JP2014086906A - 通信端末装置 - Google Patents
通信端末装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014086906A JP2014086906A JP2012234833A JP2012234833A JP2014086906A JP 2014086906 A JP2014086906 A JP 2014086906A JP 2012234833 A JP2012234833 A JP 2012234833A JP 2012234833 A JP2012234833 A JP 2012234833A JP 2014086906 A JP2014086906 A JP 2014086906A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- response
- request
- terminal device
- unit
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L65/00—Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
- H04L65/1066—Session management
- H04L65/1069—Session establishment or de-establishment
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/02—Protocols based on web technology, e.g. hypertext transfer protocol [HTTP]
- H04L67/025—Protocols based on web technology, e.g. hypertext transfer protocol [HTTP] for remote control or remote monitoring of applications
Abstract
【課題】通信端末装置が返したレスポンスによって操作用端末装置のOSが想定外の動作を示すことを防止する。
【解決手段】受信部は、PCのOSとの間で非持続的コネクションを確立し、OSから前記非持続的コネクションを介してリクエストを受信する。レスポンス生成部は、前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する。送信部は、前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、OSに対して、前記非持続的コネクションを介してレスポンス用のデータを送信する。非持続的コネクションは、OSが前記リクエストを送信するたびに確立され、OSが前記レスポンスを受信することによりクローズされる。
【選択図】図3
【解決手段】受信部は、PCのOSとの間で非持続的コネクションを確立し、OSから前記非持続的コネクションを介してリクエストを受信する。レスポンス生成部は、前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する。送信部は、前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、OSに対して、前記非持続的コネクションを介してレスポンス用のデータを送信する。非持続的コネクションは、OSが前記リクエストを送信するたびに確立され、OSが前記レスポンスを受信することによりクローズされる。
【選択図】図3
Description
本発明は、通信端末装置と操作用端末装置との間の通信に関する。
例えばネットワークプリンタなどの通信端末装置は、ネットワークを介して、PC(パーソナルコンピュータ)などの操作用端末装置との間で情報のやり取りを行うことができるように構成されている。このような構成は、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1は、照明及びブラインドをコントロールする通信端末装置(被操作装置)と、操作用端末装置(操作端末)と、の間でインターネットを介した通信が可能な構成を開示している。また、特許文献1は、通信端末装置と操作用端末装置との間に持続的コネクションを確立する構成である。特許文献1は、所定の要求信号を受信した場合に、所定時間だけ待機した後に受信応答を返す応答制御手段を備え構成を開示している。特許文献1は、これにより、ネットワークに不必要な負荷をかけることなく持続的コネクションを維持することが可能であるとしている。
特許文献1は、通信端末装置と操作用端末装置の間に持続的コネクションを確立することを前提としている。一方、非持続的なコネクションを確立する場合(つまり、一回の送受信を行った後は接続を切断する場合)は、特許文献1のように所定時間だけ待機した後に受信応答を返す必要性はない。むしろ、非持続的なコネクションの場合は、応答性を向上させる観点から、リクエストに対するレスポンスを可能な限り早く返す方が好ましいと考えられる。
近年、通信端末装置の処理能力が向上してきており、リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する処理に要する時間が短くなってきている。これに伴い、操作用端末装置からのリクエストに対して即座にレスポンスを返すことが可能になっている。
ところが、本願発明者が慎重に検討したところ、処理速度が向上した近年の通信端末装置から操作用端末装置に対してレスポンスを返した場合、当該操作用端末装置のOS(オペレーティングシステム)が想定外の動作を示す場合があることが明らかになった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、通信端末装置が返したレスポンスによって操作用端末装置が想定外の動作を示すことを防止することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の通信端末装置が提供される。即ち、この通信端末装置は、受信部と、レスポンス生成部と、送信部と、を備える。前記受信部は、操作用端末装置のOSとの間でネットワークを介して確立された非持続的コネクションを介してリクエストを受信する。前記レスポンス生成部は、前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する。前記送信部は、前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、前記OSに対して、前記非持続的コネクションを介して前記レスポンス用のデータを送信する。前記非持続的コネクションは、前記OSが前記リクエストを送信するたびに確立され、前記OSが前記レスポンスを受信することによりクローズされる。
即ち、近年の通信端末装置は、処理速度が向上した結果、レスポンス用のデータを即座に生成することが可能になっている。しかし、操作用端末装置からのリクエストに対して即座にレスポンスを返してしまうと、操作用端末装置のOSが想定外の動作を示す場合があった。そこで上記の構成により、リクエストに対するレスポンスが即座に返されることを防止することで、操作用端末装置のOSが想定外の動作を示すことがなくなった。
上記の通信端末装置は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、この通信端末装置は、前記リクエストを受信してから、前記レスポンス生成部が前記レスポンス用のデータを生成し終わるまでの生成時間を測定する測定部を備える。前記送信部は、前記生成時間が前記待機時間よりも短い場合には、前記リクエストを受信してから前記待機時間が経過するまでの期間、前記レスポンス用のデータの送信を待機する。また、前記送信部は、前記生成時間が前記待機時間よりも長い場合には、待機することなく前記レスポンス用のデータを送信する。
このように、レスポンス用のデータが待機時間よりも早く作成された場合には、当該データの送信を待機させる。これにより、操作用端末装置のOSが想定外の動作を示すことを確実に防止できる。一方、レスポンス用のデータの作成に待機時間よりも時間がかった場合には、当該データを即座に送信することで、応答性の低下を防止できる。
上記の通信端末装置は、複数の待機時間を設定可能な待機時間設定部を備えることが好ましい。
このように複数の待機時間を設定しておくことで、条件に応じて適切な待機時間を選択することができる。
上記の通信端末装置は、以下のように構成できる。即ち、前記待機時間設定部は、プロトコルに対応させて前記複数の待機時間を設定している。前記送信部は、前記非持続的コネクションのプロトコルに応じて、前記待機時間設定部に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用する。
これにより、プロトコルごとに待機時間を異ならせることができるので、プロトコルに応じて適切なタイミングでレスポンスを返すことができる。
上記の通信端末装置は、以下のように構成することもできる。即ち、前記待機時間設定部は、ポート番号に対応させて前記複数の待機時間を設定している。前記送信部は、前記OS側のポート番号に応じて、前記待機時間設定部に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用する。
これにより、ポート番号ごとに待機時間を異ならせることができるので、ポート番号に応じて適切なタイミングでレスポンスを返すことができる。
上記の通信端末装置は、以下のように構成することもできる。即ち、前記待機時間設定部は、OSの種類に対応させて前記複数の待機時間を設定している。前記送信部は、前記操作用端末装置のOSの種類に応じて、前記待機時間設定部に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用する。
これにより、OSごとに待機時間を異ならせることができるので、操作用端末装置のOSの種類に応じて適切なタイミングでレスポンスを返すことができる。
本発明の別の観点によれば、以下の通信端末装置が提供される。即ち、この通信端末装置は、受信部と、レスポンス生成部と、送信部と、を備える。前記受信部は、非持続的コネクションを介してリクエストを受信する。前記レスポンス生成部は、前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する。前記送信部は、前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、前記非持続的コネクションを介して前記レスポンス用のデータを送信する。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1に示すのは、本実施形態に係る通信端末装置としてのコピーファクシミリ複合機1の斜視図である。この複合機1は、図2に示すように、LAN(Local Area Network)8などのネットワークを介して、操作用端末装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)9と通信可能に構成されている。
本実施形態の複合機1は、ユーザが操作するための各種ボタン等を有する操作部2と、各種のメッセージを表示可能な表示部7と、を備えている。また、複合機1は、画像読取部3と、ファクシミリ送受信部4と、画像形成部5と、を備えている。
画像読取部3は、セットされた原稿用紙の表面の画像を読み取ることができる。ファクシミリ送受信部4は、電話回線を介してファクシミリを送受信可能である。画像形成部5は、画像読取部3が読み取った画像、又はファクシミリ送受信部4が受信したファクシミリを、印刷用紙に印刷する。なお、画像読取部3、ファクシミリ送受信部4、画像形成部5等の構成は公知であるから、詳細な説明は省略する。
PC9は、公知のパーソナルコンピュータとして構成されており、液晶ディスプレイなどの表示部11を備えている。また、PC9には、ネットワークに対応したOS(オペレーティングシステム)10がインストールされている。
PC9には、OS10上で動作する情報表示アプリケーション12がインストールされている。情報表示アプリケーション12は、複合機1の状態に関する情報を表示部11に表示するように構成されている。情報表示アプリケーション12が表示する複合機1の状態としては、例えば、トナーの残り、印刷状況、ファクシミリの送受信状況などである。また、情報表示アプリケーション12は、用紙の詰まり、トナー切れなどのトラブルが複合機1で発生した場合には、当該トラブルに関する情報を表示部11に表示する。これにより、PC9のユーザは、離れた位置にある複合機1の状態を監視できる。
OS10は、LAN8を介して複合機1と通信する機能を有している。また、OS10は、スケジューラ13を有しており、所定のタスクを所定の時間間隔で実行できるように構成されている。スケジューラ13には、複合機1に対して、現在の状態に関する情報をリクエストするタスクが登録されている。これにより、OS10は、複合機1に対して、定期的に(本実施形態の場合は30秒間隔)リクエストを送信できる。
OS10は、複合機1に対してリクエストを送信する際には、LAN8を介したコネクションを複合機1との間で形成する。このコネクションは、所定の通信プロトコルで、所定のポート番号を指定して形成される。なお、本実施形態では、OS10とLAN8との間の通信プロトコルをIPP(Internet Printing Protocol)としている。また、IPPの場合は通信に利用するポート番号が規定されているので、このポートを指定して通信を行う。
OS10は、前記コネクションを介して、複合機1に対して、現在の状態に関する情報をリクエストするデータを送信する。複合機1は、OS10からリクエストを受信した場合、これに対するレスポンスデータを、前記コネクションを介してOS10に返信する。OS10は、複合機1から受け取ったレスポンスデータを、情報表示アプリケーション12に渡す。
情報表示アプリケーション12は、OS10から受け取ったレスポンスデータを解析することにより、複合機1の現在の状態を取得し、これを表示部11に表示する。以上のようにして、情報表示アプリケーション12は、複合機1の現在の状態をPC9の表示部11に表示させることができる。
前述のように、複合機1に対するリクエストは定期的に送信されるので、情報表示アプリケーション12は、複合機1の状態を示す情報を定期的に取得できる。これにより、情報表示アプリケーション12は、常に最新の情報を表示部11に表示させることができる。
なお、OS10と複合機1との間のコネクションは、OS10がリクエストを送信するたびに形成され、OS10が複合機1からのレスポンスデータを受け取った後はクローズされる。このように、本実施形態では、OS10と複合機1との間で情報の送受信があるたびにコネクションが形成される構成である。従って、OS10と複合機1との間のコネクションは、非持続的コネクションであると言える。
続いて、複合機1の構成についてより詳しく説明する。前述のように、複合機1は、画像読取部3と、ファクシミリ送受信部4と、画像形成部5と、を備えている。また、複合機1は、受信部15と、送信部16と、レスポンス生成部17と、測定部18と、待機時間設定部19と、を備えている。
受信部15は、OS10との間で形成されたコネクションを介して、当該OS10からのリクエストを受信する。
レスポンス生成部17は、前記リクエストに応じて、レスポンス用のデータ(レスポンスデータ)を生成する。本実施形態において、レスポンス生成部17は、複合機1の各部と通信することにより、当該複合機1の現在の状態に関する情報を収集する。例えば、レスポンス生成部17は、ファクシミリ送受信部4と通信することにより、ファクシミリの送受信状況などの情報を取得する。また例えば、レスポンス生成部17は、画像形成部5と通信することにより、トナーの残り残量などの情報を取得する。そして、レスポンス生成部17は、取得した情報のうち、必要な情報をまとめてレスポンスデータを生成する。
送信部16は、レスポンス生成部17が作成したレスポンスデータを、前記コネクションを介してOS10に送信する。
続いて、本実施形態の複合機1の特徴的な構成について説明する。
本願発明者は、本実施形態の複合機1と、OS10と、の間で通信を行わせた場合、OS10側が想定外の動作を示す場合があることを見出した。例えば、OS10からのリクエストに対して、複合機1からのレスポンスを返すと、それ以降、OS10から定期的に送られてくるはずのリクエストが一切送られてこなくなるといった問題が発生した。
従来の複合機とOS10との通信では、上記のような問題は発生していなかった。このため、当初は、OS10が想定外の動作を示す原因は全く不明であり、複合機1とOS10のどちらに原因があるかも分からなかった。
本願発明者は、実験を繰り返した結果、ある種類のOSからのリクエストに対して、複合機1が例えば0.007秒でレスポンスを返した場合には、当該OSが上記のような想定外の動作を示すが、0.008秒でレスポンスを返した場合には、OSの想定外の動作は見られないことを突き止めた。
つまり、OS10からのリクエストに対して、複合機1が返すレスポンスが早過ぎたために、OS10が想定外の動作を示していたことが明らかになった。レスポンスが早すぎた場合にOS10が想定外の動作を示す理由は不明であるが、複合機1がリクエストを受信してからレスポンスを返すまでに一定以上の間隔が空いていれば、OS10の想定外の動作は確実に防止できることが分かった。
なお、以下の説明では、複合機1の受信部15がOS10からのリクエストを受信してから、送信部16がOS10にレスポンスを送信するまでにかかる時間を、レスポンス時間と呼ぶ。また、OS10が想定外の動作を示す最長のレスポンス時間を、限界レスポンス時間と呼ぶ。
従来の複合機では、レスポンスデータの作成に限界レスポンス時間よりも長い時間が必要であったため、限界レスポンス時間よりも早くレスポンスを返すことはできなかった。このため、従来は、OS10が想定外の動作を示すこともなかったのである。
しかし、近年、複合機の処理能力が向上したことにより、限界レスポンス時間よりも短い時間でレスポンスデータを作成できる場合が発生するようになった。これにより、本実施形態の複合機1は、限界レスポンス時間よりも早くレスポンスを返すことが可能になったため、OS10が想定外の動作を示すという問題が顕在化するに至ったのである。
以上の知見に基づいて、本実施形態の複合機1は、OS10からのリクエストを受信した後、限界レスポンス時間よりも長い時間だけ待機した後で、レスポンスデータを返すように構成している。
以下、具体的に図2と図3を参照しながら説明する。
本実施形態の複合機1が備える測定部18は、OS10からのリクエストが受信部15で受信された後、レスポンス生成部17がレスポンスデータを生成し終わるまでにかかった時間を測定するように構成されている。
図3のフローチャートに示すように、OS10からのリクエストが受信部15で受信されると(ステップS101)、測定部18は、時間の測定を開始する(ステップS102)。
続いて、レスポンス生成部17が、レスポンスデータを生成する(ステップS103)。レスポンス生成部17は、生成したレスポンスデータを、送信部16に出力する。
レスポンス生成部17がレスポンスデータを生成し終わると、測定部18は、時間の測定を終了する(ステップS104)。ステップS102とステップS104の間で測定部18が測定した時間を、レスポンデータ生成時間と呼ぶ。測定部18は、測定したレスポンスデータ生成時間を、送信部16に出力する。
本実施形態の複合機1は、所定の待機時間が設定された待機時間設定部19を備えている。
送信部16は、待機時間設定部19に設定されている待機時間を取得する。続いて、送信部16は、測定部18が測定したレスポンデータ生成時間と、待機時間設定部19から取得した待機時間と、を比較する(ステップS105)。
レスポンスデータ生成時間の方が待機時間よりも短い場合、送信部16は、リクエストを受信した時点(ステップS101の時点)から待機時間が経過するまで待機(ステップS106)した後で、レスポンスデータをOS10に送信する(ステップS107)。
つまり、本実施形態の複合機1は、レスポンスデータを早く生成することができた場合であっても、これを即座には送信せずに、待機時間が経過するまでの期間は送信を待機する。これにより、OS10が想定外の動作を示すことを防止できる。
一方、レスポンスデータ生成時間が、待機時間と同じ、又は待機時間よりも長い場合(レスポンスデータの作成に時間がかかった場合)、送信部16は、待機することなくレスポンスデータをOS10に送信する(ステップS107)。
待機時間は、限界レスポンス時間よりも長い時間を設定すれば良い。限界レスポンス時間は、複合機1とOS10との間で実際に通信を行わせて実験により求めることができる。
ただし、本発明を実施するにあたって、限界レスポンス時間を厳密に求めておく必要はない。要は、OS10が想定外の動作を示さないように待機時間を設定すれば良い。例えば前述のように、ある種のOSは、レスポンスが返されるまでの時間が0.008秒であれば、想定外の動作を示さない。つまり、このOSの限界レスポンス時間は、0.008秒未満であることがわかる。そこで、このOSについての待機時間は、0.008秒以上の適宜の値とすれば良い。
ところで、複合機1に接続されるPC9のOS10の種類は特に限定されていない。ネットワーク機能を有するOSであれば、複合機1との間でLAN8を介した情報のやりとりを行うことができる。つまり、複合機1は、メーカやバージョンが異なる様々な種類のOSと通信を行うことが想定される。上記限界レスポンス時間は、OSごとに異なると考えられるので、通信相手のOSの種類に応じて待機時間を異ならせることが好ましい。
そこで本実施形態の待機時間設定部19には、複数の待機時間が設定されている。待機時間設定部19に設定されている内容を、図4に模式的に示す。
本実施形態において、待機時間設定部19は、OSの種類に対応させて、複数の待機時間を設定している。例えば図4の場合、「A」という種類のOSには、0.008秒という待機時間が設定されている。また、「B」という種類のOSには、0.003秒という待機時間が,「C」という種類のOSには、0.010秒という待機時間が,それぞれ設定されている。また、本実施形態の待機時間設定部19には、デフォルトの待機時間(図4の「default」)が設定されている。
送信部16は、OS10の種類を判別するように構成されている。なお、本実施形態では、OS10との通信プロトコルにIPPを利用しているので、送信部16は、OS10から送られてきたリクエストのhttpヘッダのUser−Agentフィールドを確認することで、当該OS10の種類を判断できる。
送信部16は、待機時間設定部19の設定内容を参照することにより、OS10の種類に応じた待機時間を取得する。送信部16は、ステップS105の判断、及びステップS106の待機処理において、上記のようにして取得した待機時間を用いる。これにより、複合機1は、OSの種類に応じて適切な時間だけレスポンスを待機できる。
なお、OS10が未知の種類のOSであった場合や、OS10の種類を判断できなかった場合、送信部16は、デフォルトの待機時間を利用する。
以上で説明したように、本実施形態の複合機1は、受信部15と、レスポンス生成部17と、送信部16と、を備えている。受信部15は、PC9のOS10との間でLAN8を介して確立された非持続的コネクションを介してリクエストを受信する。レスポンス生成部17は、前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する。送信部16は、前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、OS10に対して、前記非持続的コネクションを介してレスポンス用のデータを送信する。非持続的コネクションは、OS10が前記リクエストを送信するたびに確立され、OS10が前記レスポンスを受信することによりクローズされる。
また、本実施形態の複合機1は、以下のように構成されていると言うこともできる。即ち、本実施形態の複合機1は、受信部15と、レスポンス生成部17と、送信部16と、を備えている。受信部15は、非持続的コネクションを介してリクエストを受信する。レスポンス生成部17は、前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成する。送信部16は、前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、前記非持続的コネクションを介して前記レスポンス用のデータを送信する。
上記のように、リクエストに対するレスポンスが即座に返されることを防止することで、PC9のOS10が想定外の動作を示すことを防止できる。
本実施形態の複合機1は、前記リクエストを受信してから、レスポンス生成部17がレスポンス用のデータを生成し終わるまでのレスポンスデータ生成時間を測定する測定部18を備える。送信部16は、レスポンスデータ生成時間が待機時間よりも短い場合には、前記リクエストを受信してから待機時間が経過するまでの期間、前記レスポンス用のデータの送信を待機する。また、送信部16は、レスポンスデータ生成時間が待機時間よりも長い場合には、待機することなくレスポンス用のデータを送信する。
このように、レスポンス用のデータが待機時間よりも早く作成された場合には、当該データの送信を待機させる。これにより、PC9のOS10が想定外の動作を示すことを確実に防止できる。一方、レスポンス用のデータの作成に待機時間よりも時間がかった場合には、当該データを即座に送信することで、応答性の低下を防止できる。
本実施形態の複合機1は、複数の待機時間を設定可能な待機時間設定部19を備えている。
このように複数の待機時間を設定しておくことで、条件に応じて適切な待機時間を選択することができる。
本実施形態の複合機1において、待機時間設定部19は、OSの種類に対応させて複数の待機時間を設定している。送信部16は、PC9のOS10の種類に応じて、待機時間設定部19に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用する。
これにより、OSごとに待機時間を異ならせることができるので、PC9のOS10の種類に応じて適切なタイミングでレスポンスを返すことができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、複合機1とOS10との間の通信プロトコルは、IPPであるとした。しかし、複合機1とOS10との間の通信プロトコルは、これに限らず、例えばSMB(Server Message Block)、LPR(Line PRinter daemon protocol)など、他のプロトコルを利用できる。また、これらのプロトコルは、状況に応じて使い分けることもできる。
そこで、本変形例の複合機は、待機時間設定部19に、プロトコルの種類に対応させて、複数の待機時間を設定したものである。この変形例における待機時間設定部19の設定内容を、図5に模式的に示す。
送信部16は、待機時間設定部19の設定内容を参照することにより、OS10との間の通信に利用しているプロトコルに対応した待機時間を取得する。送信部16は、ステップS105の判断、及びステップS106の待機処理において、上記のようにして取得した待機時間を用いる。これにより、通信プロトコルに応じて待機時間を異ならせることができる。
同様に、待機時間設定部19に、ポート番号に対応させて、複数の待機時間を設定しても良い。この場合の待機時間設定部19の設定内容を、図6に模式的に示す。
送信部16は、待機時間設定部19の設定内容を参照することにより、OS10側のポート番号に対応した待機時間を取得する。送信部16は、ステップS105の判断、及びステップS106の待機処理において、上記のようにして取得した待機時間を用いる。これにより、OS10側のポート番号に応じて待機時間を異ならせることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
図示は省略しているが、複合機1には、LAN8を介して複数のPC(操作用端末装置)を接続することができる。この場合、各PCのOSの種類はそれぞれ異なっていても良い。また、複合機1は、各PCのOSとそれぞれ異なるプロトコルで通信を行うこともできる。
上記実施形態では、複合機1とOS10はLAN8を介して接続されているが、複合機1とOS10を接続するネットワークはLANに限定されず、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)であっても良い。また、複合機1とOS10の間に他の機器(例えば中継サーバ)が介在していても良い。
上記実施形態では、OS10からのリクエストは、複合機1の現在の状態に関する情報をリクエストする内容となっている。しかし、OS10からのリクエストの内容は特に限定されない。同様に、複合機1からのレスポンスの内容も特に限定されない。OS10からの何らかのリクエストに応じて、通信端末装置(複合機1)が何らかのレスポンスを返す構成であれば、本願発明を適用できる。
上記実施形態では、OS10からのリクエストが定期的に送信される構成としたが、これに限定されない。例えば、OS10から複合機1へのリクエストは不定期的に送信されても良い。また、OS10から複合機1へのリクエストが1回限りの場合であっても、本願発明を適用できる。
通信端末装置は、コピーファクシミリ複合機に限定されず、非持続的コネクションを介して受信したリクエストに対して何らかのレスポンスを返す機器であれ本願発明を適用できる。また、操作用端末装置も、PCに限定されず、非持続的コネクションを介して何らかのリクエストを送信するとともに、当該リクエストに対するレスポンスを受信する機器であれば本願発明を適用できる。
1 コピーファクシミリ複合機(通信端末装置)
9 PC(操作用端末)
10 OS
15 送信部
16 受信部
17 レスポンス生成部
9 PC(操作用端末)
10 OS
15 送信部
16 受信部
17 レスポンス生成部
Claims (7)
- 操作用端末装置のOSとの間でネットワークを介して確立された非持続的コネクションを介してリクエストを受信する受信部と、
前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成するレスポンス生成部と、
前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、前記OSに対して、前記非持続的コネクションを介して前記レスポンス用のデータを送信する送信部と、
を備え、前記非持続的コネクションは、前記OSが前記リクエストを送信するたびに確立され、前記OSが前記レスポンスを受信することによりクローズされることを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1に記載の通信端末装置であって、
前記リクエストを受信してから、前記レスポンス生成部が前記レスポンス用のデータを生成し終わるまでの生成時間を測定する測定部を備え、
前記送信部は、
前記生成時間が前記待機時間よりも短い場合には、前記リクエストを受信してから前記待機時間が経過するまでの期間、前記レスポンス用のデータの送信を待機し、
前記生成時間が前記待機時間よりも長い場合には、待機することなく前記レスポンス用のデータを送信することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1又は2に記載の通信端末装置であって、
複数の待機時間を設定可能な待機時間設定部を備えることを特徴とする通信端末装置。 - 請求項3に記載の通信端末装置であって、
前記待機時間設定部は、プロトコルに対応させて前記複数の待機時間を設定しており、
前記送信部は、前記非持続的コネクションのプロトコルに応じて、前記待機時間設定部に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項3又は4に記載の通信端末装置であって、
前記待機時間設定部は、ポート番号に対応させて前記複数の待機時間を設定しており、
前記送信部は、前記OS側のポート番号に応じて、前記待機時間設定部に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用することを特徴とする通信端末装置。 - 請求項3から5までの何れか一項に記載の通信端末装置であって、
前記待機時間設定部は、OSの種類に対応させて前記複数の待機時間を設定しており、
前記送信部は、前記操作用端末装置のOSの種類に応じて、前記待機時間設定部に設定されている複数の待機時間のうち何れか1つを選択して利用することを特徴とする通信端末装置。 - 非持続的コネクションを介してリクエストを受信する受信部と、
前記リクエストに対するレスポンス用のデータを生成するレスポンス生成部と、
前記リクエストを受信してから所定の待機時間経過後に、前記非持続的コネクションを介して前記レスポンス用のデータを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする通信端末装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012234833A JP2014086906A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 通信端末装置 |
US14/034,784 US20140115172A1 (en) | 2012-10-24 | 2013-09-24 | Communication terminal device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012234833A JP2014086906A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014086906A true JP2014086906A (ja) | 2014-05-12 |
Family
ID=50486379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012234833A Pending JP2014086906A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 通信端末装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20140115172A1 (ja) |
JP (1) | JP2014086906A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6668612B2 (ja) * | 2015-05-14 | 2020-03-18 | 株式会社リコー | 機器、情報処理方法、及びプログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002033787A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-31 | Hitachi Ltd | クライアントサーバ型の情報同期制御方法、および、情報同期システム |
JP2004282429A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Vodafone Kk | 局装置 |
JP2011232893A (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-17 | Canon Inc | 印刷データ作成サーバ及び印刷装置及び印刷システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7003798B2 (en) * | 2000-10-20 | 2006-02-21 | Canon Kabushiki Kaisha | System for operating device from remote location and apparatus for use in the system |
EP2416532B1 (en) * | 2009-03-30 | 2014-10-08 | Nec Corporation | Communication flow control system, communication flow control method, and communication flow processing program |
IL210897A (en) * | 2011-01-27 | 2017-12-31 | Verint Systems Ltd | Systems and methods for managing traffic flow table |
US9742728B2 (en) * | 2011-08-30 | 2017-08-22 | Sonus Networks, Inc. | Determining expiration time of bindings for network address translation devices |
US9397817B2 (en) * | 2011-11-21 | 2016-07-19 | Intel Corporation | Methods, systems and apparatuses to mitigate communication collisions |
-
2012
- 2012-10-24 JP JP2012234833A patent/JP2014086906A/ja active Pending
-
2013
- 2013-09-24 US US14/034,784 patent/US20140115172A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002033787A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-31 | Hitachi Ltd | クライアントサーバ型の情報同期制御方法、および、情報同期システム |
JP2004282429A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Vodafone Kk | 局装置 |
JP2011232893A (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-17 | Canon Inc | 印刷データ作成サーバ及び印刷装置及び印刷システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20140115172A1 (en) | 2014-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8693018B2 (en) | Printing system and print control method | |
JP5522095B2 (ja) | プリンタ | |
JP6217266B2 (ja) | 機器、情報処理端末、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム | |
JP5995525B2 (ja) | システム、画像形成装置、サーバー及びその制御方法 | |
JP5791367B2 (ja) | 画像形成装置とプロキシサーバを有するネットワークシステムおよび、その制御方法、制御プログラム、並びにプロキシサーバ | |
US8817286B2 (en) | Communication system, method and storage medium | |
JP2008233994A (ja) | イベント通知装置及びイベント通知方法 | |
US20100208301A1 (en) | Information processing apparatus, control method therefor, image processing apparatus, and control method therefor | |
JP2020096311A (ja) | 画像処理システム、画像処理装置、クラウドサーバおよびプログラム | |
JP2013178743A (ja) | 機器管理装置、機器管理システム、及びプログラム | |
JP2008147941A (ja) | 監視装置、画像形成装置、監視システム、ネットワークの設定変更方法、及びプログラム | |
US9258180B2 (en) | Information processing apparatus and computer-readable storage medium | |
JP2012119751A (ja) | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム | |
US9325864B2 (en) | Image processing apparatus, information processing system, information processing method, and storage medium to communicate with external apparatus | |
US20130246599A1 (en) | Management apparatus, management target apparatus, and apparatus installation method for remote management system | |
JP6056355B2 (ja) | 機器、遠隔管理システム及びプログラム | |
JP2012227730A (ja) | 通信装置 | |
US8456664B2 (en) | Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and storage medium | |
JP2014086906A (ja) | 通信端末装置 | |
JP2012160086A (ja) | データ処理装置、クライアント装置、及びデータ処理システム | |
US9467501B2 (en) | Relay server system | |
JP2017170818A (ja) | 印刷システムおよびジョブ管理プログラム | |
JP2007074275A (ja) | 画像処理装置、サポートシステムのプログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 | |
US20130346145A1 (en) | Communication device, control method therefor, and storage medium storing control program therefor | |
JP6542684B2 (ja) | 情報処理システム、画像形成装置、転送制御プログラムおよび転送制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161020 |