JP2014092192A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

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Takayoshi Iwasaka
宇善 岩坂
Junichi Ishimori
潤一 石森
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Abstract

【課題】低温雰囲気下においても、小径開口部のリップ部と軸との接触が外れる、いわゆる小径開口部の口開き現象の発生を抑えると共に、リップ部のシール性能が良好なボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
【解決手段】ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に固定保持され、補強環が埋設された他端小径開口部が前記軸に保持されたボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記補強環が、多層構造であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールジョイント用ダストカバーに関する。
また、本発明は、自動車懸架装置、操舵装置等に使用されるボールジョイント用ダストカバーに関する。
従来、ボールジョイント継ぎ手部の防塵、防水を目的としてダストカバーが装着されているボールジョイントとしては図3に記載のボールジョイント用ダストカバーが知られている。(特許文献1)
この種ボールジョイント用ダストカバーのシール構造は、ボールスタッド100の一端に形成された球頭部200がソケット300内に保持されている。
そして、ボールスタッド100の他端の軸400は、ナックル500に締め付け固定されている。
一方、弾性材製ダストカバー600の断面略コ字形状の一端大径開口部800が、ソケット300の外周面に形成された環状の溝部310内に、円環状押さえリング700により固定保持され、断面L字形状の金属補強環が埋設された他端小径開口部150が軸400に保持された構成となっている。そして、この金属補強環と軸400との間に存在するゴムが適度に圧縮され、そのゴムの反発力(緊迫力)と追随性により、ボールスタッド100の揺動運動に対してシール性を発揮する形を取っている。
しかし、この種従来の弾性材製ダストカバー600は、図3に示す様にボールスタッド100が傾斜した状態で揺動すると、弾性材製ダストカバー600の膜部が伸びる側(図上右側)において、小径開口部150を引き伸ばす力が作用する為、小径開口部150のリップ部とナックル500との接触が外れる、いわゆる小径開口部150の口開き現象が発生する。
この結果、小径開口部150におけるシール性能が低下し、外部から土砂や塵芥がダストカバー600内に浸入する問題を惹起した。
特に、低温雰囲気下では弾性材製ダストカバー600を構成するゴムが伸縮性を失い、ボールジョイントの揺動運動に対する膜部の追随性が低下する結果、シールリップ部が軸400から離れる口開き現象が顕著に発生する事が判った。
また、この様な口開き現象が発生すると、外部から土砂や塵芥がダストカバー600内に浸入するだけでなく、ダストカバー600内に封入されたグリースが漏れ出る危険性を招来した。
特開昭62−137408号公報
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、低温雰囲気下においても、小径開口部のリップ部と軸との接触が外れる、いわゆる小径開口部の口開き現象の発生を抑えると共に、リップ部のシール性能が良好なボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
本発明のボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に固定保持され、補強環が埋設された他端小径開口部が前記軸に保持されたボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記補強環が、多層構造であることを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、他端小径開口部に埋設した補強環が多層構造である為、他端小径開口部における軸方向及び径方向の変位が容易かつ柔軟に行え、低温雰囲気下においても、他端小径開口部のリップ部と軸との接触が外れる、いわゆる他端小径開口部の口開き現象の発生を抑えると共に、リップ部のシール性能を良好に維持出来る。
更に、請求項2記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、補強環が、複数の環状ワッシャーを相互に間隙を有して積層される構成としている為、環状ワッシャー間に存在するゴム層により軸方向及び径方向の変位が容易かつ柔軟に行える為、リップ部が軸外周面と柔軟に追随出来る。
更に、請求項3記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、補強環が、スパイラル状ワッシャーである為、軸方向及び径方向の変位が容易かつ柔軟に行えると共に、圧縮側で軸方向に縮むことが容易に行え、スペース確保につなげられる。
更に、請求項4記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、他端小径開口部が前記軸と弾性接触しているリップ部を備えている構成としている為、他端小径開口部に埋設した補強環が多層構造であることと相俟って、他端小径開口部におけるシール性能をより高める事が出来る。
本発明に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図。 図1の部分拡大図。 従来技術に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1及び図2に示される様に、本発明に係るボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッド1の一端に形成された球頭部2がソケット3内に保持され、このボールスタッド1の他端の軸4はナックル5に締め付け固定され、一端大径開口部8がソケット3の外周面に固定保持され、補強環9が埋設された他端小径開口部7が軸4に保持された構成となっている。
そして、この補強環9は、多層構造となっている。
より具体的には、図2に示す様に、板状の補強環9、9の間にダストカバーを構成しているゴム材が介在する構成となっている。
この為、他端小径開口部7における軸方向及び径方向の変位が柔軟に行え、低温雰囲気下においても、他端小径開口部7のリップ部71と軸との接触が外れる、いわゆる他端小径開口部7の口開き現象の発生を抑えると共に、リップ部71のシール性能を良好に維持出来る。
この補強環9に用いられる態様としては、複数の環状ワッシャーを相互に間隙を有して、他端小径開口部7に積層埋設する態様と、1枚のスパイラル状ワッシャーを他端小径開口部7に埋設する態様が可能である。
そして、この複数の環状ワッシャーを相互に間隙を有して、他端小径開口部7に積層埋設する態様としているので、環状ワッシャー間に存在するゴム層により、軸方向及び径方向の変位が容易かつ柔軟に行える為、リップ部71が軸外周面と柔軟に追随出来る。
また、1枚のスパイラル状ワッシャーを他端小径開口部7に埋設する態様とした場合は、
圧縮側で軸方向に縮むことが容易に行え、環状ワッシャーの場合と同様に、軸方向及び径方向の変位が容易かつ柔軟に行える為、リップ部71が軸外周面と柔軟に追随出来ると共に、スペース確保につなげられ、成形も容易である。
また、他端小径開口部7が軸4と弾性接触している箇所には、リップ部71が形成されている。更に、ナックル5と接触する箇所には、ダストリップ72が設けられている。
この実施態様で用いた補強環9の断面形状は、矩形であったが、円形や楕円であっても良い。
また、環状ワッシャーの形状としては、ウェーブ状や突起付きであっても使用可能である。
また、補強環9の軸方向間隙及び積層枚数は適宜用途に合わせ選択される。
この補強環9の材質は、金属材の他にナイロン等の機械的強度の強い樹脂材も適宜用途に合わせ使用可能である。
また、ダストカバー6の材質は、クロロプレン等のゴム状弾性材や、ポリエステル系エラストマー、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性エラストマーから、適宜用途に合わせ選択して使用される。
また、ダストカバー6内には、グリースが封入されている。
一方、ダストカバー6の断面略コ字形状の一端大径開口部8は、ソケット3の外周面に形成された環状の溝部31内に、円環状押さえリング11により固定保持される構成となっている。
この押さえリング11は、断面略矩形状のサークリップを使用したが、一端大径開口部8に金属補強環を埋設一体化したタイプ等用途に応じ各種押えリングが採用される。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
自動車の懸架装置及び操舵装置等に使用されるボールジョイントに使用できる。
1 ボールスタット
2 球頭部
3 ソケット
4 軸
5 ナックル
6 ダストカバー
7 他端小径開口部
8 一端大径開口部
9 補強環
11 押えリング
71 リップ部
72 ダストリップ

Claims (4)

  1. ボールスタッド(1)の一端に形成された球頭部(2)がソケット(3)内に保持され、前記ボールスタッド(1)の他端の軸(4)はナックル(5)に締め付け固定され、一端大径開口部(8)が前記ソケット(3)の外周面に固定保持され、補強環(9)が埋設された他端小径開口部(7)が前記軸(4)に保持されたボールジョイント用ダストカバー(6)において、
    前記補強環(9)が、多層構造であることを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
  2. 前記補強環(9)が、複数の環状ワッシャーを相互に間隙を有して積層されていることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  3. 前記補強環(9)が、スパイラル状ワッシャーであることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  4. 前記他端小径開口部(7)が前記軸(4)と弾性接触しているリップ部(71)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10159988A (ja) * 1996-11-29 1998-06-16 Musashi Seimitsu Ind Co Ltd ダストカバー
JP2011085257A (ja) * 2009-09-15 2011-04-28 Nok Corp ボールジョイント用ダストカバー
JP2011179549A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Somic Ishikawa Inc シール部材及びボールジョイント

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