JP2014085711A - 制動制御装置、制動制御方法、プログラム及び媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】より効果的に後突を防止することができる制動制御装置、制動制御方法、プログラム及び媒体を提供すること。
【解決手段】本発明による制動制御装置1は、自車両と後続車両の相対距離Drと相対速度Vrに基づいて衝突余裕時間TTCを演算する演算手段2aと、衝突余裕時間TTCと警報用閾値との比較に基づいて自車両の後方への警報を行う警報手段2bと、相対距離Drと相対速度Vrを学習する学習手段2cと、学習手段2cの学習結果に基づいて警報用閾値を変更する変更手段を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による制動制御装置1は、自車両と後続車両の相対距離Drと相対速度Vrに基づいて衝突余裕時間TTCを演算する演算手段2aと、衝突余裕時間TTCと警報用閾値との比較に基づいて自車両の後方への警報を行う警報手段2bと、相対距離Drと相対速度Vrを学習する学習手段2cと、学習手段2cの学習結果に基づいて警報用閾値を変更する変更手段を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、自車両とその前方に位置する前方物体(主に先行車両で静止物を含む)との距離と相対速度に基づき、適宜制動を行う制動制御装置、制動制御方法、プログラム及び媒体に関する。
従来、上述したような制動制御装置においては、自車両と前方物体である先行車両の車間距離を相対速度により除して衝突余裕時間を演算して、この衝突余裕時間に基づいて制動を行う。これにより制動制御装置は、運転者に注意を促すとともに、安全な車間距離を維持して接触を回避する。さらに、下記の特許文献1に記載されるように、後続車両が自車両に衝突する危険度が所定レベルよりも高い場合には、制動力を低下させて後続車両に追突される後突を回避することが提案されている。
ところが、このような制動制御装置においては、後続車両の運転者の個々の特性によりブレーキ反応速度が異なることは考慮されておらず、運転者の個々の特性に係わらずに同じ制動制御がなされるため、後続車両の運転者が煩わしさを感じるとともに後突を効果的に防止することが実現できていないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、より効果的に後突を防止することができる制動制御装置、制動制御方法、プログラム及び媒体を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明による制動制御装置は、自車両と後続車両の相対距離と相対速度に基づいて衝突余裕時間を演算する演算手段と、前記衝突余裕時間と警報用閾値との比較に基づいて前記自車両の後方への警報を行う警報手段と、前記相対距離と前記相対速度を学習する学習手段と、当該学習手段の学習結果に基づいて前記警報用閾値を変更する変更手段を含むことを特徴とする。
ここで、前記変更手段は前記相対距離に基づいて定まる判定用閾値と前記相対速度との比較に基づいて前記警報用閾値を増分だけ増大することとしてよい。さらに、前記学習手段は前記判定用閾値を前記相対速度が下回る時間を学習機会毎に学習し、前記変更手段は当該時間の統計値と前記相対距離に基づいて前記増分を決定することとしてもよい。なお、前記学習機会は前記自車両に対して同一の前記後続車両が存在する期間中の前記自車両の制動中であることとしてもよい。
また上記の問題を解決するため、本発明による制動制御方法は、自車両と後続車両の相対距離と相対速度に基づいて衝突余裕時間を演算する演算ステップと、前記衝突余裕時間と警報用閾値との比較に基づいて前記自車両の後方への警報を行う警報ステップと、前記相対距離と前記相対速度を学習する学習ステップと、当該学習ステップの学習結果に基づいて前記警報用閾値を変更する変更ステップを含むことを特徴とする。なお、本発明のプログラムは前記制動制御方法を実行するプログラムであり、本発明の媒体は当該プログラムを格納した媒体である。
本発明によれば、後方車両の運転者が自車両の制動の前に行われる警報を視認した後の制動の実績(相対距離と相対速度の学習結果)に基づいて、警報用閾値を適宜変更して警報のタイミングを適宜適切なものとして、後方車両の運転者に煩わしさを感じさせることなくより効果的に後突を防止できる。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施例1の制動制御装置1は、システムECU2(System Electronic Control Unit)と、作動デバイス3と、後方レーダー4と、後方レーダーECU5と、レーダー6と、レーダーECU7と、ヨーレートセンサ8と、車輪速センサ9を自車両に備えて構成される。システムECU2と、後方レーダーECU5とレーダーECU7とは、CAN(Controller Area Network)等の通信規格により接続されて、相互に各種のデータフレームを通信可能とされている。
システムECU2は、例えばCPU、ROM、RAM、メモリおよびそれらを接続するデータバスと入出力インターフェースから構成され、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが所定の処理を行うものである。その他のECUも基本構成は同様である。システムECU2は、以下に述べる処理を行う演算手段2aと、警報手段2bと、学習手段2cと、変更手段2dを構成するものである。
後方レーダー4は、例えば自車両のリアバンパーに設けられる。後方レーダー4は、後方車両の存否と自車両の後方に位置する後方車両と自車両との相対距離Drを測定して、その測定結果を後方レーダーECU5に出力する。後方レーダーECU5は、相対距離Drの微分から相対速度Vrを演算して、後方車両の存否と相対距離Drと相対速度Vrを含むデータフレームをシステムECU2に送信する。
レーダー6は、例えば自車両のフロントグリル又はフロントバンパーに設けられる。レーダー6は、自車両の前方に位置する先行車両や静止物と自車両との相対距離Dfを測定して、その測定結果をレーダーECU7に出力する。レーダーECU7は相対距離Dfの微分から相対速度Vfを演算して、相対距離Dfと相対速度Vfを含むデータフレームをシステムECU2に送信する。
作動デバイス3は、自車両内の前後左右の車輪に対応して設けられた図示しないブレーキユニットと、自車両の後端に設けられた図示しないストップランプと、図示しないブレーキECUを含む。システムECU2の制動指令に基づき、ブレーキECUは車両の各車輪に設けられたブレーキユニットを制御して車両の制動を行う。
また作動デバイス3は制動指令又はシステムECU2の警報手段2bからの警報指令に基づいてストップランプを点灯して後続車両に警報する。ブレーキECUは、車輪速センサ9によりシステムECU2が取得した車速をCAN上で取得して、この車速と制動指令に基づいて、ブレーキユニットの制御油圧を選択してブレーキユニットを動作させる。これに加えて、システムECU2の演算手段2aは、レーダーECU7から取得した相対距離Dfを相対速度Vfで除した前方の衝突余裕時間TTCfを演算して求める。
システムECU2は、上述した前方の衝突余裕時間TTCfと、予めシステムECU2内に格納された制動開始判定閾値Tfとの制動開始判定(Tf≧TTCfであるか否か)に基づいて、肯定の場合に制動指令を出力し制動を作動デバイス3のブレーキ装置に実行させるとともに、ストップランプを点灯させる。
システムECU2の演算手段2aは、後方レーダーECU5から取得した相対距離Drを相対速度Vrで除した後方の衝突余裕時間TTCを演算して求める。
システムECU2の学習手段2cは、制動指令がオンとされてストップランプが点灯されて後続車両の運転手が警報に対して敏感に反応するか否かの指標として、相対距離Drと相対速度Vrを制動指令がオンとされる学習機会毎に記憶し学習する。
システムECU2の変更手段2dは、学習手段2cが学習した相対距離Drに基づいてまず判定用閾値Vthを設定する。例えば相対距離Drが小さいほど判定用閾値Vthが大きくなる(絶対値は小さくなる)相関関数である図2に示すようなマップと相対距離Drから変更手段2dは判定用閾値Vthを演算する。後述するように判定用閾値Vthは負値である。
なお、相対速度Vrは自車両の速度から後続車両の速度を減じた値であり、後続車両が自車両に接近して相対距離Drが小さくなる場面では、図3に示すように負値であって、判定用閾値Vthも負値である。
例えば相対速度Vrが図3に示すように自車両が制動指令に基づいてブレーキを掛けた後、それに反応した後続車両の運転者の制動に基づいて下に凸の曲線を描いて小さくなり再度大きくなる場合に、そのピークが判定用閾値Vthよりも小さくなるか否かを、変更手段2dは判定する。
変更手段2dは、判定結果(Vr<Vth)が肯定(図3中○B)であれば、変更手段2dは、図5上段に示すように、通常警報閾値βに上乗せされる増分αを適合値とし、否定(Vr≧Vth:図3中○A)であれば図4下段に示すように、増分αをゼロとする。なお、適合値とは後続車両の運転者の反応が鈍い場合に警報を早出しするにあたって適切な値であり実車試験やシミュレーションにより定められる。
システムECU2の学習手段2cは、自車両に対して後続車両が継続して追従し、自車両の制動中である学習機会毎に、相対距離Drと相対速度Vrを順次記憶し学習して、変更手段2dは判定用閾値Vthをその都度、前回の相対距離Drを用いて更新し、前回の判定結果に基づいて増分αを適合値又はゼロとする。
すなわち図5に示すように、本実施例では、後方車両の運転者の反応が鈍い場合には、TTC=βとなる通常警報に対して増分αだけ警報を早出しする。
以下、本実施例1の制動制御装置1の制御内容を、フローチャートを用いて説明する。図6に示すステップS1において、システムECU2の学習手段2cは後方レーダー4及び後方レーダーECU5の検出結果をヨーレートセンサ8のヨーレートの検出結果に基づいて補正しながら自車両に対して後方車両があるか否かを判定し、肯定であればステップS2にすすみ、否定であればステップS6にすすむ。
ステップS2において学習手段2cは後続車フラグをオンとし、ステップS3において、後方車両の相対速度Vrと車間距離つまり相対距離Drを学習手段2cが学習する。ステップS4において、システムECU2のメモリ内のブレーキ回数NBが正値であるかを学習手段2cが判定し、肯定であればステップS5にすすむ学習完了フラグをオンとする。
ステップS6において学習手段2cは後続車なしカウンタが所定数N未満であるか否かを判定し、肯定であればステップS7にすすみ、後続車フラグをオンとし、ステップS8において後続車なしカウンタを+1インクリメントしてステップS11の手前にすすむ。
ステップS6において否定であれば、ステップS9にすすみ学習手段2cは後続車フラグをオフとし、ステップS10において学習手段2cはシステムECU2内のメモリに格納された学習結果をリセットし学習初期化を行う。
つまり、ステップS6からS8の処理により、後方レーダー4の検出誤差により未検出となり一時的に後方車両が存在しない場合に後続車両が存在しなくなったものと誤判定されることを防止するとともに、後続車なしカウンタが所定数N以上で後続車両が実際に存在しない場合には学習の初期化を行い次の後続車両の自車両への追従時の学習に備えるものとしている。
ステップS11において、システムECU2の警報手段2bは後方の衝突余裕時間TTCが通常警報閾値βより大きい衝突判定閾値γ未満となり衝突判定条件が成立するか否かを判定し、肯定であればステップS12にすすみ、否定であればENDにすすむ。
ステップS12において、警報手段2bは、後続車フラグがオンであるか否かを判定し、肯定であればステップS13にすすみ、否定であればステップS17にすすむ。ステップS13において警報手段2bは学習完了フラグがオンであるか否かを判定し、肯定であればステップS14にすすみ、否定であればステップS17にすすむ。
ステップS14において、変更手段2dは、後方車両の加減速度の学習結果つまり相対距離Drと相対速度Vrの学習結果から後続車両の後方ドライバ(運転者)の必要反応時間である増分αを上述した図2、図3、図4を用いる手法により演算する。
ステップS15において、システムECU2の警報手段2bは衝突余裕時間TTCと通常警報閾値βと増分αの和β+α(警報用閾値)との比較に基づいてTTC<(β+α)であるか否かを判定し、肯定であればステップS16にすすんで通常よりも早いタイミングで後方車両への後突防止の警報、つまり警報の早出しを行う。ステップS15において否定と判定される場合には、ENDにすすむ。
ステップS17において警報手段2bは、衝突余裕時間TTCと通常警報閾値βとの比較に基づいてTTC<βであるか否かの判定を行い、肯定であればステップS18にすすんで通常タイミングでの後突防止の警報を行い、否定であればENDにすすむ。
以上述べた制御内容により実現される本実施例1の制動制御装置1及び同時に実行される制動制御方法によれば、以下のような作用効果を得ることができる。すなわち、後方車両の運転者が自車両のストップランプによる後突防止の警報に対して、前回鋭敏に反応したか否かを学習しておいて、運転者の反応が鈍いと判定される場合には、警報のタイミングを通常よりも早くして、より早い注意喚起を図ることができより効果的に後突を防止できる。これに加えて、運転者の反応が鋭いと判定される場合には通常のタイミングで警報を行うため、後方車両の運転者が煩わしさを感じることを回避することができる。
上述した実施例1においては、学習手段2cの前回の学習結果に基づいて、運転者の後突警報への鋭敏性を判定して増分αを通常警報閾値βに上乗せして後突警報の早出しを行うか否かを決定した。本発明はそれに限らず、自車両に対して後続車両がある程度継続的に追従する場合には、学習の母数を増やすこともできる。以下それについての実施例2について述べる。
本実施例2の制動制御装置1は、図1に示した実施例1の構成と同様の構成を有する。以下の記述においては実施例1との相違点を主として説明する。本実施例2の制動制御装置1における制御内容も図6に示したフローチャートと同様であり、相違するのはステップS14内の増分αの決定態様である。
次にステップS14における増分αの決定態様の実施例1との相違点を主に述べる。本実施例2においても、図2に示したマップを用いて相対距離Drに基づいて判定用閾値Vthを求める。図7に示すように、横軸に時間t、縦軸に相対速度Vrを取ると、自車両の警報に対して後続車両の運転者が反応して後続車両の制動を行った場合には、やはり相対速度Vrの曲線は下に凸の形状をなす。
本実施例2では相対速度Vrが判定用閾値Vthを下回るタイミングt0と再度上回るタイミングt1をそれぞれ変更手段2dが計時してその差分である反応時間tr(1)=t1−t0を演算する。この反応時間tr(n=1〜NC:NCは学習回数)は測定機会毎に学習手段2cによりシステムECU2内のメモリに記憶され学習される。
なお、図6のステップS4におけるブレーキ回数NB>0が成立してステップS5において学習完了フラグがオンとなっても、ステップS10の学習初期化を経由しない限りは、同一の後続車両が追従している場合であり、学習結果はシステムECU2のメモリ内に継続して保存されている。
ここで本実施例2では学習機会を実施例1よりも多めにとり、後続車両の追従期間が長い場合に後続車両の運転者の特性を継続的なデータにより判定するものとしている。本実施例2は、反応時間tr(n)から求められる反応時間統計値Trと相対距離Drにより定められる図8に示すマップを用いて、このマップでは、増分αを変更手段2dが決定するものとしている。反応時間統計値Trが大きくなるほど増分αは大きく、相対距離Drが大きくなるほど増分αは小さくなる。なお、相対距離Drは今回値である。
図8に示すマップにおいては、相対距離Drと反応時間統計値Trにより定められる二次元空間を上下左右の四つの領域に分割し、左上領域では増分αを大の適合値とし、左下領域では増分αを中の適合値とし、右上領域では増分αを小の適合値とし、右下領域内ではさらに相対距離Drが小さくかつ反応時間統計値Trが大きい斜線より上の領域ではα≒0とし、下の領域ではα=0としている。なお、この区分と増分αの段階的設定は例示的なものであり、多段階化あるは連続化することもできる。
ここで図8の縦軸に用いられる反応時間統計値Trは、以下に示す数1又は数2により求められる。数1では今回の反応時間統計値Tr(n)は前回の反応時間統計値Tr(n−1)に(1−1/n)を乗じた値と、前回の学習値である反応時間tr(n−1)に(1/n)を乗じた値の和で与えられる。数2では今回の反応時間統計値Tr(n)は前回までの学習値である反応時間tr(1)〜tr(n−1)の平均値で与えられる。
数2を用いれば追従期間中全般の反応時間trの値を平均的に反応時間統計値Tr(n)に反映させることとなり、数1を用いれば、前回の反応時間tr(n−1)を前回より前の反応時間tr(n−2〜1)に対して比重を大きくした上で、反応時間統計値Trに反映させることができる。
すなわち、後方車両の運転者が自車両のストップランプによる後突防止の警報に対して、追従期間中の全般に亘って鋭敏に反応したか否かを継続的に学習しておいて、運転者の反応が鈍いか鋭敏かを総合的に判定することができる。
本実施例2によれば、運転者が鈍いと判定される場合には、警報のタイミングを通常よりも早くして、より早い注意喚起を図ることができより効果的に後突を防止できる。また、本実施例2においては、運転者の反応が鋭いと判定される場合には通常のタイミングで警報を行うため、後方車両の運転者が煩わしさを感じることを回避することができる。
つまり本実施例2においては、後続車両の運転者の鋭敏の判定を追従期間中全般の操作により判定し、例えば運転者が特別な要因により注意をそがれて反応が遅れた等の例外的な場合の反応時間統計値Trへの影響を少なくした上で、総合的な運転者の適否判定を実行することができる。
なお、数2を用いれば追従期間中全般の反応時間trの値を反応時間統計値Tr(n)に反映させることとなり、数1を用いれば、前回の反応時間tr(n−1)の比重を大きくして反応時間統計値Trに反映させることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば上述した実施例においては、後方に対する警報をシステムECU2の警報手段2bの警報指令に基づいてストップランプの点灯により行うこととしているが、ブレーキECUがブレーキユニットに対して最低の制御油圧により軽制動を行わせることによりおこなってもよい。また、ブレーキECUがこれに換えて例えばハザードランプを点滅させることとしてもよい。また、前方車両、後方車両の認識、相対距離、相対速度の検出にあたってはレーダーに換えてカメラとカメラ画像処理システムを用いてもよい。
本発明は、後続車両の後突防止にあたり後続車両の運転者の特性に考慮した制動時の警報の変更、前出しに関する制御を含むものである。本発明によれば、後続車両の運転者の特性に合わせた警報タイミングの適切な変更ができ、適切な運転ができる後方の運転者に煩わしさを与えることがない。
すなわち、本発明によれば、より適切に後突を防止し安全性を高めることができる。このため、本発明は、乗用車、トラック、バス等の様々な車両に適用して有益なものである。
1 制動制御装置
2 システムECU
2a 演算手段
2b 警報手段
2c 学習手段
2d 変更手段
3 作動デバイス
4 後方レーダー
5 後方レーダーECU
6 レーダー
7 レーダーECU
8 ヨーレートセンサ
9 車輪速センサ
Dr 相対距離(後方)
Vr 相対速度(後方)
TTC 衝突余裕時間(後方)
Vth 判定用閾値
α 増分(必要反応時間)
β 通常警報閾値
β+α 警報用閾値
tr 反応時間(時間)
Tr 反応時間統計値(統計値)
2 システムECU
2a 演算手段
2b 警報手段
2c 学習手段
2d 変更手段
3 作動デバイス
4 後方レーダー
5 後方レーダーECU
6 レーダー
7 レーダーECU
8 ヨーレートセンサ
9 車輪速センサ
Dr 相対距離(後方)
Vr 相対速度(後方)
TTC 衝突余裕時間(後方)
Vth 判定用閾値
α 増分(必要反応時間)
β 通常警報閾値
β+α 警報用閾値
tr 反応時間(時間)
Tr 反応時間統計値(統計値)
Claims (7)
- 自車両と後続車両の相対距離と相対速度に基づいて衝突余裕時間を演算する演算手段と、前記衝突余裕時間と警報用閾値との比較に基づいて前記自車両の後方への警報を行う警報手段と、前記相対距離と前記相対速度を学習する学習手段と、当該学習手段の学習結果に基づいて前記警報用閾値を変更する変更手段を含むことを特徴とする制動制御装置。
- 前記変更手段は前記相対距離に基づいて定まる判定用閾値と前記相対速度との比較に基づいて前記警報用閾値を増分だけ増大することを特徴とする請求項1に記載の制動制御装置。
- 前記学習手段は前記判定用閾値を前記相対速度が下回る時間を学習機会毎に学習し、前記変更手段は当該時間の統計値と前記相対距離に基づいて前記増分を決定することを特徴とする請求項2に記載の制動制御装置。
- 前記学習機会は前記自車両に対して同一の前記後続車両が存在する期間中の前記自車両の制動中であることを特徴とする請求項3に記載の制動制御装置。
- 自車両と後続車両の相対距離と相対速度に基づいて衝突余裕時間を演算する演算ステップと、前記衝突余裕時間と警報用閾値との比較に基づいて前記自車両の後方への警報を行う警報ステップと、前記相対距離と前記相対速度を学習する学習ステップと、当該学習ステップの学習結果に基づいて前記警報用閾値を変更する変更ステップを含むことを特徴とする制動制御方法。
- 請求項5に記載の制動制御方法を実行するプログラム。
- 請求項6に記載のプログラムを格納した媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2012
- 2012-10-19 JP JP2012231963A patent/JP2014085711A/ja active Pending
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