JP2014099784A - オーディオアンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】音質の劣化が無く違和感の少ない増幅器の熱保護装置を内蔵したオーディオアンプを提供することを目的とする。
【解決手段】増幅器140と、増幅器140の温度が所定値を超えたことを検出し報知する温度検出器120と、温度検出器120の報知信号を受けて報知の間隔をカウントしボリューム値の演算をする制御器110と、制御器110によって演算されたボリューム値によってオーディオ入力信号を減衰するオーディオ信号処理回路130とを備え、制御器110は温度検出器120から増幅器140の温度が所定値を超えたことを示す報知を受けると、現在のボリューム値とカウントした報知の間隔の時間からボリューム値を演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーディオ信号を増幅する増幅器の熱保護装置を内蔵したオーディオアンプに関するものである。
一般に、オーディオアンプを周囲温度が高い環境や大入力で使用した場合、オーディオアンプ内の増幅器が発熱し、そのまま使用し続けると増幅器が熱破壊に至ってしまう。
従来の増幅器の熱保護装置として、増幅器が所定の温度以上となった時に、オーディオ入力信号を短い時間で繰り返し減衰させたり元に戻したりすることで、増幅器の発熱を抑え、音切れさせることなく熱保護動作するものが知られている(例えば特許文献1参照)。従来の増幅器の熱保護装置は、図7に示すような構成を有していた。
図7において、従来の増幅器の熱保護装置は、増幅器の温度を検出する温度検出回路1000と、パルス信号を周期的に出力する発振回路2000と、オーディオ入力信号を減衰させるミュート回路3000と、オーディオ信号を増幅して出力する増幅器4000とを有していた。また、ミュート回路は、第1ミュート回路3000aと第2ミュート回路3000bから成っていた。
増幅器4000の温度が上昇し所定値を超えると、温度検出回路1000からHレベル信号が第1ミュート回路3000a、および、発振回路2000へ出力される。そして第1ミュート回路3000aはオーディオ入力信号を所定レベル減衰させる。また、このとき発振回路2000は、温度検出回路1000からHレベル信号が入力されると発振を開始し、HレベルとLレベルが周期的に繰り返すパルス信号を第2ミュート回路3000bへ出力する。
第2ミュート回路3000bは、発振回路2000から入力されるパルス信号のHレベルおよびLレベルに合わせて第1ミュート回路によって減衰されたオーディオ入力信号をさらに所定レベル減衰したり、元に戻りしたりを繰り返す。これらの動作によりオーディオ入力信号を減衰させ、増幅器の熱保護動作を実現していた。
図8に従来の増幅器の熱保護装置の動作説明を示す。図8(a)は、温度検出回路1000の出力を示しており、図8(b)は、発振回路2000の出力を示しており、図8(c)は、ミュート回路3000の減衰量の変化を示している。
特開平11−355059号公報
しかしながら、従来の増幅器の熱保護では、音切れはしないが音を周期的に減衰させたり元に戻したりするために、音質が劣化してしまうという問題点があった。また、従来の増幅器の熱保護では、増幅器の温度のみで熱保護動作するかどうかを決めていたため、ユーザの使用環境(例えばボリュームが小さいとき)によってはボリュームの変化が大きく、ユーザが違和感を感じるという問題点があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、増幅器の温度が所定値に達した時に、現在のユーザの使用状況(ボリュームの位置や増幅器の温度上昇の傾き)によって、ボリュームを計算し直し、オーディオ入力信号を減衰させることで、熱保護動作時に音質が劣化せず、ボリューム変化が小さいため違和感の少ないオーディオアンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のオーディオアンプは、増幅器と、増幅器の温度が所定値を超えたことを検出し報知する温度検出器と、温度検出器の報知信号を受けて報知の間隔をカウントしボリューム値の演算をする制御器と、制御器によって演算されたボリューム値によってオーディオ入力信号を減衰するオーディオ信号処理回路とを備え、制御器は温度検出器から増幅器の温度が所定値を超えたことを示す報知を受けると、現在のボリューム値とカウントした報知の間隔の時間からボリューム値を演算する。
また、温度検出器に複数段階の温度を検出する機能をさらに備え、制御器は温度検出器より増幅器の温度が所定値を超えたことを示す報知を受けると、現在のボリューム値と複数段階の温度を検出して求めた温度上昇の傾きからボリューム値を演算する。
本発明によれば、ユーザの使用環境によって、音質劣化が無く違和感の少ない熱保護動作をする効果を奏する。
本発明の実施の形態1におけるオーディオシステムのブロック図 本発明の実施の形態1における熱保護装置の動作説明のためのフローチャート 本発明の実施の形態1における増幅器の温度変化の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるオーディオアンプのボリューム変化の一例を示す図 本発明の実施の形態2における熱保護装置の動作説明のためのフローチャート 本発明の実施の形態2における熱保護装置の動作説明のための図で、(a)増幅器の温度変化の一例を示す図、(b)オーディオアンプのボリューム変化の一例を示す図 従来の増幅器の熱保護装置のブロック図 従来の増幅器の熱保護装置の動作説明図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるオーディオアンプを備えるオーディオシステムについて図面を参照しながら説明する。図1は、増幅器の熱保護装置を内蔵したオーディオアンプ100を備えるオーディオシステム10の一例の構成を示している。オーディオアンプ100は、増幅器140と熱保護装置150を備え、オーディオヘッドユニット200と、スピーカ300が接続されている。
オーディオヘッドユニット200は、ボリューム操作などのユーザインターフェースとCD再生やラジオ受信などのオーディオ装置として機能し、オーディオアンプ100に対してボリューム操作などのユーザ操作情報やオーディオ信号を出力する。スピーカ300は、増幅器140が増幅したオーディオ信号を音として鳴らす装置である。
熱保護装置150は、制御器110と、温度検出器120と、オーディオ信号処理回路130で構成され、増幅器140の熱保護動作を実施する。
制御器110は、オーディオヘッドユニット200と、温度検出器120と、オーディオ信号処理回路130が接続されている。制御器110は、オーディオヘッドユニット200から送られてくるユーザが指定したボリューム値の制御と、温度検出器120からの報知信号を定期的に監視し熱保護動作によるボリューム値を演算してボリューム値を決定する。そして、オーディオ信号処理回路130へ決定したボリューム値を送る。
制御器110は、1回目に温度検出があってから2回目に温度検出があるまでの時間をカウントする動作も行う。ボリューム値は、例えば0から100まであり、ユーザはボリュームを1ステップ毎に設定できる。ボリューム値が100のとき(ボリューム最大)は、オーディオ入力信号は減衰させずに(0dB)増幅器140に入力され、ボリューム値が0のとき(ボリューム最小)は、オーディオ入力信号は−∞dB(MUTE)に減衰され増幅器140に入力される。また、1から99までのボリューム値にはそれぞれに減衰量が設定されている。
温度検出器120は、制御器110に接続され、増幅器140の温度を測定して温度が所定値以上になったときに制御器110に対して報知する。温度検出器120には、複数の温度の所定値を設定することが可能であり、それぞれの所定値に対応した複数の報知信号を制御器110へ送ることも可能である。
オーディオ信号処理回路130は、制御器110と、増幅器140と、オーディオヘッドユニット200に接続され、制御器110から送られてくるボリューム値によってオーディオヘッドユニット200から送られてくるオーディオ入力信号を減衰させる。
増幅器140は、オーディオ信号処理回路130とスピーカ300が接続され、オーディオ信号処理回路130によって減衰されたオーディオ信号を増幅し、スピーカ300を駆動する。
以上のように構成されたオーディオアンプ100の熱保護装置150について、以下にその処理動作を説明する。図2は本発明の実施の形態1における熱保護装置150の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、温度検出器120が増幅器140の温度を検出する。温度検出器120は、増幅器140の温度が所定値以上(例えば125℃以上)になったときに、制御器110に対して報知する。ステップS2では、増幅器140の温度が所定値以上か否かを制御器110が判断する。制御器110が定期的に温度検出器120からの報知信号を監視し、温度検出器120からの報知信号を制御器110が検知した場合に、増幅器140の温度が所定値以上であると判断する。
温度が所定値以上の場合(Yes)はステップS3に進み、温度が所定値以上では無い場合(No)には処理をステップS9に進める。
ステップS3では、制御器110は、増幅器140の温度が所定値以上となったのが1回目か否か、または、1回前に温度が所定値を超えてから一定時間以上経過したか否かを判断する。制御器110は、増幅器140の温度が所定値を超えた回数を記憶し、1回目が否かを判断する。また、制御器110は、増幅器140の温度が所定値を越えてから時間のカウントを始め、次に温度が所定値を超えるまでの時間を計測して、一定時間(例えば5秒とする)経過したか否かを判断する。
1回目または一定時間経過した場合(Yes)は、ステップS4に進み、2回目以上か
つ一定時間内の場合(No)は、ステップS6に進む。ステップS4では、ボリューム演算で使用する定数Yの値を初期化する(Yを10にする)。定数Yについては、ステップS5にて詳しい説明を行う。
ステップS5では、制御器110によって熱保護動作のためにボリュームを演算し、オーディオ信号処理回路130はボリュームを変更する。ボリュームを、現在のボリュームからXステップ下げる。ここでXステップは、(現在のボリュームステップ)÷定数Yによって計算する。定数Yは、熱保護動作のためのボリューム演算を行う時にボリュームの減衰量の変化を決める定数である。定数Yが小さくなれば、熱保護動作のためのボリューム演算のときに、ボリュームの減衰量が大きくなる。例えば、現在のボリュームが70、定数Yの初期値が10とした場合、Xは70÷10より7となり、現在のボリューム値から7ステップ下げる。ボリュームをXステップ下げる速度は、定数Yによって変える。定数Yの値が小さいほど、ボリュームを下げる速度を速くする。例えばボリュームを1ステップ下げる速さは、Y=10の時は10ミリ秒、Y=9の時は9ミリ秒というように、(Yの値)ミリ秒とする。
ステップS6では、制御器110は、1回前に増幅器140の温度が所定値を超えてから一定時間以上(例えば1秒以上とする)経過したか否かを判断する。前回から1秒未満の場合(No)はステップS7に進み、前回から1秒以上の場合(Yes)はステップS8に進む。
ステップS7では、ステップS5で行う熱保護動作のためのボリューム演算で使用する定数Yの値を変更する。定数Yの値を変更することにより、ボリューム演算後のボリュームの変化量を調整する。ステップS7では、前回から1秒内にもう一度温度が所定値を超えているため、Yの値を小さくしてボリュームを下げる量を大きくする。例えば、Y=5とする、または、Y=Y−2(ただしYは1以上)などである。
ステップS8では、ステップS7と同様にステップS5で行うボリューム演算処理で使用する定数Yの値を変更する。ステップ8では、前回温度が所定値を超えてから1秒以上5秒未満のため、ステップ7よりもボリュームの変化量がゆるやかになるようにYを変更する。例えば、Y=7とする、または、Y=Y−1(ただしYは1以上)などである。
ステップS5でボリュームを変更した後、処理をステップS1に戻し、増幅器140の温度を検出する。また、ステップS9では、オーディオシステム10の電源OFF等の終了検出を行い、終了しない場合(No)には処理をステップS1に戻す。
以上のように動作する熱保護装置150について、増幅器140の温度変化と、オーディオアンプ100のボリューム変化の一例を、それぞれ図3、図4を用いて説明する。
図3の実線aは、増幅器140の温度変化を示している。また、丸b、丸cはそれぞれ、1回目、2回目に増幅器140の温度が所定値を超えた点を示している。2回目に温度が超えた点(丸c)は、1回目(丸b)から1秒後を示している。
2回目に増幅器140の温度が所定値を超えた場合は、1回目に温度が超えた場合に比べ、増幅器140の温度が下がる傾きが大きくなっていることがわかる。
図4は、オーディオアンプ100のボリュームの変化を表しており、2回目に増幅器140の温度が所定値を超えた場合に、ボリュームの下げる量が大きくなっており、ボリュームを下げる時間も速くなっていることがわかる。
以上のように本実施の形態によれば、熱保護装置150によって、1回目に温度が所定
値を超えてから2回目に温度が所定値を超えるまでの時間を計測し、その時間によってボリュームを下げる量とボリュームを下げる速度を変化させることができるため、増幅器140の温度が所定値を超えるのが1回目の時はボリュームを下げる量を少なくし下げる速度を遅くすることで違和感の少ない熱保護動作を実現できる。
また、すぐに2回目に増幅器140の温度が所定値を超えた場合は、ボリュームを下げる量を大きくし下げる速度を速くすることができるため、確実に増幅器140を熱破壊から防ぐことできる。
また、熱保護動作時の音の減衰を、制御器110によってボリュームを演算しオーディオ信号処理回路130によってオーディオ入力信号を減衰することで実現するため、音質の劣化が無く熱保護動作を実現することができる。
なお、本実施形態では温度検出器120が検出する温度の所定値を125℃としているが、温度の所定値は125℃ではなく所望に応じて温度を任意の所定値に変更できるようにすることもできる。また、1回目に温度が所定値を超えてから2回目に温度が所定値を超える時間の基準を1秒、5秒としているが、所望に応じて時間を任意に変更できるようにすることもできる。
さらに、増幅器140の温度が所定値を超えたのが3回目以上の場合はさらにボリュームを下げる量を大きくしたり、ボリュームを下げる速度を速くすることもできる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるオーディオアンプを備えるオーディオシステムについて図面を参照しながら説明する。
実施の形態2においても、図1の構成で実現する。実施の形態1との相違点は、温度検出器120によって2段階の温度を検出し、温度上昇の傾きを求め、傾きによってボリュームを下げる量を変える処理を追加したことである。
1段階目の温度検出の所定値(以下、所定値1と呼ぶ)は、増幅器140の温度上昇の傾きを求めるために使用する。増幅器140の温度が所定値1を超えただけでは熱保護動作はしない。2段階目の温度検出の所定値(以下、所定値2と呼ぶ)は、熱保護動作を開始するために使用する。所定値1は所定値2よりも低い温度に設定する。制御器110は、増幅器140の温度が所定値1を超えてから所定値2を超えるまでの時間をカウントし、増幅器140の温度上昇の傾きを計算する。
図5は本発明の実施の形態2における熱保護装置150の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS11において、温度検出器120は増幅器140の温度を2段階で検出する。温度検出器120は、増幅器140の温度が所定値1(例えば、115℃)以上になった場合、または、所定値2(例えば125℃)以上になった場合に制御器110に対して報知する。温度検出器120が制御器110に対し報知する信号は、所定値1を超えた場合は報知信号1、所定値2を超えた場合は報知信号2というように、制御器110が区別できるように報知する。
ステップS12では、制御器110は増幅器140の温度が所定値2以上か否かを判断する。制御器110が定期的に温度検出器120からの報知信号を監視し、温度検出器120からの報知信号2があった場合に、増幅器140の温度が所定値2以上だと判断する
温度が所定値2以上の場合(Yes)はステップS13に進み、温度が所定値2以下の場合(No)は、処理をステップS16に進める。
ステップS13では、制御器110によって温度上昇の傾きを計算する。ステップS11にて温度検出器120が2段回で検出した温度と、その間の時間を使って増幅器140の温度上昇の傾きを計算する。制御器110は、115℃を検出したときの報知から時間のカウントを始め、125℃を検出するまでの時間を計測する。温度上昇の傾きを定数Zとした場合、Zは、制御器110によって(温度上昇分(=10℃))÷(10℃上昇するまでの時間)の式で計算する。例えば、115℃から125℃まで5秒で温度が上昇した場合、Z=10÷5=2となる。
ステップS14では、ステップS15のボリューム演算で使用する定数Yを、傾きZによって変更する。定数Yは、10÷Zなどの計算式を制御器110によって計算する。例えば、傾きZが2の場合、定数Yは、10÷2からY=5となる。ただし、定数Yは、10以上の場合は10とするなどの制限を設ける。
ステップ5では、制御器110によって熱保護動作のためにボリュームを演算し、オーディオ信号処理回路130はボリュームを変更する。ボリュームを、現在のボリュームからXステップ下げる。ここでXステップは、(現在のボリュームステップ)÷定数Yによって計算する。ボリュームをXステップ下げる速度は、定数Yによって変える。定数Yの値は小さいほど、ボリュームを下げる速度を速くする。例えばボリュームを1ステップ下げる速さは、Y=10の時は10ミリ秒、Y=9の時は9ミリ秒というように、(Yの値)ミリ秒とする。
以上のように動作する増幅器の熱保護装置150について、動作を図6を用いて説明する。
図6(a)は、横軸が時間、縦軸が増幅器140の温度のグラフで、図6(b)は横軸が時間、縦軸がボリュームのグラフを示している。
実線eは、温度上昇の傾きが大きい場合の、増幅器140の温度変化を示している。実線fは、温度上昇の傾きが小さい場合の、増幅器140の温度変化を示している。実線gは、増幅器140の温度変化が実線eの時の、ボリュームの変化を示している。実線hは、増幅器140の温度変化が実線fの時の、ボリュームの変化を示している。
図6は、温度上昇の傾きが大きい方が、下げるボリュームのステップ数が大きく、かつ、ボリュームを下げる速度が速くなることを示している。
以上のように本実施の形態によれば、温度検出器120の温度検出を2段階にし、温度上昇の傾きを求め、ボリュームを下げる量と下げる速度を変化させることができる。それにより、周囲温度が徐々に上がるなど増幅器140の温度上昇の変化量が小さい場合は、ボリュームを下げる量が小さく、ボリュームを下げる速度が遅くなるため、音の変化が少なくユーザにとって違和感の少ない熱保護動作が可能となる。周辺環境の温度が高い状態で、大音量なソースを再生した場合や、ユーザがボリュームを急激に上げた場合など増幅器140の温度上昇の傾きが非常に大きくなる場合には、ボリュームを下げる量が大きくなり、ボリュームを下げる速度が速くなるため、確実に増幅器140を熱破壊から防ぐことができる。
なお、本実施形態において、温度検出器120が検出する温度の所定値を115℃、1
25℃としているが、温度検出器120は所望に応じて温度の所定値と温度を検出する段階を任意に変更できるようにすることもできる。
さらに、本発明において、実施の形態1と実施の形態2を組み合わせて実施することで、さらにユーザの使用環境によってきめ細やかな増幅器の熱保護動作を実現することもできる。
本発明のオーディオアンプは、ユーザの使用環境によって、音質劣化が無く違和感の少ない熱保護動作をすることができるという効果を有し、車載用等のオーディオアンプ等として有用である。
10 オーディオシステム
100 オーディオアンプ
110 制御器
120 温度検出器
130 オーディオ信号処理回路
140 増幅器
150 熱保護装置
200 オーディオヘッドユニット
300 スピーカ

Claims (2)

  1. 増幅器と、前記増幅器の温度が所定値を超えたことを検出し報知する温度検出器と、前記温度検出器の報知信号を受けて報知の間隔をカウントしボリューム値の演算をする制御器と、前記制御器によって演算されたボリューム値によってオーディオ入力信号を減衰するオーディオ信号処理回路とを備え、前記制御器は前記温度検出器から増幅器の温度が所定値を超えたことを示す報知を受けると、現在のボリューム値とカウントした報知の間隔の時間からボリューム値を演算することを特徴とするオーディオアンプ。
  2. 前記温度検出器に複数段階の温度を検出する機能をさらに備え、前記制御器は前記温度検出器より増幅器の温度が所定値を超えたことを示す報知を受けると、現在のボリューム値と複数段階の温度を検出して求めた温度上昇の傾きからボリューム値を演算することを特徴とする請求項1記載のオーディオアンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017126972A (ja) * 2016-01-08 2017-07-20 オンキヨー株式会社 増幅装置

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