JP2014093760A - 画像符号化装置、画像復号装置、及び画像符号化方法、画像復号方法 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号装置、及び画像符号化方法、画像復号方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像の低ビットレート符号化の手法として有効ビット深度の削減を行なう際に、演算量増大を伴わずに選択的に有効ビット深度削減を行ない有効ビット深度削減によるグラデーション領域での主観画質低下を防いだ画像符号化装置等を得る。
【解決手段】イントラ予測モード判定部12から出力される最適イントラ予測モード番号M1に基づいてグラデーション領域判定を実施するグラデーション領域判定部13と、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1に基づいて適応的に有効ビット深度削減を行なう、原画像ビット深度削減部14及び予測画像ビット深度削減部15とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、有効ビット深度を削減して映像を圧縮符号化して伝送できる画像符号化装置、画像復号装置等に関する。
映像情報の圧縮伝送は様々な場面で使われており、特に東日本大震災以降、映像による災害情報伝達の重要性が認識されている。激甚災害時には使用可能な伝送帯域の制限や電力不足が起こる可能性があるため、このような状況では映像を低ビットレートかつ低消費電力で伝送することが求められる。
低ビットレートで映像を伝送する手段として、下記非特許文献1に記載のHEVC(High Efficiency Video Coding)を用いれば、下記非特許文献2に記載の符号化方式H.264/AVCと比較して約1/2のビットレートで伝送することが可能である。
さらに、低ビットレートに特化した場合の圧縮効率を高める手法の一つとして、ビット深度削減がある。これは、有効ビット深度を削減することにより伝送すべき情報量を削減して圧縮効率を高める手法である。例えば、下記特許文献1には、書画画像等の低階調でよい画像を伝送する際に、発生情報量に応じて画素値の有効ビット深度を少なくすることで、画質をあまり損なうことなく発生符号量を削減するための技術が開示されている。
一方、自然画に対して有効ビット深度削減を行なうと、主観画質の低下を招く場合がある。例えば、グラデーションのように画素値が徐々に変化するような場合、下位ビットを削減することによって本来徐々に変化していた画素値が階段状に変化するようになり、擬似輪郭が見えてしまうという問題が起こる。
下記特許文献2には、視覚特性に基づいて注視領域を抽出し、注視領域でない領域においてビット深度を削減することで、注視領域の階調感を損なうことなくビット深度を削減するための技術が開示されている。
特許第3382292号 特開2011−41190号公報
Benjamin Bross著、"High efficiency video coding(HEVC) text specification draft8"、JCTVC-J1003_d7、Joint Collaborative Team on Video Coding(JCT-VC) of ITU-T SG16 WP3 and ISO/IEC JTC1/SC29/WG11、10th Meeting:Stockholm、SE、11-20 July 2012 "Advanced video coding for generic audiovisual services"、ITU-T Recommendation H.264、International Telecommunication Union、June 2011
特許文献2に開示されている方法を実施するには、追加機能の実装が必要になるため、回路規模の増加を招いてしまい、実装に必要な回路規模を確保できない可能性がある。また、処理量が増加するため消費電力の増加を招いてしまい、映像を低消費電力で伝送することが必要な状況において処理を実行できないという課題があった。
この発明は、映像の低ビットレート符号化の手法として有効ビット深度の削減を行なう際に、符号化装置の演算量増大を伴わずに選択的に有効ビット深度削減を行なうことで、有効ビット深度削減によるグラデーション領域での主観画質低下を防ぐことのできる画像符号化装置、およびこの画像符号化装置の出力する符号化ストリームを復号して復号画像を出力する画像復号装置等を得ることを目的とする。
この発明は、入力画像からイントラ予測モードとして用意されている各モードの予測コストの最小となる最適イントラ予測モード番号及び最小イントラ予測コストを求めるイントラ予測モード判定部と、前記最適イントラ予測モード番号及び最小イントラ予測コストに基づき、入力画像の符号化対象予測ブロックのグラデーション領域判定をしてグラデーション領域判定フラグを出力するグラデーション領域判定部と、前記グラデーション領域判定フラグに基づいて入力画像に対して有効ビット深度を削減し予測ブロック原画像を出力する原画像ビット深度削減部と、前記グラデーション領域判定フラグに基づいて予測ブロック予測画像に対して有効ビット深度を削減し予測ブロック予測画像を出力する予測画像ビット深度削減部と、前記予測ブロック原画像と予測ブロック予測画像の差分画像を量子化する量子化部と、量子化した信号および前記グラデーション領域判定フラグを基に符号化を実施して前記グラデーション領域判定フラグの情報を含んだ符号化ストリームを生成する符号化部と、を備えたことを特徴とする画像符号化装置等にある。
また、前記画像符号化装置から出力された符号化ストリームを復号して復号画像を出力する画像復号装置であって、前記符号化ストリームに基づいて画像符号化装置においてビット深度削減処理が実施されたか否かを判定するビット深度削減実施有無判定部と、予測画像に対して、前記判定結果に基づいて前記画像符号化装置の前記予測画像ビット深度削減部が予測画像に対して実施した処理と同一の処理を実施して復号画像を出力する復号部と、を備えたことを特徴とする画像復号装置等にある。
この発明では、映像の低ビットレート符号化の手法として有効ビット深度の削減を行なう際に、符号化装置の演算量増大を伴わずに選択的に有効ビット深度削減を行なうことで、有効ビット深度削減によるグラデーション領域での主観画質低下を防ぐことができ、また上記のように符号化された画像を復号することができる。
この発明の実施の形態1に係る画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の画像符号化のイメージ図である。 HEVCのPlanar予測を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るイントラ予測モード判定部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るグラデーション領域判定部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る原画像ビット深度削減部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る予測画像ビット深度削減部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る符号量制御部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る符号化部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る画像復号装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る復号部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係るイントラ予測モード判定部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るグラデーション領域判定部の処理の一例を示す動作フローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る画像復号装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係るビット深度削減実施有無判定部の処理の一例を示す動作フローチャートである。
この発明の画像符号化装置によれば、イントラPlanar予測が有利な領域をグラデーション領域と判断して有効ビット深度削減を実施しないため、有効ビット深度削減によるグラデーション領域の主観画質低下を防ぐことができる。
また、通常の符号化処理における予測モード判定処理の過程で得られるパラメータを用いて有効ビット深度削減の実施有無を選択するので、画像符号化装置において有効ビット深度削減の実施有無を適応化(領域の状態に従って実施)するための演算量増大を伴わず、回路規模や消費電力を増加させることなく、有効ビット深度削減の実施有無の判定をすることが可能である。
以下、この発明による画像符号化装置、画像符号化装置等を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像符号化装置を示す構成図である。画像符号化装置ECにおいて、入力画像フレームメモリ11は、画像符号化装置への入力画像IP1を格納するメモリである。
イントラ予測モード判定部12は、イントラ予測モードとして用意されている各モードの予測コストを算出し、予測コストが最小となる最適イントラ予測モード番号M1をグラデーション領域判定部13及びイントラ予測部16に出力し、さらに最小イントラ予測コストCMIN1をグラデーション領域判定部13に出力する。
図2はこの発明の画像符号化のイメージ図である。イントラPlanar予測が有利でない領域は有効ビット深度削減を行って符号化を行う。イントラPlanar予測コストが小さい場合には、グラデーション領域と見なし、有効ビット深度削減を行わずに符号化を行う。
図3はHEVCのPlanar予測を図示したものである。HEVCにおけるPlanar予測は、次式のように定義される。
predSamples[x][y]
=((nS-1-x)*p[-1][y]+(x+1)*p[nS][-1]+(nS-1-y)*p[x][-1]
+(y+1)*p[-1][nS]+nS)>>(log2(nS)+1)
但し、
predSamples[x][y]:位置(x、 y)の予測画素値
nS:予測ブロックサイズ
p[x][y]:予測ブロックに隣接する位置(x、 y)の復号画素値
である。
図3において、周囲4点を用いた補間処理により予測画素を生成する。
グラデーション領域判定部13は、イントラ予測モード判定部12から出力された最適イントラ予測モード番号M1及び最小イントラ予測コストCMIN1に基づいて、グラデーション領域判定フラグGRF1を原画像ビット深度削減部14、予測画像ビット深度削減部15、符号量制御部22、符号化部27に出力する。
原画像ビット深度削減部14は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1に基づいて、入力画像フレームメモリ11に格納された入力画像IP1に対して有効ビット深度を削減し、予測ブロック原画像OP1として減算器21に出力する。
予測画像ビット深度削減部15は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1に基づいて、切換スイッチ20から出力された予測ブロック予測画像RP1に対して有効ビット深度を削減し、予測ブロック予測画像RP2として減算器21及び加算器25に出力する。
イントラ予測部16は、イントラ予測モード判定部12から出力された最適イントラ予測モード番号M1に従い、参照画像メモリ19に格納された参照画像を使用してイントラ予測による予測画像を生成し、その予測画像を切換スイッチ20に出力する。
動き探索部17は、入力画像フレームメモリ11に格納された参照フレームに対して動き探索を実施し、動き探索により取得した動きベクトルMV1を動き補償部18に出力する。
動き補償部18は、参照画像メモリ19に格納された参照画像のうち、動きベクトルMV1により指定される参照画像を使用して動き補償処理を実施することで予測画像を生成し、その予測画像を切換スイッチ20に出力する。
参照画像メモリ19は、イントラ予測部16及び動き補償部18における予測画像の生成に使用する参照画像を格納するメモリである。切換スイッチ20は、イントラ予測部16から出力された予測画像又は動き補償部18から出力された予測画像を選択して予測画像ビット深度削減部15に出力するスイッチである。
減算器21は、原画像ビット深度削減部14から出力された予測ブロック原画像OP1と予測画像ビット深度削減部15から出力された予測ブロック予測画像RP2との差分を求め、その差分画像DP1をDCT量子化部23に出力する。
符号量制御部22は、符号化部27から出力された発生符号量R1に基づいて予測ブロックの量子化スケールを決定し、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1に基づいて前記量子化スケールを補正して量子化スケールQS1としてDCT量子化部23に出力する。
DCT量子化部23は、減算器21から出力された差分画像DP1に対して離散コサイン変換(DCT)を実施し、符号量制御部22から出力された量子化スケールQS1に従い量子化を実施することにより得られたDCT係数COEF1を逆DCT逆量子化部24、符号化部27に出力する。
逆DCT逆量子化部24は、DCT量子化部23から出力されたDCT係数COEF1に対して逆量子化、逆DCTを実施して取得した差分画像DP2を加算器25に出力する。加算器25は、予測画像ビット深度削減部15から出力された予測ブロック予測画像RP2に逆DCT逆量子化部24から出力された差分画像DP2を加算して得られた局部復号画像LP1を、参照画像メモリ19へ出力する。
ループフィルタ設計部26は、入力画像フレームメモリ11から出力された入力画像IP1、及び原画像ビット深度削減部14から出力された予測ブロック原画像OP1に基づいてループフィルタパラメータLPF1を算出し、符号化部27に出力する。
ループフィルタとは、復号時に予測画像、復号画像に対して、それらを原画像に近づける目的で適用するフィルタであり、デブロッキングフィルタ、画素適応オフセットフィルタ(SAO: Sample Adaptive Offset)、適応ループフィルタ(ALF: Adaptive Loop Filter)などがある。このうち、SAO、ALFについては、画像符号化装置が自由に設計することができる。ループフィルタ設計部26がループフィルタを設計する単位はフレーム単位、ブロック単位など自由であり、また、グラデーション領域に特化したループフィルタを設計してもよい。
符号化部27は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1、符号量制御部22から出力された量子化スケールQS1、DCT量子化部23から出力されたDCT係数COEF1、ループフィルタ設計部26から出力されたループフィルタパラメータLPF1を基に可変長符号化を実施して符号化ストリームCSを生成しそのストリームを出力し、発生符号量R1を符号量制御部22に出力する。
<イントラ予測モード判定部12の動作>
次に、イントラ予測モード判定部12の動作を説明する。
図4は、実施の形態1に係るイントラ予測モード判定部12の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
イントラ予測モード判定部12は、イントラ予測モード番号K1をK1=0、最適予測モード番号M1をM1=0、最小予測コストCMIN1を十分大きい値として初期化する(ステップS00)
イントラ予測モード番号K1が全イントラ予測モード数N1に等しくない場合(ステップS05:NO)、イントラ予測モード判定部12は、イントラ予測モード番号K1に対応するイントラ予測モードの予測コストC1を算出する(ステップS01)。
イントラ予測モード判定部12は、ステップS01で算出した予測コストC1が最小予測コストCMIN1を下回るか否かを判定する(ステップS02)
イントラ予測モード判定部12は、ステップS01で算出した予測コストC1が最小予測コストCMIN1を下回る場合(ステップS02:YES)、最小予測コストCMIN1をCMIN1=C1と更新し、最適イントラ予測モード番号M1をM1=K1と更新する(ステップS03)。
イントラ予測モード判定部12は、イントラ予測モード番号K1をインクリメントする(ステップS04)。
イントラ予測モード判定部12は、イントラ予測モード番号K1が、全イントラ予測モード数N1に等しいか否かを判定する(ステップS05)。
イントラ予測モード番号K1が全イントラ予測モード数N1に等しい場合(ステップS04:YES)、イントラ予測モード判定部12は、最適イントラ予測モード番号M1をグラデーション領域判定部13、イントラ予測部16に出力し、最小イントラ予測コストCMIN1をグラデーション領域判定部13に出力する(ステップS06)。
<グラデーション領域判定部13の動作>
次に、グラデーション領域判定部13の動作を説明する。
図5は、実施の形態1に係るグラデーション領域判定部13の処理の流れの一例を示すフローチャートである、
グラデーション領域判定部13は、イントラ予測モード判定部12から出力された最適イントラ予測モード番号M1がイントラPlanar予測を示すか否かを判定する(ステップS10)
イントラ予測モード判定部12から出力された最適イントラ予測モード番号M1がイントラPlanar予測を示す場合(ステップS10:YES)、グラデーション領域判定部13は、イントラ予測モード判定部12から出力された最小イントラ予測コストCMIN1が閾値Th0以下であるか否かを判定する(ステップS11)。
イントラ予測モード判定部12から出力された最小イントラ予測コストCMIN1がTh0以下である場合(ステップS11:YES)、グラデーション領域判定部13は、グラデーション領域判定フラグGRF1をGRF1=ONとして原画像ビット深度削減部14、予測画像ビット深度削減部15、符号量制御部22、符号化部27に出力する(ステップS12)。
イントラ予測モード判定部12から出力された最適イントラ予測モード番号M1がイントラPlanar予測を示していない場合(ステップS10:NO)、およびイントラ予測モード判定部12から出力された最小イントラ予測コストCMIN1が閾値Th0を超える場合(ステップS11:NO)、グラデーション領域判定部13は、グラデーション領域判定フラグGRF1をGRF1=OFFとして原画像ビット深度削減部14、予測画像ビット深度削減部15、符号量制御部22、符号化部27に出力する(ステップS13)。
<原画像ビット深度削減部14の動作>
次に、原画像ビット深度削減部14の動作について説明する。
図6は、実施の形態1に係る原画像ビット深度削減部14の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
原画像ビット深度削減部14は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONか否かを判定する(ステップS20)。
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONの場合(ステップS20:YES)、原画像ビット深度削減部14は、入力画像フレームメモリ11から出力された入力画像IP1を、予測ブロック原画像OP1として減算器21に出力する(ステップS21)
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がOFFの場合(ステップS20:NO)、原画像ビット深度削減部14は、入力画像フレームメモリ11から出力された入力画像IP1に対して有効ビット深度削減を実施して生成した画像を、予測ブロックの原画像OP1として減算器21に出力する(ステップS22)
<予測画像ビット深度削減部15の動作>
次に、予測画像ビット深度削減部15の動作について説明する。
図7は、実施の形態1に係る予測画像ビット深度削減部15の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
予測画像ビット深度削減部15は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONであるか否かを判定する(ステップS30)。
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONの場合(ステップS30:YES)、予測画像ビット深度削減部15は、切換スイッチ20から出力された予測画像RP1を、予測ブロックの予測画像RP2として減算器に出力する(ステップS31)
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域フラグGRF1がOFFの場合(ステップS30:NO)、予測画像ビット深度削減部15は、切換スイッチ20から出力された予測ブロックの予測画像RP1に対して有効ビット深度削減を実施して生成した画像を、予測ブロックの予測画像RP2として減算器21に出力する(ステップS32)
<符号量制御部22の動作>
次に、符号量制御部22の動作について説明する。
図8は、実施の形態1に係る符号量制御部22の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号量制御部22は、符号化部27から出力された発生符号量R1に基づいて予測ブロックの量子化スケールを決定する(ステップS40)
符号量制御部22は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONであるか否かを判定する(ステップS41)。
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONである場合(ステップS41:YES)、符号量制御部22は、予測ブロックに災害による炎や煙によるグラデーションがあると判断し、グラデーション領域判定フラグがONである予測ブロックやその周囲の予測ブロックにおいて、ステップS40で決定した量子化スケールを小さく補正して、DCT量子化部23に出力する(ステップS42)。
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がOFFである場合(ステップS41:NO)、符号量制御部22は、原画像ビット深度削減部14、及び予測画像ビット深度削減部15において削減されたビット数を考慮し、ステップS40で決定した量子化スケールを大きく補正して、DCT量子化部23に出力する(ステップS43)。
<符号化部27の動作>
次に、符号化部27の動作について説明する。
図9は、実施の形態1に係る符号化部27の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号化部27は、グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONであるか否かを判定する(ステップS50)。
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がONである場合(ステップS50:YES)、符号量制御部22から出力された量子化スケールQS1、DCT量子化部23から出力されたDCT係数COEF1、ループフィルタ設計部26から出力されたループフィルタパラメータLPF1を基にして可変長符号化を実施し、グラデーション領域判定フラグGRF1がONであるという情報を含んだ符号化ストリームCSを生成し、そのストリームを出力する(ステップS51)。
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1がOFFである場合(ステップS50:NO)、符号量制御部22から出力された量子化スケールQS1、DCT量子化部23から出力されたDCT係数COEF1、ループフィルタ設計部26から出力されたループフィルタパラメータLPF1を基にして可変長符号化を実施し、グラデーション領域判定フラグGRF1がOFFであるという情報を含んだ符号化ストリームCSを生成し、そのストリームを出力する(ステップS52)。
符号化部27は、発生符号量R1を符号量制御部22に出力する(ステップS53)。
図10はこの発明の実施の形態1に係る画像復号装置を示す構成図である。画像復号装置DCにおいて、ビット深度削減実施有無判定部100は、入力された符号化ストリームCSからビット深度削減実施フラグBRF1がONかOFFかを示す情報を取得し、ビット深度削減実施フラグBRF1を復号部101に出力する。
復号部101は、ビット深度削減実施有無判定部100から出力されたビット深度削減実施フラグBRF1に基づいて、復号の過程で生成する予測画像に対して有効ビット深度補正を実施して復号画像DEP1を生成し出力する。
すなわち予測画像に対して、判定結果に基づいて図1の画像符号化装置の原画像ビット深度削減部14及び予測画像ビット深度削減部15が予測画像に対して実施した処理と同一の処理を実施して復号画像DEP1を出力する。
平滑化フィルタ部102は、復号部101から出力された復号画像DEP1に対して、ビット深度削減処理により画素値変化が階段状になっている状態を滑らかにする処理を実施して出力画像OUPを出力する。
<復号部101の動作>
次に、復号部101の動作について説明する。
図11は、実装の形態1に係る復号部101の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
復号部101は、ビット深度削減実施有無判定部100から出力されたビット深度削減実施フラグBRF1がONであるか否かを判定する(ステップS100)。
ビット深度削減実施有無判定部100から出力されたビット深度削減実施フラグBRF1がONである場合(ステップS100:YES)、復号部101は、復号の過程で生成する予測画像に対して有効ビット深度補正を実施して復号画像を生成し復号画像DEP1として出力する(ステップS101)
ビット深度削減実施有無判定部100から出力されたビット深度削減実施フラグBRF1がOFFである場合(ステップS100:NO)、復号部101は、通常の復号処理を実施して復号画像を生成し復号画像DEP1として出力する(ステップS102)
以上のように、この実施の形態1によれば、画像符号化装置ECは、
イントラ予測モード判定部12から出力される最適イントラ予測モード番号M1に基づいてグラデーション領域判定を実施するグラデーション領域判定部13と、
グラデーション領域判定部13から出力されたグラデーション領域判定フラグGRF1に基づいて適応的に有効ビット深度削減を行なう原画像ビット深度削減部14及び予測画像ビット深度削減部15と、
グラデーション領域判定フラグGRF1のON/OFF情報を含んだ符号化ストリームCSを生成する符号化部27を備えている。
画像復号装置DCでは、符号化ストリーム中からビット深度削減実施フラグBRF1を取得するビット深度削減実施有無判定部100と、ビット深度削減実施有無判定部100から出力されたビット深度削減実施フラグBRF1に基づいて、復号の過程で生成する予測画像の有効ビット深度を補正する復号部101を備えている。
これにより、通常の符号化処理における予測モード判定処理の過程で得られるパラメータを用いて有効ビット深度削減の実施有無を選択するようにしたことで、画像符号化装置において有効ビット深度削減の実施有無を適応化するための回路規模や消費電力の増大を抑えつつ、有効ビット深度削減による主観画質低下の防止と低ビットレートにおける高効率な映像符号化が両立できる効果が得られる。
実施の形態2.
図12はこの発明の実施の形態2に係る画像符号化装置を示す構成図である。図1と対応する部分には符号にaを付加し、また重複する動作説明は省略する。
画像符号化装置ECにおいて、イントラ予測モード判定部12aはイントラ予測モードとして用意されている各モードの予測コストを算出し、予測コストが最小となる最適イントラ予測モード番号M11をグラデーション領域判定部13a、及びイントラ予測部16aに出力し、最小イントラ予測コストCMIN11をグラデーション領域判定部13a、及びイントラ・インター判定部31に出力する。
グラデーション領域判定部13aは、イントラ予測モード判定部12aから出力された最適イントラ予測モード番号M11、及び最小イントラ予測コストCMIN11、イントラ・インター判定部31から出力されたイントラ・インター判定結果MODE11に基づいて、グラデーション領域判定フラグGRF11を原画像ビット深度削減部14a、予測画像ビット深度削減部15a、符号量制御部22aに出力する。
動き探索部17aは、入力画像フレームメモリ11に格納された参照フレームに対して動き探索を実施して取得した動きベクトルMV11を動き補償部18aに出力し、動き探索の過程で得た最小インター予測コストDMIN11をイントラ・インター判定部31に出力する。
可変長符号化部27aは、イントラ予測モード判定部12aから出力された最適イントラ予測モード番号M11、イントラ・インター判定部31から出力されたイントラ・インター判定結果MODE11、符号量制御部22aから出力された量子化スケールQS11、DCT量子化部23aから出力されたDCT係数COEF11、ループフィルタ設計部26aから出力されたループフィルタパラメータLPF11を基に可変長符号化を実施して符号化ストリームCSを生成しそのストリームを出力し、発生符号量R11を符号量制御部22aに出力する。
符号化部27aは、イントラまたはインターを示す予測モード、イントラ予測モードの情報も含んだ符号化ストリームCSを生成する。
イントラ・インター判定部31は、イントラ予測モード判定部12aから出力された最小イントラ予測コストCMIN11、及び動き探索部17aから出力された最小インター予測コストDMIN11に基づいてイントラ・インター判定を実施し、イントラ・インター判定結果MODE11をグラデーション領域判定部13a、及び可変長符号化部27aに出力する。
<イントラ予測モード判定部12aの動作>
次に、イントラ予測モード判定部12aの動作について説明する。
図13は、実施の形態2に係るイントラ予測モード判定部12aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
イントラ予測モード判定部12aは、イントラ予測モード番号K11をK11=0、最適予測モード番号M11をM11=0、最小予測コストCMIN11を十分大きい値として初期化する(ステップS200)
イントラ予測モード番号K11が全イントラ予測モード数N11に等しくない場合(ステップS205:NO)、イントラ予測モード判定部12aは、イントラ予測モード番号K11に対応するイントラ予測モードの予測コストC11を算出する(ステップS201)。
イントラ予測モード判定部12aは、ステップS201で算出した予測コストC11が最小予測コストCMIN11を下回るか否かを判定する(ステップS202)
イントラ予測モード判定部12aは、ステップS201で算出した予測コストC11が最小予測コストCMIN11を下回る場合(ステップS202:YES)、最小予測コストCMIN11をCMIN11=C11と更新し、最適イントラ予測モード番号M11をM11=K11と更新する(ステップS203)。
イントラ予測モード判定部12aは、イントラ予測モード番号K11をインクリメントする(ステップS204)。
イントラ予測モード判定部12aは、イントラ予測モード番号K11が、全イントラ予測モード数N11に等しいか否かを判定する(ステップS205)。
イントラ予測モード番号K11が全イントラ予測モード数N11に等しい場合(ステップS205:YES)、イントラ予測モード判定部12aは、最適イントラ予測モード番号M11をグラデーション領域判定部13a、イントラ予測部16a、可変長符号化部27aに出力し、最小イントラ予測コストCMIN11をグラデーション領域判定部13a、イントラ・インター判定部31に出力する(ステップS206)。
<グラデーション領域判定部13aの動作>
次に、グラデーション領域判定部13aの動作を説明する。
図14は、実施の形態2に係るグラデーション領域判定部13aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
グラデーション領域判定部13aは、イントラ・インター判定部31から出力されたイントラ・インター判定結果MODE11がイントラであるか否かを判定する(ステップS210)。
イントラ・インター判定部31から出力されたイントラ・インター判定結果MODE11がイントラである場合(ステップS210:YES)、グラデーション領域判定部13aは、イントラ予測モード判定部12aから出力された最適イントラ予測モード番号M11がイントラPlanar予測を示すか否かを判定する(ステップS211)
イントラ予測モード判定部12aから出力された最適イントラ予測モード番号M11がイントラPlanar予測を示す場合(ステップS211:YES)、グラデーション領域判定部13aは、イントラ予測モード判定部12aから出力された最小イントラ予測コストCMIN11が閾値Th1以下であるか否かを判定する(ステップS212)。
イントラ予測モード判定部12aから出力された最小イントラ予測コストCMIN11がTh1以下である場合(ステップS212:YES)、グラデーション領域判定部13aは、グラデーション領域判定フラグGRF11をGRF11=ONとして原画像ビット深度削減部14a、予測画像ビット深度削減部15a、符号量制御部22aに出力する(ステップS213)。
イントラ・インター判定部31から出力されたイントラ・インター判定結果MODE11がイントラでない場合(ステップS210:NO)、またはイントラ予測モード判定部12aから出力された最適イントラ予測モード番号M11がイントラPlanar予測を示していない場合(ステップS211:NO)、またはイントラ予測モード判定部12aから出力された最小イントラ予測コストCMIN11が閾値Th1を超える場合(ステップS212:NO)、グラデーション領域判定部13aは、グラデーション領域判定フラグGRF11をGRF11=OFFとして原画像ビット深度削減部14a、予測画像ビット深度削減部15a、符号量制御部22aに出力する(ステップS214)。
図15はこの発明の実施の形態2に係る画像復号装置を示す構成図である。図10と対応する部分には符号にaを付加し、また重複する動作説明は省略する。画像復号装置DCにおいて、ビット深度削減実施有無判定部100aは、入力された符号化ストリームCSから得られる予測モード(イントラ・インター判定結果MODE11)、及び最適イントラ予測モード番号M11に基づいてビット深度削減実施フラグBRF11を作成し、復号部101aに出力する。
復号部101aは、予測画像に対して、判定結果に基づいて図12の画像符号化装置の原画像ビット深度削減部14a及び予測画像ビット深度削減部15aが予測画像に対して実施した処理と同一の処理を実施して復号画像DEP11を出力する。
<ビット深度削減実施有無判定部100a>
次に、ビット深度削減実施有無判定部100aの動作について説明する。
図16は、実施の形態2に係るビット深度削減実施有無判定部100aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ビット深度削減実施有無判定部100aは、符号化ストリームCSから得られる予測モードMODE11(すなわちイントラ・インター判定結果MODE11)がイントラであるか否かを判定する(ステップS300)。
予測モードMODE11がイントラである場合(ステップS300:YES)、ビット深度削減実施有無判定部100aは、符号化ストリームCSから得られる最適イントラ予測モード番号M11がイントラPlanar予測を示すか否かを判定する(ステップS301)。
最適イントラ予測モード番号M11がイントラPlanar予測を示す場合(ステップS301:YES)、ビット深度削減実施有無判定部100aは、ビット深度削減実施フラグBRF11をBRF11=ONとして復号部101aに出力する(ステップS302)。
予測モードMODE11がイントラでない場合(ステップS300:NO)、または最適イントラ予測モード番号M11がイントラPlanar予測を示していない場合(ステップS301:NO)、ビット深度削減実施有無判定部100aは、ビット深度削減実施フラグBRF11をBRF11=OFFとして復号部101aに出力する(ステップS303)。
以上のように、この実施の形態2によれば、画像符号化装置ECは、イントラ予測モード判定部12aから出力される最適イントラ予測モード番号M11、及びイントラ・インター判定部31から出力されるイントラ・インター判定結果MODE11に基づいてグラデーション領域判定を実施するグラデーション領域判定部13aと、グラデーション領域判定部13aから出力されたグラデーション領域判定フラグGRF11に基づいて適応的に有効ビット深度削減を行なう原画像ビット深度削減部14a及び予測画像ビット深度削減部15aと、予測モード(イントラ・インター判定結果MODE11)及び最適イントラ予測モード番号M11を含んだ符号化ストリームCSを生成する符号化部27aを備えている。
画像復号装置DCでは、符号化ストリームから得られる予測モード(イントラ・インター判定結果MODE11)及び最適イントラ予測モード番号M11に基づいてビット深度削減実施フラグBRF1を出力するビット深度削減実施有無判定部100aと、ビット深度削減実施有無判定部100aから出力されたビット深度削減実施フラグBRF1に基づいて、復号の過程で生成する予測画像の有効ビット深度を補正する復号部101aを備えている。
これにより、通常の符号化処理における予測モード判定処理の過程で得られるパラメータを用いて有効ビット深度削減の実施有無を選択することで、画像符号化装置において有効ビット深度削減の実施有無を適応化するための回路規模や消費電力の増大を符号化シンタックスの変更を伴わずして抑えつつ、有効ビット深度削減による主観画質低下の防止と低ビットレートにおける高効率な映像符号化が両立できる効果が得られる。
11 入力画像フレームメモリ、12,12a イントラ予測モード判定部、13,13a グラデーション領域判定部、14,14a 原画像ビット深度削減部、15、15a 予測画像ビット深度削減部、16,16a イントラ予測部、17,17a 動き探索部、18,18a 動き補償部、19 参照画像メモリ、20 切換スイッチ、21 減算器、22,22a 符号量制御部、23,23a DCT量子化部、24,24a 逆DCT逆量子化部、25 加算器、26,26a ループフィルタ設計部、27 符号化部、27a 可変長符号化部、31 イントラ・インター判定部、100,100a ビット深度削減実施有無判定部、101,101a 復号部、102,102a 平滑化フィルタ部。

Claims (10)

  1. 入力画像からイントラ予測モードとして用意されている各モードの予測コストの最小となる最適イントラ予測モード番号及び最小イントラ予測コストを求めるイントラ予測モード判定部と、
    前記最適イントラ予測モード番号及び最小イントラ予測コストに基づき、入力画像の符号化対象予測ブロックのグラデーション領域判定をしてグラデーション領域判定フラグを出力するグラデーション領域判定部と、
    前記グラデーション領域判定フラグに基づいて入力画像に対して有効ビット深度を削減し予測ブロック原画像を出力する原画像ビット深度削減部と、
    前記グラデーション領域判定フラグに基づいて予測ブロック予測画像に対して有効ビット深度を削減し予測ブロック予測画像を出力する予測画像ビット深度削減部と、
    前記予測ブロック原画像と予測ブロック予測画像の差分画像を量子化する量子化部と、
    量子化した信号および前記グラデーション領域判定フラグを基に符号化を実施して前記グラデーション領域判定フラグの情報を含んだ符号化ストリームを生成する符号化部と、
    を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記グラデーション領域判定フラグに基づいて量子化スケールを制御する符号量制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記入力画像及びビット深度削減後の前記予測ブロック原画像に基づいてグラデーション領域のみで最適化したループフィルタを設計するループフィルタ設計部をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記入力画像に対して動き探索を実施して得た最小インター予測コストを出力する動き探索部と、
    前記最小イントラ予測コストおよび最小インター予測コストに基づいてイントラ・インター判定を実施しイントラ・インター判定結果を出力するイントラ・インター判定部と、
    をさらに備え、
    前記グラデーション領域判定部は、前記イントラ・インター判定部によるイントラ・インター判定結果がイントラの場合にのみ、符号化対象予測ブロックに対してグラデーション領域判定を実施し、
    前記符号化部が、イントラまたはインターを示す予測モード、イントラ予測モードの情報も含んだ符号化ストリームを生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  5. 前記原画像ビット深度削減部及び予測画像ビット深度削減部は有効ビット深度を削減し、前記ループフィルタ設計部は、前記入力画像及びビット深度削減後の前記予測ブロック原画像に基づいてループフィルタを設計することを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  6. 請求項1に記載の画像符号化装置から出力された符号化ストリームを復号して復号画像を出力する画像復号装置であって、
    前記符号化ストリームに基づいて画像符号化装置においてビット深度削減処理が実施されたか否かを判定するビット深度削減実施有無判定部と、
    予測画像に対して、前記判定結果に基づいて請求項1に記載の画像符号化装置の前記予測画像ビット深度削減部が予測画像に対して実施した処理と同一の処理を実施して復号画像を出力する復号部と、
    を備えたことを特徴とする画像復号装置。
  7. 請求項4に記載の画像符号化装置から出力された符号化ストリームを復号して復号画像を出力する画像復号装置であって、
    前記符号化ストリームから得られたイントラまたはインターを示す予測モード、イントラ予測モードに応じて前記画像符号化装置においてビット深度削減処理が実施されたか否かを判定するビット深度削減実施有無判定部と、
    予測画像に対して、前記判定結果に基づいて請求項4に記載の画像符号化装置の前記予測画像ビット深度削減部が予測画像に対して実施した処理と同一の処理を実施して復号画像を出力する復号部と、
    を備えたことを特徴とする画像復号装置。
  8. 前記復号画像に対して平滑化処理を実施する平滑化フィルタ部を備えたことを特徴とする請求項6または7に記載の画像復号装置。
  9. 入力画像からイントラ予測モードとして用意されている各モードの予測コストの最小となる最適イントラ予測モード番号及び最小イントラ予測コストを求めるイントラ予測モード判定工程と、
    前記最適イントラ予測モード番号及び最小イントラ予測コストに基づき、入力画像の符号化対象予測ブロックのグラデーション領域判定をしてグラデーション領域判定フラグを出力するグラデーション領域判定工程と、
    前記グラデーション領域判定フラグに基づいて入力画像に対して有効ビット深度を削減し予測ブロック原画像を出力する原画像ビット深度削減工程と、
    前記グラデーション領域判定フラグに基づいて予測ブロック予測画像に対して有効ビット深度を削減し予測ブロック予測画像を出力する予測画像ビット深度削減工程と、
    前記予測ブロック原画像と予測ブロック予測画像の差分画像を量子化する量子化工程と、
    量子化した信号および前記グラデーション領域判定フラグを基に符号化を実施して前記グラデーション領域判定フラグの情報を含んだ符号化ストリームを生成する符号化工程と、
    そ備えたことを特徴とする画像符号化方法。
  10. 請求項9に記載の画像符号化方法で出力された符号化ストリームを復号して復号画像を出力する画像復号方法であって、
    前記符号化ストリームに基づいて画像符号化方法においてビット深度削減処理が実施されたか否かを判定するビット深度削減実施有無判定工程と、
    予測画像に対して、前記判定結果に基づいて請求項9に記載の画像符号化方法の前記予測画像ビット深度削減工程が予測画像に対して実施した処理と同一の処理を実施して復号画像を出力する復号工程と、
    を備えたことを特徴とする画像復号方法。
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