JP2014079122A - 移動パネル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動パネル装置1は、前記壁面4の前記パネル本体2の走行方向(d)に沿って複数個設けられ、一次コイル11を有した給電コイル部10と、パネル本体2に設けられ、前記一次コイルと電磁結合されることにより受電した電力を負荷へ供給する二次コイル21を有した受電コイル部20とを備え、前記給電コイル部及び前記受電コイル部のいずれか一方には第1の磁石12、他方には前記第1の磁石12に吸引される第2の磁石22又は磁性体が設けられ、前記一次コイル及び前記二次コイルのいずれか一方が、上下動自在とされた付勢部材24によって保持されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
近年では、下記特許文献1に開示されているように住居等の構造物の配電系統として従来のコンセント等の接触式のものに換えて、非接触電力伝送装置を適用することが提案されている。
これによれば、給電部の配置や負荷側の受電部の配置、建屋における家具などの備品の配置を自由にできる、いわゆるレイアウトフリーが実現できる。
しかし、壁面に沿って走行自在に構成されたパネル本体に非接触電力伝送装置を適用する場合、例えば床の施工のばらつきにより不陸が生じることは避け難いため、位置によって天井と床との間の距離が一定にならない。また一次コイル側の設置位置にもばらつきが生じる場合もある。この場合、一次コイルと二次コイルとが対向しては位置できず、電磁結合させる位置によって電力変換効率が悪くなる、または給電できない場合もあることが問題となる。
また、本発明においては、付勢部材は、前記一次コイルの上下両側に設けられているようにしてもよい。
さらに本発明において、前記第1の磁石と前記第2の磁石又は前記磁性体とは、略長方形状からなり、前記一次コイル或いは前記二次コイルの上下両側に設けられ、且つその長手方向が前記パネル本体の走行方向に沿った方向に設けられるようにしてもよい。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
図の中には、説明のため一部構成部材の図示を省略して説明しており、図2(a)及び図2(b)では、表板2aの図示を省略して示している。また図4(a)及び図4(b)では、給電コイル部10の説明をするため、中央に配置された給電コイル部10の一次コイルカバー13の図示を省略している。
さらに、以下の各実施形態では、移動パネル装置1のパネル本体2が設置された状態を基準として、上下・左右方向等の方向を原則的に説明する。
移動パネル装置1は、壁面4に複数個設けられ一次コイル11を有した給電コイル部10と、パネル本体2に設けられ、一次コイル11と電磁結合されることにより受電した電力を負荷7へ供給する二次コイル21を有した受電コイル部20とを備えている。給電コイル部10は、パネル本体2の走行方向(d・図2(b)等参照)に沿って複数個設けられている。
給電コイル部10及び受電コイル部20のいずれか一方には第1の磁石12、他方には第1の磁石12に吸引される第2の磁石22又は磁性体が設けられている。一次コイル11及び二次コイル21のいずれか一方が、上下動自在とされた付勢部材24によって保持されている。
以下、詳しく説明する。
そしてパネル本体2が、開口部4aを塞ぐ位置と、開口部4aと開口部4aの間の中央位置に移動した際に、負荷7へ電力を供給できるように給電コイル部10が複数設けられている。
給電コイル部10の設置位置、形状は、図例に限定されない。例えば、給電コイル部10は、パネル本体2の走行方向(d)に沿って、連続給電を可能とするため、パネル本体2の走行方向に沿ってさらに横長のものとしてもよい。また給電コイル部10の設置個数は、3箇所に限定されず、下レール3の長さ、すなわちパネル本体2の可動範囲に応じて設けられるようにすればよい。
なお、ここでは、壁面4に開口部4aが2箇所形成された例を示しているが、パネル本体2の背面側の構成は図例に限定されるものではない。例えば壁面4に収納棚が配されていてもよいし、壁面4に開口部4aがなくてもよい。
給電コイル部10を制御・駆動させる一次コイル制御基板14は、給電コイル部10の近傍に設置されていればよく、図例のものは、天井5を構成する天井板5aの上に設置され(図1(b)、図3参照)、一次コイル11とは接続線(不図示)を介して接続されている。
この一次コイル制御基板14は、高周波スイッチング回路(不図示)や高周波スイッチング回路の発振制御、信号検出などの各種制御を実行する制御部等を備えている。高周波スイッチング回路は、外部電源から入力される直流電力をオンオフしながら交流電力に変換し高周波電力を生成する回路であり、外部電源には、商用電力から変換器を通じて直流電力とされた電力が供給される。
ここでは給電コイル部10側に第1の磁石12を設けた例を説明しているが、これに限定されず、給電コイル部10に受電コイル部20に設けられた第2の磁石22に吸引される金属等の磁性体を設けるようにしてもよい。
なお、図4(a)では、一次コイルカバー13で覆われる一次コイル11等の配設状況を説明のため、一次コイルカバー13の図示は省略しているが、一次コイルカバー13を固定する固定具は図示している。
パネル本体2は、図1(b)等に示すように、略矩形平板状からなり、図中2aは、パネル本体2の表側に設けられた表板、2bはパネル本体2の裏側(壁面4と対向する面)に設けられた裏板である。なお、図中26はパネル本体2の芯材を示している。
パネル本体2の形状、大きさ等は図例に限定されず、壁面4に沿って走行自在に構成されていればよい。本実施形態では、一例として天井5から床6まで上下に長尺とされたパネル本体2を示しており、天井5に設けられた上レール内を走行する戸車と、床6に設けられた下レール3内を走行する車輪とを有している。パネル本体2の走行構造は特に限定されないが、図例のものは、床6上を走行する下荷重構造とされている。
このように下レール3を備えた構成とすれば、パネル本体2と壁面4との間隔を下レール3の設置位置で設定することができ、一次コイル11と二次コイル21の間隔を一定にすることができる。
非接触給電を受ける負荷7は、直流電力の供給を受けて動作する機器であれば図例のテレビに限定されず、照明器具、換気扇、空気清浄機、オーディオ機器などとしてもよい。
このように受電コイル部20をパネル本体2の裏板2b側に設けることで、壁面4に設けられた給電コイル部10と近接させた状態にすることができる(図1(a)、図3等参照)。
具体的には、裏板2bの上方一部に開口を形成し、そこに二次コイル21などを内装させる。
給電コイル部10は、この受電コイル部20の設置位置に対応して、例えば開口部4aと開口部4aの間に設けられる給電コイル部10も開口部4a,4a間の中央位置より壁面4に向かって左寄りに設けられている。
二次コイル21は、図2(a)に示すように横長の略長方形状のハウジング内にコイル(不図示)等が内蔵されて構成され、上述の壁面4に設けられた一次コイル11が対向して配置された際に電磁結合する。二次コイル21に用いられるコイルの構成も、特に限定されないが、例えば磁性体線(銅線)、あるいは磁性体板(銅板)を巻いて作られるいわゆる平面コイルが好適に用いられる。
受電コイル部20及び二次コイル21の形状、大きさは特に限定されないが、対向配置される給電コイル部10及び一次コイル11とほぼ同じ形状、大きさであることが望ましい。
第2の磁石22としては、第1の磁石12に吸引される磁石に限定されず、第1の磁石12に吸引される金属等の磁性体であってもよい。
このように上述の第1の磁石12が第2の磁石22(場合によって磁性体)に、磁力によって吸引されることで、付勢部材24が上下動し、一次コイル11と二次コイル21の上下位置を一定に保つことができる。
二次コイルカバー23は、合成樹脂系材料などで形成され、固定具によって取り付け固定される。
付勢部材24としては、二次コイル21を上下動自在に保持できるものであれば、特に限定されないが、例えばコイルばねなどを用いることができる。
なお、本実施形態では、二次コイル21を上下動自在とされた付勢部材24によって保持する例を示しているが、これに限定されず、一次コイル11側にこのような付勢部材を設けてもよい。また一次コイル11及び二次コイル21の双方に付勢部材を設けてもよいが、いずれか一方に設ければ目的は達成される。
そして一次コイル11と二次コイル21とが対向すると、一次コイル11には、交流電力が入力され、交流電力の周波数に応じた周波数の交番磁束を発生する。そして一次コイル11は、二次コイル21と電磁結合し、電力を二次コイル21に伝送することができ、二次コイル21は受電した電力を負荷7へ供給することができる。
よって、この付勢部材24の作用によって、床6の不陸や一次コイル11の設置位置のばらつき等を吸収し、一次コイル11と二次コイル21の上下位置を一定に保つことができる。
具体的には、本実施形態に係る移動パネル装置1によれば、例えば床6の不陸によって天井5と床6の距離が小さくなる等して、一次コイル11の設置位置が二次コイル21より下側にあった場合は、以下のように二次コイル21の配設位置が補正される。二次コイル21より下側にある一次コイル11の近傍に配設された第1の磁石12に第2の磁石22(場合によって磁性体)が吸引される。すると、付勢部材24によって二次コイル21が下降するので、一次コイル11と二次コイル21の上下位置をほぼ一致させることができる。
なお、一次コイル11と二次コイル21の前後方向の間隔は、上述したように下レール3によって一定に保たれる。
また、パネル本体2は壁面4に沿って走行自在とされるので、負荷7として設置されたテレビを見易い位置に移動させたいときは、パネル本体2を下レール3に沿って給電コイル部10,10・・・の設置位置にあわせて動かせばよい。
さらに以上のように下荷重構造とすれば、テレビのように重さのある負荷7をパネル本体2に設置する場合でも、安定した状態で所望する位置に動かすことができる。
さらに受電コイル部20は、図示していないが、負荷7の電源プラグを接続するコンセント部を有しており、コンセント部に接続された電源プラグを通じて負荷7に電力を供給している。なお、このコンセント部は負荷7自体が非接触受電機能を備えている場合は、不要である。
またここでは下レール3を備えた場合について説明したが、これも図例に限定されず、パネル本体2を上レールに沿って走行する上吊り構造としてもよい。この場合でも、一次コイル11と二次コイル21の前後方向の間隔を一定に保つことができる。さらにこの場合、パネル本体2の下方に床6を走行するキャスターを設けるようにしてもよい。
さらに、一次コイル制御基板14、整流回路25の構成も上記に限定されない。
2 パネル本体
4 壁面
7 負荷
10 給電コイル部
11 一次コイル
12 第1の磁石
20 受電コイル部
21 二次コイル
22 第2の磁石
24 付勢部材
Claims (4)
- 壁面に沿って走行自在に構成されたパネル本体を備えた移動パネル装置であって、
前記壁面の前記パネル本体の走行方向に沿って複数個設けられ、一次コイルを有した給電コイル部と、
前記パネル本体に設けられ、前記一次コイルと電磁結合されることにより受電した電力を負荷へ供給する二次コイルを有した受電コイル部とを備え、
前記給電コイル部及び前記受電コイル部のいずれか一方には第1の磁石、他方には前記第1の磁石に吸引される第2の磁石又は磁性体が設けられ、
前記一次コイル及び前記二次コイルのいずれか一方が、上下動自在とされた付勢部材によって保持されていることを特徴とする移動パネル装置。 - 請求項1において、
前記付勢部材は、前記二次コイルの上下両側に設けられていることを特徴とする移動パネル装置。 - 請求項1において、
前記付勢部材は、前記一次コイルの上下両側に設けられていることを特徴とする移動パネル装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
前記第1の磁石と第2の磁石又は前記磁性体とは、略長方形状からなり、前記一次コイル或いは前記二次コイルの上下両側に設けられ、且つその長手方向が前記パネル本体の走行方向に沿った方向としていることを特徴とする移動パネル装置。
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