JP2014077748A - 集塵排気システムの集塵機能異常検出方法および装置 - Google Patents

集塵排気システムの集塵機能異常検出方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成によって、確実に、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができる集塵排気システムの集塵機能異常検出装置を提供する。
【解決手段】 集塵機能異常検出装置5は、吸引ポンプと、排気管4から分岐するバイパス管6によって導かれた空気中の粉塵濃度を測定する粉塵濃度測定器を備え、作業室2内での作業を停止し、吸引ファンをオフし、吸引ポンプをオンにして、第一の測定値を生成し、作業室2内での作業を停止し、吸引ファン及び吸引ポンプをオンにして、第二の測定値を生成し、作業室2内での作業を行っている状態で、吸引ファン及び吸引ポンプをオンにして、第三の測定値を生成し、第三の測定値が第一の測定値以上であるとき、または、第二の測定値が第一の測定値以上であるときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集塵排気システムの集塵機能異常検出方法および装置に関するものであり、さらに詳細には、簡易な構成によって、確実に、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができる方法および装置に関するものである。
建築物の解体工事などにおいては、作業所内の空気中の粉塵を集めて除塵し、作業所外に除塵された空気を排気する集塵排気システムが用いられており、集塵排気システムの集塵機能に異常が発生すると、除塵されていない粉塵を含む空気が作業所外に排気されてしまうため、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出する検出装置が設けられている。とくに、有害なアスベストが吹き付けられた建築物の解体工事などにおいては、アスベストを含む空気が作業所外に放出されることを確実に防止することが要求され、集塵排気システムの集塵機能に異常が発生した場合に、確実にかつ速やかに集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することが要求される。
このような集塵排気システムの集塵機能の異常を検出するために、作業所の排気口近傍に設けられ、排気口から排出された空気中の粉塵濃度を測定し、粉塵濃度が大きく変化したときに、集塵排気システムの集塵機能に異常が発生したと判断する方法が知られている。
特開平10−170423号公報
しかしながら、かかる集塵排気システムの集塵機能異常検出方法にあっては、排気口近傍の風や外気の粉塵によって、測定値が大きく変動し、確実にかつ速やかに集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができないという問題があった。
したがって、本発明は、簡易な構成によって、確実に、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができる集塵排気システムの集塵機能異常検出方法を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、簡易な構成によって、確実に、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができる集塵排気システムの集塵機能異常検出装置を提供することにある。
本発明のかかる目的は、第一のフィルタと空気を吸引可能な第一の吸引手段を備え、前記第一の吸引手段によって、略閉空間をなす作業室内の空気を排気管に取り込み、前記第一のフィルタによって空気から粉塵を取り除く集塵排気装置と、前記集塵排気装置近傍の下流側の前記排気管から分岐するバイパス管に接続され、前記排気管内の空気を前記バイパス管内に吸引する第二の吸引手段と、前記バイパス管によって導かれた空気中の粉塵濃度を測定する粉塵濃度測定装置とを備えた集塵機能異常検出装置を備えた集塵排気システムの集塵機能の異常を検出する集塵機能異常検出方法であって、前記作業室内における作業を停止し、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段をオフし、前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンした状態で、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第一の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を停止した状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第二の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を行っている状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第三の粉塵濃度測定値を生成し、前記第一の粉塵濃度測定値、前記第二の粉塵濃度測定値および前記第三の粉塵濃度測定値を対比して、前記集塵排気装置の集塵機能の異常を検出することを特徴とする集塵排気システムの集塵機能異常検出方法によって達成される。
本発明のかかる目的はまた、第一のフィルタと空気を吸引可能な第一の吸引手段を備え、前記第一の吸引手段によって、略閉空間をなす作業室内の空気を排気管に取り込み、前記第一のフィルタによって空気から粉塵を取り除く集塵排気装置と、前記集塵排気装置近傍の下流側の前記排気管から分岐するバイパス管に接続され、前記排気管内の空気を前記バイパス管内に吸引する第二の吸引手段と、前記バイパス管によって導かれた空気中の粉塵濃度を測定する粉塵濃度測定装置とを備えた集塵機能異常検出装置を備えた集塵排気システムであって、前記集塵機能異常検出装置の前記粉塵濃度測定装置が、前記作業室内における作業を停止し、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段をオフし、前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンした状態で、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第一の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を停止した状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第二の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を行っている状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第三の粉塵濃度測定値を生成し、前記集塵機能異常検出装置が、前記第一の粉塵濃度測定値、前記第二の粉塵濃度測定値および前記第三の粉塵濃度測定値を対比して、前記集塵排気装置の集塵機能の異常を検出するように構成されたことを特徴とする集塵排気システムの集塵機能異常検出装置によって達成される。
アスベスト除去などの作業室内における作業を停止し、集塵排気装置の第一の吸引手段をオフし、集塵機能異常検出装置の第二の吸引手段をオンした状態で、粉塵濃度測定装置が、バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して得られた第一の粉塵濃度測定値は、アスベスト除去などの作業がおこなわれていない作業室内の空気に含まれる粉塵濃度に対応し、作業室内における作業を停止し、集塵排気装置の第一の吸引手段および集塵機能異常検出装置の第二の吸引手段をオンした状態で、粉塵濃度測定装置が、バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して得られた第二の粉塵濃度測定値は、アスベスト除去などの作業室内における作業をしていないときの作業室内の空気に含まれる粉塵を集塵排気装置の第一のフィルタによって除塵した後の空気に含まれている粉塵濃度に対応し、作業室内において、アスベスト除去などの作業を行っている状態で、集塵排気装置の第一の吸引手段および集塵機能異常検出装置の第二の吸引手段をオンし、粉塵濃度測定装置が、バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して得られた第三の粉塵濃度測定値は、アスベスト除去などの作業が行われている作業室内の空気に含まれた粉塵を、集塵排気装置の第一のフィルタによって除塵した後に、排気口から放出される空気に含まれている粉塵濃度に対応するものであるので、本発明によれば、第一の粉塵濃度測定値、第二の粉塵濃度測定値および第三の粉塵濃度測定値を対比することによって、確実にかつ速やかに集塵排気装置の集塵機能の異常を検出し、必要な措置を講ずることが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記第三の粉塵濃度測定値が前記第一の粉塵濃度測定値を越えているとき、または、前記第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、前記集塵機能異常検出装置が、前記集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されている。
アスベスト除去などの作業室内における作業が行われておらず、集塵排気装置の第一の吸引手段をオフし、集塵機能異常検出装置の第二の吸引手段をオンした状態で、バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して得られた第一の粉塵濃度測定値は、アスベスト除去などの作業室内における作業が行われていないときの作業室外の空気に含まれている粉塵濃度に対応するものであるので、アスベスト除去などの作業室内における作業をおこなっている状態で、集塵排気装置の第一の吸引手段および集塵機能異常検出装置の第二の吸引手段をオンして、作業室内から排気管内に取り込まれた空気中の粉塵を除塵し、バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を検出して得られた第三の粉塵濃度測定値が、第一の粉塵濃度測定値を越えているとき、または、第一の粉塵濃度測定値以上であるときは、作業室内におけるアスベスト除去などの作業をおこなうことによって生成された粉塵が、排気管を介して、作業室外に放出されており、作業室内から取り込まれた空気に含まれる粉塵が、集塵排気装置によって、所望のように、除塵されていないと考えることができる。したがって、本発明の好ましい実施態様においては、集塵機能異常検出装置が、第三の粉塵濃度測定値が第一の粉塵濃度測定値を越えているとき、または、第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、集塵排気装置に異常があると判定するように構成されているから、確実にかつ速やかに集塵排気装置の集塵機能の異常を検出し、必要な措置を講ずることが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記第二の粉塵濃度測定値が前記第一の粉塵濃度測定値を越えているとき、または、前記第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、前記集塵機能異常検出装置が、前記集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されている。
第二の粉塵濃度測定値は、アスベスト除去などの作業室内における作業が行われておらず、集塵排気装置の第一の吸引手段および集塵機能異常検出装置の第二の吸引手段がオンされて、作業室内の空気が集塵排気装置内に取り込まれ、第一のフィルタによって、空気中に含まれる粉塵が除塵された後に、バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を検出して得られた測定値で、集塵排気装置の集塵機能が正常であれば、集塵排気装置によって、作業室の内部から取り込まれた空気から粉塵が除去されているから、第二の粉塵濃度測定値は、アスベスト除去などの作業がおこなわれていないときの作業室内の空気に含まれる粉塵の濃度に対応する第一の粉塵濃度測定値以下、または、第一の粉塵濃度測定値未満になるはずであり、したがって、第二の粉塵濃度測定値が第一の粉塵濃度測定値を越えているとき、または、第一の粉塵濃度測定値以上であるときは、集塵排気装置の第一のフィルターに目詰まりが生じているなどの異常が発生していると考えられる。よって、本発明の好ましい実施態様においては、集塵機能異常検出装置が、第二の粉塵濃度測定値が第一の粉塵濃度測定値を越えているとき、または、第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されているから、確実にかつ速やかに集塵排気装置の集塵機能の異常を検出し、必要な措置を講ずることが可能になる。
本発明によれば、簡易な構成によって、確実に、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができる集塵排気システムの集塵機能異常検出方法を提供することが可能になる。
また、本発明によれば、簡易な構成によって、確実に、集塵排気システムの集塵機能の異常を検出することができる集塵排気システムの集塵機能異常検出装置を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる集塵排気システムの概略図である。 図2は、集塵排気装置の詳細な構成を示す略縦断面図である。 図3は、本発明の好ましい実施態様にかかる集塵機能異常検出装置の構成の詳細を示す略縦断面図である。 図4は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる集塵機能異常検出装置を備えた集塵排気システムの検出系、駆動系、制御系、表示系および入力系を示すブロックダイアグラムである。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる集塵排気システムの概略図である。
図1に示されるように、本発明の好ましい実施態様にかかる集塵排気システム1は、略閉空間をなし、アスベストの除去などの作業が行われる作業室2内の空気を吸引し、排気管4を介して、外気に排出する集塵排気装置3と、集塵排気装置3の集塵機能に異常が発生したことを検出する集塵機能異常検出装置5を備えている。
図1に示されるように、集塵機能異常検出装置5は、排気管4から分岐するバイパス管6に接続されている。
図2は、集塵排気装置3の詳細な構成を示す略縦断面図である。
図2に示されるように、集塵排気装置3は、第一のフィルタ11を介して、作業室2内の空気を吸引する吸引ファン10を備え、吸引ファン10によって吸引され、第一のフィルタ11によって、除塵された作業室2内の空気は排気管4に送られる。
図3は、本発明の好ましい実施態様にかかる集塵機能異常検出装置5の構成の詳細を示す略縦断面図である。
図3に示されるように、集塵機能異常検出装置5は、排気管4から分岐するバイパス管6に接続され、吸引ポンプ15によって吸引された空気内の粉塵量を測定する粉塵濃度測定器7と、粉塵濃度測定器7の後段に設けられた第二のフィルタ17を備えている。図3において、参照番号18で示されているのは、アラーム発生器である。
排気管4からバイパス管6を介して、吸引ポンプ15によって吸入された空気は、粉塵濃度測定器7によって空気内の粉塵濃度が測定され、第二のフィルタ17により、除塵された上で、外気に排出される。したがって、排気管4からバイパス管6を介して、粉塵濃度測定器7に導かれた空気が外部に排出されても、粉塵を排出することはない。
図4は、本発明の好ましい実施態様にかかる集塵機能異常検出装置5を備えた集塵排気システム1の検出系、駆動系、制御系、表示系および入力系を示すブロックダイアグラムである。
図4に示されるように、本実施態様にかかる集塵排気システム1の検出系は、バイパス管6に接続され、バイパス管6に導かれた空気中の粉塵濃度を測定する集塵機能異常検出装置5の粉塵濃度測定器7を備えている。
図4に示されるように、本実施態様にかかる集塵排気システム1の駆動系は、集塵排気装置3に設けられ、作業室2内の空気を吸引する吸引ファン10と、集塵機能異常検出装置5に設けられ、排気管4からバイパス管6に導かれた空気を吸引する吸引ポンプ15を備えている。
図4に示されるように、本実施態様にかかる集塵排気システム1の制御系は、集塵排気システム1の全体の動作を制御するコントロールユニット20と、集塵排気システム1の制御プログラムを記憶するROM21と、集塵機能異常検出装置5の粉塵濃度測定器7が測定したデータを記憶するRAM22を備えている。
さらに、図4に示されるように、本実施態様にかかる集塵排気システム1の表示系は、アラーム音を発するアラーム発生器18およびディスプレイ24を備え、入力系は、種々の指示信号入力可能なキーボード25を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかる集塵排気システム1の集塵機能異常検出装置5においては、ROM21に格納された制御プログラムにしたがって、以下のようにして、集塵機能に異常があるか否かを検出する。
作業室2内でアスベストの除去などの作業が行われておらず、吸引ファン10および吸引ポンプ15がオフにされている状態で、まず、オペレータによって、キーボード25に第一の粉塵濃度測定値D1を測定する旨の第一の粉塵濃度測定指示信号が入力される。第一の粉塵濃度測定入力信号は、キーボード25からコントロールユニット20に出力され、コントロールユニット20は第一の粉塵濃度測定指示信号を受けると、集塵機能異常検出装置5にバイパス管6内の空気に含まれる粉塵濃度を測定する旨の第一の測定指示信号を送信する。
第一の測定指示信号を受けると、集塵機能異常検出装置5は吸引ポンプ15を作動させるとともに、粉塵濃度測定器7にバイパス管6内の空気に含まれる粉塵濃度を測定させて、第一の粉塵濃度測定値D1を生成し、コントロールユニット20に出力する。
第一の粉塵濃度測定値D1が入力されると、コントロールユニット20は、第一の粉塵濃度測定値D1をRAM22の第一のメモリ領域に格納する。こうして測定され、RAM22の第一のメモリ領域に格納された第一の粉塵濃度測定値D1は、作業をおこなっていない状態における作業室2内の粉塵濃度に対応するものである。
次いで、オペレータによって、キーボード25に、第二の粉塵濃度測定値D2を測定する旨の第二の粉塵濃度測定指示信号が入力されると、第二の粉塵濃度測定指示信号は、コントロールユニット20に出力される。
コントロールユニット20は第二の粉塵濃度測定指示信号を受けると、吸引ファン10および吸引ポンプ15を作動させるとともに、集塵機能異常検出装置5にバイパス管6内の空気に含まれる粉塵の濃度を測定する旨の第二の測定指示信号を送信する。
第二の測定指示信号を受けると、集塵機能異常検出装置5の粉塵濃度測定器7はバイパス管6内の空気に含まれる粉塵の濃度を測定して、第二の粉塵濃度測定値D2を生成し、コントロールユニット20に出力する。
第二の粉塵濃度測定値D2が入力されると、コントロールユニット20は、第二の粉塵濃度測定値D2をRAM22の第二のメモリ領域に格納する。こうして測定され、RAM22の第二のメモリ領域に格納された第二の粉塵濃度測定値D2は、作業室2内でアスベストの除去などの作業が行われていない状態で、吸引ファン10および吸引ポンプ15を作動させて、作業室2の内部の空気を吸引ファン10によって吸引し、第一のフィルター11によって、粉塵を除去した後に、排気管4に排気し、排気管4から分岐しているバイパス管6に接続された粉塵濃度測定器7によって測定された空気中に含まれる粉塵の濃度に対応するものである。
第二の粉塵濃度測定値D2をRAM22の第二のメモリ領域に格納すると、コントロールユニット20はRAM22の第一のメモリ領域に格納された第一の粉塵濃度測定値D1と第二のメモリ領域に格納された第二の粉塵濃度測定値D2とを対比する。
上述のように、第二の粉塵濃度測定値D2は、アスベスト除去などの作業がされていない状態における作業室2の内部の空気に含まれている粉塵を、第一のフィルター11によってフィルタリングした後の空気中の粉塵濃度に対応するものであり、一方、第一の粉塵濃度測定値D1は、作業をおこなっていない状態における作業室2内の粉塵濃度に対応するものであるから、集塵排気装置3の集塵機能が正常である場合には、第二の粉塵濃度測定値D2は第一の粉塵濃度測定値D1以下になっていることが要求される。
したがって、第一の粉塵濃度測定値D1と第二の粉塵濃度測定値D2とを対比した結果、
D1≧D2
で、第二の粉塵濃度測定値D2が第一の粉塵濃度測定値D1を越えていると判定したときは、集塵排気装置3の集塵機能に何らかの異常があると考えられる。
第二の粉塵濃度測定値D2が第一の粉塵濃度測定値D1を越えているときは、さらに、コントロールユニット20はRAM22の第四のメモリ領域に格納されている第一の閾値αを読み出し、[(第二の粉塵濃度測定値D2)−(第一の粉塵濃度測定値D1)]が第一の閾値α未満か否かを判定する。ここに、第一の閾値αは小さい正の値で、実験的に決定されたものである。
その結果、
D2−D1<α
であるときは、第一のフィルター11などが汚れているなど、メインテナンスが不十分な場合と考えられ、第一のフィルター11を清掃するなどの通常のメインテナンスをおこなえば、集塵排気装置3の集塵機能の異常を解消できると認められるから、コントロールユニット20はアラーム発生器18にアラーム信号を出力して、アラーム音を発生させるとともに、ディスプレイ24に第一の表示信号を出力して、通常のメインテナンスをすべき旨のメッセージを表示させる。
これに対して、
D2−D1≧α
である場合には、集塵排気装置3の集塵機能の低下が著しく、通常のメインテナンスをおこなうだけでは、集塵排気装置3の集塵機能の異常を解消することは困難であり、第一のフィルター11が目詰まりを起こしていると判定できるから、コントロールユニット20はアラーム発生器18にアラーム信号を出力して、アラーム音を発生させるとともに、ディスプレイ24に第二の表示信号を出力して、第一のフィルター11を交換すべき旨のメッセージを表示させる。
その結果、オペレータは集塵排気装置3の集塵機能に異常があるということを認識することができ、集塵排気装置3の運転を停止し、第一のフィルター11を清掃したり、交換するなどの必要な措置を講じ、集塵排気装置3の集塵機能の異常な点を取り除いた上で、改めて、集塵排気装置3の運転を開始することができる。
一方、第一の粉塵濃度測定値D1と第二の粉塵濃度測定値D2とを対比した結果、第二の粉塵濃度測定値D2が第一の粉塵濃度測定値D1以下である場合には、コントロールユニット20は、集塵排気装置3の集塵機能は正常であると判定して、作業室2の内部でのアスベストの除去などの作業を開始することができる旨のメッセージをディスプレイ24に表示する。
こうして、集塵排気装置3の集塵機能が正常であることが確認されると、作業室2内でアスベスト除去などの作業を開始することが可能になる。
作業室2内でアスベスト除去などの作業が開始されてから、所定時間が経過すると、オペレータによって、キーボード25に、第三の粉塵濃度測定値D3を測定する旨の第三の粉塵濃度測定指示信号が入力される。キーボード25に入力された第三の粉塵濃度測定指示信号は、コントロールユニット20に出力され、コントロールユニット20は第三の粉塵濃度測定指示信号を受けると、集塵機能異常検出装置5の粉塵濃度測定器7にバイパス管6内の空気に含まれる粉塵の濃度を測定する旨の第三の測定指示信号を送信する。
第三の測定指示信号を受けると、集塵機能異常検出装置5の粉塵濃度測定器7はバイパス管6内の空気に含まれる粉塵の濃度を測定して、第三の粉塵濃度測定値D3を生成し、コントロールユニット20に出力する。
第三の粉塵濃度測定値D3が入力されると、コントロールユニット20は、第三の粉塵濃度測定値D3をRAM22の第三のメモリ領域に格納する。こうして測定され、RAM22の第三のメモリ領域に格納された第三の粉塵濃度測定値D3は、作業室2内で、アスベスト除去などの作業が行われている状態で、吸引ファン10および吸引ポンプ15を作動させて、作業室2の内部の空気を吸引ファン10によって吸引し、第一のフィルター11によって粉塵を除去した後の空気中の粉塵濃度に対応するものである。
第三の粉塵濃度測定値D3をRAM22の第三のメモリ領域に格納すると、コントロールユニット20はRAM22の第三のメモリ領域に格納された第一の粉塵濃度測定値D1と第三の粉塵濃度測定値D3とを対比する。
上述のように、第三の粉塵濃度測定値D3は、アスベスト除去などの作業がなされている状態における作業室2の内部の空気に含まれている粉塵を、第一のフィルター11によりフィルタリングした後の空気に含まれている粉塵濃度に対応するものであり、一方、第一の粉塵濃度測定値D1は、作業をおこなっていない状態における作業室2内の粉塵濃度に対応するものであるから、集塵排気装置3の集塵機能が正常であるときは、第三の粉塵濃度測定値D3が第一の粉塵濃度測定値D1以下であることが必要である。
これに対して、第三の粉塵濃度測定値D3が第一の粉塵濃度測定値D1を越えているときは、作業室2内で行われているアスベストの除去などの作業によって新たに生成された粉塵が、第一のフィルター11によって空気から除去されずに、排気管4内に排気されていると考えられるから、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると考えられる。
第三の粉塵濃度測定値D3が第一の粉塵濃度測定値D1を越えていると判定したときは、コントロールユニット20は、さらに、RAM22の第四のメモリ領域に格納されている第二の閾値βを読み出し、[(第三の粉塵濃度測定値D3)−(第一の粉塵濃度測定値D1)]が第二の閾値β未満か否かを判定する。ここに、第二の閾値βは小さい正の値で、実験的に決定されたものである。
その結果、
D3−D1<β
であるときは、第一のフィルター11などが汚れているなど、メインテナンスが不十分であるにすぎないと認められ、第一のフィルター11を清掃するなどの通常のメインテナンスをおこなえば、集塵排気装置3の集塵機能の異常を解消できると考えられるから、コントロールユニット20はアラーム発生器18にアラーム信号を出力して、アラーム音を発生させるとともに、ディスプレイ24に第一の表示信号を出力して、通常のメインテナンスをすべき旨のメッセージを表示させる。
これに対して、
D3−D1≧β
である場合には、集塵排気装置3の集塵機能の低下が著しく、通常のメインテナンスをおこなうだけでは、集塵排気装置3の集塵機能の異常を解消することは困難であり、第一のフィルター11が目詰まりしていると判定できるから、コントロールユニット20はアラーム発生器18にアラーム信号を出力して、アラーム音を発生させるとともに、ディスプレイ24に第二の表示信号を出力して、第一のフィルター11を交換すべき旨のメッセージを表示させる。
さらに、コントロールユニット20は、RAM22の第二のメモリ領域から第二の粉塵濃度測定値D2を読み出して、第三の粉塵濃度測定値D3と対比する。
上述のように、第二の粉塵濃度測定値D2は、アスベスト除去などの作業がされていない状態における作業室2の内部の空気に含まれている粉塵を、第一のフィルター11によってフィルタリングした後の空気中の粉塵濃度に対応するものであり、一方、第三の粉塵濃度測定値D3は、アスベスト除去などの作業がなされている状態における作業室2の内部の空気に含まれている粉塵を、第一のフィルター11によりフィルタリングした後の空気に含まれている粉塵濃度に対応するものであるから、第三の粉塵濃度測定値D3と第二の粉塵濃度測定値D2との差は、作業室2の内部で、アスベストの除去などの作業をおこなったことに起因する空気中の粉塵濃度の上昇分に相当するものである。
したがって、集塵排気装置3の集塵機能には、アスベストの除去などの作業をおこなったことに起因する空気中の粉塵濃度の上昇がゼロであることが要求されるから、集塵排気装置3の集塵機能が正常であるときには、第三の粉塵濃度測定値D3は第二の粉塵濃度測定値D2以下になるはずであるから、[(第三の粉塵濃度測定値D3)−(第二の粉塵濃度測定値D2)]が正の値をとるときは、集塵排気装置3の集塵機能に何らかの異常が発生していると考えられる。
そこで、[(第三の粉塵濃度測定値D3)−(第二の粉塵濃度測定値D2)]が正の値をとるときは、コントロールユニット20は、RAM22の第四のメモリ領域に格納されている第三の閾値γを読み出して、第三の粉塵濃度測定値D3と第二の粉塵濃度測定値D2との差が第三の閾値γ未満か否かを対比する。ここに、第三の閾値γは小さい正の値で、実験的に決定されたものである。
その結果、
0<D3−D2<γ
であるときは、第一のフィルター11などが汚れているなど、メインテナンスが不十分であるにすぎないと認められ、第一のフィルター11を清掃するなどの通常のメインテナンスをおこなえば、集塵排気装置3の集塵機能の異常を解消できると考えられるから、コントロールユニット20はアラーム発生器18にアラーム信号を出力して、アラーム音を発生させるとともに、ディスプレイ24に第一の表示信号を出力して、通常のメインテナンスをすべき旨のメッセージを表示させる。
一方、
0<γ≦D3−D2
である場合には、集塵排気装置3の集塵機能の低下が著しく、通常のメインテナンスをおこなうだけでは、集塵排気装置3の集塵機能の異常を解消することは困難であり、第一のフィルター11が目詰まりしていると判定できるから、コントロールユニット20はアラーム発生器18にアラーム信号を出力して、アラーム音を発生させるとともに、ディスプレイ24に第二の表示信号を出力して、第一のフィルター11を交換すべき旨のメッセージを表示させる。
その結果、オペレータは集塵排気装置3の集塵機能に異常があるということを正確かつ速やかに認識することができ、集塵排気装置3の運転を停止し、第一のフィルター11を清掃したり、交換するなどの必要な措置を講じ、集塵排気装置3の集塵機能の異常な点を取り除いた上で、改めて、集塵排気装置3の運転を開始することができる。
これに対して、第一の粉塵濃度測定値D1と第三の粉塵濃度測定値D3とを対比した結果、第三の粉塵濃度測定値D3が第一の粉塵濃度測定値D1以下であり、第二の粉塵濃度測定値D2と第三の粉塵濃度測定値D3とを対比した結果、第三の粉塵濃度測定値D3が第二の粉塵濃度測定値D2以下である場合には、コントロールユニット20は、集塵排気装置3の集塵機能は正常であると判定して、作業室2の内部でのアスベストの除去などの作業を続行することができる旨のメッセージをディスプレイ24に表示する。
本実施態様によれば、作業室2内におけるアスベストの除去などの作業を停止し、集塵排気装置3を作動させていないときに、粉塵濃度測定器7によって測定された粉塵濃度で、アスベストの除去などの作業がおこなわれていない作業室2内の空気中の粉塵濃度に対応する第一の粉塵濃度測定値D1と、作業室2内で、アスベストの除去などの作業がおこなわれていない状態で、集塵排気装置3を作動させたときに、粉塵濃度測定器7によって測定された粉塵濃度で、アスベストの除去などの作業がおこなわれていない作業室2内の空気を第一のフィルター11でフィルタリングした後の空気中の粉塵濃度に対応する第二の粉塵濃度測定値D2とを対比し、第二の粉塵濃度測定値D2が第一の粉塵濃度測定値D1を越えているときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定し、さらに、第二の粉塵濃度測定値D2と第一の粉塵濃度測定値D1との差が、実験的に決定された正の小さい値である第一の閾値α未満か否かを判定して、第二の粉塵濃度測定値D2と第一の粉塵濃度測定値D1との差が第一の閾値α未満であるときは、集塵排気装置3を清掃するなどのメインテナンスすべき旨のメッセージをディスプレイ24に表示し、第二の粉塵濃度測定値D2と第一の粉塵濃度測定値D1との差が第一の閾値α以上であるときは、集塵排気装置3の第一のフィルター11が目詰まりを起こしていると判定して、集塵排気装置3の第一のフィルター11を交換すべき旨のメッセージをディスプレイ24に表示するように構成されているから、オペレータは集塵排気装置3の集塵機能に異常があるということを正確かつ速やかに認識することができ、第一のフィルター11を清掃したり、交換するなどの必要な措置を講じ、集塵排気装置3の集塵機能の異常な点を取り除いた上で、改めて、集塵排気装置3の運転を開始することができ、したがって、集塵排気装置3の集塵機能に異常があるにもかかわらず、作業室2内でアスベストの除去などの作業を開始して、アスベストなどの物質を含む空気が大気中に放出されることを確実に防止することが可能になる。
また、本実施態様によれば、アスベストの除去などの作業がおこなわれていない作業室2内の空気中の粉塵濃度に対応する第一の粉塵濃度測定値D1と、作業室2内において、アスベストの除去などの作業が行われている状態で、集塵排気装置3を作動させたときに、作業室2の外部に放出される空気中の粉塵濃度に対応する第三の粉塵濃度測定値D3とを対比し、第三の粉塵濃度測定値D3が第一の粉塵濃度測定値D1を越えているときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定し、さらに、第三の粉塵濃度測定値D3と第一の粉塵濃度測定値D1との差が、実験的に決定された正の小さい値である第二の閾値β未満か否かを判定して、第三の粉塵濃度測定値D3と第一の粉塵濃度測定値D1との差が第二の閾値β未満であるときは、集塵排気装置3を清掃するなどの通常のメインテナンスをおこなうべき旨のメッセージをディスプレイ24に表示し、第三の粉塵濃度測定値D3と第一の粉塵濃度測定値D1との差が第二の閾値β以上であるときは、集塵排気装置3の第一のフィルター11が目詰まりを起こしていると判定して、集塵排気装置3の第一のフィルター11を交換すべき旨のメッセージをディスプレイ24に表示するように構成されているから、オペレータは集塵排気装置3の集塵機能に異常があるということをただちに認識することができ、集塵排気装置3の運転を停止し、第一のフィルター11を清掃するなどの通常のメインテナンスや第一のフィルター11や交換するなどの必要な措置を講じた上で、集塵排気装置3の運転を開始することができ、したがって、集塵排気装置3の集塵機能に異常があるにもかかわらず、作業室2内でアスベストの除去などの作業を開始して、アスベストなどの物質を含む空気が大気中に放出されることを確実に防止することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、作業室2内で、アスベストの除去などの作業がおこなわれていない状態で、集塵排気装置3を作動させたときに、粉塵濃度測定器7によって測定された粉塵濃度で、アスベストの除去などの作業がおこなわれていない作業室2内の空気を第一のフィルター11でフィルタリングした後の空気中の粉塵濃度に対応する第二の粉塵濃度測定値D2と、作業室2内において、アスベストの除去などの作業が行われている状態で、集塵排気装置3を作動させたときに、作業室2の外部に放出されるフィルタリング後の空気中の粉塵濃度に対応する第三の粉塵濃度測定値D3とを対比し、第三の粉塵濃度測定値D3が第二の粉塵濃度測定値D2を越えているときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定し、さらに、第三の粉塵濃度測定値D3と第二の粉塵濃度測定値D2との差が、実験的に決定された正の小さい値である第三の閾値γ未満か否かを判定して、第三の粉塵濃度測定値D3と第二の粉塵濃度測定値D2との差が第三の閾値γ未満であるときは、集塵排気装置3を清掃するなどの通常のメインテナンスをおこなうべき旨のメッセージをディスプレイ24に表示し、第三の粉塵濃度測定値D3と第二の粉塵濃度測定値D2との差が第三の閾値γ以上であるときは、集塵排気装置3の第一のフィルター11が目詰まりを起こしていると判定して、集塵排気装置3の第一のフィルター11を交換すべき旨のメッセージをディスプレイ24に表示するように構成されているから、オペレータは集塵排気装置3の集塵機能に異常があるということをただちに認識することができ、集塵排気装置3の運転を停止し、第一のフィルター11を清掃するなどの通常のメインテナンスや第一のフィルター11や交換するなどの必要な措置を講じた上で、集塵排気装置3の運転を開始することができ、したがって、集塵排気装置3の集塵機能に異常があるにもかかわらず、作業室2内でアスベストの除去などの作業を開始して、アスベストなどの物質を含む空気が大気中に放出されることを確実に防止することが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施態様においては、第三の粉塵濃度測定値D3が、第一の粉塵濃度測定値D1を越えているときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定しているが、測定誤差があり得るから、第三の粉塵濃度測定値が、第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定するようにしてもよい。
また、前記実施態様においては、第二の粉塵濃度測定値が、第一の粉塵濃度測定値を越えているときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定しているが、測定誤差があり得るから、第二の粉塵濃度測定値が、第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、集塵排気装置3の集塵機能に異常があると判定するようにしてもよい。
1 集塵排気システム
2 作業室
3 集塵排気装置
4 排気管
5 集塵機能異常検出装置
6 バイパス管
7 粉塵濃度測定器
10 吸引ファン
11 第一のフィルター
15 吸引ポンプ
17 第二のフィルタ
18 アラーム発生器
20 コントロールユニット
21 ROM
22 RAM
24 ディスプレイ
25 キーボード

Claims (6)

  1. 第一のフィルタと空気を吸引可能な第一の吸引手段を備え、前記第一の吸引手段によって、略閉空間をなす作業室内の空気を排気管に取り込み、前記第一のフィルタによって空気から粉塵を取り除く集塵排気装置と、前記集塵排気装置近傍の下流側の前記排気管から分岐するバイパス管に接続され、前記排気管内の空気を前記バイパス管内に吸引する第二の吸引手段と、前記バイパス管によって導かれた空気中の粉塵濃度を測定する粉塵濃度測定装置とを備えた集塵機能異常検出装置とを備えた集塵排気システムの集塵機能の異常を検出する集塵機能異常検出方法であって、前記作業室内における作業を停止し、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段をオフし、前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンした状態で、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第一の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を停止した状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第二の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を行っている状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第三の粉塵濃度測定値を生成し、前記第一の粉塵濃度測定値、前記第二の粉塵濃度測定値および前記第三の粉塵濃度測定値を対比して、前記集塵排気装置の集塵機能の異常を検出することを特徴とする集塵排気システムの集塵機能異常検出方法。
  2. 前記第三の粉塵濃度測定値が前記第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、前記集塵機能異常検出装置が、前記集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の集塵排気システムの集塵機能異常検出方法。
  3. 前記第二の粉塵濃度測定値が前記第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、前記集塵機能異常検出装置が、前記集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の集塵排気システムの集塵機能異常検出方法。
  4. 第一のフィルタと空気を吸引可能な第一の吸引手段を備え、前記第一の吸引手段によって、略閉空間をなす作業室内の空気を排気管に取り込み、前記第一のフィルタによって空気から粉塵を取り除く集塵排気装置と、前記集塵排気装置近傍の下流側の前記排気管から分岐するバイパス管に接続され、前記排気管内の空気を前記バイパス管内に吸引する第二の吸引手段と、前記バイパス管によって導かれた空気中の粉塵濃度を測定する粉塵濃度測定装置とを備えた集塵機能異常検出装置とを備えた集塵排気システムであって、前記集塵機能異常検出装置の前記粉塵濃度測定装置が、前記作業室内における作業を停止し、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段をオフし、前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンした状態で、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第一の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を停止した状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第二の粉塵濃度測定値を生成し、前記作業室内における作業を行っている状態で、前記集塵排気装置の前記第一の吸引手段および前記集塵機能異常検出装置の前記第二の吸引手段をオンし、前記粉塵濃度測定装置によって、前記バイパス管によって導かれた空気に含まれる粉塵濃度を測定して、第三の粉塵濃度測定値を生成し、前記集塵機能異常検出装置が、前記第一の粉塵濃度測定値、前記第二の粉塵濃度測定値および前記第三の粉塵濃度測定値を対比して、前記集塵排気装置の集塵機能の異常を検出するように構成されたことを特徴とする集塵排気システムの集塵機能異常検出装置。
  5. 前記第三の粉塵濃度測定値が前記第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、前記集塵機能異常検出装置が、前記集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の集塵排気システムの集塵機能異常検出装置。
  6. 前記第二の粉塵濃度測定値が前記第一の粉塵濃度測定値以上であるときに、前記集塵機能異常検出装置が、前記集塵排気装置の集塵機能に異常があると判定するように構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の集塵排気システムの集塵機能異常検出装置。
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