JP2014092923A - 車輛入退場管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輛の管理を厳格にしてスムーズな入退場を可能とする。
【解決手段】車輛入退場管理装置1は、車輛を検知する車輛検知部6と、ゲートバー3に内装されて車輛を撮像する第1のカメラ4bと、第1のカメラ4bとは異なる位置から車輛を撮像する第2のカメラ5bと、第1のカメラ4b又は第2のカメラ5bから取得した画像から車輛識別情報を読取り、車輛識別情報が予め記憶されたものと一致するか否かを判定する認識処理部8と、車輛識別情報が一致するとゲートバー3を開くよう制御する制御部12とを有する。制御部12は、ゲートバー3が閉状態にあるときは、第1のカメラ4bから画像を取得し、ゲートバー3が開状態であるときに、第1のカメラ4bから第2のカメラ5bに切り替えて第2のカメラ5bから画像を取得する。
【選択図】図3

Description

本発明は、予め登録された車輛のみ入退場を可能とした駐車場における車輛入退場管理装置において、車輛の管理を厳格にするとともにスムーズな入退場を可能とする車輛入退場管理装置に関する。
従来、駐車場への車輛の入退場を規制する装置として、例えば下記特許文献1に開示される駐車場管理装置が知られている。この特許文献1の駐車場管理装置では、カメラにて取得した画像から車輛のナンバープレート上の車輛識別情報(地名、分類番号、平仮名、一連指定番号)を認識し、この認識した車輛識別情報と予め登録されている車輛識別情報とを照合して両者が一致するか否かにより、入場しようとする車輛が予め登録されているか否かを判別し、その判別結果によって駐車場のゲートバーを開閉制御している。
このようなカメラの画像によるナンバープレート上の車輛識別情報の読取においては、ナンバープレート上の車輛識別情報の読取精度が問題になるが、明瞭に撮影することを目的として、ゲートバー上にカメラを設けるようにした駐車場管理システムが下記特許文献2に開示されている。
この特許文献2の駐車場管理システムによれば、ゲートバー上に設けたカメラにて車輛を正面から撮影することが可能であるため、ナンバープレート上の車輛識別情報を明瞭に認識することができる。
特開平5−35740号公報 特開平1−213778号公報
しかしながら、特許文献2の駐車場管理システムでは、車輛を通行させるために、ゲートバーを開けている間は、当然のことながら、カメラの撮影範囲が車輛を正面で捉えうる範囲を外れることになる。このような状況下では、後続の車輛が来た場合、ゲートバーが閉じるまでナンバープレート上の車輛識別情報の認識を行うことができない。その結果、後続の車輛がゲートバーを通過できずに滞留してしまい、車輛の円滑な通行に支障を来すという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、車輛の管理を厳格にするとともにスムーズな入退場を可能とする車輛入退場管理装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、本願請求項1に係る車輛入退場管理装置は、ゲートバーにより車輛の通行を規制する車輛入退場管理装置において、
前記車輛を検知する車輛検知手段と、
前記ゲートバーに設置され、車輛を正面方向から撮像するための第1のカメラと、
前記ゲートバーとは異なる位置に設置された第2のカメラと、
前記第1のカメラ又は前記第2のカメラから取得した画像から前記車輛のナンバープレート上の車輛識別情報を読取り、当該車輛識別情報が予め記憶された車輛識別情報と一致するか否かを判定する認識処理手段と、
前記車輛識別情報が一致すると前記車輛の通行を許可して前記ゲートバーを開くよう制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記ゲートバーが閉状態にあると、前記第1のカメラから画像を取得し、前記ゲートバーが開状態であるときに、前記第1のカメラから前記第2のカメラに切り替えて該第2のカメラから画像を取得することを特徴としている。
本願請求項2に係る車輛入退場管理装置は、請求項1の車輛入退場管理装置において、
前記制御手段は、前記ゲートバーが開状態にあるときに、前記通行が許可された車輛に後続する車輛が予め登録された車輛であると引き続き判定した場合は、前記後続車輛の前を先行する車輛の通行を前記車輛検知手段が検知しても、前記車輛検知手段が前記後続車輛の通行を検知するまで、前記ゲートバーを閉じないよう制御することを特徴としている。
本願請求項3に係る車輛入退場管理装置は、請求項1又は2の車輛入退場管理装置において、
前記ゲートバーは自身の揺れを検知する揺れ検知センサを内装し、
前記制御手段は、前記揺れ検知センサが所定以上の揺れを検知すると、前記ゲートバーが閉状態であっても前記第2のカメラから画像を取得するよう制御することを特徴としている。
本願請求項4に係る車輛入退場管理装置は、請求項1乃至3の何れかの車輛入退場管理装置において、
前記ゲートバーに照明部を有し、
前記制御手段は、前記車輛検知手段が車輛を検知すると前記照明部を発光させるよう制御することを特徴としている。
本願請求項5に係る車輛入退場管理装置は、請求項1乃至3の何れかの車輛入退場管理装置において、
前記制御手段は、前記第2のカメラにより画像を取得する場合は、前記第1のカメラにより画像を取得する場合よりも前記車輛識別情報の照合一致条件を厳格に設定することを特徴としている。
本発明に係る車輛入退場管理装置によれば、駐車場に入退場しようとする車輛のナンバープレート上の車輛識別情報をゲートバーに設置した第1のカメラにて正面から撮像することで明瞭な画像が取得可能になる。しかも、ゲートバーが開いている場合でも、後続車輛が後から続いていることを検知すると、ゲートバーに設けた第1のカメラとは別の第2のカメラにより後続車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の認識を行うので、車輛の円滑な通行管理が可能になる。
本願請求項2に係る車輛入退場管理装置によれば、ゲートバーが開状態のときに、後続車輛が登録された車輛であると判定すると、後続車輛の前を走行する通行が許可された車輛(先頭車輛)の通行を検知しても後続車輛の通行を検知するまではゲートバーを閉じないように制御するので、ゲートバーで後続車輛を滞留させることなく車輛の通行を円滑に行うことができる。
本願請求項3に係る車輛入退場管理装置によれば、揺れ検知センサが所定以上の揺れを検知すると、ゲートバーの開閉に関わらず第2のカメラから画像を取得するよう制御するので、風などによりゲートバー自体が振動した際の誤動作を防ぐことができる。
本願請求項4に係る車輛入退場管理装置によれば、ゲートバーに照明部を設け、車輛を検知したときに照明部を発光させるので、逆光や夜間、雨などの悪天候であっても車輛のナンバープレート上の車輛識別情報を明瞭に取得することができる。
本願請求項5に係る車輛入退場管理装置によれば、第2のカメラにより画像を取得する場合、第1のカメラにより画像を取得する場合よりも車輛識別情報の照合一致条件を厳格に設定するので、後続車輛に関して、第1のカメラより厳格に設定された照合一致条件での第2のカメラによる照合処理に失敗したとしても、ゲートバーが閉じてから第1のカメラで照合処理を行うことができる。
本発明に係る車輛入退場管理装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係る車輛入退場管理装置の設置状態を俯瞰した平面図である。 本発明に係る車輛入退場管理装置のブロック構成図である。 本発明に係る車輛入退場管理装置による車輛入場時のゲートバーの開閉制御の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。また、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などによりなされる実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれる。
本発明に係る車輛入退場管理装置は、予め登録された車輛のみの入退場を可能とした駐車場に適用され、車輛の管理を厳格にするとともに車輛のスムーズな入退場を可能とするものである。
まず、車輛入退場管理装置1の概要について図1及び図2を参照しながら説明する。車輛入退場管理装置1は、駐車場の入場口や退場口に設置されるものである。なお、本実施の形態では、車輛が駐車場に入場する場合について説明するが、退場する場合も動作は同じである。
図1に示すように、ゲート本体2には、開閉により車輛の通行を規制するゲートバー3が設けられる。ゲートバー3には、駐車場に入場する車輛を正面方向から撮影して車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の認識を行う第1の撮像装置4が内装して設置される。車輛識別情報は、車輛を特定する情報であり、地名、分類番号、平仮名、一連指定番号からなる。また、ゲート本体2には、第1の撮像装置4とは異なる位置から車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の認識を行う第2の撮像装置5が別体に設けられる。さらに、ゲート本体2には、車輛の存在を検知する車輛検知部6が設けられ、この車輛検知部6から得られる情報によって車輛の接近、停止、通過が判定される。
図2は車輛入退場管理装置1の設置状態を俯瞰した平面図を示している。図2において、駐車場の外側でゲートバー3の基端部寄りには、ゲートバー3と略直角をなす方向に延出して車輛通行規制部13が設けられる。車輛通行規制部13は、例えば段差を有する直線状の路側帯からなり、図2の斜線で示す監視エリアS内に進入した車輛が図2の矢印A方向に進行させてゲートバー3の正面から駐車場に入場するように車輛の通行を規制している。そして、駐車場に入場するべく監視エリアS内に進入してゲートバー3の近傍で停止する車輛(先頭車輛)を車輛検知部6が検知すると、ゲートバー3に内装した第1の撮像装置4にて車輛識別情報の認識を行い、この認識した車輛識別情報が予め登録されている場合は、当該車輛の通行を許可し、ゲートバー3を開いて車輛の入場を可能にする。その際、ゲートバー3が開く直前において、画像の入力をゲート本体2に内装した第2の撮像装置5に切り替える。この状態で車輛検知部6が監視エリアS内に後続車輛を検知した場合は、車輛識別情報の認識処理を開始し、後続車輛の車輛識別情報が予め登録されたものと一致する場合は、後続車輛が通行するまでゲートバー3を開けたままにする。これにより、車輛をゲートバー3で滞留させることなく、車輛の円滑な通行を管理することができる。
次に、本実施の形態による車輛入退場管理装置1の各構成要素について図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、車輛入退場管理装置1は、ゲート本体2、ゲートバー3、第1の撮像装置4、第2の撮像装置5、車輛検知部6、ゲート開閉制御部7、認識処理部8、記憶部9、切替部10、揺れ検知センサ11、制御部12を備えて構成される。
ゲート本体2は、第2の撮像装置5、車輛検知部6、ゲート開閉制御部7を含む構成である。なお、車輛識別情報の認識処理に関わる構成は、ゲート本体2とは別体に設けるようにしてもよい。
ゲートバー3は、車輛の通行を規制する手段であり、第1の撮像装置4、揺れ検知センサ11が内装される。
第1の撮像装置4は、ゲートバー3に内装される第1の照明部4aと第1のカメラ4bとを備えている。第1の照明部4aは、例えばLEDなどの照明機器で構成される。第1の照明部4aは、車輛検知部6が監視エリアS内に進入してゲートバー3に向かって走行してくる車輛(先頭車輛)を検知したときに、その車輛のナンバープレート画像を明瞭に取得可能とするべく、制御部12の制御により点灯する。
なお、図示はしないが、第1の照明部4aの照度を検知する照度センサを設ける構成としてもよい。この場合、第1の照明部4aは、照度センサによる照度が予め設定される基準照度以下で、かつ車輛検知部6が監視エリアS内に進入してゲートバー3に向かって走行してくる車輛(先頭車輛)を検知したときに、制御部12の制御により点灯する。
第1のカメラ4bは、監視エリアS内に進入してゲートバー3に向かって走行してくる車輛(先頭車輛)の画像を正面から取得して制御部12に出力するべく、車輛検知部6が検知した車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の読取用の撮像手段として機能するカメラで構成される。第1のカメラ4bの撮像範囲は、ゲートバー3が閉じている時の車輛の画像を正面から取得するにあたって、車輛が図2の監視エリアSに進入してから所定時間後にゲートバー3の近傍で停止した際に、ナンバープレートが所定サイズ以上で画像内に収まるように設定される。第1のカメラ4bは、ゲートバー3に内装されるので、逆光・夜間、雨などの悪天候でも車輛識別情報の高い認識率を得ることができる。
第2の撮像装置5は、ゲート本体2に内装される第2の照明部5aと第2のカメラ5bとを備えている。第2の照明部5aは、例えばLEDなどの照明機器で構成される。第2の照明部5aは、車輛検知部6が監視エリアS内に進入する後続車輛を検知したときに、その後続車輛のナンバープレート画像を明瞭に取得可能とするべく、制御部12の制御により点灯する。
なお、図示はしないが、第2の照明部5aの照度を検知する照度センサを設ける構成としてもよい。この場合、第2の照明部5aは、照度センサによる照度が予め設定される基準照度以下で、かつ車輛検知部6が監視エリアS内に進入する後続車輛を検知したときに、制御部12の制御により点灯する。
第2のカメラ5bは、監視エリアS内に進入する後続車輛の画像を第1のカメラ4bとは異なる位置から取得するべく、別体に設けられるものである。本例の第2のカメラ5bは、ゲート本体2に内装され、車輛検知部6が検知した監視エリアS内に進入する後続車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の読取用の撮像手段として機能するカメラで構成される。第2のカメラ5bは、第1のカメラ4bと同じ種別のものを用いることができる。第2のカメラ5bの撮像範囲は、ゲートバー3が開いている時の後続車輛の画像を取得するにあたって、監視エリアS内に進入する後続車輛のナンバープレートが所定サイズ以上で画像内に収まるように設定される。第2のカメラ5bは、第1のカメラ4bが車輛の正面から撮像して画像を取得するのに対し、後続車輛の斜め上方から撮像するため、この斜め上方から撮像した後続車輛の画像を正面から見た画像に変換する画像補正処理を必要に応じて行っている。
なお、第2のカメラ5bは、ゲート本体2に内装する構成に限らず、地面に固定設置される構造物に設けることができ、監視エリアS内の後続車輛のナンバープレート画像が取得できる位置に設けられていればよい。
車輛検知部6は、監視エリアSの範囲に渡って所定周期で水平にレーザ光を走査して送受信することにより物体を検知するレーザセンサで構成される。車輛検知部6は、監視エリアS内に進入する車輛の位置、車輛までの距離、車輛の通過等を検知し、この検知結果を制御部12に出力している。
なお、車輛検知部6としては、レーザセンサに代えて、マイクロ波センサ、超音波センサ、画像センサなどを用いることができる。また、より高精度に車輛の検知を行う場合には、図1に示すように、レーザセンサで構成される車輛検知部6(6A)に加え、監視エリアS内におけるゲートバー3近傍の狭い範囲に対して所定周期で直線的にレーザ光を走査して送受信することにより物体を検知するビームセンサで構成される車輛検知部6(6B)を必要に応じて別途設ける構成としてもよい。
ゲート開閉制御部7は、制御部12からの開閉制御指示を受けてゲートバー3の開閉を制御する手段であり、不図示のゲートバー3を駆動する駆動モータ、駆動モータを制御する駆動制御部、ゲートバー3の開閉速度を制御する速度制御部などで構成される。
認識処理部8は、第1のカメラ4bや第2のカメラ5bから取得した画像から車輛(先頭車輛、後続車輛)のナンバープレート部分を抽出して、ナンバープレート上の車輛識別情報を文字認識して、予め登録されたものであるか否かを判定し、この判定結果を制御部12に出力している。車輛識別情報は、カメラ4b,5bからの入力画像よりナンバープレート部分を抽出し、抽出したナンバープレート部分の画素を2値化して文字パターンとして認識することができる。この車輛識別情報の認識処理技術については、周知の方法を使用することができ、本発明の要部ではないので説明を省略する。
記憶部9は、予め登録された駐車場への入場を許可する車輛の車輛識別情報(地名、分類番号、平仮名、一連指定番号)を記憶している。また、記憶部9は、制御部12の制御により、ゲートバー3を通過した車輛の通行履歴情報(日時、取得画像、車輛番号、名前など)を記憶している。
なお、認識処理部8と記憶部9は、ゲート本体2に組み込んでも良く、また、LAN接続したパソコンなどの外部の端末装置で実行するプログラムとして実現するようにしても良い。
切替部10は、制御部12からの切替指示に基づいて、画像入力するカメラを第1のカメラ4b又は第2のカメラ5bに切り替えている。具体的に、通常時はゲートバー3に設置した第1のカメラ4bからの画像により正面からの入力画像を取得して認識処理部8で処理するように設定される。これに対し、ゲートバー3が開いている場合やゲートバー3が風等により揺れが激しい場合は、第2のカメラ5bからの入力画像を取得して認識処理部8で処理するように設定される。
揺れ検知センサ11は、例えば加速度センサや速度センサなどで構成され、ゲートバー3に内装されており、ゲートバー3自体の揺れ(振動成分)を検知し、この検知結果を制御部12に出力している。
制御部12は、車輛入退場管理装置1全体を統括制御するものである。具体的に、制御部12は、車輛検知部6の検知結果によりゲートバー3に接近する車輛の有無、車輛の停止、ゲート通過を判定している。また、制御部12は、この判定結果やカメラ4b,5bから取得した画像の認識処理結果に基づいてゲート開閉制御部7に開閉制御指示を出力している。さらに、制御部12は、揺れ検知センサ11からの検知結果による振動成分が予め設定された閾値を超え、第1のカメラ4bによる画像認識が困難と判定すると、切替部10に第2のカメラ5bからの入力に切り替えるように切替指示を出力している。また、制御部12は、車輛検知部6の検知結果や不図示の照度センサの検知結果により第1の照明部4aや第2の照明部5aの点灯を制御している。
次に、上記のように構成された車輛入退場管理装置1により車輛が駐車場の入場口から入場する際のゲートバー3の開閉制御時の動作について図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、初期の状態では、切替部10が第1のカメラ4b側に切り替えられているものとする。
まず、図4のステップS010では、ゲートバー10から所定距離以内に接近する車輛(先頭車輛)が有るか否かを検出する。すなわち、図2の矢印Aに示すように、監視エリアS内に進入してゲートバー10の近傍で停止する車輛が有るか否かを検出する。この車輛の検出は、車輛検知部6(レーザセンサ)が所定周期で行っている。そして、ゲートバー10から所定距離以内に接近する車輛が無いと判定したときは(S010−N)、この車輛の検出処理が繰り返される。
これに対し、ゲートバー3から所定距離以内に接近する車輛が有ると判定すると(S010−Y)、ステップS020で第1のカメラ4bが撮像した画像を取得し、この取得した画像から認識処理部8にて車輛(先頭車輛)のナンバープレート上の車輛識別情報の認識処理を行う。
次に、ステップS030では、認識処理部8がステップS020で認識した車輛識別情報と予め記憶部9に登録された車輛識別情報とを照合する。そして、認識した車輛識別情報と登録された車輛識別情報とが一致して照合OKと判定すると(S030−Y)、ステップS040へ進む。これに対し、認識した車輛識別情報と登録された車輛識別情報とが一致せず照合NGと判定すると(S030−N)、ステップS120へ進む。
ステップS120では、車輛識別情報が何らかの理由で読み取れない場合もあるので、他の照合処理による認証を行う。この他の照合処理は、例えばゲート本体2に暗証番号入力器を設け、暗証番号入力器のテンキー操作による暗証番号入力を行うようにしたり、非接触カードによる認証手段を設けたり、インターホン等を設けて、管理者に連絡してゲートバー3を遠隔で開けてもらうなどの救済手段を設けることで実現できる。この他の照合処理により正常に認証が行え照合OKと判定すると(S120−Y)、ステップS040へ進む。これに対し、正常に認証が行えず照合NGと判定すると(S120−N)、照合不能と判断して他の照合処理による認証を終了する。
ステップS030で照合OKと判定すると、画像入力するカメラを第1のカメラ4bから第2のカメラ5bに変更するべく切替部10を切り替え(ステップS040)、制御部12からの開閉制御指示によりゲート開閉制御部7がゲートバー3を開くよう制御する(ステップS050)。
次に、ステップS060では、車輛検知部6(ビームセンサ)の検知結果より、照合OKとなった車輛がゲートバー3を通過したか否かを判定する。照合OKとなった車輛がゲートバー3を通過したと判定すると(S60−Y)、ステップS070へ進む。ここで、照合対象の車輛がゲートバー3を通過すると、制御部12はゲート開閉制御部7に開閉制御指示を出力してゲートバー3を一度閉じさせようと制御するが、車輛検知部6が後続車輛を検知すると(ステップS070ーY)、第2のカメラ5bによる認識処理が行われる(ステップS080)。
ここで、ステップS060、S070、S080、S090の処理は、ゲートバー3が開状態である場合、後続車輛が登録された車輛であると判定したときに、その後続車輛の通行を検知するまではゲートバー3を閉じないように制御するものである。言い換えれば、後続車輛が登録された車輛であると判定したときに、後続車輛がゲートバー3を通過するまでゲートバー3が開状態を保持するように制御している。
そして、第2のカメラ5bによる照合OKと判定すると(ステップS090−Y)、ステップS060へ戻り、再び、照合OKとなった当該後続車輛がゲートバー3を通過したか否かの判定が行われる。
ステップS090で第2のカメラ5bによる後続車輛の照合がNGである判定すると(ステップS090−N)、ステップS100へ進み、制御部12からの開閉制御指示によりゲート開閉制御部7がゲートバー3を閉じる。
そして、制御部12は、ゲートバー3が閉じられ、ゲート開閉制御部7から元の位置に戻った旨の復帰信号が入力されると、カメラを第2のカメラ5bから第1のカメラ4bへ切り替えるよう切替部10に指示する(ステップS110)。
以上、車輛が駐車場の入場口から入場する時のゲートバー3の開閉制御の動作について説明したが、図4におけるステップS060,S070を並行処理するようにしてもよい。すなわち、照合OKの車輛のゲート通過確認中に来た後続車輛の車輛識別情報の認識を行うようにすることも可能である。
このように、通常時はゲートバー3に内装した第1のカメラ4bにより正面から車輛を撮像した明瞭な画像から車輛のナンバープレート上の車輛識別情報を高精度に認識することができる。そして、ゲートバー3が開いている場合は、別のカメラ(第2のカメラ5b)により後続車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の認識処理を行っている。これにより、前の車輛がゲートバー3を通過している間に後続車輛のナンバープレート上の車輛識別情報の認識処理が行え、車輛の円滑な通行を実現することができる。
尚、図4のフローチャートには示していないが、ゲートバー3に第1のカメラ4bを内装することにより、車輛を正面から撮像するので、明瞭な画像を得ることができるという効果を有する反面、ゲートバー3自体が風などの影響で揺れると、ナンバープレート上の車輛識別情報の認識率が低下することが想定される。
この問題を解消するための対策として、本実施の形態では、ゲートバー3に揺れ検知センサ11(加速度センサ)を設置し、所定以上の振動(加速度)が検知された場合は、ゲートバー3の開閉に関わらず切替部10を第1のカメラ4bから第2のカメラ5bに切り替えて第2のカメラ5bから画像を取得するように制御している。第2のカメラ5bは、地面に固定設置された構造物に設置されているため風の影響を受けることがない。これにより、風などによりゲートバー3自体が振動した場合でも車輛識別情報が認識できないことによる誤動作を防ぐことができる。
ところで、上述した実施の形態では、ゲートバー3が開いているときに、第2のカメラ5bでの車輛識別情報の照合処理に失敗したとしても、ゲートバー3が閉じてから第1のカメラ4bにて車輛識別情報の照合処理を行うことが可能な構成となっている。
さらに説明すると、ゲートバー3が開いている状態で、先頭車輛が通過に手間取り、この先頭車輛の車体が邪魔になって後続車輛を第2のカメラ5bで撮像できなくても、先頭車輛がゲートバー3を完全に通過して後続車輛がゲートバー3の近傍まで走行して停止すれば、この後続車輛を第1のカメラ4bにてゲートバー3の正面から撮像し、この撮像した画像からナンバープレート上の車輛識別情報を取得して照合処理を行う構成である。このため、第2のカメラ5bでの照合条件を第1のカメラ4bでの照合一致条件より厳しく設定することができる。
具体的には、「1フレームの画像での車輛識別情報の一致」を第1のカメラ4bでの照合一致条件とし、「連続3フレームの画像での車輛識別情報の一致」を第2のカメラ5bでの照合一致条件としてそれぞれ設定する。これらの照合一致条件では、第1のカメラ4bで車輛識別情報を認識して照合処理する場合、1フレームの画像で車輛識別情報が照合一致すれば照合OKとなり、第2のカメラ5bで車輛識別情報を認識して照合処理する場合は、連続する3フレームの画像で車輛識別情報が照合一致すれば照合OKとなる。これにより、後続車輛に関しては、ナンバープレート上の車輛識別情報を取得する機会が2度与えられ、第1のカメラ4bより厳格に設定された照合一致条件での第2のカメラ5bによる車輛識別情報の照合処理に失敗したとしても、ゲートバー3が閉じてから第1のカメラ4bにてゲートバー3の正面から後続車輛を撮像し、この撮像した画像からナンバープレート上の車輛識別情報を取得して照合処理を行うことができる。
1 車輛入退場管理装置
2 ゲート本体
3 ゲートバー
4 第1の撮像装置
4a 第1の照明部
4b 第1のカメラ
5 第2の撮像装置
5a 第2の照明部
5b 第2のカメラ
6 車輛検知部
7 ゲート開閉制御部
8 認識処理部
9 記憶部
10 切替部
11 揺れ検知センサ
12 制御部
S 監視エリア

Claims (5)

  1. ゲートバーにより車輛の通行を規制する車輛入退場管理装置において、
    前記車輛を検知する車輛検知手段と、
    前記ゲートバーに設置され、車輛を正面方向から撮像するための第1のカメラと、
    前記ゲートバーとは異なる位置に設置された第2のカメラと、
    前記第1のカメラ又は前記第2のカメラから取得した画像から前記車輛のナンバープレート上の車輛識別情報を読取り、当該車輛識別情報が予め記憶された車輛識別情報と一致するか否かを判定する認識処理手段と、
    前記車輛識別情報が一致すると前記車輛の通行を許可して前記ゲートバーを開くよう制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記ゲートバーが閉状態にあると、前記第1のカメラから画像を取得し、前記ゲートバーが開状態であるときに、前記第1のカメラから前記第2のカメラに切り替えて該第2のカメラから画像を取得することを特徴とする車輛入退場管理装置。
  2. 前記制御手段は、前記ゲートバーが開状態にあるときに、前記通行が許可された車輛に後続する車輛が予め登録された車輛であると引き続き判定した場合は、前記後続車輛の前を先行する車輛の通行を前記車輛検知手段が検知しても、前記車輛検知手段が前記後続車輛の通行を検知するまで、前記ゲートバーを閉じないよう制御することを特徴とする請求項1に記載の車輛入退場管理装置。
  3. 前記ゲートバーは自身の揺れを検知する揺れ検知センサを内装し、
    前記制御手段は、前記揺れ検知センサが所定以上の揺れを検知すると、前記ゲートバーが閉状態であっても前記第2のカメラから画像を取得するよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車輛入退場管理装置。
  4. 前記ゲートバーに照明部を有し、
    前記制御手段は、前記車輛検知手段が車輛を検知すると前記照明部を発光させるよう制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車輛入退場管理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2のカメラにより画像を取得する場合は、前記第1のカメラにより画像を取得する場合よりも前記車輛識別情報の照合一致条件を厳格に設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車輛入退場管理装置。
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