JP2014099592A - 薄い外形を有する物体を収容するための筐体 - Google Patents
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Abstract
【課題】デバイスを収納するための器具および/またはシステムに関し、当該器具は、デバイスが筐体内に嵌装され、それにより衝撃および/または液体等から保護され得るように構成された筐体を提供する。
【解決手段】当該筐体は、該筐体を形成するように、ともに取り外し可能に連結され得る、上部および底部部材を含み得る。当該上部および底部部材はそれぞれ、外周によって囲繞される前部および後部表面を含む。当該外周は、近位および遠位端、ならびに対向する側部によって画定される。当該上部および底部部材は、該上部および底部部材の外周に沿って延伸する、それぞれのクラスプ機構を含み得る。当該クラスプ機構は、上部および底部部材を相互に連結し、それにより、例えば、耐衝撃性および/または水密封止性において筐体を封止するように構成される。
【選択図】なし
【解決手段】当該筐体は、該筐体を形成するように、ともに取り外し可能に連結され得る、上部および底部部材を含み得る。当該上部および底部部材はそれぞれ、外周によって囲繞される前部および後部表面を含む。当該外周は、近位および遠位端、ならびに対向する側部によって画定される。当該上部および底部部材は、該上部および底部部材の外周に沿って延伸する、それぞれのクラスプ機構を含み得る。当該クラスプ機構は、上部および底部部材を相互に連結し、それにより、例えば、耐衝撃性および/または水密封止性において筐体を封止するように構成される。
【選択図】なし
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2012年7月1日出願の米国仮出願第61/654,785号、2012年9月10日出願の米国仮出願第61/699,239号、2012年10月9日出願の米国仮出願第61/711,737号、2012年10月18日出願の米国仮出願第61/715,830号、2012年11月6日出願の米国仮出願第61/723,317号、2013年1月7日出願の米国仮出願第61/749,870号、および2013年3月15日出願の米国仮出願第61/790,640号への優先権を主張する。本項において引用される出願の各々の開示は、それらの全体として参照することにより、本明細書に組み込まれる。
本出願は、2012年7月1日出願の米国仮出願第61/654,785号、2012年9月10日出願の米国仮出願第61/699,239号、2012年10月9日出願の米国仮出願第61/711,737号、2012年10月18日出願の米国仮出願第61/715,830号、2012年11月6日出願の米国仮出願第61/723,317号、2013年1月7日出願の米国仮出願第61/749,870号、および2013年3月15日出願の米国仮出願第61/790,640号への優先権を主張する。本項において引用される出願の各々の開示は、それらの全体として参照することにより、本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、物体が、要素、誤った取り扱い、および/または他の酷使からの保護を必要とする、電子デバイスといった1つ以上の物体を保護するための筐体に関する。例えば、一態様において、本開示は、電子デバイス、例えば、タブレットコンピュータ、携帯電話、電子リーダ、個人用情報端末、ビデオレコーダ、カメラ、GPSデバイス等を保護するための筐体に関する。多くの実施形態において、電子デバイスは、タッチスクリーンインターフェースを含み、カメラ機能、ビデオ機能、近接センサ、環境光センサ、ヘッドホンポート、充電ポート、スピーカ、マイクロホン、オン/オフおよび/もしくはボリュームボタン、ホームボタン制御等といった、1つ以上の他の機能、または示されるように、それらの構成要素のうちの1つ以上も含み得る。種々の例において、電子デバイスは、組み合わせカメラ、フラッシュ、および/またはマイクロホン機能を有し、カメラ機能は、その組み合わせの部材が同じ近傍に位置するといった、カメラレンズ、マイクロホン、およびフラッシュレンズのうちの1つ以上を含み得る。
雨、汚れ、粉塵、泥、雪、および水は、その形態の全てにおいて、種々の電子デバイスに損傷を与える可能性がある。かかるデバイスは、脆弱であるか、またはそうでなければ壊れやすく、酷使および/もしくは落下といった他の不適切な取り扱いによって損傷する可能性がある。したがって、保護を必要とするかかる物体が、厳しい条件、酷使、および/または不適切な取り扱いからそれを保護するように、その中に収納され得る、筐体を有することが有用である。
かかる電子デバイスは、公知であり、広く使用される。例えば、携帯電話またはタブレットコンピュータは、活動中、および伝統的な固定電話またはインターネット接続から離れている間、人々が相互と通信することを可能にする便利なツールである、電子デバイスである。例えば、モバイルデバイスは、人々が、音声、テキストメッセージ、SMS、IM等を介して通信することを可能にする。他のかかるポータブルデバイスとしては、コンピュータ、個人用情報端末、電子デジタルリーダ、電子ゲームデバイス、ビデオレコーダ、カメラ等が挙げられる。これらのデバイスのいくつかは、電話、インターネット、および/または音楽再生能力を有する。これらのデバイスは、ポータブルで使用に便利であり得る一方、それらは、いくつかの欠点に見舞われる。例えば、それらは、しばしば、高価であり、それらを厳しい天候および/または誤った取り扱いにより損傷しやすくする、脆弱な電子構成要素を含有する。
したがって、ポータブル電子デバイス、例えば、カメラおよび/もしくはビデオレンズ機能といった種々の機能を有し、機能がマイクロホン機能と連結され得る、電子デバイスといった、物体を、厳しい天候および/または誤った取り扱いおよび/または水、汚れ、粉塵、泥、雪等といった流体との接触に起因し得る、他の損傷から保護することができる機構に対する当該技術分野における必要性が存在する。かかる保護機構は、典型的に、かかる損傷からデバイスを保護するように、それを保持および/または収容するように設計される、特殊な筐体およびケーシングを含む。しかしながら、かかる筐体およびケーシングに伴う問題は、それらが収容および/もしくはそうでなければ保護するように設計される内在電子デバイス、またはその構成要素の種々の機能性を増強するか、またはそうでなければ格納するために、それらが具体的に設計されないことがしばしばあるということである。
本開示は、カメラ機能、マイクロホン機能、音伝送機能、ディスプレイ機能等といった1つ以上の機能を有する電子デバイスといった物体を収納または収容するための器具およびシステム、ならびに有害な環境的条件、厳しい天候、誤った取り扱い、および/または水といった流体との接触等からの損傷からのデバイスに対する保護を提供しながら、同時に、種々の機能の最適な有用性を保証する様態で、それを使用するための方法を対象とする。それに対するシステムもまた提供される。
BodyGloveMobile − Apple iPhone 4 & 4S Zero 360 Case−Clear−Flat Back (no clip) [Retrieved from http://bodyglovemobile.com/product/apple−iphone−4−amp−4s−zero−360deg−case−clear−flat−back−no−clip,338,63.htm. Dated 04−09−2012]
Casemate Chrome with Mirror Screen Protector for iPhone 4/4S Case−Mate [Retrieved from http://www.case−mate.com/iPhone−4−Cases/Case−Mate−iPhone−4−4S−Chrome−with−Mirror−Screen−Protector.asp. Dated 04−09−2012].
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Gadgetmac − CaseMate Phantom Case for iPhone 4/S Review [Retrieved from http://www .gadgetmac.com/reviews/case−mate−phantom−case−for−iphon ... Dated 04−09−2012]
GRIFFIN cases & covers for iPhone 4 and iPhone 4s [Retrieved from http://www.griffintechnology.com/iphone/cases Dated 04−09−2012]
Hard Candy Cases − Bubble 360 Case for the new iPAD [Retrieved from http://www.hardcandycases.com/bubble−360−case−−for−new−ipad.html. Dated 04−09−2012]
OtterBox Commuter Series Cases OtterBox.com [Retrieved from http://www.otterbox.com/commuter−series,default, pg.html. Dated 04−09−2012]
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Results for Invalidity Search for Patent 6,995,976. Printed 27June 2012.
TakTik − iPhone Case [Retrieved from http://articlesdownload.com/2012/08/16taktik−premiumprotection−system ... Dated 04−09−2012]
一態様において、物体を収容するための筐体が提供される。種々の例において、物体は、電子デバイスである。ある例において、電子デバイスは、コンピューティング機能性、電話機能性、ディスプレイ機能性、カメラ機能(複数を含む)、音伝送機能(複数を含む)等といった、1つ以上の機能性を有する、デバイスである。ある実施形態において、物体は、カメラ機能(複数を含む)および/または音伝送機能(複数を含む)のうちの1つ以上を有する電子デバイスであり得、電子デバイスは、1つ以上の有害な環境的条件、厳しい天候、誤った取り扱い、および/または水といった流体との接触および/もしくは落下等からの損傷からの保護を必要とする。物体は、典型的に、デバイス、例えば、電子デバイスであり得、筐体は、電子デバイスがその中に収納されるケーシングであり得る。例えば、筐体は、タブレットコンピュータ、携帯電話、電子リーダ、個人用情報端末、カメラ等といった電子デバイスが嵌装される、筐体であり得る。筐体は、物体を収納し、例えば、有害な環境的条件および/または手荒な取り扱いからそれを保護することが可能である限り、いずれの適切なサイズおよび寸法であってもよい。
示されるように、ある実施形態において、含有されるべき物体は、タブレットコンピュータ、携帯電話、電子リーダ、情報端末、コンピュータ、カメラ、音楽プレーヤ、GPSデバイス等といった、電子デバイスである。筐体は、電子デバイスを含有および保護するために構成される。一態様において、筐体は、1つ以上の機能、例えば、カメラ機能、音伝送機能、充電機能、ディスプレイ機能等を有する電子デバイスといったデバイスを収納するために構成される。以下の説明は、特定のデバイス、例えば、モバイルコンピュータまたは電話またはカメラデバイスのための特定の筐体の形状およびサイズの説明に関して記載されるが、筐体および/または収納されるべき物体、例えば、デバイスの形状およびサイズは、例えば、上で説明されるように、変化することができるということが理解されるものとする。したがって、一例において、電子デバイスといったデバイスを収納するための筐体が提供される。
筐体は、電子デバイスが、筐体内に嵌装され、それにより、保護され得る、例えば、雨、汚れ、粉塵、泥、雪、水、衝撃等から保護され得るように構成される。ある例において、筐体は、筐体を形成するように、ともに取り外し可能に連結され得る、上部部材および底部部材を含み得る。ある例において、上部および底部部材は、例えば、種々の実施形態において、ともにスナップされることによって、ともに修復可能に連結されることが可能な別個の構成要素である。
他の例において、上部および底部部材は、例えば、ヒンジ部材を含むことなく、それにより形成される空洞内にデバイスを嵌装させるような様態で、それ自体上で折りたたまれるように作製される単一の部材で形成される。他の例において、上部および底部部材は、ヒンジ構成要素を介してともに連結されるために構成される、単一または複数の部材で形成されてもよい。筐体の上部および/または底部部材は、それらのうちの1つ以上が、カメラ機能、音伝送機能、充電ポート機能、ディスプレイ機能等といった、その中に収容されるべき内在電子デバイスの1つ以上の機能を提供するように構成されている機能を含むように適合され得るという点において独特であってもよく、機能は、内在(underlying)デバイスの対応する機能と整合され、筐体の格納機能は、収納されたデバイスの種々の機能が、筐体からの実質的な干渉を伴わずに使用されることを可能にするように構成される。
種々の例において、筐体の上部および底部部材の各々は、外周部分によって囲繞される、前部および後部表面の両方を含んでもよい。種々の実施形態において、上部および/または底部部材は、前部および後部表面を含まなくてもよいが、それらの一方または両方は、単に外周部分を含んでもよい。外周部分は、近位および遠位端部分、ならびに対向する側部部分によって画定され得る。外周部分は、本明細書において以下で説明されるように、内部および外部外周部分といった複数の外周部分を含むことができる。
種々の実施形態において、筐体の上部および/または底部部材は、クラスプ(clasp)機構を含むことができる。例えば、上部および底部部材は、上部および/または底部部材の外周の少なくとも一部分に沿って延伸する、それぞれのクラスプ機構を含むことができ、クラスプ機構は、筐体の上部および底部部材を相互と連結し、それにより、筐体を封止するような様態で、互いに接合するために構成される。ある実施形態において、クラスプ機構は、筐体の外周部分全体に外接する。他の実施形態において、クラスプ機構は、筐体の外周部分に沿って位置付けられるが、外周部分全体には外接しない。ある実施形態において、クラスプ機構は、複数のクラスプ機構を含み、それらのうちの1つ以上は、上部および底部部材の外周全体に外接しても、しなくてもよい。
ある実施形態において、クラスプ機構は、全体的に内部のクラスプ機構である。「全体的に内部のクラスプ機構」によって、クラスプ機構が、上部および底部部材が筐体を形成するようにともに連結されるとき、筐体の内部または空洞を形成する境界内に全体的に含有されるということが意味される。
ある実施形態において、クラスプ機構は、全体的に外部のクラスプ機構である。「全体的に外部のクラスプ機構」によって、上部および底部部材が、筐体の空洞を形成するようにともに連結されるとき、クラスプ機構が、筐体の空洞を形成する境界の外部に位置付けられるように、クラスプ機構が、上部および/または底部部材の外部部分上に全体的に位置付けられるということが意味される。
ある実施形態において、クラスプ機構は、筐体の空洞を形成する境界の部分的に内部および部分的に外部にあるハイブリッドクラスプ機構である。したがって、ある例において、外周部分は、上部および底部部材の一緒の封止を固定するように構成される、内部、外部、および/またはハイブリッドクラスプ機構といった、1つ以上のクラスプ機構を含むことができる。クラスプ機構は、筐体の外周部分に追加される別個の要素であってもよく、例えばその場合には、クラスプ機構は外部クラスプ機構であり、または、それとの統合部材であってもよく、例えばその場合には、クラスプ機構は内部またはハイブリッドクラスプ機構である。
ある実施形態において、クラスプ機構は、1つ以上の内部および/または1つ以上の外部および/または1つ以上のハイブリッドクラスプ機構といった、複数のクラスプ機構を含むことができる。例えば、種々の実施形態において、筐体は、複数の内部クラスプ機構を含むことができる、ならびに/または1つ以上の外部および/もしくはハイブリッドクラスプ機構を含むことができる。例えば、筐体は、第1の全体的に内部のクラスプ機構、例えば、筐体の一部分または外周全体に外接するものを含むことができる、および第2の全体的に内部のクラスプ機構、例えば、筐体の追加の部分または外周全体に外接する第2の内部クラスプ機構を含むことができる。さらに、外部またはハイブリッドクラスプ機構もまた、提供されてもよい。
したがって、種々の実施形態において、単一の内部、外部、またはハイブリッドクラスプ機構が提供されてもよく、他の種々の実施形態において、複数のクラスプ機構、例えば、内部、外部、および/またはハイブリッドクラスプ機構が提供されてもよい。例えば、ある実施形態において、複数の内部クラスプ機構が提供される。種々の実施形態において、クラスプ機構は、上部および底部部材がともに連結されるとき、液体防止および/または粉塵防止および/または衝撃防止封止が提供され、それにより、封止が、収容されたデバイスまたはその構成要素を、水といった液体、粉塵、汚れ、衝撃等から保護するように構成することができる。好適なクラスプ機構は、対応するクラスプ、LもしくはT形状の直線または傾斜した縁部、ウェッジ(wedge)および相互に噛み合うウェッジレセプタクル(wedge receptacle)、対応する歯および/もしくは歯受容部材、フックおよび溝ファスナ、リブおよびチャネルファスナ、ペグ(peg)およびペグレセプタクル(peg receptacle)、ボタン、ジッパ、フックおよびループファスナ、ネジ、ボルト、リベット、外部クラスプ等といった、任意の好適な構成を有することができる。
一実施形態において、上部および底部部材の一方または両方は、上部および/または底部部材の外周部分に沿って延伸するチャネルといった、1つ以上のチャネルを含むことができる。外周部分に沿ったチャネルは、内部境界部材および外部境界部材を含むことができ、境界部材は、チャネルの境界を少なくとも部分的に画定する。したがって、かかる実施形態において、外周部分は、内部外周部分、例えば、内部境界部材、および外部外周部分、例えば、外部境界部材を含む。底部境界部材はまた、別個に、またはその一部として提供されてもよい。したがって、外周部分は、内部および外部外周部分を含むことができ、ある例において、チャネルの内部および外部境界部材は、上部および/または底部部材の内部および外部外周部分と同じである。底部部材の一部分はまた、チャネルに対して境界する底部を提供することができる。少なくとも1つのチャネルは、チャネル内に位置付けられる、圧縮性Oリングといったガスケットといった封止をさらに含むことができる。Oリングは、中実または圧縮性Oリング(約1〜約70%、例えば、約5〜約65%、約10〜約60%、例えば、約15〜約50%、例えば、約20〜約40%、例えば、約30%、圧縮されることが可能であるOリング)であってもよい。
ある実施形態において、1つの上部または底部部材が、例えば、内部および外部境界部材によって境界されるチャネルを含有する外周部分を含む場合、対向する部材は、例えば、その中に含有されるガスケットを圧縮するように、チャネルと相互作用する外周部分をさらに含むことができる。例えば、上部または底部部材は、対向する部材のチャネル内で衝突し、それにより、その中に位置付けられるガスケットに接触および/またはそれを圧縮するように機能するように、外周部分の上部表面に垂直に下方延伸する部分といった、延伸された部分を含むことができる。例えば、上部または底部部材は、対応する上部または底部部材のチャネル内で相互作用するように、上部または底部部材の前部および後部表面に垂直に延伸する内部外周部分を含むことができ、外部外周部分をさらに含むことができ、外部外周部分は、チャネルと相互作用しても、しなくてもよい。
延伸された部分は、チャネル内の封止と相互作用することができるか、または、チャネル自体、もしくは、例えば、チャネルの境界部材のうちの1つ以上が、クラスプ、溝、歯、レセプタクル等といったクラスプ機構を含む場合、チャネルの境界部材のうちの1つ以上と相互作用することができ、延伸された部分は、対応するクラスプ機構をさらに含む。ある例において、延伸された部分は、延伸された部分がチャネルを満たす際、その幅が圧縮され、それが結果としてチャネルの境界部材上に外向きの力を付与し、それにより上部および底部部材をともに連結するように機能するように、チャネルの幅を超過する幅を有するように構成される。したがって、延伸された部分および/またはチャネル境界部材のうちの1つ以上は、上部および底部部材がともに押圧されるとき、圧縮されることが可能な可撓性または半可撓性材料から製造されてもよい。
ある例において、底部部材は、内部、外部、および/または底部境界部材によって境界されるチャネルを有する外周部分を含むことができ、上部部材は、その間に介在するチャネルを伴わないが、内部および外部外周部分も含む、外周部分を含むことができ、上部部材の外周部分は、底部部材の外周部分のうちの1つ以上と相互作用するために構成されてもよい。例えば、底部部材の外周部分のチャネルの内部および/または外部境界部材(複数を含む)は、1つ以上のクラスプ機構を含むことができ、上部部材の対応する内部または外部外周部分はまた、上部および底部部材がともに連結され、クラスプ機構がともにクラスプされる、例えば、スナップされるとき、液体防止、粉塵防止、および/または衝撃防止封止がそれにより提供されるように、対応するクラスプ機構(複数を含む)を含むことができる。したがって、種々の実施形態において、上部および底部部材の内部および/または外部外周部分、ならびに内部および/または外部境界部材は、例えば、液体防止封止において、上部および底部部材をともに連結するように、相互と相互作用するために構成される、クラスプ機構、例えば、対応するクラスプ機構を含むことができる。
別の実施形態において、例えば、筐体が、対話型タッチスクリーンといったスクリーンを有するデバイスを収納することを意図する場合、筐体の上部および/または底部部材の前部および/または後部表面は、各々、少なくとも1つ以上の膜といった前部および後部表面部材を含むことができる。例えば、上部または底部部材は、ユーザが膜に接触するとき、その接触の1つ以上の特徴、例えば、機械的、圧力、熱、キャパシタンス等が、内在デバイスのタッチスクリーンに転送されるような様態で、収容されたデバイスの対話型スクリーン、例えば、タッチスクリーンと接合するために構成される膜といった膜を含むことができ、このようにして、ユーザは、収容されたデバイスのスクリーンを操作することができる。
ある実施形態において、前部および/または底部表面膜は、提供されないか、または筐体から別個の要素として提供される。例えば、ある実施形態において、筐体の上部および/または底部部材は、外周部分のみを含んでもよく、外周部分は、収容されるべきデバイスに外接するが、1つの外周部分から他方に跨る上部および/または底部表面要素を別様に含まない。かかる実施形態において、上部および/または底部部材は、上部または底部部材が前部および後部表面部材を含むかどうかにかかわらず、それとの液体および/または衝撃防止封止を提供するような様態で、収容されるべきデバイスの上部および/または底部表面の外周と接合するために構成されてもよい。例えば、種々の例において、上部または底部部材は、部分的な前部および/または後部表面を含むことができ、表面は、収納されたデバイスの上部および/または底部表面上に部分的に衝突するが、筐体の片側から他方へ完全には跨らない。むしろ、上部または底部前部および後部表面部材は、それとの防水、粉塵防止、および/または衝撃防止封止を形成するように、収納された電子デバイスの表面と直接相互作用するために構成されてもよい。かかる封止は、例えば、1つ以上の中空または中実のOリングといった、部分的な前部および後部表面部材の内側外周に沿って含まれる、1つ以上の少なくとも部分的に円周方向の封止を含めることによって、達成され得る。
ある実施形態において、筐体の上部および底部部材は、単一の要素で形成されてもよく、または別個の要素から成ってもよい。ある例において、上部および底部部材は、電子デバイスが、筐体の上部および/または底部部材(複数を含む)内に位置付けられる前に、電子デバイスに連結され得る、別個の上部および/または底部表面膜部材といった、別個の上部および/または底部表面部材と相互作用するように適合されてもよい。例えば、上部および/または底部部材は、上部および底部部材がともに連結され、前記ともに連結することが、上部および/または底部部材の表面にわたり表面膜を固定するような方法において、表面膜部材と相互作用するために構成されてもよく、そのようにして、防水、粉塵防止、および/または衝撃防止封止が達成され得る。かかる例において、電子デバイスの4つの側面全てに沿ってといった、1つ以上において、衝突するように、膜部材を、収納されるべき電子デバイスの上部または底部表面を越えて延伸させることが有用であり得る。膜は、前部および後部表面を含むことができ、それらのうちの1つ以上は、デバイスおよび/または筐体部材との連結を容易にするように、表面全体または全体部分未満に接着剤を含む。
他の実施形態において、上部および/または底部部材は、含有されるべきデバイスの外周に外接する単一の部材であってもよく、かつ、それとの液体防止封止を提供するように、別個の表面膜と接合するために構成されてもよい。例えば、表面膜は、収容されるべきデバイスの1つの外周から別のものへ跨ってもよく、表面膜がデバイスの表面にしっかりと取設することを可能にしながら、外周部分が、デバイスの外周上で嵌装する、接着剤を含んでもよく、表面膜の取設と相互作用しても、しなくてもよいが、それらは、ともに、デバイスを液体防止および衝撃防止にするように機能する。ある実施形態において、外周部分のみ、または前部もしくは後部表面膜部分のみが、提供されてもよい。
本明細書において以下で説明されるように、1つ以上の膜またはその部分は、上部もしくは底部部材の前部および/もしくは後部表面の一部として本明細書において含まれてもよく、または完全な上部および/もしくは底部部材として提供されてもよい。膜は、外周部分を含んでもよく、および/または筐体、デバイス自体の外周部分、その両方と相互作用と相互作用してもよく、もしくはいずれともしなくてもよい。したがって、膜の外周部分は、上部および/もしくは底部部材の、ならびに/またはデバイス自体の内部および/または外部外周部分といった、外周部分と接合するように構成されてもよい。例えば、上部部材の外周部分といった、上部および/または底部部材の外周部分は、第1の下位部分、例えば、内部膜接合部材を含む内部外周部分、および第2の下位部分、例えば、外部膜接合部材を含む外部外周部分といった、複数の下位部分を含んでもよく、接合部材は、膜を上部部材に固定するようにオーバーモールド様式等において、膜の外周部分の前部および後部表面と接合するために構成される。かかる例において、上部部材は、筐体の内部外周境界、フレームの外周境界の片側から他方に跨る膜を備える、周辺フレームを含んでもよく、膜を周辺フレームに連結するように少なくとも部分的に機能する、外部表面周辺成形部材といった、追加の外部外周部材をさらに含んでもよい。
したがって、ある実施形態において、膜は、膜の後部表面が、少なくとも内部外周部分の内部膜接合部材と関連付き、膜の前部表面が、外部外周部分の外部膜接合部材と関連付くような様態で、それが、例えば、上部または底部周辺フレーム部材の外周の片側から、外周の別の側に跨るように構成されてもよい。ある実施形態において、内部外周フレーム部分は、ポリカーボネートといった剛性または半剛性材料から成ってもよく、外部外周部分は、TPE、シリコーン、ポリプロピレン、もしくは他のかかるゴム材料といった可撓性または半可撓性材料から成ってもよい。
したがって、前部表面膜が、例えば、上部部材上に、提供されるといった、一部の実施形態において、膜は、デバイスが筐体内に収容されるとき、電子デバイスの前部表面を完全に被覆してもよいが、しかしながら、一部の実施形態において、上で説明されるように、膜は、前部表面の外周部分のみを被覆するといった、全体の前部表面よりも少なく被覆し、それにより、電子デバイスの前部スクリーンの対話型タッチ部分を被覆されていないままにしてもよい。かかる例において、膜の外周部分は、筐体の全体的な防水、粉塵防止、および/または衝撃防止を維持するように、ガスケットといった封止を含んでもよい。ガスケット、例えば、上部部材の前部表面膜の全体の外周部分に外接するOリング等。
したがって、ある実施形態において、前部および/または底部表面膜は、提供される必要はない。むしろ、上部および/または底部部材の外周部分は、収容されたデバイスの外周部分を防水および/または衝撃防止にするような様態で、収容されたデバイスと接合するために構成されてもよい。例えば、外周部分は、収容されたデバイスの表面のうちの1つ以上に対して圧縮し、それにより液体がその間に侵入するのを阻止する、ガスケットを含んでもよい。1つ以上の他のガスケットもまた、提供され、かつ収容されたデバイスの種々の異なる音伝送ポートを被覆し、それにより収容されたデバイスを全体的に防水にするように、収容されたデバイス上または周辺に配置され得るステッカとして構成されてもよい。かかるガスケット被覆ステッカは、単独で、または外周部分と組み合わせて、全体的に提供されてもよい。
含まれる場合、例えば、上部または底部部材の前部および後部表面膜は、追加の膜機能、例えば、音響膜機能および/またはボタン機能といった、1つ以上の機能を有してもよい。例えば、第1の膜は、音響膜機能を含んでもよく、音響膜機能は、第1の膜の前部から後部表面に跨るアパーチャを含んでもよい。アパーチャは、例えば、空間、接着層等によるといった、第1の膜からオフセットされる音響的に透過性の膜といった、第2の膜によって被覆されてもよい。したがって、音響膜は、スペーサ部材の追加によるといった、任意の好適な要素によって、第1の膜からオフセットされてもよい。したがって、2つ以上の膜は、好適な接着剤を介して相互に取設されてもよい。
膜は、ボタン機能をさらに含んでもよい。ボタン機能は、へこんだ領域を含んでもよい。へこんだ領域は、単に、膜におけるへこんだ領域であってもよく、または、それは、ボタン機能として構成される追加の膜と重なり合うカットアウト(cut−out)領域であってもよい。種々の例において、へこんだ領域は、リッジ領域によって、少なくとも部分的に外接される。例えば、一実施形態において、ボタン機能の外周部分は、へこんだ領域を囲繞する、隆起した変形可能な外周部分を含んでもよい。隆起した変形可能な外周部分は、へこんだ領域が押下されるとき、隆起した部分が変形し、それにより、へこんだ領域が、第1の膜の著しい伸張を引き起こすことなく移動することを可能にするように、ボタン機能のへこんだ領域のある程度の移動を可能にするように構成されてもよい。
膜はまた、光学的に不透明な領域ならびに/または筐体によって収納されることが意図される内在デバイスの近接センサ、環境光センサ、カメラおよび/もしくはフラッシュ機能能、またはビデオカメラ部分と一致する、光学的に透過性の領域といった、光学的に透過性の領域を含んでもよい。種々の実施形態において、前部表面膜は、光学的レンズを含むように構成されてもよく、光学レンズは、収容されたデバイスのカメラまたはビデオレンズと整合するために構成される。膜は、例えば、膜の外周に沿って、光学的に不透明な領域をさらに含んでもよい。ある実施形態において、かかる光学的に不透明な領域は、筐体内に収納されるべき内在デバイスのタッチスクリーンといった対話型制御パネルの境界を示すように機能する。
追加の実施形態において、外周部分および/または前部表面膜とともに、底部部材が提供されてもよい。底部部材は、単に外周部分から成ってもよく、または1つの外周部分から他方に跨る、底部前部および後部表面部材を含んでもよい。ある実施形態において、底部前部および後部表面部材ならびに外周部材は、同じ材料から成り、単一のユニットを形成するように、ともに製造される。種々の例において、それらは、本明細書において説明されるような、当該技術分野において公知の種々の機構によって、ともに連結される、2つの別個の構成要素である。
底部部材は、1つ以上の機能を含んでもよい。例えば、底部部材は、1つ以上のレンズ、例えば、カメラおよび/もしくはビデオレンズを含み得るカメラレンズ機能、ならびに/またはフラッシュレンズ機能といった、レンズ機能を含んでもよい。底部部材は、マイクロホン機能をさらに含んでもよい。種々の例において、カメラ機能は、マイクロホン機能と連結されてもよい。かかる例において、カメラおよび/もしくはフラッシュレンズならびに/またはマイクロホン機能は、1つ以上のレンズおよび/もしくはマイクロホン機能を囲繞し、かつ1つのレンズ領域もしくは音領域から別のレンズもしくは音領域へのそこを通る光および/もしくは周辺音の伝送を阻止する、1つ以上のスカートといった、光学スカートならびに/または音響スカートをさらに含んでもよい。ある実施形態において、スピーカ領域はまた、カメラおよび/またはマイクロホン含有機能に近接して提供されてもよい。
マイクロホンまたはスピーカ部分が、底部部材前部および後部表面部材といった、底部部材に含まれる場合、マイクロホンおよび/またはスピーカ領域は、表面部材を通る開口を含んでもよく、次いで、開口は、音に対しては透過性であるが、液体または粒子に対してはそうでない膜によって被覆されてもよい。発泡体またはゴムガスケットといったスカートが、さらに含まれてもよく、スカートは、収納された電子デバイスの一部分に少なくとも部分的に係合するように、表面部材の内部表面上に位置付けられてもよく、デバイスが筐体内に収納されるとき、音の内部伝送が、収納されたデバイスのマイクロホン部分に衝突するのを阻止するように機能してもよい。かかる例において、スカートは、内在デバイスのマイクロホン領域に完全に外接するように構成されてもよく、上部および底部部材がともに連結される際、圧縮性材料が圧縮され、それにより、音の侵入に対する圧倒的な障壁を生成するように、圧縮性材料でできていてもよい。
示されるように、底部部材は、前部および後部表面部材を含んでもよく、外周部分部材をさらに含んでもよい。さらなる例において、遠位端部分といった外周部分の一部分は、ラッチ機能、例えば、ポート開口といった開口を封入するためのラッチ機能を含んでもよい。ラッチ機能は、ラッチが、ラッチが下および上ラッチ接合面の両方と接触する閉鎖位置から、ラッチが下または上ラッチ接合面のうちの一方のみと接触する開放位置まで移動するために構成されるように、下ラッチ接合面と、ラッチと、上ラッチ接合面とを含んでもよい。
ある例において、ラッチは、二次的開口をさらに含んでもよく、開口は、ラッチから独立して開放または閉鎖されてもよい。かかる二次的開口は、別のラッチドア、スライドドア、取り外し可能なプラグ、ネジ螺刻またはカム螺刻バング等によって閉鎖され得る、アパーチャであってもよい。ラッチ機能および/または二次的開口は、上部または底部部材上に全体的に位置付けられてもよく、ある例において、ラッチ機能の部分は、上部および底部部材の両方上に含まれてもよい。種々の実施形態において、ラッチ機能は、液体防止および/または粉塵防止および/または衝撃防止であり、ラッチが閉鎖位置にあるとき、液体および/または粉塵防止封止を提供するように、ガスケットを含んでもよい。
別の例において、遠位または近位外周端部分といった外周部分は、筐体の中へ、もしくはそこから音を伝送するおよび/またはチャネルするための音響ベント機能といった1つ以上の音伝送機能を含んでもよい。例えば、音響ベント機能は、その中に位置付けられる音響ベント材料を有する、音チャネルを含んでもよい。音響ベント機能は、内在電子デバイスのマイクロホンおよび/またはスピーカ部分といった、内在デバイスの対応する音伝送部分と整合するように位置付けられてもよい。音響ベント材料は、前または逆方向に0〜180度の角度で音チャネルに跨ってもよい。音チャネルは、それを通る音の進入および退出を可能にするように、外周の外部部分から外周の内部部分に延伸してもよく、音響ベント材料は、例えば、それを通る水の進入(または退出)を阻止するように、それを通る中心線に対してある角度で、音チャネルを横断してもよい。
一例において、対向する側部部分のうちの1つといった外周部分は、収容されたデバイスのスイッチまたはボタン機構に係合するためのスイッチまたはボタン機能を含んでもよい。スイッチまたはボタン機能は、スイッチまたはボタン筐体を含んでもよく、スイッチ接合面を有するアクチュエータをさらに含んでもよい。スイッチおよび/またはボタンは、単一の材料から製造されてもよく、または複数の材料から製造されてもよく、次いで、例えば、接着剤または成形、例えば、オーバーモールディングプロセスによって、ともに連結されてもよい。
ある実施形態において、スイッチ機能が含まれ、スイッチ機能は、スイッチ筐体および/または追加のスイッチ接合面に連結されるために構成される、アクスル(axle)を含んでもよい。スイッチ機能は、スイッチ筐体内の第1の位置から第2の位置まで、アクスル(含まれる場合)のまわりに回転するといった、アクチュエータが移動する際、スイッチ接合面が、スイッチを、「オン」から「オフ」位置までといった、第1から第2の位置まで移動させるように、構成されてもよい。ある実施形態において、1つ以上の保護バンパ部分は、それらをインパクトから保護するように、1つ以上のスイッチまたはボタンの周囲に位置付けられてもよい。
別の実施形態において、外部外周部分は、筐体の上部部材を筐体の底部部材から分離するのを支援するためのコインスロット機能といったスロット機能を含んでもよい。スロット機能は、外周のへこみまたはカットアウト部分を含んでもよい。カットアウト部分は、上部および底部部材のうちの一方または両方に位置付けられてもよい。したがって、カットアウト部分は、上部および/または底部部分上に位置付けられてもよく、1つまたは複数の張り出し領域によってさらに境界され、張り出し領域は、上部および底部部材のうちの一方または両方に位置付けられ、それにより、カットアウト部分を境界してもよい。例えば、一実施形態において、上部部材は、カットアウト部分を含み、上部および底部部材の両方は、対応する張り出し部分を含む。コインは、スロット内に配置され、ひねられ、それにより、上部部材を底部部材から離れさせてもよい。
さらなる実施形態において、外部外周部分は、周辺雑音の消去を支援するための雑音消去機能を含んでもよい。雑音消去機能は、例えば、上部および底部部材のうちの一方もしくは両方に位置付けられるアパーチャ、音響膜、および音ガイドチャネルのうちの1つ以上を含んでもよい。音ガイドチャネルは、筐体の外部から筐体の内部へ横断してもよく、収容された電子デバイス上に存在するマイクロホンといった、雑音消去機能へ向かう、アパーチャからの音を方向付けるために構成されてもよい。音チャネルは、音響膜機能によって交差されてもよく、音響膜は、それを通る中心線に対してある角度で音ガイドチャネルに交差するように、位置付けられてもよい。
ある実施形態において、本明細書において説明される音響膜は、気体、例えば、音波に対しては透過性であるが、液体または粒子に対してはそうでない。さらに、ある実施形態において、上で説明される雑音消去機能といった、本明細書において説明される種々の音伝送要素の内部部分は、ケース内からの音の伝送、例えば、屈折が、音機能、例えば、収容されたデバイスの雑音消去マイクロホンに進入し、それによりエコーを引き起こすことを阻止するために適合される構成を含んでもよい。かかる機能は、デバイスが筐体内に収容されるとき、雑音消去マイクロホンに外接する、隆起した部分を含んでもよく、それに外接する、圧縮性ガスケットといったガスケットをさらに含んでもよい。
追加の実施形態において、外部外周部分は、例えば、ジャック(ヘッドホンもしくはスピーカアセンブリのジャックといった)または閉鎖デバイス等のいずれかを受容するためのヘッドホンポート機能といった、ポート機能を含んでもよい。ポート機能は、上部および/または底部部材のうちの一方もしくは両方に位置付けられる、アパーチャを含んでもよい。アパーチャは、アセンブリの外部からアセンブリの内部まで延伸する。アパーチャは、Oリングといったガスケットまたはガスケット座、および螺刻またはカム領域のうちの1つ以上によって境界されてもよく、螺刻またはカム領域は、その中に挿入されるべきジャックまたは閉鎖デバイスのいずれかのうえに存在する、対応する螺刻またはカム領域を受容するために構成されてもよい。螺刻領域は、典型的な螺刻機能として構成されてもよく、またはカム機能として構成されてもよい。
上部または底部部材の外周部分は、そこを通るテザー(tether)またはリーシュ(leash)を受容するために構成される1つ以上の開口をさらに含んでもよく、リーシュまたはテザーは、取り扱いやすさを促進し得る。
本開示はまた、カメラおよびフラッシュを有する電子デバイスのためのケースのためのフラッシュ隔離機構を提供する。フラッシュ隔離機構は、電子デバイスの少なくとも一部分を被覆するための筐体部材を含み、電子デバイスの一部分は、カメラおよびフラッシュ;カメラを覆って位置付けられる、筐体部材において提供されるカメラレンズ;フラッシュを覆って位置付けられる、筐体部材において提供されるフラッシュレンズ;ならびにカメラレンズおよび/またはフラッシュレンズを囲繞し、筐体部材と電子デバイスとの間に位置付けるための光学スカートを含み、光学スカートは、フラッシュレンズを通るフラッシュからの光の伝送を可能にし、かつフラッシュからカメラレンズへの光の反射を抑制するためのものである。
ある実施形態において、光学スカートは、カメラレンズを囲繞する。他の実施形態において、光学スカートは、フラッシュレンズを囲繞する。他の実施形態において、光学スカートは、カメラレンズおよびフラッシュレンズを囲繞する。光学スカートは、カメラレンズおよびカメラのための増強された視野を提供するように、同心バッフルを含むことができる。光学スカートはまた、エラストマー材料を含むことができる。ある実施形態において、カメラレンズおよび/またはフラッシュレンズは、エラストマー材料と少なくとも部分的に取設される。
本開示はまた、カメラおよびフラッシュを有する電子デバイスのための筐体を提供する。筐体は、前部および後部表面を備え、かつカメラを覆って位置付けられるカメラレンズおよびフラッシュを覆って位置付けられるフラッシュレンズを有する、筐体部材(筐体部材は、近位端部分、遠位端部分、および対向する側部部分によって画定される外周部分によって囲繞され、筐体部材の外周部分は、内部外周部分および外部外周部分によって形成されるチャネルを有し、チャネルは、その中に位置付けられる圧縮性ガスケットを含む)と、カメラレンズおよび/またはフラッシュレンズを囲繞し、筐体部材と電子デバイスとの間に位置付けられるための光学スカート(光学スカートは、フラッシュレンズを通るフラッシュからの光の伝送を可能にし、フラッシュからカメラレンズへの光の反射を抑制するためのものである)とを含む。
ある実施形態において、光学スカートは、カメラレンズを囲繞する。他の実施形態において、光学スカートは、フラッシュレンズを囲繞する。他の実施形態において、光学スカートは、カメラレンズおよびフラッシュレンズを囲繞する。光学スカートは、カメラレンズおよびカメラのための増強された視野を提供するように、同心バッフルを含むことができる。光学スカートはまた、エラストマー材料を含むことができる。
本開示はまた、カメラおよびフラッシュを有する電子デバイスを収容および封止するための筐体を提供する。筐体は、前部および後部表面を備え、カメラを覆って位置付けられるカメラレンズ、およびフラッシュを覆って位置付けられるフラッシュレンズを有する、底部部材(底部部材は、近位端部分、遠位端部分、および対向する側部部分によって画定される外周部分によって囲繞され、底部部材の外周部分は、内部外周部分および外部外周部分によって形成されるチャネルを有し、チャネルは、その中に位置付けられる圧縮性ガスケットを含む)と、電子デバイスの外部外周および底部部材の外周部分に対応する、剛性フレームによって画定される内部外周を有する、上部部材(剛性フレームは、底部部材のチャネル内でクラスプし、ガスケットに対して封止するように適合されたリッジまで延伸し、上部部材は、複数の封止されたボタンおよび複数の封止可能なアパーチャ、ならびにリッジの反対側において剛性フレームの上に重なる膜をさらに含み、膜は、透明な領域を有する)と、カメラレンズおよび/またはフラッシュレンズを囲繞し、筐体部材と電子デバイスとの間に位置付けるための光学スカート(光学スカートは、フラッシュレンズを通るフラッシュからの光の伝送を可能にし、フラッシュからカメラレンズへの光の反射を抑制するためのものである)とを含む。ある実施形態において、カメラレンズおよび/またはフラッシュレンズは、エラストマー材料と少なくとも部分的に取設される。
本開示はまた、タッチセンサ式対話型ディスプレイを含む、前部表面を有する、電子デバイスのための保護ケースを提供する。保護ケースは、後壁および後壁の周辺部に連結される側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、後壁の周辺部に実質的に対応し、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部縁部を有し、後壁および側壁は、各々、電子デバイスを受容するように内部表面を有する)と、タッチセンサ式対話型ディスプレイへのユーザによる直接接触を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、上部縁部の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有し、かつ、側壁の内部周辺部に近接した側壁の内部表面と係合するように、フレーム部材の下側部から下に延伸する1つまたは複数の連結部材を有する)と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、第1の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、底部部材の側壁の上部縁部との間の第1の接合面における、1つまたは複数の連結部材の外側上、ならびに第2の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、電子デバイスの前部表面との間の第2の接合面における、1つまたは複数の連結部材の内側上の剥離可能な接着部材とを含む。
ある実施形態によると、剥離可能な接着剤は、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、フレーム部材と電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部から延伸するラッチを含み、ラッチは、底部部材の側壁の内部表面とラッチ止めするためのものである。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチは、底部部材の側壁の内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する。1つまたは複数の連結部材は、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチ(catch)から選択することができる。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、低圧縮封止剤で形成される。低圧縮封止剤は、ポロキサマとすることができる。他の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
本開示はまた、タッチセンサ式対話型ディスプレイを含む、前部表面を有する、電子デバイスのための保護ケースを提供する。保護ケースは、後壁および後壁の周辺部に連結される側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、後壁の周辺部に実質的に対応し、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部縁部を有し、後壁および側壁の少なくとも一部は、各々、電子デバイスを受容するように内部表面を有する)と、タッチセンサ式対話型ディスプレイへのユーザによる直接接触を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、上部縁部の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有し、かつ、側壁の内部周辺部に近接した側壁の内部表面と係合するように、フレーム部材の下側部から下に延伸する1つまたは複数の連結部材を有する)と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、第1の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、底部部材の側壁の上部縁部との間の第1の接合面における、1つまたは複数の連結部材の外側上、ならびに第2の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、電子デバイスの前部表面との間の第2の接合面における、1つまたは複数の連結部材の内側上の剥離可能な接着部材とを含む。
ある実施形態によると、剥離可能な接着剤は、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、フレーム部材と電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部から延伸するラッチを含み、ラッチは、底部部材の側壁の内部表面とラッチ止めするためのものである。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチは、底部部材の側壁の内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する。1つまたは複数の連結部材は、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから選択することができる。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、低圧縮封止剤で形成される。低圧縮封止剤は、ポロキサマを含むことができる。他の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
本開示はまた、電子デバイスのための保護ケースを提供する。電子デバイスは、ディスプレイを含む前部表面を有することができる。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する)と、ユーザによるディスプレイの操作を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、底部部材の側壁の上部表面の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する)と、フレーム部材を底部部材と連結する、1つまたは複数の連結部材と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材との間の接合面を封止するように、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤とを含む。
ある実施形態によると、剥離可能な接着剤は、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、フレーム部材と電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部から延伸するラッチを含み、ラッチは、底部部材の側壁の内部表面とラッチ止めするためのものである。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチは、底部部材の側壁の内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する。1つまたは複数の連結部材は、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから選択することができる。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、低圧縮封止剤で形成される。低圧縮封止剤は、ポロキサマを含むことができる。他の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。当該システムは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;剛性筐体の一部分に結合される弾性部材(弾性部材は、ポータブル電子デバイスによって提供される固定寸法構造の外周領域を被覆するように、内部表面を有する);および、剛性筐体に連結される圧縮部材(圧縮部材は、弾性部材の内部表面と、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間の外周領域において、耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の外周領域を弾性部材が被覆するときに、弾性部材の内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性部材の外部表面上において、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する)を含む。
ある実施形態において、圧縮部材は、剛性筐体と一体である。剛性筐体は、1つ以上の部分で形成することができる。本開示のある態様において、圧縮部材は、スライド、クランプ、リビングヒンジ、マッシュルームスナップ、ラッチ、および/またはプレストレス引張部材を含む、連結部材群から選択される、1つまたは複数の連結部材によって、剛性筐体に連結される。
他の実施形態において、弾性部材は、接着材料を含む。弾性部材は、剥離可能な接着剤材料で形成することができる。弾性部材はまた、剛性フレームと圧縮部材との間にさらに相互配置することができ、圧縮部材は、弾性部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。
他の実施形態において、システムは、2つ以上の弾性部材を含む。システムはまた、剛性筐体と圧縮部材との間に相互配置される、第2の弾性部材を含むことができ、圧縮部材は、第2の弾性部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。
他の実施形態において、ポータブル電子デバイスの外周領域は、1つ以上の機能を含むことができ、弾性部材は、1つ以上の機能にアクセスし操作するための対応する操作領域を含む。1つ以上の機能は、ディスプレイ、1つ以上のスピーカ、1つ以上のボタン、1つ以上のスイッチ、1つ以上のイヤポート、1つ以上の近接センサ、1つ以上のレンズ、1つ以上のフラッシュのうちの1つ以上を含むことができる。別の実施形態において、圧縮部材は、機械的保持、成形、または接着から成る連結機構群から選択される連結機構によって、剛性筐体に連結される。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。当該システムは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;内部表面を有する剥離可能かつ再使用可能な接着部材であって、ポータブル電子デバイスによって提供される固定寸法構造の外周領域を被覆し、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間の外周領域において、少なくとも1つの耐水性封止を形成する、接着部材;および、剛性筐体に連結され、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の外部表面上に配置された、圧縮部材を含む。
ある実施形態において、圧縮部材は、剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側において、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する。本実施形態の態様において、対抗する圧縮力は、剥離可能かつ再使用可能な接着部材の剪断および剥離を抑制するように、剥離可能かつ再使用可能な接着部材を機械的に保持することができる。
他の実施形態において、剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、剛性筐体と圧縮部材との間にさらに相互配置され、圧縮部材は、剥離可能かつ再使用可能な接着部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。システムはまた、2つ以上の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含むことができる。システムはまた、剛性筐体と圧縮部材との間に相互配置される、第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含むことができ、圧縮部材は、第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、可撓性とすることができ、かつ低圧縮封止剤とすることができる。剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、ポロキサマで形成することができる。
本開示はまた、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバー;弾性カバーに挿入可能なポータブル電子デバイス(ポータブル電子デバイスは、弾性カバーの内部表面に固定寸法構造を提供する);および、剛性筐体(弾性カバーの少なくとも一部分上に配置されるように形成され、かつ弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成するように、弾性カバーが、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を被覆するときに、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供するように形成される)を含む。
一実施形態において、固定寸法構造は、ポータブル電子デバイスの上に重なる保護部材を含む。保護部材は、光学的に透過性とすることができる。さらに、保護部材は、マイクロホンカバー、ボタンアクチュエータ、音響ガスケット、光学フィルタ、レンズ、光学的に不透明な領域、または膜のうちの少なくとも1つを含むことができる。弾性カバーはまた、アパーチャを含むことができ、アパーチャの内部周辺部は、固定寸法構造の下部領域を露出する。
別の実施形態において、システムはまた、1つまたは複数の耐水性封止を含み、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される。一実施形態において、剛性筐体は、1つまたは複数の耐水性封止を含む。1つまたは複数の耐水性封止は、ガスケット、接着剤、密着ゲル、密着エラストマー、または接着テープから選択することができる。
本開示はまた、少なくとも1つの耐水性封止を形成する方法を提供する。当該方法は、固定寸法構造を有するポータブル電子デバイスを提供する工程と、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を弾性カバーで被覆する工程であって、弾性カバーは、少なくとも1つのアパーチャを有する、工程と、弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程であって、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、剛性筐体は、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面上において、対抗する圧縮力を提供する、工程と、対抗する圧縮力によって、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程とを含む。
一実施形態において、前記方法はまた、1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程であって、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される、工程と、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を、対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程とを含む。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスのための少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバー(弾性カバーは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分の固定寸法構造を被覆するように内部表面を有する);および、剛性筐体(弾性カバーの少なくとも一部分上に配置されるように形成され、かつ、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供するように形成される)を含む。
一実施形態において、固定寸法構造は、ポータブル電子デバイスの上に重なる保護部材を含む。保護部材は、光学的に透過性とすることができる。保護部材は、マイクロホンカバー、ボタンアクチュエータ、音響ガスケット、光学フィルタ、レンズ、光学的に不透明な領域、または膜のうちの少なくとも1つを含むことができる。
他の実施形態において、弾性カバーは、アパーチャを含み、アパーチャの内部周辺部は、固定寸法構造の下部領域を露出する。別の実施形態において、システムはまた、1つまたは複数の耐水性封止を含み、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される。
別の実施形態において、剛性筐体は、1つまたは複数の耐水性封止を含む。1つまたは複数の耐水性封止は、ガスケット、接着剤、密着ゲル、密着エラストマー、または接着テープから選択することができる。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスのための少なくとも1つの耐水性封止を提供するための方法を提供する。当該方法は、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を弾性カバーで被覆する工程であって、弾性カバーは、少なくとも1つのアパーチャを有する、工程と、弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程であって、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、剛性筐体は、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、対抗する圧縮力を提供する工程と、対抗する圧縮力によって、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程とを含む。
一実施形態において、前記方法はまた、1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程であって、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される、工程と、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を、対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程とを含む。
本開示は、電子デバイスのための保護ケースを提供し、電子デバイスは、ディスプレイを含む前部表面を有する。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する)と、ユーザによるディスプレイの操作を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、底部部材の側壁の上部表面の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する)と、変形可能な開口と相互作用することによって、フレーム部材を底部部材と連結する、1つまたは複数のテーパ状の支柱と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材との間の接合面を封止するように、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤とを含む。
一部の実施形態において、1つまたは複数のテーパ状の支柱は、フレーム部材の下側部に沿って離間し、各テーパ状の支柱は、底部部材の周辺上の変形可能な開口に係合する支柱ヘッドを有する。一部の実施形態において、剥離可能な接着部材は、低圧縮封止剤である。低圧縮封止剤は、ポロキサマを含むことができる。一部の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
本開示はまた、電子デバイスのための保護ケースを提供し、電子デバイスは、ディスプレイを含む前部表面を有する。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する)と、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分を被覆し、ユーザによるディスプレイの操作を可能にする、スクリーンプロテクタ(スクリーンプロテクタは、底部部材の側壁の上部表面の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する)と、スクリーンプロテクタが底部部材と連結されるとき、底部部材の側壁の上部表面とスクリーンプロテクタの下側部との間の接合面を封止するように、底部部材の側壁の上部表面とスクリーンプロテクタの下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤とを含む。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、低圧縮封止剤である。低圧縮封止剤は、ポロキサマを含むことができる。ある実施形態において、スクリーンプロテクタは、透明な材料で形成される。
本開示はまた、マルチタッチディスプレイを有するモバイル電子デバイスがその中に嵌装され得る、保護収容体を提供する。保護収容体は、モバイルコンピューティングデバイスを少なくとも部分的に被覆するように、前部表面を含み、前部表面は、マルチタッチディスプレイをフレームにはめるように内側縁部を有するフレームを含む。保護収容体はまた、前部表面のフレームに対してモバイル電子デバイスを持ち上げるように、モバイル電子デバイスの第1の部分に隣接するように適合される、第1のウェッジを含む、後部表面(フレームはまた、前部表面と後部表面との間に、少なくとも2つの垂直な側壁を形成する)と、モバイル電子デバイスを受容するための挿入アパーチャと、挿入アパーチャを被覆するためのカバー(カバーは、前部および後部表面に内方に延伸する、第2のウェッジを備え、第2のウェッジは、前部表面の第2の部分に対してモバイル電子デバイスを持ち上げるように、モバイル電子デバイスの第2の部分に隣接するように適合される)とを含む。
ある実施形態において、保護収容体の内側縁部は、内側縁部の内部表面上に配置される、ガスケットをさらに備える。ある実施形態において、保護収容体の内側縁部は、内側縁部において可撓性リッジをさらに含み、可撓性リッジは、マルチタッチディスプレイの周辺近傍で、モバイルコンピューティングデバイスの前側と隣接するように構成される。
ある実施形態において、保護収容体の内側縁部は、マルチタッチディスプレイへのアクセスを可能にする、透明な膜をさらに含む。
ある実施形態において、保護収容体の前部表面は、前部表面の内部表面に接続されるボタンを操作するように可撓性である、封止されたボタン領域をさらに含む。
ある実施形態において、保護収容体は、第1のクラスプ機構と、挿入アパーチャに近接した第2のクラスプ機構とをさらに含み、カバー蓋は、第1のクラスプ機構とラッチ止めするための第3のクラスプ機構と、第2のクラスプ機構とラッチ止めするための第4のクラスプ機構とをさらに備える。
ある実施形態において、保護収容体のカバー蓋は、挿入アパーチャに近接したヒンジによって連結され、保護収容体は、挿入アパーチャに近接した第1のクラスプ機構をさらに備え、カバー蓋は、第1のクラスプ機構とラッチ止めするための第2のクラスプ機構をさらに含む。
ある実施形態において、保護収容体のカバー蓋は、第2のガスケットを含む。ある実施形態において、保護収容体のカバー蓋は、充電ポート、ドア、およびラッチをさらに含み、ドアは、ドアが閉鎖位置にあるとき、充電ポートを封止するように、可撓性パッドを有する。
本開示はまた、スクリーンプロテクタを、モバイルコンピューティングデバイスのスクリーンに適用するためのスクリーンプロテクタアセンブリを提供する。スクリーンプロテクタアセンブリは、接着側および非接着側を備える、スクリーンプロテクタと、接着側を被覆し、少なくとも1つのピールタブをさらに含む、第1の剥離可能な保護層と、非接着側を被覆し、少なくとも1つのピールタブをさらに含む、第2の剥離可能な保護層と、接着側の剥離可能な保護層に取設されるプルタブとを含む。
一部の実施形態において、アセンブリのプルタブは、少なくともスクリーンプロテクタと同じ長さである。
本開示はまた、スクリーンプロテクタを、モバイルコンピューティングデバイスのスクリーンに適用するためのスクリーンプロテクタアセンブリを提供する。スクリーンプロテクタアセンブリは、モバイルコンピューティングデバイスのスクリーンに接着するための接着側、および接着側とは反対の非接着側を有する、スクリーンプロテクタと、スクリーンプロテクタの接着側に取り外し可能に固設される、第1の剥離可能な保護層(第1の剥離可能な保護層は、少なくとも1つのピールタブと、第1の剥離可能な保護層の1つのセクションのみを、少なくとも1つのピールタブを使用して除去することができるように、第1の剥離可能な保護層を2つのセクションに分割する、少なくとも1つのキスカット(kiss cut)もしくは穿孔とをさらに含む)と、第2の剥離可能な保護層を、それによって、スクリーンプロテクタの非接着側から除去することができる、少なくとも1つのピールタブをさらに含む、非接着側に取り外し可能に固設される、第2の剥離可能な保護層と、を含む。
一部の実施形態において、スクリーンプロテクタアセンブリは、接着側の剥離可能な保護層に取設されるプルタブをさらに備える。ある実施形態において、請求項4に記載のスクリーンプロテクタアセンブリであって、プルタブは、少なくともスクリーンプロテクタと同じ長さである。
ある実施形態において、アセンブリの接着側の剥離可能な保護層は、接着側の剥離可能な保護層を3つのセクションに分割する、2つのキスカットまたは穿孔を備える。ある実施形態において、接着側の剥離可能な保護層は、接着側の剥離可能な保護層を4または5つのセクションに分割する、3つのキスカットまたは穿孔を備える。
本開示はまた、スクリーンプロテクタを、モバイルコンピューティングデバイスのスクリーンに適用するためのスクリーンプロテクタアセンブリを提供する。スクリーンプロテクタアセンブリは、接着側および非接着側を備える、スクリーンプロテクタと、接着側と関連付けられ、少なくとも1つのピールタブをさらに備える、第1の剥離可能な保護層と、非接着側と関連付けられ、モバイルコンピューティングデバイスの一端上に静止するように、かつモバイルコンピューティングデバイスのスクリーン上でスクリーンプロテクタアセンブリを整合させるように構成される、第1のフレームをさらに備える、第2の剥離可能な保護層とを含む。
ある実施形態において、スクリーンプロテクタアセンブリは、モバイルコンピューティングデバイスの別の端上に静止するように、かつモバイルコンピューティングデバイスのスクリーン上でスクリーンプロテクタアセンブリを整合させるように構成される、第2のフレームをさらに含む。
ある実施形態において、スクリーンプロテクタアセンブリは、第1の剥離可能な保護層に取設されるプルタブをさらに含む。ある実施形態において、第1の剥離可能な保護層に取設されるプルタブは、少なくともスクリーンプロテクタと同じ長さである。
ある実施形態において、第1の剥離可能な保護層は、接着側の剥離可能な保護層を3つのセクションに分割する、2つのキスカットまたは穿孔を備える。ある実施形態において、第1の剥離可能な保護層は、第1の剥離可能な保護層を4または5つのセクションに分割する、3つのキスカットまたは穿孔を備える。
ある実施形態において、スクリーンプロテクタアセンブリは、モバイルコンピューティングデバイスを保持するように構成される、整合基部をさらに含み、整合基部は、少なくとも4つのスロットをさらに含み、第1および第2のフレームは、各々、整合基部におけるスロットのうちの2つに嵌装するように構成される、少なくとも2つのタブを備える。
ある実施形態において、スクリーンプロテクタアセンブリは、モバイルコンピューティングデバイスを保持するように構成される、整合基部をさらに含み、整合基部は、少なくとも4つのタブをさらに備え、第1および第2のフレームは、各々、整合基部におけるタブのうちの2つを受容するように構成される、少なくとも2つのスロットを備える。
本開示はまた、電子デバイスのための保護ケースを提供し、電子デバイスは、タッチ対話型ディスプレイを含む前部表面を有する。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、内部表面および側壁を有する、底部部材(底部部材は、側壁によって少なくとも部分的に画定される外部表面をさらに有し、側壁は、外部表面の少なくとも一部の内壁および外壁を有する上部縁部を有し、外壁は、上部縁部の近傍の外壁の外周の少なくとも一部に沿って、溝を有する)と、底部部材の側壁の外部表面上に延伸する外壁、電子デバイスと底部部材の側壁の上部縁部の内壁との間に延伸する内壁、および電子デバイスの前部表面の少なくとも一部上に延伸するワイパを有する、上部部材(上部部材の内壁は、ワイパが、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部上に延伸するとき、底部部材の側壁の上部縁部の内壁に封止可能に隣接するように偏向される、突起を有する)とを含む。
本開示はまた、電子デバイスのための保護ケースを提供し、電子デバイスは、タッチ対話型ディスプレイを含む前部表面を有する。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、内部表面および側壁を有する、底部部材(底部部材は、側壁によって少なくとも部分的に画定される外部表面をさらに有し、側壁は、外部表面の少なくとも一部の内壁および外壁を有する上部縁部を有し、外壁は、第1のクラスプ機構を有する)と、底部部材の側壁の外部表面上に延伸する外壁、電子デバイスと底部部材の側壁の上部縁部の内壁との間に延伸する内壁、第1のクラスプ機構とクラスプするための第2のクラスプ機構、および電子デバイスの前部表面の少なくとも一部上に延伸するワイパを有する、上部部材(上部部材の内壁は、ワイパが、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部上に延伸するとき、底部部材の側壁の上部縁部の内壁に封止可能に隣接するように偏向される、突起を有する)とを含む。
ある実施形態において、ワイパは、電子デバイスの前部表面とともに液体防止封止を形成する、圧縮性ガスケットを含む。
ある実施形態において、保護ケースは、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分を被覆し、ユーザによるディスプレイの操作を可能にする、スクリーンプロテクタ(スクリーンプロテクタは、底部部材の側壁の上部表面の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する)と、スクリーンプロテクタが底部部材と連結されるとき、底部部材の側壁の上部表面とスクリーンプロテクタの下側部との間の接合面を封止するように、底部部材の側壁の上部表面とスクリーンプロテクタの下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤とを含む。
本開示はまた、タッチスクリーンディスプレイを有するモバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆するための器具を提供し、モバイルコンピューティングデバイスは、音生成機構をさらに有する。本器具は、タッチスクリーンディスプレイの操作を可能にする収容体(収容体は、外部表面および内部表面を有する)と、モバイルコンピューティングデバイスの音生成機構に近接した収容体内の少なくとも1つの音出力ポートと、収容体の外部表面と内部表面との間の収容体において形成される音増強領域(音増強領域は、収容体において、少なくとも1つの音出力ポートからの音を増大するように、モバイルコンピューティングデバイスの音生成機構からの音のある周波数と共振するように構成される、面積および厚さを有する)とを含む。
ある実施形態において、音増強領域は、長方形である。ある実施形態において、音増強領域は、円形である。ある実施形態において、音増強領域は、楕円形である。
本開示は、タッチスクリーンディスプレイを有するモバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆するための器具を提供し、モバイルコンピューティングデバイスは、モバイルコンピューティングデバイスを収納する筐体において、電気的接続をさらに有する。本器具は、電気的接続を含む、モバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆する収容体(収容体は、モバイルコンピューティングデバイスの少なくとも第1の部分を被覆するための底部部材、およびモバイルコンピューティングデバイスの少なくとも第2の部分を被覆するための上部部材を有し、上部部材は、タッチスクリーンディスプレイへのタッチアクセスを可能にするように構成される)と、モバイルコンピューティングデバイスの第1および第2の部分を被覆し、かつ底部部材とともに上部部材を封止するように、上部部材を底部部材と連結するための連結機構と、電気的接続に近接した収容体内のアパーチャ(アパーチャは、内壁および周辺縁部を有する)と、少なくとも1つのアパーチャに近接した収容体に取設するためのドア(ドアは、モバイルコンピューティングデバイスの電気的接続へのアクセスを可能にするための開放構成、および収容体における少なくとも1つのアパーチャを閉鎖するための閉鎖構成を有する)と、ドアが閉鎖構成にあるとき、収容体におけるアパーチャを封止するように、ガスケット座上に着座させるための二重封止ガスケット(二重封止ガスケットは、アパーチャに進入し、かつアパーチャの内壁に隣接するための環状プラグ、およびアパーチャの周辺縁部に対して封止するように、環状プラグを囲繞する、面封止部分を有する)とを含む。
本開示は、タッチスクリーンディスプレイを有するモバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆するための器具を提供し、モバイルコンピューティングデバイスは、モバイルコンピューティングデバイスを収納する筐体において、電気的接続をさらに有する。本器具は、タッチスクリーンディスプレイの操作を可能にし、かつ電気的接続を含むモバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆する、収容体(収容体は、外部表面および内部表面を有する)と、電気的接続に近接した収容体の内部表面および外部表面を通過するアパーチャ(アパーチャは、内壁および周辺縁部を有する)とを含む。器具はまた、電気的接続に近接した収容体に取設するためのドア(ドアは、モバイルコンピューティングデバイスの電気的接続へのアクセスを可能にするための開放構成、および収容体におけるアパーチャを閉鎖するための閉鎖構成を有する)と、ドアが閉鎖構成にあるとき、収容体におけるアパーチャを封止するように、ガスケット座上に着座させるための二重封止ガスケット(二重封止ガスケットは、アパーチャに進入し、かつアパーチャの内壁に隣接するための環状プラグ、およびアパーチャの周辺縁部に対して封止するように、環状プラグを囲繞する、面封止部分を有する)とを含む。
二重封止ガスケットを含む器具のある実施形態において、環状プラグは、環状プラグを囲繞する、環状突起を含む。ある実施形態において、二重封止ガスケットは、エラストマー材料で形成される。ある実施形態において、二重封止ガスケットは、連続的部品である。一部の実施形態において、環状プラグは、ドアに接着され、第1のエラストマー材料で形成され、面封止部分は、環状プラグに接着され、第1のエラストマー材料とは異なる第2のエラストマー材料で形成される。
本開示は、近位端、遠位端、およびタッチスクリーンディスプレイを有する、モバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆するための器具を提供する。本器具は、モバイルコンピューティングデバイスの周辺部の周囲の側壁を画定する剛性フレーム、およびタッチスクリーンディスプレイの周辺部をフレームにはめるフレーム部分を有する、上部部材を含み、上部部材の側壁およびフレーム部分は、モバイルコンピューティングデバイスを着座させることができる空洞を画定し、側壁は、側壁の外部表面の一部分から突起する保持レールをさらに有する。器具はまた、モバイルコンピューティングデバイスの周辺部に対応する外周を有する底部部材を含み、底部部材の外周は、上部部材の側壁の底部縁部と嵌合するように封止を有する。器具はまた、モバイルコンピューティングデバイスの近位端において、上部部材および底部部材の第1の部分を受容し、重なり合うように構成される、第1のフレームチャネルを画定する、近位スライドを含み、近位スライドは、上部部材の保持レールの第1の部分を受容するための第1の保持チャネルを有し、近位スライドは、第1のクラスプ機構をさらに有する。器具は、モバイルコンピューティングデバイスの遠位端において、上部部材および底部部材の第2の部分を受容し、重なり合うように構成される、第2のフレームチャネルを画定する、遠位スライドを含み、遠位スライドは、上部部材の保持レールの第2の部分を受容するための第2の保持チャネルを有し、遠位スライドは、上部部材を底部部材に封止し、かつモバイルコンピューティングデバイスを収容するように、近位および遠位スライドをともに保持するように、近位スライドの第1のクラスプ機構とクラスプするための第2のクラスプ機構をさらに有する。
ある実施形態において、底部部材は、透明な領域を含む。ある実施形態において、底部部材は、レンズを含む。ある実施形態において、底部部材は、1つ以上の音響ベントを含む。ある実施形態において、上部部材は、電子デバイス上の少なくとも1つのボタンおよび少なくとも1つのスイッチに近接するアパーチャを含む。ある実施形態において、遠位スライドは、充電ポートアパーチャと、モバイルコンピューティングデバイスの電気的接続へのアクセスを可能にするための開放構成、および収容体における少なくとも1つのアパーチャを閉鎖するための閉鎖構成を有する、充電ポートドアとを含む。
本開示はまた、マルチタッチディスプレイを含む、後側、外周、および前側によって画定される筐体を有する、モバイルコンピューティングデバイスのための保護収容体を提供する。保護筐体は、底部部材(底部部材は、底部部材の外部外周を画定し、外壁を有する、フレームを含み、外壁は、第1のラッチ機構を有する)と、モバイルコンピューティングデバイスの外周または後側の少なくとも一部を受容し、外壁から離間する内壁を形成するための内部表面と、外壁と内壁との間に形成される第1のチャネルとを含む。保護収容体はまた、モバイルコンピューティングデバイスを少なくとも部分的に被覆するように、底部部材と嵌合するように、上部部材を含む。上部部材は、マルチタッチディスプレイをフレームにはめるように内側縁部を有し、外部外周を画定する、フレームと、外部外周の近傍でフレームの内部表面から下に延伸する突起(突起は、底部部材の外壁の第1のラッチ機構とラッチ止めするための第2のラッチ機構を有し、突起は、第2のラッチ機構に近接する複数のアパーチャをさらに有する)と、突起の外部表面、および外部外周近傍のフレームの少なくとも一部上に提供される、可撓性オーバーモールドとを含む。可撓性オーバーモールドは、突起において、複数のアパーチャを介して、突起の外部表面上に提供される可撓性オーバーモールドと連接される、内部オーバーモールド部分をさらに含み、内部オーバーモールド部分は、第2のラッチ機構が、第1のラッチ機構とラッチされるとき、底部部材の第1のチャネルの内壁と隣接し、かつそれに対して封止するように構成される。
本開示はまた、タッチスクリーンディスプレイを有するモバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を被覆するための器具を提供し、モバイルコンピューティングデバイスは、音生成機構をさらに有する。本器具は、モバイルコンピューティングデバイスの少なくとも一部を収容し、タッチスクリーンディスプレイの操作を可能にする、収容体(収容体は、外部表面および内部表面を有する)と、収容体の内部表面に提供され、モバイルコンピューティングデバイスの音生成機構から収容体における音増強領域への音をチャネルするための、収容体とモバイルコンピューティングデバイスとの間の音チャネルを形成する、音障壁と、音増強領域において提供されるパッシブラジエータ(パッシブラジエータは、ダイヤフラムと、ダイヤフラムを囲繞し、かつ収容体が、モバイルコンピューティングデバイスを収容するとき、モバイルコンピューティングデバイスの音生成機構からの音を放射するように、ダイヤフラムが音増強領域の平面内、および外へ移動するのを可能にする、囲繞体とを有する)とを含む。
ある実施形態において、器具のダイヤフラムは、モバイルコンピューティングデバイスの音生成機構によって生成される音の様々な周波数に調整される質量を有する材料で形成される。ある実施形態において、パッシブラジエータは、ダイヤフラムに追加の質量を提供するように、ダイヤフラムと連結される質量担持部材をさらに含む。ある実施形態において、囲繞体は、ロール囲繞体として形成される。ある実施形態において、囲繞体は、アコーディオン囲繞体として形成される。ある実施形態において、パッシブラジエータは、ダイヤフラムにおいて提供される内部ダイヤフラム、および内部ダイヤフラムを囲繞し、内部ダイヤフラムとダイヤフラムとの間で振動隔離を提供する、第2の囲繞体をさらに備える。
本明細書において使用される際、量的用語における「約」という用語は、プラスまたはマイナス10%を指す。例えば、「約3%」は、2.7〜3.3%を包含し、「約10%」は、9〜11%を包含する。さらに、「約」が、量的用語と併せて本明細書において使用される場合、その値プラスまたはマイナス10%に加えて、量的用語の正確な値もまた企図および説明されるということが理解される。例えば、「約3%」という用語は、正確に3%を明示的に企図し、説明し、かつ含む。
より具体的には、本発明は以下を提供する:
〔1〕カメラおよびフラッシュを有する電子デバイスを収容および封止するための筐体であって、
前部および後部表面を備え、かつ該カメラを覆って位置付けられるカメラレンズ、および該フラッシュを覆って位置付けられるフラッシュレンズを有する、底部部材であって、該底部部材が、近位端部分、遠位端部分、および対向する側部部分によって画定される外周部分によって囲繞され、該底部部材の該前部表面が、少なくとも該前部表面の周辺部に提供されるガスケットを有し、該底部部材が、該前部表面の該周辺部から上に延伸する複数のクラスプ機構をさらに備える、底部部材;ならびに
該電子デバイスの外部外周に対応する内壁を画定し、かつ該底部部材の該外周部分に対応する外壁を画定する剛性フレームを有する、上部部材であって、該剛性フレームの該外壁が複数のへこみを有し、各へこみが、該底部部材の該複数のクラスプ機構のうちの1つを受容して、該上部部材を該底部部材と嵌合させるためのものであり、該剛性フレームが、該底部部材が該上部部材と嵌合されるときに該筐体を封止するように該ガスケットに隣接するように適合されたリッジまで延伸する、上部部材
を備える、筐体;
〔2〕前記上部部材が、複数の封止されたボタンおよび複数の封止可能なアパーチャ、ならびに前記リッジの反対側において前記剛性フレームの上に重なる膜をさらに備え、該膜が透明な領域を有する、〔1〕に記載の筐体;
〔3〕前記筐体が、前記カメラレンズおよび/または前記フラッシュレンズを囲繞しかつ筐体部材と前記電子デバイスとの間に位置付けられるための光学スカートをさらに備え、該光学スカートが、該フラッシュレンズを通る前記フラッシュからの光の伝送を可能にするため、および該フラッシュから該カメラレンズへの光の反射を抑制するためのものである、〔1〕に記載の筐体;
〔4〕前記光学スカートが前記カメラレンズを囲繞する、〔3〕に記載の筐体;
〔5〕前記光学スカートが前記フラッシュレンズを囲繞する、〔3〕に記載の筐体;
〔6〕前記光学スカートが前記カメラレンズおよび前記フラッシュレンズを囲繞する、〔3〕に記載の筐体;
〔7〕電子デバイスのための保護ケースであって、該電子デバイスが、ディスプレイを含む前部表面を有し、該保護ケースが、
該電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材であって、該側壁が、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する、底部部材;
ユーザによる該ディスプレイの操作を可能にするように、該電子デバイスの該前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材であって、該底部部材の該側壁の該上部表面の該外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する、フレーム部材;
該フレーム部材を該底部部材と連結する、1つまたは複数の連結部材;および
該フレーム部材が該底部部材と連結されるとき、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材との間の接合面を封止するように、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤
を備える、保護ケース;
〔8〕前記剥離可能な接着剤が、前記フレーム部材が前記底部部材と連結されるときに、該フレーム部材と前記電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する、〔7〕に記載の保護ケース;
〔9〕前記1つまたは複数の連結部材が、前記フレーム部材の前記下側部から延伸するラッチを含み、該ラッチが、前記底部部材の前記側壁の前記内部表面とラッチ止めするためのものである、〔8〕に記載の保護ケース;
〔10〕前記1つまたは複数の連結部材が、前記フレーム部材の前記下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチが、前記底部部材の前記側壁の前記内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する、〔8〕に記載の保護ケース;
〔11〕前記1つまたは複数の連結部材が、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから成る連結部材群から選択される、〔8〕に記載の保護ケース;
〔12〕前記剥離可能な接着部材が低圧縮封止剤である、〔8〕に記載の保護ケース;
〔13〕前記低圧縮封止剤がポロキサマを含む、〔12〕に記載の保護ケース;
〔14〕前記フレーム部材が剛性材料で形成される、〔8〕に記載の保護ケース;
〔15〕固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムであって、
該ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;
内部表面を有する剥離可能かつ再使用可能な接着部材であって、該ポータブル電子デバイスによって提供される該固定寸法構造の該外周領域を被覆し、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面と、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造との間の外周領域において、該少なくとも1つの耐水性封止を形成する、接着部材;および
該剛性筐体に連結され、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の外部表面上に配置された、圧縮部材
を備える、システム;
〔16〕前記圧縮部材が、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材の前記内部表面に近接しかつそれと実質的に反対の側において、前記固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する、〔15〕に記載のシステム;
〔17〕前記対抗する圧縮力が、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材の剪断および剥離を抑制するように、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材を機械的に保持することができる、〔16〕に記載のシステム;
〔18〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が、前記剛性筐体と前記圧縮部材との間にさらに相互配置され、該圧縮部材が、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材と前記剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、該剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する、〔15〕に記載のシステム;
〔19〕2つ以上の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含む、〔15〕に記載のシステム;
〔20〕前記システムが、前記剛性筐体と前記圧縮部材との間に相互配置される第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材をさらに備え、該圧縮部材が、前記第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材と前記剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、該剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する、〔19〕に記載のシステム;
〔21〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が可撓性である、〔15〕に記載のシステム;
〔22〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が低圧縮封止剤である、〔15〕に記載のシステム;
〔23〕前記剥離可能な低圧縮封止剤がポロキサマを含む、〔22〕に記載のシステム;
〔24〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が前記圧縮部材に結合される、〔15〕に記載のシステム;
〔25〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が前記剛性フレームに結合される、〔15〕に記載のシステム;
〔26〕少なくとも1つの耐水性封止を形成する方法であって、
固定寸法構造を有するポータブル電子デバイスを提供する工程;
該ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバーで被覆する工程;
該弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程であって、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造の少なくとも一部分を該弾性カバーが被覆するときに、該剛性筐体が、該弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、該弾性カバーの外部表面に、対抗する圧縮力を提供する、工程;および
該対抗する圧縮力によって、該弾性カバーの該内部表面と、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造との間に、該少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程
を含む、方法;
〔27〕1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程であって、各耐水性封止が、前記固定寸法構造の下部領域内の前記ポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される、工程;および
該固定寸法構造の該下部領域内の該ポータブル電子デバイスへの該開口を、該対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程
をさらに含む、〔26〕に記載の方法;
〔28〕電子デバイスのための保護ケースであって、該電子デバイスが、ディスプレイを含む前部表面を有し、該保護ケースが、
該電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材であって、該側壁が、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する、底部部材;
ユーザによる該ディスプレイの操作を可能にするように、該電子デバイスの該前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材であって、該底部部材の該側壁の該上部表面の該外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する、フレーム部材;
変形可能な開口と相互作用することによって、該フレーム部材を該底部部材と連結する、1つまたは複数のテーパ状の支柱;および
該フレーム部材が該底部部材と連結されるとき、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材との間の接合面を封止するように、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤
を備える、保護ケース;
〔29〕前記1つまたは複数のテーパ状の支柱が、前記フレーム部材の前記下側部に沿って離間し、各テーパ状の支柱が、前記底部部材の前記周辺部上の変形可能な開口に係合する支柱ヘッドを有する、〔28〕に記載の保護ケース;
〔30〕前記剥離可能な接着部材が低圧縮封止剤である、〔28〕に記載の保護ケース;
〔31〕前記低圧縮封止剤がポロキサマを含む、〔30〕に記載の保護ケース;
〔32〕前記フレーム部材が剛性材料で形成される、〔28〕に記載の保護ケース;
〔1〕カメラおよびフラッシュを有する電子デバイスを収容および封止するための筐体であって、
前部および後部表面を備え、かつ該カメラを覆って位置付けられるカメラレンズ、および該フラッシュを覆って位置付けられるフラッシュレンズを有する、底部部材であって、該底部部材が、近位端部分、遠位端部分、および対向する側部部分によって画定される外周部分によって囲繞され、該底部部材の該前部表面が、少なくとも該前部表面の周辺部に提供されるガスケットを有し、該底部部材が、該前部表面の該周辺部から上に延伸する複数のクラスプ機構をさらに備える、底部部材;ならびに
該電子デバイスの外部外周に対応する内壁を画定し、かつ該底部部材の該外周部分に対応する外壁を画定する剛性フレームを有する、上部部材であって、該剛性フレームの該外壁が複数のへこみを有し、各へこみが、該底部部材の該複数のクラスプ機構のうちの1つを受容して、該上部部材を該底部部材と嵌合させるためのものであり、該剛性フレームが、該底部部材が該上部部材と嵌合されるときに該筐体を封止するように該ガスケットに隣接するように適合されたリッジまで延伸する、上部部材
を備える、筐体;
〔2〕前記上部部材が、複数の封止されたボタンおよび複数の封止可能なアパーチャ、ならびに前記リッジの反対側において前記剛性フレームの上に重なる膜をさらに備え、該膜が透明な領域を有する、〔1〕に記載の筐体;
〔3〕前記筐体が、前記カメラレンズおよび/または前記フラッシュレンズを囲繞しかつ筐体部材と前記電子デバイスとの間に位置付けられるための光学スカートをさらに備え、該光学スカートが、該フラッシュレンズを通る前記フラッシュからの光の伝送を可能にするため、および該フラッシュから該カメラレンズへの光の反射を抑制するためのものである、〔1〕に記載の筐体;
〔4〕前記光学スカートが前記カメラレンズを囲繞する、〔3〕に記載の筐体;
〔5〕前記光学スカートが前記フラッシュレンズを囲繞する、〔3〕に記載の筐体;
〔6〕前記光学スカートが前記カメラレンズおよび前記フラッシュレンズを囲繞する、〔3〕に記載の筐体;
〔7〕電子デバイスのための保護ケースであって、該電子デバイスが、ディスプレイを含む前部表面を有し、該保護ケースが、
該電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材であって、該側壁が、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する、底部部材;
ユーザによる該ディスプレイの操作を可能にするように、該電子デバイスの該前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材であって、該底部部材の該側壁の該上部表面の該外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する、フレーム部材;
該フレーム部材を該底部部材と連結する、1つまたは複数の連結部材;および
該フレーム部材が該底部部材と連結されるとき、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材との間の接合面を封止するように、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤
を備える、保護ケース;
〔8〕前記剥離可能な接着剤が、前記フレーム部材が前記底部部材と連結されるときに、該フレーム部材と前記電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する、〔7〕に記載の保護ケース;
〔9〕前記1つまたは複数の連結部材が、前記フレーム部材の前記下側部から延伸するラッチを含み、該ラッチが、前記底部部材の前記側壁の前記内部表面とラッチ止めするためのものである、〔8〕に記載の保護ケース;
〔10〕前記1つまたは複数の連結部材が、前記フレーム部材の前記下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチが、前記底部部材の前記側壁の前記内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する、〔8〕に記載の保護ケース;
〔11〕前記1つまたは複数の連結部材が、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから成る連結部材群から選択される、〔8〕に記載の保護ケース;
〔12〕前記剥離可能な接着部材が低圧縮封止剤である、〔8〕に記載の保護ケース;
〔13〕前記低圧縮封止剤がポロキサマを含む、〔12〕に記載の保護ケース;
〔14〕前記フレーム部材が剛性材料で形成される、〔8〕に記載の保護ケース;
〔15〕固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムであって、
該ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;
内部表面を有する剥離可能かつ再使用可能な接着部材であって、該ポータブル電子デバイスによって提供される該固定寸法構造の該外周領域を被覆し、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面と、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造との間の外周領域において、該少なくとも1つの耐水性封止を形成する、接着部材;および
該剛性筐体に連結され、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の外部表面上に配置された、圧縮部材
を備える、システム;
〔16〕前記圧縮部材が、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材の前記内部表面に近接しかつそれと実質的に反対の側において、前記固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する、〔15〕に記載のシステム;
〔17〕前記対抗する圧縮力が、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材の剪断および剥離を抑制するように、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材を機械的に保持することができる、〔16〕に記載のシステム;
〔18〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が、前記剛性筐体と前記圧縮部材との間にさらに相互配置され、該圧縮部材が、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材と前記剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、該剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する、〔15〕に記載のシステム;
〔19〕2つ以上の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含む、〔15〕に記載のシステム;
〔20〕前記システムが、前記剛性筐体と前記圧縮部材との間に相互配置される第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材をさらに備え、該圧縮部材が、前記第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材と前記剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、該剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する、〔19〕に記載のシステム;
〔21〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が可撓性である、〔15〕に記載のシステム;
〔22〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が低圧縮封止剤である、〔15〕に記載のシステム;
〔23〕前記剥離可能な低圧縮封止剤がポロキサマを含む、〔22〕に記載のシステム;
〔24〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が前記圧縮部材に結合される、〔15〕に記載のシステム;
〔25〕前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が前記剛性フレームに結合される、〔15〕に記載のシステム;
〔26〕少なくとも1つの耐水性封止を形成する方法であって、
固定寸法構造を有するポータブル電子デバイスを提供する工程;
該ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバーで被覆する工程;
該弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程であって、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造の少なくとも一部分を該弾性カバーが被覆するときに、該剛性筐体が、該弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、該弾性カバーの外部表面に、対抗する圧縮力を提供する、工程;および
該対抗する圧縮力によって、該弾性カバーの該内部表面と、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造との間に、該少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程
を含む、方法;
〔27〕1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程であって、各耐水性封止が、前記固定寸法構造の下部領域内の前記ポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される、工程;および
該固定寸法構造の該下部領域内の該ポータブル電子デバイスへの該開口を、該対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程
をさらに含む、〔26〕に記載の方法;
〔28〕電子デバイスのための保護ケースであって、該電子デバイスが、ディスプレイを含む前部表面を有し、該保護ケースが、
該電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材であって、該側壁が、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する、底部部材;
ユーザによる該ディスプレイの操作を可能にするように、該電子デバイスの該前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材であって、該底部部材の該側壁の該上部表面の該外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する、フレーム部材;
変形可能な開口と相互作用することによって、該フレーム部材を該底部部材と連結する、1つまたは複数のテーパ状の支柱;および
該フレーム部材が該底部部材と連結されるとき、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材との間の接合面を封止するように、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤
を備える、保護ケース;
〔29〕前記1つまたは複数のテーパ状の支柱が、前記フレーム部材の前記下側部に沿って離間し、各テーパ状の支柱が、前記底部部材の前記周辺部上の変形可能な開口に係合する支柱ヘッドを有する、〔28〕に記載の保護ケース;
〔30〕前記剥離可能な接着部材が低圧縮封止剤である、〔28〕に記載の保護ケース;
〔31〕前記低圧縮封止剤がポロキサマを含む、〔30〕に記載の保護ケース;
〔32〕前記フレーム部材が剛性材料で形成される、〔28〕に記載の保護ケース;
本明細書において説明される主題の1つ以上の変形の詳細は、添付の図面および以下の説明において記載される。
これらおよび他の態様は、以降、添付の図面を参照して、詳細に説明される。種々の図面における同様の参照記号は、同様の要素を示す。
本開示は、概して、1つ以上の独自の機能、例えば、カメラ機能、音伝送機能、ディスプレイ機能等を有する電子デバイスといった、1つ以上の物体を保護するための筐体に関する。ある実施形態において、電子デバイスは、組み合わされたカメラおよびマイクロホン機能を含み、電子デバイスは、要素、誤った取り扱い、および/または他の酷使からの保護を必要とする。例えば、一態様において、本開示は、電子デバイス、例えば、コンピュータ、デジタルタブレットコンピュータ、携帯電話、電子リーダ、個人用情報端末、ビデオレコーダ、カメラ等を含むが、これらに限定されない、タッチスクリーン接合面、ならびにカメラ機能および/または音伝送機能の両方を有する、電子デバイス、または、示されるように、その構成要素のうちの1つ以上を保護するための筐体に関する。種々の例において、電子デバイスは、組み合わせカメラおよび音伝送機能を有し、カメラ機能は、その組み合わせの部材が同じ近傍に位置するといった、カメラレンズ、マイクロホン、スピーカ等、およびフラッシュレンズのうちの1つ以上を含み得る。
ある実施形態において、本明細書において説明される筐体の種々の部分は、水性流体を含む、環境的構成要素に対して封止される。以下で説明される多くの実施形態において、これらの封止は、形成された封止剤、封止化合物、または封止が作製されるのを可能にする物質でできた封止である。一部の例において、ガスケット、またはOリングが、本明細書において説明される筐体上に封止を創出するために使用される。これらのより伝統的な封止オプションのうちの一部に対する1つの不利点は、環境的構成要素、特に水性流体が、封止された領域を通過しないように、封止の場所において力を維持しなければならないということである。
本明細書において説明される筐体の一部の実施形態に従って、より伝統的な封止を維持するために力を生成する必要がない、より薄い筐体を形成するために、封止剤、封止、および封止化合物は、ガスケットおよびOリングといった、伝統的な封止機構よりも少ない圧力による封止を提供することができる、ゲルおよび他の自己接着湿潤材料を含む。ある実施形態において、これらの封止剤材料は、疎水性コアおよび親水性表面を有するゲルである。これは、封止剤材料が、ガラスおよびあるタイプのプラスチックまたはポリカーボネートといった材料に容易に接着して、はるかに少ない圧力で維持される封止を形成することを可能にする。これらのゲルは、いずれの適切な材料も含むことができる。これらの材料は、親水性層においてコーティングされる、疎水性ポロキサマ材料を含む。ポロキサマ材料は、ポリオキシエチレン/プロピレンコポリマーを含むことができる。封止剤組成物としての使用に適切な他の疎水性材料としては、Pluronic L−101、Niax 11−34、ポリエーテルウレタン、TP 1540、PPO、ピロール;プロピレングリコールモノブチルエーテル、およびポリプロピレングリコールが挙げられる。封止剤の疎水性部分のためのコーティングは、アクリル酸ナトリウムを含むことができる。
これらの疎水性/親水性封止剤は、ガスケットおよびOリングを含む、伝統的な封止方法と比較して、機能するために低い圧縮を必要とする。しばしば、ガスケットおよびOリングは、水性流体を含む液体の通過を阻止する封止を形成するために、5〜50psiを必要とし得る。ある実施形態によると、本明細書において説明される低圧縮封止剤組成物は、伝統的な封止での封止を形成するために必要な圧縮力の0〜80%を必要とする。ある実施形態によると、低圧縮封止剤組成物は、水性流体の通過を実質的に止める封止を作製するように、伝統的な封止剤技術の圧縮力の5〜50、10〜40、15〜35、25〜45、45〜65、または50〜80%を必要とする。他の実施形態によると、低圧縮封止剤組成物は、水性流体の通過を止めるために、0、1、2、3、4、5、6、7、8、または9psiの圧力を必要とする。低圧縮封止剤は、海面位で、または水中1、5、10、15、もしくは20メートル(m)まで浸漬されたとき、水性流体の通過を止めることができる。ある実施形態において、低圧縮封止剤材料は、封止を維持するために、非常に低い圧力を必要とする。この圧力は、0psiに近い、例えば、0.01〜0.5psiであり得る。筐体が、筐体の封止を維持するために圧力を生成する必要がないため、これは、より薄い筐体が使用されることを可能にする。しかしながら、筐体は、依然として、電子デバイスのための衝撃保護を保持するためにいくらかのサイズを必要とする。
ある実施形態によると、低圧縮封止剤組成物の硬度もまた低い。ある実施形態において、低圧縮封止剤組成物の硬度は、30〜70 Shore Aである。他の実施形態において、低圧縮封止剤の硬度は、30〜60、30〜50、または30〜40 Shore Aである。他の実施形態において、低圧縮封止剤の硬度は、約30、35、40、45、50、55、60、65、または70 Shore Aである。
ある実施形態によると、本明細書において説明される低圧縮封止剤組成物はまた、自己回復する。これは、材料が、それらが変形されたとき、それらの元の形状に再形成する傾向があるということを意味する。
本明細書において説明される筐体はまた、種々のバンパ(bumper)、パディング(padding)、ソックス(socks)、オーバーモールド(overmolding)および他の耐衝撃構造を含むことができる。これらの構造は、衝撃吸収を提供することができる、任意の材料で作製することができる。これらの材料は、TPE、シリコーン、ポリプロピレン、もしくは他のかかるゴム材料といった、可撓性または半可撓性材料を含むことができる。他の実施形態において、この材料はまた、低圧縮封止剤組成物を含む、上で説明される封止剤材料のうちのいずれであってもよい。
したがって、前部表面膜が、例えば、上部部材上に提供されるといった、一部の実施形態において、膜は、デバイスが筐体内に収容されるとき、電子デバイスの前部面を完全に被覆してもよいが、しかしながら、一部の実施形態において、上で説明されるように、膜は、前部表面の外周部分のみを被覆するといった、前部面全体よりも少なく被覆し、それにより、電子デバイスの前部スクリーンの対話型タッチ部分を被覆されていないままにしてもよい。かかる例において、膜の外周部分は、筐体の全体的な防水、粉塵防止、および/または衝撃防止特性を維持するように、上で説明されるように、ガスケットまたは低圧縮封止剤材料といった封止を含んでもよい。材料は、上部部材の前部表面膜の全体の外周部分に外接することができる。
ある実施形態において、筐体は、電子デバイスおよび/またはカメラデバイス、例えば、カメラ機能を有する携帯電話もしくはコンピュータデバイスといった、デバイスを収容するために構成されるケースであってもよい。したがって、種々の態様において、電子デバイスといった物体を収容するための筐体、物体、例えば、電子デバイスを使用する方法、および/またはそのためのシステムが提供される。例えば、1つの特定の実施形態において、電子デバイスといったデバイスを収容するための筐体が提供される。筐体は、デバイスが筐体内に嵌装され、それにより、液体、粉塵、および/または衝撃等から保護され得るように、構成されてもよい。種々の実施形態において、筐体は、ユーザ障害を最小限にして、その中に収納される内在デバイスの種々の機能を格納するように具体的に構成される。
筐体は、ともに連結されるように設計される上部部材および底部部材といった、複数の別個の部材を含んでもよく、または、一般的な部材、例えば、ヒンジ部材によって連接される、2つの部材を含んでもよく、部材は、液体および/または粉塵密封封止を形成するように、収容されるべき物体の周囲で一緒になるように設計される。ある実施形態において、筐体は、収容されるべきデバイスの周囲で、それ自体で折り畳まれるように構成される単一の部材から成ってもよく、かかる例において、部材の一部分は、上部部材を備えてもよく、部材の別の部分は、底部部材を備えてもよい。
種々の例において、筐体の部材は、内在デバイスのカメラおよび/または音伝送機能と整合されるように構成される、カメラ機能および/または音伝送機能を含み、筐体のカメラ機能および/または音伝送機能は、それが、内在デバイスの機能の使用を実質的に妨げず、同時に、液体、粉塵、および/または衝撃からの損傷から前記機能を保護するように設計される。種々の例において、筐体および内在デバイスのカメラおよび/または音伝送機能は、さらに、相互に対して近接して、組み合わされたカメラおよびマイクロホンおよび/またはスピーカ機能を含む。例えば、筐体のカメラ機能は、カメラレンズ、フラッシュレンズ、および/またはマイクロホン、および/またはスピーカ機能のうちの1つ以上を含んでもよく、これらの要素の組み合わせは、相互に対して近接していかなる論理的順序においても位置付けられてもよい。かかる要素は、それにより引き起こされる光または音の伝送および/もしくは干渉が、別様に他方の要素の機能に衝突する、またはそれを妨げることを阻止するように構成される、1つ以上の追加の機能をさらに含んでもよい。したがって、カメラレンズ、フラッシュ、および/または音伝送機能のうちの1つ以上は、誤った伝送または光および/もしくは音を阻止するように設計される、レンズまたは音スカートを含んでもよい。
本明細書において提供される筐体によって達成されるいくつかの利点が存在する。例えば、ある例において、本開示の筐体は、収容されたデバイスまたはその構成要素の保護のための一定の衝撃吸収を提供することができる。ある例において、筐体は、収容されたデバイスおよび/またはその構成要素の保護のための、一定の液体および/または粉塵に対する耐性を提供するように構成することができる。例えば、種々の例において、筐体は、液体防止(例えば、防水)および/または粉塵防止および/または衝撃防止であってもよい。
本明細書において開示されるような筐体はまた、内在デバイスまたはその構成要素の擦過、傷付け、亀裂、破壊、破砕等に対する保護を提供することができる。ある例において、収容されたデバイスの独自の技術的または設計機能を維持すると同時に、衝撃および/または液体、例えば、水に対する耐性が提供される。種々の例において、筐体は、内在デバイスの光および/または音伝送の質を増加させるように設計され、例えば、筐体からの著しい干渉を伴わずに、カメラの使用を可能にし、光および/または音の明瞭な伝送を可能にし、一部の例においては、光および/もしくは音ならびに/または光および/もしくは音質を増幅すること等によって、前記光または音伝送の質を増強する。一部の例において、これらの利点は、内在デバイスのサイズおよび/または重量を実質的に増加させることなく、筐体によって提供される。
例えば、一部の実施形態において、筐体の寸法は、以下の範囲内である。種々の部材、例えば、上部または底部部材(部材は、例えば、スナップによってともに連結されるか、一般的なヒンジによって連接されることが可能な別個の個々の部材であってもよく、または単一の部材であってもよい)は、約25.4mmまたはそれ未満、例えば、20mmまたはそれ未満、例えば、約15mmまたはそれ未満、例えば、約13.5mmまたは約10mmまたはそれ未満、例えば、約8mmまたは約5mm、例えば、約4mmまたはそれ未満、例えば、約3mmまたは約2mmまたはそれ未満、例えば、約1.5mmまたは1.0mmまたはそれ未満、さらには約0.1mmの厚さを有してもよい。
例えば、含有されるべきデバイスが、携帯電話またはPDAデバイスまたはタブレットデバイスであるといった、種々の例において、上部および/または底部部材の厚さは、約8.5mm未満、例えば、約7.0mm未満、約6.5mm未満、例えば、6mm未満、例えば、約5mmまたは約4mm、例えば、約3もしくは約2mmの厚さまたはそれ未満であってもよい。含有されるべきデバイスが、モバイルタブレットコンピュータ、電子リーダ、またはビデオディスプレイといった、モバイルコンピュータである場合、上部および/または底部部材の厚さは、約15mm未満、約12.5mm未満または約10mm未満、例えば、約8.5mm未満または約7mm未満または約5mm未満、例えば、約4.0mm未満、約3.5mm未満、例えば、約2mm未満、例えば約1mmの厚さであってもよい。
含有されるべき物体が、モバイル電子デバイスであるといった、ある例において、筐体の上部および/または底部部材の重量は、約10または約8オンス未満、例えば、約6または約4オンス未満、例えば、約3オンスまたは約1オンス未満、例えば、約28または約27グラム未満であってもよい。したがって、一実施形態において、本明細書において説明される設計機能により、本開示の筐体は、収納されたデバイスに衝撃および液体に対する耐性を提供することが可能でありながら、上で列挙される範囲内の厚さおよび/または重量のみを有する。
さらに、ある例において、上部または底部部材の長さおよび/または幅は、それが収容するように設計される内在デバイスよりも約10mm以下長いまたは広い、約8mmまたは約5mm以下長いまたは広いもの、例えば、筐体が収容するように設計されるデバイスよりも約4mm以下長いまたは広い、例えば、約3mmまたは約2mm以下長いまたは広いものであってもよい。例えば、種々の例において、上部および/または底部部材の長さおよび/または幅は、筐体が収納するように設計されるデバイスの長さおよび/または幅よりも2.0mm未満、1.5mm未満、例えば、2.5mm未満、例えば、1mm未満大きいものであり得る。したがって、ある例において、本開示の筐体は、それが含有することを意図するデバイスと実質的にぴったり合っているように構成される。
一実施形態において、本明細書において説明される設計機能により、本開示の筐体は、収納されたデバイスに液体、粉塵、および衝撃に対する耐性を提供することが可能でありながら、上で列挙される範囲内の相対的な長さおよび/または幅のみを有する。いくつかの式を、特定の筐体の適度な幅および/または長さを判断するために採用することができ、このため、内在デバイスの幅および/または長さxを判断し、内在デバイスの寸法に加えて、上で列挙される寸法のうちの1つといった、寸法yを有する筐体を提供することによって、容易に確認され得る。具体的には、デバイスの寸法がxである場合、筐体の寸法は(x+y)であり、式中、yは、収納されたデバイスよりも約0.5mm、約1mm、約1.5mm、約2mm、約2.5mm、約3mm、約3.5mm等厚い、広い、および/または長いといった、上で記載される寸法のうちの1つである。筐体の適度な長さ、幅、または厚さを判断するための代替的な式は、収容されたデバイスに接触する、筐体の内部から、筐体の外部までの距離yを測定することであり得、yは、上で列挙される範囲のうちの1つ内である。
筐体の適切な厚さ、長さ、および/または幅、および/または重量が提供されたことを確実とするために、デバイスは、筐体内に嵌装され、次いで、筐体を閉鎖することができ、筐体および/またはその封止は、実験的に収納されたデバイスを落下させること、および/または湿潤条件にそれを曝露すること等によって、衝撃および/または液体に対する耐性を提供するためのその能力に関して試験することができる。筐体の厚さ、長さ、および/または幅、および/または重量は、収容されたデバイスが破損、ひび割れ、またはそうでなければ落下および/または液体、例えば、全てのその形態における水への曝露によって損傷されないように、かかる寸法において提供されるべきである。
ある実施形態において、筐体の上部部材および底部部材は、防水および/または衝撃防止封止を形成するように、ともに連結されるために構成される。耐水性または防水封止によって、封止が、上部部材の底部部材との連結によって形成され、封止は、筐体の片側(例えば、筐体の外側)から、筐体の他方の側(例えば、筐体の内側)への液体、例えば、水の通過を実質的に可能にしないということが意味される。
図1Aは、タブレットコンピュータのようなモバイルコンピューティングデバイス、携帯電話、電子リーダ、個人用情報端末等といった、かつ本例において、薄い外形耐性を有する電子デバイスを収納するための筐体を提供する。種々の例において、収納されるべき内在デバイスは、それと関連付けられる1つ以上の独自の機能を有するデバイスであってもよい。かかる機能としては、カメラ機能、スピーカ機能、マイクロホン機能、および/またはディスプレイ機能が挙げられ得る。種々の例において、カメラ機能ならびに/またはマイクロホンおよび/もしくはスピーカ機能ならびに/またはディスプレイ機能は、相互の同じ近接内に位置付けられてもよい。種々の例において、収納されるべきデバイスは、音楽再生能力をさらに有してもよく、例えば、デバイスは、Apple iPhone(登録商標)、Apple iPod(登録商標)、またはiPod Touch(登録商標)デバイスであってもよい。添付の図面に関して、これらの機能は、本開示の電子デバイス内に含有されるように、ある位置において描写されるが、これらの機能およびそれに対応する要素の順序および位置付けは、異なり得、多くの例において、所望される際、電子デバイス内で変更され得るということが理解される。結果として、筐体の対応する機能の順序は、適宜変更される。さらに、例示的な電子デバイスは、Apple iPhone(登録商標)、Apple iPod(登録商標)、またはiPod Touch(登録商標)デバイスのうちの1つ以上として説明され得、これは、例示目的に過ぎず、それに過度に制限されることは意図されない。
示されるように、図1Aは、デバイス100のための筐体1を提供する。筐体は、ともに連結されるとき、筐体1を形成する、上部部材2および底部部材3を含む。筐体1の上部部材2は、外周部分20によって囲繞される、前部表面25を含む。外周部分20は、近位端部分21および遠位端部分22、ならびに対向する側部部分23および24によって画定される。上部部材の前部表面25は、同じ材料または異なる材料から成ってもよく、材料は、外周部分の材料(1つまたは複数)と同じ、または異なってもよい。
ある実施形態において、筐体1の前部25表面は、少なくとも1つの膜から成る。さらに、前部膜は、カメラ、例えば、ビデオもしくはカメラ機能47、近接センサ機能48、および/またはボタン機能40といった、いくつかの機能を含んでもよい。他の実施形態において、筐体1の上部2の前部表面は、いくつかの機能、例えば、環境光センサ機能49、および入射もしくは出射する音を伝送するための音響アパーチャ(または音伝送機能)46を含んでもよい。ビデオまたはカメラ機能47、近接センサ機能48、および環境光センサ機能(「ALS」;49)といった機能は、好ましくは、光学的に透明である。音を伝送するための音響アパーチャ46は、好ましくは、液体、汚れ、粉塵等が筐体の中へ侵入するのを阻止することが可能な要素(図示せず)によって被覆される。例えば、音透過性だが水不透過性の材料(例えば、Gore−Tex(登録商標)および類似の特性を有する他の材料;図示せず)が使用されてもよい。筐体の音響アパーチャに隣接して位置付けられるマイクロホンおよびスピーカを含む電子デバイスを収納することが意図される筐体の実施形態において、音透過性だが水不透過性の材料に加え、筐体は、電子デバイスの音受信および生成部分(例えば、それぞれマイクロホンおよびスピーカ)間の音の内部伝送を阻止するように、音響アパーチャを仕切り、このため、音伝送機能46を介して、筐体1の中へおよび/または外へ音を導くための音ガイドチャネルとして機能する、1つ以上の内部音抑制ガスケットまたは封止を含んでもよい。
当業者が理解するように、本発明は、カメラ、近接センサ、ALS、および/または他の機能、ならびに音響アパーチャのうちの1つ、一部、または全てが、筐体内に収納されるべき電子デバイスのディスプレイまたは対話型タッチスクリーンと接合する領域の外側で、本発明に従う筐体の前部表面上に存在する、実施形態を想定する。他の実施形態において、他の機能もまた、含まれてもよい。また、当該技術分野において既知であるように、好ましい近接センサは、赤外線(IR)光源およびIR検出器を採用する。近接センサは、例えば、タッチスクリーンを解除して、バッテリ電力を節約するおよび/または不慮の入力を阻止することができるように、デバイスがユーザの顔の近傍に持ってこられるときに検出するように、スマートフォンにおいて使用される。別途示されない限り、近接センサ機能は、このように、IR光源からのIR放射の伝送、ならびに入射するIR放射、特に、物体によって反射され、次いで、電子デバイスの近接センサのIR検出器によって検出される、IR光源からのIR放射の両方を可能にする。ALSは、典型的に、ディスプレイの輝度を調節するために使用され、これは、エネルギーも節約する。カメラは、単一または複数のデジタル画像を捕捉することが可能であってもよい。
図1Bは、図1Aに描写される筐体の上部2のハッチング部分の内部表面25aを示す。筐体1内に配置される電子デバイスの異なる電子構成要素(図示せず)間の音および光の伝送を阻止または軽減するために、好ましくは、異なる組み合わせの材料およびガスケットが採用される。図1Bに示される実施形態において、テレフタル酸ポリエチレン(PET;47c)の薄い、光学的に透き通った層が、筐体の上部2の内部表面25a上に配置される。ある実施形態において、PETの光学的に透き通った層47cは、筐体の上部2の内部表面25aに、光学的に透き通った接着剤47dを介して結合される。具体的な実施形態において、PETの光学的に透き通った層47cは、ビデオもしくはカメラ機能47および/または環境光センサ機能49を境界する。別のガスケットまたは封止46aは、音響アパーチャ46を境界し、別のガスケットまたは封止47dは、近接センサ機能48およびカメラもしくはビデオ機能47を境界する。これらのガスケットまたは封止46aおよび/または47dは、任意の好適な材料でできていてもよく、単一のガスケットに一体化されてもよく、補助的な電子構成要素を有する電子デバイスが、筐体1内に適切に封止されるとき、音密封封止を提供してもよい。ある実施形態において、単一のガスケットは、音響アパーチャ46、近接センサ48、環境光センサ49、およびカメラもしくはビデオ機能47を囲繞する。他の実施形態において、音響アパーチャ46、近接センサ48、環境光センサ49、およびカメラもしくはビデオ機能47のうちの少なくとも1つは、単一のガスケットの限界の外側にある。別の実施形態において、近接センサ機能48は、それを囲繞する、それ自身のガスケット48aを有する。
図1C〜Eは、本発明に従う筐体における、硬質で、音響的に透過性だが水/汚れ/粉塵密封封止で、かつ光学的に透過性の層を提供するために使用される材料の種々の好ましい実施形態を描写する。図1Cは、本発明に従う筐体に光学的および音響的に透過性の機能を提供するために使用される層を、本発明に従う筐体の前部表面25の内側に接着するための、2つの多層化構成、AAおよびBBを例解する。構成AAは、好適な、光学的に透き通った接着剤A2を使用して、前部表面25の内側に接着される、薄い、光学的に透き通った層(A1;好ましくは、PETから作製される)を含む。光学的に透き通った材料のかかる構成は、本発明の筐体の前部表面25上のカメラ機能47aの光学素子を増強し、それにより、筐体に配置される電子デバイス内の前方を向いているカメラ(例えば、iPhone5)の増強された性能を提供することができる。理解されるように、図1Cに示される実施形態において、構成AAは、カメラ機能およびALS機能の両方を含む。本発明は、光学的に透き通った層および光学的に透き通った接着剤が、カメラ機能の一部としてのみ見出されるが、ALS機能の一部としては含まれない、他の実施形態を想定する。好ましい実施形態において、AA構成は、筐体の前部表面25に起因する複屈折を改善するために使用される。
筐体の前部表面において、音響アパーチャ上に音透過性の水密封封止を創出する、構成BBは、同様に、接着の層B1を使用して筐体の前部表面25の内側に接着される音響膜B2に、接着層B3を介して結合される、高度な光制御フィルム(ALCF;B4)を含む。音響膜B2は、筐体に適合した電子デバイスの近接センサへの光伝送および当該センサからの光伝送を可能にするように、開口B5を含む。ある実施形態において、光は赤外光である。しかしながら、光は、近接センサの動作と一致する任意の波長の光であってもよい。ALCFは、外側環境から筐体に進入する入射光のうちの少なくとも一部をフィルタリングする役目を果たし、筐体の前部表面の内部面から反射される光が近接センサ検出器によって感知されるのを最小化し、かつ、効率的な音伝送を可能にする音響開口B6を含む。ALCFは、プリズム、配向カーボンナノチューブ等を含有する物を含む、任意の好適な材料から作製することができる。任意の好適な接着剤を、接着層B1およびB3において使用することができる。好ましくは、かかる層を形成するために使用される接着剤は、音響膜B2およびALCF B4の層における、筐体の音響アパーチャおよび近接センサ機能を形成する領域には塗布されない。構成AAおよびBBを形成するために使用される種々の層を合わせた厚さは、かかる要素を含む筐体内に収納される電子デバイスを妨げるかまたはそれに衝突するべきではない。当然のことながら、他のまたは追加の層例えば、音チャネル形成封止が含まれてもよい。BBのある構成において、層B3およびB4、ならびに任意の追加の層が、電子デバイスとB2との間のスペーサとして使用される。
音響膜と電子デバイスとの直接接触は、音響膜を越えて転送される音声信号の干渉および混信を引き起こす可能性がある。電子デバイスと音響膜との間に空間を含むことは、この干渉を低減する。音響膜と電子デバイスとの間のこの空間は、0.1〜10mmであり得る。ある実施形態において、音響膜と電子デバイスとの間の空間は、約0.1、0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10mmであり得る。他の実施形態において、音響膜と電子デバイスとの間の空間は、0.1〜1mm、1〜5mm、5〜10mm、2〜7mm、3〜8mm、4〜9mm、5〜10mm、または0.5〜2.0mmであり得る。
ある実施形態において、AA構成は、BB構成の非存在下で使用され、逆もまた同様であるということもまた、理解されるべきである。
図1Dは、図1Cに描写される実施形態の変形を示す。図1Dに示される実施形態において、構成AAは、図1Cに示される構成AAと同じである。構成CCは、図1Cの構成BBに類似しており、相違は、ALCF構造(B4、図1C)が、2つの部品によって置き換えられ、1つは圧縮性材料、例えば、発泡体C4aでできており、他方は好適なALCF材料C4bでできているということである。図1Eは、図1Cに描写される実施形態の別の変形を示す。図1Eに示される実施形態において、構成AAは、図1Cに示される構成AAと同じである。構成DDは、図1Cの構成BBに類似しており、相違は、ALCF構造(B4、図1C)が、開口D6を有する発泡体D6の部品によって置き換えられるということである。
図1C〜Eは、本明細書において説明される筐体の3つの態様を描写する。第1の態様は、AAとして提示される実施形態によって表される。本実施形態は、筐体のビデオまたはカメラ機能の場所に近接して、筐体の内部表面に接着される、透明な層を示す。この透明な層は、プラスチック、ガラス、または任意の他の透明もしくは半透明な材料でできていてもよい。この透明な層は、光がそれを通過する際、集光することができる。透明な層はまた、光がそれを通過する際、偏光し得る。透明な層はまた、光がそれを通過する際、光をフィルタリングし得る。このフィルタリングは、光のある波長に対する不透明度を伴い、ある色の可視光のみ、または可視光のみを通過させ得る。フィルタは、フィルタを通過する光を観視する人物が、光をバイオレット、青、緑、黄、オレンジ、または赤色として見るであろうように、380〜450nm、450〜495nm、495〜570nm、570〜590nm、590〜620nm、または620〜750nmの可視光を実質的に可能にし得る。フィルタはまた、赤外線または紫外線光を実質的に通さないものであり得る。
透明な層は、当該技術分野において既知の任意の方法によって、筐体の内部表面に取設することができる。図1C〜Eは、透明な接着剤の使用を描写する。透明な層はまた、筐体の内部表面上に成形され得る。透明な層はまた、透明な層を適所に保持する物理的な連結具を使用することによって、筐体の内部表面に物理的に固設され得る。物理的な連結具は、それ自体が筐体に接着され得るか、または何らかの方法で筐体に取設され得る。
第2の態様は、B4、C4a、およびD4として部分的に表される。これらの態様は、電子デバイスを音響膜から分離するスペーサである。ある実施形態において、音響膜を電子デバイスに直接接触させることが、音響膜を通過する音を歪曲させたということが見出された。歪曲を低減するために、上で説明されるように、スペーサが導入される。さらに、このスペーサは、電子デバイス上の他の位置における、スピーカからの筐体内の音響エネルギーの漏出を阻止するように、位置付けることができる。このスペーサは、電子デバイスによって他の位置において生成される、または筐体の外側から筐体を通じて伝送される、音響エネルギーの10〜100%を遮断する、音響遮蔽体として作用することができる。この遮蔽は、電子デバイスにおけるマイクロホンによる音の受信を妨げることにより、音響の悪影響を阻止する。スペーサは、音響アパーチャのみを、または音響アパーチャと、環境光センサ、近接センサ、および/またはカメラもしくはビデオアパーチャのうちのいずれか1つ以上を、あるいは電子デバイス上の音響アパーチャの近傍に位置する任意の他の機能を囲繞するように位置付けることができる。他の実施形態において、このスペーサは、まったく存在しない。
第3の態様は、C4bおよびB4として部分的に表される。この要素は、近接センサに関して取られる光の経路を制限する光ガスケットである。ある実施形態において、ポータブル電子デバイスにおける近接センサは、光を放射すること、および近接センサによって放出される反射された光を受信することによって動作する。近接センサ上のケース、筐体、または収容体部分の非存在下では、放出された光は、電子デバイスの近接センサに近接して位置する物体に反射する。ある実施形態において、近接センサは、近接センサが、ポータブル電子デバイスが物体の近傍にあるということを検出するとき、ポータブル電子デバイスのディスプレイ構成要素に電源を切らせる。ある実施形態において、ポータブル電子デバイスは、携帯電話であり、近傍の物体は、携帯電話を使用するオペレータの頭である。携帯電話のスクリーンは、携帯電話が電話呼を有しているときに、携帯電話がオペレータの頭の近傍にあるとき、動作状態である必要はない。このため、本実施形態において、携帯電話のディスプレイは、それがオペレータの頭の近傍にあるとき、非動作状態にされる。
ある実施形態において、ポータブル電子デバイスの近接センサは、放出部分および受容部分を含む。ある実施形態において、近接センサの放出および受容部分は、ポータブル電子デバイス上で互いに近傍に位置する。図1Fに示されるように、筐体、ケース、または収容体が、ポータブル電子デバイスの近接センサ90を被覆する実施形態において、近接センサ92の放出部分によって放出される光が、近接センサ91に近接する筐体、ケース、または収容体の部分によって、近接センサ93の受容部分へ反射され得るということが可能である。これは、不適切な時間に、近接センサ90に、ポータブル電子デバイス上のディスプレイを非動作状態にさせ得る。例えば、ポータブル電子デバイスが携帯電話であるとき、この不適切な反射は、携帯電話がオペレータの頭に近接していないときでさえ、携帯電話が電話の呼び出しを処理し始めるとき、携帯電話のディスプレイを非動作状態にさせ得る。ある実施形態において、筐体、ケース、または収容体は、少なくとも近接センサに近接する部分において、透明または半透明であり、それにより、放出部分92から放出される光が、筐体、ケース、または収容体91を通過することを可能にする。ある実施形態において、近接センサに近接する筐体、ケース、または収容体の部分はまた、近接センサ92の放出部分から放出される光のうちの少なくとも一部を反射し、この光の少なくとも一部分は、近接センサ93の受容部分へ反射し戻される。光は、筐体、ケース、または収容体の内部表面、外部表面、または両方の表面の一部の組み合わせに反射し得る。ある実施形態において、近接センサ92の放出部分から放出される光の1、2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または100%は、筐体、ケース、または収容体91を通過することなく、近接センサ93の受容部分に反射される。
ある実施形態において、ポータブル電子デバイスの放出部分および受容部分は、0.01、0.05、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.2、1.4、1.5、1.8、2.0、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0、または10mm以内で離れて位置する。光ガスケットは、放出部分から放出される光が、ポータブル電子デバイスの近接部分を被覆する筐体、ケース、または収容体部分によって、ポータブル電子デバイスの近接センサの受容部分に反射されることを阻止する。ある実施形態において、光ガスケットは、ポータブル電子デバイスの近接センサを被覆する筐体、ケース、または収容体部分によって、ポータブル電子デバイスの近接センサの受容部分に反射されている、放出部分からの光の量を、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、または100%抑制する。
光ガスケットは、1つ以上の光分割器を含むことができる。ある実施形態において、光分割器は、ポータブル電子デバイス上の近接センサの放出部分からある角度で放出されている光が、遮断されることを阻止し、それにより、それらが、筐体、ケース、または収容体に反射し、ポータブル電子デバイス上の近接センサの受容部分に直接戻ることを阻止する。図1Gに示されるように、ある実施形態において、光ガスケットは、近接センサ90の放出部分92と受容部分93との間に位置付けられる、少なくとも1つの光分割器94を含む。光分割器は、図1Gおよび1Hに示されるように、筐体、ケース、または収容体を貫通することができる。筐体、ケース、または収容体95の中へ延伸する光分割器の部分は、筐体、ケース、もしくは収容体を通って完全に、または部分的に延伸することができる。光分割器は、筐体、ケース、または収容体の25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または100%を通過してもよい。さらに、光分割器は、筐体、ケース、または収容体と、ポータブル電子デバイス1との間に存在するいかなる空間の中へも、ケースの下で延伸することができる。筐体、ケース、または収容体と、ポータブル電子デバイス96との間に存在する光分割器の部分は、光が、筐体、ケース、または収容体と、ポータブル電子デバイス1との間に存在するいかなる空間の25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85 90、95、または100%を通過することを遮断してもよい。
ある実施形態において、光ガスケットは、複数の光分割器を含むことができる。一実施形態において、1つ以上の光分割器94は、図1Gに示されるように、近接センサの放出部分92と受容部分93との間に配置することができる。他の実施形態において、光分割器はまた、近接センサの放出部分92および/または受容部分93の外側に配置することができる。これらの光分割器は、97および98として、図1Gにおいて概略的に示される。これらの光分割器の各々の特性は、単一の光分割器94に対して上で説明されるようなものであることができる。この構成は、図1Hにおいて上面図から示される。中心光分割器94は、透明もしくは半透明で、かつ近接センサに近接する、筐体、ケース、または収容体の部分を二分して示される。外部光分割器97、98は、透明もしくは半透明で、かつ近接センサに近接する、筐体、ケース、または収容体の外部表面の周囲を巻装し、筐体、ケース、または収容体の外側への光アクセスを有する、近接センサの放出部分92および受容部分93の縁部を区切る。
光ガスケットはまた、近接センサの放出部分92および/または受容部分93の一部の部分上に位置付けられる、複数の光分割器とすることができる。複数の光分割器は、一連のスリットまたはグリッド状に配設することができる。一連のスリットは、図1Iに示されるように、互いに平行である、複数の光分割器を含むことができる。他の実施形態において、光分割器は、図1Jに示されるように、同心形状、例えば、円形で構成されるスリットを提供する。同心形状はまた、正方形、長方形、平行四辺形、またはいずれの台形形状でもあり得る。同心形状はまた、長円形、楕円、三角形、五角形、六角形、八角形、九角形、十角形、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20角形状であり得る。より多くの辺数を有する同心形状もまた使用することができる。光分割器はまた、グリッド状に配設することができる。グリッドは、交差する非平行線の任意の組み合わせとすることができる。グリッドによって形成される形状は、規則的または不規則的とすることができ、かつ任意の辺数を有することができる。ある実施形態において、グリッドによって形成される形状は、正方形、長方形、平行四辺形、またはいずれの台形形状も含む。グリッドによって形成される形状はまた、長円形、楕円、三角形、五角形、六角形、八角形、九角形、十角形、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20角形状であり得る。より多くの辺数を有する形状もまた、使用することができる。グリッドはまた、不透明な材料において孔を形成することによって作製することができる。これらの孔は、正方形、長方形、平行四辺形、またはいずれの台形形状を含む、任意の形状とすることができる。形状はまた、長円形、楕円、三角形、五角形、六角形、八角形、九角形、十角形、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20角形状であり得る。より多くの辺数を有する形状もまた、使用することができる。
ある実施形態において、スリットとして形成される光分割器間の空間、またはグリッド状の空間は、50〜500μm、または70〜200μmの平均幅を有する。他の実施形態において、スリットまたはグリッド状の空間の幅は、50、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、または700μmである。幅は、筐体、ケース、または収容体が、ポータブル電子デバイスの周囲で閉鎖されるとき、ポータブル電子デバイスの表面と平行の方向における光分割器のサイズとして測定される。ある実施形態において、光分割器間の光伝送部分は、光分割器の幅よりも大きい幅を有する。これは、近接センサへの、およびそこからの筐体、ケース、または収容体を通じた光の伝送を最大化する。光分割器の幅は、1〜100μm、または10〜50μmであり得る。他の実施形態において、光分割器の幅は、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、または200μmである。他の実施形態において、光分割器の角度は、ポータブル電子デバイスの近接センサに近接する筐体、ケース、または収容体の平面から40〜90度である。図1Kは、光分割器が、ポータブル電子デバイスの近接センサに近接する筐体、ケース、または収容体の平面に対して90度の角度で位置付けられる、実施形態を示す。図1Lは、光分割器が、ポータブル電子デバイスの近接センサに近接する筐体、ケース、または収容体の平面に対して45度の角度で位置付けられる、実施形態を示す。他の実施形態において、光分割器の角度は、ポータブル電子デバイスの近接センサに近接する筐体、ケース、または収容体の平面から40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、または90度である。
1つ以上の光分割器の厚さは、光ガスケットの他方の特性に従って、好適に判断することができる。光分割器の厚さが減少するにつれて、光の伝播方向を制御する効果は、減少する傾向がある。ルーバー層の厚さが大きいとき、光ガスケットの合計の厚さを減少させることは困難である。したがって、光分割器の厚さは、好ましくは、10〜1,000μm、より好ましくは、40〜500μmである。ある実施形態において、光分割器の厚さは、10、100、200、300、400、500、600、700、800 900、または1,000μmである。
ある実施形態において、光ガスケットの光伝送部は、好ましくは、高い透明度を有するポリマーでできている。かかるポリマーとして、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線といった化学線で硬化可能な樹脂等を使用することができる。かかる樹脂の例としては、酢酸酪酸セルロース、三酢酸セルロース等といった、セルロース樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等といった、ポリオレフィン樹脂;ポリエチレンテレフタレート等といった、ポリエステル樹脂;ポリスチレン;ポリウレタン;ポリ塩化ビニル;アクリル樹脂;ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
複数の光分割器を有する光ガスケットは、近接センサの全体、近接センサの放出部分、または近接センサの受容部分の全体を被覆することができる。他の実施形態において、光ガスケットは、近接センサの一部分、近接センサの放出部分、または近接センサの受容部分を被覆することができる。ある実施形態において、放出部分および受容部分が、互いに、または放出部分と受容部分との間の近接センサの一部分と隣接する、近接センサの一部分は、光ガスケットによって被覆される部分である。他の実施形態において、光ガスケットは、近接センサの表面の面積の10〜100%、50〜100%、または75〜100%を被覆する。他の実施形態において、光ガスケットは、近接センサの表面の面積の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、または100%を被覆する。
他の実施形態において、光ガスケットは、ある範囲の角度で伝送される光が、図1Mにおいて実証されるように、筐体、ケース、もしくは収容体にわたって伝送されること、または筐体、ケース、もしくは収容体によって反射されることを阻止する。一部の実施形態において、光ガスケットは、近接センサの表面との平行面から0〜45度で伝送される光を阻止する。他の実施形態において、光ガスケットは、近接センサの表面との平行面から0度から、近接センサの表面との平行面から5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80または、85度で伝送される光を阻止する。他の実施形態において、光ガスケットは、近接センサの表面との平行面から0〜45度から、近接センサの表面との平行面から5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、または85度で伝送される光を阻止する。
他の実施形態において、光ガスケットは、光が、最初に筐体、ケース、または収容体を通過することなく、近接センサの放出部分92から受容部分93へ反射されることを阻止するように、それを通過する光の特性を調節する材料で構成することができる。材料は、偏光フィルタ、色フィルタ、または特定の波長の光のフィルタとすることができる。このフィルタリングは、光のある波長に対する不透明度を伴い、ある色の可視光のみ、または可視光のみを通過させ得る。フィルタは、フィルタを通過する光を観視する人物が、光をバイオレット、青、緑、黄、オレンジ、または赤色として見るであろうように、380〜450nm、450〜495nm、495〜570nm、570〜590nm、590〜620nm、または620〜750nmの可視光を実質的に可能にし得る。フィルタはまた、赤外線または紫外線光を実質的に通さないものであり得る。
ある実施形態において、光ガスケットは、近接センサを越えて被覆する。ある実施形態において、光ガスケットは、近接センサを含む、ポータブル電子デバイスの全側面を被覆する。本実施形態において、光ガスケットはまた、プライバシーフィルタとして作用し得、ならびに光が近接センサの放出部分と受容部分との間で漏出することを阻止し得る。他の実施形態において、光ガスケットは、近接センサを含む、ポータブル電子デバイスの側面の一部分を被覆する。ポータブル電子デバイスがディスプレイを含む実施形態において、光ガスケットはまた、ディスプレイの少なくとも一部分を被覆し得る。光ガスケットは、ディスプレイの50〜100%を被覆し得る。他の実施形態において、光ガスケットは、ディスプレイの表面の面積の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、または100%を被覆し得る。
さらに、筐体1の底部部材3は、外周部分30によって囲繞される底部表面35を含む。外周部分30は、近位および遠位端部分31および32、ならびに対向する側部部分33および34(図示せず)によって画定される。底部部材3の底部表面35は、同じ材料または異なる材料から成ってもよく、材料は、外周部分30の材料(1つまたは複数)と同じ、または異なってもよい。ある実施形態において、底部部材3の底部表面35は、少なくとも1つの膜から成る。他の例において、筐体1の底部部材3の底部表面35および外周部分30は、それが、収容されたデバイスから放出される音特性を増幅するような様態で、振動させることが可能である、ポリプロピレンといった、単一の、半剛性材料から成る。
種々の例において、上部部材または底部部材は、ボタン機能、音伝送機能、ポート機能、ラッチ機能等といった、複数の機能を有してもよい。例えば、図1に関して描写されるように、上部部材2は、ボタン機能99a、99b、および99cを含み、機能は、それぞれ、収納された電子デバイス100のボリュームアップおよびボリュームダウン機能、ならびにミュートスイッチといった、種々のボタン機能に対応するために構成される。また、さらに、上部部材2は、音伝送機能60、ラッチポートドア71を含むラッチポート機能を含んでもよく、その中に位置付けられる音ポートカバー53を有する、音ポート機能をさらに含んでもよい。上部部材を底部部材から分離するのを支援するためのコインスロット機能18もまた、含まれてもよい。
図1Nに関して、特定の実施形態において、筐体1は、取り外し可能にともに連結されるとき、筐体1を形成する、上部部材2および底部部材3を含んでもよい。上部および底部部材は、任意の好適な材料から製造されてもよいが、典型的には、上部および底部部材が、適切にともに連結されるとき、収容されたデバイスに衝撃および液体に対する耐性のうちの1つ以上を提供することが可能である材料から製造される。ある実施形態において、上部および底部部材は、種々の異なる構成要素から成ってもよく、したがって、複数の異なる材料から製造されてもよい。上部および底部部材が製造され得る好適な材料としては、筐体に衝撃および/または液体に対する耐性を提供するように、ともに製造され得る、剛性、半剛性、および可撓性材料が挙げられる。かかる材料としては、プラスチック、金属、ポリカーボネート、ナイロン、液晶ポリマー、および/またはゴム、熱可塑性ウレタン、ポリエチレン、および/またはポリプロピレン、これらの混合物等が挙げられ得るが、これらに限定されない。
図1Nにおいて見ることができるように、上部2および底部3部材の近位部分21および31、ならびに遠位部分22および32が、描写される。上部部材2の近位部分21は、音伝送部分60と、その中に位置付けられるヘッドホンポートカバー53を有するヘッドホンポート機能とを含み、その間に位置付けられている充電ポートカバー71と相互からオフセットされているとして描写される。上部部材2の遠位部分22は、オン/オフボタン機能といったボタン機能99cを含み、上部2と底部部材3との間には、コインスロット機能18aおよび18bが位置付けられる。上部表面25および底部35表面もまた、描写される。
図1Oは、その中に嵌装される電子デバイス100の周囲で嵌装されている、上部部材2および底部部材3を含む、筐体1を提供する。描写されているのは、筐体1の底部表面35、ならびに外周部分30および20である。上部(図示せず)または底部35表面は、その中に位置付けられるカメラレンズ83を有するレンズ機能80、および/またはマイクロホン機能86といった、1つ以上の特性を含んでもよく、レンズ機能80およびマイクロホン機能86は、本実施形態において、単一の連結された機能を形成するように、相互と整合して連結される。外部外周部分20および/または30のうちの1つ以上もまた、追加の実用的機能を含んでもよい。例えば、外部外周部分、例えば、20または30は、1つ以上のボタン機能99a、99b、および99c、ラッチカバー71bを有するラッチポート機能、音伝送部分60、ならびにその中に位置付けられるヘッドホンポートカバー53を有するヘッドホンポート機能を含んでもよい。描写されるように、ラッチ機能、音伝送機能、およびヘッドホンポート機能は、上部部材2上に位置付けられるが、しかしながら、他の実施形態において、これらの機能のうちの1つ以上は、底部部材上に位置付けられよく、または上部および底部部材の両方を包含してもよい。
さらに、図10に関して、底部表面35は、カメラまたはビデオアパーチャ83と、音伝送機能86と、フラッシュアパーチャ82とを含むことができる、カメラまたはビデオ機能80を含むということに留意されたい。ある実施形態において、底部表面は、カメラまたはビデオアパーチャ83と、フラッシュアパーチャ82とを含む、カメラまたはビデオ機能80を含む。他の実施形態において、カメラまたはビデオ機能80は、カメラまたはビデオアパーチャ83、および音伝送機能86のみを含む。他の実施形態において、カメラまたはビデオ機能80は、音伝送機能86、およびフラッシュアパーチャ82のみを含む。他の実施形態において、カメラまたはビデオ機能80は、カメラまたはビデオアパーチャ83のみを含む。他の実施形態において、カメラまたはビデオ機能80は、フラッシュアパーチャ82のみを含む。他の実施形態において、カメラまたはビデオ機能80は、音伝送機能86のみを含む。したがって、筐体1は、筐体内に収納されるべき内在デバイスの対応する機能の機能性を格納するように、筐体の一部として種々の機能要素を含んでもよい。図1Oに示される本例において、筐体1の種々の機能は、内在デバイス100のそれらの補助的機能と整合されるように構成される。
ある実施形態において、フラッシュアパーチャおよび音伝送機能は、カメラ機能の単一の下位機能に組み合わされてもよい。例えば、単一の音伝送フラッシュ下位機能は、光および音の両方が効率的に伝送されることを可能にするアパーチャに取設される膜によって被覆される、単一のアパーチャを含んでもよい。かかる実施形態において、膜は、防水封止を創出する様態、例えば、接着、結合、溶接等において接着される。好ましくは、音伝送フラッシュ膜は、少なくとも約92%の光伝送、および約45〜70のShore A Durometerを有する。一部の実施形態において、音伝送フラッシュ膜のShore A Durometerは、約50である。ある実施形態において、音伝送フラッシュ膜は、約1ミル〜約7ミル(約0.001インチ〜約0.007インチ、または約0.0254mm〜約0.1778mm)の厚さを有する。ある実施形態において、音伝送フラッシュ膜は、約4ミル〜約6ミル(約0.004インチ〜約0.006インチ、または約0.1016mm〜約0.1524mm)の厚さを有する。一部の実施形態において、音伝送フラッシュ膜は、約5ミルの厚さ(約0.005インチまたは約0.127mm)である。膜は、単一の材料の単一の層、単一の材料の複数の層、または複数の材料の複数の層を有してもよい。音伝送フラッシュ膜として使用され得る材料の例は、5ミルポリエステルフィルム(PS−1283;Polymer Science, Inc., Monticello, IN, USA)上に成型される、45 Durometerの透き通ったシリコーン膜である。
底部表面35は、カメラもしくはビデオアパーチャ83、またはフラッシュアパーチャ82に、あるいは個々に両方、またはともに両方に外接する、防水または液体防止ガスケットを含むことができる。底部表面35はまた、カメラもしくはビデオアパーチャ83、またはフラッシュアパーチャ82に、あるいは個々に両方、またはともに両方に外接する、音防止ガスケットを含むことができる。
図2は、筐体1の前部の図を提供する。上部前部表面25は、不透明な外周を含む透明な膜を備える。本実施形態において例解されるように、上部前部膜25は、例えば、筐体を通る音の伝送のための音響アパーチャ46を含む音響膜部分45と、内在デバイスの写真もしくはビデオカメラと併せて使用されるために構成される、光学的に透き通った領域47と、内在デバイスの近接センサと併せて使用されるために構成される、別の光学的に透き通った領域48とを含む。所望される場合、光学的に透き通った領域47は、レンズ80を含むように構成されてもよく、レンズは、内在デバイスのカメラレンズと整合されてもよいということに留意されたい。
図2はまた、筐体1の前部底部部分の図を提供する。前部表面25の底部部分は、ボタン機能40を含む膜を備える。膜25は、透明であるが、光学的に透過性ではない、不透明な外周を含む。また、描写されているのは、ヘッドホンポートカバー53、および外周ラッチ機能カバー71であり、これらの全ては、本実施形態において、筐体1の近位端21、31に位置付けられる。
図2は、組み立てられた筐体1の図を提供し、その中に収容されるべきデバイスは存在しない。本実施形態において、上部前部表面25は、近位端21から遠位端22へ、および側面23から側面24へといった、外周部分20の片側から他方へ跨る半透明な膜から成る。したがって、底部部材3の内側表面36は、上部部材2の半透明な膜25を通って見られる。半透明な膜25の一部分は、例えば、膜の外周に向かって、1つ以上の不透明な領域を含むように構成されてもよく、不透明な領域は、可視的に半透明な領域に外接する。不透明な領域は、全体的に不透明であってもよく、または光学的に透過性のサブ領域を含んでもよい。
描写されるように、上部膜25は、複数の機能を含む。例えば、上部表面膜25は、ボタン機能40と、例えば、それぞれ収容されたデバイスのビデオカメラ部分および近接センサ部分に対応する、光学的に透き通った領域47および48と、音を伝送するためのアパーチャ46を含む音響膜部分とを含む。アパーチャ46は、防水ガスケット45の存在によって、液体がそこを通過することを阻止され、ガスケットは、音に対しては許容的であるが、液体に対してはそうではない。かかるガスケットは、Gore−Tex(登録商標)等といった、いくつかの異なる疎水性材料から成ってもよい。
描写されるように、外部外周部分20はまた、スピーカ音伝送部分60、および充電ポートを被覆するためのラッチカバー71bを含むラッチ機能70を含む、複数の機能を含む。また、描写されるのは、ヘッドホンジャックといった音伝送補助デバイスを受容するためのヘッドホンポートであり、音ポートは、その中に液体密封封止を生成するように、音ポートカバーまたはバング53によって被覆されるとして描写される。描写されてはいないが、底部部材の内部表面36は、例えば、増強された音伝送のために、筐体3の底部と収容されたデバイスとの間の分離を可能にするように、スタンドオフ(stand−off)43を含んでもよい。
図2に示されるスタンドオフ43は、2つの隆起した平行線を備える。これらの線は、ポータブル電子デバイスが筐体1内に収容されるとき、それに接触する、ブリッジを形成する。これは、音が筐体の底部部材3を通って運ばれているとき、底部部材3の内側表面36が、ポータブル電子デバイスの後部に繰り返し突き当たることを阻止する。ある実施形態において、底部部材3は、それを通って、筐体に収容されるポータブル電子デバイスから筐体の外側へ通過する音の周波数を効果的に伝送し、調節することができる。ある実施形態において、音は、ある音伝送領域350の底部部材3の内側表面36と相互作用する。音伝送領域は、音を伝送する上で特に効果的な底部部3の領域である。ある実施形態において、音伝送領域は、音伝送領域350と相互作用する音の25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、または100%を伝送することができる。音は、音伝送領域350に隣接する流体(即ち、気体または空気)の振動を介して、または音伝送領域350に隣接する底部部材の非音伝送領域352の一部分の振動を通じて、またはその両方で、音伝送領域350と相互作用することができる。
音伝送領域350はまた、ポータブル電子デバイスから放出される音に存在するあるピッチを増幅することができる。底部部材3のサイズ、およびある音伝送領域のサイズにより、好ましくは、音の低い周波数が増幅され、底部部材3が、サブウーファとして機能することを可能にすることができる。しかしながら、底部部材の音伝送領域350のサイズ、形状、および構成は、音の任意の周波数を増幅するように配設することができる。ある実施形態において、底部部材の音伝送領域350は、16〜32Hz;32〜512Hz;513〜1023Hz;1024〜2048Hz;2049〜4095Hz;4096〜8192Hz;8193Hz〜16383Hz、および16384〜32768Hzの周波数の増幅を可能にする。
ある実施形態において、音伝送領域350は、底部部材3の内側表面36上にピップ(pip)351を含む。ピップ351は、任意の形状とすることができる。ある実施形態において、ピップは、底部部材3の内側表面36から外に延伸する半球である。しかしながら、ピップは、正方形、長方形、平行四辺形、台形、三角形であるか、または5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20以上の辺を有する、外形を有し得る。ある実施形態において、ピップ351の形状を変化させることは、音伝送領域350の音響特性を変化させることができる。ピップはまた、多様なサイズを有することができる。ピップは、0.01〜10mmの最も広い点における直径を有することができる。他の実施形態において、ピップは、0.1〜8mm;0.2〜6mm;0.5〜5mm;または1〜3mmのそれらの最も広い点における直径を有する。ピップは、底部部材3の内側表面36から0.01〜10mm隆起させることができる。他の実施形態において、ピップは、底部部材3の内側表面36から0.1〜8mm;0.2〜6mm;0.5〜5mm;または1〜3mmの高さを有する。ピップは、種々の構成において、音伝送領域350に配設することができる。ある実施形態において、ピップは、規則的なグリッド状に配設される。他の実施形態において、ピップは、音伝送領域350にわたってランダムに配設される。ピップは、それらが、互いから規則的な距離であるように、配設することができる。この距離は、0.5〜50mmとすることができる。ピップ間のこの距離はまた、1〜25mm;2〜20mm;5〜15mm;7〜12mm、または9〜11mmとすることができる。ピップは、ピップ間に定義された距離が存在しないが、ピップ間の様々な距離が存在するように、配設することができる。この範囲は、0.5〜50mmとすることができる。この範囲はまた、1〜25mm;2〜20mm;5〜15mm;7〜12mm、または9〜11mmとすることができる。ピップ351は、底部部材3と同じ材料でできていてもよく、またはそれらは、異なる材料でできていてもよい。
ピップ351は、質量を追加させることにより、従って音伝送領域350と関連付けられる共鳴を変化させることによって、音伝送領域350の音響特性を変化させる。これは、一部の音周波数が増幅されながら、他が減衰されることを可能にする。これは、筐体に収容されるポータブル電子デバイスからの音出力を最適化するために使用することができる。
音伝送領域の外側で、スタンドオフ43は、筐体に収容されるときにポータブル電子デバイスと接触し、底部部材3、または音伝送領域350におけるピップ351が、ポータブル電子デバイスに対して振動してうなり音を引き起こすか、そうでなければ、筐体の底部部材3を通じた音伝送を妨げるのを阻止する。スタンドオフ43は、任意の形状とすることができる。例えば、スタンドオフ43は、図2に示されるように、狭い長方形の形状を有することができる。スタンドオフはまた、円形、長円形、楕円、正方形、長方形、平行四辺形、台形、三角形であるか、または5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20以上の辺を有することができる。スタンドオフ43は、様々なサイズとすることができる。スタンドオフ43は、0.1〜5mmの幅、および0.1〜15mmの長さとすることができる。他の実施形態において、スタンドオフ43は、0.5〜3mmまたは1〜2mmの幅、および0.5〜10mm;1〜8mm、または2〜5mmの長さである。
ある実施形態において、スタンドオフは、狭い長方形であり、幅は、長さよりもはるかに小さい。これらの狭い長方形は、図2に示されるように対で配設することができる。これらの対の長方形は、図2に示されるように、底部部材の内側表面36の中間に配設することができる。それらはまた、任意の他のパターンにおいて配設することができる。ある実施形態において、底部部材3の内側表面36の中心軸に沿って、2組の対の長方形が存在する。他の実施形態において、3、4、5、6、7、8、9、または10組が存在する。他の実施形態において、対の長方形は、底部部材3の内側表面36の長さを延伸するのに十分に長い。ある実施形態において、スタンドオフ43は、任意の方向に、底部部材3の内側表面36にわたって延伸する、線(延伸された長方形)を形成し得る。例えば、線は、底部部材の内側表面36の長さまたは幅にわたって延伸し得る。ある実施形態において、スタンドオフは、図3Eに示されるように、底部部材の内側表面36の外周周辺部に位置付けられる。他の実施形態において、スタンドオフは、ポータブル電子デバイスが筐体内に収容されるとき、ポータブル電子デバイスの後部表面に接触する、発泡体のような材料の正方形または長方形のパッドである。
スタンドオフ43は、それらが、ポータブル電子デバイスが筐体内に収容されるとき、ポータブル電子デバイスの後部表面に接触するように構成される。ある実施形態において、スタンドオフ43は、底部部材3が、底部部材3を通って伝送されている音により振動しているときでさえ、電子デバイスと接触する。ある実施形態において、底部部材3が音の伝送により振動しているとき、スタンドオフ43のうちの1つ以上は、その時間の5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、または100%、ポータブル電子デバイスと接触したままである。ある実施形態において、スタンドオフ43は、音が底部部材にわたって伝送されているとき、その時間の90〜100%、ポータブル電子デバイスと接触したままである。
スタンドオフ43によって占有される領域は、筐体のための音伝送領域350ではない。しかしながら、スタンドオフ43によって占有される領域は、依然として、音を伝送する。しかしながら、ある実施形態において、スタンドオフ43によって占有される領域は、音伝送領域350よりも少ない音を伝送する。さらに、一部の実施形態において、スタンドオフ43によって占有される領域は、音伝送領域350と同じ様態では、あるピッチの音を増幅または減衰しない。
一部の実施形態において、筐体の上部および底部部材の前部および後部表面は、各々、外周部分を含む。ある実施形態において、上部および/または底部部材の外周部分は、複数の下位部分を含んでもよい。例えば、上部部材の外周部分は、内部および外部外周部分を含んでもよく、外周部分は、上部部材膜の異なる部分と相互作用するために構成されてもよい。ある実施形態において、底部部材の外周部分は、内部および外部外周部分を含んでもよい。ある例において、内部および外部部分の一方もしくは両方は、同様にチャネルを形成し得る、内部境界部材および外部境界部材を形成してもよい。チャネルは、底部部材上、または上部部材上に位置付けられてもよい。
上部および底部部材の外周部分、またはその下位部分は、任意の好適な材料から製造されてもよい。外周部分は、上部および/もしくは底部表面部材と同じ材料から製造されてもよく、または1つ以上の上部および/もしくは底部表面部材とは異なる材料から製造されてもよい。例えば、上部部材上に内部および外部外周部分が存在するときといった、種々の例において、内部外周部分は、筐体に構造的な一体性を提供するように、剛性プラスチック、ポリカーボネート等といった剛性材料から製造されてもよいが、外部外周部分は、ある程度の衝撃吸収および保護を筐体の外周に提供するように、ポリエチレンもしくはポリプロピレン材料等といった、より可撓性、例えば、半剛性または可撓性材料から製造されてもよい。
本実施形態において、上部部材は、外周部分を含む。外周部分は、内部外周部分および外部外周部分を含む。内部外周部分は、剛性材料から成り、デバイスを筐体内に快適に嵌装して固定するように、およびデバイスが筐体内にある間、それに支持を提供するように、封入されたデバイスと関連付けるために構成される。外部外周部分は、可撓性または半可撓性材料から成り、内部外周部分の側面の上方に、およびそれに沿って、位置付けられる。外部外周部分は、筐体の外側から筐体の内部への衝撃の転移を減衰するように適合される、可撓性または半可撓性材料から成ってもよく、このため、衝突等による衝撃を吸収するように機能してもよい。
内部および外部外周部分は、オーバーモールドプロセス等において、ともに製造されてもよく、または別個に製造され、ともに連接されてもよい。例えば、ある実施形態において、外部外周部分は、内部外周部分から取り外し可能であってもよい。他の例において、内部および外部外周部分は、内部外周部分が膜の底部表面と関連付き、外部外周部分が膜の上部表面と関連付くような様態で、含まれるとき、前部表面膜とともに製造される。このように、膜は、上部部材の外周部分と一体的に関連付けられてもよい。種々の実施形態において、内部境界部材は、クラスプ機構を含む。
底部部材は、外周部分を含む。外周部分はまた、内部外周部分および外部外周部分を含む。本例において、内部外周部分は、内部境界部材を形成し、外部外周部分は、外部境界部材を形成する。ともに内部および外部境界部材は、チャネルを境界することができる。チャネルは、ガスケット、例えば、Oリングをさらに含むことができる。外部境界部材は、クラスプ機構を含む。
内部および外部境界部材のクラスプ機構は、いずれかのクラスプ機構が、上部および底部部材をともに連結して、筐体を形成するように、対応するクラスプ機構と相互作用することが可能である限り、任意の構成を有することができる。本例において、上部部材上のクラスプ機構は、それにより、液体密封封止といった封止を提供するように、底部部材上の対応するクラスプ機構と相互作用する。したがって、上部部材のクラスプ機構は、底部部材の対応するクラスプ機構と相互作用するために構成され、クラスプ機構は、上部および底部部材を、ともに、および液体防止封止を形成する外周ガスケットと組み合わせて、連結するために構成される。
別の実施形態において、クラスプ機構は、底部部材の外部境界部材と関連付けられ、クラスプ機構は、上部部材の内部外周部分と関連付けられる。しかしながら、クラスプ機構は、底部部材の内部境界部材と関連付けられてもよく、クラスプ機構は、上部部材の外部外周部分と関連付けられてもよいということに留意されたい。本実施形態において、クラスプ機構は、対応するキャッチとして構成されるが、延伸された突起部材および溝構成を有するリブ等といった他の構成を有してもよい。
さらに、本実施形態において、筐体は、追加のクラスプ機構を含み、クラスプ機構は、液体防止および落下防止封止等において、上部の底部部材との密封連結を確実にするように、ともに上部および底部部材の封止を固定するようにさらに含まれる。したがって、本実施形態において、上部部材は、1つ以上の歯レセプタクル部材内に受容されるために構成される、1つ以上の歯部材を含み、部材は、上部および底部部材をともに連結するように機能する。本実施形態において、2つのクラスプ機構がともに示されるが、他の実施形態において、1つのみまたはそれ以上のクラスプ機構が含まれてもよい。
底部部材外周部分は、境界部材を有してもよく、上部部材外周部分は、内部および外部外周部分を有してもよいが、ある例において、上部部材外周部分は、境界部材および境界チャネルを有してもよく、底部部材外周部分は、チャネルを境界しない、内部および外部外周部分を有してもよいということに留意されたい。
上で説明されるように、ある例において、上部部材は、より可撓性の外部外周部分と連結される、より剛性の内部外周部分を含む。剛性の内部外周部分は、筐体の上部部材に構造を提供し、筐体の可撓性の外部外周部分は、衝撃吸収を提供する。描写されるように、内部および外部外周部分は、製造プロセス等、例えば、オーバーモールドされた様態において、ともに一体的に形成されるが、他の実施形態において、それらは、製造プロセス後にともに連結されることが可能である、2つの別個の要素であってもよい。例えば、ある実施形態において、より可撓性の外部部分は、内部外周部分のより剛性のフレーム上に伸張される、可撓性のスリーブ(sleeve)であってもよい。したがって、一部の実施形態において、上部部材は、ポリカーボネートフレームといった、剛性骨格フレームを含む、外周部分を含んでもよく、フレームは、外部外周部分を形成するように、ポリエチレン等といった、ゴムまたはウレタン材料といった、より可撓性の材料と関連付けられる、例えば、オーバーモールドされる。
さらに、ある例において、上部または底部部材の外周部分は、内部および外部境界部材を含んでもよい。例えば、底部部材は、外周部分を含んでもよく、外周部分は、内部境界部材および外部境界部材を含む。内部および外部境界部材は、筐体の底部部材の内部と外部境界部材との間に位置付けられるチャネルに構造的な一体性を提供するように、剛性プラスチック等のような剛性材料、またはポリプロピレン材料といった半剛性材料といった、同じまたは異なる材料から製造されてもよい。内部および外部境界部材は、その間にチャネルを形成するような様態で構成されてもよい。
したがって、一実施形態において、上部および底部部材の一方もしくは両方は、上部および/または底部部材の外周部分の少なくとも一部分に沿って延伸するチャネルといった、チャネルを含んでもよい。本例に関して、上部および底部部材は、取り外し可能にともに連結されるために構成される別個の部材であってもよく、またはそれらは、単一、もしくはヒンジ要素によって連接される複数の部材とすることができるということに留意されたい。チャネルは、内部境界部材および外部境界部材を備えてもよく、境界部材は、チャネルの境界を少なくとも部分的に画定してもよい。チャネルは、チャネル内に位置付けられるOリングといったガスケットをさらに含んでもよい。
ある例において、内部および外部境界部材は、筐体の上部および/または底部部材の一部分または全体の外周に沿って伸びてもよい。例えば、チャネルを形成する内部および外部境界部材は、底部部材の全体の外周部分に外接してもよい。内部または外部境界部材の一方もしくは両方は、同様に上部および/または底部部材の一部分または全体の外周に沿って伸びる、1つ以上のクラスプ機構を含んでもよい。本例において、外部境界部材は、筐体の底部部材の全体の外周に沿って伸びる。外部境界部材は、同様に底部部材の全体の外周に沿って伸びる、クラスプ機構を含む。内部外周部材もまた、底部部材の外周の1つ以上の部分、例えば、複数の部分に沿って伸びる、クラスプ機構を含む。例えば、底部部材のチャネルの内部または外部境界部材が、クラスプ機構を含む場合、筐体の対向する部材、例えば、上部部材もまた、対向する筐体部材上、例えば、底部部材の内部または外部境界部材上のクラスプ機構と相互作用するために構成される、補助的クラスプ機構を含んでもよいということに留意されたい。
上部および底部部材のクラスプ機構(複数を含む)は、それらが、筐体の上部部材を筐体の底部部材と連結するような様態で、相互と相互作用することが可能である限り、任意の好適な構成を有してもよい。ある例において、この連結は、筐体の上部と底部部材との間に液体防止および/または落下防止封止を提供するような様態である。
したがって、筐体の上部および底部部材は、上部および底部部材の外周部分に沿って延伸する、対応するクラスプ機構を含んでもよく、クラスプ機構は、筐体の上部および底部部材を相互と連結し、それにより筐体を封止するような様態で、相互と接合するために構成されてもよい。
クラスプ機構は、筐体部材の全体の外周、またはその一部分の周囲に延伸してもよい。例えば、クラスプ機構は、例えば、上部および底部部材が好適なヒンジ要素によって連接される場合、外周の約99%以上、約95%、約90%、約85%、約80%、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%、約50%、約40%、約30%、約25%、約20%、約10%以下の周囲に延伸してもよい。例えば、上部または底部部材が、内部もしくは外部外周部分、および/または内部もしくは外部境界部材によって境界されるチャネルを含む場合、内部および/または外部外周部分は、その一部分がクラスプ機構を形成するように構成されてもよい。
一実施形態において、筐体は、キャッチクラスプ機構として構成される、クラスプ機構を含んでもよい。本実施形態において、上部部材は、内部外周部分および外部外周部分を含む。内部外周部分は、剛性プラスチックまたはポリカーボネートといった、剛性材料から製造され、上部キャッチクラスプ機構を含む。剛性プラスチックは、筐体のための構造を提供する。内部外周部分の剛性プラスチック材料は、ゴム、TPE等といったより可撓性、例えば、半剛性材料と重ね合わされ、材料は、外部外周部分を形成し、材料は、筐体に、例えば、衝撃に対する保護を提供するように含まれてもよい。
上に記載されるように、上部部材の内部外周部分の上部クラスプ機構;および外部外周部分の底部クラスプ機構、例えば、底部部材の境界部材は、任意の好適な構成を有してもよい。一部の実施形態において、上部および底部クラスプ機構は、対応するキャッチとして構成される。したがって、クラスプ機構は、キャッチまたはリップ領域を含む。
キャッチ領域は、交差表面によって交差される、傾斜表面を含む。ともに、傾斜表面および交差表面は、上部部材のキャッチクラスプ機構を備える、縁部、またはリップを形成する。傾斜表面および交差表面は、ある角度を形成する。さらに、キャッチ領域は、交差表面によって交差される、傾斜表面を含む。ともに、傾斜表面および交差表面は、底部部材のキャッチクラスプ機構を備える、縁部、またはリップを形成する。傾斜表面および交差表面は、ある角度を形成する。例えば、傾斜表面は、約5または約10度〜約80または85度、例えば、約15または20度〜約70または75度、例えば、約30または40度〜約50または60度、例えば、約45度といった、0〜約90度の範囲の度で交差表面に対して傾斜してもよい。
したがって、上部部材のキャッチクラスプ機構は、底部部材の対応するキャッチクラスプ機構に係合するために構成される。対応するクラスプ機構は、対応する表面、例えば、リップもしくは縁部領域を有してもよく、または異なるが、補助的表面を有してよい。一実施形態において、上部部材は、交差表面によって交差される傾斜表面を備える、リップまたは縁部領域を含む、キャッチクラスプ機構を有する、外周部分を有する。底部部材は、同様に交差表面によって交差される傾斜表面を備える、リップまたは縁部領域を含む、キャッチクラスプ機構を有する、外周部分を有する。本実施形態において、対応するリップまたは縁部領域は、ともに連結されるために構成される。クラスプ機構の特定の構成が、例えば、対応するキャッチクラスプ機構として、本明細書において説明されているが、他の構成もまた、例えば、傾斜した表面が直線または実質的に直線である場合等、好適であり得るということに留意されたい。例えば、一実施形態において、上部または底部部材のうちの1つは、例えば、リップ縁部領域を有する、上で説明されるように構成される、クラスプ部材を有してもよく、対応する部材は、対向する部材の対応するリップ縁部を受容するために適合される、溝、例えば、円周方向の溝といった、受容要素として構成される、クラスプ部材を有してもよい。
しかしながら、本実施形態において、傾斜表面および交差表面は、底部部材のクラスプ機構を備え、当該クラスプ機構は、上部部材クラスプ機構の対応する表面に係合するために構成される。上部および底部クラスプ機構は、それらがともに連結される(例えば、ともにスナップされる)とき、それらが、例えば、液体防止封止において、筐体を封止するような様態で、互いと相互作用するために構成される、対向するスナップ式閉鎖をともに形成する。本実施形態において、クラスプ機構は、筐体の全体の外周に外接する、全体的に内部のクラスプ機構であるということに留意されたい。上部および底部クラスプ機構は、例えば、全体的に内部で、かつ全体の外周部分に外接する、1つの特定の構成に関して、本明細書において説明されているが、この構成は、非限定的な例であり、クラスプ機構が、上部および底部部材をともに連結し、それにより筐体を封止するのに十分な様態で、ともに連接されることが可能である限り、種々の方法で修正されてもよいということを理解されたい。
本明細書において、上に記載されるキャッチクラスプ機構に加えて、またはその代替として、筐体は、歯およびレセプタクルクラスプ機構として構成される、全体的に内部のクラスプ機能を含んでもよい。全体的に内部の歯およびレセプタクルクラスプ機能は、1つ以上の歯の1つ以上のセクションを含んでもよい。全体的に内部のクラスプ機能はまた、1つ以上の歯受容部材またはレセプタクルの1つ以上のセクションを含んでもよい。歯(1つまたは複数)は、歯が歯受容部材と連結される、例えば、その中に嵌装される際、上部部材および底部部材が、筐体を形成するようにともに連結されるように、歯(1つまたは複数)受容部材と接合されるために構成されてもよい。
例えば、ある実施形態において、歯は、上部または底部部材の一部分または全体の外周に沿って位置付けられる、延伸された、または突起する要素として構成されてもよく、対応する部材は、歯部材の少なくとも一部分をその中に嵌装するように適合される、へこみまたは開口として構成されてもよい、歯受容部材を有する。本例において、歯は、上部部材の外周部分に沿って位置付けられ、歯受容部材は、底部部材の外周部分に沿って位置付けられる。しかしながら、他の例において、歯は、底部部材の外周部分に沿って位置付けられてもよく、歯受容部材は、上部部材の外周部分に沿って位置付けられてもよい。これらの歯およびレセプタクル部材は、ある実施形態において、衝撃防止、液体防止、および/または粉塵防止封止であり得る、筐体を形成するように、上部部材を底部部材に連結するように機能する。筐体のある実施形態において、クラスプ機構は、それらが、当該技術分野において既知の古典的なラッチ機構を採用するとき、筐体の2つの部材をともに連結するときに典型的であるたわみを低下および/または除去するように構成されてもよい。例えば、当該技術分野において既知の典型的なラッチ機構(例えば、筐体の外周部分に沿って、単一の点においてクラスプするもの)を採用する場合、対向する表面上の別々の場所に、ある閉鎖力を付与するのみのラッチ機構の結果として、たわみが生じることが多い。かかるラッチ機構は、種々の引張点の間に相当な間隙を残す。このような構成は、筐体の2つの部分が互いに反する働きをする際に、たわみをもたらす。なぜならば、間隙間のこれらの引張点は、相反する力が統合されて結果として最大となる場所だからである。
ある例において、本筐体およびその機能は、これらの相反する力を制約するように構成される。例えば、筐体の上部または底部部材は、筐体の長さに沿って、これらの相反する力を分散させ、それにより、筐体の2つの部材の封止によって引き起こされ得るたわみを最小化するために構成される、対向するクラスプ機構を含んでもよい。ある例において、上部または底部部材の一方もしくは両方は、チャネル(例えば、ガスケットを含有するチャネル)を含み、当該チャネルの一部分は、相反する力をチャネル全体に分散させるように構成されるクラスプ機構を含んでもよい。
例えば、チャネルは、筐体の部材(例えば、底部部材)内に含まれてもよく、チャネルは、チャネル内に筐体の部材をともにクラスプすることによって引き起こされる相反する力を制約するように構成される。かかる例において、相反する力は、チャネルの小さい空間に制約することができ、それぞれ上部および底部部材のクラスプ機構の密封連結によってさらに最小化することができる。これは、ガスケットをさらに圧縮し、それにより液体密封封止を生成するように、ガスケット(例えば、Oリング)がチャネルに含まれる場合、特に有益である。
筐体の液体密封封止を促進するように、異なるサイズおよび形状のガスケットが含まれてもよい。ガスケットは、中実ガスケット、または最大10%、最大15%、最大20%、最大25%、最大30%、最大40%、最大50%以上の圧縮性といった、より大きい圧縮性を可能にする、中空ガスケットであってもよい。ガスケットは、水密封封止が有益な場所(例えば、チャネル内)であればどこに位置付けられてもよい。しかしながら、かかるガスケットを含むことは、筐体の2つの部材をともに連結することによって引き起こされる圧縮にガスケットが抵抗する際、追加の相反する力を創出する。したがって、クラスプ機構は、これらの相反する力をより良好に分散させるように、外周の相当な円周に沿って、実質的に連続的であるように構成されてもよい。かかる連続的な円周方向のクラスプシステムは、デバイスの円周の全体または相当な部分の周囲を巻装し、遷移間隙を最小化し、引張点間の間隙において増大する相反する力を分散させてもよい。
したがって、上部部材は、外周部分を含む。外周部分は、内部外周部分および外部外周部分を含む。上部部材の内部外周部分は、クラスプ機構を含む。内部外周部分がクラスプ機構を含むが、ある実施形態において、外部外周部分が、クラスプ機構を含んでもよいということに留意されたい。
上部部材クラスプ機構は、表面を含み、表面は、傾斜しているとして描写される。この表面は、傾斜しているとして描写されるが、ある実施形態において、それは、異なる構成を有してもよく、例えば、それは、実質的に直線であってもよいということに留意されたい。上部部材クラスプ機構はまた、本例においては、接合表面でもある、交差表面を含む。接合表面は、表面に交差する、実質的に水平な表面として描写される。しかしながら、この構成は、好適なクラスプ機構がそれにより形成される限り、修正されてもよい。このように、リップまたは縁部が形成され、縁部は、上部および底部部材をともに連結および封止するように、底部部材の対応するクラスプ機構、例えば、リップ縁部または溝部材と接合するように構成される。
底部部材はまた、外周部分を含む。外周部分は、内部境界部材および外部境界部材を含み、境界部材は、チャネルを境界する。底部部材の外部境界部材は、クラスプ機構を含む。しかしながら、他の例において、底部部材の内部境界部材が、クラスプ機構を含んでもよい。
底部部材クラスプ機構は、表面を含み、表面は、傾斜しているとして描写される。この表面は、傾斜しているとして描写されるが、ある実施形態において、それは、異なる構成を有してもよく、例えば、それは、実質的に直線であってもよいということに留意されたい。底部表面クラスプ機構はまた、本例においては、接合表面でもある、交差表面を含む。接合表面は、表面に交差する、実質的に水平な表面として描写される。これらの表面の構成は、それが、上部表面上の対応するクラスプ機構と接合するためのクラスプ機構を形成することが可能である限り、描写されるものとは異なってもよいということを理解されたい。このように、リップまたは縁部が形成され、縁部は、上部および底部部材をともに連結および封止するように、上部部材の対応する縁部と接合するために構成される。外部境界部材がクラスプ機構を含むが、ある実施形態において、内部境界部材がクラスプ機構を含んでもよいということに留意されたい。上部または底部クラスプ機構のうちの一方は、上で説明されるリップ縁部構成ではなくむしろ、溝といった受容部材としての構成を有してもよいということに留意されたい。
さらに、歯領域は、上部部材の外周部分に沿って位置付けられる。各歯領域は、1つまたは複数の歯を含んでもよい。本例において、描写された歯領域は、複数の歯を含む。歯は、横方向に、および上部部材の内部外周部材の長手方向の長さから離れて、筐体の内部空洞に向かって内部に延伸する。歯は、底部部材の対応する歯受容部材内に受容されるために構成される。
結果的に、描写されるように、内部外周、例えば、底部部材の内部境界部材に沿って位置付けられる、歯受容領域が存在する。描写されるように、歯受容部材は、歯が嵌装され得るアパーチャとして構成される。したがって、上部部材が底部部材に連結される際、描写された歯領域の歯は、底部部材の歯受容部材領域の歯受容部材と接合および係合し、したがって、筐体は、上部部材の底部部材との連結によって形成され、かつクラスプ機構、ならびにともに連接するクラスプ機構によって封止される。
歯および歯受容部材は、それらが、筐体の上部および底部部材をともに連結するように、相互と相互作用することが可能である限り、任意の好適な構成を有してもよいということに留意されたい。したがって、歯および/または対応する歯受容部材の数、サイズ、および場所は、変化してもよい。例えば、1つの長い歯またはいくつかの短い歯が含まれてもよい。歯は、全体の外周部分、または任意の数のそのサブ部分に沿って位置付けられてもよい。描写されるように、上部部材の3つの辺に沿って位置付けられる、3つの歯領域が存在する。しかしながら、歯を、上部部材の代わりに底部部材上に位置付けることができる、および/または所望される場合、1つ、2つ、3つ以上の歯領域を、上部もしくは底部部材の1つ、2つ、3つ以上の辺に沿って含むことができる。
同様に、1つの長い歯受容部材またはいくつかの短い歯受容部材が含まれてもよい。歯受容部材は、全体の外周部分または任意の数のその下位部分に沿って位置付けられてもよい。歯受容部材は、上部および底部部材がともに連結されるとき、筐体を固定および封止するように、歯部材に対応し、それと相互作用するように構成される。歯および/または歯受容部材は、上部もしくは底部部材のいずれかもしくは両方上に、ならびに所望される場合、内部もしくは外部外周部分上に、位置付けることができるということに留意されたい。
底部表面部材は、底部部材の後部表面と収納されたデバイスとの間の直接連通を提供すること、ならびに筐体の内部を通る音の流れを増強するように2つの間の小さい空間を提供することの両方を行うように機能する、複数の音ブリッジをさらに含む。
チャネルは、内部および外部境界部材、ならびに底部部材外周部分の底部後部表面によって、部分的に形成される。ある実施形態において、チャネルは、上部および底部部材の構造に対応する変更を伴って、上部部材の一部として含むことができる。
上部部材のクラスプ機構を伴う内部外周部分は、チャネルに挿入されるために構成され、ガスケットに係合するためにさらに構成されてもよく、かつ、例えば、液体防止封止において、上部および底部部材をともに連結するような様態で、底部部材の外部境界部材のクラスプ機構に係合するためにさらに構成されてもよい。したがって、本実施形態において、内部外周部分は、ガスケットを圧縮し、それにより液体防止封止を形成するような様態で、ガスケットと接合するために構成される、ガスケット接合部分を含む。
ある実施形態において、ガスケットは、チャネル内に存在する必要はないということに留意されたい。むしろ、上部部材は、例えば、衝突部材が、それと液体防止封止を生成するように、チャネル内に圧縮され、嵌装されることが可能である材料から成るとき、それがチャネルを充填し、それによりその間に液体防止封止を生成するような様態で、チャネル内に衝突するために構成される、延伸された可撓性/圧縮性部材といった、衝突部材を含んでもよい。さらに、ある実施形態において、底部部材の内部および/または外部境界部材は、異なって構成されてもよく、または全く含まれなくてもよい。異なるクラスプ機構、例えば、外部にある、または上部および底部部材の外周部分とは異なる、別個のクラスプ機構が含まれてもよいが、本明細書において描写されるクラスプ機構は、かかる外部クラスプ機構に勝るある利点を有する。それにもかかわらず、クランプまたは他の形態の外部クラスプ機構といった、外部クラスプ機構が提供されてもよい。かかる外部クラスプ機構は、本明細書において説明される内部クラスプ機構に加えて、またはその代用として、含まれてもよい。
図3Aは、本発明の別の筐体構成の断面図である。この構成の描写された実施形態において、筐体1は、上部および底部部材2および3が連接されて関連付けられるとき、上部部材2の外周において補助的位置に配列される変形可能な開口121に係合するように、底部部材3の上外周周囲に配列される複数のテーパ状の支柱131を使用して、ともにスナップする、上部および底部部材2および3をそれぞれ備える。上部および底部部材120、130が製造され得る好適な材料としては、制限することなく、プラスチック、金属、ポリカーボネート、ナイロン、液晶ポリマー、および/またはゴム、熱可塑性ウレタン、ポリエチレン、および/またはポリプロピレン、これらの混合物等を含む、剛性、半剛性、および可撓性材料が挙げられる。他の実施形態において、筐体はまた、図3Aに示される外部ガスケット178を含む。外部ガスケット178は、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質を排除するのに十分である、上部部材120との封止を創出する。外部ガスケット178は、上で説明されるような任意の種類の封止剤または封止材料で作製することができる。
図3Aに描写されるように、底部部材3のテーパ状の支柱131は、スロット170によって分離される、分割したヘッド171および172を含む。分割したヘッドは、保持のために変形可能な開口121の補助的保持面126および127に係合するように形状化される、テーパ状の下面136および137を有する。理解されるように、底部部材の支柱および上部部材の補助的開口のための任意の好適な形状を採用してもよい。一部の実施形態において、ヘッドは、分割されている代わりに中実である。これらの実施形態において、変形可能な開口は、ヘッドが分割ヘッドであるとき、必要とされるものよりもそれらが柔軟であることを可能にする、材料でできているか、またはそのような形状および厚さである。テーパ状の支柱131が、筐体の上部および底部部材120、130を固定する方法で、変形可能な開口121に係合し得るように、分割、または中実のヘッドのいずれに関しても、好適な形状としては、球体、立方体、菱形、長円形、およびこれらの形状の任意の組み合わせが挙げられる。同様に、筐体の上部および底部部材2および3を固定する方法で、テーパ状の支柱131および変形可能な開口121を連接することができる限り、変形可能な開口121の任意の好適な形状が採用されてもよい。テーパ状の支柱131が、筐体の上部および底部部材120、130を固定する方法で、変形可能な開口121に係合し得るように、好適な形状としては、球体、立方体、菱形、長円形、およびこれらの形状の任意の組み合わせが挙げられる。ある実施形態において、変形可能な開口121は、それらが一致するテーパ状の支柱131と類似の形状を有する。他の実施形態において、変形可能な開口121は、それらが一致するテーパ状の支柱131とは異なる形状を有する。ある好ましい実施形態において、変形可能な開口121は、それらが、それらが一致するテーパ状の支柱131の形状をしっかりと保持することを可能にする形状を有する。
図3Aに示される実施形態において、変形可能な開口121は、テーパ状の支柱131の高さよりも深く、これは、ヘッドカバー140が、上部部材2に取り外し可能だがしっかりと取設されることを可能にする。このように、ヘッドカバー140は、上部部材120の変形可能な開口121を通って突起するテーパ状の支柱131が隠されることを可能にする。他の実施形態において、ヘッドカバー140は、変形可能な開口121上に流体防止封止を提供し、水が変形可能な開口121を通って突起するテーパ状の支柱131間で漏出することを阻止する。ヘッドカバー140は、多様な材料でできていてもよい。一部の実施形態において、ヘッドカバー140は、プラスチック、金属、貴金属、ポリカーボネート、TPE、もしくは任意の封止剤、または上で説明される封止材料でできている。
水密封封止を確実にするために、ある実施形態において、圧縮性層160、例えば、TPEの層は、底部部材3に位置付けることができる。図3Aにおいて、圧縮性TPE層160は、底部部材3のデバイス・筐体空洞の角の部分を被覆する。任意の好適な材料が、圧縮性材料として採用されてもよいということが理解されるであろう。例えば、ゴム、TPE、ポリエチレン、ポリプロピレン等といった、エラストマー材料は、圧縮性および/衝撃吸収を提供するために使用することができる。圧縮性材料はまた、上で説明されるような封止材料であってもよい。
図3Aに示されるように、圧縮性層は、上部部材2と接合する、Y形状の端173を有してもよい。Y形状の端173は、内面174および外面175を含む。内面174は、電子デバイス176と、電子デバイス176の上に重なるワイパ177および/またはスクリーンプロテクタ150との間の封止を形成する。ある実施形態において、内面174は、圧縮性層160とスクリーンプロテクタ150との間に封止を形成することによって、水がテーパ状の支柱131間に漏出すること、および電子デバイスと接触することを阻止する。他の実施形態において、筐体は、スクリーンプロテクタ150を欠く。これらの実施形態において、内面174は、ワイパ177と電子デバイス176との間に封止を形成する。これは、流体が、電子デバイス176の面と接触することを可能にするが、それらが、圧縮性層との封止を交差し、電子デバイス160の後部と接触することを可能にしない。これは、スクリーンプロテクタ150が電子デバイスの中への流体の漏出に対して耐性であることを必ずしも必要としない、耐水性面を有する、電子デバイスに関して好ましい。
外面175は、上部部材120と圧縮性層160との間に封止を形成することによって、流体がテーパ状の支柱131間に漏出すること、および電子デバイス176と接触することを阻止する。ある実施形態において、外面175はまた、テーパ状の支柱131間に漏出すること、および電子デバイス(図示せず)と接触することを阻止するために、スクリーンプロテクタ150と圧縮性層160との間に封止を形成することができる。
図3Bは、電子デバイスの存在を伴わない、上で説明される図3Aの筐体の実施形態を描写する。
図3Cは、上部および底部部材の代表的なクラスプ機構を採用する、筐体1の別の実施形態の斜視断面図を例解する。底部部材3は、図3Aに関して上で説明されるように、分割ヘッド171および172を伴う、複数のテーパ状の支柱131を含む。上部部材2は、変形可能な開口121を介して、テーパ状の支柱131と嵌合される。スクリーンプロテクタ150もまた、示される。底部表面部材35は、底部部材3の後部表面35と収納されたデバイス(図示せず)との間の直接連通を提供すること、ならびに筐体の内部を通る音の流れを増強するように2つの間の小さい空間を提供することの両方を行うように機能する、複数の音ブリッジ68aをさらに含む。
上部部材2および底部部材3がともに連結されるとき、それらが筐体1を形成するように、図3Dは、上部部材2の下側部の斜視図を提供し、図3Eは、底部部材3の下側部の斜視図を提供する。図3Dに関して見ることができるように、上部部材2は、外周部分20を含む。外周部分20は、内部外周部分20aおよび外部外周部分20bを含む。
上部部材は、内部クラスプ機構27をさらに含む。内部クラスプ機構27は、隆起したリッジ部分上に位置付けられるリップ領域として構成され、隆起したリッジ部分は、外周フレーム部材20の底部表面、および上部部材2の前部表面25から下方に延伸する。描写されるように、内部クラスプ機構27は、全体的に内部のクラスプ機構である。全体的に内部のクラスプ機構27は、上部部材2の外周の全体の内部円周に外接する。この全体的に内部のクラスプ機構27は、封止が筐体の内部にあるような様態で、筐体1を効果的に封止するように、底部部材3上の対応するクラスプ機構37と併せて機能する。描写されるように、全体的に内部のクラスプ機構27は、キャッチとして構成され、底部部材3の溝クラスプ機構37と連結されるために適合される。
また、図3Dに関して描写されるのは、歯領域13aとして本明細書において描写される、追加の全体的に内部のクラスプ機構である。このクラスプ機構は、上で説明されるものへの追加として示されるが、それの代用として使用されてもよい。歯領域は、上部部材2の外周部分20aに沿って位置付けられる。各歯領域は、1つまたは複数の歯を含んでもよい。本例において、描写された歯領域は、複数の歯13aを含む。歯は、横方向に、および上部部材2の内部外周部材20aの長手方向の長さから離れて、筐体の内部空洞に向かって内部に延伸する。歯13aは、底部部材3の対応する歯受容部材内に受容されるために構成される。
上部部材2は、スクリーンプロテクタとして構成される、前部表面部材25をさらに含む。スクリーンプロテクタ25は、収納された電子デバイスの対話型ディスプレイをそれを通して見ること、および操作することができる、不透明な領域および透明な領域を含む。スクリーンプロテクタは、ビデオスクリーン領域として機能する、光学的に透き通った領域47;近接センサスクリーン領域として機能する、光学的に透き通った領域48;およびそれを通して音を伝送するための音伝送領域44といった、複数の追加の機能を含む。本実施形態において、ビデオカメラおよび近接センサ領域は、光学的に透き通った領域である。理解されるように、図3Dに示される実施形態に描写される機能の配設への代替は、図1B〜Eに示される実施形態になる。その実施形態において、追加の特性は、光学的に透き通ったカメラ、環境光、および近接機能(それぞれ47a、47b、および48a)、ならびに音を伝送するためのアパーチャ46を含む。種々の他の実施形態において、カメラ機能は、収納されたデバイスのカメラレンズと整合されるように構成される、レンズを含んでもよい。
種々の実施形態において、音伝送領域は、水不透過性ガスケット、例えば、音響膜もしくはベント材料45と重ね合わされる、音響出口アパーチャ46を有する、音響アパーチャ機能44として構成され、膜材料は、音響アパーチャ46を被覆し、それにより、そこを通る水の進入を阻止しながら、同時に、音がアパーチャ46の中へおよび/または外へ移動することを可能にする。ある例において、音響膜材料45は、膜25からオフセットされ、それが音響出口アパーチャ46を被覆するように接着リングによってそれと取設され、それにより、そこを通る水の進入を阻止しながら、同時に音の伝送を可能にしてもよい。
上部部材3表面膜25はまた、ボタン機能40を含む。ボタン機能40は、単純に、膜材料25と一体的である、具体的に設計されたデテント(detent)であってもよく、または、それは、ボタン領域として膜25に成形、接着、もしくは別様に取設されている、硬質もしくは可撓性材料の層を含む機能といった、膜に追加される追加の機能であってもよい。ボタン機能40は、前部膜25に追加されるべき追加の機能である場合、ボタン機能は、ボタン機能が、筐体1の機能性および美的特徴を減少させないように、膜25の厚さを増加させないように構成されてもよい。
上部部材2は、可撓性外部部材20bに連結される、周辺内部フレーム20aを含む、外周部分20をさらに含む。外周部分20はまた、複数の機能を含む。例えば、上部部材2の外周部分20は、収納された内在デバイス上のそれぞれのボタンと接合するために構成される、ボリュームアップ、ボリュームダウン、およびオン/オフボタンといった、いくつかのボタン機能99a、99b、および99cを含む。
外周部分は、音伝送部分60、ラッチポート機能70、および音ポート機能50をさらに含む。音伝送部分60は、音入口アパーチャ(図示せず)を含み、アパーチャは、筐体の中へおよび/または外への音の通過を容易にするように、外周部分20の外部から外周部分の内部を通過する。音入口アパーチャは、音響ベント材料65によって被覆される、マイクロホン音響アパーチャおよび/またはスピーカ音響アパーチャとして構成されてもよく、ベント材料は、オーバーモールドされた様式において、または単純な接着剤の塗布を介して、ガスケット座67上に位置付けられ、ベント材料は、そこを通る音の通過を可能にするが、水といった液体の通過は可能にしない。
したがって、描写されるように、音伝送部分60は、上部部材2の外周部分20内に位置付けられ、筐体1の外側から、上部部材2の外部および内部外周部分20a、bを通って、筐体1の内部へ横断する。音響チャネルは、音響チャネルを横断し、オーバーモールドされた様式等において、音響チャネルガスケット座67上に着座され得る、音響膜65を含む。しかしながら、ある実施形態において、音伝送部分60は、底部部材3の外周部分30内に位置付けられてもよい。音響膜65は、音に対しては透過性だが、液体に対しては非透過性である。このため、音は、筐体内の音チャネルを通って移動することができるが、水といった液体は、それが音響ベント膜65を通過することができたいため、移動することができない。
ラッチ、例えば、上部部材2の外周部分20の充電ポート機能70は、外周部分20に沿ってどこでも位置付けられてもよいが、本例においては、その近位端21上に位置付けられる。充電ポート機能70は、充電ポート開口71aを含み、充電ポート開口は、充電ポートラッチカバーまたはドア(図示せず)によって被覆される。
充電ポート開口71aは、境界部材によって境界されてもよい。境界部材は、任意の好適な材料で形成されてもよく、任意の好適な形状であってもよい。例えば、充電ポート境界部材は、内部および/または外部外周部分20aおよび/またはbが作製される、同じ材料から成ってもよい。したがって、充電ポート境界部材は、内部外周部分20bとともに一体的に形成されてもよく、および/または外部外周部分20bとともにさらに形成されてもよい。ある実施形態において、充電ポート境界部材は、充電ポート開口71aを形成するように、上部部材2の硬質および/または剛性内部外周部分20aとともに一体的に形成されてもよい。次いで、第2の可撓性外周部分20bは、剛性内部外周部分20a上に重ね合わされてもよく、充電ポートのカットアウトは、内部外周部分20aの充電ポート開口71aを少なくとも部分的に境界するように、可撓性外周部分20bに切り込まれてもよい。
また、描写されるのは、その中に位置付けられるイヤホンジャックポートカバーまたはバング53を有する、イヤホンジャックポート開口51として本明細書において描写される、音ポート機能50である。イヤホンジャックポートバング53は、イヤホンジャックポート開口51内に位置付けられる類似の螺刻領域54aに対応する、螺刻領域54bを含む。イヤホンジャックポートバング53は、バング53に外接するガスケット(図示せず)をさらに含む。ガスケットは、バング53と関連付けられているとして説明されるが、他の例において、それは、ジャックポート開口51と関連付けられてもよいということに留意されたい。本実施形態において、イヤホンジャックポートバング53は、イヤホンジャックポート50に挿入され、バング螺刻54bは、ポート螺刻54aと整合され、ガスケット(図示せず)は、バング53のバングポート50へのネジ込みによって圧縮され、それにより、それとの水密封封止を創出する。ジャックポートバング53はまた、グリップ機能56を有する上部部材58を含む。
底部部材3は、外周部分30を含む。外周部分30はまた、内部外周部分30aおよび外部外周部分30bを含み、内部および外部外周部分は、チャネル10を境界する。したがって、底部部材3の内部外周部分は、内部境界部材30aを備え、底部部材3の外部外周部分は、外部境界部材30bを備え、境界部材30aおよび30bは、チャネル10境界する。
図3Eの底部部材3はまた、内部クラスプ機構37を含む。本実施形態において、底部部材のクラスプ機構は、ともに筐体1を封止するように、上部部材2の対応するクラスプ機構27とともに連結されるように構成される溝37として構成される。ある実施形態において、全体的に内部のクラスプ機構37(例えば、溝)が本明細書に記載されているが、全体的に内部のクラスプ機構37に対する他の変形が、本開示の本質から逸脱することなく提供することができることに留意されたい。例えば、ある例において、クラスプ機構は、底部部材の全体の外周部分に外接する必要はなく、全体的に内部である必要はなく、本明細書において記載される溝構成とは異なって構成されてもよい。
本実施形態において、底部部材3は、歯受容領域13bとして本明細書において描写される追加の内部クラスプ機構をさらに含み、領域は、内部外周、例えば、底部部材3の内部境界部材30aに沿って位置付けられる。描写されるように、歯受容部材13bは、上部部材2の歯13aがその中に嵌装され得るアパーチャとして構成される。したがって、上部部材2が底部部材3に連結される際、歯13aは、底部部材3の歯受容部材13bと接合および係合し、したがって、筐体1は、上部部材2の底部部材3との連結によって形成され、ともに連接するクラスプ機構27および37、ならびにクラスプ機構13aおよび13bによって封止される。
したがって、図3DおよびEの図において、筐体1は、1つまたは複数の内部クラスプ機構27および37ならびに13aおよび13bを含んでもよい。描写されるように、内部クラスプ機構は、全体的に内部のクラスプ機構である。全体的に内部のクラスプ機構の各々は、筐体1の外周の全体の内部円周、またはその一部分(1つもしくは複数)に外接してもよい。これらの全体的に内部のクラスプ機構は、封止が筐体に対して全体的に内部にあるような様態で、それらが筐体を効果的に封止するように構成されてもよい。描写されるように、全体的に内部のクラスプ機構27および37は、キャッチ27および溝37クラスプ機構として構成され、全体的に内部のクラスプ機構13aおよび13bは、歯13aおよびレセプタクル13b機構として構成される。
また、図3Eの底部部材3と関連して描写されるのは、底部部材後部表面35である。後部表面は、組み合わせレンズ、およびマイクロホン機能といった音伝送機能といった、複数の機能を含み、本例においては、組み合わされた機能である。例えば、後部表面35は、その中に位置付けられるカメラレンズ83を有する、カメラレンズ機能80を含み、それに隣接して位置付けられるのは、底部表面35の上部表面から後部表面を通って通過する、音伝送アパーチャ87を有する、本例においてはマイクロホン機能である、音伝送機能86である。マイクロホン機能86は、水といった液体に対しては許容性であり、音に対しては非許容性であり、それにより、音がそこを通過するのを可能にするが、水は可能にしない、液体不透過性ガスケット88をさらに含む。さらに、マイクロホン音伝送機能は、内部音抑制ガスケット89を含み、ガスケットは、音伝送アパーチャ87に外接し、音伝送アパーチャの外へ、または中へのいずれかの音の内部伝送を阻止し、したがって、アパーチャは、音伝送機能86を介して、音を筐体1の中および/または外へ方向付ける、音ガイドチャネルとして機能する。
底部表面部材35は、底部部材3の後部表面35と収納されたデバイス(図示せず)との間の直接連通を提供すること、ならびに筐体の内部を通る音の流れを増強するように2つの間の小さい空間を提供することの両方を行うように機能する、複数の音ブリッジ68aをさらに含む。本実施形態において、底部表面35は、後部表面全体に装着されるピップを含まないが、他の実施形態において、かかるピップは、底部表面部材35に沿って盛り上がったバンプの列をなして提供されてもよいということに留意されたい。
さらに、上部部材2は、底部にスピーカアパーチャ60を含む。このスピーカアパーチャ60は、音が膜を通過することは可能にするが、水を含む水性流体といった流体が膜を通過することは可能にしない、音膜65を含む。スピーカアパーチャ60はまた、その外側縁部周囲に音響ガスケット67を含む。ある実施形態において、音響ガスケットは、筐体の底部部材3を向いている側に開口を含む。この開口は、上で説明される音伝送領域350を使用して、筐体の底部部材3に伝送されるべき音が、筐体の外側に伝送されることを可能にする。
底部部材3の外周30は、筐体が形成されたとき、底部部材からの上部部材の分離を支援するように、コインスロットカットアウト機能18といった複数の機能をさらに含む。外周部分は、音が通過し得る前記チャネルまたはポートから上部部材2に連結されるとき、底部部材3のチャネルまたはポートのための境界部材を形成するように機能する、複数の音伝送カットアウト61aおよび61bをさらに含む。2つの音通過カットアウトの間には、水不透過性封止、例えば、その上に位置付けられるガスケット78を有する、ラッチポートドア71bがある。さらに描写されるのは、それぞれのボタン機能のための境界部材を形成するように機能する、ボタン特性カットアウト99cおよび99dである。
図3Fおよび3Gで提供するのは、図3Dおよび3Eのそれぞれの上部2および底部3部材の底面図であり、それらの間に電子デバイスを挿入して図3Hに描写されるような筐体1を形成するのにさきだって、このようになるものである。したがって、電子デバイスを筐体1内に挿入する際、デバイスは、例えば、最初に、音伝送ポート機能、例えば、デバイスのヘッドホンジャック受容部分を、対応するポート機能、例えば、上部部材2のバング53と整合させ、次いで、デバイスの後部表面をその長さに沿って下方に押圧し、それにより、それが上部部材内で平坦化され、それにより、デバイスのディスプレイが上部部材2の前部スクリーン25と整合されることによって、上部部材2内に最初に位置付けられてもよい。一度、デバイスが、例えば、図3Fの上部部材2内に挿入されると、次いで、例えば、図3Gの底部部材3は、クラスプ機構(複数を含む)が、スナップ等によってともに連結され、このため、例えば、図3Hの筐体1が形成され、それにより、収納されたデバイス100を衝撃、液体、および/または粉塵から保護するような様態で、それと整合され、上部部材2上に押圧されてもよい。
かかる強力な衝撃、液体、および/または粉塵防止保護を収納されたデバイスに提供するための筐体1の能力は、部分的に、本明細書において説明される独自のクラスプ機構(複数を含む)によるものである。したがって、図3に関して本明細書において描写される、外周部分クラスプ機構(複数を含む)の独自の機能は、それらが筐体1の全体的に内部にあるということである。「筐体の全体的に内部」によって、上部部材2が底部部材3に連結されるとき(図3Cを参照されたい)、対応するクラスプ機構が、全体的に筐体の内側に含有され、その外部には含有されないように、対応するクラスプ機構が、全体的に筐体1の境界内にあるということが意味され、例えば、クラスプ機構は、筐体1の外周の内側に沿って位置付けられてもよい。外部ラッチ機構といった追加のラッチ要素は、液体密封封止が提供されることをさらに確実とするように、例えば、筐体の外側外周に沿ってさらに含めることができる。追加の内部ラッチ機構もまた、提供されてもよい。
したがって、本開示のクラスプシステムは、どのように筐体を閉鎖する/組み立てるか、およびそれを密接して、快適に、ぴったりと嵌装するスリムな外形でともに連接して保持するか、どのように筐体を作製するのに必要な材料を最小化するか(したがって、より厚い材料は、バンド屈曲に抵抗するために必要とされない)の問題を解決する、小さい断面を提供することができ、封止、例えば、Oリングといったガスケットが、2つのケース筐体の間で好適に圧縮されることを確実にし、それにより、液体防止および途切れのない封止を創出し、封止は、チャネル部材に沿って衝撃力を方向付けるようにさらに機能し得、それにより、相当な力が、収納されたデバイスに方向付けられることを阻止する。
上に記載されるように、内部および/または外部の両方の複数のクラスプ機構は、筐体の一部として含まれてもよい。例えば、筐体は、1つもしくは複数の内部クラスプ機構および/または1つもしくは複数の外部クラスプ機構を含んでもよい。以下で解説されるように、クラスプ機構は、多様な異なる構成を有してもよい。例えば、上部および底部部材は、対向するキャッチもしくはフックならびに/または延伸された部分および溝として構成される、内部クラスプ機構を含んでもよく、クラスプ機構は、上部および底部部材の外周の内部部分に外接する。代替的に、または、反対のキャッチ機構に加えて、上部および底部部材は、オスおよびメスの相手方、例えば、歯および孔もしくはレセプタクルとして構成される、内部クラスプ機構を含んでもよい。さらに、または代替的に、筐体は、クリップもしくはペグおよびスロット構成といった任意の好適な構成を有し得る、外部クラスプ機構を含んでもよい。これらの構成のうちの1つ以上は、本明細書において詳述される。
図4Aは、上部部材2の上部表面(例えば、対話型膜25)が上部部材外周部分20と関連する様式についての実施形態を例解する。外周部分20は、内部外周部分20aを含み、この部分は、例えば、第1のプロセスにおいて製造することができる、金属、ポリカーボネート等のような硬質材料から製造される、剛性体といった、フレームワークを備える。次いで、膜25は、製造プロセス、例えば、成形プロセスの間に直接的に、または1つ以上の介在接着層、例えば、25cの追加を通して間接的に、それと関連付けることができる。ある実施形態において、1つ以上の接着層は、含まれる必要はない。
一実施形態において、一度、剛性内部フレームワーク20aが製造され、膜25がそれに取設されると、第2の、より可撓性の外周部分20bが、製造され、内部外周部分20aおよび膜25の上に重ねられるか、または別様に成形されてもよい。ある例において、膜25は、1つ以上の接着剤25cを介して、外周部分20aおよび/またはbに取設されてもよい。このように、液体密封および/または粉塵密封封止は、膜25と外周部分20との間に生成され、内部外周部分20aは、膜25の底部表面と接合し(例えば、接着剤25cを介して)、外部外周部分20bは、それが膜25の上部表面と接合する(例えば、接着剤25cを介して)ように、上部部材2に対して構成される。種々の実施形態において、膜は、20aおよび/もしくは20bの上部もしくは底部表面に取設されてもよい、ならびに/または可撓性部分20bは、20aに取り外し可能に、もしくは非取り外し可能に連結されてもよいということに留意されたい。また、図4Aに関して描写されるのは、ボタンオーバーモールド機能99aおよび99bである。
図4Bは、図4Aのオーバーモールドされた上部部材2のさらなる実施形態を描写する。剛性内部部材20aは、硬質のポリカーボネート材料等から製造され、スクリーンプロテクタ(例えば、対話型膜25)は、例えば、介在接着剤の塗布を伴って、または伴わずに、それと関連付けられる。任意の好適な接着または分子結合材料が採用されてもよい。一度、膜25が剛性体20aに取設されると、第2のより可撓性の部材20b、例えば、TPEといった半可撓性または可撓性材料は、その少なくとも一部分または全体の外周に外接するように、剛性体20aおよび膜25の外周部分の両方上に製造および成形されてもよい。このように、内部剛性体20aは、上部部材2に強力な内部フレームワークを与え、可撓性外部体20bは、上部部材2に衝撃吸収の層を提供する。さらに、このようなオーバーモールディングプロセスは、外周部分20の外部および内部体20a、bへの膜25の結合を増強し、それにより、封止の信頼性を増強し、封止が液体防止であることを確実にする。
図4Bに関して見ることができるように、図3Aに対して上で説明されるように、上部部材2の剛性内部外周部分20aは、複数の変形可能な開口を含み、底部部材は、テーパ状の支柱を含む。しかしながら、図4Bに示される筐体は、当該技術分野において既知の任意の方法に従って、ラッチ止めすることができる。別の実施形態において、上部部材の第1のクラスプ機構は、液体密封封止において、外部外周部分の対応するクラスプ機構、例えば、底部部材の境界部材と関連付くように設計される。液体密封封止は、底部部材のチャネル内のガスケットの存在によって、ならびに、チャネル内のガスケットに係合し、圧縮するように機能する、チャネル内の延伸された部材の衝突によって、さらに確実にされる。例えば、その上に位置付けられるクラスプ部材を有する、上部部材の内部外周部分の衝突部材が、底部部材のチャネルの中へスライドし、外部境界部材のその対応するクラスプ部材と関連付く際、上部部材の内部外周部分の一部分は、ガスケットに接触し、それを押圧し、それにより、ガスケットを圧縮し、それとの液体密封および衝撃防止封止をさらに確実にする。衝撃防止封止は、チャネル内および圧縮性ガスケットと接触する剛性フレームの表面積を増加させる衝突部材の能力によってさらに確実にされ、それにより、衝撃の転移をチャネルの境界内に制限し、その中の衝撃の分散を増加させ、それにより、収納されたデバイスへの衝撃の転移を軽減する。
本実施形態において、外部外周部分のクラスプ部材は、チャネルの少なくとも一部分に外接する、円周方向の溝として形成される。したがって、上部部材の内部外周部分のクラスプ機構は、それと連結されるように溝内に少なくとも部分的に受容されるために構成され、したがって、上部部材が、底部部材に連結されるとき、チャネルに少なくとも部分的に外接する。また、含まれるのは、上部部材が底部部材に連結されるとき、歯がレセプタクル内に貫入し、それにより、底部部材への上部部材の封止、および筐体の形成をさらに強要するように、底部部材と関連付けられる、複数の対応する歯レセプタクル内に嵌装される、上部部材と関連付けられる、複数の歯を含む、追加のクラスプ機構である。
さらに、描写されるのは、上部表面膜25であり、上部表面膜25は、膜材料が、1つの外周部分から他方に跨り、それにより、それを通る筐体の中への水の進入を阻止する。さらに描写されるのは、底部部材3の後部表面35上に位置付けられるレンズ機能80および音伝送機能86を有する、底部部材3である。本実施形態において、底部部材3は、組み合わされたカメラ80およびマイクロホン86機能を含む。組み合わされた機能は、カメラレンズ83を含んでもよく、フラッシュレンズ(図示せず)をさらに含んでもよい。しかしながら、カメラレンズおよびフラッシュレンズが併せて提供される場合、カメラレンズは、フラッシュレンズから分離されるべきであり、マイクロホン機能といった追加の音伝送機能が含まれる場合、3つの機能は、互いに分離されるべきである。例えば、音伝送部分は、カメラとフラッシュレンズ機能との間に位置付けられ、それにより、互いに分離してもよい。カメラレンズ83は、囲繞体からの光の伝送が、カメラレンズ機能80上に衝突するのを阻止する、ガスケットといった、非透過性の特性84によって囲繞される。本実施形態において、マイクロホン機能86は、光および音の両方に対しては少なくとも部分的に透過性であるが、水といった液体に対しては許容的でない、膜部材88と重ね合わされる、音伝送アパーチャ87を含む。かかる膜88は、TPEの薄い層(例えば、0.3mm以下であるTPEの層)から製造されてもよい。音伝送機能は、アパーチャ87に外接し、そこを通る音の内部伝送を阻止するように機能する、音隔離ガスケット89をさらに含む。
本開示はまた、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバー;弾性カバーに挿入可能であるポータブル電子デバイス(ポータブル電子デバイスは、弾性カバーの内部表面に固定寸法構造を提供する);および、剛性筐体(弾性カバーの少なくとも一部分上に配置されるように形成され、かつ、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供するように形成される)を含む。
一実施形態において、固定寸法構造は、ポータブル電子デバイスの上に重なる保護部材を含む。保護部材は、光学的に透過性とすることができる。さらに、保護部材は、マイクロホンカバー、ボタンアクチュエータ、音響ガスケット、光学フィルタ、レンズ、光学的に不透明な領域、または膜のうちの少なくとも1つを含むことができる。弾性カバーはまた、アパーチャを含むことができ、アパーチャの内部周辺部は、固定寸法構造の下部領域を露出する。
別の実施形態において、システムはまた、1つまたは複数の耐水性封止を含み、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される。一実施形態において、剛性筐体は、1つまたは複数の耐水性封止を含む。1つまたは複数の耐水性封止は、ガスケット、接着剤、密着ゲル、密着エラストマー、または接着テープから選択することができる。
本開示はまた、少なくとも1つの耐水性封止を形成する方法を提供する。当該方法は、固定寸法構造を有するポータブル電子デバイスを提供する工程;ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を弾性カバーで被覆する工程(弾性カバーは、少なくとも1つのアパーチャを有する);弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程(ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、剛性筐体は、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、対抗する圧縮力を提供する);および、対抗する圧縮力によって、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程を含む。
一実施形態において、前記方法はまた、1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程(各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される)と、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程とを含む。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスのために、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバー(弾性カバーは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分の固定寸法構造を被覆するように、内部表面を有する);および、剛性筐体(弾性カバーの少なくとも一部分上に配置されるように形成され、かつ、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供するように形成される)を含む。
一実施形態において、固定寸法構造は、ポータブル電子デバイスの上に重なる保護部材を含む。保護部材は、光学的に透過性とすることができる。保護部材は、マイクロホンカバー、ボタンアクチュエータ、音響ガスケット、光学フィルタ、レンズ、光学的に不透明な領域、または膜のうちの少なくとも1つを含むことができる。
他の実施形態において、弾性カバーは、アパーチャを含み、アパーチャの内部周辺部は、固定寸法構造の下部領域を露出する。別の実施形態において、システムはまた、1つまたは複数の耐水性封止を含み、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される。
別の実施形態において、剛性筐体は、1つまたは複数の耐水性封止を含む。1つまたは複数の耐水性封止は、ガスケット、接着剤、密着ゲル、密着エラストマー、または接着テープから選択することができる。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスのために、少なくとも1つの耐水性封止を提供する方法を提供する。当該方法は、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を弾性カバーで被覆する工程(弾性カバーは、少なくとも1つのアパーチャを有する);弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程(ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、剛性筐体は、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、対抗する圧縮力を提供する);および、対抗する圧縮力によって、弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程を含む。
一実施形態において、前記方法はまた、1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程(各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される)と、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程とを含む。
本開示はまた、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバー;弾性カバーに挿入可能なポータブル電子デバイス(ポータブル電子デバイスは、弾性カバーの内部表面に固定寸法構造を提供する);および、剛性筐体(弾性カバーの少なくとも一部分上に配置されるように形成され、かつ弾性カバーの内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間に少なくとも1つの耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の少なくとも一部分を弾性カバーが被覆するときに、弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性カバーの外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供するように形成される)を含み、剛性筐体は、上部部分および底部部分を備え、底部部材は、電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を備え、側壁は、周辺部によって画定される上部表面と、ユーザによるディスプレイの操作を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめる、上部部材とを有し、フレーム部材は、底部部材の側壁の上部表面の周辺部に対応する周辺縁部を有し、上部および底部部材の一方もしくは両方の周辺部は、1つ以上の垂直連結具および1つ以上の回転連結具を備え、上部および底部部材の一方もしくは両方の周辺部は、1つ以上の垂直連結具受容具および1つ以上の回転連結具受容具を備え、それにより、上部および底部部材が、それらの周辺部と整合されて位置付けられるとき、1つの部材上の任意の垂直連結具が、他方の部材上の垂直連結具受容具と相互作用するように位置付けられ、1つの部材上の任意の回転連結具が、他方の部材上の回転連結具受容具と相互作用するように位置付けられる。
一実施形態において、固定寸法構造は、ポータブル電子デバイスの上に重なる保護部材を含む。保護部材は、光学的に透過性とすることができる。さらに、保護部材は、マイクロホンカバー、ボタンアクチュエータ、音響ガスケット、光学フィルタ、レンズ、光学的に不透明な領域、または膜のうちの少なくとも1つを含むことができる。弾性カバーはまた、アパーチャを含むことができ、アパーチャの内部周辺部は、固定寸法構造の下部領域を露出する。
別の実施形態において、システムはまた、1つまたは複数の耐水性封止を含み、各耐水性封止は、固定寸法構造の下部領域内のポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される。一実施形態において、剛性筐体は、1つまたは複数の耐水性封止を含む。1つまたは複数の耐水性封止は、ガスケット、接着剤、密着ゲル、密着エラストマー、または接着テープから選択することができる。
上で総括的に説明される本開示の別の実施形態は、図4C〜4Fに示される。図4Cおよび4Eに関して見ることができるように、筐体1の上部部材2は、上部部材2の外周部分周囲に位置付けられるクラスプ部材27aを含んでもよく、クラスプ部材27aは、筐体の上部および底部の3つの部材2、3の相互との連結を可能にし、それにより、筐体を閉鎖するような様態で、底部部材3の外周周囲の対応する外周場所に配置されるクラスプ嵌合要素37aと整合および接合するために構成される。上部および底部部材の整合および封止をさらに容易にするために、好ましい実施形態において、上部部材2は、底部部材3に配置される補助的整合チャネル37bへの挿入のために、下方に突出する整合支柱27bをさらに備える。底部部材3(図4E)もまた、筐体内に収容された電子デバイスの一部分が、可視化されることを可能にする、光学的に透き通った、色付きの、および/もしくは半透明な観視窓3a、ならびに収容された電子デバイスのカメラ部分と整合する、光学的に透き通ったカメラ窓を含む、いくつかの他の要素または機能を備えてもよい。いくつかのポートまたはアパーチャ3c〜3iはまた、底部部材2の周辺周囲に配置されてもよい。クラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、任意の組み合わせにおいて、筐体1の上部部材2の周辺周囲に分配されてもよい。クラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、筐体1の上部部材2の左および右側にではなく、あるいはそれらに加えて、筐体1の上部部材2の上部もしくは底部側上に位置付けられてもよい。クラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、任意の数で存在してもよい。ある実施形態において、筐体1の上部部材2上に、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のクラスプ部材27aが存在する。他の実施形態において、筐体1の上部部材2上に、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個の整合支柱27bが存在する。他の実施形態において、クラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、筐体1の底部部材3上に配置される。上部部材2に対するクラスプ部材27aおよび整合支柱27bに関する実施形態もまた、それらが筐体1の底部部材3上に位置付けられるときのクラスプ部材27aおよび整合支柱27bに当てはまる。
ある実施形態において、各クラスプ部材27aに対して、クラスプ部材27aおよびクラスプ嵌合要素37aが相互作用して、ともに連結するように位置付けられる、対向する部材上の対応するクラスプ嵌合要素37aが存在する。例えば、クラスプ部材27aが筐体1の上部部材2上に存在する場合、対応するクラスプ嵌合要素37aは、筐体1の底部部材3上に存在する。他の実施形態において、各整合支柱27bに対して、整合支柱27bおよび整合チャネル37bが相互作用して、互いに対して整合された構成に上部および底部部材を保持するように位置付けられる、対向する部材上の対応する整合チャネル37bが存在する。例えば、整合支柱27bが筐体1の上部部材2上に存在する場合、対応する整合チャネル37bは、筐体1の底部部材3上に存在する。
上部部材2;(図4C)は、好ましくは、筐体に収容される収容された電子デバイスのタッチスクリーンへのアクセスを可能にするための窓2w、ボタン機能40、および、例えば、それぞれ収容されたデバイスのビデオカメラ部分および近接センサ/環境光センサ部分に対応する、光学的に透き通った領域2c−1、2c−2;ならびに音を伝送するための音響アパーチャ2c−3を被覆するように配置される音響膜(図示せず)を含む、多様な機能を含有する。音響アパーチャ2c−3は、好ましくは、液体、汚れ、粉塵等が筐体に進入することを阻止するが、音に対しては許容的である、音透過性防水ガスケットによって、被覆(上部部分2の内部表面上の配置を介して)される。かかるガスケットは、GoreTex(登録商標)等といったいくつかの異なる疎水性材料から成ってもよい。
上部および底部部材2、3が製造され得る好適な材料としては、制限することなく、プラスチック、金属、ポリカーボネート、ナイロン、液晶ポリマー、および/またはゴム、熱可塑性ウレタン、ポリエチレン、および/またはポリプロピレン、これらの混合物等を含む、剛性、半剛性、および可撓性材料が挙げられる。
スマートフォン(図示せず)といった電子デバイスを筐体の実施形態に封止するために、デバイス上の機能性が、可撓性弾性ブート2a上の補助的機能と整合するように、電子デバイス上および周囲にブートを伸張させることによって、ポータブル電子デバイスを快適に挿入することができる、可撓性弾性ブート(図4D);2aが提供される。ブート2aは、底部パネル2a−1と、近位端部分2a−2(i)および遠位端部分2a−2(ii)ならびに対向する側部分2a−2(iii)および2a−2(iv)によって画定される外周部分2a−2と、上部部分2a−3を含む。
ブート2aの外周部分2a−2は、「オン」および「オフ」スイッチ機能2a−2(v)、ヘッドホンポート封止機能2a−2(vi)、ボタン保護機能2a−2(vii)および(viii)、スイッチ機能2a−2(ix)、マイクロホン機能2a−2(x)、ならびにスピーカ機能2a−2(xi)、ならびに電源コネクタ機能2a−2(xii)といった、複数の追加の機能を含んでもよい。底部パネル2a−1もまた、カメラ2a−1(xi)のためのアパーチャを含む、筐体に収容されることが意図される電子デバイスの機能的要素に対応する、1つ以上の機能を含有してもよい。これらの実施形態において、外周部分2a−2は、可撓性および/または衝撃吸収を提供するように、ゴム、TPE、ポリエチレン、ポリプロピレン等といった、エラストマー材料といった、可鍛性材料から製造される。
ブート2aの上部部分2a−3もまた、ボタンカバー機能40a、ならびにそれぞれ収容されたデバイスのビデオカメラ部分および近接センサ/環境光センサ部分に対応する、上部部材2の光学的に透き通った領域2c−1、2c−2に対応する、アパーチャ2a−2(xxii)および(xxi);上部部材2の音響アパーチャ2c−3に対応するならびに音響開口2a−2(xx)を含む、多様な機能を含有してもよい。ブート2aにおける機能は、ブート2aにおけるアパーチャであってもよく、それらは、ブートの透明な部分であってもよく、またはそれらは、液体、汚れ、粉塵等が、筐体に進入することを阻止するが、音に対しては許容的である、音透過性の防水ガスケットであってもよい。
かかる実施形態において電子デバイスを収容するために(図4Fを参照されたい、電子デバイスは図示せず)、デバイスは、可撓性ブート2aに挿入される。次いで、ブート/デバイスの組み合わせは、底部部材3内に配置され、その後、上部部材2のクラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、底部部材3のクラスプ嵌合要素37aおよび整合チャネル37bと整合される。他の実施形態において、次いで、ブート/デバイスの組み合わせは、底部部材3内に配置され、その後、一方の部材のクラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、対向する部材のクラスプ嵌合要素37aおよび整合チャネル37bと整合される。他の実施形態において、ブート/デバイスの組み合わせは、上部部材2内に配置され、その後、一方の部材上のクラスプ部材27aおよび整合支柱27bは、対向する部材のクラスプ嵌合要素37aおよび整合チャネル37bと整合される。次いで、上部および底部部材2、3は、ともに押圧され、デバイスを収容する水密封封止を創出するように、クラスプ嵌合要素37aへのクラスプ部材27aの閉鎖、および可撓性ブート2aの圧縮を引き起こす。同時に、収容されたデバイスのタッチスクリーンは、上部部材2における開口2wを通じて、ユーザが容易にアクセス可能である。
図5Aは、へこんだボタン機能40、ならびにラッチポート機能70を示す、本開示の筐体1の側面切断断面図を提供する。筐体1は、上部部材2および底部部材3を含む。上部部材2は、本実施形態において、可撓性膜25から成る、前部表面を含む。前部膜は、ボタン機能40を含み、ボタン機能は、枢動縁部41、および隆起した枢動リッジ42を含む。ボタン機能40は、収容されたデバイスの「ホーム」または「メニュー」ボタンと接合するように、へこんで構成される。枢動リッジ部分42は、ボタン40が押下されることに従う移動距離に対応するように、隆起され、ボタン機能40に少なくとも部分的に外接する。例えば、ボタン40が押下される際、枢動縁41は平坦になり、枢動リッジ42は、下方に延伸する。
筐体1は、その近位端上に充電ポート機能70をさらに含む。充電ポート機能70は、充電ポート開口71aを含み、充電ポート開口は、充電ポートラッチカバーまたはドア71bによって被覆される。充電ポート開口71aは、境界部材によって境界される。境界部材は、フレームワーク部材の残りが作製されるのと同じ材料といった、任意の好適な材料で形成されてもよく、任意の好適な形状であってもよい。例えば、充電ポート境界部材は、内部および/または外部外周部分20aおよび/またはbが作製されるのと同じ材料から成ってもよい。ある実施形態において、充電ポート開口は、上部部材2の内部外周部分20aの剛性フレーム材料に沿って位置付けられるアパーチャである。当然のことながら、種々の実施形態において、充電ポート開口は、底部部材の一部であってもよい。
したがって、充電ポート境界部材は、内部外周部分20bとともに一体的に形成される、および/または外部外周部分20bとともにさらに形成されてもよい。ある実施形態において、充電ポート境界部材は、充電ポート開口71aを形成するように、上部部材2の硬質および/または剛性内部外周部分20aとともに一体的に形成されてもよい。次いで、第2の可撓性外周部分20bは、剛性内部外周部分20aの上に重ねられてもよく、充電ポートカットアウトは、内部外周部分20aの充電ポート開口71aを少なくとも部分的に境界するように、可撓性外周部分20bに切り込まれてもよい。
ある他の例において、充電ポート境界部材は、充電ポート開口71aが成る複数の材料を含んでもよい。例えば、充電ポート開口71aは、異なる硬度を有する複数の材料によって境界されてもよい。例えば、第1の境界材料は、硬質材料であってもよく、材料は、充電ポート開口71aに構造を与えるように提供される。材料が、充電ポートドアガスケット78の一部分を受容するために構成される、第2のより可撓性材料が含まれてもよい。
充電ポート機能70は、充電ポートドアガスケット78を含んでもよい、充電ポートドア71bをさらに含んでもよい。ともに、充電ポートドア71bおよびガスケット78は、充電ポートオリフィス(orifice)71aの防水封止を提供するように機能する。例えば、本実施形態において、充電ポート境界部材は、充電ポートドアラッチランプ受容部材76を含み、充電ポートドア71bは、対応する充電ポートドアラッチランプ77を含む。充電ポートドアラッチランプ77は、充電ポートドアラッチランプ受容部材76内に受容されるために構成され、それにより充電ポートドア71bを境界部材にラッチ止めする。このため、充電ポートドア71bが閉鎖されるとき、ガスケット78は、充電ポート開口71aを被覆し、それにより、開口71aを効果的に封止し、そこを通る液体および/または汚れもしくは粉塵の進入を阻止する。ガスケットは、任意の好適な圧縮性材料から成ってもよく、所望される場合、ガスケット78により多くの弾性を提供するように、より低可撓性のゴムまたはシリコーン材料とさらに重ね合わされてもよい。
充電ポートドア71bは、充電ポート開口71aへのアクセスを可能にするおよび/または阻止するように、開放および閉鎖するために構成される。したがって、充電ポート機能70は、例えば、充電ポートドア71bが回転または枢動する、底部部材から延伸するように位置付けられる、充電ポートアクスル74をさらに含んでもよい。したがって、充電ポートドア71bは、アクスル74がそれを通って嵌装される、アクスル受容オリフィス75を含むように構成されてもよい。このように、充電ポートドア71bは、開放位置から閉鎖位置へアクスル74のまわりで回転され、それにより、開放位置にあるときは、充電ポート開口71aへのアクセスを許容し、充電ポートドア71bが閉鎖位置にあるときは、防水封止を提供することによって、それへのアクセスを阻止してもよい。
底部部材3は、その中に位置付けられるガスケット15をその中に有する、チャネル10を有する、外周部分30を含む。チャネル10は、内部外周部分30aおよび外部外周部分30bによって境界されてもよい。本実施形態において、底部部材3は、筐体1の防水封止を形成するように、例えば、対応するラッチ機構27および37を介して、上部部材2に接続されるために構成される。具体的には、上部部材2は、内部クラスプ機構27をさらに含む、内部外周部分20aを含んでもよい。底部部材3の外部外周部分30bは、対応するクラスプ機構37を含んでもよい。クラスプ機構27および37は、上部2および底部3部材をともにクラスプし、それにより、筐体1を形成するように、ともに連結されるために構成されてもよい。
防水封止をさらに確実にするために、チャネル10は、筐体1の外周部分に沿って含まれる。チャネル10は、その中に位置付けられるガスケット15を含む。したがって、上部部材2の内部外周部分20aが底部部材3の外部外周部分30bと整合され、対応するクラスプ機構27および37がともに連結される際、上部部材2の内部外周部分20aの衝突部材は、チャネル10内で衝突し、底部部材3のチャネル10内のガスケット15に接触し、圧縮し、それにより、筐体1の防水封止を創出する。底部部材3の外周部分30はまた、その中に位置付けられるラッチポートカバーまたはバング53を有する、音ポート機能50を含む。
本実施形態において、音ポート機能50は、ラッチポート機能70に隣接して位置付けられる。しかしながら、図5Bに関して見ることができるように、種々の実施形態において、音ポート機能50は、組み合わされるか、またはそうでなければラッチポート機能70内に位置付けられてもよい。例えば、図5Bに描写されるように、音ポート機能50は、ラッチポートドア71b内に位置付けられる。したがって、ラッチポートドア71bは、付属品部材といった外部部材、例えば、ヘッドホンジャックまたは充電器プラグが、例えば、充電ポートドア71bを開放することを必要とせずに、嵌装され得る、アパーチャ51を含む。開口51は、開口71aへのアクセスを提供するが、しかしながら、本実施形態において、音ポートアパーチャ51は、その中でバング53を受容しており、バングは、バング53をアパーチャ51に挿入こと、および対応する螺刻要素を関連付けることによって(それによりガスケットを圧縮する)、アパーチャ51が、液体防止および/または汚れ防止封止等において好適に閉鎖され得るように、その上に位置付けられるガスケット(図示せず)を有する、延伸された部材、ならびにラッチドア上の対応する螺刻要素と接合する螺刻要素54を含む。
図5Cは、音ポート機能50、およびスピーカ音伝送ポート60といった音伝送機能から分離される、充電ポート機能70を示す、筐体1の断面の上下図を提供する。充電ポート機能70は、その上に位置付けられるガスケット78を有する充電ポートドア71bによって被覆される、充電ポート開口71aを含み、ガスケット78は、充電ポート開口71aを被覆および封止する。スピーカ音伝送ポート60は、音チャネル66を含み、音チャネル66は、音響ベント材料65に向かってテーパ状になり、音チャネルは、筐体1内に収納される内在電子デバイスのスピーカ(またはマイクロホン)部分に向かって音を方向付けるために構成される。音響ベント境界部材、例えば、オーバーモールドされたスカート座67もまた含まれ、音響ベント膜65に外接する。
例えば、音響ベント材料65の一部分は、マイクロホンベント部分等からの音の伝送の隔離および低減を容易にして、それへの干渉を阻止するように、剛性材料67でオーバーモールドされており、筐体と音響膜との間の封止をさらに強化し、それにより、音響チャネル60の液体防止性質を確実にしてもよい。上で示されるように、種々の実施形態において、音響ベント境界部材67は、単純に、ガスケット座として構成されてもよく、ガスケット座は、例えば、好適な接着剤を介して、好適な音響ベント材料65と連結されるように適合される。
音ポート機能50は、好適な音ポート閉鎖デバイス、例えば、プラグ53が、開口を封止するように挿入されている、開口51を含む。具体的には、プラグは、Oリング55といった封止、および螺刻領域54bといったロック機構を含み、螺刻領域は、開口51内に閉鎖デバイスを固定し、それにより、液体および/または粉塵防止封止において開口を封止するように、類似の領域、例えば、筐体1の螺刻領域54aに対応する。
示されるように、ある実施形態において、筐体1は、1つ以上の補助機能を含む、底部部材を含んでもよい。例えば、上部または底部部材は、レンズ機能および/または音響伝送機能を含んでもよい。ある例において、底部部材3は、レンズ機能80および/または音伝送機能86の一方もしくは両方を含む。例えば、図6Aは、本開示の筐体1の底部部材3の後部表面35の斜視図を提供する。底部部材3は、遠位および近位端部分31および32、ならびに底部側面部分33および34の両方を含む。カメラ部分80ならびに音伝送部分86もまた、含まれる。
カメラ部分80は、光学スカート84を囲繞する、隆起したリップ部分81の1つ以上を有してもよい。光学スカート84は、少なくともその中に位置付けられるカメラレンズ83を有する、カメラレンズ領域を収納するために構成される。カメラ部分はさらに、その中にフラッシュレンズを有してもよい、フラッシュレンズ領域をさらに含んでもよい。かかるレンズのいずれも、光学的に透過性の領域によって置き換えることができる。したがって、ある実施形態において、上部および/または底部部材は、カメラおよび/またはフラッシュ機能といった、レンズ機能を有する、カメラ部分を含んでもよい。典型的な場合において、レンズおよび/またはフラッシュ機能は、提供されない。むしろ、単に、提供される光学的に透過性の領域が存在する。しかしながら、他の実施形態において、光学等級レンズが提供される。
いずれの例においても、カメラおよびフラッシュ部分が、同じ領域において提供される場合、2つの間の干渉が生じ、内在デバイスのカメラによって撮影される写真に問題を引き起こし得る。例えば、フラッシュが提供される場合、保護されていない光学的に透き通った領域は、内在デバイスのカメラレンズに入射する光の伝送を可能にし、それにより、撮影される写真を不鮮明にし得る。したがって、図6Aに関して見ることができるように、ある実施形態において、レンズ特性80が提供され、カメラおよび/またはフラッシュレンズといった、1つ以上のレンズは、それと一体的であるように、筐体の上部または底部部材内に位置付けられる。レンズ機能80は、カメラのためのレンズ83および/もしくは別のレンズ、またはフラッシュ(図示せず)のための光学的に透き通った領域を含んでもよく、誤りのない光伝送を阻止して、例えば、内部反射を低減し、それにより、フレアを低減するように、1つ以上のレンズを囲繞する、光学スカート84をさらに含んでもよい。レンズ機能の製造において、1つ以上のレンズは、筐体材料に対して平らに押圧されるように、上部または底部部材に押圧されてもよい。かかる製造方法は、ゴムおよび他のかかる材料を使用する典型的な成形プロセスは、熱膨張および収縮における相違により、ガラスに関しては困難であるため、成形よりも良好であり得る。さらに、かかる封止を水密封にするのは困難である。
したがって、一実施形態において、レンズ要素を含有する筐体が提供され、1つ以上のレンズがその中に提供される。レンズは、内在デバイスにおいて提供されるレンズを下回るか、それに等しいか、またはそれを上回る直径を有するように設計されてもよい。レンズ要素を有する筐体部材の製造において、筐体部材が製造、例えば、成形され、好適なレンズが別個に提供されてもよい。次いで、マンドレル(mandrel)、または他のかかるツールを採用して、レンズ機能を筐体部材に押圧してもよい。これは、筐体部材の囲繞材料とのきれいで良好に嵌装された接合面をレンズ機能に与える。レンズ機能は、遷移が、レンズ機能と筐体材料との間に空洞を伴わずに、平らであるように、構成されるべきである。
底部部材3はまた、音伝送機能86を含む。本実施形態において、底部部材3は、組み合わされたカメラ80および音伝送機能86を含む。しかしながら、種々の実施形態において、これらの機能は、分離されてもよい。説明される音伝送機能は、本明細書において、マイクロホン機能として説明されるが、他の実施形態において、それは、対応する変更をそれに対して行って、含まれてもよい、および/または、マイクロホン機能の代用とされてもよい、スピーカ機能であってもよいということを理解されたい。マイクロホン機能86は、底部部材後部表面35の外部からその内部に延伸する、音アパーチャ87を含み、アパーチャ87は、音透過性であるが、液体、例えば、水不透過性膜88(図示せず)と重ね合わされる。
ここで描写されるように、組み合わされた機能は、カメラレンズ83を含み、カメラレンズ83は、音伝送機能86から距離d分、離れている。カメラレンズ83は、リッジ、金属リング、ガスケット、Oリング等といった、非透過性の機能84によって囲繞され、機能は、囲繞体からの光の伝送が、カメラレンズ83上に衝突することを阻止するように設計される。したがって、非透過性の機能84の直径内で衝突する光は、カメラレンズ83に進入し得るが、機能84の外側の光は、実質的に進入することができない。
また、図6Aに描写されるのは、ラッチドア71、ならびに音入口および/または出口部分60、ならびにその中に位置付けられるプラグ53を有する音ポートアパーチャ50であり、本明細書において上でさらに詳細に説明されるように、機能は、筐体1の近位部分上に位置付けられる。
図6Bは、レンズ機能80、例えば、図6Aのカメラ機能、およびマイクロホン機能86の切断断面図を提供する。本実施形態において、レンズ機能80は、筐体1の底部部材3上に提供されるが、種々の他の実施形態において、レンズ機能80は、上部部材2上に提供されてもよい。カメラ機能80は、光学スカート84を囲繞する、隆起したリップ部分81を含む。光学スカート84は、カメラレンズ83を含有するカメラレンズオリフィスを含む(フラッシュレンズを含有するフラッシュレンズオリフィスもまた提供され得るが、本例においては、提供されない)。
本実施形態において描写されるように、カメラ機能80およびマイクロホン86機能は、相互に隣接して位置付けられる、組み合わされた機能である。マイクロホン機能は、光および音の両方に対して少なくとも部分的に透過性であるが、水といった液体に対しては許容的でない膜部材88と重ね合わされる、音入口/出口アパーチャ87を含む。かかる膜88は、任意の好適な材料から製造されてもよいが、一部の例において、TPEの薄い層、例えば、0.10mm以下、例えば、0.05mm以下、例えば、0.3mm以下であるTPEの層といった、熱可塑性エラストマーといった、プラスチックまたはゴム等であってもよい。本実施形態において、膜部材88は、単一の膜構成要素から成る。しかしながら、他の実施形態において、膜部材88は、複数の異なる膜から成ってもよく、膜は、同じまたは異なる機能を果たしてもよい。膜部分88は、例えば、接着剤の付加によって、または、例えば、オーバーモールドプロセスにおいて、それと成形されることによって、当該技術分野において公知の任意の方法を介して、底部部材3に取設されてもよい。音伝送アパーチャは、音非許容性ガスケット89によってさらに囲繞され、ガスケットは、音チャネル87の中または外への音の伝送を阻止するように、入口/出口アパーチャを少なくとも部分的に囲繞する。
図6Cは、図6Aの組み合わせレンズおよびマイクロホン機能の拡大図を提供する。カメラ機能80は、光学スカート84を囲繞する、隆起したリップ部分81を含む。この構成は、底部筐体3とカメラ機能80との間に液体防止接合面を提供する。光学スカート84は、カメラレンズ83を含有する(フラッシュレンズを含んでもよい)カメラレンズオリフィスを含み、光学スカートは、フラッシュレンズからカメラレンズへといった、そこを通る光の伝送を阻止するために構成される。マイクロホン機能86は、音入口アパーチャ87を含み、アパーチャは、音が、筐体の中へ伝送されることを可能にするが、水といった液体に対しては可能にしない。
図6Dは、筐体1の内部を示す、図6Cのレンズ機能80および音伝送機能86の側面断面図を提供する。レンズ機能80は、光学スカート84を含む。光学スカート84は、カメラレンズ83を含有するカメラレンズオリフィスを含む。本実施形態において、フラッシュレンズスカートを伴う、または伴わないフラッシュレンズは提供されないが、しかしながら、他の実施形態において、フラッシュレンズおよび/またはスカートが存在してもよいということに留意されたい。本実施形態において、カメラレンズ83は、光学等級レンズを備えるが、しかしながら、他の実施形態において、カメラレンズは、単に、アクリルスクリーンまたは膜といった、光学的に透き通った透過性の領域であってもよい。光学スカート84は、フラッシュからカメラレンズへの光の伝送を阻止するように構成されてもよい。
また、含まれるのは、内在デバイスのマイクロホン部分と整合されるように構成され、かつ音入口アパーチャ87を含む、マイクロホン機能86であり、アパーチャは、音が、筐体の中へ、および前記マイクロホン部分に向かって、伝送されることを可能にするが、アパーチャは、液体不透過性膜88によって被覆されるため、水といった液体は、アパーチャ87を通過することができない。入口アパーチャ87は、音抑制ガスケット89によってさらに囲繞され、ガスケットは、底部部材3の底部表面35上に隆起し、アパーチャ87の全体の外周に外接し、それにより、それとの音チャネルを形成する。そのように形成される音チャネルは、音チャネルの中または外への音の通過を阻止するように機能し、それにより、含まれるスピーカ音伝送部分等によって、音の内部伝送によって別様に引き起こされ得る干渉を阻止する。したがって、マイクロホン伝送部分86は、マイクロホン伝送部分であり、筐体内の特定の位置に位置付けられることに関して説明されているが、音伝送部分は、スピーカ伝送部分であり得、筐体に沿ってどこに位置付けられてもよい。
上で簡潔に説明されるように、ある実施形態において、筐体は、電気的接合面ポート、例えば、充電ポートといった、ポート開口を含んでもよい。例えば、汚れ、液体、雪、衝撃等から内在デバイスを保護するように、内在デバイスの増加された保護を確実にするために、筐体は、ポート開口を被覆および封止するように、開放および閉鎖することが可能である、ポートラッチカバーをさらに含んでもよい。ポートおよび/またはラッチカバーは、例えば、その近位もしくは遠位端または側面といった、筐体の外周に沿って位置付けられてもよい。ある例において、ポートおよびポートカバーラッチは、衝撃および液体に対する耐性のあるラッチポートカバーである。ポートおよびラッチカバーは、筐体の上部または底部外周部材上に位置付けられてもよく、開口の片側から別の側をわたって跨るために構成されてもよい。
例えば、図7Aに関して見ることができるように、ある例において、ラッチ機能70は、筐体1の近位端上に位置付けられてもよい。ラッチ機能70は、その中にポート開口71aを有する、ポートまたはラッチ開口境界部材72を含み、ラッチカバー71bをさらに含んでもよい。ポート開口境界部材72は、開口71aに外接し、開口は、内在電子デバイスを充電するための充電部材を受容するように構成されてもよい。ラッチ機能70はまた、ラッチ開口境界部材72を被覆するために構成される、ラッチカバー71bを含んでもよい。本実施形態において、ラッチ開口境界部材72は、上部部材2の内部外周部分20bと一体的に形成され、外周部分は、ポート開口を形成する。
ラッチ機能70およびポート開口境界部材72は、任意の好適な構成を有してもよい。図7Aに描写されるように、ラッチ機能70は、一方の筐体部材、例えば、底部部材3から他方の筐体部材、例えば、上部部材2に跨るために構成される。このため、反対の筐体部材2および3は、境界部材72によって境界されるポート開口71aを封止するように、ラッチカバー71bに係合するために構成される、対応するラッチ機能接合面を有する。例えば、ラッチ機能境界部材72は、上部部材2の近位端部分21内に位置付けられ、ラッチ機能カバー71bは、底部部材3の近位端部分31上に位置付けられる。ラッチ機能70はまた、ラッチカバーコネクタ74といった複数のラッチカバー接合面を含み、コネクタ74は、ラッチカバー71bのアクスルオリフィス75と接合することによって、ラッチカバー71bを底部部材3に接続する。
ラッチカバーコネクタ74は、それが、ラッチカバー71bと接合することができ、ラッチカバー71bを上部2または底部3部材に接続することができ、開放位置から閉鎖位置までといった、ラッチカバー71bの動きを容易にすることができる限り、任意の好適な構成を有してもよい。本例において、ラッチカバーコネクタ74は、底部部材3の近位端部分31上に位置付けられるラッチアクスルとして構成される。ラッチカバーコネクタ74は、上部部材2に含有される、ラッチ機能境界部材72の下に位置付けられる。ラッチカバーコネクタ74は、開放位置から閉鎖位置に動く際にラッチカバー71bを支援するように、ラッチコネクタオリフィス75を介して、ラッチカバー71bに係合するために構成され、閉鎖位置において、ラッチカバー71bは、ラッチカバー境界部材72によって境界される開口に跨る。このため、開放位置から閉鎖位置へのラッチカバー71bの動きは、ラッチカバー境界部材72によって境界される開口71aの被覆および/または封止をもたらす。本例において、ラッチカバー71bは、ラッチカバーコネクタ74の周囲で回転するために構成される。
ラッチカバー境界部材72の上には、ラッチカバー71bを閉鎖位置に固定するように、ラッチカバー71bに係合するために構成される、別のラッチカバー接合面がある。本例において、ラッチカバー境界部材72の上のラッチカバー接合面は、ラッチランプ受容または衝突部材76であり、ラッチランプ受容/衝突部材76は、ラッチカバーが閉鎖位置にあるとき、ラッチカバー71bの対応するラッチランプ接合面部分77に係合し、それにより、ラッチカバー71bを閉鎖位置に固定するために構成される。描写されるように、ラッチランプ受容/衝突部材76は、ラッチポート開口境界部材72の上の上部部材2上に位置付けられる。
ある実施形態において、ラッチカバー71bの閉鎖は、液体密封および/または粉塵密封封止において、ポート開口72を閉鎖する。液体密封封止を確実にするために、ラッチ機能70は、1つ以上の追加の機能を有してもよい。例えば、ラッチ機能70は、ガスケット、例えば、Oリング、または他の押下可能なガスケットといった、封止78を含んでもよい。例えば、図6Aに描写されるように、ラッチカバー71bは、ガスケット78を含み、ガスケットは、ラッチカバー71bが開放位置から閉鎖位置に動く際、ガスケット78が、ポート開口71a内および/または周囲に嵌装され、それにより、ポートを封止するように、ラッチ開口境界部材72の開口内および/または周囲に嵌装されるような寸法である。したがって、種々の例において、ガスケット78は、全体的にラッチポート開口内に嵌装するよりも、それを囲繞するために構成される。
図7Bに描写されるように、ラッチ開口境界部材72は、ガスケット78と相互作用し、それにより、ラッチカバー71bが閉鎖構成にあるとき、例えば、ラッチランプ接合面77がラッチランプ76に連結されるとき、水密封封止を提供するような様態で位置付けられる、ガスケット接合面を含む。ガスケット78は、ラッチカバー71bのガスケット座上に位置付けられてもよい。ある実施形態において、ガスケット78は、オーバーガスケット78をさらに含んでもよく、オーバーガスケットは、ラッチ機能70のより強固な封止を達成するように、ゴム、またはシリコーン等といった、より低圧縮性で、より非多孔性の材料であってもよい。
この相互作用を容易にするために、ある実施形態において、その中にポート開口境界部材72を有する、筐体部材、例えば、2が、追加の剛性構造機能を有することが有益であり得、構造機能は、ポート開口境界部材72に増加された構造的一体性を提供し、それにより、ポート開口に対する追加の支持を提供するような様態で、位置付けられてもよい。例えば、ある例において、筐体1の上部部材2にポート開口境界部材72が存在するとき、ポート開口は、直近の囲繞材料をより脆弱にする傾向があり得る。したがって、剛性支持材料は、ポート開口を囲繞する領域を支持するように、この材料と関連付けられてもよい。
剛性支持材料を含まないと、開口を囲繞する上部および底部部分は、相互から離され、それにより、開口が水密封様態において封止される能力を損ない得る。かかる例において、剛性硬化材料は、ポート開口の一体性を確実にするように追加されてもよい。例えば、ステンレス鋼、マグネシウム、剛性プラスチック構成要素、ポリカーボネート等といった、射出成形硬化剤は、それに増加された剛性をし、それにより、ポート開口の物理的一体性を維持し、屈曲を阻止するように、上部部材2において含まれ、ポート開口72を囲繞する材料と関連付けられてもよい。ある例において、この強化は、このように行うことができるが、全体的な筐体をより厚く、広く、および/または長くすることをもたらす可能性があるため、筐体部材の材料を厚くすることなく達成される。上記は、ポート開口が上部部材2において位置付けられることに関して説明されているが、ポート開口は、他方のラッチ機能への結果的な変更を伴って、底部部材3において位置付けることができるということを理解されたい。
したがって、図7Bは、本開示の筐体のラッチ機能70を有する筐体1の近位端の断面図を提供する。ラッチ機能70は、ラッチカバー71bを有するポート開口境界部材72を含む。描写されるように、上部部材2は、それと関連付けられるラッチランプ受容部材76を有する、ポート開口境界部材72を含む。ラッチ開口境界部材72は、上部部材2における開口、例えば、ポート開口71aを境界する。底部部材3は、ラッチアクスル、例えば、枢動アクスル74を含む。ラッチカバー71bは、アクスルレセプタクル75を介して、底部部材3上の枢動アクスル74と接合する。ラッチカバー71bは、上部部材2のポート開口境界部材72のラッチランプ受容部材76と接合する、ラッチランプ接合面部分77をさらに含む。したがって、ラッチカバー71bが閉鎖位置にあるとき、ラッチランプ接合面部分77は、ポート開口を閉鎖および/または封止するように、ラッチランプ76と連結する。
本実施形態において、ラッチカバー71bはまた、音ポート機能50といった追加のポート機能を含むということに留意されたい。本実施形態において、音ポート機能50は、その中に位置付けられるイヤホンジャックポートカバーまたはバング53を有する、イヤホンジャックポート開口51として描写される。イヤホンジャックポートバング53は、イヤホンジャックポート開口51内に位置付けられる、類似の螺刻領域54aに対応する、螺刻領域54bを含む。イヤホンジャックポートバング53は、バング53に外接する、ガスケット(図示せず)をさらに含む。イヤホンジャックポートバング53は、イヤホンジャックポート開口51に挿入され、バング螺刻54bは、ポート螺刻54aと整合され、ガスケット(図示せず)は、バング53のバングポート51へのネジ込みによって圧縮され、それにより、ラッチポートカバー71bにおいてそれとの水密封封止を創出する。ジャックポートバング53はまた、グリップ機能56を有する上部部材58を含む。
図8Aに関して見ることができるように、筐体1の近位端部分は、1つ以上の音響ベント、例えば、その中に位置付けられるマイクロホン音響ベントまたはスピーカ音響ベントを有する、1つ以上の、例えば、複数の音伝送部分60を含んでもよい。本実施形態において、音伝送部分60は、スピーカ伝送ベントとして構成される。筐体1の近位端部分は、ポート開口ラッチカバー71bを有するラッチ機能70、複数のコインスロット機能18aおよび18b(コインスロット開口は、底部部材3からの上部部材2の分離を支援するために構成される)、ならびにその中に位置付けられるポート閉鎖53を有する音伝送ポート50をさらに含む。
図8Aは、筐体1の近位端部分の外方図を提供する。描写されるように、音伝送部分60は、上部部材2上に位置付けられ、底部部材3は、音出口チャネル66の一部を格納および形成するようにカットアウト部分を有する。本実施形態において、上部部材2の近位端部分21は、単一の、例えば、スピーカ音伝送部分60を含むが、他の実施形態において、複数の音伝送部分、例えば、スピーカおよび/またはマイクロホン音伝送部分が含まれてもよい。描写されるように、スピーカ音伝送部分60は、スピーカ音響ベント材料、例えば、音許容的であるが、非水透過性の膜65につながる、音チャネル66を含み、膜は、保護グリル(grille)機能69によって保護される。
図8Bに関して見ることができるように、音伝送部分60は、上部部材2内に位置付けられ、筐体1の外側から、上部部材2の外部および内部外周部分20a、bを通って、筐体1の内部へ横断する。音響チャネル66は、水といった液体に対しては透過性ではないが、音を受容および伝送するために構成される、膜、例えば、GoreTex(登録商標)膜といった、音響チャネル66を横断する、音響膜65を含む。
音響膜65を囲繞する筐体は、それとオーバーモールドされるように構成されてもよい。したがって、音チャネル66は、膜65の外周部分と接合して、それとオーバーモールドされ、それにより、筐体と音響膜との間で液体密封および/または粉塵密封封止を固定するように構成される、オーバーモールド部分67をさらに含んでもよい。しかしながら、種々の実施形態において、要素67は、音響ベント膜65が、接着の追加によるといった、好適な方法によって、位置付けられるおよび/または取設される、ガスケット座を単に形成してもよい。音響膜65は、音に対しては透過性であるが、液体に対しては非透過性である。このため、音は、音チャネル66を通って、筐体から(またはその中へ)移動することができるが、水といった液体は、それが、音響ベント膜65を通過することができないため、移動することができない。境界部材72によって境界され、開口71aを封止するようにその上に位置付けられるガスケット78を有するラッチカバー71bによって被覆される、ラッチ開口71aを有するラッチ機能70もまた、音伝送部分60に隣接する筐体1の近位端上に提供される。また、ラッチ機能70には、入口アパーチャ51を有し、かつ、アパーチャ51の中へ、および/またはそれを通って、少なくとも部分的に延伸する、延伸された部材52を有する、閉鎖プラグ53によって閉鎖される、音入口ポート50が隣接している。
図8Cは、図8Bの筐体1の近位端部分の外部内方図を提供する。近位端部分は、スピーカ音伝送部分60といった、1つまたは複数の音伝送部分を含んでもよい。スピーカ音伝送部分は、音響膜65によって横断される、音チャネル66を含んでもよい。例えば、60といった1つの音伝送部分は、内在デバイスのスピーカ(またはマイクロホン)部分の向かってつながる音チャネル66を含む、スピーカ(またはマイクロホン)伝送部分として構成されてもよい。音チャネル66は、マイクロホン音響ベント材料65によって横断され、音響ベントは、音チャネルに構造的一体性を、および/または音響ベント材料65に支持を提供するように機能する、成形されたグリル部分であってもよい、保護音響グリル69によって外部部分上で保護される。ラッチ機能70およびラッチカバー71b、ならびに音ポート機能50および音ポート閉鎖もまた、筐体1の近位端上に提供される。
ある実施形態において、本開示の筐体の外周部分は、1つ以上の製造されたスイッチまたはボタン機能を含んでもよい。例えば、無音スイッチ、配向スイッチ、またはボリューム制御、もしくは「オン」/「オフ」ボタンといった、収容されたデバイスのスイッチまたはボタン機構に係合するためのスイッチまたはボタン機能が提供されてもよい。図9Aに関して見ることができるように、ボタン機能、例えば、99aおよび/または99bは、反対側部分の一方上といった、筐体1の一部分上に含まれてもよい。筐体1の外周は、1つ以上のオン/オフ制御ボタン(図示せず);コインスロット機能18;1つ以上の音伝送部分60;ラッチ機能70;音ポート機能50等といった、他の機能をさらに含んでもよい。
スイッチおよび/またはボタン99機能は、筐体1とともに製造され、収納されたデバイスの対応するスイッチおよびボタンに係合するために具体的に構成される。したがって、スイッチおよびボタンは、内在デバイスの基礎スイッチおよびボタンの機能性および美的特徴の両方を模倣する、および確実にするように設計される。
図9Bは、ボリュームボタン99aおよび99bを含有する、筐体1の外周部分を示す、図9Aの拡大図を提供する。筐体1は、外周部分20を有する上部筐体部材2、および外周部分30を有する底部筐体部材3を含む。描写されるように、ボリュームボタン99aおよび99bは、上部部材2の外周部分20に沿って位置付けられるが、他の実施形態においては、底部部材3上に位置付けられてもよい。
本実施形態において、ボタン99機能の様式は、内在デバイスのスイッチおよびボタンの様式的機能および機能性を保持するように設計される。ボリュームボタンは、収納されたデバイスのボリューム特徴を変更するように、収納されたデバイスのそれぞれのボリュームボタンに係合するために構成される。したがって、ボリューム制御トグルまたはボタン99aおよびbの各々は、内在デバイスのボリュームを増加および減少させるための、収納されたデバイス上のそれらの対応するボタンに係合するために構成される。これらの構成は、内在デバイスの構成が異なるにつれて、異なってもよい。さらに、描写されるのは、上部部材2の上部表面膜25であり、上部部材膜25は、ビデオカメラレンズまたは光学的に透き通った領域47、および光学的に透き通った近接センサ領域48を含む。図示されないが、膜25はまた、例えば、環境光センサのための他の光学的に透き通った領域を含んでもよい、および/または上部部材膜25および/またはその上に重なる防水膜を通して、音を伝送するための音伝送アパーチャを含む、音響ベント部分(上で説明されるような)を含んでもよい。
図9Cは、図11Aに描写されるようなボリュームトグル99a、bの切断内側図を提供する。ボリューム制御トグル99aおよびbは、ユーザによって係合され得る、平坦なユーザ係合表面部分、および収納されたデバイスのボタンに係合するために構成される、延伸されたボタン係合部分を含む。1つ以上の追加のスペーサは、収納されたデバイスのボタンの係合を増強するように、延伸されたボタン係合部分に追加されてもよい。
また、描写されるのは、補助的クラスプ機構13aおよび13b、ならびに補助的クラスプ機構27および37である。内部外周部分は、収納されたデバイスとのぴったりとした嵌装する接合面をさらに提供するように、ゴムバンパ部分68aをさらに含む。
図10に関して見ることができるように、ある実施形態において、上部部材2の外周部分20は、ヘッドホンポート機能50といった筐体および/または内在デバイスの1つ以上の機能の存在にかかわらず、別個の筐体部材2および3が、相互とより密接に接合することを可能にするように、段階的構成を含んでもよい。
例えば、上部部材2の内部外周部分20aがクラスプ機構27を含む場合、内部外周部分20aおよびクラスプ機構27は、筐体の側面に沿って、より低い方d5から、筐体の角部に沿って、より高い方d3へ動く遷移を有してもよい。この遷移は、密封封止を確実にするように、全ての角部に沿って含まれてもよい、および/またはヘッドホンポート機能50といった外周機能の存在を格納するのに好適などこかに含まれてもよい。
したがって、図10Dは、内部外周部分20aおよびクラスプ部材27の低い方から高い方への遷移を示す、段階的構成を有する筐体の近位部分の角縁部の詳細の図を提供し、遷移は、必要な隙間を提供しつつ、同時にクラスプ接合面を維持することによって、ヘッドホンポート50の存在を格納する。この遷移は、任意の他の外周機能に対するその関係を参照することなく含まれてもよく、かつその構成要素に結果的な変更を行って、上部または底部部材に含まれてもよいということに留意されたい。本例において、段階は、d5から筐体の外周部分20a側に沿って、角部の始まりのd4へ、角部の高さにおけるd3の最大高さまでであり、d3、d4、およびd5のうちのいずれも、筐体および/または収納されるべきデバイスの構成に依存して、同じまたは異なってもよい。さらに、可撓性外周部分20bはまた、例えば、d1とd2との間のいずれかの相違によって示される、厚さ、長さ、または高さにおける変更を有してもよく、d1およびd2のいずれも、筐体および/または収納されるべきデバイスの構成に依存して、同じまたは異なってもよい。
本開示はまた、タッチセンサ式対話型ディスプレイを含む、前部表面を有する、電子デバイスのための保護ケースを提供する。保護ケースは、後壁および後壁の周辺部に連結される側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、後壁の周辺部に実質的に対応し、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部縁部を有し、後壁および側壁は、各々、電子デバイスを受容するように内部表面を有する)と、タッチセンサ式対話型ディスプレイへのユーザによる直接接触を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、上部縁部の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有し、かつ、側壁の内部周辺部に近接した側壁の内部表面と係合するように、フレーム部材の下側部から下に延伸する1つまたは複数の連結部材を有する)と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、第1の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、底部部材の側壁の上部縁部との間の第1の接合面における、1つまたは複数の連結部材の外側上、ならびに第2の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、電子デバイスの前部表面との間の第2の接合面における、1つまたは複数の連結部材の内側上の剥離可能な接着部材とを含む。
ある実施形態によると、剥離可能な接着剤は、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、フレーム部材と電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部から延伸するラッチを含み、ラッチは、底部部材の側壁の内部表面とラッチ止めするためのものである。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチは、底部部材の側壁の内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する。1つまたは複数の連結部材は、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから選択することができる。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、エラストマーで形成される。エラストマーは、ポリウレタンゲルとすることができる。他の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
本開示はまた、タッチセンサ式対話型ディスプレイを含む、前部表面を有する、電子デバイスのための保護ケースを提供する。保護ケースは、後壁および後壁の周辺部に連結される側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、後壁の周辺部に実質的に対応し、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部縁部を有し、後壁および側壁の少なくとも一部は、各々、電子デバイスを受容するように内部表面を有する)と、タッチセンサ式対話型ディスプレイへのユーザによる直接接触を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、上部縁部の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有し、かつ、側壁の内部周辺部に近接した側壁の内部表面と係合するように、フレーム部材の下側部から下に延伸する1つまたは複数の連結部材を有する)と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、第1の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、底部部材の側壁の上部縁部との間の第1の接合面における、1つまたは複数の連結部材の外側上、ならびに第2の接合面を封止するように、フレーム部材の下側部と、電子デバイスの前部表面との間の第2の接合面における、1つまたは複数の連結部材の内側上、ならびに内部表面上の剥離可能な接着部材とを含む。
ある実施形態によると、剥離可能な接着剤は、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、フレーム部材と電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部から延伸するラッチを含み、ラッチは、底部部材の側壁の内部表面とラッチ止めするためのものである。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチは、底部部材の側壁の内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する。1つまたは複数の連結部材は、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから選択することができる。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、エラストマーで形成される。エラストマーは、ポリウレタンゲルとすることができる。他の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
本開示はまた、電子デバイスのための保護ケースを提供する。電子デバイスは、ディスプレイを含む前部表面を有することができる。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する)と、ユーザによるディスプレイの操作を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、底部部材の側壁の上部表面の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する)と、フレーム部材を底部部材と連結する、1つまたは複数の連結部材と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材との間の接合面を封止するように、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤とを含む。
ある実施形態によると、剥離可能な接着剤は、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、フレーム部材と電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部から延伸するラッチを含み、ラッチは、底部部材の側壁の内部表面とラッチ止めするためのものである。別の実施形態において、1つまたは複数の連結部材は、フレーム部材の下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチは、底部部材の側壁の内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する。1つまたは複数の連結部材は、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから選択することができる。
ある実施形態において、剥離可能な接着部材は、エラストマーで形成される。エラストマーは、ポリウレタンゲルとすることができる。他の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
図11は、上で総括的に説明される本発明に従う、筐体の実施形態の2つの図AおよびBを示す。これらの実施形態において、筐体は、筐体内に電子デバイス(図11Aにおいて斜線によって指定される)を収容するように、ともに連接される、上部および底部部材を備える。図11に描写される本実施形態の構成において、筐体200は、収容されるべきデバイスが底部部材220内に位置付けられた後、ここでは、ともにスナップされることによって、ともに連接される、上部および底部部材210、220を備える。当然のことながら、上部および底部部材の水密封連接をもたらすように、任意の好適な機械的システムを適合させることができる。図11に示される実施形態において、上部部材210は、クラスプ機構を使用して、底部部材220に連接される。かかるクラスプ機構は、1つ以上の内部および/または1つ以上の外部および/または1つ以上のハイブリッドクラスプ機構といった、複数のクラスプ機構を含んでもよい。例えば、種々の実施形態において、筐体は、内部クラスプ機構、例えば、底部部材220の内部表面222上に存在する、補助的構造(例えば、テーパ状のチャネル231)に係合するように構成される、複数の内部クラスプ部材221a、221bから成るものを含んでもよい。一部の実施形態において、内部クラスプ部材221a、221bは、底部部材220の内部表面222上に位置付けられてもよく、テーパ状のチャネル231は、上部部材上に位置付けられてもよい。代替的に、クラスプ部材は、筐体220の上部部材210の底部部材係合構造の外周の1つ以上の部分に外接してもよい。クラスプ機構の組み合わせもまた、採用されてもよい。
図11Aに描写される実施形態に示されるように、複数の内部クラスプ部材221a、221bが提供される。これらのクラスプ部材は、上部および底部部材210、220がともに連結されるとき、液体防止および/または粉塵防止および/または衝撃防止封止が、好ましくは、上部および底部部材210、220がしっかりとともに連接されるとき(例えば、クラスプ部材221が、テーパ状のチャネル231といった補助的構造と連接して関連付けられるときに生じるように)、封止(複数を含む)を形成するように圧縮される、ガスケット223、224といった、1つ以上の封止の存在によって、提供されるように構成される。封止は、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった、環境的構成物質から、収容された電子デバイス(またはかかるデバイスの内部に収納された電気的構成要素)を保護する。ある実施形態において、上部部材210の外側と底部部材220の外側との間の封止が、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質を排除するのに十分であるため、外部ガスケット224は存在しない。
好適なクラスプ機構は、対応するクラスプ、LもしくはT形状の直線もしくは傾斜した縁部、ウェッジおよび相互に噛み合うウェッジレセプタクル、対応する歯および/もしくは歯受容部材、フックおよび溝ファスナ、リブおよびチャネルファスナ、ペグおよびペグレセプタクル、ボタン、ジッパ、フックおよびループファスナ、ネジ、ボルト、リベット、外部クラスプ等といった、任意の好適な構成を有してもよい。
図11Bは、図11Aに描写される筐体200の上面図を示し、封止機能性を提供するガスケット223、224が例解される。任意の好適な封止材料を使用することができる。本実施形態において、ガスケット223、224は、各々が、上部部材210の下側部において、ガスケットチャネル225、226内に位置付けられる、弾性の圧縮性Oリングである。Oリングは、約1%〜約70%、例えば、約5%〜約65%、約10%〜約60%、例えば、約15%〜約50%、例えば、約20%〜約40%、例えば、約30%、圧縮されることが可能である、Oリングといった、中実または圧縮性Oリングであってもよい。他の実施形態において、TPE、シリコーン、ポリウレタンゲル、低速流動(slow−flowing)接着剤等といった、粘着性または付着性圧縮性材料が、封止223および/または224として使用される。かかる材料はまた、ポリ(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン)トリブロックコポリマーおよび可塑化油の溶融ブレンド混合物といった、付着性、ゼラチン状材料を含む。かかる材料は、好ましくは、高表面エネルギー材料で、自己接着し、高い表面粘着度を有し、かつ、流動可能で剥離可能(ユーザが筐体からデバイスを除去したい場合、収容された電子デバイスからの脱離を可能にするように)である。かかる材料は、外部圧力が印加されないときでさえも、水密封封止を可能にする。上部および底部部材が連接される(例えば、クラスプ構成要素を使用して)とき、かかる材料は、特定の封止に接触する構成要素間の水密封封止を形成するように、圧縮し、湿潤する(またはウィックする)。余分な材料は、ある場合、所望される場合、封止が形成された後で、除去されてもよい。理解されるように、かかる実施形態において、収容された電子デバイス、例えば、スマートフォンのディスプレイスクリーンは、2つの封止223、224の封止の最内部223に直接接触する。
本実施形態はまた、内部封止223によって境界される領域の全てまたは実質的に全てを被覆する、電子デバイス上のスクリーンプロテクタを含むことができる。スクリーンプロテクタは、それが、内部および/または外部封止223、224によって衝突されるように、配置することができる。ある実施形態において、スクリーンプロテクタ150の外周は、好ましくは、それが、筐体内、例えば、筐体に収容されるべき電子デバイス上、その周辺、上部および底部部材210、220間に位置付けられる際、クラスプ部材221a、221bが、スクリーンプロテクタを通過することを可能にする、複数の事前製造された孔を含有する。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;剛性筐体の一部分と連結される弾性部材(弾性部材は、ポータブル電子デバイスによって提供される固定寸法構造の外周領域を被覆するように、内部表面を有する);および、剛性筐体に連結される圧縮部材(圧縮部材は、弾性部材の内部表面と、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間の外周領域において、少なくとも1つの耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の外周領域を弾性部材が被覆するときに、弾性部材の内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性部材の外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する)を含む。
ある実施形態において、圧縮部材は、剛性筐体と一体である。剛性筐体は、1つ以上の部分で形成することができる。本開示のある態様において、圧縮部材は、スライド、クランプ、リビングヒンジ、マッシュルームスナップ、ラッチ、および/またはプレストレス引張部材を含む、連結部材群から選択される、1つまたは複数の連結部材によって、剛性筐体に連結される。
他の実施形態において、弾性部材は、接着材料を含む。弾性部材は、剥離可能な接着剤材料で形成することができる。弾性部材はまた、剛性フレームと圧縮部材との間にさらに相互配置することができ、圧縮部材は、弾性部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。
他の実施形態において、システムは、2つ以上の弾性部材を含む。システムはまた、剛性筐体と圧縮部材との間に相互配置される、第2の弾性部材を含むことができ、圧縮部材は、第2の弾性部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。
他の実施形態において、ポータブル電子デバイスの外周領域は、1つ以上の機能を含むことができ、弾性部材は、1つ以上の機能にアクセスし操作すための対応する操作領域を含む。1つ以上の機能は、ディスプレイ、1つ以上のスピーカ、1つ以上のボタン、1つ以上のスイッチ、1つ以上のイヤポート、1つ以上の近接センサ、1つ以上のレンズ、1つ以上のフラッシュのうちの1つ以上を含むことができる。別の実施形態において、圧縮部材は、機械的保持、成形、または接着から成る連結機構群から選択される連結機構によって、剛性筐体に連結される。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;剛性筐体の一部分に結合される弾性部材(弾性部材は、ポータブル電子デバイスによって提供される固定寸法構造の外周領域を被覆するように、内部表面を有する);および、剛性筐体に連結される圧縮部材(弾性部材の内部表面と、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間の外周領域において耐水性封止を形成するように、ポータブル電子デバイスの固定寸法構造の外周領域を弾性部材が被覆するときに、圧縮部材は、弾性部材の内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、弾性部材の外部表面に、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する)を含む。
ある実施形態において、圧縮部材は、剛性筐体と一体である。剛性筐体は、1つ以上の部分で形成することができる。本開示のある態様において、圧縮部材は、スライド、クランプ、リビングヒンジ、マッシュルームスナップ、ラッチ、および/またはプレストレス引張部材を含む、連結部材群から選択される、1つまたは複数の連結部材によって、剛性筐体に連結される。
他の実施形態において、弾性部材は、接着材料を含む。弾性部材は、剥離可能な接着剤材料で形成することができる。弾性部材はまた、剛性フレームと圧縮部材との間にさらに相互配置することができ、圧縮部材は、弾性部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。
他の実施形態において、システムは、2つ以上の弾性部材を含む。システムはまた、剛性筐体と圧縮部材との間に相互配置される、第2の弾性部材を含むことができ、圧縮部材は、第2の弾性部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。
他の実施形態において、ポータブル電子デバイスの外周領域は、1つ以上の機能を含むことができ、弾性部材は、1つ以上の機能にアクセス操作するための対応する操作領域を含む。1つ以上の機能は、ディスプレイ、1つ以上のスピーカ、1つ以上のボタン、1つ以上のスイッチ、1つ以上のイヤポート、1つ以上の近接センサ、1つ以上のレンズ、1つ以上のフラッシュのうちの1つ以上を含むことができる。別の実施形態において、圧縮部材は、機械的保持、成形、または接着から成る連結機構群から選択される連結機構によって、剛性筐体に連結される。
本開示はまた、固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムを提供する。システムは、ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;内部表面を有する剥離可能かつ再使用可能な接着部材であって、ポータブル電子デバイスによって提供される固定寸法構造の外周領域を被覆し、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面とポータブル電子デバイスの固定寸法構造との間の外周領域において、少なくとも1つの耐水性封止を形成する、接着部材;および、剛性筐体に連結され、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の外部表面上に配置された、圧縮部材を含む。
ある実施形態において、圧縮部材は、剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側において、固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する。本実施形態の態様において、対抗する圧縮力は、剥離可能かつ再使用可能な接着部材の剪断および剥離を抑制するように、剥離可能かつ再使用可能な接着部材を機械的に保持することができる。
他の実施形態において、剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、剛性筐体と圧縮部材との間にさらに相互配置され、圧縮部材は、剥離可能かつ再使用可能な接着部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。システムはまた、2つ以上の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含むことができる。システムはまた、剛性筐体と圧縮部材との間に相互配置される、第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含むことができ、圧縮部材は、第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材と剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する。剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、可撓性とすることができ、かつエラストマーとすることができる。剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、ポリウレタンで形成することができる。
他の実施形態において、剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、圧縮部材に結合される。剥離可能かつ再使用可能な接着部材は、剛性フレームに結合することができる。
図12は、上で総括的に説明される本発明に従う、筐体の追加の実施形態の2つの図AおよびBを示す。これらの実施形態は、図11に描写されるものに類似する。これらの実施形態において、重ねて、筐体は、筐体内に電子デバイス(図12Aにおいて斜線によって指定される)を収容するように、ともに連接される、上部および底部部材を備える。図12に描写される本実施形態の構成において、筐体250は、収容されるべきデバイスが底部部材270内に位置付けられた後、同様にともにスナップされることによって、ともに連接される、上部および底部部材260、270を備える。当然のことながら、これらの実施形態の上部および底部部材の水密封連接をもたらすように、任意の好適な機械的システムを適合させることができる。図12に示される実施形態において、上部部材260は、クラスプ機構を使用して、底部部材270に連接される。ここでは、複数の内部クラスプ部材261a、261bが、補助的構造、ここでは、底部部材270の内部表面272上に存在するテーパ状のチャネル271に係合するように構成される。これらのクラスプ構造は、上部および底部部材260、270がともに連結されるとき、液体防止および/または粉塵防止および/または衝撃防止封止が、好ましくは、上部および底部部材260、270がしっかりとともに連接されるとき(例えば、クラスプ部材261が、テーパ状のチャネル271といった補助的構造と連接して関連付けられるときに生じるように)、封止(複数を含む)を形成するように圧縮される、ガスケット(263、264)といった、1つ以上の封止の存在によって、提供されるように構成される。封止は、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質から、収容された電子デバイス(またはかかるデバイスの内部に収納された電気的構成要素)を保護する。一部の実施形態において、内部クラスプ部材261a、261bは、底部部材270の内部表面272上に位置付けられてもよく、テーパ状のチャネル271は、上部部材上に位置付けられてもよい。
これらの実施形態において、底部部材270と関連付けられ、底部部材270と筐体に収容されるべき電子デバイスとの間に位置付けられるのは、減衰部材280である。減衰部材は、単一の部品(図示のとおり)、または複数の部品とすることができる。ある実施形態において、減衰部材が複数の部品で構成されるとき、部品は、底部部材270の長さに下方に、もしくはそれにわたって、または底部部材270に対角線上にわたって伸びる、細片とすることができる。ある実施形態において、複数の部品は、底部部材270を公差することができる。減衰デバイスは、デバイスと底部部材270との間に位置付けられるとき、電子デバイスを緩衝するように働く。減衰部材280は、シリコーン、ゴム、または他のエラストマーもしくはポリマー材料を含む、任意の好適な材料、または材料の組み合わせから作製することができる。理解されるように、上部および部材260、270と収容された電子デバイスとの間に水密封封止を形成するために、封止263、264および減衰部材280は、好ましくは、上部および底部部材260、270と、収容された電子デバイスのディスプレイ(またはディスプレイの外部表面に接着される、スクリーンプロテクタ、または光学的に透き通ったもしくは半透明な層(図示せず)といった他のもの)との間の、ガスケット263、264によって形成される、封止によって形成される封止のいずれかを破壊、または別様に分断するようには、上部および底部部材間のデバイスの十分な動きを提供しない。
図12Bは、図12Aに描写される筐体200の上面図を示し、封止機能性を提供するガスケット263、264が例解される。重ねて、任意の好適な封止材料を使用することができる。本実施形態において、ガスケット263、264は、各々が、上部部材210の下側部において、ガスケットチャネル265、266内に位置付けられる、弾性の圧縮性Oリングである。Oリングは、約1%〜約70%、例えば、約5%〜約65%、約10%〜約60%、例えば、約15%〜約50%、例えば、約20%〜約40%、例えば、約30%、圧縮されることが可能である、Oリングといった、中実または圧縮性Oリングであってもよい。他の実施形態において、TPE、シリコーン、ポリウレタンゲル、低速流動(slow−flowing)接着等といった、粘着性または付着性圧縮性材料が、封止263および/または264として使用される。かかる材料はまた、ポリ(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン)トリブロックコポリマーおよび可塑化油の溶融ブレンド混合物といった、付着性、ゼラチン状材料を含む。かかる材料は、好ましくは、高表面エネルギー材料で、自己接着し、高い表面粘着度を有し、かつ、流動可能で剥離可能(ユーザが筐体からデバイスを除去したい場合、収容された電子デバイスからの脱離を可能にするように)である。かかる材料は、外部圧力が印加されないときでさえも、水密封封止を可能にする。上部および底部部材が連接される(例えば、クラスプ構成要素を使用して)とき、かかる材料は、特定の封止に接触する構成要素間の水密封封止を形成するように、圧縮し、湿潤する(またはウィックする)。余分な材料は、ある場合、所望される場合、封止が形成された後で、除去されてもよい。理解されるように、かかる実施形態において、収容された電子デバイス、例えば、スマートフォンのディスプレイスクリーンは、2つの封止263、264の封止の最内部263に直接接触する。ある実施形態において、上部材260の外側と底部部材270の外側との間の封止が、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった、環境的構成物質を排除するのに十分であるため、外部ガスケット(264)は存在しない。
本実施形態はまた、内部封止223によって境界される領域の全てまたは実質的に全てを被覆する、電子デバイス上のスクリーンプロテクタを含むことができる。スクリーンプロテクタは、それが、内部および/または外部封止223、224によって衝突されるように、配置することができる。ある実施形態において、スクリーンプロテクタ150の外周は、好ましくは、それが、筐体内、例えば、筐体に収容されるべき電子デバイス上、その周辺、上部および底部部材210、220間に位置付けられる際、クラスプ部材221a、221bが、スクリーンプロテクタを通過することを可能にする、複数の事前製造された孔を含有する。
本開示はまた、電子デバイスのための筐体を提供し、筐体は、図13Aに示されるように、上部部材300および底部部材301を有する。上部部材300は、底部部材プロング(prong)303と相互作用する上部部材プロング302を通じて、底部部材301に連接される。図13Aに示されるように、上部部材プロングは、底部部材プロング上のレセプタクルと相互作用する歯を含む。しかしながら、これは、ある実施形態において、逆にされ得る。さらに、歯またはレセプタクルは、上部部材プロングの外側または内側上に存在することができる。さらに、底部部材プロングは、上部部材および底部部材が連接されるとき、上部部材プロングの内部または外部に位置付けることができる。他の実施形態において、上部部材プロングは、外側上に歯またはレセプタクルを伴ういくつかのプロング、および内側上に歯またはレセプタクルを伴ういくつかのプロングを有することができる。底部部材プロングは、上部部材プロングと相互作用するように、適切に位置付けられるであろう。ある実施形態において、歯またはレセプタクルの方向は、交互になり得るか、または当該技術分野において既知のいずれの方法においても分布され得る。ある実施形態において、上部部材プロングの40〜60%は、筐体の外部または内部の方向を向いている歯またはレセプタクルを有する。
図13Bに示される実施形態において、上部部材プロング302は、歯305を含み、底部部材プロング303は、歯レセプタクル304を含む。他の実施形態において、底部部材プロングは、歯305を含み得、上部部材プロングは、歯レセプタクルを含み得る。上部部材300が底部部材301と整合され、2つの部材がともに嵌装されるとき、歯305は、歯レセプタクル304と相互作用して、上部部材300および底部部材301をともに保持して、電子デバイス310を封入する。図13Cも参照されたい。
ある実施形態において、歯305が配置されるプロングの側は、変更することができる。例えば、歯305は、上部プロング302の外側または内側に存在することができる。これは、図13Aに示される。これらの実施形態において、歯レセプタクル304を含む底部プロング303は、歯305と相互作用するために、上部プロング302の外側または内側上に見出される。一部の実施形態において、上部プロング302の内側または外側上の歯305の配置は変更することができる。ある実施形態において、歯305の位置は、交互にすることができる。図13Aは、上部プロング302のいずれかの側上で交互する底部プロング303を描写する。
図13Bに示されるように、空気間隙306は、一部の実施形態において、底部部材プロング303と相互作用するとき、上部部材プロング303空間が可撓することを可能にするために必要である。ある実施形態において、空気間隙306は、上部部材プロング302の外側に見出される。他の実施形態において、空気間隙306は、上部部材プロング302の外側に見出され、また、上部部材300および底部部材301がともに嵌装されるときは、上部部材プロング302の下に見出される。一部の実施形態において、底部部材プロング303は、底部部材301の内部表面によって形成される空洞311に押し込まれることによって、上部部材プロング302と相互作用するとき、可撓することができる。他の実施形態において、底部部材プロング303は、定置のままである。底部部材プロング303は、電子デバイス310への近近接のため、定置のままであり得る。
ある実施形態において、筐体は、図13Aに示されるように、1つ以上の封止を有する。一部の実施形態において、筐体は、底部部材プロング303と相互作用するとき、上部部材プロング302が配置される、プロング空洞314に位置する、封止を有する。プロング空洞封止312は、封止に対して上で説明される材料のいずれかから成る。ある実施形態において、上部部材プロング302の端部は、プロング空洞封止312に衝突し、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質を排除するのに十分である封止を引き起こす。
別の実施形態において、ワイパ封止313は、図13Aに示されるように、上部部材300上に見出されるワイパ308の下に位置する。ワイパ封止313は、封止に対して上で説明される材料のいずれかから成る。筐体が電子デバイス310周囲で組み立てられるとき、ワイパ308およびワイパ封止313は、電子デバイス310の面に対して押圧される。ワイパ封止313の組成は、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質を排除するのに十分である、ワイパ308と電子デバイス310との間の封止が形成されるようなものである。ある実施形態において、筐体は、プロング空洞封止312およびワイパ封止313の両方を含む。他の実施形態において、筐体は、プロング空洞封止312のみを含む。他の実施形態において、筐体は、ワイパ封止313のみを含む。他の実施形態において、ワイパ封止は、ワイパ封止ガスケット309の形態を採ってもよい。ある実施形態において、ワイパ封止ガスケット309は、図13Bに示されるように、筐体の内部から上部部材プロング302周囲に、かつ上部部材300の外部側壁まで延伸する。ある実施形態において、ワイパ封止ガスケット309は、上部部材300と底部部材301との間の表面を下に延伸する細片であり、上部部材プロング302がワイパ封止ガスケット309を通過することを可能にするように、アパーチャが存在する。他の実施形態において、ワイパ封止ガスケット309は、上部部材プロング302と接合するように、筐体の内部から遠くへは延伸せず、図13Aに示される実施形態と類似のワイパ308にのみ存在する。ワイパ封止ガスケット309は、封止に対して上で説明される材料のいずれかから成る。筐体が電子デバイス310周囲で組み立てられるとき、ワイパ308およびワイパ封止ガスケット309は、電子デバイス310の面に対して押圧される。ワイパ封止ガスケット309の組成は、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質を排除するのに十分である、ワイパ308と電子デバイス310との間の封止が形成されるようなものである。
この筐体の他の実施形態において、バンパ307は、図13Bに示されるように、底部部材301の外部に見出すことができる。バンパ307は、筐体における電子デバイス310に、付加された衝撃耐性を提供することができる。バンパ307は、底部部材301の全体の外側表面周囲、図13Bに示されるような底部部材301の側面のみ、または底部部材301の底部表面上のみに延伸することができる。バンパは、TPE、または電子デバイスを緩衝するために適切な他の材料、例えば、上で説明される低圧縮封止剤を含む封止剤のいずれかで構築することができる。
本開示は、電子デバイスのための保護ケースを提供し、電子デバイスは、ディスプレイを含む前部表面を有する。保護ケースは、電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材(側壁は、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する)と、ユーザによるディスプレイの操作を可能にするように、電子デバイスの前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材(フレーム部材は、底部部材の側壁の上部表面の外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する)と、変形可能な開口と相互作用することによって、フレーム部材を底部部材と連結する、1つまたは複数のテーパ状の支柱と、フレーム部材が底部部材と連結されるとき、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材との間の接合面を封止するように、底部部材の側壁の上部表面とフレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤とを含む。
一部の実施形態において、1つまたは複数のテーパ状の支柱は、フレーム部材の下側部に沿って離間し、各テーパ状の支柱は、底部部材の周辺上の変形可能な開口に係合する支柱ヘッドを有する。一部の実施形態において、剥離可能な接着部材は、低圧縮封止剤である。低圧縮封止剤は、ポロキサマを含むことができる。一部の実施形態において、フレーム部材は、剛性材料で形成される。
図14Aは、本発明の別の筐体構成の断面図を示す。この構成の描写される実施形態において、筐体110は、上部および底部部材120、130が連接されて関連付けられるとき、上部部材120の外周122において補助的位置に配列される変形可能な開口121に係合するように、底部部材130の上外周132周囲に配列される複数のテーパ状の支柱131を使用して、ともにスナップする、上部および底部部材120および130をそれぞれ備える。上部および底部部材120、130が製造され得る好適な材料としては、制限することなく、プラスチック、金属、ポリカーボネート、ナイロン、液晶ポリマー、ならびに/またはゴム、熱可塑性ウレタン、ポリエチレン、および/もしくはポリプロピレン、これらの混合物等を含む、剛性、半剛性、および可撓性材料が挙げられる。
断面(図14A)において、底部部材130のテーパ状の支柱131は、挿入の間、上部部材120の変形可能な開口125の補助的挿入面123、124、ならびに保持のために、上部部材120の変形可能な開口125の補助的保持面126、127に係合するように形状化される、テーパ状の上面134、135、およびテーパ状の下面136、137を有する、ヘッド133を備える。理解されるように、底部部材の支柱、および上部部材の補助的開口に対する、任意の好適な形状が採用されてもよい。好適な形状としては、テーパ状の支柱131が、筐体の上部および底部部材120、130を固定する方法で、変形可能な開口121に係合し得るように、球体、立方体、菱形、長円形、およびこれらの形状の任意の組み合わせが挙げられる。同様に、筐体の上部および底部部材120、130を固定する方法で、テーパ状の支柱131および変形可能な開口121を連接することができる限り、変形可能な開口121に対する任意の好適な形状が採用されてもよい。テーパ状の支柱131が、筐体の上部および底部部材120、130を固定する方法で、変形可能な開口121に係合し得るように、好適な形状としては、球体、立方体、菱形、長円形、およびこれらの形状の任意の組み合わせが挙げられる。ある実施形態において、変形可能な開口121は、それらが一致するテーパ状の支柱131と類似の形状を有する。他の実施形態において、変形可能な開口121は、それらが一致するテーパ状の支柱131とは異なる形状を有する。ある好ましい実施形態において、変形可能な開口121は、それらが、それらが一致するテーパ状の支柱131の形状をしっかりと保持することを可能にする形状を有する。
ある実施形態において、テーパ状の上面134、135、テーパ状の下面136、137、挿入面123、124、および保持面126、127と関連付けられる角度は、テーパ状の支柱131および変形可能な開口121を使用して、閉鎖し、次いで、再開放することができる、筐体の実装の成功には重要である。テーパ状の下面136、137と垂直線との間の角度が、鋭角すぎる場合、テーパ状の支柱131は、筐体の上部および底部部材120、130をともに保持するのに十分な力でもって、変形可能な開口121において保持されない。角度161aは、図14Cに示される。同様に、テーパ状の下面136、137と垂直線との間の角度が、鈍角すぎる場合、テーパ状の支柱131は、上部および底部部材120、130が、ともに連接された後、分離された場合、テーパ状の支柱131が外れ得るように、過大な力でもって、変形可能な開口121において保持される。ある実施形態において、テーパ状の下面136、137と垂直線との間の角度は、20〜60度とすることができる。他の実施形態において、テーパ状の下面136、137と垂直線との間の角度は、25〜50度または30〜45度とすることができる。他の実施形態において、テーパ状の下面136、137と垂直線との間の角度は、約20、25、30、35、40、45、50、55、または60度である。他の実施形態において、各テーパ状の下面136、137間の角度は、実質的に同じである。他の実施形態において、各テーパ状の下面136、137間の角度は、異なる。ある実施形態において、各テーパ状の下面136、137、および垂直線に対する角度間の相違は、5〜20度である。他の実施形態において、各テーパ状の下面136、137、および垂直線に対する角度間の相違は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20度である。
ある実施形態において、保持面126、127の角度は、テーパ状の下面136、137の角度に密接に一致するべきである。ある実施形態において、保持面126、127、およびテーパ状の下面136、137の角度間の相違は、0〜15度である。他の実施形態において、保持面126、127、およびテーパ状の下面136、137の角度間の相違は、約0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15度である。
挿入面123、124と垂直線との間の角度が鋭角すぎる場合、テーパ状の支柱131は、筐体の上部および底部部材120、130をともに保持するのに十分な力でもって、変形可能な開口121において保持されない。これは、変形可能な開口121の基部における開口が、テーパ状の支柱131を格納するのに大きすぎる必要があるためである。角度161bは、図14C示される。同様に、テーパ状の上面134、135と垂直線との間の角度が鈍角すぎる場合、テーパ状の支柱131は、テーパ状の支柱131を変形可能な開口121に挿入するのは困難である。ある実施形態において、テーパ状の下面136、137と垂直線との間の角度は、20〜60度とすることができる。他の実施形態において、テーパ状の上面134、135と垂直線との間の角度は、25〜50度または30〜45度とすることができる。他の実施形態において、テーパ状の上面134、135と垂直線との間の角度は、約20、25、30、35、40、45、50、55、または60度である。他の実施形態において、各テーパ状の上面134、135間の角度は、実質的に同じである。他の実施形態において、各テーパ状の上面134、135間の角度は、異なる。ある実施形態において、各テーパ状の下面136、137、および垂直線に対する角度間の相違は、5〜20度である。他の実施形態において、各テーパ状の上面134、135、および垂直線に対する角度間の相違は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20度である。
ある実施形態において、挿入面123、124の角度は、テーパ状の上面134、135の角度に密接に一致するべきである。ある実施形態において、挿入面123、124、およびテーパ状の上面134、135の角度間の相違は、0〜15度である。他の実施形態において、挿入面123、124、およびテーパ状の上面134、135の角度間の相違は、約0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15度である。
ある実施形態において、テーパ状の支柱131は、底部部材130の上周辺面上に配列される。しかしながら、テーパ状の支柱131はまた、上部材120の下周辺面上に配列され得る一方、変形可能な開口は、底部部材130の上周辺面上に配列され得る。一部の実施形態において、上または底部部材120、130の周辺面上のテーパ状の支柱131の各々は、実質的に同じ形状およびサイズを有する。他の実施形態において、テーパ状の支柱131は、上または底部部材120、130の周辺面の異なる部分上に、可変形状を有することができる。他の実施形態において、テーパ状の支柱131は、上または底部部材120、130の周辺面の異なる部分上に、可変サイズを有することができる。一部の実施形態において、各テーパ状の支柱131は、上または底部部材120、130の周辺面上に、互いのテーパ状の支柱131とは異なるサイズおよび/または形状を有する。他の実施形態において、複数の群のテーパ状の支柱131が存在する。各群における各テーパ状の支柱131は、実質的に類似のサイズおよび形状を有し、群間でテーパ状の支柱131のサイズおよび/または形状における相違が存在する。同様に、変形可能な開口121は、上でテーパ状の支柱131に対して説明されるように、実質的に類似の、または異なる形状および/もしくはサイズを有してもよい。ある実施形態において、変形可能な開口121は、類似の、またはテーパ状の支柱131よりも小さいサイズを有する。他の実施形態において、変形可能な開口121は、テーパ状の支柱131と実質的に類似の、または非類似の形状を有する。
ある実施形態において、テーパ状の支柱131は、変形可能な開口121と接合する六角形状または八角形状の先端を有する。しかしながら、テーパ状の支柱131と変形可能な開口121との間で安定した相互作用をもたらす任意の形状が可能である。一部の実施形態において、各テーパ状の支柱は、スロット170を含む(図14Dを参照)。このスロットは、それが変形可能な開口121に挿入されるとき、テーパ状の支柱131の分割したヘッド171、172を屈曲可能にする。一部の実施形態において、変形可能な開口121は、テーパ状の支柱131が挿入されるとき、実質的に、静止したままである。他の実施形態において、変形可能な開口121およびテーパ状の支柱131の両方は、テーパ状の支柱131が変形可能な開口121に挿入されるとき、構成を変更する。スロット170は、テーパ状の支柱131の高さの1〜100%の長さを有してもよい。さらに、他の実施形態において、スロット170は、テーパ状の支柱131の幅の1〜75%の間であってもよい。スロット170の相対的な高さおよび幅は、テーパ状の支柱131および変形可能な開口121の適切な相互作用を確実にするために重要である。スロット170のサイズが大きいほど、分割したヘッド171、172はより容易に屈曲し、テーパ状の支柱131を変形可能な開口121に挿入することが容易であり、テーパ状の支柱を除去することが容易である。ある実施形態において、スロット170は、テーパ状の支柱の高さの1〜50%、25〜75%、30〜60%、または40〜50%の間である。他の実施形態において、スロット170は、テーパ状の支柱の幅の1〜50%、25〜75%、30〜60%、または40〜50%の間である。
変形可能な開口121は、テーパ状の支柱131のヘッド133の高さよりも小さい、等しい、または大きい深さを有してもよく、一度、挿入および保持されると、ヘッド133のテーパ状の下面136、137を、変形可能な開口125の補助的保持面126、127と保持連結させる。変形可能な開口121はまた、テーパ状の支柱131のヘッド133の幅もしくは直径よりも小さい、等しい、または大きい幅もしくは直径を有してもよく、一度、挿入および保持されると、ヘッド133のテーパ状の下面136、137を、変形可能な開口125の補助的保持面126、127と保持連結させる。
図14Aに示される実施形態において、変形可能な開口121は、ヘッド133の高さよりも深く、これは、ヘッドカバー140が、カバーチャネル128の上部部材120に取り外し可能だが、しっかりと取設されることを可能にする。上部部材120に形成される図14Bを参照。このように、ヘッドカバー140は、上部部材120の開口125を通って突起するヘッド133が、隠されることを可能にする。他の実施形態において、ヘッドカバー140は、開口125上に流体防止封止を提供し、水が開口125を通って突起するヘッド133間で漏出することを阻止する。ヘッドカバー140は、多様な材料でできていてもよい。一部の実施形態において、ヘッドカバー140は、プラスチック、金属、貴金属、ポリカーボネート、TPE、もしくは任意の封止剤、または上で説明される封止材料でできている。
上部部材120はまた、好ましくは、水密封封止を提供するために、電子デバイス(例えば、スマートフォン、図示せず)の上に重なるスクリーンプロテクタ150に接触し、装着するバンプ、または上昇した肩部146を含む内部部分129を含む。そのような構成において、スクリーンプロテクタ150の外周(図14Aの斜線151)は、好ましくは、それが、筐体内、例えば、筐体に収容されるべき電子デバイス(図示せず)上、その周辺、上部および底部部材120、130間に位置付けられる際、底部部材130のヘッド133が、スクリーンプロテクタを通過することを可能にする、複数の事前製造された孔(図示せず)を含有する。他の実施形態において、スクリーンプロテクタ150は存在しない。これらの実施形態において、バンプまたは上昇した肩部146は、流体が上昇した肩部146とデバイスの表面が接触する間を通らないような方法で、デバイスに直接接触することができる。
水密封封止を確実にするため、好ましくは圧縮性層160、例えばTPEの層は、圧縮性層160が、少なくとも底部部材130の内部肩部130cの上方を向いている部分130a、および内方を向いている部分130bを被覆するように、底部部材130内に位置付けることができる。図14Aにおいて、圧縮性TPE層160は、底部部材130の全体のデバイス・筐体空洞を被覆し、底部部材の上方を向いている部分130aを被覆するように延伸する。任意の好適な材料を、圧縮性材料として採用してもよいことが理解されよう。例えば、圧縮性および/または衝撃吸収を提供するように、ゴム、TPE、ポリエチレン、ポリプロピレン等のエラストマー材料が使用されてもよい。圧縮性材料はまた、上で説明されるように封止材料であってもよい。
図14Dに示されるように、圧縮性層は、上部部材120と接合する、Y形状の端173を有してもよい。Y形状の端173は、内面174および外面175を含む。内面174は、電子デバイス176と、電子デバイス176の上に重なるワイパ177および/またはスクリーンプロテクタ150との間の封止を形成する。ある実施形態において、内面174は、圧縮性層160とスクリーンプロテクタ150との間に封止を形成することによって、水がテーパ状の支柱131間に漏出すること、および電子デバイスと接触することを阻止する。他の実施形態において、筐体は、スクリーンプロテクタ150を欠く。これらの実施形態において、内面174は、ワイパ177と電子デバイス176との間に封止を形成する。これは、流体が、電子デバイス176の面と接触することを可能にするが、それらが、圧縮性層との封止を交差し、電子デバイス160の後部と接触することを可能にしない。これは、スクリーンプロテクタ150が電子デバイスの中への流体の漏出に対して耐性であることを必ずしも必要としない、耐水性面を有する、電子デバイスに関して好ましい。
外面175は、上部部材120と圧縮性層160との間に封止を形成することによって、流体がテーパ状の支柱131間に漏出すること、および電子デバイス176と接触することを阻止する。ある実施形態において、外面175はまた、流体がテーパ状の支柱131間に漏出すること、および電子デバイス176と接触することを阻止するために、スクリーンプロテクタ150と圧縮性層160との間に封止を形成することができる。
他の実施形態において、筐体はまた、図14Dに示される外部ガスケット178を含む。外部ガスケット178は、水、粉塵、汚れ、衝撃等といった環境的構成物質を排除するのに十分である、上部部材120との封止を創出する。外部ガスケット178は、上で説明されるような任意の種類の封止剤または封止材料で作製することができる。
図14Eは、変形可能な開口121に挿入されるテーパ状の支柱131を示すため、ヘッドカバー140を伴わない図14Dに示される同じ実施形態の斜視図を示す。本実施形態において、上部部材120は、ポリカーボネート、またはアルカリ−アルミノケイ酸塩板ガラス(Gorilla Glass(登録商標))で作製することができ、底部部材はポリカーボネートで作製することができ、封止はTPEまたは上で説明されるような任意の他の封止材料で作製することができる。図14Fは、ヘッドカバー140を有する同じ図を示す。図14Gは、上部部材120と電子デバイスとの間にスクリーンプロテクタ150を有する全体のケースを示す。スクリーンプロテクタ150の縁部内のアパーチャ179は、テーパ状の支柱131が変形可能な開口121と相互作用することを可能にするということに留意されたい。図14Hは、スロット170を有するテーパ状の支柱131、および変形可能な開口121の2つの壁部の一実施形態のより詳細な断面を提供する。図14Iは、上部部材120の上部から変形可能な開口121に挿入された、テーパ状の支柱131の詳細を示す。図14Jは、テーパ状の支柱131の挿入を伴わない、変形可能な開口121の一実施形態の詳細な断面を提供する。
図14K、14L、および14Mは、テーパ状の支柱131および変形可能な開口121の追加の実施形態を提供する。図14N、14O、14P、14Q、14Rおよび14Sは、変形可能な開口121の追加の実施形態を提供する。これらの実施形態において、テーパ状の支柱131にはスロット170がない。このため、変形可能な開口121は、テーパ状の支柱131の周囲で屈曲可能である必要がある。ある実施形態において、これは、変形可能な開口121を低密度の材料から製作することによって、変形可能な開口121をより可撓性のある材料から作ることによって、変形可能な開口121を、より少ない、もしくはより薄い材料、またはこれらのオプションのうちの1つ以上のいくつかの組み合わせによって製作することによって、達成される。
本開示はまた、図15に示される筐体を提供する。本実施形態において、筐体は、デバイスが底部部材401内に位置付けられて収容された後、同様にともにスナップされることによって、ともに連接される、上部および底部部材400、401を備える。当然のことながら、これらの実施形態の上部および底部部材の水密封連接をもたらすように、任意の好適な機械的システムを適合させることができる。図15に示される実施形態において、上部部材400は、クラスプ機構を使用して、底部部材401に連接される。ここでは、複数の内部クラスプ部材402、403が、補助的構造、ここでは、底部部材401の内部表面406上に存在するテーパ状のチャネル404、405に係合するように構成される。これらのクラスプ構造は、上部および底部部材400、401がともに連結されるとき、好ましくは、上部および底部部材400、401がしっかりとともに連接されるとき(例えば、クラスプ部材402、403が、テーパ状のチャネル404、405といった補助的構造と連接して関連付けられるときに生じるように)、封止(複数を含む)を形成する封止層407、408の存在によって、液体防止および/または粉塵防止および/または衝撃防止封止が提供されるように構成される。封止層は、水、粉塵、汚れ、衝撃等の環境的構成物質から、収容された電子デバイス(またはかかるデバイスの内部に収納された電気的構成要素)を保護する。一部の実施形態において、内部クラスプ部材402、403は、底部部材401の内部表面406上に位置付けられてもよく、またテーパ状のチャネル404、405は、上部部材400上に位置付けられてもよい。
これらの実施形態において、底部部材401と関連付けられ、底部部材401と筐体に収容されるべき電子デバイスとの間に位置付けられるのは、封止層407、408である。封止層407、408は単一の部品、または複数の部品とすることができる。ある実施形態において、封止層407、408が複数の部品で構成されるとき、部品は、底部部材401の長さに下方に、もしくはそれにわたって、または底部部材401に対角線上にわたって伸びる、細片とすることができる。ある実施形態において、複数の部品は、底部部材401に交差することができる。封止層407、408は、デバイスと底部部材401との間に位置付けられるとき、電子デバイスを緩衝するように、また、筐体内の電子デバイスを水、粉塵、汚れ、衝撃等の環境的構成物質から封止するように働く。
好ましい実施形態において、封止層407、408は、電子デバイスが筐体内に挿入されると、その側面を被覆する。ある実施形態において、封止層407、408は、電子デバイスと、図15に示される上部および底部部材400、401との間に配置される。ある実施形態において、上部部材400は、電子デバイスの前面周辺部を被覆するワイパ409を含む。ある実施形態において、封止層407、408は、ワイパ409と電子デバイスとの間に配置され、電子デバイスの周辺部に封止を形成する。封止は、水、粉塵、汚れ、衝撃等の環境的構成物質が、電子デバイスの前面を超えて侵入することを阻止する。好ましい実施形態では、電子デバイスの前面は、水、粉塵、汚れ、衝撃等の環境的構成物質による侵入に対し、耐性がある。
他の実施形態において、封止層407、408は、ワイパ409と電子デバイスとの間から、上部および底部部材400、401が接触する間に延伸し、一部の実施形態においてはまた、電子デバイスと底部部材401との間の層を形成する。封止層407、408はまた、それらが電子デバイスおよび筐体の封止を形成する場所から延伸するとき、衝撃保護を提供する。ある実施形態において、封止層407、408は、電子デバイスと底部部材401との間に一体層を作製する。ある実施形態において、封止層407、408は、電子デバイスがその中に配置されるソックス内に形成される。次いで、電子デバイス/ソックスは、筐体内に配置することができる。
他の実施形態において、ワイパ409は、封止層407、408を適所に保持する内部肩部411を有し、また上部および底部部材400、401が、ともに連接されるとき、上部部材400から電子デバイスに圧力を供給する。ある実施形態において、これは、上部部材401、ワイパ411、および電子デバイスとの間に、水、粉塵、汚れ、衝撃等の環境的構成物質が筐体および電子デバイスの前部表面に侵入しないようにする封止を、形成するのに役立つ。
封止層407、408は、シリコーン、ゴム、もしくは他のエラストマー、または上記で開示された封止剤、および封止材料を含むポリマー材料を含む、任意の好適な材料、または材料の組み合わせから作製することができる。理解されるように、上部および部材400、401と収容された電子デバイスとの間に水密封封止を形成するために、封止層407、408は、好ましくは、上部部材400と、収容された電子デバイスのディスプレイ(またはディスプレイの外部表面に接着される、スクリーンプロテクタ、または光学的に透き通ったもしくは半透明な層(図示せず)といった他のもの)との間の、封止層407、408によって形成される封止のいずれかを破壊、または別様に分断するようには、上部および底部部材間におけるデバイスの十分な動作を提供しない。
本開示はまた、図16に示される筐体を提供する。本実施形態において、筐体は、スクリーンプロテクタ600および底部部材601を備える。スクリーンプロテクタ600および底部部材は、スクリーンプロテクタと底部部材601との間の封止602、603によって、ともに連接される。封止は、水、粉塵、汚れ、衝撃等の環境的構成物質の筐体への侵入を阻止する。ある実施形態において、底部部材601は、底部部材601の外部上のバンパ604、605を含む。ある実施形態において、バンパ604、605は、底部部材601の外部の側面上に位置する。他の実施形態において、バンパ604、605は、底部部材601の全体の外部周囲に延伸する。他の実施形態において、バンパ604、605は、底部部材601の外部周囲に延伸する水平の細片である。他の実施形態において、バンパ604、605は、底部部材601の外部周囲に延伸する対角線の細片である。他の実施形態において、バンパ604、605は、本明細書において説明される筐体の実施形態のいずれにも適用され得る。
本開示はまた、本明細書において説明される筐体に、代替的なラッチ機構を提供する。図17Aは、ボタン700および変形可能な開口701を含むラッチ機構を示す。本実施形態において、変形可能な開口は、変形可能な開口に挿入され得るボタンを通る横方向の間隙702を備える。他の実施形態において、変形可能な開口701は、ボタンを変形可能な開口と連接するように、ボタン700上で押下することができる。変形可能な開口のアーム703、704は、変形可能な開口がボタン700の周囲で屈曲することを可能にする。図17Bは、アーム705、706が、カップ部分707、708の底部表面において、変形可能な開口701のカップ部分707、708に取設される、別の実施形態を示す。これは、変形可能な開口701の基部において、異なる形状の間隙709を必要とする。本実施形態は、図17Aに示される実施形態と同様の方法で、ボタンに連接されてもよい。
図17Cは、代替のラッチ機構を提供する。本実施形態において、ボタン710は、はるかに小さい横方向の間隙712を有する、変形可能な開口711に挿入される。つまりボタン710は、変形可能な開口711の上部に挿入されなければならない。変形可能な開口はまた、ボタン710のヘッド714を適所に保持するリップ713を有する。図17Dは、図17Cに従って、変形可能な開口の種々の形状に他の実施形態を提供する。
上で示されるように、筐体1の要素は、ヘッドホン、スピーカジャック等と内在デバイスとの間の防水接合面を提供するように、下部の電子デバイスの付属品デバイスおよびジャックポートを含有するヘッドホン、スピーカ、または他のジャックとの間の接合面として作用するように構成される、ヘッドホンポート50等のポート開口であってもよい。かかる例において、接合面は、液体および汚れ防止封止である。
代替的な実施形態において、筐体は部分的に、電子デバイスの挿入および、次いで液体防止封止を提供するラッチカバー蓋の取設を可能にする挿入アパーチャ、またはポートを有する単一の部品から形成される。図18Aは、近位開口802、反対側壁803aおよび803b、ならびに前部表面804を含む筐体800の斜視図を描写する。前部表面804は外周部分805を含む。電子デバイスは、デバイスが、前部表面の一部として含まれる近接センサ機能48、環境光センサ機能49、カメラ機能47、および音伝送機能46等の機能と整合するように、近位開口802に挿入されてもよい。図18Bは、電子デバイスが筐体に挿入され、ラッチカバー蓋が筐体の近位開口と嵌合する、図18Aの筐体の側面断面図を描写する。遠位ウェッジ806(図18Aも参照)と蓋ウェッジ807との組み合わせは、デバイスの後部表面の一部分が筐体の内部後部表面812と接触しないように、デバイス810の後部表面811を隆起する。これは追加の衝撃吸収、ならびに筐体にわたる電子デバイスからの改善された音伝送を可能にする。遠位外周部分813は、ガスケットが液体、粉塵等の進入を阻止するように、遠位ガスケット814を含む。ラッチカバー蓋820もまた、筐体の前部および後部近位外周部分、それぞれ823aおよび823bと相互作用するよう構成される、前部および後部クラスプ機構、それぞれ821および822を含む。前部および後部近位外周部分823aおよび823bは、前部および後部クラスプ機構上の歯を受容するように構成される。一部の実施形態において、前部および/または後部クラスプ機構は、前部および後部近位外周部分を受容するように構成されてもよいということに留意されたい。上で説明されるクラスプ機構の構成のいずれかもまた、ラッチカバー蓋がしっかりと筐体に固設されるように使用されてもよい。近位蓋ガスケット824aおよび824bは、液体、粉塵等の侵入を阻止するように、ラッチカバー蓋と前部および後部近位外周部分との間に間置される。近位蓋ガスケットは、ラッチカバー蓋、または前部および/もしくは後部近位外周部分に物理的に取設されてもよく、あるいは取設されなくてもよい。加えて、前部近位外周ガスケット825は、デバイス810と近位外周部分との間に間置されてもよい。
図18Cは、筐体に取設されるラッチカバー蓋の代替的な実施形態を描写する。近位デバイスガスケット832は、電子デバイス810の近位端とラッチカバー蓋830との間に間置される。前部近位外周ガスケット825は、デバイス前部表面と前部近位外周部分823aとの間に間置される。ラッチカバー蓋830は、ラッチカバー蓋ガスケット834aおよび834bがある下部に、リップ833aおよび833bを有する。ラッチカバー蓋ガスケットは、リップ833aおよび833bと近位開口の上部縁部835aおよび835bとの間に間置される。ラッチカバー蓋ガスケットはラッチカバー蓋、近位開口の上部縁部に取設されてもよく、またはラッチカバー蓋が筐体に固設されるとき、物理的には取設されず、適所に保持される。筐体上のクラスプチャネル837aおよび837bは、図18Cに示されるように、蓋クラスプ部材836aおよび836bと相互作用するように構成される。代替的な実施形態において、蓋クラスプ部材は筐体とともに含むことができ、クラスプチャネルは、ラッチカバー蓋に関連付けることができるということに留意されたい(または両方)。
筐体の代替的な実施形態において、反対側はデバイスの側面周囲に延伸し、デバイスの前部表面上に力を付与する。図19Aは、電子デバイス910が引張された外周部分903によって保持される筐体に挿入される、筐体900の実施形態の切断斜視図を描写する。引張された外周部分は、好ましくは、デバイスの前部表面911の縁部上に引張力を下方に付与する。外周ガスケット922は、引張された外周部分とデバイスの前部表面との間に間置される。一部の実施形態において、水不透過性層は、全体のデバイスの前部表面上にあり、外周ガスケットと水不透過性層との間で液体防止封止を固定している。インサート931aおよび931bは、デバイスの後部表面912と筐体900の内部後部表面904との間に間置される。インサートは、ゴムまたはシリコーン等の衝撃吸収材料から作製することができる。図19Bは、図19Aに描写される筐体の切断側面図である。図19Cは、筐体内部の底部全体を被覆する単一のインサート931を有する筐体900を描写する。
筐体の別の代替的な構成において、反対側は、デバイスの前部および後部表面上両方に力を付与する前部および後部の引張された外周部分両方を有する。図20Aは、筐体950の斜視断面図を描写する。外周封止ジャケット960は、電子デバイス910の全体の縁部周囲を巻装する。ある実施形態において、外周封止ジャケット960は、デバイスの前部表面911および後部表面912と、外周引張部材952aおよび952bとの間に間置される封止部材961および962を有する。外周引張部材は、水および粉塵等が、デバイスの前部および後部表面を通過することを阻止するのに十分な力を、外周封止ジャケットの円形封止部材上に付与することができる。好ましい実施形態において、デバイスの前部および後部表面は、デバイスに進入し、損傷を引き起こす水または他の汚染物質からデバイスが保護されるように、水不透過性層で保護される。他の実施形態において、デバイス自体は、図20Aに示される露出部分において水および他の汚染物質に対し不透過性である。これらの実施形態において水不透過性層は不必要であり、ある実施形態においては、含まれない。
図20Bは、筐体内の間隙(図示せず)を封止する取設されたラッチ蓋970を含む筐体950の上面図を示す。筐体は、外周封止ジャケットを有するデバイスに筐体を取設するために、間隙における筐体の端部に力が印加されることを可能にする半剛性材料で作成される。一度、筐体がデバイスに取設されると、ラッチ蓋は当業者に既知であり、また本明細書において説明されるラッチ機構を使用して取設される。ラッチ蓋は、電子デバイスの電源、またはデータ接続部分への容易なアクセスを可能にする。このため、ラッチ蓋は、収納される特定の電子デバイスの必要要件と一致するように構成され得る。ラッチ蓋は、ヒンジを介して取設されてもよく、または、それが封止する間隙に取設されないとき、筐体から解放されてもよい。ある実施形態において、ラッチ蓋は、図1Aまたは18B、および18Cで説明されるものと同様であってもよい。
図20Cは、筐体が外周封止ガスケット980および981を使用してデバイス910を封止する、筐体950の代替的な実施形態の切断側面図を示す。外周引張部材952aおよび952bは、水および粉塵等が、デバイスの前部および後部表面を通過することを阻止するために十分な力を、外周封止ガスケット上に付与することができる。再び、ある実施形態において、デバイスの前部および後部表面は、デバイスに進入し、損傷を引き起こす水または他の汚染物質からデバイスが保護されるように、水不透過性層で保護される。他の実施形態において、デバイス自体は、図20Cに示される露出部分において、水および他の汚染物質に対し不透過性である。これらの実施形態において水不透過性層は不必要であり、ある実施形態において水不透過性層は含まれない。
代替的な実施形態において、図21Aに示されるように、筐体は、側壁651を伴う上部部材650および、筐体を形成する上部部材650に対して封止される実質的に平坦または平面の部品である底部部材652から構成される。一部の実施形態において、上部部材は、底部部材652を位置付け、底部部材652と連接するための溝653およびリップ654を含む。しかしながら、上部および底部部材は、当業者に既知である任意の方法に従って連接されてもよい。ある実施形態において、底部部材652が上部部材650に連接されるとき、底部部材は上部部材650に対して平らに押下されるように挿入されるように、溝653は、へこみおよびリップ654タブを提供する。本実施形態において、これは、上部部材650および底部部材652が接触する場所において、実質的に連続した角を創出する。
さらに、ある実施形態において、封止部材655は、上部650部材と底部652部材との間に配置されてもよい。この封止部材655は、防水および/または粉塵防止封止を生成することができる。上部部材650および底部部材652は、接着剤の使用、または部材をともに成形することを含む当業者に既知の任意の方法によって、封止部材655を伴って、または伴わずに、ともに連接することができる。ある実施形態において、接着剤は、両方を封止部材の反対側に適用することによって、上部部材650および底部部材652が連接されることを可能にする、封止部材655の両側に塗布される。他の実施形態において、封止部材655、上部部材650および底部部材652はともに成形される。
図21Bに示されるように、ある実施形態において、底部部材652は実質的に透明である。本実施形態において、電子デバイス100の後部は底部部材652を通して可視である。ある実施形態において、底部部材はまた、カメラ656のレンズ、およびフラッシュ657のアパーチャを含んでもよい。フラッシュのアパーチャは、底部部材652の内部表面から、および電子デバイス100のカメラ内にフラッシュが反射されることを阻止する。カメラ656のレンズは、本明細書において説明される他の対応するレンズの機能のいずれかを有してもよい。例えば、カメラ656のレンズは、画像の拡大、縮小、鮮明度の調整、またはフィルタリングをすることができる。
図21Cに示されるように、異なる底部部材652、ならびに上部部材650および底部部材652をともに取設する異なる方法を除いて、筐体の他の機能の多くは、本明細書で説明された他の筐体と同じであってもよい。図21Cは、本明細書で説明される他の実施形態のより大きい底部部材を伴う筐体を左に示し、図21AおよびBで説明される、現在の実質的に平坦な底部部材652の実施形態を右に示す。図21Cに示される実施形態に示されるように、本明細書において説明される他の実施形態に酷似した、現在の実施形態におけるミュートスイッチ658およびボリューム制御659の操作の機能がある。また筐体の遠位端661にコインタブ660がある。しかしながら、コインタブは任意である。他の機能は図21Aに示される。これらは、音は通過するが、流体は通過しないことを可能にする音響アパーチャ660を含む。これらはまた、ボタン機能661、電子デバイス100の充電部分およびヘッドホンジャック662に防水封止を提供するヒンジ式ドア664、ならびにヘッドホンジャック662を封止するための螺刻式バング663を含む。これらの機能全てが任意であり、包括的ではないということに留意されたい。図21A、21Bおよび21Cに示される筐体は、筐体の他の実施形態ついて本明細書において説明される機能のいずれかを含んでもよい。
図21Cはまた、筐体の低減された厚さを実証する。ある実施形態において、図21A、B、およびCに示される筐体は、本明細書を通して説明される筐体、具体的には、図1および2で説明される筐体より、5〜25%薄い。他の実施形態において、図21A、B、およびCに示される筐体は、本明細書を通して説明される筐体、具体的には、図1および2で説明される筐体より、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、または25%薄い。他の実施形態において、図21A、BおよびCに示される筐体は、本明細書を通して説明される筐体、具体的には、図1および2で説明される筐体より、5〜10、11〜15、16〜20または21〜25%薄い。ある実施形態において、筐体は、7.7、7.8、7.9、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20mm厚である。ある実施形態において、筐体は、最大で7.7、7.8、7.9、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20mm厚である。他の実施形態において、筐体は7.7〜8.0、8〜10、11〜15、または16〜20mm厚である。
ある実施形態において、前部および/または底部表面膜が提供される。前部および/または底部表面膜は、筐体から別個の要素として提供されてもよい。例えば、ある実施形態において、筐体の上部および/または底部部材は、外周部分のみを含んでもよく、外周部分は、収容されるべきデバイスに外接するが、1つの外周部分から他方に跨る上部および/または底部表面要素を別様に含まない。かかる実施形態において、上部および/または底部部材は、それとの液体および/または衝撃防止封止を提供するような様態で、収容されるべきデバイスの上部および/または底部表面の外周と接合するために構成されてもよい。ある実施形態において、筐体の上部および底部部材は、単一の要素で形成されてもよく、または別個の要素から成ってもよい。ある例において、上部および底部部材は、上部および/または底部表面膜部材等の別個の上部および/または底部表面要素と相互作用するように適合されてもよい。
例えば、上部および/または底部部材は、上部および底部部材がともに連結され、前記ともに連結することが、上部および/または底部部材の表面にわたり表面膜を固定するような方法において、表面膜部材と相互作用するために構成されてもよい。他の実施形態において、上部および/または底部部材は、含有されるべきデバイスの外周に外接する単一の部材であってもよく、かつ、それとの液体防止封止を提供するように、別個の表面膜と接合するために構成されてもよい。例えば、表面膜は、収容されるべきデバイスの1つの外周から別のものへ跨ってもよく、表面膜がデバイスの表面にしっかりと取設することを可能にしながら、外周部分がデバイスの外周上で嵌装する、接着剤を含んでもよく、表面膜の取設具と相互作用しても、しなくてもよいが、しかしそれらは、ともに、デバイスを液体防止および衝撃防止の両方にするように機能する。ある実施形態において、外周部分のみ、または前部もしくは後部表面膜部分のみが、提供されてもよい。
本明細書において以下で説明されるように、1つ以上の膜またはその部分は、上部もしくは底部部材の前部および/もしくは後部表面の一部として本明細書において含まれてもよく、または全体の上部および/もしくは底部部材として提供されてもよい。膜は、外周部分を含んでもよく、および/または筐体の外周部分と相互作用してもよい。したがって、膜の外周部分は、上部および/もしくは底部部材の内部および/または外部外周部分といった、外周部分と接合するように構成されてもよい。例えば、上部部材の外周部分といった、上部および/または底部部材の外周部分は、第1のサブ部分、例えば、内部膜接合部材を含む内部外周部分、および第2のサブ部分、例えば、外部膜接合部材を含む外部外周部分といった、複数のサブ部分を含んでもよく、接合部材は、オーバーモールド様式等において、膜の外周部分の前部および後部表面と接合するために構成される。
したがって、ある実施形態において、膜は、膜の後部表面が、少なくとも内部外周部分の内部膜接合部材と関連付き、膜の前部表面が、外部外周部分の外部膜接合部材と関連付くような様態で、それが、例えば、上部または底部部材の外周の片側から、外周の別の側に跨るように構成されてもよい。
したがって、前部表面膜が、例えば、上部部材上に、提供されるといった、一部の実施形態において、膜は、デバイスが筐体内に収容されるとき、電子デバイスの前部表面を完全に被覆してもよく、一部の実施形態において、膜は、前部表面の外周部分のみを被覆するといった、全体の前部表面よりも少なく被覆し、それにより、電子デバイスの前部スクリーンの対話型タッチ部分を被覆されていないままにしてもよい。かかる例において、膜の外周部分は、筐体の全体的な防水を維持するように、上部部材の前部表面膜の全体の外周部分に外接するガスケット等のガスケットを含んでもよい。
他の実施形態において、前部および/または底部表面膜は、提供される必要はない。むしろ、上部および/または底部部材の外周部分は、収容されたデバイスの外周部分を防水および衝撃防止にするような様態で、収容されたデバイスと接合するために構成されてもよい。例えば、外周部分は、収容されたデバイスの表面のうちの1つ以上に対して圧縮し、それにより液体がその間に侵入するのを阻止する、ガスケットを含んでもよい。1つ以上の他のガスケットもまた、提供され、かつ収容されたデバイスの種々の異なる音伝送ポートを被覆し、それにより収容されたデバイスを全体的に防水にするように、収容されたデバイス上または周辺に配置され得るステッカとして構成されてもよい。かかるガスケット被覆ステッカは、単独で、または外周部分と組み合わせて、全体的に提供されてもよい。
膜、例えば、第1の膜は、追加の膜機能、例えば、音響膜機能および/またはボタン機能といった、1つ以上の機能を有してもよい。例えば、第1の膜は、音響膜機能を含んでもよく、音響膜機能は、第1の膜の前部から後部表面に跨るアパーチャを含んでもよい。アパーチャは、第1の膜からオフセットされる音響的に透過性の膜といった、第2の膜によって被覆されてもよい。音響膜は、スペーサ部材の追加によるといった、任意の好適な要素によって、第1の膜からオフセットされてもよい。したがって、2つ以上の膜は、好適な接着剤を介して相互に取設されてもよい。
第1の膜は、ボタン機能をさらに含んでもよい。ボタン機能は、へこんだ領域を含んでもよい。へこんだ領域は、単に、第1の膜におけるへこんだ領域であってもよく、または、それは、追加の膜と重なり合うカットアウト領域であってもよい。種々の例において、へこんだ領域は、リッジ領域によって、少なくとも部分的に外接される。例えば、一実施形態において、ボタン機能の外周部分は、へこんだ領域を囲繞する、隆起した変形可能な外周部分を含んでもよい。隆起した変形可能な外周部分は、へこんだ領域が押下されるとき、隆起した部分が変形し、それにより、へこんだ領域が、第1の膜の著しい伸張を引き起こすことなく移動することを可能にするように、ボタン機能のへこんだ領域のある程度の移動を可能にするように構成されてもよい。
第1の膜はまた、光学的に不透明な領域ならびに/または筐体によって収納されることが意図される内在デバイスの近接センサ、またはビデオカメラ部分と一致する、光学的に透過性の領域といった、光学的に透過性の領域を含んでもよい。種々の実施形態において、前部表面膜は、光学的レンズを含むように構成されてもよく、光学レンズは、収容されたデバイスのカメラまたはビデオレンズと整合するために構成される。
追加の実施形態において、外周部分および/または前部表面膜とともに、底部部材が提供されてもよい。底部部材は、単に外周部分から成ってもよく、または1つの外周部分から他方に跨る、底部表面部材を含んでもよい。底部部材は、1つ以上の機能を含んでもよい。例えば、底部部材は、1つ以上のレンズ、例えば、カメラおよび/もしくはビデオレンズ、ならびに/またはフラッシュレンズを含む機能といった、レンズ機能を含んでもよい。レンズ機能は、1つ以上のレンズを囲繞し、1つのレンズ領域から他方のレンズ領域へのそこを通る光の伝送を阻止するスカート等の光学スカートをさらに含んでもよい。
図22は、本明細書において説明される表面膜の一実施形態を示す。本実施形態において、膜1001は、膜1001が電子デバイスの表面に接着することを可能にする、接着剤1002を含む。ある実施形態において、接着剤1002は、活性した温度または圧力の接着剤である。かかる例において。他の実施形態において、膜1001は、接着剤を含まない。ある実施形態において、膜1001は、電子デバイスの前部または後部表面に接着する。ある実施形態において、電子デバイスの前部または後部表面は、電子スクリーンを含む。一部の実施形態によると、電子スクリーンは、ユーザが電子デバイスと相互作用することを可能にする。一部の実施形態において、電子スクリーンは、ユーザが接触によって電子デバイスと相互作用することを可能にする。これらの実施形態によると、膜1001は、ユーザが、膜1001の操作による接触によって、電子スクリーンと相互作用することを可能にしてもよい。ユーザは、接触によって電子デバイスと相互作用するために、電子スクリーンに直接接触する必要はない。
ある実施形態において、膜1001は、電子デバイス上に取り付けるために、別個のパッケージで提供される。これらの実施形態において、パッケージは、1つ以上の剥離可能な保護層1003、1004を含んでもよい。各剥離可能な保護層1003、1004は、電子デバイス上に取り付ける前に、膜1001の表面の少なくとも一部分を保護する。
膜1001が接着剤1002を含む実施形態において、膜1001は、接着側1006および非接着側1005を含んでもよい。これらの実施形態において、剥離可能な保護層1003、1004は、いずれかの側面を被覆するために使用されてもよい。ある実施形態では、接着側の剥離可能な保護層1004は、接着側1006の少なくとも一部分を保護し、非接着側の剥離可能な保護層1003は、保護する非接着側1005の少なくとも一部分を保護する。ある実施形態において、接着側の剥離可能な保護層1004は、接着側1006の全体を保護し、非接着側の剥離可能な保護層1003は、非接着側1005の全体を保護する。
非接着側の剥離可能な保護層1003は、非接着側1005を、汚れ、粉塵、油、水、指紋、傷、切創、および刺創から保護するために使用されてもよい。接着側の剥離可能な保護層1004は、接着側1006を、汚れ、粉塵、油、水、指紋、傷、切創、および刺創から保護するために使用されてもよい。また、接着側1006上の接着剤1002を、汚れ、粉塵、油、水、指紋、傷、切創、および刺創から保護するために使用されてもよい。これらの実施形態において、接着側の剥離可能な保護層1004は、接着剤1002が清潔なまま、その接着特性を保持することを可能にする。
ある実施形態において、剥離可能な保護層1003、1004は、それらが、膜1001から容易に除去されるように構成される。ある実施形態において、剥離可能な保護層1003、1004の一方もしくは両方は、ピールタブ1007、1008を含む。剥離可能な保護層1003、1004のそれぞれは、1つ以上のピールタブ1007、1008を有してもよい。ある実施形態において、各剥離可能な保護層は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のピールタブを有してもよい。ある実施形態において、各保護層は、同じ数のピールタブを有する。他の実施形態において、各保護層は、異なる数のピールタブを有する。
ピールタブ1007、1008は、剥離可能な保護層1003、1004と同じ材料、または異なる材料でできていてもよい。材料は、剥離可能な保護層1003、1004を膜1001から剥離するために、十分な強度でなければならない。ある実施形態において、ピールタブ1007、1008の1つ以上は、膜の接着側1005または非接着側1006に接触しない。このため、ピールタブは、ユーザが保護層1003、1004を剥離することによって、操作から解放される。ピールタブ1007、1008はまた、プルタブの容易な操作のために、保護層1003、1004よりも凹凸があり、厚くてもよい。他の実施形態において、ピールタブ1007、1008は、平坦であり、保護層1003、1004と同じ厚さ、または薄くてもよい。
ピールタブ1007、1008は、1つ以上の保護層1003、1004の縁部上に位置付けられてもよい。他の実施形態において、ピールタブ1007、1008は、保護層1003、1004の縁部の近傍に位置付けられる。保護層1003、1004の縁部の近傍に位置付けられるピールタブ1007、1008は、保護層1003、1004の縁部の0.01および10mmの範囲内であってもよい。他の実施形態において、保護層1003、1004の縁部の近傍に位置付けられるピールタブ1007、1008は、保護層1003、1004の縁部の0.01〜0.05、0.05〜0.1、0.1〜0.5、0.5〜1、1〜2、2〜3、3〜4、4〜5、5〜6、6〜7、7〜8、8〜9、9〜10、0.1〜1、1〜5、または5〜10mmの範囲内に位置付けられる。他の実施形態において、保護層1003、1004の縁部の近傍に位置付けられるピールタブ1007、1008は、保護層1003、1004の縁部の約0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10mmに位置付けられる。他の実施形態において、ピールタブ1007、1008は、1つ以上の保護層の表面上のどこに位置付けられてもよい。
ある実施形態において、プルタブのうちの1つ以上はまた、プルタブ1009を含む。プルタブ1009は、ピールタブ1007、1008の1つ以上に取設され、膜から解放された保護層1003、1004にアクセスし、抜脱することをより容易にする。一実施形態において、プルタブ1009は、膜1001を電子デバイスに容易に取り付けるために、使用されてもよい。例えば、膜は、接着剤1002から接着側保護層1006を、部分的に剥離することによって、取り付けられてもよい。次いで、膜1001の部分は、接着剤1002を用いずに電子デバイスに固設されてもよい。次いで、接着側保護層1004の残分は、膜1001の残分が、電子デバイスと正確に整合されるべき態様で、プルタブ1009を用いて除去されてもよい。
例えば、膜1001が長方形であり、電子デバイスが長方形の面を含み、膜1001が長方形の面上を嵌装し被覆するために寸法決めされる、一実施形態において、膜の片側の接着剤は、デバイスの対応する側に対して配置される。これは、膜が、デバイスの長方形の面に、より容易に一致されることを可能にすることができる。一度、膜1001の片側が電子デバイスに接着されると、プルタブ1009は、接着側保護層1004の残分を、膜1001の接着側1006上の接着剤1002から抜脱するために使用されてもよい。
ある実施形態において、プルタブ1009は、保護層1003、1004の長さを、それが固設される側から保護層1003、1004に延伸し得る、十分な長さであり得る。他の実施形態において、プルタブ1009は、接着側保護層1004が、膜の接着側1006の1つの縁部が、電子デバイスに接着するのを可能にするのに、十分に除去されるとき、ユーザによってアクセスされるのに十分な長さであり得る。ある実施形態において、プルタブ1009は、プルタブ1009が取設されている縁部から、保護層1003、1004の反対の縁部、または保護層1003、1004の反対の縁部の近傍までの、膜1001の長さまたは幅の150、140、130、120、110、100、90、95、90、85、80、75、70、65、60、55、または50%である。
接着剤1002が電子デバイスに接着された後、非接着側保護層1003は、膜1001の非接着側1005から除去することができる。
図23は、本明細書において説明される、表面膜の別の実施形態を示す。図23に示される膜1001は、接着側1006を伴って上面で示される。接着側1006の上部の膜1001は、接着側保護層1004である。ある実施形態において、接着側保護層1004は、ピールタブ1007、1008、1010を含んでもよい。図23に示される実施形態は、3つのピールタブ1007、1008、1010を含む。しかしながら、接着側保護層1004は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個以上のピールタブ1007、1008、1010を含んでもよい。ある実施形態において、接着側保護層1004は、4つのピールタブを含む。一部の実施形態において、接着側保護層1004の各角上にピールダブがあってもよい。同じ配設が、非接着側保護層1003に使用されてもよい。これらのピールタブのいずれかはまた、プルタブ1009を含む。
ある実施形態において、保護層1003、1004の1つ以上は、複数の部品で提供されてもよい。ある実施形態において、保護層の1つ以上は、キスカットの対象となり得る。このカットは、保護層1003、1004(複数を含む)に貫通するが、膜1001には貫通せず、保護層内に穿孔を創出する。これは、保護層1003、1004(複数を含む)が複数の部品に分割されることを可能にする。
図23に示される実施形態は、4つの部分に分割された接着側保護層1004を示す。4つの部分は、先頭縁部部分1011、左および右側面部分1012、1013、ならびに中心部分1014である。接着側保護層1004の部分の各々は、独立して剥離することができる。これは、膜1001の適用の容易性を改善することができる。
ある実施形態において、(図23に示される膜の底部側である)非接着側保護層1005は、テンショナ1015を含む。テンショナ1015は、少なくとも1つの接着側保護層1004の角が、上に配置される接着側保護層1004の表面上に保持されることを可能にする。ある実施形態において、接着側保護層1004の2、3または4つの角は、上に配置される接着側保護層1004の表面上に保持される。テンショナは、中心部分1014が、膜1001の接着側1006から除去されることを可能にし、接着剤1002を露出する。次いで、露出した接着剤は、膜1001が、それを被覆する電子デバイスの部分に正確に配向される態様で、電子デバイスの表面上に位置付けることができる。次いで、接着側保護層1004の残余部分は除去されてもよく、隆起した角が下がった。隆起した角は、引張力を解放するように、テンショナを操作することによって、または非接着側保護層1003を除去することによって、下げることができる。
ある実施形態において、テンショナ1015は、膜が、接着側106を下にして、その上に配置されるとき、2つの角をデバイスの表面上に隆起させる。2つの角は、膜が適所にあるとき、デバイスに対して平坦である。2つの平坦な角は、2つの角がデバイス上で保持される間、膜を位置付けるために使用することができる。ある実施形態において、接着側保護層1004の中心部分1014は、除去することができ、次いで、2つの平坦な角は、デバイスと整合することができる。次いで、接着剤1002は、デバイス上に位置することができ、膜は、正確な配向で部分的に接着される。
他の実施形態において、膜の4つの角全ては、膜がその上に広げられるとき、接着側1006の下降を伴ってデバイスの表面上に隆起される。次いで、接着側保護層1004の中心部分1014は、除去することができ、膜1001は、電子デバイスと正確に整合されてもよい。膜1001が、接着剤1002の中心において整合および接着されるとき、接着側保護層1004の残余部分は、除去されてもよく、それらが保護する接着剤1002の部分は、電子デバイスに接着されてもよい。
他の実施形態において、テンショナ1015は、存在しない。これらの実施形態において、残余部分の除去、および膜1001の残分の接着前に、接着側保護層1004の中心部分1014、または接着側保護層1004の先頭縁部部分1011は、最初に除去され、膜1001に位置付けられてもよい。他の実施形態において、接着側保護層1004は、他の数の部分に分割されてもよい。接着側保護層1004は、2、3、4、5、6、7、8、9、10個以上の部分に分割されてもよい。別の実施形態において、接着側保護層1004は、先頭縁部部分1011ならびに、統合された左および右側面部分1012、1013、および中心部分1014で構成される第2の部分に分割される。本実施形態において、接着側保護層1004の残分の除去、および膜1001の残りを接着する前に、膜1001を正確に位置付けるために、先頭縁部部分1011は除去され、露出される接着剤は電子デバイスに接着してもよい。これらの工程は、反対の順序で同様に実施され得る。
他の実施形態において、ピールタブ1007、1008、1010は、接着側保護層1004の種々の部分の縁部上に位置付けられてもよく、他の部分が既に接着されているとき、異なる部分が、より容易に除去されることを可能にする。例えば、ピールタブは、先頭縁部部分1011によって被覆される接着剤が最初に接着される場合、それらの部分が、より容易に除去されることを可能にするように、接着側保護層1004の左、右、および中心部分1012、1013、1014と先頭縁部部分1011との間の境界線上に位置付けることができる。他の実施形態において、ピールタブは、中心部分1014によって被覆される接着剤が最初に接着される場合、それらの部分が、より容易に除去されることを可能にするため、接着側保護層1004の左、右、および先頭縁部部分1011、1012、1013と中心部分1014との間の境界線上に位置付けられてもよい。プルタブ1009は、上で説明されるピールタブのいずれかと関連付けられてもよい。
図24は、本明細書において説明される、表面膜の別の実施形態を示す。図24は、ピールタブ1007およびプルタブ1009を伴う膜1001を示す。ピールタブ1007は、非接着側1003を保護する非接着側保護層1005の縁部に取設される(図22も参照)。プルタブ1009は、接着側保護層1004に取設される。非接着側保護層1005は、膜1001の下側に示され、接着側保護層1004は、膜1001の上部に示される。
本実施形態において、接着側保護層1004は、プルタブ1009を含む端部から、部分的に剥離することができる。次いで、露出される接着剤1002は、膜1001に接着することが所望される、電子デバイスの縁部に固設される。これが行われるとき、膜1001の接着側1006の残分は、電子デバイスの表面と近接して密着する。これは、接着側保護層1004の残分の除去を困難にすることができる。プルタブ1009の長さは、接着側保護層1004の残分の除去を容易にする。接着側保護層1004の除去された部分の先頭縁部は、接着剤1002から引き離された際、接着側保護層1004の反対の端部に対して向けられるべきである。プルタブ1009もまた、接着側保護層1004の反対の端部に対して向けられるであろう。プルタブ1009の長さにより、それは、ユーザによって容易にアクセスされて、接着剤1002から接着側保護層1004の残分を引くことができる。次いで、膜1001の接着側1006は、電子デバイスの表面に容易に接着されるために、正確な配向で位置付けられる。次いで、ピールタブ1007を使用して、非接着側から非接着側保護層1005を除去することができる。一部の実施形態において、非接着側保護層は、接着側保護層の除去の前、または最中に、プルタブを使用して除去することができる。
ある実施形態において、プルタブ1009は、ピールタブによって、接着側保護層1004に取設される。他の実施形態において、プルタブ1009は、接着側保護層1004に直接取設される。
図25は、本明細書において説明される、表面膜の別の実施形態を示す。図25は、電子デバイスの筐体の外周部分1016に関連付けられる膜1001を示す。外周部分1016は、電子デバイスの対応する部分上に嵌装されてもよく、一方、膜1001は、電子デバイスの表面上に配置される。ある実施形態において、膜1001は、上で説明されるように、膜1001から保護層1003、1004を除去するために、ピールタブ1007を含んでもよい。他の実施形態において、電子デバイス上に設置される膜1001と共に、2つ以上の外周部分が含まれてもよい。ある実施形態において、各外周部分は、電子デバイスの1つ以上の側面を被覆することができる。一実施形態によると、外周部分は、電子デバイスの上部、底部、左側、または右側外周のうち1つ以上を被覆する。他の実施形態によると、外周部分は、電子デバイスの上部および底部、底部および右側、底部および左側、上部および右側、または上部および左側を被覆する。他の実施形態によると、外周部分は、電子デバイスの外周の4側面のうちの3つを被覆する。ある実施形態において、これは、外周部分を除いて、電子デバイスの上部、底部、左側または右側を残す。他の実施形態において、外周部分は、1つ以上の側面の部分を被覆する。例えば、外周部分は、電子デバイスの1つ以上の角を被覆してもよい。ある実施形態において、外周部分は、電子デバイスの外周を被覆するバンパを作り上げる。このバンパは、電子デバイスの前部および/または後部表面を被覆するように、1つ以上の膜を含んでもよい。
ある実施形態によると、1つ以上の外周部分1016を使用して、膜1001が電子デバイスの表面上に位置付けられてもよい。膜1001は、接着剤1002を含んでもよく、または、電子デバイスとの表面相互作用によって、もしくは外周部分によって、適所に保持されてもよい。
ある実施形態において、第1の外周部分1026(複数を含む)は、上で説明される実施形態のいずれかに従って、電子デバイス上に位置付けられ、続いて、膜1001が取り付けられる。膜1001は、接着剤1002および保護層1003、1004を含んでもよく、または単純に、デバイスの表面上に位置付けられてもよい。
図26は、本明細書において説明される、表面膜の別の実施形態を示す。図26は、上部外周部分1017と底部外周部分1016との間に位置付けられた膜1001を示し、電子デバイス1023の筐体、またはケースの上部部材1018を製作する。この上部部材は、底部部材1019とともに、電子デバイスを収容するために使用されてもよい。ある実施形態において、上部部材1018は、当業者に既知である取設デバイスを含んでもよい。ある実施形態において、上部部材1018は、上部部材1018が、底部部材1019内の開口1021に連接されることを可能にする、支柱1020を含む。ある実施形態において、底部部材は、上部部材内の開口に嵌合する支柱を含む。しかしながら、それらがデバイスの周辺に筐体を創出するように、任意の取設デバイスを使用して、上部および底部部材1018、1019を整合してもよい。
ある実施形態において、膜1001は、外周部材に恒久的に取設される。他の実施形態において、膜1001は、外周部材に取り外し可能に取設される。膜が外周部材に取り外し可能に取設される実施形態において、外周部材は、膜からの外周部材の除去を支援する1つ以上のピールタブ1022aおよび1022bを含んでもよい。取り外し可能な外周部材は、膜から剥離され得る非接着保護層に取設されてもよい。ピールタブは、膜からの除去を促進する、取り外し可能な外周部材上のどこに配向され、配置されてもよい。かかる実施形態において、上部および底部部材は、まず膜をモバイルデバイスのスクリーン上に正確に配向するために、一時的に使用される。一部の実施形態において、膜1001は接着剤1002を有する、または外周部材によって適所に保持される。外周部材は、膜1001とともに水密封止を創出することができる。これは、1つ以上の外周部材と膜1001との間のガスケット、または任意の他の封止技術によって生じ得る。例えば、膜は、外周部材上に成形し得る。水密封止はまた、上部および底部部材1018、1019の間に形成されてもよい。
ある実施形態において、外周部材は、電子デバイスに衝撃保護を提供する。ある実施形態において、膜1001は、電子デバイスに衝撃保護を提供する。さらなる実施形態において、膜および外周部分は、防水封止を提供してもよい。
一部の実施形態において、膜1001は、上で説明されるように、まず電子デバイスに取設され、次いで、外周部材は、電子デバイス上に位置付けられる。一部の実施形態において、この配設は、防水封止を生成する。
本発明の一部の実施形態において、収容体は、2箇所に、発条化または引張された上部部材、および対応する底部部材上のラッチ(または、逆も同様)を有してもよい。例えば、図27Aは、モバイル電子デバイス1120を収納する、上部ラッチフレーム1102および底部部材1112を有する、収容体1100の側面断面図を開示する。上部ラッチフレーム1102は、面部材1104および側面部材1106を有する。面および側面部材は、面部材と側面部材との間の内部角度が90度未満、であるように、発条化または引張される。一実施形態において、内部角度は、約87度である。内部角度は、約86、85、84、83、82、81、または80度であってもよい。上部部材は、電子デバイスを収納するために底部部材に取設されるとき、屈曲可能であり、金属もしくは金属合金、プラスチックもしくは他のポリマーおよびポリマーブレンド、または強化ガラス等の硬質であり、また可撓性の材料でできている。面部材1104は、電子デバイスの上部表面1121上に、部分的に延伸する。ガスケットまたは封止1118は、電子デバイスの上部表面と面部材との間に位置し、液体、粉塵、または他の粒子の侵入を阻止することを支援する。封止は、面部材もしくはデバイスのいずれかに、成形、結合、または接着されてもよい。封止は、ゴム、シリコーン等の耐水性エラストマー材料、または、ポリウレタンゲル等の剥離可能な接着剤でできていてもよい。上部部材は、対応する複数の歯、支柱、または突起1114が通って嵌装する、複数の面部材の孔(図示せず、図28参照)を有する。一部の実施形態において、歯は、示されるように十分(面部材の表面を超えて突起する)であってもよく、歯は面部材の表面と同一平面であってもよく、または、歯は面部材の表面のわずか下に位置してもよい。一部の実施形態において、各歯または突起は、面部材内のへこみ内に嵌装してもよい。面部材は、孔およびへこみ両方の組み合わせを有してもよい。一部の実施形態において、モバイルデバイスの上部表面はマルチタッチディスプレイを含み、ディスプレイ上に接着、または噴霧されるかのいずれかである追加の保護層を有する。追加の層は、封止1118と十分に重なり合い、液体、粉塵、または他の粒子の侵入への障壁を創出する。一部の実施形態において、圧縮性ガスケットまたは封止は、保護層の外部表面と面部材との間に位置して、防水封止を形成する。圧縮性ガスケットは、圧縮性エラストマーまたは剥離可能で再使用可能な接着剤であってもよい。圧縮性ガスケットは、ゲルであってもよい。圧縮性エラストマーまたは剥離可能で再使用可能な接着剤は、スクリーンもしくはワイパのいずれかに、結合、糊着、成形、接着、または機械的に保持されてもよい。
上部ラッチフレームの側面部材1106はまた、複数の側面部材の孔(図示せず、図28参照)を有し、その中で、複数の側壁斜面1116が、底部部材1112の側壁1113から延伸する。一部の実施形態において、斜面は、示されるように十分(側面部材の表面を超えて突起する)であってもよく、斜面は側面部材の表面と同一平面であってもよく、または、斜面は側面部材の表面のわずか下に位置してもよい。一部の実施形態において、斜面は、側面部材内のへこみ内に嵌装してもよい。
図27Aの上部ラッチフレームおよび底部部材を用いてデバイスを収容するために、上部ラッチフレーム1102の面部材内の孔またはアパーチャは、底部部材1112の歯と整合される。次いで、側面部材は、側壁ランプ1116にわたって、および側面部材の孔の中へ摺動する。側面部材は、上部ラッチフレームが底部部材に固定されることを可能にするために、わずかに屈曲してもよい。
図27Bは、関連する電子デバイスまたは上部ラッチフレームを伴わずに、図27Aの底部部材1112の一部分を示す。底部部材に取設されるときの上部部材の力のモーメントは、線Aで示される。
図28は、面部材1104および側面部材1106を有する、上部ラッチフレーム1102の部分の斜視図を示す。面部材の孔1108aおよび1108bは、側面部材の孔1110a、1110b、および1110cとの関係において交互である。一部の実施形態において、面部材の孔および側面部材の孔は、上部ラッチフレームと部分的に、または全てと整合される。
面部材のアパーチャに挿入される底部部材の支柱、ならびに、側面部材の孔に挿入される底部部材の側壁斜面の使用は、上部ラッチフレームの動きを制約するのに役立つ。底部部材の上部リッジ上の支柱は、収容されたデバイスの反対側の間の平面における、上部ラッチフレームの動きを制約し、側壁斜面は、収容されたデバイスの上部表面から離れた上部ラッチフレームの動きを制約し、支柱および斜面の両方は、上部ラッチフレームが、収容された電子デバイスの近位端部分と遠位端部分の間の平面に沿って動くことを阻止する。
図29は、底部部材1112の外周の代替的な構成を示す。歯1122は、底部部材の側壁1113の縁部を超えてオフセットされる。側壁斜面1124は、図27Bのものよりも、より大きい規模で外向きに突出する。
図30は、上で説明されるクラスプ機構を利用する、収容体の代替的な構成を描写する。本実施形態において、モバイル電子デバイス1121の上部表面1121は、底部部材1112に近位であり、モバイルデバイス1121の底部表面1123は、上部ラッチフレーム1102に近位である。一部の実施形態において、底部部材は透明な膜、例えば、ポリマーまたは薄板ガラスを含んでもよく、電子デバイスの上部表面上のマルチタッチディスプレイへのアクセスを可能にする。
図31は、上で説明されるクラスプ機構を利用する、収容体の別の代替的な実施形態の側面断面図を描写する。収容体1130は、上部ラッチフレーム1132および底部ラッチフレーム1134を含み、それぞれ外周ラッチフレーム1140と嵌合する。外周ラッチフレームは、それぞれ、上部ラッチフレームの面部材1136および側面部材1137内に、上歯、支柱もしくは突起1142、および孔(図示せず)と嵌合する上外周斜面1146を有する。同様に、外周ラッチフレームはまた、それぞれ、底部ラッチフレームの面部材1138および側面部材1139内に、下歯、支柱もしくは突起1144、および孔(図示せず)と嵌合する下外周ランプ1148を有する。上部および底部ラッチフレームの面部材は、モバイルデバイスの縁部上に部分的に延伸し、ガスケットまたは封止1149aおよび1149bの上に位置する。封止は、面部材またはデバイスのいずれかに成形、または接着されてもよい。封止は、ゴム、シリコーン等の耐水性エラストマー材料、またはポリウレタンゲル等の剥離可能な接着剤でできていてもよい。
図32は、本発明の筐体と利用され得る上部ラッチフレームの代替的な実施形態を示す。筐体1150は、底部部材1112および上部ラッチフレーム1152の代替的な実施形態を含む。上部ラッチフレーム1152は、底部部材と嵌合し、面部材1153は、電子デバイスの面の上に延伸する。ガスケットまたは封止1118は、面部材の下部に位置する。支柱1114は、面部材のへこみ内に嵌装する。側面部材1154は、側壁斜面1124と嵌合するクラスプ1156を有する。
一部の実施形態において、上部ラッチフレームの側面部材は、底部部材の側壁の溝の中に嵌装する複数の舌部を含む。図33Aは、上部ラッチフレーム1160および底部部材1166の部分の斜視図を描写する。上部ラッチフレームは、複数のラッチ舌部1162a〜c、および舌部アパーチャ1164a〜cを含む。一部の実施形態において、アパーチャは、底部部材の側壁の方向を向いている舌部内にへこみとして構成されてもよい。底部部材1166は、底部部材の側壁1168内に側壁の溝1170を有する。側壁の突起または支柱1172a〜cは、溝内に位置付けられる。溝は、上部部材のラッチ舌部が、溝の中へ摺動され得るように構成され、各舌部の舌部アパーチャは、側壁支柱と嵌合する、このため、上部ラッチフレームが、底部部材から分離するのを阻止する。溝はまた、舌部が、溝から横方向に脱出するのを阻止するために、溝の壁部が内側に傾斜されるように構成される。図33Bは、溝の内側のラッチ舌部1162とともに、個々の側壁の溝1170の上部断面図を示す。溝の傾斜した壁部1174aおよび1174bは、溝の内側に台形形状を形成するように構成され、このため、舌部1162を部分的に囲繞し、舌部1162が溝から破線矢印の方向に離れることを阻止する。図34は、舌部および溝の代替的な実施形態を示し、溝1176は、溝内にT字形の空洞を創出する、つば状の壁1178aおよび1178bを有する。舌部1180はまた、T字形であり、破線矢印の方向で溝から除去されること阻止される。
収容体の一部の実施形態において、筐体は、上部部材または底部部材いずれかの一部分の中に成形される、封止を有する。図35は、モバイルコンピューティングデバイス1201を収容する上部部材1203および底部部材1213を有する、例示的な筐体1200の一部の断面図(近位端と遠位端の間)を示す。上部部材は、電子デバイスまたはモバイルデバイスの前部表面1202上に部分的に延伸するワイパ1204、外周延伸部1205、底部リッジ1207にまで延伸する剛性フレーム1206、筐体の外周に向かって延伸する歯1208、および、剛性フレーム内に成形、結合、または接着された、筐体の外周の方向を向いているガスケット1209を有する。一部の実施形態において、ガスケットは、底部部材の外壁内に成形、結合、または接着される。一部の実施形態において、ガスケットは、合成もしくは天然ゴム、シリコーンゴム等のエラストマー化合物、またはエラストマーゲルであってもよい。ガスケットを、底部部材の外壁、または上部部材の剛性フレームのいずれかに成形、結合、または接着することは、上部および底部部材が、嵌合、または脱嵌されるときに、ガスケットが、捩れる、滑る、または回転することを阻止するのを支援することができ、このため、経時的なガスケットの摩耗または破損、および封止の損失の可能性を阻止する。
底部部材1213は、上部部材の歯および内壁1216を受容するように構成されるノッチまたはへこみ1215を有する外壁1214を含み、内部および外壁は、チャネル1217を剛性フレームの一部分および延伸する上部部材の底部リッジの中に形成する。図35は、説明される構成要素の各々を、明瞭に示すために描画されるが、一部の実施形態において、外壁および剛性フレームはともに嵌合し、外壁と剛性フレームとの間のガスケットを押圧して、封止を創出する。同様に、外周延伸部は、外壁1214の上部リッジに対して嵌合することができ、ワイパ1204は、モバイルデバイス1201の前部表面1202に対して押圧することができる。一部の実施形態において、ワイパ1204は、剛性フレームよりも低剛性のエラストマー材料でできていて、モバイルデバイス1201の前部表面1202に対して、防水または耐水性封止を創出する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、防水または耐水性封止を形成するように、ワイパ1204の下部に延伸する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、ワイパ1204の下部に延伸しない。一部の実施形態において、第2のガスケットは、ワイパ1204の下部に位置し、防水または耐水性封止を形成する。一部の実施形態において、圧縮性ガスケットまたは封止は、スクリーンプロテクタの外部表面とワイパ1204との間に位置し、防水封止を形成する。圧縮性ガスケットは、圧縮性エラストマー、または剥離可能で再使用可能な接着剤であってもよい。圧縮性ガスケットは、ゲル(例えば、ポロキサマまたはポロキサマ化合物)であってもよい。圧縮性エラストマーまたは剥離可能で再使用可能な接着剤は、スクリーンまたはワイパのいずれかに、結合、糊着、成形、接着、または機械的に保持されてもよい。
図36は、上部部材1220および底部部材1230を有する筐体の代替的な実施形態を示す。上部部材1220は、外壁1221および内壁1222を有し、底部部材1230の上部リッジ1231を受容するように構成される、チャネル1223を形成する。底部部材1230の上部リッジ1231は、側壁1232から延伸する。上部部材は、側壁1232から外向きに延伸する歯1225上に嵌装するクラスプ1224、ならびに歯1225と嵌合するノッチまたはへこみ1226を有する。一部の実施形態において、側壁1232は、歯1225を欠いてもよく、底部部材1232の側壁内で、ノッチまたはへこみと嵌合する。ガスケット1227は、上部リッジ1231上に位置し、上部リッジ1231と成形、結合、または接着される。一部の実施形態において、ガスケット1227は、上部部材1220のチャネル1223と成形、結合、または接着される。他の実施形態において、ガスケット1227は、上部リッジ1231の内部および外部表面両方の一部分を被覆し、上部リッジ1231は、側壁1232の残りと相対的な段階的構成で、テーパ状である。テーパ状の上部リッジ1231は、上部部材1220の内部と外壁との間の距離を増加することなく、ガスケット1227の空隙を許容してもよい。一部の実施形態において、テーパは連続的であってもよい。ガスケット1227は、防水または耐水性封止を形成することができる。一部の実施形態において、ガスケット1227は、合成もしくは天然ゴム、シリコーンゴム、またはエラストマーゲル(ポロキサマまたはポロキサマ化合物等)等の、エラストマー化合物であってもよい。
上部部材は、モバイルコンピューティングデバイス1201の前部表面1202に、部分的に延伸するワイパ1228を有する。一部の実施形態において、ワイパ1228は、剛性フレームよりも低剛性のエラストマー材料でできていて、モバイルデバイス1201の前部表面1202に対して、防水または耐水性封止を創出する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、防水または耐水性封止を形成するように、ワイパ1228の下部に延伸する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、ワイパ1228の下部に延伸しない。一部の実施形態において、第2のガスケットは、ワイパ1228の下部に位置し、防水または耐水性封止を形成する。図36は、説明される構成要素それぞれを、明瞭に示すために描画されるが、一部の実施形態において、上部および底部部材は互いに、およびモバイルデバイス1201と密接にともに嵌合し、底部部材1230の上部リッジ1231とチャネル1223との間の第1のおよび/または第2のガスケットを押圧して、封止を形成する。
図37は、上部部材1240および底部部材1250、ならびに筐体内に成形されるガスケット1254を有する、筐体の代替的な実施形態を描写する。上部部材1240は、チャネル1243を形成する外壁1241および内壁1242を有し、外壁1241は、クラスプ1244およびノッチ1245を有する内壁を有する。ノッチ1245は、底部部材1250の側壁1251から内方に延伸する歯1255を受容するために構成される。底部部材1250は、上部リッジ1252に延伸する側壁1251を有する。底部部材1250の上部リッジ1252は、内壁1242に向かって横方向の内方に延伸する突起1253を有し、内壁1242と側壁1251との間に位置するガスケット1254に対して押圧し、上部リッジ1252の側方に位置する。一部の実施形態において、突起は、内壁1242上に位置してもよく、チャネルの内方を向いている。一部の実施形態において、突起はない。一部の実施形態において、ガスケット1254は、上部部材1240のチャネルの内壁1242に成形、結合、または接着される。一部の実施形態において、ガスケット1254は、側壁1251の内部表面に成形、結合、接着される。ガスケット1254は、防水または耐水性封止を形成することができる。一部の実施形態において、ガスケット1254は、合成もしくは天然ゴム、シリコーンゴム、またはエラストマーゲル(例えば、ポロキサマまたはポロキサマ化合物)等のエラストマー化合物であってもよい。上部部材1240は、モバイルコンピューティングデバイス1201の前部表面1202上に部分的に延伸するワイパ1246を有してもよい。一部の実施形態において、ワイパ1246は、剛性フレームよりも低剛性のエラストマー材料でできていて、モバイルデバイス1201の前部表面1202に対して、防水または耐水性封止を創出する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、防水または耐水性封止を形成するように、ワイパ1246の下部に延伸する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、ワイパ1246の下部に延伸しない。一部の実施形態において、第2のガスケットは、ワイパ1246の下部に位置し、防水または耐水性封止を形成する。図37は、説明される構成要素それぞれを、明瞭に示すために描画されるが、一部の実施形態において、上部および底部部材は互いに、およびモバイルデバイスと密接にともに嵌合し、底部部材の上部リッジに近接して内部横方向の表面とチャネルとの間の第1のおよび/または第2のガスケットを押圧して、封止を形成する。
図38は、ガスケット1254が、側壁1251の内部横方向の表面上、および底部部材1250の上部リッジ1253上、両方に位置する、図37の筐体のさらに別の代替的な実施形態を示す。上で図37を用いて説明されるように、一部の実施形態において、ガスケット1254は、内壁1242および上部部材1240のチャネル1243の水平表面に対して、成形、結合、接着される。一部の実施形態において、ガスケット1254は、側壁1251の内部表面および底部部材1250の上部リッジ1253に成形、結合、接着される。一部の実施形態において、ガスケット1254は、合成もしくは天然ゴム、シリコーンゴム、またはエラストマーゲル(ポロキサマまたはポロキサマ化合物等)等の、エラストマー化合物であってもよい。
図39は、上部部材1260および底部部材1270、ならびに筐体内に成形されるガスケット1273を有する筐体の、なお別の実施形態を描写する。上部部材1260は、外壁1261および内壁1262を有する。内壁1262は、へこみまたは底部部材1270の側壁1271上のノッチ1264と嵌合するように構成される、クラスプ1263を有する。側壁1271は、上部リッジ1272に延伸してもよい。ガスケット1273は、上部リッジ1272上に位置し、上部リッジに成形、結合、接着されてもよい。一部の実施形態において、ガスケット1273は、上部部材1260のチャネルに成形、結合、接着される。上部リッジ1272は、側壁1271の残りに相対的な段階的構成でテーパ状であってもよい。ある実施形態において、テーパ状の上部リッジ1253は、上部部材1260の内部1262および外壁1261との間の距離を増加することなく、ガスケット1273の空隙を許容してもよい。他の実施形態において、テーパは連続的であってもよい。ガスケット1273は、防水または耐水性封止を形成する。一部の実施形態において、ガスケット1273は、合成もしくは天然ゴム、シリコーンゴム、またはエラストマーゲル等の、エラストマー化合物であってもよい。
上部部材は、モバイルデバイス1201の前部表面1202に部分的に延伸するワイパ1265を有する。一部の実施形態において、ワイパ1265は、剛性フレームよりも低剛性であるエラストマー材料でできており、モバイルデバイス1201の前部表面1202に対して、防水または耐水性封止を創出する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、防水または耐水性封止を形成するように、ワイパ1265の下部に延伸する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、ワイパ1265の下部に延伸しない。一部の実施形態において、第2のガスケットは、ワイパ1265の下部に位置し、防水または耐水性封止を形成する。図39は、説明される構成要素それぞれを、明瞭に示すために描画されるが、一部の実施形態において、上部および底部部材は互いに、およびモバイルデバイスと密接にともに嵌合し、底部部材の上部リッジとチャネルとの間の第1のおよび/または第2のガスケットを押圧して、封止を形成する。
図40Aは、液体、粉塵粒子等からモバイルコンピューティングデバイスを保護するために、耐水性封止を創出するエラストマーガスケットを伴わずに、上部部材および底部部材をともに嵌装する収容体の別の代替的な実施形態を示す。上部部材1280は、外壁1281および内壁1282を有し、底部部材1290の上部リッジ1292を受容するように構成されるチャネル1283を形成する。底部部材の上部リッジは、側壁1291から延伸する。上部部材は、側壁1291内のノッチまたはへこみ1285の中に嵌装する、クラスプ1284を有する。内壁1282は、側壁1291の方向を向いている横方向の突起またはバンプ1286を含む。内壁1282は、側壁1291に向かって内方に偏向される。側壁1291および内壁1282の各々の曲げ弾性率は、突起1286が、耐水性封止を形成するために十分な力をもって、側壁1291に対して押圧するように、構成される。上部部材の内壁1282および底部部材1291の側壁は、両方、熱可塑性ポリマー等の剛性ポリマーでできていてもよい。一部の実施形態において、上部部材の内壁1282はまた、側壁1291のものよりも高い弾性率を有することができる。このため、上部1280および底部部材1290が嵌合されるとき、突起1286は、側壁1291に対し部分的に変形し、耐水性封止を維持するために十分な弾性率を有する。図40Bは、図40Aの横方向の突起の拡大図、および、それがどのように側壁に隣接するかを示す。一部の実施形態において、底部部材は内部および外壁を有し、上部部材の底部リッジを受容するように構成されるチャネルを形成する。
図36〜39と同様に、上部部材は、モバイルコンピューティングデバイス1201の前部表面1202上に、部分的に延伸するワイパ1287を有する。一部の実施形態において、ワイパ1287は、剛性フレームよりも低剛性であるエラストマー材料でできており、モバイルデバイス1201の前部表面1202に対して、防水または耐水性封止を創出する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、防水または耐水性封止を形成するように、ワイパ1287の下部に延伸する。一部の実施形態において、スクリーンプロテクタは、モバイルデバイス1201の前部表面1202上に位置し、ワイパ1287の下部に延伸しない。一部の実施形態において、ガスケットは、ワイパ1287に近接して位置し、防水または耐水性封止を形成する。ある実施形態において、本明細書を通して説明されるこれらの他のクラスプ機構は、上部および底部部材上で使用されてもよい(例えば、図3A、14D〜S、27〜29、33A〜B、および34を参照)。図40Aおよび40Bは、説明される構成要素の各々を、明瞭に示すために描画されるが、一部の実施形態において、上部および底部部材は互いに、およびモバイルデバイスと密接にともに嵌合する。
筐体において、モバイルコンピューティングデバイスを収容する筐体において、モバイルデバイスから放出する音のボリュームレベルを増加させることができることが望ましい。以下は、音のボリュームを増加させるための収容体の修正を説明する。本明細書において説明される筐体の一部の実施形態において、収容体の底部部材表面の一部分は、底部部材表面の残分よりも薄い領域を有する。この音増強領域は、封入されたデバイスから、および収容体の外へ放出する音の増幅を促進する。例えば、図41に示されるように、音増強領域1303は、ケース1300の底部部材表面1301の遠位端1302近傍に位置付けられてもよい。一部の実施形態において、音増強領域1303は、ケース1300の近位端近傍に位置付けられてもよい。好ましくは、音増強領域1303は、収容されたモバイルコンピューティングデバイスのスピーカ出力に近接し、位置付けられる。音増強領域1303は、底部部材表面1301の残りよりも薄い領域を含む。例えば、音増強領域1303は、約0.9mm厚であってもよく、一方で、収容体の後部表面の残分は、約1.2mm〜約0.4mm厚であってもよい。一部の実施形態において、音増強領域1303は、約0.8mm厚、約0.7mm厚、約0.5mm厚、約0.4mm厚、約0.3mm厚、約0.2mm厚、または約0.1mm厚であってもよい。一部の実施形態において、音増強領域1303は、約0.1mm〜約0.5mm厚、または約0.5mm厚〜約1mm厚であってもよい。
一部の実施形態において、音増強領域1303は、底部部材1301の後部表面と同じ材料から一体的に成形される。一部の実施形態において、図42に示されるように、底部部材の後部表面と音増強領域の薄くなった領域との間の境界が、傾斜領域1305を有するように、音増強領域1303は成形される。傾斜領域1305は、より厚い底部部材表面1301と薄くなった領域との間に緩やかな傾斜を含み得る。傾斜領域1305は、ケース1300の底部表面1301の緩衝および耐破損性の強度を維持するのに役立つことができる。
一部の実施形態において、音増強領域は、約80mm×約67mmの寸法を有する。一部の実施形態において、音増強領域は、約67mm×約49mmの寸法を有する。一部の実施形態において、音増強領域は、約5360mm2の表面積を有する。一部の実施形態において、音増強領域は、約100mm2〜約500mm2、約500mm2〜約1000mm2、約1000mm2〜約2000mm2、約2000mm2〜約3000mm2、約3000mm2〜約4000mm2、約4000mm2〜約5000mm2、約5000mm2〜約6000mm2、約6000mm2〜約7000mm2、約7000mm2〜約8000mm2、約8000mm2〜約9000mm2、または約9000mm2〜約10,000mm2の表面積を有する。一部の実施形態において、音増強領域の表面積は、収容体の全体の底部表面を、実質的に被覆してもよい。好ましくは、音増強領域は、底部表面の衝撃防止および/または飛散防止の特性を持続するために、ケースの底部表面よりも小さい表面積を有する。例えば、音増強領域の表面積の、ケースの背面の表面積に対する比率は、1:3〜1:4、1:4〜1:5、1:5〜1:6、1:6〜1:7、1:7〜1:8、1:8〜1:9、1:9〜1:10であってもよい。一部の実施形態において、音増強領域の表面積の、ケースの背面の表面積に対する比率は、1〜約3.75であってもよい。
一部の実施形態において、音増強領域の薄くなった領域は、カットアウト領域を防水にするような様態で、底部部材の後部表面のカットアウト領域を被覆するように接着される膜(例えば、半剛性プラスチックポリマーまたはガラス)であってもよい。膜は、底部部材の後部表面と同じ材料、または異なる材料でできていてもよい。カットアウト領域は、多角形または卵形等の任意の形状であってもよい。
充電ポートドアに関連付けられ、収容体の充電ポートを封止するために使用されるガスケットは、充電ポートの面または外部リッジ、および収容体の充電ポートの環状に内側の両方において、封止するように構成されてもよい。これは、液体に対する複数の潜在的な侵入点において封止を提供し、1つの封止が損なわれた場合でも、液体の侵入を阻止する。図43Aは、開放構成の充電ポートドア1312に取設される二重封止ガスケット1314、および充電ポート1318を有する収容体1310の部分の、側面の部分的な断面図を描写する。充電ポートは、充電ポートを囲繞する充電ポート面またはリッジ1319を有する。二重封止ガスケット1314は、充電ポートに進入するように構成される、環状プラグ1315と、環状プラグ1315を囲繞する、面封止部分1316とを有する。環状プラグ1315は、環状プラグ1315を囲繞する環状突起1317を有する。一部の実施形態において、二重封止ガスケット1314は、エラストマー材料でできている。二重封止ガスケット1314は、連続的な部品であってもよく、または、各々が異なるエラストマー材料でできていてもよい、2つの別個の部品として構成されてもよい。一部の実施形態において、面封止部分、環状プラグ、またはその両方は、充電ポートの面よりも低い弾性率を有する剛性ポリマーでできていてもよく、充電ポートドアが閉まるとき、わずかに変形し、耐水性封止を形成する。
図43Bは、閉鎖構成の充電ポートドア1312を有する、図43Aの収容体1310の側面断面図である。充電ポートリッジ1319は、二重封止ガスケット1314の面封止部分1316に対して押圧し、第1の封止を形成する。この封止は、水、液体、粉塵等の収容体1310への侵入を阻止する。二重封止ガスケット1314の環状プラグ1315は、充電ポート1318の内側にあり、環状突起1317が、充電ポート1318の内壁に対して押圧し、第2の封止を形成する。この第2の封止はまた、水、液体、粉塵等の収容体への侵入を阻止する。チャネルガスケット1321はまた、充電ポート1318の外部縁部に対して圧縮されて、示される。充電ポートドア1312はまた、ガスケット支柱1320を含む。エラストマー二重封止ガスケットを使用するとき、支柱1320は、環状プラグ1315および、より可撓性の環状突起1317を、充電ポート1318の中に押し込むのに役立つ剛度を提供する。低弾性率を有するガスケットを含む一部の実施形態において、支柱1320は必須でなくてもよく、省略することができる。
図43Cは、充電ポートドアが開放構成である、図43A〜Bに示される収容体1310の充電ポート1318および充電ポートドア1312の、一部分の底面図を描写する。二重封止ガスケット1314は、充電ポートドア1312に取設され、環状プラグ1315、環状突起1317、および面封止部分1316を含む。充電ポートドアが閉まるとき、面封止部分は、充電ポート1318の充電ポートの面1319に接合し、環状突起は、充電ポートの内部表面に接合する。
モバイルコンピューティングデバイスのための薄い外形ケースのある実施形態において、ケースは、モバイルコンピューティングデバイスの周囲で嵌合され、筐体を形成する4つの部品を含む。図44Aは、4つの部品を有するケース、および収容されるべきモバイルデバイス1350の実施形態の分解図を示し、該モバイルデバイスは、近位端1351および遠位端1352を有する。収容体は、上部部材1356、底部部材1370、近位スライド1372、および遠位スライド1373を含む。上部部材1356は、モバイルコンピューティングデバイスを保持するように構成された、空洞1358を画定する剛性フレーム1357を有する。近位1372および遠位1373スライドは、整合された上部1356および底部1370部材を受容するように構成される、フレームチャネル1375aおよび1375b(それぞれ)を含む。底部部材1370は、底部部材1370の外周の周囲に、底部部材ガスケットまたは封止1371を含む。一部の実施形態において、底部部材1370は、実質的に透明な材料から構成され、デバイスが収容されるとき、モバイルデバイス1350のカメラおよびフラッシュが使用されることを可能にする、一部の実施形態において、底部部材1370の一部分のみが透明であり、不透明な部分を作製するために被覆されてもよい。一部の実施形態において、底部部材1370は、底部部材内のアパーチャの中に結合、溶接、または接着されたカメラレンズおよびフラッシュレンズ(図示せず)を含み、各々は、カメラおよびフラッシュが、収容されている間に使用されることを可能にする。底部部材1370はまた、音伝送のための1つ以上の音響ベント(図示せず)を含む。
ケースは、モバイルデバイス1350を封入するために、モバイルデバイス1350を上部部材1356の空洞1358内に挿入し、空洞開口上に底部部材1370を整合することにより、組み立てられる。次いで、整合された上部1356および底部1370部材は、近位1372および遠位1373スライドのフレームチャネル1375a〜b内に摺動され、上部1356および底部1370部材をともに圧縮し、防水封止を形成する。封止は、底部部材1370のガスケットとモバイルデバイスの後部との間、ならびに、上部部材1356の外周部分とモバイルデバイスの前面との間にある。
近位1372および遠位1373スライドは、近位1372および遠位1373スライドをともに保持し、落下時にそれらが損壊するのを阻止する、クラスプまたはラッチ機構1374a〜c(1374d、図示せず)を有する。好適なラッチは、ともに嵌合するフック、歯およびレセプタクル、スナップおよびレセプタクル、ならびに本明細書において説明され、当業者に既知である他のクラスプおよびラッチを有する。一部の実施形態において、ラッチ機構は、近位および/または遠位スライドに内部に係合される。例えば、スライドのうちの1つは、スライドの接続端それぞれにおいて露出された歯を有してもよく、歯は、近位スライドが遠位スライドと嵌合されるとき、歯が反対のスライドの接続端内のレセプタクルまたは開口に進入するように、構成される。歯は、1つのスライドの接続端上にあり、レセプタクルは他方のスライドの接続 端上にあってもよく、または各スライドが、1つの接続端上に歯を、そして同じスライドの他方の接続端上にレセプタクルを有してもよい。ノッチまたは別の歯は、開口の内側に位置し、近位スライドの歯と取り外し可能に嵌合する。近位1372および遠位1373スライドは、防水封止を維持するため、上部1356と底部1370部材との間に十分な圧力を与えるように構成される、前部圧力リム1376a〜bおよび後部圧力リム1377a〜bをそれぞれ含む。一部の実施形態において、前部および後部圧力リムは、上部1356と底部1370部材との間に十分な力を印加するため、発条化または引張される。ある実施形態において、前部と後部圧力リムとの間の距離は、間に間置されたガスケットを伴う、非圧縮、および整合された上部1356と底部1370部材との距離よりもわずかに小さい。かかる構成は、それらが、近位および遠位スライドのフレームチャネル内に挿入されるとき、上部および底部部材がガスケットを圧縮することを可能にする。
ある実施形態において、剛性フレームはまた、モバイルデバイス上の対応する機能に近接した、1つ以上の音伝送機能、1つ以上の光学的に透過性の機能、および/または1つ以上のボタン機能を含む。図44Aは、上部部材の近位端上の、例示的な光学的に透過性の機能1365および音伝送機能1366、ならびに上部部材の遠位端上のボタン機能1367を示す。光学的に透過性の機能1365、音伝送機能1366、およびボタン機能1367は、上部部材1356の内部外周部分1367内に含まれる。機能は、本明細書において上で説明されるように創出されてもよく、収容されるべきモバイルデバイスの対応する機能と整合するように構成される。
上部部材1356の剛性フレーム1357は、周辺壁1359および内部外周部分1367を含む。剛性フレーム1357の一部の実施形態において、周辺壁1359は、収容されたモバイルデバイス1350のボタンおよびスイッチと相互作用するように構成された、オーバーモールドされたボタンおよび/またはスイッチ(図示せず)を含む。別の実施形態において、周辺壁1359は、近位1372および遠位1373スライド(上で論じられる)に含まれたオーバーモールドされたボタンおよび/またはスイッチ機構を介して、収容されたデバイスのボタンおよび/またはスイッチにアクセス可能になるように構成された、アパーチャまたは孔を含む。一部の実施形態において、上部部材1356の周辺壁1359はまた、収容されたモバイルデバイス1350の充電ポート1355へのアクセスを促進する充電ポートアパーチャ1360、収容されたデバイス1350のヘッドホンジャックへのアクセスを可能にするヘッドホンアパーチャ1361、および、1つ以上の音伝送アパーチャ1360を含む。ある実施形態において、単一のアパーチャは、モバイルデバイスの複数の機能へのアクセスを可能にする。例えば、ヘッドホンアパーチャ1361は、図44Aに描写されたモバイルデバイスのヘッドホンジャック1353および底部マイクロホン1354両方へのアクセスを可能にする。ある実施形態において、1つ以上の音伝送アパーチャは、収容体の中へ、および外へ音の伝送を許容する水不透過性材料(図示せず)で被覆される。
上部部材1356の周辺壁1359はまた、収容体が落下するとき、または急激に圧縮された力を受容するとき、組み立てられた上部1356および底部1370部材の周囲の近位1372および遠位1373スライドの保持を促進する、保持レール1363を含む。レール1363は、スライドの屈曲、ならびに整合された上部1356および底部1370部材の解放を阻止するように構成される。図44Bは、フレームチャネル1375a内の整合された上部部材1356および底部部材1370(デバイスを収容していない)に嵌合された、近位スライド1372の一側面を通した側面断面図を示す。保持レール1363は、上部部材1356の周辺壁1359と略平行な保持フック1364を有する。ある実施形態において、保持フック1364は、周辺壁1359対して、角度が付けられてもよい。保持レール1363は、保持チャネル1378内に、摺動するように構成される。保持チャネル1378は、保持レール1363が保持チャネル1378内に挿入されるとき、保持フック1364に隣接するように構成される、保持チャネル壁1379を含む。保持フック1364および保持チャネル壁の存在は、スライドおよび上部部材1356が互いに引き離されることを阻止し、および整合された上部1356および底部1370部材が、フレームチャネルから滑り出ることを可能にする。
近位1372および遠位1373スライドは、TPE、シリコーン、ポリプロピレン、もしくは他のかかるゴム材料等の可撓性、または半可撓性材料等の可撓性または衝撃吸収材料で、オーバーモールドされてもよい。近位1372および遠位1373スライドはまた、1つ以上の孔またはアパーチャを含むことができ、上部部材1356の周辺壁1359上のオーバーモールドされたボタンおよび/またはスイッチにアクセス可能にする。ある実施形態において、スライドは、オーバーモールドされた可撓性材料で封止されるアパーチャ内のボタンおよび/またはスイッチを含んでもよい。かかるスライド内のオーバーモールドされたボタンおよび/またはスイッチは、上部部材1356内のアパーチャを通して、モバイルデバイス1350のボタンおよび/またはスイッチと相互作用するように構成される。
近位1372および遠位1373スライドはまた、上部部材1356の周辺壁1359内の音伝送アパーチャと整合する音伝送アパーチャ1362を含んでもよい(図44Aを参照)。上部部材1356の音伝送アパーチャが、水不透過性材料によって、水および液体に対して封止される場合、スライドの音アパーチャ1362は、被覆されなくてもよい。上部部材1356の音アパーチャが、水に対して封止されない場合、次いで、スライドの音アパーチャ1362は、収容体の中へ、および外へ音の伝送を許容する水不透過性材料(図示せず)で被覆されてもよい。
スライドはまた、上部部材1356の充電ポートアパーチャおよび/またはヘッドホンジャックアパーチャと整合する充電ポートおよび/またはヘッドホンジャックのための1つ以上のアパーチャを含んでもよい。充電ポートおよび/またはヘッドホンジャックのためのアパーチャは、別個のアパーチャ(例えば、図44Aおよび44Cが示す外部充電ポートアパーチャ1380、外部ヘッドホンアパーチャ1381、および外部音伝送アパーチャ1382)、または充電ポートおよびヘッドホンジャック両方へのアクセスを可能にする単一のアパーチャであってもよい。スライドはまた、スライドおよび上部部材両方の充電ポートアパーチャを被覆し、防水封止を提供するように構成されるドアおよびガスケットを含む。ドアは、例えば、ヒンジによって、またはテザーによってスライドに取設されてもよい。ドアは、アパーチャを封止するガスケット、または封止を形成するためにアパーチャに進入する、可撓性もしくは半可撓性材料でできたバングを含んでもよい。ドアは、充電ポートアパーチャのみ、または充電ポートおよびヘッドホンアパーチャ両方を封止することができる。ヘッドホンおよび充電ポートアパーチャが別個である実施形態において、ヘッドホンアパーチャバングは含まれてもよい(図示せず)。バングは、スライドに係留されてもよく、またはヒンジによって取設されてもよい。
一部の実施形態において、上部部材はまた、収容されたモバイルデバイスの面と重なり合う内部外周部分1368を含む。一部の実施形態において、内部外周部分1368は、可撓性または半剛性材料から製造され、かつ筐体の内部に一定の封止を提供するように適合されるワイパ(図示せず)を含む。例えば、ワイパは、密接した接合面が生成される、かかる態様にて、収容されたデバイスのスクリーン部分と相互作用するように適合される。この密接した接合面は、ワイパの下部への漏水阻止に役立つ。さらに、内部外周部分1368は、流体および/または粒状物質が摺動する、または内部外周部分の下部ではなくむしろ、上部部材の内部外周部分を超えて流れるように適合される。可撓性または半剛性材料は、天然ゴムおよび/もしくはニトリル、および/もしくはネオプレン、および/もしくはシリコーン等の天然もしくは合成ゴム、またはそれらの組み合わせ、ならびに/または、フルオロシリコーンならびに/またはフッ化炭素、ならびに/またはペルフルオロエラストマー、ならびに/またはポリウレタン、ならびに/またはエチレンプロピレン等の熱可塑性エラストマー、ならびに/または熱可塑性硬化ゴム、ならびに/またはポリプロピレン等の熱可塑性物質、ならびに/またはポリエチレン、ならびに/または発泡ポリ塩化ビニル、および/もしくは発泡ニトリルゴム、および/もしくは発泡ポリウレタンウレタン等の発泡体等を含んでもよいが、ここに限定されない。ワイパは、オーバーモールド、インモールド装飾、加硫、接着結合、熱結合、粘着テープ基材等の基材結合、周辺の伸張、および/もしくは溝への封入、ならびに/または他の機械的結合方法等の機械的結合等の任意の好適なプロセスによって、作製され、剛性フレームに関連付けられてもよい。一部の実施形態において、内部外周部分は、剛性フレームと同じ材料、または異なる材料でできていてもよい。
図44Cは、収容されたデバイスを伴わずに、図44Aの部分的に組み立てられた収容体を描写する。整合された上部および底部部材アセンブリは、近位スライド1372のフレームチャネル(図示せず)の中に挿入され、整合されたアセンブリは、遠位スライド1373のフレームチャネル1375bの中に部分的に挿入される。図44Dおよび44Eは、上部部材の存在を伴う、および伴わない、部分的に組み立てられたケースを描写する。簡易化した図面は、明確にするため、アパーチャ、ボタン、スイッチまたは他の機能を描写しない。図44Dは、近位スライド1372のフレームチャネル(図示せず)の中に挿入された、整合された上部部材1356および底部部材1370を示す。一部の実施形態において、上部部材の内部外周部分1368は、筐体がモバイルデバイス周辺に組み立てられるとき、モバイルデバイスの面に対して封止する、前部外周封止またはガスケット(図示せず)を含む。図44Eは、近位スライド1372のフレームチャネル(図示せず)の中に挿入された底部部材1370を描写し、前部外周封止1371は、上部部材が存在する場合、それが占有するであろう位置で見ることができる。前部外周封止1371は、任意の水不透過性材料(例えば、シリコーンゴムまたはエラストマーゲル)で作製されてもよい。前部外周封止1371は、モバイルデバイスの前部スクリーンに面する内部外周部分の部分の中に、糊着、熱溶接、結合、または成形されてもよい。
一部の実施形態において、上部部材は、内部外周部分に接着、成形、溶接、また別様に取設され、剛性フレームの内部外周部分を用いて防水封止を形成する、透明な膜を含む。
本技術の別の態様において、ガスケットは、ケースの内部に位置付けられ、オーバーモールドされた可撓性材料と収容体の外部が隣接しているように形成されてもよい。オーバーモールドされた材料は、上部部材の周辺壁の内部および外部表面上両方で、ガスケットとして作用することができる。図45Aは、収容体の上部部材1400の部分の斜視図を示す。上部部材1400は、ワイパ部分1401、周辺壁1402、クラスプ機構1404、外部のオーバーモールドされたガスケット1406、および内部のオーバーモールドされたガスケット1408を含む、底部リッジ1403を含む。上部部材1400はまた、垂直なチャネル1406を含む周辺壁1402の幅に跨り、周辺壁1402の外部上のオーバーモールドされた材料で充填される。内部のオーバーモールドされた部分1405は、周辺壁1402の内部上に形成される。オーバーモールドされた外部ガスケットを形成する、オーバーモールドプロセスの間、材料は、垂直なチャネル1407を通って流れ、オーバーモールドされた内部ガスケットを形成する。上部部材1400の底部リッジ1403が、底部部材のチャネルに挿入されるとき、オーバーモールドされた内部および外部ガスケットは、防水封止を形成する。
図45Bは、モバイル電子デバイス1430を封入する収容体の底部部材1420と嵌合された、図45Aに描写された上部部材1400の側面断面図を示す。断面図は、上部部材1400の垂直なチャネル1406を通る。底部部材1420は、上部部材1400の底部リッジ1403が挿入される外部チャネル壁1422と内部チャネル壁1423との間に形成された、チャネル1421を含む。底部リッジは、底部部材の外部チャネル壁上で、チャネルクラスプ機構1424と嵌合するように構成される、クラスプ機構1404を有する。一部の実施形態において、底部部材のクラスプ機構は、内部チャネル壁および、チャネルクラスプ機構と嵌合するように構成される底部リッジのクラスプ機構上に含まれる。周辺壁1402の外部上のオーバーモールドされた可撓性部分1406は、外部チャネル壁1422に対して押圧し、防水封止を創出する。同時に、可撓性材料は、第2の封止が上部部材リッジの内部表面上に創出されるように、垂直なチャネル1407を通って延伸し、垂直なチャネルの口部を超えて出現する。図45Cは、2つのガスケットを形成するように構成されるオーバーモールドされた可撓性材料の代替的な実施形態の斜視断面図を描写する。本実施形態において、十分な容量の可撓性材料がオーバーモールドされて、周辺チャネル(図示せず)を通って流れ、マージされて、周辺壁1402の内部表面上に連続的な内部のオーバーモールドされたガスケット1409を形成する。
以下は、音のボリュームおよび質を増加させるための収容体の追加の修正を説明する。筐体の一部の実施形態において、収容体の一部分は、モバイルデバイスの1つ以上のスピーカと音響連通するパッシブラジエータを含む。図46Aは、収容体の底部部材1442の後部外部表面1443におけるパッシブラジエータ1444を伴う、筐体1440の外部の後部立面図を描写する。パッシブラジエータは、ダイヤフラム1445および、ダイヤフラム1445を囲繞し、ダイヤフラム1445が、後部表面の平面内、および外へ移動するのを可能にするロール囲繞体1446を含む。パッシブラジエータは、円形、楕円形、または多角形(例えば、正方形、六角形等)等の任意の形状を有することができる。ダイヤフラム1445の材料は、薄くて軽量であり、収容されたモバイルデバイスからの音に受動的に共振するのに十分な剛性を有する、任意の材料であってもよい。ダイヤフラム1445を形成するための好適な材料は、制限することなく、紙、紙混合物およびラミネート、プラスチック(例えば、マイラーまたはポリプロピレン)、金属および金属混合物(例えば、ベリリウム、チタニウム、マグネシウム、アルミニウム)、セラミック(例えば、ダイヤモンド、またはアルミニウム酸化物)、織物、およびシリコーンゴムを含む。材料は、受動共振器を通して通過される音波周波数に同調するために、異なってもよい。一部の実施形態において、ダイヤフラム1445に質量が追加されてもよい。質量の重量は、受動共振器から放出される音波周波数に同調するために、異なってもよい。ロール囲繞体1446は、発泡体またはゴム等のエラストマー材料から製作されてもよい。一部の実施形態において、ロール囲繞体1446は、アコーディオン囲繞と代用されてもよい。好ましくは、ロール囲繞体1446およびダイヤフラム1445は、防水性の材料から作製される。パッシブラジエータ1444は、防水封止を形成するために、ケースの底部部材に切り込まれたアパーチャに糊着、接着、溶接、また別様に取設されてもよい。一部の実施形態において、パッシブラジエータ1444のダイヤフラム1445および囲繞1446は、アパーチャ上でオーバーモールドされた材料によって形成され、それにより防水封止を創出する。
底部部材内部上の底部部材音障壁1448は、パッシブラジエータを囲繞する。図46Bは、図46Aに示される収容体1440の、底部部材1442の内部の後部立面図を示す。パッシブラジエータ1444は、底部部材音障壁1448によって囲繞される。モバイルデバイスが、筐体内に収容されるとき、底部部材音障壁は、モバイルデバイス(図示せず)の後部表面に対して押圧する。モバイルデバイスから発生する音は、パッシブラジエータに向かい、収容体の残分全体を通した放出は阻止される。
収容体の上部部材はまた、上部および底部部材が連接されるとき、底部部材音障壁の部分と嵌合するように構成される、上部部材音障壁を含む。例えば、図46Cは、上部部材1450の遠位内部の斜視図を示す。上部部材音障壁1452は、上部部材に取設される。上部部材音障壁は、筐体内に収容されるとき、モバイルデバイスのスピーカが位置付けられる場所に隣接した領域で、音増強チャンバ1454を囲繞する。モバイルデバイスを封入するために、上部および底部部材が嵌合されるとき、音チャンバは、底部部材上のパッシブラジエータ、およびモバイルデバイスの1つ以上のスピーカ両方と、空気連通する。モバイルデバイスのスピーカから発生する音は、音チャンバ内、およびパッシブラジエータに向けられる。次いで、パッシブラジエータは、後部表面の平面内、および外へ移動し、モバイルデバイススピーカから収容体の外部に、音を放出する。
図46Dは、上部部材音障壁1452、底部部材音障壁1448、およびパッシブラジエータ1444の斜視図を示す。音障壁およびパッシブラジエータは、上部および底部部材が、ともに嵌合される場合にそうなるであろうように構成される。音チャンバ1454は、モバイルデバイスのスピーカに近接して位置付けられる。スピーカからの音は、音チャンバ1454を通って移動し、パッシブラジエータ1444を撹拌し、音波周波数をケースの外部へ送信する。一部の実施形態において、音障壁は、2つ以上の音抵抗材料で製作されてもよい。例示的な音抵抗材料としては、発泡体、プラスチック、またはゴムが挙げられる。
パッシブラジエータ音増強装置の一部の実施形態において、パッシブラジエータは、上部部材または底部部材のいずれかの上に位置付けられてもよい。パッシブラジエータは、モバイルデバイススピーカの平面に相対的な任意の配向であってもよい。好ましい実施形態では、パッシブラジエータは、モバイルデバイスのスピーカにごく近接して位置付けられる。上部部材音障壁および底部部材音障壁は、モバイルデバイスのスピーカに近接した領域と、パッシブラジエータとの間に空気経路を創出する、任意の構成であってもよい。ある実施形態において、パッシブラジエータは、裂創および刺創からパッシブラジエータを保護する格子またはグリルによって、被覆される。一部の実施形態において、パッシブラジエータは、収容体の内部および外部の両方上の格子間に位置する。
上で説明されるように、本収容体技術のパッシブラジエータは、受動共振器を通過する音波周波数を同調するために使用され得る、質量を含んでもよい。例えば、図46Eは、ダイヤフラム1466および近傍の外部ロール囲繞体1462と関連付けられる同調質量体1464を有する、パッシブラジエータ1460の側面断面図を示す。同調質量体1464は、ダイヤフラム1466と同じ材料でできており、ダイヤフラム1466と接触して成形されてもよく、または、それはダイヤフラム1466に接着または結合されてもよい。一部の実施形態において、同調質量体1464は、ダイヤフラム1466と異なる材料でできていてもよい。同調質量体1464は、質量1464の重量に依存して、より低い周波数の音の増加を促進する。ある実施形態において、パッシブラジエータ1460は、ラジエータの同調を促進して、特定の周波数を強調および/または抑制するように、追加のロール囲繞体を含んでもよい。図46Fは、パッシブラジエータ1468の別の実施形態の側面断面図を示す。同調質量体は、外部のロール囲繞体1462と内部のロール囲繞体1463との間に位置する。ダイヤフラム1466は、内部ロール囲繞体によって、同調質量体から分離される。
上記の図面は、本明細書において説明される筐体に含むことができる、機能および機能性の理解を支援する目的で、本開示の器具の例示的な構成を描写し得る。本器具は、例解されるアーキテクチャまたは構成に制限されないが、多様な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実装することができる。さらに、本器具は、種々の例示的な実施形態および実装に関して、上で説明されるが、個々の実施形態のうちの1つ以上において説明される種々の機能および機能性を用いて、それらが説明されるが、しかし、代替として、かかる実施形態が説明されるか否かに関わらず、および、説明される実施形態の一部として、かかる機能が示されるか否かに関わらず、単独、またはいくつかの組み合わせが、本開示の他方の実施形態のうち1つ以上に適用されてもよいことを理解されたい。このため、本開示の領域および範囲は、特にいずれの以下の請求項において、上記で説明された例示的な実施形態のうちいずれによっても、制限されるべきではない。
本明細書で使用される用語および句、およびそれらの変形は、特に明言されない限り、制限とは対照的に、制約されないと解釈されるべきである。前述の例として、「含む」という用語は、「制限することなく、含む」等を意味すると理解されるべきである。「例」という用語は、論考中の項目の例示的な例を提供するために使用され、包括的な、または制限するリストではない。「従来の」、「伝統的な」、「標準的な」、「既知の」等の形容詞、および類似の意味の用語は、所与の期間、または所与の時間において利用可能である項目に説明される項目の制限として、解釈されるべきではないが、代替として、利用可能な、または現在もしくは未来の任意の時間に既知であり得る、従来の、伝統的な、通常の、または標準的な技術を包含すると理解されるべきである。同様に、接続詞「および」と結びつく項目群は、それらの項目のそれぞれ、および全てが、群内に存在することが必要であると理解されるべきではなく、むしろ、明示的に別段の定めをした場合を除き、「および/または」と理解されるべきである。同様に、接続詞「または」と結びつく項目群は、群の間における相互排他性が必要であると理解されるべきではなく、むしろ、明示的に別段の定めをした場合を除き、「および/または」と理解されるべきである。さらに、本開示の項目、要素、または構成要素は、単数形で説明または主張され得るが、単数形が明確に述べる制限がない限り、複数形は、それらの範囲内であると企図される。「1つ以上の」、「少なくとも」、「これらに限定されない」または、一部の例における他の類似の句等の拡大語および句の存在は、かかる拡大句が不在であり得る例において、より狭義のケースが意図され、または必要とされることを意味するとは理解されない。さらに、範囲が明記される場合、範囲の上限および下限は、中間の単位全てをその中に包括している。
前述の説明は、例解することを意図するが、添付の請求項の範囲によって定義される本開示の範囲を制限しない。他の実施形態は、以下の請求項の範囲内である。
Claims (32)
- カメラおよびフラッシュを有する電子デバイスを収容および封止するための筐体であって、
前部および後部表面を備え、かつ該カメラを覆って位置付けられるカメラレンズ、および該フラッシュを覆って位置付けられるフラッシュレンズを有する、底部部材であって、該底部部材が、近位端部分、遠位端部分、および対向する側部部分によって画定される外周部分によって囲繞され、該底部部材の該前部表面が、少なくとも該前部表面の周辺部に提供されるガスケットを有し、該底部部材が、該前部表面の該周辺部から上に延伸する複数のクラスプ機構をさらに備える、底部部材;ならびに
該電子デバイスの外部外周に対応する内壁を画定し、かつ該底部部材の該外周部分に対応する外壁を画定する剛性フレームを有する、上部部材であって、該剛性フレームの該外壁が複数のへこみを有し、各へこみが、該底部部材の該複数のクラスプ機構のうちの1つを受容して、該上部部材を該底部部材と嵌合させるためのものであり、該剛性フレームが、該底部部材が該上部部材と嵌合されるときに該筐体を封止するように該ガスケットに隣接するように適合されたリッジまで延伸する、上部部材
を備える、筐体。 - 前記上部部材が、複数の封止されたボタンおよび複数の封止可能なアパーチャ、ならびに前記リッジの反対側において前記剛性フレームの上に重なる膜をさらに備え、該膜が透明な領域を有する、請求項1に記載の筐体。
- 前記筐体が、前記カメラレンズおよび/または前記フラッシュレンズを囲繞しかつ筐体部材と前記電子デバイスとの間に位置付けられるための光学スカートをさらに備え、該光学スカートが、該フラッシュレンズを通る前記フラッシュからの光の伝送を可能にするため、および該フラッシュから該カメラレンズへの光の反射を抑制するためのものである、請求項1に記載の筐体。
- 前記光学スカートが前記カメラレンズを囲繞する、請求項3に記載の筐体。
- 前記光学スカートが前記フラッシュレンズを囲繞する、請求項3に記載の筐体。
- 前記光学スカートが前記カメラレンズおよび前記フラッシュレンズを囲繞する、請求項3に記載の筐体。
- 電子デバイスのための保護ケースであって、該電子デバイスが、ディスプレイを含む前部表面を有し、該保護ケースが、
該電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材であって、該側壁が、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する、底部部材;
ユーザによる該ディスプレイの操作を可能にするように、該電子デバイスの該前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材であって、該底部部材の該側壁の該上部表面の該外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する、フレーム部材;
該フレーム部材を該底部部材と連結する、1つまたは複数の連結部材;および
該フレーム部材が該底部部材と連結されるとき、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材との間の接合面を封止するように、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤
を備える、保護ケース。 - 前記剥離可能な接着剤が、前記フレーム部材が前記底部部材と連結されるときに、該フレーム部材と前記電子デバイスとの間の第2の接合面を封止する、請求項7に記載の保護ケース。
- 前記1つまたは複数の連結部材が、前記フレーム部材の前記下側部から延伸するラッチを含み、該ラッチが、前記底部部材の前記側壁の前記内部表面とラッチ止めするためのものである、請求項8に記載の保護ケース。
- 前記1つまたは複数の連結部材が、前記フレーム部材の前記下側部に沿って離間する複数のラッチを含み、各ラッチが、前記底部部材の前記側壁の前記内部表面に形成された内方陥凹に係合するように、外方を向いている突起を有する、請求項8に記載の保護ケース。
- 前記1つまたは複数の連結部材が、スナップ、ネジ、ボルト、ファスナ、クラスプ、ロック、またはキャッチから成る連結部材群から選択される、請求項8に記載の保護ケース。
- 前記剥離可能な接着部材が低圧縮封止剤である、請求項8に記載の保護ケース。
- 前記低圧縮封止剤がポロキサマを含む、請求項12に記載の保護ケース。
- 前記フレーム部材が剛性材料で形成される、請求項8に記載の保護ケース。
- 固定寸法構造を提供するポータブル電子デバイスに、少なくとも1つの耐水性封止を提供するためのシステムであって、
該ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分上に配置されるように形成される剛性筐体;
内部表面を有する剥離可能かつ再使用可能な接着部材であって、該ポータブル電子デバイスによって提供される該固定寸法構造の該外周領域を被覆し、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の内部表面と、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造との間の外周領域において、該少なくとも1つの耐水性封止を形成する、接着部材;および
該剛性筐体に連結され、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材の外部表面上に配置された、圧縮部材
を備える、システム。 - 前記圧縮部材が、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材の前記内部表面に近接しかつそれと実質的に反対の側において、前記固定寸法構造に対して対抗する圧縮力を提供する、請求項15に記載のシステム。
- 前記対抗する圧縮力が、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材の剪断および剥離を抑制するように、前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材を機械的に保持することができる、請求項16に記載のシステム。
- 前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が、前記剛性筐体と前記圧縮部材との間にさらに相互配置され、該圧縮部材が、該剥離可能かつ再使用可能な接着部材と前記剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、該剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する、請求項15に記載のシステム。
- 2つ以上の剥離可能かつ再使用可能な接着部材を含む、請求項15に記載のシステム。
- 前記システムが、前記剛性筐体と前記圧縮部材との間に相互配置される第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材をさらに備え、該圧縮部材が、前記第2の剥離可能かつ再使用可能な接着部材と前記剛性フレームとの間に第2の耐水性封止を形成するように、該剛性筐体に対して対抗する圧縮力をさらに提供する、請求項19に記載のシステム。
- 前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が可撓性である、請求項15に記載のシステム。
- 前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が低圧縮封止剤である、請求項15に記載のシステム。
- 前記剥離可能な低圧縮封止剤がポロキサマを含む、請求項22に記載のシステム。
- 前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が前記圧縮部材に結合される、請求項15に記載のシステム。
- 前記剥離可能かつ再使用可能な接着部材が前記剛性フレームに結合される、請求項15に記載のシステム。
- 少なくとも1つの耐水性封止を形成する方法であって、
固定寸法構造を有するポータブル電子デバイスを提供する工程;
該ポータブル電子デバイスの少なくとも一部分を、少なくとも1つのアパーチャを有する弾性カバーで被覆する工程;
該弾性カバーの少なくとも一部分上に剛性筐体を配置する工程であって、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造の少なくとも一部分を該弾性カバーが被覆するときに、該剛性筐体が、該弾性カバーの内部表面に近接しかつそれとは実質的に反対側の、該弾性カバーの外部表面に、対抗する圧縮力を提供する、工程;および
該対抗する圧縮力によって、該弾性カバーの該内部表面と、該ポータブル電子デバイスの該固定寸法構造との間に、該少なくとも1つの耐水性封止を形成する工程
を含む、方法。 - 1つまたは複数の耐水性封止を提供する工程であって、各耐水性封止が、前記固定寸法構造の下部領域内の前記ポータブル電子デバイスへの開口を封止するように構成される、工程;および
該固定寸法構造の該下部領域内の該ポータブル電子デバイスへの該開口を、該対応する1つまたは複数の耐水性封止で封止する工程
をさらに含む、請求項26に記載の方法。 - 電子デバイスのための保護ケースであって、該電子デバイスが、ディスプレイを含む前部表面を有し、該保護ケースが、
該電子デバイスを受容するように、後壁および側壁によって画定される内部表面を有する底部部材であって、該側壁が、外部周辺部および内部周辺部によって画定される上部表面を有する、底部部材;
ユーザによる該ディスプレイの操作を可能にするように、該電子デバイスの該前部表面の少なくとも一部分をフレームにはめるフレーム部材であって、該底部部材の該側壁の該上部表面の該外部周辺部に対応する外部周辺縁部を有する、フレーム部材;
変形可能な開口と相互作用することによって、該フレーム部材を該底部部材と連結する、1つまたは複数のテーパ状の支柱;および
該フレーム部材が該底部部材と連結されるとき、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材との間の接合面を封止するように、該底部部材の該側壁の該上部表面と、該フレーム部材の下側部との間に間置される、剥離可能な接着剤
を備える、保護ケース。 - 前記1つまたは複数のテーパ状の支柱が、前記フレーム部材の前記下側部に沿って離間し、各テーパ状の支柱が、前記底部部材の前記周辺部上の変形可能な開口に係合する支柱ヘッドを有する、請求項28に記載の保護ケース。
- 前記剥離可能な接着部材が低圧縮封止剤である、請求項28に記載の保護ケース。
- 前記低圧縮封止剤がポロキサマを含む、請求項30に記載の保護ケース。
- 前記フレーム部材が剛性材料で形成される、請求項28に記載の保護ケース。
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