JP6003308B2 - 通信装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は通信装置、方法及びプログラムに関し、例えば、VoIP(Voice over IP)メディアの転送処理を複数のプロセッサの中のいずれかが実行するVoIPホームゲートウェイに適用し得るものである。
VoIPメディアの転送処理を複数のプロセッサのいずれかが実行する通信装置が、既に、提案されている(特許文献1参照)。
例えば、図10に示す通信装置10は、複雑な通信パケット処理や制御を行うアプリケーション用プロセッサ(以下、APと呼ぶ)11と、通信パケットを高速に転送するためのファストパス用プロセッサ(以下、FPと呼ぶ)12を有し、配下のSIP(Session Initiation Protocol)端末13に通話機能を提供する。
図11は、配下のSIP端末13が外線通話を行った場合のシーケンスを示している。図11では、網をWANと表現しており、配下の複数のSIP端末13が存在する側をLANと表現している。後述する実施形態の説明でも、適宜、「WAN」、「LAN」という用語を用いる。
SIP端末13と通信装置10との間や、通信装置10と網との間のそれぞれで、SDP(Session Description Protocol)情報を交換し、網から入ってくるRTP(Real−time Transport Protocol)パケットに対し、その宛先IPアドレスとポート番号、送信元IPアドレスとポート番号、DSCP(Differentiated Service Code Point)値、RTPヘッダ情報(SSRC識別子(同期送信元識別子)、シーケンス番号、タイムスタンプ)などを通信装置10とSIP端末13との経路に合わせて書き換えてSIP端末13へ送信し、同様に、SIP端末13から入ってくるRTPパケットに対しても、その宛先IPアドレスとポート番号、送信元IPアドレスとポート番号、DSCP値、RTPヘッダ情報などを通信装置10と網との経路に合わせて書き換えて送信している。
上述した図10は、網からSIP端末13へのRTPパケットの流れをも示している。AP11が担う機能部として転送処理部14が設けられており、また、FP12が担う機能部として高速転送処理部15が設けられている。高速転送処理部15は、ヘッダ情報比較処理部15Bを有し、ヘッダ情報比較処理部15Bは、入力されたRTPパケットに関し、FP登録管理テーブル16にFPパスの登録がなされているか否かを確認し、登録されている場合には高速転送処理部15内のRTPヘッダ変換処理部15Aを機能させて上述したRTPパケットの変換やその後の転送を実行させ(二重線矢印参照)、登録されていない場合には転送処理部14内のRTPヘッダ変換処理部14Aを機能させて上述したRTPパケットの変換やその後の転送を実行させる(点線矢印参照)。
AP11上では、様々なアプリケーションが動作するため比較的低速な転送能力しかなく、転送処理により他のアプリケーションの処理遅延を招く可能性がある。一方、AP11が介在しないパス(二重線矢印)でRTPパケットが転送処理された場合、最小のAP11の負荷でFP12による高速転送を実現することができる。
従来、どのRTPパケットを、AP11からFP12にオフロードするか(AP11の転送処理対象から外すか)は、オペレータ(人間)が明示的に手動設定していた。すなわち、AP11が担う機能部としてFP制御部17が設けられており、FP制御部17は、当該通信装置10に直接接続された保守端末、当該通信装置10にネットワークを介して接続された遠隔保守端末、又は、当該通信装置10が有する図示しない表示・操作部(例えばタッチパネル)を制御して、オペレータによる操作信号を取込み、その操作信号に基づいて、FP登録管理テーブル16に対する登録を実行する。なお、登録削除も同様にオペレータによる手動設定によっている。
特開2006−180162号公報
上述したように、従来の通信装置では、高速転送対象はオペレータが手動で設定しなければならず、また、高速転送が不要になった場合にも、オペレータが、その都度、設定を削除しなければならず、実運用の際に手間がかかるという課題がある。
また、オフロード設定をすることが困難な通信サービスもある。例えば、SIP端末13−1と網側の端末とが通信装置10を介して通話中の状態から、SIP端末13−1が通話を保留し、他のSIP端末13−2に通話を転送するサービスは、オフロード設定をすることが困難な通信サービスである。SIP端末13−1が送っていたRTPヘッダ情報(SSRC識別子、シーケンス番号、タイムスタンプ)とSIP端末13−2が送信するRTPヘッダ情報とは、SSRC識別子が異なり、シーケンス番号やタイムスタンプも連番ではなくなるが、通信装置10から網側へ出るRTPパケットのRTPヘッダ情報は、転送前後で、同じSSRC識別子、連番のシーケンス番号、タイムスタンプとなるようにRTPヘッダ情報を書き換えることが必要であるが、このような書換処理をFP12にオフロード設定をすることは困難であった。
そのため、オペレータがオフロード設定などを行うことなく、オフロード設定による高速転送を享受できる通信装置、方法及びプログラムが望まれている。
第1の本発明は、呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置において、上記第1プロセッサ部は、(1)呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、(2)セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、(3)上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部とを有し、(4)上記メディア制御部は、確立したセッションのメディアパケットの送受信を終了させる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいてオフロード設定の登録解除の必要性を判断し、(5)上記オフロード設定処理部は、上記メディア制御部からオフロード設定の登録解除が指示されたときに、上記オフロード登録管理部に対して、指示されたセッションのオフロード設定の登録を解除することを特徴とする。
第2の本発明は、呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置において、上記第1プロセッサ部は、(1)呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、(2)セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、(3)上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部とを有し、(4)上記メディア制御部は、確立したセッションの一方の要素である配下の通信端末が、配下の他の通信端末に通信を維持したまま切り替えられる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいて、オフロード設定の登録内容の変更の必要性を判断し、(5)上記オフロード設定処理部は、上記メディア制御部からオフロード設定の登録内容の変更が指示されたときに、切替え前の配下の通信端末に関するオフロード設定の登録内容の部分を、切替え後の配下の他の通信端末を対象とするように、かつ、切替え前後でメディアパケットの情報の整合が取れているように変更することを特徴とする。
の本発明は、呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置における通信方法において、(1)上記第1プロセッサ部の呼情報記憶部は、呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理し、(2)上記第1プロセッサ部のメディア制御部は、セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断し、(3)上記第1プロセッサ部のオフロード設定処理部は、確立したセッションについてオフロード設定すると上記メディア制御部が判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行い、(4)上記第1プロセッサ部の上記メディア制御部は、確立したセッションのメディアパケットの送受信を終了させる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいてオフロード設定の登録解除の必要性を判断し、(5)上記第1プロセッサ部の上記オフロード設定処理部は、上記メディア制御部からオフロード設定の登録解除が指示されたときに、上記オフロード登録管理部に対して、指示されたセッションのオフロード設定の登録を解除することを特徴とする。
の本発明は、呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置における上記第1プロセッサ部が実行する通信プログラムであって、上記第1プロセッサ部を、(1)呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、(2)セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、(3)上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部として機能させ、(4)上記メディア制御部に、確立したセッションのメディアパケットの送受信を終了させる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいてオフロード設定の登録解除の必要性を判断させ、(5)上記オフロード設定処理部に、上記メディア制御部からオフロード設定の登録解除が指示されたときに、上記オフロード登録管理部に対して、指示されたセッションのオフロード設定の登録を解除させることを特徴とする。
第5の本発明は、呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置における上記第1プロセッサ部が実行する通信プログラムであって、上記第1プロセッサ部を、(1)呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、(2)セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、(3)上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部として機能させ、(4)上記メディア制御部に、確立したセッションの一方の要素である配下の通信端末が、配下の他の通信端末に通信を維持したまま切り替えられる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいて、オフロード設定の登録内容の変更の必要性を判断させ、(5)上記オフロード設定処理部に、上記メディア制御部からオフロード設定の登録内容の変更が指示されたときに、切替え前の配下の通信端末に関するオフロード設定の登録内容の部分を、切替え後の配下の他の通信端末を対象とするように、かつ、切替え前後でメディアパケットの情報の整合が取れているように変更させることを特徴とする。
本発明によれば、オペレータがオフロード設定などを行うことなく、オフロード設定による高速転送を享受することができるようになる。
実施形態の通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1の第1のFP登録管理テーブルの構成を示す説明図である。 図1の呼情報記憶テーブルの構成を示す説明図である。 図1の第2のFP登録管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施形態の通信装置における、有線SIP端末で外線通話を開始したときのオフロード設定の自動的な追加動作を示すシーケンス図である。 図1に示した音声処理ルートの逆方向の音声処理ルートを示すブロック図である。 実施形態の通信装置における、無線SIP端末で外線通話を開始したときのオフロード設定の自動的な追加動作を示すシーケンス図である。 実施形態の通信装置におけるオフロード設定の自動的な削除動作を示すシーケンス図である。 実施形態の通信装置における、内線転送時のオフロード設定の変化を示すシーケンス図である。 従来の通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図10の通信装置配下のSIP端末が外線通話を行った場合のシーケンス図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による通信装置、方法及びプログラムの一実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態の通信装置は、例えば、VoIPホームゲートウェイである。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態の通信装置の機能的構成を示すブロック図である。実施形態の通信装置20は、アプリケーション用プロセッサとファストパス用プロセッサとを備えており、アプリケーション用プロセッサが自己用のプログラムを実行することで発揮する機能部や、ファストパス用プロセッサが自己用のプログラムを実行することで発揮する機能部を書き出したものが図1である。
図1において、AP30は、アプリケーション用プロセッサが自己用のプログラムを実行することで発揮する機能部群を表しており、FP50は、ファストパス用プロセッサが自己用のプログラムを実行することで発揮する機能部群を表している。なお、従来技術の説明では、AP及びFPについてラフに言及したが、厳密には、この実施形態の場合と同様である。
通信装置20は、配下の有線SIP端末21若しくは無線SIP端末22と、網(WAN)側との通話を実現させるものである。
AP30は、転送処理部31、RTP登録管理テーブル32、VoIP制御部33、インタフェース情報管理部34、オフロード設定処理部35及び無線処理部36を有する。VoIP制御部33は、セッション管理部40、メディア制御部41、第1のFP登録管理テーブル42及び呼情報記憶テーブル43を有する。
アプリケーション用プロセッサ上では、Linux(登録商標)のようなネットワークスタックを持つ汎用OS(Operating System)が動作しており、その上で、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ/クライアント、PPPoE(Point−to−Point Protocol over Ethernet(登録商標))クライアント/サーバ、VoIPアプリケーション等のアプリケーションが動作することを想定している。このような想定下で機能的に表現したものが、図1のAP30である。
FP50は、高速転送処理部51、LAN側有線処理部52、WAN側有線処理部53及び第2のFP登録管理テーブル54を有する。高速転送処理部51は、ヘッダ情報比較処理部60及びRTPヘッダ変換処理部61を有する。
FP50は、WAN側有線処理部53(有線WANインタフェース)やLAN側有線処理部52(有線LANインタフェース)から入ってきたRTPパケットの高速転送を実現するものである。
転送処理部31は、例えば、Linuxカーネルのネットワークスタック内の転送処理部が該当する。転送処理部31は、転送処理部31の内部に設けられているRTP登録管理テーブル32のリストを検索し、フレームのヘッダ情報と比較を行うことで出力先インタフェースの決定を行い、RTPヘッダの書き換えを行って転送を行うものである。
RTP登録管理テーブル32は、リソースのRTPソケットのリストが記述されたテーブルであり、リソース情報を登録して管理するものである。
VoIP制御部33は、当該通信装置20の配下のSIP端末21、22に係るセッションを確立したり切断したりする呼制御を行うものである。
セッション管理部40は、セッション(内線通話、外線通話)の状態と当該通信装置20配下のSIP端末21、22の状態の管理と呼制御を行うものである。なお、当該通信装置20は、専用のIP−PBXではないが、配下のSIP端末間の通話を内線通話と呼び、配下のSIP端末と外部網の端末(以下、対向端末と呼ぶ)との間の通話を外線通話と呼ぶこととする。
セッション管理部40は、SIPパケットのSDP情報を取得して呼情報記憶テーブル43に保存する。例えば、対向端末のIPアドレス及びポート番号を取得して保存したり、配下のSIP端末のIPアドレス及びポート番号を取得して保存したり、当該通信装置20に対する指示情報であるディレクション情報(sendrecv(当該通信装置はパケットの送受信を行う)/sendonly(当該通信装置はパケットの送信だけを行う)/recvonly(当該通信装置はパケットの受信だけを行う)/inactive(当該通信装置はパケットの送信も受信も実行しない))を取得して保存したりする。また、セッション管理部40は、使用中でないポートを検索し、当該通信装置20の外部端末側若しくはSIP端末側のRTP受信ポートを設定し、SIP/SDP情報で通知し、呼情報記憶テーブル43に保存する。さらに、セッション管理部40は、通話開始のSIPセッションの処理が完了すると、RTP送信開始要求をメディア制御部41に通知する。さらにまた、セッション管理部40は、通話終了のSIPパケットを受信すると、RTP送信停止要求をメディア制御部41に通知し、SIPセッションの終了処理を行う。また、セッション管理部40は、セッション情報更新のSIPパケットを受信すると、RTP情報更新要求をメディア制御部41に通知する。セッション管理部40は、内線転送のSIPセッションのやり取りが完了すると、端末変更要求をメディア制御部41に通知する。
この実施形態のメディア制御部41は、セッション管理部40からの要求を受信し、オフロード設定に必要な情報を取得し、オフロード設定処理部35にオフロード設定の要求を行うものである。
第1のFP登録管理テーブル42は、後述する第2のFP登録管理テーブル54が保持しているエントリにおけるFPセッションID、FPリソースIDを保持しているものである。第1のFP登録管理テーブル42は、主に、エントリ追加時に、当該第1のFP登録管理テーブル42の空きIDを割り当てること(採番)と、FP50からオフロード設定を削除するために利用される。
第1のFP登録管理テーブル42は、図2(A)に示すセッションテーブル42Aと図2(B)に示すリソーステーブル42Bとからなる。セッションテーブル42Aは、FPセッションIDに対応付けて、オフロード設定によりFPパス接続する両端のソケット(FPリソースID)の組み合わせが記述されたものである。リソーステーブル42Bは、FPリソースIDに対応付けて、リソース使用状況が記述されたものである。リソーステーブル42BにおけるFPリソースIDから、オフロード設定によりFPパス接続する両端のソケットIDがそれぞれ割り当てられ、この割当てられたリソース(LAN側有線処理部、WAN側有線処理部)の使用状況として「使用中」が記述される。
第1のFP登録管理テーブル42ヘのエントリの追加契機、削除契機、更新契機は以下の通りであり、第2のFP登録管理テーブル54へのエントリの追加、削除、更新と同期されている。エントリの追加契機はFP50にオフロード設定を追加したときであり、エントリの削除契機はFP50からオフロード設定を削除したときであり、エントリの更新契機はFP50のオフロード設定を変更したときである。
呼情報記憶テーブル43は、VoIP制御部33がセッションIDを用いて、FP50に設定する情報を保存、参照するためのテーブルである。呼情報記憶テーブル43は、図3(A)に示すセッションテーブル43Aと図3(B)に示すリソーステーブル43Bとからなる。
セッションテーブル43Aでは、セッションIDに対応付けて、RTPの両端のソケット(リソースID)の組み合わせを登録する。
リソーステーブル43Bでは、RTPの両端のソケット(外線通話時WAN側のRTPソケット、外線通話時LAN側のRTPソケット)のリソースIDを登録する。このリソースID毎のエントリは、[1]クロックレート、[2]パケット化周期、[3]送信先のIPアドレス及びポート番号、[4]受信先のIPアドレス&ポート番号、[5]SSRC識別子、[6]FPリソースID(有線インタフェース向けのFPソケットのIDを保存する)、[7]ACPリソースID(カーネル向けのFPソケットのIDを保存する)等を要素としている。
例えば、外線通話時のセッションテーブル43Aとリソーステーブル43Bとの登録状態は以下のようになる。
セッションテーブル43Aには、[1]RTPリソースID1(WAN側のリソースID)と[2]RTPリソースID2(LAN側のリソースID)とが登録される。
リソーステーブル43BのRTPリソースID1(WAN側のリソースID)に関しては、以下の登録がなされる。
[1]SDPのa=rtpmapに設定されているクロックレート値が登録される。以下の例の場合には「8000」が登録される。
a=rtpmap:<payload type><encoding name>/<clock rate>
例:a=rtpmap:0 PCMU/8000
[2]SDPのa=ptimeに設定されている値がパケット化周期として登録される。以下の例の場合には「20」が登録される。なお、ptimeが設定されていない場合には0を設定(登録)する。
a=ptime:<ptime>
例:a=ptime:20
[3]対向端末のIPアドレス及びポート番号が登録される。[4]当該通信装置におけるWAN側のIPアドレス及びポート番号が登録される。[5]SSRC識別子が登録される。[6]FPリソースIDが保存される。[7]未設定となる。
リソーステーブル43BのRTPリソースID2(LAN側のリソースID)に関しては、以下の登録がなされる。
[1]SDPのa=rtpmapに設定されているクロックレート値が登録される。[2]SDPのa=ptimeに設定されている値が登録される。[3]SIP端末のIPアドレス及びポート番号が登録される。[4]当該通信装置におけるLAN側のIPアドレス及びポート番号が登録される。[5]SSRC識別子が登録される。[6]無線SIP端末の場合には、未設定となる。有線SIP端末の場合には、FPリソースIDが保存される。[7]有線SIP端末の場合には、未設定となる。無線SIP端末の場合には、APリソースIDが保存される。
インタフェース情報管理部34は、メディア制御部41からIPアドレスが与えられると、そのIPアドレスに対応したMACアドレスとインタフェース情報(有線(WAN)、有線(LAN)、無線(LAN))をメディア制御部41に返信するものである。
無線処理部36、LAN側有線処理部52及びWAN側有線処理部53は、AP30とFP50のどちらに配置されていても良いものである。但し、図1に示すように、無線処理部36がAP30上、LAN側有線処理部52及びWAN側有線処理部53がFP50上に実装されている場合、無線SIP端末22とのソケットはAP30向けに作成し、有線SIP端末21や網側とのソケットはFP50向けに作成する。そのため、有線SIP端末21、無線SIP端末22の判別のために、インタフェース情報管理部34を用いる。なお、LAN側有線処理部52及び無線処理部36の両方がFP50にある場合や、LAN側有線処理部52及び無線処理部36の両方がAP30にある場合には、インタフェース情報管理部34での判定はなくても良いものである。
オフロード設定処理部35は、メディア制御部41からの要求を受けて、FP50にオフロード設定を行うものである。
無線処理部36は、例えば、無線LANのドライバが該当するものであり、無線SIP端末22向けのフレームの送受信を行うものである。
高速転送処理部51は、内蔵するヘッダ情報比較処理部60の結果に基づいて、内蔵するRTPヘッダ変換処理部61がRTPヘッダの変換とフレームの高速転送を行うものである。
LAN側有線処理部52は、例えば、有線LAN(ネットワークインタフェースカード;NIC)のドライバが該当し、有線SIP端末21との間でフレームの送受信を行うものである。
WAN側有線処理部53は、例えば、有線WAN(NIC)のドライバが該当し、網側との間でフレームの送受信を行うものである。
ヘッダ情報比較処理部60は、入力されたフレーム(IPパケット)の宛先IPアドレスとポート、送信元IPアドレスとポートからフレームの転送先を判定するものである。ヘッダ情報比較処理部60は、第2のFP登録管理テーブル54を検索することによって転送先を判定する。ヘッダ情報比較処理部60は、第2のFP登録管理テーブル54にそのフレームに該当するエントリがヒットしなかった場合には、入力されたフレームをAP30の転送処理部31へ転送し、AP30による比較的低速な転送処理を実行させる。ヘッダ情報比較処理部60は、入力されたフレームに該当するエントリがヒットした場合には、入力されたフレームをエントリの内容と共にRTPヘッダ変換処理部61へ与え、高速に転送させる。
RTPヘッダ変換処理部61は、RTPパケットのヘッダ変換などを行って(図11参照)、フレームを高速に転送させるものである。
第2のFP登録管理テーブル54は、FP50が有するテーブルであり、高速転送処理とRTPヘッダ変換処理されるべきフレームの情報が保持されている。第2のFP登録管理テーブル54は、図4(A)に示すセッションテーブル54Aと図4(B)に示すリソーステーブル54Bとからなっている。
セッションテーブル54Aのエントリの要素は以下の通りである。[1]セッションID、[2]ソケットID(WAN側)、[3]ソケットID(LAN側(有線)/AP(無線))、[4]ソケット属性(sendrecv/recvonly/sendonly/inactive)、[5]シーケンス番号ベース、[6]SSRC識別子、[7]タイムスタンプベース、[8]周波数(タイムスタンプ増加分)である。上述した[5]シーケンス番号ベースには、RTPパケットのシーケンス番号を格納する。RTPパケットの送信開始時には設定した値を格納し、1パケット送信するごとに更新したシーケンス番号を格納する。[7]タイムスタンプベースには、RTPパケットのタイムスタンプ値を格納する。RTPパケットの送信開始時は設定した値を格納し、1パケット送信するごとに更新したタイムスタンプ値を格納する。[8]周波数(タイムスタンプ増加分)には、タイムスタンプ値の増加分を設定する。例えば、1パケット目がtimestamp=10000で、2パケット目がtimestamp=10160の場合、タイムスタンプ値の増加分は160である。
リソーステーブル54Bのエントリの要素は以下の通りである。[1]ソケットID、[2]タイプFP/AP、[3]宛先IPアドレス、[4]受信IPアドレス、[5]宛先ポート番号、[6]受信ポート番号である。[2]タイプFP/APには、無線SIP端末22のときにAP30が、有線SIP端末21と網側(WAN)のときにFP50が設定される。
例えば、有線SIP端末21で外線通話した場合のセッションテーブル54Aとリソーステーブル54Bとの登録状態は以下のようになる。
セッションテーブル54Aにおいて、[1]セッションIDには第1のFP登録管理テーブル42と同一のセッションIDが格納される。[2]ソケットID(WAN)には、WAN側のFPリソースIDが格納され、[3]ソケットID(LAN/AP)にはLAN側のFPリソースIDが格納される。[4]ソケット属性には、通話中の場合はsendrecvが格納され、転送処理時にはinactiveが格納される。[5]シーケンス番号ベースにはRTPパケットのシーケンス番号が格納される。シーケンス番号ベースの初期の設定値としては任意に設定した値を渡す。パケット送信後は、1パケット送信ごとに更新したシーケンス番号を格納する。[6]SSRC識別子には、ランダムに生成した値を設定する。[7]タイムスタンプベースにはRTPパケットのタイムスタンプ値が格納される。タイムスタンプベースの初期の設定値として任意に設定した値を渡す。パケット送信後は、1パケット送信ごとに更新したタイムスタンプ値を格納する。[8]周波数にはタイムスタンプ値の増加分を設定する。クロックレートとパケット化周期の値を元に設定する。パケット化周期が0の場合には、クロックレートを設定する。パケット化周期が0以外の場合は、(クロックレート×パケット化周期)/1000を設定する。
リソーステーブル54BのFPリソースID1(WAN側のリソース)に関しては、以下の登録がなされる。
リソーステーブル54BのFPリソースID1(WAN側)の[1]ソケットIDにはWAN側のリソースIDが格納され、[2]タイプFP/APにはFPが格納され、[3]宛先IPアドレスには対向端末のIPアドレスが格納され、[4]受信IPアドレスには当該通信装置20のWAN側のIPアドレスが格納され、[5]宛先ポート番号には対向端末のポート番号が格納され、[6]受信ポート番号には当該通信装置20のWAN側のポート番号が格納される。
一方、リソーステーブル54BのFPリソースID2のFPリソースID2(LAN側)の[1]ソケットIDにはLAN側のリソースIDが格納され、[2]タイプFP/APにはAPが格納され、[3]宛先IPアドレスには有線SIP端末21のIPアドレスが格納され、[4]受信IPアドレスには当該通信装置20のLAN側のIPアドレスが格納され、[5]宛先ポート番号には有線SIP端末21のポート番号が格納され、[6]受信ポート番号には当該通信装置20のLAN側のポート番号が格納される。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態の通信装置20における特徴的な動作を、図1に加えて、シーケンス図をも参照しながら説明する。
(A−2−1)オフロード設定の自動的な追加動作(その1)
実施形態の通信装置20は、外線通話を開始するときに、VoIP制御部33のセッション管理部40がRTP送信開始要求をVoIP制御部33のメディア制御部41に通知し、メディア制御部41がオフロード設定追加要求をオフロード設定処理部35へ行うことでオフロード設定の追加を自動的に行うことができる。
図5は、有線SIP端末21で外線通話を開始したときのオフロード設定の追加動作を示すシーケンス図である。図5の一連の処理により、有線SIP端末21の外線通話に関してオフロード設定がなされた場合には、網から有線SIP端末21へは、図1の二重線の音声処理ルートで通話信号が流れ、有線SIP端末21から網へは、図6の二重線の音声処理ルートで通話信号が流れる。言い換えると、図1及び図6の二重線の音声処理ルートを実現するように、オフロード設定が追加される。
ここで、外線通話を開始したときには、オフロード設定の追加動作に先立ち、以下の動作が実行される。すなわち、セッション管理部40は、SIPパケットのSDPから取得した情報(送信先IPアドレス及びポート番号と、ディレクション情報)を呼情報記憶テーブル43に保存し(ステップS100)、その後、セッションIDを通知してRTPパケットの送信開始要求をメディア制御部41に与え(ステップS101)、メディア制御部41は、通知されたセッションIDに基づいて呼情報記憶テーブル43から、ディレクション情報や、各通信方向の送信先のIPアドレス及びポート番号や、各通信方向の受信先のIPアドレス及びポート番号を取得する(ステップS102)。なお、有線SIP端末21から対向端末への通信方向について、送信先のIPアドレス及びポート番号として、対向端末のIPアドレス及びポート番号を取得し、受信先のIPアドレス及びポート番号として、当該通信装置20におけるWAN側のIPアドレス及びポート番号を取得し、対向端末から有線SIP端末21への通信方向について、送信先のIPアドレス及びポート番号として、有線SIP端末21のIPアドレス及びポート番号を取得し、受信先のIPアドレス及びポート番号として、当該通信装置20におけるLAN側のIPアドレス及びポート番号を取得する。
上述したステップS102の処理後に、オフロード設定の追加動作が実行される。
メディア制御部41は、呼情報記憶テーブル43から得たIPアドレス情報に基づいて、インタフェース情報管理部34からインタフェース情報を取得する(ステップS103)。図5の例の場合、インタフェース情報管理部34は、送信先IPアドレスに基づいて、WAN(網側;有線)、LAN(SIP端末側;有線)のインタフェースと判定してそのインタフェースを表す値を返信する。
メディア制御部41は、第1のFP登録管理テーブル42から空き状態のFPリソースIDを2つ取得して今回のオフロード設定に用いるものとして割り当て、オフロード設定処理部35へ、FPリソースIDと、取得した各種情報などを含むFP50におけるソケット情報(相手側IPアドレス及びポート番号、当該通信装置20のIPアドレス及びポート番号、ソケットタイプ(FP))を渡し、FPソケットの追加登録(作成)を要求する(ステップS104)。この際には、網側(WAN)のFPソケットと、SIP端末側(LAN)のFPソケットの2つを登録作成する。また、WAN側有線処理部53及びLAN側有線処理部52はFP50内にあるため、ソケットタイプはFPで作成する。また、メディア制御部41は、取得したFPリソースIDを呼情報記憶テーブル43に登録する(ステップS105)。
なお、メディア制御部41は、第1のFP登録管理テーブル42から空き状態のFPリソースIDを取得できない場合には、オフロード設定をし得ないものと判断し、以降の設定動作を中止する。
FPソケットの追加登録(作成)要求に応じて、オフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のリソーステーブルに、FPソケット情報を登録(エントリ追加)する(ステップS106)。
メディア制御部41は、第1のFP登録管理テーブル42から空いているFPセッションIDを取得し、WAN/LANのFPソケットの組み合わせを第1のFP登録管理テーブル42に登録すると共に、FPセッションIDとFPリソースID(WAN)とFPリソースID(LAN)をオフロード設定処理部35へ渡し、FPパスの登録を要求する(ステップS107)。
また、メディア制御部41は、FPパスに対して、FPセッションID、ソケット属性、RTP情報(SSRC、タイムスタンプベース、タイムスタンプ増分)をオフロード設定処理部35に渡し、RTPヘッダ書き換えをFP50内で実行するための情報の登録を要求する(ステップS108)。
オフロード設定処理部35は、FPパスの登録要求やRTPヘッダの書換え情報の登録要求に応じ、第2のFP登録管理テーブル54のセッションテーブルに、それら情報を登録(エントリ追加)する(ステップS109)。
(A−2−2)オフロード設定の自動的な追加動作(その2)
以上では、有線SIP端末21で外線通話を開始したときのオフロード設定の追加動作を説明した。以下では、無線SIP端末22で外線通話を開始したときのオフロード設定の追加動作を説明する。
図7は、無線SIP端末22で外線通話を開始したときのオフロード設定の追加動作を示すシーケンス図である。
外線通話を開始したときには、オフロード設定の追加動作に先立ち実行される動作は、無線SIP端末22で外線通話を開始したときも、上述した有線SIP端末21で外線通話を開始したとき(ステップS100〜S102)と同様である(ステップS200〜S202)。
メディア制御部41は、呼情報記憶テーブル43から得たIPアドレス情報に基づいて、インタフェース情報管理部34からインタフェース情報を取得する(ステップS203)。図7の例の場合、インタフェース情報管理部34は、送信先IPアドレスに基づいて、WAN(網側;有線)、LAN(SIP端末側;有線)のインタフェースと判定してそのインタフェースを表す値を返信する。
そのため、メディア制御部41は、オフロード設定処理部35へ、FPソケットの追加登録(作成)を要求する際の情報が図5の場合と異なっている(ステップS204)。図7の場合、取得したインタフェース情報がLAN(無線)であるので、メディア制御部41は、WAN側のFPソケットは図5の場合と同様にソケットタイプ「FP」で作成し、LAN側のFPソケットは図5の場合とは異なりソケットタイプ「AP」で作成する。
図7におけるこれ以降の処理(ステップS205〜S209)は、上述した図5の場合(ステップS105〜S109)と同様である。
図7に示す動作によってオフロード設定された場合において、対向端末から無線SIP端末22へ向かうRTPパケットは、高速転送処理部51のヘッダ情報比較処理部60によって高速転送対象かつAP30への転送と判定され、RTPヘッダ変換処理部61によってRTPヘッダの変換等が実行された後、AP30内の転送処理部31を経由して無線処理部36に与えられるようになる。また、無線SIP端末22から対向端末へ向かうRTPパケットは、AP30内の転送処理部31を経由して高速転送処理部51へ向かい、高速転送処理部51のヘッダ情報比較処理部60によって高速転送対象と判定され、RTPヘッダ変換処理部61によってRTPヘッダの変換等が実行された後、WAN側有線処理部53に与えられるようになる。
この実施形態の場合、無線処理部36がAP30上にある構成のため、AP30の転送処理部31を経由しなければならない。そのため、LAN側のFPソケットはソケットタイプを「AP」にする必要があったが、無線処理部36をFP50上にある構成としても良く、この場合には、LAN側のFPソケットのソケットタイプは「FP」になる。
(A−2−3)オフロード設定の自動的な削除動作
実施形態の通信装置20では、外線通話の終了時に、オフロード設定の削除を自動的に行うことができる。すなわち、実施形態の通信装置20において、外線通話の終了時に、セッション管理部40がRTP送信の停止要求をメディア制御部41に通知し、メディア制御部41がオフロード設定の削除要求をオフロード設定処理部35へ行うことでオフロード設定の削除を自動的に行うことができる。
図8は、オフロード設定の自動的な削除動作を示すシーケンス図であり、この図8をも参照しながら、オフロード設定の自動的な削除動作を詳述する。
セッション管理部40は、あるセッション(RTPセッション)の通話が終了したときには、セッションIDを特定して、RTP送信の停止要求をメディア制御部41に与える(ステップS300)。
このとき、メディア制御部41は、呼情報記憶テーブル43から、通話終了のセッションIDに関連するFPリソースIDを取得する(ステップS301)。なお、この処理で、FPリソースIDが取得できないことは、通話終了したセッションはオフロード設定されていなかったことを表している。
メディア制御部41はFPリソースIDを取得すると、次に、第1のFP登録管理テーブル42から、FPリソースIDに対応するFPセッションIDを取得する(ステップS302)。そして、メディア制御部41は、取得したFPセッションIDに対するFPパスの切断要求をオフロード設定処理部35に送出すると共に(ステップS303)、第1のFP登録管理テーブル42のセッションテーブルから、そのFPセッションIDに対応付けられているFPリソースID1及びFPリソースID2を初期化(クリア)する(ステップS304)。
FPパスの切断要求を受信したオフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のセッションテーブルから、そのFPセッションIDに係るエントリを削除する(ステップS305)。
また、メディア制御部41は、WAN側のFPリソースID、LAN側のFPリソースIDをオフロード設定処理部35へ渡して、FPソケットの削除要求を行うと共に、第1のFP登録管理テーブル42のリソーステーブルからFPリソースIDに一致する情報を削除する(ステップS306)。
FPソケットの削除要求を受信したオフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のWAN側及びLAN側のリソーステーブルから、削除要求されたFPソケットに係るエントリを削除する(ステップS307)。
(A−2−4)内線転送に伴うオフロード設定の自動的な操作動作
実施形態の通信装置20は、配下のSIP端末21又は22が外線通話している状態から、配下の他のSIP端末へ内線転送を行う場合にも、内線転送後の他のSIP端末と対向端末との通信に高速転送を実現できるようにオフロード設定を自動的に操作することができる。
すなわち、セッション管理部40が端末変更要求をメディア制御部41に通知し、メディア制御部41が、RTPの停止/再開と、オフロード設定の情報更新をオフロード設定処理部35へ要求することにより、内線転送前のSIP端末に係るオフロード設定の削除と内線転送後の他のSIP端末に係るオフロード設定の登録とを自動的に行うことができる。
図9は、内線転送時におけるオフロード設定の自動的な操作を示すシーケンス図であり、この図9をも参照しながら、内線転送(音声処理のルート変更)時におけるオフロード設定の自動的な操作を詳述する。
セッション管理部40は、セッションに係るLAN側のSIP端末が内線転送により変更されたことを認識したときには、セッションIDや、内線転送後のSIP端末に係る情報を伴い、端末の変更要求をメディア制御部41に送出する(ステップS400)。
このとき、メディア制御部41は、セッションIDをキーとして、呼情報記憶テーブル43から、FPリソースID、LAN側に係る送信先IPアドレス及びポート番号、LAN側に係る受信先IPアドレス及びポート番号を取得する(ステップS401)。
そして、メディア制御部41は、呼情報記憶テーブル43から取得したFPリソースIDに基づいて、第1のFP登録管理テーブル42からFPセッションIDを取得し(ステップS402)、オフロード設定処理部35に対して、内線転送前のSIP端末に張られているルートでのRTP送受信の停止を指示する(ステップS403)。メディア制御部41は、FPセッションIDでFPセッションを特定した上で、RTPのソケット属性をinactive(パケットの送受信停止)に変更することによりオフロード設定処理部35にRTP送受信の停止を指示する。このとき、オフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54の該当するエントリのソケット属性をinactiveに変更してRTP送受信の停止状態に移行させる(ステップS404)。
なお、メディア制御部41は、ステップS402の処理で第1のFP登録管理テーブル42からFPセッションIDを取得できない場合には、内線転送前においてオフロード設定されていないと判断し、内線転送後もオフロード設定なしでRTPパケットの転送を行うこととする。
次に、メディア制御部41は、転送先のSIP端末のFPソケットを新規に作成するために、第1のFP登録管理テーブル42からFPリソースIDを取得し(ステップS405)、オフロード設定処理部35に対して、転送先のSIP端末のFPソケットを新規登録することを要求する(ステップS406)。このとき、オフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のLAN側のリソーステーブルに、要求されたFPソケットのエントリを追加する(ステップS407)。
その後、メディア制御部41は、第1のFP登録管理テーブル42のセッションテーブルの該当するFPセッション(FPセッションIDで特定される)におけるLAN側FPリソースIDを、上述したステップS405で取得したものに変更すると共に(ステップS408)、オフロード設定処理部35に対して、パス接続の更新要求を送出する(ステップS409)。このとき、オフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のセッションテーブルの該当するFPセッション(FPセッションIDで特定される)におけるWAN側FPリソースID及びLAN側FPリソースIDの組合せのうち、LAN側FPリソースIDを、転送元のFPリソースIDから転送先のFPリソースIDへ変更してパスを再接続する(ステップS410)。
その後、メディア制御部41は、FPセッションIDでFPセッションを特定した上で、RTPのソケット属性をsendrecv(パケットの送受信許容)に変更することによりオフロード設定処理部35にRTP送受信の再開を指示する(ステップS411)。このとき、オフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のセッションテーブルの該当するエントリのソケット属性をsendrecvに変更してRTP送受信状態に移行させる(ステップS412)。
最後に、メディア制御部41は、転送前のLAN側のFPリソースIDを含むFPリソースの削除要求をオフロード設定処理部35に送出すると共に、第1のFP登録管理テーブル42のリソーステーブルにおける転送前のLAN側のFPリソースIDのエントリを空き状態にする(ステップS413)。FPリソースの削除要求が与えられたオフロード設定処理部35は、第2のFP登録管理テーブル54のLAN側のリソーステーブルから、削除要求されたFPリソースのエントリを削除する(ステップS414)。
上述したステップS408〜S410の処理により、FPセッションIDを新たに取得するのではなく転送前のFPセッションIDをそのまま使用し、LAN側のFPリソースIDのみを更新することで、シーケンス番号、SSRC識別子、タイムスタンプの値は転送前の値を引き継いだ状態で、転送後RTPを送信することができるようになっている。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
上記実施形態によれば、従来ではオペレータによる手動操作が必要であったオフロード設定を、RTP送信を開始するときに自動的に実行することができる。しかも、LAN側のSIP端末が、有線SIP端末に限定されず、無線SIP端末の場合にも、オフロード設定を自動的に行うことができる。
オフロード設定を自動的に実行できるため、高速転送可能なセッションが従来より多くなることを期待でき、このことはAP30の処理負担の軽減につながり、当該通信装置のサービスを向上させることができる。
また、上記実施形態によれば、従来ではオペレータによる手動操作が必要であったオフロード設定の解除を、RTP送信を停止するときに自動的に実行することができる。自動的なオフロード設定の解除のため、FP登録管理テーブルに不要なエントリが残存することを防止できる。このことは、テーブルが満杯なために新たなオフロード設定を拒否するような不都合を、未然に防止できていることを意味している。また、通話切断パケット受信後にオフロード設定解除を行うことで、通話切断完了前に通話相手が送信してきたRTPパケットを通話切断パケットを送信した端末へ転送することを防ぐことができる。
さらに、上記実施形態によれば、従来では不可能であった、内線転送後のオフロード設定も自動的に実行される。すなわち、内線転送前後を問わず、高速転送を行うことができる。
(B)他の実施形態
上記実施形態では、LAN側有線処理部52をFP50上に配置したものを示したが、一部又は全てのLAN側有線処理部52をAP30上に配置するようにしても良い。
上記実施形態では、WAN側有線処理部53をFP50上に配置したものを示したが、一部又は全てのWAN側有線処理部53をAP30上に配置するようにしても良い。
上記実施形態では、無線処理部36をAP30上に配置したものを示したが、一部又は全ての無線処理部36をFP50上に配置するようにしても良い。
上記実施形態では、WAN側は有線処理部53だけを備えるものを示したが、WAN側の一部又は全てのインタフェース処理部が無線処理部であっても良い。
上記各実施形態の説明では、複数のLAN側有線処理部52が配置されているように説明したが、有線LANポートを複数有する単一のLAN側有線処理部であっても良い。同様に、複数の無線処理部36に代えて、SSID(Service Set IDentifier)を複数有する単一の無線処理部を適用するようにしても良い。
上記各実施形態では、WAN側の端末と配下のSIP端末との間の通信で高速転送(オフロード設定)が可能なものを示したが、配下のSIP端末間の通信で高速転送(オフロード設定)が可能なものであっても良い。
上記各実施形態では、FP登録管理テーブルに空きがあれば、どのようなセッションでも、通話開始時に自動的にオフロード設定するものを示したが、自動的にオフロード設定するセッションに条件も設けるようにしても良い。例えば、RTPヘッダ情報内の優先度を表すパラメータが、所定の優先度以上であることを条件として、自動的にオフロード設定するようにしても良い。
上記各実施形態では、呼制御プロトコルがSIPであるものを示したが、他の呼制御プロトコルに従うものであっても良い。
上記各実施形態では、VoIP通信に本発明を適用するものを示したが、メディアは音声に限定されるものではない。
20…通信装置、21…有線SIP端末、22…無線SIP端末、30…AP(アプリケーション用プロセッサが実行する機能部群)、31…転送処理部、32…RTP登録管理テーブル、33…VoIP制御部、34…インタフェース情報管理部、35…オフロード設定処理部、36…無線処理部、40…セッション管理部、41…メディア制御部、42…第1のFP登録管理テーブル、43…呼情報記憶テーブル、50…FP(ファストパス用プロセッサが実行する機能部群)、51…高速転送処理部、52…LAN側有線処理部、53…WAN側有線処理部、54…第2のFP登録管理テーブル、60…ヘッダ情報比較処理部、61…RTPヘッダ変換処理部。

Claims (5)

  1. 呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置において、
    上記第1プロセッサ部は、
    呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、
    セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、
    上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部とを有し、
    上記メディア制御部は、確立したセッションのメディアパケットの送受信を終了させる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいてオフロード設定の登録解除の必要性を判断し、
    上記オフロード設定処理部は、上記メディア制御部からオフロード設定の登録解除が指示されたときに、上記オフロード登録管理部に対して、指示されたセッションのオフロード設定の登録を解除する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置において、
    上記第1プロセッサ部は、
    呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、
    セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、
    上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部とを有し、
    上記メディア制御部は、確立したセッションの一方の要素である配下の通信端末が、配下の他の通信端末に通信を維持したまま切り替えられる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいて、オフロード設定の登録内容の変更の必要性を判断し、
    上記オフロード設定処理部は、上記メディア制御部からオフロード設定の登録内容の変更が指示されたときに、切替え前の配下の通信端末に関するオフロード設定の登録内容の部分を、切替え後の配下の他の通信端末を対象とするように、かつ、切替え前後でメディアパケットの情報の整合が取れているように変更する
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置における通信方法において、
    上記第1プロセッサ部の呼情報記憶部は、呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理し、
    上記第1プロセッサ部のメディア制御部は、セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断し、
    上記第1プロセッサ部のオフロード設定処理部は、確立したセッションについてオフロード設定すると上記メディア制御部が判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行い、
    上記第1プロセッサ部の上記メディア制御部は、確立したセッションのメディアパケットの送受信を終了させる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいてオフロード設定の登録解除の必要性を判断し、
    上記第1プロセッサ部の上記オフロード設定処理部は、上記メディア制御部からオフロード設定の登録解除が指示されたときに、上記オフロード登録管理部に対して、指示されたセッションのオフロード設定の登録を解除する
    ことを特徴とする通信方法。
  4. 呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置における上記第1プロセッサ部が実行する通信プログラムであって、
    上記第1プロセッサ部を、
    呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、
    セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、
    上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部として機能させ
    上記メディア制御部に、確立したセッションのメディアパケットの送受信を終了させる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいてオフロード設定の登録解除の必要性を判断させ、
    上記オフロード設定処理部に、上記メディア制御部からオフロード設定の登録解除が指示されたときに、上記オフロード登録管理部に対して、指示されたセッションのオフロード設定の登録を解除させる
    ことを特徴とする通信プログラム。
  5. 呼制御とメディアパケットの転送とを行う第1プロセッサ部と、オフロード登録管理部に登録されているオフロード設定されたセッションのメディアパケットを高速転送する第2プロセッサ部とを有する通信装置における上記第1プロセッサ部が実行する通信プログラムであって、
    上記第1プロセッサ部を、
    呼制御パケットから抽出されたセッション情報を管理している呼情報記憶部と、
    セッションが確立し、メディアパケットの送受信を開始させる際に、上記呼情報記憶部から、確立したセッションに係るパラメータを取得して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うか否かを判断するメディア制御部と、
    上記メディア制御部が確立したセッションについてオフロード設定すると判断したときに、上記メディア制御部から与えられた情報に基づき、上記オフロード登録管理部に対して、確立したセッションについてオフロード設定の登録を行うオフロード設定処理部として機能させ
    上記メディア制御部に、確立したセッションの一方の要素である配下の通信端末が、配下の他の通信端末に通信を維持したまま切り替えられる際に、そのセッションについてオフロード設定の登録がなされていたか否かに基づいて、オフロード設定の登録内容の変更の必要性を判断させ、
    上記オフロード設定処理部に、上記メディア制御部からオフロード設定の登録内容の変更が指示されたときに、切替え前の配下の通信端末に関するオフロード設定の登録内容の部分を、切替え後の配下の他の通信端末を対象とするように、かつ、切替え前後でメディアパケットの情報の整合が取れているように変更させる
    ことを特徴とする通信プログラム。
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