JP2014086815A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの動画像ファイルの再生時において見たいシーンから素早く再生する。
【解決手段】6本の磁気テープの記録映像信号を夫々にデジタル化することで、夫々に動画像の画像データを格納した6つの画像ファイルを作成する。この際、各動画像においてシーンチェンジ点を検出し、検出結果をSCタグ情報として各画像ファイルに書き込んでおく。再生モードが起動すると、6つの動画像に対応する6つのサムネイル画像が並列表示される。所望のサムネイル画像を選択した状態で、所定のキーを短押しすると選択サムネイル画像に対応する対象動画像が最初から再生されるが、所定のキーを長押しすると、対象動画像におけるシーンチェンジ点の画像(352、353)が表示される。シーンチェンジ点の画像(352)を選択して所定のキー操作を行うと、対象動画像がシーンチェンジ点から再生される。
【選択図】図12

Description

本発明は、電子機器に関する。
数年前までは、Hi8、DVC及びVHS−Cなどの磁気テープに映像信号を記録するビデオカメラが主流であり、多数普及した。しかし、現在では、半導体メモリや磁気ディスク等に画像を記録するビデオカメラが主流となり、磁気テープ式のビデオカメラは店頭から完全に又はほぼ消滅した。このため、記録時に利用したビデオカメラが壊れると、その代替となる機器の新規購入が困難であるが故に、磁気テープに記録された映像は、再生が極めて困難となる。
そこで、磁気テープに記録した映像のデジタルファイル化のための製品も開発及び発売されている(例えば下記非特許文献1参照)。この種の製品では、アナログ映像信号を本体内にてデジタル化してからパーソナルコンピュータに入力し、パーソナルコンピュータにてデジタルファイル化を行うようにしている。
I・Oデータ、USB接続ビデオキャプチャーカタログ、"GV−USB2/HQ"、[online]、平成22年、[平成24年1月25日検索]、インターネット<URL:http://www.iodata.jp/product/av/capture/gv-usb2hq>
上記のような製品を利用するユーザは、通常、磁気テープ(例えば60分や120分の磁気テープ)の1本分、磁気テープ式のビデオカメラに映像信号を連続再生させて該映像信号を上記製品に入力する。これにより、磁気テープの1本に対して1つの画像ファイル(動画像ファイル)が作成される。一方で、1本の磁気テープには、複数個のシーン(イベント)の映像信号が時系列に沿って順次記録されていることが多い。故に、互いに異なる複数の期間に撮影された複数のシーン(イベント)が1つの画像ファイルに記録されることになり、再生時における画像の検索性が低くなる(見たい映像部分を素早く再生させることができない)。例えば、図21に示す如く、運動会、クリスマス会、雪遊びの様子を時系列順に撮影した映像信号が1本の磁気テープに含まれている場合において、画像ファイルへの変換後、クリスマス会の様子を再生させたい場合、早送り機能等を用いて画像ファイルの先頭からクリスマス会の映像部分をユーザ自身が探さなければならない。1つのシーンの再生が終了するたびに、磁気テープ式のビデオカメラの再生及び上記製品によるデジタルファイル化を手動で停止させれば、シーンごとに画像ファイルを作成することができ、結果、再生時における画像の検索性を上げることができるが、そのような手動停止はユーザにとって作業負担が重い。
また、電子機器における動画像の再生モードでは、一般的にまず、動画像を代表するサムネイル画像が表示される。サムネイル画像は、例えば動画像の第1フレームの縮小画像であり、従って図21の例では、運動会におけるフレームからサムネイル画像が生成される。しかしながら、上記1本の磁気テープ分の映像に関し、ユーザが代表画像と考える画像は、クリスマス会又は雪遊びにおける画像であるかもしれない(例えば、運動会は磁気テープの最初の数10秒分しかなく、クリスマス会の様子の映像が磁気テープの大部分を占めるかもしれない)。このような場合、ユーザは、サムネイル画像をクリスマス会又は雪遊びにおける画像に置き換えたいと望むことがある。画像編集ソフト等を用いれば、そのような置き換えも可能ではあるが、相応の手間がかかり、置き換え自体を諦めるユーザも多い。
また、磁気テープ1本分の映像の中には、不要なシーンの区間である不要区間(例えば、誤って地面を撮影している区間、映像信号の存在しない区間(ブルーバック区間)、ユーザ自身が不要と考える冗長な区間)が存在することもある。このような磁気テープから1つの画像ファイルを作成した場合、ユーザは、不要区間の動画像部分を画像ファイルから削除したいと望むことがある。画像編集ソフト等を用いれば、そのような削除も可能ではあるが、相応の手間がかかり、削除自体を諦めるユーザも多い。
尚、磁気テープに記録された映像信号から画像ファイルを生成する場合に注目して、幾つかの従来課題を上述したが、他の映像信号出力源(例えば、固体撮像素子)から画像ファイルを作成する場合においても、同様の課題が生じえる。
そこで本発明は、動画像の途中(例えば所望シーン)からの素早い再生を可能にする電子機器を提供することを目的とする。また本発明は、簡便にサムネイル画像の所望画像への置き換えを可能にする電子機器を提供することを目的とする。また本発明は、動画像の記録後に不要と考える区間を簡便に削除可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の電子機器は、対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、接続された表示部の表示内容を制御する表示制御部と、操作の入力を受ける操作部と、を備え、前記表示制御部は、前記対象動画像を含む1以上の動画像に対応する1以上のサムネイル画像を表示している状態において、前記対象動画像に対応するサムネイル画像を指定する所定の第1操作が入力されたとき前記対象動画像を最初から再生する一方、前記第1操作と異なり且つ前記対象動画像に対応するサムネイル画像を指定する所定の第2操作が入力されたとき前記対象動画中の前記特異点に対応する特異点画像を表示し、表示された前記特定点画像を指定する所定の第3操作が入力されたとき前記特異点から前記対象動画像を再生することを特徴とする。
これにより、対象動画像の特異点に対応するシーンから対象動画像を再生することが可能となり、見たい映像部分の速やかなる再生が支援される。
また例えば、前記1以上のサムネイル画像に含まれる前記対象動画像に対応するサムネイル画像を、前記対象動画像から生成して前記対象動画像に対応付けるサムネイル処理部を前記電子機器に設けておいても良く、前記サムネイル処理部は、所定の置き換え指示操作の入力に応答して、前記対象動画像の前記サムネイル画像を前記特異点画像に置き換えても良い。
より具体的には例えば、前記表示制御部は、所定の第4操作の入力に応答して前記特異点画像を表示し、前記第4操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において前記置き換え指示操作が入力されたとき、前記サムネイル処理部は、前記対象動画像の前記サムネイル画像を前記特異点画像に置き換え、前記第4操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において所定の送り操作又は戻り操作が入力されたとき、前記表示制御部は、前記特異点のタイミングより後のタイミング又は前記特異点のタイミングより前のタイミングにおける画像を前記対象動画像から抽出して表示し、抽出画像が表示されている状態において前記置き換え指示操作が入力されたとき、前記サムネイル処理部は、前記対象動画像の前記サムネイル画像を前記抽出画像に置き換えても良い。
また例えば、前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、前記表示制御部は、所定操作の入力に応答して前記特異点画像を表示し、前記所定操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において所定の削除指示操作が入力されたとき、前記記録制御部は、前記特異点のタイミングから始まる、前記対象動画像の一部を、前記画像ファイルから削除しても良い。
また例えば、 前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、前記記録制御部は、前記対象動画像の記録後、前記対象動画像の一部である削除対象区間中の動画像部分を前記画像ファイルから削除する部分削除処理部を有し、前記部分削除処理部は、前記操作部を介し、前記特異点のタイミングを基準に前記削除対象区間の指定を受け付け可能であっても良い。
本発明に係る第2の電子機器は、対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、操作の入力を受ける操作部と、前記対象動画像からサムネイル画像を生成して該サムネイル画像を前記対象動画像に対応付けるサムネイル処理部と、を備え、前記サムネイル処理部は、所定操作に入力に応答して、前記対象動画像に対応するサムネイル画像を前記対象動画中の前記特異点に対応する特異点画像に置き換えることを特徴とする。
特異点に対応する特異点画像が、サムネイル画像として相応しい画像である場合がある。第2の電子機器によれば、簡便にサムネイル画像を所望画像に置き換えることが可能になる。
本発明に係る第3の電子機器は、対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、接続された表示部の表示内容を制御する表示制御部と、操作の入力を受ける操作部と、を備え、前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、前記表示制御部は、所定操作の入力に応答して前記対象動画中の前記特異点に対応する特異点画像を表示し、 前記所定操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において所定の削除指示操作が入力されたとき、前記記録制御部は、前記特異点のタイミングから始まる、前記対象動画像の一部を、前記画像ファイルから削除することを特徴とする。
これにより、対象動画像の記録後に、不要と考える区間(例えば、特異点のタイミングから始まるシーンの撮影区間)を簡便に削除することが可能となる。
本発明に係る第4の電子機器は、対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、操作の入力を受ける操作部と、を備え、前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、前記記録制御部は、前記対象動画像の記録後、前記対象動画像の一部である削除対象区間中の動画像部分を前記画像ファイルから削除する部分削除処理部を有し、前記部分削除処理部は、前記操作部を介し、前記特異点のタイミングを基準に前記削除対象区間の指定を受け付け可能であることを特徴とする。
これにより、簡便に削除対象区間(不要区間)の動画像部分を画像ファイルから削除することが可能となる。
また例えば、前記特異点はシーンチェンジ点を含んでいる。
本発明によれば、動画像の途中(例えば所望シーン)からの素早い再生を可能にする電子機器、簡便にサムネイル画像の所望画像への置き換えを可能にする電子機器、及び、動画像の記録後に不要と考える区間を簡便に削除可能な電子機器を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る電子機器の概略全体ブロック図である。 本発明の実施形態に係る操作部の構成図である。 画像データ及び音響データの記録に関わる部位のブロック図である。 1つの動画像の全区間を示す図である。 画像ファイルの構造を示す図(a)と、画像ファイル内の付加情報を示す図(b)である。 6つの磁気テープからのアナログ映像信号と6つのデジタル動画像を示す図である。 記録媒体に6つの画像ファイルが保存されている様子を示す図である。 一連のアナログ映像信号と、それに基づくデジタル動画像と、シーンチェンジ点との関係を示す図である。 表示制御部が表示部に接続されている様子を示す図である。 表示画面における第1レイアウトを示す図である。 サムネイル表示が成された表示画面を示す図である。 本発明の第1実施例に係り、表示画面の変遷を示す図である。 サムネイル処理部を示す図である。 本発明の第2実施例に係り、表示画面の変遷を示す図である。 表示画面における第2レイアウトを示す図である。 本発明の第2実施例において表示されうる画像を示す図である。 本発明の第3実施例で想定される動画像の構造を示す図である。 本発明の第3実施例に係り、表示画面の変遷を示す図である。 本発明の第3実施例に係り、確認表示が成された表示画面を示す図である。 本発明の第4実施例に係り、表示画面の変遷を示す図である。 従来技術に係り、磁気テープ1本分の記録映像の概念図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器1の概略全体ブロック図である。電子機器1は、符号11〜19によって参照される各部位を備える。
入力端子11は、アナログ信号供給源(不図示)からアナログ映像信号及びアナログ音響信号の入力を受ける。入力端子11への入力アナログ映像信号は、任意の規格(例えば、National Television System Committeeの規格)に従ったアナログの映像信号であり、入力端子11への入力アナログ音響信号は、入力端子11への入力アナログ映像信号に同期したアナログの音響信号である。アナログ信号供給源は、例えば、アナログ映像信号及びアナログ音響信号を記録及び再生可能なビデオカメラ、又は、アナログ映像信号及びアナログ音響信号を再生可能な再生機器であり、磁気テープ等に記録されたアナログ映像信号及びアナログ音響信号を再生することでそれらを入力端子11に供給する。
アナログ信号処理部12は、入力端子11への入力アナログ映像信号及び入力アナログ音響信号をデジタル化するアナログ/デジタル変換処理を実行し、これによって任意の規格に従ったデジタルの映像信号(RGB形式又はYUV形式の映像信号)及び音響信号を生成する。アナログ信号処理部12にて生成されるデジタルの映像信号をデジタル画像データ又は単に画像データと呼び、アナログ信号処理部12にて生成されるデジタルの音響信号をデジタル音響データ又は単に音響データと呼ぶ。アナログ信号処理部12は、入力アナログ映像信号及び音響信号からデジタル画像データ及び音響データを生成する過程において、アナログ/デジタル変換処理以外の所定の信号処理(例えば、ノイズ低減処理、エッジ強調処理)を行うようにしても良い。尚、或る動画像に関し、アナログ映像信号もデジタル画像データも、動画像の画像信号の一種である。
主制御部13は、電子機器1内の各部位の動作を統括的に制御する。主制御部13を集積回路にて形成することができる。主制御部13は、様々なプログラムを実行可能なCPU(Central Processing Unit)31と、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の任意のデータ圧縮規格に従ってデジタル画像データ及び音響データの圧縮を行う圧縮処理部32と、を有する。
メモリ部14は、例えば半導体メモリから成り、CPU31で実行される各種プログラムを記憶するプログラムメモリ及び主制御部13で生成及び利用される任意のデータの一時的記憶を行うデータメモリを有する。表示部15は、液晶ディスプレイパネル等の表示画面を有する表示装置であり、主制御部13の制御の下、任意の画像を表示する。記録媒体16は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク又は光磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13の制御の下、画像データを含む任意のデータを記録する。操作部17は、ユーザからの各種操作の入力を受け付ける。操作部17に入力された操作内容は主制御部13に伝達される。表示部15にタッチパネルが設けられる場合、該タッチパネルは操作部17に含まれる。スピーカ部18は、任意の音響データ(例えば、記録媒体16に記録された音響データ)を音として再生出力する。また、主制御部13は、自身が取り扱う任意の画像データ及び音響データを、出力端子19を介して電子機器1の外部機器(例えばテレビ受信機)に出力することができる。尚、表示部15は、電子機器1の外部に設けられ且つ電子機器1に対して無線又は有線にて接続された外部表示装置(例えば、出力端子19に接続された外部表示装置)であると考えても良い。
操作部17に、様々なボタン、キー、ダイヤル等を設けておくことができる。本実施形態では、図2に示す如く、操作部17に、上キー41、下キー42、左キー43及び右キー44から成る方向キー40と、キー45〜47が設けられているものとする。
図3は、画像データ及び音響データの記録に関わる部位のブロック図である。ファイル作成部33及びシーンチェンジ検出部34を主制御部13に設けておくことができ、作成部33及び検出部34の機能の全部又は一部は、CPU31にて実現されうる。主制御部13に内包される記録制御部50は、処理部32、作成部33及び検出部34を含んでいると考えることができる。アナログ信号処理部12から供給される一連のデジタル画像データから成る任意の1つの動画像を動画像MVと呼ぶ(但し、動画像MVは一連の入力アナログ映像信号から形成される任意の1つの動画像でもある)。動画像MVは、所定のフレーム周期で時系列上に並ぶ複数のフレーム画像(以下、単にフレームとも言う)から成る。動画像MVにはデジタル音響データ(又はアナログ音響信号)が付随しているため、デジタル音響データ(又はアナログ音響信号)も動画像MVの構成要素であると考える。図4に示す如く、動画像MVの画像データが存在する時間軸上の区間の全体を全区間と呼ぶ。全区間の開始及び終了タイミング間の時間長さが動画像MVの長さに相当する。
圧縮処理部32は、動画像MVのデジタル画像データ及びデジタル音響データの圧縮を行って動画像MVの圧縮画像データ及び圧縮音響データを生成する。
ファイル作成部33は、記録媒体16内に画像ファイルFLを作成し、画像ファイルFL内に動画像MVの圧縮画像データ及び圧縮音響データを書き込む(換言すれば、格納、保存、記録)ことで動画像MVの圧縮画像データ及び圧縮音響データを記録媒体16に記録する。図5(a)に1つの画像ファイルFLの構造を示す。画像ファイルFLは、互いに関連付けられた本体領域とヘッダ領域から形成され、本体領域内に動画像MVの圧縮画像データ及び圧縮音響データが格納される。ファイル作成部33は、ヘッダ領域に対して動画像MVに付随する付加情報を書き込むことで、付加情報を動画像MVに関連付けて記録媒体16に保存する。図5(b)に示す如く、付加情報は、動画像MVを格納する画像ファイルFLのファイル名、動画像MVのサムネイル画像及びSCタグ情報を含む(SCタグ情報については後述)。動画像MVのサムネイル画像は、例えば、動画像MVの全区間中の所定タイミング(例えば開始タイミング又は終了タイミング)におけるフレームの縮小画像である。
シーンチェンジ検出部34は、動画像MVの画像データに基づき動画像MVの時系列上の特異点であるシーンチェンジ点を検出する。動画像MVは、1以上のシーン(撮影風景)を撮影することで得られるが、シーンチェンジ点とは、動画像MVの中でシーン(撮影風景)が変化している時系列上の点(或るシーンから他のシーンへの切り替わり時点)を指す。時系列上の点をタイミングと考えても良い。尚、動画像MVの開始タイミングはシーンチェンジ点ではない。
本実施形態では特に、動画像MVの画像データの元となる入力アナログ映像信号及び音響信号が、磁気テープに記録された60分の長さを有するアナログ映像信号及び音響信号であって、且つ、入力アナログ映像信号は、図示されないアナログビデオカメラによる撮影にて生成されて上記磁気テープに記録されていることを想定する。そうすると、60分の長さを有する動画像MVの中には1以上のシーンチェンジ点が内包されることが多い。更に、図6に示す如く、第1〜第6磁気テープに記録されたアナログ映像信号及び音響信号が磁気テープ毎に入力端子11に入力された結果、第1〜第6磁気テープに対応する6つの画像ファイルFL[1]〜FL[6]が記録媒体16内に形成されて画像ファイルFL[1]〜FL[6]に夫々動画像MV[1]〜MV[6]の圧縮画像データ及び圧縮音響データが記録されたことを想定する(図7参照)。動画像MV[1]〜MV[6]の夫々は動画像MVの一種である。
図8に、デジタルの動画像MV[5]と、デジタルの動画像MV[5]の元となる60分ぶんの入力アナログ映像信号310との関係を示す。入力アナログ映像信号310は、第1期間において第1シーンである運動会の様子を上記アナログビデオカメラで撮影することで得られたアナログ映像信号311と、第1期間より後の第2期間において第2シーンであるクリスマス会の様子を上記アナログビデオカメラで撮影することで得られたアナログ映像信号312と、第2期間より後の第3期間において第3シーンである雪遊びの様子を上記アナログビデオカメラで撮影することで得られたアナログ映像信号313とを、時系列上に並べて結合したものに相当する。映像信号311〜313を含む入力アナログ映像信号310の全体をデジタル化したものが動画像MV[5]のデジタル画像データである。
動画像MV[5]においては、第1及び第2期間の境界タイミングにおいて撮影のシーン(撮影風景)が変化しており、且つ、第2及び第3期間の境界タイミングにおいて撮影のシーン(撮影風景)が変化している。シーンチェンジ検出部34は、動画像MV[5]の画像データを解析して、動画像MV[5]上においてそれらの境界タイミングを検出することで、シーンチェンジ点SC1及びSC2を検出する。ファイル作成部33は、シーンチェンジ点SC1及びSC2のタイミングt1及びt2をSCタグ情報として画像ファイルFL[5]のヘッダ領域に書き込む。動画像MV[5]以外の動画像(MV[1]等)についても同様にしてSCタグ情報が、対応するヘッダ領域に書き込まれる。
タイミングt1は第1シーンから第2シーンへの切り替わり直後のタイミングであり、タイミングt2は第2シーンから第3シーンへの切り替わり直後のタイミングである。タイミングt1、t2そのものが、夫々、シーンチェンジ点SC1、SC2であると考えても良い。また、動画像MV[5]の全区間において、動画像MV[5]の開始タイミングからタイミングt1の直前までの区間、タイミングt1からタイミングt2の直前までの区間、タイミングt2から動画像MV[5]の終了タイミングまでの区間を、夫々、区間331、332、333と呼ぶ。
動画像の画像データに基づきシーンチェンジ点を検出する方法として様々な方法が公知となっており、シーンチェンジ検出部34は、それらの公知の方法(例えば、特開2003−283838号公報、特開2010−148053号公報に記載された方法)を用いてシーンチェンジ点を検出することができる。例えば、圧縮処理部32では、動画像MVの各フレームを複数のブロックに分割し、ブロックごとに画像データの圧縮を行うことでブロック毎に圧縮画像データである符号化データを生成するが、検出部34は、動画像MVのフレーム間において符号化データのデータ量(ビットレートを単位とするデータ量)の変化量が所定閾値以上になっているブロックの個数を計数し、計数された個数が所定値以上になっているタイミングをシーンチェンジ点として検出しても良い(このような検出を行う場合、検出部34は圧縮処理部32と連動して動作する)。
主制御部13には、図9の表示制御部51が内包されている。表示制御部51は、表示部15に接続され、再生モードにおいて、表示部15における表示内容及び画像の再生内容を制御する。以下の説明において、表示及び表示画面とは、表示部15における表示及び表示画面を指す。以下の説明では、説明の便宜上、表示の主体が表示制御部51であるかのような記述を設けているが、実際の表示の主体は表示部15である。従って例えば、“表示制御部51が或る画像を表示、再生する”という表現は、“表示制御部51が或る画像を表示部15にて表示、再生させる”という表現と同義である。
以下、SCタグ情報を利用した幾つかの実施例を説明する。矛盾無き限り、後述の第1〜第4実施例の内の、任意の2以上の実施例を組み合わせることが可能である。電子機器1は、記録モード、再生モード及び編集モードを含む複数の動作モードの何れかにて動作する。記録モードでは、画像ファイルの生成及び記録が行われる。第1〜第4実施例では、画像ファイルFL[1]〜FL[6]が記録媒体16に保存されている状態を想定し、主として再生モード又は編集モードにおける電子機器1の動作を説明する。また、以下では、動画像MV[5]の開始タイミングのフレーム(即ち、動画像MV[5]の第1番目のフレーム)の縮小画像が、当初、動画像MV[5]のサムネイル画像として画像ファイルFL[5]に保存されているものとする(詳細は後述するが、当該サムネイル画像は事後的に他の画像に置き換えられうる)。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。再生モードが起動すると或いは再生モードにおいて所定操作が入力されると、表示制御部51は、表示部15の表示画面15Aに、図10に示す第1レイアウトを設定し、表示部15にサムネイル表示を行わせる。第1レイアウトでは、表示画面15Aの全表示エリアに互いに異なる表示エリア501〜507が設定される。サムネイル表示では、図11(a)又は(b)に示す如く、表示エリア501〜506に夫々動画像MV[1]〜MV[6]のサムネイル画像TM[1]〜TM[6]が表示される(即ち6つのサムネイル画像TM[1]〜TM[6]が同時に並列表示される)と共に、表示エリア507に所望の情報が表示される。また、サムネイル表示では、サムネイル画像TM[1]〜TM[6]の何れかを選択するための選択枠SFも表示される。尚、表示されるべきサムネイル画像の枚数が6を超える場合には、スクロール表示等を用いたサムネイル画像の時分割表示が行われる。また、第1レイアウトにおいて同時に表示される画像の枚数は6に限定されない。また、上述の想定と異なるが、記録媒体16に画像ファイルFL[5]しか保存されていなくても良く、この場合、サムネイル表示においてサムネイル画像TM[5]のみが表示される。
ユーザは、方向キー40を用いて選択枠SFを表示画面15A上で移動させ、選択枠SFをサムネイル画像TM[i]に合わせることでサムネイル画像TM[i]を選択することができる(iは整数)。図11(a)ではサムネイル画像TM[1]が選択され、図11(b)ではサムネイル画像TM[5]が選択されている。サムネイル表示において、サムネイル画像TM[i]の選択は、動画像MV[i]の選択と等価である。表示エリア507には、選択されている動画像MV[i]の情報(ファイル名、動画像MV[i]の長さ等)や、操作内容を説明する情報などが表示される。
図11(b)に示すような、サムネイル表示が成され且つ選択枠SFにてサムネイル画像TM[5]が選択されている状態を状態STAと呼ぶ(図12も参照)。この状態STAにおいて、ユーザがキー(Retキー)45を短押しすると、図12に示す如く、表示制御部51は、表示画面15Aの表示をサムネイル表示から動画像再生表示に切り替えて、動画像MV[5]を最初から(即ち開始タイミングから)再生する。動画像再生表示では、表示画面15Aの全体又は所定表示エリアを用いて、再生されるべき動画像が再生される。
一方、状態STAにおいて、ユーザがキー(Retキー)45を長押しすると、図12に示す如く、表示制御部51は、表示画面15Aの表示をサムネイル表示からタグ単位表示に切り替え、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域におけるSCタグ情報を利用して、動画像MV[5]のシーンチェンジ点SC1及びSC2における画像352及び353を並列表示する。
タグ単位表示でも表示画面15Aに第1レイアウトが設定され、表示エリア501〜506の内の2つに画像352及び353が表示される。図8を参照し、画像352、353は、夫々、動画像MV[5]における区間332、333中の何れかのフレームの縮小画像である。ここでは、画像352、353は、夫々、動画像MV[5]におけるタイミングt1、t2のフレームの縮小画像であるとする。また、タグ単位表示において、表示制御部51は、最初のシーンチェンジ点SC1より前の区間、即ち、動画像MV[5]における区間331中の画像351も表示する。ここでは、画像351は、動画像MV[5]の開始タイミングにおけるフレームの縮小画像であって、サムネイル画像TM[5]と一致しているものとする。以下では、画像351〜353を代表画像とも呼ぶ。
代表画像352及び353の画像データの生成時期は任意である。例えば、画像ファイルFL[5]の作成及び記録時において、主制御部13(例えばファイル作成部33)が代表画像352及び353の画像データを生成して画像ファイルFL[5]のヘッダ領域に書き込んでいても良い(この場合、それらの画像データを表示制御部51が画像ファイルFL[5]から読み出せば良い)。或いは例えば、再生モードにおいて、タグ単位表示を行うときなどに、画像ファイルFL[5]のSCタグ情報を元に、表示制御部51が動画像MV[5]の画像データから代表画像352及び353の画像データを抽出、生成しても良い。
タグ単位表示でも、代表画像351〜353の何れかを選択するための選択枠SFが表示される。ユーザは、方向キー40を用いて選択枠SFを表示画面15A上で移動させることで、代表画像351〜353の何れかを選択することができる。図12の例では、タグ単位表示において、代表画像352が選択されており、代表画像352を選択した状態でユーザがキー(Retキー)45を押下すると、表示制御部51は、表示画面15Aの表示をタグ単位表示から動画像再生表示に切り替えて、代表画像352に対応するシーンチェンジ点SC1から(より具体的にはタイミングt1)から動画像MV[5]を再生する。図12の状況とは異なるが、タグ単位表示において、代表画像353を選択した状態でキー45の押下が成されると代表画像353に対応するシーンチェンジ点SC2から(より具体的にはタイミングt2)から動画像MV[5]が再生され、代表画像351を選択した状態でキー45の押下が成されると動画像MV[5]が最初から再生される。
尚、キー45の短押しとは、キー45を所定時間以下だけ押す操作を指し、キー45の長押しとは、キー45を所定時間以上継続して押す操作を指す。キー45の押下とは、キー45を任意の時間だけ押す操作を指す。
上記の如く、第1実施例における表示制御部51は、サムネイル表示の実行時において、対象動画像に対応するサムネイル画像を指定する所定の第1操作が操作部17に入力されたとき表示部15にて対象動画像を最初から再生する一方で、対象動画像に対応するサムネイル画像を指定する所定の第2操作が操作部17に入力されたとき、対象動画像中のシーンチェンジ点(特異点)に対応する特異点画像を表示部15に表示させる。動画像MV[5]が対象動画像であるとき、シーンチェンジ点は2つであるので、特異点画像が2つ(即ち352及び353)表示されるが、シーンチェンジ点の個数及び特異点画像の枚数は1又は3以上でありうる。勿論、動画像MV[5]以外の動画像(MV[1]等)も対象動画像になりうる。そして、表示制御部51は、表示された何れかの特異点画像を指定する所定の第3操作が操作部17に入力されたとき、指定特異点画像に対応するシーンチェンジ点(特異点)から対象動画像を表示部15にて再生する。尚、図12の例では、選択枠SELをサムネイル画像TM[5]に合わせた状態でのキー45の短押し、長押しが夫々上記第1操作及び第2操作に対応し、また、タグ単位表示において選択枠SELを特異点画像(図12の例では代表画像352)に合わせた状態でのキー45の押下が第3操作に対応しているが、第1〜第3操作はどのような操作であっても良い(但し第1及び第2操作は互いに異なる)。
上記の如く、SCタグ情報を利用してシーンチェンジ点からの再生を可能にしておくことにより、再生時における画像の検索性が高くなる(見たい映像部分を素早く再生させることができる)。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。第2実施例では、主制御部13に内包されるサムネイル処理部55(図13参照)の機能を説明する。記録モードにおいて、サムネイル処理部55は、動画像MV[1]〜MV[6]の夫々について、動画像MV[i]の画像データに基づきサムネイル画像TM[i]を生成し、画像ファイルFL[i]のヘッダ領域にサムネイル画像TM[i]の画像データを書き込むことでサムネイル画像TM[i]を動画像MV[i]に対応付ける。その後、電子機器1にてメニュー表示が成されているときにユーザが操作部17に所定操作を入力することにより、編集モードの一種であるサムネイル置換モードが電子機器1にて起動する。
サムネイル置換モードが起動すると、表示制御部51は、第1実施例で述べたものと同様のサムネイル表示を行う。ここでも、図14に示す如く、方向キー40の操作を介し、選択枠SFにてサムネイル画像TM[5]が選択されている状態STA(図12参照)を考える。状態STAにおいて、ユーザがキー(Retキー)45を押下すると、図14に示す如く、表示制御部51は、表示画面15Aの表示をサムネイル表示から置換用表示に切り替え、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域におけるSCタグ情報を利用して動画像MV[5]のシーンチェンジ点の画像を表示する。
置換用表示における表示画面15Aのレイアウトは、図15の第2レイアウトである。第2レイアウトでは、表示画面15Aの全表示エリアに互いに異なる表示エリア510、520及び530が設定される。表示エリア520は、上下方向に並んだ3つの表示エリア521〜523から成る。置換用表示において、表示エリア521〜523に夫々代表画像351〜353が並列表示されると共に表示エリア530に所望の情報(操作内容を説明する情報など)が表示される。表示エリア510については後述する。また、置換用表示では、代表画像351〜353の何れかを選択するための選択枠SFも表示される。尚、表示エリア520に表示されるべき代表画像の枚数が3を超える場合には、スクロール表示等を用いた代表画像の時分割表示が行われる。また、表示エリア520に同時に表示される代表画像の枚数は3に限定されない。
置換用表示が成されているときに、ユーザは上キー41及び下キー42を用いて選択枠SELを移動させることで代表画像351〜353の何れかを選択する。表示エリア510には選択された画像が拡大表示される。代表画像352を選択した状態でユーザがキー(決定キー)46を押下すると(所定の置き替え指示操作が操作部17に入力されると)、サムネイル処理部55は、動画像MV[5]のサムネイル画像を代表画像352に置き換える。即ち、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域に書き込まれて動画像MV[5]に対応付けられるサムネイル画像TM[5]を、現在のサムネイル画像である代表画像351から代表画像352に置き換える。置き換えの結果は表示画面15Aに表示される(図14参照)。代表画像353への置き換えが成される場合も同様である。
第2実施例によれば、SCタグ情報を利用して、簡便にサムネイル画像の所望画像への置き換えが可能になる。SCタグ情報が利用できない場合、例えば、パーソナルコンピュータを用意して画像編集ソフトを起動させ、動画像MV[5]を最初から再生して所望画像(画像352等)をユーザ自身が探索し、画像編集ソフト上で探索所望画像をサムネイル画像に設定する操作を行う必要がある(相当に手間がかかる)。
尚、第2実施例では、上記第1〜第3操作と異なる所定の第4操作の入力に応答して、表示制御部51が、シーンチェンジ点の画像(特異点画像)を含む代表画像351〜353を表示部15に表示させている。図14の例において、第4操作は、サムネイル置換モードを起動させる所定操作と、その後においてキー(Retキー)45を押す操作を含むが、第4操作の形態は任意である。
また、置換用表示において以下のような処理を行うこともでき、当該処理によって、シーンチェンジ点を基準としたサムネイル画像の置き換えの利便性が増す。説明の具体化のため、代表画像352が、動画像MV[5]のタイミングt1(図8参照)におけるフレームの縮小画像であると考え、置換用表示において代表画像352が選択されている状態STB(図14参照)を基準にして考える(以下の処理は、代表画像351又は353が選択された場合にも同様に適用される)。
この状態STBにおいて、ユーザが右キー44を押下すると(所定の送り操作が操作部17に入力されると)、表示制御部51は、動画像MV[5]のフレームの中から、タイミングt1より時間ΔtFだけ後のタイミング(t1+ΔtF)におけるフレーム361(図16(a)参照)を抽出して表示エリア510に表示する。フレーム361が表示エリア510に表示されている状態において、ユーザがキー(決定キー)46を押下すると(所定の置き替え指示操作が操作部17に入力されると)、サムネイル処理部55は、動画像MV[5]のサムネイル画像をフレーム361(実際にはフレーム361の縮小画像)に置き換える。即ち、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域に書き込まれて動画像MV[5]に対応付けられるサムネイル画像TM[5]を、画像351からフレーム361(実際にはフレーム361の縮小画像)に置き換える。右キー44を押下する時間が増大すれば時間ΔtFも増大する。尚、時間ΔtFの増大に伴ってタイミング(t1+ΔtF)が区間332から区間333に移行すれば(図8参照)、置換用表示における選択枠SELが代表画像352の部分から代表画像353の部分へと移動する。
逆に、状態STBにおいて、ユーザが左キー43を押下すると(所定の戻り操作が操作部17に入力されると)、表示制御部51は、動画像MV[5]のフレームの中から、タイミングt1より時間ΔtBだけ前のタイミング(t1−ΔtB)におけるフレーム362(図16(b)参照)を抽出して表示エリア510に表示する。フレーム362が表示エリア510に表示されている状態において、ユーザがキー(決定キー)46を押下すると(所定の置き替え指示操作が操作部17に入力されると)、サムネイル処理部55は、動画像MV[5]のサムネイル画像をフレーム362(実際にはフレーム362の縮小画像)に置き換える。即ち、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域に書き込まれて動画像MV[5]に対応付けられるサムネイル画像TM[5]を、画像351からフレーム362(実際にはフレーム362の縮小画像)に置き換える。左キー43を押下する時間が増大すれば時間ΔtBも増大する。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。記録制御部50は、動画像MVの全区間における画像データを画像ファイルFL[5]に記録した後、編集モードにおいて、動画像MVの画像データの一部を画像ファイルFL[5]から削除することができる。そのような削除を実現する機能として、シーン削除機能及び部分削除機能がある。第3実施例では、シーン削除機能を説明する。
第3実施例では、説明の便宜上、図17に示す如く、動画像MV[5]の全区間が区間331、332、334、333及び335から成るものとする。動画像MV[5]における時系列上に、区間331、332、334、333及び335がこの順番で並ぶ。区間331及び332間のシーンチェンジ点SCA、区間332及び334間のシーンチェンジ点SCB、区間334及び333間のシーンチェンジ点SCC、並びに、区間333及び335間のシーンチェンジ点SCDがシーンチェンジ検出部34によって検出され、シーンチェンジ点SCA、SCB、SCC及びSCDを示すSCタグ情報が画像ファイルFL[5]に書き込まれる。区間334は、上記アナログビデオカメラを用いた撮影において撮影者が誤って地面を撮影していた区間に相当する。区間335は、動画像MV[5]に対応する磁気テープにおいて被写体の撮影結果であるアナログ映像信号が記憶されていない区間(ブルーバック区間)に相当する。
電子機器1にてメニュー表示が成されているときにユーザが操作部17に所定操作を入力することにより、編集モードの一種であるシーン削除モードが電子機器1にて起動する。シーン削除モードが起動すると、表示制御部51は、第1実施例で述べたものと同様のサムネイル表示を行う。ここでも、図18に示す如く、方向キー40の操作を介し、選択枠SFにてサムネイル画像TM[5]が選択されている状態STA(図12参照)を考える。状態STAにおいて、ユーザがキー(Retキー)45を押下すると(所定操作を操作部17に入力すると)、図18に示す如く、表示制御部51は、表示画面15Aの表示をサムネイル表示からシーン削除用表示に切り替え、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域におけるSCタグ情報を利用して、動画像MV[5]のシーンチェンジ点SCA、SCB、SCC及びSCDに対応する代表画像352、354、353及び355を表示する。
代表画像352、354、353、355は、夫々、区間332、334、333、335中の何れかのフレームの縮小画像であり、ここでは、夫々、区間332、334、333、335中の1番目のフレームの縮小画像であるとする。また、シーン削除用表示において、表示制御部51は、上述の代表画像351も表示する。
代表画像352〜355の画像データの生成時期は任意である。例えば、画像ファイルFL[5]の作成及び記録時において、主制御部13(例えばファイル作成部33)が代表画像352〜355の画像データを生成して画像ファイルFL[5]のヘッダ領域に書き込んでいても良い(この場合、それらの画像データを表示制御部51が画像ファイルFL[5]から読み出せば良い)。或いは例えば、再生モードにおいて、シーン削除用表示を行うときなどに、画像ファイルFL[5]のSCタグ情報を元に、表示制御部51が動画像MV[5]の画像データから代表画像352〜355の画像データを抽出、生成しても良い。
シーン削除用表示でも図10の第1レイアウトを利用可能であり、図18の例では、表示エリア501〜505に夫々代表画像351、352、354、353及び355が表示される。シーン削除用表示において、ユーザは、方向キー40を用いて表示画面15A上で選択枠SELを所望位置に移動させ、キー(Retキー)45を用いて代表画像351〜355の内の1以上の代表画像を削除対象シーン画像に指定する。表示エリア507(図10参照)には、選択枠SEL内の画像に対応する区間(区間331〜335の何れか)の時間長さや操作内容を説明する情報などが表示される。
ユーザは区間334及び335を削除したいと考えているものとし、これに対応して、代表画像354及び355が削除対象シーン画像に指定されたとする。この指定を成した状態でユーザがキー(決定キー)46を押下すると、記録制御部50は、動画像MV[5]の全区間の内、削除対象シーン画像354及び355に対応する区間334及び335の画像データを画像ファイルFL[5]から削除する。記録制御部50は、当該削除後の画像ファイルFL[5]のファイル名を、削除前の画像ファイルFL[5]のファイル名と同じにする(即ち、画像ファイルFL[5]の上書きを行う)。この際、削除前の画像ファイルFL[5]に別のファイル名(全ファイル名中、最後尾に序列されるファイル名)を割り当てて、削除前の画像ファイルFL[5]を記録媒体16に別途保持させておいても良い。
上述の如く、シーン削除機能では、所定操作(上述の例においてキー45の押下)に応答して対象動画像中のシーンチェンジ点(特異点)に対応する特異点画像を表示する。図17で想定した動画像MV[5]が対象動画像であるとき、シーンチェンジ点は4つであるので、特異点画像が4つ(即ち352〜355)表示されるが、シーンチェンジ点の個数及び特異点画像の枚数は1以上の任意の整数でありうる。勿論、動画像MV[5]以外の動画像(MV[1]等)も対象動画像になりうる。そして、表示された何れかの特異点画像を削除対象シーン画像に指定する操作を含む所定の削除指示操作が操作部17に入力されたとき、記録制御部50は、削除対象シーン画像に対応するシーンチェンジ点のタイミングから始まる、対象動画像の一部を、対象動画像の画像ファイルから削除する。図18の例において、削除指示操作はキー(決定キー)46の押下も含む。
シーンチェンジ点SCB及び区間334に対応する削除対象シーン画像354に注目した場合、動画像MV[5]においてシーンチェンジ点SCBよりも後に他のシーンチェンジ点SCCがあるため、記録制御部50は、画像354に対応するシーンチェンジ点SCBから始まって次のシーンチェンジ点SCCまでの区間(即ち区間334)の画像データを画像ファイルFL[5]から削除する。シーンチェンジ点SCD及び区間335に対応する削除対象シーン画像355に注目した場合、動画像MV[5]においてシーンチェンジ点SCDよりも後に他のシーンチェンジ点が無いため、記録制御部50は、画像355に対応するシーンチェンジ点SCDから始まって動画像MV[5]の終了タイミングまでの区間(即ち区間335)の画像データを画像ファイルFL[5]から削除する。
第3実施例によれば、SCタグ情報を利用して、簡便に不要区間(334、335)を画像ファイルから削除することが可能となる。SCタグ情報が利用できない場合、例えば、パーソナルコンピュータを用意して画像編集ソフトを起動させ、画像編集ソフト上において、何らタグ情報を持たない60分ぶんの映像を見ながら、不要区間ごとに、ユーザが手動で不要区間の始点及び終点を選択/設定する必要がある(相当に手間がかかる)。
尚、削除対象シーン画像の指定後、削除対象シーン画像に対応する画像データを実際に画像ファイルから削除する前に、以下の確認表示を行うようにしても良い。
例えば、代表画像354が削除対象シーン画像に指定された上でキー(決定キー)46が押下されたとき、図19(a)に示す如く、表示制御部51は、シーンチェンジ点SCBのタイミングにおける代表画像354と共に画像354B及び354Fを表示し(更に区間334の時間長さ等も表示し)、区間334を本当に削除すべきが問い合わせる。そして、その表示が成されているときにキー(決定キー)46が再び押下された場合に限って、記録制御部50は、区間334の画像データを画像ファイルFL[5]から削除するようにしても良い。画像354B、354Fは、夫々、動画像MV[5]のフレームの内、シーンチェンジ点SCBのタイミングより所定時間だけ前のタイミングのフレームの縮小画像、シーンチェンジ点SCBのタイミングより所定時間だけ後のタイミングのフレームの縮小画像である。
画像354B、354Fが、夫々、クリスマス会の様子、雪遊びの様子を示す画像である場合において、仮に“クリスマス会と雪遊びの撮影の間に、餅つきの様子を撮影したはず”という記憶をユーザが持っていたならば、ユーザは、区間334の全てを削除すべきでないと判断して区間334の削除のキャンセルを行う。ユーザの上記記憶が正しく、実際に区間334中に餅つきの様子の映像信号が含まれていることもある。このような事態は、シーンチェンジ検出部34が地面撮り区間と餅つき区間との間のシーンチェンジ検出を失敗した場合に発生する。シーンチェンジ検出が常に成功するとは限らず、結果、シーン削除機能によって必要な区間も削除される可能性はゼロではない。上記のような確認表示を行うことで、必要な区間が削除される可能性を低減することができる。
或いは例えば、代表画像355が削除対象シーン画像に指定された上でキー(決定キー)46が押下されたとき、図19(b)に示す如く、表示制御部51は、シーンチェンジ点SCDのタイミングにおける代表画像355と共に画像355B及び355Fを表示し(更に区間335の時間長さ等も表示し)、区間335を本当に削除すべきが問い合わせる。そして、その表示が成されているときにキー(決定キー)46が再び押下された場合に限って、記録制御部50は、区間335の画像データを画像ファイルFL[5]から削除するようにしても良い。画像355Bは、動画像MV[5]のフレームの内、シーンチェンジ点SCDのタイミングより所定時間だけ前のタイミングのフレームの縮小画像である。画像355Fは、代表画像355に対応するシーンチェンジ点の後に他のシーンチェンジ点が存在していないことを示す。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。第4実施例では、上述の部分削除機能を説明する。電子機器1にてメニュー表示が成されているときにユーザが操作部17に所定操作を入力することにより、編集モードの一種である部分削除モードが電子機器1にて起動する。部分削除モードが起動すると、表示制御部51は、第1実施例で述べたものと同様のサムネイル表示を行う。ここでも、図20に示す如く、方向キー40の操作を介し、選択枠SFにてサムネイル画像TM[5]が選択されている状態STA(図12参照)を考える。状態STAにおいて、ユーザがキー(Retキー)45を押下すると、図20に示す如く、表示制御部51は、表示画面15Aの表示をサムネイル表示から部分削除用表示に切り替え、画像ファイルFL[5]のヘッダ領域におけるSCタグ情報を利用して動画像MV[5]のシーンチェンジ点の画像を表示する。以後の操作によって、記録制御部50に内包される部分削除処理部(不図示)は、対象動画像としての動画像MV[5]の全区間の一部である、削除対象区間の動画像部分を画像ファイルFL[5]から削除することができる。
部分削除用表示における表示画面15Aのレイアウトは、図15の第2レイアウトと同じである。部分削除用表示において、表示エリア521〜523に夫々代表画像351〜353が並列表示されると共に表示エリア530に所望の情報(操作内容を説明する情報など)が表示される。表示エリア510については後述する。また、部分削除用表示では、代表画像351〜353の何れかを選択する選択枠SFも表示される。尚、表示エリア520に表示されるべき代表画像の枚数が3を超える場合には、スクロール表示等を用いた代表画像の時分割表示が行われる。また、表示エリア520に同時に表示される代表画像の枚数は3に限定されない。
部分削除用表示では、表示エリア510内にバーアイコン400、始点アイコン401及び終点アイコン402が表示され、ユーザは、左キー43及び右キー44を用いてアイコン401及び402をバーアイコン400上で移動させ、それらの位置を決定することで削除対象区間を指定する。バーアイコン400の全長は動画像MV[5]の全区間に対応する。
図20を参照して、より具体的に説明する。第4実施例において、以下に述べるフレームとは、特に記述無き限り、動画像MV[5]を形成するフレーム又は該フレームの縮小画像を指す。アイコン401が指し示すタイミングを始点タイミングと呼び、アイコン402が指し示すタイミングを終点タイミングと呼ぶ。部分削除用表示が成された当初の状態を、便宜上、状態STC1と呼ぶ。状態STC1では、代表画像351が選択枠SFにて選択され、且つ、アイコン401が移動対象アイコンに設定されていると共に始点タイミングは動画像MV[5]の開始タイミングと一致している。表示エリア510にはアイコン400〜402と共に移動対象アイコンが指し示すタイミングのフレームが表示される。故に、状態STC1では、動画像MV[5]の開始タイミングのフレームが表示エリア510に表示される。また、部分削除用表示において、選択枠SELは、区間331〜333の内、移動対象アイコンが指し示すタイミングが属する区間の代表画像(351、352又は353)を選択している。
状態STC1を起点として、上キー41又は下キー42を押下することで、選択枠SELによって選択される画像が代表画像351〜353間で切り替わる。選択枠SELが移動して選択枠SELにより選択される画像が代表画像351、352、353になったとき、始点タイミングは、夫々、動画像MV[5]の開始タイミング、シーンチェンジ点SC1のタイミングt1、シーンチェンジ点SC2のタイミングt2となる。故に、状態STC1を起点として下キー42が1回だけ押下されると、表示画面15Aの状態は状態STC1から図20の中段に示される状態STC2に遷移し、状態STC2では、タイミングt1(図8参照)におけるフレームが表示エリア510に表示される。
状態STC2を基準として、ユーザは左キー43及び右キー44を用いて微調整操作を操作部17に入力することができ、これによって、始点タイミングをタイミングt1を起点として変化させることができる。必要に応じ微調整操作を介して始点タイミングを調整した後、図2のキー(Mキー)47を押下すれば、移動対象アイコンがアイコン401から402に切り替わる。移動対象アイコンがアイコン401からアイコン402に切り替わった直後の状態を状態STC3と呼ぶ。状態STC3では、代表画像353が選択枠SFにて選択されており、終点タイミングは動画像MV[5]の終了タイミングである。
状態STC3を基準として、ユーザは左キー43及び右キー44を用いて微調整操作を操作部17に入力することができ、これによって、終点タイミングを動画像MV[5]の終了タイミングを起点として変化させることができる。また、状態STC3を基準として、上キー41を1回押下すれば終点タイミングがシーンチェンジ点SC2のタイミングt2に切り替わる。上キー41を更に1回押下すれば終点タイミングがシーンチェンジ点SC1のタイミングt1に切り替わるが、終点タイミングが始点タイミングの前にくることは無い。必要に応じ微調整操作を介して終点タイミングが調整された後、キー(決定キー)46が押下されると、その時点で始点及び終点タイミングが確定する。始点及び終点タイミングが確定すると、記録制御部50内の部分削除処理部(不図示)は、動画像MV[5]の全区間の内、確定した始点タイミング及び終点タイミング間の区間以外の区間を削除対象区間に設定し、削除対象区間の動画像部分(即ち、画像データ)を画像ファイルFL[5]から削除する。
上述の如く、部分削除処理部は、操作部17を介し、シーンチェンジ点のタイミングを基準に削除対象区間の指定を受け付け可能である(換言すれば、操作部17は、シーンチェンジ点のタイミングを基準に削除対象区間の指定が可能となるように、削除対象区間を指定する操作の入力を受ける)。これにより、簡便に削除対象区間(不要区間)を指定して削除対象区間(不要区間)を素早く画像ファイルから削除することが可能となる(画像ファイルの記録時間が長くても、素早く削除対象区間を指定することができる)。SCタグ情報が利用できない場合、例えば、パーソナルコンピュータを用意して画像編集ソフトを起動させ、画像編集ソフト上において、何らタグ情報を持たない60分ぶんの映像を最初又は最後から見ながら、ユーザが手動で始点タイミング及び終点タイミングを選択/設定する必要がある(相当に手間がかかる)。例えば、磁気テープ60分ぶんのシーンの内の、真ん中の20分のシーンしか必要でなかったとしても、動画像MV[5]の開始タイミングを基準にして必要シーンの始まりをユーザ自身が探索して始点タイミングに設定した後、動画像MV[5]の開始又は終了タイミングを基準にして必要シーンの終わりをユーザ自身が探索して終点タイミングに設定する必要がある。第4実施例によれば、必要又は不要シーンに対応する代表画像の選択を介して、簡単に必要シーンだけを画像ファイルに残すことができる。
尚、図20の例では、削除対象区間以外の区間(即ち、画像ファイルFL[5]に残すべき区間)の始点及び終点タイミングがユーザによって指定されているが、削除対象区間の始点及び終点タイミングが指定されるようにしても良い。何れの指定によっても削除対象区間が定まる。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈6を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
シーンチェンジの有無を峻別する閾値等によっては、実際にシーンチェンジが起こっていないのにシーンチェンジが有ると判断されることがある。このような事態を抑制するべく、例えば、シーンチェンジ検出部34は、1つのシーンチェンジ点を検出したら、一定時間は次のシーンチェンジ点の検出を禁止しても良いし、1つのシーンチェンジ点の検出時点から一定時間が経過するまでの区間においてシーンチェンジの有無を峻別する閾値を他の区間よりも高くしても良い。逆に、実際にシーンチェンジが起こっているのにシーンチェンジが無いと判断されることも起こり得る。これに対し、シーンチェンジ検出部34は、例えば、1つのシーンチェンジ点の検出後、一定時間経過しても次のシーンチェンジ点を検出できない場合には、当該1つのシーンチェンジ点を検出してから一定時間が経過した時点を強制的に次のシーンチェンジ点とみなすようにしても良い。
[注釈2]
上述の実施形態では、選択枠SELを用いて何れかの画像の選択状態を表現しているが、何れの画像が選択されているのかをユーザが認識できる限り、選択状態の表現方法は任意である(例えば、選択されている画像の外枠の色を変える、明滅させる等)。
[注釈3]
電子機器1に、上述した機能以外の機能が更に設けられていてもよい。例えば、電子機器1に撮影機能が設けられていても良い。この場合、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を有し、撮影によって被写体の画像信号を生成する撮像部が、撮像装置とも言うべき電子機器1に設けられる。撮像部による撮影動画像が上述の動画像MV[i]に相当すると考えても良い。撮像部から出力される被写体の画像信号がアナログ信号(アナログ映像信号)である場合、撮像部の出力画像信号をアナログ信号処理部12に与えることで、撮像部の撮影動画像としての動画像MV[i]の画像データが生成される。
撮像部から出力される被写体の画像信号がデジタル信号である場合においても、撮像部の出力画像信号を信号処理部12に入力することが可能である。この場合には、当然、信号処理部12にて入力画像信号のデジタル化は不要であり、信号処理部12は、アナログ/デジタル変換処理以外の所定の信号処理(例えば、信号増幅、デモザイキング処理、ノイズ低減処理、エッジ強調処理)を撮像部の出力画像信号(出力デジタル画像信号)に施し、これによって得た画像信号(信号処理を経た撮像部の出力画像信号)を、動画像MV[i]の画像データとして出力すれば良い。
[注釈4]
上述の実施形態では、圧縮された画像データ及び音響データである圧縮画像データ及び圧縮音響データを記録媒体16(画像ファイル)に記録するようにしているが、画像データ及び音響データを、圧縮することなく記録媒体16(画像ファイル)に記録するようにしても良い。
[注釈5]
アナログ音響信号の入力端子11への入力、アナログ信号処理部12によるアナログ音響信号のデジタル化、及び、圧縮音響データ等の音響データの記録は、割愛されても良い。
[注釈6]
電子機器1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。電子機器1にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムをメモリ部14に保存しておき、該プログラムをプログラム実行装置(例えばCPU31)上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体は電子機器1と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
1 電子機器
15 表示部
16 記録媒体
17 操作部
50 記録制御部
51 表示制御部
55 サムネイル処理部

Claims (9)

  1. 対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、
    接続された表示部の表示内容を制御する表示制御部と、
    操作の入力を受ける操作部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記対象動画像を含む1以上の動画像に対応する1以上のサムネイル画像を表示している状態において、前記対象動画像に対応するサムネイル画像を指定する所定の第1操作が入力されたとき前記対象動画像を最初から再生する一方、前記第1操作と異なり且つ前記対象動画像に対応するサムネイル画像を指定する所定の第2操作が入力されたとき前記対象動画中の前記特異点に対応する特異点画像を表示し、表示された前記特定点画像を指定する所定の第3操作が入力されたとき前記特異点から前記対象動画像を再生する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記1以上のサムネイル画像に含まれる前記対象動画像に対応するサムネイル画像を、前記対象動画像から生成して前記対象動画像に対応付けるサムネイル処理部を更に備え、
    前記サムネイル処理部は、所定の置き換え指示操作の入力に応答して、前記対象動画像の前記サムネイル画像を前記特異点画像に置き換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記表示制御部は、所定の第4操作の入力に応答して前記特異点画像を表示し、
    前記第4操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において前記置き換え指示操作が入力されたとき、前記サムネイル処理部は、前記対象動画像の前記サムネイル画像を前記特異点画像に置き換え、
    前記第4操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において所定の送り操作又は戻り操作が入力されたとき、前記表示制御部は、前記特異点のタイミングより後のタイミング又は前記特異点のタイミングより前のタイミングにおける画像を前記対象動画像から抽出して表示し、抽出画像が表示されている状態において前記置き換え指示操作が入力されたとき、前記サムネイル処理部は、前記対象動画像の前記サムネイル画像を前記抽出画像に置き換える
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、
    前記表示制御部は、所定操作の入力に応答して前記特異点画像を表示し、
    前記所定操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において所定の削除指示操作が入力されたとき、前記記録制御部は、前記特異点のタイミングから始まる、前記対象動画像の一部を、前記画像ファイルから削除する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電子機器。
  5. 前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、
    前記記録制御部は、前記対象動画像の記録後、前記対象動画像の一部である削除対象区間中の動画像部分を前記画像ファイルから削除する部分削除処理部を有し、前記部分削除処理部は、前記操作部を介し、前記特異点のタイミングを基準に前記削除対象区間の指定を受け付け可能である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電子機器。
  6. 対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、
    操作の入力を受ける操作部と、
    前記対象動画像からサムネイル画像を生成して該サムネイル画像を前記対象動画像に対応付けるサムネイル処理部と、を備え、
    前記サムネイル処理部は、所定操作に入力に応答して、前記対象動画像に対応するサムネイル画像を前記対象動画中の前記特異点に対応する特異点画像に置き換える
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、
    接続された表示部の表示内容を制御する表示制御部と、
    操作の入力を受ける操作部と、を備え、
    前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、
    前記表示制御部は、所定操作の入力に応答して前記対象動画中の前記特異点に対応する特異点画像を表示し、
    前記所定操作の入力に応答して前記特異点画像が表示されている状態において所定の削除指示操作が入力されたとき、前記記録制御部は、前記特異点のタイミングから始まる、前記対象動画像の一部を、前記画像ファイルから削除する
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 対象動画像の時系列上における特異点を検出し、検出結果を付与して前記対象動画像を記録媒体に記録する記録制御部と、
    操作の入力を受ける操作部と、を備え、
    前記記録制御部は、前記記録媒体に画像ファイルを作成して前記画像ファイルに前記対象動画像の画像データを書き込むことで前記対象動画像を前記記録媒体に記録し、
    前記記録制御部は、前記対象動画像の記録後、前記対象動画像の一部である削除対象区間中の動画像部分を前記画像ファイルから削除する部分削除処理部を有し、前記部分削除処理部は、前記操作部を介し、前記特異点のタイミングを基準に前記削除対象区間の指定を受け付け可能である
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 前記特異点は、シーンチェンジ点を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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