JP2014080660A - 開孔閉塞装置 - Google Patents

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Shigehiko Yamana
成彦 山名
Toru Ikezaki
徹 池▲崎▼
Noriaki Fujii
紀彰 藤井
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Abstract

【課題】省スペースを図りながら簡易な構造で出銑口の開孔閉塞が可能な開孔閉塞装置を提供する。
【解決手段】軸Oを中心に筒状をなす本体部21の端部に取り付けられて軸Oに平行な中心軸から偏心するように延びるノズル22を有し、ノズル22を出銑口102に接続してノズル22からのマッド材Mによって出銑口102を閉塞するマッドガン2と、ノズル22が出銑口102に接続可能となるノズル接続位置P12と出銑口102から離間するノズル待機位置P11との間でノズル22を上記中心軸を中心に回転させるノズル回転機構5と、マッドガン2を支持する支持カバー部23に支持されて上記中心軸に平行に延び、支持カバー部23に対して上記中心軸の方向に相対的に進退し、ノズル待機位置P11でノズル22に干渉せず出銑口102に突き当たってマッド材Mを除去し、出銑口102を開孔する開孔ロッド41を有する開孔機3とを備えることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、高炉の炉壁に形成された出銑口を閉塞するとともに閉塞された出銑口を開孔する開孔閉塞装置に関する。
製鉄設備の一つである高炉は、鉄鉱石に含まれる酸素を還元して銑鉄を取り出す。具体的には、高炉の炉底の湯溜まり部に溜まる溶銑(溶融した銑鉄)を、湯溜まり部横の炉壁に設けられた出銑口から取り出すこととなる。そして、溶銑の取り出し後には、この出銑口は、閉塞装置を使用してマッド材と呼ばれる粘土状の耐火物を充填して焼成させることで閉塞される。
またこのように閉塞された出銑口から再度溶銑の取り出しを行う際には、空圧式もしくは油圧式の開孔機を使用して錐ロッドに前後進、打撃、回転の動作を付与することで出銑口に充填された閉塞材を除去し、出銑口の開孔を行う。
ここで一般に、出銑口の開孔閉塞作業にはそれぞれ特許文献1及び2に開示された専用の開孔装置(開孔機)と閉塞装置(マッドガン)が個別に使用されている。
特開昭53−113203号公報 特開2000−119715号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載された開孔装置、閉塞装置を個別に使用した場合には出銑口への位置合わせを各々個別に行わなければならず、操作が煩雑となり手間を要してしまう。また、開孔装置、閉塞装置の両方を設置することで装置全体の占有スペースが大きくなってしまうという問題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、省スペースを図りながら簡易な構造で出銑口の開孔閉塞が可能な開孔閉塞装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る開孔閉塞装置は、高炉の炉壁を貫通する出銑口を開孔又は閉塞する開孔閉塞装置であって、軸を中心に筒状をなす本体部と、該本体部の端部に取り付けられて前記軸に平行な中心軸から偏心するように延びるノズルとを有し、該ノズルを前記出銑口に接続して該ノズルから吐出される閉塞材によって該出銑口を閉塞するマッドガンと、前記ノズルが前記出銑口に接続可能となるノズル接続位置と、前記出銑口から離間するノズル待機位置との間で前記ノズルを前記中心軸を回転中心として回転させる回転手段と、前記マッドガンを支持する支持部材と、前記支持部材に支持されて、前記中心軸に平行に延びるとともに該支持部材に対して前記中心軸の方向に相対的に進退し、前記ノズルが前記ノズル待機位置にある状態で前記ノズルに干渉せずに前記出銑口に突き当たって前記閉塞材を除去し、前記出銑口を開孔する開孔ロッドを有する開孔機と、を備えることを特徴とする。
このような開孔閉塞装置によると、ノズルが中心軸から偏心しているとともに、回転手段によってノズル接続位置とノズル待機位置との間で回転可能となっている。このため、ノズルがノズル接続位置に配置された際にはマッドガンによって出銑口を閉塞でき、ノズルがノズル待機位置に配置された際には、開孔ロッドがノズルに干渉することなく出銑口を開孔できる。即ち、マッドガンと開孔機とを支持部材を介して一体に設けながら、マッドガン及び開孔機によって出銑口の開孔閉塞作業が可能である。
また、本発明に係る開孔閉塞装置は、前記ノズルを、前記中心軸の方向に進退可能とするノズルスライド手段をさらに備えていてもよい。
例えば炉壁の壁面に対してマッドガンの本体部の軸が傾いた状態でノズルが出銑口に接続される場合には、回転手段によってノズルをノズル待機位置に回転させる際にノズルが炉壁に干渉して回転手段が機能しなくなってしまうおそれがある。この点、ノズルを炉壁から離間した手前の位置に配置し、この状態で回転手段を作動させることでノズル待機位置においてノズルが炉壁に接触することがなくなる。またその後、スライド手段によってノズルをノズル接続位置まで進退移動させることで、ノズルを出銑口に接続できる。従って、スライド手段によって回転手段を確実に機能させることができるとともに、ノズルを出銑口に接続でき、より確実に出銑口の開孔閉塞作業が可能となる。
さらに、前記開孔機は、前記開孔ロッドと、前記開孔ロッドを前記中心軸の方向に進退可能に支持するガイド部と、前記ガイド部を前記中心軸の方向に進退させるガイド部スライド手段とを有していてもよい。
このような開孔機によると、ガイド部によって開孔ロッドを進退させることで出銑口の閉塞材へ外力を加えて閉塞材を除去し、出銑口の開孔が可能である。さらに、ガイド部自身もガイド部スライド手段によって進退可能となっている。このため、出銑口の開孔作業を行わない時には、開孔ロッドの先端が出銑口から離間するようにガイド部を退行させて開孔ロッドの先端が他の機器や炉壁に接触してしまうことを防止できるとともに、出銑口の開孔作業時には、ガイド部を進行させて開孔ロッドの先端を出銑口に突き当てることが可能である。さらに、出銑口の閉塞作業を行なう時には開孔ロッドが取り外されるが、この際にガイド部をスライドさせてマッドガンからガイド部が突出してしまわないようにすることで、全体として装置のコンパクト化が可能となり、省スペースを図ることができる。
また、本発明に係る開孔閉塞装置は、前記マッドガン及び前記開孔機を、前記出銑口に接続可能な作動位置と、前記出銑口と離間した待機位置との間で移動させる移動手段とをさらに備えていてもよい。
このような開孔閉塞装置によると、移動手段によって、出銑口の開孔閉塞作業時にはマッドガン及び開孔機を自動で作動位置まで移動させ、出銑口の開孔閉塞を行わない場合には自動で待機位置まで移動可能となり、より容易にマッドガン及び開孔機を移動させることができる。
請求項1の開孔閉塞装置によると、マッドガンと開孔機とを一体に設け、中心軸から偏心したノズルを回転手段によって回転させることで、省スペースを図りながら簡易な構造で出銑口の開孔閉塞が可能となる。
また、請求項2の開孔閉塞装置によると、ノズルスライド手段によって、回転手段を確実に機能させ、出銑口の開孔閉塞が可能となる。
さらに、請求項3の開孔閉塞装置によると、開孔ロッドを自身が進退するガイド部によって支持することで、開孔作業を行わない際には、開孔ロッドが他の機器や炉壁に接触せず、安全性、信頼性の向上が可能である。
また、請求項4の開孔閉塞装置によると、移動手段によって、容易にマッドガン及び開孔機を移動させ、出銑口の開孔閉塞が可能となる。
本発明の第一実施形態に係る開孔閉塞装置に関し、閉塞モードの上面図であって、(a)はマッドガン及び開孔機が待機位置にある状態を、(b)はマッドガン及び開孔機が準備位置にある状態を、(c)はマッドガン及び開孔機が作動位置にある状態を示す。 本発明の第一実施形態に係る開孔閉塞装置に関し、閉塞モードにおいてマッドガン及び開孔機が作動位置にあり、かつノズルがノズル接続位置にある状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB−B断面図である。 本発明の第一実施形態に係る開孔閉塞装置に関し、開孔モードの上面図であって、(a)はマッドガン及び開孔機が待機位置にある状態を、(b)はマッドガン及び開孔機が準備位置にある状態を、(c)はマッドガン及び開孔機が作動位置にある状態を示す。 本発明の第一実施形態に係る開孔閉塞装置に関し、開孔モードにおいてマッドガン及び開孔機が作動位置にあり、かつノズルがノズル待機位置にある状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は(a)のC矢視図、(c)は(a)のD−D断面図である。 本発明の第一実施形態に係る開孔閉塞装置に関し、開孔モードにおいて開孔機が作動位置にある場合の開孔機の動作の様子を時系列に(a)、(b)、(c)に示す図である。 本発明の第二実施形態に係る開孔閉塞装置を示す側面図であって、(a)はノズルがノズル接続位置にある状態を示し、(b)は(a)からノズルが前方に押し出された状態を示し、(c)は(a)からノズルが回転されてノズル待機位置にある状態を示す。 本発明の第二実施形態に係る開孔閉塞装置に関し、回転スライド部の一例を示す図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態に係る開孔閉塞装置1について説明する。
図1から図4に示すように、開孔閉塞装置1は、高炉100の炉壁101に形成された出銑口102を閉塞する閉塞モードと、焼成されたマッド材(閉塞材)Mで閉塞された出銑口102を開孔する開孔モードとを切り替えて、出銑口102の開孔閉塞作業を行う。
開孔閉塞装置1は、出銑口102を閉塞するマッドガン2と、マッドガン2を支持する支持カバー部(支持部材)23と、マッドガン2の下方に設けられて支持カバー部23に支持された開孔機3と、これらマッドガン2と開孔機3とを炉壁101へ近接させ、また炉壁101から離間させる旋回機構(移動手段)4と、閉塞モードと開孔モードとの切り替えを可能とするノズル回転機構(回転手段)5とを備えている。
旋回機構4は、マッドガン2及び開孔機3を一体として旋回させ、炉壁101の出銑口102から離間した待機位置P1(図1(a)及び図3(a)参照)と、出銑口102に接続可能な作動位置P3(図1(c)及び図3(c)参照)と、の間を移動させる。
図1及び図3に示すように、この旋回機構4は、炉壁101から離間した位置に設けられた旋回軸11と、この旋回軸11に取り付けられてマッドガン2及び開孔機3を旋回軸11を中心に旋回可能に支持する旋回アーム12と、旋回アーム12に取り付けられたマッドガン2及び開孔機3の旋回アーム12に対する取り付け角を調整する調整アーム14とを有している。
旋回軸11は、鉛直方向に延在するとともに、不図示のモータによって鉛直方向を回転軸線として回転可能となっている。
旋回アーム12は、一端が旋回軸11に取り付けられて、旋回軸11の径方向外側に向かって延びて、他端でマッドガン2及び開孔機3を水平面に沿って旋回可能に支持している。なおこの旋回アーム12は、他端に鉛直方向に延びるピン13を有し、このピン13を介してマッドガン2及び開孔機3を回転可能に支持しており、鉛直方向に直交する水平方向へのマッドガン2及び開孔機3の設置角度を変更可能となっている。
調整アーム14は、旋回軸11上に一端が固定され、他端は旋回アーム12のピン13が設けられた位置から離間した位置に固定されている。さらにこの調整アーム14は長さ調整部15を有し、この長さ調整部15によって調整アーム14を伸縮自在としている。そして、この調整アーム14の長さを適宜選択することで、マッドガン2及び開孔機3の水平方向の設置角度を変更するとともに、これらを回動不能となるように固定する。
次に、マッドガン2について説明する。
図1及び図2に示すようにマッドガン2は、筒状に形成された本体部21と、本体部21の端部に取り付けられて、作動位置P3にある状態で炉壁101に向かって延びるノズル22とを有している。
本体部21は、ノズル22内に連通する内部空間が形成されたバレル26と、バレル26の内部空間に押圧力を作用させる圧力発生部29とから構成されている。
ここで、マッドガン2においてノズル22の延びる方向、即ち本体部21の軸Oの延在方向を前後方向とし、ノズル22側を前方、本体部21側を後方とする。さらに、マッドガン2において、前後方向及び鉛直方向に直交する方向を幅方向とする。
バレル26は、内部空間に出銑口102へ導入するマッド材Mを収容するとともに、ノズル22の後方側に接続されている。またバレル26は、筒状に形成されたバレル本体27と、バレル本体27の前方側の端部でバレル本体27の外周面からバレル本体27の径方向外側に向かって、バレル本体27よりも大径に形成されたバレルフランジ28とを有している。
圧力発生部29は、筒状をなし、バレル本体27の後方側に接続されてバレル26内のマッド材Mに対して押圧力を作用させ、このマッド材Mをノズル22内へ向かって押し出すものであり、例えば油圧、空圧シリンダ等のアクチュエータが適用される。
ノズル22は、本体部21の前方に取り付けられ、筒状をなすノズル本体31と、ノズル本体31の後方側の端部で、ノズル本体31の外周面からノズル本体31の径方向外側に向かって、ノズル本体31よりも大径に形成されたノズルフランジ32とを有している。
ノズル本体31は、本体部21の軸Oから徐々に軸Oの径方向外側に偏心するように、先細りになるように前方に向かって延びて、その先端には開口部31aが形成されている。またこの開口部31aはノズルフランジ32の形成された径方向の位置よりもさらに径方向外側の位置に形成されている。
ノズルフランジ32は、バレルフランジ28と前後方向につき合わされて不図示のボルト等で締結されることにより、ノズル22とバレル26とが接続され、これによってバレル26から導入されたマッド材Mがノズル22の開口部31aから前方へ吐出可能となっている。
またこのノズルフランジ32は、開口部31aが形成された位置とはノズルフランジ32の周方向に異なる位置において、径方向外側に突出するとともに前後方向を貫通する貫通孔33aの形成された第一ロッド支持部33を有している。この第一ロッド支持部33の貫通孔33aの中心は、ノズル本体31の開口部31aの中心と軸Oの径方向に同じ位置に形成されている。
次に支持カバー部23について説明する。
支持カバー部23は、本体部21を外周からから包み込んで支持する筒状をなす筒状部35と、筒状部35を前後方向の一部でさらに外周から包み込むとともに、一部が上方に突出して形成された外側筒状部36と、外側筒状部36から後方に突出して形成された後方突出部37と、外側筒状部36と筒状部35とをつなぐダンパ40とを有している。
筒状部35は、本体部21との間で軸Oを中心として相対回転可能に本体部21を支持している。
外側筒状部36は、その上面に旋回機構4の旋回アーム12がピン13を介して取り付けられて、旋回機構4よってマッドガン2の全体が旋回軸11回りに旋回可能に支持されている。さらに、筒状部35との間で前後方向へ相対移動可能であるとともに回転可能に筒状部35を支持している。
なお、本実施形態では、図4に示すように、外側筒状部36は水平方向に対して前方が下方に傾斜した状態で旋回アーム12に支持されており、これによって、マッドガン2全体が前方に向かうに従って下方に傾斜していることとなる。
ダンパ40は、一端が外側筒状部36の幅方向の両側部に一対が取り付けられ、他端は、外側筒状部36よりも後方で筒状部35に取り付けられており、本体部21及び筒状部35に作用する前後方向への衝撃を緩衝する。
後方突出部37は、外側筒状部36の幅方向両側から後方に突出するとともに、上方から筒状部35を覆うように形成されている。そしてその上面においては、旋回機構4の調整アーム14の他端が固定されている。
次に、開孔機3について説明する。
図3及び図4に示すように開孔機3は、支持カバー部23の下部に取り付けられて支持されている。
またこの開孔機3は、前後方向に延びる開孔ロッド41と、開孔ロッド41を支持するガイド部42と、ガイド部42及び開孔ロッド41を支持カバー部23に対して前後方向に進退移動させる進退機構(ガイド部スライド手段)43とを有している。
開孔ロッド41は、細長い棒状に形成されたロッド本体51と、ロッド本体51の前方側の端部となる先端に装着されて、出銑口102内のマッド材Mを掘削して除去するビット52とを有している。また後方側の端部となる基端は、着脱可能にガイド部42に支持されている。またこの開孔ロッド41はガイド部42に支持された状態で、軸Oに平行となるように延在して設けられている。
ガイド部42は、支持カバー部23の下部に設けられて開孔ロッド41を幅方向から囲い込むガイドフレーム45と、このガイドフレーム45の後方側に設けられて開孔ロッド41の基端を支持する着脱回転機構46及び前後駆動機構47とから構成されている。
ガイドフレーム45は、支持カバー部23の下部に設けられ、支持カバー部23の幅方向寸法、及び本体部21前後方向寸法と略同一寸法に形成された外形が矩形状をなす部材である。また、前方側の端部の幅方向略中央部には、前後方向に貫通する貫通孔が形成された第二ロッド支持部48を有し、この第二ロッド支持部48の貫通孔に開孔ロッド41が挿通される。
着脱回転機構46は、ガイドフレーム45の後方側に取り付けられているとともに、開孔ロッド41の基端を着脱可能に支持している。具体的には、例えば開孔ロッド41の基端には雄ネジが形成されて、着脱回転機構46にねじ込むように取り付けられる。
また、この着脱回転機構46は、不図示のモータやチェーン等が設けられて、開孔モードにおいて、開孔ロッド41を開孔ロッド41の軸Oを中心に回転させ、回転力によって出銑口102内のマッド材Mを除去する。
前後駆動機構47は、ガイドフレーム45の後方側において、着脱回転機構46よりもさらに後方側に設けられ、開孔モードにおいて、不図示のモータやチェーン等によって開孔ロッド41を着脱回転機構46とともに前後移動させ、出銑口102内のマッド材Mに打撃力を与えてマッド材Mを除去する。
図2(a)及び図4(a)に示すように、進退機構43は、一端がガイドフレーム45の後方側に取り付けられて、他端が支持カバー部23に取り付けられた前後方向に伸縮可能である油圧や空圧等のシリンダ等のアクチュエータよりなる。そして、このアクチュエータの伸縮動作に応じてガイド部42及びこれに取り付けられた開孔ロッド41を、マッドガン2の本体部21から後方に突出するように後退させる。
次に、ノズル回転機構5について説明する。
図2(c)及び図4(c)に示すように、ノズル回転機構5は、支持カバー部23の外側筒状部36が設けられた位置よりも前方側で、マッドガン2における外周側(本実施形態では上部)に設けられ、ノズル22を回転させる。
このノズル回転機構5は、筒状部35の外周面上に上方に突出して設けられた第一支持部54と、第一支持部54が設けられた位置から周方向の一方側(図2(c)の紙面に向かって左側)に向かって筒状部35の外周面が周方向に一部切り欠かれて形成された切欠部35a内に配置され、バレル本体27の外周面上に突出して設けられた第二支持部55とを有している。
さらに、ノズル回転機構5は、上記第一支持部54にシリンダ部分53aが支持され、また上記第二支持部55にロッド部分53bが支持されて、幅方向に延在する油圧や空圧のシリンダ等よりなるアクチュエータ53を有している。
そしてこのアクチュエータ53の伸縮によって、第二支持部55を切欠部35a内で周方向に移動させ、第一支持部54と第二支持部55とを相対的に近接、離間させることで、バレル本体27と筒状部35とを相対回転可能としている。
そして、このノズル回転機構5はマッドガン2が作動位置P3にある場合で、図2(c)に示す閉塞モードでは、ノズル22の開口部31aの中心軸が出銑口102の中心軸にちょうど位置するように、また図4(c)に示す開孔モードでは開孔ロッド41の中心軸が出銑口102の中心軸にちょうど位置するように、ノズル22を本体部21とともに本体部21の軸Oを中心に回転させる。
なお、ノズル回転機構5は、上述したアクチュエータ53に代えてモータ等を適用してもよい。また、ノズル回転機構5の設置位置は外側筒状部36の前方側に限定されない。
次に、本実施形態の開孔閉塞装置1によって、出銑口102の開口及び閉塞を行う手順について説明する。
出銑口102の閉塞を行う閉塞モードでは、まず図1(a)に示す待機位置P1から、待機位置P1と作動位置P3との間となる図1(b)に示す準備位置P2まで、マッドガン2及び開孔機3が旋回機構4によって旋回軸11を中心に旋回移動する。
そして図1(c)に示すように、準備位置P2から作動位置P3まで、マッドガン2及び開孔機3が旋回機構4によって旋回軸11を中心にさらに旋回移動する。そしてこの作動位置P3では、ノズル22は出銑口102に接続可能な状態となっている。
ここで、閉塞モードにおいては、ノズル22は、開口部31aの中心軸がちょうど出銑口102の中心軸に一致した状態でマッドガン2が出銑口102に接続されるよう、ノズル回転機構5によって回転されてノズル22の位置調整が行われ、即ち、ノズル22がノズル接続位置P12に位置する。
なお、このノズル回転機構5によるノズル22の位置調整は、待機位置P1、準備位置P2、作動位置P3のいずれにマッドガン2が位置する場合に行ってもよいが、マッドガン2の炉壁101への接触角度によってはノズル22が回転する際にノズル22が炉壁101に接触してしまうおそれがあるので、これを回避できるタイミングでノズル回転機構5を作動させる必要がある。
また、閉塞モードにおいて開孔機3の進退機構43は作動せず、開孔機3のガイド部42はマッドガン2の本体部21の下部に位置している。そして、開孔ロッド41は取り外された状態となっている。
そして最後に、ノズル22がノズル接続位置P12にある状態で、圧力発生部29を作動してバレル26内のマッド材Mを出銑口102に向けて押し出し、出銑口102を閉塞する。
一方で、出銑口102の開孔を行う開孔モードでは、まず図3(a)に示す待機位置P1から、待機位置P1と作動位置P3との間となる図3(b)に示す準備位置P2まで旋回機構4によって旋回軸11を中心にマッドガン2及び開孔機3が旋回移動する。
ここで、待機位置P1又は準備位置P2にマッドガン2及び開孔機3が位置している状態で、ノズル回転機構5によってノズル22が回転し、これにともなって第一ロッド支持部33が第二ロッド支持部48と前後方向に一直線に整列するようにノズル22の位置調整が行われる。そして、開孔ロッド41を第一ロッド支持部33及び第二ロッド支持部48へ挿通して開孔ロッド41を取り付ける。この時点で、ノズル22がノズル待機位置P11に位置することとなるため、開孔ロッド41の前方をノズル22が遮ることがなく、開孔ロッド41が前後方向に移動可能となる。
さらに、このように開孔ロッド41が取り付けられる際には、図5(a)に示すように、進退機構43を駆動することでガイド部42は後退してガイド部42がマッドガン2の本体部21から後方に突出するように配置される。
その後、図3(c)に示すように、準備位置P2から作動位置P3まで、旋回機構4によって旋回軸11を中心として、マッドガン2及び開孔機3がさらに旋回移動する。
そして最後に、図5(b)に示すように、作動位置P3においてはガイド部42が進退機構43によって前後方向に一体で前進するとともに、図5(c)に示すように、着脱回転機構46及び前後駆動機構47によって出銑口102に開孔ロッド41が突き当たる。即ち、出銑口102内のマッド材Mに対して回転力及び打撃力を与えながら、マッド材Mを除去し、出銑口102を開孔する。
このような開孔閉塞装置1においては、ノズル22が本体部21の軸Oから偏心しているとともに、ノズル回転機構5によってノズル接続位置P12とノズル待機位置P11との間で回転可能となっている。即ち、閉塞モードではノズル22がノズル接続位置P12に配置された際にはマッドガン2によって出銑口102を閉塞できる一方で、開孔モードではノズル22が開孔ロッド41に干渉することなく開孔ロッド41の前進を妨げることないため、出銑口102を開孔可能である。
また、開孔機3では、ガイド部42が進退機構43によって前後方向、即ち出銑口102に向かう方向に対して進退可能となっているため、出銑口102の開孔作業を行う前の開孔ロッド41の取り付け時には、開孔ロッド41の先端が出銑口102から離間するようにガイドフレーム45を後退させることが可能である。
従って、仮に開孔ロッド41の長さ寸法が大きい場合であっても、旋回機構4によって待機位置P1から作動位置P3へ開孔機3が移動される際に、開孔ロッド41が周辺の機器や炉壁101に接触してしまうことを防止できる。そして、このような長い開孔ロッド41を使用することで、より確実に出銑口102の開孔作業を行うことができる。
さらに、出銑口102の閉塞作業を行なう閉塞モードでは開孔ロッド41が取り外されるが、この際に進退機構43によってマッドガン2からガイド部42が後方に突出してしまわないように、即ち、マッドガン2の下部に収容されるようにガイド部42を移動でき、全体として装置のコンパクト化が可能となり、省スペースを図ることができる。
本実施形態の開孔閉塞装置1によると、ノズル回転機構5によってノズル22を回転可能としたことで、マッドガン2と開孔機3とを一体に設けながらマッドガン2及び開孔機3によって出銑口102の開孔閉塞が可能である。よって、開孔閉塞装置1全体の省スペースを図ることができ、また、ノズル22を回転させるのみの簡易な構造で出銑口102の開孔閉塞の切り替えが可能となる。また、ガイド部42によって開孔ロッド41の炉壁101等への接触防止が可能であるため、安全性、信頼性の向上が可能である。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態に係る開孔閉塞装置60について説明する。
なお、第一実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、開孔閉塞装置60は第一実施形態のノズル回転機構5に代えて、ノズル回転スライド機構(回転手段、スライド手段)61を備えている。
図6に示すように、ノズル回転スライド機構61は、マッドガン2の後方側に設けられた回転スライド部62と、マッドガン2の前方側で、幅方向の両側部に取り付けられた一対のロック部63とを有している。
図7に示すように、本実施形態では、この回転スライド部62は上下に並んで配置された二つのアクチュエータ66と、これらによって上下に挟まれるように配置された回転軸65と、これら回転軸65、アクチュエータ66を収容するケーシング67とを有している。
ケーシング67は、支持カバー部23の筒状部35に取り付けられて、筒状部35との間で相対移動不能となっているとともに、回転軸65及びアクチュエータ66を動作可能に保持している。
回転軸65はその中心軸がマッドガン2の本体部21の軸Oと一致するように、圧力発生部29に接続されており、これによってマッドガン2の本体部21及びノズル22が本体部21の軸Oを中心に回転される。またこの回転軸65は、前後方向へ進退可能な油圧、空圧シリンダ等となっており、即ち、本体部21及びノズル22を前後方向に進退移動可能としている。またこの回転軸65の外周面には回転軸65の周方向に並んで第一の歯65aが形成されることで歯車となっている。
各々のアクチュエータ66は、幅方向に延在し幅方向に伸縮動作可能な油圧、空圧シリンダ等である。また、外周面には幅方向に間隔をあけて並んだ第二の歯66aが形成されており、この第二の歯66aが回転軸65の第一の歯65aと噛合している。
即ち、回転スライド部62はラックピニオン型のロータリーアクチュエータとなっており、アクチュエータ66から作用された幅方向の力を前後方向を回転中心とした回転力に変換する。
各々のロック部63は、支持カバー部23の側部表面に取り付けられた取付部材71と、取付部材71に前後方向に進退移動可能に取り付けられたスライド固定ピン72と、スライド固定ピン72を取付部材71に固定する回り止めナット73とを有している。
取付部材71は、支持カバー部23の表面から幅方向に突出して設けられ、前後方向に貫通する貫通孔が形成されている。
スライド固定ピン72は、前後方向に延在するとともに取付部材71の上記貫通孔に挿通されて、ノズル22が回転スライド部62によって前方に押し出された際には、この回転スライド部62の動作に連動する駆動装置を用いるか、又は手動によってバレルフランジ28に先端部を当接させる。
回り止めナット73は、取付部材71の前方側でスライド固定ピン72に螺合されて、スライド固定ピン72の先端部がバレルフランジ28に当接した状態で、スライド固定ピン72を取付部材71に対して後退しないように固定する。
次に、本実施形態のノズル回転スライド機構61の動作の手順について説明する。
まず、閉塞モードにおいて、マッドガン2及び開孔機3が旋回機構4によって作動位置P3に旋回移動する。この際、マッドガン2のノズル22は出銑口102に接続可能な状態となっているが、炉壁101とノズル22との間は隙間Sが空いている。またこの時点で、ノズル22はノズル接続位置P12に位置している。
ノズル回転スライド機構61の回転スライド部62は、図6(a)の状態から図6(b)の状態となるように回転軸66が本体部21を前方に押し出し、これにともなってノズル22が前方に押し出されて出銑口102にノズル22が接続される。
そして、ロック部63のスライド固定ピン72が前進してバレルフランジ28に後方側から当接し、この状態で回り止めナット73がスライド固定ピン72を進退移動不能に固定し、圧力発生部29を作動してバレル26内のマッド材Mを出銑口102に向けて押し出し、出銑口102を閉塞する。
一方で、図6(c)に示すように、閉塞モードから開孔モードに切り替える際には、回転軸66によって本体部21を回転し、これにともなってノズル22も回転してノズル22の開口部31aの中心が出銑口102の中心から外れ、ノズル22がノズル待機位置P11に位置する。
このような開孔閉塞装置60においては、ノズル22の先端が炉壁101の手前に位置するようにマッドガン2を配置した状態から、ノズル回転スライド機構61によってノズル22が出銑口102に接続されるようにノズル22の進退移動が可能であり、同時にノズル22の回転も可能となっている。
ここで、本実施形態のように炉壁101に対してマッドガン2が上下に傾いた状態でノズル22が出銑口102に接続される場合に、ノズル22をノズル回転機構5によって回転させてノズル待機位置P11に位置した際には、ノズル22が炉壁101に干渉してノズル回転機構5が機能しなくなってしまう。一方で、出銑口102の開孔後に出銑口102から流れ出る溶銑の飛び出し距離を短くするためには、出銑口102は炉壁101の外側から内側に向かって下方に傾斜するように設けられている必要があり、即ちマッドガン2が上下に傾いた状態で出銑口102に接続されることが好ましい。
そして、このようにマッドガン2が傾斜して設けるためには、ノズル22がノズル待機位置P11に位置する場合に、ノズル接続位置P12に位置する場合よりも作動位置P3を炉壁101から離間した位置としなければ、ノズル22が炉壁101に衝突してしまう。
ここで、本実施形態では旋回機構4を用いてマッドガン2及び開孔機3を移動させている。このため、ノズル22がノズル待機位置P11に位置する場合の作動位置P3を炉壁101から離間した位置とすることにより、開孔モードで開孔機3の開孔ロッド41を出銑口102に突き当てる場合と、閉塞モードでマッドガン2を出銑口102に接続する場合(ノズル22がノズル接続位置P12に位置する場合)とで、接続角度が異なってしまう。より具体的には、閉塞モードでマッドガン2及び開孔機3が、出銑口102の中心軸と軸Oとが平行となった状態でマッドガン2が出銑口102に接続される一方で、開孔モードでマッドガン2及び開孔機3が、出銑口102の中心軸に対して軸Oが傾いた状態で開孔機3の開孔ロッド41が出銑口102に突き当たることとなる。よって、開孔モードでは出銑口102の中心軸と開孔ロッド41の中心軸との間で軸ズレが生じてしまい、開孔作業が円滑に行えないおそれがある。
逆に、開孔モードで軸ズレを生じさせないよう、マッドガン2及び開孔機3の旋回機構4への固定角度を調整した場合には、閉塞モードで軸ズレが生じてしまい、閉塞作業が円滑に行えないおそれがある。
この点、本実施形態のノズル回転スライド機構61を用いることで、マッドガン2及び開孔機3が作動位置P3にある状態で、開孔モードで開孔ロッド41の中心軸と出銑口102の中心軸とで軸が合うようにしておき、この状態からノズル22を前方に押し出すことができる。即ち、軸Oと出銑口102の中心軸とが平行な位置関係に保たれたままノズル22が前進することとなり、ノズル22を回転させることでノズル22の開口部31aの中心軸と出銑口102の中心軸とで軸ズレせずにノズル22を出銑口102に接続できる。
本実施形態の開孔閉塞装置60によると、ノズル回転スライド機構61によって、ノズル回転機構5を確実に機能させ、出銑口102の開孔閉塞が可能となる。
なお、ノズル回転スライド機構61は、ノズル22の回転と進退移動を同時に可能とするが、例えばノズル22の回転と進退とを別体の装置によって個別に行うものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、上述の実施形態では、開孔閉塞装置1、60は、マッドガン2と開孔機3とが鉛直方向に配列されて一体化されている構成となっているが、例えばこれらマッドガン2と開孔機3とが水平方向に配列されていてもよく、ノズル回転機構5を用いて、開孔ロッド41の先端、及びノズル22の開口部31aが出銑口102に接続可能となっていればよく、配列方向は限定されない。
また、上述の実施形態では、旋回機構4によって旋回軸11を中心に旋回させることで、マッドガン2及び開孔機3を待機位置P1と作動位置P3との間で移動させるが、この旋回機構4に代えて、例えば炉壁101に対して直線的に移動させる移動手段を用いてマッドガン2及び開孔機3を待機位置P1と作動位置P3との間で移動させてもよい。
さらに、進退機構43は、アクチュエータ66に代えて、例えばモータ等を用いてガイド部42を進退駆動するものであってもよい。
また、閉塞材はマッド材Mである場合に限らず、例えばマッド材Mと同時に閉塞栓を出銑口102に導入して閉塞を行ってもよい。またこの場合、第二実施形態のノズル回転スライド機構61を用いることで、ノズル22の開口部31aと出銑口102との間の軸ズレを防ぐことができるため、このような閉塞栓を確実に出銑口102に導入できる。
また、マッドガン2においてノズル22は、本体部21の軸Oを中心に偏心せず、軸Oに平行な中心軸を中心に偏心していてもよい。この場合には、ノズル回転機構5はこの中心軸を中心としてノズル22を回転させる必要がある。
1…開孔閉塞装置 2…マッドガン 3…開孔機 4…旋回機構(移動手段) 5…ノズル回転機構(回転手段) 11…旋回軸 12…旋回アーム 13…ピン 14…調整アーム 15…長さ調整部 21…本体部 22…ノズル 23…支持カバー部(支持部材) 26…バレル 27…バレル本体 28…バレルフランジ 29…圧力発生部 31…ノズル本体 31a…開口部 32…ノズルフランジ 33…第一ロッド支持部 35…筒状部 35a…切欠部 36…外側筒状部 37…後方突出部 40…ダンパ 41…開孔ロッド 42…ガイド部 43…進退機構(ガイド部スライド手段) 45…ガイドフレーム 46…着脱回転機構 47…前後駆動機構 48…第二ロッド支持部 51…ロッド本体 52…ビット 53…アクチュエータ 53a…シリンダ部分 53b…ロッド部分 54…第一支持部 55…第二支持部 60…開孔閉塞装置 61…ノズル回転スライド機構(回転手段、ノズルスライド手段) 62…回転スライド部 63…ロック部 65…回転軸 65a…第一の歯 66…アクチュエータ 66a…第二の歯 67…ケーシング 71…取付部材 72…スライド固定ピン 73…回り止めナット 100…高炉 101…炉壁 102…出銑口 M…マッド材 O…軸 P1…待機位置 P2…準備位置 P3…作動位置 P11…ノズル待機位置 P12…ノズル接続位置 S…隙間

Claims (4)

  1. 高炉の炉壁を貫通する出銑口を開孔又は閉塞する開孔閉塞装置であって、
    軸を中心に筒状をなす本体部と、該本体部の端部に取り付けられて前記軸に平行な中心軸から偏心するように延びるノズルとを有し、該ノズルを前記出銑口に接続して該ノズルから吐出される閉塞材によって該出銑口を閉塞するマッドガンと、
    前記ノズルが前記出銑口に接続可能となるノズル接続位置と、前記出銑口から離間するノズル待機位置との間で前記ノズルを前記中心軸を回転中心として回転させる回転手段と、
    前記マッドガンを支持する支持部材と、
    前記支持部材に支持されて、前記中心軸に平行に延びるとともに該支持部材に対して前記中心軸の方向に相対的に進退し、前記ノズルが前記ノズル待機位置にある状態で前記ノズルに干渉せずに前記出銑口に突き当たって前記閉塞材を除去し、前記出銑口を開孔する開孔ロッドを有する開孔機と、
    を備えることを特徴とする開孔閉塞装置。
  2. 前記ノズルを、前記中心軸の方向に進退可能とするノズルスライド手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の開孔閉塞装置。
  3. 前記開孔機は、前記開孔ロッドと、
    前記開孔ロッドを前記中心軸の方向に進退可能に支持するガイド部と、
    前記ガイド部を前記中心軸の方向に進退させるガイド部スライド手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の開孔閉塞装置。
  4. 前記マッドガン及び前記開孔機を、前記出銑口に接続可能な作動位置と、前記出銑口と離間した待機位置との間で移動させる移動手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の開孔閉塞装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI766246B (zh) * 2019-03-13 2022-06-01 盧森堡商Tmt泰平測量科技公司 流出口塞槍
TWI766247B (zh) * 2019-03-13 2022-06-01 盧森堡商Tmt泰平測量科技公司 流出口塞槍

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