JP2014083113A - 清掃用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】バケットコンベアのバケットの内部を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減することが可能な清掃用治具を提供する。
【解決手段】吸引ホース1の先端に取り付けられて、バケットコンベア100のバケット101の内部の清掃に用いられる清掃用治具10Aであって、バケット101の内周に沿った形状のカッティングエッジ18を有する除去部材12が、吸引ホース1に取り付けられる吸引ノズル11の先端に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸引ホースの先端に取り付けられて、バケットコンベアのバケットの内部を清掃するための清掃用治具に関する。
掃除機の吸引ホースの先端に取り付ける吸引ノズル等の清掃用治具が知られている。例えば、ドリルの刃を囲むように吸込口を配置し、ドリルで穴を開ける際に発生する粉塵を除去する吸引ノズルが知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2、3が存在する。
特開平8−252198号公報 実開昭62−139450号公報 実開昭64−55865号公報
複数のバケットを所定の搬送経路に沿って移動させ、搬送対象物を各バケット内に入れて搬送するバケットコンベアが知られている。このようなコンベアのバケットを清掃する際にバケットの内面に付着物が付着していた場合には、その付着物を剥ぎ取る必要がある。特許文献1〜3には、このような付着物の剥ぎ取りに適した清掃用治具は開示も示唆もされていない。そのため、掃除機等で吸引除去する前に付着物を剥ぎ取る作業が必要となる。この場合、作業工程が増えるため、清掃作業に時間が掛かり、また作業員の負担も大きい。
そこで、本発明は、バケットコンベアのバケットの内部を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減することが可能な清掃用治具を提供することを目的とする。
本発明の清掃用治具は、吸引ホース(1)の先端に取り付けられて、バケットコンベア(100)のバケット(101)の内部の清掃に用いられる清掃用治具(10A〜10G)であって、前記バケットの内周に沿った形状のカッティングエッジ(18、31〜33、41〜44)を有する除去部材(12)が、前記吸引ホースに取り付けられる吸引ノズル(11)の先端に設けられていることにより、上述した課題を解決する。
本発明の清掃用治具によれば、カッティングエッジをバケットの内面に押し付けて動かすことで、バケットの内面に付着している付着物をカッティングエッジにて剥ぎ取ることができる。そして、剥ぎ取った付着物を吸引ノズルを介して吸引ホースで吸引除去できる。このように付着物の剥ぎ取り及び吸引除去を同時に行うことができる。また、清掃用治具のみで付着物の剥ぎ取り及び吸引除去を行うことができるので、道具を持ち替える必要がない。そのため、バケットの内部を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
本発明の清掃用治具の一形態においては、前記バケットの断面形状が円弧であり、前記カッティングエッジの形状が円弧であってもよい。この形態によれば、カッティングエッジをバケットの内面にフィットさせることができる。
本発明の清掃用治具の一形態において、前記除去部材を下方から見た場合に、前記カッティングエッジが前記吸引ノズルの先端を中心とした一方の側と他方の側にそれぞれ設けられていてもよい。この形態によれば、吸引ノズルの先端の両側にカッティングエッジが設けられているので、清掃用治具をバケットに沿って往復させる場合に清掃用治具の向きを変える必要がない。そのため、バケットの内部をさらに迅速に清掃できる。
この形態において、前記除去部材は、前記吸引ノズルの先端を囲むように設けられ、前記一方の側に設けられているカッティングエッジと前記他方の側に設けられているカッティングエッジとの間に、前記除去部材の内部に空気を取り込むための隙間(20)が設けられていてもよい。この形態によれば、カッティングエッジがバケットの内面と密着しても隙間から除去部材の内部に空気が取り込まれるので、吸引掃除機等の吸引装置にかかる負荷を軽減できる。
本発明の清掃用治具の一形態においては、前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジは、それぞれ下端部に内側から外側に向かって下り勾配を描くように傾斜するエッジ部(19)を有していてもよい。このようにエッジ部を設けることにより、付着物を迅速に剥ぎ取ることができる。
本発明の清掃用治具の一形態においては、前記除去部材を下方から見た場合に、前記一方の側に設けられているカッティングエッジ(32)と前記他方の側に設けられているカッティングエッジ(31)との間に、カッティングエッジ(33)がさらに設けられ、前記一方の側に設けられているカッティングエッジは、前記他方の側に設けられているカッティングエッジよりも上下方向の大きさが小さくなるように形成されていてもよい。この形態によれば、一方の側のカッティングエッジが他方の側のカッティングエッジよりも上下方向に小さいので、他方の側のカッティングエッジをバケットの内面に押し当てたときに一方の側のカッティングエッジとバケットの内面との間に隙間ができる。この状態で清掃用治具を一方の側に動かしてバケットを清掃した場合には、一方の側のカッティングエッジと他方の側のカッティングエッジとの間に設けたカッティングエッジ(以下、中央カッティングエッジと呼ぶことがある。)にて付着物が剥ぎ取られる。この場合、付着物は吸引ノズルの下方で剥ぎ取られるので、剥ぎ取った付着物を吸引ノズルで迅速に吸引除去できる。また、一方の側のカッティングエッジとバケットの内面との間にできた隙間から除去部材の内部に空気を取り込むことができるので、吸引装置の負荷を軽減できる。
本発明の清掃用治具の一形態においては、前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジは、それぞれ下端部に外側から内側に向かって下り勾配を描くように傾斜するエッジ部(50)を有していてもよい。この形態によれば、清掃用治具を一方の側又は他方の側に動かした場合には、主に移動方向後方に位置するカッティングエッジで付着物を剥ぎ取ることができる。この場合、付着物は除去部材の内部で剥ぎ取られるので、剥ぎ取った付着物を吸引ノズルで迅速に吸引除去できる。
本発明の清掃用治具の一形態において、前記除去部材は、前記吸引ノズルの先端を囲むように設けられ、前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジのうちの少なくともいずれか一方は、カッティングエッジの中央部分が内側に凹むことにより形成された凹部(60)を有しており、前記凹部の中央部分の下端には、カッティングエッジを貫通する開口部(61)が設けられていてもよい。この場合、カッティングエッジで剥ぎ取った付着物を凹部で集めることができる。そして、集めた付着物を開口部から除去部材の内部に取り込み、吸引ノズルで迅速に吸引除去することができる。
本発明の清掃用治具の一形態において、前記除去部材は、前記吸引ノズルの先端を囲むように設けられ、前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジのうちの少なくともいずれか一方の外面には、一端が下方を向き、他端が前記除去部材の内側に通じるノズル部材(70)が設けられていてもよい。この場合、剥ぎ取った付着物が除去部材の外側にあってもそれをノズル部材を介して除去部材の内側に吸引することができる。そのため、付着物を迅速に吸引除去することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明の清掃用治具によれば、付着物の剥ぎ取りと吸引除去とを同時に行うことができるので、バケットコンベアのバケットの内部を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
本発明の第1の形態に係る清掃用治具を示す図。 バケットコンベアの一部を示す図。 図1の矢印III方向から見た清掃用治具を示す図。 図1の矢印IV方向から見た清掃用治具を示す図。 カッティングエッジの断面を示す図。 清掃時のバケットの内部を示す図。 図6の矢印VII方向から見たバケットの内部を示す図。 バケットの底面がカッティングエッジより大きい場合における清掃時の状態を示す図。 図8のバケットにおいてカッティングエッジを当てる位置をずらした状態を示す図。 カッティングエッジの当たる角度を変えて清掃する場合の状態を示す図。 本発明の第2の形態に係る清掃用治具を示す図。 図11の矢印XII方向から見た清掃用治具を示す図。 図11の矢印XIII方向から見た清掃用治具を示す図。 矢印D方向に傾けた状態の清掃用治具を示す図。 本発明の第3の形態に係る清掃用治具を示す図。 図15の清掃用治具のスクレーパ部を拡大して示す図。 本発明の第4の形態に係る清掃用治具を示す図。 本発明の第5の形態に係る清掃用治具を示す図。 図18の清掃用治具を下方から見た図。 本発明の第6の形態に係る清掃用治具を示す図。 本発明に係る清掃用治具の他の例を示す図。
(第1の形態)
図1は、本発明の第1の形態に係る清掃用治具を示している。この清掃用治具10Aは、図2に一部を示したバケットコンベア100のバケット101の清掃に用いられる。この図に示すようにバケットコンベア100は、複数のバケット101と、一対の搬送チェーン102とを備えた周知のコンベアである。バケット101は、例えば500個設けられるが、図2ではそのうちの3個のみを示す。複数のバケット101は、一対の搬送チェーン102の間に設けられ、これら搬送チェーン102に支持されている。この図に示すようにバケット101は、上面及び下面を有する円筒を中心線に沿って半分にした半円筒型の形状をしている。そのため、バケット101の断面形状は円弧状をしている。バケット101は、底面101aと、その底面101aの両端に設けられた一対の側面101bとを備えている。バケット101は、ポリプロピレンにて形成されている。このバケットコンベア100では、搬送チェーン102が不図示の電動モータにて回転駆動されると、これによりバケット101が搬送チェーン102とともに移動する。そして、各バケット101に搬送対象物が載せられることにより、その搬送対象物が搬送される。このバケットコンベア100はコーヒー豆の搬送に使用され、各バケット101にコーヒー豆が載せられる。この際に、コーヒー豆の油分や色素等がバケット101の内面101cに付着する。そこで、定期的にバケット101の清掃が行われる。本発明の清掃用治具10Aは、この際に使用される。
図1に戻って清掃用治具10Aを説明する。清掃用治具10Aは、吸引ホース1の一端に取り付けられる。吸引ホース1の他端は不図示の吸引掃除機に接続されている。清掃用治具10Aは、吸引ノズル11と、除去部材12とを備えている。この図に示すように吸引ノズル11は、途中で90°折れ曲がったL字型のパイプである。吸引ホース1の先端には、この吸引ノズル11の一端11aが取り付けられる。吸引ノズル11の他端11bには、除去部材12が設けられている。なお、除去部材12の材料には、バケット101の材料よりも軟らかい材料が用いられる。除去部材12は、例えば塩化ビニル樹脂にて形成されている。
除去部材12は、円筒状の接続部材13と、本体14とを備えている。この図に示すように接続部材13には、吸引ノズル11の他端11bが嵌め込まれる。本体14は、接続部材13に固定されるリング状のベース部15と、ベース部15の下方に設けられたスクレーパ部16とを備えている。ベース部15とスクレーパ部16とは連結部17にて連結されている。この図に示すようにスクレーパ部16は、下端が接続部材13の下端よりも下方に位置するように設けられている。そのため、スクレーパ部16がバケット101の内面101cと接しても接続部材13の下端は内面101cで塞がれない。
スクレーパ部16は、2つのカッティングエッジ18を備えている。図3は、除去部材12を図1の矢印III方向から見た図であり、図4は、除去部材12を図1の矢印IV方向から見た図である。図4に示すように2つのカッティングエッジ18は、除去部材12を下方から見たばあいに、吸引ノズル11の他端11bを中心とした一方の側(図4の上側)と他方の側(図4の下側)にそれぞれ設けられている。また、この図に示すようにカッティングエッジ18は、板を半円状に撓ませた形状をしている。図3に示すようにカッティングエッジ18は、その下端部18aがバケット101の内周に沿った形状、すなわち円弧状に形成されている。この下端部18aには、エッジ部19が設けられている。図5に断面を示すようにエッジ部19は、内側から外側に向かって下り勾配を描くように傾斜している。このエッジ部19は、内周側の面を斜めに削って下端部18aの先端を尖らせることにより形成されている。図4に示すように2つのカッティングエッジ18は、スクレーパ部16を下側から見たときに円筒状になるように配置されている。また、この図に示すように吸引ノズル11の他端11b、接続部材13、ベース部15、連結部17及びスクレーパ部16は、同軸に配置されている。このように除去部材12は、他端11bを囲むように設けられている。図1に示すように2つのカッティングエッジ18は離して設けられており、それらの間には空気取り込み用の隙間20が設けられている。
次に図6〜図10を参照して清掃用治具10Aを用いたバケット101の清掃方法について説明する。図6及び図7は清掃時のバケット101の内部を示している。なお、図7は図6の矢印VII方向から見たバケット101の内部を示している。図6及び図7に示すようにバケット101の内面101cには、コーヒー豆の油分や色素等が付着物Fとして付着する。このバケット101を清掃する場合には、カッティングエッジ18の下端部18aが内面101cに当たるように清掃用治具10Aをバケット101に押し付ける。この際には、図6に示すように各カッティングエッジ18がバケット101の側面101bを向くように押し付ける。これにより図7に示すように下端部18aがバケット101の内面101cにフィットする。そして、このように押し当てた状態で清掃用治具10Aを図6の矢印A方向、すなわちバケット101の長手方向に往復動させる。これによりカッティングエッジ18にて付着物Fが剥ぎ取られる。剥ぎ取られた付着物Fは、カッティングエッジ18とコンベア101の間の隙間やカッティングエッジ18間の隙間から除去部材12内に入り込む。その後、接続部材13及び吸引ノズル11の内部を通って吸引ホース1に吸引される。なお、図8に示すようにバケット101の底面101aがカッティングエッジ18の大きさより大きい場合には、図9に示すようにカッティングエッジ18を当てる位置をずらして清掃用治具10Aを複数回往復動させればよい。また、このような清掃後に削り残しがあった場合には図10に示すように清掃用治具10Aを傾けてカッティングエッジ18の当たる角度を変える。そして、この状態で付着物Fをカッティングエッジ18で剥ぎ取ればよい。
以上に説明したように、第1の形態の清掃用治具10Aによれば、付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができる。また、付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を清掃用治具10Aのみで行うことができるので、道具を持ち替える必要がない。そのため、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
カッティングエッジ18の形状をバケット101の内周に沿った形状にしたので、カッティングエッジ18とバケット101の内面101cとの間の隙間を小さくできる。そのため、吸引掃除機の吸引力が低下することを抑制できる。その一方で、2つのカッティングエッジ18の間には隙間20を設けたので、清掃用治具10Aがバケット101に吸い付くことを防止できる。そのため、吸引掃除機に掛かる負荷を軽減できる。
図6に示したようにカッティングエッジ18は、バケット101の長手方向の両側に設けられている。そのため、清掃用治具10Aを一方の側面101bから他方の側面101bに動かす往路と、他方の側面101bから一方の側面101bに動かす復路の両方で付着物Fの剥ぎ取りを行うことができる。
除去部材12は、バケット101よりも軟らかい材料で形成されている。そのため、カッティングエッジ18で付着物Fを剥ぎ取ってもバケット101に傷が付くことを抑制できる。
(第2の形態)
図11〜図14を参照して本発明の第2の形態に係る清掃用治具10Bについて説明する。なお、この形態において第1の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図11は、第1の形態の図1に対応する図である。図12は、清掃用治具10Bを図11の矢印XII方向から見た図である。図13は、清掃用治具10Bを図11の矢印XIII方向から見た図である。
図11に示すようにこの形態では、除去部材12に第1カッティングエッジ31、第2カッティングエッジ32、及び第3カッティングエッジ33が設けられている。第1カッティングエッジ31は、第1の形態のカッティングエッジ18と同じ形状に形成されている。一方、第2カッティングエッジ32は、第1カッティングエッジ31よりも上下方向に短く形成されている。そのため、図11及び図12に示すように第1カッティングエッジ31をバケット101の内面101cに接触させた場合に、第2カッティングエッジ32と内面101cとの間に隙間34ができる。なお、第2カッティングエッジ32の下端部32aは、第1カッティングエッジ31と同じようにバケット101の内周に沿った形状に形成されている。このような形状に形成されることにより第1カッティングエッジ31が本発明の他方の側に設けられているカッティングエッジに、第2カッティングエッジ32が本発明の一方の側に設けられているカッティングエッジにそれぞれ対応する。
図11及び図13に示すように、第3カッティングエッジ33は平板状をしている。また、これらの図に示すように第3カッティングエッジ33は、接続部材13の下方に位置するように第1カッティングエッジ31と第2カッティングエッジ32の間に配置されている。図12に示すように第3カッティングエッジ33の下端部33aは、他のカッティングエッジ31、32と同様にバケット101の内周に沿った形状に形成されている。第3カッティングエッジ33の下端部33aには、エッジ部35が設けられている。図11に示すようにエッジ部35は、図11の左右方向の中心が尖るように形成されている。
次にこの形態におけるバケット101の清掃方法について説明する。清掃用治具10Bを図11の矢印B方向に動かしてバケット101を清掃する場合には、第1カッティングエッジ31及び第3カッティングエッジ33がバケット101の内面101cに接するように清掃用治具10Bをバケット101に押し付ける。そして、この状態で清掃用治具10Bを矢印B方向に動かす。これにより第1カッティングエッジ31及び第3カッティングエッジ33にて付着物Fが剥ぎ取られる。剥ぎ取られた付着物Fは、第1の形態と同様に接続部材13及び吸引ノズル11の内部を通って吸引ホース1に吸引される。一方、清掃用治具10Bを図11の矢印C方向に動かしてバケット101を清掃する場合には、第2カッティングエッジ32及び第3カッティングエッジ33がバケット101の内面101cに接するように清掃用治具10Bを矢印D方向に傾けてバケット101に押し付ける。これにより図14に示すように第1カッティングエッジ31が内面101cから離れ、これらの間に隙間36ができる。そして、この状態で清掃用治具10Bを矢印C方向に動かす。これにより第2カッティングエッジ32及び第3カッティングエッジ33にて付着物Fが剥ぎ取られる。剥ぎ取られた付着物Fは、第1の形態と同様に接続部材13及び吸引ノズル11の内部を通って吸引ホース1に吸引される。
以上に説明したように、この形態でも第1の形態と同様に付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができる。そのため、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
なお、この形態では第3カッティングエッジ33を設けたので、第1の形態では設けられていた隙間20が無い。しかしながら、この形態では第2カッティングエッジ32を上下方向に短くして隙間34を設けた。また、清掃用治具10Bを矢印C方向に動かす場合には隙間36が形成される。そのため、これらの隙間34、36が隙間20の代わりになる。これにより清掃用治具10Bがバケット101に吸い付くことを防止できるので、吸引掃除機に掛かる負荷を軽減できる。また、これらの隙間34、36から剥ぎ取った付着物Fを除去部材12内に取り込むことができるので、付着物Fを迅速に吸引除去できる。
(第3の形態)
図15及び図16を参照して本発明の第3の形態に係る清掃用治具10Cについて説明する。なお、この形態において上述した形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図15は、清掃用治具10Cの斜視図である。図16は清掃用治具10Cのスクレーパ部16を拡大して示している。
図16に示すようにこの形態では、除去部材12に第1カッティングエッジ41、第2カッティングエッジ42、第3カッティングエッジ43、及び第4カッティングエッジ44が設けられている。第3カッティングエッジ43及び第4カッティングエッジ44は、第2の形態の第3カッティングエッジ33と同様に平板状をしている。また、第3カッティングエッジ43の下端部43a及び第4カッティングエッジ44の下端部44aは、バケット101の内周に沿った形状に形成されている。これら下端部43a、44aは、この図に示すように内側から外側に下方に向かって斜めにカットされている。これにより各下端部43a、44aにエッジ部が形成されている。第3カッティングエッジ43及び第4カッティングエッジ44は、互いに接しないように離して配置されている。また、これらのカッティングエッジ43、44は、接続部材13の中心を挟んで一方の側と他方の側とに平行になるように配置されている。
第1カッティングエッジ41及び第2カッティングエッジ42は、第2の形態の第2カッティングエッジ32と同じ形状に形成されている。そのため、第3カッティングエッジ43及び第4カッティングエッジ44をバケット101の内面101cに接触させた場合には、第1カッティングエッジ41と内面101cとの間及び第2カッティングエッジ42と内面101cとの間のそれぞれに隙間45ができる。
この形態では、図16に示した状態で清掃用治具10Cをバケット101の長手方向に沿って往復動させる。そのため、この形態では第3カッティングエッジ43及び第4カッティングエッジ44にて付着物Fを剥ぎ取る。剥ぎ取られた付着物Fは、上述した他の形態と同様に接続部材13及び吸引ノズル11の内部を通って吸引ホース1に吸引される。
この形態でも、上述した他の形態と同様に付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができる。そのため、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
この形態では、第1カッティングエッジ41と内面101cとの間及び第2カッティングエッジ42と内面101cとの間のそれぞれに隙間45ができる。これにより、清掃用治具10Bがバケット101に吸い付くことを防止できるので、吸引掃除機に掛かる負荷を軽減できる。また、付着物Fを隙間45から除去部材12内に取り込むことができるので、付着物Fを迅速に吸引除去できる。
(第4の形態)
図17を参照して本発明の第4の形態に係る清掃用治具10Dについて説明する。なお、この形態において上述した形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図17は、清掃用治具10Dの断面の一部を拡大して示している。この図に示したように、この形態ではカッティングエッジ18のエッジ部50の形状が第1の形態と異なる。なお、それ以外の部分は第1の形態と同じである。
この形態でも第1の形態と同様にカッティングエッジ18の下端部18aにエッジ部50が設けられている。この図に示すようにエッジ部50は、外側から内側に向かって下り勾配を描くように傾斜している。そして、その先端50aは丸められている。
清掃用治具10Dをバケット101に押し付けて往復動させた場合、第1の形態と比較して移動方向前方のカッティングエッジ18にて剥ぎ取られる付着物Fの量が減少する。そして、付着物Fは、主に移動方向後方のカッティングエッジ18にて剥ぎ取られる。具体的に説明すると、図17の矢印B方向に清掃用治具10Dを動かす場合には付着物Fが主にこの図の右側にあるカッティングエッジ18にて剥ぎ取られる。なお、この形態においても剥ぎ取られた付着物Fは接続部材13及び吸引ノズル11の内部を通って吸引ホース1に吸引される。
この形態においても上述した他の形態と同様に、付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができる。そのため、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。また、この形態では、主に移動方向後方にあるカッティングエッジ18で付着物Fを剥ぎ取るので、剥ぎ取った付着物Fを迅速に吸引除去できる。
(第5の形態)
図18及び図19を参照して本発明の第5の形態に係る清掃用治具10Eについて説明する。なお、この形態において上述した形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図18は、この形態の清掃用治具10Eの斜視図を示している。また、図19は清掃用治具10Eを下方から見た図を示している。
これらの図に示すように、この形態では一方のカッティングエッジ18に内側に円弧状に凹む凹部60が設けられている点が第1の形態と異なる。凹部60は、カッティングエッジ18の中央部分を内側に凹ませることにより形成されている。凹部60の中央部分の下端には、内側から外側まで貫通する開口部61が設けられている。
この清掃用治具10Eによれば、清掃用治具10Eを図19の矢印B方向に動かした場合に、剥ぎ取った付着物Fを凹部60の中央部分に集めることができる。そして、中央部分に集まった付着物Fは開口部61から除去部材12の内部に吸引されるので、付着物Fを迅速に吸引除去できる。また、この形態においても上述した他の形態と同様に、付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができる。そのため、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
なお、この形態において凹部60は両方のカッティングエッジ18に設けられていてもよい。
(第6の形態)
図20を参照して本発明の第6の形態に係る清掃用治具10Fについて説明する。なお、この形態において上述した形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図20は、この形態の清掃用治具10Fの除去部材12を示している。この図に示すように、この形態では一方のカッティングエッジ18の外面にノズル部材70が設けられている。この図に示すようにノズル部材70の一端70aは下方を向いている。ノズル部材70の他端70bは、除去部材12の内側に通じている。そのため、ノズル部材70は、カッティングエッジ18の内側と外側とを繋げている。
この清掃用治具10Fでは、カッティングエッジ18で剥ぎ取った付着物Fがカッティングエッジ18の外側に溜まっても図に矢印Eで示したようにその付着物Fをノズル部材70から除去部材12内に吸引できる。そのため、付着物Fを迅速に吸引除去できる。また、この形態においても上述した他の形態と同様に、付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができる。そのため、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
なお、この形態において、ノズル部70及び開口部71は両方のカッティングエッジ18に設けられていてもよい。
本発明は上述した各形態に限定されることなく種々の形態にて実施してよい。例えば、本発明の清掃用治具が適用されるバケットコンベアのバケットの形状は半円筒型のバケットに限定されない。例えば、バケットの搬送方向の断面形状が台形や長方形のバケットに適用してもよい。この場合、カッティングエッジは、この断面形状に沿った形状に形成される。
上述した各形態では、清掃用治具に少なくとも2つのカッティングエッジが設けられていたが、カッティングエッジは1つでもよい。図21は、カッティングエッジ18が1つの清掃用治具10Gの一例を示している。この図に示した例では、上述した第1の形態と同じ形状のカッティングエッジ18を1つ設け、そのカッティングエッジ18と接続部材13を挟んで反対の側には吸引掃除機の吸引力が低下しないようにカバー80が設けられている。カバー80は、バケット101の内面101cにフィットするように例えば厚手のゴムやビニール等にて形成すればよい。この清掃用治具10Gでバケット101を清掃する場合には、カッティングエッジ18が移動方向後方に位置するように清掃用治具10Gを動かす。この場合でも、付着物Fの剥ぎ取りと吸引除去を同時に行うことができるので、バケット101を迅速に清掃でき、かつ作業者の負担を軽減できる。
1 吸引ホース
10A〜10G 清掃用治具
11 吸引ノズル
12 除去部材
19 エッジ部
20 隙間
31 第1カッティングエッジ
32 第2カッティングエッジ
33 第3カッティングエッジ
41 第1カッティングエッジ
42 第2カッティングエッジ
43 第3カッティングエッジ
44 第4カッティングエッジ
50 エッジ部
60 凹部
61 開口部
70 ノズル部材
100 バケットコンベア
101 バケット

Claims (9)

  1. 吸引ホースの先端に取り付けられて、バケットコンベアのバケットの内部の清掃に用いられる清掃用治具であって、
    前記バケットの内周に沿った形状のカッティングエッジを有する除去部材が、前記吸引ホースに取り付けられる吸引ノズルの先端に設けられていることを特徴とする清掃用治具。
  2. 前記バケットの断面形状が円弧であり、
    前記カッティングエッジの形状が円弧である請求項1に記載の清掃用治具。
  3. 前記除去部材を下方から見た場合に、前記カッティングエッジが前記吸引ノズルの先端を中心とした一方の側と他方の側にそれぞれ設けられている請求項1又は2に記載の清掃用治具。
  4. 前記除去部材は、前記吸引ノズルの先端を囲むように設けられ、
    前記一方の側に設けられているカッティングエッジと前記他方の側に設けられているカッティングエッジとの間に、前記除去部材の内部に空気を取り込むための隙間が設けられている請求項3に記載の清掃用治具。
  5. 前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジは、それぞれ下端部に内側から外側に向かって下り勾配を描くように傾斜するエッジ部を有している請求項3又は4に記載の清掃用治具。
  6. 前記除去部材を下方から見た場合に、前記一方の側に設けられているカッティングエッジと前記他方の側に設けられているカッティングエッジとの間に、カッティングエッジがさらに設けられ、
    前記一方の側に設けられているカッティングエッジは、前記他方の側に設けられているカッティングエッジよりも上下方向の大きさが小さくなるように形成されている請求項3に記載の清掃用治具。
  7. 前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジは、それぞれ下端部に外側から内側に向かって下り勾配を描くように傾斜するエッジ部を有している請求項3又は4に記載の清掃用治具。
  8. 前記除去部材は、前記吸引ノズルの先端を囲むように設けられ、
    前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジのうちの少なくともいずれか一方は、カッティングエッジの中央部分が内側に凹むことにより形成された凹部を有しており、
    前記凹部の中央部分の下端には、カッティングエッジを貫通する開口部が設けられている請求項3又は4に記載の清掃用治具。
  9. 前記除去部材は、前記吸引ノズルの先端を囲むように設けられ、
    前記一方の側に設けられているカッティングエッジ及び前記他方の側に設けられているカッティングエッジのうちの少なくともいずれか一方の外面には、一端が下方を向き、他端が前記除去部材の内側に通じるノズル部材が設けられている請求項3又は4に記載の清掃用治具。
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