JP2014078885A - 画像検品方法、画像検品プログラム、イメージスキャナ - Google Patents
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Abstract
【課題】帳票の入力漏れ及び画像品質の確認
【解決手段】帳票束20aをイメージセンサ19を用いて読み取り、読み取った帳票画像の黒画素数を読み取った順に画像バッファ15に格納すると共に黒画素数を読み取り順に算出して画素数テーブル16に格納する第1画素数格納工程と、スタッカ13からホッパ12に戻した帳票束20aを読み取り、読み取った帳票画像の黒画素数を読み取った順に画像バッファ15に格納すると共に黒画素数を読み取り順に算出して画素数テーブル16に格納する第2画素数格納工程と、これら画素数テーブル16に格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定するイメージスキャナ。
【選択図】図2
【解決手段】帳票束20aをイメージセンサ19を用いて読み取り、読み取った帳票画像の黒画素数を読み取った順に画像バッファ15に格納すると共に黒画素数を読み取り順に算出して画素数テーブル16に格納する第1画素数格納工程と、スタッカ13からホッパ12に戻した帳票束20aを読み取り、読み取った帳票画像の黒画素数を読み取った順に画像バッファ15に格納すると共に黒画素数を読み取り順に算出して画素数テーブル16に格納する第2画素数格納工程と、これら画素数テーブル16に格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定するイメージスキャナ。
【選択図】図2
Description
本発明は、多数の帳票をスキャンした帳票画像を検品することができる画像検品方法、画像検品プログラム、イメージスキャナに係り、特に、容易に帳票の入力漏れ及び画像品質を確認することができる画像検品方法、画像検品プログラム、イメージスキャナに関する。
一般に、多数の帳票画像をイメージスキャナを用いてコンピュータシステムに入力する入力代行業務が行われており、この入力代行業務においては、帳票の重送による画像入力漏れやゴミ等による縦線ノイズ有無等の画像品質を確認する必要があり、これらの確認作業は、入力画像の枚数確認や入力画像の目視確認を人手によって実施されている。
従来技術による帳票の重送検出に関する技術が記載された文献としては、下記の特許文献1が挙げられ、この特許文献1には、シート状部材を搬送する搬送路を挟んで配置された超音波発信手段から送信された超音波信号を超音波受信手段によって受信し、この受信した信号のA/D変換値の時系列なヒストグラムを作成し、ヒストグラムの各山の平均値を算出し、この平均値を比較することにより重送か否かの判定を行う技術が記載されている。
前記従来技術においては、帳票画像の入力漏れや画像品質の確認を人手によって行っているため、これら帳票の枚数確認の事前準備作業及び目視確認作業が繁雑であると共に、人手業のため確認ミスが発生する可能性があるという課題があった。また、前記の特許文献1に記載の技術は、超音波を用いて重送検出を行うことができるものの、入力帳票の枚数確認や品質確認を行うことができないという課題があった。
本発明の目的は、前述の従来技術による課題を解決しようとするものであり、容易に帳票の入力漏れ及び画像品質を確認することができる画像検品方法、画像検品プログラム、イメージスキャナを提供することである。
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナであって、
前記制御手段が、前記イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行することを特徴とする。
前記制御手段が、前記イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ繰り出して搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって帳票画像が読み取られた帳票を読み取り順に積層するスタッカと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像を複数格納する画像バッファと、前記画像バッファに格納した帳票画像を構成する黒画素数を格納する画素数テーブルと、前記イメージセンサによって読み取った帳票の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナであって、
前記制御手段が、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り工程と、前記第1読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第1画像格納工程と、前記第1画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第1画素数格納工程と、
前記スタッカに積層された帳票束と同一の帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り工程と、前記第2読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第2画像格納工程と、前記第2画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第2画素数格納工程と、
前記第1画素数格納工程及び第2画像格納工程により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行することを特徴とする。
前記制御手段が、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り工程と、前記第1読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第1画像格納工程と、前記第1画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第1画素数格納工程と、
前記スタッカに積層された帳票束と同一の帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り工程と、前記第2読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第2画像格納工程と、前記第2画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第2画素数格納工程と、
前記第1画素数格納工程及び第2画像格納工程により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載のイメージスキャナにおいて、前記制御手段が、前記第1判定工程によって前記比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、前記第1画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数と前記第2画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数とを前記読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定工程を実行することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載のイメージスキャナにおいて、前記制御手段が、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び重送エラーを表示部に表示する表示工程とを実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3記載のイメージスキャナにおいて、前記制御手段が、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致すると判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び画質エラーを表示部に表示する表示工程とを実行することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1又は2記載のイメージスキャナにおいて、前記制御手段が、前記第1判定工程における所定の閾値を比較した両黒画素数差が±1%から±2%の範囲として設定することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナの画像検品方法であって、
前記制御手段に、前記イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行させることを特徴とする。
前記制御手段に、前記イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ繰り出して搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって帳票画像が読み取られた帳票を読み取り順に積層するスタッカと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像を複数格納する画像バッファと、前記画像バッファに格納した帳票画像を構成する黒画素数を格納する画素数テーブルと、前記イメージセンサによって読み取った帳票の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナの画像検品方法であって、
前記制御手段に、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り工程と、前記第1読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第1画像格納工程と、前記第1画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第1画素数格納工程と、
前記スタッカに積層された帳票束と同一の帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り工程と、前記第2読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第2画像格納工程と、前記第2画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第2画素数格納工程と、
前記第1画素数格納工程及び第2画像格納工程により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行させることを特徴とする。
前記制御手段に、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り工程と、前記第1読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第1画像格納工程と、前記第1画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第1画素数格納工程と、
前記スタッカに積層された帳票束と同一の帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り工程と、前記第2読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第2画像格納工程と、前記第2画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第2画素数格納工程と、
前記第1画素数格納工程及び第2画像格納工程により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の画像検品方法において、前記制御手段に、前記第1判定工程によって前記比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、前記第1画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数と前記第2画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数とを前記読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定工程を実行させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10記載の画像検品方法において、前記制御手段に、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び重送エラーを表示部に表示する表示工程とを実行させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10記載の画像検品方法において、前記制御手段に、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致すると判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び画質エラーを表示部に表示する表示工程とを実行することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項8又は9記載の画像検品方法において、前記制御手段が、前記第1判定工程における所定の閾値を比較した両黒画素数差が±1%から±2%の範囲として設定することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、積層された帳票束を搭載するホッパ及び前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサを有するイメージスキャナに接続され、画像検品を行うコンピュータの画像検品プログラムであって、
前記コンピュータに、前記イメージスキャナに、イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読らせる取り機能を実行させる機能と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する機能とを実現させることを特徴とする。
前記コンピュータに、前記イメージスキャナに、イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読らせる取り機能を実行させる機能と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する機能とを実現させることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ繰り出して搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって帳票画像が読み取られた帳票を読み取り順に積層するスタッカとを備えるイメージスキャナに接続され、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像をメモリに複数格納する画像バッファ機能と、前記画像バッファ機能により格納した帳票画像を構成する黒画素数をメモリに格納する画素数テーブル機能とを備え、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像の画像検品を行うコンピュータの画像検品プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り機能と、前記第1読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第1画像格納機能と、前記第1画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第1画素数格納機能と、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り機能と、前記第2読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第2画像格納機能と、前記第2画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第2画素数格納機能と、
前記第1画素数格納機能及び第2画像格納機能により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定機能とを実現させることを特徴とする。
前記コンピュータに、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り機能と、前記第1読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第1画像格納機能と、前記第1画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第1画素数格納機能と、
前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り機能と、前記第2読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第2画像格納機能と、前記第2画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第2画素数格納機能と、
前記第1画素数格納機能及び第2画像格納機能により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定機能とを実現させることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16記載の画像検品プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第1判定機能によって前記比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、前記第1画素数格納機能によって黒画素数を格納した帳票画像数と前記第2画素数格納機能によって黒画素数を格納した帳票画像数とを前記読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定機能を実現させることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17記載の画像検品プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第2判定機能によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファ機能を用いてメモリから読み出す読み出し機能と、前記読み出し機能によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び重送エラーを表示部に表示する表示機能とを実現させることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項17記載の画像検品プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第2判定機能によって前記両帳票画像数が一致すると判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファ機能を用いてメモリから読み出す読み出し機能と、前記読み出し機能によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び画質エラーを表示部に表示する表示機能とを実現させることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項15又は16記載の画像検品プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第1判定機能における所定の閾値を比較した両黒画素数差が±1%から±2%の範囲として設定することを特徴とする。
本発明による画像検品方法、画像検品プログラム、イメージスキャナは、イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、この複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程と、この第1判定工程によって比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、黒画素数を格納した帳票画像数を読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定工程と、この第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を画像バッファから読み出す読み出し工程と、この読み出した同一読み取り順の帳票画像及びエラーを表示部に表示する表示工程とを実行することによって、帳票の入力漏れ及び画像品質を確認することができる。
以下、本発明による画像検品方法及びプログラムを適用したイメージスキャナの一実施形態を図面を参照して説明するものであるが、まず、本発明の原理について説明する。
[原理]
本実施形態による画像検品方法を適用したイメージスキャナの読み取り対象は、例えば、図2に示す如く、各帳票に「ABCDE12345」等の文字記号21と、数表等の罫線枠22とが印刷され、パンチ孔23が開口されている帳票束20であり、後述の実施形態においては、この読み取り前の帳票束20に符号20aを付し、読み取り後の帳票束20に符号20bを付して説明する。
さて、本発明による画像検品方法を適用したイメージスキャナは、同一の帳票束20を少なくとも2回スキャンし、個々にスキャンした帳票束の帳票画像の黒画素数(黒ピクセル数)をスキャンした頁毎に順に比較することによって、帳票の入力漏れ及び画像品質を確認する機能を有する。
[原理]
本実施形態による画像検品方法を適用したイメージスキャナの読み取り対象は、例えば、図2に示す如く、各帳票に「ABCDE12345」等の文字記号21と、数表等の罫線枠22とが印刷され、パンチ孔23が開口されている帳票束20であり、後述の実施形態においては、この読み取り前の帳票束20に符号20aを付し、読み取り後の帳票束20に符号20bを付して説明する。
さて、本発明による画像検品方法を適用したイメージスキャナは、同一の帳票束20を少なくとも2回スキャンし、個々にスキャンした帳票束の帳票画像の黒画素数(黒ピクセル数)をスキャンした頁毎に順に比較することによって、帳票の入力漏れ及び画像品質を確認する機能を有する。
この入力漏れ及び画像品質確認機能は、100枚の帳票を積層した帳票束20を想定したとき、第1回目にスキャンした帳票毎の黒画素数と、第2回目にスキャンした帳票毎の黒画素数とを記憶しておき、例えば、(1)最初のスキャンでは重送が発生せずに100枚の帳票画像の各黒画素数が記憶され、次のスキャンでは50枚目と51枚目が重なった重送が発生して99枚の帳票画像の各黒画素数とが記憶され、両者を読み取り順に比較したとき、最初スキャンの第51回目(51頁目)に読み取った黒画素数と次スキャンの第51回目(52頁目)に読み取った黒画素数とでは画像内容が異なるために黒画素数が大幅に相違し、この黒画素数の相違を検出したときに重送エラーとして判定する事と、(2)最初のスキャンでは50枚目の帳票にゴミが付着して縦線ノイズが入った100枚の帳票画像の各黒画素数を記憶され、次のスキャンでは前記50枚目のゴミが搬送過程で剥がれ、ノイズがない100枚の帳票画像の各黒画素数が記憶され、両者を読み取り順に比較したとき、最初のスキャンの第50回目の縦線ノイズが入った黒画素数と次のスキャンの第50回目の縦線ノイズが入らない黒画素数とでは画像内容が異なるために黒画素数が大幅に相違し、この黒画素数の相違を検出したときにノイズエラーとして判定する事ことを基本原理とする。
このように本発明においては、同一の帳票束の各頁の帳票画像の黒画素数を順に比較することによって帳票の入力漏れ及び画像品質を確認するものであるが、最初と次のスキャン結果である黒画素数が帳票傾き等の搬送条件等の違いによって完全に一致しない可能性があるため、発明者らは同一帳票を複数スキャンした際の黒画素数の許容されるマージン(閾値)を検討した。
図6(a)は、帳票として英文約3370文字(約22万ピクセル)が記載された帳票を基本帳票とし、横軸を前記基本帳票から削除した文字数(「9」「18」「28」「36」「44」「53」)とし、縦軸をスキャン回数とし、前記削除文字数及び帳票位置を固定したスキャン回数毎の黒画素数を表したものであり、図6(b)は、前記図6(a)の表に基づいた最大黒画素数・最小黒画素数・平均黒画素数・最大公差・最小公差・黒ピクセル減率(%)・ピクセル変化量等を纏めた統計を表したものであり、スキャン回数を横軸、黒画素数を縦軸とした場合の各文字数による推移は図7(a)に示す如く表すことができ、減文字数を横軸、減率を縦軸とした場合の減率の推移は図7(b)のグラフ図に示す如く表すことができる。
この図6(a)及び(b)に表されているように、例えば、削除文字が「0」の場合、10回スキャンした際の最大黒画素数が「219,977」、最小黒画素数が「219,586」、平均黒画素数が「219,765」、最大公差が「−0.0966」、最小公差が「0.0814」、黒ピクセル減率が「100(0%)」であり、削除文字が「28」の場合、10回スキャンした際の最大黒画素数が「217,608」、最小黒画素数が「217,299」、平均黒画素数が「217,433」、最大公差が「−0.0804」、最小公差が「0.0617」、黒ピクセル減率が「98.94(−1.06%)」であり、削除文字が「53」の場合の、0回スキャンした際の最大黒画素数が「215,519」、最小黒画素数が「214,864」、平均黒画素数が「215,165」、最大公差が「−0.1646」、最小公差が「0.1398」、黒ピクセル減率が「97.91(−2.09%)」であり、同一の帳票では、図7(b)に示す如く、60文字減で黒画素数が約2.0%低減し、10回スキャンした際の黒画素数のマージンとしては、図7(a)に示す如く、±1%以内を設定すれば帳票傾き等の搬送条件等の違いによる許容される誤差の範囲であることを確認した。
本発明による画像検品方法を適用したイメージスキャナは、同一の帳票束20を少なくとも2回スキャンし、個々にスキャンした帳票束の帳票画像の黒画素数をスキャンした頁毎に比較し、前記したマージン(閾値)以上の黒画素数が異なることを検出したときに帳票の入力漏れ及び画像品質エラーの可能性が大きく、警告を発するものであって、この実施形態を次に説明する。
[構成]
本実施形態によるイメージスキャナ10は、図1に示す如く、後述する搬送手段やイメージセンサ他を内蔵するメインユニット18と、読み取り対象である多数の帳票を積層した帳票束20aを搭載するためのホッパ12と、前記メインユニット18の内を通して画像スキャン後に排出された複数の帳票を積層した帳票束20bを貯めるためのスタッカ13とを備え、前記ホッパ12に置かれた帳票束20aから帳票を1枚毎に繰り出し、内部に搬送しながら帳票に印刷された文字等を含む帳票画像をスキャンし、スキャン済みの帳票を前記スタッカ13に排出するように構成されている。
本実施形態によるイメージスキャナ10は、図1に示す如く、後述する搬送手段やイメージセンサ他を内蔵するメインユニット18と、読み取り対象である多数の帳票を積層した帳票束20aを搭載するためのホッパ12と、前記メインユニット18の内を通して画像スキャン後に排出された複数の帳票を積層した帳票束20bを貯めるためのスタッカ13とを備え、前記ホッパ12に置かれた帳票束20aから帳票を1枚毎に繰り出し、内部に搬送しながら帳票に印刷された文字等を含む帳票画像をスキャンし、スキャン済みの帳票を前記スタッカ13に排出するように構成されている。
前記イメージスキャナ10のメインユニット18は、図3に示す如く、ホッパ12に積層された帳票束20aの帳票を1枚毎に分離して搬送し、スタッカ13に排出する複数の搬送ローラ11と、前記搬送ローラ11により搬送される帳票に光を発光する発光部及び帳票から反射された反射光を受光する受光器とから成るイメージセンサ19と、前記イメージセンサ19の受光部によって受光した帳票画像を複数格納する画像バッファ15と、前記画像バッファ15に格納した帳票画像を構成する黒画素数を格納する画素数テーブル16と、前記搬送ローラ11及びイメージセンサ19他を制御する制御部14とを備え、前記制御部14が、同一の帳票束20aの各帳票の帳票画像をイメージセンサ19を用いて複数回読み取り、このイメージセンサ19によって読み取った複数の帳票画像を画像バッファ15に読み取り順に格納すると共に前記画像バッファ15に格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル16に格納するように構成されている。
前記画像バッファ15は、図4に示す如く、イメージセンサ19による第1回目にスキャンした帳票画像を格納するための第1領域15Aと、第2回目にスキャンした帳票画像を格納するための第2領域15Bとを備え、これら1回目と2回目にイメージセンサ19が読み込んだ順番に帳票画像を各領域に格納することによって、読み込んだ帳票毎の帳票画像を第1回目と第2回目とを対応して格納するように構成されている。
前記画素数テーブル16は、前記制御部14が画像バッファ15に格納した領域毎且つ帳票毎の帳票画像から算出した黒画素数を格納するものであって、図5に示す如く、前記画像バッファ15の第1領域15Aに格納した帳票画像個々の黒画素数を頁数51毎に格納する第1領域52と、前記画像バッファ15の第2領域15Bに格納した帳票画像個々の黒画素数を頁数51毎に格納する第2領域53とを備える。
なお、本実施形態においては、イメージスキャナ10のメインユニット18内に画像バッファ15及び画素数テーブル16並びに後述する処理を実行する制御部14を内蔵する例を説明するが、例えば、画像を搬送してスキャンする機能を有する単機能スキャナにパーソナルコンピュータを接続し、前記パーソナルコンピュータのメモリ及びCPUが前記画像バッファ15と画素数テーブル16と制御部14との機能をプログラムによって実現させるようにしても良い。
[動作]
次に、本実施形態による画像検品方法及びプログラムを適用したイメージスキャナの動作を説明する。
まず、本実施形態によるイメージスキャナ10は、図8及び図3に示す如く、ホッパ12に帳票束20aをセットするステップS801と、搬送ローラ11を駆動してイメージセンサ19により帳票画像を1枚ずつスキャンしてスタッカ13に排出するステップS802と、前記ステップS802によってスキャンした帳票画像を画像バッファ15に格納するステップS803と、帳票束のスキャンが終了したか否かを判定し、終了していないと判定したときに前記ステップS802に戻って次の帳票のスキャンを行うステップS804と、前記ステップS804において帳票のスキャンが終了したと判定したとき、前記画像バッファ15に格納したスキャン毎の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出し、画素数テーブル16に格納するステップS805と、作業員の手作業又は自動再セット機構によってスタッカ13に排出された帳票束を再度ホッパにセットされたことを検出するステップS806と、前記ステップS806によって帳票束が再度ホッパにセットされたことを検出したとき、搬送ローラ11を駆動してイメージセンサ19により帳票画像を1枚ずつスキャンしてスタッカ13に排出するステップS807と、前記ステップS807によってスキャンした帳票画像を画像バッファ15に格納するステップS808と、帳票束のスキャンが終了したか否かを判定し、終了していないと判定したときに前記ステップS807に戻って次の帳票のスキャンを行うステップS809と、前記ステップS809において帳票のスキャンが終了したと判定したとき、前記画像バッファ15に格納したスキャン毎の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出し、画素数テーブル16に格納するステップS810と、前記画素数テーブル16に格納した第1回目にスキャンした帳票画像の黒画素数と第2回目にスキャンした帳票画像の黒画素数とをスキャンした順の頁毎に比較し、前述したマージン(閾値±1%)の範囲で一致するか否かを判定し、一致すると判定したときに処理を終了するステップS811と、前記ステップS811において一致しないと判定したとき、後述するエラー処理を行うステップS812とを実行することによって、帳票束のスキャンにエラーが発生したか否かを判定するように動作する。
次に、本実施形態による画像検品方法及びプログラムを適用したイメージスキャナの動作を説明する。
まず、本実施形態によるイメージスキャナ10は、図8及び図3に示す如く、ホッパ12に帳票束20aをセットするステップS801と、搬送ローラ11を駆動してイメージセンサ19により帳票画像を1枚ずつスキャンしてスタッカ13に排出するステップS802と、前記ステップS802によってスキャンした帳票画像を画像バッファ15に格納するステップS803と、帳票束のスキャンが終了したか否かを判定し、終了していないと判定したときに前記ステップS802に戻って次の帳票のスキャンを行うステップS804と、前記ステップS804において帳票のスキャンが終了したと判定したとき、前記画像バッファ15に格納したスキャン毎の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出し、画素数テーブル16に格納するステップS805と、作業員の手作業又は自動再セット機構によってスタッカ13に排出された帳票束を再度ホッパにセットされたことを検出するステップS806と、前記ステップS806によって帳票束が再度ホッパにセットされたことを検出したとき、搬送ローラ11を駆動してイメージセンサ19により帳票画像を1枚ずつスキャンしてスタッカ13に排出するステップS807と、前記ステップS807によってスキャンした帳票画像を画像バッファ15に格納するステップS808と、帳票束のスキャンが終了したか否かを判定し、終了していないと判定したときに前記ステップS807に戻って次の帳票のスキャンを行うステップS809と、前記ステップS809において帳票のスキャンが終了したと判定したとき、前記画像バッファ15に格納したスキャン毎の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出し、画素数テーブル16に格納するステップS810と、前記画素数テーブル16に格納した第1回目にスキャンした帳票画像の黒画素数と第2回目にスキャンした帳票画像の黒画素数とをスキャンした順の頁毎に比較し、前述したマージン(閾値±1%)の範囲で一致するか否かを判定し、一致すると判定したときに処理を終了するステップS811と、前記ステップS811において一致しないと判定したとき、後述するエラー処理を行うステップS812とを実行することによって、帳票束のスキャンにエラーが発生したか否かを判定するように動作する。
次いで、本実施形態によるイメージスキャナ10は、前記ステップS811によって第1回目と第2回目にスキャンした黒画素数が前述したマージン(閾値±1%)の範囲で一致しないと判定したとき、図9に示す如く、画素数テーブル16に格納した帳票画像の枚数が一致するか否かを判定するステップS900と、前記ステップS900において帳票画像数が一致しないと判定したときには重送が発生した可能性があるため、メモリに設定した変数Xに初期値「1」を代入するステップS901と、前記変数Xを読み込み順の頁番号の第1回目と第2回目の両黒画素数を画素数テーブル16から抽出するステップS902と、前記ステップS902によって抽出した第1回目と第2回目の両黒画素数を比較し、前記マージン内において一致するか否かを判定するステップS903と、前記ステップS903において一致すると判定したとき(同一読み込み順の帳票画像が一致して正しく読み込まれたと判定したとき)、前記変数Xをカウントアップして前記ステップS902に戻るステップS904と、前記ステップS904において一致しないと判定したとき(同一読み込み順の帳票画像が異なると判定したとき)、スキャン漏れのエラー表示を行う表示部(図示せず)に表示するステップS905と、前記ステップS903において不一致となった両帳票画像及び前記当頁番号を表示して処理を終了するステップS906とを実行することによって、重送が発生した可能性が高い両帳票画像を操作者に警告するように動作する。
また、本イメージスキャナ10は、前記ステップS900において画素数テーブル16に格納した帳票画像の枚数が一致すると判定したとき(重送が発生していないとき)、メモリに設定した変数Yに初期値「1」を代入するステップS911と、前記変数Yを読み込み順の頁番号の第1回目と第2回目の両黒画素数を画素数テーブル16から抽出するステップS912と、前記ステップS912によって抽出した第1回目と第2回目の両黒画素数を比較し、前記マージン内において一致するか否かを判定するステップS913と、前記ステップS913において一致すると判定したとき(同一読み込み順の帳票画像が一致して正しく読み込まれたと判定したとき)、前記変数Yをカウントアップして前記ステップS912に戻るステップS914と、前記ステップS914において一致しないと判定したとき(同一読み込み順の帳票画像で会っても異なると判定したとき)、一方のスキャン時にゴミが付着していた可能性があるため、スキャンエラー表示を行う表示部(図示せず)に表示するステップS915と、前記ステップS913において不一致となった両帳票画像及び前記当頁番号を表示して処理を終了するステップS916とを実行することによって、ゴミ等によるノイズが発生した可能性が高い両帳票画像を操作者に警告するように動作する。
なお、前記ステップS913による第1回目と第2回目の両黒画素数の比較において、ゴミが付着していた際には、帳票搬送によってゴミが剥がれるか又は移動することによって例えば縦線ノイズの長さ変化による黒画素数も変化し、これによってゴミ付着の可能性を警告することができる。
また、前記実施形態においては、ステップS900において画素数テーブル16に格納した帳票画像の枚数が一致するか否かを判定する例を説明したが、画像バッファ15に格納した帳票画像の枚数が一致するか否かを判定するように構成しても良く、スキャン回数も2回に限られるものではなく、マージン(閾値±1%)も読み取り精度(DPI:Dot/Inch)やスキャン方法(帳票固定か移動か)によって任意に設定することができ、例えば、帳票移動スキャンの際にはスキューが発生するため閾値を±2%程度に設定することが望ましい。
このように本実施形態による画像検品方法を適用したイメージスキャナ10は、同一の帳票束20を少なくとも2回スキャンし、個々にスキャンした帳票束の帳票画像の黒画素数(黒ピクセル数)をスキャンした頁毎に順に比較することによって、帳票の入力漏れ及び画像品質を確認することができる。
さらに、本発明による画像検品方法は、画像を搬送してスキャンする機能を有する単機能のスキャナにパーソナルコンピュータを接続し、このパーソナルコンピュータのメモリ及びCPUが前記画像バッファ15と画素数テーブル16と制御部14との機能を実現させるように構成しても良く、この場合は、パーソナルコンピュータに、帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り機能と、前記第1読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第1画像格納機能と、前記第1画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第1画素数格納機能と、前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り機能と、前記第2読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第2画像格納機能と、前記第2画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第2画素数格納機能と、前記第1画素数格納機能及び第2画像格納機能により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定機能とを実現させるための画像検品プログラムをインストールすることによって実現することができ、光学的文字読取装置においても同様である。
10 イメージスキャナ、11 搬送ローラ、12 ホッパ、13 スタッカ、
14 制御部、15 画像バッファ、15A 第1領域、15B 第2領域、
16 画素数テーブル、18 メインユニット、19 イメージセンサ、
20 帳票束、20a 帳票束、20b 帳票束
14 制御部、15 画像バッファ、15A 第1領域、15B 第2領域、
16 画素数テーブル、18 メインユニット、19 イメージセンサ、
20 帳票束、20a 帳票束、20b 帳票束
Claims (18)
- 積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナであって、前記制御手段が、前記イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行するイメージスキャナ。
- 積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ繰り出して搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって帳票画像が読み取られた帳票を読み取り順に積層するスタッカと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像を複数格納する画像バッファと、前記画像バッファに格納した帳票画像を構成する黒画素数を格納する画素数テーブルと、前記イメージセンサによって読み取った帳票の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナであって、前記制御手段が、前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り工程と、前記第1読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第1画像格納工程と、前記第1画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第1画素数格納工程と、前記スタッカに積層された帳票束と同一の帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り工程と、前記第2読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第2画像格納工程と、前記第2画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第2画素数格納工程と、前記第1画素数格納工程及び第2画像格納工程により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行するイメージスキャナ。
- 前記制御手段が、前記第1判定工程によって前記比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、前記第1画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数と前記第2画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数とを前記読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定工程を実行する請求項2記載のイメージスキャナ。
- 前記制御手段が、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び重送エラーを表示部に表示する表示工程とを実行する請求項3記載のイメージスキャナ。
- 前記制御手段が、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致すると判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び画質エラーを表示部に表示する表示工程とを実行する請求項3記載のイメージスキャナ。
- 前記制御手段が、前記第1判定工程における所定の閾値を比較した両黒画素数差が±1%から±2%の範囲として設定する請求項1又は2記載のイメージスキャナ。
- 積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナの画像検品方法であって、前記制御手段に、前記イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読み取り工程と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行させる画像検品方法。
- 積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ繰り出して搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって帳票画像が読み取られた帳票を読み取り順に積層するスタッカと、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像を複数格納する画像バッファと、前記画像バッファに格納した帳票画像を構成する黒画素数を格納する画素数テーブルと、前記イメージセンサによって読み取った帳票の入力漏れ及び又は画像品質を確認する制御手段とを備えるイメージスキャナの画像検品方法であって、前記制御手段に、前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り工程と、前記第1読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第1画像格納工程と、前記第1画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第1画素数格納工程と、前記スタッカに積層された帳票束と同一の帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り工程と、前記第2読み取り工程によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファに格納する第2画像格納工程と、前記第2画像格納工程によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブルに格納する第2画素数格納工程と、前記第1画素数格納工程及び第2画像格納工程により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定工程とを実行させる画像検品方法。
- 前記制御手段に、前記第1判定工程によって前記比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、前記第1画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数と前記第2画素数格納工程によって黒画素数を格納した帳票画像数とを前記読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定工程を実行させる請求項8記載の画像検品方法。
- 前記制御手段に、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び重送エラーを表示部に表示する表示工程とを実行させる請求項9記載の画像検品方法。
- 前記制御手段に、前記第2判定工程によって前記両帳票画像数が一致すると判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファから読み出す読み出し工程と、前記読み出し工程によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び画質エラーを表示部に表示する表示工程とを実行する請求項9記載の画像検品方法。
- 前記制御手段が、前記第1判定工程における所定の閾値を比較した両黒画素数差が±1%から±2%の範囲として設定する請求項7又は8記載の画像検品方法。
- 積層された帳票束を搭載するホッパ及び前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサを有するイメージスキャナに接続され、画像検品を行うコンピュータの画像検品プログラムであって、前記コンピュータに、前記イメージスキャナに、イメージセンサを用いて同一帳票束の帳票を積層順に複数回読み取る読らせる取り機能を実行させる機能と、前記複数回読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する機能とを実現させる画像検品プログラム。
- 積層された帳票束を搭載するホッパと、前記ホッパに搭載された帳票束から1枚ずつ繰り出して搬送される帳票の画像を読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサによって帳票画像が読み取られた帳票を読み取り順に積層するスタッカとを備えるイメージスキャナに接続され、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像をメモリに複数格納する画像バッファ機能と、前記画像バッファ機能により格納した帳票画像を構成する黒画素数をメモリに格納する画素数テーブル機能とを備え、前記イメージセンサによって読み取った帳票画像の画像検品を行うコンピュータの画像検品プログラムであって、前記コンピュータに、前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第1読み取り機能と、前記第1読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第1画像格納機能と、前記第1画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第1画素数格納機能と、前記帳票束の帳票をイメージセンサを用いて積層順に読み取る第2読み取り機能と、前記第2読み取り機能によって読み取った帳票束の帳票画像の黒画素数を読み取った順に前記画像バッファ機能によりメモリに格納する第2画像格納機能と、前記第2画像格納機能によって格納した複数の帳票画像の黒画素数を読み取り順に算出して前記画素数テーブル機能によりメモリに格納する第2画素数格納機能と、前記第1画素数格納機能及び第2画像格納機能により画素数テーブルに格納した帳票画像の黒画素数を読み取り順に比較し、比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致するか否かを判定する第1判定機能とを実現させるための画像検品プログラム。
- 前記コンピュータに、前記第1判定機能によって前記比較した両黒画素数が所定の閾値の範囲内で一致しないと判定したとき、前記第1画素数格納機能によって黒画素数を格納した帳票画像数と前記第2画素数格納機能によって黒画素数を格納した帳票画像数とを前記読み取り順に比較し、両帳票画像数が一致するか否かを判定する第2判定機能を実現させるための請求項14記載の画像検品プログラム。
- 前記コンピュータに、前記第2判定機能によって前記両帳票画像数が一致しないと判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファ機能を用いてメモリから読み出す読み出し機能と、前記読み出し機能によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び重送エラーを表示部に表示する表示機能とを実現させるための請求項15記載の画像検品プログラム。
- 前記コンピュータに、前記第2判定機能によって前記両帳票画像数が一致すると判定したとき、前記不一致と判定した同一読み取り順の帳票画像を前記画像バッファ機能を用いてメモリから読み出す読み出し機能と、前記読み出し機能によって読み出した同一読み取り順の帳票画像及び画質エラーを表示部に表示する表示機能とを実現させる請求項15記載の画像検品プログラム。
- 前記コンピュータに、前記第1判定機能における所定の閾値を比較した両黒画素数差が±1%から±2%の範囲として設定する請求項13又は14記載の画像検品プログラム。
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