JP2014089281A - 表示装置およびその製造方法、電子機器 - Google Patents

表示装置およびその製造方法、電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014089281A
JP2014089281A JP2012238711A JP2012238711A JP2014089281A JP 2014089281 A JP2014089281 A JP 2014089281A JP 2012238711 A JP2012238711 A JP 2012238711A JP 2012238711 A JP2012238711 A JP 2012238711A JP 2014089281 A JP2014089281 A JP 2014089281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
layer
light
display device
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012238711A
Other languages
English (en)
Inventor
Isatake Kobayashi
勇毅 小林
Yuka Utsumi
夕香 内海
Satoshi Shibata
諭 柴田
Kazuyoshi Sakuragi
一義 櫻木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012238711A priority Critical patent/JP2014089281A/ja
Publication of JP2014089281A publication Critical patent/JP2014089281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】従来のカラーフィルタ基板を用いても、カラーフィルタ基板における偏光解消を防止し、高コントラスト、視野角特性に優れた表示装置およびその製造方法、電子機器を提供する。
【解決手段】光源11、第一基板12と第二基板13の間に設置された液晶層14、前記2つの基板を接合する第一の接合層15、色変換層18が設けられた第三基板19を備え、第一基板12は光源11と液晶層14の間に配置され、第二基板13は液晶層14と色変換層18の間に配置され、液晶層14は第一の接合層15で囲まれた領域内に配置され、第一の偏光板16は第一基板12における液晶層14とは反対側に配置され、第二の偏光板17は第二基板13における液晶層14とは反対側に配置され、第一基板12と第三基板13は、液晶層14および第二の偏光板17と離隔した領域にて第二の接合層20により接合されていることを特徴とする表示装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置およびその製造方法、電子機器に関する。
液晶素子を用いた表示装置(以下、「液晶ディスプレイ」と言う。)は、薄型で軽量であり、かつ、消費電力が小さいことから、近年、多くのOA機器で広く使用されている。
従来の液晶ディスプレイは、例えば、一対のガラス基板(TFT側ガラス基板とカラーフィルタ側ガラス基板)にそれぞれ設けられた透明電極により液晶層が挟まれており、さらに、液晶層はシール剤により封止されており、観察者側のガラス基板(カラーフィルタ側ガラス基板)と透明電極の間には画素毎に赤、緑、青のカラーフィルタ層が形成され、各ガラス基板の外側には一対の偏光板が設けられた構造をなしている。このような液晶ディスプレイでは、パネル背面に配設された白色バックライト光を一対の偏光板と液晶層で光変調し、赤、緑、青のカラーフィルタ層によってフルカラー表示を行っている。
しかし、カラーフィルタ層は、このカラーフィルタ層へ入射する直線偏光を偏光解消する性質を持つことが知られている。この場合、偏光解消された光が観察者側の偏光板に入射するため、光の偏光状態を制御することができず、コントラスト比が極端に低下する、見る角度で色相が変化する、特定の方向で視認性が劣るなどの視角依存性が強いという問題が生じる。
また、カラーフィルタ層を用いたフルカラー表示では、光源に赤、緑、青の成分が含まれた白色光を用い、カラーフィルタ層により特定の波長の光が吸収されることで、カラー表示を行っている。例えば、赤色フィルタ層では、白色光に含まれている青、緑成分が吸収され、赤色光が発光する。そのため、赤色フィルタ層から発光する赤色光のエネルギーは、白色光が本来有していたエネルギーの約三分の一に低下してしまい、光の利用効率が悪いという問題も生じる。
これらの問題を解消するため、バックライトとして青色発光ダイオード(LED)や近紫外発光ダイオード(LED)を用い、カラーフィルタに相当する部位に蛍光体層を配置してなる蛍光体励起色変換方式の液晶調光素子が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この液晶調光素子は、バックライトから出射された光を蛍光体で波長変換し、所望の色(RGBなど)を表示する。また、この液晶調光素子は、カラーフィルタ方式のものと比較して、カラーフィルタにおける光の吸収による損失がなく、蛍光体によって波長変換するため、光利用効率が高いという特長がある。また、この液晶調光素子は、蛍光体層から等方的に発光するので、視野角特性に優れた表示を行うことが可能となる。
特開平11−237632号公報 特開2009−134275号公報
しかしながら、特許文献1では、偏光板の上に電極や配向膜を直接形成するため、偏光板の耐熱性の観点で課題が残る。すなわち、電極形成時の熱や配向膜焼成時の熱によって偏光板が劣化し、コントラストが著しく低下する可能性が極めて高い。
また、特許文献2では、偏光板の上に電極や配向膜を直接形成せずに、別途基板を用意して、その基板上に電極や配向膜を形成し、その基板と、蛍光体が配置された蛍光体基板とを貼り合せた後、TFT側の基板と貼り合せて液晶セル化して表示装置を形成することによって、偏光板の耐熱性の問題を解消している。
しかしながら、従来の液晶セル化は2枚の基板でなされているのに対し、この方式では3枚の基板で液晶セル化するため、従来の液晶セル化プロセスを適用することが困難であり、プロセス上の課題が新たに発生する。また、表示装置側面の、外部に露出した部分については何ら対策が施されておらず、表示装置側面を通じて外部からガスや水分が蛍光体に到達し、蛍光体を劣化させ、発光特性を著しく悪くする懸念もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、従来のカラーフィルタ基板を用いた場合であっても、カラーフィルタ基板における偏光解消を防止し、高コントラスト、視野角特性に優れた表示装置およびその製造方法、電子機器を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、光源と、第一基板と第二基板の間に設置された液晶層と、前記第一基板と前記第二基板を接合する第一の接合層と、前記光源からの光の偏光状態を制御する第一の偏光板および第二の偏光板と、前記光源から出射された光の波長を変換する色変換層が設けられた第三基板と、を備え、前記第二基板は透明基板からなり、前記第一基板は前記光源と前記液晶層の間に配置され、前記第二基板は前記液晶層と前記色変換層の間に配置され、前記第一基板または前記第二基板における前記液晶層と接する面の少なくとも一方に電極が設けられ、前記液晶層は前記第一の接合層で囲まれた領域内に配置され、前記第一の偏光板は前記第一基板における前記液晶層とは反対側に配置され、前記第二の偏光板は前記第二基板における前記液晶層とは反対側に配置され、前記第一基板と前記第三基板は、前記液晶層および前記第二の偏光板と離隔した領域にて第二の接合層により接合されていることを特徴とする。
本発明の表示装置において、前記第二基板は、透明樹脂から構成されていてもよい。
本発明の表示装置において、前記第二基板は、ガラス基板であってもよい。
本発明の表示装置において、前記第二の接合層は、熱硬化樹脂、紫外線硬化樹脂または遅延硬化型樹脂のいずれかを含む樹脂から構成されていてもよい。
本発明の表示装置において、前記第二基板は、前記第二の接合層よりも内側に配置されていてもよい。
本発明の表示装置において、赤色光による表示を行う赤色画素と、緑色光による表示を行う緑色画素と、青色光による表示を行う青色画素と、を少なくとも含む複数の画素が備えられ、前記光源から励起光としての紫外光が出射され、前記色変換層として、前記紫外光によって励起されて赤色蛍光を発する赤色蛍光体層、前記紫外光によって励起されて緑色蛍光を発する緑色蛍光体層、および、前記紫外光によって励起されて青色蛍光を発する青色蛍光体層を少なくとも有していてもよい。
本発明の表示装置において、赤色光による表示を行う赤色画素と、緑色光による表示を行う緑色画素と、青色光による表示を行う青色画素と、を少なくとも含む複数の画素が備えられ、前記光源から励起光としての青色光が出射され、前記色変換層として、前記青色光によって励起されて赤色蛍光を発する赤色蛍光体層、前記青色光によって励起されて緑色蛍光を発する緑色蛍光体層、および、前記青色光を散乱させる散乱層を少なくとも有していてもよい。
本発明の表示装置において、赤色光による表示を行う赤色画素と、緑色光による表示を行う緑色画素と、青色光による表示を行う青色画素と、を少なくとも含む複数の画素が備えられ、前記光源から白色光が出射され、前記色変換層としてカラーフィルタを用い、前記白色光を赤色に変換する赤色変換層、前記白色光を緑色に変換する緑色変換層、および、前記白色光を青色に変換する青色変換層を少なくとも有していてもよい。
本発明の表示装置において、前記光源は、指向性を有していてもよい。
本発明の表示装置の製造方法は、本発明の表示装置の製造方法であって、前記第一基板と前記第二基板を前記第一の接合層で接合する工程と、前記第二の偏光板を前記第二基板における前記液晶層とは反対側の面に貼り合せる工程と、前記第一基板と前記第三基板を前記第二の接合層で接合する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の表示装置の製造方法は、本発明の表示装置の製造方法であって、前記第一基板と前記第二基板を前記第一の接合層で接合する工程と、前記第二の偏光板を前記第三基板における前記液晶層側の面に貼り合せる工程と、前記第一基板と前記第三基板を前記第二の接合層で接合する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の表示装置の製造方法は、本発明の表示装置の製造方法であって、前記第二基板をダミー基板上に設ける工程と、前記第一基板と、前記ダミー基板上に設けられた前記第二基板とを前記第一の接合層で接合する工程と、前記第二基板から前記ダミー基板を取り除く工程と、前記第一基板と前記第三基板を前記第二の接合層で接合する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の表示装置の製造方法において、前記第二の接合層を、前記第一の接合層の外側に設けてもよい。
本発明の表示装置の製造方法において、前記ダミー基板における前記第二基板が設けられる面に光熱変換層が設けられていてもよい。
本発明の表示装置の製造方法において、前記ダミー基板における前記第二基板が設けられる面に熱発泡体層が設けられていてもよい。
本発明の電子機器は、本発明の表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、従来のカラーフィルタ基板を用いた場合であっても、カラーフィルタ基板における偏光解消を防止することができ、高コントラスト、視野角特性に優れた表示装置およびその製造方法、電子機器を提供することができる。
表示装置の一実施形態を示す概略断面図である。 表示装置において、蛍光体層の側面を囲む障壁を示す概略断面図である。 表示装置において、第三基板と障壁の間に形成した遮光層を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第一実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第一実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第一実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第二実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第二実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第二実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第二実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の製造方法の第二実施形態を示す概略断面図である。 表示装置の一適用例である携帯電話を示す外観図である。 表示装置の一適用例である薄型テレビを示す外観図である。 表示装置の一適用例である携帯型ゲーム機を示す外観図である。 表示装置の一適用例であるノートパソコンを示す外観図である。 表示装置の一適用例であるタブレット端末を示す外観図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例1における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。 実験例4における表示装置の製造方法を示す概略断面図である。
表示装置およびその製造方法、電子機器の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
「表示装置」
図1は、表示装置の一実施形態を示す概略断面図である。
表示装置10は、光源11と、第一基板12と第二基板13の間に設置された液晶層14と、第一基板12と第二基板13を接合する第一の接合層15と、光源11からの光の偏光状態を制御する第一の偏光板16および第二の偏光板17と、光源11から出射された光の波長を変換する色変換層18が設けられた第三基板19と、第一基板12と第二基板13を接合する第二の接合層20とから概略構成されている。
光源11は、第一基板12の光入射面(以下、「一方の面」と言うこともある。)12a側に、第一基板12の一方の面12aに設けられた第一の偏光板16と離隔して配置されている。すなわち、第一基板12は、光源11と液晶層14の間に配置されている。また、第一の偏光板16は、第一基板12における液晶層14とは反対側に配置されている。
第二基板13は、液晶層14と色変換層18の間に配置されている。また、第二基板13の光出射面(以下、「一方の面」と言うこともある。)13aに第二の偏光板17が設けられている。また、第二の偏光板17は、第二基板13における液晶層14とは反対側に配置されている。
第一基板12における液晶層14と接する面(以下、「他方の面」と言うこともある。)12bに電極21が設けられている。
第二基板13における液晶層14と接する面(以下、「他方の面」と言うこともある。)13bに電極22が設けられている。
液晶層14は、第一基板12、第二基板13および第一の接合層15で囲まれた領域内に配置されている。
第一基板12と第二基板13は、液晶層14および第二の偏光板17と離隔した領域にて、第二の接合層20により接合されている。すなわち、第二の接合層20は、第一の接合層15と離隔して設けられ、第二の接合層20と第一の接合層15の間には間隙23が形成されている。また、第二基板13は、第二の接合層20よりも内側に配置されている。言い換えれば、第一基板12の一方の面12a上に配置された、液晶層14、第二基板13、第二の偏光板17および第一の接合層15は、第一基板12、第三基板19および第二の接合層20で囲まれた領域内に配置されている。
色変換層18は、第三基板19の液晶層14側の面(以下、「一方の面」と言うこともある。)19aに設けられている。色変換層18は、1画素内に互いに隣接して設けられた、赤色変換層18Rと、緑色変換層18Gと、青色変換層18Bとから構成されている。
光源11としては、指向性を有するものが用いられ、例えば、発光ダイオード(LED(紫外発光LED、青色LED))、有機エレクトロルミネセンス素子(有機EL素子(紫外発光有機EL素子、青色発光有機EL素子))、無機エレクトロルミネセンス素子(無機EL素子(紫外発光無機EL素子、青色発光無機EL素子))等が挙げられる。
第一基板12、第二基板13、第三基板19は、光源11から出射した励起光が第一基板12および第二基板13を透過した後、色変換層18で蛍光変換し、第三基板19の外部に取り出す必要があることから、フルカラー表示領域で光を透過する必要がある。そのため、第一基板12、第二基板13、第三基板19としては、透光性基板が用いられる。
透光性基板としては、例えば、ガラス、石英等からなる無機材料基板、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカルバゾール、ポリイミド等からなるプラスチック基板等が挙げられるが、本実施形態はこれらの基板に限定されるものではない。また、ガスバリア性、水分バリア性の観点から、ガラス等からなる無機材料基板が好ましい。一方、プラスチック基板を用いる場合には、ガスバリア性を向上させる観点から、プラスチック基板に無機材料をコートした基板が好ましい。
第二基板13の厚さは、80μm以下であることが好ましく、40μm以下であることがより好ましく、20μm以下であることがさらに好ましい。
第二基板13の厚さが、上記の上限値を超えると、光源11から出射した励起光が隣接する画素に入り込んで、クロストークを発生させ、表示品位を低下することがある。
このような厚さの第二基板13としては、例えば、透明ポリイミドやシクロオレフィン系樹脂、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等からなる樹脂膜が挙げられるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。また、第二基板13は、透光性の樹脂にガラスフリット等を混合したガラスペーストを用いて形成してもよい。あるいは、第二基板13としては、オーバーフロー法やエッチング法等によって薄型化したガラス基板を用いてもよい。
第一基板12に設けられた電極21、第二基板13に設けられた電極22は、液晶層14を備えた液晶素子を駆動するためのものであるとともに、光源11から出射した励起光を透過するために透明電極である必要がある。
透明電極としては、インジウム(In)と錫(Sn)からなる酸化物(ITO)、錫(Sn)の酸化物(SnO)、インジウム(In)と亜鉛(Zn)からなる酸化物(IZO)等の透明電極材料が挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。
電極21,22は、上記の材料を用いて、EB蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、抵抗加熱蒸着法等の公知の方法により形成することができるが、本実施形態はこれらの形成方法に限定するものではない。また、必要に応じて、フォトリソグラフィー法、レーザー剥離法により形成した電極をパターニングすることもでき、シャドーマスクと組み合わせることで直接パターニングした電極を形成することもできる。
図1では、電極22が第二基材13の他方の面13bに一様に形成されている場合を例示したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態では、液晶素子の駆動モードに応じて、第二基材13の他方の面13bにおいて電極22がパターニングされていてもよい。同様に、液晶素子の駆動モードに応じて、第一基板12の他方の面12bにおいて電極21がパターニングされていてもよい。例えば、液晶素子がIPSモードを採用する場合、第一基板12の他方の面12bまたは第二基板13の他方の面13bのいずれか一方に、電極(電極21,22)が形成されていればよい。
また、液晶層14を構成する液晶分子を配向させる手段の1つとして、電極21,22と液晶層14の間に配向膜を設けてもよい。言い換えれば、電極21の液晶層14側の面21aと電極22の液晶層14側の面22aに配向膜を設けてもよい。
配向膜を形成する材料(配向膜材料)としては、例えば、ポリイミド樹脂が挙げられるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態では、液晶素子の駆動モードに応じて、種々の配向膜材料を用いることができる。
配向処理法としては、ラビング処理法や光配向処理法等が挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。本実施形態では、液晶素子の駆動モードに応じて、種々の配向処理法を用いることができる。
液晶層14を構成する液晶分子を配向させる他の手段として、電極21,22を加工して、電極21,22自体に配向機能を付与したものが挙げられる。この場合、配向膜を設けなくてもよいし、電極21,22の配向機能を補足する目的で配向膜を形成してもよい。
液晶層14を構成する液晶材料(液晶分子)としては、アゾキシ系、アゾメチン系、ビフェニル系、安息香酸エステル系、シクロヘキサン系、ヘテロ環化合物等が挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。これらの液晶材料は、単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。
液晶素子の駆動モードは、特に限定されるものではなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード、OCB(Optical Compensated Bend)モード、IPS(In−Plane Switching)モード、ECB(Electrically Controlled Birefringence)モードなどが挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。また、本実施形態では、選択した液晶素子の駆動モードに応じて、適切な液晶材料を選択することが好ましい。
液晶層14を備えた液晶素子は、パッシブ駆動型であってもよいし、TFT等のスイッチング素子を用いたアクティブ駆動型であってもよい。
第一の接合層15、第二の接合層20は、シール剤から構成される。
シール剤としては、例えば、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、シリコーン樹脂等が挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、公知の樹脂を用いることができる。
また、シール剤を構成する樹脂の硬化方法としては、熱により硬化する方法、紫外線により硬化する方法、可視光により硬化する方法、レーザー光により硬化する方法等が挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、公知の硬化方法を用いることができる。
本実施形態では、第一基板12と第三基板19を接合する第二の接合層20を構成するシール剤には、熱を伴わない硬化方法、すなわち、紫外線により硬化する方法または可視光により硬化する方法を適用することが好ましい。このように熱を伴わない硬化方法を用いることにより、第一の偏光板16および第二の偏光板17への熱の影響を少なくすることができる。
また、本実施形態では、予め第三基板19の一方の面19aに、遅延硬化型の熱硬化性樹脂を配置し、その熱硬化性樹脂が完全に硬化する前に、第一基板12と第三基板19を貼り合わせることにより、紫外線や可視光を用いることなく、第一の偏光板16および第二の偏光板17への熱の影響を少なくすることができる。
第一の偏光板16、第二の偏光板17としては、例えば、ヨウ素偏光板や染料偏光板、無機偏光板等が挙げられるが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。また、励起光として青色光または紫外光を用いる場合、第一の偏光板16、第二の偏光板17は青色光領域あるいは紫外光領域においてのみ消光比が高ければよい。
ここで、消光比とは、第一の偏光板16と第二の偏光板17のそれぞれに固有の性能として表され、以下のように定義される。
消光比=(偏光板透過軸方向の偏光透過率)/(偏光板吸収軸方向の偏光透過率)
ここで、偏光透過率とは、グラントムソンプリズムを用いて、理想的な偏光光を入射したときの透過率を指す。
色変換層18としては、光源11から出射される励起光が青色光の場合、青色光によって励起される蛍光体層、光源11から出射される励起光が紫外光の場合、紫外光によって励起される蛍光体層がそれぞれ適用される。
色変換層18は、紫外発光LED、青色LED、紫外発光有機EL素子、青色発光有機EL素子、紫外発光無機EL素子、青色発光無機EL素子等の励起光源からの励起光を吸収し、青色、緑色、赤色に発光する青色変換層18B、緑色変換層18G、赤色変換層18Rから構成されている。色変換層18として蛍光体層が適用される場合、青色変換層18Bは青色蛍光体層、緑色変換層18Gは緑色蛍光体層、赤色変換層18Rは赤色蛍光体層となる。
ただし、励起光源として青色発光を適用する場合、青色変換層18Bとして青色蛍光体層を設けずに、励起光を青色画素からの発光としてもよい。また、励起光源として指向性を有する青色発光を適用する場合、青色変換層18Bとして青色蛍光体層を設けずに、当該指向性を有する励起光を散乱し、等方発光にして外部へ取り出すことができるような散乱体層を適用してもよい。
色変換層18が蛍光体層である場合、以下に例示する蛍光体材料のみから構成されていてもよく、任意に添加剤等を含んでいてもよく、これらの材料が高分子材料(結着用樹脂)または無機材料中に分散された構成であってもよい。
蛍光体材料としては、公知の蛍光体材料を用いることができる。このような蛍光体材料は、有機系蛍光体材料と無機系蛍光体材料に分類される。以下に、有機系蛍光体材料と無機系蛍光体材料の具体的な化合物を例示するが、蛍光体材料はこれらの材料に限定されるものではない。
有機系蛍光体材料としては、青色蛍光色素として、スチルベンゼン系色素:1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、トランス−4,4’−ジフェニルスチルベンゼン、クマリン系色素:7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン等が挙げられる。
また、緑色蛍光色素としては、クマリン系色素:2,3,5,6−1H、4H−テトラヒドロ−8−トリフロメチルキノリジン(9,9a、1−gh)クマリン(クマリン153)、3−(2’−ベンゾチアゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン(クマリン6)、3−(2’−ベンゾイミダゾリル)−7−N,N−ジエチルアミノクマリン(クマリン7)、ナフタルイミド系色素:ベーシックイエロー51、ソルベントイエロー11、ソルベントイエロー116等が挙げられる。
また、赤色蛍光色素としては、シアニン系色素:4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチルリル)−4H−ピラン、ピリジン系色素:1−エチル−2−[4−(p−ジメチルアミノフェニル)−1,3−ブタジエニル]−ピリジニウム−パークロレート、および、ローダミン系色素:ローダミンB、ローダミン6G、ローダミン3B、ローダミン101、ローダミン110、ベーシックバイオレット11、スルホローダミン101等が挙げられる。
無機系蛍光体材料としては、青色蛍光体として、Sr:Sn4+、SrAl1425:Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+、SrGa:Ce3+、CaGa:Ce3+、(Ba、Sr)(Mg、Mn)Al1017:Eu2+、(Sr、Ca、Ba、Mg)10(POCl:Eu2+、BaAlSiO:Eu2+、Sr:Eu2+、Sr(POCl:Eu2+、(Sr,Ca,Ba)(POCl:Eu2+、BaMgAl1627:Eu2+、(Ba,Ca)(POCl:Eu2+、BaMgSi:Eu2+、SrMgSi:Eu2+等が挙げられる。
また、緑色蛍光体としては、(BaMg)Al1627:Eu2+、Mn2+、SrAl1425:Eu2+、(SrBa)Al12Si:Eu2+、(BaMg)SiO:Eu2+、YSiO:Ce3+、Tb3+、Sr−Sr:Eu2+、(BaCaMg)(POCl:Eu2+、SrSi−2SrCl:Eu2+、ZrSiO、MgAl1119:Ce3+、Tb3+、BaSiO:Eu2+、SrSiO:Eu2+、(BaSr)SiO:Eu2+等が挙げられる。
また、赤色蛍光体としては、YS:Eu3+、YAlO:Eu3+、Ca(SiO:Eu3+、LiY(SiO:Eu3+、YVO:Eu3+、CaS:Eu3+、Gd:Eu3+、GdS:Eu3+、Y(P,V)O:Eu3+、MgGeO5.5F:Mn4+、MgGeO:Mn4+、KEu2.5(WO6.25、NaEu2.5(WO6.25、KEu2.5(MoO6.25、NaEu2.5(MoO6.25等が挙げられる。
また、上記無機系蛍光体材料は、必要に応じて表面改質処理を施してもよく、その方法としては、シランカップリング剤等の化学的処理によるものや、サブミクロンオーダーの微粒子等の添加による物理的処理によるもの、あるいは、それらの併用によるもの等が挙げられる。
また、励起光による劣化、発光による劣化等の安定性を考慮すると、蛍光体材料としては、無機系蛍光体材料を用いることが好ましい。さらに、無機系蛍光体材料を用いる場合には、平均粒径(d50)が、0.5〜50μmであることが好ましい。無機系蛍光体材料の平均粒径が0.5μm未満であると、無機系蛍光体材料の発光効率が急激に低下する。一方、無機系蛍光体材料の平均粒径が50μmを超えると、高解像度にパターニングすることが困難になる。
また、蛍光体層は、上記の蛍光体材料と樹脂材料を溶剤に溶解、分散させた蛍光体層形成用塗液を用いて、スピンコーティング法、ディッピング法、ドクターブレード法、吐出コート法、スプレーコート法等の塗布法、インクジェット法、凸版印刷法、凹版印刷法、スクリーン印刷法、マイクログラビアコート法等の印刷法等による公知のウエットプロセス、上記の材料を抵抗加熱蒸着法、電子線(EB)蒸着法、分子線エピタキシー(MBE)法、スパッタリング法、有機気相蒸着(OVPD)法等の公知のドライプロセス、または、レーザー転写法等により形成することができる。
また、蛍光体層は、高分子材料(結着用樹脂)として、感光性の樹脂(感光性樹脂)を用いることによって、フォトリソグラフィー法により、パターニングすることが可能となる。
ここで、感光性樹脂としては、アクリル酸系樹脂、メタクリル酸系樹脂、ポリ桂皮酸ビニル系樹脂、および、硬質ゴム系樹脂等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂(光硬化型レジスト材料)からなる群より選択される1種類、または、2種類以上の混合物を用いることが可能である。
また、感光性樹脂を用いた場合、蛍光体層は、インクジェット法、凸版印刷法、凹版印刷法、スクリーン印刷法等のウエットプロセス、シャドーマスクを用いた抵抗加熱蒸着法、電子線(EB)蒸着法、分子線エピタキシー(MBE)法、スパッタリング法、有機気相蒸着(OVPD)法等の公知のドライプロセス、または、レーザー転写法等により蛍光体材料を直にパターニングすることにより形成することも可能である。
蛍光体層の膜厚は、通常100nm〜100μm程度であるが、1μm〜100μmであることが好ましい。また、励起光源からの励起光の吸収を高め、色純度に悪影響を及ぼさない程度に励起光の透過光を低減するためには、蛍光体層の膜厚が1μm以上であることが好ましい。
蛍光体層の膜厚が100nm未満であると、励起光源からの励起光を十分に吸収することが不可能であるため、発光効率の低下や、必要とされる色に励起光の透過光が混じることによる色純度の悪化といった問題が生じる。一方、蛍光体層の膜厚が100μmを超えると、励起光源からの励起光を既に十分に吸収することから、発光効率の上昇には繋がらず、材料を消費するだけに留まり、材料コストのアップに繋がる。
一方、青色変換層18Bとして青色蛍光体層の代わりに、光散乱層を適用する場合、光散乱粒子は、有機材料から構成されていてもよいし、無機材料から構成されていてもよいが、無機材料から構成されていることが好ましい。これにより、指向性を有する励起光を、より等方的かつ効果的に、拡散または散乱させることが可能となる。また、無機材料を用いることにより、光および熱に安定な光散乱層を形成することが可能となる。
また、光散乱粒子としては、透明度が高いものを用いることが好ましい。また、光散乱粒子としては、低屈折率の母材中に、母材よりも高屈折率の微粒子を分散するものであることが好ましい。また、青色光が光散乱層によって効果的に散乱するためには、光散乱粒子の粒径がミー散乱の領域にあることが必要であるので、光散乱粒子の粒径は100nm〜500nm程度であることが好ましい。また、光散乱粒子を樹脂材料と混合して用いる場合には、樹脂材料との屈折率比が上記の数値範囲に含まれることが好ましい。
光散乱粒子として、無機材料を用いる場合には、無機材料としては、例えば、ケイ素、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、インジウム、亜鉛、錫およびアンチモンからなる群より選択される少なくとも1種の金属の酸化物を主成分とした粒子(微粒子)等が挙げられる。
また、光散乱粒子として、無機材料から構成された粒子(無機微粒子)を用いる場合には、無機微粒子としては、例えば、シリカビーズ(屈折率:1.44)、アルミナビーズ(屈折率:1.63)、酸化チタンビーズ(アナタース型の屈折率:2.50、ルチル型の屈折率:2.70)、酸化ジルコニアビーズ(屈折率:2.05)、酸化亜鉛ビーズ(屈折率:2.00)等が挙げられる。
光散乱粒子として、有機材料から構成された粒子(有機微粒子)を用いる場合には、有機微粒子としては、例えば、ポリメチルメタクリレートビーズ(屈折率:1.49)、アクリルビーズ(屈折率:1.50)、アクリル−スチレン共重合体ビーズ(屈折率:1.54)、メラミンビーズ(屈折率:1.57)、高屈折率メラミンビーズ(屈折率:1.65)、ポリカーボネートビーズ(屈折率:1.57)、スチレンビーズ(屈折率:1.60)、架橋ポリスチレンビーズ(屈折率:1.61)、ポリ塩化ビニルビーズ(屈折率:1.60)、ベンゾグアナミン−メラミンホルムアルデヒドビーズ(屈折率:1.68)、シリコーンビーズ(屈折率:1.50)等が挙げられる。
上述した光散乱粒子と混合して用いる樹脂材料としては、透光性の樹脂であることが好ましい。樹脂材料としては、例えば、メラミン樹脂(屈折率:1.57)、ナイロン(屈折率:1.53)、ポリスチレン(屈折率:1.60)、メラミンビーズ(屈折率:1.57)、ポリカーボネート(屈折率:1.57)、ポリ塩化ビニル(屈折率:1.60)、ポリ塩化ビニリデン(屈折率:1.61)、ポリ酢酸ビニル(屈折率:1.46)、ポリエチレン(屈折率:1.53)、ポリメタクリル酸メチル(屈折率:1.49)、ポリMBS(屈折率:1.54)、中密度ポリエチレン(屈折率:1.53)、高密度ポリエチレン(屈折率:1.54)、テトラフルオロエチレン(屈折率:1.35)、ポリ三フッ化塩化エチレン(屈折率:1.42)、ポリテトラフルオロエチレン(屈折率:1.35)等が挙げられる。
また、蛍光体層が外光によって励起されることを防ぐために、蛍光体層(緑色変換層18G、赤色変換層18R)と第三基板19の間に、カラーフィルタ層を設けることが好ましい。また、色純度向上のために、青色散乱体層(青色変換層18B)と第三基板19の間に、青色カラーフィルタ層が設けられていてもよい。なお、蛍光体層(緑色変換層18G、赤色変換層18R)と第三基板19の間に設けるカラーフィルタ層についても、外光励起を防ぐだけでなく、色純度を向上させる機能を付与してもよい。
カラーフィルタ層としては、少なくとも赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタ、青色カラーフィルタの3種が含まれるが、蛍光体層がイエロー、シアン、マゼンタ等に発光する画素がある場合、必要に応じて、イエロー、シアン、マゼンタ等のカラーフィルタを加えてもよい。
ここで、シアン、イエロー、マゼンタ等に発光する画素のそれぞれの色純度を、色度図上での赤色、緑色、青色に発光する画素の色純度の点で結ばれる三角形より外側にすることで、赤色、緑色、青色の3原色を発光する画素を使用する表示装置より色再現範囲をさらに広げる事が可能となる。
また、カラーフィルタ層の非画素部には、ブラックマトリックスが設けられていることが好ましい。このようにブラックマトリックスを設けることにより、光源11の光漏れやRGBの混色を効果的に防止できる。
また、カラーフィルタ材料としては、顔料色素や染料色素等が挙げられるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
カラーフィルタ層の形成方法としては、フォトリソグラフィー法やインクジェット法等が挙げられるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。これらの中でも、材料利用効率の観点からは、オンデマンドに塗り分けできるインクジェット法が好ましい。
赤色変換層18R(赤色蛍光体層)と対向するように設けられる赤色カラーフィルタ層は、赤色蛍光体層を励起する励起光(外光)を吸収する。これにより、外光による赤色蛍光体層の発光を低減・防止することが可能となり、コントラストの低下を低減・防止することができる。また、赤色カラーフィルタ層により、赤色蛍光体層により吸収されず、透過してしまう励起光が外部に漏れ出すことを防止できる。このため、赤色蛍光体層からの発光と励起光による混色に起因する蛍光の色純度の低下を防止することが可能となる。
同様に、緑色変換層18G(緑色蛍光体層)と対向するように設けられる緑色カラーフィルタ層は、緑色蛍光体層を励起する励起光(外光)を吸収する。これにより、外光による緑色蛍光体層の発光を低減・防止することが可能となり、コントラストの低下を低減・防止することができる。また、緑色カラーフィルタ層により、緑色蛍光体層により吸収されず、透過してしまう励起光が外部に漏れ出すことを防止できる。このため、緑色蛍光体層からの蛍光と励起光による混色に起因する発光の色純度の低下を防止することが可能となる。
同様に、青色変換層18B(青色蛍光体層)と対向するように設けられる青色カラーフィルタ層は、青色蛍光体層を励起する励起光(外光)を吸収する。これにより、外光による青色蛍光体層の発光を低減・防止することが可能となり、コントラストの低下を低減・防止することができる。また、青色カラーフィルタ層により、青色蛍光体層により吸収されず、透過してしまう励起光が外部に漏れ出すことを防止できる。このため、青色蛍光体層からの蛍光と励起光による混色に起因する発光の色純度の低下を防止することが可能となる。
蛍光体層(色変換層18)からの発光は等方的であるので、蛍光体層から側方へ向かう蛍光成分は損失となる。そこで、図1および図2に示すように、蛍光体層(色変換層18)の側面を、光反射性または光散乱性を有する障壁24で囲み、蛍光体層から側方に向かう蛍光成分を光取出し方向に変更することにより、光取出し効率を向上させることができる。
障壁24が光反射性を有する場合、少なくとも障壁24の側面24aに設けられる光反射性の膜を形成する反射材料としては、光反射性を有する材料(反射材料)が用いられ、反射材料としては、例えば、アルミニウム、銀、金、アルミニウム−リチウム合金、アルミニウム−ネオジウム合金、アルミニウム−シリコン合金等の反射性金属等が挙げられる。これらの反射材料の中でも、可視光全域に渡って高い反射率を有する観点から、アルミニウムまたは銀が好ましい。
なお、本実施形態において、反射材料は上記のものに限定されるものではないが、反射材料としては、CIE1976Lb表示系において80%以上の反射率を有するものが好ましい。
また、障壁24が光散乱性を有する場合、少なくとも障壁24の側面24aに設けられる光散乱性の膜を形成する材料としては、光散乱性を有する材料が用いられ、光散乱性を有する材料としては、上記の光散乱性粒子を用いることが好ましい。
さらに、光散乱性粒子は、必要に応じて、樹脂に分散して用いてもよい。
また、青色光が上記の光散乱性の膜によって効果的に散乱するためには、光散乱粒子の粒径がミー散乱の領域にあることが必要であるので、光散乱粒子の粒径は100nm〜500nm程度であることが好ましい。光散乱効果を用いる場合においても、光散乱粒子としては、CIE1976Lb表示系において80%以上の拡散反射率を有するものが好ましい。
障壁24上に、光反射性の膜または光散乱性の膜を形成する方法としては、マスク蒸着法、フォトリソグラフィー法等が用いられる。
障壁24上に、光反射性の膜または光散乱性の膜を形成する以外にも、障壁24自体を、可視光を反射する材料や可視光を散乱する材料で形成してもよい。
障壁24自体を、可視光を反射する材料や可視光を散乱する材料で形成する場合、図3に示すように、第三基板19と障壁24の間に、遮光層25を設けることが好ましい。これにより、外光によるコントラストの低下を抑止できる。
なお、障壁24上に、光反射性の膜または光散乱性の膜を形成する場合、光反射性の膜または光散乱性の膜と、第三基板19とが接する界面に遮光層を設けてもよいし、障壁24および光反射性の膜または光散乱性の膜と、第三基板19とが接する界面に遮光層を設けてもよい。
さらに、ある画素に進入するように設計された励起光が、隣接する画素に漏れて混色することを防止するためには、隣接する画素に進入しようとする光を吸収する目的で、光散乱性を有する障壁24の光取出し方向とは反対側(第三基板19とは反対側)に遮光層を設けてもよい。
蛍光体層(色変換層18)の側面を囲む障壁24の高さ(厚さ)は、蛍光体層(色変換層18)の膜厚よりも大きいことが好ましい。これにより、蛍光体層(色変換層18)が、励起光源側に設けられる構造物と接触して損傷することを防止できる。
また、少なくとも障壁24の側面24aが、光反射性または光散乱性を有する場合、障壁24の高さ(厚さ)を、蛍光体層(色変換層18)の膜厚よりも大きくすることによって、蛍光体層(色変換層18)から、その側方へ漏れ出す蛍光成分を、光取出し方向(第三基板19側)に効率よく伝播することができる。
蛍光体層(色変換層18)をディスペンサー法、インクジェット法等によってパターニングする場合、障壁24より蛍光体溶液が溢れ出て、隣接する画素間での混色を防止するために、障壁24に撥液性を付与することが必須である。障壁24に撥液性を付与する方法としては、例えば、以下のような方法が挙げられる。
(1)フッ素プラズマ処理
例えば、特開2000−76979号公報に開示されているように、障壁24を形成した第三基板19に対して、導入ガスをフッ素系とした条件下でプラズマ処理を行うことによって、障壁24に撥液性を付与する。
(2)フッ素系表面改質剤の添加
光散乱性の障壁24の材料にフッ素系表面改質剤を添加することによって、障壁24に撥液性を付与することができる。フッ素系表面改質剤としては、例えば、UV硬化型表面改質剤ディフェンサ(DIC社製)やメガファック等が用いられる。
「表示装置の製造方法」
(1)第一実施形態
図1および図4〜6を参照して、表示装置の製造方法の第一実施形態を説明する。
図4に示すように、第一基板12と第二基板13を、第一の接合層15で接合する。
第一基板12としては、他方の面12bに電極21が設けられたものを用いる。また、第二基板13としては、他方の面13bに電極22が設けられたものを用いる。
そして、第一基板12の他方の面12bと第二基板13の他方の面13bのいずれか一方または両方に、第一の接合層15を形成するシール剤を配置し、このシール剤を介して、第一基板12と第二基板13を接合する。このとき、それぞれの電極21と電極22が対向するように、第一基板12と第二基板13を接合する。
次に、図5に示すように、第一基板12の一方の面12a(液晶層14とは反対側)に、第一の偏光板16を貼り合わせる。
同様に、第二基板13の一方の面13a(液晶層14とは反対側)に、第二の偏光板17を貼り合わせる。
次に、予め第一基板12または第二基板13に設けておいた、第一基板12、第二基板13および第一の接合層15で囲まれた領域(空間)に連通する貫通孔(図示略)、あるいは、第一の接合層15に設けた貫通孔(図示略)を介して、その領域内に、毛細管現象により液晶材料を充填し、液晶層14を形成する。
なお、液晶層14の形成方法は上記の方法に限定されるものではなく、上記以外の方法として、第一基板12と第二基板13の間に液晶材料を滴下し、減圧下で貼り合わせる滴下注入法(ODF法)によって、液晶層14を形成してもよい。滴下注入法の場合、第一基板12、第二基板13、第一の接合層15に貫通孔を設ける必要はなく、液晶層14を囲むように周辺シール材として第一の接合層15を形成すればよい。
次に、図6に示すように、第一基板12と第三基板19を、第二の接合層20で接合する。
第三基板19としては、一方の面19aに、青色変換層18B、緑色変換層18G、赤色変換層18Rと、これらを区画する障壁24とが設けられたものを用いる。
そして、第一基板12の他方の面12bと第三基板19の一方の面19aのいずれか一方または両方に、第二の接合層20を形成するシール剤を配置し、このシール剤を介して、第一基板12と第三基板19を接合する。このとき、第二の接合層20を形成するシール剤が、第一の接合層15と接しないように、すなわち、第二の接合層20を形成するシール剤と、第一の接合層15とが離隔するように、第二の接合層20を形成するシール剤を配置する。また、色変換層18が液晶層14側となるように、第一基板12と第三基板19を接合する。
次に、第一基板12の一方の面12a側に光源11を配置して、図1に示す表示装置10を得る。
なお、本実施形態では、第二の偏光板17を第二基板13における液晶層14とは反対側の面に貼り合せる場合を例示したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態では、第二の偏光板17を第二基板13における液晶層14とは反対側の面に貼り合せてもよい。すなわち、第三基板19の一方の面19aに、青色変換層18B、緑色変換層18G、赤色変換層18Rと、これらを区画する障壁24とを形成した後、これらに重なるように第二の偏光板17を貼り合わせて、色変換層18、障壁24および第二の偏光板17が設けられた第三基板19を、第一基板12と接合してもよい。
(2)第二実施形態
図7〜11を参照して、表示装置の製造方法の第二実施形態を説明する。
図7に示すように、ダミー基板31の一方の面31aに、第二基板となる樹脂膜32を形成する。
ダミー基板31としては、ガラス基板が用いられる。
樹脂膜32は、上記の第二基板12を構成するプラスチックで形成する。
ダミー基板31の一方の面31a、すなわち、第二基板となる樹脂膜32が設けられる面には、光熱変換層または熱発泡体層が設けられていることが好ましい。
ダミー基板31に設けられる光熱変換層とは、特定波長の光を吸収して熱を発生する層のことである。このような光熱変換層をダミー基板31上に設けることにより、ダミー基板31と第二基板となる樹脂膜32の線膨張率が異なることに起因する剥離が生じ、ダミー基板31上から、第二基板を取り除くことができる。このような光熱変換層としては、例えば、Mo膜のような金属蒸着膜、あるいは、カーボンブラック、赤外吸収色素等が挙げられるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
ダミー基板31に設けられる熱発泡体層とは、熱によって膨張するカプセルを内包した層のことである。熱発泡体層上に、第二基板となる樹脂膜32を形成し、その後、熱発泡体層全体を加熱することにより、熱発泡体層に含まれるカプセルが発泡して膨張し、熱発泡体層と第二基板との間に凹凸面を形成して、第二基板を剥離するので、従来の転写のように、層間の線膨張係数や犠牲層の物性などによって第二基板を制限することなく自由に選択できる。
このような熱発泡体層は、ダミー基板31上に、有機物を内包したマイクロカプセルを既知の樹脂中に分散したものを塗布・乾燥させて形成してもよいし、ダミー基板31上に、有機物を内包したマイクロカプセルを分散したフィルムを貼り合せて形成してもよい。マイクロカプセルとしては、特に限定されるものではないが、例えば、松本油脂製薬社製のマツモトマイクロスフェアーを用いることができる。また、マイクロカプセルを樹脂中に分散した材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、大日精化工業社製のダイフォームVを用いることができる。
次に、図7に示すように、樹脂膜32のダミー基板31とは反対側の面(以下、「一方の面」と言う。)32aに、EB蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、抵抗加熱蒸着法等の公知の方法により、電極22を形成する。
次に、図8に示すように、第一基板12と樹脂膜32を、第一の接合層15で接合する。
第一基板12としては、他方の面12bに電極21が設けられたものを用いる。
そして、第一基板12の他方の面12bと樹脂膜32の一方の面32aのいずれか一方または両方に、第一の接合層15を形成するシール剤を配置し、このシール剤を介して、第一基板12と樹脂膜32を接合する。このとき、それぞれの電極21と電極22が対向するように、第一基板12と樹脂膜32を接合する。
次に、予め第一基板12または樹脂膜32に設けておいた、第一基板12、樹脂膜32および第一の接合層15で囲まれた領域(空間)に連通する貫通孔(図示略)、あるいは、第一の接合層15に設けた貫通孔(図示略)を介して、その領域内に、毛細管現象により液晶材料を充填し、液晶層14を形成する。
なお、液晶層14の形成方法は上記の方法に限定されるものではなく、上記以外の方法として、第一基板12と樹脂膜32の間に液晶材料を滴下し、減圧下で貼り合わせる滴下注入法(ODF法)によって、液晶層14を形成してもよい。滴下注入法の場合、第一基板12、樹脂膜32、第一の接合層15に貫通孔を設ける必要はなく、液晶層14を囲むように周辺シール材として第一の接合層15を形成すればよい。
次に、図9に示すように、ダミー基板31の液晶層14とは反対側の面(他方の面)31bから、レーザー光40を照射して、ダミー基板31の一方の面31aに設けられた光熱変換層に熱を発生させるか、あるいは、ダミー基板31の一方の面31aに設けられた熱発泡体層に含まれるカプセルを発泡させることにより、樹脂膜32からダミー基板31を剥離させる。ダミー基板31が取り除かれた樹脂膜32は、第二基板13となる。
次に、図10に示すように、第一基板12の一方の面12a(液晶層14とは反対側)に、第一の偏光板16を貼り合わせる。
同様に、第二基板13の一方の面13a(液晶層14とは反対側)に、第二の偏光板17を貼り合わせる。
次に、図11に示すように、第一基板12と第三基板19を、第二の接合層20で接合する。
第三基板19としては、一方の面19aに、青色変換層18B、緑色変換層18G、赤色変換層18Rと、これらを区画する障壁24とが設けられたものを用いる。
そして、第一基板12の他方の面12bと第三基板19の一方の面19aのいずれか一方または両方に、第二の接合層20を形成するシール剤を配置し、このシール剤を介して、第一基板12と第三基板19を接合する。このとき、第二の接合層20を形成するシール剤が、第一の接合層15と接しないように、すなわち、第二の接合層20を形成するシール剤と、第一の接合層15とが離隔するように、第二の接合層20を形成するシール剤を配置する。また、色変換層18が液晶層14側となるように、第一基板12と第三基板19を接合する。
次に、第一基板12の一方の面12a側に光源11を配置して、図1に示す表示装置10を得る。
本実施形態によれば、蛍光体層を用いたときに、偏光板の耐熱性問題を解消し、かつ従来の液晶セル化プロセスを適用することができ、さらに、装置側面の、外部に露出した部分を通じて外部からガスや水分が蛍光体に侵入することを防ぎ、高コントラスト、視野角特性に優れ(視野角によらず色純度、輝度がズレない良好な画像が得られ)、かつ、低消費電力化が可能な表示装置を提供することができる。
また、従来のカラーフィルタ基板を用いた場合であっても、偏光板がカラーフィルタ層よりも液晶層側に配置されているため、カラーフィルタ基板における偏光解消を防止することができ、高コントラスト、視野角特性に優れた表示装置を提供することができる。
「電子機器」
上記の表示装置は、各種電子機器に適用することができる。
以下、上記の表示装置を備えた電子機器について、図12〜16を用いて説明する。
上記の表示装置は、例えば、図12に示す携帯電話に適用できる。
図12に示す携帯電話50は、音声入力部51、音声出力部52、アンテナ53、操作スイッチ54、表示部55および筐体56等を備えている。
そして、表示部55として上記の表示装置を好適に適用できる。上記の表示装置を携帯電話50の表示部55に適用することによって、良好な発光効率で映像を表示することができる。
また、上記の表示装置は、例えば、図13に示す薄型テレビに適用できる。
図13に示す薄型テレビ60は、表示部61、スピーカ62、キャビネット63およびスタンド64等を備えている。
そして、表示部61として上記の表示装置を好適に適用できる。上記の表示装置を薄型テレビ60の表示部61に適用することによって、良好な発光効率で映像を表示することができる。
また、上記の表示装置は、例えば、図14に示す携帯型ゲーム機に適用できる。
図14に示す携帯型ゲーム機70は、操作ボタン71、72、外部接続端子73、表示部74および筐体75等を備えている。
そして、表示部74として上記の表示装置を好適に適用できる。上記の表示装置を携帯型ゲーム機70の表示部74に適用することによって、良好な発光効率で映像を表示することができる。
また、上記の表示装置は、例えば、図15に示すノートパソコンに適用できる。
図15に示すノートパソコン80は、表示部81、キーボード82、タッチパッド83、メインスイッチ84、カメラ85、記録媒体スロット86および筐体87等を備えている。
そして、表示部81として上記の表示装置を好適に適用できる。上記の表示装置をノートパソコン80の表示部81に適用することによって、良好な発光効率で映像を表示することができる。
さらに、上記の表示装置は、例えば、図16に示すタブレット端末に適用できる。
図16に示すタブレット端末90は、表示部(タッチパネル)91、カメラ92および筐体93等を備えている。
そして、表示部91として上記の表示装置を好適に適用できる。上記の表示装置をタブレット端末90の表示部91に適用することによって、良好な発光効率で映像を表示することができる。
以上、図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されないことは言うまでもない。上記の実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
その他、表示装置の各構成要素の形状、数、配置、材料、形成方法等に関する具体的な記載は、上記の実施形態に限定することなく、適宜変更が可能である。
以下、実験例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実験例に限定されるものではない。
[実験例1]
「青色光源+RG蛍光体層、B散乱体層」
図17〜29を参照して、実験例1の表示装置の製造方法を説明する。
図17に示すように、ダミー基板101として、厚さ0.7mm、10cm×10cm角のガラス基板を用いた。
このガラス基板を、水洗した後、純水にて超音波洗浄を10分、アセトンにて超音波洗浄を10分、イソプロピルアルコール蒸気洗浄を5分行い、100℃にて1時間乾燥させた。
次に、図17に示すように、ダミー基板101上に、スパッタリング法により、膜厚30nmのモリブデン膜からなる光熱変換層102を一様に形成した。
次に、図18に示すように、光熱変換層102上に、スピンコート法により、ポリアミド酸を含む溶液を塗布し、窒素雰囲気下、270℃にて4時間焼成し、膜厚10μmのポリイミド樹脂膜(第二基板)103を形成した。
次に、図19に示すように、ポリイミド樹脂膜103上に、スパッタリング法により、膜厚200nmのインジウム−スズ酸化物(ITO)を成膜し、ITO膜からなる共通電極104を得た。
次に、図20に示すように、共通電極104上に、スピンコート法により、ポリアミド酸を含む溶液を塗布し、窒素雰囲気下、230℃にて1時間焼成し、膜厚100nmの配向膜105を形成した。次いで、配向膜105に紫外線を照射することにより、配向膜105に配向処理を施した。
一方、対向基板106として、厚さ0.7mm、10cm×10cm角のガラス基板からなる第一基板107と、その上にパターン形成されたITO電極108と、ITO電極108上に形成された配向膜109とを有する基板を用意した。配向膜109に紫外線を照射することにより、配向膜109に配向処理を施した。
次に、図21に示すように、対向基板106の非表示領域に、ディスペンサーを用いて、粒径3μmのシリカを含む熱硬化エポキシ樹脂110を枠状に塗布し、その熱硬化エポキシ樹脂110を介して、第一基板107とポリイミド樹脂膜103を貼り合わせた後、窒素雰囲気下、200℃にて1時間焼成した。
次に、図22に示すように、予めポリイミド樹脂膜103または第一基板107に設けておいた、ポリイミド樹脂膜103、第一基板107および熱硬化エポキシ樹脂110で囲まれた領域(空間)に連通する貫通孔(図示略)を介して、その領域内に、毛細管現象により液晶材料を充填し、液晶層111を形成し、液晶セル化した。
次に、図23に示すように、ダミー基板101の液晶層111とは反対側の面101aから光熱変換層102全域に、波長532nmのYAGレーザー140をパルス照射して、光熱変換層102に熱を発生させることにより、ポリイミド樹脂膜103からダミー基板101を剥離させた。
次に、図24に示すように、ポリイミド樹脂膜103上に、公知の方法により、染料偏光板(第二偏光板)112を貼り付けた。
図25に示すように、第三基板113として、厚さ0.7mm、10cm×10cm角のガラス基板を用いた。
このガラス基板を、水洗した後、純水にて超音波洗浄を10分、アセトンにて超音波洗浄を10分、イソプロピルアルコール蒸気洗浄を5分行い、100℃にて1時間乾燥させた。
次に、第三基板113の一方の面113aの全面に、スピンコート法により、カーボンブラックを含むネガ型レジストを塗布した。その後、90℃にて1時間焼成し、膜厚10μmの光不透過膜を形成した。次いで、その光不透過膜に、基板上の各画素を囲む枠状にパターニングするための遮光マスクを被せて、i線(300mJ/cm)を照射し、光不透過膜を露光した。次いで、現像液としてアルカリ現像液を用いて、光不透過膜を1分間現像し、純水でリンス処理を行った後、150℃にて1時間焼成し、図25に示すように、ブラックマトリックス(障壁)114を形成した。
次に、赤色蛍光体層を形成するための赤色蛍光体層形成用塗液、緑色蛍光体層を形成するための緑色蛍光体層形成用塗液、および、青色散乱体層を形成するための青色散乱体層形成用塗液を調製した。
平均粒径2μmの赤色蛍光体KEu2.5(WO6.2530gに、ポリビニルアルコール10wt%水溶液30gを加え、分散機により攪拌し、赤色蛍光体層形成用塗液を調製した。
平均粒径2μmの緑色蛍光体BaSiO:Eu2+30gに、ポリビニルアルコール10wt%水溶液30gを加え、分散機により攪拌し、緑色蛍光体層形成用塗液を調製した。
平均粒径1.5μmのシリカ粒子(屈折率:1.65)30gに、ポリビニルアルコール10wt%水溶液30gを加え、分散機により攪拌し、青色散乱体層形成用塗液を調製した。
次に、障壁114が形成された第三基板113をUV/Oで洗浄し、続いて、その第三基板113をフッ素プラズマ処理することにより、障壁114に撥液性を付与するとともに、第三基板113に親液性を付与した。
次に、第三基板113上に設けられた枠状の障壁114の内側に、ディスペンサー法により、赤色蛍光体層形成用塗液、緑色蛍光体層形成用塗液および青色散乱体層形成用塗液をパターン塗布した。
次に、真空オーブン(200℃、10mmHgの条件)により、赤色蛍光体層形成用塗液、緑色蛍光体層形成用塗液および青色散乱体層形成用塗液を塗布した第三基板113を、4時間、加熱乾燥して、図26に示すように、膜厚7μmの赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116、青色散乱体層117を形成した。
次に、図27に示すように、第三基板113の非表示領域に、ディスペンサーを用いて、紫外線硬化樹脂118を枠状に塗布し、その紫外線硬化樹脂118を介して、第一基板107と第三基板113を貼り合わせた後、紫外線硬化樹脂118に紫外線を照射して、紫外線硬化樹脂118を硬化させて、第一基板107と第三基板113を接合、封止した。
次に、図28に示すように、第一基板107の液晶素子が形成されていない面側に、公知の方法により、第一偏光板119および青色光源120を順に貼り合わせ、表示装置130を得た。
表示装置130は、青色光源120の利用効率が高く、低消費電力な表示を得ることができた。
なお、本実験例では、第二基板103側に第二偏光板112を貼り付けた場合を例示したが、第三基板113側、すなわち、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116、青色散乱体層117および障壁114上に、第二偏光板112を貼り付けてもよい。ただし、この場合、図29に示すように、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116、青色散乱体層117および障壁114と、第二偏光板112との間に、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116および青色散乱体層117と、障壁114との高さの不釣り合いを緩和するために平坦化膜121が設けられていることが好ましい。赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116および青色散乱体層117と、障壁114との高さが不均一であると、第二偏光板112を均一に貼り付けられないおそれがある。
このような平坦化膜121は、公知の材料を用いて形成することができる。平坦化膜121の材料としては、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化タンタル等の無機材料、ポリイミド、アクリル樹脂、レジスト材料等の有機材料等が挙げられる。
平坦化膜121の形成方法としては、CVD法、真空蒸着法等のドライプロセス、スピンコート法等のウエットプロセスが挙げられる。
なお、本実験例は、これらの材料および形成方法に限定されるものではない。また、平坦化膜121は、単層構造であっても、多層構造であってもよい。
[実験例2]
「紫外光源+RGB蛍光体層」
図28を参照して、実験例2の表示装置の製造方法を説明する。
実験例1における青色散乱体層117を青色蛍光体層に変更し、青色光源120を紫外光源に変更した以外は、実験例1と同様にして、表示装置を作製した。
ここでは、青色蛍光体層の形成方法について説明する。
平均粒径2μmの青色蛍光体BaMgAl1017:Eu2+30gに、ポリビニルアルコール10wt%水溶液30gを加え、分散機により攪拌し、青色蛍光体層形成用塗液を調製した。
次に、障壁114が形成された第三基板113をUV/Oで洗浄し、続いて、その第三基板113をフッ素プラズマ処理することにより、障壁114に撥液性を付与するとともに、第三基板113に親液性を付与した。
次に、第三基板113上に設けられた枠状の障壁114の内側に、ディスペンサー法により、青色蛍光体層形成用塗液をパターン塗布した。
次に、真空オーブン(200℃、10mmHgの条件)により、青色蛍光体層形成用塗液を塗布した第三基板113を、4時間、加熱乾燥して、膜厚7μmの青色蛍光体層を形成した。
次に、第三基板113の非表示領域に、ディスペンサーを用いて、紫外線硬化樹脂118を枠状に塗布し、その紫外線硬化樹脂118を介して、第一基板107と第三基板113を貼り合わせた後、紫外線硬化樹脂118に紫外線を照射して、紫外線硬化樹脂118を硬化させて、第一基板107と第三基板113を接合、封止した。
次に、第一基板107の液晶素子が形成されていない面側に、公知の方法により、第一偏光板119および紫外光源を順に貼り合わせ、実験例2の表示装置を得た。
実験例2の表示装置と実験例1の表示装置を比較したところ、実験例2の表示装置は、実験例1の表示装置よりも視野角特性に優れていた。これは、青色散乱体層117を青色蛍光体層に変更したことにより、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116および青色蛍光体層の視野角特性を揃えることができたからである。もちろん、青色散乱体層117と、赤色蛍光体層115および緑色蛍光体層116との視野角特性を揃えることもできるが、全ての画素を蛍光体層にすることによって、より容易に視野角特性を揃えることができる。
[実験例3]
「青色光源+RG蛍光体層、B散乱体層+光散乱性障壁」
図28を参照して、実験例3の表示装置の製造方法を説明する。
実験例1におけるブラックマトリックス114を、光散乱性の白色バンクに変更した以外は、実験例1と同様にして、表示装置を作製した。
ここでは、白色バンクの形成方法について説明する。
第三基板113として、厚さ0.7mm、10cm×10cm角のガラス基板を用いた。
このガラス基板を、水洗した後、純水にて超音波洗浄を10分、アセトンにて超音波洗浄を10分、イソプロピルアルコール蒸気洗浄を5分行い、100℃にて1時間乾燥させた。
次に、第三基板113の一方の面113aの全面に、スピンコート法により、酸化チタンおよび硫酸バリウムを含む白色ポジ型レジストを塗布した。その後、80℃にて30分焼成し、膜厚15μmの光不透過膜を形成した。次いで、その光不透過膜に、基板上の各画素を囲む枠状にパターニングするための遮光マスクを被せて、i線(300mJ/cm)を照射し、光不透過膜を露光した。次いで、現像液としてアルカリ現像液を用いて、光不透過膜を1分間現像し、純水でリンス処理を行った後、120℃にて1時間焼成し、光散乱性の白色バンクを形成した。
以下、実験例1と同様にして、実験例3の表示装置を得た。
実験例3の表示装置と実験例1の表示装置を比較したところ、実験例3の表示装置は、実験例1の表示装置よりも低消費電力で高輝度な表示を得ることができた。これは、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116および青色散乱体層117の側面を、光散乱性の白色バンクで囲むことにより、実験例1では損失となっていた側方光を光取出し方向に取り出すことができたからであると考えられる。なお、より光取出し効率を向上させるためには、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116および青色散乱体層117と、第三基板113との間に、低屈折率層を設けてもよい。
[実験例4]
「青色光源+RG蛍光体層、B散乱体層+光散乱性障壁+波長選択透過反射膜」
図28および図30を参照して、実験例4の表示装置の製造方法を説明する。
実験例1におけるブラックマトリックス114を、光散乱性の白色バンクに変更し、波長選択透過反射膜を追加した以外は、実験例1と同様にして、表示装置を作製した。
白色バンクを、実験例3と同様にして形成した。
ここでは、波長選択透過反射膜の形成方法について説明する。
第二基板103側に第二偏光板112を貼り付けた後、第二偏光板112上に、紫外線硬化樹脂122を介して、膜厚2μmの波長選択透過反射膜123を貼り合せた。
波長選択透過反射膜123は、厚さ10μmのPET基板上に、EB蒸着法により、酸化チタン(TiO:屈折率=2.30)からなる膜と酸化シリコン(SiO:屈折率=1.47)からなる膜を交互に6層成膜することで形成した。この波長選択透過反射膜123は、青色励起光を80%以上透過し、赤色・緑色蛍光を95%以上反射するように設計した。
以下、実験例1と同様にして、実験例4の表示装置を得た。
実験例4の表示装置と実験例3の表示装置を比較したところ、実験例4の表示装置は、実験例3の表示装置よりも低消費電力で高輝度な表示を得ることができた。これは、赤色蛍光体層115、緑色蛍光体層116および青色散乱体層117の側面を、光散乱性の白色バンクで囲み、さらに、蛍光体層の光入射面側に波長選択透過反射膜123を設けることにより、実験例1では損失となっていた側方光を光取出し方向に取り出すことができる上に、光源側に戻る背面光を、光取出し方向に取り出すことができたためだと考えられる。
本実験例では、波長選択透過反射膜123として、誘電体多層膜を用いる場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明では、波長選択透過反射膜として、例えば、金属薄膜や金属薄膜ガラス、石英等からなる無機材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリカルバゾール、ポリイミド等からなるプラスチック材料等を用いることもできる。
また、プラスチック材料を用いた誘電体多層膜の例として、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンナフタレートの多層延伸フィルムを用いることもできる。
また、波長選択透過反射膜の形成方法は、EB蒸着法に限定されるものではなく、波長選択透過反射膜の形成方法としては、例えば、スクリーン印刷法、抵抗加熱蒸着法、分子線エピタキシー(MBE)法、スパッタリング法等を用いることもできる。
なお、より光取出し効率を向上させるためには、蛍光体層・散乱体層と第三基板との間、蛍光体層・散乱体層と波長選択透過反射膜との間、あるいは、蛍光体層・散乱体層と第三基板との間および蛍光体層・散乱体層と波長選択透過反射膜との間に、低屈折率層を設けてもよい。低屈折率層としては、フッ素化合物や中空粒子を分散させた層、あるいは、気体層等が挙げられる。
本発明は、表示装置に適用することができる。
10 表示装置
11 光源
12 第一基板
13 第二基板
14 液晶層
15 第一の接合層
16 第一の偏光板
17 第二の偏光板
18 色変換層
19 第三基板
20 第二の接合層
21,22 電極
23 間隙
24 障壁
25 遮光層
31 ダミー基板
32 樹脂膜
40 レーザー光
50 携帯電話
51 音声入力部
52 音声出力部
53 アンテナ
54 操作スイッチ
55 表示部
56 筐体
60 薄型テレビ
61 表示部
62 スピーカ
63 キャビネット
64 スタンド
70 携帯型ゲーム機
71,72 操作ボタン
73 外部接続端子
74 表示部
75 筐体
80 ノートパソコン
81 表示部
82 キーボード
83 タッチパッド
84 メインスイッチ
85 カメラ
86 記録媒体スロット
87 筐体
90 タブレット端末
91 表示部(タッチパネル)
92 カメラ
93 筐体
101 ダミー基板
102 光熱変換層
103 ポリイミド樹脂膜(第二基板)
104 共通電極
105 配向膜
106 対向基板
107 第一基板
108 ITO電極
109 配向膜
110 熱硬化エポキシ樹脂
111 液晶層
112 染料偏光板(第二偏光板)
113 第三基板
114 ブラックマトリックス(障壁)
115 赤色蛍光体層
116 緑色蛍光体層
117 青色散乱体層
118 紫外線硬化樹脂
119 第一偏光板
120 青色光源
121 平坦化膜
122 紫外線硬化樹脂
123 波長選択透過反射膜

Claims (16)

  1. 光源と、第一基板と第二基板の間に設置された液晶層と、前記第一基板と前記第二基板を接合する第一の接合層と、前記光源からの光の偏光状態を制御する第一の偏光板および第二の偏光板と、前記光源から出射された光の波長を変換する色変換層が設けられた第三基板と、を備え、
    前記第二基板は透明基板からなり、
    前記第一基板は前記光源と前記液晶層の間に配置され、前記第二基板は前記液晶層と前記色変換層の間に配置され、
    前記第一基板または前記第二基板における前記液晶層と接する面の少なくとも一方に電極が設けられ、
    前記液晶層は前記第一の接合層で囲まれた領域内に配置され、
    前記第一の偏光板は前記第一基板における前記液晶層とは反対側に配置され、前記第二の偏光板は前記第二基板における前記液晶層とは反対側に配置され、
    前記第一基板と前記第三基板は、前記液晶層および前記第二の偏光板と離隔した領域にて第二の接合層により接合されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第二基板は、透明樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第二基板は、ガラス基板であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記第二の接合層は、熱硬化樹脂、紫外線硬化樹脂または遅延硬化型樹脂のいずれかを含む樹脂からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記第二基板は、前記第二の接合層よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 赤色光による表示を行う赤色画素と、緑色光による表示を行う緑色画素と、青色光による表示を行う青色画素と、を少なくとも含む複数の画素が備えられ、
    前記光源から励起光としての紫外光が出射され、
    前記色変換層として、前記紫外光によって励起されて赤色蛍光を発する赤色蛍光体層、前記紫外光によって励起されて緑色蛍光を発する緑色蛍光体層、および、前記紫外光によって励起されて青色蛍光を発する青色蛍光体層を少なくとも有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 赤色光による表示を行う赤色画素と、緑色光による表示を行う緑色画素と、青色光による表示を行う青色画素と、を少なくとも含む複数の画素が備えられ、
    前記光源から励起光としての青色光が出射され、
    前記色変換層として、前記青色光によって励起されて赤色蛍光を発する赤色蛍光体層、前記青色光によって励起されて緑色蛍光を発する緑色蛍光体層、および、前記青色光を散乱させる散乱層を少なくとも有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 赤色光による表示を行う赤色画素と、緑色光による表示を行う緑色画素と、青色光による表示を行う青色画素と、を少なくとも含む複数の画素が備えられ、
    前記光源から白色光が出射され、
    前記色変換層としてカラーフィルタを用い、前記白色光を赤色に変換する赤色変換層、前記白色光を緑色に変換する緑色変換層、および、前記白色光を青色に変換する青色変換層を少なくとも有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記光源は、指向性を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 請求項1に記載の表示装置の製造方法であって、
    前記第一基板と前記第二基板を前記第一の接合層で接合する工程と、前記第二の偏光板を前記第二基板における前記液晶層とは反対側の面に貼り合せる工程と、前記第一基板と前記第三基板を前記第二の接合層で接合する工程と、を含むことを特徴とする表示装置の製造方法。
  11. 請求項1に記載の表示装置の製造方法であって、
    前記第一基板と前記第二基板を前記第一の接合層で接合する工程と、前記第二の偏光板を前記第三基板における前記液晶層側の面に貼り合せる工程と、前記第一基板と前記第三基板を前記第二の接合層で接合する工程と、を含むことを特徴とする表示装置の製造方法。
  12. 請求項1に記載の表示装置の製造方法であって、
    前記第二基板をダミー基板上に設ける工程と、前記第一基板と、前記ダミー基板上に設けられた前記第二基板とを前記第一の接合層で接合する工程と、前記第二基板から前記ダミー基板を取り除く工程と、前記第一基板と前記第三基板を前記第二の接合層で接合する工程と、を含むことを特徴とする表示装置の製造方法。
  13. 前記第二の接合層を、前記第一の接合層の外側に設けることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記ダミー基板における前記第二基板が設けられる面に光熱変換層が設けられていることを特徴とする請求項12または13に記載の表示装置の製造方法。
  15. 前記ダミー基板における前記第二基板が設けられる面に熱発泡体層が設けられていることを特徴とする請求項12または13に記載の表示装置の製造方法。
  16. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2012238711A 2012-10-30 2012-10-30 表示装置およびその製造方法、電子機器 Pending JP2014089281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238711A JP2014089281A (ja) 2012-10-30 2012-10-30 表示装置およびその製造方法、電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238711A JP2014089281A (ja) 2012-10-30 2012-10-30 表示装置およびその製造方法、電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014089281A true JP2014089281A (ja) 2014-05-15

Family

ID=50791235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012238711A Pending JP2014089281A (ja) 2012-10-30 2012-10-30 表示装置およびその製造方法、電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014089281A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110908181A (zh) * 2018-09-18 2020-03-24 三星显示有限公司 显示设备
WO2020220532A1 (zh) * 2019-04-30 2020-11-05 深圳市华星光电技术有限公司 阵列基板及其制作方法
US10976592B2 (en) 2017-11-03 2021-04-13 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of manufacturing the same
US11538796B2 (en) 2019-12-17 2022-12-27 Sharp Fukuyama Laser Co., Ltd. Display device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10976592B2 (en) 2017-11-03 2021-04-13 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of manufacturing the same
CN110908181A (zh) * 2018-09-18 2020-03-24 三星显示有限公司 显示设备
JP2020046669A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. ディスプレイ装置
JP7335761B2 (ja) 2018-09-18 2023-08-30 三星ディスプレイ株式會社 ディスプレイ装置
WO2020220532A1 (zh) * 2019-04-30 2020-11-05 深圳市华星光电技术有限公司 阵列基板及其制作方法
US11538796B2 (en) 2019-12-17 2022-12-27 Sharp Fukuyama Laser Co., Ltd. Display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150171372A1 (en) Fluorescent material, fluorescent coating material, phosphor substrate, electronic apparatus, and led package
WO2013118653A1 (ja) 表示素子、照明装置
US20070058107A1 (en) Photoluminescent liquid crystal display
WO2013021941A1 (ja) 蛍光体基板、表示装置および電子機器
JP2015138123A (ja) 表示装置
JP4615510B2 (ja) 液晶表示装置用カラーフィルター基板及びその製造方法
WO2012063864A1 (ja) 発光素子および表示装置
JP2004286836A (ja) 電気泳動表示装置および製造方法
KR100760938B1 (ko) 반사형 액정 표시 장치
TW201409679A (zh) 有機發光顯示器及其製造方法
JP2006164808A (ja) 発光素子,照明装置及びこれを有する表示装置
US9960377B2 (en) Color filter substrate and fabrication method thereof, OLED structure, related display panel, and related display device
JP2015064391A (ja) 蛍光体基板、表示装置および電子機器
KR101236515B1 (ko) 액정 표시 장치용 컬러 필터 기판 및 그의 제조 방법
US10401677B2 (en) Optical unit and display device having the same
WO2019227669A1 (zh) 显示面板及显示装置
JP2014089281A (ja) 表示装置およびその製造方法、電子機器
WO2023173527A1 (zh) 混接显示装置以及拼接显示装置
JP5568902B2 (ja) 表示素子
WO2013005644A1 (ja) 表示装置
WO2023173521A1 (zh) 拼接显示面板及拼接显示装置
KR101296642B1 (ko) 유기 발광 소자
KR101182299B1 (ko) 백라이트 유닛 및 그의 제조방법과 상기 백라이트 유닛을구비한 액정표시장치
KR101121997B1 (ko) 액정 표시 장치용 컬러 필터 기판 및 그의 제조 방법
JPH07248491A (ja) 反射型カラー表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150515