JP2014083903A - 自転車用機能部品クランプ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のクランプ部材の非直線形の自転車構成部材の端部からの差込みを可能にするとともに、確実かつ堅牢な機能部品の装着と組付け後の盗難の虞れをも解消する。
【解決手段】 少なくとも一対のクランプ部材10、11により機能部品8を自転車構成部材5に装着する自転車用機能部品クランプ構造において、前記一対のクランプ部材の一方10を自転車構成部材5の端部から差し込む剛性部材にて構成し、クランプ部材の他方11をクランプ部材の一方10が自転車構成部材5を通過できる程度に自転車構成部材5に対し変形または離間できるように構成したことにより、少なくとも一対のクランプ部材10、11により、大なる機能部品8であっても確実かつ堅牢に自転車構成部材5に装着でき、しかも、曲部のあるハンドルバー等の自転車構成部材5に対しても、クランプ部材10、11をその端部から容易に差し込んで組み付けることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 少なくとも一対のクランプ部材10、11により機能部品8を自転車構成部材5に装着する自転車用機能部品クランプ構造において、前記一対のクランプ部材の一方10を自転車構成部材5の端部から差し込む剛性部材にて構成し、クランプ部材の他方11をクランプ部材の一方10が自転車構成部材5を通過できる程度に自転車構成部材5に対し変形または離間できるように構成したことにより、少なくとも一対のクランプ部材10、11により、大なる機能部品8であっても確実かつ堅牢に自転車構成部材5に装着でき、しかも、曲部のあるハンドルバー等の自転車構成部材5に対しても、クランプ部材10、11をその端部から容易に差し込んで組み付けることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、少なくとも一対のクランプ部材により機能部品を自転車用構成部材に装着する自転車用機能部品クランプ構造に関する。
従来、自転車等の軽車両においては、各種機能部品やモニター装置である表示装置等の電装品がハンドルバーに装着されて、走行中の各種情報が容易に目視にて得られるように構成されている。これらの電装品をハンドルバーに装着するには、電装品に設けられたクランプ部材をハンドルバーに把持・緊締させる等して行われている。一般に、これらのクランプ部材に関して、クランプ部材が金属等の剛性部材により構成された場合には、片持ち梁形式やあるいは緊締ボルト等により緊締される分割部材にてハンドルバーを把持する形態が採用される。また、クランプ部材が合成樹脂等の比較的変形可能な素材にて構成される場合には、スリット部を有するC型形状のものが採用される。
下記特許文献1に開示された自転車用中空構造部品が、前記片持ち梁形式の従来例である。この第1従来例を図5を用いて簡単に説明すると、速度に応じて硬軟の切換え等を行うフロントサスペンションの制御ユニットを構成する電装品である制御ユニット131は、ハンドルバー115に一体形成されたブラケット150によって、ハンドルバー115に対して片持ち梁形態にて取り付けられている。
また、下記特許文献2に開示された自転車の傘取付支持具は、前記緊締ボルト等により緊締される分割部材にてハンドルバーを把持する形態の従来例である。この第2従来例を図6を用いて説明すると、電装品ではないが、傘等の支持具の支柱202等を受け入れるハンドル取付機構204において、一対のクランプ部223、223とこれらのクランプ部223と分割された一対の締枠227、227とでハンドルMを挟持して、ボルト229・・・により緊締させるものである。
さらに、下記特許文献3に開示された自転車用表示装置は、前記クランプ部材が比較的変形可能な素材にて構成され、スリット部を有するC型形状の従来例である。この第3従来例を図7を用いて説明すると、ハンドルバー315に対して、着脱可能にサイクルコンピュータ311が装着された照明装置310におけるブラケット350を、スリット部を有したC型形状のクランプ部材として装着したものである。
前述した前記図5の特許文献1に記載された自転車用中空構造部品に関し、この第1従来例のような片持ち梁形態のものでは、ハンドルバー115とブラケット150が一体形成されていて盗難の虞れはないものの、比較的軽量の電装品の装着には適するが、大きな表示装置等の電装品には不向きであった。
また、前記図6の特許文献2に記載された自転車の傘取付支持具に関し、この第2従来例のような分割構造のものでは、前記ボルト229は容易に取り外せて盗難に遇い易く、部品点数も多くなって組み付けにくくなることが避けられなかった。
さらに、前記図7の特許文献3に開示された自転車用表示装置では、ブラケット350はスリット部を有したC型形状のクランプ部材としてハンドルバー315に装着されることから、比較的柔軟な素材にて構成されることが理解されるが、この第3従来例のようなものでは、前記第2従来例の分割構造のものと同様に、取付ビス320を容易に取り外してC型形状のクランプ部材を拡開させて容易に持ち去ることが可能であった。
以上述べたような諸課題が存在し、片持ち梁形態の欠点を補うために、少なくとも一対のクランプ部材を用いて大なる電装品をハンドルバーに装着するように構成する必要があり。また、電装品の盗難防止の観点から、クランプ部材をハンドルバーの端部から差し込むように構成して、ハンドルバーの両端部にグリップやブレーキレバー等を装着して組み付けた後はクランプ部材の取外しが困難となり盗難に遇う虞れを解消するとともに、曲部を有するハンドルバーへの複数のクランプ部材の差し込みをも可能にする必要があった。また、電装品によっては、クランプ部材に対して電装品を着脱させて、非使用時には電装品を取り外して盗難を避けるように構成することも行われているが、このような着脱構造では、大きな電装品の装着が不安定になりがちであった。
そこで本発明では、前記従来の電装品等の機能部品のクランプ構造の諸課題を解決して、複数のクランプ部材の非直線形の自転車用構成部材の端部からの差込みを可能にするとともに、確実かつ堅牢な機能部品の装着と組付け後の盗難の虞れをも解消できる自転車用機能部品クランプ構造を提供することを目的とする。
このため本発明は、少なくとも一対のクランプ部材により機能部品を自転車構成部材に装着する自転車用機能部品クランプ構造において、前記一対のクランプ部材の一方を自転車構成部材の端部から差し込む剛性部材にて構成し、クランプ部材の他方をクランプ部材の一方が自転車構成部材を通過できる程度に自転車構成部材に対し変形または離間できるように構成したことを特徴とする。また本発明は、前記一方のクランプ部材がリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が半割り状の剛性部材からなる分割部材をクランプ部材の本体部側に緊締して構成したことを特徴とする。また本発明は、前記クランプ部材が機能部品の本体部と一体構造にて構成したことを特徴とする。また本発明は、前記一方のクランプ部材がリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が変形可能な素材にて構成したことを特徴とする。また本発明は、前記他方のクランプ部材において、その分割部材のクランプ部材の本体部側への緊締が互いの緊締方向を異ならせた一対の緊締ボルトにより行うように構成したことを特徴とする。また本発明は、前記機能部品が電装品であり、前記自転車構成部材がハンドルバーであることを特徴とする。また本発明は、前記一対のクランプ部材が中央に配置されたハンドルステムを跨いで両側に配置されたことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、請求項1に記載の構成要件である、少なくとも一対のクランプ部材により機能部品を自転車構成部材に装着する自転車用機能部品クランプ構造において、前記一対のクランプ部材の一方を自転車構成部材の端部から差し込む剛性部材にて構成し、クランプ部材の他方をクランプ部材の一方が自転車構成部材を通過できる程度に自転車構成部材に対し変形または離間できるように構成したことにより、少なくとも一対のクランプ部材により、大なる機能部品であっても確実かつ堅牢に自転車構成部材に装着でき、しかも、クランプ部材の他方をクランプ部材の一方が自転車構成部材を通過できる程度に自転車構成部材に対し変形または離間できるように構成してあるので、曲部のある自転車構成部材であっても、その端部から容易に差し込んで組み付けることが可能となる。
また、請求項2に記載の構成要件である、前記一方のクランプ部材がリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が半割り状の剛性部材からなる分割部材をクランプ部材の本体部側に緊締して構成した場合は、一対のクランプ部材が容易に曲部のある自転車構成部材であっても、その端部から差し込んで組み付けられるものでありながら、確実かつ堅牢に機能部品を装着できる。さらに、請求項3に記載の構成要件である、前記クランプ部材が機能部品の本体部と一体構造にて構成した場合は、より高い剛性によって強固に、脱落等の虞れがなく機能部品を自転車構成部材に取り付けることができる。
さらにまた、請求項4に記載の構成要件である、前記一方のクランプ部材がリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が変形可能な素材にて構成した場合は、他方のクランプ部材の変形によって、一対のクランプ部材が容易に曲部のある自転車構成部材であっても、その端部から差し込んで組み付けることができる。また、請求項5に記載の構成要件である、前記他方のクランプ部材において、その分割部材のクランプ部材の本体部側への緊締が互いの緊締方向を異ならせた一対の緊締ボルトにより行うように構成した場合は、上面側に緊締ボルトの頭部を配置して見映えを良くしたり、緊締ボルトの先端の上面への露出による手指の怪我の虞れをなくすことも可能となる他、見えにくい下側に緊締ボルトを配置して、盗難の機会を少なくすること等が可能となる。
さらに、請求項6に記載の構成要件である、前記機能部品が電装品であり、前記自転車構成部材がハンドルバーである場合は、走行中に視認したり操作することが多い機能部品としての電装品等を曲部が形成されたようなハンドルバーにも容易に装着することができて、設計の自由度が高くなる。さらにまた、請求項7に記載の構成要件である、前記一対のクランプ部材が中央に配置されたハンドルステムを跨いで両側に配置された場合は、比較的ストレートなハンドルバーの中央部にて2か所のクランプ部材によって電装品を固定することができ、機能的にも見映え的にもバランスがよくなる。
以下、本発明の自転車用機能部品クランプ構造の好適な形態を図面に基づいて説明する。本発明の自転車用機能部品クランプ構造は、図1に示すように、少なくとも一対のクランプ部材10、11により機能部品(電装品)8を自転車構成部材(ハンドルバー)5に装着する自転車用機能部品クランプ構造において、前記一対のクランプ部材10、11の一方10を自転車構成部材5の端部から差し込む剛性部材にて構成し、クランプ部材の他方11をクランプ部材の一方10が自転車構成部材5を通過できる程度に自転車構成部材5に対し変形または離間できるように構成したことを特徴とする。
図1〜図4は、本発明の自転車用機能部品クランプ構造の第1実施例を示すもので、本実施例では、機能部品が電装品8であり、自転車構成部材がハンドルバー5である場合に適用した実施例である。クランプ部材10、11のうち、一方のクランプ部材10をリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の金属製や硬質樹脂製等の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が半割り状の同様の金属製や硬質樹脂製等の剛性部材からなる分割部材をクランプ部材の本体部側に緊締して構成するものである。図2に示す例では、クランプ部材10を、リング状ではなくスリット13を形成して僅かながらも変形可能に構成したものである。それによって、クランプ部10をハンドルバー5の端部から差し込んで組み付ける際に、緊締ボルト15(図3参照)による緊締でクランプ部材10の内径が縮径して固定される。言うまでもないが、電装品8のクランプ部材10、11をハンドルバー5の端部から差し込んで組み付けるのは、少なくとも一方側のグリップ6やブレーキレバー7等(図1参照)が装着される以前の裸の状態のハンドルバー5に対してである。実施例のクランプ部材10、11は一対だけ設けられたものを示すが、2以上のクランプ部材により電装品8をハンドルバー5に保持するように構成することを妨げない。その際は、1つを剛性部材によるクランプ部材とし、残余をハンドルバー5に対し変形または離間できるように構成される。ただし、ハンドルバー5の曲部をクリアできる程度の隣接クランプ部材同士を剛性部材とすることもできる。
スリット13を形成しない剛性リング形状のクランプ部材10を採用した場合には、クランプ部材10はハンドルバー5の径よりやや大径の内径に形成したリング状部を構成するとよい。ハンドルバー5に組み付けた後のリング状部の内径とハンドルバー5の外径との間に生じた隙間には、断面三角形のテーパ状のスリット入りシム等が圧入されるとよい。そして、他方のクランプ部材11としては、半割り状の剛性部材からなる分割部材12を本体部側のクランプ部材に緊締して構成される。電装品8の本体部9は剛性部材にて構成され、好適には前記一対のクランプ部材10、11と一体にて構成され、より高い剛性によって脱落等の虞れなく電装品8をハンドルバー5に取り付けることを可能にする。他方のクランプ部材11として、組付けの際のハンドルバー5の曲部等に対応させるために変形可能な柔軟性のある合成樹脂製や弾性金属製等の素材を採用する場合は、電装品8の本体部9とは別体にて構成される。前記変形可能な柔軟性のある合成樹脂製や弾性金属製等の素材により他方のクランプ部材11を構成する場合は、前記一方のクランプ部材10のようなスリット13を有するC型形状とする等、適宜の形状が採用され得る。また、一対のクランプ部材10、11を同じ素材の合成樹脂製等で電装品8の本体ブラケット9と一体に構成した場合でも、リブの追加や薄肉部の形成等で一方のクランプ部材10を剛性部材に、他方のクランプ部材11を変形可能に構成することもできる。
図2において、電装品8の上面側には、例えば表示部16、方向指示部17、17、時刻表示部18等が配設される。表示部16の用途としては、例えば自転車の後部に配置したカメラと接続されてバックモニターとして自転車の後方を撮影した画像が映し出されるように構成される。時刻表示部18には、現在の時刻が表示される。図4は電装品を下方から見た斜視図である。電装品8の本体部9と一体にて一方のクランプ部材10と他方のクランプ部材11の本体部側が構成されることが明瞭に理解される。符号17にて示されるのは接続コード取出し用孔である。
図3はクランプ部材に緊締ボルトが螺合される電装品を上方から見た斜視図である。一方のクランプ部材10は、スリット部13を有するC型形状の剛性部材にて構成され、他方のクランプ部材11は、半割り状で円弧状の剛性部材からなる分割部材12をクランプ部材11の本体側に緊締して構成される。前記一方のクランプ部材10におけるスリット部13の対向部には一対の螺筒部14、14が形成され、また前記他方のクランプ部材11における分割部材12と本体側との対向部にも一対の螺筒部14、14が形成される。これらの対向螺筒部14、14間に挿入されて各緊締ボルト15・・が螺合される。
図3にて明瞭に理解されるように、前記他方のクランプ部材11において、その分割部材12のクランプ部材の本体部側への緊締が互いの緊締方向を異ならせた一対の緊締ボルト15、15により行うように構成され、上面側に緊締ボルト15の頭部を配置して見映えを良くしたり、緊締ボルト15の先端の上面への露出による手指の怪我の虞れをなくすことも可能となる他、見えにくい下側にもう一方の緊締ボルト15が配置され、盗難の機会を少なくすること等を可能にしている。前記一方のクランプ部材10におけるスリット13の対向側の螺筒部14、14を緊締する緊締ボルト15の緊締方向も見えにくい下面側から上面側に向かう構成となっている。
このような電装品8におけるクランプ部材10、11をハンドルバー5に組み付けるには、少なくとも一方側のグリップ6やブレーキレバー7等(図1参照)が装着される以前の裸の状態のハンドルバー5に対して端部から順次差し込んでいく。通常、ハンドルバー5は、図1に示すように非線形で曲部が形成されており、もし、一対のクランプ部材10、11がいずれも変形の殆どない剛性部材により構成されたとすると、所定の間隔を有する一対のクランプ部材10、11が同時にハンドルバー5の曲部をクリアして軸方向に沿う移動は不可能になってしまう。そこで、本発明のように、一方のクランプ部材10を取付剛性と盗難防止機能等を有するリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、他方のクランプ部材11を半割り状の剛性部材からなる分割部材12を採用したり、あるいは例えば、柔軟性のある素材等にて構成して、クランプ部材の一方10が自転車構成部材であるハンドルバー5の曲部を通過できる程度に自転車構成部材であるハンドルバー5に対し変形または離間できるように構成したことにより、一対のクランプ部材10、11が同時にハンドルバー5の曲部をクリアして軸方向に沿う移動を可能にするものである。所定の取付位置にて、双方のクランプ部材における対向する螺筒部14、14を各緊締ボルト15により強固に固定して電装品8のハンドルバー5への装着が完了する。
かくして、前記一対のクランプ部材10、11がハンドルバー5の中央のストレート部に配置された後、クランプ部材10、11間にて、ハンドルステム3が把持緊締具4によりハンドルバー5に把持・緊締され、ハンドルステム3の後端部が把持緊締具2によりフロントホーク1の上端部に把持・固定される。これにより、比較的ストレートなハンドルバー5の中央部にて2か所のクランプ部材10、11によって電装品8を固定することができ、機能的にも見映え的にもバランスがよくなり、また、電装品8の配置位置が中央となり表示部16における表示画面が見易くなる。この状態にて、前述したように、前記一方のクランプ部材10のスリット部13の対向螺筒部14、14間、および前記他方のクランプ部11の分割部材12と本体側との対向部の一対の螺筒部14、14間に緊締ボルト15・・・が螺合されて、確実かつ堅牢に電装品8がクランプ部材10、11によってハンドルバー5に取り付けられる。万一、不心得者が電装品8を持ち去ろうとして緊締ボルト15を取り外しただけでは、一方の剛性部材により構成されたクランプ部材10の存在により、電装品8をハンドルバー5の径方向に取り外すことが不可能であり、電装品8をハンドルバー5の軸方向に抜くためには、少なくとも、グリップ6、ブレーキレバー7を分解しなければならないことを認識するに至り、時間を要して盗難を断念せざるを得なくなる。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、機能部品の形状(実施例のものは四角形であるがこれに限定されない)、形式およびその種類(バックモニターやサイクルコンピュータ、ナビゲーション等の電装品の他、方向指示器、バッグ等の収納袋、バスケット、チャイルドシート、ランプ等の電装品等が考えられる)、自転車構成部材の形状および種類(曲部等の形成形態を含む実施例のハンドルバーの他、ハンドルポスト、各チューブ、各ステー、キャリア等の自転車構成部材に各種機能部品を装着することが考えられる)、クランプ部材の一方の形状(リング状、スリットを有するC型形状等)、形式および材質(剛性部材を構成する金属や硬質樹脂等)、クランプ部材の他方の形状(実施例のように、剛性部材からなる半割り円弧状の分割部材を構成したり、あるいは、ヒンジ等により円弧状の分割部材の一端側を軸支して、分割部材の他端側を緊締ボルトにて固定するようにしたり、柔軟性のある合成樹脂製や弾性金属製等の素材を採用する場合は、前記一方のクランプ部材のようなスリットを有するC型形状とする等適宜の形状が採用され得る)、クランプ部材の数(一対を好適とするが3以上でも可)、クランプ部材の機能部品本体部への形成形態(一体形成を好適とするが、他方のクランプ部材の素材等を考慮すれば、別体にて適宜の締結形態にて電装品本体部に固定することもできる)、クランプ部材における本体部側への分割部材の緊締ボルトの緊締方向の向きの選定(異なった方向を好適とするが、同方向を妨げるものではない)等については適宜採用できる。また、実施例に記載の諸元はあらゆる点で単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。
本発明の自転車用機能部品クランプ構造は、好適には、通常の自転車に適用されるが、運搬車両や自動二輪車等にも適用が可能である。
1 フロントホーク
2 把持緊締具
3 ハンドルステム
4 把持緊締具
5 ハンドルバー(自転車構成部材)
6 グリップ
7 ブレーキレバー
8 電装品(機能部品)
9 本体部
10 第1クランプ部材(一方のクランプ部材)
11 第2クランプ部材(他方のクランプ部材)
16 表示部
2 把持緊締具
3 ハンドルステム
4 把持緊締具
5 ハンドルバー(自転車構成部材)
6 グリップ
7 ブレーキレバー
8 電装品(機能部品)
9 本体部
10 第1クランプ部材(一方のクランプ部材)
11 第2クランプ部材(他方のクランプ部材)
16 表示部
Claims (7)
- 少なくとも一対のクランプ部材により機能部品を自転車構成部材に装着する自転車用機能部品クランプ構造において、前記一対のクランプ部材の一方を自転車構成部材の端部から差し込む剛性部材にて構成し、クランプ部材の他方をクランプ部材の一方が自転車構成部材を通過できる程度に自転車構成部材に対し変形または離間できるように構成したことを特徴とする自転車用機能部品クランプ構造。
- 前記一方のクランプ部材がリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が半割り状の剛性部材からなる分割部材をクランプ部材の本体部側に緊締して構成したことを特徴とする請求項1に記載の自転車用機能部品クランプ構造。
- 前記クランプ部材が機能部品の本体部と一体構造にて構成したことを特徴とする請求項2に記載の自転車用機能部品クランプ構造。
- 前記一方のクランプ部材がリング形状あるいはスリット部を有するC型形状の剛性部材にて構成するとともに、前記他方のクランプ部材が変形可能な素材にて構成したことを特徴とする請求項1に記載の自転車用機能部品クランプ構造。
- 前記他方のクランプ部材において、その分割部材のクランプ部材の本体部側への緊締が互いの緊締方向を異ならせた一対の緊締ボルトにより行うように構成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の自転車用機能部品クランプ構造。
- 前記機能部品が電装品であり、前記自転車構成部材がハンドルバーであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の自転車用機能部品クランプ構造。
- 前記一対のクランプ部材が中央に配置されたハンドルステムを跨いで両側に配置されたことを特徴とする請求項6に記載の自転車用機能部品クランプ構造。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10889348B2 (en) | 2017-09-29 | 2021-01-12 | Shimano Inc. | Bicycle operating device, bicycle adapter, and bicycle assembly |
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2012
- 2012-10-22 JP JP2012232496A patent/JP2014083903A/ja active Pending
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US10889348B2 (en) | 2017-09-29 | 2021-01-12 | Shimano Inc. | Bicycle operating device, bicycle adapter, and bicycle assembly |
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