JP2014078795A - 携帯端末用スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末の角度を調整することができる携帯性に優れた携帯端末用スタンドを提供する。
【解決手段】板状の本体部材10の孔11に、取付部材20の本体取付部22が貫通しており、本体取付部の一方の先端に形成された貼着部21を携帯端末40に貼着する。携帯端末40及び本体部材10を載置面に載置することにより、携帯端末40が載置面に対し任意の角度で保持される。本体取付部22の他方の先端に形成されたストラップ取付部23は、外形寸法が孔11の内形寸法より大きく、本体部材10が取付部材20から抜けることはない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末用スタンドに関する。
特許文献1、2には、人や動物等の形状を模した人形の背面に設けられた吸盤を携帯端末に取り付け、人形を載置面上に置くことにより、携帯端末を自立させることができる携帯端末用スタンドが開示されている。
実用新案登録3175063号公報 実用新案登録3176522号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の発明では、携帯端末に取り付けるストラップとしては大きく、持ち運ぶ際に邪魔になるという問題がある。
さらに、特許文献1に記載の発明では、携帯端末の角度を調整するための機構を人形に設けなければならず、構成が複雑となり、製造コストが高くなるという問題がある。
それに対し、特許文献2に記載の発明では、人形に複雑な機構を設けておらず、製造コストはかからない。しかしながら、特許文献2に記載の発明では、携帯端末の角度を調整することができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、携帯端末の角度を調整することができる携帯性に優れた簡単な構成の携帯端末用スタンドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯端末用スタンドは、例えば、第1の孔が形成された板状の本体部材と、棒状の本体取付部と、前記本体取付部の一方の先端に形成された貼着部と、前記本体取付部の他方の先端に形成されたストラップ取付部と、を有する取付部材と、を備え、前記本体部材は、前記第1の孔に前記本体取付部が貫通することにより前記本体取付部に取り付けられ、前記ストラップ取付部は、外形寸法が前記第1の孔の内形寸法より大きくなるように形成され、前記貼着部を携帯端末に貼着し、前記携帯端末及び前記本体部材を載置面に載置することにより、前記携帯端末を前記載置面に対し任意の角度で保持することを特徴とする。
本発明に係る携帯端末用スタンドによれば、板状の本体部材の第1の孔に、取付部材の本体取付部が貫通しており、本体取付部の一方の先端に形成された貼着部を携帯端末に貼着する。これにより、携帯端末及び本体部材を載置面に載置することにより、携帯端末が載置面に対し任意の角度で保持される。また、本体取付部の他方の先端に形成されたストラップ取付部の外形寸法が第1の孔の内形寸法より大きいため、本体部材が取付部材から抜けることはない。
また、本発明は、前記ストラップ取付部には、第2の孔が形成され、前記第2の孔は、前記ストラップ取付部の前記第2の孔を除いた寸法が前記第1の孔の内形寸法より小さくなるように形成されてもよい。これにより、本体部材を取付部材に容易に取り付けることができる。
また、本発明は、前記貼着部は、吸盤であってもよい。これにより、繰り返しの貼着を容易に行うことができる。
また、本発明は、前記第1の孔は、前記本体部材の周縁近傍に形成されてもよい。これにより、角度調整を行いやすくすることができる。
本発明によれば、携帯端末の角度を調整することができる携帯性に優れた携帯端末用スタンドを提供することができる。
本発明の一例である携帯端末用スタンド1の使用状態を示す側面図である。 携帯端末用スタンド1の使用状態を示す側面図である。 携帯端末用スタンド1の部分断面図である。 携帯端末用スタンド1の分解側面図である。 携帯端末用スタンド1の使用方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一例である携帯端末用スタンド1の使用状態を示す側面図である。図2は、携帯端末用スタンド1の正面斜視図である。図3は、携帯端末用スタンド1の部分断面図である。図4は、携帯端末用スタンド1の分解側面図である。
携帯端末用スタンド1は、図1に示すように、携帯端末40を載置面に対し任意の角度で保持するためのものである。図1、2に示すように、携帯端末用スタンド1は、主として、本体部材10と、取付部材20と、ストラップ30とを有している。
本体部材10は、剛性を有する硬質樹脂等で形成された板状の部材である。図3に示すように、本体部材10の上端部には、断面が円形の孔11が形成される。本実施の形態では、孔11は本体部材10の上端部に形成されているが、孔11が形成される位置はこれに限られない。ただし、携帯端末40の角度調整を容易にする(後に詳述)ためには、本体部材10の周縁近傍に形成されることが望ましい。なお、本体部材10は、硬質樹脂限らず、剛性を有する素材であればどのような材料で形成されていてもよい。
取付部材20は、可撓性及び弾力性を有する軟質樹脂、エラストマー等の材料で形成される。図3に示すように、取付部材20は、貼着部21と、本体取付部22と、ストラップ取付部23とを備える。貼着部21と、本体取付部22と、ストラップ取付部23とは、一体形成される。なお、取付部材20は、軟質樹脂やゴムに限らず、可撓性及び弾力性を有する素材であればどのような材料で形成されていてもよい。ただし、可撓性及び弾力性有し、かつ後述する抜け止め機能を考慮すると、エラストマー又は軟質塩化ビニル樹脂で取付部材20を形成することが望ましい。
貼着部21は、気圧差を利用して平滑な面(例えば、携帯端末の裏面)に対し着脱自在とする吸盤である。なお、貼着部21としては、吸盤に限らず、繰り返し使用可能な貼着部材であればよい。例えば、繰り返し貼着と剥離が可能な粘着シートを使用することもできる。
本体取付部22は、断面が円形の棒状の部材である。本体取付部22の一端には貼着部21が形成され、他端にはストラップ取付部23が形成される。本実施の形態では、本体取付部22の断面が円形であるが、本体取付部22の断面形状は円形に限られず、例えば矩形でもよい。ここでいう矩形とは、矩形及び矩形の角が丸みを帯びた矩形を含むものとする。
図3に示すように、本体取付部22の外形寸法aは、孔11の内部を貫通できるように、孔11の内形寸法bよりも小さく形成される。また、本体取付部22の長さlは、本体部材10の厚さtより大きく形成される。
ストラップ取付部23は、ストラップ30を取り付けるための孔23Aが形成される。図3に示すように、ストラップ取付部23の外側寸法cは、孔11の内形寸法bよりも大きく形成される。特に、後述する本体部材10が取付部材20から抜ける抜け止めの機能及び組立性の両方を考慮すると、外側寸法cは内形寸法bの1.2倍であることが望ましい。ここでいう内形寸法bの1.2倍とは、内形寸法bの1.2倍及び数ミリの誤差を含んだ範囲を指す。
また、図4に示すように、ストラップ取付部23の孔23A以外のストラップ保持部23Bを重ねたときの厚さdは、孔11の内形寸法bよりも小さく形成される。
なお、ストラップ取付部23は、背面側(図3右側)からみて円形でもよいし、矩形でもよい。本実施の形態では、略長方形に形成されている(図2参照)。また、ストラップ取付部23の外側寸法cは、少なくとも1方向(例えば図3上下方向)で満足すればよい。
ストラップ30は、環状部材31と、紐取付部材32と、紐33と、コネクタ34とを有する。
環状部材31は、ストラップ取付部23の孔23Aと、紐33及びコネクタ34が連結された紐取付部材32とを連結する。なお、環状部材31及び紐取付部材32は必須ではなく、紐33を直接孔23Aに取り付けてもよい。ただし、後に詳述する抜け止め効果を得るためには、環状部材31を用いることが望ましい。
コネクタ34は、携帯端末40の端子穴(図示せず)に接続可能なコネクタ形状を備える部材であり、本実施の形態ではオーディオ出力端子に接続可能なコネクタ形状を備えている。携帯端末40の端子穴にコネクタ34を挿入することにより、携帯端末用スタンド1を携帯端末40に取り付ける。なお、コネクタ34は必須ではなく、例えば携帯端末40に紐33を通す孔が形成されている場合にはコネクタ34は不要である。
次に、このように構成された携帯端末用スタンド1の組立について説明する。図4に示すように、まず、ストラップ取付部23の孔23Aを閉じ、ストラップ保持部23Bを重ねた状態で、孔11にストラップ取付部23を通し、孔11に本体取付部22を貫通させる。取付部材20は弾性を有するため、孔11に本体取付部22を貫通させた状態では、ストラップ取付部23は孔23Aが開いた状態、すなわちストラップ取付部23の外形寸法が孔11の内形寸法より大きい状態(図3参照)に戻る。その後、紐33及びコネクタ34が連結された紐取付部材32に通された環状部材31を、ストラップ取付部23の孔23Aに通す。
本実施の形態では、ストラップ保持部23Bを重ねたときの寸法dが孔11の内形寸法bより小さいため、容易に組立ができる。ただし、ストラップ保持部23Bを重ねたときの寸法dが孔11の内形寸法bより小さくなくても、例えばストラップ取付部23を変形させた場合の外形寸法が、孔11の内形寸法bより小さくなればよい。
携帯端末用スタンド1を用いて携帯端末40を自立させる方法について説明する。本体部材10の上下方向が、携帯端末40を自立させたときの上下方向と同じとなるように、携帯端末40の所望の面の任意の位置に、貼着部21を貼着させる。ここでは、表示部の上側が上、下側が下となり、底面が載置面に接するように、表示部の反対側の面(裏面)に携帯端末用スタンド1を取り付ける。
携帯端末40の底面を載置面に置き、本体部材10の下端(図2下側、孔11が形成されていない方の端)を携帯端末40と反対方向に広げて、本体部材10の下端を載置面に置き、携帯端末40を自立させる。本実施の形態では、取付部材20が可撓性を有するため、本体部材10を任意の角度だけ広げることができる。また、ストラップ取付部23の外側寸法cが、孔11の内形寸法bよりも大きい(図3参照)ため、本体部材10を任意の角度だけ広げたとしても、本体部材10が取付部材20から抜けることはない。また、孔23Aに環状部材31が取り付けられているため、本体部材10が取付部材20から抜けないようにする抜け止めの効果をより確実にすることができる。
携帯端末40の角度は、貼着部21の貼着位置と、本体部材10を広げる角度とで調整できる。図5は、携帯端末40を異なる角度で自立させた状態を示す図である。
図5(A)、(B)は、本体部材10を広げる角度θを変えることにより携帯端末40の角度を変える様子を示す。本体部材10を広げる角度θを小さくすると(図5(A)参照)、携帯端末40をより立てた状態で保持する。それに対し、本体部材10を広げる角度θを大きくすると(図5(B)参照)、携帯端末40をより寝せた状態で保持することができる。本実施の形態では、孔11が本体部材10の周縁近傍に形成されているため、本体部材10を広げる角度の調整が容易である。これにより、携帯端末40の角度調整を容易に行うことができる。
図5(A)、(C)は、貼着部21の貼着位置を変えることにより携帯端末40の角度を変える様子を示す。貼着部21を高い位置に貼着させると(図5(A)参照)、携帯端末40をより立てた状態で保持する。それに対し、貼着部21を低い位置に貼着させると(図5(C)参照)、携帯端末40をより寝せた状態で保持することができる。
本実施の形態によれば、簡単な構成で携帯端末の角度を調整することができる。また、本体部材も取付部材も小さいため、携帯性に優れ、携帯端末用スタンド全体をストラップとしても不自然がない製品を提供することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1:携帯端末用スタンド、10:本体部材、11:孔、20:取付部材、21:貼着部、22:本体取付部、23:ストラップ取付部、23A:孔、23B:ストラップ保持部、30:ストラップ、31:環状部材、32:紐、33:コネクタ、40:携帯端末

Claims (4)

  1. 第1の孔が形成された板状の本体部材と、
    棒状の本体取付部と、前記本体取付部の一方の先端に形成された貼着部と、前記本体取付部の他方の先端に形成されたストラップ取付部と、を有する取付部材と、を備え、
    前記本体部材は、前記第1の孔に前記本体取付部が貫通することにより前記本体取付部に取り付けられ、
    前記ストラップ取付部は、外形寸法が前記第1の孔の内形寸法より大きくなるように形成され、
    前記貼着部を携帯端末に貼着し、前記携帯端末及び前記本体部材を載置面に載置することにより、前記携帯端末を前記載置面に対し任意の角度で保持することを特徴とする携帯端末用スタンド。
  2. 請求項1に記載の携帯端末用スタンドであって、
    前記ストラップ取付部には、第2の孔が形成され、
    前記第2の孔は、前記ストラップ取付部の前記第2の孔を除いた寸法が前記第1の孔の内形寸法より小さくなるように形成された
    ことを特徴とする携帯端末用スタンド。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の携帯端末用スタンドであって、
    前記貼着部は、吸盤であることを特徴とする携帯端末用スタンド。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末用スタンドであって、
    前記第1の孔は、前記本体部材の周縁近傍に形成される
    ことを特徴とする携帯端末用スタンド。
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