JP2014083589A - 熱加工機 - Google Patents

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良 ▲吉▼岡
Makoto Yoshioka
Koji Seiji
孝二 政氏
Masahiko Okubo
正彦 大窪
Seiichi Hayashi
清一 林
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Abstract

【課題】パレットチェンジャの作業エリアにおける安全性を向上させた熱加工機を提供する。
【解決手段】パレットチェンジャ23を囲う作業エリアWAの各角部には、投光器71、反射板72、及び受光器73からなる第1エリアセンサ77が配置されており、投光器71から照射した光を、3つの反射板72で反射して受光器73で受光することにより、作業エリアWA内への作業者等の出入りを監視している。また、キャビン30の背面30Rには、搬入出口37の上方にレーザ式の第2エリアセンサ87が近接して配設されて、作業エリアWA内におけるパレットチェンジャ23の所定高さの異常を検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パレットチェンジャを備えた熱加工機に関する。
レーザ加工機等のパレットチェンジャを備えた熱加工機においては作業者の安全を考慮して様々な安全対策が行われている。例えば、特許文献1に記載の加工槽カバー装置では、スライドカバーの開放状態を検出するセンサ及びスライドカバーの閉塞状態を検出するセンサによる開放検出信号に応答して、コントローラが出入口を通じて工作物を設定したパレットを搬入出可能に制御し且つセンサの閉塞検出信号に応答して加工機を稼動可能に制御する。これにより、センサの検出信号によってスライドカバーの開閉状態を検出でき、検出信号で加工機及びパレットチェンジャを作動でき、パレットの搬入出作動を正確に且つ確実に行うことができることが開示されている。
特開平3−196917号公報
しかしながら、特許文献1に記載の安全対策では、スライドカバーの開閉状態により安全性を担保しているが、例えスライドカバーが閉まっていたとしても、パレットの搬入出作業中は、パレットチェンジャの作業エリアに作業者がいないことが好ましい。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パレットチェンジャの作業エリアにおける安全性を向上させた熱加工機を提供することにある。
(1) ワークに熱を発生させるための加工ヘッドと、該加工ヘッドを収容するキャビンと、を有する熱加工機本体と、
前記ワークを保持するパレットと、
前記ワークを前記パレットとともに前記キャビンに搬入出するパレットチェンジャと、を備えた熱加工機であって、
前記パレットチェンジャの作業エリアへの進入を検出する第1エリアセンサと、
前記パレットチェンジャの所定高さにおける異常を検出する第2エリアセンサと、を備えることを特徴とする熱加工機。
(2) 前記第2エリアセンサは、前記熱加工機本体のパレット搬入出口の上方に該パレット搬入出口に近接して配置されることを特徴とする(1)に記載の熱加工機。
(3) 前記第2エリアセンサのセンシング領域は、前記第1エリアセンサのセンシング領域と略等しいことを特徴とする(1)又は(2)に記載の熱加工機。
(4) 前記パレットチェンジャを起動する起動スイッチが、前記第1エリアセンサと前記第2エリアセンサのセンシング領域外に配置されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の熱加工機。
(5) 前記第1エリアセンサと前記第2エリアセンサのセンシング領域外に配置され、前記起動スイッチを有効とするフートスイッチをさらに備え、
前記フートスイッチを踏んだ後、前記起動スイッチを所定時間内に押すことで前記パレットチェンジャが起動することを特徴とする(4)に記載の熱加工機。
(6) 前記フートスイッチは、上面及び4つの側面のうちの3側面がスイッチカバーに覆われており、
該スイッチカバーで覆われていない一側面に開口部が形成されていることを特徴とする(5)に記載の熱加工機。
(7) ワークに熱を発生させるための加工ヘッドと、該加工ヘッドを収容するキャビンと、を有する熱加工機本体と、
前記ワークを保持するパレットと、
前記ワークを前記パレットとともに前記キャビンに搬入出するパレットチェンジャと、を備えた熱加工機であって、
前記パレットチェンジャの作業エリアへの進入を検出するエリアセンサと、
前記エリアセンサのセンシング領域外に配置され、前記パレットチェンジャを起動する起動スイッチと、
前記エリアセンサのセンシング領域外に配置され、前記起動スイッチを有効とするフートスイッチと、を備え、
前記フートスイッチを踏んだ後、前記起動スイッチを所定時間内に押すことで前記パレットチェンジャが起動することを特徴とする熱加工機。
(8) 前記熱加工機本体に前記起動スイッチを含む操作盤が設けられており、
前記フートスイッチは、上面及び4つの側面のうちの3側面がスイッチカバーに覆われており、
該スイッチカバーで覆われていない一側面に開口部が形成されていることを特徴とする(7)に記載の熱加工機。
上記(1)に記載の態様によれば、第1エリアセンサによりパレットチェンジャの作業エリアへの作業者の進入を検出することができるので、パレットの搬入出作業中に作業者が誤って作業エリア内へ進入することを検出することができる。また、元々、作業者が作業エリアにいた場合には、第1エリアセンサにより作業者を検出することはできないが、第2エリアセンサにより作業者を検出することができるので、パレットチェンジャの作業エリア内に作業者がいる状態で、パレットの搬入出作業を行うことを回避することができる。これにより、パレットの搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
上記(2)に記載の態様によれば、第2エリアセンサにより誤ってパレット上に置かれた異物を検出することができ、異物のパレット搬入出口への衝突を回避することができる。
上記(3)に記載の態様によれば、パレットチェンジャの作業エリアに第1エリアセンサと第2エリアセンサのセンシング領域を一致させることで、より効果的にパレットの搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
上記(4)に記載の態様によれば、作業者が起動スイッチを押すためにパレットチェンジャの作業エリアからでるように設定することで、パレットの搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
上記(5)に記載の態様によれば、仮に作業者が作業エリアから手を伸ばして起動スイッチを押すことが可能であったとしても、作業エリアからアクセスできない位置にフートスイッチを設置することで、作業者はパレットチェンジャを起動するために作業エリアから出る必要があるため、作業エリア内に作業者がいる状態で、パレットの搬入出作業を行うことをより確実に回避することができる。
上記(6)に記載の態様によれば、仮にフートスイッチを作業エリアからアクセスできる位置に配置した場合でも、作業者はパレットチェンジャの起動スイッチを有効にするフートスイッチを押すため開口部側に回りこんでフートスイッチを踏む必要があるので、パレットチェンジャの作業エリア内に作業者がいる状態で、パレットの搬入出作業を行うことをより確実に回避することができる。
上記(7)に記載の態様によれば、エリアセンサによりパレットチェンジャの作業エリアへの作業者の進入を検出することができるので、パレットの搬入出作業中に作業者が誤って作業エリア内へ進入することを検出することができる。また、作業エリアからアクセスできない位置に起動スイッチとフートスイッチの少なくとも一方を設置することで、作業エリア内の作業者が手を伸ばしてパレットチェンジャの起動スイッチを押すことを防止することができる。これにより、パレットの搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
上記(8)に記載の態様によれば、フートスイッチを作業エリアからアクセスできる位置に配置した場合でも、作業者はパレットチェンジャの起動スイッチを有効にするフートスイッチを押すため開口部側に回りこんでフートスイッチを踏む必要があるので、パレットチェンジャの作業エリア内に作業者がいる状態で、パレットの搬入出作業を行うことをより確実に回避することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ加工機の概略平面図である。 図1に示すレーザ加工機の概略側面図である。 加工ヘッド駆動機構の斜視図である。 加工ヘッドの斜視図である。 図1に示すレーザ加工機の背面図である。 図1に示すレーザ加工機を背面側から見た斜視図である。
以下、本発明に係る熱切断機の一例として、レーザ加工機の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、レーザ加工機10は、加工機本体20と、加工機本体20に内蔵されるレーザ発振器21及び制御装置22と、加工機本体20に接続して配設されるパレットチェンジャ23と、空気中の窒素ガスを分離するために使用されるブースターコンプレッサ24やエアコンプレッサ25、又は、酸素ガスボンベ26などを備えるアシストガス供給部27と、レーザ発振器21及びレーザ加工ヘッド40(以下、加工ヘッドと呼ぶ。)を冷却する冷却水を供給するチラーユニット28、及び加工時に発生する塵埃などを排除する集塵機29などを主に備える。
なお、本実施形態において、前方とは、加工機本体20とパレットチェンジャ23の並び方向(図1のX方向)において加工機本体20寄りの方向を表わし、後方とは、該並び方向において、パレットチェンジャ23寄りの方向を表わす。また、左方及び右方は、該並び方向に直交する方向(図1のY方向)において、後方から前方を見たときの方向で表わされる。
加工機本体20のキャビン30内には、パレット31を所定の方向であるキャビン30の長手方向(X方向)に駆動するパレット駆動機構32と、パレット31に搭載されたワークWを熱によって切断するためのレーザ光を照射する加工ヘッド40と、加工ヘッド40を駆動する加工ヘッド駆動機構49と、加工時に切断された切り屑等を回収するための回収コンベア60と、が収容されている。
図3に示すように、加工ヘッド40は、加工ヘッド駆動機構49によって、X方向、キャビン30の幅方向(Y方向)及びキャビン30の上下方向(Z方向)に移動可能である。具体的に、左右に設けられた一対の支持台41には、梁状のX方向可動台42が跨って配置され、このX方向可動台42は、X軸モータ43によりX方向に駆動される。また、X方向可動台42には、Y軸モータ44により駆動されてY方向に移動可能なY方向可動台45が配設されている。Y方向可動台45は、X方向可動台42内に配置された不図示のラックに、Y軸モータ44の回転軸に固定された不図示のピニオンが噛合するラックピニオン機構によりY方向に駆動される。また、Y方向可動台45には、Z軸モータ46により駆動されるラックピニオン機構を用いて加工ヘッド40がZ方向に移動可能に配設されている。
なお、図1の実線及び図2の点線で示す加工ヘッド40は、X方向で最も前方に位置した状態を表わし、図1及び図2の一点鎖線で示す加工ヘッド40は、X方向で最も後方に位置した状態を表わしている。
加工ヘッド40には、レーザ発振器21から延びるファイバケーブル(先端のみ図示)50が、X方向用ケーブルべア48x、及びY方向用ケーブルべア48yを介して配索することで接続されている。また、加工ヘッド40内には、ファイバケーブル50の出射端から出射されたレーザ光を平行光線化するためのコリメータレンズ51と、平行光線化されたレーザ光を集光するための集光レンズ52と、が配置されており、集光レンズ52は、加工ヘッド40に対してZ方向に位置調整自在に設けられている。なお、レーザ光を生成するレーザ発振器21の構成は、公知のものを適用可能であるから、詳細な説明については省略する。
また、図4に示すように、加工ヘッド40の周囲には、チラーユニット28から供給される冷却管56が接続されており、ファイバケーブル50の出射端と、集光レンズ52の周囲を冷却する。さらに、加工ヘッド40の周囲には、加工ヘッド40内に、アシストガス供給部27から窒素ガス、或いは酸素ガスのアシストガスを供給するガス供給管57や、加工ヘッド40のレーザノズル53近傍に向けて、窒素ガス、或いは酸素ガスのアシストガスを吹き付けるサイドノズル54に接続される他のガス供給管58が設けられている。
これらの冷却管56やガス供給管57,58は、Z方向用ケーブルべア48zを通過した後、ファイバケーブル50とともに、X方向用ケーブルべア48x、及びY方向用ケーブルべア48yに配索されて、チラーユニット28及びアシストガス供給部27に接続される。
加工ヘッド40は、レーザ発振器21を作動させると、レーザ光がファイバケーブル50を介してコリメータレンズ51で平行光線化され、更に平行光線化されたレーザ光が集光レンズ52に入射して集光し、レーザノズル53からワークWの加工部に照射されてワークWを加工する。加工に際して、アシストガス供給部27から供給されるアシストガスは、レーザノズル53やサイドノズル54からワークWの加工部に向けて噴出して、加工時に生じた溶融した金属を吹き飛ばす。
図1及び図2に示すように、パレット駆動機構32は、X方向に沿ってパレット31の右側面と対向する位置に配設され、駆動モータ33によって回転駆動される無端チェーン34と、パレット31の下面側に設けられた複数のローラ36が転動案内され、パレット31を支持するレール35と、を有する。そして、駆動モータ33により無端チェーン34が回転駆動すると、無端チェーン34に設けられたピン(図示せず)が、パレット31の係合部(図示せず)に係合し、レール35上のパレット31をX方向に移動させる。
キャビン30には、正面30Fに開閉扉であるガルウィング38が設けられ、正面30Fに対して反対側となる背面30Rに横長スリット状に形成された搬入出口37が、パレットチェンジャ23に対応して設けられている。これにより、大ロット製品の加工時には、ワークWを載置するパレット31を搬入出口37を介して搬入出し、小ロット製品の加工時には、ガルウィング38からワークWを搬入出し、ロットの大きさに対応した搬入出作業を行うことができる。
また、正面30Fには、ガルウィング38の側方に第1操作盤75が配置され、左側面30Lには、第2操作盤70が背面30R寄りに配置されている。さらに、キャビン30の正面30Fで、ガルウィング38の下方には、作業者が足で操作可能なフートスイッチ76が配置されている。第1操作盤75は主としてレーザ加工条件等のプログラム等を行うためのものであり、ガルウィング38の操作釦を含んでいる。
また、第2操作盤70は主として後述するパレットチェンジャ23の操作を行うためのものであり、パレットチェンジャ23の起動スイッチを含んでいる。このパレットチェンジャ23の起動スイッチは、後述する作業エリアWA外に配置された第2操作盤70の下方に位置するフートスイッチ78が踏まれた後、所定時間のみ操作が有効となるように設定されている。即ち、パレットチェンジャ23は、作業エリアWA外に配置されたフートスイッチ78を踏んだ後、第2操作盤70の起動スイッチを所定時間内に押すことで起動する。フートスイッチ78は、上面及び4つの側面のうちの3側面がスイッチカバー79に覆われており、スイッチカバー79で覆われていない一側面に形成された開口部80からフートスイッチ78を踏むことが可能となっている。開口部80は、第2操作盤70を操作する際に作業者が踏むことができるように左側面30L側に開口している。
図1、図2及び図5に示すように、パレットチェンジャ23は、搬入出口37が設けられたキャビン30の背面30Rに対向して配置されている。パレットチェンジャ23は、図1に示す駆動機構61によって上下駆動される可動フレーム62を有し、可動フレーム62の左右側方に設けられた略コの字状レール63上に2台のパレット31を上下に2段配置することができる。
上側のパレット31は、コの字状レール63の上側レール面63a上に載置され、また、下側のパレット31は、コの字状レール63の下側レール面63b上に載置される。コの字状レール63上に2段配置されたパレット31は、駆動機構61で可動フレーム62を上下駆動することで、略コの字状レール63上のパレット31を上下に移動して、キャビン30内に配設されたレール35と同じ高さとなるように高さ調節が可能であり、該レール35と同じ高さに位置するパレット31を、搬入出口37を介してパレットチェンジャ23とキャビン30内との間で搬入出することができる。
また、可動フレーム62の下方には、ワークWをパレット31の基準に突き当てるため、ワークWをパレット31上で移動させるためのフリーベアリング64を最上部に備えるワークリフタ66が昇降可能に設けられている(図5参照)。なお、図1及び図2において、符号65は、ワークリフタ66を上下駆動する駆動機構67を作動させるためのフートスイッチである。
図1及び図6に示すように、パレットチェンジャ23を囲う作業エリアWAの各角部には、投光器71、反射板72、及び受光器73からなる第1エリアセンサ77が配置されており、投光器71から照射した光を、3つの反射板72で反射して受光器73で受光することにより、作業エリアWA内への作業者等の出入りを監視している。また、キャビン30の背面30Rには、搬入出口37の上方にレーザ式の第2エリアセンサ87が近接して配設されて、作業エリアWA内におけるパレットチェンジャ23の所定高さの異常を検出している。即ち、本実施形態では、第1エリアセンサ77のセンシング領域SA1及び第2エリアセンサ87のセンシング領域SA2が共に作業エリアWAと略等しい領域に設定されており、さらに第1エリアセンサ77は、第2エリアセンサ87より低い2箇所の位置で、作業エリアWAへの進入を検出している。従って、作業者が低い姿勢の状態で作業エリアWAに進入しようとしても第1エリアセンサ77により検出可能に構成されている。
これら第1及び第2エリアセンサ77,87は、搬入出口37からパレット31が搬出されるとき、及び、搬入出口37へパレット31が搬入されるときのみ作動状態となり、レーザ加工中に非作動状態となる。従って、作業者はパレット31の搬入出時に作業エリアWAから隔離され、既に段取り作業済みのワークWのレーザ加工中に、作業エリアWA内で次のレーザ加工のための段取り作業を行うことができる。また、第1及び第2エリアセンサ77,87は、それぞれ異常を検出時には、音と共に光で警告を発するように構成される。符号88は、第1及び第2エリアセンサ77,87のいずれか一方でも異常状態を検出した際に光で警告を与えるように構成されている。
第1及び第2エリアセンサ77,87の効果をより具体的に説明する。
先ず、作業者が二人の場合を想定して説明する。作業者の一方がフートスイッチ78を踏んだ後、第2操作盤70の起動スイッチを所定時間内に押すことでパレットチェンジャ23が起動する。このとき、作業エリアWA内に他方の作業者が進入しようとすると投光器71から受光器73までの光伝送経路が阻害されるため、第1エリアセンサ77によりパレットチェンジャ23の作業エリアWAへの他方の作業者の進入が検出される。これにより、パレットの搬入出作業中に他方の作業者が誤って作業エリアWA内へ進入することを検出することができる。一方、元々、他方の作業者が作業エリアWAにいた場合には、投光器71から受光器73までの光伝送経路が作業者等により阻害されるわけではないので、第1エリアセンサ77により作業者を検出することはできないが、第2エリアセンサ87により作業エリアWA内におけるパレットチェンジャ23の所定高さにおける異常を検出することができるので、他方の作業者を検出することができる。従って、パレットチェンジャ23の作業エリアWA内に他方の作業者がいる状態で、パレット31の搬入出作業を行うことを回避することができ、パレット31の搬入出作業時の安全性を向上させることができる。さらに、作業エリアWA内からいずれかの作業者がパレットチェンジャ23を起動しようとしても、第2エリアセンサ87により検出されるので、パレットチェンジャ23の作業エリアWA内に作業者がいる状態で、パレット31の搬入出作業を行うことを回避することができる。
作業者が一人の場合も同様に、作業者が作業エリアWA内に進入しようとすると投光器71から受光器73までの光伝送経路が阻害されるため、第1エリアセンサ77によりパレットチェンジャ23の作業エリアWAへの作業者の進入が検出される。また、作業者が作業エリアWA内からパレットチェンジャ23を起動しようとしても、第2エリアセンサ87により検出されるので、パレットチェンジャ23の作業エリアWA内に作業者がいる状態で、パレット31の搬入出作業を行うことを回避することができる。このように、作業者の数に関わらず、作業員の安全を確保することができる。
また、第2エリアセンサ87は、キャビン30の搬入出口37の上方に搬入出口37に近接して配置されるので、第2エリアセンサ87により作業エリアWA内の作業者のみならず、誤ってパレット31上に置かれた異物を検出することができ、異物の搬入出口37への衝突を回避することができる。
また、第2エリアセンサ87のセンシング領域SA2を、第1エリアセンサ77のセンシング領域SA1と略等しい領域、即ち、作業エリアWAに設定することにより、より効果的にパレット31の搬入出作業時の安全性を向上させることができる。なお、第1エリアセンサ77のセンシング領域SA1と第2エリアセンサ87のセンシング領域SA2は必ずしも一致させる必要はなく、いずれか一方を他方よりも広範囲に設定してもよい。
また、パレットチェンジャ23は、フートスイッチ78を踏んだ後、第2操作盤70の起動スイッチを所定時間内に押すことで起動するので、例えば、第2エリアセンサ87のセンシング領域SA2が第1エリアセンサのセンシング領域SA1である作業エリアWAよりも狭い場合に、作業エリアWAからアクセスできない位置にフートスイッチ78を設置することで、第2エリアセンサ87のセンシング領域外、且つ、第1エリアセンサ77のセンシング領域内の作業者が手を伸ばして起動スイッチを押しても、パレットチェンジャ23の起動を防止することができる。なお、フートスイッチ78を設ける代わりに、起動スイッチを作業エリアWAからアクセスできない位置に配置してもよい。
さらに、フートスイッチ78がスイッチカバー79で覆われており、左側面30L側のみに開口部80が形成されていることで、フートスイッチ78を作業エリアWAからアクセスできる位置に配置した場合でも、作業者は起動スイッチを押すため開口部80側に回りこんでフートスイッチ78を踏む必要がある。従って、パレットチェンジャ23の作業エリアWA内に作業者がいる状態で、パレット31の搬入出作業を行うことをより確実に回避することができる。
また、上記実施形態では、第1エリアセンサ77と第2エリアセンサ87の両方を設けたが、必ずしも第2エリアセンサ87を設けなくてもよい。第1エリアセンサ77のみを設け、作業エリアWAからアクセスできない位置に配置されたフートスイッチ78を踏んだ後、起動スイッチを所定時間内に押すことでパレットチェンジャ23が起動するようにしておくことでも、パレット31の搬入出作業中に作業者等が誤って作業エリアWA内へ進入することを検出することができるとともに、作業エリアWA内の作業者が手を伸ばして起動スイッチを押しても、パレットチェンジャ23の起動を防止することができ、パレット31の搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
この場合も、フートスイッチ78がスイッチカバー79で覆われており、左側面30Lのみに開口部80が形成されていることで、フートスイッチ78を作業エリアWAからアクセスできる位置に配置した場合でも、作業者は起動スイッチを押すため開口部80側に回りこんでフートスイッチ78を踏む必要がある。従って、パレットチェンジャ23の作業エリアWA内に作業者がいる状態で、パレットの搬入出作業を行うことをより確実に回避することができる。
さらに、第2エリアセンサ87のみを設け、第1エリアセンサ77のみを設けなくてもよい。この場合も、第2エリアセンサ87によりパレット31の搬入出作業中に作業者等が誤って作業エリアWA内へ進入することを検出することができるとともに、作業エリアWA内の作業者が手を伸ばして起動スイッチを押しても、パレットチェンジャ23の起動を防止することができ、パレット31の搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1エリアセンサ77と第2エリアセンサ87の両方を設けることにより、パレットチェンジャ23の作業エリアWA内に作業者がいる状態で、パレット31の搬入出作業を行うことを回避することができ、パレット31の搬入出作業時の安全性を向上させることができる。また、第1エリアセンサ77と第2エリアセンサ87のいずれか一方のみを設け、作業エリアWA外に配置されたフートスイッチ78を踏んだ後、第2操作盤70の起動スイッチを所定時間内に押すことでパレットチェンジャ23が起動するようにしておくことで、パレットの搬入出作業中に作業者等が誤って作業エリアWA内へ進入することを検出することができるとともに、作業エリアWA内の作業者が手を伸ばして起動スイッチを押しても、パレットチェンジャ23の起動を防止することができ、パレット31の搬入出作業時の安全性を向上させることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本発明は、本実施形態のファイバレーザ加工機10に限定されるものでなく、任意のレーザ加工機に適用可能である。また、本発明は、レーザ加工機に限定されるものでなく、プラズマ加工機、ガス切断機など、熱切断機に適用することができる。
10 レーザ加工機(熱加工機)
20 加工機本体(熱加工機本体)
23 パレットチェンジャ
30 キャビン
31 パレット
37 搬入出口(パレット搬入出口)
40 レーザ加工ヘッド(加工ヘッド)
77 第1エリアセンサ
78 フートスイッチ
79 スイッチカバー
80 開口部
87 第2エリアセンサ
SA1 第1エリアセンサのセンシング領域
SA2 第2エリアセンサのセンシング領域
WA 作業エリア

Claims (8)

  1. ワークに熱を発生させるための加工ヘッドと、該加工ヘッドを収容するキャビンと、を有する熱加工機本体と、
    前記ワークを保持するパレットと、
    前記ワークを前記パレットとともに前記キャビンに搬入出するパレットチェンジャと、を備えた熱加工機であって、
    前記パレットチェンジャの作業エリアへの進入を検出する第1エリアセンサと、
    前記パレットチェンジャの所定高さにおける異常を検出する第2エリアセンサと、を備えることを特徴とする熱加工機。
  2. 前記第2エリアセンサは、前記熱加工機本体のパレット搬入出口の上方に該パレット搬入出口に近接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の熱加工機。
  3. 前記第2エリアセンサのセンシング領域は、前記第1エリアセンサのセンシング領域と略等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱加工機。
  4. 前記パレットチェンジャを起動する起動スイッチが、前記第1エリアセンサと前記第2エリアセンサのセンシング領域外に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱加工機。
  5. 前記第1エリアセンサと前記第2エリアセンサのセンシング領域外に配置され、前記起動スイッチを有効とするフートスイッチをさらに備え、
    前記フートスイッチを踏んだ後、前記起動スイッチを所定時間内に押すことで前記パレットチェンジャが起動することを特徴とする請求項4に記載の熱加工機。
  6. 前記フートスイッチは、上面及び4つの側面のうちの3側面がスイッチカバーに覆われており、
    該スイッチカバーで覆われていない一側面に開口部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の熱加工機。
  7. ワークに熱を発生させるための加工ヘッドと、該加工ヘッドを収容するキャビンと、を有する熱加工機本体と、
    前記ワークを保持するパレットと、
    前記ワークを前記パレットとともに前記キャビンに搬入出するパレットチェンジャと、を備えた熱加工機であって、
    前記パレットチェンジャの作業エリアへの進入を検出するエリアセンサと、
    前記エリアセンサのセンシング領域外に配置され、前記パレットチェンジャを起動する起動スイッチと、
    前記エリアセンサのセンシング領域外に配置され、前記起動スイッチを有効とするフートスイッチと、を備え、
    前記フートスイッチを踏んだ後、前記起動スイッチを所定時間内に押すことで前記パレットチェンジャが起動することを特徴とする熱加工機。
  8. 前記熱加工機本体に前記起動スイッチを含む操作盤が設けられており、
    前記フートスイッチは、上面及び4つの側面のうちの3側面がスイッチカバーに覆われており、
    該スイッチカバーで覆われていない一側面に開口部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の熱加工機。
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