JP2014087235A - アクチュエータ制御装置及びアクチュエータ制御方法 - Google Patents

アクチュエータ制御装置及びアクチュエータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータ内の移動体の衝突をより確実に検出可能とする。
【解決手段】アクチュエータ制御装置10は、アクチュエータ30の駆動制御に際して、ポジションテーブルからポジションデータを選択し、検出ゾーンを設定する。次に、アクチュエータ制御装置10は、アクチュエータ30の駆動制御の開始後に、スライダ34が移動して加速域及び減速域以外の区間である検出ゾーン内に存在した場合に、モータ32を流れる電流値を検出する。更に、アクチュエータ制御装置10は、その検出した電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続している場合に、スライダ34の衝突を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータ制御装置及びアクチュエータ制御方法に関する。
種々の作業の自動化に寄与する産業用ロボットは、一般的にアクチュエータを有する。このアクチュエータは、駆動源として例えばモータを備え、当該モータの回転運動を移動体であるスライダの直線運動等に変換させる。アクチュエータの制御装置には、スライダが障害物に衝突して移動することができなくなった場合のモータの過負荷を防止するために、モータに流れる電流値を検出し、その電流値が閾値を超えた場合に衝突を検出する機能を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−58002号公報
ところで、スライダの加速時及び減速時には、モータに流れる電流は大きくなる。このため、上述した従来の衝突検出の機能では、電流値の閾値が低い場合、スライダの加速時及び減速時において障害物に衝突していないにもかかわらず、衝突したと誤検出されてしまう。一方、このような誤検出を避けるべく、電流値の閾値をスライダの加速時及び減速時にモータを流れる電流値よりも高い値に設定した場合には、加速が終了してから減速を開始するまでの間にスライダが障害物に衝突してモータに流れる電流値が大きくなったとしても閾値より低いと衝突が検出されない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、アクチュエータ内の移動体の衝突をより確実に検出可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るアクチュエータ制御装置は、
移動体を有するアクチュエータを制御するアクチュエータ制御装置であって、
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前まで移動する間において前記アクチュエータ内のモータに流れる電流値を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段により検出された前記電流値が所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出する衝突検出手段と、
を備えることを特徴とする。
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間を設定する第1の検出範囲設定手段と、
前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、
を備え、
前記衝突検出手段は、前記位置検出手段により検出された前記移動体の位置が前記第1の検出範囲設定手段により設定された前記所定の区間内であり、且つ、前記電流検出手段により検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度を設定する第2の検出範囲設定手段と、
前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の速度を検出する速度検出手段と、
を備え、
前記衝突検出手段は、前記速度検出手段により検出された前記移動体の速度が前記第2の検出範囲設定手段により設定された前記所定の速度であり、且つ、前記電流検出手段により検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間を設定する第3の検出範囲設定手段を備え、
前記衝突検出手段は、前記移動体の移動時間が前記第3の検出範囲設定手段により設定された前記所定の移動時間であり、且つ、前記電流検出手段により検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記衝突検出手段は、前記電流検出手段により検出された前記電流値が所定時間以上前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記所定時間は、前記移動体の加速時及び減速時において前記モータに流れる電流値が前記所定の閾値を超える時間よりも短い時間であるようにしてもよい。
前記移動体の移動先を示す目標位置と、前記移動体が前記目標位置まで移動する際の加速度と、加速後の一定速度と、前記一定速度で移動後の減速度と、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度、及び、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間の少なくとも何れかとを対応付けたテーブルを備えるようにしてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るアクチュエータ制御方法は、
移動体を有するアクチュエータを制御するアクチュエータ制御方法であって、
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前まで移動する間において前記アクチュエータ内のモータに流れる電流値を検出する電流検出ステップと、
前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出する衝突検出ステップと、
を含むことを特徴とする。
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間を設定する第1の検出範囲設定ステップと、
前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の位置を検出する位置検出ステップと、
を含み、
前記衝突検出ステップでは、前記位置検出ステップにおいて検出された前記移動体の位置が前記第1の検出範囲設定ステップにおいて設定された前記所定の区間内であり、且つ、前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度を設定する第2の検出範囲設定ステップと、
前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の速度を検出する速度検出ステップと、
を含み、
前記衝突検出ステップでは、前記速度検出ステップにおいて検出された前記移動体の速度が前記第2の検出範囲設定ステップにおいて設定された前記所定の速度であり、且つ、前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間を設定する第3の検出範囲設定ステップを含み、
前記衝突検出ステップでは、前記移動体の移動時間が前記第3の検出範囲設定ステップにより設定された前記所定の移動時間であり、且つ、前記電流検出ステップにより検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記衝突検出ステップでは、前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が所定時間以上前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出するようにしてもよい。
前記所定時間は、前記移動体の加速時及び減速時において前記モータに流れる電流値が前記所定の閾値を超える時間よりも短い時間であるようにしてもよい。
前記移動体の移動先を示す目標位置と、前記移動体が前記目標位置まで移動する際の加速度と、加速後の一定速度と、前記一定速度で移動後の減速度と、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度、及び、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間の少なくとも何れかとを対応付けたテーブルを記憶手段に記憶する記憶ステップを含むようにしてもよい。
本発明によれば、移動体の衝突をより確実に検出可能とすることができる。
実施形態に係るアクチュエータシステムの概観を示す図である。 実施形態に係るアクチュエータ制御装置の構成を示す図である。 実施形態に係るスライダの位置とモータの電流値及び速度との対応を示す図である。 実施形態に係るポジションテーブルの一例を示す図である。 実施形態に係るアクチュエータ制御装置によるスライダの衝突検出の詳細な動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスライダの移動時間とモータの電流値との対応を示す図である。 他の実施形態に係るポジションテーブルの第1の例を示す図である。 他の実施形態に係るポジションテーブルの第2の例を示す図である。 他の実施形態に係るポジションテーブルの第3の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係るアクチュエータシステム1の概観を示す。図1に示されるように、アクチュエータシステム1は、アクチュエータ制御装置10、アクチュエータ30、モータケーブル41及びエンコーダケーブル42を備える。
アクチュエータ30は、ハウジング31、モータ32、ボールねじ33、スライダ34、エンコーダ35、ベアリング36及びガイド37を備える。
ハウジング31は、内部の各部材を保護する中空の部材である。ハウジング31の内部には、モータ32、ボールねじ33、スライダ34、エンコーダ35、ベアリング36及びガイド37が収容される。
モータ32の回転軸は、ボールねじ33に連結されている。ボールねじ33にはベアリング36が取り付けられている。モータ32は、モータケーブル41を介してアクチュエータ制御装置10から供給される電流に応じて、ボールねじ33を回転させる。これにより、スライダ34が2本のガイド37に沿って始点と終点との間をX軸方向に移動する。
ここで、始点とは、スライダ34の移動範囲のうちモータ32に最も近い位置を意味し、終点とは、スライダ34の移動範囲のうちモータ32から最も遠い位置を意味する。スライダ34の位置は、モータ32の回転角と比例する。例えば、スライダ34が、図1に示されるようにモータ32に最も近い位置にある場合、回転角は0°である。この状態からモータが回転することにより回転角が720°となった場合、スライダ34は+X軸方向に例えば2cmだけ移動する。
エンコーダ35は、例えば磁気式のロータリーエンコーダである。エンコーダ35は、モータ32が所定角度だけ回転する毎に、パルスを、エンコーダケーブル42を介してアクチュエータ制御装置10へ出力する。ここで、エンコーダ35は、モータ32がスライダ34を+X軸方向に移動させる方向に回転する場合には、その回転方向に所定角度だけ回転する毎に+1を示すパルスを出力し、モータ32がスライダ34を−X軸方向に移動させる方向に回転する場合には、その回転方向に所定角度だけ回転する毎に−1を示すパルスを出力する。なお、エンコーダ35は磁気式に限られず、光学式その他の方式のエンコーダであってもよい。
アクチュエータ制御装置10は、モータ32に電力を供給することにより、モータ32を回転させる。また、アクチュエータ制御装置10には、エンコーダ35からのパルスがエンコーダケーブル42を介して入力される。アクチュエータ制御装置10は、アクチュエータ30の駆動中にモータ32を流れる電流値が所定の閾値(衝突判定閾値)を超えた場合に、スライダ34に対する障害物等の衝突を検出する。
図2は、アクチュエータ制御装置10の構成を示す図である。図2に示されるように、アクチュエータ制御装置10は、制御部102、メモリ104、モータドライバ回路106、電流センサ108、インタフェース(I/F)部110、及び、LED(Light Emitting Diode)112を備える。
制御部102は、例えばマイクロコンピュータにより構成される。制御部102は、メモリ104に記憶されたプログラムを実行し、メモリ104に記憶された各種データを処理することなどにより、アクチュエータ制御装置10の全体を制御する。制御部102は、電流検出手段としての電流値検出部122と、第1の検出範囲設定手段としての検出範囲設定部124と、位置検出手段としての位置・速度検出部126と、衝突検出手段としての衝突検出部128との機能を有する。制御部102は、アクチュエータ30内のエンコーダ35を接続する。メモリ104は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。メモリ104は、各種情報を記憶する。
モータドライバ回路106は、アクチュエータ30内のモータ32を接続する。モータドライバ回路106は、制御部102の制御により、モータ32に対して電力を供給し、モータ32の駆動を制御する。電流センサ108は、モータ32を接続する。電流センサ108は、アクチュエータ30の駆動時、換言すれば、モータ32の駆動時においてモータ32に流れる電流値を検出する。
I/F部110は、制御部102の制御により、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部の機器との間でデータの送信及び受信を行う。LED112は、制御部102の制御により、点灯動作を行う。
本実施形態では、スライダ34は、移動開始位置から加速し、次に一定速度で移動し、更に減速して目標位置に到達する。図3は、スライダ34の位置とモータ32に流れる電流値及びスライダ34の速度との対応を示す図である。図3に示すように、スライダ34が移動開始位置から加速している間、すなわち、スライダ34が加速域に存在する間、モータ32を流れる電流値は、定格電流に対する所定比率(例えば50%)である衝突判定閾値を超える。また、スライダ34が目標位置まで減速している間、すなわち、スライダ34が減速域に存在する間、モータ32を流れる電流値は、衝突判定閾値を超える。この場合、アクチュエータ制御装置10が衝突判定閾値を超えたことのみをもってスライダ34の衝突を検出すると、加速時及び減速時に衝突が発生したと誤った検出を行ってしまう。
そこで、本実施形態では、アクチュエータ制御装置10は、スライダ34の加速の終了後から減速の開始前までの間に当該スライダ34が一定速度で移動する範囲内に検出ゾーンを設定し、スライダ34が当該検出ゾーンに存在し、且つ、モータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超えた場合に、スライダ34の衝突を検出する。
図4は、ポジションテーブルの一例を示す図である。ポジションテーブルは、利用者によって設定され、スライダ34による加速、一定速度での移動、減速からなる動作パターンを規定するポジションデータによって構成されている。ポジションデータは、当該ポジションデータの識別情報であるNo.と、目標位置と、加速の終了後から減速の開始前までの間のスライダ34の速度(一定速度)と、スライダ34が移動開始位置から加速する際の加速度と、スライダ34が減速して目標位置に到達するために減速する際の減速度と、衝突判定閾値と、検出ゾーンの−X軸方向側の端を示す検出ゾーンと、検出ゾーンの+X軸方向側の端を示す検出ゾーン+とを含んで構成されている。ここで、検出ゾーン−及び検出ゾーン+、予め定められた基準位置(例えば始点)を原点とした場合の位置を示す。検出ゾーンは、検出ゾーン−で示される位置と検出ゾーン+で示される位置との間の範囲である。
例えば、No.1のポジションデータは、検出ゾーン−及び検出ゾーン+が何れも0である。これは、検出ゾーンが設定されていないことを示す。また、目標位置が同一であってもスライダ34による加速、一定速度での移動、減速からなる動作パターンは多種多様である。このため、No.0のポジションデータとNo.2のポジションデータとに示すように、目標位置が同一であっても異なるポジションデータが含まれる場合がある。
例えば、利用者が、ポジションデータの生成のために、図示しない操作部に対する操作入力や、アクチュエータ制御装置10に接続されたパーソナルコンピュータ等に対する操作入力を行うと、制御部102は、その操作入力に応じたポジションデータを生成し、ポジションテーブルに登録する。ポジションテーブルは、メモリ104に記憶されている。
次に、アクチュエータ制御装置10によるスライダ34の衝突検出の詳細な動作を説明する。図5は、アクチュエータ制御装置10によるスライダ34の衝突検出の詳細な動作を示すフローチャートである。
制御部102内の検出範囲設定部124は、メモリ104に記憶されたポジションテーブル内のポジションデータを選択する(ステップS101)。例えば、利用者が、ポジションデータの選択のために、図示しない操作部に対する操作入力や、アクチュエータ制御装置10に接続されたパーソナルコンピュータ等に対する操作入力を行うと、検出範囲設定部124は、その操作入力に応じたポジションデータをポジションテーブルから選択する。
選択されたポジションデータは、スライダ34による加速、一定速度での移動、減速からなる動作パターンを規定するポジションデータとしてメモリ104に記憶される。メモリ104にポジションデータが記憶されることにより、当該ポジションデータ内の検出ゾーン−及び検出ゾーン+から特定される検出ゾーンが設定される。なお、ポジションデータ内の検出ゾーン−及び検出ゾーン+が何れも0である場合には、検出ゾーンが設定されず、後述するステップS103乃至ステップS108の処理は行われない。
次に、制御部102は、選択されたポジションデータに基づいて、アクチュエータ30の駆動制御を開始する(ステップS102)。具体的には、制御部102は、スライダ34が、移動開始位置から加速し、一定速度で移動し、減速して目標位置に到達するまでの間に、モータ32に流すべき電流値を算出する。更に、制御部102は、算出した電流値をモータドライバ回路106へ出力する。ここで、制御部102は、スライダ34が、移動開始位置から移動を開始してから目標位置に到達するまでの間に所定の周期で到来するタイミング(算出タイミング)毎に電流値を算出し、随時、算出した電流値をモータドライバ回路106へ出力する。モータドライバ回路106は、入力された電流値を有する電流をアクチュエータ30内のモータ32に流す処理を行う。これにより、スライダ34が移動開始位置から目標位置まで移動可能となる。
次に、制御部102内の位置・速度検出部126は、スライダ34が検出ゾーン内に存在するか否かを判定する(ステップS103)。
具体的には、位置・速度検出部126は、スライダ34が、予め定められた基準位置に存在した後にエンコーダ35から随時入力されるパルスが示す+1又は−1を加算する。次に、位置・速度検出部126は、パルスが示す値の加算値(パルス加算値)に基づいて、基準位置からスライダ34の現在位置までの距離を算出する。次に、位置・速度検出部126は、算出した距離を基準位置に加算することにより、基準位置を原点とした場合のスライダ34の現在位置を特定する。
更に、位置・速度検出部126は、スライダ34の現在位置が、ステップS101において選択されたポジションデータ内の検出ゾーン−によって示される位置と、検出ゾーン+によって示される位置との間である場合に、スライダ34が検出ゾーン内に存在すると判定し、それ以外の場合、スライダ34が検出ゾーン内に存在しないと判定する。
スライダ34が検出ゾーン内に存在する場合(ステップS103;YES)、制御部102内の電流値検出部122は、モータ32に流れる電流値を検出する(ステップS104)。具体的には、電流センサ108は、随時モータ32に流れる電流値を検出し、制御部102へ出力している。制御部102内の電流値検出部122は、スライダ34が検出ゾーン内に存在する場合に、電流センサ108からの電流値(検出電流値)を取得する。
次に、制御部102内の衝突検出部128は、検出電流値がステップS101において選択されたポジションデータ内の衝突判定閾値を超える時間が、負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定する(ステップS105)。
図6は、スライダ34の移動時間とモータ32を流れる電流値との対応を示す図である。図6に示すように、負荷出力判定時間は、加速時にモータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超える時間よりも短い時間に設定されている。また、図示されていないが、負荷出力判定時間は、減速時にモータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超える時間よりも短い時間に設定されている。衝突判定閾値及び負荷出力判定時間の情報は、それぞれメモリ104に記憶されている。
検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続している場合(ステップS105;YES)、衝突検出部128は、スライダ34に障害物等が衝突したことを検出する(ステップS106)。
次に、制御部102は、モータ32に対する電力供給を停止するように、モータドライバ回路106を制御する。モータドライバ回路106は、制御部102の制御により、モータ32に対する電力供給を停止する(ステップS107)。次に、制御部102は、スライダ34の衝突を通知する処理を行う(ステップS108)。具体的には、制御部102は、LED112を点灯させる制御を行う。LED112は、制御部102の制御に応じて点灯する。この際、LED112は所定間隔で点滅を繰り返すようにしてもよい。LED112が点灯することにより、作業者は、スライダ34に生じた衝突を認識することができる。その後、一連の動作が終了する。
一方、検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続していない場合(ステップS105;NO)、ステップS103以降の動作が繰り返される。
また、スライダ34が検出ゾーン内に存在しない場合(ステップS103;NO)、制御部102は、ステップS101において選択されたポジションデータに基づくアクチュエータ30の駆動制御が終了したか否かを判定する(ステップS109)。例えば、制御部102は、位置・速度検出部126によって検出されるスライダ34の現在位置がポジションデータ内の目標位置である場合、アクチュエータ30の駆動制御が終了したと判定する。アクチュエータ30の駆動制御が終了した場合(ステップS109;YES)、一連の動作が終了する。一方、アクチュエータ30の駆動制御が終了していない場合(ステップS109;NO)、ステップS103以降の動作が繰り返される。
以上説明したように、本実施形態では、アクチュエータ制御装置10は、アクチュエータ30の駆動制御に際して、ポジションテーブルからポジションデータを選択し、検出ゾーンを設定する。次に、アクチュエータ制御装置10は、アクチュエータ30の駆動制御の開始後に、スライダ34が移動して加速域及び減速域以外の区間である検出ゾーン内に存在した場合に、モータ32を流れる電流値を検出する。更に、アクチュエータ制御装置10は、その検出した電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続している場合に、スライダ34の衝突を検出する。
このように、本実施形態のアクチュエータ制御装置10は、スライダ34が加速域及び減速域に存在する間、換言すれば、スライダ34が加速中及び減速中であるためにモータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超える間は、電流値に基づく衝突検出を行わず、スライダ34が加速域及び減速域以外の区間である検出ゾーン内に存在した場合にのみ衝突検出を行う。
このため、スライダ34の加速時及び減速時においてモータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超えるために、障害物等に衝突していないにもかかわらず、衝突したと誤検出されてしまうことが防止される。
また、従来は、このような誤検出を避けるべく、衝突判定閾値をスライダ34の加速時及び減速時にモータ32を流れる電流値よりも高い値に設定することがあり、この結果、加速が終了してから減速を開始するまでの間にスライダ34が障害物等に衝突してモータ32に流れる電流値が大きくなっているにもかかわらず、衝突していないと誤検出されてしまう場合がある。しかし、本実施形態では、衝突判定閾値をスライダ34の加速時及び減速時にモータ32を流れる電流値よりも高い値に設定する必要はないため、スライダ34が障害物等に衝突しているにもかかわらず、衝突していないと誤検出されてしまうことも防止される。
また、本実施形態では、利用者が設定可能なデータである、スライダ34の動作パターンを規定するポジションデータ内に検出ゾーン−及び検出ゾーン+を含めるため、利用者は、検出ゾーンを簡易に設定することができる。
また、スライダ34の加速時及び減速時における衝突の誤検出を防止するために、モータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超える時間が、スライダ34の加速時及び減速時にモータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超える時間よりも長い時間継続した場合に、衝突を検出する手法も考えられる。しかし、この手法を採用した場合、衝突を検出するまでに時間を要することになる。
これに対して、本実施形態のアクチュエータ制御装置10は、負荷出力判定時間を、スライダ34の加速時及び減速時にモータ32を流れる電流値が衝突判定閾値を超える時間よりも短い時間に設定している。このため、衝突が生じた場合には短時間でその衝突を検出することができ、モータ32過負荷を迅速に防止することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、ポジションデータ内に検出ゾーン−及び検出ゾーン+を含めておき、アクチュエータ制御装置10は、スライダ34が検出ゾーンに存在する場合にのみ、モータ32を流れる電流に基づいてスライダ34の衝突検出を行った。
しかし、電流値の検出範囲の設定は検出ゾーンに限定されない。例えば、電流値の検出範囲をスライダ34の速度や時間によって設定してもよい。
図7、図8及び図9は、ポジションテーブルの他の例を示す図である。図7に示すポジションテーブル内のポジションデータは、検出ゾーン−及び検出ゾーン+に代えて、検出速度−及び検出速度+が含まれている。検出速度−は同一のポジションデータ内の速度以下の値であり、検出速度+は同一のポジションデータ内の速度以上の値であり、また、検出速度−は可能な限り同一のポジションデータ内の速度に近い値であることが好ましい。
図7に示すポジションテーブルを用いる場合、アクチュエータ制御装置10の制御部102内の第2の検出範囲設定手段としての検出範囲設定部124は、メモリ104に記憶されたポジションテーブル内のポジションデータを選択する。更に制御部102内の速度検出手段としての位置・速度検出部126は、エンコーダ35からのパルスの出力間隔に基づいてスライダ34の速度を算出する。更に、制御部102内の電流値検出部122は、算出された速度が選択されたポジションデータ内の検出速度+以下であり、且つ、検出速度−以上である場合に、モータ32に流れる電流値を検出し、衝突検出部128は、その検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定する。
また、検出速度−及び検出速度+を用いなくてもよい。この場合、上述と同様に、アクチュエータ制御装置10の制御部102内の検出範囲設定部124は、メモリ104に記憶されたポジションテーブル内のポジションデータを選択し、位置・速度検出部126は、エンコーダ35からのパルスの出力間隔に基づいてスライダ34の速度を算出する。更に、制御部102内の電流値検出部122は、算出した速度が選択されたポジションデータ内の速度以上である場合に、モータ32に流れる電流値を検出する。衝突検出部128は、その検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定し、継続していれば、衝突を検出する。
図8に示すポジションテーブル内のポジションデータは、検出ゾーン−及び検出ゾーン+に代えて、検出時間−及び検出時間+が含まれている。検出時間−及び検出時間+は、検出時間−から検出時間+までの時間が、スライダ34が一定速度で移動する時間となるように設定される。
図8に示すポジションテーブルを用いる場合、アクチュエータ制御装置10の制御部102内の第3の検出範囲設定手段としての検出範囲設定部124は、メモリ104に記憶されたポジションテーブル内のポジションデータを選択する。次に、制御部102は、スライダ34の移動開始からの経過時間を測定する。更に、制御部102内の電流値検出部122は、その測定時間が選択されたポジションデータ内の検出時間−以上であり、且つ、検出時間+以下である場合に、モータ32に流れる電流値を検出する。衝突検出部128は、その検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定し、継続していれば、衝突を検出する。
図9に示すポジションテーブル内のポジションデータは、図4に示すポジションテーブル内のポジションデータと比較すると、新たに種別と、検出速度−及び検出速度+と、検出時間−及び検出時間+とが含まれている。種別は、検出範囲である、検出ゾーン−及び検出ゾーン+と、検出速度−及び検出速度+と、検出時間−及び検出時間+とのうち、何れを有効にするかを示す情報であり、例えば、検出ゾーン−及び検出ゾーン+を有効とする場合には1、検出速度−及び検出速度+を有効にする場合には2、検出時間−及び検出時間+を有効にする場合には3が設定される。
図9に示すポジションテーブルを用いる場合、アクチュエータ制御装置10の制御部102内の検出範囲設定部124は、メモリ104に記憶されたポジションテーブル内のポジションデータを選択し、種別に基づいて、検出ゾーン−及び検出ゾーン+と、検出速度−及び検出速度+と、検出時間−及び検出時間+とのうち、有効にするデータを特定する。
更に、制御部102内の位置・速度検出部126は、検出ゾーン−及び検出ゾーン+が有効である場合にはエンコーダ35からのパルスの出力間隔に基づいてスライダ34の位置を算出する。その後は上述と同様、制御部102内の電流値検出部122は、算出された位置が選択されたポジションデータ内の検出ゾーン−以上であり、且つ、検出ゾーン+以下である場合に、モータ32に流れる電流値を検出する。衝突検出部128は、その検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定し、継続していれば、衝突を検出する。
また、位置・速度検出部126は、検出速度−及び検出速度+が有効である場合には、エンコーダ35からのパルスの出力間隔に基づいてスライダ34の速度を算出する。その後は上述と同様、制御部102内の電流値検出部122は、算出した速度が選択されたポジションデータ内の速度以上である場合に、モータ32に流れる電流値を検出する。衝突検出部128は、その検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定し、継続していれば、衝突を検出する。
また、制御部102は、検出時間−及び検出時間+が有効である場合には、スライダ34の移動開始からの経過時間を測定する。その後は上述と同様、制御部102内の電流値検出部122は、測定時間が選択されたポジションデータ内の検出時間−以上であり、且つ、検出時間+以下である場合に、モータ32に流れる電流値を検出する。衝突検出部128は、その検出電流値が衝突判定閾値を超える時間が負荷出力判定時間以上継続しているか否かを判定し、継続していれば、衝突を検出する。
また、上述した実施形態では、衝突判定閾値を定格電流の50%としたが、これに限定されず、利用者によって適切な値が設定されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、エンコーダ35は、ロータリーエンコーダであって、モータ32が所定角度だけ回転する毎に、パルスを出力した。しかしながら、エンコーダ35は、スライダ34の位置を検出するリニアエンコーダでもよい。この場合には、アクチュエータ制御装置10の制御部102内の位置・速度検出部126は、エンコーダ35からスライダ34の位置を直接に取得することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、コンピュータがプログラムを実行することで、アクチュエータ制御装置10の機能を実現してもよい。また、アクチュエータ制御装置10の機能を実現するためのプログラムは、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータにダウンロードされてもよい。
1 アクチュエータシステム
10 アクチュエータ制御装置
30 アクチュエータ
31 ハウジング
32 モータ
33 ボールねじ
34 スライダ
35 エンコーダ
36 ベアリング
37 ガイド
40 PC
41 モータケーブル
42 エンコーダケーブル
102 制御部
104 メモリ
106 モータドライバ回路
108 電流センサ
110、410 I/F部
112 LED
122 電流値検出部
124 検出範囲設定部
126 位置・速度検出部
128 衝突検出部

Claims (14)

  1. 移動体を有するアクチュエータを制御するアクチュエータ制御装置であって、
    前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前まで移動する間において前記アクチュエータ内のモータに流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された前記電流値が所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出する衝突検出手段と、
    を備えることを特徴とするアクチュエータ制御装置。
  2. 前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間を設定する第1の検出範囲設定手段と、
    前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、
    を備え、
    前記衝突検出手段は、前記位置検出手段により検出された前記移動体の位置が前記第1の検出範囲設定手段により設定された前記所定の区間内であり、且つ、前記電流検出手段により検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ制御装置。
  3. 前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度を設定する第2の検出範囲設定手段と、
    前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の速度を検出する速度検出手段と、
    を備え、
    前記衝突検出手段は、前記速度検出手段により検出された前記移動体の速度が前記第2の検出範囲設定手段により設定された前記所定の速度であり、且つ、前記電流検出手段により検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載のアクチュエータ制御装置。
  4. 前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間を設定する第3の検出範囲設定手段を備え、
    前記衝突検出手段は、前記移動体の移動時間が前記第3の検出範囲設定手段により設定された前記所定の移動時間であり、且つ、前記電流検出手段により検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のアクチュエータ制御装置。
  5. 前記衝突検出手段は、前記電流検出手段により検出された前記電流値が所定時間以上前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のアクチュエータ制御装置。
  6. 前記所定時間は、前記移動体の加速時及び減速時において前記モータに流れる電流値が前記所定の閾値を超える時間よりも短い時間であることを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータ制御装置。
  7. 前記移動体の移動先を示す目標位置と、前記移動体が前記目標位置まで移動する際の加速度と、加速後の一定速度と、前記一定速度で移動後の減速度と、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度、及び、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間の少なくとも何れかとを対応付けたテーブルを備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のアクチュエータ制御装置。
  8. 移動体を有するアクチュエータを制御するアクチュエータ制御方法であって、
    前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前まで移動する間において前記アクチュエータ内のモータに流れる電流値を検出する電流検出ステップと、
    前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出する衝突検出ステップと、
    を含むことを特徴とするアクチュエータ制御方法。
  9. 前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間を設定する第1の検出範囲設定ステップと、
    前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の位置を検出する位置検出ステップと、
    を含み、
    前記衝突検出ステップでは、前記位置検出ステップにおいて検出された前記移動体の位置が前記第1の検出範囲設定ステップにおいて設定された前記所定の区間内であり、且つ、前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項8に記載のアクチュエータ制御方法。
  10. 前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度を設定する第2の検出範囲設定ステップと、
    前記アクチュエータの駆動中における前記移動体の速度を検出する速度検出ステップと、
    を含み、
    前記衝突検出ステップでは、前記速度検出ステップにおいて検出された前記移動体の速度が前記第2の検出範囲設定ステップにおいて設定された前記所定の速度であり、且つ、前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項8又は9に記載のアクチュエータ制御方法。
  11. 前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間を設定する第3の検出範囲設定ステップを含み、
    前記衝突検出ステップでは、前記移動体の移動時間が前記第3の検出範囲設定ステップにより設定された前記所定の移動時間であり、且つ、前記電流検出ステップにより検出された前記電流値が前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載のアクチュエータ制御方法。
  12. 前記衝突検出ステップでは、前記電流検出ステップにおいて検出された前記電流値が所定時間以上前記所定の閾値を超える場合に、前記移動体の衝突を検出することを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載のアクチュエータ制御方法。
  13. 前記所定時間は、前記移動体の加速時及び減速時において前記モータに流れる電流値が前記所定の閾値を超える時間よりも短い時間であることを特徴とする請求項12に記載のアクチュエータ制御方法。
  14. 前記移動体の移動先を示す目標位置と、前記移動体が前記目標位置まで移動する際の加速度と、加速後の一定速度と、前記一定速度で移動後の減速度と、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する所定の区間、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間を移動する際の所定の速度、及び、前記アクチュエータの駆動中であって前記移動体が加速の終了後から減速の開始前までの間に移動する際の所定の移動時間の少なくとも何れかとを対応付けたテーブルを記憶手段に記憶する記憶ステップを含むことを特徴とする請求項8乃至13の何れかに記載のアクチュエータ制御方法。
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