JP2014093109A - チャッキング装置を備えたブラシレスモータ、およびこのブラシレスモータを備えたディスク駆動装置 - Google Patents

チャッキング装置を備えたブラシレスモータ、およびこのブラシレスモータを備えたディスク駆動装置 Download PDF

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晴彦 伊藤
Toshihide Sonoda
俊秀 園田
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拓也 山根
Yoshihisa Kitamura
佳久 北村
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Abstract

【課題】光ディスク駆動装置において、ターンテーブルのバランス部材でバランスを保つ際、その移動による振動等が環状板やロータホルダに伝わることによる騒音を抑制する。
【解決手段】チャッキング装置130のターンテーブル131は樹脂材料を略円筒形状に成形され、ロータホルダ100の蓋部102の上面に配置される。前記チャッキング装置の前記ターンテーブルは中央にコーン部材132の一部を収容する収容凹部131bが形成される。前記収容凹部は、前記コーン部材のディスク当接部132b2を収容する第一収容部131b1を有する。また、前記第一収容部の径方向外側には、周方向に円環形状である空洞部131aを備える。前記空洞部の開口側である軸方向下側には、前記空洞部を密閉するプレート136が固定されている。前記プレートの下面と前記蓋部の上面の間、および前記プレートの下面と傾斜部の間には接着剤140が介在している。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学ディスクを着脱自在に行うチャッキング装置を備えたブラシレスモータ、およびこのブラシレスモータを備えたディスク駆動装置に関する。
コンピュータの処理能力拡大に伴い、そのコンピュータの外部記憶装置として用いられるDVD等の光ディスクの駆動装置には、高速にデータを読み/書き出する能力が求められている。そのために、ディスクの回転速度は高速化の一途を辿っているが、このため、回転時のディスクの振動が大きくなり、データの読み/書きが困難になりつつある。
解決の手段として、例えば特許文献1にはバランス補正機構を持ったブラシレスモータが開示されている。また、特許文献2には、調芯部材を備えたブラシレスモータが開示されている。
韓国10-2008-0035887号特許 特開2008-005584号公報
しかしながら、従来の構造には以下の問題点があった。
特許文献1に開示の構造では、バランス部材を収容する溝部を覆う環状板はターンテーブルとロータホルダの蓋部によって挟まれて固定されている。このため、モータを駆動し、バランス部材でバランスを保つ際にはバランス部材の移動による振動等が環状板やロータホルダに伝わり、騒音が生じる虞があった。
特許文献2の方法は、特許文献1の方法に更に調芯部材を組み合わせ、両方の効果によってアンバランス振動を抑制しようとするものである。しかし、高速化が進むと、これらの方法を同時に用いても、十分確実に振動を抑制できるとは言えなくなりつつある。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところはDVD等の光ディスクの駆動装置において、より確実に振動を抑制することである。
本願発明の請求項1における発明は、中心開口部を有する円盤形状の光学ディスクを着脱可能なチャッキング装置を有するブラシレスモータであって、ブラシレスモータは、回転軸となるシャフトと、シャフトと一体に回転するロータマグネットと、ロータマグネットを保持する円筒部及び円筒部からシャフトに向かい延びる平坦部である蓋部を有し、シャフトに固定されるロータホルダと、を備え、チャッキング装置は、ロータホルダの蓋部の上面に配置され、チャッキング装置は、シャフトに対して軸方向に移動可能な内周面を有する円筒形状のスライド部と、スライド部より径方向外側に形成され、軸方向下側に向かい拡径する円環形状の面を有し、中心開口部の内周面に接触するディスク当接部と、を有するコーン部材と、光学ディスクの下面と接触するディスク載置面と、ディスク載置面より軸方向下側に設けられ、軸方向下側に開口する内周壁および外周壁を有する環状の凹形状である空洞部と、空洞部に収容され周方向に移動可能な複数のバランス部材と、を有するターンテーブルと、空洞部の開口には、径方向内側に軸方向上側に向かって延びるフック部を有し、開口部を覆う環状板と、ターンテーブルと蓋部との間、および環状板と蓋部との間に介在する接着剤と、を有し、内周壁の径方向内側には、軸方向下方に開口した環状の凹部であるフック収容溝があり、フック収容溝の内側の面と環状板のフック部との間には接着剤が介在することを特徴とする。
上記構成によれば、前記フック収容溝の内側の面と環状板のフック部との間に介在する接着剤によって環状板やターンテーブルがロータホルダに固定されるので、小型化や薄型化によってターンテーブルとシャフトとの締結長が短くなった場合でも、ターンテーブルを回転体に確実に締結することができる。
図1は、本発明に係るブラシレスモータの実施例の一形態を示した軸方向に切った模式断面図である。 図2は、図1のチャッキング装置および回転部の上部を拡大した図である。 図3は、図2のロータホルダの傾斜面付近を拡大した図である。 図4は、図1のターンテーブル部材の下面より見た平面図である。 図5は、本発明に係る他の実施形態のチャッキング装置および回転部の上部を拡大した図である。 図6は、図5のロータホルダの傾斜面付近を拡大した図である。
<ブラシレスモータの全体構造>
本発明に係るブラシレスモータの全体構造について図1を参照して説明する。図1は、ブラシレスモータを軸方向に切った模式断面図である。
図1を参照して、まず固定部について説明する。
ハウジング10は、鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して成型される。そしてハウジング10は、軸方向に沿って延びる中心軸J1と同軸の軸心を有する円筒部11と、円筒部11の下端部に形成され、円筒部11を閉塞する底面部12とを有する。またハウジング10の軸方向上側は、開口している。このハウジング10の円筒部11および底面部12との連結部は、径方向に縮小する段部13を備える。段部13の上面には、樹脂材料製で円環形状のワッシャ20が配置される。このワッシャ20の上面およびハウジング10の円筒部11の内周面に接した状態で、略円筒形状のスリーブ30が固定される。このスリーブ30は、潤滑油を含浸させた焼結体である。スリーブ30の上面には、スリーブ30からの油漏れを防止する油きりワッシャ40が配置される。そしてハウジング10の底面部12の上面には、耐摩耗性および摺動性に優れた樹脂材料を素材とするスラストプレート50が配置される。またハウジング10の円筒部11の上端面は、径方向外側に延びる径方向延長部14を備える。
ハウジング10の円筒部11の外周面には、ステータ60が固定される。このステータ60は、薄板であり、円環形状のコアバック部61aとコアバック部61aの側面から周方向に複数離間して径方向外側にそれぞれ延びるティース部61bとを有する電磁鋼板を軸方向に複数積層したステータコア61を有している。また、ステータコア61の表面に塗装され、電気的絶縁を図る絶縁コーティング(不図示)と、ステータコア61のティース部61bの周囲に導電線を複数積層するように巻回して形成されたコイル62と、から構成される。
また、ステータ60より軸方向下側のハウジング10の外周面には、鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して成型された取付板70が固定される。取付板70は略円筒形状の取付部71を備える。取付部71はハウジング10の円筒部11の外周面に接しており、ハウジング10は取付部71を介して取付板70に固定される。この取付板70の上面には、回路基板80と取付板70との電気的絶縁を図る絶縁コーティング(不図示)を介して固定されている。
次に回転部について説明する。
スリーブ30に挿入され、中心軸J1と略同軸に配置されたシャフト90は、スリーブ30の内周面によって回転自在に支持される。シャフト90におけるスリーブ30より軸方向上側には、鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して成型されたロータホルダ100が固定されている。ロータホルダ100は、シャフト90から径方向外側に環状に広がる平坦部である蓋部102と、蓋部102より軸方向下側に延びる円筒部101と、蓋部103の外縁と円筒部101の上端との間に配置される傾斜部104と、を有する。このロータホルダ100はステータ60を外囲する。ロータホルダ100の円筒部101の内周面には、ロータマグネット110が固定されている。このロータマグネット110は、ステータ60のティース部61bの外周面と径方向に小さな間隙を介して対向して配置される。ロータホルダ100の蓋部102の下面におけるハウジング10の径方向延長部14と軸方向に対向する位置には、円環形状の予圧マグネット120が固定されている。
最後にチャッキング装置130について説明する。
チャッキング装置130は、ターンテーブル131と、コーン部材132と、弾性部材133(本実施例では、コイルバネ)と、ヨーク部材134と、を備える。
樹脂材料製の略円筒状のターンテーブル131は、ロータホルダ100の蓋部102の上面に配置される。
樹脂材料製のコーン部材132は、シャフト90と摺動する略円筒形状の動部132aおよび光学ディスク(不図示)と当接する略円錐形状のディスク当接部132bとを有し、ターンテーブル131の軸方向上側に配置される。
弾性部材133は、ターンテーブル131およびコーン部材132の軸方向の間に配置されコーン部材132を軸方向上側に向けて押す。
ヨーク部材134は、シャフト90におけるコーン部材132の軸方向上側に固定される磁性体である。ヨーク部材134はコーン部材132の軸方向の移動を規制する。
ターンテーブル131は、外周側に円環形状の空洞部131aを備える。この空洞部131aにはバランス部材135が配置される。特に本実施例では、バランス部材135として、鋼球を複数個使用する。
<チャッキング装置および回転部の詳細構造>
次に本発明に係るチャッキング装置130および回転部の詳細構造について図2および図3を参照して説明する。図2は、図1のチャッキング装置130付近の拡大図である。図3は、ロータホルダ100の傾斜部104付近の拡大図である。
チャッキング装置130のターンテーブル131は中央にコーン部材132の一部を収容する収容凹部131bを備える。この収容凹部131bは、第一収容部131b1と、第二収容部131b2と、第三収容部131b3と、から構成される。第一収容部131bは、収容凹部131b内で最も径方向外側に配置され、コーン部材132のディスク当接部132bを収容する。第二収容部131b2は、第一収容部131b1と径方向内側に隣接し、弾性部材133と接触する。第三収容部131b3は、第二収容部131b2と径方向内側に隣接し、コーン部材132の摺動部132aを収容する。そして第三収容部131b3の径方向内側の内周縁はシャフト90の外周面に固定される。また第一収容部131b1が最も軸方向上側に配置され、第三収容部131b3が最も軸方向下側に配置される。
ターンテーブル131は、第一収容部131b1の径方向外側に、空洞部131aを備える。空洞部131aは、軸方向下側に開口する凹形状であり、周方向に円環形状である。この空洞部131aは、径方向内側の側周面を構成する内周壁131a2と、径方向外側の側周面を構成する外周壁131a3と、内周壁131a2および外周壁131a3を径方向に連結する天面となる蓋部131a5と、に囲まれている。
この空洞部131aは第一収容部131b1と径方向にほぼ隣接している。すなわち、第一収容部131b1の内周面と内周壁131a2の外周面とは径方向の位置がほぼ同じである。したがって、空洞部131aの径方向内側の上部に配置される角部131a1は、径方向外側に向かい軸方向上側に傾斜する傾斜面を備える。この傾斜面により、空洞部131aの軸方向断面積は軸方向上側に向かうに従って縮小する。
この角部131a1が、図2の点線のように空洞部131aの径方向外側の上部に配置される角部と同様の形状である場合、第一収容部131b1と空洞部131aとの間に配置される内壁131a2の径方向の幅が極端に狭くなってしまう。その結果、ターンテーブル部131の成形の際に内周壁131a2の樹脂材料の流動性が悪化してしまい、成形不良を発生してしまう可能性がある。しかしながら、角部131a1が傾斜面を備えることによって、内周壁131a2の径方向の幅を十分に確保することができるので、前述の樹脂材料の流動性悪化による成形不良を防止することができる。
また角部131a1の傾斜面は、バランス部材135である鋼球の軸方向の中心よりも軸方向上側に位置する。特に本実施例の角部131a1の傾斜面と中心軸J1との成す鋭角は、ほぼ45度となる。
また内周壁131a2の内周側には、軸方向下側に開口した円環形状の凹部131cが配置される。
空洞部131aの径方向外側を形成する外周壁131a3の外周面の外径の大きさは、ロータホルダ100の円筒部101の外周面の外径の大きさとほぼ同じである。そして外壁131a3の上部にはディスク載置部131dが配置される。ディスク載置部131dは径方向外側でターンテーブル131の上面と連結する。ディスク載置部131dの上面は、円環状のディスク載置面131eを備える。ディスク載置面131eはラバー等の摩擦係数の大きな材料を素材とする。また、外周壁131a3の外周面の上部は、ディスク載置面131eに向かい(すなわち、軸方向上側に向かい)拡径する傾斜面を備える。
空洞部131aの開口側である軸方向下側には、この空洞部131aを密閉する略円環形状のプレート136が固定されている。プレート136は薄板の鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して成型される。このプレート136は内周縁に軸方向上側に延びるフック部136aを有する。フック部136aの外周面と内周壁131a2の内周面とは圧入によって固定される。そして外周壁131a3は、内周側が凹んだ形状の位置決め段部131a4を備える。プレート136の軸方向の位置は外周縁が位置決め段部131a4に接して決定される。また外周壁131a3の外周側の下端面は、プレート136の下面より軸方向下側まで延びる。そして外周壁131a3の外周側の内周面は、プレート136の外周縁の外周面と接する。この構成によって、空洞部131aをプレート136によって密閉状態にできるので、バランス部材135の移動に伴う騒音が外部に漏れることを抑制できる。さらに外周壁131a3の外周側がプレート136の下面より軸方向下側まで延びることによって、より確実に空洞部131a内を密閉状態にできる。
プレート136の空洞部131a内における上面には、円環形状の薄板であるスペーサ137が配置されている。スペーサ137は、バランス部材135の移動経路の一部である。スペーサ137は、バランス部材135の移動によって発生する騒音を吸収する。このスペーサ137の上面をバランス部材135は回転部の回転力によって移動する。
プレート136の下面と蓋部102の上面の間、およびプレート136の下面と傾斜部104の間には接着剤140が介在している。この構成によってプレート136と蓋部102とが固定できるので、バランス部材135の移動に伴う騒音を低減できる。また、プレート136が蓋部102に接着剤を介して固定されることによって、プレート136と圧入固定されているターンテーブル131をロータホルダ100に固定できる。
図3は、傾斜部104の近傍を示す。蓋部102の外縁と段部103の上端との間に配置される傾斜部104の間には接着剤140が介在し、周方向に拡がる弧状の表面141を有する。この構成とすることで、プレート136とロータホルダ100をより強固に固定できる。なお、本実施例では上記の構成としているが、傾斜部104は蓋部102の外縁と円筒部101の間に配置されても良い。
図4は図1のターンテーブル部材の下面より見た平面図である。ターンテーブル131の下面には、軸方向下側に開口する接着充填部131fが配置される。この接着充填部131fは、第一凹部131f1と、第二凹部131f2を備える。第一凹部131f1は環状であり、放射状に延びる複数の第二凹部131f2と接続している。本実施例の第二凹部131f2は、周方向において等間隔に6個配置されている。またこの第二凹部131f2は、フック収容溝131cと接続する。
図2、図4から、第一凹部131f1は、ロータホルダ100の蓋部102におけるR面102aの外周縁より径方向外側の蓋部102と軸方向に対向する。これによって、ターンテーブル131と蓋部102とは接着剤140にて確実に固定できる。
さらに、フック収容溝131cが第二凹部131f2と連通していることにより、接着剤140がフック収容溝131cへ流れ、フック収容溝131cの内周面とフック部136aの間に接着剤140が介在する。この構成により、ターンテーブル131と蓋部102とを、より確実に固定できる。加えて、プレート136もターンテーブル131に強固に固定できるので、バランス部材135の移動に伴う騒音を低減できる。
コーン部材132におけるディスク当接部132bは、周方向全体にて光学ディスク(不図示)の中心開口の内周面と当接するような傘形状である。そしてディスク当接部132bの外周面は、上部に光学ディスクの内周面もしくは下面と接触し、光学ディスクの回転中心をブラシレスモータの回転中心付近に案内するディスク案内面132b1を備える。
ディスク案内面132b1の下端面と連続するディスク調芯面132b2は、光学ディスクの回転中心とブラシレスモータの回転中心との調芯を行う。そしてディスク当接部132の径方向内側には、軸方向に延びる円環形状の内壁132b3が配置される。この内壁132b3の下部には、摺動部132aと連結するように径方向内側に延びる連結部132cが配置される。内壁132b3とディスク調芯面132b2との径方向の間には軸方向下側に開口する円環凹部132b4が配置される。弾性部材135は、この円環凹部132b4の下面と第二収容部131b2の上面とに圧縮されて保持されている。また、弾性部材135は、この円環凹部132b4の下面と第二収容部131b2の上面とに接触している。
ロータホルダ100の蓋部102および円筒部101の連結部は、径方向内側に凹む段部103を備える。この段部103がロータホルダ100において最も剛性の弱い蓋部102および円筒部101の連結部に形成されることによって、剛性不足による蓋部102の撓みを抑制することができる。
プレート136の下面と蓋部102の上面との間、およびプレート136の下面と傾斜部104との間には接着剤140が介在している。この構成によってプレート136と蓋部102とが固定できるので、バランス部材135の移動に伴う騒音を低減できる。また、プレート136が蓋部102に接着剤を介して固定されることによって、プレート136と圧入固定されているターンテーブル131を回転体に固定できる。さらに、プレート136が蓋部102と接着固定されていることにより、チャッキング装置130とロータホルダ100とが対向している面において径方向中心よりも径方向外側で固定されている。したがって、ターンテーブル部材131の剛性を向上させることができる。その結果、ディスクが軸方向に振動したときの振動伝播を抑制することができる。
<他の実施形態>
図5は本発明に係る他の実施例であるブラシレスモータの部分断面図である。図5では、蓋部102がターンテーブル131の外壁131a3よりも外側に位置している。また、図6は、図5のロータホルダ100の傾斜部104付近を拡大した図である。
ターンテーブル131と蓋部102との間、およびプレート136と蓋部102との間および、蓋部102の表面と外壁131a3の下端との間には、接着剤140が介在している。この構成とすることによってプレート136と蓋部102とが固定できるので、バランス部材135の移動に伴う騒音を低減できる。
図5、図6から、ターンテーブル131と蓋部102との間、およびプレート136と蓋部102との間、および蓋部102の表面と外壁131a3の下端との間に介在する接着剤140は、周方向に拡がる弧状の表面141を有する。この構成により、プレート136およびターンテーブル131とロータホルダ100とをより強固に固定できる。
以上、本発明のブラシレスモータおよびこのブラシレスモータを搭載したディスク駆動装置の実施例の一形態について記載したが、本発明はこの実施例に限定されることはない。
例えば、ロータホルダ100の筒部の下端に径方向外側に延びるフランジがついていてもよい。また、ロータホルダ100の径に関して、円筒部101の外形が、バランス部材135の転走の中心よりも径方向内側にあってもよい。
また、コーン部材132の素材として、ポリカーボネートを用いてもよい。また、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート等を用いてもよい。
また、予圧マグネット120は静止側に配置されていても良い。
プレート136の下面は、ターンテーブル部材131の下面よりも軸方向下側に位置してもよく、接着剤140の塗布位置は、バランス部材135の転走の中心よりも径方向内側かつフック部136aより径方向外側であってもよい。
10 ハウジング(スリーブ保持部)
30 スリーブ
60 ステータ
81 ホール素子(高速用位置検出機構)
82 光学素子(低速用位置検出機構)
90 シャフト
100 ロータホルダ
101 円筒部
102 蓋部
103 段部
104 傾斜部
110 ロータマグネット
120 予圧マグネット
130 チャッキング装置
131 ターンテーブル部材
131a 空洞部
131a1 空洞縮小部
131a4 位置決め段部
131b 収容凹部
131b1 第一収容部
131b2 第二収容部
131c 凹部
131d ディスク載置部
131e ディスク載置面
131f 接着充填部
131f1 第一凹部
131f2 第二凹部
132 コーン部材
132a 摺動部
132b ディスク当接部
133 弾性部材
135 バランス部材
136 プレート(蓋部材)
137 スペーサ
140 接着剤
141 弧状の表面

Claims (12)

  1. 回転軸となるシャフトと、
    前記シャフトと一体に回転するロータマグネットと、
    前記ロータマグネットを保持する円筒部、及び前記円筒部から前記シャフトに向かい延びる平坦部である蓋部を有し、前記シャフトに固定されるロータホルダと、
    前記ロータホルダの前記蓋部の上面に配置され、中心開口部を有する円盤形状の光学ディスクを着脱可能なチャッキング装置と、
    を備えるブラシレスモータであって、
    前記チャッキング装置は、
    前記シャフトに対して軸方向に移動可能な内周面を有する円筒形状のスライド部と、
    前記スライド部より径方向外側に形成され、軸方向下側に向かい拡径する円環形状の面を有し、前記中心開口部の内周面に接触するディスク当接部と、
    を有するコーン部材と、
    前記光学ディスクの下面と接触するディスク載置面と、該ディスク載置面より軸方向下側に設けられ、軸方向下側に開口する内周壁および外周壁を有する環状の凹形状である空洞部と、前記空洞部に収容され周方向に移動可能な複数のバランス部材と、を有するターンテーブルと、
    前記空洞部の開口を覆い、軸方向上側に向かって延びるフック部を径方向内側に有する環状板と、を備え、
    前記ターンテーブルは、前記内周壁の径方向内側に、軸方向下方に開口した環状の凹部であるフック収容溝をさらに備え、
    前記フック収容溝は前記フック部を収容し、
    前記環状板と前記蓋部との間には接着剤が介在することを特徴とする。
  2. 請求項1のブラシレスモータはさらに、
    前記ターンテーブルと前記蓋部との間に接着剤が介在することを特徴とする。
  3. 請求項1または請求項2のブラシレスモータはさらに、
    前記ターンテーブルと前記フック収容溝の内側の面と前記環状板の前記フック部との間に接着剤が介在することを特徴とする。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のブラシレスモータであって、
    前記蓋部の外縁と前記円筒部の上端との間には傾斜部を有し
    前記傾斜部と前記環状板との間には接着剤が介在することを特徴とする。
  5. 請求項4に記載のブラシレスモータであって、
    前記傾斜部と軸方向に対向する前記環状板との間に介在する前記接着剤は周方向にわたる表面を有し、前記表面は弧状であることを特徴とする。
  6. 回転軸となるシャフトと、
    前記シャフトと一体に回転するロータマグネットと、
    前記ロータマグネットを保持する円筒部と、
    前記ロータマグネットを保持する円筒部、及び前記円筒部から前記シャフトに向かい延びる平坦部である蓋部を有し、前記シャフトに固定されるロータホルダと、
    前記ロータホルダの前記蓋部の上面に配置され、中心開口部を有する円盤形状の光学ディスクを着脱可能なチャッキング装置と、
    を備え、
    前記チャッキング装置は、
    前記シャフトに対して軸方向に移動可能な内周面を有する円筒形状のスライド部と、
    前記スライド部より径方向外側に形成され、軸方向下側に向かい拡径する円環形状の面を有し、前記中心開口部の内周面に接触するディスク当接部と、を有するコーン部材と、
    前記光学ディスクの下面と接触するディスク載置面と、該ディスク載置面より軸方向下側に設けられ、軸方向下側に開口する内周壁および外周壁を有する環状の凹形状である空洞部と、前記空洞部に収容され周方向に移動可能な複数のバランス部材と、を有するターンテーブルと、
    前記開口部を覆う環状板と、
    を有するブラシレスモータであって、
    前記蓋部は前記外周壁よりも外側にまで拡がり、
    前記環状板と前記蓋部との間に接着剤が介在することを特徴とする。
  7. 請求項6のブラシレスモータはさらに、
    前記ターンテーブルと前記蓋部との間に接着剤が介在することを特徴とする。
  8. 請求項6または請求項7のブラシレスモータはさらに、
    前記蓋部表面と前記外周壁の下端との間に接着剤が介在することを特徴とする。
  9. 請求項1に記載のブラシレスモータであって、
    前記蓋部表面と前記外周壁の下端との間には、接着剤が介在することを特徴とする。
  10. 請求項6から請求項9のいずれかに記載のブラシレスモータであって、
    前記蓋部表面と前記外周壁の下端との間に介在する前記接着剤は周方向に拡がる表面を有し、前記表面は弧状であることを特徴とする。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のブラシレスモータであって、
    前記環状板の下面は、前記ターンテーブルの下面より軸方向下側に配置されることを特徴とする。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載のブラシレスモータであって、
    前記接着剤の塗布位置は、前記バランス部材の転走面の中心よりも径方向内側かつ前記フック部より径方向外側であることを特徴とする。
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