットケースにおける前記ケース方向の中心を含み前記ケース方向に直交する仮想面(61)よりも前記ケース方向のいずれか一方側にずれた位置に設けられていることを特徴とする空調装置。 A unit case (12) provided with a suction port (13) for sucking outside air into the inside, and a blowout port (14) for blowing air from the inside to the outside;
A centrifugal blower (16) that is provided in the unit case, sucks the air from the suction port, and blows the sucked air to the outside of the unit case through the air outlet;
A heat exchanger (15) provided in the unit case for cooling the air passing therethrough,
The unit case has a shape extending in at least a predetermined case direction,
The heat exchanger is provided at a position shifted to one side of the case direction from a virtual plane (61) that includes the center of the case direction in the unit case and is orthogonal to the case direction. Air conditioner.
前記熱交換器の厚み方向は、前記ケース方向に対して交差するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空調装置。 The heat exchanger is flat,
The air conditioner according to claim 1 or 2, wherein a thickness direction of the heat exchanger is provided so as to intersect with the case direction.
前記ユニットケースの前記ケース方向は、前記車両の左右方向と平行であり、
前記吸込口は、車室内の空気を吸入し、
前記吹出口は、前記送風機によって送風された空気を前記車室内へ吹き出すことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の空調装置。 The unit case is provided in a vehicle,
The case direction of the unit case is parallel to the left-right direction of the vehicle,
The suction port sucks air in the passenger compartment,
The air conditioner according to any one of claims 1 to 7, wherein the air outlet blows air blown by the blower into the vehicle interior.
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2012
- 2012-11-20 JP JP2012254486A patent/JP2014101035A/en active Pending
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