JP2014088342A - ベンゾオキサジアゾール誘導体を有効成分とするmk2阻害剤 - Google Patents

ベンゾオキサジアゾール誘導体を有効成分とするmk2阻害剤 Download PDF

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Yuichiro Tenjikukatsura
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Abstract

【課題】MK2を阻害し、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び治療効果に優れた薬剤の提供。
【解決手段】次の一般式で表される化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とするMK2阻害剤。
Figure 2014088342

【選択図】なし

Description

本発明は、MK2阻害剤として有用なベンゾオキサジアゾール誘導体に関する。より詳細には、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤として有用なベンゾオキサジアゾール誘導体に関する。
生体の病的状態は炎症に関連しているものが多いが、現状では炎症状態に対する原因療法はほとんど存在していない。しかし、炎症状態に関連する疾患に罹患した患者に対し、炎症を緩和・軽減する療法を行うことができれば、病的状態は解消する方向に向かうと考えられる。したがって、炎症性疾患に於いて、炎症全体の軽減に寄与しうる新しい治療薬の創製が望まれている。
炎症状態は、炎症性サイトカイン調節の不具合と密接に関連している。そのため、炎症性サイトカインの発現を阻害することは、炎症状態の軽減のために有用な治療法となりうる。近年、炎症性サイトカインの発現阻害作用を有する薬剤の創製を目指し、多数のp38マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(Mitogen−activated protein kinase)阻害薬(p38MAPK阻害薬)の開発が行われているが、現時点において、臨床開発に成功したp38MAPK阻害薬は存在しない。p38MAPK阻害薬の開発が困難な理由としては、副作用の発現と有効性の経時的な減弱が挙げられる。
欠損により胎性致死に至るp38MAPK(非特許文献1)の下流には、多数のシグナル伝達分子が存在しており、その阻害により様々な副作用が引き起こされる可能性がある。実際、臨床試験において肝毒性や中枢毒性などが発現しており(非特許文献2)、それらの副作用の発現により開発が中止されている。
また、p38MAPKは、炎症性サイトカイン産生を亢進するシグナル伝達系と、抑制するシグナル伝達系を併せ持っており、これにより自身で活性化した炎症性サイトカインの産生亢進を終息させていると考えられている(非特許文献3)。そのため、p38MAPKの阻害薬は、炎症性サイトカイン産生亢進時には抗炎症的に作用するが、炎症性サイトカイン産生の終息期には、むしろ炎症状態の終息を遅延させる可能性がある。事実、臨床開発が行われたp38MAPK阻害薬の中には、投与開始初期には有効性が認められたものの、経時的に効果が減弱したため、開発が中止されたものが存在する(非特許文献4)。
マイトジェン活性化プロテインキナーゼ活性化プロテインキナーゼ2(Mitogen−activated protein kinase−activated protein kinase 2;MAPKAPK2、以下「MK2」と略す)は、p38MAPKがシグナルを伝達する多数の分子のうち、炎症性サイトカインの産生に重要な役割を果たすセリンスレオニンキナーゼである(非特許文献1)。MK2の欠損マウスは、易感染性であることを除けば正常マウスとの違いが無く(非特許文献5)、ヘテロの欠損においても代表的な関節リウマチのモデルであるコラーゲン誘導関節炎(collagen−induced arthritis;CIA)モデルへの耐性があることが報告されている(非特許文献6)。更に、LPS誘発敗血症モデルマウスの検討では、MK2欠損により炎症性サイトカイン、とりわけ関節リウマチにおいて重要な役割を果たす腫瘍壊死因子α(Tumor necrosis factor alpha;TNF−α)の産生に寄与することが明らかとなっている(非特許文献5)。
以上から、MK2阻害薬は、p38MAPK阻害薬の問題点である副作用発現と経時的な効果の減弱を回避できると推察される。MK2阻害薬は、p38MAPK阻害薬と同様に炎症性疾患の治療に幅広く利用できると考えられる。特に、疾患に対するMK2との関与が報告されている、関節リウマチ(非特許文献6)、乾癬(非特許文献7)、変形性関節症(非特許文献8)、喘息(非特許文献9)、アテローム性動脈硬化症(非特許文献10)、パーキンソン病(非特許文献11)、アルツハイマー症、(非特許文献12)虚血再灌流障害(非特許文献13、14)、歯周炎(非特許文献15)などの治療・予防に効果を発揮すると考えられる。
ベンゾオキサジアゾール骨格を有する化合物には、駆虫作用(特許文献1、2)、ATP−ホスホリボシル転移酵素阻害による抗結核菌作用(非特許文献16)などが知られている。しかし、いずれの文献においてもMK2阻害効果に関する記載も示唆もない。
ロシア国特許出願公開第2404975号公報 ロシア国特許出願公開第2402539号公報
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本発明の目的は、MK2を阻害し、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎等の予防及び治療効果に優れた医薬組成物を提供することにある。
上記実情に鑑み、本発明者らは、鋭意検討した結果、下記一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体がMK2を阻害することを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、以下の発明に関する。
[1]次の一般式(1):
Figure 2014088342
[式中、
11及びR21は、それぞれ独立して、置換されていないC6−10アリール基或いは同一又は異なって1乃至5個のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、C1−3アルキル基又はC1−3アルコキシ基で置換されたC6−10アリール基を示し、
12及びR22は、それぞれ独立して、水素原子又はC1−3アルキル基を示し、
及びRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1−3アルキル基又はニトロ基を示す]
で表される化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とするMK2阻害剤。
[2]前記化合物が、
2−((7−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノール、又は、
2−((7−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノールである、前記[1]に記載のMK2阻害剤。
[3]前記[1]又は[2]に記載の化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤。
[4]前記[1]又は[2]に記載の化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物、及び医薬として許容される賦形剤、希釈剤及び/又は担体を含む、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎を予防及び/又は治療するための医薬組成物。
また本発明は、MK2が関連する疾患、例えば、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤の製造のための、前記[1]又は[2]に記載の化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の使用に関する。
また本発明は、前記[1]又は[2]に記載の化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を患者に投与することを特徴とする、MK2が関連する疾患、例えば、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療方法に関する。
本発明の、ベンゾオキサジアゾール誘導体、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物は、これを有効成分とするMK2が関連する疾患、例えば、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤として有用である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明における用語の定義は以下の通りである。
本明細書中で使用するとき、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
本明細書中で使用するとき、「C1−3アルキル基」とは、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜3の飽和炭化水素基を示す。具体的には、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等が挙げられる。
本明細書中で使用するとき、「C1−3アルコキシ基」とは、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜3の飽和炭化水素基を示す。具体的には、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基等が挙げられる。
本明細書中で使用するとき、「C6−10アリール基」とは、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基を示す。具体的には、例えば、フェニル基、アズレニル基、ナフチル基等が挙げられ、好ましくは、フェニル基である。
一般式(1)中、R12及びR22は水素原子が好ましい。
一般式(1)中、Rはニトロ基が好ましい。
一般式(1)中、Rは水素原子が好ましい。
一般式(1)中、R11及びR21におけるC6−10アリール基としては、フェニル基が好ましい。
一般式(1)中、R11及びR21におけるC6−10アリール基上の置換基としては、水酸基及びニトロ基が好ましい。R11は、より好ましくは、1個の水酸基で置換されたフェニル基であり、さらにより好ましくは3−ヒドロキシフェニル基又は4−ヒドロキシフェニル基である。R21は、より好ましくは、1個の水酸基及び1個のニトロ基で置換されたフェニル基であり、さらにより好ましくは2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル基である。
本発明のベンゾオキサジアゾール誘導体の具体例として、
2−((7−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノール;および
2−((7−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノール
を挙げることができる。
本発明のベンゾオキサジアゾール誘導体、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物は、本発明のベンゾオキサジアゾール誘導体のみならず、その医薬として許容される塩、それらの各種の水和物や溶媒和物、及び結晶多形を有する物質、及びそれらの物質のプロドラッグを包含している。
本発明の一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体において許容される塩としては、金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、バリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニウム塩、アルキル化アンモニウム塩(例えばトリエチルアンモニウム塩)、無機酸付加塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩)、有機酸付加塩(例えば、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩)などが挙げられる。
本発明の一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体やその医薬として許容される塩の溶媒和物としては、水和物や各種の溶媒和物(例えば、エタノールなどのアルコールとの溶媒和物等)が挙げられる。
本発明の一般式(1)で表される化合物のプロドラッグは、生体内において酵素や胃酸等によって式(1)の化合物に変換される化合物を意味する。本発明の式(1)で表される化合物のプロドラッグとしては、例えば、式(1)で表される化合物が水酸基で置換されたC6−10アリール基を有する場合、当該水酸基が、アセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、スクシニル化、フマリル化、アラニル化又はジメチルアミノメチルカルボニル化されている化合物が挙げられる。
本発明のベンゾオキサジアゾール誘導体は、公知の方法、例えば、国際公開第2009/0034396号パンフレットやJ. Org. Chem.,27, 3218 (1962)等の文献に記載の方法により製造することができる。製造方法を下記スキーム1に示すが、製造法はこれに限定されるものではない。
Figure 2014088342
[式中、R11、R12、R21、R22、R及びRは、前記の一般式(1)におけるものと同義であり、X、Xはそれぞれ独立してハロゲン原子、トリフレート基等の脱離基を示す。]
[工程1]
化合物(2)を酸化剤と反応させると、化合物(3)を製造することができる。本工程で用いる酸化剤としては、特に制限はないが、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、フェリシアン化カリウム等が挙げられる。本工程で用いられる溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特に制限はないが、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホキシド類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール類;水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液等の水溶液;水;ナトリウム−メタノール溶液、ナトリウム−エタノール溶液、カリウム−メタノール溶液、カリウム−エタノール溶液等のアルカリ金属アルコール溶液等が挙げられ、これらを混合して用いてもよい。本工程における反応温度は、使用する原料、溶媒によって異なるが、通常、室温〜120℃、好ましくは50℃〜100℃であり、反応時間は、通常、1時間〜2日間、好ましくは2時間〜12時間である。
[工程2]
化合物(3)を還元剤で処理すると、化合物(4)を製造することができる。本工程で用いられる還元剤は、特に制限はないが、例えば、ヒドラジン水和物、三臭化リン、三塩化リン等が挙げられる。本工程で用いられる溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特に制限はないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール類等が挙げられ、これらを混合して用いてもよい。本工程における反応温度は、使用する原料、溶媒によって異なるが、通常、0℃〜120℃、好ましくは室温〜100℃であり、反応時間は、通常、5分間〜1日間、好ましくは30分間〜12時間である。
[工程3]
化合物(4)をアミン(5)、次いでアミン(6)と金属触媒下で反応させるか、又はアミン(6)、次いでアミン(5)と金属触媒下で反応させることで、化合物(1)を製造することができる。金属触媒、配位子、塩基ならびに反応条件は、通常アミノ化反応に使用される試薬及び条件であれば特に限定されないが、例えばA. R. Muci, S. L. Buchwald, Top. Curr. Chem., 219, 131-209, (2002) 等に記載されている方法を用いることができる。溶媒中又は無溶媒にて、塩基の存在下又は非存在下、金属触媒存在下にて行われるアミノ化反応の手法を適用することもできる。その際には、マイクロウェーブ照射を行ってもよい。金属触媒としては特に制限は無いが、例えば、酢酸パラジウム(II)、パラジウム(0)ジベンジリデンアセトン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)(クロロホルム)ジパラジウム(0)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等のパラジウム錯体類;ヨウ化第一銅、臭化第一銅、青酸第一銅等の一価銅試薬類を単独で用いてもよいが、(2−ビフェニル)ジ−tert−ブチルホスフィン、(2−ビフェニル)ジシクロヘキシルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、1,3−ビス(フェニルホスフィノ)プロパン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、テトラメチルエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、グリシン、N,N−ジメチルグリシン、N−メチルグリシン等の配位子を組み合わせて使用することもできる。塩基としては特に制限は無いが、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属類;金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカリ金属類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属類;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸アルカリ金属類;リン酸三カリウム、リン酸水素二カリウム等のリン酸アルカリ金属類;リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等のアミドアルカリ金属類;ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウム tert−ブトキシド、カリウム tert−ブトキシド、ナトリウムフェノキシド、カリウムフェノキシド等のアルコキシアルカリ金属類;n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等のアルキルリチウム類を使用することができる。溶媒としては特に制限はないが、例えば、テトラヒドロフラン、トルエン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、水等を単独又は組み合わせて使用することができる。反応温度は、0〜200℃が好ましく、より好ましくは80℃〜150℃である。反応時間は、1分〜5日間が好ましく、より好ましくは30分間〜24時間である。
化合物(1)におけるRがニトロ基のとき、特に制限はないが、下記スキーム2に示す方法で製造することができる。
Figure 2014088342
[式中、R11、R12、R21、R22及びRは、前記の一般式(1)におけるものと同義であり、X、Xはそれぞれ独立してハロゲン原子、トリフレート基等の脱離基を示す。]
[工程4]
化合物(7)を酸化剤と反応させると、化合物(8)を製造することができる。本工程で用いる酸化剤としては、特に制限はないが、トリフルオロ過酢酸、メタクロロ過安息香酸、過酸化水素、過フマル酸等の過酸類が挙げられる。本工程に用いられる溶媒としては、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール類;水;硫酸等の無機酸;酢酸等の有機酸等が挙げられ、これらを混合してもよい。本工程は、特開第2003−261516号公報等に記載の金属触媒等の存在下でも反応を行うことができる。本工程における反応温度は、使用する原料、溶媒によって異なるが、通常、0℃〜120℃、好ましくは室温〜100℃であり、反応時間は、通常、1時間〜3日間、好ましくは2時間〜2日間である。
[工程5]
化合物(8)をアジド化剤と反応させると、Xにおけるアジド化反応、続く隣接するニトロ基との反応により分子内環化反応が進行し、化合物(9)を製造することができる。本工程で用いるアジド化剤としては、特に制限はないが、例えばアジ化ナトリウム、アジ化トリメチルシリル等が挙げられる。本工程で用いられる溶媒は、特に制限はないが、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等が挙げられる。本工程における反応温度は、使用する原料、溶媒によって異なるが、通常、0℃〜120℃、好ましくは室温〜100℃であり、反応時間は、通常、1分間〜24時間、好ましくは5分間〜12時間である。
[工程6]
化合物(9)をニトロ化剤で反応させると、化合物(4)を製造することができる。本工程で用いるニトロ化剤としては、特に制限はないが、例えば濃硝酸、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム等が挙げられる。本工程で用いられる溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特に制限はないが、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;水;濃硫酸、濃硝酸等の無機酸;酢酸等の有機酸等が挙げられ、これらを混合して用いてもよい。本工程における反応温度は、使用する原料、溶媒によって異なるが、通常、0℃〜200℃、好ましくは室温〜150℃であり、反応時間は、通常、1分間〜24時間、好ましくは10分間〜12時間である。
[工程7]
化合物(4)をアミン(5)、次いでアミン(6)と金属触媒下で反応させるか、又はアミン(6)、次いでアミン(5)と金属触媒下で反応させることで、化合物(1)を製造することができる。前述の工程3と同様に行うことができる。
また、必要に応じて、これらの製造工程には、保護、脱保護の工程を適宜組み合わせることができるが、保護、脱保護条件としては一般に用いられる方法(Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition, John Wiley & Sons, Inc.)を参考にして行うことができる。
本発明のMK2が関連する疾患、例えば関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体、その塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有するものであって、医薬組成物として使用することができる。その場合、本発明の化合物を単独で用いてもよいが、通常は医薬として許容される賦形剤、担体、及び/又は希釈剤を配合して使用される。
医薬組成物の投与形態は、特に限定されないが、治療目的に応じて適宜選択することができる。例えば、経口剤、注射剤、坐剤、吸入剤等のいずれでもよい。これらの投与形態に適した医薬組成物は、公知の製剤方法を利用することによって製造できる。
経口用固形製剤を調製する場合は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体に医薬として許容される賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤等の担体を加えた後、常法を利用して、錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等を製造することができる。添加剤は、当該分野で一般的に使用されているものでよい。例えば、賦形剤としては、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、微結晶セルロース、珪酸等が挙げられる。結合剤としては、例えば、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン液、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。崩壊剤としては、例えば、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、乳糖等が挙げられる。滑沢剤としては、例えば、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。矯味剤としては、例えば、白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。
経口用液体製剤を調製する場合は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体に矯味剤、緩衝剤、安定化剤及び矯臭剤等などの担体、並びに希釈剤を加えて常法を利用して内服液剤、シロップ剤、エリキシル剤等を製造することができる。矯味剤としては、例えば、上記に挙げられたものでよく、緩衝剤としては、例えば、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。安定化剤としては、例えば、トラガント、アラビアゴム、ゼラチン等が挙げられる。希釈剤としては精製水、エタノール等が挙げられる。
注射剤を調製する場合は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体にpH調節剤、緩衝剤、安定化剤、等張化剤及び局所麻酔剤等の担体、並びに希釈剤を添加し、常法を利用して皮下、筋肉及び静脈内注射剤を製造することができる。pH調整剤及び緩衝剤としては、例えば、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。安定化剤としては、例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム、EDTA、チオグリコール酸、チオ乳酸等が挙げられる。局所麻酔剤としては、例えば、塩酸プロカイン、塩酸リドカイン等が挙げられる。等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、ブドウ糖等が挙げられる。希釈剤としては、例えば、生理食塩水、注射用蒸留水、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物油、エタノールのようなアルコール類等が挙げられる。
坐剤を調製する場合は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体に公知の坐剤用担体、例えば、ポリエチレングリコール、ラノリン、カカオ脂、脂肪酸トリグリセライド等、更に必要に応じて界面活性剤(例えば、ツイーン(登録商標))等の担体を加えた後、常法を利用して製造することができる。
軟膏剤を調製する場合は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体に通常使用される基剤、安定化剤、湿潤剤、保存剤等の担体が必要に応じて配合され、常法により混合、製剤化される。基剤としては、流動パラフィン、白色ワセリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアルコール、パラフィン等が挙げられる。保存剤としては、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体は、上記以外に、常法により吸入剤、点眼剤、点鼻剤とすることもできる。
上記以外に、常法を利用して適宜好ましい製剤とすることもできる。
本発明の一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体の投与量は年齢、体重、症状、投与形態及び投与回数等によって異なるが、通常は成人に対して一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体として1日あたり0.1mg〜1000mg、好ましくは1mg〜1000mg、より好ましくは1mg〜500mgを、1回又は数回に分けて経口投与又は非経口投与するのが好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、2−((7−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノール(以下、化合物1)及び2−((7−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノール(以下、化合物2)はChemBridge社より入手可能であり、本実施例においては購入したものをそのまま用いた。
[実施例1]緩衝液の調製
[Reconstitute Bufferの調製]
Reconstitute Buffer(100mmol/L HEPES(pH7.5),1mmol/L DTT,0.003%Briji−35,0.004%Tween−20)を調製した。
[Substrate Buffer(MK2)の調製]
Substrate Buffer(MK2)(100mmol/L HEPES(pH7.5),0.003%Briji−35,0.004%Tween−20,25mmol/L MgCl,11.5μmol/L ATP,3.9μmol/L FL−Peptide 12)を調製した。
[Termination Bufferの調製]
Termination Buffer(100mmol/L HEPES(pH7.3),0.02%Briji−35,11.2mmol/L EDTA,0.16%CR−3,5.6%DMSO)を調製した。
[実施例2]MK2阻害作用の測定
384ウェルプレートに被験物質のDMSO溶液を1μLずつ加えた。Reconstitute Bufferに最終濃度が30ng/mLとなるようにMK2酵素溶液を加えた。この30ng/mLのMK2酵素溶液を先の384ウェルプレートに15μLずつ加え、28℃で15分間プレインキュベートした。384ウェルプレートにSubstrate Buffer(MK2)を10μLずつ加え混和後、28℃で30〜40分間インキュベートした。次いでTermination Bufferを45μLずつ添加して混和し、これをLabChip EZ reader(Caliper Life Sciences社)を用いて解析した。なお、被験物質の濃度は予備検討結果をもとに阻害率50%となる濃度(IC50値)が含まれるように設定した。
LabChip EZ reader システムのソフトウェアによって反応液中の蛍光標識ペプチド基質のピーク全体におけるリン酸化された蛍光標識ペプチド基質のピークの割合を百分率で算出した(変換率)。DMSOのみの変換率を100%としたときの各被験薬物溶液の変換率を百分率で算出し、100より減じて阻害率とした。次に阻害率50%を挟む2点から阻害率50%となる濃度(IC50値)を算出した。結果を表1に示す。
Figure 2014088342
<結果>
化合物1および2は強いMK2阻害活性を有していた。以上のことから、これらの化合物は関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤として有用であることがわかった。
本発明は、一般式(1)で表されるベンゾオキサジアゾール誘導体、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物が、優れたMK2阻害作用を有していることを初めて見出し、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤を提供するものである。

Claims (4)

  1. 次の一般式(1):
    Figure 2014088342
    [式中、
    11及びR21は、それぞれ独立して、置換されていないC6−10アリール基或いは同一又は異なって1乃至5個のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、C1−3アルキル基又はC1−3アルコキシ基で置換されたC6−10アリール基を示し、
    12及びR22は、それぞれ独立して、水素原子又はC1−3アルキル基を示し、
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1−3アルキル基又はニトロ基を示す]
    で表される化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とするMK2阻害剤。
  2. 前記化合物が、
    2−((7−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノール、又は、
    2−((7−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−4−ニトロベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)アミノ)−5−ニトロフェノールである、請求項1に記載のMK2阻害剤。
  3. 請求項1又は2に記載の化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分とする関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎の予防及び/又は治療剤。
  4. 請求項1又は2に記載の化合物、若しくはその塩、又はそれらの溶媒和物、及び医薬として許容される賦形剤、希釈剤及び/又は担体を含む、関節リウマチ、乾癬、変形性関節症、喘息、アテローム性動脈硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー症、虚血再灌流障害、歯周炎を予防及び/又は治療するための医薬組成物。
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