JP2014084129A - 保護フィルム - Google Patents

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Ryuji Kakihara
隆二 柿原
Mika Honjo
美香 本庄
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Abstract

【課題】ロールケーキのクリーム部を保護する保護フィルムに関し、消費者が容易に識別でき、かつ生産効率のよい保護フィルムを提供する。
【解決手段】ケーキ部7により周囲を包まれたクリ―ム部6を有するロールケーキなどにおけるクリーム部6を保護する保護フィルム1であって、透明性を有するプラスチックフィルムの片面がマット処理され、マット面が形成され、前記マット面を外側にして前記クリーム部6に載置されてなることを特徴とする保護フィルム1である。
【選択図】図2

Description

本発明は、クリームを使用したケーキ類の保護フィルムに関するものである。特にロールケーキのクリーム部を保護する保護フィルムに関するものである。
最近、ロールケーキ、生クリームを凍らせたアイスケーキなどを包装袋に収納して販売される商品が多くなっている。しかし、このようなケーキを包装袋から取り出す際、包装袋にケーキの一部(クリーム)が接触して、取り出すのに苦労したり、ケーキの一部が欠損し見栄えが悪くなる場合がある。
特にクリーム部が包装袋に接触しないように、ケーキの両側に耐油性を有する薄紙を設けたり、またプラスチックフィルムを用いた透明保護フィルムが使用されている。透明保護フィルムは、包装袋の外からケーキが視認できるようにしたフィルムである。
またロールケーキは、数人分用としたロールケーキを一本包装した商品と、個人用とした1ピースを包装した商品がある。特に、1ピースを包装した商品は、図4に示すように、ロールケーキ5のクリーム部6に透明保護フィルム11が載置され、包装袋に収納されている(包装袋は図に示していない)。このような商品は、チルド環境下で流通し、店頭のチルド棚にて販売されている。
包装袋には、ロールケーキを視認できるように透明性を有するフィルムを使用する場合が多い。よってロールケーキのクリームが包装袋に接触しないように、クリーム部を透明保護フィルムで覆うことにより、包装袋から取り出しがスムーズに行えるようにする共に、特にクリーム部などの商品の一部が包装袋に接触したままの状態、即ち商品の一部が欠損した状態になるのを防止し、商品の見栄えを良くしている。
しかし、消費者は、ロールケーキを取り出す際、透明保護フィルムの有無を容易に識別できず、取り忘れてしまい、そのまま口に入れてしまう問題がある。そこでインキにより着色したフィルムを使用する方法が考えられるが、この場合、フィルムの表裏が判別し難く、誤ってインキ面を食品側に載置してしまうという問題がある。さらには、乳白ポリプロピレンフィルムやパールポリプロピレンフィルムなどを使用する方法もあるが、視認性や透明性において不十分という問題があった。
また、ケーキの見栄えを保つ方法として、形くずれを防止する包装袋の提案がある(特許文献1)。
これは、先細に形成された矩形状に2枚のフィルムの両端縁および先細に形成された一端側が熱融着され、かつ他端側に開口部を形成した包装袋本体で、前記一端側と略同一の長さの辺を有する帯状の台紙が前記一端側から他端側方向に設けられ、かつ前記台紙が前記二枚のフィルムのそれぞれの内面に貼着されているものである。しかしこの提案は、ケーキ全体を形くずれしないように保護する包装袋であり、本発明の主旨とは異なる。
また、上述のような透明保護フィルムをロールケーキのクリーム部に載置する場合、予めクリーム部の形状より大きな形に裁断したフィルムをスタッキング(積み重ねる)した状態から、一枚ずつクリーム部に合わせて載置し、包装袋に充填して商品を生産している。しかし、フィルム面同士の滑り性が殆どないために、フィルムを載置する工程において、スタッキングしたフィルム同士が癒着し、所謂ブロッキング現象が起こり、フィルム間の離型性が悪く、例えば、数枚重なった状態でクリーム部に載置され、生産効率を下げる要因になっていた。よって、フィルムを載置する工程において、ブロッキングを防止し、かつフィルムを載置する工程のロールやガイドの滑性を向上させるとう要望もある。
特開平10−338238号公報
ロールケーキのクリーム部を保護する保護フィルムに関し、消費者が容易に識別でき、かつ生産効率のよい保護フィルムを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明としては、ケーキ部により周囲を包まれたクリ―ム部を有するロールケーキなどにおけるクリーム部を保護する保護フィルムであって、
透明性を有するプラスチックフィルムの片面がマット処理され、マット面が形成され、
前記マット面を外側にして前記クリーム部に載置されてなることを特徴とする保護フィルムである。
請求項2に係る発明としては、前記マット処理が、サンドブラスト法であることを特徴とする請求項1記載の保護フィルムである。
請求項3に係る発明としては、前記プラスチックフィルムが、延伸ポリプロピレンフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載の保護フィルムである。
本発明の保護フィルムは、マット面を外側にしてクリーム部に載置することで、消費者が保護フィルムを識別でき、かつクリ―ム部を視認できるものである。また保護フィルムをスタッキングしても、フィルム同士のブロッキングがなく、離型性を有しているために生産効率を向上させることができる。
本発明の請求項1によれば、透明性を有するプラスチックフィルムの片面にマット面を形成し、該マット面を外側にして載置することにより、消費者が保護フィルムの有無の識別を容易にできる。またクリーム部を保護フィルムの外から視認できる。
また保護フィルムの片面がマット面で、一方の面が平滑性を有するグロス面(光沢面)であることにより、フィルムを載置する工程においてスタッキングされてもフィルム同士がブロッキングせず、安定した生産性が得られる。
本発明の請求項2によれば、マット処理が、サンドブラスト法であることにより、衛生性に優れたマット面が得られる。
本発明の請求項3によれば、プラスチックフィルムが、延伸ポリプロピレンフィルムであることにより、透明性とマット性と双方有した保護フィルムが得られる。また生産価格の安価なフィルムが得られ、生産性が向上する。
本発明の保護フィルムの一例を示す断面図である。 図1の保護フィルムの使用形態の一例を示す説明図である。 本発明の保護フィルムを使用した商品の形態の一例を示す説明図である。 従来の商品の形態の一例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の保護フィルムの一例を示す断面図である。保護フィルム1は、透明性を有するプラスチックフィルム2からなり、片面がマット面3、一方の面がグロス面4になっている。マット面は、入射光を拡散するために、透明性を低下させ、所謂、曇り性を発現する。マット面は、サンドブラスト法により形成されているので表面には異物などがなく衛生面で優れている。
図2は、図1の保護フィルムの使用形態の一例を示す説明図である。スポンジケーキ7に巻かれたクリ―ム部6を有するロールケーキ5(1ピース)のクリーム部6に、マット面3を外側にしてグロス面4側をクリーム部6の表面に載置した一例を示している。保護フィルム1は、マット面を外側にして載置されているために、曇り性が発現された状態になっている。よって、消費者は保護フィルムを識別することができる。保護フィルムを取り忘れることはない。また曇り性と透明性を調節することにより、クリーム部を視認できるようになる。通常、曇り性は、ヘイズ値で表される。ヘイズ値を、曇り性と透明性が適う範囲で決めてマット面を形成することができる。
図3は、本発明の保護フィルムを使用した商品の形態の一例を示す説明図である。図3には、ロールケーキの1ピースが包装された商品12の形態の一例を示している。ロールケーキ5のクリーム部6を覆う形で保護フィルム1のグロス面を載置させ、該ケーキ5の下面は、耐油性を有する受け台紙8に包まれ、その状態のまま形くずれ防止用のプラスチックトレ―9に載置され、その後包装袋10に密封される。包装袋10は透明性を有している。包装袋10の外からロールケーキ5のクリ―ム部6に載置された保護フィルム1を識別できる。またクリーム部を視認できる。なお、前記受け台紙8については、プラスチックトレー9に密着防止用の凹凸加工が施されているなど、他の密着防止手段が設けられている場合は不要である。
本発明を実施するための形態につき、さらに詳しく説明する。
保護フィルムの材料としては、特に制限を受けるものではなく公知のものを使用することができる。例えば、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル系(ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等)、ポリアミド系(ナイロン―6、ナイロン―66等)、ポリスチレン、エチレンビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリエーテルスルホン、アクリル、セルロース系(トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース等)などのフィルムを使用できるが、特に限定されない。透明性を有するものが好ましい。厚さは10〜75μmの範囲が使用でき、特に12〜40μmの範囲が好ましい。特にフィルムの透明性、マット処理(サンドブラスト法)適正、価格面から延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)が好ましい。
マット処理する方法としては、フィルム表面をサンドブラスト処理する方法、フィルム上にコーティングによりマット層(マットコーティング)を形成する方法、無機または有機の粉末、好ましくは体質顔料を練り込んだ樹脂から成形して形成する方法、樹脂を成形しながらマットロールにて成形する方法などを挙げることができる。これらの方法の中で、サンドブラスト処理にて形成するのが好ましい。
コーティングによりマット層を形成する方法では、保護フィルムをスタッキングする場合、マット層を形成するシリカなどの体質顔料からなるマット剤およびバインダー樹脂などが、接する保護フィルムのグロス面に移行し、それがクリーム部に転移する問題がある。よって衛生性に問題がある。
また体質顔料を練り込んだ樹脂を成形してマット面を形成する方法では、単層フィルムでは、曇り性(ヘイズ値)が大きくなり、マット面の管理が難しい問題がある。また一方の面をグロス面にするためには、多層化する必要があり、生産コストも高くなる問題がある。
また樹脂を押出しながらマットロールにて押圧して成形する方法では、未延伸フィルムでは可能であるが、延伸フィルムでは、成形後に延伸されるために、凹凸が崩れてしまう問題がある。
マット面は、凹凸状に形成されたものである。マット面には、曇り性と透明性が必要である。曇り性は、ヘイズ値(%)で表される。保護フィルムの識別とクリーム部を視認する透明性から、ヘイズ値では5〜40%の範囲がよく、5〜20%の範囲がさらに好ましい。例えば、ヘイズが40%を超えると、クリーム部を視認できるが、曇り性が大きくなり、見にくく好ましくない。またヘイズ値が5%未満では、透明性は良いが、曇り性が小さく、保護フィルムの識別が難しくなる。よって、透明性を維持しながら曇り性を有し、消費者が識別できるものがよい。尚、ヘイズ値(%)とは、拡散光透過率と全光線透過率との比率からなる。ヘイズ値(%)は、ヘイズメーターを使用し、JIS−K−6714に準じて測定することができる。
本発明の保護フィルムは、透明性を有するプラスチックフィルムの片面をサンドブラスト処理によりマット化したものである。サンドブラスト処理とは、微細な砂を吹きつけ、表面を凹凸にする加工で、表面をマット面にすることができる。よって片面をマット面に、一方の面をグロス面にすることができる。
保護フィルムは、所定の形状に打ち抜かれる。打ち抜き加工は、金型を用いたプレス抜き加工による方法、金属刃を用いたトムソン抜き加工による方法、ロータリーダイ加工による方法などが可能である。
本発明の保護フィルムは、片面にマット処理が施されていることにより、生産効率を向上させることができる。例えば、フィルムを載置する工程において、フィルムを複数枚重ねた状態にて、所定のサイズに断裁して形成された保護フィルムを、スタッキングした状態から、一枚ずつ取り上げながらロールケーキのクリーム部に載置していく。この際、スタッキングされた保護フィルムは、通常上面をマット面にし。マット面とグロス面が接触している。よってフィルム同士のブロッキングがなく、離型性が向上しているため、数枚重なった状態で載置されることはなく、生産効率を向上させることができる。
また、マット面上に、滑剤を塗布することにより、保護フィルム同士のブロッキングを防ぐことができる。離型性が更に向上させることができる。
滑剤としては、例えば、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤などが使用できる。これらの滑剤をマット面に塗布することにより、さらに離型性を向上させることができる。
塗布する方法としては、グラビアロールコート、リバースロールコート、マイクログラビアコートの他、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などの印刷方式を用いることができる。
本発明の保護フィルムは、片面にマット面を備え、該マット面を外側にしてロールケーキのクリーム部に載置することで、消費者は、保護フィルムを識別でき、かつクリーム部を視認できるものである。また保護フィルムを載置する工程においても生産効率を向上させ、安定して生産できるものである。
本発明の保護フィルムは、ロールケーキのクリーム部を保護するだけでなく、アイスケーキのクリーム部や、その他ケーキにおいて、クリーム部と包装袋との接触防止のための合紙として使用することもできる。
1:本発明の保護フィルム
2:透明性を有するプラスチックフィルム
3:マット面
4:グロス面
5:ロールケーキ
6:クリーム部
7:スポンジケーキ
8:受け台紙
9:プラスチックトレー
10:包装袋
11:透明保護フィルム
12:ロールケーキが包装された商品

Claims (3)

  1. ケーキ部により周囲を包まれたクリ―ム部を有するロールケーキなどにおけるクリーム部を保護する保護フィルムであって、
    透明性を有するプラスチックフィルムの片面がマット処理され、マット面が形成され、
    前記マット面を外側にして前記クリーム部に載置されてなることを特徴とする保護フィルム。
  2. 前記マット処理が、サンドブラスト法であることを特徴とする請求項1記載の保護フィルム。
  3. 前記プラスチックフィルムが、延伸ポリプロピレンフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載の保護フィルム。
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