JP2014086796A - 通信端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動体通信網30を介して電話会議システムに接続して他の通信端末の利用者と通話するための無線通信部113等からなる通話手段と、既知の人物の声紋を記憶する記憶部112と、電話会議システムで発言している発言者の音声の声紋を取得する音声処理部115と、取得された声紋と記憶部112に記憶されている声紋とを照合する声紋照合部122と、声紋照合の結果を出力する表示部119とを備える。
【選択図】図2
Description
この通信端末によれば、2以上の通信端末が同時に通話する電話会議システムに参加したとき、その電話会議システムで発言している発言者の音声の声紋を取得し、その取得した声紋と、記憶手段にあらかじめ記憶されている声紋とを照合し、その照合結果が出力される。これにより、発言者の顔画像データなどを受信することなく発言者を識別したり認証したりすることができる。また、声紋の取得及び照合を通信端末で行うことにより、通信網側に専用の声紋照合サーバ等の声紋処理装置を設ける場合に比べ、声紋処理装置の導入や維持管理のためのコスト上昇を抑制することができる。よって、低コスト化を図りつつ、電話会議システムで発言している発言者の識別や認証が可能になる。
前記声紋照合手段による声紋照合の結果に基づいて前記利用者を識別する利用者識別手段と、
前記利用者識別手段で識別された前記利用者の識別情報を、前記電話会議システムの他の参加者の通信端末に送信する送信手段とを、更に備えてもよい。この通信端末によれば、通信端末の利用者の識別情報が、電話会議システムの他の参加者の通信端末に送信されるので、他の参加者の通信端末において発信者が誰であるかを認識させることができる。特に、通信端末を用いて電話会議システムに参加する可能性がある利用者が複数の場合に、その複数の利用者のうち誰が当該通信端末を使って電話会議に参加して通話しているかを、他の参加者に知らせることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る通信端末が接続可能な電話会議システムの一例を示す概略構成図である。図1に示す電話会議システムは、移動体通信網30を介して複数の通信端末が接続され、当該複数の通信端末同士で通信を行って、仮想的な会議室を形成するシステムである。この電話会議システムは、電話会議の招集者である招集元ユーザaの通信端末(以下、「招集元端末」という。)10aや電話会議に参加する招集先ユーザb〜dの通信端末(以下、「招集先端末」という。)20b〜dを用いて通信するための基地局301等を含む移動体通信網30と、固定電話機50e,fを用いて通信するための公衆電話通信網40とを備えている。また、本実施形態の電話会議システムは、図示しない交換機、専用線、ルータ、ファイヤーウォール等を備えている。
図2において、招集元端末10aは、制御部111と記憶部112と無線通信部113と音声処理部115と画像処理部118と操作部120と時計部121と声紋照合部122を備えている。制御部111には、記憶部112と無線通信部113と音声処理部115と画像処理部118と操作部120と時計部121と声紋照合部122とが接続されている。また、制御部111には、音声処理部115を介して音入力手段としてのマイク116及び出力手段としてのスピーカ117が接続され、画像処理部118を介して表示部119が接続されている。
録音された音声は、音声処理部115により、必要に応じて雑音等を除去する前処理が行われた後、その音声の波形データが周波数分析される。そして、その分析によって得られた声紋のデータが、声紋の照合に用いることができるデータか否かがチェックされる(ステップ105)。
招集先端末b〜dの全てに参加を促すための発呼及び声紋照合などを行ったら、電話会議への参加が許可された招集先端末b,cに、現在電話会議に参加している全ての端末の情報を送信する(ステップ211)。これにより、招集先端末b,cでは、電話会議に参加する招集先端末を互いに把握することができる。このとき同時に、招集元端末10aは、招集先端末b,cに、他のユーザの声紋情報も併せて送信する。具体的には、招集先端末bに招集元ユーザa及び招集先ユーザcの声紋情報を送信し、招集先端末cに招集元ユーザa及び招集先ユーザbの声紋情報を送信する。ここで、個人情報保護のため、声紋情報は送信せずに、電話会議に参加している通信端末のユーザの氏名データのみを送信するように構成してもよい。
図6は、招集先端末が途中から電話会議に参加する場合の手順の一例を説明するためのフローチャートである。前述した図4のステップ202で、招集先端末10aからの発呼に何らかの理由、例えば招集先ユーザd〜d’’が接客中であったり、急に別の会議に参加中であったりしたことなどの理由で、招集先端末20dの招集先ユーザdが応答できなかった場合には、招集先端末20d側から、途中で電話会議に参加することが可能である。
これに対して、上記ステップ307で声紋が一致しない場合には、招集先端末20dの通話者が招集先ユーザd〜d’’ではなく、他の第三者であるので、電話会議への参加が拒否され、その旨が招集先端末20dに通知される(ステップ311)。その後、招集先端末20dは参加することなく電話会議が再開される(ステップ310)。
20b〜d 招集先端末
30 移動体通信網
40 公衆電話通信網
50e 固定電話機
51e 表示装置
50f 電話会議専用デバイス
51f 表示装置
111 制御部
112 記憶部
113 無線通信部
114 アンテナ
115 音声処理部
116 マイク
117 スピーカ
118 画像処理部
119 表示部
120 操作部
121 時計部
122 声紋照合部
123 声紋情報記憶部
301 基地局
a,a’ 招集元ユーザ
b,c,d、d’、d’’ 招集先ユーザ
e,e’,f,f’ ユーザ
Claims (8)
- 2以上の通信端末により同時に通話可能な電話会議システムに接続可能な通信端末であって、
通信網を介して電話会議システムに接続して他の通信端末の利用者と通話するための通話手段と、
既知の人物の声紋を記憶する記憶手段と、
前記電話会議システムで発言している発言者の音声の声紋を取得する声紋取得手段と、
前記声紋取得手段で取得された声紋と前記記憶手段に記憶されている声紋とを照合する声紋照合手段と、
前記声紋照合手段による声紋照合の結果を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項1の通信端末において、
前記声紋照合手段による声紋照合の結果に基づいて電話会議システムへの参加者か否かを判断する判断手段を、更に備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項1又は2の通信端末において、
前記声紋照合手段による声紋照合の結果に基づいて前記発言者を識別する発言者識別手段を、更に備え、
前記出力手段は、前記発言者識別手段で識別された発言者の識別情報を出力することを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至3のいずれかの通信端末において、
前記声紋取得手段は、前記電話会議システムで当該通信端末の利用者が発言しているときに該利用者の音声の声紋を取得し、
前記声紋照合手段による声紋照合の結果に基づいて前記利用者を識別する利用者識別手段と、
前記利用者識別手段で識別された前記利用者の識別情報を、前記電話会議システムの他の参加者の通信端末に送信する送信手段とを、更に備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項1乃至4のいずれかの通信端末において、
既知の人物の声紋を取得して前記記憶手段に記憶させる声紋登録手段を、更に備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項3乃至5のいずれかの通信端末において、
前記発言者の音声を認識する音声認識手段を、更に備え、
前記発言者識別手段は、前記声紋照合手段による声紋照合の結果と前記音声認識手段による音声認識の結果とに基づいて前記発言者を識別することを特徴とする通信端末。 - 請求項6の通信端末において、
前記音声認識手段は、前記音声認識の結果に基づいて得られた文字列から前記発言者の識別情報を抽出し、
前記発言者識別手段は、前記音声認識手段で抽出された前記識別情報に基づいて、前記発言者を識別することを特徴とする通信端末。 - 請求項6の通信端末において、
前記記憶手段は、既知の人物の発言で特徴的に使用される所定のキーワードを記憶し、
前記発言者識別手段は、前記音声認識の結果に基づいて得られた文字列と前記キーワードとを照合して前記発言者を識別することを特徴とする通信端末。
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