JP2014092196A - 自己潤滑式軸受装置 - Google Patents
自己潤滑式軸受装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014092196A JP2014092196A JP2012241798A JP2012241798A JP2014092196A JP 2014092196 A JP2014092196 A JP 2014092196A JP 2012241798 A JP2012241798 A JP 2012241798A JP 2012241798 A JP2012241798 A JP 2012241798A JP 2014092196 A JP2014092196 A JP 2014092196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circulator
- thrust collar
- main shaft
- axial direction
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
【解決手段】回転主軸3と、回転主軸3に一体に設けられ、回転主軸3の径方向外側に張り出すスラストカラー4と、回転主軸3の外周面を支持するジャーナル軸受6と、スラストカラー4を外周側から囲むように配置されるサーキュレータ9と、サーキュレータ9の一部が浸漬されて、サーキュレータ9が吸い込む潤滑油を収容する軸受箱2と、を備え、軸受箱2におけるサーキュレータ9に対して回転主軸3の軸線方向に対向する対向面22が軸線方向に相対移動可能とされている自己潤滑式軸受装置1を提供する。
【選択図】図1
Description
上記自己潤滑式軸受装置において、サーキュレータは、スラスト軸受によって支持される回転主軸のスラストカラーの周囲に配置されており、軸受箱に形成された潤滑油貯留溝にその一部が浸漬されている。
本発明の自己潤滑式軸受装置は、回転主軸と、前記回転主軸に一体に設けられ、前記回転主軸の径方向外側に張り出すスラストカラーと、前記回転主軸の外周面を支持するジャーナル軸受と、前記スラストカラーを外周側から囲むように配置されるサーキュレータと、前記サーキュレータの一部が浸漬されて、該サーキュレータが吸い込む潤滑油を収容する軸受箱と、を備え、前記軸受箱における前記サーキュレータに対して前記回転主軸の軸線方向に対向する対向面が前記軸線方向に相対移動可能とされていることを特徴とする。
また、潤滑油は、直線的に漏れることがなく、曲がった漏れ経路となるため、漏れ量を低減させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の自己潤滑式軸受装置1は、例えば遠心ポンプのような横軸回転機械に組み込まれたものであり、軸受箱2と、回転主軸3の大径部分であるスラストカラー4と、スラストカラー4をスラスト方向に支持するスラスト軸受5と、スラスト軸受5と軸線方向に離間して配置され、回転主軸3を外周面から支持するジャーナル軸受6と、を有している。スラストカラー4は回転主軸3に一体に設けられており、回転主軸3の径方向外側に張り出すように形成されている。
廻止め突起10は、自己潤滑式軸受装置1の軸受箱2の上部に設けられた凹部11内に配置され、サーキュレータ9は廻止め突起10が凹部11内を移動できる範囲内でスラストカラー4の周りを回転可能とされている。
潤滑油用突起12には、円周方向に間隔をおいて潤滑油貯留溝8から潤滑油を吸い上げる第一孔17と、潤滑油貯留溝8に潤滑油を戻す第二孔18とが設けられている。第一孔17と第二孔18とは、第一平面13から第二平面14に貫通するように形成されている。
図3に示すように、本体部21には、サーキュレータ9の潤滑油用突起12の弧状面15に面する潤滑油貯留溝8の底面25及び、潤滑油用突起12の第二平面14に面する潤滑油貯留溝8の他方の側面26が形成されている。止板部22は、本体部21に取り付けられることで、潤滑油貯留溝8の一方の側面26、即ち、サーキュレータ9の対向面をなすように構成されている。
図2に示すように、回転主軸3、即ち、スラストカラー4が回転軸線Sを中心に反時計方向に回転すると、サーキュレータ9下部の循環用溝19の中にある潤滑油が、潤滑油の粘性のためスラストカラー4に引きずられて移動し、ポンプ効果を発生させる。このポンプ効果は、スラストカラー4の外面とサーキュレータ9の内面の隙間がスラストカラー4の回転方向に沿って狭くなる部分、即ち、図2におけるサーキュレータ9の右半部で生じる。
また、潤滑油は、供給管20を介してジャーナル軸受6に供給され、ジャーナル軸受6と回転主軸3との間を潤滑する。
そして、回転主軸3の傾きが解消され、サーキュレータ9と潤滑油貯留溝8との接触が回避されると、止板部22はレール部23に案内されつつ弾性部材30の弾性力により軸線方向他方側に戻され、止板部22と本体部21とが一体化する。
以下、本発明に係る自己潤滑式軸受装置の第二実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
ガイド溝37は、サーキュレータ9の循環用溝19の軸線方向両側に形成された一対の突条19aの内周面に形成されている凹形状の溝である。ガイド突起38は、スラストカラー4の外周面上に形成されており、ガイド溝37に対応する凸形状の突条である。
また、図7に矢印で示すように、潤滑油は、直線的に漏れることがなく、曲がった漏れ経路となるため、漏れ量を低減させることができる。
以下、本発明に係る自己潤滑式軸受装置の第三実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
ガイド板39は、外形が円形をなし、外周と同心円状の穴が形成された板状部材である。ガイド板39の直径は、サーキュレータ9の廻止め突起10及び潤滑油用突起12を除く部位の外径と略同一とされており、ガイド板39の穴部の内径は、スラストカラー4の外径よりも小さく、かつ、回転主軸3の直径よりも大きく形成されている。
ガイド板39は、所定の締結ボルト50によってサーキュレータ9に固定されている。また、ガイド板39とサーキュレータ9との間に、適宜シム板51を挿入することによって、スラストカラー4とガイド板39との隙間を調整できるようになっている。
また、図9に矢印で示すように、潤滑油は、直線的に漏れることがなく、曲がった漏れ経路となるため、漏れ量を低減させることができる。
さらに、スラストカラー4とサーキュレータ9の既存の構成を変更することなくガイド部36を追加することができる。
以下、本発明に係る自己潤滑式軸受装置の第四実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
球面座部41の凹状部43とスラストカラー4との間は、球面座部41とスラストカラー4との相対回転を規制するための、所定のキー45が使用されている。具体的には、スラストカラー4と凹状部43とにキー溝が形成されており、キー溝に対応するキー45によって、球面座部41とスラストカラー4との相対回転を規制するようになっている。
同様に、球面座部41の凸状部42と回転主軸3との間も、キー45とキー溝により相対回転不可とされている。
また、本実施形態においては、スラストカラー4とサーキュレータ9との間に、球面座部41を設ける構成としたが、スラストカラー4と球面座部41の一方、及びサーキュレータ9と球面座部41の他方をそれぞれ一体加工してもよい。
例えば、上記各実施形態のジャーナル軸受6は、ジャーナル軸受6を構成するパッドに供給管20に接続されたノズルなどを用いて潤滑油を供給する構成としたがこれに限ることはない。例えば、ジャーナル軸受6の回転軸線方向中央部にオイルリング用開口部を設けるとともに、このオイルリング用開口部に、下部が油槽内に浸漬されるオイルリングを配置する構成としてもよい。
2 軸受箱
3 回転主軸
4 スラストカラー
5 スラスト軸受
6 ジャーナル軸受
8 潤滑油貯留溝
9 サーキュレータ
22 止板部(対抗面)
36 ガイド部
37 ガイド溝
38 ガイド突起
39 ガイド板
44 球面座
47 結合機構
48 貫通軸部
49 結合溝部
Claims (5)
- 回転主軸と、
前記回転主軸に一体に設けられ、前記回転主軸の径方向外側に張り出すスラストカラーと、
前記回転主軸の外周面を支持するジャーナル軸受と、
前記スラストカラーを外周側から囲むように配置されるサーキュレータと、
前記サーキュレータの一部が浸漬されて、該サーキュレータが吸い込む潤滑油を収容する軸受箱と、を備え、
前記軸受箱における前記サーキュレータに対して前記回転主軸の軸線方向に対向する対向面が前記軸線方向に相対移動可能とされていることを特徴とする自己潤滑式軸受装置。 - 前記スラストカラーに対する前記サーキュレータの前記スラストカラーの軸線方向回りの相対回転を許容しつつ、前記スラストカラーの軸線方向に対する前記サーキュレータの軸線方向の相対傾斜を規制するガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自己潤滑式軸受装置。
- 前記ガイド部は、前記サーキュレータの内周面と前記スラストカラーの外周面のうち一方に形成された凹状の溝であるガイド溝と、前記サーキュレータの内周面と前記スラストカラーの外周面のうち他方に形成され、前記ガイド溝の内部に所定の隙間を介して挿入されるガイド突起とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載の自己潤滑式軸受装置。
- 前記ガイド部は、前記サーキュレータと前記スラストカラーのうち一方の前記軸線方向に向く両面に取り付けられた一対のガイド板であり、前記一対のガイド板の対向する面同士の間に所定の隙間を介して前記サーキュレータと前記スラストカラーのうち他方が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の自己潤滑式軸受装置。
- 前記回転主軸と前記スラストカラーとを、前記回転主軸の軸線方向が前記スラストカラーの軸線方向に対して傾斜可能に接続する球面座と、
前記球面座において、前記傾斜を許容しつつ、前記回転主軸に対する前記スラストカラーの前記回転主軸の軸線回りの相対回転を規制する結合機構と、を有することを特徴とする請求項1に記載の自己潤滑式軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012241798A JP5964206B2 (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 自己潤滑式軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012241798A JP5964206B2 (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 自己潤滑式軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014092196A true JP2014092196A (ja) | 2014-05-19 |
JP5964206B2 JP5964206B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=50936434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012241798A Active JP5964206B2 (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 自己潤滑式軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5964206B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56500304A (ja) * | 1979-03-27 | 1981-03-12 | ||
JPS6488000A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-03 | Hitachi Ltd | Bearing oil supply device |
JP2002022095A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自己潤滑式軸受装置 |
JP2002310142A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スラスト軸受装置 |
JP2011012799A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 軸受装置、軸受ユニットおよび回転機械 |
-
2012
- 2012-11-01 JP JP2012241798A patent/JP5964206B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56500304A (ja) * | 1979-03-27 | 1981-03-12 | ||
JPS6488000A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-03 | Hitachi Ltd | Bearing oil supply device |
JP2002022095A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自己潤滑式軸受装置 |
JP2002310142A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スラスト軸受装置 |
JP2011012799A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 軸受装置、軸受ユニットおよび回転機械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5964206B2 (ja) | 2016-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9644681B2 (en) | Low-friction dynamic seal | |
JP5633185B2 (ja) | 転がり軸受 | |
WO2016084937A1 (ja) | ジャーナル軸受、回転機械 | |
US20060088238A1 (en) | Ball bearing and a vacuum pump that is equipped with a bearing of this type | |
JP2016515686A (ja) | 軸シールを有する軸受装置 | |
JP2014202268A (ja) | 軸受装置及び回転機械 | |
KR20120027188A (ko) | 와셔 및 그 와셔를 이용한 모터 베어링 시스템 | |
JP5500014B2 (ja) | 玉軸受用保持器および玉軸受 | |
JP5964207B2 (ja) | 自己潤滑式軸受装置 | |
KR102155064B1 (ko) | 저널 베어링 및 회전 기계 | |
KR20180112049A (ko) | 저널 베어링 및 회전 기계 | |
KR102243560B1 (ko) | 회전장치 | |
CN108700115B (zh) | 轴颈轴承以及旋转机械 | |
JP5964206B2 (ja) | 自己潤滑式軸受装置 | |
JP2018123846A (ja) | カムフォロア | |
JP2012125865A (ja) | 回転テーブル | |
CN1316717C (zh) | 润滑剂保持组件 | |
JP6849310B2 (ja) | ジャーナル軸受および回転機械 | |
JP2012007686A (ja) | 転がり軸受装置 | |
KR20180023733A (ko) | 틸팅패드 베어링 | |
RU2682294C1 (ru) | Устройство для смазки подшипников роторной машины | |
US10145419B2 (en) | Bearing lubrication structure for rotation unit | |
KR20120005007A (ko) | 와셔 및 그 와셔를 이용한 모터 베어링 시스템 | |
JP2011058520A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2009228683A (ja) | 玉軸受の保持器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160629 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5964206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |