JP2014099109A - キーボードパネルおよび入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正しく入力操作できた場合と失敗した場合、キーのどの部分を押したのかを明確に認識できるようにする。
【解決手段】キーボードパネル(23)は、上面のキー入力が行われるキー位置に凹部(31)が形成され、凹部(31)の周囲の面から下方に傾斜した傾斜面は、操作者に対する手前側の傾斜面の傾斜角度が奥側の前記傾斜面の傾斜角度よりも大きくなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、タブレット端末装置のキーボートに備えられるキーボードパネルおよび入力装置に関する。
近年、表示機能とタッチパネル機能とを備えたタブレット端末装置が種々開発されている。このようなタブレット端末装置は、ノート型パソコンよりも薄型かつ軽量で、携帯性に優れている点が評価され、急速に普及しつつある。
タブレット端末装置における文字入力は、通常、画面にキーボードを表示させ、キーをタッチすることにより行われる。この場合の入力は、平坦面に表示されたキーをタッチする操作であるため、キー入力操作の繰り返しによる学習効果を得にくく、キー入力を練習してもブラインドタッチができるようにならない。
この問題の原因としては、単なるタッチパネル式のキーボードでは、
(1)入力操作したときに、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合とを、体(指、脳)が区別・認識することができない。
(2)入力操作したときに、キーのどの部分(中心、端)を押したのか、体(指、脳)が感じ取ることができないため、次回の操作において押す位置を修正するような学習効果が得られない。
といったことが考えられる。
一方、文字入力における操作性を向上するために、キーボードとして使用される入力装置を備えたものが従来開発されている。この種の入力装置としては、例えば下記の特許文献1〜3に示すものが知られている。
特許文献1に記載の構成では、各キーの位置に浅い凹みまたは窪みを形成し、ユーザがキーボード上において手の位置を維持できるようにしている。また、人差し指によりタッチされるホームポジションキー(fとjのキー)上に小さい突出を形成している。
特許文献2に記載の構成では、タッチパネルの最外面となるハードコート層の表面の一部(例えばホームポジション)に、誤入力防止用の微細凹部を設けている。
特許文献3に記載の構成では、表面パネルのキーが表示される部分にキー識別用の凹凸を形成し、触覚により凹凸を確認することでキーを識別できるようにしている。具体的には、例えばテンキーの中心に当たる5番キー部分の中央に一つの突起を形成し、通話開始キー部分に二つの突起を形成し、通話切断キー部分に三つの突起を形成している。
特表2010−539624号公報(2010年12月16日公表) WO2008/111505号公報(2008年09月18日公開) 特開2001−216078号公報(2001年08月10日公開)
特許文献1に記載の構成では、各キーの位置に設けられる凹部は、浅いものであって、単に、ユーザがキーボード上において手の位置を維持できるようにしたものである。このため、入力操作したときに、ユーザは、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合、並びにキーのどの部分を押したのかを明確に認識することができない。
特許文献2に記載の構成は、タッチパネルの最外面となるハードコート層の表面の一部、例えばホームポジションなどの特定のキーに、誤入力防止用の微細凹部を設けたものである。すなわち、ブラインドタッチの向上を意図し、キー入力操作の繰り返しによる学習効果が得られるような構成とはなっていない。
特許文献3に記載の構成は、キーごとに異なる数の突起を設けたものであるため、ブラインドタッチのように、瞬間的な指のタッチによるキーの識別には対応できない。
したがって、本発明は、ユーザが入力操作したときに、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合、並びにキーのどの部分を押したのかを明確に認識することができるキーボードパネルおよび入力装置の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るキーボードパネルは、タッチパネルの上に配置されて前記タッチパネルと共に入力装置を構成するキーボードパネルにおいて、キー入力が行われるキー位置に凹部が形成され、前記凹部における、前記凹部の周囲の面から下方に傾斜した傾斜面は、操作者に対する手前側の前記傾斜面の傾斜角度が奥側の前記傾斜面の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、ユーザが入力操作したときに、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合、並びにキーのどの部分を押したのかを明確に認識することができる。
本発明の実施の形態の入力装置を備えたタブレット端末装置を示す斜視図である。 図1に示した入力装置の構造を示す縦断面図である。 図3の(a)は、図1に示した入力装置が備えるキーボードパネルの上面のキー位置に形成された凹部を示す平面図、図3の(b)は、上記凹部において、操作者に対する手前側の傾斜角度が奥側の傾斜角度よりも大きい場合の、図3の(a)におけるA−A線矢視断面図、3の(c)は、上記凹部において、操作者に対する手前側の傾斜角度と奥側の傾斜角度とが同じ場合の、図3の(a)におけるA−A線矢視断面図である。 図1に示した入力装置が備えるキーボードパネルの左右方向のキーピッチを示す説明図である。 図5の(a)は、図1に示した入力装置が備えるキーボードパネルの上面のホームポジションにおけるキー位置に形成された凹部を示す平面図、図5の(b)は、図5の(a)におけるB−B線矢視断面図、図5の(c)は、図5の(a)におけるC−C線矢視断面図である。 図1に示した入力装置が備えるキーボードパネルのホームポジションにおける左右方向のキーピッチ、および凹部のサイズを示す説明図である。 図7の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのキー位置に形成された凹部が卵形である場合の平面図、図7の(b)は、図7の(a)におけるD−D線矢視断面図、図7の(c)は、図7の(a)におけるE−E線矢視断面図、図7の(d)は、図7の(a)におけるF−F線矢視断面図である。 図8の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのA,S,D,Fキーの位置に卵形の凹部が形成され、それら凹部の長軸方向が内側に傾斜している例を示す平面図、図8の(b)は、上記ホームポジションのJ,K,L,;キーの位置に卵形の凹部が形成され、それら凹部の長軸方向が内側に傾斜している例を示す平面図である。長軸方向および右手の指を配置するキー位置の凹部31の長軸方向が、それぞれ内側に傾斜している構成となっている。 図9の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのキー位置に長円形の凹部が形成されている例を示す平面図、図9の(b)は、ホームポジション以外のキー位置に円形の凹部が形成されている例を示す平面図である。 図10の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのキー位置に卵形の凹部が形成されている例を示す平面図、図10の(b)は、ホームポジション以外のキー位置に円形の凹部が形成されている例を示す平面図である。 図11の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのキー位置に卵形の凹部が形成されている例を示す平面図、図11の(b)は、ホームポジション以外のキー位置に長円形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。 図12の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのA,S,D,Fキーの位置に長円形の凹部が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図12の(b)は、ホームポジションのJ,K,L,;キーの位置に長円形の凹部が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図12の(c)は、ホームポジション以外のキー位置に円形の凹部が形成されている例を示す平面図、図12の(d)は、ホームポジション以外のキー位置に長円形の凹部が形成されている例を示す平面図である。 図13の(a)は、図1に示した入力装置のホームポジションのA,S,D,Fキーの位置に卵形の凹部が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図13の(b)は、ホームポジションのJ,K,L,;キーの位置に卵形の凹部が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図13の(c)は、ホームポジション以外のキーの位置に円形の凹部が形成されている例を示す平面図、図13の(d)は、ホームポジション以外のキーの位置に長円形の凹部が形成されている例を示す平面図である。 図1に示した入力装置12のホームポジションのキー位置における凹部31の他の例を示す説明図である。 図15の(a)は、キーボードパネルの凹部からの反射光により、ユーザの目に多くの映り込み光が入射する例を示す説明図、図15の(b)は、凹部の底部を平坦な形状にして、上記映り込み光を抑制した例を示す説明図である。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の入力装置を備えたタブレット端末装置を示す斜視図である。
図1に示すように、タブレット端末装置1は、タブレット端末本体装置11と入力装置12とを備えている。タブレット端末本体装置11は、タッチパネル機能を有する表示装置を備えたコンピュータである。
入力装置12は、タブレット端末本体装置11と接続されることにより、タブレット端末本体装置11の入力装置として機能する。入力装置12は、少なくともタッチパネルモードとキーボードとに切り替えることができ、タッチパネルモードではタッチパネルとして動作し、キーボードモードではキーボードとして動作する。入力装置12のキーの配列は、一例としてQWERTY配列となっている。
入力装置12は、図2に示す構造を有している。図2は、入力装置12の構造を示す縦断面図である。図2に示すように、入力装置12は、タッチパネル21の上にキー印刷シート22が貼り付けられ、キー印刷シート22の上にパネルトップとなるキーボードパネル23が貼り付けられた構造である。本実施の形態において、入力装置12のサイズは、例えば10インチ以上に設定され、タブレット端末本体装置11のサイズとほぼ同サイズとなっている。
図1に示すタブレット端末本体装置11と入力装置12との裏面にはカバー(図示せず)が設けられている。これにより、タブレット端末装置1は、折りたたんで、タブレット端末本体装置11の表示面を入力装置12の上面に配置した状態、これとは逆に、入力装置12の裏面の上にタブレット端末本体装置11の裏面を配置した状態とすることができる。
なお、上記説明は、タブレット端末装置1の一例を示すものであり、タブレット端末装置1においてカバーを備えていることは必須ではない。例えば、入力装置12がタブレット端末本体装置11と抱き合うように設けられている構成であってもよい。
タッチパネル21は、キーボードパネル23に対するユーザのタッチ操作を検出するものであり、容量型に限定されず、従来周知のものを使用することができる。キー印刷シート22は、キーボードパネル23のキーを示す文字や図形を印刷したシート状のものである。キーボードパネル23は、ガラス、アクリルあるいはポリカーボネート等を素材として形成された薄い透明のパネルである。なお、キーボードパネル23にキーを示す文字や図形を直接印刷してもよく、この場合にはキー印刷シート22を省くことができる。
キーボードパネル23の上面には、図3に示すように、キー印刷シート22によって示される各キー位置(キートップ)に凹部31が形成されている。図3の(a)は、キーボードパネル23の上面のキー位置に形成された凹部31を示す平面図である。図3の(b)は、上記凹部31において、操作者に対する手前側の傾斜角度が奥側の傾斜角度よりも大きい場合の、図3の(a)におけるA−A線矢視断面図である。図3の(c)は、上記凹部31において、操作者に対する手前側の傾斜角度と奥側の傾斜角度とが同じ場合の、図3の(a)におけるA−A線矢視断面図である。
キーボードパネル23では、図3の(b)に示すように、平坦な上面のキー位置に凹部31が形成されているので、凹部31の周りに角部31aが生じている。また、凹部31の周囲の面から下方に傾斜した傾斜面は、操作者に対する手前側の傾斜面の傾斜角度θ1が奥側の傾斜面の傾斜角度θ2よりも大きくなっている。この傾斜角度θ1,θ2は、凹部31の周りの面に対しての、凹部31の内面における角部31aの真下の部分の傾斜角度である。なお、同図において、角部31aはθ1側のみに示し、θ2側には示していないが、θ2側においても角部31aが存在することは同様である。
本実施の形態では、凹部31において図3の(b)の構成を得るために、一例として、凹部31の最深部31bが、凹部31の操作者に対する手前側−奥側の方向(以下、単に前後方向と称する)の中心31cに対して、手前側(前側)に偏った位置となるように形成されている。
本実施の形態において、凹部31の最深部31bの深さdは、0.75±0.25mmとなっている。傾斜角度θ1は13〜23°であり、傾斜角度θ2は傾斜角度θ1よりも小さい角度となっている。
また、本実施の形態において、キーボードパネル23の左右方向のキーピッチは、図4に示すように設定されている。図4は、キーボードパネル23の左右方向のキーピッチを示す説明図である。なお、図4では、簡略化のため、キーボードパネル23におけるホームポジションの行のキーのみを示している。
図4において、L1は凹部31の直径(左右方向の幅)を示し、L2は一つのキーの領域(キー領域)の縦横の寸法を示し、左右方向のL3はキーピッチを示している。本実施の形態において、凹部31の直径L1は6〜13mm、望ましくは8〜11mmである。キー領域の寸法L2は15〜17mm、キーピッチL3は17〜19mmとなっている。なお、凹部31の直径は、例えばキーピッチにより上記の範囲において適宜設定すればよい。
なお、上記の凹部31の寸法のうち、凹部31の最深部31bの深さd、および凹部31の直径L1は、多数回の測定結果から、下記の(A)〜(C)の条件を満たす範囲として決定した。
(A)凹部31の上に指を置いたときに凹部31の位置が分かること。
(B)キーボードパネル23の上で指を滑らせても凹凸が気にならないこと。
(C)キーボードパネル23の上でタッチペンを滑らせても凹凸が気にならないこと。
上記の構成において、キーボードパネル23では、キー位置を示す凹部31は、図3の(b)に示すように、操作者に対する手前側の傾斜角度θ1が奥側の傾斜角度θ2よりも大きくなっている。したがって、入力装置12を使用するユーザは、凹部31の角部31aについて、触手(指でのタッチ)により、奥側の角部31aよりも手前側の角部31aをより明確に認識でき、凹部31の手前側の端部、すなわち凹部31によって示されるキー位置を明確に認識することができる。例えば、ユーザは、隣り合う奥側のキーと手前側のキーとを同時にタッチした場合に、傾斜角度θ1,θ2の違いにより、どのような位置をタッチしたかを容易に認識することができる。
これにより、ユーザは、入力装置12に対して入力操作をしたときに、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合、並びにキーのどの部分を押したのかを明確に認識でき、タッチすべき位置を容易に修正することができる。この結果、入力装置12を使用してキー入力操作を繰り返し行えば、学習効果によってブラインドタッチの上達が可能となる。
また、入力装置12は、機械的なキー機構を設けることなく、ブラインドタッチが可能なものであるから、機械音を生じない静かなフルキーボードやテンキーを実現したものとなっている。
また、凹部31は、入力装置12をタッチパネルとして使用する場合を考慮して、上記のように、深さが深すぎたり、凹部31の傾斜が大きすぎたりといったことがない構成となっている。したがって、入力装置12をタッチパネルとして使用する場合において、指やペンでの滑らかな操作を妨げないようになっている。
また、凹部31の最深部は、凹部31の手前側から奥側に向かう方向の中心に対して、手前側に位置しているので、操作者に対する手前側の傾斜面の傾斜角度が奥側の傾斜面の傾斜角度よりも大きくなる上記凹部31を容易に形成することができる。さらに、ユーザは、触手(指でのタッチ)により、凹部31の手前側の角部、すなわちキー位置をさらに明確に認識することができる。
なお、図3の(c)に示した構成では、凹部32の最深部32bの深さdは、0.75±0.25mm、傾斜角度θ1,θ2はともに13〜23°となっている。このような構成においても、凹部32の角部32aが明確になっているので、図3の(b)に示した構成よりも劣るものの、ユーザは、触手(指でのタッチ)により、凹部32すなわちキー位置を認識することができる。
なお、本実施の形態では、凹部31は、平面視において円形である場合について説明したが、平面視において上下方向を長軸とする長円形(短軸方向の幅が一定で、長軸方向の両端部が円弧状のもの(長軸方向において短軸方向の長さが均一の長円形))や、楕円形(長軸方向において短軸方向の長さが変化している長円形)、上下方向を長軸とし、手前側部分(下部)の短軸の長さが奥側部分(上部)の短軸の長さよりも長くなっているいわゆる卵形(長軸方向において短軸方向の長さが変化している長円形)であってもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。
本実施の形態の入力装置12は、平面視における凹部31の形状が、ホームポジションのキーとそれ以外のキーとで異なる構成となっている。
図5の(a)は、本実施の形態のキーボードパネル23の上面のホームポジションにおけるキー位置に形成された凹部31を示す平面図である。図5の(b)は、図5の(a)におけるB−B線矢視断面図、図5の(c)は、図5の(a)におけるC−C線矢視断面図である。
本実施の形態の入力装置12では、ホームポジションのキー位置の凹部31の形状は、例えば長円形(長軸方向において短軸方向の長さが均一の長円形)であり、ホームポジション以外のキー位置の凹部31の形状は例えば円形となっている。
なお、凹部31において、操作者に対する手前側の傾斜角度が奥側の傾斜角度よりも大きくなっている構成、傾斜角度θ1の範囲、並びに凹部31の最深部31bが凹部31の前後方向の中心31cに対して、手前側(前側)に偏った位置となっている構成等については、前述の実施の形態と同様である。
図6は、本実施の形態のキーボードパネル23のホームポジションにおける左右方向のキーピッチ、および凹部31のサイズを示す説明図である。本実施の形態において、凹部31の左右方向(短軸方向)の直径L1は6〜13mm、望ましくは8〜11mmである。キー領域の縦横の寸法L2は15〜17mm、横方向のキーピッチL3は17〜19mm、凹部31の長軸方向の直径L4は15〜17mmとなっている。
上記の構成において、本実施の形態のキーボードパネル23では、前記の実施の形態の場合と同様、凹部31における手前側の傾斜角度θ1が奥側の傾斜角度θ2よりも大きくなっているので、ユーザは、凹部31によって示されるキー位置を明確に認識することができる。したがって、入力装置12を使用してキー入力操作を繰り返し行えば、学習効果によってブラインドタッチの上達が可能となる。
また、ホームポジションのキー位置の凹部31がホームポジション以外のキー位置の凹部31とは異なる形状となっているので、ユーザは視覚的にも触覚的にも(ブラインドタッチによっても)、ホームポジションのキーを容易に判別することができる。特に、ホームポジションのキーの凹部31の形状が長円形となっているので、ユーザは、ホームポジションに指を配置し易くなっている。すなわち、入力の待機状態において、ユーザは、容易にかつ安定してホームポジションに指を配置することができる。
また、ホームポジションのキー位置の凹部31の形状は、図5の(a)に示した長円形に代えて、楕円形や、左右方向(短軸方向)の長さが奥側部分(上部)に対して手前側部分(下部)が長くなっている卵形であってもよい。
図7の(a)は、ホームポジションのキー位置に形成された凹部31が卵形である場合の平面図、図7の(b)は、図7の(a)におけるD−D線矢視断面図、図7の(c)は、図7の(a)におけるE−E線矢視断面図、図7の(d)は、図7の(a)におけるF−F線矢視断面図である。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。
本実施の形態の入力装置12は、平面視における凹部31の配置角度が、ホームポジションのキーとそれ以外のキーとで異なる構成となっている。具体的には、ホームポジションのキー位置に形成された長円形、楕円形あるいは卵形等の凹部31は、左手の指を配置するキー位置の凹部31の長軸方向および右手の指を配置するキー位置の凹部31の長軸方向が、それぞれ内側に傾斜している構成となっている。
図8の(a)および(b)には、上記構成の卵形の凹部31を示す。図8の(a)は、ホームポジションのA,S,D,Fキーの位置に卵形の凹部31が形成されている例を示す平面図、図8の(b)は、ホームポジションのJ,K,L,;キーの位置に卵形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。
上記の構成によれば、ユーザは、視覚的にも触覚的にも(ブラインドタッチによっても)、ホームポジションのキーを容易に判別することができる。特に、ホームポジションのキーの凹部の形状が上記長円形となっている場合、ユーザは、ホームポジションに指を配置し易くなっている。すなわち、入力の待機状態において、ユーザは、容易にかつ安定してホームポジションに指を配置することができる。その他の機能については、前述の実施の形態と同様である。
以上の実施の形態において、ホームポジションのキー位置に形成される凹部31とホームポジション以外のキー位置の凹部31の組み合わせの具体例について、図9から図13に示す。
図9は長円形の凹部31(ホームポジション)と円形の凹部31(ホームポジション以外)との組み合わせを示す。図9の(a)は、ホームポジションのキー位置に長円形の凹部31が形成されている例を示す平面図、図9の(b)は、ホームポジション以外のキー位置に円形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。
図10は、卵形の凹部31(ホームポジション)と円形の凹部31(ホームポジション以外)との組み合わせを示す。図10の(a)は、ホームポジションのキー位置に卵形の凹部31が形成されている例を示す平面図、図10の(b)は、ホームポジション以外のキー位置に円形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。
図11は、卵形の凹部31(ホームポジション)と長円形の凹部31(ホームポジション以外)との組み合わせを示す。図11の(a)は、ホームポジションのキー位置に卵形の凹部31が形成されている例を示す平面図、図11の(b)は、ホームポジション以外のキー位置に長円形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。
図12は、内側に傾斜した長円形の凹部31(ホームポジション)と円形または内側に傾斜していない長円形の凹部31(ホームポジション以外)との組み合わせを示す。図12の(a)は、ホームポジションのA,S,D,Fキーの位置に長円形の凹部31が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図12の(b)は、ホームポジションのJ,K,L,;キーの位置に長円形の凹部31が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図12の(c)は、ホームポジション以外のキー位置に円形の凹部31が形成されている例を示す平面図、図12の(d)は、ホームポジション以外のキー位置に長円形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。
図13は、内側に傾斜した卵形の凹部31(ホームポジション)と円形または内側に傾斜していない長円形の凹部31(ホームポジション以外)との組み合わせを示す。図13の(a)は、ホームポジションのA,S,D,Fキーの位置に卵形の凹部31が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図13の(b)は、ホームポジションのJ,K,L,;キーの位置に卵形の凹部31が内側に傾斜した状態で形成されている例を示す平面図、図13の(c)は、ホームポジション以外のキーの位置に円形の凹部31が形成されている例を示す平面図、図13の(d)は、ホームポジション以外のキーの位置に長円形の凹部31が形成されている例を示す平面図である。
また、ホームポジションのキー位置における凹部31は、図14に示す構成であってもよい。図14は、図1に示した入力装置12のホームポジションのキー位置における凹部31の他の例を示す説明図である。
図14に示す構成では、ホームポジションの各キー位置の平面視における凹部31の形状(形や大きさ)、形成位置および傾斜が異なっている。ホームポジションのそれら各キー位置の平面視における凹部31の相違は、例えば指先の大きさ、ホームポジションに手を配置した場合の左右の指の向き、および指先の位置等を考慮して設定されている。
図14に示した例では、左右の小指に対応するキー(Aキー、;キー)の凹部31は、卵形に形成され、長軸方向が外側に傾斜し、凹部31の中心がキー領域の中心に対して下方位置に設定されている。左右の中指および薬指に対応するキー(Sキー、Dキー、Kキー、Lキー)の凹部31は、長円形に形成され、長軸方向が内側に傾斜し、凹部31の中心がキー領域の中心に対して上方位置に設定されている。左右の人差し指に対応するキー(Fキー、Jキー)の凹部31は、長円形に形成され、長軸方向が中指および薬指に対応するキーよりも緩い角度で内側に傾斜し、凹部31の中心がキー領域の中心に対して下方位置に設定されている。すなわち、この例では、小指の自然な運動方向が、他の指の内側から外側への運動方向に対して、その逆である外側から内側への運動方向であることを勘案して、凹部31の傾斜等が設定されている。
上記のような構成では、指を凹部31に載置したときに受ける制約(窮屈感)が緩和されるので、より自然な形で指をキー位置(凹部31)に配置することができる。これにより、入力の待機状態において、より安定かつ楽な状態でホームポジションに指を配置することができる。
なお、入力装置12のキーボードパネル23の素材であるガラス、アクリルおよびポリカーボネート等は光を反射し易い。したがって、入力装置12を例えば蛍光灯照明の下で使用した場合に、蛍光灯の映り込みが生じ易くなる。
特に、本実施の形態の入力装置12のように、キー位置(キートップ)に凹部を形成した構成では、図15の(a)に示すように、キーボードパネル23の上面からの反射光の方向が均一ではないため、入力装置12を操作するユーザの目に多くの映り込み光が入射する。このため、キー位置の文字や記号が見難くなってしまう。そこで、このような問題を抑制する上では、凹部からの反射光が同じ方向となるように、図15の(b)に示すように、凹部は、底部が平坦な形状の凹部33とするのが好ましい。
また、入力装置12は、図2に示したように、タッチパネル21の上にキー印刷シート22およびキーボードパネル23を配置した構成としたが、さらに導光板を備え、キーボードモードでは、照明を点灯することによりキーを示す文字や符号、図形が現れるような構成であってもよい。このような構成では、入力装置12をタッチパネルモードに切り替えてタッチパネルとして使用する場合に、キー位置(キートップ)には、文字や符号、図形など、何も表示されないので、操作の邪魔にならない。
なお、以上の実施の形態では、キーボードパネル23が入力装置12に組み込まれている場合について説明した。しかしながら、キーボードパネル23は、それ単体からなる構成として設け、他のタッチパネル上に配置して使用される構成としてもよい。この場合、他のタッチパネルとキーボードパネル23とにより、上述した入力装置12と同様の機能を得ることができる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係るキーボードパネルは、タッチパネルの上に配置されて前記タッチパネルと共に入力装置を構成するキーボードパネルにおいて、上面のキー入力が行われるキー位置に凹部が形成され、前記凹部における、前記凹部の周囲の面から下方に傾斜した傾斜面は、操作者に対する手前側の前記傾斜面の傾斜角度が奥側の前記傾斜面の傾斜角度よりも大きくなっている構成である。
上記の構成によれば、キーボードパネルを使用するユーザは、凹部の角部(凹部の周囲の面と傾斜面との境界部の角部)について、触手(指でのタッチ)により、奥側の角部よりも手前側の角部をより明確に認識でき、凹部の手前側の端部、すなわち凹部によって示されるキー位置を明確に認識することができる。例えば、ユーザは、隣り合う奥側のキーと手前側のキーとを同時にタッチした場合に、各傾斜面の傾斜角度の違いにより、どのような位置をタッチしたかを容易に認識することができる。
これにより、ユーザは、キーボードパネルに対して入力操作をしたときに、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合、並びにキーのどの部分を押したのかを明確に認識でき、タッチすべき位置を容易に修正することができる。この結果、キーボードパネルを使用してキー入力操作を繰り返し行えば、学習効果によってブラインドタッチの上達が可能となる。
上記のキーボードパネルにおいて、前記凹部の最深部は、前記凹部の前記手前側から前記奥側に向かう方向の中心に対して、前記手前側に位置している構成としてもよい。
上記の構成によれば、操作者に対する手前側の傾斜面の傾斜角度が奥側の傾斜面の傾斜角度よりも大きくなる上記凹部を容易に形成することができる。また、凹部の最深部は、凹部の手前側から奥側に向かう方向の中心に対して、手前側に位置しているので、ユーザは、触手(指でのタッチ)により、手前側の角部、すなわちキー位置をさらに明確に認識することができる。
上記のキーボードパネルにおいて、平面視における前記凹部の形状と前記凹部の配置角度との少なくとも一方は、ホームポジションキーと前記ホームポジションキー以外のキーとで異なる構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザは、視覚的にも触覚的にも(ブラインドタッチによっても)、ホームポジションのキーを容易に判別することができる。特に、ホームポジションのキーの凹部の形状が上記長円形となっている場合、ユーザは、ホームポジションに指を配置し易くなっている。すなわち、入力の待機状態において、ユーザは、容易にかつ安定してホームポジションに指を配置することができる。
上記のキーボードパネルにおいて、前記凹部は、円形、長軸方向において短軸方向の長さが均一の長円形、または長軸方向において短軸方向の長さが変化している長円形のうちのいずれかである構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えばキーボードパネルのサイズに応じて、凹部の形状として、円形、長軸方向において短軸方向の長さが均一の長円形、または長軸方向において短軸方向の長さが変化している長円形(例えば、楕円形や卵形)のうちから適宜選択して設定することができる。
本発明の一態様の入力装置は、タッチパネルと、前記タッチパネルの上に設けられた、上記のいずれかのキーボードパネルとを備えている構成である。
上記の構成によれば、入力装置を使用するユーザは、凹部の角部(凹部の周囲の面と傾斜面との境界部の角部)について、触手(指でのタッチ)により、奥側の角部よりも手前側の角部をより明確に認識でき、凹部の手前側の端部、すなわち凹部によって示されるキー位置を明確に認識することができる。例えば、ユーザは、隣り合う奥側のキーと手前側のキーとを同時にタッチした場合に、各傾斜面の傾斜角度の違いにより、どのような位置をタッチしたかを容易に認識することができる。
これにより、ユーザは、入力装置に対して入力操作をしたときに、キーに対して正しく入力操作できた場合と失敗した場合、並びにキーのどの部分を押したのかを明確に認識でき、タッチすべき位置を容易に修正することができる。この結果、キーボードパネルを使用してキー入力操作を繰り返し行えば、学習効果によってブラインドタッチの上達が可能となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 タブレット端末装置
11 タブレット端末本体装置
12 入力装置
21 タッチパネル
22 キー印刷シート
23 キーボードパネル
31 凹部
31a 角部
31b 最深部
31c 前後方向の中心
θ1,θ2 傾斜角度

Claims (5)

  1. タッチパネルの上に配置されて前記タッチパネルと共に入力装置を構成するキーボードパネルにおいて、
    上面のキー入力が行われるキー位置に凹部が形成され、
    前記凹部における、前記凹部の周囲の面から下方に傾斜した傾斜面は、操作者に対する手前側の前記傾斜面の傾斜角度が奥側の前記傾斜面の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とするキーボードパネル。
  2. 前記凹部の最深部は、前記凹部の前記手前側から前記奥側に向かう方向の中心に対して、前記手前側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のキーボードパネル。
  3. 平面視における前記凹部の形状と前記凹部の配置角度との少なくとも一方は、ホームポジションキーと前記ホームポジションキー以外のキーとで異なることを特徴とする請求項1または2に記載のキーボードパネル。
  4. 平面視における前記凹部の形状は、円形、長軸方向において短軸方向の長さが均一の長円形、または長軸方向において短軸方向の長さが変化している長円形のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のキーボードパネル。
  5. タッチパネルと、前記タッチパネルの上に設けられた、請求項1から4のいずれか1項に記載のキーボードパネルとを備えていることを特徴とする入力装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001374A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社デンソー 車両用入力装置
JP2017027148A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法

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