JP2014076442A - 粉ふるい装置 - Google Patents

Abstract

【課題】操作が楽で簡単な粉ふるい装置を提供する。
【解決手段】粉ふるい装置３は、ハウジング３０及び枠体３２を備える。ハウジング３０は、互いに連通した第１の開口３０２及び第２の開口３０３を有する。第２の開口３０３には、網面３１が配設される。枠体３２は、ハウジング３０の収納空間内に収納される。枠体３２の一端の第１の開口３０２に隣接した箇所には、握持部３２４が配設される。枠体３２の他端には、網面３１へ平らに接触される少なくとも１つの掃拭部材３２５が配設される。握持部３２４により枠体３２を収納空間内で回転させ、掃拭部材３２５により網面３１を掃拭する。枠体３２は、上枠部３２１と、下枠部３２２と、上枠部３２１及び下枠部３２２に接続された接続部３２３とを有する。掃拭部材３２５は、下枠部３２２から枠体３２の中央部へ向かって延びる。
【選択図】図３Ａ

Description

本発明は、粉ふるい装置に関し、特に、操作が楽で簡単な粉ふるい装置に関する。

台湾は農業立国であり、農作物は日々の生活にとって重要である。特に、米、小麦粉は生活必需品であり、麺類は日々の食事に必要不可欠な食品である。小麦粉の重要性に鑑み、小麦粉に関連した器具には様々なものが存在する。それら器具のなかでも粉ふるい装置は、例えば、小麦粉、片栗粉、粉糖などの粉粒体をふるいにかけて不純物又は塊を除去するために用いられている。

図１に示すように、従来の粉ふるい装置１は、枠体１０と、枠体１０の底面に配設された網面１１とを有する。網面１１の孔１１１により、粉粒体をふるいにかけて不純物又は塊を除去する。

しかし、従来の粉ふるい装置１を使用する際、一度に投入する粉粒体が多すぎると、網面１１に粉粒体が詰まるおそれがあった。粉粒体が詰まった場合、粉ふるい装置１全体を揺すって粉粒体を網面１１からスムーズに落下させることができたが、網面１１に詰まって粉粒体が落下しなくなることを防ぐ技術が求められていた。

図２Ａ及び図２Ｂに示すように、従来の粉ふるい装置２は、ハウジング２０と、ハウジング２０の端部に配設された網面２１と、を有する。ハウジング２０及び網面２１により収納空間２２が画成され、ハウジング２０の外側面には、ハンドル２０１が配設されている。ハンドル２０１に隣接した押圧部材２０２には、収納空間２２の底部に設けられた回転部材２３が接続されている。粉ふるい装置２を実際に使用する際、ユーザはハンドル２０１を握持し、押圧部材２０２を握って押圧すると、収納空間２２の底部に配設された回転部材２３が回転し、網面２１から粉粒体をスムーズに落下させることができる。しかし、この従来の構造では、ユーザが片手で操作しなければならない上、粉粒体をふるいにかけるために、ハンドルを握持した手を何度も閉じたり開いたりしなければならないため、手が痺れたり長時間の操作が困難となることがあった。このように押圧する際に大きな力を加える必要がある上、使用する際に多くの労力が必要なためユーザにとって非常に不便であり、粉粒体をふるいにかける速度を向上させることは困難であった。

従来技術は、以下（１）〜（３）の欠点を有する。
（１）操作に労力が必要である。
（２）使用が不便である。
（３）粉粒体をふるいにかける速度が遅い。

そのため、これら従来技術の問題点を解決する技術が求められていた。

そのため、本発明の目的は、操作が簡単で楽な粉ふるい装置を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、簡便に使用できる粉ふるい装置を提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明の第１の形態によれば、ハウジング及び枠体を備えた粉ふるい装置であって、前記ハウジングは、互いに連通した第１の開口及び第２の開口を有し、前記第２の開口には、網面が配設され、前記第１の開口及び前記第２の開口により収納空間が画成され、前記枠体は、前記ハウジングの前記収納空間内に収納され、前記枠体の一端の前記第１の開口に隣接した箇所には、握持部が配設され、前記枠体の他端には、前記網面へ平らに接触される少なくとも１つの掃拭部材が配設され、前記握持部により前記枠体を前記収納空間内で回転させ、前記掃拭部材により前記網面を掃拭することを特徴とする粉ふるい装置が提供される。

前記ハウジングの外側面には、ハンドルが配設されていることが好ましい。

前記枠体は、上枠部と、下枠部と、前記上枠部及び前記下枠部に接続された接続部と、を有し、前記掃拭部材は、前記下枠部から前記枠体の中央部へ向かって延びることが好ましい。

前記上枠部には、前記握持部が突設され、前記握持部には、前記上枠部が接続された端部と反対側の端部に開口が形成されていることが好ましい。

前記ハウジング及び前記上枠部を覆う固定部材をさらに備えることが好ましい。

前記握持部に外嵌された摘みをさらに備えることが好ましい。

前記摘みの一端には、前記開口に対応した孔が形成され、前記孔及び前記開口へ締結部材を貫設させることが好ましい。

前記ハウジングの周縁には、前記網面が配設された側と反対側に接合部が設けられ、前記網面の周縁に設けられた組立部と、前記接合部とにより収納空間が形成されることが好ましい。

前記掃拭部材は、下枠部の周縁から前記枠体の中央部へ延びて形成された掃拭網部材であることが好ましい。

本発明の粉ふるい装置は、粉粒体を網面からスムーズに落下させ、操作が楽で簡単である。

図１は、従来の粉ふるい装置を示す斜視図である。 図２Ａは、従来の粉ふるい装置を示す斜視図である。 図２Ｂは、従来の粉ふるい装置を示す平面図である。 図３Ａは、本発明の第１実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。 図３Ｂは、本発明の第１実施形態に係る粉ふるい装置を示す斜視図である。 図４は、本発明の第２実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。 図５は、本発明の第３実施形態に係る粉ふるい装置を示す斜視図である。 図６は、本発明の第４実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。 図７Ａは、本発明の第５実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。 図７Ｂは、本発明の第５実施形態に係る粉ふるい装置を示す斜視図である。

以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。

（第１実施形態）
図３Ａ及び図３Ｂを参照する。図３Ａは、本発明の第１実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。図３Ｂは、本発明の第１実施形態に係る粉ふるい装置を示す斜視図である。図３Ａ及び図３Ｂに示すように、本発明の第１実施形態に係る粉ふるい装置は、少なくともハウジング３０及び枠体３２から構成される。ハウジング３０は、互いに連通した第１の開口３０２及び第２の開口３０３を有する。第２の開口３０３には、網面３１が配設される。第１の開口３０２及び第２の開口３０３により収納空間３０４が画成される。ハウジング３０の周縁には、網面３１に対応した箇所に接合部３０１が設けられる。網面３１の周縁に設けられた組立部３１１と、接合部３０１とにより収納空間３０４が形成される。

枠体３２は、ハウジング３０の収納空間３０４内に収納され、枠体３２の一端の第１の開口３０２に隣接した箇所には、握持部３２４が配設され、枠体３２の他端には、網面３１へ平らに接触される少なくとも１つの掃拭部材３２５が配設される。枠体３２は、上枠部３２１と、下枠部３２２と、上枠部３２１及び下枠部３２２に接続された接続部３２３と、を有する。掃拭部材３２５は、下枠部３２２から枠体３２の中央部へ向かって延びる。上枠部３２１には、握持部３２４が突設される。握持部３２４には、上枠部３２１が接続された端部と反対側の端部に開口３２４１が形成されている。

ユーザが実際に粉ふるい装置３を使用する際、まず、第１の開口３０２から粉粒体をハウジング３０の収納空間３０４へ投入し、枠体３２の一側部に設けた握持部３２４をユーザが握持し、握持部３２４により枠体３２を収納空間３０４内で回転させ、掃拭部材３２５を網面３１へ平らに接触させながら、掃拭部材３２５を網面３１で回動させて粉粒体を掃拭し、粉粒体を均等に散らしながら網面３１から粉粒体を落下させる。このように簡単かつスピーディーに操作することができるため、少ない労力で粉粒体をふるいにかけることができる。

（第２実施形態）
図４を参照する。図４は、本発明の第２実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。図４に示すように、第２実施形態に係る粉ふるい装置の部材間の関係については、第１実施形態の粉ふるい装置と同じであるため、ここでは詳しく述べない。本発明の第２実施形態に係る粉ふるい装置は、掃拭部材３２５が掃拭網部材であり、下枠部３２２の周縁から枠体３２の中央部へ延びて形成されている。掃拭部材３２５が網面３１で回動して掃拭を行い、掃拭部材３２５の網面３２５１により粉粒体をふるいにかけ、掃拭して落下した粉粒体をさらに細かくする点が第１実施形態の粉ふるい装置と大きく異なる。

（第３実施形態）
図５を参照する。図５は、本発明の第３実施形態に係る粉ふるい装置を示す斜視図である。図５に示すように、第３実施形態に係る粉ふるい装置の部材間の関係については、第１実施形態の粉ふるい装置と同じであるため、ここでは詳しく述べない。本発明の第３実施形態に係る粉ふるい装置は、ユーザが実際に粉ふるい装置３を使用する際、当該装置を便利に握持することができるように、ハウジング３０の外側面に配設されたハンドル３３をさらに備える点が第１実施形態の粉ふるい装置と大きく異なる。

（第４実施形態）
図６を参照する。図６は、本発明の第４実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。図６に示すように、第４実施形態に係る粉ふるい装置の部材間の関係については、第１実施形態の粉ふるい装置と同じであるため、ここでは詳しく述べない。第４実施形態に係る粉ふるい装置は、ハウジング３０及び枠体３２の上枠部３２１を覆う固定部材３４をさらに含む点が第１実施形態の粉ふるい装置と大きく異なる。枠体３２をハウジング３０に収納し、ハウジング３０及び上枠部３２１を固定部材３４により覆って密着させることにより、各部材間が外れることを防ぎ、粉ふるい装置３をより堅固な状態にすることができる。

（第５実施形態）
最後に、図７Ａ及び図７Ｂを参照する。図７Ａは、本発明の第５実施形態に係る粉ふるい装置を示す分解斜視図である。図７Ｂは、本発明の第５実施形態に係る粉ふるい装置を示す斜視図である。図７Ａ及び図７Ｂに示すように、第５実施形態に係る粉ふるい装置の部材間の関係については、第１実施形態の粉ふるい装置と同じであるため、ここでは詳しく述べない。第５実施形態に係る粉ふるい装置３は、握持部３２４を有し、開口３２４１の一端に形成された孔３５１に対応し、締結部材３６が孔３５１及び開口３２４１に貫設されているため、ユーザが粉ふるい装置３を使用する際、簡便に握持部３２４を握持して回転させることができる。

上述したことから分かるように、本発明の粉ふるい装置は、以下（１）〜（３）の長所を有する。
（１）操作が楽である。
（２）使用が便利である。
（３）粉粒体をふるいにかける速度が速い。

当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

３ 粉ふるい装置
３０ ハウジング
３１ 網面
３２ 枠体
３３ ハンドル
３４ 固定部材
３５ 摘み
３６ 締結部材
３０１ 接合部
３０２ 第１の開口
３０３ 第２の開口
３０４ 収納空間
３１１ 組立部
３２１ 上枠部
３２２ 下枠部
３２３ 接続部
３２４ 握持部
３２５ 掃拭部材
３５１ 孔
３２４１ 開口
３２５１ 網面

Claims (9)

1. ハウジング及び枠体を備えた粉ふるい装置であって、
   前記ハウジングは、互いに連通した第１の開口及び第２の開口を有し、前記第２の開口には、網面が配設され、前記第１の開口及び前記第２の開口により収納空間が画成され、
   前記枠体は、前記ハウジングの前記収納空間内に収納され、前記枠体の一端の前記第１の開口に隣接した箇所には、握持部が配設され、前記枠体の他端には、前記網面へ平らに接触される少なくとも１つの掃拭部材が配設され、
   前記握持部により前記枠体を前記収納空間内で回転させ、前記掃拭部材により前記網面を掃拭することを特徴とする粉ふるい装置。
2. 前記ハウジングの外側面には、ハンドルが配設されていることを特徴とする請求項１に記載の粉ふるい装置。
3. 前記枠体は、上枠部と、下枠部と、前記上枠部及び前記下枠部に接続された接続部と、を有し、
   前記掃拭部材は、前記下枠部から前記枠体の中央部へ向かって延びることを特徴とする請求項１に記載の粉ふるい装置。
4. 前記上枠部には、前記握持部が突設され、
   前記握持部には、前記上枠部が接続された端部と反対側の端部に開口が形成されていることを特徴とする請求項３に記載の粉ふるい装置。
5. 前記ハウジング及び前記上枠部を覆う固定部材をさらに備えることを特徴とする請求項３に記載の粉ふるい装置。
6. 前記握持部に外嵌された摘みをさらに備えることを特徴とする請求項４に記載の粉ふるい装置。
7. 前記摘みの一端には、前記開口に対応した孔が形成され、
   前記孔及び前記開口へ締結部材を貫設させることを特徴とする請求項６に記載の粉ふるい装置。
8. 前記ハウジングの周縁には、前記網面が配設された側と反対側に接合部が設けられ、
   前記網面の周縁に設けられた組立部と、前記接合部とにより収納空間が形成されることを特徴とする請求項１に記載の粉ふるい装置。
9. 前記掃拭部材は、下枠部の周縁から前記枠体の中央部へ延びて形成された掃拭網部材であることを特徴とする請求項１に記載の粉ふるい装置。

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