JP2014085738A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作領域以外に位置する検出対象物を検出するような誤検出を抑制することができる操作装置を提供する。
【解決手段】操作装置1は、図1(a)及び(b)に示すように、指による操作を受け付ける操作領域201、及び操作領域201の周囲に形成され、操作を受け付けない非操作領域202、に表面20が分けられ、操作領域201の下方に検出電極21aを有するタッチパネル2と、タッチパネル2の非操作領域202の下方に設けられた外電極21bと、外電極21bから取得した検出値が予め定められた条件を満たす場合、非操作領域202に検出対象物が位置すると判定する制御部6と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作装置に関する。
従来の技術として、絶縁性基板と、絶縁性基板に形成された透明導電層と、を備えたタッチパネルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このタッチパネルは、指と透明導電層との間の静電容量の変化を検出することで、指がタッチしたタッチ位置の座標を算出するように構成されている。
また、このタッチパネルは、タッチパネルの外周の上面と、筐体の内部とが接着されている。
特開2012−104102号公報
従来のタッチパネルは、指が、接着によりタッチパネルと筐体とが重なった部分上に偶然触れてしまったような場合、一例として、指の大きさによっては透明導電層との間で生成される静電容量が大きくなり、操作領域ではないにもかかわらず誤検出されてしまい、カーソル等が操作者の意図しない動き行う可能性がある。
従って、本発明の目的は、操作領域以外に位置する検出対象物を検出するような誤検出を抑制することができる操作装置を提供することにある。
本発明の一態様は、検出対象物による操作を受け付ける操作領域、及び操作領域の周囲に形成され、操作を受け付けない非操作領域、に表面が分けられ、操作領域の下方に検出電極を有する検出部と、検出部の非操作領域の下方に設けられた外電極と、外電極から取得した検出値が予め定められた条件を満たす場合、非操作領域に検出対象物が位置すると判定する判定部と、を備えた操作装置を提供する。
本発明によれば、操作領域以外に位置する検出対象物を検出するような誤検出を抑制することができる。
図1(a)は、実施の形態に係る操作装置の斜視図であり、(b)は、操作装置の上面図である。 図2は、実施の形態に係る操作装置のブロック図である。 図3(a)は、実施の形態に係る操作装置の指の検出について説明するための図2(b)に示すIII(a)-III(a)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図であり、(b)及び(c)は、外電極の配置に関する変形例の要部断面図である。 図4は、実施の形態に係る操作装置の動作に関するフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、検出対象物による操作を受け付ける操作領域、及び操作領域の周囲に形成され、操作を受け付けない非操作領域、に表面が分けられ、操作領域の下方に検出電極を有する検出部と、検出部の非操作領域の下方に設けられた外電極と、外電極から取得した検出値が予め定められた条件を満たす場合、非操作領域に検出対象物が位置すると判定する判定部と、を備える。
この操作装置は、外電極から出力される検出値が、予め定められた条件を満たす場合、検出対象物が、非操作領域に位置すると判定する。従って、この操作装置は、非操作領域に偶発的に触れてしまい、検出電極により検出されてしまった場合であっても、外電極の検出値に基づいて非操作領域に検出対象物が位置すると判定することができるので、操作領域以外に位置する検出対象物を検出するような誤検出を抑制することができる。
以下では、この操作装置の実施の形態として、検出電極が複数の電極からなり、さらに、この検出電極を囲むように外電極としての複数の外電極が配置された場合について説明する。
[実施の形態]
(操作装置1の構成)
図1(a)は、実施の形態に係る操作装置の斜視図であり、(b)は、操作装置の上面図である。図2は、実施の形態に係る操作装置のブロック図である。図1(a)では、タッチパネル2を長い点線で示し、外電極21bをタッチパネル2よりも短い点線で示し、第1の検出電極210を一点鎖線で示し、第2の検出電極215を二点鎖線で示している。なお、実施の形態に係る各図において、図に描かれた図形と図形の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
操作装置1は、例えば、電気的に接続された電子機器の操作を行うことができるものである。操作装置1は、例えば、検出対象物としての導電性を有するペンや指による操作により、電子機器に表示されたカーソルの移動や選択、表示されたアイコンのドラッグ、ドロップ等の指示を行うことができるように構成されている。本実施の形態では、検出対象物として、指による操作について説明する。
この操作装置1は、図1(a)及び(b)に示すように、指による操作を受け付ける操作領域201、及び操作領域201の周囲に形成され、操作を受け付けない非操作領域202、に表面20が分けられ、操作領域201の下方に検出電極21aを有する検出部としてのタッチパネル2と、タッチパネル2の非操作領域202の下方に設けられた外電極21bと、外電極21bから取得した検出値が予め定められた条件を満たす場合、非操作領域202に検出対象物が位置すると判定する判定部としての制御部6と、を備えて概略構成されている。
この予め定められた条件とは、一例として、検出電極21aから取得した検出値と、外電極21bから取得した検出値と、を比較し、外電極21bから取得した検出値が、検出電極21aから取得した検出値よりも大きいとする条件である。なお、外電極21bが、予め定められたしきい値よりも大きいことを予め定められた条件としても良い。
また操作装置1は、図2に示すように、切替部3と、駆動部4と、読出部5と、を備えて概略構成されている。
タッチパネル2は、筐体10内部に配置されている。この筐体10は、タッチパネル2の表面20の一部を露出させることにより操作領域201を規定する開口14を有する。
(筐体10の構成)
操作装置1の筐体10は、例えば、図1(a)に示すように、上面12の中央部分が開放された箱形状を有している。
この筐体10の上面12には、開口14が形成されている。この開口14に露出するタッチパネル2の表面20が操作領域201となる。つまり操作者は、非操作領域202が、筐体10の上面12に覆われていることから直接操作することができないので、開口14に露出する操作領域201に対してのみ直接の操作が可能となる。開口14は、例えば、図1(b)に示すように、矩形状となっている。
筐体10の上面12と開口14の間には、上面12からタッチパネル2の表面20に向かって斜面140が形成されている。この斜面140の端部が開口14となっている。従って操作者は、この斜面140がガイドとなって、操作領域201を認識することが可能となる。
(タッチパネル2の構成)
図3(a)は、実施の形態に係る操作装置の指の検出について説明するための図2(b)に示すIII(a)-III(a)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図であり、(b)及び(c)は、外電極の配置に関する変形例の要部断面図である。この図3(a)〜(c)は、操作装置1の断面を模式的に表している。
タッチパネル2は、例えば、操作者の体の一部(例えば、指)や専用のペンで表面20に触れることにより、触れた表面20上の位置(検出点)を検出するタッチセンサである。操作者は、例えば、表面20に操作を行うことにより、接続された電子機器の操作を行うことが可能となる。
本実施の形態に係るタッチパネル2は、例えば、表面20に指が近づく、又は接触することによる、検出電極21aと指との距離に反比例した電界の変化又は電流の変化を検出する静電容量方式のタッチパネルである。
検出電極21aは、複数の電極から構成されている。具体的には、検出電極21aは、例えば、図1(b)に示すように、第1の方向に直交するように並べられた複数の第1の検出電極210、及び第1の方向に交差する第2の方向に直交するように並べられた複数の第2の検出電極215を備えて構成されている。
この第1の検出電極210及び第2の検出電極215は、例えば、図1(b)に示すように、紙面の縦方向及び横方向に沿って並んでいる。本実施の形態では、図1(b)の紙面の横方向を第1の方向としてのx軸、縦方向を第2の方向としてのy軸とし、操作領域201の左上を原点としている。
x軸に直交する方向には、一例として、6個の第1の検出電極210が等間隔で並んでいる。y軸に直交する方向には、一例として、6個の第2の検出電極215が等間隔で並んでいる。なお、第1の検出電極210及び第2の検出電極215の数は、任意である。さらに、変形例として、検出電極21aは、例えば、第1の検出電極210が複数並べられ、一次元方向の操作が検出される構成であっても良い。
第1の検出電極210及び第2の検出電極215は、例えば、座標軸の目盛に一致させて並べられている。従って、x軸の目盛は、xに下付きの数字(0〜5)を付して、左から右に向かってx〜xと示すものとし、その目盛に並べられた検出電極を「xの第1の検出電極210」等と記載するものとする。また、y軸の目盛は、yに下付きの数字(0〜5)を付して、上から下に向かってy〜yと示すものとし、その目盛に並べられた検出電極を「yの第2の検出電極215」等と記載するものとする。
第2の検出電極215は、一例として、図3(a)に示すように、第1の検出電極210よりも表面20に近い層に形成されている。また、第1の検出電極210は、第2の検出電極215と電気的に絶縁されている。
第1の検出電極210及び第2の検出電極215は、それぞれの間隔がLとなるように等間隔で並んでいる。なお第1の検出電極210及び第2の検出電極215は、導電性を有する銅等の金属材料を用いて形成されている。
なお第1の検出電極210及び第2の検出電極215は、例えば、操作領域201の下方に配置されるが、これに限定されない。
この第1の検出電極210及び第2の検出電極215のそれぞれは、切替部3と電気的に接続されている。
この切替部3は、図2に示すように、駆動部4と読出部5とに電気的に接続されている。タッチパネル2は、例えば、切替部3を介して駆動部4と読出部5とに電気的に接続することで、x〜xの第1の検出電極210、y〜yの第2の検出電極215の順番で駆動と検出値の読み出しが行えるように構成されている。
(外電極21bの構成)
外電極21bは、例えば、操作領域201以外の領域の下方に配置された電極である。つまり外電極21bは、例えば、図1(b)及び図3(a)に示すように、操作領域201を囲む領域である非操作領域202の下方に配置されている。
外電極21bは、例えば、x軸と直交する方向に並べられた第1の外電極211及び第2の外電極212と、y軸と直交する方向に並べられた第3の外電極216及び第4の外電極217と、を備えて概略構成されている。
第1の外電極211及び第2の外電極212は、例えば、第1の検出電極210と同じ層に形成されている。第1の外電極211は、図1(b)に示すように、最も近いxの第1の検出電極210との間隔が、第1の検出電極210が並べられた間隔Lと同じ間隔となるように配置されている。また第2の外電極212は、最も近いxの第1の検出電極210との間隔が、第1の検出電極210が並べられた間隔Lと同じ間隔となるように配置されている。
第3の外電極216及び第4の外電極217は、例えば、第2の検出電極215と同じ層に形成されている。第3の外電極216は、図1(b)及び図3(a)に示すように、最も近いyの第2の検出電極215との間隔Lが、第2の検出電極215が並べられた間隔Lと同じ間隔となるように配置されている。また第4の外電極217は、最も近いyの第2の検出電極215との間隔が、第2の検出電極215が並べられた間隔Lと同じ間隔となるように配置されている。
この外電極21bは、例えば、図2に示すように、切替部3と電気的に接続されている。従って外電極21bは、例えば、切替部3を介して駆動部4及び読出部5と電気的に接続されている。
タッチパネル2は、例えば、切替部3を介して駆動部4と読出部5とに電気的に接続することで、第1の外電極211、第2の外電極212、第3の外電極216及び第4の外電極217の順番で駆動と検出値の読み出しを行うように構成されている。
従って、タッチパネル2の表面20は、開口14から露出する操作領域201と、その操作領域201を囲み、筐体10によって覆われている非操作領域202と、に分けられている。非操作領域202は、図1(b)に示すように、開口14に露出する表面20以外の領域である。
(切替部3の構成)
切替部3は、例えば、タッチパネル2と駆動部4、タッチパネル2と読出部5、との間に設けられている。
切替部3は、制御部6と電気的に接続されている。切替部3は、制御部6から取得した切替制御信号に基づいて、検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極と駆動部4、検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極と読出部5、の電気的な接続の切り替えを行うように構成されている。
(駆動部4の構成)
駆動部4は、例えば、切替部3を介して選択的に接続された検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極を駆動するように構成されている。駆動部4は、例えば、駆動信号を供給することで、検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極を駆動するように構成されている。この駆動信号は、例えば、パルス信号である。
(読出部5の構成)
読出部5は、例えば、切替部3を介して選択的に接続された検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極から検出値を読み出すように構成されている。読出部5は、切替部3を介して、駆動された検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極に電気的に接続され、指と電極の間で生成される静電容量に基づいて変化する駆動信号を検出値として読み出すように構成されている。
読出部5は、例えば、第1の検出電極210(x〜x)、第2の検出電極215(y〜y)、及び外電極21b(第1の外電極211、第2の外電極212、第3の外電極216及び第4の外電極217)の全ての検出値を読み出した後、この検出値に基づいて検出値情報を生成して制御部6に出力するように構成されている。以下では、この検出値を読み出す動作をスキャンと記載する。このスキャンは、一例として、x〜xの第1の検出電極210、y〜yの第2の検出電極215、第1の外電極211、第2の外電極212、第3の外電極216及び第4の外電極217の順番で行われる。
(制御部6の構成)
制御部6は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部6が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。このRAMには、例えば、取得した検出値情報が格納される。また制御部6は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいてタッチパネル2のスキャンを行う。
制御部6は、図2に示すように、切替部3を制御する切替制御信号、駆動部4を制御する駆動制御信号、及び読出部5を制御する読出制御信号、を生成するように構成されている。切替制御信号は、例えば、検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極と駆動部4、検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極と読出部5、の電気的な接続を切り替えさせる信号である。駆動制御信号は、例えば、切替部3を介して接続された検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極に、駆動信号を供給させる信号である。読出制御信号は、例えば、検出値の読み出しと、読み出した検出値の1周期分に基づいて検出値情報を生成し、これを出力させる信号である。
制御部6は、操作がなされた表面20上の検出点を算出するために用いるしきい値60を有している。この検出点は、操作領域201内の点である。
制御部6は、取得した検出値情報に基づく検出値と、しきい値60と、を比較して操作領域201における操作の有無を判定し、操作がなされていた場合は、その検出点を算出して操作情報として電気的に接続された電子機器に出力するように構成されている。
また制御部6は、非操作領域202に指が位置すると判定した場合、検出電極21aから取得した検出値がしきい値60より大きくても検出点の算出を行わないように構成されている。これは、例えば、検出対象物によっては、非操作領域202に位置しているにもかかわらず、検出電極21aにより検出され、誤検出となる可能性があるからである。以下では、一例として、指の大きさの違いに基づいて静電容量が異なる場合について説明するが、指の大きさ以外の人体の特徴等の要因でも静電容量は異なる。
ここで、一例として、本実施の形態に係る検出点の算出について説明する。
図3(a)では、タッチパネル2の表面20に接触する指を点線で示している。静電容量は、指と電極間に生じるものであることから、表面20に接触する、又は接近する指の面積に比例して大きくなる。指が大きい場合は、例えば、指が小さい場合と比べて、発生する静電容量が大きい。よって大きな指が、斜面140に触れたことで、操作領域201の検出電極21aが反応してしきい値60より大きい検出値を出力する可能性が考えられる。つまり、このしきい値60より大きい検出値により、斜面140に触れたにもかかわらず、操作領域201内の検出点が算出されてしまう可能性がある。
従って、操作者が、筐体10の斜面140に意図せず触れてしまった場合等は、意図せぬ操作を排除するため、検出点の算出を行わないことが好ましい。
そこで本実施の形態では、制御部6は、切替部3及び読出部5を介してタッチパネル2から取得した検出値情報に含まれる、第1の検出電極210及び第2の検出電極215のそれぞれの第1の検出値と、外電極21bのそれぞれから取得した第2の検出値と、を比較し、第2の検出値が第1の検出値より大きい場合、操作領域201に操作がなされていないと判定するように構成されている。つまり制御部6は、外電極21bから得られた第2の検出値が検出電極21aから得られた第1の検出値より大きい場合、検出点の算出を行わないように構成されている。
さらに、制御部6は、例えば、外電極21bに最も近い検出電極21aの電極から取得される検出値と、外電極21bから取得される検出値と、を比較するように構成されている。具体的には、制御部6は、第1の外電極211の検出値とxの第1の検出電極210の検出値、第2の外電極212の検出値とxの第1の検出電極210の検出値、第3の外電極216の検出値とyの第2の検出電極215、及び第4の外電極217の検出値とyの第2の検出電極215、を比較し、外電極21bの検出値が大きい場合は、取得した検出値情報を破棄する。制御部6は、この構成を有することにより、比較の回数が減り、処理の負荷が低減される。
以下に、実施の形態に係る操作装置1の動作を、図4のフローチャートに従って説明する。
(動作)
操作装置1の制御部6は、電源が投入されると、クロック信号に基づいてスキャンを開始する。
具体的には、制御部6は、切替制御信号を切替部3に出力し、駆動制御信号を駆動部4に出力し、読出制御信号を読出部5に出力する。切替部3は、取得した切替制御信号に基づいて検出電極21a及び外電極21bのそれぞれの電極と、駆動部4及び読出部5と、の電気的な接続を切り替える。駆動部4は、取得した駆動制御信号に基づいて切替部3を介して電気的に接続された検出電極21a及び外電極21bに駆動信号を供給する。読出部5は、取得した読出制御信号に基づいて切替部3を介して電気的に接続された検出電極21a及び外電極21bから検出値を読み出して検出値情報を生成し、制御部6に出力する。
制御部6は、読出部5から検出値情報を取得する(S1)。制御部6は、この検出値情報に基づいて外電極21bの検出値と、外電極21bに最も近い検出電極21aの検出値と、を比較する。制御部6は、外電極21bのいずれかの検出値が、その外電極21bに最も近い検出電極21aの検出値よりも大きい場合(S2:Yes)、操作領域201に操作がなされていないと判定し、取得した検出値情報を破棄する(S3)。続いて、制御部6は、次の周期の検出値情報を得るため、ステップ1に処理を進める。この動作は、操作装置1への電圧の供給が停止されるまで続けられる。
ここで、ステップ2において、制御部6は、外電極21bの検出値が、外電極21bに最も近い検出電極21aの検出値以下である場合(S2:No)、検出電極21aのそれぞれの電極の検出値と、しきい値60と、を比較する。
続いて、制御部6は、検出電極21aのいずれかの検出値が、しきい値60より大きい場合(S4:Yes)、周知の方法により検出点の座標を算出して操作情報を生成し、電子機器に出力する(S5)。座標の算出は、例えば、加重平均に基づく算出方法等の周知の方法で行われる。
ここで、ステップ4において、制御部6は、しきい値60より大きい検出値がない場合(S4:No)、処理をステップ1に進める。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作装置1は、操作領域201以外に位置する検出対象物を検出するような誤検出を抑制することができる。具体的には、この操作装置1は、外電極21bから出力される検出値のいずれかが、検出電極21aから出力される検出値のいずれよりも大きい場合、操作領域201が操作されていない、言い換えるなら、検出対象物は、非操作領域202に位置すると判定する。従って、この操作装置1は、操作領域201を操作していないにもかかわらず、検出電極21aのいずれかが操作を検出するような誤検出を抑制し、さらに誤検出に起因する意図せぬ操作を抑制することができる。
また操作装置1は、制御部6が、外電極21bの検出値と、外電極21bに最も近い検出電極21aの電極の検出値と、を比較するので、全ての検出電極21aの電極の検出値を比較に用いる場合と比べて、比較の回数が減り、処理の負荷が低減される。従って操作装置1は、高い処理能力を有する制御部を必要としないので、部品コストを抑制することができる。
ここで、変形例として、外電極21bは、例えば、図3(b)に示すように、最も近い検出電極21aの電極との間隔Lが、複数の検出電極同士の間隔Lよりも広くなるように配置されても良い。操作装置1は、この構成を有することにより、指が、非操作領域202に位置する場合の検出値が大きくなるので、検出精度が向上する。
また変形例として、外電極21bは、例えば、その表面が、検出電極21aの表面よりもタッチパネル2の表面20側となるように構成されても良い。具体的には、筐体10が表面20上にある分、非操作領域202において、指と外電極21bの表面までの距離が、操作領域201における指と検出電極21aの表面までの距離よりも長くなる。本実施の形態の場合は、表面20に近い外電極21bは、第3の外電極216と第4の外電極217であることから、操作装置1は、例えば、第3の外電極216の表面216aが、第2の検出電極215の表面215aよりも表面20側に、第4の外電極217の表面217aが、第2の検出電極215の表面215aよりも表面20側に配置されても良い。また図3(c)に示すように、外電極21bの厚みを変えることで、その表面をタッチパネル2の表面20側に近づけるような構成であっても良い。
また変形例として、外電極21bは、例えば、第1の外電極211、第2の外電極212、第3の外電極216及び第4の外電極217が一つの電極となるように構成しても良い。この場合は、外電極21bは、表面20に近い、第2の検出電極215と同じ層に形成されても良いし、上記の変形例のように、検出電極21aよりも表面20に近く形成されても良い。
さらに変形例として、検出電極21aは、非操作領域202の下方にも配置されても良い。検出電極21aが外電極21bと交差する場合、例えば、第1の検出電極210又は第2の検出電極215側のいずれかが、駆動側となる構成としても良い。例えば、第1の検出電極210側が駆動側になる場合、第1の外電極211、x〜xの第1の検出電極210、及び第2の外電極212の順に駆動される。第1の外電極211が駆動されている場合、第3の外電極216、y〜yの第2の検出電極215、及び第4の外電極217の順に検出値が読み出される。操作装置1は、これらの組み合わせで外電極21b及び検出電極21aをスキャンして検出値を読み出す。制御部6は、例えば、外電極21bを駆動した際の検出値、外電極21bから読み出した検出値、x及びxの第1の検出電極210を駆動した際の検出値、y及びyの第2の検出電極215から読み出した検出値、に基づいて検出値の大小を比較する。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作装置
2…タッチパネル
3…切替部
4…駆動部
5…読出部
6…制御部
10…筐体
12…上面
14…開口
20…表面
21a…検出電極
21b…外電極
60…しきい値
140…斜面
201…操作領域
202…非操作領域
210…第1の検出電極
211…第1の外電極
212…第2の外電極
215…第2の検出電極
215a…表面
216…第3の外電極
216a…表面
217…第4の外電極
217a…表面

Claims (7)

  1. 検出対象物による操作を受け付ける操作領域、及び前記操作領域の周囲に形成され、操作を受け付けない非操作領域、に表面が分けられ、前記操作領域の下方に検出電極を有する検出部と、
    前記検出部の前記非操作領域の下方に設けられた外電極と、
    前記外電極から取得した検出値が予め定められた条件を満たす場合、前記非操作領域に前記検出対象物が位置すると判定する判定部と、
    を備える操作装置。
  2. 前記判定部は、前記検出電極から取得した検出値と、前記外電極から取得した検出値と、を比較し、前記外電極から取得した検出値が、前記検出電極から取得した検出値よりも大きいとする前記予め定められた条件を満たす場合、前記非操作領域に前記検出対象物が位置すると判定する請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記判定部は、操作がなされた前記表面上の検出点を算出するために用いるしきい値を有し、
    前記非操作領域に前記検出対象物が位置すると判定した場合、前記検出電極から取得した検出値が前記しきい値より大きくても前記検出点の算出を行わない請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記検出電極は、複数の電極から構成され、
    前記判定部は、前記外電極に最も近い前記検出電極の電極から取得される検出値と、前記外電極から取得される検出値と、を比較する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記外電極は、前記最も近い前記検出電極の電極との間隔が、前記複数の電極同士の間隔よりも広くなるように配置される請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記検出部は、筐体内部に配置され、
    前記筐体は、前記検出部の前記表面の一部を露出させることにより前記操作領域を規定する開口を有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作装置。
  7. 前記外電極は、その表面が、前記検出電極の表面よりも前記検出部の前記表面側となるように構成される請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作装置。
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