JP2014085055A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートパイプの凝縮部から蒸発部に冷媒が還流する冷却装置を提供する。
【解決手段】第1の筐体1は、発熱体100で発生した熱を、第1のヒートパイプ110と第2のヒートパイプ120による熱伝導で冷却する。第1のヒートパイプ110は、一端に発熱体100に接続した蒸発部110aと、他端に第1のヒートパイプ110中に密閉された冷媒を気液変換する凝縮部110bとを備える。第2のヒートパイプ120は、発熱体100を貫通して配置され、発熱体100に接続する蒸発部120aと、蒸発部120aの両端部それぞれに第2のヒートパイプ120中に密閉された冷媒を気液変換する凝縮部120bおよび120cとを備える。蒸発部110aおよび120aを、3つの凝縮部110b、120bおよび120cを頂点とする三角形の領域内に配置したことで、第1の筐体1の任意の回転角度でも冷媒を蒸発部に還流させることができる。
【選択図】図6

Description

本開示は、発熱部品で生じた熱の冷却装置に関する。
発熱部品で生じた熱をシートシンクで冷却する手法として、特許文献1や特許文献2がある。
特許文献1には、中央演算処理装置に対して熱授受可能に配置された伝熱ブロックと、この伝熱ブロックに対して熱授受可能に接続されたヒートパイプとを有し、このヒートパイプに蒸発部と凝縮部とが形成されているノートブック型パソコンの冷却装置において、単一のヒートパイプに複数の凝縮部が形成されているとともに、一方の凝縮部と蒸発部との間の領域の少なくとも一部における熱輸送量と、他方の凝縮部と蒸発部との間の領域の少なくとも一部における熱輸送量とが異なる構成を開示している。
この構成で、ノートブック型コンピュータの動作時に、発熱体が密着する蒸発部で生じた冷媒の蒸気を、単一の熱輸送路を介して複数設けられた凝縮部で凝縮することができ、静置状態で動作するノートブック型コンピュータの発熱を冷却することができる。
特許文献2には、横置き状態になった第1の位置と、横置き状態に対して傾いた第2の位置との両方で使用される電子機器は、筐体、第1の発熱体および第2の発熱体、ファンユニット、第1のヒートパイプ、第2のヒートパイプを具備する。第1、第2のヒートパイプは、管状の本体の内部に、気体と液体との間で状態変化する作動流体を封入して形成される。第2の位置において、第1のヒートパイプの第1の端部は、第2の端部よりも低い位置に配置される。第2のヒートパイプの一方の端部は、他方の端部よりも高い位置に配置される。第2のヒートパイプは、運搬機構を有し、この運搬機構は、液化した作動流体を他方の端部から一方の端部に運ぶ構成を開示している。
この構成では、ラップトップ型コンピュータのような静置状態に置かれた電子機器の動作時に、第1のヒートパイプにおけるヒートシンクに接続される第1の端部は、第1の発熱体よりも高い位置に配置されるため、作動流体が供給されないいわゆるトップヒート現象を回避することができるが、第2のヒートパイプの一方の端部は第2の発熱体よりも低い位置に配置されるためトップヒートの状態になってしまう。
特開2000−261175号公報 特開2008−269353号公報
本開示は、発熱体で発生した熱をヒートパイプを介して放熱する構成で、ヒートパイプの凝縮部から蒸発部に冷媒が還流する冷却装置を提供する。
本開示における冷却装置は、蒸発部と凝縮部とを有するヒートパイプを備え、この凝縮部はヒートパイプの少なくとも3箇所に配置され、この蒸発部は3箇所の凝縮部で囲まれる三角形の内部に配置されている構成である。
本開示における冷却装置は、蒸発部と凝縮部とを有するヒートパイプを備え、この凝縮部はヒートパイプの少なくとも3箇所に配置され、この蒸発部は3箇所の凝縮部で囲まれる三角形の内部に配置されているため、回転により電子機器の姿勢が変化した場合でも、ヒートパイプの凝縮部の少なくとも1つは蒸発部に冷媒を還流させることができるため、放熱効率を向上させることができる。
ラップトップ型コンピュータの第1の状態を示す斜視図である。 ラップトップ型コンピュータの第2の状態を示す斜視図である。 ラップトップ型コンピュータの第3の状態を示す斜視図である。 ラップトップ型コンピュータの第4の状態を示す斜視図である。 ラップトップ型コンピュータの第5の状態を示す斜視図である。 放熱構成の一実施形態を示す正面図である。 放熱構成の他の実施形態を示す正面図である。 放熱構成の別の実施形態を示す正面図である。 放熱構成の他の実施形態を示す正面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
〔1.電子機器の構成〕
図1及び図2は、本実施の形態にかかる電子機器の一例であるラップトップ型コンピュータ(以下「PC」と略す)の外観を示す斜視図である。図1は、第1の状態にあるPCを示す。図2は、第2の状態にあるPCを示す。なお、本実施の形態では、電子機器の一例としてPCを挙げたが、折りたたみ型携帯電話端末、折りたたみ型電子ゲーム機、折りたたみ型電子辞書端末などであってもよい。電子機器は、少なくとも複数の筐体と、複数の筐体を開閉自在及び回転自在に支持したヒンジ機構とを備えた機器であればよい。
図1および図2に示すように、PCは、第1の筐体1と第2の筐体2とを備えている。第1の筐体1は、各種電気素子が実装された回路基板やハードディスクドライブなどを内蔵している。第2の筐体2は、液晶ディスプレイ4を備えている。第1の筐体1および第2の筐体2は、開閉ヒンジ3の開閉軸Lによって互いに開閉自在に支持されている。第2の筐体2は、前面2a、下面2b(図3参照)、背面2c、上面2d、第1側面2e、および第2側面2fを有する略箱状の筐体である。前面2aと背面2cとは、所定の間隔を介して平行に相対向している。上面2dと下面2bとは、液晶ディスプレイ4を含む所定の間隔を介して相対向している。第1側面2eと第2側面2fとは、液晶ディスプレイ4を含む所定の間隔を介して相対向している。
また、第2の筐体2は、回転ヒンジ7の回転軸Мによって、第1の筐体1に対し回転自在に支持されている。回転ヒンジ7は、ヒンジサポート部8および第2の筐体2に内蔵されている。ヒンジサポート部8は、第2の筐体2を開閉軸Lに沿って開閉動作させる際、第2の筐体2に一体的に開閉する。また、ヒンジサポート部8は、第2の筐体2を回転動作させる際、開閉動作は行わない。すなわち、第2の筐体2は、ヒンジサポート部8に対して独立して開閉可能および回転可能である。なお、開閉ヒンジ3は、第1の筐体1と第2の筐体2とを開閉自在に支持する開閉軸Lを備えている。
キーボード5およびポインティングデバイス6は、第1の筐体1の表面1aに配されている。キーボード5は、ユーザによる各種文字の入力操作を受け付ける。ポインティングデバイス6は、第1の筐体1内に固定され、操作面が第1の筐体1の表面1a表面に露出している。ポインティングデバイス6は、その操作面においてユーザによる接触操作を受け付ける。ポインティングデバイス6は、液晶ディスプレイ4に表示されるカーソルを所望の位置へ移動する操作が可能なデバイスである。
なお、第1の筐体1の表面1aは、PCを図1に示す第1の状態にしたときに、第2の筐体2の液晶ディスプレイ4が対向する面である。第2の筐体2の前面2aは、PCを図1に示す第1の状態にしたときに、第1の筐体1の表面1aに対向する面である。
通常、PCを使用する際は、図1に示す第1の状態から第2の筐体2を開閉軸Lを中心とし矢印Aに示す方向へ回動し、PCを図2に示す第2の状態へ移行させる。また、PCを折りたたむ場合は、第2の状態から第2の筐体2を開閉軸Lを中心とし矢印Bに示す方向へ回動し、第1の状態へ移行させる。第2の状態は、液晶ディスプレイ4が目視可能な状態であり、PCを通常使用する状態である。第1の状態は、第2の筐体2を第1の筐体1に対して折りたたんだ状態で、PCを運搬するときなどの不使用状態である。なお、図2では、第1の筐体1の表面1aと第2の筐体2の前面2aとで成す角度(以下、開閉角と称する)が約90度となっているが、開閉角が90度以上となる位置まで第2の筐体2を回動させることができる。すなわち、PCの使用状況によっては、開閉角が90度の状態が必ずしもユーザにおいて液晶ディスプレイ4の表示が見やすい開閉角とは限らない。このため、開閉角が90度以上となる位置まで回動できる構造とすることができる。したがって、「PCを通常使用する状態」とは、図2に示すように開閉角が90度となっている状態および90度以上の状態を含む。
なお、本実施の形態にかかるPCは、第2の筐体2を第1の状態と第2の状態との間で開閉動作が可能であるとともに、第2の筐体2を第1の筐体1に対して回転動作させることも可能である。以下、第2の状態におけるPCの第2の筐体2が回転し、第3の状態、第4の状態及び第5の状態に変化する過程を説明する。
図3は、第3の状態にあるPCの斜視図である。図4は、第4の状態にあるPCの斜視図である。図5は、第5の状態にあるPCの斜視図である。
図3に示す第3の状態は、第2の筐体2を、図2に示す第2の状態から、回転軸Мの軸周りに矢印Cに示す方向へ約90度回転させた状態である。また、第2の筐体2は、第3の状態から回転軸Мの軸周りに矢印Dに示す方向へ回転させることで、第2の状態へ移行することができる。なお、第3の状態は、PCを通常使用可能な状態ではなく、第2の状態と第4の状態との間における変遷途中の状態である。
図4に示す第4の状態は、第2の筐体2を、図3に示す第3の状態から、回転軸Мの軸周りに矢印Cに示す方向へ約90度回転させた状態である。すなわち、第4の状態は、第2の筐体2を図2に示す第2の状態から矢印Cに示す方向へ約180度回転させた状態である。また、第2の筐体2は、第4の状態から回転軸Мの軸周りに矢印Dに示す方向へ回転させることで、第3の状態へ移行することができる。
図5に示す第5の状態は、第2の筐体2を、図4に示す第4の状態から、開閉軸Lの軸周りに矢印Bに示す方向へ約90度回動させた状態である。したがって、第5の状態は、第1の筐体1に対し第2の筐体2を折りたたんだ状態で、液晶ディスプレイ4が目視可能な状態となっている。なお、第5の状態では、第2の筐体2は、液晶ディスプレイ4の表示面と第1の筐体1の表面1aとが略平行な姿勢となっている。また、第2の筐体2は、第5の状態から開閉軸Lの軸周りに矢印Aに示す方向へ回動させることで、第4の状態へ移行させることができる。
つまり、第2の筐体2は、第1の状態と第2の状態との間、第4の状態と第5の状態との間において、開閉軸Lの軸周りに開閉可能である。また、第2の筐体2は、第3の状態を介して第2の状態と第4の状態との間において、回転軸Мの軸周りに回転可能である。このように、PCは、第1の筐体1の表面1aに配置したキーボード5やポインティングデバイス6の操作で液晶ディスプレイ4の表示やPCを制御できるラップトップ型と、例えば液晶ディスプレイ4が有するタッチ機能の操作で液晶ディスプレイ4の表示やPCを制御できるタブレット型とに可逆的に移行可能である。
上述の説明では、ヒンジサポート部8によって開閉動作と回転動作とを行う構成を例に挙げて説明した。しかしながら、ラップトップ型とタブレット型とを可逆的に変遷する形態としては、例えば特開2007−065995号公報に開示されている支持ユニットを備える構成や、例えば開閉ヒンジと回転ヒンジとの機能を一体とする二軸ヒンジの構成であっても、同様である。また、ラップトップ型とタブレット型とを可逆的に変遷する機器についてだけでなく、タブレットの形態のみの機器であっても同様である。
[2−1.放熱構成]
近年、PCの回路基板に搭載されている例えば中央処理装置(CPU)のように、発熱部品における動作時の発熱は、PCの処理応答性の向上のため近年益々向上している。図6に、本実施形態で用いた放熱装置の概略平面図を示す。図6において、100はCPUに代表される発熱体、101は発熱体100で生じた熱を受熱する受熱板である。なお、略長方形形状を有する発熱体100および受熱板101の第1の筐体1における配置方向を、長軸をX軸と短軸をY軸とする。また、110および120は、第1および第2のヒートパイプである。第1のヒートパイプ110は、一端が受熱板101に当接する蒸発部110aおよび他端が放熱部111に当接する凝縮部110bで構成される。第2のヒートパイプ120は、受熱板101に当接する蒸発部120a、蒸発部120aを介した両端部の放熱部121および122にそれぞれ当接する凝縮部120bおよび120cで構成される。なお、1は発熱体100を内蔵する第1の筐体であり、放熱部111や121や122は第1の筐体1を構成する熱伝導性に優れた例えば金属製のシャーシに熱的に接続する。
ヒートパイプは、高熱伝導性の例えば銅を中空状パイプ形状とし、中空に例えば純水等の冷媒を充填し、一端を受熱板101に当接し、他端を放熱部111や121や122に当接する構成を備える。中空に充填された冷媒は、蒸発部110aや120aで受熱部101の熱により液体(純水)から気体(水蒸気)に気化し、その時の冷媒の気化熱で受熱部101の熱を冷却する。蒸発部110aや120aで気化されて生じた気体は、中空を経由して凝縮部110bや120bや120cで放熱部111や121や122に対し熱交換し、気体(水蒸気)から液体(純水)に冷媒を変換する。放熱部111や121や122で液化された冷媒は、ウィックと呼ばれる戻り機構の中空を構成するパイプの壁面に形成した凹凸溝や多孔質の焼結金属、または中空の内部に設けられたファイバーやメッシュ等に沿って、重力もしくは毛細管現象によって蒸発部110aや120aに循環する。
本実施形態の第1のヒートパイプ110の凝縮部110bは、受熱板101からY軸に沿って−Y方向に離隔するように屈曲部110cで90度曲げられている。また、第2のヒートパイプ120の凝縮部120bは、受熱板101からY軸に沿って+Y方向に離隔するように屈曲部120dで90度曲げられている。すなわち、凝縮部110bおよび凝縮部120bの屈曲部110cおよび屈曲部120dにおける曲げ方向は、放熱板101の配置方向のX軸に対してそれぞれ直交する−Y軸方向および+Y軸方向に配置した。また、第2のヒートパイプ120の凝縮部120cは、受熱板101の配置方向X軸と同方向に配置した。すなわち、第1のヒートパイプ110と第2のヒートパイプ120とは、互いに鏡面対称の関係を有するL字状の形態であり、対象鏡面に沿う長さは第1のヒートパイプ110よりも第2にヒートパイプ120を長く配置した。また、第1のヒートパイプ110の蒸発部110aと凝縮部110bとは、L字状の屈曲部110cを介して両端部に配置し、凝縮部110bの配置方向は、蒸発部110aの配置方向のX軸に対し−Y方向に直交する関係である。また、第2のヒートパイプの蒸発部120aと凝縮部120bとは、L字状の屈曲部120dを介して両端部に配置し、凝縮部120bの配置方向は、蒸発部120aの配置方向のX軸に対し+Y方向に直交する関係である。なお、第2のヒートパイプ120における凝縮部120cは、受熱板101の配置方向の+X方向と平行に配置した。また、第1のヒートパイプ110の蒸発部110aと、第2のヒートパイプ120の蒸発部120aとは、受熱板101の配置位置(すなわち、発熱体100の配置位置)で共通にした。
なお、本実施形態に適用した第1のヒートパイプ110および第2にヒートパイプ120には熱伝導性を考慮して銅を用いた。また、蒸発部110aと屈曲部110cとの距離および蒸発部120aと屈曲部120dとの距離は10cmとし、蒸発部120aと凝縮部120cとの距離は15cmとした。また、第1のヒートパイプ110および第2のヒートパイプ120それぞれに充填する冷媒としては純水を用いた。また、凝縮部110bと放熱部111、凝縮部120bと放熱部121、凝縮部120cと放熱部122、発熱体100と受熱板101、蒸発部110aと受熱板101、および発熱部120aと受熱板101の各接続には熱伝導シートを介した。この熱伝導シートは、接続対象同士を熱的に接続し、本実施形態ではシリコーンゴムを用いた。なお、これらは全て一例である。第1のヒートパイプ110および第2にヒートパイプ120としては、例えばアルミニウム等であってもよい。また、屈曲部110cや屈曲部120dや凝縮部120cと、蒸発部110aおよび蒸発部120aとの距離は、5cm以上であれば放熱的に適用することができる。また、冷媒としては、例えばアルコールや含フッ素有機化合物等を気液変換温度に応じて適用することができる。また、熱伝導シートとしては、例えば熱伝導性シリコーングリスや、グラファイトシート等を単独または複合して適用することもできる。
[2−2.効果、他]
このように、蒸発部110aおよび蒸発部120aは、凝縮部110b、120bおよび120cを頂点とする三角形の内部に構成することにより、第1の筐体1を図6における紙面上であらゆる向きに回転させても、凝縮部110b、120bおよび120cの少なくとも1つは、蒸発部110aおよび120aに対してトップヒートを採らない構成とすることができる。この構成で、第1のヒートパイプ110および第2のヒートパイプ120に充填されている液体の冷媒が、蒸発部110aおよび120aで気化され、凝縮部110b、凝縮部120bおよび/または凝縮部120cで冷却されて液化し、再度蒸発部110aおよび/または蒸発部120aに液体の冷媒を循環させることができる。すなわち、蒸発部110aおよび120aで液体状の冷媒が気化されることで、受熱板101の熱を気化熱で冷却する。気化された冷媒は、凝縮部110b、120bおよび120cで放熱部111、121および122それぞれに放熱することで液化する。液化した液体冷媒は、凝縮部110b、120bおよび120cから重力と毛細管現象とにより蒸発部110aおよび120aに循環する。
この構成により、蒸発部110aに対する凝縮部110bの配置位置、蒸発部120aに対する凝縮部120bの配置位置、蒸発部120aに対する凝縮部120cの配置位置の少なくともいずれか1つはトップヒート以外の構成となる。例えば第1の筐体1を、図6に示した状態で立体的に縦方向に配置した場合、蒸発部110aに対し凝縮部110bはトップヒートの関係であるが、蒸発部120aに対し凝縮部120bおよび120cは液化された冷媒が循環する関係にある。すなわち、凝縮部120bから蒸発部120aへの液体冷媒は重力および毛細管現象で循環し、凝縮部120cから蒸発部120aへの液体冷媒は毛細管現象で循環する。第1の筐体1を回転させる角度が任意であっても、この液体冷媒が循環する関係が存在するため、発熱体100で発生した熱を高効率に冷却させることができる。
具体的に、ユーザがブレットPCとして使用した場合の冷却の様子について、例を挙げて説明する。図5において、筐体1の前面1bから後面1eに向かう方向を、図6における+Y方向とすると、凝縮部110bは筐体1の前面1b側に配置され、凝縮部120bは筐体1の後面1e側に配置されることとなる。また凝縮部120cは、側面1c側に配置されることとなる。
このような状況において、ユーザが例えば第1の筐体の後面1eを上にしてPCを使用する場合、ユーザから見て前面1bが上にあり、後面1eが下に位置することとなる。この場合、図6における蒸発部120aは、凝縮部120bの下に位置することとなり、蒸発部120aで気化された冷媒が凝縮部120bで液化され、重力に従って蒸発部120aに還流されることとなる。これにより蒸発部120aのトップヒートを防止することができる。
またユーザが、タブレットを回転させて、側面1cを上にしてPCを使用する場合、ユーザから見て側面1cが上にあり、側面1dが下に位置することとなる。この場合、図6における蒸発部120aは、凝縮部120cの下に位置することとなり、蒸発部120aで気化された冷媒が凝縮部120cで液化され、重力に従って蒸発部120aに還流されることとなる。これにより、蒸発部120aのトップヒートを防止することができる。
また、ユーザが前面1bを上にしてPCを使用する場合は、凝縮部110bが蒸発部110aよりも上に位置することとなり、ユーザが側面1bを上にしてPCを使用する場合は凝縮部110bおよび120bが蒸発部110a、120aの上に位置することとなる。したがって、いずれの方向でユーザが使用した場合でも、凝縮部110b、120b、120cのいずれかが蒸発部110a、120aよりも上に位置されることとなり、重力により冷媒が蒸発部に還流されるので、蒸発部110a、120aのトップヒートを防止することができる。
このように、ヒートパイプ上に凝縮部を少なくとも3箇所配置し、3つの凝縮部を頂点とする三角形の内部に蒸発部を配置することで、ユーザがどの方向でPCを使用したとしても、常に蒸発部の上部に凝縮部が位置する関係になる。従って、重力によって冷媒を蒸発部に還流でき、蒸発部のトップヒートを防止することができる。
ここで、蒸発部および凝縮部はある程度の面積を有しているので、より詳細には、凝縮部の中心を頂点とする三角形内部に、蒸発部の中心点が存在すればよい。
なお、蒸発部が3つの凝縮部を頂点とする三角形の内部に配置されればよいとしたが、ユーザが任意の角度でPCを使用した場合に、少なくとも1つの凝縮部が、常に蒸発部の上に位置するような配置であればよい。
なお、第2のヒートパイプ120における蒸発部120aは、屈曲部120dと凝縮部120cとの間に備える構成としたが、これは一例である。例えば、発熱体100に対する凝縮部120bおよび凝縮部120cの配置方向さえ同一であれば、発熱体100の配置位置(すなわち、蒸発部120a)で独立する2本の構成(第1のヒートパイプ110を加えると3本のヒートパイプ)とすることもできる。
また、凝縮部110bおよび凝縮部120bの配置方向は、発熱体100の配置方向X(蒸発部110aおよび蒸発部120aの配置方向)に対して直交する−Y方向と+Y方向としたが、これは一例である。例えば、凝縮部110bおよび120bの内少なくともいずれか一方を、X方向に対し屈曲部110cおよび屈曲部120cでの内角θの絶対値を、互いに平行関係にはない0度<θ<180度にすることもできる。すなわち、蒸発部110aおよび蒸発部120aの領域を中心として、3つの凝縮部110b、凝縮部120bおよび凝縮部120cそれぞれが非平行の配置関係であれば、図6の紙面上での回転動作に対し、3つの凝縮部110b、凝縮部120bおよび凝縮部120cの少なくともいずれか1つは、蒸発部110aおよび蒸発部120aに対してトップヒートの関係ではなく、液体冷媒が蒸発部110aおよび/または120aに循環する構成となる。
また、凝縮部110bおよび凝縮部120bを構成する屈曲部110cおよび120dと発熱体100とのX方向における距離は同一としたが、これは一例である。例えば第1のヒートパイプ110における蒸着部110aと屈曲部110cとの距離を、第2のヒートパイプ120における蒸発部120aと屈曲部120dとの距離よりも長く構成する等のように、適用する第1の筐体1に配置される発熱体100の場所等に応じて選択することができる。また、X方向だけではなく、Y方向に関しても同様に、屈曲部110cと凝縮部110bとの−Y方向の距離と、屈曲部120dと凝縮部120bとの+Y方向の距離との長さ関係は、適用する第1の筐体1に配置される発熱体100の場所等に応じて選択することができる。また、これらを適宜複合することもできる。なお、屈曲部110cと凝縮部110bとの距離および屈曲部120dと凝縮部120bとの距離はそれぞれ6cmおよび7cmとしたが、これらの距離は少なくとも図6の紙面上での回転に対する冷却には影響しなく、凝縮部110bおよび120bや発熱体100等の配置位置に応じて選択できる。
また、屈曲部110cおよび屈曲部120dはそれぞれ逆方向に90度屈曲する構成で説明したが、これは一例である。屈曲部110cの屈曲する角部に例えば面取りを備える構成、例えば蒸発部110aと凝縮部110bとを傾斜させる構成、または、例えば屈曲部110cと蒸発部110aとの間および/または屈曲部110cと凝縮部110bとの間に別の屈曲部を備える構成等であってもよい。すなわち、蒸発部110aが3つの凝縮部110b、凝縮部120bおよび凝縮部120cで構成する三角形の領域の内部に存在し、蒸発部110aに対する3つの凝縮部110b、凝縮部120bおよび凝縮部120cの配置方向が平行関係以外であれば、第1のヒートパイプ110の形成方向は自由に選択することができる。これは第1のヒートパイプ110だけではなく、第2のヒートパイプ120であっても同様である。
[3−1.放熱構成]
図7に、本実施形態で用いた放熱装置に概略平面図を示す。なお、先の実施形態と同じ構成については同一符号を付与し、説明は割愛する。図7において、130および140は、第1および第2のヒートパイプである。第1のヒートパイプ130は、受熱板101に当接する蒸発部130a、蒸発部130aを介した両端部が放熱部131および132にそれぞれ当接する凝縮部130bおよび130cで構成される。第2のヒートパイプ140は、受熱板101に当接する蒸発部140a、蒸発部140aを介した両端部が放熱部141および142にそれぞれ当接する凝縮部140bおよび140cで構成される。なお、1は発熱体100を内蔵する第1の筐体1であり、放熱部131、132、141および142は先の実施形態と同様であるため、説明は割愛する。また、第1のヒートパイプ130および第2のヒートパイプ140に関しても、先の実施形態と同様であるためヒートパイプに関する説明は割愛する。
本実施形態の第1のヒートパイプ130の凝縮部130bは、屈曲部130dで受熱板101からY軸に沿って−Y方向に離隔するように90度曲げられている。また、第2のヒートパイプ140の凝縮部140bは、屈曲部140dで受熱板101からY軸に沿って+Y方向に離隔するように90度曲げられている。すなわち、凝縮部130bおよび凝縮部140bの屈曲部130cおよび屈曲部140dにおける曲げ方向は、放熱板101の配置方向X方向に対して、それぞれが直交する−Y方向および+Y方向に配置した。また、第1のヒートパイプ130の凝縮部130cは、屈曲部130eおよび屈曲部130fそれぞれを介して、受熱板101の配置方向X軸に沿って+X方向に配置されている。第2のヒートパイプ140の凝縮部140cは、屈曲部140eおよび屈曲部140fそれぞれを介して、受熱板101の配置方向X軸に沿って+X方向に配置されている。すなわち、凝縮部130c屈曲部130eと屈曲部130fとにおける曲げ方向、および凝縮部140cの屈曲部140eと屈曲部140fにおける曲げ方向は、共に放熱板101の配置方向の+X方向と同一方向に配置した。
すなわち、蒸発部130aおよび蒸発部140aの配置方向Xに対し、一方の一対の凝縮部130bおよび凝縮部140bの配置方向はX軸に対しそれぞれ直交する−Y方向および+Y方向で、他方の一対の凝縮部130cおよび凝縮部140cの配置方向はX軸と平行な+X方向に構成した。したがって、発熱体100上に配置した蒸発部130aおよび蒸発部140aは、4つの凝縮部130b、130c、140bおよび140cから選ばれる任意の3つを頂点とする三角形で囲まれている。
なお、本実施形態で用いた第1のヒートパイプ130および第2のヒートパイプ140に供した材料や充填した冷媒は、先の実施形態と同じであるため説明は割愛する。また、蒸発部130aと凝縮部130bとの距離、蒸発部130aと屈曲部130dとの距離、蒸発部140aと凝縮部140bとの距離および蒸発部140aと屈曲部140dとの距離も、先の実施形態と同じであるため説明は割愛する。なお、蒸発部130aと屈曲部130eとの距離および蒸発部140aと屈曲部140eとの距離は共に6cm、屈曲部130fと凝縮部130cとの距離および屈曲部140fと凝縮部140cとの距離は共に9cmとした。また屈曲部130eと屈曲部130fとの距離は8cmで、屈曲部140eと屈曲部140fとの距離は5cmとした。しかしながら、この屈曲部130eと屈曲部130fとの距離自体、および屈曲部140eと屈曲部140fとの距離自体は、少なくとも図7の紙面上での回転に対する液体状の冷媒の循環に対しては影響を与えない。また、凝縮部130bと放熱部131とを熱伝導する熱伝導シート、凝縮部140bと放熱部141とを熱伝導する熱伝導シートに関しては、先の実施形態と同様であるため説明は割愛する。なお、凝縮部130cと放熱部132とを熱伝導する熱伝導シート、凝縮部130cと放熱部132とを熱伝導する熱伝導シート、および凝縮部140cと放熱部142とを熱伝導する熱伝導シートも、先の実施形態と同様に構成した。
[3−2.効果、他]
このように、蒸発部130aおよび蒸発部140aは、4つの凝縮部130b、130c、140bおよび140cから任意に選択した3点を頂点とする三角形の内部に構成することにより、第1の筐体1を図7における紙面上であらゆる向きに回転させても、凝縮部130b、130c、140bおよび140cの少なくとも1つは、蒸発部130aおよび140aに対してトップヒートを採らない構成とすることができる。このため、第1のヒートパイプ130および第2のヒートパイプ140に充填されている液体の冷媒が、蒸発部130aおよび蒸発部140aで気化され、凝縮部130b、凝縮部130c、凝縮部140bおよび/または凝縮部140cで冷却されて液化し、再度蒸発部130aおよび/または蒸発部140aに循環させることができる。すなわち、蒸発部130aおよび140aで液体状の冷媒が気化されることで、受熱板101の熱を気化熱で冷却する。気化された冷媒は、凝縮部130b、130c、140bおよび140cで、放熱部131、132、141および142それぞれに放熱することで液化する。液化した液体冷媒は、凝縮部130b、130c、140bおよび140cから重力と毛細管現象とにより蒸発部130aおよび140aに循環する。
この構成で、蒸発部130aに対する凝縮部130bの配置位置、蒸発部130aに対する凝縮部130cの配置位置、蒸発部140aに対する凝縮部140bの配置位置、蒸発部140aに対する凝縮部140cの配置位置の少なくともいずれか1つはトップヒート以外の構成となる。例えば第1の筐体1を図7に示した状態で縦方向に配置した場合、蒸発部130aに対し凝縮部130bおよび130cはトップヒートの関係であるが、蒸発部140aに対し凝縮部140bおよび140cは液化された冷媒が循環する関係にある。すなわち、凝縮部140bから蒸発部140aへの液体冷媒は重力および毛細管現象で循環し、凝縮部140bから蒸発部140aへの液体冷媒も重力(屈曲部140eと140f間)および毛細管現象で循環する。第1の筐体1を回転させる角度が任意であっても、この液体冷媒が循環する関係が存在するため、発熱体100で発生した熱を高効率に冷却させることができる。
また、蒸発部130aおよび蒸発部140aで気化した冷媒を液化する凝縮部を130b、130c、140bおよび140cと数を増加させたことにより、第1のヒートパイプ130および第2のヒートパイプ140での冷却効率を向上させることができる。
なお、第1のヒートパイプ130における蒸発部130aは、屈曲部130dおよび屈曲部130eの間に構成し、第2のヒートパイプ140における蒸発部140aは、屈曲部140dおよび屈曲部140eの間に備える構成とした。しなしながら、これは一例である。例えば、凝縮部130b、凝縮部130c、凝縮部140bおよび凝縮部140cの発熱体100に対する配置方向さえ同一であれば、発熱体100(すなわち、蒸発部130aや蒸発部140a)の配置位置で、少なくともいずれか一方を独立する2本の構成(第2のヒートパイプ140の一方のみであれば、第1のヒートパイプ130と、2本の第2のヒートパイプ140の合計3本)とすることもできる。
また、凝縮部130bおよび凝縮部140bの配置方向は、発熱体100の配置方向X(蒸発部130aおよび蒸発部140aの配置方向)に対して直交する−Y方向と+Y方向としたが、これは一例である。例えば、凝縮部130bおよび140bの内少なくともいずれか一方を、+X方向に対する屈曲部130dおよび屈曲部140dでの内角θの絶対値で、互いに平行関係にはない0度<θ<180度にすることもできる。また、凝縮部130cおよび140cは互いに+X方向であるが、平行関係にはない0度<θ<180度に傾斜させることもできる。すなわち、4つの凝縮部130b、凝縮部130c、凝縮部140bおよび凝縮部140cから選択した任意の3点を頂点とする三角形に囲まれた領域の内部に蒸発部130aおよび蒸発部140aが存在する構成であれば、凝縮部130b、130c、140bおよび140cから液体状の冷媒が、蒸発部130aおよび/または蒸発部140aに循環する構成と成し得る。
また、凝縮部130bおよび凝縮部140bを構成する屈曲部130dおよび140dと発熱体100とのX方向における距離は同一としたが、これは一例である。例えば第1のヒートパイプ130における蒸着部130aと屈曲部130dとの距離を、第2のヒートパイプ140における蒸発部140aと屈曲部140dとの距離よりも長く構成する等のように、第1の筐体1に配置される発熱体100の場所等に応じて選択することができる。また、X方向だけではなく、Y方向に関しても同様に、屈曲部130dと凝縮部130bとの−Y方向の距離と、屈曲部140dと凝縮部140bとの+Y方向の距離との長さ関係は、適用する第1の筐体1に配置される発熱体100の場所等に応じて選択することができる。また、これらを適宜複合することもできる。なお、屈曲部130dと凝縮部130bとの距離および屈曲部140dと凝縮部140bとの距離はそれぞれ6cmおよび7cmとしたが、これらの距離は少なくとも図7の紙面上での回転に対する冷媒の循環に対する影響はない。
また、屈曲部130eと屈曲部130fとの距離および屈曲部140eと屈曲部140fとの距離はそれぞれ8cmおよび5cmとしたが、これは一例である。例えば屈曲部130eと屈曲部130fとの距離を、屈曲部140eと屈曲部140fとの距離と同一に構成する等のように、第1の筐体1に配置される発熱体100の場所や凝縮部130cおよび140cの配置場所に応じて適宜選択することができる。また、屈曲部130fと凝縮部130cとの距離および屈曲部140fと凝縮部140cとの距離は共に8cmとしたが、これも一例である。例えば、屈曲部130fと凝縮部130cとの距離を、屈曲部140fと凝縮部140cとの距離よりも長く構成する等のように、第1の筐体1に配置される発熱体100の場所や凝縮部130cおよび140cの配置場所に応じて適宜選択することができる。すなわち、これらの距離自体は、少なくとも図7の紙面上での回転に対する液体冷媒の循環に対する影響はない。
図7のように、4箇所上の凝縮部を有する場合には、それら凝縮部を頂点とする多角形の内部に蒸発部が配置されると、ユーザがどの方向でPCを使用したとしても、常に蒸発部の上部に凝縮部が位置する関係になる。従って、重力によって冷媒を蒸発部に還流でき、蒸発部のトップヒートを防止することができる。たとえばn個の凝縮部を有する場合には、それらを結ぶn角形の内部に蒸発部が配置されれば良い。
なお、4箇所以上の凝縮部のうち、いずれか3つの凝縮部を選択した場合にその凝縮部を結ぶ三角形の内部に蒸発部が配置されていれば同様の効果を奏することとなる。
[4−1.放熱構成]
図8に、本実施形態で用いた放熱装置の概略平面図を示す。なお、先の実施形態と同じ構成については同一符号を付与し、説明は割愛する。図8において、110および120は、第1および第2のヒートパイプである。第1のヒートパイプ110は、受熱板101に当接する蒸発部110a、蒸発部110aを介した両端部が放熱部111に当接する凝縮部110bで構成される。第2のヒートパイプ120は、受熱板101に当接する蒸発部120a、蒸発部120aを介した両端部が放熱部121および122にそれぞれ当接する凝縮部120bおよび120cと、蒸発部120aと凝縮部120cとの間に放熱部123に当接する第2凝縮部120eで構成される。なお、1は発熱体100を内蔵する第1の筐体であり、放熱部111、121、122および123は先の実施形態と同様であるため、説明は割愛する。また、第1のヒートパイプ110および第2のヒートパイプ120も、先の実施形態と同様であるためヒートパイプに関する説明は割愛する。また、第2凝縮部120eと放熱部123との構成は、凝縮部110b、120bおよび120cと放熱部111、121および122と同様であるため説明は割愛する。なお、蒸発部120aと第2凝縮部120eとの距離は10cm、第2凝縮部120eと凝縮部120cとの距離は5cmとした。
本実施形態における第1のヒートパイプ110の蒸発部110a、屈曲部110cおよび凝縮部110bの構成は、図6を参照して説明した先の実施形態と同じであるため説明は割愛する。また、第2のヒートパイプ120の蒸発部120a、屈曲部120c、凝縮部120bおよび凝縮部120cの構成も、図6を参照して説明した先の実施形態と同じであるため説明は割愛する。なお、第2のヒートパイプ120における蒸発部120aと凝縮部120cとの間に第2凝縮部120eを備えている。この第2凝縮部120eの発熱体100の冷却に対する作用は、凝縮部120cにおける蒸発部120aの冷却と同様ではあるが、蒸発部120aで気化した冷媒を凝縮部120cと第2凝縮部120eとで冷却するため、凝縮部120c対独の冷却構成よりも冷却効率をさらに向上させることができる。
[4−2.効果、他]
このように、蒸発部110aおよび蒸発部120aは、凝縮部110b、120bおよび120cを頂点とする三角形の内部、または、凝縮部110b、120bおよび第2凝縮部120eを頂点とする三角形の内部に構成することにより、第1の筐体1を図8における紙面上であらゆる向きに回転させても、凝縮部110b、120b、120cおよび120eの少なくとも1つは、蒸発部110aおよび120aに対してトップヒートを採らない構成とすることができる。この構成で、第1のヒートパイプ110および第2のヒートパイプ120に充填されている液体の冷媒が、蒸発部110aおよび120aで気化され、凝縮部110b、凝縮部120b、凝縮部120cおよび/または第2凝縮部120eで冷却されて液化し、再度蒸発部110aおよび/または蒸発部120aに液体の冷媒を循環させることができる。すなわち、蒸発部110aおよび120aで液体状の冷媒が気化されることで、受熱板101の熱を気化熱で冷却する。気化された冷媒は、凝縮部110b、120b、120cおよび第2凝縮部120eで放熱部111、121、122および123それぞれに放熱することで液化する。液化した液体冷媒は、凝縮部110b、120b、120cおよび第2凝縮部120eから重力と毛細管現象とにより蒸発部110aおよび120aに循環する。
この構成により、蒸発部110aに対する凝縮部110bの配置位置、蒸発部120aに対する凝縮部120bの配置位置、蒸発部120aに対する凝縮部120cの配置位置および蒸発部120aに対する第2凝縮部120eの配置位置の少なくともいずれか1つはトップヒート以外の構成となる。例えば第1の筐体1を、図8に示した状態で縦方向に配置した場合、蒸発部110aに対し凝縮部110bはトップヒートの関係であるが、蒸発部120aに対し凝縮部120bおよび120cと蒸発部120aに対し第2凝縮部120eは液化された冷媒が循環する関係にある。すなわち、凝縮部120bから蒸発部120aへの液体冷媒は重力および毛細管現象で循環し、凝縮部120cおよび第2凝縮部120eから蒸発部120aへの液体冷媒は毛細管現象で循環する。第1の筐体1を回転させる角度が任意であっても、この液体冷媒が循環する関係が存在するため、発熱体100で発生した熱を高効率に冷却させることができる。
なお、上述の説明では第2凝縮部120eを、蒸発部120aと凝縮部120cとの間に備える構成について説明したが、蒸発部110aと屈曲部110cとの間、屈曲部110cと凝縮部110bとの間、蒸発部120aと屈曲部120dとの間、屈曲部120dと凝縮部120bとの間に配置することもできる。また、第2凝集部120eの数は1つとは限らず、必要に応じて複数備える構成とすることもできる。また、上述の説明では受熱板101を貫通する第2のヒートパイプ120のみに第2凝縮部120eを配置した構成で説明したが、第1のヒートパイプ110も例えば図7のように受熱板101を貫通する構成にも適用できる。上記のいずれの構成であっても、第2凝縮部を配置することにより、冷媒の冷却点の数を増加させることができるため、発熱体100で発生した熱の冷却効率を高めることができる。
なお、図8に示したように、第2凝縮部120eが蒸発部120aと凝縮部120cとの間に配置する構成であっても、例えば凝縮部110b、凝縮部120cおよび第2凝縮部120eを選択した三角形の場合には、蒸発部110aおよび120aは三角形の内部には配置されないこととなる。なお、第2凝縮部120eは、蒸発部120aから最も離隔した凝縮部120cとこの蒸発部120aとの間に配置される。また、図8では、第2凝縮部110eは蒸発部120aと凝縮部120cとの間に配置した構成であるが、第2凝縮部120eが蒸発部120aと凝縮部120cとを結ぶ線における凝縮部120cの延長上にある構成では、第2凝縮部120eが蒸発部120aから最も離れた位置に配置されることとなる。
このように、4箇所以上の凝縮部が存在する場合には、いずれか3箇所の凝縮部を選択した場合に、それらを結ぶ三角形の内部に蒸発部が存在する位置関係となる凝縮部があればよい。例えば4箇所以上の凝縮部のうち、蒸発部から最も遠い凝縮部を3箇所選択し、その凝縮部を結ぶ三角形の内部に蒸発部が存在するような位置関係であればよい。
なお、第2のヒートパイプ120における蒸発部120aは、屈曲部120dと凝縮部120cとの間に備える構成としたが、これは一例である。例えば、発熱体100に対する凝縮部120bおよび凝縮部120cの配置方向さえ同一であれば、発熱体100の配置位置(すなわち、蒸発部120a)で独立する2本の構成とすることもできる。この第2のヒートパイプ120を独立した2本で構成(すなわち、ヒートパイプは3本の構成)する場合でも、第2凝縮部120eは蒸発部(120a)と凝縮部120cとの間に配置される。
また、凝縮部110bおよび凝縮部120bの配置方向は、発熱体100の配置方向+X(蒸発部110aおよび蒸発部120aの配置方向)に対して直交する−Y方向と+Y方向としたが、これは一例である。例えば、凝縮部110bおよび120bの内少なくともいずれか一方を、+X方向に対し屈曲部110cおよび屈曲部120cでの内角θの絶対値を、互いに平行関係にはない0度<θ<180度にすることもできる。すなわち、蒸発部110aおよび蒸発部120aの領域を中心として、凝縮部110b、凝縮部120bおよび凝縮部120cの3つ、または、凝縮部110b、凝縮部120bおよび第2凝縮部120eのそれぞれが非平行の配置関係であれば、図8の紙面上での回転動作における、3つの凝縮部110b、120b、120cまたは3つの凝縮部110b、120b、および第2凝縮部120eの少なくともいずれか1つは、蒸発部110aおよび蒸発部120aに対してトップヒートの関係ではなく、液体冷媒が循環する構成となる。
また、凝縮部110bおよび凝縮部120bを構成する屈曲部110cおよび120dと発熱体100とのX方向における距離は同一としたが、これは一例である。例えば第1のヒートパイプ110における蒸着部110aと屈曲部110cとの距離を、第2のヒートパイプ120における蒸発部120aと屈曲部120dとの距離よりも長く構成する等のように、適用する第1の筐体1に配置される発熱体100の場所等に応じて選択することができる。また、X方向だけではなく、Y方向に関しても同様に、屈曲部110cと凝縮部110bとの−Y方向の距離と、屈曲部120dと凝縮部120bとの+Y方向の距離との長さ関係は、適用する第1の筐体1に配置される発熱体100の場所等に応じて選択することができる。また、これらを適宜複合することもできる。なお、屈曲部110cと凝縮部110bとの距離および屈曲部120dと凝縮部120bとの距離はそれぞれ6cmおよび7cmとしたが、これらの距離は少なくとも図8の紙面上での回転に対する冷却には影響しなく、凝縮部110bおよび120bや発熱体100等の配置位置に応じて選択できる。
また、屈曲部110cおよび屈曲部120dはそれぞれ逆方向に90度屈曲する構成で説明したが、これは一例である。屈曲部110cの屈曲する角部に例えば面取りを備える構成、例えば蒸発部110aと凝縮部110bとを傾斜させる構成、または、例えば屈曲部110cと蒸発部110aとの間および/または屈曲部110cと凝縮部110bとの間に別の屈曲部を備える構成等であってもよい。これは第1のヒートパイプ110だけではなく、第2のヒートパイプ120であっても同様である。
[5−1.放熱構成]
図9に、本実施形態で用いた放熱装置に概略平面図を示す。なお、先の実施形態と同じ構成については同一符号を付与し、説明は割愛する。図9において、110および150は、第1および第2のヒートパイプである。第1のヒートパイプ110は、受熱板101に当接する蒸発部110a、蒸発部110aを介した両端部が放熱部111に当接する凝縮部110bで構成される。第2のヒートパイプ150は、受熱板101に当接する蒸発部150a、蒸発部150aを介した両端部の一方が放熱部151に当接する凝縮部120c、他方は複数の放熱フィンを面方向に平行に配置した放熱部160を備える凝縮部120cとで構成される。なお、放熱部160には、ファン161で強制的に冷却され、放熱部160を介してファン161から送風される空気流は、第1の筐体1の外部に流出する。なお、1は発熱体100を内蔵する第1の筐体であり、放熱部111および151は先の実施形態と同様であるため、説明は割愛する。また、第1のヒートパイプ110および第2のヒートパイプ150も、先の実施形態と同様であるためヒートパイプに関する説明は割愛する。
本実施形態における第1のヒートパイプ110の蒸発部110a、屈曲部110cおよび凝縮部110bの構成は、図6を参照して説明した先の実施形態と同じであるため説明は割愛する。また、第2のヒートパイプ150の蒸発部150a、屈曲部150c、凝縮部120cの構成も、図6を参照して説明した先の実施形態と同じであるため説明は割愛する。なお、第2のヒートパイプ150における凝縮部150bは、上述したようにファン161からの空気流が放熱部160を通過することにより、強制的に冷却する。したがって、第2のヒートパイプ150による第1の筐体1への熱伝導による冷却よりは冷却効率を高めることができる。
[5−2.効果、他]
このように、蒸発部110aおよび蒸発部150aは、凝縮部110b、150bおよび150cを頂点とする三角形の内部に構成することにより、第1の筐体1を図9における紙面上であらゆる向きに回転させても、凝縮部110b、150b、および150cの少なくとも1つは、蒸発部110aおよび150aに対してトップヒートを採らない構成とすることができる。この構成で、第1のヒートパイプ110および第2のヒートパイプ150に充填されている液体の冷媒が、蒸発部110aおよび150aで気化され、凝縮部110b、凝縮部150bおよび/または凝縮部150cで冷却されて液化し、再度蒸発部110aおよび/または蒸発部150aに液体の冷媒を循環させることができる。すなわち、蒸発部110aおよび150aで液体状の冷媒が気化されることで、受熱板101の熱を気化熱で冷却する。気化された冷媒は、凝縮部110b、150bおよび150cで放熱部111、160および151それぞれに放熱することで液化する。液化した液体冷媒は、凝縮部110b、150bおよび150cから重力と毛細管現象とにより蒸発部110aおよび150aに循環する。
この構成により、蒸発部110aに対する凝縮部110bの配置位置、蒸発部150aに対する凝縮部150bの配置位置および蒸発部150aに対する凝縮部150cの配置位置の少なくともいずれか1つはトップヒート以外の構成となる。例えば第1の筐体1を図9に示した状態で立体的に縦方向に配置した場合、蒸発部110aに対し凝縮部110bはトップヒートの関係であるが、蒸発部150aに対し凝縮部150bおよび150cで液化された冷媒が循環する関係にある。すなわち、凝縮部150bから蒸発部150aへの液体冷媒は重力および毛細管現象で循環し、凝縮部150cから蒸発部150aへの液体冷媒は毛細管現象で循環する。第1の筐体1を回転させる角度が任意であっても、この液体冷媒が循環する関係が存在するため、発熱体100で発生した熱を高効率に冷却させることができる。また、凝縮部150bでは、ファン161による空気流による強制的冷却であるため、冷媒の気液変換効率を向上させることができる。
なお、上述の説明では複数のフィンを備えた放熱部160およびファン161を凝縮部150bだけに配置した構成で説明したが、これは一例である。例えば放熱部160およびファン161を、凝縮部110bや150cそれぞれに備える構成であれば、気液変換効率はさらに向上することができる。
また、放熱部160およびファン161を備える構成は、上述した全ての実施形態でも適用することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示の冷却装置は、上述したように、ヒンジで開閉できるコンピュータ、折りたたみ型携帯電話端末、折りたたみ型電子ゲーム機、折りたたみ型電子辞書端末などでの各種電子機器に適用することができる。
1 第1の筐体
1a 表面
1b 前面
1c 左側面
1d 右側面
1e 後面
2 第2の筐体
2a 前面
2b 下面
2c 背面
2d 上面
2e 第1側面
2f 第2側面
3 開閉ヒンジ
4 液晶ディスプレイ
5 キーボード
6 ポインティングデバイス
7 回転ヒンジ
8 ヒンジサポート部
100 発熱体
101 受熱板
110 第1のヒートパイプ
110a 蒸発部
110b 凝縮部
110c 屈曲部
111 放熱部
120 第2のヒートパイプ
120a 蒸発部
120b 凝縮部
120c 凝縮部
120d 屈曲部
120e 第2凝縮部
121 放熱部
122 放熱部
123 放熱部
130 第1のヒートパイプ
130a 蒸発部
130b 凝縮部
130c 凝縮部
130d 屈曲部
130e 屈曲部
130f 屈曲部
131 放熱部
132 放熱部
140 第2のヒートパイプ
140a 蒸発部
140b 凝縮部
140c 凝縮部
140d 屈曲部
140e 屈曲部
140f 屈曲部
141 放熱部
142 放熱部
150 第2のヒートパイプ
150a 蒸発部
150b 凝縮部
150c 凝縮部
150d 屈曲部
151 放熱部
160 放熱部
161 ファン

Claims (5)

  1. 蒸発部と凝縮部とを有するヒートパイプを備え、
    前記凝縮部は、前記ヒートパイプの少なくとも3箇所に配置され、
    前記蒸発部は、前記3箇所の凝縮部で囲まれる三角形の内部に配置されている冷却装置。
  2. 前記蒸発部は、前記ヒートパイプに配置された凝縮部のうち、蒸発部から最も離れた3箇所の凝縮部で囲まれる三角形の内部に配置されている請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記三角形は、前記凝縮部の中心を頂点とする三角形であり、前記蒸発部の中心が前記三角形の内部に含まれている、請求項1または2記載の冷却装置。
  4. 受熱板から熱を受け取る蒸発部と、少なくとも1つの凝縮部とを有する第1のヒートパイプと、
    受熱板から熱を受け取る蒸発部と、少なくとも2つの凝縮部を有した第2のヒートパイプとを備え、
    前記第1のヒートパイプの蒸発部と、前記第2のヒートパイプの蒸発部は、単一の受熱板から熱を受け取る冷却装置。
  5. 前記蒸発部は、前記ヒートパイプに配置された凝縮部のうち、蒸発部から最も離れた3箇所の凝縮部で囲まれる三角形の内部に配置されている請求項1記載の冷却装置。
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