JP2014082739A - ゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法 - Google Patents

ゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信コネクション数に上限がある場合であっても通信コネクションの優先度に応じた優先制御を行うことができるゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法が望まれていた。
【解決手段】パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が記憶された優先度識別情報テーブルBと、端末及び通信網と当該ゲートウェイ装置との間で確立中の通信コネクション毎に、識別情報と、当該識別情報に対応する優先度の情報とが記憶される通信コネクション管理テーブルAと、優先度識別情報テーブルBの情報に基づき、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション数が上限を超えないように、優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御する通信コネクション優先制御部1と、を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の端末を収容し、端末と通信網との間でパケットを中継するゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法に関するものである。
従来のゲートウェイ装置の優先制御方式としては、例えば特許文献1に開示されるように、複数のSIP端末を収容し、当該SIP端末と、同時に接続可能なセッション数に上限が存在する外部ネットワークとの間で、使用可能なセッションがすべて使用されている状態で、より重要度の高い新たなセッションの接続要求を受けた場合に、接続中の各セッションの優先度を確認して、既存セッションのうち、優先度の最も低いセッションを切断して新たなセッションを接続するといったアプリケーションレベルでの通信セッション優先制御方式がある。
特開2011−114678号公報
しかしながら、ゲートウェイ装置等の通信装置においては、上記特許文献1に記載の技術のように、各アプリケーションレベルの優先制御方式では、必ずしも通信セッションを優先制御できない問題点があった。即ち、ゲートウェイ装置等の通信装置には、各アプリケーションでの通信セッション数の上限値とは別に、通信装置自体が管理することができる装置全体としての通信コネクション数の上限が設定されている。通信コネクションは、カーネルレベルで管理され、通信コネクション数の上限は、通信装置に搭載されるメモリ容量等により、上限値が考慮され設定される。
上記特許文献1に記載の技術のように、アプリケーションレベルでの優先制御が実装されている装置であっても、装置全体としての通信コネクション数の上限に達してしまった場合においては、新たな通信コネクションのパケット(例えば、セッションの接続要求)を受信した場合に、装置として扱える通信コネクション数の制限により、カーネルレベルで、新たな通信コネクションのパケット(セッションの接続要求)を破棄する動作となり、アプリケーションレベルまで、新たなセッションの接続要求が到達せず、新たな通信コネクションが高優先であっても優先制御できないといった問題が発生する。
近年、家庭内ネットワークと公衆回線網との間に介在するゲートウェイ装置(以下「ホームゲートウェイ」という)では、IP(Internet Protocol)電話、IPTV(Internet Protocol TeleVision)、インターネット等のサービス拡大に伴い、ホームゲートウェイ装置(HGW:Home GateWay)に収容する下部端末も、PC(Personal Computer)端末、IP電話端末、STB(Set Top Box)端末、DLNA(Digital Living Network Alliance)機器等が収容可能となり、ホームゲートウェイ装置を介しての通信コネクション数が増大している。
ホームゲートウェイ装置において、例えば、LAN(Local Area Network)側にインターネット用のPC端末を複数台収容し、IP電話用のIP電話端末を収容している状態において、複数台のPC端末で通信コネクション数を大量に利用するP2P(Peer to Peer)ソフト等を利用してベストエフォート型のサービスを利用した場合、通信コネクション数が装置全体としての通信コネクション数の上限に達してしまい、IP電話端末からの新たな通信コネクションのパケット(セッション接続要求)を受信できずに、課金制のギャランティ型のサービスであるIP電話等が利用できないといった問題が発生する。
したがって、通信コネクション数に上限がある場合であっても通信コネクションの優先度に応じた優先制御を行うことができるゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法が望まれていた。
また、今日のホームゲートウェイ装置では、「双方向通信合計2Gbps」のような高速通信が求められるため、カーネルを処理するコアとは別に、パケット高速転送専用のファストパスコアが実装されることが一般的である。前述した通信コネクションは、ファストパスコアにも存在し、ファストパスコア上にファストパス通信コネクションが存在していれば、高速転送が可能となる仕組みである。
したがって、高速転送の対象となる通信コネクション(ファストパス通信コネクション)においても、優先度に応じた優先制御を行うことができるゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法が望まれていた。
また、ファストパスコアは、カーネルを処理するコアより使用できるメモリが少ないことがあり、ファストパス通信コネクションの上限が通信コネクションの上限より小さくなる場合がある。この場合においても優先度に応じた優先制御を行うことができるゲートウェイ装置、通信装置、及び通信コネクション管理方法が望まれていた。
本発明に係るゲートウェイ装置は、複数の端末を収容し、前記端末と通信網との間でパケットを中継するとともに、前記端末及び前記通信網との間の通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄するゲートウェイ装置であって、前記パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が記憶された優先度識別情報テーブルと、前記端末及び前記通信網と当該ゲートウェイ装置との間で確立中の通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する前記優先度の情報とが記憶される通信コネクション管理テーブルと、前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション数が上限を超えないように、前記優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御する通信コネクション優先制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、複数の端末との間でパケットを送受信するとともに、前記端末との間の通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する通信装置であって、前記パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が記憶された優先度識別情報テーブルと、前記端末と当該通信装置との間で確立中の通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する前記優先度の情報とが記憶される通信コネクション管理テーブルと、前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション数が上限を超えないように、前記優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御する通信コネクション優先制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る通信コネクション管理方法は、複数の端末との間でパケットを送受信するとともに、前記端末との間の通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する通信装置の通信コネクション管理方法であって、前記パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が設定されるステップと、前記端末と前記通信装置との間で確立中の通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する優先度の情報とを作成するステップと、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得するステップと、通信コネクション数が上限を超えないように、前記優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御するステップと、を有することを特徴とする。
本発明は、通信コネクション数に上限がある場合であっても通信コネクションの優先度に応じた優先制御を行うことができる。
実施の形態1におけるホームゲートウェイ装置の構成図である。 実施の形態1における通信コネクション管理テーブルAの構成を示す図である。 実施の形態1における優先度識別情報テーブルBの構成を示す図である。 実施の形態1における通信コネクション優先制御部1の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における優先度識別情報テーブルBの具体例を示す図である。 実施の形態1における優先制御動作の具体例を示すシーケンス図である。 実施の形態2におけるホームゲートウェイ装置の構成図である。 実施の形態2におけるファストパス通信コネクション管理テーブルCの構成を示す図である。 実施の形態2におけるパケット送受信動作を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるファストパス通信コネクション処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における優先度識別情報テーブルBの具体例を示す図である。 実施の形態2における優先制御動作の具体例を示すシーケンス図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるホームゲートウェイ装置の構成図である。
図1に示すように、ホームゲートウェイ装置100は、WAN(Wide Area Network)ポート10、LANポート20、ユーザ空間のアプリケーション30、及びカーネル40を備える。
WANポート10には、例えば網側NW(Network)200が接続される。LANポート20には、PC端末300、及びIP電話端末400が接続される。
ユーザ空間のアプリケーション30として、VoIP(Voice over Internet Protocol)アプリケーション、HTTP(HyperText Transfer Protocol)アプリケーション、DNS(Domain Name Server)Proxyアプリケーション、UPnP(Universal Plug and Play)アプリケーションなどの通信制御に関わるアプリケーションを有する。
カーネル40は、OS(Operating System)の基本機能を実装したソフトウェアであり、アプリケーションの監視、メモリ等の資源の管理、割りこみ処理などの基本機能を提供する。カーネル40には、装置として扱える通信コネクション数の上限値が設定されており、通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する。つまり、装置として扱える通信コネクション数の上限値は、ホームゲートウェイ装置100に搭載されるメモリ(主記憶装置や補助記憶装置)におけるシステムメモリ(カーネルが管理するメモリ空間(物理メモリ(主記憶装置)または仮想メモリ(主記憶装置+補助記憶装置の一部)))内の空き領域で管理できる通信コネクション数の上限値である。
図1の構成における装置として扱える通信コネクション数の上限値とは、網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400とホームゲートウェイ装置100との間で確立しえる通信コネクションの数である。例えば、カーネル40が、システムメモリのうち空き64MBを管理し、通信コネクションの管理に際し1通信コネクションあたり320Byteのメモリを消費する場合、カーネル40は、209715(67108864(64×1024×1024)(Byte)÷320(Byte)=209715.2)以下を通信コネクション数の上限値として適用できる。例えば、カーネル40は、通信コネクション数の上限値を4096と設定され、ホームゲートウェイ装置100全体としての通信コネクション数が上限値に達してしまっている状態で、網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400とホームゲートウェイ装置100との間で新たな通信コネクションの確立をこころみても、それを破棄する。
また、カーネル40は、WANポート10(網側NW200)とLANポート20(各PC端末300、及びIP電話端末400)との間のネットワークアドレス変換(IPやポート番号等の変換)を行うネットワークアドレス変換(NAT(Network Address Translation)やNAPT(Network Address Port Translation))手段を有してもよい。この場合、カーネル40が受信したパケットを破棄しない場合にネットワークアドレス変換を行いつつパケットの中継を行うようにしてもよい。
また、装置として扱える通信コネクション数の上限値を、網側NW200と各PC端末300、及びIP電話端末400との間でホームゲートウェイ装置100を介して確立しえる通信コネクションの数(WANポート10とLANポート20との間で確立しえる通信コネクションの数)としてもよい。この場合にカーネル40がネットワークアドレス変換手段を有する場合、このネットワークアドレス変換手段において扱える通信コネクション数の上限値を、装置として扱える通信コネクション数の上限値としてもよい。例えば、カーネル40は、通信コネクション数の上限値を4096と設定され、ホームゲートウェイ装置100全体としての通信コネクション数(ネットワークアドレス変換手段において扱える通信コネクション数)が上限値に達してしまっている状態で、網側NW200と各PC端末300、及びIP電話端末400との間で新たな通信コネクションの確立をこころみても、それを破棄する。
また、カーネル40は、ホームゲートウェイ装置100における通信コネクションの管理を制御する通信コネクション優先制御部1を有する。通信コネクション優先制御部1は、通信コネクション管理テーブルA、優先度識別情報テーブルBを有する。
なお、本実施の形態1では、カーネル40が通信コネクション優先制御部1を有し、この通信コネクション優先制御部1が通信コネクション管理テーブルA及び優先度識別情報テーブルBを有する構成を説明するが、これに限らず、カーネル40とは別に通信コネクション優先制御部1を設けても良いし、通信コネクション管理テーブルA及び優先度識別情報テーブルBを別の記憶領域に設けても良い。
図2は、実施の形態1における通信コネクション管理テーブルAの構成を示す図である。
図2に示すように、通信コネクション管理テーブルAで管理する情報としては、Layer3プロトコル、Layer4プロトコル、送信元アドレス、送信元ポート番号、宛先IPアドレス、宛先ポート番号等の情報を、通信コネクションの識別情報として保持し、通信コネクションを管理する。さらに、本実施の形態1においては、各通信コネクションの優先度を保持するために、優先度領域を設けて、通信コネクション毎に、通信コネクションの優先度の管理を可能とする。
一般的に、通信コネクションのエントリは、Layer4のプロトコル毎に維持しておくべきタイマが設定されており、そのタイマが満了した場合に、エントリが削除される動作となる。
このように、通信コネクション管理テーブルAは、網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400とホームゲートウェイ装置100との間で確立中の通信コネクション毎に、識別情報と、当該識別情報に対応する優先度の情報とが記憶される。つまり、通信コネクション管理テーブルAによって、ホームゲートウェイ装置100全体としての通信コネクションが管理される。
なお、カーネル40が、装置として扱える通信コネクション数の上限値を、網側NW200と各PC端末300、及びIP電話端末400との間で確立し得る通信コネクションの数と設定されている場合、通信コネクション管理テーブルAは、ホームゲートウェイ装置100全体としての通信コネクションのうち、網側NW200と各PC端末300、及びIP電話端末400との間の通信コネクション毎に、識別情報と、当該識別情報に対応する優先度の情報とが記憶されるようにしてもよい。この場合、通信コネクション管理テーブルAによって、ホームゲートウェイ装置100に係わる通信のうち、WANポート10とLANポート20との間の通信コネクションが管理される。
図3は、実施の形態1における優先度識別情報テーブルBの構成を示す図である。
図3に示すように、優先度識別情報テーブルBには、通信コネクションの識別情報とそれに対応する優先度の情報をひとつのエントリとして保持して、複数のエントリをテーブルとして保持する。通信コネクションの識別情報は、パケットに含まれる情報の一部により構成され、例えばパケットのIPヘッダ、TCP/UDP/ICMPヘッダ、及び宛先ポートの少なくとも1つの情報である。
この優先度識別情報テーブルBは、予め装置として、保持しておく情報でもよいし、ユーザ設定インタフェースを設け、ユーザにより個別に設定可能としてもよい。
なお、装置として扱える通信コネクション数の上限値が、網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400とホームゲートウェイ装置100との間で確立し得る通信コネクションの数である場合に、優先度識別情報テーブルBの通信コネクションの識別情報を、網側NW200、各PC端末300、IP電話端末400、及びホームゲートウェイ装置100のそれぞれが送受するパケットに含まれるIPヘッダ、TCP/UDP/ICMPヘッダ、及び宛先ポートの少なくとも1つの情報としてもよい。このようにすると、網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400とホームゲートウェイ装置100との間でやりとりするパケットについて優先度(優先的なパケット処理)を与えることができる。
なお、装置として扱える通信コネクション数の上限値が、網側NW200と各PC端末300、及びIP電話端末400との間でホームゲートウェイ装置100を介して確立しえる通信コネクションの数である場合に、優先度識別情報テーブルBの通信コネクションの識別情報を、ホームゲートウェイ装置100を介してやりとりする網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400のそれぞれが送受するパケットに含まれるIPヘッダ、TCP/UDP/ICMPヘッダ、及び宛先ポートの少なくとも1つの情報としてもよい。このようにすると、ホームゲートウェイ装置100を介してやりとりするパケットについて優先度(優先的なパケット処理)を与えることができる。
なお、カーネル40が、ネットワークアドレス変換手段を有する場合に、優先度識別情報テーブルBの通信コネクションの識別情報を、ネットワークアドレス変換手段でネットワークアドレス変換を行うパケットに含まれるIPヘッダ、TCP/UDP/ICMPヘッダ、及び宛先ポートの少なくとも1つの情報としてもよい。このようにすると、ネットワークアドレス変換手段でネットワークアドレス変換を行うパケットについて優先度(優先的なパケット処理)を与えることができる。
なお、優先度の情報は、優先度の高低を識別できる情報であればよく、数値、記号、文字列など任意の情報でよい。本実施の形態1では、数値が大きいほど優先度が高く、数値が低いほど優先度が低い場合を説明する。
次に、本実施の形態1における通信コネクション優先制御部1の通信コネクション管理動作について説明する。
図4は、実施の形態1における通信コネクション優先制御部1の動作を示すフローチャートである。以下、図4の各ステップに基づき説明する。
(S1)
網側NW200、各PC端末300、及びIP電話端末400からのパケットを受信した場合、又は、当該ホームゲートウェイ装置からパケットを送信する場合(以下「送受信」という)、通信コネクション優先制御部1は、通信コネクション管理動作を開始する。
(S2)
通信コネクション優先制御部1は、通信コネクション管理テーブルAを参照し、送受信するパケットのIPヘッダやTCP/UDP/ICMPヘッダの情報が、既に通信コネクション管理テーブルAに登録されているかを確認し、登録されていない場合は、新規の通信コネクションであると判断する。
(S3)
送受信するパケットに対応する通信コネクションが、通信コネクション管理テーブルAに既に登録されている場合、通常のパケット処理を継続する。
(S4)
一方、新規の通信コネクションのパケットの場合には、通信コネクション総数が管理可能な通信コネクション数の上限に達しているかどうかを確認する。
(S5)
上限に達していない状態であれば、送受信するパケットのIPヘッダやTCP/UDP/ICMPヘッダの情報が、優先度識別情報テーブルBの識別情報と一致するかを確認する。
優先度識別情報テーブルBの識別情報と、送受信するパケットの情報とが一致する場合は、ステップS11に進む。
(S6)
優先度識別情報テーブルBの識別情報と、送受信するパケットの情報とが一致しなかった場合には、通信コネクション管理テーブルAに、当該新規の通信コネクション情報を登録する。この際、通信コネクションの総数を更新(1つ追加)するとともに、通信コネクション管理テーブルAの優先度の情報として、「0」を設定する。その後ステップS12に進む。
なお、ここでは優先度の情報として「0」を設定したが、これに限るものではなく、優先度識別情報テーブルBの各エントリの優先度のうち最も低い優先度よりも更に低い優先度を設定すればよい。
(S7)
ステップS4において、通信コネクション数が上限に達していると判断した場合、送受信するパケットのIPヘッダやTCP/UDP/ICMPヘッダの情報が、優先度識別情報テーブルBの識別情報と一致するかを確認する。
(S8)
優先度識別情報テーブルBの識別情報と、送受信するパケットの情報とが一致しない場合には、低優先のパケットであると判断し、当該パケットを破棄する。
(S9)
一方、優先度識別情報テーブルBの識別情報と、送受信するパケットの情報とが一致する場合には、当該パケットに対応する新規の通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション管理テーブルAに登録された通信コネクションの優先度のうち、新規の通信コネクションの優先度より低い通信コネクションがあるか否かを判断する。
新規の通信コネクションの優先度より低い通信コネクションがない場合には、ステップS8に進み、低優先のパケットであると判断し、当該パケットを破棄する。
(S10)
一方、新規の通信コネクションの優先度より低い通信コネクションがある場合には、通信コネクション管理テーブルAに登録された通信コネクションの優先度のうち、最も低優先の通信コネクションエントリを削除し、通信コネクションの総数を更新(1つ削除)する。なお、優先度が最も低く設定された通信コネクションが複数存在する場合には、任意の1つを削除する。
(S11)
通信コネクション管理テーブルAに、当該新規の通信コネクション情報を登録する。この際、通信コネクションの総数を更新(1つ追加)するとともに、通信コネクション管理テーブルAの優先度の情報として、ステップS7において一致した優先度識別情報テーブルBの識別情報に対応する優先度の情報を設定する。
(S12)
上記処理の後、通常のパケット処理を継続する。
このように、通信コネクション優先制御部1は、優先度識別情報テーブルBの情報に基づき、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション数が上限を超えないように、優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御する。
したがって、本実施の形態1においては、通信コネクション数が管理可能な通信コネクションの上限に達した場合においても、新規の通信コネクションのパケットの送受信時に、新規の通信コネクションの優先度を識別して、既存の通信コネクションの優先度を確認して、既存の通信コネクションのうち、新規の通信コネクションの優先度よりも低いコネクションがあった場合に、該当する既存のコネクションを削除することで、優先度の高い新規の通信コネクションを優先することができる。
なお、本実施の形態1において、カーネル40が、ネットワークアドレス変換手段を有する場合、通信コネクション優先制御部1が通常のパケット処理を継続する(S3またはS12)と、ネットワークアドレス変換手段によってネットワークアドレス変換を行いつつパケットの中継が行われるようにしてもよい。
次に、PC端末300とIP電話端末400を収容しているホームゲートウェイ装置100において、IP電話端末400の通信がPC端末300の通信よりも優先される場合の動作の具体例を説明する。
ここでは、図1に示したように、ホームゲートウェイ装置100のLAN側にインターネット用のPC端末300を複数台収容し、また、IP電話用のIP電話端末400を収容している状態において、複数台のPC端末300でP2Pソフト等を利用している場合を想定して説明する。
PC端末300においてベストエフォート型のインターネット通信の通信コネクション数が、ホームゲートウェイ装置100全体としての通信コネクション数の上限値(例えば4096)に達してしまっている状態で、IP電話端末400からの新たな通信コネクションのパケット(セッション接続要求)を受信した場合の動作を説明する。IP電話端末400を利用したIP電話等は、ギャランティ型のサービスであると仮定して、インターネット接続を利用したベストエフォート型のサービスよりも優先される必要があると想定する。
図5は、実施の形態1における優先度識別情報テーブルBの具体例を示す図である。
図5において、No.1のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)がIP電話サービスで利用するWAN側のIPアドレスが、送信元アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
No.2のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)がIP電話サービスで利用するWAN側のIPアドレスが、宛先アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
No.3のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)に収容されるLAN側配下のIP電話端末400のIPアドレスが、送信元アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
No.4のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)に収容されるLAN側配下のIP電話端末400のIPアドレスが、宛先アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
なお、PC端末300のパケットに対応する通信コネクションのエントリは設定していない。このため、通信コネクション管理テーブルAには、PC端末300の通信コネクションの優先度として「0」が登録される。
図6は、実施の形態1における優先制御動作の具体例を示すシーケンス図である。
ホームゲートウェイ装置100(HGW)を介して、網側NW200とPC端末300(PC(1)〜(3))との間での通信により、ホームゲートウェイ装置100で管理可能な通信コネクションの上限(例えば4096)に達した状態で、IP電話端末400からセッション接続要求のSIP INVITEパケットを受信した場合の通信コネクションの優先制御の動作を示す。
まず、ホームゲートウェイ装置100(IP:192.168.1.1)の通信コネクション優先制御部1は、IP電話端末400(IP:192.168.1.2)からSIP INVITEパケット(SRC:192.168.1.2 DST:192.168.1.1)受信時に、既に通信コネクション総数が管理可能な通信コネクション数の上限(例えば4096)に達していると判断すると、SIP INVITEパケットが、図5の優先度識別情報テーブルBの識別情報と一致するかを確認する。
このSIP INVITEパケット(SRC:192.168.1.2 DST:192.168.1.1)は、送信元IPアドレスが、図5のNo.3のエントリと一致するため、当該新規の通信コネクションの優先度として「10」を取得する。そして、通信コネクション管理テーブルAに登録済みの通信コネクションの中から、優先度が「10」より低優先の通信コネクションがあるかを確認する。
この場合、PC(1)〜PC(3)を利用した通信コネクションの優先度が「0」であるため、PC(1)〜PC(3)と網側NW200との通信コネクションのうちのいずれかの通信コネクションエントリを、通信コネクション管理テーブルAから削除し、SIP INVITEパケットの通信コネクションの識別情報を通信コネクション管理テーブルAに登録する。登録する際には、優先度の情報として「10」を設定する。
このように、通信コネクションの優先制御を行うことで、SIP INVITEパケットは、カーネル40で破棄されることなく、パケットを待ち受けているVoIPアプリケーションにパケットを渡すことが可能となる。
VoIPアプリケーションは、SIP INVITEパケットを処理して、WAN側にSIP INVITEパケット(SRC:100.100.1.1 DST:10.10.1.1)を送信しようとする。なお、ホームゲートウェイ装置100からの自発パケット送信時にも、通信コネクション優先制御部1では、同様に優先制御が行われる。
WAN側にSIP INVITEパケット(SRC:100.100.1.1 DST:10.10.1.1)を送信する際、通信コネクション優先制御部1は、既に通信コネクション総数が管理可能な通信コネクション数の上限(例えば4096)に達していることを認識する。そして、送信しようとするSIP INVITE(SRC:100.100.1.1 DST:10.10.1.1)のパケットが、図5の優先度識別情報テーブルBの識別情報と一致するかを確認する。
このSIP INVITEパケット(SRC:100.100.1.1 DST:10.10.1.1)は、送信元IPアドレスが、図5のNo.1のエントリと一致するため、通信コネクションの優先度として「10」を取得する。そして、通信コネクション管理テーブルAに登録済みの通信コネクションの中から、優先度が「10」より低優先の通信コネクションがあるかを確認する。
この場合、PC(1)〜PC(3)を利用した通信コネクションの優先度が「0」であるため、PC(1)〜PC(3)と網側NW200との通信コネクションのうちのいずれかの通信コネクションエントリを、通信コネクション管理テーブルAから削除し、SIP INVITEパケットの通信コネクションの識別情報を通信コネクション管理テーブルAに登録する。登録する際には、優先度の情報として「10」を設定する。
以降同様に、網側NW200からのSIP 200OKパケット及びIP電話端末400からのSIP ACKパケットの通信コネクションは、PC(1)〜PC(3)を利用した通信コネクションの優先度が高いと判断され、PC(1)〜PC(3)と網側NW200との通信コネクションのエントリが、通信コネクション管理テーブルAから削除される。
網側NW200とIP電話端末400との間でセッション接続が確立されると、例えばRTP(Real-time Transport Protocol)を用いた通信が実施される。
このように、優先度識別情報テーブルBの識別情報と一致するパケットを送受信する際に、通信コネクションの優先制御を行うことにより、優先度が高いパケットが、装置としての通信コネクション数の上限の制限により、破棄されるといった問題を回避することができる。
以上のように本実施の形態1によれば、ホームゲートウェイ装置100において、通信コネクション優先制御部1を設けて、各通信コネクションに優先度を保持して管理することにより、通信中のコネクション数が管理可能な通信コネクション数の上限に達した場合にも、既存の通信コネクションの優先度を確認して、既存の通信コネクションのうち、新規の通信コネクションの優先度よりも低い通信コネクションがあった場合に、該当する既存の通信コネクションを削除することにより、優先度の高い新規の通信コネクションを優先することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2におけるホームゲートウェイ装置の構成図である。
図7に示すように、実施の形態2におけるホームゲートウェイ装置100は、上記実施の形態1の構成に加え、ファストパス処理用の専用OS50を備える。
なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様の構成であり、同一部分には同一の符号を付する。
専用OS50は、例えばLANドライバ、マイクロエンジン、アクセラレータプロセッサ等のパケット高速転送専用のファストパスコアに実装され、ファストパス処理用の通信テーブルを設けておき、この通信テーブルに合致する通信コネクション(高速転送の対象となる通信コネクション)をファストパス処理して、パケット転送を高速に処理する。
専用OS50には、高速転送の対象となる通信コネクション数の上限値(ファストパス通信上限数)が設定されており、高速転送の対象となる通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する。つまり、ファストパス通信上限数は、専用OS50が管理するメモリ空間(物理メモリ(主記憶装置)または仮想メモリ(主記憶装置+補助記憶装置の一部))内の空き領域で管理できる通信コネクション数の上限値である。
また、専用OS50は、ファストパス通信コネクションの管理を制御するファストパス通信コネクション優先制御部2を有する。ファストパス通信コネクション優先制御部2は、ファストパス通信コネクション管理テーブルCを有する。
なお、本実施の形態2では、ファストパス通信コネクション優先制御部2が、ファストパス通信コネクション管理テーブルCを有する構成を説明するが、これに限らず、ファストパス通信コネクション管理テーブルCを別の記憶領域に設けても良い。
図8は、実施の形態2におけるファストパス通信コネクション管理テーブルCの構成を示す図である。
図8に示すように、ファストパス通信コネクション管理テーブルCで管理する情報は、上記実施の形態1の通信コネクション管理テーブルAの情報と、同等の情報を保持している。
即ち、ファストパス通信コネクション管理テーブルCは、Layer3プロトコル、Layer4プロトコル、送信元アドレス、送信元ポート番号、宛先IPアドレス、宛先ポート番号等の情報を、通信コネクションの識別情報として保持し、通信コネクション毎に、通信コネクションの優先度の管理を可能とする。
次に、本実施の形態2におけるパケット送受信動作について説明する。
図9は、実施の形態2におけるパケット送受信動作を示すフローチャートである。
以下、図9の各ステップに基づき、上記実施の形態1(図4)との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一のステップには同一のステップ番号を付し、説明を省略する。
(S21)
ファストパス通信コネクション優先制御部2は、ファストパス通信コネクション管理テーブルCを参照し、送受信するパケットのIPヘッダやTCP/UDP/ICMPヘッダの情報が、既にファストパス通信コネクション管理テーブルCに登録されているかを確認する。登録されていない場合には、ステップS2へ進む。
(S22)
一方、送受信するパケットに対応するファストパス通信コネクションが、ファストパス通信コネクション管理テーブルCに既に登録されている場合、専用OS50にてパケットの高速転送を行い、通常のファストパスパケット処理を継続する。
(S23)
ステップS10の後、ファストパス通信コネクション優先制御部2は、ファストパス通信コネクション管理テーブルCに登録された通信コネクションエントリのうち、ステップS10にて削除した通信コネクションに対応するファストパス通信コネクションを削除する。
(S24)
ステップS6又はステップS11の後、ファストパス通信コネクション優先制御部2は、ファストパス通信コネクション処理を実施する。詳細を図10により説明する。
図10は、実施の形態2におけるファストパス通信コネクション処理を示すフローチャートである。以下、図10の各ステップに基づき説明する。
(S241)
ファストパス通信コネクション優先制御部2は、当該新規の通信コネクションがファストパスで転送できる通信コネクションであるか否かを判断する。ここで、ファストパスで転送できるコネクションは基本的に「転送パケット」であり、「自発パケット」「自宛パケット」「自装置で終端するパケット」は含まれない。
ファストパスで転送できる通信コネクションで無い場合、ファストパス通信コネクション処理を終了し、ステップS12(図9)へ進む。
(S242)
ファストパスで転送できる通信コネクションである場合には、ファストパス通信コネクション総数が、管理可能なファストパス通信コネクション数の上限(ファストパス通信上限数)に達しているかどうかを確認する。上限に達していない状態であれば、ステップS245へ進む。
(S243)
ファストパス通信コネクション数が上限に達していると判断した場合、優先度識別情報テーブルBを参照し、当該パケットに対応する新規のファストパス通信コネクションの優先度の情報を取得し、ファストパス通信コネクション管理テーブルCに登録されたファストパス通信コネクションの優先度のうち、新規のファストパス通信コネクションの優先度より低いファストパス通信コネクションがあるか否かを判断する。
新規のファストパス通信コネクションの優先度より低い通信コネクションがない場合には、ファストパス通信コネクション処理を終了し、ステップS12(図9)へ進む。
(S244)
一方、新規のファストパス通信コネクションの優先度より低いファストパス通信コネクションがある場合には、ファストパス通信コネクション管理テーブルCに登録された通信コネクションの優先度のうち、最も低優先のファストパス通信コネクションエントリを削除し、ファストパス通信コネクションの総数を更新(1つ削除)する。なお、優先度が最も低く設定されたファストパス通信コネクションが複数存在する場合には、任意の1つを削除する。
(S245)
ファストパス通信コネクション管理テーブルCに、当該新規のファストパス通信コネクション情報を登録する。この際、ファストパス通信コネクションの総数を更新(1つ追加)するとともに、ファストパス通信コネクション管理テーブルCの優先度の情報として、ステップS243において取得した、優先度識別情報テーブルBの識別情報に対応する優先度の情報を設定する。
上記ステップS245の後、ファストパス通信コネクション処理を終了し、ステップS12(図9)へ進み、通常のパケット処理を継続する。
このように、ファストパス通信コネクション優先制御部2は、優先度識別情報テーブルBの情報に基づき、高速転送するパケットに対応するファストパス通信コネクションの優先度の情報を取得し、ファストパス通信コネクション数が上限数を超えないように、優先度の高低に応じて、ファストパス通信コネクションを優先制御する。
したがって、本実施の形態2においては、ファストパス通信コネクション数が管理可能なファストパス通信コネクションの上限数に達した場合においても、新規のファストパス通信コネクションのパケットの高速転送時に、新規のファストパス通信コネクションの優先度を識別して、既存のファストパス通信コネクションの優先度を確認して、既存のファストパス通信コネクションのうち、新規のファストパス通信コネクションの優先度よりも低いコネクションがあった場合に、該当する既存のコネクションを削除することで、優先度の高い新規のファストパス通信コネクションを優先することができる。
次に、PC端末300とIP電話端末400を収容しているホームゲートウェイ装置100において、IP電話端末400の通信がPC端末300の通信よりも優先される場合の動作の具体例を説明する。
ここでは、図10に示したように、ホームゲートウェイ装置100のLAN側にインターネット用のPC端末300を複数台収容し、また、IP電話用のIP電話端末400を収容している状態において、複数台のPC端末300でP2Pソフト等を利用している場合を想定して説明する。
PC端末300においてベストエフォート型のインターネット通信の通信コネクション数が、ホームゲートウェイ装置100全体としての通信コネクション数の上限値(例えば4096)に達する前に、ファストパス通信コネクション数の上限値(例えば2000)に達してしまっている状態で、IP電話端末400からの新たな通信コネクションのパケット(セッション接続要求)を受信した場合の動作を説明する。IP電話端末400を利用したIP電話等は、ギャランティ型のサービスであると仮定して、インターネット接続を利用したベストエフォート型のサービスよりも優先される必要があると想定する。
図11は、実施の形態2における優先度識別情報テーブルBの具体例を示す図である。
図11において、No.1のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)がIP電話サービスで利用するWAN側のIPアドレスが、送信元アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
No.2のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)がIP電話サービスで利用するWAN側のIPアドレスが、宛先アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
No.3のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)に収容されるLAN側配下のIP電話端末400のIPアドレスが、送信元アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
No.4のエントリは、ホームゲートウェイ装置100(HGW)に収容されるLAN側配下のIP電話端末400のIPアドレスが、宛先アドレスとなるパケットを、優先度「10」とする優先度識別情報である。
なお、PC端末300のパケットに対応する通信コネクションのエントリは設定していない。このため、ファストパス通信コネクション管理テーブルCには、PC端末300の通信コネクションの優先度として「0」が登録される。
図12は、実施の形態2における優先制御動作の具体例を示すシーケンス図である。
ホームゲートウェイ装置100(HGW)を介して、網側NW200とPC端末300(PC(1)〜(3))との間での通信により、ホームゲートウェイ装置100で管理可能なファストパス通信コネクションの上限(例えば2000)に達した状態で、IP電話端末400からセッション接続要求のSIP INVITEパケットを受信した場合の通信コネクションの優先制御の動作を示す。
まず、ホームゲートウェイ装置100(IP:192.168.1.1)の通信コネクション優先制御部1は、IP電話端末400(IP:192.168.1.2)からSIP INVITEパケット(SRC:192.168.1.2 DST:192.168.1.1)受信時に、SIP INVITEパケットが、図11の優先度識別情報テーブルBの識別情報と一致するかを確認する。
このSIP INVITEパケット(SRC:192.168.1.2 DST:192.168.1.1)は、送信元IPアドレスが、図11のNo.3のエントリと一致するため、当該新規の通信コネクションの優先度として「10」を取得する。通信コネクション総数が管理可能な通信コネクション数の上限(例えば4096)に達していないため、通信コネクション管理テーブルAからは何も削除せず、SIP INVITEパケットの通信コネクション情報を通信コネクション管理テーブルAに登録する。登録する際には、優先度「10」の優先度情報を優先度領域に登録する。SIP INVITEパケットは自宛パケットであるため、ファストパスで転送できない。よって、ファストパス通信コネクション優先制御部2は、当該新規の通信コネクションをファストパス通信コネクション管理テーブルCには登録しない。
以降同様に、網側NW200からのSIP 200OKパケット及びIP電話端末400からのSIP ACKパケットの通信コネクションが通信コネクション管理テーブルAに登録される。また、これらのパケットはファストパスで転送できないため、ファストパス通信コネクション管理テーブルCには登録されない。
その後、網側NW200とIP電話端末400との間でセッション接続が確立されると、例えばRTP(Real-time Transport Protocol)を用いた通信が実施される。
網側NW200とIP電話端末400との間でRTPパケットを転送する際、同じように優先度「10」の通信コネクションを通信コネクション管理テーブルAに登録する。
さらに、RTPパケットは「転送パケット」なので、ファストパス通信コネクション優先制御部2は、ファストパスで転送できる通信コネクションであると判断し、ファストパス通信コネクション総数が管理可能なファストパス通信コネクション数の上限(例えば2000)に達しているか否かを確認する。
ここでは既にファストパス通信コネクション総数が管理可能なファストパス通信コネクション数の上限(例えば2000)に達しているため、ファストパス通信コネクション管理テーブルCに登録済みの通信コネクションの中から、優先度が「10」より低優先のファストパス通信コネクションがあるかを確認する。
この場合、PC(1)〜PC(3)を利用した通信コネクションの優先度が「0」であるため、PC(1)〜PC(3)と網側NW200とのファストパス通信コネクションのうちのいずれかのファストパス通信コネクションエントリを、ファストパス通信コネクション管理テーブルCから削除し、RTPパケットのファストパス通信コネクションの識別情報を、ファストパス通信コネクション管理テーブルCに登録する。登録する際には、優先度の情報として「10」を設定する。
このように、通信コネクションの優先制御を行うことで、SIP INVITEパケットは、カーネル40に負荷をかけることなく、また、優先度の高いRTPパケットを専用OS50によってファストパスにて転送することが可能となる。
以上のように本実施の形態2によれば、ホームゲートウェイ装置100において、ファストパス通信コネクション優先制御部2を設けて、各ファストパス通信コネクションに優先度を保持して管理することにより、ファストパス通信中のコネクション数が管理可能なファストパス通信コネクション数の上限に達した場合にも、既存のファストパス通信コネクションの優先度を確認して、既存のファストパス通信コネクションのうち、新規のファストパス通信コネクションの優先度よりも低いファストパス通信コネクションがあった場合に、該当する既存のファストパス通信コネクションを削除することにより、優先度の高い新規のファストパス通信コネクションを優先することができる。
なお、上記実施の形態1及び2では、通信コネクションの優先度を識別する情報として、パケットの送信元IPアドレス、宛先IPアドレスにより端末レベルでの優先度を識別する例を説明したが、パケットの宛先ポート番号等を識別する情報として利用することによりサービスレベルで、優先度を識別することも可能である。また、パケットのIPヘッダ、TCP/UDP/ICMPヘッダ、及び宛先ポートのうちから複数の情報を組み合わせて、識別情報として優先度を識別することが可能である。また、図3の優先度識別情報テーブルBの例として挙げた以外の情報を識別情報として利用することも可能である。
なお、上記実施の形態1及び2では、IPプロトコルとしてIPv4の例で説明したが、IPv6の通信コネクションにおいても、同様に適用可能である。
なお、上記実施の形態1及び2では、複数の端末を収容し、端末と通信網との間でパケットを中継するホームゲートウェイ装置100に本発明を適用した例を説明したが、これに限るものではない。つまり、複数の端末との間でパケットを送受信するとともに、端末との間の通信コネクション数やファストパス通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する通信装置であっても、上述した動作を適用することで、同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態1及び2では、上限として、通信コネクション数やファストパス通信コネクション数を設定すると記述したが、それぞれ通信コネクションが使用するメモリサイズやファストパス通信コネクションが使用するメモリサイズ(例:Byte指定)でも適用可能である。
1 通信コネクション優先制御部、2 ファストパス通信コネクション優先制御部、10 WANポート、20 LANポート、30 アプリケーション、40 カーネル、50 専用OS、100 ホームゲートウェイ装置、300 PC端末、200 網側NW、400 IP電話端末、A 通信コネクション管理テーブル、B 優先度識別情報テーブル、C ファストパス通信コネクション管理テーブル。

Claims (8)

  1. 複数の端末を収容し、前記端末と通信網との間でパケットを中継するとともに、前記端末及び前記通信網との間の通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄するゲートウェイ装置であって、
    前記パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が記憶された優先度識別情報テーブルと、
    前記端末及び前記通信網と当該ゲートウェイ装置との間で確立中の通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する前記優先度の情報とが記憶される通信コネクション管理テーブルと、
    前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション数が上限を超えないように、前記優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御する通信コネクション優先制御部と、を備えた
    ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記通信コネクション優先制御部は、
    通信コネクション数が上限に達している際に、前記通信コネクション管理テーブルに未登録である新規の通信コネクションのパケットを送受信する場合、
    前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、当該新規の通信コネクションの優先度の情報を取得し、
    前記通信コネクション管理テーブルに登録された通信コネクションの優先度のうち、前記新規の通信コネクションの優先度より低い通信コネクションを削除する
    ことを特徴とする請求項1記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記端末及び前記通信網と当該ゲートウェイ装置との間で確立中の通信コネクションのうち、高速転送の対象となる通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する前記優先度の情報とが記憶されるファストパス通信コネクション管理テーブルと、
    前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、高速転送するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、高速転送の対象となる通信コネクション数がファストパス通信上限数を超えないように、前記優先度の高低に応じて、高速転送の対象となる通信コネクションを優先制御するファストパス通信コネクション優先制御部と、
    を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記ファストパス通信コネクション優先制御部は、
    高速転送の対象となる通信コネクション数がファストパス通信上限数に達している際に、前記ファストパス通信コネクション管理テーブルに未登録である新規の通信コネクションのパケットを高速転送する場合、
    前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、高速転送の対象となる当該新規の通信コネクションの優先度の情報を取得し、
    前記ファストパス通信コネクション管理テーブルに登録された高速転送の対象となる通信コネクションの優先度のうち、前記新規の通信コネクションの優先度より低い通信コネクションを削除する
    ことを特徴とする請求項3記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記複数の端末のうち少なくとも1つは、IP電話端末であり、
    前記IP電話端末が送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度が、前記IP電話端末以外の端末が送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度より高く設定された
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記識別情報は、前記パケットのIPヘッダ、TCP/UDP/ICMPヘッダ、及び宛先ポートの少なくとも1つの情報である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のゲートウェイ装置。
  7. 複数の端末との間でパケットを送受信するとともに、前記端末との間の通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する通信装置であって、
    前記パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が記憶された優先度識別情報テーブルと、
    前記端末と当該通信装置との間で確立中の通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する前記優先度の情報とが記憶される通信コネクション管理テーブルと、
    前記優先度識別情報テーブルの情報に基づき、送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得し、通信コネクション数が上限を超えないように、前記優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御する通信コネクション優先制御部と、を備えた
    ことを特徴とする通信装置。
  8. 複数の端末との間でパケットを送受信するとともに、前記端末との間の通信コネクション数が上限を超えると受信したパケットを破棄する通信装置の通信コネクション管理方法であって、
    前記パケットに含まれる情報の一部を識別情報として、通信コネクションの優先度の情報が設定されるステップと、
    前記端末と前記通信装置との間で確立中の通信コネクション毎に、前記識別情報と、当該識別情報に対応する優先度の情報とを作成するステップと、
    送受信するパケットに対応する通信コネクションの優先度の情報を取得するステップと、
    通信コネクション数が上限を超えないように、前記優先度の高低に応じて、通信コネクションを優先制御するステップと、を有する
    ことを特徴とする通信コネクション管理方法。
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