JP2014085595A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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高明 多和田
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奈緒美 杉本
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Abstract

【課題】画像形成装置において、長期に渡って良好な帯電性能を維持すると共に、良好なクリーニング性能を維持する。
【解決手段】感光体を表面に当接する帯電ローラと、感光体の表面に当接して感光体上に残ったトナーを除去するクリーニングブレード5とを備える。帯電ローラは表面に周方向に沿って延びる凹凸を有する。クリーニングブレードは感光体に当接するエッジ層1と、バックアップ層2からなり、エッジ層の100%モジュラス値を、バックアップ層2の100%モジュラス値より小さくして、エッジ層を帯電ローラの凹凸に起因する感光体の表面の凹凸に追随するよう弾性変形させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、及び、この画像形成装置に採用されるプロセスカートリッジに関するものである。
従来、像担持体である感光体を帯電した後に露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像したトナー像を被転写体上に転写して画像を形成する画像形成装置が広く知られている。トナー像を転写した後の感光体上に残留したトナー等の付着物はクリーニングされて、次の画像形成に備えられる。
感光体を帯電させる帯電手段としては、芯金上に導電性弾性層を形成した帯電ローラ等の帯電部材に電圧を印加して、表面移動する感光体の表面に当接させる構成が知られている。帯電部材は、安定した帯電特性に加え、感光体に対する汚染がないこと、感光体上のトナーなどによる汚れに強いことなどの特性が要求される。
特許文献1には、表面に周方向に沿って延びる凹凸が形成された帯電ローラが記載されている。詳しくは、帯電ローラの表面に、周方向に長い所定幅の凸部を断続的に間隔をもって設けることにより、凸部と凸部の間に周方向の延びる長溝状の凹部を形成する。帯電ローラの表面に周方向に延びる長溝状の凹部が形成されると、トナーが凹部をすり抜けて表面に捕捉され難くなる。このため、帯電ローラが汚れにくくなり、帯電特性を長期に渡って維持できるとされている。
一方、感光体上の残トナーを除去するクリーニング手段としては、板状に成型したゴム等の弾性部材からなるクリーニングブレードを用いたブレードクリーニング方式が知られている。ブレードクリーニング方式では、クリーニングブレードの先端稜線部としてのエッジ部を表面移動する感光体の表面に押し当てて感光体上のトナーなどの付着物を掻き落として除去する。ブレードクリーニング方式は、構成が簡易で性能が安定していることから広く用いられている。
上記特許文献1の表面に周方向に沿って延びる凹凸がある帯電ローラを画像形成装置に用いると、帯電ローラ表面の凹凸の当接むらにより、感光体の表面が徐々に凹凸を形成して摩耗していく。長期の使用により、感光体の表面に形成される凹凸が深くなると、クリーニングブレードのエッジ部が感光体の表面形状に追従できず、感光体の凹部ではブレード部材と感光体との間にトナーがもぐり込み易くなる。もぐり込んだトナーは、ブレード部材をすり抜けてクリーニング不良が発生するおそれがある。
このようなクリーニング不良を抑制するためには、感光体に対するクリーニングブレードの押し当て力(線圧)を強め、トナーのもぐり込みを阻止するが考えられる。しかし、押し当て力を強めて高い荷重を付加すると、感光体やクリーニングブレードの磨耗が進み、寿命が極端に短くなってしまう。近年、装置の高寿命化が求められるため、耐久性に関わる不具合は避けなければならない。
本発明は、以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、長期に渡って良好な帯電性能を維持すると共に、良好なクリーニング性能が維持できる画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面移動する像担持体と、該像担持体の表面に当接して該像担持体を帯電する帯電部材と、該像担持体を露光して潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置と、該像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する転写装置と、転写後の該像担持体の表面に当接して該像担持体上の付着物を除去するクリーニングブレードとを備えた画像形成装置において、
上記帯電部材は表面に上記像担持体の表面移動方向に沿って延びる凹凸を有し、上記クリーニングブレードは、該帯電部材の表面の凹凸によって該像担持体の表面に形成された凹凸にならって弾性変形して該像担持体上の付着物を除去することを特徴とするものである。
本発明においては、表面に像担持体の表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材を用いることにより、像担持体上のトナーが凹部をすり抜けて、表面に捕捉され難くなる。このため、帯電部材の表面が汚れ難く、長期に渡って良好な帯電特性が維持される。また、この帯電部材を用いた際、帯電部材の表面の凹凸によって像担持体の表面に形成された凹凸にならって弾性変形するため、クリーニングブレードは像担持体の表面の凹凸に密着することができる。このため、像担持体上の付着物はクリーニングブレードと像担持体との間にもぐり込みにくくなり、クリーニングブレードにより良好に掻き落とされて除去される。よって、良好なクリーニング性能が維持できる。
本発明によれば、長期に渡って良好な帯電性能を維持すると共に、良好なクリーニング性能が維持できるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図。 同プリンタの作像ユニットを示す拡大構成図。 実施形態に係る帯電ローラの説明図。 実施形態に係る帯電ローラの一例をレーザー顕微鏡で測定した表面形状写真。 実施形態に係る帯電ローラの一例の(a)は軸方向の表面粗さプロファイル、(b)は周方向の表面粗さプロファイル。 比較例に係る帯電ローラをレーザー顕微鏡で測定した表面形状写真。 比較例に係る帯電ローラの(a)は軸方向の表面粗さプロファイル、(b)は周方向の表面粗さプロファイル。 実施形態に係るクリーニングブレードの説明図。 ブレード部材のエッジ層の厚みと感光体に形成された凹凸の深さとの関係を示す図。 形状係数SF−1を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図。 形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図。 トナー形状を模式的に表した図。
以下、本発明を、画像形成装置としてのプリンタに適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置であるプリンタ100を示す概略構成図である。プリンタ100は、フルカラー画像を形成するものであって、画像形成部120、中間転写装置160及び給紙部130から主として構成されている。なお、以下の説明において、添え字Y,C,M,Kは、それぞれ、イエロー用、シアン用、マゼンタ用、ブラック用の部材であることを示すものである。
画像形成部120には、図中左側から順に、イエロー用のプロセスカートリッジ121Y、シアン用のプロセスカートリッジ121C、マゼンタ用のプロセスカートリッジ121M、ブラック用のプロセスカートリッジ121Kが設けられている。これらのプロセスカートリッジ121(Y,C,M,K)は、略水平方向に並べて配置されている。
中間転写装置160には、複数の支持ローラに掛け渡された中間転写体である無端状の中間転写ベルト162と、一次転写ローラ161(Y,C,M,K)と、二次転写ローラ165とから主に構成されている。中間転写ベルト162は、各プロセスカートリッジ121(Y,C,M,K)の上方で、各プロセスカートリッジに設けられた表面移動する像担持体である潜像担持体としてのドラム状の感光体10(Y,C,M,K)の表面移動方向に沿って配置されている。中間転写ベルト162は、感光体10(Y,C,M,K)の表面移動に同期して表面移動する。また、各一次転写ローラ161(Y,C,M,K)は、中間転写ベルト162の内周面側に配置されている。これらの一次転写ローラ161(Y,C,M,K)により中間転写ベルト162の下側に位置する外周面(表面)が各感光体10(Y,C,M,K)の外周面(表面)に弱圧接している。
各感光体10(Y,C,M,K)上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト162に転写する構成及び動作は、各プロセスカートリッジ121(Y,C,M,K)について実質的に同一である。ただし、カラー用の3つのプロセスカートリッジ121Y,C,Mに対応した一次転写ローラ161Y,C,Mについてはこれらを上下に揺動させる図示しない揺動機構が設けられている。揺動機構は、カラー画像が形成されないときに感光体10Y,C,Mに中間転写ベルト162を接触させないように動作する。
中間転写ユニットである中間転写装置160は、プリンタ100の本体から着脱自在に構成されている。具体的には、プリンタ100の画像形成部120を覆っている図1中の紙面手前側の前カバー(不図示)を開き、中間転写装置160を図1中の紙面奥側から手前側へスライドさせる。これにより、プリンタ100の本体から中間転写装置160を取り外すことができる。中間転写装置160をプリンタ100の本体に装着する場合には、取り外し作業とは逆の作業をすればよい。また、中間転写ベルト162における二次転写ローラ165よりも表面移動方向下流側であってイエロー用のプロセスカートリッジ121Yの上流側には中間転写ベルトクリーニング装置167を設けている。中間転写ベルトクリーニング装置167は、二次転写後の残留トナー等の中間転写ベルト162上に付着した付着物を除去する。中間転写ベルトクリーニング装置167は、中間転写ベルト162と一体に支持された状態で中間転写装置160として、プリンタ100本体に対して着脱自在に構成されている。
中間転写装置160の上方には、各プロセスカートリッジ121(Y,C,M,K)に対応したトナーカートリッジ159(Y,C,M,K)が略水平方向に並べて配置されている。
また、プロセスカートリッジ121(Y,C,M,K)の下方には、帯電された感光体10(Y,C,M,K)の表面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する露光装置140が配置されている。
また、露光装置140の下方には、給紙部130が配置されている。給紙部130には、記録材としての転写紙を収容する給紙カセット131及び給紙ローラ132が設けられている。給紙部130から、レジストローラ対133を経て中間転写ベルト162と二次転写ローラ165との間の二次転写ニップ部に向けて所定のタイミングで転写紙を給送する。
また、二次転写ニップ部の転写紙搬送方向下流側には定着装置90が配置されており、この定着装置90の転写紙搬送方向下流側には、排紙ローラ及び排紙された転写紙を収納する排紙収納部が配置されている。
図2は、プリンタ100が備えるプロセスカートリッジ121を示す概略構成図である。ここで、各プロセスカートリッジ121の構成はほぼ同様であるので、以下の説明では色分け用の添え字(Y,C,M,K)を省略して、プロセスカートリッジ121の構成及び動作について説明する。プロセスカートリッジ121は、感光体10と、感光体10の周りに配置されたクリーニング装置30、帯電装置40及び現像装置50とを備えている。
クリーニング装置30は、感光体10の回転軸方向に長尺な弾性部材であるクリーニングブレード(以下、ブレード部材5という)と、排出スクリュ43とから主に構成されている。ブレード部材5におけるその長尺方向に延びる一辺(当接辺)をエッジ部として感光体10の表面に押しつけて、感光体10表面上の転写残トナー等の不要な付着物を引き離し除去する。除去されたトナーは、排出スクリュ43によってクリーニング装置30の外に排出される。
帯電装置40は、感光体10に当接するように配置された帯電ローラ41と、この帯電ローラ41に当接して回転する帯電ローラクリーナ42とから主として構成されている。
現像装置50は、感光体10の表面にトナーを供給して静電潜像を可視像化するものであり、現像剤を表面に担持する現像剤担持体としての現像ローラ51を備える。現像装置50は、この現像ローラ51と、現像剤収容部に収容された現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌スクリュ52と、攪拌された現像剤を現像ローラ51に供給しながら搬送する供給スクリュ53とから主として構成されている。
以上のような構成を有する4つのプロセスカートリッジ121は、それぞれ単独でサービスマンやユーザにより着脱・交換が可能となっている。また、プリンタ100から取り外した状態のプロセスカートリッジ121については、感光体10、帯電装置40、現像装置50、クリーニング装置30が、それぞれ単独で新しい装置との交換が可能に構成されている。なお、プロセスカートリッジ121は、クリーニング装置30で回収した転写残トナーを回収する廃トナータンクを備えていてもよい。この場合、更に、プロセスカートリッジ121において廃トナータンクが単独で着脱・交換が可能な構成とすれば利便性が向上する。
次に、プリンタ100の動作について説明する。
プリンタ100では、不図示のオペレーションパネルやパーソナルコンピュータ等の外部機器からプリント命令を受け付けると、まず、感光体10を図中矢印Aの方向に回転させる。そして、帯電装置40の帯電ローラ41によって感光体10の表面を所定の極性に帯電させる。帯電後の感光体10に対し、露光装置140は、入力されたカラー画像データに対応して光変調された例えばレーザービーム光を色ごとに照射し、これによって各感光体10の表面にそれぞれ各色の静電潜像を形成する。各静電潜像に対し、各色の現像装置50の現像ローラ51から各色の現像剤を供給し、各色の静電潜像を各色の現像剤で現像し、各色に対応したトナー像を形成して可視像化する。
次いで、一次転写ローラ161にトナー像と逆極性の転写電圧を印加する。これにより、中間転写ベルト162を挟んで感光体10と一次転写ローラ161との間に一次転写電界を形成し、一次転写ローラ161で中間転写ベルト162を弱圧接することで一次転写ニップを形成する。これらの作用により、各感光体10上のトナー像は中間転写ベルト162上に効率よく一次転写される。中間転写ベルト162上には、各感光体10で形成された各色のトナー像が互いに重なり合うように転写され、積層トナー像が形成される。
中間転写ベルト162上に一次転写された積層トナー像は、給紙カセット131内に収容されている転写紙が給紙ローラ132やレジストローラ対133等を経て所定のタイミングで給送される。そして、二次転写ローラ165にトナー像と逆極性の転写電圧を印加することにより、転写紙を挟んで中間転写ベルト162と二次転写ローラ165との間に二次転写電界を形成し、転写紙上に積層トナー像が転写される。積層トナー像が転写された転写紙は定着装置90に送られ、熱及び圧力で定着される。トナー像が定着された転写紙は、排紙ローラによって排紙収納部135に排出、載置される。一方、一次転写後の各感光体10上に残留する転写残トナーは、各クリーニング装置30のブレード部材5によって掻き取られ、除去される。
次に、本発明の特徴部である帯電装置40とクリーニング装置30について説明する。
図3は、本実施形態にかかる帯電装置40の帯電ローラ41の説明図である。帯電ローラ41は、芯金6上に導電性ゴム層7を設けたもので、導電性ゴム層7の表面には周方向に沿って延びる微小な凹凸8が形成されている。この微小な凹凸8は帯電ローラ41を回転させた状態で研磨ペーパなどを当接させることで形成することができる。帯電ローラ41表面が微小な凹凸8を有することにより、感光体10に対する接触面積が小さく、接触部とギャップ部が適度に分布するため、放電の機会が増え、帯電が安定する。特に、プロセス線速が速い場合には、帯電安定性の効果が大きい。また、接触面積が小さいことにより帯電ローラ41による感光体10の汚染も抑制できる。また、凹凸8の軸方向の表面粗さはRz=2〜20[μm]程度が好ましい。
本実施形態では、帯電ローラ41に直流帯電のみを印加する直流帯電方式を用いている。直流帯電方式は、直流の交流を重畳した交流帯電方式に較べて、感光体10に対する負荷を低減することができ、感光体10の摩耗量が小さくなり、長寿命化が可能となる。しかし、直流帯電方式でプロセス線速が速い場合は、表面粗さRzが大きすぎると帯電電位の変動が大きくなり画像に濃度ムラとして現れることがある。このため、Rz=2〜10[μm]程度が更に好ましい。
帯電ローラ41の表面の周方向に沿って延びる微小な凹凸は、表面に周方向に長い所定幅の凸部が断続的に設けることにより、周方向に沿って延びる所定幅の凹部を形成したものである。すなわち、凹凸部を構成する凹部は、間隔をもって配置される周方向に長い凸部と凸部の間に形成される長溝状の凹部により構成される。帯電ローラ41がこのような長溝状の凹部を周方向に沿って有することにより、トナーが凹部をすり抜けて表面に捕捉され難いようにする。このため、帯電ローラ41が汚れにくくなり、帯電特性を長期間に渡って維持できる。
表面に周方向に沿って延びる微小な凹凸を有する帯電ローラ41の表面状態をレーザー顕微鏡VK−8500で測定した結果の一例を、図4、5に示す。図4は表面形状写真であり、図5(a)は軸方向の表面粗さプロファイル、図5(b)は周方向の表面粗さプロファイルである。また、比較例として、表面に軸方向に沿って延びる微小な凹凸を有する帯電ローラの表面状態を、同様にして測定した結果の一例を図6、7に示す。図6は表面形状写真であり、図7(a)は軸方向の表面粗さプロファイル、図7(b)は周方向の表面粗さプロファイルである。周方向に沿って延びる微小な凹凸を有する帯電ローラ41としては、シンジーテック社製 CW131縦目が挙げられる。また、軸方向に沿って延びる微小な凹凸を有する帯電ローラとしては、シンジーテック社製 CW131横目が挙げられる。図4、5に示す、周方向に沿って延びる微小な凹凸を有する帯電ローラ41では、図6、7に示す、軸方向に沿って延びる微小な凹凸を有する帯電ローラに比較して較べて、感光体10の汚染、帯電ローラ41の汚れの点で良好な結果が得られた。
しかし、表面に周方向に沿って延びる凹凸がある帯電ローラ41を用いると、表面の凹凸の当接むらにより、感光体10表面は徐々に凹凸を形成して摩耗してしまう。感光体10表面に形成される凹凸が深くなると、従来のブレード部材を用いたプリンタでは、エッジ部が感光体10の表面形状に追従できず、感光体10の凹部ではブレード部材5と感光体10との間にトナーがもぐり込み易くなる。もぐり込んだトナーは、ブレード部材5をすり抜けてクリーニング不良が発生するという問題がある。
図8は、本実施形態にかかるクリーニングブレードの説明図である。クリーニング装置30は、複数の層から構成されるゴムからなる弾性体をクリーニングブレードとして使用した積層構造のブレード部材5と、ブレード部材5の一端を保持するブレードホルダ3とを有する。ブレード部材5は、複数層として互いに100%モジュラス値が異なる材質からなるエッジ層1及びバックアップ層2の二つの層によって構成されており、感光体10と当接する層がエッジ層1であり、エッジ層1の背面の層がバックアップ層2である。そして、クリーニング装置30は、ブレード部材5のブレードホルダ3によって保持される保持位置側とは反対側のエッジ部を図2中の矢印A方向に表面移動する感光体10の表面に当接させて、感光体10表面上のトナー等の付着物を引き離し除去する。
本実施形態のブレード部材5は、感光体10に当接するエッジ層1は、硬度が低い、100%モジュラス値が小さい材質を用いており、バックアップ層2は、エッジ層1に較べて、硬度が高い、100%モジュラス値が大きい材質を用いている。
このブレード部材5では、感光体10に当接するエッジ層1は、硬度が低い、100%モジュラス値が小さい材質なので、帯電ローラ41の凹凸に対応して形成された感光体10の細かい凹凸形状に追従して弾性変形し、感光体10に密着することができる。このため、トナーはブレード部材5と感光体10との間にもぐり込みにくくなり、ブレード部材5により良好に掻き落とされて除去される。よって、感光体10上に形成される細かい凹凸が原因となるクリーニング不良の発生を防止でき、良好なクリーニング性能が維持できる。
また、図9に示すように、エッジ層1の厚さBは、感光体10表面の凹凸の深さAよりも大きい。これにより、エッジ層1は感光体10の凹凸に良好に密着することができる。
一方、バックアップ層2には、エッジ層1に比べて硬度が高い、100%モジュラスの値が大きい材質を用いる。エッジ層1に用いるのに適した硬度が低い、100%モジュラスの値が小さい材質のみからなる単層のブレード部材では、硬度不足からブレード反転(メクレ)が発生しやすくなる。これに対して、ブレード部材5を、複数層の積層構造とし、バックアップ層2にエッジ層1よりも硬度の高い、100%モジュラスの値が大きい材質を用いることで、ブレード全体の硬度を高め、ブレード反転(メクレ)を防いでいる。このため、安定したクリーニング性能を維持することができる。
具体的なエッジ層1とバックアップ層2の組合せの一例としては、エッジ層1に100%モジュラス(23℃)が2〜2.5[MPa]のウレタンゴム材料を用い、バックアップ層2に3[MPa]以上のウレタンゴム材料を組合せて用いた。また、ゴム硬度としては、エッジ層1に60〜65度(JISA)のウレタンゴム材料を用い、バックアップ層2に70〜75度(JISA)のウレタンゴム材料を用いた。また、エッジ層1の厚さは0.5[mm]、バックアップ層2の厚さは1.3[mm]とした。
また、一般的に、ブレード部材5としてウレタンゴムを用いた場合には、低硬度のゴム材料をもちいた場合の方が、高硬度のゴム材料を用いた場合に比べて耐摩耗性が高いことが判っている。このため、エッジ層1に低硬度のウレタンゴム材料を用いることで長寿命化が可能になる。このため、長期に渡ってクリーニング性能の変動を抑え、安定したクリーニング性能を維持することができる。
このように、本実施形態のブレード部材5は、帯電ローラ41表面の凹凸に対応して感光体10表面に細かい凹凸が形成された場合は、エッジ層1が感光体10の細かい凹凸形状に追従して弾性変形し、感光体10に密着することができる。このため、トナーはブレード部材5と感光体10との間にもぐり込みにくくなり、ブレード部材5により良好に掻き落とされて除去される。このため、本実施形態のプリンタでは、長期に渡って、帯電性能を維持し、且つ、クリーニング性能を維持することができる。
さらに、上記クリーニング装置30に、潤滑剤塗布装置(不図示)を設けてもよい。これにより、感光体10の摩耗量の低減や、ブレード部材5のエッジの安定化によるクリーニング性能のさらなる向上を図ることができ、さらなる長寿命化が可能になる。潤滑剤塗布装置としては、固形潤滑剤と、固形潤滑剤を支持する潤滑剤支持部材と、固形潤滑剤及び感光体10の両方に接触して回転するブラシローラとで構成されたものを利用できる。このような潤滑剤塗布装置では、ブラシローラにより固形潤滑剤から削り取った粉末状の潤滑剤をブラシローラにより感光体10の表面に塗布する。
また、後述するように、潤滑剤をトナーに添加しても良い。これによっても、感光体10の摩耗量の低減や、ブレード部材5のエッジの安定化によるクリーニング性能のさらなる向上を図ることができ、さらなる長寿命化が可能になる。また、トナーに潤滑剤を添加すれば、上記潤滑剤塗布装置を不要にすることもでき、装置を小型化することができる。
次に、本プリンタに好適に使用されるトナーについて説明する。
本プリンタに好適に使用されるトナーは、600dpi以上の微少ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径が3〜6[μm]のものが好ましい。また、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が、1.00〜1.40の範囲にあるトナーが好ましい。(Dv/Dn)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。図10は、形状係数SF−1を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π)/4・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、図11は、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/(4π)を乗じた値である。
SF−2={(PERI)/AREA}×100/(4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
また、カラープリンタに好適に使用されるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色剤と、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーである。以下に、トナーの構成材料及び製造方法について説明する。
(ポリエステル)
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。 多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)および3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、および(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合反応は、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧しながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。ポリエステルの水酸基価は5以上であることが好ましく、ポリエステルの酸価は通常1〜30、好ましくは5〜20である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらには記録紙への定着時、記録紙とトナーの親和性がよく低温定着性が向上する。しかし、酸価が30を超えると帯電の安定性、特に環境変動に対し悪化傾向がある。また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が悪化するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が悪化するため好ましくない。
ポリエステルには、上記の重縮合反応で得られる未変性ポリエステルの他に、ウレア変性のポリエステルが好ましく含有される。ウレア変性のポリエステルは、上記の重縮合反応で得られるポリエステルの末端のカルボキシル基や水酸基等と多価イソシアネート化合物(PIC)とを反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得、これとアミン類との反応により分子鎖が架橋及び/又は伸長されて得られるものである。多価イソシアネート化合物(PIC)としては、脂肪族多価イソシアネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−イソシアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなど);イソシアネート類;前記ポリイソシアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。多価イソシアネート化合物(PIC)の比率は、イソシアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5/1を超えると低温定着性が悪化する。[NCO]のモル比が1/1未満では、ウレア変性ポリエステルを用いる場合、そのエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の多価イソシアネート化合物(PIC)構成成分の含有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.5wt%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40wt%を超えると低温定着性が悪化する。イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有されるイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
次に、ポリエステルプレポリマー(A)と反応させるアミン類(B)としては、2価アミン化合物(B1)、3価以上の多価アミン化合物(B2)、アミノアルコール(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。
2価アミン化合物(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上の多価アミン化合物(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコール(B3)としては、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリジン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2/1超や、1/2未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
また、ウレア変性ポリエステル中には、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が悪化する。
ウレア変性ポリエステルは、ワンショット法、などにより製造される。多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)を、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧しながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。次いで40〜140℃にて、これに多価イソシアネート(PIC)を反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得る。さらにこの(A)にアミン類(B)を0〜140℃にて反応させ、ウレア変性ポリエステルを得る。
(PIC)を反応させる際、及び(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香族溶剤(トルエン、キシレンなど);ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど);エステル類(酢酸エチルなど);アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)およびエーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシアネート(PIC)に対して不活性なものが挙げられる。
また、ポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
ウレア変性ポリエステルの重量平均分子量は、通常1万以上、好ましくは2万〜1000万、さらに好ましくは3万〜100万である。1万未満では耐ホットオフセット性が悪化する。ウレア変性ポリエステル等の数平均分子量は、先の未変性ポリエステルを用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。ウレア変性ポリエステルを単独で使用する場合は、その数平均分子量は、通常2000〜15000、好ましくは2000〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性およびフルカラー画像形成装置に用いた場合の光沢性が悪化する。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを併用することで、低温定着性およびフルカラー画像形成装置に用いた場合の光沢性が向上するので、ウレア変性ポリエステルを単独で使用するよりも好ましい。尚、未変性ポリエステルはウレア結合以外の化学結合で変性されたポリエステルを含んでも良い。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは、少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは類似の組成であることが好ましい。
また、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとの重量比は、通常20/80〜95/5、好ましくは70/30〜95/5、さらに好ましくは75/25〜95/5、特に好ましくは80/20〜93/7である。ウレア変性ポリエステルの重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを含むバインダー樹脂のガラス転移点(Tg)は、通常45〜65℃、好ましくは45〜60℃である。45℃未満ではトナーの耐熱性が悪化し、65℃を超えると低温定着性が不十分となる。
また、ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
(着色剤)
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR1、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
着色剤は樹脂と複合化されたマスターバッチとして用いることもできる。マスターバッチの製造、またはマスターバッチとともに混練されるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体、あるいはこれらとビニル化合物との共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
(荷電制御剤)
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSYVP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージNEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LR1−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
荷電制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、0.2〜5重量部の範囲がよい。10重量部を超える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、荷電制御剤の効果を減退させ、現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
(離型剤)
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダー樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えても良い。
(外添剤)
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500[m/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に、両微粒子の平均粒径が5×10−4[μm]以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上する。これにより、所望の帯電レベルを得るために行われる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られて、さらに転写残トナーの低減が図られる。酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にあることより、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量が0.3〜1.5wt%の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られ、すなわち、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られる。
(潤滑剤)
また、トナーに潤滑剤成分を添加しても良く、添加することにより、感光体削れ量の低減や、クリーニングブレードエッジの安定化によるクリーニング性能向上を図ることができる。潤滑剤としては、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩(A)や、無機潤滑剤(B)、或いはその両方を、トナーの母体に添加することができる。また、潤滑剤は帯電電流により破壊されて、感光体表面が破壊されるのを防止する。また、帯電電流では破壊されない無機潤滑剤により、潤滑作用が(潤滑剤が脂肪酸金属塩のみの場合よりも)よりよい状態で維持される。このため、感光体クリーニングをより良好に維持することが可能となる。
脂肪酸金属塩(A)の例としては、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレインサン銅、オレイン酸鉛、オレイン酸マンガン、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コバルト、パルミチン酸鉛、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプリン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、リシノール酸カドミウム及びそれらの混合物があるが、これに限るものではない。また、これらを混合して使用してもよい。この中でも、ステアリン酸亜鉛が像担持体への成膜性に優れることから、最も好ましく用いられる。
無機潤滑剤(B)は、自身が劈開して潤滑する、或いは内部滑りを起こす無機化合物のことを指す。具体的な物質例としては、タルク・マイカ・窒化ホウ素・二硫化モリブデン・二硫化タングステン・カオリン・スメクタイト・ハイドロタルサイト化合物・フッ化カルシウム・グラファイト・板状アルミナ・セリサイト・合成マイカなどがあるがこれに限るものではない。中でも窒化ホウ素は、原子がしっかりと組み合った六角網面が広い間隔で重なり、層間に働く力は弱いファンデルワールス力のみである。このため、容易に劈開、潤滑することから、最も好ましく用いられる。なお、これらの無機潤滑剤は疎水性付与等の目的で、必要に応じて表面処理がなされていても良い。
次に、トナーの製造方法について説明する。ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
(1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
(2)トナー材料液を界面活性剤、樹脂微粒子の存在下、水系媒体中で乳化させる。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ]−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及び金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を有する脂肪族1級、2級もしくは2級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6−C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
樹脂微粒子は、水系媒体中で形成されるトナー母体粒子を安定化させるために加えられる。このために、トナー母体粒子の表面上に存在する被覆率が10〜90%の範囲になるように加えられることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル微粒子1[μm]、及び3[μm]、ポリスチレン微粒子0.5[μm]及び2[μm]、ポリ(スチレン―アクリロニトリル)微粒子1[μm]、商品名では、PB−200H(花王社製)、SGP(総研社製)、テクノポリマーSB(積水化成品工業社製)、SGP−3G(総研社製)、ミクロパール(積水ファインケミカル社製)等がある。また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
上記の樹脂微粒子、無機化合物分散剤と併用して使用可能な分散剤として、高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させても良い。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−β−ヒドロキシエチル、アクリル酸−β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−β−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。この中でも、分散体の粒径を2〜20[μm]にするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000[rpm]、好ましくは5000〜20000[rpm]である。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。
(3)乳化液の作製と同時に、アミン類(B)を添加し、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)との反応を行わせる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
(4)反応終了後、乳化分散体(反応物)から有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得る。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
(5)上記で得られたトナー母体粒子に、荷電制御剤を打ち込み、ついで、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子等の無機微粒子を外添させ、トナーを得る。また、潤滑剤を添加することもできる。
荷電制御剤の打ち込み、無機微粒子の外添、及び、潤滑剤の添加は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行われる。
これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
またトナーの形状は略球形状であり、以下の形状規定によって表すことができる。図12(a),(b),(c)はトナーの形状を模式的に示す図である。図12(a),(b),(c)において、略球形状のトナーを長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、トナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)(図12(b)参照)が0.5〜1.0で、厚さと短軸との比(r3/r2)(図12(c)参照)が0.7〜1.0の範囲にあることが好ましい。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、真球形状から離れるためにドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナーのような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナーの流動性を向上させることができる。
なお、r1、r2、r3は、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変えて写真を撮り、観察しながら測定した。
以上の構成により、長期間に渡り安定した帯電性能を維持し、且つ、耐久性の高いクリーニング性能を有した長寿命の画像形成装置を達成することが可能となる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
感光体10などの像担持体と、像担持体の表面に当接して像担持体を帯電する帯電ローラ41等の帯電部材と、像担持体を露光して潜像を形成する露光装置140と、像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置50と、像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する中間転写装置160などの転写装置と、転写後の像担持体の表面に残ったトナーを除去するブレード部材5などのクリーニングブレードとを備える画像形成装置である。この画像形成装置において、帯電部材は表面移動方向に沿って延びる凹凸を表面に有するものである。クリーニングブレードは、帯電部材表面の表面移動方向に沿って延びる凹凸によって像担持体表面に形成された凹凸にならって弾性変形して像担持体上の付着物を除去する。これによれば、上記実施形態について説明したように、長期に渡って良好な帯電性能を維持できると共に、良好なクリーニング性能が維持できる。
(態様B)
(態様A)において、クリーニングブレードは複数の層を積層した構造であり、複数の層のうち像担持体に当接するエッジ部を備えるエッジ層1は、他の層に比べて100%モジュラス値が小さい材質によって形成される。これによれば、上記実施形態について説明したように、複数の層のうち像担持体と当接するエッジ層が、表面に周方向に沿って延びる凹凸を有する帯電ローラにより像担持体表面に形成された凹凸にならって弾性変形することができる。また、エッジ層に用いるのに適した100%モジュラスの値が小さい材質のみからなる単層のクリーニングブレードでは、クリーニングブレードの硬度が不足し、ブレード反転(メクレ)が発生する。これに対して、バックアップ層2などの像担持体に当接しない層に、100%モジュラスの値が大きい材質を用いることで、クリーニングブレード全体の硬度を高め、ブレード反転(メクレ)を防いでいる。このため、安定したクリーニング性能を維持することができる。
(態様C)
(態様B)において、上記クリーンニングブレードの複数の層のうち上記エッジ部を備えるエッジ層を形成する材料の、23[℃]における100%モジュラスの値が2[MPa]〜2.5[MPa]である。これによれば、上記実施形態について説明したように、クリーニングブレードは表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸に倣って良好に弾性変形することができる。
(態様D)
(態様B)、(態様C)または(態様D)において、クリーンニングブレードの複数の層のうち上記エッジ部を備えるエッジ層の厚さは、像担持体表面に形成された凹凸の深さよりも厚い。これによれば、上記実施形態について説明したように、クリーニングブレードは表面移動方向に沿って延びる凹凸を有する帯電部材により像担持体の表面に形成された凹凸に良好に密着することができる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、帯電部材に直流電圧を印加して像担持体を帯電する。これによれば、上記実施形態について説明したように、像担持体への負荷を低減し、超寿命化を図ることができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、現像装置50による現像に用いられるトナーは潤滑剤成分を添加したトナーである。これによれば、上記実施形態について説明したように、像担持体の摩耗量の低減や、クリーニングブレードのエッジの安定化によるクリーニング性能のさらなる向上を図ることができ、さらなる長寿命化が可能になる。
(態様G)
少なくとも像担持体と、帯電手段と、クリーニング手段とを一体的に構成し、画像形成装置の本体に着脱可能に構成したプロセスカートリッジにおいて、(態様A)乃至(態様F)の画像形成装置の帯電手段及びクリーニングブレードを用いる。これによれば、メンテナンス性の向上が図れる。
1 エッジ層
2 バックアップ層
3 ブレードホルダ
5 ブレード部材(クリーニングブレード)
6 芯金
7 導電性ゴム層
8 凸部
10 感光体
30 クリーニング装置
40 帯電装置
41 帯電ローラ
51 現像ローラ
90 定着装置
100 プリンタ
120 画像形成部
121 プロセスカートリッジ
140 露光装置
162 中間転写ベルト
特開2011−95725号公報

Claims (7)

  1. 像担持体と、該像担持体表面に当接して該像担持体を帯電する帯電ローラと、該像担持体を露光して潜像を形成する露光装置と、該像担持体上の潜像を現像してトナー像化する現像装置と、該像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する転写装置と、転写後の該像担持体表面にエッジ部を当接させて該像担持体上の付着物を除去するクリーニングブレードとを備え、該帯電ローラは表面に周方向に沿って延びる凹凸を有する画像形成装置において、
    上記クリーニングブレードは、上記帯電ローラの表面の周方向に沿って延びる凹凸によって上記像担持体表面に形成された凹凸にならって弾性変形して該像担持体上の付着物を除去することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、上記クリーニングブレードは複数の層を積層した構造であり、該複数の層のうち上記像担持体に当接するエッジ部を備えるエッジ層は、他の層に比べて100%モジュラス値が小さい材質によって形成されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、上記クリーンニングブレードの複数の層のうち上記エッジ部を備えるエッジ層を形成する材質の、23[℃]における100%モジュラスの値が2[MPa]〜2.5[MPa]であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3の画像形成装置において、上記クリーンニングブレードの複数の層のうち上記エッジ部を備えるエッジ層の厚さは上記像担持体の表面に形成された凹凸の深さよりも厚いことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4の何れかの画像形成装置において、上記帯電ローラに直流電圧を印加して上記像担持体を帯電することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の何れかの画像形成装置において、上記現像装置による現像に用いられるトナーは潤滑剤成分を添加したトナーであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 少なくとも像担持体と、帯電手段と、クリーニング手段とを一体的に構成し、画像形成装置の本体に着脱可能に構成したプロセスカートリッジにおいて、
    上記請求項1乃至6の画像形成装置の帯電手段及びクリーニングブレードを用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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