JP2014082761A - Otdr法による監視のための光増幅段ならびに光通信リンクのotdr法による監視のための関連方法およびシステム - Google Patents

Otdr法による監視のための光増幅段ならびに光通信リンクのotdr法による監視のための関連方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 回線にデータ搬送WDM信号が存在する稼働状態で、少なくとも増幅光通信リンクにおける光増幅器の動作状況を、OTDR法により監視するための光増幅段と、そのシステムおよび方法を提供する
【解決手段】
第1および第2光信号経路と、第1および第2光増幅器と、第1光増幅器の下流で第1光信号経路に配置される第1光結合器と、第2光増幅器の下流で第2光信号経路に配置される第2光結合器と、第1および第2光結合器を光接続する光バイパス経路と、第1および第2光結合器にそれぞれ光接続される第1および第2光反射器と、WDM帯域全体では高くOTDR波長では低い減衰量を有する、光バイパス経路に配置される光フィルタとを含むOTDR法による監視のための光増幅段。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信の分野に関連し、具体的には、Optical Time−Domain Reflectometry(OTDR)法による監視のための光増幅段、ならびに光通信リンク、具体的には、双方向増幅光通信リンクのOTDR法による監視のための関連方法およびシステムに関連する。
光時間領域反射測定法(OTDR)、より詳しくは、コヒーレントOTDR法(C−OTDR法、例えば周波数シフトされてコヒーレント受信される連続波に基づくOTDR信号を有する)は、光ファイバスパンで構成される光通信リンクを監視するため、具体的には、複数の光増幅器が光通信リンク上でカスケード構成になっている増幅光通信リンクを監視するための周知の技術である。
例えば、等間隔である数十個の様々なWavelength Division Multiplexers(WDM)増幅器によるカスケードによって、WDM信号の光電(O/E)変換を伴わない数千キロメートル(8〜10,000kmまで)にわたって延在することもある海底光通信システムにおいて、C−OTDR法は、光リンクおよび/または光増幅器の故障についての高速かつ正確な検出が可能である。
OTDR法は、光ファイバ自体の材料により光ファイバを伝搬する光放射が、後方散乱するという周知の原理に基づいている。光増幅器は光回線でのWDM信号の方向のみ伝搬可能である(例えば一方向性光アイソレータを一般的に含む)ので、それぞれのWDM信号と反対の伝搬方向を有する、検査対象の光回線と共に、延在する別の光回線へ後方散乱するOTDRによる放射をルーティングする必要がある。このタスクは、通常、各光増幅器と連通しているバイパス経路によって行われる。
出願人は、現状のOTDR技術における一般的な問題は、(O/E変換のない2000kmを超える)長距離光増幅システムでは特に、反対方向に伝搬するデータ(WDM)チャネルの間の干渉を回避するのに必要なC−OTDRバイパス経路(通常は約30dBに設定)の損失が高いため、増幅器および/または回線の統合および動作の監視用に(一般的にWDMチャネルのパワーより高い)、高パワーのOTDR信号を送出する必要があることに気付いた。また、これは非稼働中(つまりWDM信号がオフ状態)にのみ、OTDR法による監視作業を実施する必要があり、さもなければ、OTDR信号の光パワーが、増幅器の光利得、そして送信システムのダイナミックレンジを低下させてしまう。
米国特許出願公開公報2009/0324249A1号は、光通信システムのインバウンドとアウトバウンドの両方向からのレイリー信号の選択的な監視を可能にする様々な高損失ループバック(HLLB)リピータアーキテクチャを開示している。この実施形態の一つ(図3aに図示)では、リピータは増幅器ペア(増幅器AおよびB)と、6個の光結合器と、各々がOTDR検査機器からの二種類の検査信号波長のみを反射する2個の波長選択性フィルタとを含む。第1HLLB経路は、増幅器Aの出力を増幅器Bの入力に結合するために設けられている。第2HLLB経路は、増幅器Bの出力を増幅器Aの入力に結合するために設けられている。第3HLLB経路は、増幅器Aの出力を増幅器Bの出力に結合するために設けられている。入来ファイバを監視する時には、OTDR機器からの二種類の検査信号波長が第1HLLB経路を通って入来ファイバへ伝搬し、入来ファイバからの対応する反射レイリー信号波長は、解析のためOTDR検査機器へ戻される。レイリー信号に加え、第1HLLB経路でフィルタにより結合器6のポートYへ反射されるHLLB検査信号も送る。このHLLB検査信号は、結合器6のポートAでの出力であり、結合器2の10%ポートへ、そして第3HLLB経路へ送られてからOTDR機器へ戻される。このHLLB検査信号は、問題またはHLLBアーキテクチャと関連する潜在的な問題の診断において、OTDR検査信号と同じように使用することができる。
出願人は、(バイパス経路としても機能する)第3HLLB経路の合計損失は約20dBに過ぎず、その結果、多数の光学的に増幅したスパンが一緒にカスケード構成にされた時には特に、他の光回線のWDM信号に対し、一つの光回線から来る帯域内後方散乱WDM信号の干渉が許容できないほど高くなることに注目した。また、出願人は、上記の干渉問題を克服するために第3HLB経路の損失を(例えば30dBまで)増加させると、上記の短所(高出力OTDR信号の必要性)につながることも認識している。
米国特許出願公開公報2009/0324249A1号
本発明の目的は、WDM信号に対する干渉がごくわずかであるか無い増幅段のシンプルかつ効果的なアーキテクチャにより、少なくとも増幅光通信リンクにおける光増幅器の動作状況(特に増幅器の出力光パワー)を、可能であれば検査対象の回線にデータ搬送WDM信号が存在する稼働状態で監視できるOTDR法による監視のための光増幅段と共に、OTDR法による監視のための関連のシステムおよび方法を提供することである。
一態様において、本発明はOTDR法による監視のための光増幅段に関連し、前記光増幅段は、第1および第2光信号において相互に反対である第1および第2伝搬方向をそれぞれ有する第1および第2光信号経路と、第1および第2光信号経路にそれぞれ配置されて光増幅帯域を有する第1および第2光増幅器とを含む。
一態様において、第1および第2光信号の各々は、周波数が等しく離間したグリッドに分散される中心波長を有する複数の光信号チャネルを含むWDM信号であり、WDM信号は、増幅帯域に含まれるWDM帯域を占有する。WDM帯域は、単一の連続スペクトル(例えば一つのWDM間隔より大きな「孔」のない)帯域、または一つを超えるWDM間隔により相互に分離された(例えば少なくとも1nmだけ各小帯域が隣接の小帯域から分離された)一組の(一般的に。しかし必ずしも二つか二つ以下ではない)連続スペクトル小帯域でもよい。
WDM信号は、増幅帯域全体を占有するのではなく、第1および第2OTDR波長が(好ましくはグリッド上で)WDM帯域の外側かつ増幅帯域の内側にあることが好ましい。WDM帯域は単一の連続スペクトル帯域であって、第1および第2OTDR波長がWDM帯域の両側にあることが好ましい。他の実施形態では、WDM帯域は少なくとも1nmだけ分離した二つの連続スペクトル小帯域で構成され、第1および第2OTDR波長の少なくとも一方、好ましくは両方が二つの小帯域の間に配置される。WDM帯域の最近傍エッジ(つまりグリッド上に割り当てられる最近傍のWDM波長)からの第1および第2OTDR波長の間隔は、0.5nm以上でより好ましくは1nm以上、および/または6nm以下でより好ましくは3nm以下、例えば2nmであることが好ましい。第1および第2OTDR周波数の間隔は少なくとも200GHz、好ましくは少なくとも1000GHzであるであることが好ましい。
WDM帯域の合計幅は15nm以上、より好ましくは20nm以上、例えば約30nmであることが好ましい。増幅帯域の幅は20nm以上、より好ましくは25nm以上、例えば36nmであることが好ましい。WDM帯域および/または増幅帯域は、1500nmから1620nm、より好ましくは1510nmから1580nm、さらにより好ましくは1520nmから1565nmの赤外線帯域に含まれることが好ましい。WDM間隔は、200GHz以下、より好ましくは150GHz以下、例えば100GHzまたは50GHzであることが好ましい。
一態様において、光増幅段は、第1伝搬方向において第1光増幅器の下流で第1光信号経路に配置される第1光結合器と、第2伝搬方向において第2光増幅器の下流で第2光信号経路に配置される第2光結合器と、第1および第2光結合器を光接続する光バイパス経路とを含む。従来通りに各結合器は、それぞれの光信号経路に属し、それぞれの増幅器に対向する第1および第2信号ポートと、光バイパス経路に属する第1および第2バイパスポートとを有する。第1バイパスポートは第2信号ポートに対するクロスポートである。光結合器は、近接する一対の光ファイバセグメントにより各々が形成される方向性光結合器であることが好ましい。
一態様において、各結合器の各ポートに入る光パワーとそれぞれのクロスポートを出る(例えば第1信号ポートから第2バイパスポートへの)光パワーとの比は、7dB以上で好ましくは8dB以上、および/または15dB以下で好ましくは13dB以下、例えば10dB(90/10のパワー分割比)である。
一態様において、各結合器の各ポートに入る光パワーとそれぞれのスルーポートを出る(例えば第1信号ポートから第2信号ポートへの)光パワーとの比は、0dBより大きい、および/または1.5dB未満、好ましくは1dB以下、例えば0.5dB(90/10のパワー分割比)である。
一態様において、第1および第2光結合器の光パワーレスポンスは、WDM帯域全体にわたって、通常は増幅帯域全体にわたって一定である(例えば1dB未満の変動)。
一態様において、光増幅段は、それぞれ第1および第2光結合器の第2バイパスポートに光接続された第1および第2光反射器を含む。好ましくは直接、つまり結合器および/または他の光デバイスを介在せずに、それぞれの光結合器の第2バイパスポートに接続されるそれぞれの光ファイバに第1および第2反射器を配置することが好ましい。
一態様において、第1および第2光反射器は、第1および第2OTDR波長で各光反射器により反射される光放射とこれに入射する放射との光パワー比が−7dB以下で好ましくは−10dB以下、および/または−20dB以上で好ましくは−16dB以上であるよう構成される。このように、WDMチャネルの光パワーの一部分(例えば少なくとも50%)は、下流での検出に光反射器を通過できる。
他方、第1および第2光反射器の間の多数の反射から来る第1および第2OTDR波長でのマルチパス干渉ノイズの発生(共振空洞作用)は緩和または回避される。上に記載の光パワー比は、WDM帯域全体にわたって、好ましくは(第1および第2OTDR波長を含む)増幅帯域全体にわたってほぼ一定であることが好ましい。このように、比較対象である波長選択性反射器よりも、光反射器の製造公差は緩和される。
一態様において、第1および第2光反射器の各々は、第2バイパスポートに接続されるそれぞれの上記光ファイバの端面である。端面は自由端である、つまり(液体または光学材料などの)屈折率整合要素と接触しておらず、例えば端面ではガラス/空気界面が存在することが好ましい。端面は、ファイバ軸に対して垂直な平面(つまり実質的には+/−5°の角度公差内)に位置することが好ましい。このように、シンプルで費用効果の高い方法により光反射器を好適に実現する。一般的に先行技術におけるファイバの自由端面(光検出器の正面、以下参照)は、垂線に対して少なくとも10°傾斜していることに注意されたい。
一態様において、光バイパス経路は、(パワーで)25dB以上、より好ましくは30dB以上の減衰量をWDM帯域全体にわたって有する光フィルタを含む。一般的に減衰量は、WDM帯域全体にわたってほぼ一定(例えば1dB未満の変動)である。
一態様において、第1および第2OTDR波長での光フィルタの減衰量と、第1および第2OTDR波長で各光反射器に入射する光放射とこれにより反射される放射との光パワー比(つまり、上に記載の各光反射器により反射される光放射とこれに入射する放射との光パワー比の負の値)とのdBでの和は、10dB以上で好ましくは12dB以上、および/または20dB以下で好ましくは18dB以下である。上に記載した前記和の範囲は、後方反射OTDR信号について高いダイナミックレンジを有することと、このOTDR信号の共振空洞作用の発生を回避することという異なる必要性の間において最良の範囲となることを出願人は発見した。
出願人は、バイパス経路上の上記波長選択性光フィルタと上記光反射器との組み合わせは、信号間干渉を緩和しながら、増幅器へのOTDR信号入力のパワーが比較的低い(つまりWDMチャネルのパワーほど高くない)場合でも(局在的な)光反射器により、後方反射されるOTDR信号の充分なダイナミックレンジが可能であると見なしている。これは、増幅器の出力光パワーの稼働状態での監視も可能にする。
加えて、上記の組み合わせにより、増幅器へのOTDR信号入力の光パワー、回線光ファイバにおける損失、反射率、およびフィルタ減衰量に応じて、可能であれば増幅器の出力光パワーの(稼働状態での)監視と同時に、可能であれば稼働状態で(それぞれのOTDR後方散乱トレースを受信および処理することによる)光通信リンクを含む統合された光回線のOTDR法による監視も可能であると出願人は考える。
一態様において、光フィルタは、(パワーで)5dB以下、好ましくは3dB以下(例えば1dB以下)である第1および第2OTDR波長での減衰量を有する。
出願人によれば、これにより、後方散乱WDM信号がバイパスを通して充分に減衰され、入射OTDR信号のパワーが低い場合でも、光反射器により後方反射されるOTDR信号に充分なダイナミックレンジを提供する(ゆえに増幅器性能の稼働中監視が可能になる)。
一態様において、光フィルタは多層干渉フィルタである。
一態様において、第1および第2光検出器は、第1および第2光結合器と反対側で第1および第2光反射器にそれぞれ光接続される。光検出器は、それぞれの光増幅器を出るWDM信号の光パワーを検出するよう構成されることが好ましい。それぞれの光ファイバの上述の端面は、直接に(つまり光学要素を介在させずに)それぞれの光検出器に対向することが好ましい。
一態様において、本発明は、(双方向)光通信リンクをOTDR法により監視するためのシステムに関連し、このシステムは、
複数の光増幅段の第1および第2光信号経路とそれぞれ交互配置される複数の第1および第2光ファイバスパンによってカスケード構成で光接続される、本発明のいずれかの態様による複数の光増幅段を含む(双方向)光通信リンクであって、第1光ファイバスパンと第1光信号経路とは、第1伝搬方向を有し、(双方向)光通信リンクに含まれる第1光回線を一緒に形成し、第2光ファイバスパンと第2光信号経路とは、第2伝搬方向を有し、(双方向)光通信リンクに含まれる第2光回線を一緒に形成して、第1および第2光回線が一緒に並行延在する(双方向)光通信リンクと、
(双方向)光通信リンクの第1端部に配置されて第1および第2光回線に光結合される第1OTDR装置であって、第1OTDR装置は、第1OTDR波長を有する第1OTDR信号を生成して第1伝搬方向で第1光回線に送出するためと、第2伝搬方向で第2光回線から来る第1OTDR後方反射信号を検出および処理するためであって、少なくとも一つ、好ましくはすべての光増幅段の第1光反射器によって第1OTDR後方反射信号が第1OTDR信号から生成されるためと、第1光回線上の少なくとも一つ(好ましくはすべて)の第1光増幅器の動作について(好ましくは出力パワーについて)の情報を、検出した第1OTDR後方反射信号から導出するための構造を持つ第1OTDR装置と、
を含む。
一態様においてシステムは、第1端部と反対である(双方向)光通信リンクの第2端部に配置されて第1および第2光回線に光結合される第2OTDR装置を含み、第2OTDR装置は、第2OTDR波長を有する第2OTDR信号を生成して第2伝搬方向で第2光回線に送出するためと、第1伝搬方向で第1光回線から来るそれぞれの第2OTDR後方反射信号を検出および処理するためであって、第2OTDR後方反射信号が少なくとも一つ、好ましくはすべての光増幅段の第2光反射器により第2OTDR信号から生成されるためと、第2光回線上の少なくとも一つ(好ましくはすべての)第2光増幅器の動作について(好ましくは出力パワーについて)の情報を、検出した第2OTDR後方反射信号から導出するための構造を持つ。
一態様において、第1および/または第2OTDR装置は、第2および第1伝搬方向で第2および第1光回線からそれぞれ来るOTDR後方散乱トレースを検出および処理するためであって、第1および/または第2OTDR信号の分散型後方散乱によってそれぞれ第1および第2光回線によりOTDR後方散乱トレースが生成されるためと、統合された第1および/または第2光回線についての情報を検出したOTDR後方散乱トレースから導出するための構造を持つ。
一態様において、OTDR装置の各々は、それぞれのOTDR後方反射信号および/またはそれぞれのOTDR後方散乱トレースをコヒーレント検出するよう構成される。
一態様において、本発明は、(双方向)光通信リンクをOTDR法により監視するための上記のシステムを含み、さらに、第1および第2光(WDM)信号を生成してそれぞれ第1および第2伝搬方向で第1および第2光回線へ送出するよう構成した第1および第2WDM送信器を、(双方向)光通信リンクの第1および第2端部にそれぞれ含み、第1および第2光回線から来るそれぞれの第1および第2光(WDM)信号を受信および処理するよう構成した第1および第2WDM受信器を、第2および第1端部にそれぞれ含むWDM光通信システムに関連する。
一態様において、WDM光通信システムは、(双方向)光通信リンクをOTDR法による監視するための複数の上記システムを含み、複数の第1および第2光ファイバスパンは、一つの光増幅段から次の段まで延在する単一の光ファイバケーブルに包囲される。
さらなる態様において、本発明は、(双方向)光通信リンクをOTDR法により監視するための方法に関連し、光通信リンクは、複数の光増幅段の第1および第2光信号経路とそれぞれ交互配置される複数の第1および第2光ファイバスパンによりカスケード構成で光接続される本発明のいずれかの態様による複数の光増幅段を含み、第1光ファイバスパンと第1光信号経路とは、第1伝搬方向を有し、(双方向)光通信リンク内で第1光回線を一緒に形成し、第2光ファイバスパンと第2光信号経路とは、第2伝搬方向を有する第2光回線を一緒に形成し、この方法は、
光通信リンクの第1端部において、第1OTDR波長を有する第1OTDR信号を生成して第1伝搬方向で第1光回線に送出することと、
少なくとも一つの、好ましくは各光増幅段において、第1伝搬方向でそれぞれの第1光増幅器を出る第1OTDR信号の光パワーの一部分を、それぞれの第1光反射器で後方反射させることにより、第1OTDR後方反射信号を生成し、第1OTDR後方反射信号を、第2伝搬方向においてそれぞれの第2光増幅器の下流にあるそれぞれの第2光信号経路へ第2伝搬方向でルーティングすることと、
光通信リンクの第1端部において、第2伝搬方向で第2光回線から来る第1OTDR後方反射信号を検出および処理して、第1光回線上のそれぞれの第1光増幅器の動作(好ましくは出力光パワー)についての情報を検出した第1OTDR後方反射信号から導出することと、
を含む。
一態様において、この方法は、光通信リンクの第2端部で、第2OTDR波長を有する第2OTDR信号を生成して第2伝搬方向で第2光回線へ送出することと、
少なくとも一つの、好ましくは各光増幅段において、第2伝搬方向でそれぞれの第2光増幅器を出る第2OTDR信号の光パワーの一部分を、それぞれの第2光反射器で後方反射させることにより、第2OTDR後方反射信号を生成し、第2OTDR後方反射信号を、第1伝搬方向についてそれぞれの第1光増幅器の下流において第1伝搬方向でそれぞれの第1光信号経路へルーティングすることと、
光通信回路の第2端部において、第1伝搬方向で第1光回線から来る第2OTDR後方反射信号を検出および処理して、第2光回線上のそれぞれの第2光増幅器の動作についての情報を検出された第2OTDR後方反射信号から導出することと、
を含む。
一態様において、第1および/または第2OTDR信号は(稼働中に)第1および/または第2光(WDM)信号と一緒に送出される。
一態様において、この方法は、第1および/または第2端部において第2および/または第1伝搬方向で第2および/または第1光回線からそれぞれ来るそれぞれのOTDR後方散乱トレースを検出および処理することであって、それぞれ第1および/または第2 OTDR信号の分散型後方散乱によって第1および第2光回線によりOTDR後方散乱トレースがそれぞれ生成されることと、統合された第1および/または第2光回線についての情報を、検出したOTDR後方散乱トレースから導出することとを含む。
一態様において、OTDR後方反射信号および/またはOTDR後方散乱トレースはコヒーレント検出される。
本発明のさらなる態様は、請求項に示す。
さらなる特徴および長所を、本発明によるOTDR法による監視方法およびシステムに関連する光増幅段の例示的であるが、排他的ではないいくつかの実施形態についての詳細な説明により明らかにする。この説明は、単なる例示であり、非限定的な目的のために示す図面を参照して以下で開示する。
本発明による光増幅段の実施形態の概略図を論理ブロックとして示す。 本発明による増幅段を含む光通信システムの概略図を論理ブロックとして示す。 図1の光増幅段の中の光フィルタの例示的な光パワーレスポンスを(非比例尺で)示す。
本発明のOTDR法による監視のための光増幅段1は、第1および第2光信号の(図1に点線矢印で記される)第1および第2伝搬方向をそれぞれ有する(例えば主として光ファイバで構成される)第1および第2光信号経路2a、2bであって、第1および第2伝搬方向が相互に反対である第1および第2光信号経路2a、2bと、第1および第2信号経路にそれぞれ配置されるとともに一般には二つの増幅器において等しい光増幅帯域を有する第1および第2光増幅器3a、3bと、を含む。
一般的に第1および第2光信号の各々は、WDM間隔(例えば100GHzまたは50GHzに等しい)により周波数が等間隔で離間したグリッドに分散される中心波長を有する複数の光信号チャネルを含むWDM信号であり、WDM信号は増幅帯域内に含まれるWDM帯域を占有する。
例を挙げると、(単一の連続スペクトル)WDM帯域の幅は1530nmから1560nmまでの約30nmであり、増幅帯域の幅は少なくとも1527nmから1563nmまでの少なくとも36nmである(例として図3を参照)。
光増幅段は、第1伝搬方向において第1光増幅器3aの下流で第1光信号経路に配置される第1光結合器4aと、第2伝搬方向において第2光増幅器3bの下流で第2光信号経路2bに配置される第2光結合器4bと、第1および第2光結合器を光接続する光バイパス経路5とを含む。
従来通りに各結合器は、それぞれの増幅器と対向するそれぞれの光信号経路に属する第1信号ポート6および第2信号ポート7と、光バイパス経路に属する第1バイパスポート8および第2バイパスポート9とを有する。第1バイパスポート8は、第2信号ポート7に対するクロスポートである。光結合器は、互いに近接する一対の光ファイバセグメントにより各々が形成される方向性光結合器(図1に概略的図示されたものなど)であることが好ましい。
例を挙げると、WDM帯域全体にわたって、一般的には増幅帯域全体にわたって、各結合器の各ポートに入る光パワーとそれぞれのクロスポートを出る光パワーとの比(例えば第1信号ポート6から第2バイパスポート9へ、または第2信号ポート7から第1バイパスポート8へ)は10dBであり、各結合器の各ポートに入る光パワーとそれぞれのスルーポートを出る光パワーとの比(例えば第1信号ポート6から第2信号ポート7へ、または第2バイパスポート9から第1バイパスポート8へ)は、増幅帯域全体を通して0.5dB(90/10のパワー分割比)に等しい。
光増幅段1は、第1光結合器4aおよび第2光結合器4bの第2バイパスポート9にそれぞれ光接続される第1光反射器11aおよび第2光反射器11bを含む。好ましくは直接に、つまり結合器および/または他の光デバイスを介在させずに、それぞれの光結合器の第2バイパスポート9に接続されるそれぞれの光ファイバ12a、12bに第1および第2反射器11a、11bを配置することが好ましい。
第1および第2光反射器11a、11bは、それぞれの光ファイバ12a、12bの自由端面であることが好ましい。端面(光検出器の正面、以下参照)は、ファイバ軸線に対して垂直に切断されることが好ましい。ファイバの端面が一般的にはさらなる処理を必要としないことが好適である。しかし、反射率を上昇させることが望ましい場合、具体的にはファイバ端部に薄い金属(金など)の層を塗着することが可能である。ファイバの端面と光検出器の入力面とが、二つの面の間の多重反射を回避するため、相互に平行ではない(つまりそれぞれの法線軸が少なくとも10°、好ましくは少なくとも20°の角度を形成する)ことも好適である。
代替的に、ファイバ12a、12b上のブラッググレーティング反射器の場合のように、第1および第2光反射器の各々を異なる技術によって実現してもよい。
第1および第2反射器は、各光反射器により反射される光放射とこれに入射する放射との光パワー比が増幅帯域全体にわたってほぼ一定でとなるよう構成される。例を挙げると、上に記載の光パワー比は約−14dBに等しい。
しかし、本発明は、上に記載の光パワー比がWDM帯域内で−20dB以下であり、第1および第2OTDR波長ではそれぞれ−7dB以下および/または−20dB以上(例えば約−14dB)となるように、第1および第2反射器が増幅帯域で選択的波長である場合も想定している。光バイパス経路は、WDM帯域全体では約30dBに等しく、第1および第2OTDR波長では、約1dBに等しい減衰量を例として有する光フィルタ10(例えば多層干渉フィルタ)を含む。本発明の光フィルタが、多層干渉技術に代わる何らかの技術によって実行され得ることに注意されたい。加えて、光フィルタ10は、光バイパス経路に配置される一つ以上の物理デバイスであって、分散していてもよい。
図3は、伝達される放射の光パワーと対応する入射放射の光パワーとの比として、光フィルタの光パワーレスポンスの例を示す。光フィルタは、増幅帯域33(図3に例としてのみ図示)に含まれる第1および第2OTDR波長、λOTDR1およびλOTDR2(例えばそれぞれ1528nm、1562nmに等しい)を含む送信帯域30のみで送信を行うよう構成されることが分かる。例を挙げると、第1および第2OTDR波長は、グリッド上でWDM帯域32(例を挙げると1530nmから1560nmに及ぶ)の両側でその外側にあり、WDM帯域の最近傍のエッジ(つまり1530nmと1560nmのいずれか)から約2nmに配置される。図3は、WDM帯域について最近傍である光フィルタの送信帯域30の一部分(パワーレスポンスが約−25dB以下まで降下する波長の終点/始点として従来通り定義される)のみを示していることに注意されたい。
例を挙げると、光フィルタ10により送信される光放射とこれに入射する放射との光パワー比は、第1および第2OTDR波長では約−1dBであり、WDM帯域全体を通して約−30dBである。
第1および第2光検出器13a、13bは、第1および第2光結合器4a、4bの反対側で第1および第2光反射器11a、11bにそれぞれ光接続されることが好ましい。好ましくは、当該技術分野で周知のように、光検出器は、それぞれの光増幅器を出るWDM信号の光パワーを検出するよう構成される。
図2は、双方向光通信リンク21をOTDR法により監視するためのシステム20を例として示し、このシステム20は、複数の光増幅段の第1および第2光信号経路2a、2bとそれぞれ交互配置される複数の第1および第2光ファイバスパン22a、22bにより、カスケード構成で光接続される光増幅段1(図2には部分的にのみ図示)を含む双方向光通信リンク21を含み、第1光ファイバスパンと第1光信号経路とが、双方向光通信リンクに含まれて第1伝搬方向を有する第1光回線23aを一緒に形成し、第2光ファイバスパンと第2光信号経路とが、双方向光通信リンクに含まれて第2伝搬方向を有する第2光回線23bを一緒に形成し、第1および第2光回線23a、23bは一緒に並行延在する。
このシステム20はさらに、双方向光通信リンクの第1端部(例えば図2の左側)に配置されて第1および第2光回線に光結合される第1OTDR装置24aを含み、第1OTDR装置は、第1OTDR波長を有する第1OTDR信号を生成して第1伝搬方向で第1光回線23aへ送出するためと、第2伝搬方向で第2光回線23bから来る第1OTDR後方反射信号を検出および処理するためであって、第1OTDR後方反射信号が少なくとも一つ、好ましくはすべての光増幅段1の第1光反射器11aにより第1OTDR信号から生成されるためと、第1光回線上の少なくとも一つ(好ましくはすべて)の第1光増幅器3aの動作についての(好ましくは出力パワーについての)情報を、検出した第1OTDR後方反射信号から導出するための構造を持つ。
このシステムはさらに、第1端部と反対である双方向光通信リンクの第2端部(例えば図2の右側)に配置されて第1および第2光回線に光結合される第2OTDR装置24bを含むことが好ましく、第2OTDR装置は、第2OTDR波長を有する第2OTDR信号を生成して第2伝搬方向で第2光回線へ送出するためと、第1伝搬方向で第1光回線から来るそれぞれの第2OTDR後方反射信号を検出および処理するためであって、少なくとも一つ、好ましくはすべての光増幅段1の第2光反射器11bにより第2OTDR信号から第2OTDR後方反射信号を生成するためと、第2光回線上の少なくとも一つ(好ましくはすべて)の第2光増幅器の動作(好ましくは出力パワー)についての情報を、検出した第2OTDR後方反射信号から導出するための構造を備える。
第1および第2OTDR装置は、第2および第1伝搬方向で第2および第1光回線からそれぞれ来るそれぞれのOTDR後方散乱トレースを検出および処理するためであって、それぞれ第1および/または第2OTDR信号の分散型後方散乱によって、第1および第2光回線によりそれぞれOTDR後方散乱トレースを生成するためと、統合された第1および/または第2光回線についての情報を、検出したOTDR後方散乱トレースから導出するための構造も持つことが好ましい。
OTDR装置の各々は、それぞれのOTDR後方反射信号および/またはそれぞれのOTDR後方散乱トレースをコヒーレント検出するよう構成されることが好ましい。
図2では、双方向光通信リンクをOTDR法により監視するためのシステム20を含み、それぞれのWDM信号を生成して第1および第2伝搬方向で第1および第2光回線へ送出するよう構成した第1WDM送信器26aおよび第2WDM送信器26bを、それぞれ双方向光通信リンクの第1および第2端部にさらに含み、第1および第2光回線から来るそれぞれのWDM信号を受信および処理するよう構成した第1WDM受信器27aおよび第2WDM受信器27bを、第2および第1端部にそれぞれ含むWDM光通信システム25も概略的に図示している。
WDM光通信システム25は、双方向光通信リンクをOTDR法により監視するための複数の(図示せず)上記システム20を含むことが好ましく、複数の第1および第2光ファイバスパンは、一つの光増幅段から次の光増幅段まで延在する単一の光ファイバケーブル(不図示)に包囲されていることが好ましい。
上記システム20に基づいて双方向光通信リンク21をOTDR法により監視するための例示的な方法を、以下に説明する。
この方法は、光通信リンクの第1端部において、第1OTDR波長を有する第1OTDR信号を生成して、第1伝搬方向で第1光回線23aへ(好ましくは稼働中に)これを送出することを含む。
続いて、少なくとも一つ、好ましくは各光増幅段1において、この方法は、第1伝搬方向でそれぞれの第1光増幅器3aを出る第1OTDRの光パワーの一部分を、それぞれの第1光反射器11aで後方反射させることにより、第1OTDR後方反射信号を生成することと、第2伝搬方向で第2光増幅器の下流において、第2光信号経路2bへ第1OTDR後方反射信号を第2伝搬方向でルーティングすることとを含む。
続いて、この方法はさらに、光通信リンクの第1端部において、第2伝搬方向で第2光回線23bから来る第1OTDR後方反射信号を(好ましくはコヒーレントに)検出して処理することと、第1光回線上のそれぞれの第1光増幅器の動作(好ましくは出力光パワー)についての情報を、検出した第1OTDR後方反射信号から導出することとを含む。
この方法は、光通信リンクの第2端部において、第2OTDR波長を有する第2OTDR信号を生成し、第2伝搬方向で第2光回線23bへ(好ましくは稼働中に)送出することと、各光増幅段において、第2伝搬方向でそれぞれの第2光増幅器3bを出る第2OTDR信号の光パワーの一部分をそれぞれの第2光反射器11bで後方反射させることにより、第2OTDR後方反射信号を生成し、第1伝搬方向で第1光増幅器3aの下流において第1伝搬方向でそれぞれの第1光信号経路2aへ第2OTDR後方反射信号をルーティングすることと、光通信リンクの第2端部において、第1伝搬方向で第1光回線23aから来る第2OTDR後方反射信号を(好ましくはコヒーレントに)検出して処理し、第2光回線上のそれぞれの第2光増幅器の動作についての情報を、検出した第2OTDR後方反射信号から導出することとを含む。
この方法は、第1および/または第2端部において、第2および/または第1伝搬方向で第2および/または第1光回線からそれぞれ来るそれぞれのOTDR後方散乱トレースを(好ましくはコヒーレントに)検出して処理し、統合された第1および/または第2光回線についての情報を、検出したOTDR後方散乱トレースから導出することを含む。
増幅器3a、3bは、エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)あるいは他のレアアース添加ファイバ増幅器、ラマン増幅器、または半導体光増幅器のように、従来技術で実現できる。加えて、これらは単段アーキテクチャに加えて二段アーキテクチャ(ここで「段」の語は上記および請求項で使用するのとは異なる意味を有する)に基づく。簡潔にするため、図2に図示した増幅器は抽象化されている。
実際には、一般的に行われているように、増幅器を、例えばエルビウム添加ファイバおよびレーザポンプ構成を使用して実現できる。加えて、二段アーキテクチャを参照すると、ノイズフィルタリング(例えばASEフィルタ)、アイソレータ、および利得等化フィルタなど、増幅器と動作結合される他の構成要素を示していないが、一般的に行うように実現できる。増幅器の「出力」は、単段実施形態用の増幅器そのものの出力を、または二段実施形態用の第2段増幅器の出力を概して指すことに注意されたい。同様に、増幅器の「入力」は、単段実施形態については増幅器そのものの入力を、または二段実施形態については第1段増幅器の入力を指す。
加えて、ここで使用される際の「光接続」という文言は、一つのシステム要素により送られた光信号が、何らかの接続、結合、回線、その他により、「接続された」一つまたは複数の要素に供与されることを意味する。他に記載がなければ、このような「接続」デバイスを直接的に相互接続する必要はなく、この種の信号を操作または修正できる中間的な構成要素またはデバイスにより分離してもよい。
1・・光増幅段、2a・・第1光信号経路、2b・・第2光信号経路、3a・・第1光増幅器、3b・・第2光増幅器、4a・・第1光結合器、4b・・第2光結合器、5・・光バイパス経路、6・・第1信号ポート、7・・第2信号ポート、8・・第1バイパスポート、9・・第2バイパスポート、10・・光フィルタ、11a・・第1光反射器、11b・・第2光反射器、12a・・ファイバ、12b・・ファイバ、13a・・第1光検出器、13b・・第2光検出器、22a・・第1光ファイバスパン、22b・・第2光ファイバスパン、23a・・第1光回線、23b・・第2光回線、24a・・第1OTDR、24b・・第2OTDR、25・・WDM光通信システム、26a・・第1WDM送信器、26b・・第2WDM送信器、27a・・第1WDM受信器、27b・・第2WDM受信器。

Claims (15)

  1. OTDR法による監視のための光増幅段(1)において、
    第1および第2光信号の第1および第2伝搬方向をそれぞれ有する第1光信号経路(2a)および第2光信号経路(2b)であって、前記第1および第2伝搬方向が相互に反対である第1および第2光信号経路と、
    前記第1および第2信号経路にそれぞれ配置されて光増幅帯域を有する第1光増幅器(3a)および第2光増幅器(3b)であって、前記第1および第2光信号の各々が、前記光増幅帯域に包含されるWDM帯域を占有するWDM信号である第1および第2光増幅器と、
    前記第1伝搬方向において前記第1光増幅器の下流で前記第1光信号経路に配置される第1光結合器(4a)と、
    前記第2伝搬方向において前記第2光増幅器の下流で前記第2光信号経路に配置される第2光結合器(4b)と、
    前記第1および第2光結合器を光接続する光バイパス経路(5)と、を前記光増幅段が含み、
    各結合器が、それぞれの光信号経路に属し、それぞれの光増幅器と対向する第1信号ポート(6)および第2信号ポート(7)と、前記光バイパス経路に属する第1バイパスポート(8)および第2バイパスポート(9)とを有し、前記第1バイパスポートが前記第2信号ポートに対するクロスポートであり、
    前記光増幅段は、それぞれ前記第1および第2光結合器の前記第2バイパスポートに光接続される第1光反射器(11a)および第2光反射器(11b)を含み、
    光フィルタ(10)は前記光バイパス経路に配置され、WDM帯域全体にわたって25dB以上、好ましくは30dB以上の減衰量を有し、
    前記第1および第2反射器と前記光フィルタとは、前記増幅帯域の内側かつ前記WDM帯域の外側に含まれる第1および第2OTDR波長での前記光フィルタの減衰量と、前記第1および第2OTDR波長で各光反射器へ入射する光放射と前記光反射器により反射される放射との光パワー比とのdBでの和が、20dB以下で好ましくは18dB以下であるよう構成される、
    光増幅段。
  2. 前記和が10dB以上、好ましくは12dB以上である、請求項1に記載の光増幅段(1)。
  3. 前記第1および第2反射器は、少なくとも前記第1および第2OTDR波長で各光反射器により反射される前記光放射と前記光反射器へ入射する放射との光パワー比が、−7dB以下で好ましくは−10dB以下、および/または−20dB以上で好ましくは−16dB以上であるよう構成される、請求項1または2に記載の光増幅段(1)。
  4. 前記光フィルタは前記第1および第2OTDR波長で5dB以下、好ましくは3dB以下である前記第1および第2OTDR波長での減衰量を有する、先行請求項のいずれか一項に記載の光増幅段(1)。
  5. 前記第1および第2反射器は、各光反射器により反射される光放射と前記光反射器へ入射する放射との光パワー比が、前記WDM帯域全体にわたって、好ましくは前記増幅帯域全体にわたってほぼ一定であるよう構成される、先行請求項のいずれか一項に記載の光増幅段(1)。
  6. 前記光フィルタ(10)は多層干渉フィルタである、先行請求項のいずれか一項に記載の光増幅段(1)。
  7. 光結合器(4a、4b)の前記第2バイパスポート(9)に直接接続されるそれぞれの光ファイバに、前記第1および第2反射器(11a、11b)を配置する、先行請求項のいずれか一項に記載の光増幅段(1)。
  8. 前記第1および第2光反射器の各々は光結合器(4a、4b)の前記第2バイパスポート(9)に接続されるそれぞれの光ファイバの端面である、先行請求項のいずれか一項に記載の光増幅段(1)。
  9. 前記端面が自由端であって、それぞれの光ファイバの長手軸に対してほぼ垂直な平面に位置する、請求項8に記載の光増幅段(1)。
  10. 前記第1および第2光結合器と反対側で前記第1および第2光反射器にそれぞれ光接続される第1および第2光検出器(13a、13b)をさらに含み、前記光検出器はそれぞれの光増幅器を出る前記WDM信号の前記光パワーを検出するよう構成される、先行請求項のいずれか一項に記載の光増幅段(1)。
  11. 光通信リンクをOTDR法により監視するためのシステム(20)において、
    先行請求項のいずれか一項に各々記載の複数の光増幅段を含む光通信リンク(21)であって、前記複数の光増幅段が該複数の光増幅段の前記第1および第2光信号経路(2a、2b)とそれぞれ交互配置される複数の第1および第2光ファイバスパン(22a、22b)によってカスケード構成で光接続され、前記第1光ファイバスパンと前記第1光信号経路とが、前記第1伝搬方向を有して前記光通信リンクに含まれる第1光回線(23a)を一緒に形成し、前記第2光ファイバスパンと前記第2光信号経路とが、前記第2伝搬方向を有して前記光通信リンクに含まれる第2光回線(23b)を一緒に形成し、前記第1および第2光回線が一緒に並行延在する光通信リンクと、
    該光通信リンクの第1端部に配置されて前記第1および第2光回線に光結合される第1OTDR装置(24a)であって、第1OTDR波長を有する第1OTDR信号を生成して、前記第1伝搬方向で前記第1光回線へ送出するためと、前記第2伝搬方向で前記第2光回線から来る第1OTDR後方反射信号を検出および処理するためであって、少なくとも一つ、好ましくはすべての前記光増幅段の前記第1光反射器により前記第1OTDR後方反射信号が前記第1OTDR信号から生成されるためと、検出した前記第1OTDR後方反射信号から前記第1光回線上の少なくとも一つ、好ましくはすべての前記第1光増幅器の動作についての情報を導出するために構成された第1OTDR装置と、
    を含むシステム。
  12. 請求項11に記載の光通信リンクをOTDR法により監視するためのシステムを含み、さらに、それぞれの前記WDM信号を生成して、前記第1および第2伝搬方向で前記第1および第2光回線へそれぞれ送出するよう構成された第1および第2WDM送信器(26a、26b)を、前記光通信リンクの前記第1および第2端部にそれぞれ含み、前記第1および第2光回線から来るそれぞれの前記WDM信号を受信および処理するよう構成された第1および第2WDM受信器(27a、27b)を、前記第2および第1端部にそれぞれ含む、WDM光通信システム(25)。
  13. 光通信リンクをOTDR法により監視するための方法であって、該光通信リンクが、請求項1乃至10のいずれか一項に各々記載の複数の光増幅段(1)を含み、前記複数の光増幅段の前記第1および第2光信号経路(2a、2b)とそれぞれ交互配置される複数の前記第1および第2光ファイバスパン(22a、22b)により前記光増幅段はカスケード構成で光接続され、前記第1光ファイバスパンと前記第1光信号経路とが、前記第1伝搬方向を有して前記光通信リンク内で第1光回線(23a)を一緒に形成し、前記第2光ファイバスパンと前記第2光信号経路とが、前記第2伝搬方向を有する第2光回線(23b)を一緒に形成する、方法において、
    前記光通信リンクの第1端部で、第1OTDR波長を有する第1OTDR信号を生成して、前記第1伝搬方向で前記第1光回線へ送出することと、
    少なくとも一つの、好ましくは各光増幅段(1)で、前記第1伝搬方向でそれぞれの第1光増幅器(3a)を出る前記第1OTDR信号の光パワーの一部分を、それぞれの第1光反射器(11a)で後方反射させることにより第1OTDR後方反射信号を生成し、前記第2伝搬方向において、それぞれの第2光増幅器(3b)の下流でそれぞれの第2光信号経路(2b)へ前記第1OTDR後方反射信号を前記第2伝搬方向でルーティングすることと、
    前記光通信リンクの前記第1端部で、前記第2伝搬方向で前記第2光回線から来る前記第1OTDR後方反射信号を検出および処理して、前記第1光回線上のそれぞれの第1光増幅器、好ましくは複数の第1光増幅器の動作についての情報を、検出した前記第1OTDR後方反射信号から導出することと、
    を含む方法。
  14. 前記光通信リンクの第2端部で、第2OTDR波長を有する第2OTDR信号を生成し、前記第2伝搬方向で前記第2光回線へ送出することと、
    少なくとも一つの、好ましくは各光増幅段(1)で、前記第2伝搬方向でそれぞれの第2光増幅器(3b)を出る前記第2OTDR信号の光パワーの一部分を、それぞれの第2光反射器(11b)で後方反射させることにより第2OTDR後方反射信号を生成し、前記第1伝搬方向において、それぞれの第1光増幅器(3a)の下流でそれぞれの第1光信号経路(2a)へ前記第1伝搬方向で前記第2OTDR後方反射信号をルーティングすることと、
    前記光通信リンクの前記第2端部で、前記第1伝搬方向で前記第1光回線から出る前記第2OTDR後方反射信号を検出および処理して、前記第2光回線上のそれぞれの第2光増幅器(3b)の動作についての情報を、検出した前記第2OTDR後方反射信号から導出することであって、前記第1および第2OTDR波長が少なくとも200GHzだけ相互に離間している、こととを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1端部および/または前記第2端部で、前記第2および/または第1伝搬方向で前記第2および/または前記第1光回線からそれぞれ来るそれぞれのOTDR後方散乱トレースを検出および処理することであって、前記第1および/または前記第2OTDR信号のそれぞれの分散型後方散乱によって前記OTDR後方散乱トレースを、前記第1および第2光回線によりそれぞれ生成させることと、統合された前記第1および/または第2光回線についての情報を、検出した前記OTDR後方散乱トレースから導出することとを含む、請求項13または14に記載の方法。
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