JP2013172191A - 画像変換記録装置 - Google Patents
画像変換記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013172191A JP2013172191A JP2012033143A JP2012033143A JP2013172191A JP 2013172191 A JP2013172191 A JP 2013172191A JP 2012033143 A JP2012033143 A JP 2012033143A JP 2012033143 A JP2012033143 A JP 2012033143A JP 2013172191 A JP2013172191 A JP 2013172191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- date
- character information
- image data
- file
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】アナログ映像信号をデジタルファイル化する際、日付ごとやイベントごとに画像ファイルを作成する。
【解決手段】磁気テープ式のビデオカメラから入力され且つ文字情報(撮影日時情報)が重畳されたアナログ映像信号をデジタル化することでデジタル画像データを生成し、該デジタル画像データを圧縮して記録媒体16に記録する。文字情報検出部33は、文字情報に含まれる日付文字及び時刻文字を検出及び識別する。CPU31は、日付文字に変化が見られたときや、日付文字又は時刻文字に不連続な変化が見られたとき、画像ファイルの分割を指示する。
【選択図】図6
【解決手段】磁気テープ式のビデオカメラから入力され且つ文字情報(撮影日時情報)が重畳されたアナログ映像信号をデジタル化することでデジタル画像データを生成し、該デジタル画像データを圧縮して記録媒体16に記録する。文字情報検出部33は、文字情報に含まれる日付文字及び時刻文字を検出及び識別する。CPU31は、日付文字に変化が見られたときや、日付文字又は時刻文字に不連続な変化が見られたとき、画像ファイルの分割を指示する。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像変換記録装置に関する。
数年前までは、Hi8、DVC及びVHS−Cなどの磁気テープに映像信号を記録するビデオカメラが主流であり、多数普及した。しかし、現在では、半導体メモリや磁気ディスク等に画像を記録するビデオカメラが主流となり、磁気テープ式のビデオカメラは店頭から完全に又はほぼ消滅した。このため、記録時に利用したビデオカメラが壊れると、その代替となる機器の新規購入が困難であるが故に、磁気テープに記録された映像は、再生が極めて困難となる。
そこで、磁気テープに記録した映像のデジタルファイル化のための製品も開発及び発売されている(例えば下記非特許文献1参照)。この種の製品では、アナログ映像信号を本体内にてデジタル化してからパーソナルコンピュータに入力し、パーソナルコンピュータにてデジタルファイル化を行うようにしている。これとは別に、据え置き型のビデオレコーダには通常ビデオ入力端子が備えられているため、磁気テープに記録された映像信号を該ビデオ入力端子に入力することで該映像信号のデジタルファイル化が可能である。
尚、日付情報が多重されたアナログ画像を記録媒体(銀塩写真)から読み取ってデジタル画像データに変換し、デジタル画像データに該文字情報を付加して画像ファイルを作成する方法も提案されている(例えば下記特許文献1参照)。
I・Oデータ、USB接続ビデオキャプチャーカタログ、"GV−USB2/HQ"、[online]、平成22年、[平成24年1月25日検索]、インターネット<URL:http://www.iodata.jp/product/av/capture/gv-usb2hq>
ところで、1本の磁気テープ(例えば30分や60分の磁気テープ)には、複数個のイベントの映像信号が時系列に沿って順次記録されていることが多い。上記の製品を利用した場合における最も単純なデジタルファイル化の方法として、磁気テープの1本分、磁気テープ式のビデオカメラに映像信号を連続して再生させ、磁気テープの1本に対して1つの画像ファイル(動画像ファイル)を作成する方法がある。但し、この場合、互いに異なる時間帯に撮影された複数のイベントが1つの画像ファイルに記録されることになり、再生時における画像の検索性が低くなる(画像ファイルに変換しても、検索性において磁気テープと大差がない)。イベントが終了するたびに、テープ式のビデオカメラの再生及び上記製品によるデジタルファイル化を手動で停止させれば、イベントごとに画像ファイルを作成することができ、結果、再生時における画像の検索性を上げることができるが、そのような手動停止はユーザにとって作業負担が重い。尚、特許文献1の方法は、上述したような検索性の向上及び作業負担の軽減に寄与する技術ではない。
そこで本発明は、画像ファイルの生成に関して高い利便性を提供しうる画像変換記録装置を形成することを目的とする。
本発明に係る画像変換記録装置は、文字情報が重畳されたアナログ映像信号の入力を受ける信号入力部と、入力アナログ映像信号をデジタル化する処理を含む信号処理を前記入力アナログ映像信号に施すことでデジタル画像データを生成する信号処理部と、前記デジタル画像データに基づき前記文字情報を検出する文字情報検出部と、前記文字情報検出部による検出文字情報に応じ、前記デジタル画像データを複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録する記録制御部と、を備えたことを特徴とする。
検出文字情報に応じて画像ファイルの分割を行うようにすることで、例えば、日付ごとやイベントごとの画像ファイル作成が可能となる。結果、再生時における画像の検索性向上又は画像ファイル作成時におけるユーザ作業性向上が期待される。
具体的には例えば、前記記録制御部は、前記検出文字情報に基づく分割タイミングを基準に前記デジタル画像データを複数に分割することで、前記デジタル画像データを前記複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録し、前記文字情報は、日付を表す日付情報を含み、前記分割タイミングは、前記入力アナログ映像信号に重畳された前記日付情報の変化タイミングを含んでいても良い。
或いは例えば、前記記録制御部は、前記検出文字情報に基づく分割タイミングを基準に前記デジタル画像データを複数に分割することで、前記デジタル画像データを前記複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録し、前記文字情報は、日付を表す日付情報を含み、前記アナログ映像信号には、前記文字情報が時系列上で間欠的に重畳されており、前記分割タイミングは、前記入力アナログ映像信号に前記日付情報が重畳されていない状態から重畳されている状態への切り替わりタイミングを含んでいても良い。
また例えば、前記複数の画像ファイルに対応する日付が複数ある場合、前記記録制御部は、前記記録媒体内に複数の日付に対応する複数のフォルダを作成し、共通の日付に対応する画像ファイルが共通のフォルダに割り当てられるように前記複数の画像ファイルを前記複数のフォルダに分けて格納してもよい。
これにより、ユーザに負担をかけることなく日付ごとのフォルダ分類が成され、画像ファイル管理及び再生時における利便性(検索性を含む)の向上が期待される。
また例えば、前記記録制御部は、前記検出文字情報に応じ前記デジタル画像データを前記複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録する場合、前記複数の画像ファイルの連続再生を可能にするための付加データを各画像ファイルに付与しても良い。
これにより、複数の画像ファイルの再生において、入力アナログ映像信号を連続再生したときと同様の再生を成すことが可能となる。
また例えば、前記検出文字情報に応じた、前記デジタル画像データの前記複数の画像ファイルへの分割条件を可変設定するための分割条件設定部を更に画像変換記録装置に設けるようにしても良い。
これにより、文字情報の重畳状態に応じた又はユーザの好みに応じたファイル分割が可能となる。
また例えば、前記文字情報は、時刻を表す時刻情報を更に含み、前記分割タイミングは、前記入力アナログ映像信号に重畳された前記日付情報又は前記時刻情報に不連続な変化が生じるタイミングを含んでいても良い。
これにより、イベントごとの画像ファイル作成が可能となる。
本発明によれば、画像ファイルの生成に関して高い利便性を提供しうる画像変換記録装置を形成することが可能である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器1の概略全体ブロック図である。電子機器1は、符号11〜19によって参照される各部位を備える。
入力端子11は、アナログ信号供給源(不図示)からアナログ映像信号及びアナログ音響信号の入力を受ける。入力端子11への入力アナログ映像信号は、任意の規格(例えば、National Television System Committeeの規格)に従ったアナログの映像信号であり、入力端子11への入力アナログ音響信号は、入力端子11への入力アナログ映像信号に同期したアナログの音響信号である。アナログ信号供給源は、例えば、アナログ映像信号及びアナログ音響信号を記録及び再生可能なビデオカメラ、又は、アナログ映像信号及びアナログ音響信号を再生可能な再生機器であり、磁気テープ等に記録されたアナログ映像信号及びアナログ音響信号を再生することでそれらを入力端子11に供給する。
アナログ信号処理部12は、入力端子11への入力アナログ映像信号及び入力アナログ音響信号をデジタル化するアナログ/デジタル変換処理を実行し、これによって任意の規格に従ったデジタルの映像信号(RGB形式又はYUV形式の映像信号)及び音響信号を生成する。アナログ信号処理部12にて生成されるデジタルの映像信号及び音響信号を、夫々、デジタル画像データ及びデジタル音響データと呼ぶ。アナログ信号処理部12は、入力アナログ映像信号及び音響信号からデジタル画像データ及び音響データを生成する過程において、アナログ/デジタル変換処理以外の所定の信号処理(例えば、ノイズ低減処理、エッジ強調処理)を行うようにしても良い。
主制御部13は、電子機器1内の各部位の動作を統括的に制御する。主制御部13を集積回路にて形成することができる。主制御部13は、様々なプログラムを実行可能なCPU(Central Processing Unit)31と、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の任意のデータ圧縮規格に従ってデジタル画像データ及び音響データの圧縮を行う圧縮処理部32と、を有する。
メモリ部14は、例えば半導体メモリから成り、CPU31で実行される各種プログラムを記憶するプログラムメモリ及び主制御部13で生成及び利用される任意のデータの一時的記憶を行うデータメモリを有する。表示部15は、液晶ディスプレイパネル等の表示画面を有する表示装置であり、主制御部13の制御の下、任意の映像を表示する。記録媒体16は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク又は光磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13の制御の下、画像データを含む任意のデータを記録する。操作部17は、ユーザからの各種操作を受け付ける。操作部17に対する操作内容は主制御部13に伝達される。表示部15にタッチパネルが設けられる場合、該タッチパネルは操作部17に含まれる。スピーカ部18は、任意の音響データ(例えば、記録媒体16に記録された音響データ)を音として再生出力する。また、主制御部13は、自身が取り扱う任意の画像データ及び音響データを、出力端子19を介して電子機器1の外部機器(例えばテレビ受信機)に出力することができる。
図2に、入力アナログ映像信号300によるアナログ動画像と、入力アナログ映像信号300に基づくデジタル画像データ310によるデジタル動画像を示す。アナログ動画像及びデジタル動画像の夫々は、所定のフレーム周期にて時系列上に並べられた複数のフレーム画像から形成される。
ここでは、説明の具体化のため、入力端子11への入力アナログ映像信号及び音響信号は、磁気テープに記録された60分の長さを有するアナログ映像信号300及びアナログ音響信号であって、且つ、入力アナログ映像信号300は、図示されないビデオカメラによる撮影にて生成されて上記磁気テープに記録されているものとし、且つ、図3(a)に示す如く、アナログ映像信号300は6つのアナログ映像信号301〜306を時系列順に結合したものであるとする。アナログ映像信号301〜306はそれぞれ第1〜第6時間帯での撮影によって得られたものであり、アナログ映像信号301〜306の夫々は10分の長さを有する(従って、第1〜第6時間帯の夫々の時間長さも10分である)。図3(b)に示す如く、第1〜第6時間帯は互いに分離した時間帯である。具体的には、第1〜第6時間帯の開始時刻は、夫々、“1998/2/14の13:30”、“1998/2/14の16:30”、“1998/2/14の19:30”、“1998/2/16の9:30”、“1998/2/16の11:30”、“1998/2/20の14:30”である。“1998/2/14の13:30”は、1998年2月14日の13時30分を意味する(“1998/2/14の16:30”等についても同様)。各時間帯の長さは10分であるので、例えば、第1時間帯の終了時刻は“1998/2/14の13:40”である。
また、図3(c)に示す如く、アナログ映像信号301〜306をデジタル化することで得られるデジタル画像データを、夫々、デジタル画像データ311〜316と呼ぶ。尚、以下では、アナログ映像信号300〜306によるアナログ動画像も、夫々、符号300〜306によって参照し、デジタル画像データ310〜316によるデジタル動画像も、夫々、符号310〜316によって参照する。
図4の画像FIは、アナログ動画像300又はデジタル動画像310を形成する任意の1枚のフレーム画像の例である。フレーム画像FIには、文字情報である文字列が重畳されている。ここにおける重畳とは可視的な重畳であり、可視的な重畳は、スーパーインポーズとも呼ばれる。以下に述べる重畳とは、可視的な重畳(スーパーインポーズ)を意味する。図4において、文字情報領域LRは、フレーム画像FIの全画像領域の内、当該文字列が描画されている画像領域である。本実施形態では、アナログ動画像300を形成するフレーム画像の全部又は一部に対して文字情報が重畳されていることを想定し、且つ、文字情報がアナログ動画像300内のフレーム画像FIの撮影日付を表していることを想定する。
従って、文字情報領域LRにおける文字情報は、図5(a)〜(c)に示す如く、対応するフレーム画像FIの撮影日付を表す日付情報を含み、更に、図5(b)及び(c)に示す如く、対応するフレーム画像FIの撮影時刻を表す時刻情報を含みうる。
日付情報は、例えば、フレーム画像FIの撮影日付を表す日付文字のみを含む、或いは、フレーム画像FIの撮影日付を表す日付文字と当該日付文字に付随する記号である日付付随記号(“/”など)を含む。但し、日付情報に含まれる撮影日付を表す情報は、文字の形態をとっていなくてもよく、言語学上の文字に分類されない記号(丸や三角)の形態をとっていても良い。つまり、日付情報は、日付文字の代わりに或いは日付文字に加えて、フレーム画像FIの撮影日付を表す記号である日付記号を含んでいても良い。
時刻情報は、例えば、フレーム画像FIの撮影時刻を表す時刻文字のみを含む、或いは、フレーム画像FIの撮影時刻を表す時刻文字と当該時刻文字に付随する記号である時刻付随記号(“:”など)を含む。但し、時刻情報に含まれる撮影時刻を表す情報は、文字の形態をとっていなくてもよく、言語学上の文字に分類されない記号(丸や三角)の形態をとっていても良い。つまり、時刻情報は、時刻文字の代わりに或いは時刻文字に加えて、フレーム画像FIの撮影時刻を表す記号である時刻記号を含んでいても良い。
以下では、特に記述なき限り、文字情報領域LRにおける文字列が、少なくとも日付文字及び時刻文字の双方を含んでいることを想定するが、以下の説明文において、“日付文字”を“日付文字及び日付付随記号”又は“日付記号”に読み替えても良いし、“時刻文字”を“時刻文字及び時刻付随記号”又は“時刻記号”に読み替えても良い。文字情報領域LRにおける文字列が時刻文字を含んでいない場合には、以下説明文中における、時刻文字に関する説明を無視すればよい。
日付情報は、例えば、フレーム画像FIの撮影日付を表す日付文字のみを含む、或いは、フレーム画像FIの撮影日付を表す日付文字と当該日付文字に付随する記号である日付付随記号(“/”など)を含む。但し、日付情報に含まれる撮影日付を表す情報は、文字の形態をとっていなくてもよく、言語学上の文字に分類されない記号(丸や三角)の形態をとっていても良い。つまり、日付情報は、日付文字の代わりに或いは日付文字に加えて、フレーム画像FIの撮影日付を表す記号である日付記号を含んでいても良い。
時刻情報は、例えば、フレーム画像FIの撮影時刻を表す時刻文字のみを含む、或いは、フレーム画像FIの撮影時刻を表す時刻文字と当該時刻文字に付随する記号である時刻付随記号(“:”など)を含む。但し、時刻情報に含まれる撮影時刻を表す情報は、文字の形態をとっていなくてもよく、言語学上の文字に分類されない記号(丸や三角)の形態をとっていても良い。つまり、時刻情報は、時刻文字の代わりに或いは時刻文字に加えて、フレーム画像FIの撮影時刻を表す記号である時刻記号を含んでいても良い。
以下では、特に記述なき限り、文字情報領域LRにおける文字列が、少なくとも日付文字及び時刻文字の双方を含んでいることを想定するが、以下の説明文において、“日付文字”を“日付文字及び日付付随記号”又は“日付記号”に読み替えても良いし、“時刻文字”を“時刻文字及び時刻付随記号”又は“時刻記号”に読み替えても良い。文字情報領域LRにおける文字列が時刻文字を含んでいない場合には、以下説明文中における、時刻文字に関する説明を無視すればよい。
アナログ動画像301〜306の夫々の撮影時において、ビデオカメラが、現在時刻を表す時計情報に基づき日付文字及び時刻文字をアナログ映像信号中に埋め込み、これによってアナログ動画像301〜306内の各フレーム画像に上記文字列が重畳される。ビデオカメラが参照する時計情報に誤差が含まれることもあるが、ここでは、説明の簡略化上、当該誤差はゼロであるとする。従って例えば、アナログ映像信号301(換言すれば、アナログ動画像301中のフレーム画像)には、“1998/2/14の13:30”から“1998/2/14の13:40”までの日付文字及び時刻文字が埋め込まれる。 尚、アナログ映像信号(アナログ動画像中のフレーム画像)に対する文字情報の重畳は、当該アナログ映像信号が磁気テープに記録される際に行われるものであっても良いし、当該アナログ映像信号がビデオカメラにて再生されて入力端子11に送られる際にビデオカメラが成すものであっても良い。
ユーザは、磁気テープに記録されたアナログ映像信号300及びアナログ音響信号をデジタル化して保存すべく、アナログ信号供給源(ビデオカメラ等)を用いてアナログ映像信号300及びアナログ音響信号を入力端子11に供給する。60分ぶんのアナログ映像信号300及びアナログ音響信号は、アナログ信号供給源から途切れることなく連続的に入力端子11に供給される。一般的な画像変換記録装置では、デジタル化にて得られた60分ぶんのデジタル画像データが1つの動画像の画像データとして1つの画像ファイルに書き込まれる。電子機器1において、このような記録を成すことも可能であるが、電子機器1では、文字情報に応じ、デジタル画像データ310を複数の画像ファイルに分けて記録媒体16に記録するファイル分割記録機能を有する。
図6は、ファイル分割記録機能の実現に特に関与する部位のブロック図である。文字情報検出部33及びファイル作成部34を主制御部13に設けておくことができる。
圧縮処理部32は、アナログ信号処理部12(図1参照)から供給されるデジタル画像データ310及びデジタル音響データの圧縮を行って圧縮画像データ及び圧縮音響データを生成する(圧縮画像データ及び圧縮音響データは、当然であるが、デジタルの画像データ及び音響データの一種である)。
ファイル作成部34は、記録媒体16内に画像ファイルを作成し、画像ファイル内に圧縮画像データ及び圧縮音響データを書き込む(換言すれば格納する又は保存する)ことで圧縮画像データ及び圧縮音響データを記録媒体16に記録する。図7に1つの画像ファイルの構造を示す。画像ファイルは、互いに関連付けられた本体領域とヘッダ領域から形成され、本体領域内に圧縮画像データ及び圧縮音響データが格納される。ヘッダ領域には、圧縮画像データ及び圧縮音響データに付随する任意のデータ(ファイル名等)を格納することができる。
文字情報検出部33は、アナログ信号処理部12から供給されるデジタル画像データ310に基づき、文字認識処理を用いて、文字情報を検出すると共に検出文字情報に含まれる日付文字及び時刻文字を識別する。即ち、文字情報検出部33は、デジタル動画像310の各フレーム画像に重畳された文字情報(文字列)をデジタル動画像310の各フレーム画像から抽出し、更に、抽出した文字情報の中から日付文字及び時刻文字を検出する。文字情報検出部33は、文字情報、日付文字及び時刻文字の検出及び抽出を、フレーム画像ごとに成すことができる。画像データに基づく文字認識処理は公知であるため、それの詳細な説明を割愛する。日付文字及び時刻文字の配列には一定の規則があることが通常であるため、所定の配列規則に応じたマッチング処理等を行うことで容易に日付文字及び時刻文字を識別することができる。尚、日付文字及び時刻文字の識別をCPU31にて行うようにしても良い。文字情報検出部33及びCPU31は、日付文字の識別によって、日付文字が表す年、月及び日を認識し、時刻文字の識別によって、時刻文字が表す時、分及び秒を認識する(但し、秒は認識されないこともある;図5(b)参照)。
CPU31は、文字情報検出部33にて検出及び識別された日付文字及び時刻文字に基づき、必要に応じてファイル分割指令をファイル作成部34に出力する。ファイル作成部34は、ファイル分割指令に応答してファイル分割記録機能におけるファイル分割を実行する。
[動作フローチャート]
図8を参照し、ファイル分割記録機能の実現時における電子機器1の動作の流れを説明する。図8は、ファイル分割記録機能の実現時における電子機器1の動作フローチャートである。
図8を参照し、ファイル分割記録機能の実現時における電子機器1の動作の流れを説明する。図8は、ファイル分割記録機能の実現時における電子機器1の動作フローチャートである。
まず、ステップS11において、ユーザは、入力端子11に対するアナログ映像信号300及びアナログ音響信号の供給開始タイミングに合わせ、操作部17等を用いて電子機器1に所定の記録開始指示を出す。記録開始指示後、アナログ映像信号300及びアナログ音響信号が時系列順に入力端子11へ継続的に入力される。記録開始指示を受け、ステップS12において、圧縮処理部32及びファイル作成部34により記録媒体16への圧縮画像データ及び圧縮音響データの記録が開始され、一方で、文字情報検出部33により日付文字及び時刻文字の検出及び識別を含む文字情報の検出処理が開始される。圧縮画像データ及び圧縮音響データの記録は、記録媒体16内の画像ファイルに圧縮画像データ及び圧縮音響データを格納する(書き込む)ことで実現される。
ステップS12における記録の開始後、ステップS13において、CPU31は、文字情報検出部33による文字情報の検出有無を監視する。文字情報検出部33により、少なくとも日付文字が検出された場合には、ステップS13に続いてステップS14の処理が実行され、日付文字の検出が成されなかった場合にはステップS13に続いてステップS16の処理が実行される。
ステップ14において、CPU31は、文字情報検出部33により検出された日付文字に基づき、又は、文字情報検出部33により検出された日付文字及び時刻文字に基づき、所定のファイル分割条件が充足しているか否かを判断する。ファイル分割条件が充足している場合、ステップS15にてファイル分割指令がCPU31からファイル作成部34へ出力された後、ステップS16への移行が発生する。ファイル分割条件が充足していない場合には、ファイル分割指令が出力されることなくステップS14からステップS16へ直接移行する。ステップS16において、CPU31は、操作部17等を介して所定の記録停止指示が電子機器1に入力されているかを確認する。記録停止指示の入力が確認された場合、CPU31は圧縮画像データ及び圧縮音響データの記録を停止する。記録停止指示の入力が無い場合には、ステップS16からステップS13に戻って、上述のステップS13及びステップS13以降の処理が繰り返される。
CPU31からファイル分割指令が出力された場合、ファイル作成部34は、ファイル分割指令の出力直前までの圧縮画像データ及び圧縮音響データが第i画像ファイルに格納され、ファイル分割指令の出力以降の圧縮画像データ及び圧縮音響データが第(i+1)画像ファイルに格納されるように、動画像310を格納する画像ファイルを複数に分ける(iは整数)。即ち、ファイル分割指令を受けたファイル作成部34は、それまで圧縮画像データ及び圧縮音響データの書き込みを行っていた第i画像ファイルをクローズして、新たに第(i+1)画像ファイルを記録媒体16内に作成し、以後、第(i+1)画像ファイルに圧縮画像データ及び圧縮音響データの書き込みを行う。尚、第i画像ファイルをクローズする際、ファイル作成部34は、後述の連続再生用の付加データを第i画像ファイルのヘッダ領域に書き込むことができる。変数i及びjが互いに異なる整数である場合、第i及び第j画像ファイルは、互いに異なる画像ファイルとして記録媒体16に記録される。
[ファイル分割条件と分割タイミング]
上述のファイル分割条件の充足タイミングを、分割タイミングという。CPU31及びファイル作成部34は、分割タイミングを基準に圧縮画像データ及び圧縮音響データを複数に分割することで圧縮画像データ及び圧縮音響データを複数の画像ファイルに分けて記録媒体16に記録することができる。より具体的には、CPU31及びファイル作成部34は、分割タイミングまでの圧縮画像データ及び圧縮音響データが第1画像ファイルに格納され且つ分割タイミング以降の圧縮画像データ及び圧縮音響データが第2画像ファイルに格納されるように、動画像310を格納する画像ファイルを複数に分ける。
上述のファイル分割条件の充足タイミングを、分割タイミングという。CPU31及びファイル作成部34は、分割タイミングを基準に圧縮画像データ及び圧縮音響データを複数に分割することで圧縮画像データ及び圧縮音響データを複数の画像ファイルに分けて記録媒体16に記録することができる。より具体的には、CPU31及びファイル作成部34は、分割タイミングまでの圧縮画像データ及び圧縮音響データが第1画像ファイルに格納され且つ分割タイミング以降の圧縮画像データ及び圧縮音響データが第2画像ファイルに格納されるように、動画像310を格納する画像ファイルを複数に分ける。
CPU31は、ファイル分割条件として1以上のファイル分割条件を設定しておくことができ、1以上のファイル分割条件の内の任意の何れかが充足したときにファイル分割指令を出力するようにしても良い。
―――第1ファイル分割条件―――
第1ファイル分割条件について説明する。第1ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号300の全フレーム画像に対して常に日付文字を含む文字情報が重畳されているものとする。
第1ファイル分割条件について説明する。第1ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号300の全フレーム画像に対して常に日付文字を含む文字情報が重畳されているものとする。
第1ファイル分割条件は、文字情報検出部33によって検出された日付文字(以下、検出日付文字という)が変化したときに充足する。従って、第1ファイル分割条件の充足タイミングとしての第1分割タイミングは、入力アナログ映像信号300に重畳された日付文字の変化タイミングであると共に、検出日付文字の変化タイミングでもある。当然であるが、日付文字の変化は、日付文字が表す日付の変化に相当する。図9(a)に、第1分割タイミングの例を示す。
結果、第1ファイル分割条件の適用時においては、図9(b)に示す如く、第1〜第3画像ファイルが互いに異なる画像ファイルとして記録媒体16に記録される。第1画像ファイルには、1998/2/14に撮影された動画像としてのデジタル動画像311〜313の圧縮画像データと対応圧縮音響データとが格納され、第2画像ファイルには、1998/2/16に撮影された動画像としてのデジタル動画像314及び315の圧縮画像データと対応圧縮音響データとが格納され、第3画像ファイルには、1998/2/20に撮影された動画像としてのデジタル動画像316の圧縮画像データと対応圧縮音響データとが格納される。
―――第2ファイル分割条件―――
第2ファイル分割条件について説明する。第2ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号300の全フレーム画像に対して常に日付文字及び時刻情報を含む文字情報が重畳されているものとする。
第2ファイル分割条件について説明する。第2ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号300の全フレーム画像に対して常に日付文字及び時刻情報を含む文字情報が重畳されているものとする。
第2ファイル分割条件は、文字情報検出部33によって検出された日付文字又は時刻文字(以下、検出時刻文字という)に不連続な変化が生じたときに充足する。従って、第2ファイル分割条件の充足タイミングとしての第2分割タイミングは、入力アナログ映像信号300に重畳された日付文字又は時刻文字に不連続な変化が生じるタイミングであると共に、検出日付文字又は検出時刻文字に不連続な変化が生じるタイミングでもある。当然であるが、時刻文字の変化は、時刻文字が表す時刻の変化に相当する。図10(a)に、第2分割タイミングの例を示す。
ここで、第1時刻及び第2時刻は、アナログ映像信号300が入力端子11に入力されている期間中の時刻であり、第2時刻は第1時刻よりも遅い。例えば、第1時刻及び第2時刻は、“2012/1/25の14:10:05”及び“2012/1/25の14:10:06”である。第2時刻における検出日付文字及び検出時刻文字が表す日時(例えば1998/2/14の16:30)と、第1時刻における検出日付文字及び検出時刻文字が表す日時(例えば1998/2/14の13:39)との時間差が、第1及び第2時刻間の時間差(例えば1秒)よりも大きいとき、検出日付文字又は検出時刻文字に不連続な変化が生じており、第2ファイル分割条件が充足する。
従って、第2ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号301〜306の内、互いに隣接する任意の2つのアナログ映像信号間において、第2ファイル分割条件が成立する。結果、図10(b)に示す如く、デジタル動画像311〜316の圧縮画像データが、対応する圧縮音響データと共に、それぞれ第1〜第6画像ファイルに格納され、第1〜第6画像ファイルが互いに異なる画像ファイルとして記録媒体16に記録される。尚、日付文字又は時刻文字における不連続な変化は日付文字の変化を伴いうるので、第2分割タイミングの幾つかは第1分割タイミングと重複しうる。
―――第3ファイル分割条件―――
第3ファイル分割条件について説明する。アナログ映像信号によっては、日付文字等が間欠的にしか重畳されていないこともある。例えば、ビデオカメラによっては、1つのアナログ動画像(アナログ動画像301〜306の何れか)の撮影開始後、所定時間(例えば数秒)だけ文字情報のスーパーインポーズを行う場合もある。第3ファイル分割条件は、このようなスーパーインポーズが成されたアナログ映像信号に有益である。即ち、第3ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号300に対し時系列上において間欠的に文字情報が重畳されているものとする(後述の第4ファイル分割条件においても同様)。間欠的に重畳される文字情報は、少なくとも日付文字を含み、更に時刻文字を含んでいても良い。
第3ファイル分割条件について説明する。アナログ映像信号によっては、日付文字等が間欠的にしか重畳されていないこともある。例えば、ビデオカメラによっては、1つのアナログ動画像(アナログ動画像301〜306の何れか)の撮影開始後、所定時間(例えば数秒)だけ文字情報のスーパーインポーズを行う場合もある。第3ファイル分割条件は、このようなスーパーインポーズが成されたアナログ映像信号に有益である。即ち、第3ファイル分割条件の適用時においては、アナログ映像信号300に対し時系列上において間欠的に文字情報が重畳されているものとする(後述の第4ファイル分割条件においても同様)。間欠的に重畳される文字情報は、少なくとも日付文字を含み、更に時刻文字を含んでいても良い。
第3ファイル分割条件は、文字情報検出部33によって日付文字が検出されていない状態から日付文字が検出されている状態へと切り替わったときに充足する。従って、第3ファイル分割条件の充足タイミングとしての第3分割タイミングは、入力アナログ映像信号300に日付文字が重畳されていない状態から日付文字が重畳されている状態への切り替わりタイミングであると共に、文字情報検出部33によって日付文字が検出されていない状態から日付文字が検出されている状態への切り替わりタイミングでもある。
故に、図11に示すような文字情報の間欠的重畳が成されたアナログ映像信号300に対し第3ファイル分割条件が適用されたとき、アナログ映像信号301〜306の内、互いに隣接する任意の2つのアナログ映像信号間において、第3ファイル分割条件が成立する。結果、図10(b)に示したのと同様、デジタル動画像311〜316の圧縮画像データが、対応する圧縮音響データと共に、それぞれ第1〜第6画像ファイルに格納され、第1〜第6画像ファイルが互いに異なる画像ファイルとして記録媒体16に記録される。
―――第4ファイル分割条件―――
第4ファイル分割条件について説明する。第4ファイル分割条件は、第1及び第3ファイル分割条件を組み合わせたものに相当する。即ち、第4ファイル分割条件の充足タイミングとしての第4分割タイミングは、入力アナログ映像信号300に日付文字が重畳されていない状態から日付文字が重畳されている状態への切り替わりタイミングであって、且つ、重畳される日付文字に変化が観測されたタイミングである。第4分割タイミングは、文字情報検出部33によって日付文字が検出されていない状態から日付文字が検出されている状態への切り替わりタイミングであって、且つ、検出日付文字に変化が観測されたタイミングでもある。第4分割タイミングは、第1又は第3分割タイミングの一種でもある。
第4ファイル分割条件について説明する。第4ファイル分割条件は、第1及び第3ファイル分割条件を組み合わせたものに相当する。即ち、第4ファイル分割条件の充足タイミングとしての第4分割タイミングは、入力アナログ映像信号300に日付文字が重畳されていない状態から日付文字が重畳されている状態への切り替わりタイミングであって、且つ、重畳される日付文字に変化が観測されたタイミングである。第4分割タイミングは、文字情報検出部33によって日付文字が検出されていない状態から日付文字が検出されている状態への切り替わりタイミングであって、且つ、検出日付文字に変化が観測されたタイミングでもある。第4分割タイミングは、第1又は第3分割タイミングの一種でもある。
従って、図11に示すような文字情報の間欠的重畳が成されたアナログ映像信号300に対し第4ファイル分割条件が適用されたとき、図9(b)に示したのと同様、デジタル動画像311〜313の圧縮画像データと対応圧縮音響データを格納した第1画像ファイル、デジタル動画像314及び315の圧縮画像データと対応圧縮音響データを格納した第2画像ファイル、並びに、デジタル動画像316の圧縮画像データと対応圧縮音響データを格納した第3画像ファイルが、互いに異なる画像ファイルとして記録媒体16に記録される。
上述のようなファイル分割記録機能によれば、画像変換/記録を指示するためのユーザ操作を1回成すだけで、日付ごと又はシーンごとの画像ファイルが作成可能となる。例えば、60分の磁気テープ1本について記録開始指示(図8参照)を1回成すだけで、日付ごと又はシーンごとの画像ファイルが作成可能となる。結果、画像ファイル作成時におけるユーザの作業性向上、又は、再生時における利便性(検索性等)の向上が見込める。上述の第1又は第4ファイル分割条件を用いれば日付ごとの画像ファイル作成が可能であり、上述の第2又は第3ファイル分割条件を用いればシーンごとの画像ファイル作成が可能である。
また、図8のステップS14で用いられるファイル分割条件を可変設定するための分割条件設定部(不図示)をCPU31に設けておいても良い。分割条件設定部は、ユーザが操作部17に対して成した、ファイル分割条件を指定するための操作の内容に応じ、ステップS14で用いられるファイル分割条件を設定することができる。ファイル分割条件の可変設定を可能にしておくことにより、文字情報の重畳状態に応じた又はユーザの好みに応じたファイル分割が可能となる。
[フォルダ分類機能]
電子機器1に対し、以下に示すようなフォルダ分類機能を設けておいても良い。フォルダ分類機能は、記録媒体16に複数の日付に対応する複数の画像ファイルが作成及び記録される場合に有益である。具体例として、図10(b)に示す如く、デジタル動画像311〜316の圧縮画像データを格納した第1〜第6画像ファイルが記録媒体16に記録される状況を想定し、フォルダ分類機能を説明する。
電子機器1に対し、以下に示すようなフォルダ分類機能を設けておいても良い。フォルダ分類機能は、記録媒体16に複数の日付に対応する複数の画像ファイルが作成及び記録される場合に有益である。具体例として、図10(b)に示す如く、デジタル動画像311〜316の圧縮画像データを格納した第1〜第6画像ファイルが記録媒体16に記録される状況を想定し、フォルダ分類機能を説明する。
フォルダ分類機能では、CPU31の制御の下、ファイル作成部34が記録媒体16内に複数のフォルダを作成する。記録媒体16は、ルートディレクトリを最上層とする階層構造を有する。CPU31及びファイル作成部34は、階層構造における何れかの階層に複数のフォルダを作成し、共通の日付に対応する複数の画像ファイルが共通のフォルダに割り当てられるように且つ互いに異なる日付に対応する複数の画像ファイルが互いに異なるフォルダに割り当てられるように、検出日付文字に基づき、第1〜第6画像ファイルを複数のフォルダに分けて格納する。
図12に、第1〜第6画像ファイルのフォルダへの分配状態を示す。第1〜第3画像ファイルに対応するデジタル動画像311〜313は、共通の日付“1998/2/14”に対応し、第4及び第5画像ファイルに対応するデジタル動画像314及び315は、共通の日付“1998/2/16”に対応している。また、第6画像ファイルに対応するデジタル動画像316のみは、日付“1998/2/20”に対応している。故に、CPU31及びファイル作成部34は、記録媒体16内に第1〜第3フォルダを作成すると共に、第1フォルダに第1〜第3画像ファイルを保存し、且つ、第2フォルダに第4及び第5画像ファイルを保存し、且つ、第3フォルダに第6画像ファイルのみを保存する。
CPU31及びファイル作成部34は、検出日付文字に応じたフォルダ名を各フォルダに付けるようにしても良い。具体的には例えば、第1フォルダのフォルダ名に日付“1998/2/14”を表す文字列を含めても良いし、第2フォルダのフォルダ名に日付“1998/2/16”を表す文字列を含めても良い(第3フォルダについても同様)。
デジタル画像ファイルの保存では、運動会などのイベントごとや日付ごとにフォルダを作成する方法が一般的に採用され、そのようなフォルダ作成によって画像ファイル管理及び再生時における利便性(検索性等)の向上を図っている。上述のフォルダ分類機能によれば、第1〜第6画像ファイルの記録時において、ユーザに負担をかけることなく日付ごとのフォルダ分類が成され、画像ファイル管理及び再生時における利便性(検索性等)が向上する。
[連続再生用のデータ付加]
上述のファイル分割記録機能によってデジタル画像データ310が複数の画像ファイルに分けて記録される場合、ファイル作成部34は、CPU31の制御の下、デジタル画像データ310に対応する複数の画像ファイルの連続再生を可能にするための付加データを各画像ファイルに付与しておくようにしても良い。
上述のファイル分割記録機能によってデジタル画像データ310が複数の画像ファイルに分けて記録される場合、ファイル作成部34は、CPU31の制御の下、デジタル画像データ310に対応する複数の画像ファイルの連続再生を可能にするための付加データを各画像ファイルに付与しておくようにしても良い。
図9(b)に示す第1〜第3画像ファイルが記録媒体16に記録されている状況を想定し、付加データの付与方法を説明する。この場合、例えば、ファイル作成部34は、CPU31の制御の下、第1〜第3画像ファイル内のデジタル画像データ(即ち、デジタル動画像311〜316)が再生機器101上において連続的に再生されるべきことを示す付加データを第1〜第3画像ファイルの各ヘッダ領域に書き込む。再生機器101は、図13に示す如く、図1の表示部15、操作部17及びスピーカ部18と同等の表示部115、操作部117及びスピーカ部118を有し、第1〜第3画像ファイルの提供を受けて、第1〜第3画像ファイル内のデジタル画像データ(即ち、デジタル動画像311〜316)を対応音響データと共に表示部115及びスピーカ118にて再生する。
この際、再生機器101は、第1〜第3画像ファイルの各ヘッダ領域の付加データに基づき、第1画像ファイル内のデジタル動画像311〜313の再生完了後、再生停止指示が与えられない限り、操作部117に対して何らかの操作が行われなくとも、引き続き第2画像ファイル内のデジタル動画像314及び315を連続して再生し、その後更に、第3画像ファイル内のデジタル動画像316を連続して再生する。付加データは、第1〜第3画像ファイル内の複数のデジタル動画像が、入力端子11へ連続的に入力された単一の入力アナログ映像信号に基づくものであることを指し示すデータとも言える。
このような連続再生用の付加データを画像ファイルに付与しておくことで、デジタル画像データへの変換後であっても、磁気テープ一本分のアナログ映像信号を連続再生したときと同様の再生を再生機器101に行わせることが可能となる。
尚、図10(b)に示す第1〜第6画像ファイルが記録媒体16に記録された場合においても上述の付加データの付与は可能であり、この場合、再生機器101は、第1〜第6画像ファイル内のデジタル動画像311〜316の連続再生を実行可能である。また、電子機器1が再生機器101として機能しても良い。この場合、表示部115、操作部117及びスピーカ部118は、夫々、表示部15、操作部17及びスピーカ部18である。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈6を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈6を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
記録媒体16及び操作部17は、電子機器1と異なる外部機器(例えば電子機器1に接続されたパーソナルコンピュータ)に設けられたものであっても良い。
記録媒体16及び操作部17は、電子機器1と異なる外部機器(例えば電子機器1に接続されたパーソナルコンピュータ)に設けられたものであっても良い。
[注釈2]
上述の本実施形態では、圧縮されたデジタル画像データ及びデジタル音響データである圧縮画像データ及び圧縮音響データを記録媒体16に記録するようにしているが、デジタル画像データ及びデジタル音響データを、圧縮することなく記録媒体16に記録するようにしても良い。圧縮画像データ及び圧縮音響データを画像ファイルに格納して記録媒体16に記録することは、デジタル画像データ及びデジタル音響データを画像ファイルに格納して記録媒体16に記録することの一形態である。
上述の本実施形態では、圧縮されたデジタル画像データ及びデジタル音響データである圧縮画像データ及び圧縮音響データを記録媒体16に記録するようにしているが、デジタル画像データ及びデジタル音響データを、圧縮することなく記録媒体16に記録するようにしても良い。圧縮画像データ及び圧縮音響データを画像ファイルに格納して記録媒体16に記録することは、デジタル画像データ及びデジタル音響データを画像ファイルに格納して記録媒体16に記録することの一形態である。
[注釈3]
上述した例では、アナログ映像信号300及びアナログ音響信号のデジタル化を行いながら、得られたデジタル画像データに対して順次文字情報の検出処理を実行してファイルの分割処理を行っているが、全てのデジタル化が完了してから、文字情報の検出処理及びファイルの分割処理を行うようにしても良い。即ち例えば、まず、全てのアナログ映像信号300及びアナログ音響信号(上述の例において、60分ぶんのアナログ映像信号300及びアナログ音響信号)のデジタル化を行い、得られたデジタル画像データ310及びデジタル音響データを、1つの画像ファイルにまとめてメモリ部14又は記録媒体16に保存しておく。その後、メモリ部14又は記録媒体16に保存されたデジタル画像データ310及びデジタル音響データを文字情報検出部33及び圧縮処理部32に供給することで、上述の文字情報の検出処理、及び、ファイルの分割処理を含む画像ファイルの記録媒体16への記録処理を行うようにしても良い。
上述した例では、アナログ映像信号300及びアナログ音響信号のデジタル化を行いながら、得られたデジタル画像データに対して順次文字情報の検出処理を実行してファイルの分割処理を行っているが、全てのデジタル化が完了してから、文字情報の検出処理及びファイルの分割処理を行うようにしても良い。即ち例えば、まず、全てのアナログ映像信号300及びアナログ音響信号(上述の例において、60分ぶんのアナログ映像信号300及びアナログ音響信号)のデジタル化を行い、得られたデジタル画像データ310及びデジタル音響データを、1つの画像ファイルにまとめてメモリ部14又は記録媒体16に保存しておく。その後、メモリ部14又は記録媒体16に保存されたデジタル画像データ310及びデジタル音響データを文字情報検出部33及び圧縮処理部32に供給することで、上述の文字情報の検出処理、及び、ファイルの分割処理を含む画像ファイルの記録媒体16への記録処理を行うようにしても良い。
[注釈4]
アナログ音響信号の入力端子11への入力、アナログ信号処理部12によるアナログ音響信号のデジタル化、及び、圧縮音響データ等のデジタル音響データの記録は、割愛されても良い。
アナログ音響信号の入力端子11への入力、アナログ信号処理部12によるアナログ音響信号のデジタル化、及び、圧縮音響データ等のデジタル音響データの記録は、割愛されても良い。
[注釈5]
電子機器1に、上述した機能以外の機能が更に設けられていてもよい。例えば、電子機器1に撮影機能が設けられていても良い。この場合、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を有し、撮影によって被写体の画像信号を生成する撮像部が、撮像装置とも言うべき電子機器1に設けられる。撮像部から出力される被写体の画像信号はアナログ映像信号の一種である。入力端子11への入力アナログ映像信号又は撮像部から出力される被写体の画像信号を選択的にアナログ信号処理部12に与えることができ、撮像部の出力に基づくデジタル画像データを被写体の画像データとして記録媒体16に記録することができる。このように、電子機器1において、アナログ映像信号300のデジタル化及びアナログ映像信号300に基づくデジタル画像データの記録と、撮像部の出力画像信号のデジタル化及び撮像部の出力画像信号に基づくデジタル画像データの記録を、共通の部位(例えば、アナログ信号処理部12、画像処理部32、ファイル作成部34)を兼用して実現するようにしても良い。
電子機器1に、上述した機能以外の機能が更に設けられていてもよい。例えば、電子機器1に撮影機能が設けられていても良い。この場合、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を有し、撮影によって被写体の画像信号を生成する撮像部が、撮像装置とも言うべき電子機器1に設けられる。撮像部から出力される被写体の画像信号はアナログ映像信号の一種である。入力端子11への入力アナログ映像信号又は撮像部から出力される被写体の画像信号を選択的にアナログ信号処理部12に与えることができ、撮像部の出力に基づくデジタル画像データを被写体の画像データとして記録媒体16に記録することができる。このように、電子機器1において、アナログ映像信号300のデジタル化及びアナログ映像信号300に基づくデジタル画像データの記録と、撮像部の出力画像信号のデジタル化及び撮像部の出力画像信号に基づくデジタル画像データの記録を、共通の部位(例えば、アナログ信号処理部12、画像処理部32、ファイル作成部34)を兼用して実現するようにしても良い。
[注釈6]
例えば、以下のように考えることができる。画像変換記録装置とも呼ぶことのできる電子機器1は、アナログ映像信号の入力に関与する信号入力部と、デジタル画像データの生成に関与する信号処理部と、デジタル画像データの記録媒体16への記録に関与する記録制御部と、を有する。例えば、信号入力部は入力端子11を含んで構成され、信号処理部はアナログ信号処理部12を含んで構成され、記録制御部はCPU31及びファイル作成部34を含んで構成される。
例えば、以下のように考えることができる。画像変換記録装置とも呼ぶことのできる電子機器1は、アナログ映像信号の入力に関与する信号入力部と、デジタル画像データの生成に関与する信号処理部と、デジタル画像データの記録媒体16への記録に関与する記録制御部と、を有する。例えば、信号入力部は入力端子11を含んで構成され、信号処理部はアナログ信号処理部12を含んで構成され、記録制御部はCPU31及びファイル作成部34を含んで構成される。
1 電子機器
11 入力端子
12 アナログ信号処理部
33 文字情報検出部
34 ファイル作成部
300〜306 アナログ映像信号(アナログ動画像)
310〜316 デジタル画像データ(デジタル動画像)
11 入力端子
12 アナログ信号処理部
33 文字情報検出部
34 ファイル作成部
300〜306 アナログ映像信号(アナログ動画像)
310〜316 デジタル画像データ(デジタル動画像)
Claims (7)
- 文字情報が重畳されたアナログ映像信号の入力を受ける信号入力部と、
入力アナログ映像信号をデジタル化する処理を含む信号処理を前記入力アナログ映像信号に施すことでデジタル画像データを生成する信号処理部と、
前記デジタル画像データに基づき前記文字情報を検出する文字情報検出部と、
前記文字情報検出部による検出文字情報に応じ、前記デジタル画像データを複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録する記録制御部と、を備えた
ことを特徴とする画像変換記録装置。 - 前記記録制御部は、前記検出文字情報に基づく分割タイミングを基準に前記デジタル画像データを複数に分割することで、前記デジタル画像データを前記複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録し、
前記文字情報は、日付を表す日付情報を含み、
前記分割タイミングは、前記入力アナログ映像信号に重畳された前記日付情報の変化タイミングを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像変換記録装置。 - 前記記録制御部は、前記検出文字情報に基づく分割タイミングを基準に前記デジタル画像データを複数に分割することで、前記デジタル画像データを前記複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録し、
前記文字情報は、日付を表す日付情報を含み、
前記アナログ映像信号には、前記文字情報が時系列上で間欠的に重畳されており、
前記分割タイミングは、前記入力アナログ映像信号に前記日付情報が重畳されていない状態から重畳されている状態への切り替わりタイミングを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像変換記録装置。 - 前記複数の画像ファイルに対応する日付が複数ある場合、
前記記録制御部は、前記記録媒体内に複数の日付に対応する複数のフォルダを作成し、共通の日付に対応する画像ファイルが共通のフォルダに割り当てられるように前記複数の画像ファイルを前記複数のフォルダに分けて格納する
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像変換記録装置。 - 前記記録制御部は、前記検出文字情報に応じ前記デジタル画像データを前記複数の画像ファイルに分けて前記記録媒体に記録する場合、前記複数の画像ファイルの連続再生を可能にするための付加データを各画像ファイルに付与する
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像変換記録装置。 - 前記検出文字情報に応じた、前記デジタル画像データの前記複数の画像ファイルへの分割条件を可変設定するための分割条件設定部を更に備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像変換記録装置。 - 前記文字情報は、時刻を表す時刻情報を更に含み、
前記分割タイミングは、前記入力アナログ映像信号に重畳された前記日付情報又は前記時刻情報に不連続な変化が生じるタイミングを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の画像変換記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012033143A JP2013172191A (ja) | 2012-02-17 | 2012-02-17 | 画像変換記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012033143A JP2013172191A (ja) | 2012-02-17 | 2012-02-17 | 画像変換記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013172191A true JP2013172191A (ja) | 2013-09-02 |
Family
ID=49265904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012033143A Pending JP2013172191A (ja) | 2012-02-17 | 2012-02-17 | 画像変換記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013172191A (ja) |
-
2012
- 2012-02-17 JP JP2012033143A patent/JP2013172191A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4285512B2 (ja) | 記録装置、記録方法、再生装置、再生方法、記録再生装置、記録再生方法、撮像記録装置及び撮像記録方法 | |
US20100042926A1 (en) | Theme-based slideshows | |
JP2017505012A (ja) | ビデオ処理方法、装置及び再生装置 | |
JP2008077138A (ja) | 情報処理装置および方法、並びにプログラム | |
US7929028B2 (en) | Method and system for facilitating creation of content | |
JP2009033369A (ja) | 記録装置、再生装置、記録再生装置、撮像装置、記録方法およびプログラム | |
EP2711853B1 (en) | Methods and systems for media file management | |
US8989555B2 (en) | Information processor | |
JP2008010979A (ja) | カメラ装置 | |
JP2004133984A (ja) | 記録再生装置 | |
JP2007124538A (ja) | 電子機器、及び、再生管理方法 | |
JP2010057003A (ja) | 画像記録装置及び画像記録方法 | |
JP2013172191A (ja) | 画像変換記録装置 | |
JP5554214B2 (ja) | 会議録システム及びプログラム | |
JP4618379B2 (ja) | 記録装置、記録方法、再生装置、再生方法、記録再生装置、記録再生方法、撮像記録装置及び撮像記録方法 | |
US20080279526A1 (en) | Record/playback apparatus and control method therefor | |
JP2014086815A (ja) | 電子機器 | |
JP5375298B2 (ja) | 映像処理装置 | |
JP2011193386A (ja) | 電子機器及び画像処理方法 | |
JP2009271983A (ja) | コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラム | |
JP2005294904A (ja) | サムネイル画像抽出方法、装置、プログラム | |
TWI510940B (zh) | 以語音訊號建立備註資料之影像瀏覽裝置及其方法 | |
US20080069541A1 (en) | Data recording apparatus, data recording method, and data recording program | |
JP5454391B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2014003388A (ja) | 情報処理装置及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130613 |