JP2014092463A - モバイル情報機器における地図表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ノード情報が設定されていない山道や野原であっても、方位情報と方向情報を組み合わせて、正確に進路を選択できる地図表示システムを提供する。
【解決手段】「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の2つの矢印を方位表示盤上で重ね合わせて表示することで方位情報と方向情報を一致させ、「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を現在地点座標を始点として地図上に表示することで、利用者が地図に表記されている道路や記号と周辺に存在する実体(道路、山、川、建物等)との間に存在する相関関係を速やかに理解できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、地図情報管理システムに蓄積した地図情報をモバイル情報機器にダウンロードし、ダウンロードした地図情報を元にして地図を作成してモバイル情報機器の画面に表示する地図表示システムに関し、特に、実体空間における方位情報と地図における方向情報を連携させる表示方法に関する。
車両GPSから取得した位置情報と地図を組み合わせて使用するシステムの代表的なものとして、カーナビゲーションシステムがある。カーナビゲーションシステムの特徴的は、GPSから取得した現在地の位置情報とカーナビに入力した目的地管理情報(住所、マップコードなど)を用いて、目的地に達する道筋を算出するルーティング機能にある。
カーナビゲーションシステムは、このルーティング機能を用いて、GPSから取得した現在地の位置情報とカーナビゲーション装置の内部に格納した地図情報を元に、当該の現在位置に対応する付近の道路地図を作成するとともに、作成した地図の上で現在位置から目的地に向かう道筋を画面に表示している。
カーナビゲーションシステム以外にも、位置情報と地図を組み合わせて使用するシステムの代表的な事例としては、インターネットを利用した地図システムがある。
インターネットを利用した一般的な地図表示システムでは、端末であるパソコンから住所や駅名等を地図の基点として入力した後、地図情報管理システムに送信し、地図情報管理システムに格納されている地図情報を読み出して、パソコンの画面に地図として表示する。
ただし、この利用においては、利用者が、地図をパソコンに表示した後、その基点を中心として上下左右を指定して、次の地図を表示させているため、利用者によるパソコンのキーボードやマウスの操作が必要となるため、例えば、歩行中を前提とするモバイル機器には適していない。
また、従来は、携帯電話のGPS機能を利用して方位案内及び移動情報案内を行うプログラムはあった。
このプログラムの特徴は、方位に関しては、北固定モードと方位測定モードを有し、地図に関しては、日本地図上に、現在地、目的地、近隣市、走行経路を表示して、どこまで走行したのか感覚的にわかる点にある。
また、北固定モードでは、携帯電話の表示上で北を上、南を北、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定させた方位線に対し、現在地から見た目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能があり、方位測定モードでは、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上への垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能があった。 (例えば、特許文献1参照)
また、本出願人は、特願2006-033201の請求項5において、北の方位を示す矢印、地図の表示方向、地図上の現在位置から見た目的地の方向を示す矢印、付近地表示枠の中心(地図上の現在地点)の四つを組み合わせる特許を出願しましたが、明細書に記載した手段が明確でなかったために補正を行ったところ、当初発明の詳細な説明に記載したものでない、と認定され、今般、あらためて、出願しております。(例えば、特許文献2参照)
また、従来、米国では、現在地を基点として、計器上で、目的地の方向、東西南北、目的地までの距離を示す製品は存在していた。
ホームページはhttp://www.garmin.com/products/etrex/。(例えば、非特許文献1参照)
特開2005‐3654
特願2006-033201
GARMIN社のeTrex。
課題として、歩行者(利用者)が目的地に向かって歩き始める時に、地図上の記号や名称と周囲に存在する実体(山、川、建物、道路等)を関連付けて速やかに方向感を形成するとともに、利用者の現在位置から認識した目的地の方位と地図上における現在地から目的地への方向を関連付けて地図を読解して、正しい道筋を選択することの難しさを挙げる。
一般論とはなるが、手元に地図を持っている場合であっても、出発地から目的地に向かって歩きはじめる時に、利用者が的確な方向感をすみやかに取得して、最初の一歩を踏み出すことは以外に難しい。
例えば、一例として、利用者が、地下鉄の駅が階段を登って地上に出てきた時に、歩行者が手元の地図を見る場合がある。
このような場合、通常、歩行者は、まず、地図を見ながら、付近で目印となる建物や道路を探しながら、大体の方向感を形成し、その後は目的地に向かって歩きながら、付近の建物や少し遠くの目印となるランドマークを確認しつつ、進んでいる方向が正しいことを検証することになる。
しかし、本来的には、付近に目印となる建物がない場合であっても、地図をすみやかに理解して、目的地に向かうための方向感を形成できることが望ましい。
特許文献1では、方位に関しては、北固定モードと方位測定モードの二つのモードで対処しようとしている。
具体的には、請求項2において、「北固定モードでは、北を上方向とする携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定された方位線に対して、現在地から認識した目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能を有し」と記述しているが、目的地の方向を示す矢印線をこのように表示した場合には、単に、北を上方向とする方位図上で東西南北と目的地の方位を示しているにすぎない。
このような場合において、「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」と「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を作成し、作成した二つの矢印を地図上で重ね合わせて表示することに言及すれば、地図上の目的地の方向と実体空間における方位を連携させて表示することにつながるが、これに関する記述はない。
しかし、例え、北モードで使用する矢印を単に地図と関連づけたとしても、それは、北を上方向とする地図の上で、目的地がどちらの方向にあるかを示しているにすぎず、実体空間における「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の二つを地図上の現在地点を始点として重ね合わせて表示しているわけではない。
また、地図との関連では、「日本地図上に現在地、目的地、近隣市、走行経路を表示し、どこまで走行したのか感覚的に分かる」と記述しているが、現在位置から先の道筋を選定するために必要となる地図情報の提供には言及していない。
また、請求項2において、「方位測定モードでは、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上への垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能を有し」と記述しているが、方位測定モードは自らの進行方向を上方向に設定した表示画面で現在の進路の方向線と目的地の方位線のズレを表示しているにすぎず、この部分においても、地図との関連を示す記述はない。
さらに言及すれば、特許文献1では、非特許文献1とは異なり、GPSの最大の特徴である現在地から認識した目的地を示す矢印に従って前に進んでいけば、必ず目的地に到達するという最も特徴的な機能を活用してはいない。
また、市街地ではカーナビゲーションシステムを利用できるが、ノード情報が設定されていない山道や野原では、カーナビゲーションシステムのルーティング機能を使用して、モバイル情報機器の画面に進むべき道を表示することはできない。
そこで、ノード情報が設定されていない山道や野原であっても、方位情報と方向情報を組み合わせて、正確に進路を選択できる地図表示システムが必要になってくる。
そこで、本発明では、「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の2つの矢印を方位表示盤上で重ね合わせて表示することで方位情報と方向情報を一致させ、「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を地図上の現在地点座標を始点として地図上に表示することで、利用者が地図に表記されている道路や記号と周辺に存在する実体(道路、山、川、建物等)との間に存在する相関関係を速やかに理解できるように工夫した。
以下、課題を解決するための手段について、請求項1を中心に、説明する。
利用者が、地図情報管理システムに蓄積してある地図情報を無線ネットワーク経由でモバイル情報機器にダウンロードし、ダウンロードした地図情報を元に作成した地図を前記モバイル情報機器の画面に表示する地図表示システムにおいて、
GPSから取得した現在地位置情報及び目的地位置情報を使用して、前記利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印と前記地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印を作成する手段と、
全体地図情報、部分地図情報、全体地図管理情報、部分地図管理情報、前記「GPSから取得した現在地位置情報」及び前記目的地位置情報を使用して、前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を、前記地図上の現在地点座標を始点として、前記地図上に表示する手段と、
付近地表示枠と前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を、前記「GPSから取得した現在地位置情報」に基づき、前記利用者の移動に対応して、前記地図上で、順次、その位置を変えながら表示する手段と、
前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と前記「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の2つの矢印を、円形領域の中心を始点として、前記方位表示盤に表示する手段を備えていることにより、
前記利用者が、前記方位表示盤上で、前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と前記「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の二つが重なるように進路を維持することで、前記地図画像に表記されている記号や名称と周辺に存在する実体(山、川、建物、道路等)とを対比して両者の対応関係をすみやかに理解し、迷うことなく目的地へと進めることができる。
以下、図5を使用して、「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」について説明する。
図5 の (1)「方位を示す矢印と方向を示す矢印が90度異なる時の地図画面」は、地図が目的地と90度異なる方向を向いている場合の事例である。
この場合において、利用者は、まず、方位表示盤上で「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」が「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」と同じ方向を指すようにモバイル情報機器を位置取りする。
「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」が「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」と重なった時が、図5の(2)「方位を示す矢印と方向を示す矢印の向きが一致している時の地図画面」となる。
本発明によらば、利用者は、方位表示盤上で「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」が「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」が重なるようにモバイル情報機器の位置取りをした後、地図上の現在地点、地図上の「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」及び地図上に表記されている道路や記号を見ることで、付近地表示枠のまわりにある地図上の道路や記号と目の前に存在する実体(道路、山、川、建物等)との対応関係をすみやかに理解することができる。
具体的に説明すれば、方位表示盤上で「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」が「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」と重なっている限り、地図上で付近地表示枠の右に位置するビルは利用者の右に見え、地図上で付近地表示枠の左に位置する道路は利用者の左に見え、利用者の現在位置から認識した目的地の方位は地図上における目的地の方向と一致する。
また、本発明はノードが設定されていない山道や野原でも利用できるため、登山者やハイカーは、地図上で進むべき道路を速やかに選択することができる。
また、本発明によらば、霧や雨で足元しか見えない山中、あるいは懐中電灯で照らせる範囲の道路しか見えない暗闇の山中であっても、モバイル情報機器の画面に表示される地図を頼りに前に進むことができる。
本発明の一実施形態における地図表示システムを示した構成図である。 (1)〜(4)は本発明の一実施の形態における地図表示システムの記録装置に格納されるデータの設定項目の一例を示した図である。 (1)〜(3)は本発明の一実施の形態における地図表示システムの記録装置に格納されるデータの設定項目の一例を示した図である。 (1)〜(4)は本発明の一実施の形態における地図表示システムの記録装置に格納されるデータの設定項目の一例を示した図である。 本発明の一実施の形態における地図表示システムにおいて、モバイル情報機器に表示される画面の一例を示した図である。 本発明の一実施の形態における地図表示プログラムの動作を示すフローチャート(1/2)である。 本発明の一実施の形態における地図表示プログラムの動作を示すフローチャート(2/2)である。 本発明の一実施の形態における地図表示システムにおいて、モバイル情報機器に表示される全体地図と部分地図の関係を示した図である。
以下、本発明における図面について説明する。
図1は本発明の一実施形態における地図表示システムを示した構成図である。
図において、地図表示システムは地図情報管理システム100とモバイル情報機器300から構成され、地図情報管理システム100とモバイル情報機器300は無線ネットワーク200により接続されている。
まず、地図情報管理システム100について説明する。
地図情報管理システム100は、記録装置101とサーバ108から構成されている。
また、記録装置101には、基礎地図情報102、全体地図情報103、部分地図情報104、基礎地図管理情報105、全体地図管理情報106、部分地図管理情報107、目的地点管理情報305、出発地点管理情報306、画面表示基礎情報307が格納されるようになっている。
また、サーバ108では、管理プログラム109が動作するようになっている。
また、モバイル情報機器300は、プロセッサ301、画面303、記録装置304から構成されている。
また、プロセッサ301では、表示プログラム302が動作する。
また、記録装置304には全体地図情報103、部分地図情報104、全体地図管理情報106、部分地図管理情報107、目的地点管理情報305、出発地点管理情報306、画面表示基礎情報307、統合地図情報308、統合地図管理情報309が格納されるようになっている。
また、図2は地図表示システムで使用されるデータの設定項目の一例を示した図である。
図において、基礎地図情報 102は記録装置101に格納されている地図画像であり、基礎地図管理情報
105は記録装置101に格納されている地図管理情報である。
また、全体地図情報 103は、出発地と目的地を含む地図画像、及び方位表示盤から構成されている。
また、全体地図情報 103に含まれる地図画像の画像フォーマットは、地図データを表現するために採用したデータ形式の規格に準拠する。
また、ファィル名の一桁目には’Z’を、ファイル名の二桁目以降には、利用者番号、全体地図管理番号、部分地図管理番号(但し、設定内容はスペース)をセットして使用する。
また、図において、部分地図情報 104は、現在地点座標を含む地図画像から構成されている。
また、部分地図情報 104に含まれる地図画像は、モバイル情報機器300の小さな画面303でも見やすい大きさの分割した一連の部分地図画像であり、その画像フォーマットは、地図データを表現するために採用したデータ形式の規格に準拠する。
また、ファィル名の一桁目には’B’を、ファイル名の二桁目以降には利用者番号、全体地図管理番号及び部分地図管理番号をセットして使用する。
また、図において、基礎地図管理情報105は対応する基礎地図情報102を管理するためのデータであり、全体地図管理番号、部分地図管理番号、座標系フラグ、座標系番号、図郭左下角(X座標、Y座標)、図郭右上角(X座標、Y座標)、図郭左上角(X座標、Y座標)、図郭右下角(X座標、Y座標)、作成年月日が項目として設定されている。
また、ファィル名の一桁目には’C’を、ファイル名の二桁目以降には、全体地図管理番号及び部分地図管理番号をセットして使用する。
また、図3は地図表示システムで使用されるデータの設定項目の一例を示した図である。
図において、全体地図管理情報106は、対応する全体地図情報103を管理するためのデータであり、利用者番号、全体地図管理番号、縮尺倍率、部分地図管理番号(但し、内容はスペース)、座標系フラグ、座標系番号、図郭左下角(X座標、Y座標)、図郭右上角(X座標、Y座標)、図郭左上角(X座標、Y座標)、図郭右下角(X座標、Y座標)、作成年月日が項目として設定されている。
また、図において、部分地図管理情報107は、対応する部分地図情報104を管理するためのデータであり、利用者番号、全体地図管理番号、部分地図管理番号、座標系フラグ、座標系番号、図郭左下角(X座標、Y座標)、図郭右上角(X座標、Y座標)、図郭左上角(X座標、Y座標)、図郭右下角(X座標、Y座標)、作成年月日が項目として設定されている。
また、図において、目的地点管理情報305は、目的地に関するデータであり、利用者番号、目的地位置情報(緯度、経度)、全体地図管理番号、部分地図管理番号、座標系フラグ、座標系番号、目的地点座標(X座標、Y座標)、作成年月日が項目として設定されている。
また、図4は地図表示システムで使用されるデータの設定項目の一例を示した図である。
図において、出発地点管理情報306は、出発地に関するデータであり、利用者番号、出発地位置情報(緯度、経度)、全体地図管理番号、部分地図管理番号、座標系フラグ、座標系番号、出発地点座標(X座標、Y座標)、作成年月日が項目として設定されている。
また、図において、画面表示基礎情報307は、モバイル情報機器300の画面表示に関する基礎情報であり、利用者番号、地図縮尺倍率、画面サイズ、作成年月日が項目として設定されている。
また、図において、統合地図情報308は、受信した複数の部分地図情報104を一つの画像として連結したものであり、ファィル名の一桁目には’T’を、ファイル名の二桁目以降には、利用者番号、全体地図管理番号をセットして使用し、部分地図管理番号にはスペースが格納されている。
また、図において、統合地図管理情報309は、受信した複数の部分地図管理情報105を情報連結したものであり、ファィル名の一桁目には’U’を、ファイル名の二桁目以降には、利用者番号、全体地図管理番号をセットして使用し、部分地図管理番号にはスペースが格納されている。
また、図5はモバイル情報機器300の画面303に表示される画面様式であり、この画面は、地図画像を表示するための太線で示した四角形の画面表示枠、及び右上に位置する細い線で示した方位表示盤から構成されている。
また、方位表示盤では、方位表示盤の円形領域の中心点を始点とし、方位表示盤の円形領域の円周曲線を終点とする「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」を作成して表示する。
また、方位表示盤上では、方位表示盤の円形領域の中心点を始点とし、先端部が方位表示盤の円形領域の中心部から伸びる方向線が円形領域の円周曲線を交わってできる交点より先に伸びる「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を作成して表示する。
図5の(1)は、「方位を示す矢印と方向を示す矢印が90度異なる時の地図画面」であり、利用者は現在地である山手通りにおり、付近地表示枠の中心点(利用者の現在地点座標)から伸びている矢印は「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」である。
図5の(1)「方位を示す矢印と方向を示す矢印が90度異なる時の地図画面」において、方位表示盤の「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」は実体空間において目的地が存在する方向を指しており、そのことから、モバイル情報機器に表示されている地図は目的地と90度異なる方向を向いていると判断できる。
この場合において、方位表示盤上で「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」が重なるように、利用者がモバイル情報機器を位置取りすることによって、図5の(2)「方位を示す矢印と方向を示す矢印の向きが一致している時の地図画面」が表示されるようになる。
なお、モバイル情報機器が地図画像を表示している時、「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」は、三次元の実体空間における方位情報のうちの二次元情報(緯度、経度)を用いて作成した矢印を地図画像に投影したものである。
以下は、請求項2に関する説明である。
方位表示盤上では「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を表示し、地図画像上では「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を表示しているが、地図画像上で「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」の代わりに「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を表示しても機能は同じとなる。
その理由は、方位表示盤上で、「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の二つが重なり合っている場合、地図上に表示する矢印は、「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」のうちのいずれか一方であればよいため。
図6と図7は地図表示プログラムのフローチャートである。
以下では、図6および図7の地図表示プログラムのフローチャートに基づいて、本発明の一実施形態である地図表示システムにおける処理手順を説明する。
図において、利用者はモバイル情報機器300を操作し、目的地点管理情報305には利用者番号と目的地位置情報を、出発地点管理情報306には利用者番号と出発地位置情報を、画面表示基礎情報307には利用者番号、地図縮尺倍率、画面サイズをそれぞれセットし、セットした全ての情報をモバイル情報機器300の記録装置304に登録する(S100)。
利用者の登録処理が終了した後、表示プログラム302は、無線ネットワーク200経由で、モバイル情報機器300の記録装置304に登録された、目的地点管理情報305、出発地点管理情報306、画面表示基礎情報307を地図情報管理システム100に送信する(S101)。
次に、地図情報管理システム100では、管理プログラム109が、目的地点管理情報305の目的地位置情報を変換した地図上の座標と出発地点管理情報306の出発地位置情報を変換した地図上の座標の中間点を中心点とし、出発地位置情報を変換した地図上の座標と目的地位置情報を変換した地図上の座標間の距離を2倍して算出した数値を一辺の長さとする、正方形の地図画像を作成する。
次に、管理プログラム109が、前記正方形が有する図郭四隅座標(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)を算出し、算出した図郭四隅座標を用いて、基礎地図情報102及び基礎情報管理情報105から、全体地図情報103と全体地図管理情報106を抽出作成する(S102)
ノード情報を処理している場合には、管理プログラム109が、出発地から目的地へと向かうルートを算出するために使用した全てのノードの位置情報が全体地図管理情報106の範囲内に含まれているかを確認(S103)し、含まれていない時には、全てのノードの位置情報が全体地図管理情報106の範囲内に含まれるようになるまで、前記正方形が有する図郭四隅座標を1.1倍拡大して新たな図郭四隅座標を算出し直し(S104)、算出し直した図郭四隅座標を用いて、基礎地図情報102及び基礎情報管理情報105から全体地図情報103と全体地図管理情報106を抽出作成する処理(S102)を繰り返す。
また、出発地から目的地へと向かうルートを算出するために使用した全てのノードの位置が全体地図管理情報の範囲内に含まれていることを確認した場合(S103)、管理プログラム109は、抽出した全体地図情報103と全体地図管理情報106をモバイル情報機器300に送信する(S105)。
次に、地図情報管理システム100では、管理プログラム109が、画面表示基礎情報307の画面サイズと全体地図管理情報106の縮尺倍率を選定条件として、基礎地図情報102及び基礎地図管理情報105の中から、部分地図情報104と部分地図管理情報107を抽出作成し、抽出作成した部分地図情報104と部分地図管理情報107をモバイル情報機器300に送信する(S106)。
次に、地図情報管理システム100では、管理プログラム109が、目的地点管理情報305の目的地位置情報を変換した地図画像上の座標、画面表示基礎情報307の画面サイズ、及び全体地図管理情報106の縮尺倍率を用いて、基礎地図情報102及び基礎地図管理情報105から対象データを抽出し、目的地点管理情報305の全体地図番号、部分地図管理番号、座標系フラグ、座標系番号、目的地点座標の各項目を設定し、項目設定して更新した目的地点管理情報305をモバイル情報機器300に送信する(S107)。
次に、地図情報管理システム100では、管理プログラム109が、出発地点管理情報306の出発地位置情報を変換した地図画像上の座標、画面表示基礎情報307の画面サイズ、全体地図管理情報106の縮尺倍率を用いて、基礎地図情報102及び基礎地図管理情報105から対象データを抽出し、出発地点管理情報306の全体地図番号、部分地図管理番号、座標系フラグ、座標系番号、出発地点座標の各項目を設定し、項目設定して更新した出発地点管理情報306をモバイル情報機器300に送信する
(S108)。
次に、モバイル情報機器300では、表示プログラム302が、地図情報管理システム100から全体地図情報103、部分地図情報104、全体地図管理情報106、部分地図管理情報107、目的地点管理情報305、出発地点管理情報306を受信し、受信した全ての情報を記録装置304に格納する(S109)。
次に、初期値として、1(’全体地図’)を切り替えスイッチに格納し、S112から処理を続行する(S110)。
次に、表示プログラム302が、利用者の入力する指示(’全体地図’の時には1、’部分地図’の時には2、’終了’の時には9)を受領し、受領した指示内容を示す数字を切り替えスイッチに格納する(S111)。
なお、切り替えスイッチとは、プログラムの処理の流れを制御するためのスイッチであり、利用者がモバイル情報機器に入力した指示内容が数字でセットされている。
次に、表示プログラム302は、切り替えスイッチに格納されている数字が9(’終了’)となるまでS112以降の一連の処理を実行し、切り替えスイッチに格納されている数字が9(’終了’)となった時、処理を終了する(S112)。
次に、現在地が全体地図管理情報106の図郭四隅座標(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)の範囲外に出た場合には(S113)、表示プログラム302が、記録装置304に格納してある目的地点管理情報305、出発地点管理情報306、画面表示基礎情報307のうち、出発地点管理情報306の出発地位置情報を現在地位置情報で更新し、更新した出発地点管理情報306、目的地点管理情報305、画面表示基礎情報307を記録装置304に登録した後、S101以降の一連の処理を続行し(S114)、現在地が全体地図管理情報106の図郭四隅座標の範囲内にある場合にはS115から処理を続行する(S113)。
補足説明:「S101以降の一連の処理」はフローチャートを参照
次に、切り替えスイッチに格納されている数字が1(’全体地図’)となっている場合には(S115)、表示プログラム302が、次のS116に関する一連の処理を行う。
補足説明:0097〜0102は、全体地図における方位表示盤作成手順
表示プログラム302が、円形領域を作成して、全体地図情報103の方位表示盤上に表示する。
補足説明:以下は「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)、及び全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)を含む、実体空間から抽出した二次元平面上で、現在地から認識した目的地への方位線を生成する。
次に、表示プログラム302が、方位表示盤の円形領域の中心点を始点とし、方位表示盤の円形領域の円周曲線を終点とするところの、前記「現在地から認識した目的地への方位線」と平行する「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」を作成して、全体地図情報103の方位表示盤上に表示する。
補足説明:以下は「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、 全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標を計算する。
次に、表示プログラム302が、目的地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像上における目的地点座標を計算する。
次に、表示プログラム302は、方位表示盤の円形領域の中心点を始点とし、先端部が方位表示盤の円形領域の中心部から伸びる方向線が円形領域の円周曲線を交わってできる交点より先に位置し、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標と目的地点座標を結ぶ線と平行する「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を作成して、全体地図情報103の方位表示盤上に表示する。
補足説明:0103〜0107までは全体地図画像の作成手順
次に、表示プログラム302が、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像を作成する。
補足説明:以下は「目的地表示円」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行うとともに、全体地図情報103の全体地図画像上で、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)を元に算出した目的地点座標を中心とする目的地表示円を作成して、全体地図情報103の全体地図画像上に表示する。
補足説明:以下は「付近地表示枠」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像上に現在地点座標を設定し、設定した現在地点座標を中心とする「付近地表示枠」を作成して、全体地図情報103の全体地図画像上に表示する。
補足説明:以下は「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)、及び全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)を含む、実体空間から抽出した二次元平面上において、現在地から認識した目的地への方位線を生成する(S116-1)。
次に、表示プログラム302が、全体地図画像上の現在地点座標を始点とし、前記「現在地から認識した目的地への方位線」と平行する「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」を作成して、全体地図情報103の全体地図画像上に表示する(S116-2)。
次に、表示プログラム302は、全体地図情報103の全体地図画像と方位表示盤を画面303に表示した後、S111からの処理を続行し(S116)、切り替えスイッチに格納されている数字が1(’全体地図’)でない場合には、S117からの処理を続行する(S115)。
次に、切り替えスイッチに格納されている数字が2(’部分地図’)となっている場合には(S117)、表示プログラム302が、次の一連の処理を行う。
補足説明:0110〜0115は、部分地図における方位表示盤作成手順
表示プログラム302が、円形領域を作成して、部分地図情報104の方位表示盤上に表示する。
補足説明:以下は「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)、及び全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)を含む、実体空間から抽出した二次元平面上で、現在地から認識した目的地への方位線を生成する。
次に、表示プログラム302が、方位表示盤の円形領域の中心点を始点とし、方位表示盤の円形領域の円周曲線を終点とするところの、前記「現在地から認識した目的地への方位線」と平行する「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」を作成して、部分地図情報104の方位表示盤上に表示する。
補足説明:以下は「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図上における現在地点座標を計算する。
次に、表示プログラム302が、目的地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像上における目的地点座標を計算する。
注:全体地図における「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の表示。
次に、表示プログラム302は、方位表示盤の円形領域の中心点を始点とし、先端部が方位表示盤の円形領域の中心部から伸びる方向線が円形領域の円周曲線を交わってできる交点より先に位置し、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標と目的地点座標を結ぶ線と平行する「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を作成して、部分地図情報104の方位表示盤上に表示する。
補足説明:0116は、部分地図画像を作成する手順。
次に、表示プログラム302が、部分地図管理情報107が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、部分地図画像の縦の長さ、及び部分地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、部分地図情報104の部分地図画像を作成する。
補足説明:0117〜0120は「付近地表示枠」、「目的地表示円」等の作成手順
表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、部分地図管理情報107が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、部分地図画像の縦の長さ、及び部分地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、部分地図情報104の部分地図画像を作成するとともに、作成した部分地図画像上に現在地点座標を設定し、設定した現在地点座標を中心とする四角形の「付近地表示枠」を作成して部分地図画像上に表示する。
補足説明:以下は「目的地表示円」の作成手順
部分地図情報104上に利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)が含まれる場合には、表示プログラム302が、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)、部分地図管理情報107が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、部分地図画像の縦の長さ、及び部分地図画像の横の長さを用いて比例計算を行うとともに、部分地図情報104の部分地図画像上で、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)を元に算出した目的地点座標を中心とする目的地表示円を作成して、部分地図情報104の部分地図画像上に表示する。
補足説明:以下は「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、利用者の目的地が有する位置情報(緯度、経度)、及び全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)を含む、実体空間から抽出した二次元平面上において、現在地から認識した目的地への方位線を生成する(S118-1)。
次に、表示プログラム302が、部分地図画像上の現在地点座標を始点とし、前記「現在地から認識した目的地への方位線」と平行する「利用者の現在地から認識した目的地の方位を示す矢印」を作成して、部分地図情報104の部分地図画像上に表示する(S118-2)。
次に、表示プログラム302は、部分地図情報104の部分地図画像と方位表示盤を画面303に表示した後、S111からの処理を続行し (S118)、切り替えスイッチに格納されている内容が2(’部分地図’)でない場合には、S111からの処理を続行する(S117)。
以上で、請求項1に関する「発明を実施するための形態」説明を終了して、以下では、前述の処理手順をベースに、請求項2に対応した「発明を実施するための形態」を実現するための処理手順であるS116-1、S116-2、S118-1、S118-2を、部分的に抜き出して、説明する。
補足説明:以下は全体地図「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、目的地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標と目的地点座標を計算する(S116-1)。
次に、表示プログラム302は、全体地図画像上の現在地点座標を始点とし、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標と目的地点座標を結ぶ線と平行する「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を作成して、全体地図情報103の全体地図画像上に表示する(S116-2)。
補足説明:以下は部分地図「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」作成手順
次に、表示プログラム302が、利用者の現在地が有する位置情報(緯度、経度)、目的地が有する位置情報(緯度、経度)、全体地図管理情報106が有する図郭四隅位置情報(図郭左下角の緯度・経度、図郭右上角の緯度・経度、図郭左上角の緯度・経度、図郭右下角の緯度・経度)、全体地図画像の縦の長さ、及び全体地図画像の横の長さを用いて比例計算を行って、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標と目的地点座標を計算する(S118-1)。
次に、表示プログラム302は、部分地図画像上の現在地点座標を始点とし、全体地図情報103の全体地図画像上における現在地点座標と目的地点座標を結ぶ線と平行する「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を作成して、部分地図情報104の部分地図画像上に表示する(S118-2)。
以上で、「発明を実施するための形態」に関する説明を終了し、以下では、「本発明の応用形」について説明する。
請求項1の発明に、地図画像上に表示されている道路を利用者がタツチペンやマウスなどの入力機器を用いてなぞることでルートを事前設定する機能、出発地点から現在地点まで移動してきた前記利用者の経路をプロットする経路表示機能、ルート上に事前にチェックポイントを設定する機能、中間通過予定点を事前に設定して地図上に表示する機能等を追加することで有用性を増すことができる。
以上で、「本発明の応用形」に関する説明を終了し、以下では、本発明で使用している用語等について説明する。
地図情報管理システムにおける管理プログラムとは、基礎地図情報及び基礎情報管理情報を管理し、モバイル情報機器からの要求に基づいて、部分地図情報、部分地図管理情報、全体地図情報、全体地図管理情報等を作成して、モバイル情報機器に送信するプログラムである。
地図の表示方向とは、モバイル機器の画面に地図を表示する際の地図表示方向であり、目的地の方向を地図の上として地図を表示する方式、北の方向を地図の上として地図を表示する方式、モバイル情報機器の向いている方位を地図の上とする方式の3種類がある。
モバイル情報機器の向いている方位を地図の上とする方式の場合、モバイル情報機器の向きを変えると、モバイル情報機器の向きに対応して地図が回転表示される。
また、GPSはGlobal
Positioning Systemを省略したものである。
また、Global
Positioning Systemとは、アメリカ合衆国によって開発された汎地球測位システムであり、航空機・船舶等は、4個以上のGPS衛星からの距離を同時に知ることで、自分の位置を決定することができるシステムである。
また、位置情報とは、GPSが使用している緯度、経度、標高、測地系及び座標系などから構成されている情報であり、地球上において、対象が存在する場所を特定するための情報である。
また、参照キーとはテーブルなどの形で登録された位置情報を探し出すため鍵となる項目情報である。
また、地図情報とは、全体地図情報や部分地図情報などの地図画像情報、及び全体地図管理情報や部分地図管理情報などの地図管理情報から構成される情報である。
また、全体地図とは、目的地と出発地を含む一枚の地図であり、モバイル情報機器の画面サイズを考慮し、一画面に収まるように編集した地図である。
また、部分地図とはモバイル情報機器の一画面に収まる大きさに分割した地図である。
また、全体地図情報に含まれる地図画像は、地図情報管理システムに格納してある基礎地図情報を加工して作成する。
また、部分地図情報に含まれる地図画像は、地図情報管理システムに格納してある基礎地図情報を加工して作成する。
また、全体地図管理情報は、全体地図が表示している座標を管理するための情報であり、座標系フラグ、座標系番号、図郭左下角(X座標とY座標)、図郭右上角(X座標とY座標)、図郭左上角(X座標とY座標)、図郭右下角(X座標とY座標)等から構成されている。
また、部分地図管理情報は、部分地図が表示している座標を管理するための情報であり、座標系フラグ、座標系番号、図郭左下角(X座標とY座標)、図郭右上角(X座標とY座標)、図郭左上角(X座標とY座標)、図郭右下角(X座標とY座標)等から構成されている。
また、画面表示基礎情報とは、利用者番号、地図縮尺倍率、画面サイズ等、地図を検索して画面表示するために必要となる情報である。
また、統合地図情報とは、モバイル情報機器で動作する表示プログラムが、地図情報管理システムから受信した複数の部分地図情報を一枚に画像連結した地図情報である。
また、統合地図管理情報とは、モバイル情報機器で動作する表示プログラムが、地図情報管理システムから受信した複数の部分地図管理情報を結合した地図管理情報である。
また、地図縮尺倍率とは、地図情報管理システムに登録されている地図情報の中から抽出して、モバイル情報機器にダウンロードする地図情報の縮尺倍率である。
また、付近地表示枠とは、地図上で、利用者の現在位置を中心とする一定の地域を示すための枠である。
また、利用者の現在地から認識した目的地の方位とは、利用者の現在地(緯度、経度、標高)と目的地(緯度、経度、標高)の間の偏差である。
また、座標系フラグとは、平面直角座標系(日本測地系)なら1、平面直角座標系(世界測地系における全座標変換)なら2、平面直角座標系(世界測地系における代表点変換)なら3等のように、各座標系に割り当てた分類フラグである。
また、出発地点管理情報における出発地位置情報の代わりに、住所、マップコード、駅名、電話番号など、出発地位置情報を検索するための参照キーを入力し、地図情報管理システムにおいてGPS位置情報への変換処理を行ってもよい。
また、目的地点管理情報における目的地位置情報の代わりに、住所、マップコード、駅名、電話番号など、目的地位置情報を検索するための参照キーを入力し、地図情報管理システムにおいてGPS位置情報への変換処理を行ってもよい。
また、マップコードとは、日本国内の位置を6〜10桁の数字で指定したコードであり、あらかじめ地図や住所テーブル等に登録されたコードを検索して利用する。
本発明は、地図情報管理システムから地図情報をダウンロードして使用するモバイル情報機器に適用できる。
100:地図情報管理システム、101:記録装置、102:基礎地図情報、103:全体地図情報、104:部分地図情報、105:基礎地図管理情報、106:全体地図管理情報、107: 部分地図管理情報、108:サーバ、109:管理プログラム、200:無線ネットワーク、300:モバイル情報機器、301:プロセッサ、302:表示プログラム、303:画面、304:記録装置、305:目的地点管理情報、306:出発地点管理情報、307:画面表示基礎情報、308:統合地図情報、309:統合地図管理情報。

Claims (2)

  1. 利用者が、地図情報管理システムに蓄積してある地図情報を無線ネットワーク経由でモバイル情報機器にダウンロードし、ダウンロードした地図情報を元に作成した地図を前記モバイル情報機器の画面に表示する地図表示システムにおいて、
    GPSから取得した現在地位置情報及び目的地位置情報を使用して、前記利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印と前記地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印を作成する手段と、
    全体地図情報、部分地図情報、全体地図管理情報、部分地図管理情報、前記「GPSから取得した現在地位置情報」及び前記目的地位置情報を使用して、前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を、前記地図上の現在地点座標を始点として、前記地図上に表示する手段と、
    付近地表示枠と前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を、前記「GPSから取得した現在地位置情報」に基づき、前記利用者の移動に対応して、前記地図上で、順次、その位置を変えながら表示する手段と、
    前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と前記「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の2つの矢印を、円形領域の中心を始点として、前記方位表示盤に表示する手段を備えていることにより、
    前記利用者が、前記方位表示盤上で、前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」と前記「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」の二つが重なるように進路を維持することで、前記地図画像に表記されている記号や名称と周辺に存在する実体(山、川、建物、道路等)とを対比して両者の対応関係をすみやかに理解し、迷うことなく目的地へと進めることを特徴とする地図表示システム。
  2. 請求項1記載の地図表示システムにおいて、
    全体地図情報、部分地図情報、全体地図管理情報、部分地図管理情報、前記「GPSから取得した現在地位置情報」及び前記目的地位置情報を使用して、前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を、前記地図上の現在地点座標を始点として、前記地図上に表示する手段の代わりに、
    全体地図情報、部分地図情報、全体地図管理情報、部分地図管理情報、前記「GPSから取得した現在地位置情報」及び前記目的地位置情報を使用して、前記「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を、前記地図上の現在地点座標を始点として、前記地図上に表示する手段を備え、
    付近地表示枠と前記「利用者の現在位置から認識した目的地の方位を示す矢印」を、前記「GPSから取得した現在地位置情報」に基づき、前記利用者の移動に対応して、前記地図上で、順次、その位置を変えながら表示する手段の代わりに、
    付近地表示枠と前記「地図上で現在地から目的地への方向を示す矢印」を、前記「GPSから取得した現在地位置情報」に基づき、前記利用者の移動に対応して、前記地図上で、順次、その位置を変えながら表示する手段を備えていることを特徴とする地図表示システム。
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