JP2014082772A - 画像符号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像をリアルタイムに伝送するシステムに対応した符号量制御を行う画像符号化装置を提供することを課題とする。
【解決手段】画像符号化装置2は、非圧縮画像データ31a,31bを入力する。符号化部22は、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックの符号化順序を示す順序情報41に基づいて、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックを符号化する。初期値決定部232は、符号化対象MBの量子化パラメータQPの初期値を決定する。発生符号量積算部231は、符号化対象MBの符号化直前に符号化された所定数のマクロブロックの発生符号量を積算する。補正値決定部233は、所定数のマクロブロックあたりの目標符号量と、所定数のマクロブロックの発生符号量の積算値とに基づいて、初期値の補正に用いる補正値V1を決定する。初期値と補正値V1とが加算されることにより、符号化対象MBの量子化パラメータQPが決定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の画像データを符号化して一つの圧縮画像データを出力する画像符号化装置に関する。
金融機関の店舗に設けられるATM(automated teller machine)コーナーなどを監視する際に、複数のカメラが設置されることがある。複数のカメラを用いて異なる角度から監視することにより、死角の発生を防ぐことができる。
各カメラが生成した映像信号は、伝送路の帯域などが制限されているため、符号化された上で伝送される。各カメラの映像を同時に表示させて監視する必要があるため、各カメラに対応する複数の映像信号を多重化して伝送する必要がある。
下記特許文献1には、各カメラから入力される複数のフレーム映像を1系統の圧縮データに変換する映像信号符号化装置が開示されている。
特許文献1に係る映像信号符号化装置は、各カメラから入力されるフレーム映像から符号化しないフレーム映像を間引き、符号化対象のフレーム映像を抽出する。抽出されたフレーム映像は、カメラごとに配列されて、GOP(Group of Pictures)単位で符号化される。これにより、各カメラから入力される複数のフレーム映像が、1系統の圧縮データに変換される。
特開2005−151485号公報
上述したように、上記特許文献1に係る映像信号符号化装置は、符号化対象のフレーム映像を抽出する。映像信号符号化装置は、GOPを生成できる数の符号化対象のフレーム映像を抽出するまで、圧縮データを生成することができない。この結果、フレーム映像が映像信号符号化装置に入力されてから1系統の圧縮データとして出力されるまでの時間(遅延)が長くなるため、各カメラの映像をリアルタイムに伝送することが困難である。
上記特許文献1では、符号量制御をGOP単位で行っている。GOP単位で符号量制御が行われた場合、発生符号量が目標符号量を瞬間的に大きく上回ることがある。目標符号量は、伝送路の帯域などによって決定されるため、発生符号量が目標符号量を大きく上回ることにより、伝送遅延などが発生するおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、映像をリアルタイムに伝送するシステムに対応した符号量制御を行う画像符号化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1〜第N(Nは2以上の自然数)画像データを符号化する画像符号化装置であって、kを1からNまでの自然数とした場合において、第k画像データに含まれる第1の数のマクロブロックにより構成される第kのグループを設定し、第1のグループから第Nのグループまでの各グループが順に符号化されるように、第kのグループを符号化する順序を決定する順序決定部と、前記順序決定部により決定された順序に基づいて、前記第k画像データに含まれる符号化対象マクロブロックを符号化する符号化部と、前記符号化対象マクロブロックの量子化パラメータを決定する量子化パラメータ決定部と、を備え、前記量子化パラメータ決定部は、前記符号化部により符号化された符号化済みマクロブロック群の中から、前記符号化対象マクロブロックの直前に符号化された前記第1の数以上の第2の数のマクロブロックを特定し、前記第2の数のマクロブロックごとの発生符号量の積算値を算出する符号量積算部と、前記積算値と、前記第2の数のマクロブロックあたりの目標符号量とに基づいて、前記量子化パラメータの補正値を決定し、前記補正値に基づいて前記量子化パラメータを補正する補正値決定部と、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像符号化装置において、前記量子化パラメータ決定部は、前記第k画像データに含まれ、かつ、前記符号化対象マクロブロックの直前に符号化された第3の数のマクロブロックを特定し、前記第3の数のマクロブロックの量子化パラメータの平均値を、前記量子化パラメータの初期値として算出する初期値決定部、を含み、前記量子化パラメータ決定部は、前記初期値と前記補正値とに基づいて前記量子化パラメータを決定する。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像符号化装置において、前記補正値決定部は、前記符号化対象マクロブロックの直前に符号化された一つのマクロブロックの発生符号量に基づいて、前記補正値を決定する。
請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像符号化装置において、前記補正値決定部は、前記符号化対象マクロブロックの複雑さを示すアクティビティに基づいて、前記補正値を決定する。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の画像符号化装置において、前記補正値決定部は、前記符号化対象マクロブロックの上辺、下辺、左辺、及び右辺をそれぞれ含む4つの領域におけるアクティビティを算出し、各領域のアクティビティのうち最小のアクティビティに基づいて、前記補正値を決定する。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像符号化装置において、前記第2の数は、横方向に一列に並ぶマクロブロックのラインを構成するマクロブロックの数である。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像符号化装置において、前記符号化部は、前記第1〜第N画像データをそれぞれ符号化する第1〜第Nの個別符号化部と、前記順序決定部により決定された順序に基づいて、第kの符号化部が生成した第kの符号化データの出力タイミングを制御する出力制御部と、を含む。
本発明の画像符号化装置は、第1の数のマクロブロック単位で符号量制御を行う。このため、第kマクロブロックが符号化されて生成される圧縮データのビットレートが、目標ビットレートを瞬間的に大きく超えることを防止することができる。したがって、本発明は、伝送遅延などを抑制することができる。
符号化対象マクロブロックが第k画像データに含まれる場合、第1の数のマクロブロックは、第k画像データを除く他の画像データの符号化済みマクロブロックを含む。このため、他の画像データの符号化済みマクロブロックの発生符号量が大きく変化した場合であっても、画像符号化装置は、符号化対象マクロブロックの量子化パラメータの補正値を、発生符号量の変化に応じて変更することができる。したがって、本発明は、圧縮データのビットレートを柔軟に制御できる。
本発明の実施の形態に係る画像伝送システムの構成を示す図である。 図1に示す画像符号化装置の機能的構成を示すブロック図である。 非圧縮画像データのマクロブロックの構成を示す図である。 マクロブロックグループの符号化順序を示す図である。 マクロブロックグループの符号化順序を示す図である。 マクロブロックの符号化の流れを示すフローチャートである。 多重化圧縮データの構成を示す概略図である。 ライン発生符号量の計算対象を示す図である。 補正値決定テーブルを示す図である。 ライン発生符号量の計算対象を示す図である。 補正値決定テーブルを示す図である。 補正値決定テーブルを示す図である。 上限比較符号量の計算対象を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る画像符号化装置の機能的構成を示すブロック図である。
{1.画像伝送システムの全体構成}
図1は、本発明の実施の形態に係る画像伝送システムの構成を示す図である。図1に示す画像伝送システム100は、カメラ1a,1bと、画像符号化装置2と、監視装置4a,4bとを備える。画像伝送システム100は、金融機関の店舗に設けられたATMコーナーをリアルタイムに監視するシステムである。
カメラ1a,1bは、ATMコーナーを異なる角度から撮影できるように取り付けられる。カメラ1a,1bは、ATMコーナーの様子を撮影して、非圧縮画像データ31a,31bを生成する。画像符号化装置2は、カメラ1a,1bとともに、ATMコーナーに設置される。画像符号化装置2には、非圧縮画像データ31a,31bのフレームが同期して入力される。画像符号化装置2は、非圧縮画像データ31a,31bの符号化及び多重化を行って、多重化圧縮データ33を生成する。多重化圧縮データ33は、無線通信網などを介して、ATMコーナーを監視するモニタ室へ送信される。
監視装置4a,4bは、モニタ室に設置され、多重化圧縮データ33を受信する。監視装置4a,4bは、多重化圧縮データ33に対して逆多重化及び復号化処理を行って、カメラ1a,1bに対応する映像を表示する。カメラ1a,1bは、同じ場所(ATMコーナー)を異なる角度から撮影している。このため、カメラ1a,1bの映像を表示するタイミングがずれないように、監視装置4a,4bは、カメラ1a,1bの映像を同期して表示させる。モニタ室に常駐する監視員は、監視装置4a,4bに表示される映像を見ることにより、ATMコーナーを遠隔監視する。
本実施の形態では、画像符号化装置2が、非圧縮画像データ31a,31bをそれぞれ符号化して、多重化圧縮データ33を生成する点を中心に説明する。
非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックは、予め設定された区分単位に基づいて、一つ以上のマクロブロックで構成されるマクロブロックグループ(以下、「MBグループ」と呼ぶ。)にそれぞれ区分される。非圧縮画像データ31aのMBグループと、非圧縮画像データ31bのMBグループとが交互に符号化されることにより、多重化圧縮データ33が生成される。
画像符号化装置2は、符号化対象マクロブロック(以下、符号化対象MBと呼ぶ。)の量子化パラメータを決定する。量子化パラメータは、所定数のマクロブロックあたりの目標符号量と、符号化対象MBの符号化の直前に符号化された所定数のマクロブロックの発生符号量の総和とに基づいて決定される。つまり、画像符号化装置2は、非圧縮画像データ31a,31bを符号化して多重化圧縮データ33を生成するときに、所定数のマクロブロック単位で符号量制御を実行する。GOP単位よりも短い単位時間で符号量制御が行われるため、多重化圧縮データ33のビットレートが、予め設定される目標ビットレートを上回ることを防ぐことができる。
非圧縮画像データ31aのマクロブロックが符号化対象MBである場合、直前に符号化された所定数のマクロブロックは、非圧縮画像データ31bのマクロブロックを含む。画像符号化装置2は、非圧縮画像データ31aのマクロブロックの量子化パラメータを決定するときに、非圧縮画像データ31bの符号化済みマクロブロックの符号量を利用する。したがって、非圧縮画像データ31bの符号化データの符号量が大きく変化しても、多重化圧縮データ33のビットレートを安定的に制御することができる。
{2.画像符号化装置2の構成}
図2は、画像符号化装置2の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像符号化装置2は、順序決定部21と、符号化部22と、量子化パラメータ決定部23と、多重化部24と、通信部25とを備える。
順序決定部21は、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックを符号化する順序を決定する。順序情報41が、決定された順序に基づいて作成される。順序決定部21は、順序情報41を符号化部22及び多重化部24へ出力する。
符号化部22は、順序情報41に基づいて、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックを符号化して符号化データ32a,32bを生成する。非圧縮画像データ31a,31bの符号化には、例えば、H.264あるいはMPEG2などの符号化方式が用いられる。符号化部22は、符号化した符号化対象MBの発生符号量Eaを量子化パメータ決定部23に出力する。発生符号量Eaは、次の符号化対象MBの量子化パラメータQPを決定するときに使用される。
量子化パラメータ決定部23は、非圧縮画像データ31a,31bの各マクロブロックの量子化に用いられる量子化パラメータQPを決定する。量子化パラメータ決定部23は、発生符号量積算部231と、初期値決定部232と、補正値決定部233とを備える。
発生符号量積算部231は、符号化対象MBの直前に符号化された所定数のマクロブロックの発生符号量を積算する。初期値決定部232は、符号化対象MBの量子化パラメータQPの初期値を決定する。補正値決定部233は、所定数のマクロブロックあたりの目標符号量と、直前に符号化された所定数のマクロブロックの積算値とに基づいて、初期値の補正に用いる補正値を算出する。量子化パラメータ決定部23は、初期値と補正値との和を、量子化パラメータQPとして符号化部22に出力する。
多重化部24は、符号化された非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックを符号化された順に配列することにより、多重化圧縮データ33を生成する。
通信部25は、多重化圧縮データ33に対して誤り訂正信号の付加、及びデジタル変調などを行う。通信部25は、デジタル変調された多重化圧縮データ33を、無線通信を利用して監視装置4a,4bに送信する。
{3.画像符号化装置2の動作}
以下、画像符号化装置2の動作について詳しく説明する。
{3.1.符号化順序の決定}
最初に、順序決定部21が、非圧縮画像データ31a,31bの各マクロブロックを符号化する順序(符号化順序)を決定する。符号化順序を決定するにあたり、順序決定部21は、非圧縮画像データ31aのマクロブロックから第1MBグループを、非圧縮画像データ31bのマクロブロックから第2MBグループを生成する。
図3は、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックの構成を示す図である。図3に示すように、非圧縮画像データ31a,31bの各フレームは、36個のマクロブロックで構成されている。非圧縮画像データ31a,31bのフレームレートは、同一である。
非圧縮画像データ31a,31bは、横6個×縦6個のマクロブロックで構成されている。非圧縮画像データ31aのマクロブロックには、左上から右下に向かってMa0〜Ma35の番号が付与されている。非圧縮画像データ31bのマクロブロックには、左上から右下に向かってMb0〜Mb35の番号が付与されている。
非圧縮画像データ31a,31bにおいて、横方向に一列に並ぶ6個のマクロブロックの集合を、マクロブロックライン(MBライン)と呼ぶ。非圧縮画像データ31aは、MBラインLa1,La2,La3,La4,La5,La6を有する。非圧縮画像データ31bは、MBラインLb1,Lb2,Lb3,Lb4,Lb5,Lb6を有する。
順序決定部21は、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックを予め設定された区分単位に基づいて区分することにより、第1MBグループ及び第2MBグループを生成する。区分単位として、マクロブロック、及びMBラインなどを用いることができる。
区分単位としてマクロブロックが設定されていた場合、マクロブロックMa0〜Ma35のそれぞれが第1MBグループとして区分される。マクロブロックMb0〜Mb35のそれぞれが第2MBグループとして区分される。区分単位としてMBラインが設定されていた場合、MBラインLa1〜La6が、それぞれ第1MBグループとして区分される。MBラインLb1〜Lb6が、それぞれ第2MBグループとして区分される。
区分単位は、一つ以上のマクロブロックによりMBグループが構成されるように設定されていればよい。たとえば、区分単位として4個のマクロブロックが設定されている場合、非圧縮画像データ31aのマクロブロックMa0〜Ma3,Ma4〜Ma7などが、第1MBグループとして区分される。
順序決定部21は、MBグループを生成した後に、第1MBグループと第2MBグループとが交互に符号化されるように、MBグループの符号化順序を決定する。
図4は、マクロブロック単位でMBグループが生成された場合における符号化順序を示す図である。この場合、順序決定部21は、マクロブロックMa0,Mb0,Ma1,Mb1,Ma2,Mb2,・・・,Mb34,Ma35,Mb35の順に符号化されるように、符号化順序を決定する。つまり、非圧縮画像データ31aのマクロブロックと非圧縮画像データ31bのマクロブロックとが交互に符号化されるように、符号化順序が決定される。
図5は、MBライン単位でMBグループが生成された場合における符号化順序を示す図である。この場合、順序決定部21は、MBラインLa1,Lb1,La2,Lb2,La3,Lb3,・・・,La6,Lb6の順に符号化されるように、符号化順序を決定する。つまり、非圧縮画像データ31aのMBラインと非圧縮画像データ31bのMBラインとが交互に符号化されるように、符号化順序が決定される。各MBラインのマクロブロックは、左側から順(マクロブロックの番号の小さい順)に符号化される。
{3.2.符号化処理の概略}
順序決定部21は、MBグループの符号化順序を示す順序情報41を符号化部22へ出力する。符号化部22は、順序情報41に基づいて、マクロブロックMa0〜Ma35,Mb0〜Mb35をMBグループごとに符号化する。
図6は、マクロブロックの符号化の流れを示すフローチャートである。マクロブロックMa16が符号化対象MBであるとする。図6を参照して、符号化部22は、順序情報41に基づいて、符号化対象MBを特定する(ステップS1)。
量子化パラメータ決定部23は、符号化対象MBの量子化パラメータQPを決定するにあたり、例外条件に該当するか否かを判定する(ステップS2)。例外条件に該当する場合(ステップS2においてYes)は、量子化パラメータQPは、例外処理(ステップS10)の実行により決定される。例外処理は、所定数のマクロブロックあたりの目標符号量と、符号化対象MBの符号化直前に符号化されたマクロブロックの発生符号量の積算値とを用いることなく、量子化パラメータQPを決定する処理である。
例外条件に該当しない場合(ステップS2においてNo)、量子化パラメータ決定部23は、ステップS3〜S7の処理により量子化パラメータQPを決定する。
初期値決定部232は、符号化対象MBの量子化パラメータQPの初期値を算出する(ステップS3)。補正値決定部233は、補正値V1を決定する(ステップS4)。補正値V1は、所定数あたりのマクロブロックの目標符号量と、符号化対象MBの直前に符号化された所定数のマクロブロックの発生符号量の積算値とに基づいて算出される。
補正値決定部233は、符号化対象MBの画像の複雑さを示すアクティビティに基づいて、補正値V2を決定する(ステップS5)。補正値決定部233は、符号化対象MBが属する非圧縮画像データの符号化済みマクロブロックのうち、直前に符号化されたマクロブロックの発生符号量に基づいて、補正値V3を決定する(ステップS6)。量子化パラメータ決定部23は、初期値と、補正値V1,V2,V3とを合計することにより、符号化対象MBの量子化パラメータQPを決定する(ステップS7)。
符号化部22は、決定された量子化パラメータQPを用いて、符号化対象MBを符号化する(ステップS8)。符号化対象MBがマクロブロックMa0〜Ma35のいずれかである場合、符号化されたマクロブロックは、符号化データ32aとして多重化部24に出力される。符号化対象MBがマクロブロックMb0〜Mb35のいずれかである場合、符号化されたマクロブロックは、符号化データ32bとして多重化部24に出力される。
非圧縮画像データ31a,31bの全てのマクロブロックの符号化が終了していなければ(ステップS9においてNo)、画像符号化装置2は、ステップS1の処理に戻る。全てのマクロブロックの符号化が終了したのであれば(ステップS9においてYes)、画像符号化装置2は、図6に示す処理を終了する。
多重化部24は、符号化データ32a,32bを入力された順に配列することにより、多重化圧縮データ33を生成する。図7は、多重化圧縮データ33の構成を示す模式図である。多重化圧縮データ33は、ストリームヘッダ34と、ストリームデータSa,Sbとを備える。ストリームヘッダ34は、多重化圧縮データ33の再生時に使用する制御情報などを含む。
ストリームデータSaは、非圧縮画像データ31aに対応し、グループヘッダ35aと符号化データ32aとを含む。グループヘッダ35aは、非圧縮画像データ31aの識別情報と、第1MBグループを構成するマクロブロックを特定する情報とを含む。
ストリームデータSbは、非圧縮画像データ31bに対応し、グループヘッダ35bと符号化データ32bとを含む。グループヘッダ35bは、非圧縮画像データ31bの識別情報と、第2MBグループを構成するマクロブロックを特定する情報とを含む。
多重化部24は、符号化データ32a,32bが入力されるたびにストリームデータSa,Sbを生成する。グループヘッダ35a,35bは、順序情報41に基づいて作成される。ストリームデータSa,Sbは、多重化圧縮データ33として監視装置4a,4bへ順次送信される。
画像符号化装置2は、非圧縮画像データ31a,31bのうちMBグループに対応するデータが入力されていれば、非圧縮画像データ31a,31bの符号化を開始することができる。したがって、非圧縮画像データ31a,31bの符号化に伴って発生する遅延を短縮することができる。
監視装置4a,4bは、多重化圧縮データ33を継続的に受信する。監視装置4a,4bは、多重化圧縮データ33を逆多重化して、符号化データ32a,32bを取得する。符号化データ32a,32bがカメラ1a,1bのどちらに対応しているかは、グループヘッダ35a,35bに基づいて確認することができる。
監視装置4a,4bは、符号化データ32a,32bを取得した順に復号化して、復号化したデータを生成する。監視装置4aは、カメラ1aの映像を表示するように設定されている場合、カメラ1aに対応する復号化データを表示する。監視装置4bは、カメラ1bの映像を表示するように設定されている場合、カメラ1bに対応する復号化データを表示する。
以下、量子化パラメータQPを決定する処理(ステップS3〜S7、図6参照)について、ステップごとに詳しく説明する。特に説明のない限り、符号化対象MBは、マクロブロックMa16であるとする。
{3.3.初期値QPiの決定(ステップS3)}
初期値決定部232は、マクロブロックMa16の量子化パラメータQPの初期値QPiを算出する(ステップS3)。マクロブロックMa0〜Ma15は、MBグループの区分単位に関係なく、既に符号化されている(図4及び図5参照)。初期値決定部232は、マクロブロックMa16が属する非圧縮画像データ31aの符号化済みマクロブロックのうち、マクロブロックMa16の直前に符号化された所定数(6個)のマクロブロックMa10〜Ma15を特定する。所定数(6個)は、1MBラインのマクロブロック数である。初期値決定部232は、特定したマクロブロックMa10〜Ma15の量子化パラメータQPの平均を算出し、算出した平均値を初期値QPiとして決定する。
初期値QPiは、マクロブロックMa16の量子化パラメータQPの基準となる値である。初期値QPiに補正値V1,V2,V3が加算されることにより、マクロブロックMa16の量子化パラメータQPが決定される。
このように、初期値決定部232は、符号化対象MBが属する非圧縮画像データの符号化済みのマクロブロックのうち、符号化対象MBの直前に符号化された所定数のマクロブロックの平均値を、符号化対象MBの初期値QPiとして算出する。マクロブロックMa16の初期値QPiが、非圧縮画像データ31aの符号化済みマクロブロックの量子化パラメータQPから大きく変化することがない。したがって、非圧縮画像データ31aから生成される符号化データ32aの画質が急激な変化を防止することができる。
{3.4.補正値V1の決定(ステップS4)}
次に、補正値決定部233が、補正値V1を決定する(ステップS4)。補正値V1は、非圧縮画像データ31a,31bの符号化済みマクロブロックの発生符号量に基づいて算出される。ステップS4の処理については、MBグループがマクロブロック単位で構成されているときと、MBライン単位で構成されているときとに分けて説明する。
(MBグループがマクロブロック単位で構成されているとき)
補正値V1は、所定数(6個)のマクロブロックあたりに設定された目標符号量と、マクロブロックMa16の直前に符号化された6個のマクロブロックの発生符号量の積算値(ライン発生符号量)との差に基づいて決定される。以下、所定数(6個)あたりのマクロブロックの目標符号量を、ライン目標符号量と呼ぶ。所定数が、1MBライン当たりのマクロブロック数(6個)に設定されているためである。
ライン目標符号量の算出について説明する。量子化パラメータ決定部23は、マクロブロック1個あたりの目標符号量(MB目標符号量)を予め算出しておく。MB目標符号量は、多重化圧縮データ33の目標ビットレートTR(36Mbps、図2参照)と、非圧縮画像データ31a,31bのフレームレート(30fps)と、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックの総数(72個)に基づいて算出される。MB目標符号量に、1MBラインあたりのマクロブロック数(6個)を乗じることにより、ライン目標符号量が算出される。
補正値決定部233は、既に符号化されたマクロブロックMa0〜Ma15,Mb0〜Mb15(符号化済みマクロブロック群)の中から、マクロブロックMa16の符号化直前に符号化された所定数(6個)のマクロブロックを特定する。図8は、ライン発生符号量の計算対象を示す図である。図8に示すように、マクロブロックMa16の符号化直前に符号化された6個のマクロブロックは、符号化された順に、マクロブロックMa13,Mb13,Ma14,Mb14,Ma15,Mb15である。これは、非圧縮画像データ31aのマクロブロックと、非圧縮画像データ31bのマクロブロックとが交互に符号化されるためである(図3参照)。
符号化対象MBが変化することにより、ライン発生符号量の計算対象が変化する。図8に示すように、マクロブロックMb16が符号化対象MBとなった場合、マクロブロックMa14〜Ma16,Mb13〜Mb15が、ライン発生符号量の計算対象となる。マクロブロックMa17が符号化対象MBとなった場合、マクロブロックMa14〜Ma16,Mb14〜Mb16が、ライン発生符号量の計算対象となる。マクロブロック単位でMBグループが構成された場合、ライン発生符号量の計算対象となる非圧縮画像データ31aのマクロブロックと、非圧縮画像データ31bのマクロブロックとの比率は、一対一となる。
マクロブロックMa16が符号化対象MBであるときの説明に戻る。発生符号量積算部231は、マクロブロックMa13〜Ma15,Mb13〜Mb15の発生符号量を積算して、ライン発生符号量を算出する。補正値決定部233は、ライン発生符号量からライン目標符号量を差し引いた差分値ΔB1を算出する。
補正値決定部233は、算出した差分値ΔB1と、予め設定された変動値決定テーブル51とに基づいて、補正値V1を決定する。
図9は、補正値決定テーブル51を示す図である。図9に示すように、差分値ΔB1がしきい値Th00(−1000ビット)よりも小さければ、補正値V1は、−4に設定される。差分値ΔB1がしきい値Th00以上であり、かつ、しきい値Th01(−500ビット)よりも小さければ、補正値V1は、−2に設定される。差分値ΔB1がしきい値Th01以上であり、かつ、しきい値Th02(0ビット)よりも小さければ、補正値V1は、−1に設定される。差分値ΔB1が、しきい値Th02以上であり、かつ、しきい値Th03(500ビット)よりも小さければ、補正値V1は、+1に設定される。差分値ΔB1が、しきい値Th03以上であり、かつ、しきい値Th04(1000ビット)よりも小さければ、補正値V1は、+2に設定される。差分値ΔB1が、しきい値Th04以上であれば、補正値V1は、+4に設定される。
このように、補正値決定部233は、非圧縮画像データ31bの符号化済みマクロブロックの発生符号量を用いて、マクロブロックMa16の補正値V1を決定する。
(MBグループがMBライン単位で構成される場合)
MBグループがMBライン単位で構成されている場合における、補正値V1の決定について説明する。ライン発生符号量の計算対象となるマクロブロックが、MBグループがマクロブロック単位で構成されているときと異なる。図10は、MBグループがMBライン単位で構成されている場合における、ライン発生符号量の計算対象を示す図である。
図10に示すように、補正値決定部233は、マクロブロックMa16が符号化対象MBとなる直前に符号化された6個のマクロブロックとして、マクロブロックMb10,Mb11,Ma12〜Ma15を特定する。MBグループがMBライン単位で構成された場合、同一のMBラインに属するマクロブロックは、番号が小さいものから順に符号化される。MBラインLa3では、Ma12〜Ma15が、マクロブロックMa16が符号化される直前に符号化された6個のマクロブロックのうち4個分に該当する。図5に示すように、MBラインLa3の直前に符号化されるMBラインは、MBラインLb2である。このため、MBラインLb2のマクロブロックMb10,Mb11が、マクロブロックMa16の直前に符号化された6個のマクロブロックのうち2個分に該当する。
発生符号量積算部231は、補正値決定部233が特定したマクロブロックMb10,Mb11,Ma12〜Ma15の発生符号量を積算して、ライン発生符号量を算出する。ライン発生符号量が算出された後の、補正値V1の算出方法は、上記と同様である。このように、マクロブロックMa16の補正値V1は、MBグループがMBライン単位で構成されるときも、非圧縮画像データ31aの符号化済みマクロブロックの発生符号量に基づいて決定される。
符号化対象MBが変化することにより、ライン発生符号量の計算対象が変化する。マクロブロックMa16が符号化された後に、マクロブロックMa17,Mb12,Mb13が、符号化対象MBとして特定される。マクロブロックMa17が符号化対象MBのとき、ライン発生符号量の計算対象は、マクロブロックMb11,Ma12〜Ma16である。マクロブロックMb12が符号化対象MBのとき、ライン発生符号量の計算対象は、マクロブロックMa12〜Ma17である。マクロブロックMb13が符号化対象MBのとき、ライン発生符号量の計算対象は、マクロブロックMa13〜Ma17,Mb12である。MBグループがMBライン単位で構成された場合、ライン発生符号量の計算対象となる非圧縮画像データ31aのマクロブロックと、非圧縮画像データ31bのマクロブロックとの比率が変化する。
以上のように、補正値V1は、所定数のマクロブロックあたりの目標符号量(ライン目標符号量)と、符号化対象MBが符号化される直前に符号化された所定数のマクロブロックの発生符号量の積算値(ライン発生符号量)とに基づいて決定される。本実施の形態では、GOP単位やフレーム単位より短い時間単位で発生した発生符号量に基づいて補正される。したがって、多重化圧縮データ33のビットレートが、瞬間的に目標ビットレートTRを大きく上回ることを防止できるため、伝送遅延の発生を防ぐことができる。
符号化対象MBの補正値V1を、他の非圧縮画像データの符号化済みマクロブロックの発生符号量に基づいて決定する。一方の非圧縮画像データから生成された符号化データのビットレートが小さい場合に、他方の非圧縮画像データから生成された符号化データのビットレートを高く設定することが可能となり、柔軟な符号量制御が可能となる。
{3.5.補正値V2の決定(ステップS5)}
次に、補正値V2の決定処理(ステップS5)について説明する。補正値V2は、符号化対象MBのアクティビティに基づいて決定される。
補正値決定部233は、符号化対象MBの上下左右の領域のアクティビティを算出する。具体的には、符号化対象MBの上辺を含む縦4画素×横16画素の領域(上側領域)のアクティビティを算出する。同様に、下辺を含む縦4画素×横16画素の領域(下側領域)と、左辺を含む縦16画素×横4画素の領域(左側領域)と、右辺を含む縦16画素×横4画素の領域(右側領域)とにおけるアクティビティがそれぞれ算出される。アクティビティは、各領域に存在する画素の画素値のばらつき度合いを示す数値である。たとえば、ある領域における全画素の画素値の輝度平均値と、各画素の輝度値との差分絶対値を、アクティビティとして算出することができる。
補正値決定部233は、上下左右の各領域のアクティビティの中で、最小値を有する最小アクティビティACTを選択する。最小アクティビティACTと、予め設定された補正値決定テーブル52とに基づいて、補正値V2が決定される。図11は、補正値決定テーブル52を示す図である。
図11に示すように、最小アクティビティACTが、しきい値Th10(2)よりも小さければ、補正値V2は、−4に設定される。最小アクティビティACTが、しきい値Th10以上であり、かつ、しきい値Th11(5)よりも小さければ、補正値V2は、−2に設定される。最小アクティビティACTが、しきい値Th11以上であり、かつ、しきい値Th12(10)よりも小さければ、補正値V2は、0に設定される。最小アクティビティACTが、しきい値Th12以上であり、かつ、しきい値Th13(30)よりも小さければ、補正値V2は、+2に設定される。最小アクティビティACTが、しきい値Th03以上であれば、補正値V2は、+4に設定される。
このように、補正値決定部233は、符号化対象MBの上下左右の領域のアクティビティのうち最小アクティビティACTに基づいて、量子化パラメータQPの補正に用いられる補正値V2を決定する。符号化対象MBの画像の複雑さに応じて量子化パラメータQPを補正することにより、画質を極端に劣化させることなく符号量制御を実行することが可能となる。
補正値V2の決定において、最小アクティビティACTに代えて、符号化対象MBのアクティビティを用いてもよい。この場合、補正値決定部233は、符号化対象MBの全領域(縦16画素×横16画素)のアクティビティを算出して、補正値V2を決定する。
{3.6.補正値V3の決定(ステップS6)}
次に、補正値V3の決定処理(ステップS6)について説明する。補正値V3は、符号化対象MBの直前に符号化された一つのマクロブロックの発生符号量に基づいて決定される。マクロブロック単位でMBグループが構成された場合における、補正値V3の決定について説明する。
図8を参照する。符号化対象MBがマクロブロックMa16であるとする。補正値決定部233は、補正値V3を決定するときに、非圧縮画像データ31aの符号化済みマクロブロックの中で、マクロブロックMa16の直前に符号化されたマクロブロックMa15の発生符号量を用いる。つまり、補正値決定部233は、符号化対象MBと同じ非圧縮画像データに属する符号化済みマクロブロック中で、直前に符号化された符号化済みマクロブロックの発生符号量を取得する。補正値決定部233は、取得した発生符号量(参照発生符号量RA)に基づいて、補正値V3を決定する。
補正値決定部233は、マクロブロックMa15の発生符号量(参照発生符号量RA)と、予め設定された補正値値決定テーブル53とに基づいて、補正値V3を決定する。図12は、変動値決定テーブル53を示す図である。
参照発生符号量RAが、しきい値Th20(MB目標符号量の1/2)よりも小さければ、補正値V3は、−2に設定される。MB目標符号量とは、上述したように、マクロブロック1個あたりの目標符号量である。参照発生符号量RAが、しきい値Th20以上であり、かつ、しきい値Th21(MB目標符号量)よりも小さければ、補正値V3は、−1に設定される。参照発生符号量RAが、しきい値Th21以上であり、かつ、しきい値Th22(MB目標符号量の3/2)よりも小さければ、補正値V3は、+1に設定される。参照発生符号量RAが、しきい値Th22以上であれば、補正値V3は、+2に設定される。
このように、補正値決定部233は、参照発生符号量RAがMB目標符号量よりも大きければ、量子化パラメータQPが大きくなるように、補正値V3を設定する。これにより、符号化対象MBに対応する符号化データのビットレートを抑制することができる。参照発生符号量RAがMB目標符号量よりも小さければ、量子化パラメータQPが小さくなるように、補正値V3を設定する。これにより、符号化対象MBの画質を向上させることができる。
{3.7.量子化パラメータQPの算出(ステップS7)}
補正値V1,V2,V3を決定した(ステップS4〜S6、図6参照)後に、量子化パラメータ決定部23は、初期値決定部232が算出した初期値QPiに、補正値V1,V2,V3を加算した値を、符号化対象MB(マクロブロックMa16)の量子化パラメータQPとして決定する(ステップS7)。
量子化パラメータ決定部23は、マクロブロックMa16の量子化パラメータQPを符号化部22に出力する。符号化部22は、入力された量子化パラメータQPを用いてマクロブロックMa16を符号化する(ステップS8)。符号化部22は、符号化されたマクロブロックMa16を、符号化データ32aとして多重化部24に出力する。
{3.8.例外処理(ステップS10)}
以下、図6に示す例外条件の判定(ステップS2)と、例外処理(ステップS10)とについて詳しく説明する。例外処理(ステップS10)は、上限比較符号量が、目標ビットレートに基づいて設定された上限値を超えるおそれがあるときに実行される処理である。例外処理では、符号化対象MBの量子化パラメータQPが、ライン発生符号量や符号化対象MBの最小アクティビティなどを考慮することなく、強制的に設定される。
上限比較符号量は、符号化対象MBの直前に符号化された12個の符号化済みマクロブロックの発生符号量の積算値である。12個の符号化済みマクロブロックは、非圧縮画像データ31a,31bのそれぞれのマクロブロック数(36個)の1/3に相当する。
ステップS2の処理について、MBグループがマクロブロック単位で構成されているケースを例に説明する。MBグループがMBライン単位で構成されている場合も、ステップS2,S10の処理は、同様に実行される。
量子化パラメータ決定部23は、順序情報41と、符号化対象MBの位置とに基づいて、上限比較符号量の計算対象となるマクロブロックを特定する。図13は、上限比較符号量の計算対象を示す図である。MBグループがマクロブロック単位で構成されている場合、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックは、交互に符号化される(図4参照)。このため、符号化対象MBがマクロブロックMa8である場合、マクロブロックMa2〜Ma7,Mb2〜Mb7が計算対象となる。発生符号量積算部231は、特定された符号化済みのマクロブロックMa2〜Ma7,Mb2〜Mb7の発生符号量を積算する。これにより、上限比較符号量が算出される。
マクロブロックMb20が符号化対象MBである場合、上限比較符号量の計算対象は、マクロブロックMa15〜Ma20,マクロブロックMb14〜Mb19となる。マクロブロックMa33が符号化対象MBである場合、上限比較符号量の計算対象は、マクロブロックMa27〜Ma32,Mb27〜Mb32となる。このように、マクロブロック単位でMBグループが構成された場合、上限比較符号量の計算対象となる非圧縮画像データ31aのマクロブロックと、非圧縮画像データ31bのマクロブロックとの比率は、一対一となる。MBグループがMBライン単位で構成された場合、ライン発生符号量と同様に、上限比較符号量の計算対象となる非圧縮画像データ31aのマクロブロックと、非圧縮画像データ31bのマクロブロックとの比率は、符号化対象MBの位置に応じて変化する。
量子化パラメータ決定部23は、非圧縮画像データ31a,31bの符号化処理が例外条件に該当するか否かを、上限比較符号量と上限値とに基づいて判定する(ステップS2)。上限値の算出方法を説明する。量子化パラメータ決定部23は、上限比較符号量の計算対象となるマクロブロックの数(12個)をMB目標符号量に乗じた値を、許容符号量として算出する。許容符号量に所定の係数を乗じた値が、上限値として量子化パラメータ決定部23に設定される。所定の係数の値は、たとえば、0.98が設定される。
上限比較符号量が上限値以下である場合、量子化パラメータ決定部23は、符号化処理が例外条件を満たしていないと判定する(ステップS2においてNo)。この場合、上述したステップS3〜S7が実行されることにより、量子化パラメータQPが決定される。
上限比較符号量が上限値よりも大きい場合、量子化パラメータ決定部23は、符号化処理が例外条件を満たしていると判定し(ステップS2においてYes)、例外処理(ステップS10)を実行する。これは、多重化圧縮データ33のビットレートが、目標ビットレートTRを上回る可能性があるためである。
ステップS2の処理において、符号化対象MBの直前に符号化された符号化済みマクロブロックの数が12個に満たないことがある。この場合、例外条件に該当するか否かの判定(ステップS2)は、下記の計算方法で算出された上限比較符号量と、許容発生符号量とを比較することにより実行される。符号化済みマクロブロックの数が4個であれば、上限比較符号量は、4個の符号化済みマクロブロックの発生符号量の総和となる。許容発生符号量は、MB目標符号量に符号化済みマクロブロックの数(4個)を乗じた値である。また、符号化済みマクロブロックが存在しない場合(マクロブロックMa0が符号化対象MBである場合)、ステップS2の処理は省略される。これは、上限比較符号量を算出することができないためである。
例外処理(ステップS10)について詳しく説明する。上述のように、符号化対象MBがマクロブロックMa8である。このため、量子化パラメータ決定部23は、非圧縮画像データ31aの符号化済みマクロブロックの中で、マクロブロックMa8の直前に符号化されたマクロブロックMa7の量子化パラメータQPを取得する。量子化パラメータ決定部は、取得したマクロブロックMa7の量子化パラメータQPを、マクロブロックMa8の初期値(強制初期値)に設定する。量子化パラメータ決定部23は、強制初期値に予め設定されている強制補正値を加算した値を、マクロブロックMa8の量子化パラメータQPとして決定する。
このように、符号化処理が例外条件に該当する場合、量子化パラメータ決定部23は、符号化対象MBが属する非圧縮画像データのマクロブロックの中で、直前に符号化されたマクロブロックを特定する。特定されたマクロブロックの量子化パラメータQPより大きい値が、符号化対象MBの量子化パラメータQPとして決定される。これにより、符号化対象MBの符号化によって発生する符号量を抑制することができるため、多重化圧縮データ33のビットレートが目標ビットレートを超えることを防止することができる。
{変形例1}
上記実施の形態では、二つの画像データ(非圧縮画像データ31a,31b)が画像符号化装置2に入力される例を説明した。しかし、画像符号化装置2に入力される非圧縮画像データの数は、三つ以上でもよい。この場合、入力された非圧縮画像データごとにMBグループが生成される。順序決定部21は、各非圧縮画像データのMBグループが順番に符号化されるように符号化順序を決定する。
具体的には、画像符号化装置2は、第1、第2、・・・、第Nの画像データを入力する。符号化部22は、第k画像データに含まれる第kマクロブロックの符号化順序を示す順序情報41に基づいて、第kマクロブロックを符号化する。Nは、1以上の自然数である。kは、1からNまでの自然数である。発生符号量積算部231は、符号化対象MB(第kマクロブロック)の補正値V1の決定に用いるライン発生符号量を計算するときに、符号化対象MBの直前に符号化された6個の符号化済みマクロブロックの発生符号量を積算して、ライン発生符号量を算出する。ライン発生符号量の計算対象には、第k画像データを除く他の画像データの符号化済みマクロブロックが含まれる。符号化対象MB(第kマクロブロック)の量子化パラメータQPは、直前に符号化された6個のマクロブロックの発生符号量に応じて補正される。したがって、画像符号化装置2は、多重化圧縮データ33のビットレートを安定的に制御できる。
{変形例2}
上記実施の形態では、一つの符号化部22が、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックを符号化する例を説明した。しかし、画像符号化装置2は、非圧縮画像データ31a,31bをそれぞれ符号化する二つの符号化部を備えてもよい。
図14は、本実施の形態の変形例2に係る画像符号化装置2の機能的構成を示すブロック図である。図14に示す画像符号化装置2は、符号化部22に代えて、符号化部22aと、符号化部22bとを備える。符号化部22a,22bは、非圧縮画像データ31a,31bのマクロブロックをそれぞれ符号化して、符号化データ32a,32bを生成する。
画像符号化装置2は、符号化部22a,22bの他に、出力制御部26を新たに備える。出力制御部26は、順序情報41に基づいて、符号化部22aが符号化データ32aを出力するタイミングと、符号化部22bが符号化データ22bを出力するタイミングとを制御する。多重化部24は、符号化部22a,22bから入力された順に、符号化データ32a,32bを配列して、多重化圧縮データ33を生成する。非圧縮画像データ31a,31bの符号化が並列的に実行されるため、非圧縮画像データ31a,31bの符号化に伴う遅延を短縮することができる。
符号化部22a,22bは、符号化部22(図2参照)と同様に、二つの非圧縮画像データのマクロブロックをそれぞれ符号化してもよい。この場合、図14に示す画像符号化装置2は、四つの非圧縮画像データから多重化圧縮データ33を生成することができる。
上記実施の形態では、フレームが同期した非圧縮画像データ31a,31bがカメラ1a,1bから画像符号化装置2に入力される例を説明した。しかし、画像符号化装置2が、自装置の内部で、フレームが同期した非圧縮画像データ31a,31bを生成してもよい。
1a,1b カメラ
2 画像符号化装置
4a,4b 監視装置
21 順序決定部
22 符号化部
23 量子化パラメータ決定部
24 多重化部
25 通信部
26 出力制御部
231 発生符号量積算部
232 初期値決定部
233 補正値決定部

Claims (7)

  1. 第1〜第N(Nは2以上の自然数)画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    kを1からNまでの自然数とした場合において、第k画像データに含まれる第1の数のマクロブロックにより構成される第kのグループを設定し、第1のグループから第Nのグループまでの各グループが順に符号化されるように、第kのグループを符号化する順序を決定する順序決定部と、
    前記順序決定部により決定された順序に基づいて、前記第k画像データに含まれる符号化対象マクロブロックを符号化する符号化部と、
    前記符号化対象マクロブロックの量子化パラメータを決定する量子化パラメータ決定部と、
    を備え、
    前記量子化パラメータ決定部は、
    前記符号化部により符号化された符号化済みマクロブロック群の中から、前記符号化対象マクロブロックの直前に符号化された前記第1の数以上の第2の数のマクロブロックを特定し、前記第2の数のマクロブロックごとの発生符号量の積算値を算出する符号量積算部と、
    前記積算値と、前記第2の数のマクロブロックあたりの目標符号量とに基づいて、前記量子化パラメータの補正値を決定し、前記補正値に基づいて前記量子化パラメータを補正する補正値決定部と、
    を備える画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の画像符号化装置において、
    前記量子化パラメータ決定部は、前記第k画像データに含まれ、かつ、前記符号化対象マクロブロックの直前に符号化された第3の数のマクロブロックを特定し、前記第3の数のマクロブロックの量子化パラメータの平均値を、前記量子化パラメータの初期値として算出する初期値決定部、
    を含み、
    前記量子化パラメータ決定部は、前記初期値と前記補正値とに基づいて前記量子化パラメータを決定する画像符号化装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像符号化装置において、
    前記補正値決定部は、前記符号化対象マクロブロックの直前に符号化された一つのマクロブロックの発生符号量に基づいて、前記補正値を決定する画像符号化装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像符号化装置において、
    前記補正値決定部は、前記符号化対象マクロブロックの複雑さを示すアクティビティに基づいて、前記補正値を決定する画像符号化装置。
  5. 請求項4に記載の画像符号化装置において、
    前記補正値決定部は、前記符号化対象マクロブロックの上辺、下辺、左辺、及び右辺をそれぞれ含む4つの領域におけるアクティビティを算出し、各領域のアクティビティのうち最小のアクティビティに基づいて、前記補正値を決定する画像符号化装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像符号化装置において、
    前記第2の数は、横方向に一列に並ぶマクロブロックのラインを構成するマクロブロックの数である画像符号化装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像符号化装置において、
    前記符号化部は、
    前記第1〜第N画像データをそれぞれ符号化する第1〜第Nの個別符号化部と、
    前記順序決定部により決定された順序に基づいて、第kの符号化部が生成した第kの符号化データの出力タイミングを制御する出力制御部と、
    を含む画像符号化装置。
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