JP2014075794A - 光ファイバー伝送システムのためのスイッチング/ルーティングプロトコル - Google Patents

光ファイバー伝送システムのためのスイッチング/ルーティングプロトコル Download PDF

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Abstract

【課題】比較的長い光ファイバーを介するサブオクターブ信号の送信によって、多数の異なるアナログ及び/又はデジタル信号を同時に送信するためのシステムと方法を提供する。
【解決手段】モデム及び/又は高周波(RF)インサータからRF信号をアップコンバートし、重なり合うことなく、単一サブオクターブ信号の中で間隔を置いて配置されたRF信号帯を得る。サブオクターブ信号は光信号に変換され、光ファイバーに送られる。光ファイバーの下流端で、受信された光信号はRF信号に変換される。RF信号はフィルターを通過し、ダウンコンバートされ、選択された同軸分配ユニットに送られる。同軸分配ユニットから、スレーブモデムで、RF信号は復調され、初期アナログ及び/又はデジタル信号を回復する。
【選択図】図4

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、現在係属中である2012年8月14日出願の米国特許出願第13/585、653号の一部継続出願である。出願第13/585、653号の内容は参照により本明細書に取り込むものとする。
本発明は概して、デジタル及び/又はアナログ信号を伝送するための光システムと方法に関する。特に、本発明は、比較的長い光ファイバーで、サブオクターブ伝送によって、多数の異なるアナログ及び/又はデジタル信号を同時に送信するためのシステムと方法に関する。本発明は、次に限定される訳ではないが、特に、多数の異なるデジタル及び/又はアナログ信号を単一のサブオクターブ高周波(RF)信号に結合させ、続いて、そのRF信号は、光ファイバーを介した光伝送用に形成された光ビームに変換されるシステム及び方法にとって有益である。
通信システムに関して、ポイントツーポイント接続は、情報が2つのノード又は2つの終点間を送信される接続のことである。一方、ポイントツーマルチポイント接続は、点ノードと中央ノード間の接続であって、その中央ノードが、また1つ以上の周辺ノードに接続される接続である。
現代では、ビデオ、音声、データ情報を含む信号を、ポイントツーポイント及びポイントツーマルチポイント接続を使用して比較的長距離を送信する必要がある。この点、銅線や同軸ケーブルに比較して、信号歪みや減衰の点で比較的に低い信号を比較的長距離を移送するために、光ファイバーを使用することが可能である。
米国特許出願第13/585、653号公報 米国特許出願第12/980,008号公報 米国特許出願第13/045,250号公報
光ファイバーを経由してデジタル情報を送信する1つの方法は、デジタル信号を、モデムを使ってアナログ信号(例えば、RF信号)に符号化することである。次に、そのRF信号はレーザダイオードなどの光送信器を使用して光ビーム信号に変換され、光ファイバーの端部に導入することが可能である。このプロセスに於いて、1つ以上の光信号を一時に送信することが可能となる。典型的には、大量の情報の送信を可能にするには、マルチオクターブの帯域を有する比較的大きな帯域RF信号が変換され、光ファイバーで送信される。これらのマルチオクターブ光送信のために、ファイバー分散が原因である複合的な二次歪みは、約1キロあるいはそれ以上の光送信距離で重大な信号劣化を引き起こす可能性がある。
複合的な二次歪みに関係する制約に対する1つの解決方法は、サブオクターブ帯域を有するRF信号を使用することである。例えば、本発明と同じ譲受人の所有するものであって参照により本明細書に取り込んだ “Passive Optical Network with Sub−Octave Transmission” と題された米国特許出願第12/980,008は、送信された光信号の中の不要な二次歪みは、RF搬送波がサブオクターブ帯域から選択された場合、パッシブ光ネットワークにおいて大幅に減らすことが可能であることを開示している。更に、サブオクターブ帯の信号送信のために周波数のアップコンバージョンによって、マルチ波長光送信での周波数干渉を避けることができる。
上記の内容の観点から、本発明の目的は、多数の信号を、約1キロメートル以上の距離を単一の光ファイバーで光送信するためのシステムと方法を提供することである。本発明の別の目的は、ビデオ信号を含むデジタル信号とアナログ信号を、ポイントツーポイント又はポイントツーマルチポイント通信接続によって光送信している間の複合的な二次歪みの悪影響を減少させるシステムと方法を提供することである。また、システムの過負荷を発生する可能性のあるネットワークポイントでの信号衝突を防止するために、ポイントツーポイントネットワーク又はポイントツーマルチポイントネットワークの上流装置と下流装置の間の信号の伝送量を制御することが本発明の別の目的である。本発明の更に別の目的は、使い易く、製造するのが比較的容易であり、比較的費用効率の高い光ファイバー伝送システムのためのスイッチング/ルーティングプロトコルを提供することである。
本発明によれば、光ファイバーで大量のデジタル及び/又はアナログ信号(例えば、「n」個の信号)を送信するためのシステムは、各々のRF搬送波信号上の1つ以上のデジタル信号を変調するための1つ以上のモデムを備えることが可能である。加えて、このシステムはアナログ又はデジタルビデオ信号などの信号を受信して、対応するRF信号を出力する1つ以上のRFインサータを備えることが可能である。例えば、RFインサータは、直角振幅変調(QAM)又は位相偏移変調(QPSK)などのRF信号を生成する時に、変調機能を実行することが出来る。
これによって「n」個のRF信号が発生し、通常は、各RF信号は、実質的に同じ初期搬送波周波数帯(F)を有する。システムは、各RF信号に1個のアップコンバータを有する複数のアップコンバータを備えている。
機能的には、各アップコンバータは、Fよりも大きい周波数を含む周波数帯を有するRF信号を出力するために各々のRF信号に作用する。例えば、第1アップコンバータは、周波数(F)を含む周波数帯を出力するために第1RF信号に作用し、第2アップコンバータは、周波数(F)を含む周波数帯を出力するために第2RF信号に作用し、第nアップコンバータは周波数(F)を含む周波数帯を出力するために第nRF信号に作用する。更に、本発明のために、各周波数帯は、変調された信号の両方の側波帯(例えば、両側波帯(DSB))又は単側波帯(SSB)だけを含むことができる。例えば、単側波帯信号は、適切なフィルター又は単側波帯(SSB)ミキサを使用して作成することができるかもしれない。
システムにとって、「n」アップコンバータ(及び、場合によっては、フィルター)によって出力された「n」周波数帯は非重複であって、単一サブオクターブ内で間隔をおいて配置される。従って、アップコンバータによって出力されるすべての周波数は、2f−f>0という条件において、fとfの間の周波数スペクトルの内に存在することになる。アップコンバータによって出力される複数の周波数帯は、RF結合器を使用して結合され、結合された信号は、光送信器に送られる。光送信器において、結合されたRF信号は、例えば、波長(λ)を有する光信号に変換され、その光信号は、光ファイバーの端部に送られる。
より構造的な詳細を述べると、各アップコンバータは局部発振器とミキサを備えている。上記の間隔をおいて配置された複数の周波数帯を生成するために、各アップコンバータの局部発振器は特異な周波数FLO、1、FLO、2、・・・・FLO、nを出力する。例えば、第1アップコンバータのミキサは、(F)を含むRF帯を出力するために、FLO,1と第1RF信号とを混合し、第2アップコンバータのミキサは、(F)を含む周波数帯を出力するために、FLO,2と第2RF信号を混合する。
本発明によれば、システムは更に、光信号が光ファイバーを通過した後、光信号をRF信号に変換するための受光器を備えている。受光器から、RF信号は、RFスプリッタに送られるが、RFスプリッタは、そのRF信号を信号断片に分割し、各信号断片を各々の回路経路に送る。各回路経路は、帯域フィルターとダウンコンバータを備えている。帯域フィルターはサブオクターブの外側の複数の周波数を取除き、場合によっては光送信器によって生成され、光ファイバーに沿って光信号を送信する間に導入された二次歪みを消去する。更に、帯域フィルターは、それに続くダウンコンバージョンのために好ましい周波数だけを通過させるために使用することができる。
機能的には、各々のダウンコンバータは、スプリッタからのRF信号断片に作用し、RF信号上で符号化され送信されたデジタルとアナログ信号のうちの1つを有するRF信号を出力する。通常は、ダウンコンバータによって出力されたすべてのRF信号は、(F)などの共通の周波数を有している。例えば、第1ダウンコンバータは、第1RF信号断片に作用し、第1デジタル信号で変調された周波数(F)でRF信号を出力する。第2ダウンコンバータは、第2RF信号断片に作用し、第2デジタル信号で変調された周波数(F)でRF信号を出力する。以下同様である。ダウンコンバータからのRF信号の各々は、それぞれのモデムに送信されて、アナログのRF信号を復調して、送信されたデジタル又はアナログ信号を出力する。回復させたデジタル/アナログ信号は、1つ以上のネットワークを通じて、各々の目的アドレスに送信することができる。
別の実施形態によれば、各ダウンコンバータは、初期デジタル信号のうちの1つで変調させた周波数帯の1つを回復するために、同調回路や局部発振器などの回路を備えることができる。例えば、第1ダウンコンバータは、第1デジタル信号で変調された第1周波数帯を回復し、第2ダウンコンバータは、第2デジタル信号等で変調された第2周波数を回復する。この回復のために、各ダウンコンバータは、光ファイバーの送信サイドで初期RF信号をアップコンバートするために使用される局部発振器LO、LO、・・・・LOに関する周波数と位相情報が必要である。特に、各ダウンコンバータは、その局部発振器を駆動するための情報が必要である。例えば、第1ダウンコンバータは、第1デジタル信号を符号化している第1RF信号を回復させる間、局部発振器LOを駆動するために、対応するアップコンバータの局部発振器に関する情報を必要とする。
上記の目的のために、基準周波数FLO−REFを生成する基準局部発振器LOREFを、局部発振器LO1・・・nの各々に接続し、アップコンバータの局部発振器信号を生成するように使うことが可能である。これらの接続によって、基準局部発振器とアップコンバータ局部発振器の間の、周波数と位相情報を含む相対情報をファイバーを通して送信することができる。本発明において推察されるように、基準局部発振器からの出力は、必要な場合に作動に使用のための付加的なシステム情報を提供するテレメトリ信号によって送信することができる。受信サイドでは、基準局部発振器信号とテレメトリ信号を、信号回復時のダウンコンバータの局部発振器信号を生成するために使用することができる。
上記の記述は、明確にするために、光ファイバーに沿った第1の方向(つまり、前方方向)にデジタル信号を送信することについて述べているが、ここで述べる構造は、前方及び後方両方向の同一ファイバーによる同時のデジタル/アナログ送信を提供するために、光ファイバーの各サイドに設置しても良い。例えば、波長(λ)を有する光信号が前方方向に送信されると同時に、波長(λ)を有する光信号が後方方向に送信されても良い。前方と後方の送信(例えば、λとλ)は、複数の波長を利用することができ、各方向のトータル送信能力を高めるためにそれらの波長を結合させることができることは当分野では公知である。
本発明の好適な実施形態によれば、システムは、光ファイバーケーブルを通してメッセージのトラフィック流量を増大させる能力を備えている。本システムの為に、上流装置と下流装置の間の信号送信量は、時間で制御及び/又は周波数で制御することが可能である。更に、本発明によれば、システムはポイントツーポイントネットワーク又はポイントツーマルチポイントネットワークで使用可能である。
本発明のための時間による制御は、時分割多重化(TDM)機能を、光ファイバーの上流端にモデムによって組み込むことによって達成される。特に、TDM機能は、1つ以上の下流装置からの複数の信号の衝突を防止するデータ送信信号スタックプロトコルを、システムの過負荷をひき起こすおそれがある光ファイバーの上流端に設定するように提供される。更に、本発明の周波数による制御は、周波数分割多重(FDM)機能を組み込むことによって達成される。これは、光ファイバーの上流において、モデム及び/又はRFインサータによって達成される。
更に特に、FDM機能は、上流モデム又はRFインサータのデータ送信機能を収容して、異なる周波数による異なる下流装置への信号送信を可能にするように提供される。
構造的に、システムは少なくとも1つの、しかし典型的には、複数の所謂「マスターモデム」を備えている。各マスターモデムは光ファイバーの上流端に位置しており、そのマスターモデムは所定の下流構成要素と通信するためにシステム内部に接続される。この結合において、FDMスキームは、各々の信号が信号整合性を保つために複数の異なる信号周波数を設定する。また、特に意図された目的アドレスへの信号のルーティングの為に、異なる複数の周波数をFDMスキームの中で使うことができる。各マスターモデムは、光ファイバーを介したそれから先の送信のために、データ信号をFDMプロトコルの中で待ち行列にするためのFDM機能を使用する。
TDMプロトコルに従って、各マスターモデムは、メッセージ送信のための順番を設定する。更に、TDMプロトコルの一部分として、マスターモデムも待ち行列にあるメッセージに対して特定送信時間要件を課す。以下に説明するように、TDMプロトコルの特定形態とその送信時間要件は特に、マスターモデムに接続された下流構成要素のトラフィック能力に依存する。
本発明のシステムの下流構成要素は、同軸分配ユニットと、いわゆる「スレーブモデム」である。これらの両方の構成要素は、特に、光ファイバーケーブルを介して特定のマスターモデムと接続されている。従って、下流送信のために、光ファイバーの下流端に於けるデータ信号の目標アドレスによっては、信号は第一に、特定のマスターモデムへ送られて、次に、所定の同軸分配ユニットへ送られる。同軸分配ユニットから、信号は所定の「スレーブモデム」に送信される。スレーブモデムで、各信号の周波数は、目標アドレスの識別などの、FDMスキームにおけるマスターモデムによって課された条件に合うように調整される。各信号は、更に「スレーブモデム」から目標アドレスの特定下流装置に送信される。
本発明の作用に関して、データ(つまり、デジタルメッセージ)は、上流装置から、光ファイバーの上流端のマスターモデムに送られる。つけ加えると、ビデオ信号などの信号は、光ファイバーの上流端のRFインサータによって上流装置から受信される。特に、使われる予定の特定マスターモデムが、データの目標アドレスに従って選択される。各マスターモデムは特定の下流構成要素と接続される。
データ/ビデオを受信すると、マスターモデム/RFインサータは、FDMスキームに従って周波数を割当て、ある場合には、TDMプロトコルを設定する。特に、FDMスキームは、マスターモデムにおける入力信号からのデータの混雑を避けるためと、信号を意図した目標アドレスに送るために採用されている。更に、TDMプロトコルは、システムに対する現在のトラフィックボリューム要求を受け入れるように形成されている。上で示したように、TDMプロトコルは、同軸分配ユニットと、目標アドレスの下流装置として作動する「スレーブモデム」を収容する。本発明によれば、TDMプロトコルの形態は、データのために特定送信時間要件を課することを含む。結果的に、TDMプロトコルが形成されると、データはTDMプロトコルに従って、光ファイバーによって送信される。特に、各マスターモデムとRFインサータからの出力は、アップコンバートされ、他のモデム出力と結合され、結合されたサブオクターブ信号(上記したように)を生成することが出来る。結合されたサブオクターブ信号は、光送信器に送られ、その結合されたサブオクターブ信号は光信号に変換され、その光信号は光ファイバーの端部に送られる。
光ファイバーケーブルの下流端部で、受信された光信号は、受光器でRF信号に変換される。RF信号は、分割され、フィルターにかけられ、ダウンコンバート(上記のように)され、選択された同軸分配ユニットへ送られる。上記のように、そのデータを受け取る特定の同軸分配ユニットの選択が信号(データ)の目標アドレスに基づいて決定される。同軸分配ユニットは、目標アドレスの下流装置への更なる送信のために、信号(データ又はビデオ)を「スレーブモデム」へ送る。
下流装置から上流装置へのアップストリーム送信は、ダウンストリーム送信のための、上記したものと実質的に同じルーティングを使う。この事情は、アップストリーム送信が応答であるか、又は新しいメッセージであるかに関係がない。しかし、どちらの場合も、アップストリーム送信が起こり得る前に、スレーブモデムは、第一に、その送信をする許可をマスターモデムから受信しなければならない。その結果、スレーブモデムは、FDMスキームへの整合性に関する命令及びTDMプロトコルに於ける位置に関するリクエスト信号をマスターモデムへ送る必要がある。TDMプロトコルは、アップストリーム送信を受け入れるために、平均アベイラビリティと送信遅れに従って形成され、FDMスキームに対する整合性が成立した時、スレーブモデムは、マスターモデムによって、アップストリーム送信を行うことが可能であることを知らされる。下流装置は、上流装置に対して上流に送信することが出来る。
本発明と、本発明の新規な特徴は、構造と作用の両方に於いて、添付された記述と共に、添付された図面によって良く理解されるだろう。同一の参照文字は同一の部品を示す。
本発明による送信システムの一般的な概観を示す略図である。 単側波帯信号を使用するためのより詳細な図1の送信器と受信器を示す略図である。 複数の信号の互いに重複しないで、単一のサブオクターブの内に間隔をおいて配置された複数の周波数帯へアップコンバージョンを図示する周波数の図表である。 単側波帯又は両側波帯を使用するために、図1のシステムで使用される送信器と受信器の別の実施形態を示す略図図面である。 本発明のシステムと方法は、同じ光ファイバーで、前方と後方の両方向に同時にデジタル信号を転送するために使用可能であることを図示する略図である。 本発明による送信システムの別の実施形態の一般的な概観を示す略図である。
まず図1を参照すると、デジタル信号を送信するシステムが示され、一般的に参照番号10で示される。図示されるように、システム10は複数のデジタルデータストリーム(そのうちの、データストリーム14a、14bが示されている)を受信し、受信したデータストリーム14a、14bをデータストリーム14a、14bの中のアドレス情報に基づいて、適切なモデム16a乃至16cに送るよう作動するように接続されたデータスイッチング/ルーティングユニット12を備えている。システム10のために、データストリーム14a、14bは、例えば、発信元と目標情報からなるヘッダと、オーディオ及びビデオ信号又は、コンピュータファイル又は命令及び/又は通信ネットワークの他のノードからのデジタル信号などのコンピュータ信号を有するパケットを含むことができる。
図1を続けると、図示するように、各モデム16aから16cは各々送られたデータストリーム18aから18cを受信しかつデータストリームに作用し、送られたデータストリーム18aから18cのうちの1つによって変調された搬送波を有する各RF信号20aから20cを出力する。通常は、モデム16aから16cによって出力された各RF信号は、約10MHzから1GHの範囲の周波数を有している。システム10にとって、各モデム16aから16cの搬送波周波数は異なっていても良いし、又は、各モデム16aから16cの搬送波周波数(F)は同一でも良い。
モデム16aから16cから、RF信号20aから20cは送信器22によって処理され、変換され、その送信器22は、光信号を光ファイバーに出力する。送信器22の構造的及び作用的な詳細については、図2を参照して更に詳しく説明する。図1について続けると、受信器26は光ファイバー24からの光信号を処理し変換し、複数のRF信号28aから28cを出力することが分かる。受信器26の構造的及び作用的な詳細は、図2を参照して、以下により詳しく述べる。通常は、受信器26によって出力された各RF信号28aから28cは、約10MHzから1GHの範囲の周波数を有する。システム10にとって、RF信号28aから28cの搬送波周波数は異なっていても良いし、又は各信号28aから28cの搬送波周波数(F)は同一でも良い。
図1に示すシステム10に於いて、RF信号28a乃至28cは、選択的に1つ以上のネットワークに送られる。例えば、これらのネットワークは、パッシブ光ネットワーク(PON)、同軸ケーブルイーサネット(EOC)ネットワーク、及びポイントツーポイント(P2P)ネットワークを含むことが出来る。これらのタイプのネットワークの略図を含む詳細が、2011年3月10日出願の “Sub−Octave RF Stacking for Optical Transport and De−Stacking for Distribution” と題された米国特許出願第13/045,250号に提供されており、その内容の全体は、本明細書に参照により取り込まれている。
送信器22と受信器26の詳細と作用に関しては、図2を参照して十分理解することが可能である。この図面で分かるように、送信器22は、複数のアップコンバータ30aから30cを有しており、その各アップコンバータ30aから30cは、各RF信号20aから20cに作用して、入力RF信号20aから20c、例えば、(F)より大きい周波数を含む周波数帯を有するRF信号32aから30cを出力する。特に、図2と図3を相互参照することによって、第1アップコンバータ30aは、第1の信号20aに作用して、周波数(F)を含む周波数帯を出力し、第2アップコンバータ30bは第2RF信号20bに作用して、周波数(F)を含む周波数帯を出力し以下、同様に、n番目のアップコンバータ30cは、n番目の信号20cに作用して、周波数(F)を含む周波数帯を出力する。
以下で更に詳細に述べるように、図2に図示した本発明の実施形態によれば、各々のアップコンバータ30aから30cによって出力された各周波数帯は、好ましくは、単側波帯信号である。詳細に述べると、単側波帯信号(上側波帯又は下側波帯のどちらか)は、適切なフィルター又は単側波帯信号を生成するための関係分野で公知のその他の方法を使用して作り出すことが出来る。
図2と図3を相互参照すると、RF信号20aから20cがアップコンバータ30aから30cによって、重なり合わないで単一のサブオクターブ内で間隔を置いて配置された各周波数帯34aから34cにアップコンバートされることが分かる。従って、アップコンバータ30aから30cで出力された周波数はすべて、2f−f>0の条件において、fとfの間の周波数スペクトルの中に存在する。例えば、周波数帯は、約1,000MHzの周波数で始まり、約100MHzの帯域と、4MHzの帯域間のスペースを有しても良い。ある実施例に於いては、約3GHz以上の範囲の周波数を使用しても良い。ある例では、サブオクターブ帯域での光ファイバー送信によれば、二次歪みを80%程度又はそれ以上、減少させることができる。
上記のアップコンバートを達成するために、図2に示すように、各アップコンバータ30aから30cは、局部発振器36aから36cと、その局部発振器36aから36cの出力と入力RF信号20aから20cとを混合するためのミキサを備えている。送信器22において、各局部発振器36aから36cは、特異な周波数を出力し、その結果、各アップコンバータ30aから30cは、特異な周波数帯34aから34cを出力するが、この周波数帯34aから34cは、図3に示すように、他の周波数帯34aから34cと重なり合わず、単一のサブオクターブ内で他の周波数帯34aから34cと間隔をおいて配置される。
図2で非常に良く分かるように、アップコンバータ30aから30cから出力された各々の周波数帯34aから34c(図3を参照)を有するRF信号32aから32cは、RF結合器38に入力され、該RF結合器38はRF信号32aから32cを結合して結合済み信号40を形成し、この結合済み信号40は、光送信器42に接続された共通導体に出力される。光送信器42において、結合済み信号40は、例えば、波長(λ)を有する光信号に変換されて、その光信号は、光ファイバー24の端部に送られる。例えば、光送信器42は、レーザダイオードを備え、光ファイバー24は約1キロメートル以上の長さを有することが可能である。
図2について続けると、光送信器42によって送られた光信号を受信するために、受信器26は光ファイバー24に作用的に接続された受光器44を備えていることが分かる。例えば、受光器44はフォトダイオードを備えることが可能である。更に図2に示すように、受光器44は、光ファイバー24からの光信号をRF信号46に変換して、このRF信号46はRFスプリッタ48に送られる。RFスプリッタ48では、RF信号46は信号断片50aから50cに分割され、その信号断片は、各帯域フィルター52aから52cと各ダウンコンバータ54aから54cを含む各々の回路経路に配置される。システムのために、帯域フィルター52aから52cは、光ファイバー24に沿って光信号を送信する間に生成された二次歪みを減少させ、ある場合には消滅させるために、サブオクターブ(つまり、fとfの間の周波数スペクトル)の外側の周波数を取除く。ある場合には、ダウンコンバータ54aから54c内の同調回路は、帯域外周波数(つまり、サブオクターブの外側の周波数)の幾つか又はすべてをフィルターで取り除くように機能することが可能である。
図2を参照して続けると、各ダウンコンバータ54aから54cは、RFスプリッタ48からの各RF信号断片50aから50cに作用して、RF信号上に符号化されて送信されたデジタル信号のうちの1つを有するRF信号28aから28cを出力する。通常は、ダウンコンバータで出力されたすべてのRF信号28aから28cは、(F)のような共通の周波数を有している。例えば、第1ダウンコンバータ54aは、第1のRF信号断片50aに作用して、第1デジタル信号で変調された周波数(F)のRF信号28aを出力し、第2ダウンコンバータ54bは第2のRF信号断片50bに作用して、第2デジタル信号で変調された周波数(F)のRF信号28bを出力する。及び、n番目のダウンコンバータ54cはn番目のRF信号断片50cに作用して、n番目の信号で変調された周波数(F)のRF信号28cを出力する。受信器26のために、各ダウンコンバータ54aから54cは、周波数帯34aから34c(図3参照)のうちの1つを選択するように同調された同調回路などの回路と、その選択された周波数帯34aから34cと混合された局部発振器出力を生成する局部発振器56aから56cを備える。各ダウンコンバータ54aから54cの出力は、初期デジタル信号のうちの1つで変調されたRF信号28aから28cである。ダウンコンバータ54aから54cからのRF信号28aから28cの各々の信号は、各々のモデム(図示せず)に送ることができ、アナログRF信号を復調して、送信されたデジタル信号を出力する。回復されたデジタル信号は、1つ以上のネットワークを通じて、各々の目標アドレスに送信することが可能である。
図4は送信器22’を有する別の実施形態を示し、この送信器22’は、複数のアップコンバータ30a’から30c’を備え、各アップコンバータ30a’から30c’は、各RF信号20a’から20c’に作用し、入力RF信号20a’から20c’よりも大きい周波数を含む周波数を有するRF信号32a’から32c’、例えば、(F)を出力する。本実施形態では、各々のアップコンバータ30a’から30c’によって出力された各周波数帯は、両方の側波帯(つまり、両側波帯(DSB)を含むことが可能であり、残留側波帯(VSB)信号を含むことが可能であり、あるいは変調された信号の単側波帯(SSB)だけを備えることも可能である。図2に示す実施形態に関して上記したように、本実施形態では、RF信号20a’から20c’は、アップコンバータ30a’から30c’によってアップコンバートされて、重なり合わないで単一のサブオクターブ内で間隔をおいて配置された各周波数帯34aから34c(図3を参照)になる。この目的のために、各アップコンバータ30a’から30c’は、局部発振器36a’から36c’とミキサを備えている。同様に示されるように、基準周波数FLO−REFを生成する基準局部発振器58は、局部発振器36a’から36c’の各々と接続され、アップコンバータ36a’から36c’の局部発振器信号を生成するように使われる。各々のミキサは、局部発振器36a’から36c’の出力と、各々の入力RF信号20a’から20c’を混合して、アップコンバータ30a’から30c’の出力を生成する。
局部発振器36a’から36c’と基準局部発振器58の間の接続によって、その基準局部発振器58とアップコンバータ局部発振器36a’から36c’の間の周波数及び/又は位相情報を含む相対情報は、局部発振器36a’から36c’に存在する位相ロックループ回路を使用する基準局部発振器58によって制御することが可能である。基準局部発振器58とテレメトリ信号60からの出力は、アップコンバータ30a’から30c’からの周波数帯とRF結合器38’で結合され、光送信器42’を介して、光ファイバー24’を通って送信される。
図4に就いて続けると、光送信器42’によって送られた光信号を受信し、該光信号をRF信号に変換して、そのRF信号をRFスプリッタ48’に送るために、受信器26’は光ファイバー24’に作用的に接続された受光器44’を備えていることが分かる。RFスプリッタ48’では、RF信号は信号断片50a’から50c’に分割される。図示されるように、信号断片50a’から50c’は、各々の帯域フィルター52a’から52c’と、各々のダウンコンバータ54a’から54c’を含む各々の回路経路に配置される。システムの為に、帯域フィルター52a’から52c’は、光送信器42’によって生成され、光ファイバー24’に沿って光信号が送信される間に導入された二次歪みを減少させ、ある場合には消滅させるために、サブオクターブ(つまり、fとfの間の周波数スペクトル)の外側の周波数を取除く。ある場合には、ダウンコンバータ54a’から54c’内の同調回路は、帯域外周波数(つまり、サブオクターブ外の周波数)の幾つか又はすべてをフィルターで取り除くように機能することが可能である。
更に図4に示すように、信号断片50d’は、各帯域フィルター52d’と、基準局部発振器信号を回復する基準局部発振器回復ユニット64を含む各回路経路上に配置されている。例えば、基準局部発振器回復ユニット64は、位相検出器などの位相ロックループ回路構成要素と、電圧制御発振器(VCO)を備えている。図に示すように、信号断片50e’は、各帯域フィルター52e’とテレメトリ信号を回復させるテレメトリ信号回復ユニット66を含む各回路経路上に配置される。図に示すように、基準局部発振器回復ユニット64とテレメトリ信号回復ユニット66は、通信制御ユニット68と、各々のダウンコンバータ54a’から54c’の局部発振器56a’から56c’に接続されている。この配置によって、適切な局部発振器56a’から56c’信号が、回復された基準局部発振器信号(つまり、基準局部発振器信号と、対応するアップコンバータ局部発振器の間相対位相及び/又は周波数)を使用して生成され得る。局部発振器56a’から56c’からの適切な信号によって、各ダウンコンバータ54a’から54c’は各RF信号断片50a’から50c’に作用して、符号化され、送信されたデジタル信号の1つを有するRF信号28a’から28c’を出力する。
図5は、ここに記述した構造は、前方及び後方の両方向への同一光ファイバー24’’を介した同時デジタル信号送信を提供するために、光ファイバー24’’の各サイドに設置することが可能であることを示している。図示するように、送信器22a(送信器22又は22’を参照して述べたように)を、波長(λ)を有する光信号を、直列に配置された波長分割マルチプレクサ70a、光ファイバー24’’、波長分割マルチプレクサ70bを介して、受信器26aが受信する(受信機26又は26’を参照して上に述べたように)ために、前方方向に送信するように配置することができる。また、図示するように、送信器22b(送信器22又は22’を参照して述べたように)を、波長(λ)を有する光信号を、受信器26bが受信する(受信器26又は26’を参照して上に述べたように)ために、直列に配置された波長分割マルチプレクサ70b、光ファイバー24’’及び波長分割マルチプレクサ70aを介して後方方向に送信するように配置することができる。送信器22aの構成要素のうち幾つかは受信器26bの構成要素のうちの幾つかと共有され、統合されるか又は共同設置されても良いことは理解されるはずである。また、トータルのデジタル送信能力を増加させるために、もっと多くの種類の波長を前方方向及び/又は後方方向に挿入することができることが理解されるはずである。
上記の様に、ここに説明したシステムを、両側の側波帯(つまり、両側波帯(DSB)を含むことが可能で、残留側波帯(VSB)を含むことが可能で、あるいは変調された信号の単側波帯(SSB)だけを含むことも可能な光ファイバーを通じて周波数帯を送信するために使用することが可能である。ある例によれば、側波帯信号は、DSBよりも小さい送信帯域を使用しており、画像問題(以下を参照)を無くし、クリッピング効果を潜在的に減少させるので、単側波帯信号を使用することがより望ましい。加えて、送信中の局部発振子(つまり、搬送波周波数)の変動は、単側波帯信号を使用した時、最小の悪影響があるだけである。一方、両側波帯信号が使われた時、ダウンコンバージョン時の回復中にDSB信号に起こる画像の折り返しの問題が発生する可能性がある。周波数と位相の両方が、DSB信号内で正確に回復されない場合には、これは解除(つまり、歪みの導入)を惹き起こす可能性がある。図4に示す実施形態は、システムの送信端で局部発振器信号LOを生成するために使用出来る局部発振器基準LOREFを設定することによって解決方法を提供する。LOREFとLOの両方は、システムの受信端に光ファイバーを通じて送られるが、受信端では、LOREFはダウンコンバージョンのためにLO’を回復するために使われる。LOREFによる方法は、単側波帯信号を使う場合、信号回復を改善するために使うことができる。
図6を参照して、アナログ及び/又はデジタル信号を送信するためのシステムの別のより一般的な実施形態を示す。一般的には参照番号10’で示す。図示されるように、システム10’は、複数のデジタルデータストリーム(そのうちの、データストリーム14a’から14c’が指定されている)を受信し、受信したデータストリーム14a’から14c’を、データストリーム14a’から14c’の中のアドレス情報に基づいて、適切なモデム16a’、16b’に送るよう作用的に接続されたデータスイッチング/ルーティングユニット12’を備えている。2つのモデム16a’、16b’が図示されているが、2つのモデム16a’、16b’より多くのモデム及びモデム16a’又は16b’の一方だけが、システム10’で採用されても良いことを理解すべきである。システム10’のために、データストリーム14a’から14c’は、例えば、コンピュータファイル又は命令などの発信元と目標情報からなるヘッダ及び/又は通信ネットワークの他のノードからのデジタル信号を有するパケットを含むことができる。
図6を参照して続けると、図示するように、各モデム16a’、16b’は、1つ以上の各々の送信されたデータストリーム18a’から18d’を受信しかつデータストリームに作用し、1つ以上の送信されたデータストリーム18a’から18d’によって変調された搬送波を有する各々のRF信号20a’’、20b’’を出力する。通常は、モデム16a’、16b’によって出力された各RF信号は、約10MHzから1GHの範囲の周波数を有している。
図6を参考に続けると、RFインサータ71はビデオ信号のような信号73を受信して、対応するRF信号20c’を出力する。例えば、RFインサータに入力された信号73は、アナログビデオ信号、デジタルビデオ信号、又は関係する分野で公知のあらゆるタイプの信号であって良い。つけ加えると、信号73はモニター信号及び/又はテレメトリ信号を含むことが可能である。更に、RFインサータ71は、直角振幅変調(QAM)又は位相偏移変調(QPSK)又は関係する分野で公知のその他のあらゆる変調技術など、RF信号20c’’を生成する場合に変調機能を実行することができる。システム10’にとって、RFインサータ71はモデム16a’、16b’出力(つまり、RF信号20a’’、b’’)とは互換性があるRF信号20c’を生成するが、以下で述べるように、RF信号20a’から20c’は、送信器22’’で一緒に処理可能である。
図6は、モデム16a’、16b’からのRF信号20a’’、20b’’とRFインサータ71からのRF信号20c’’は、まとめて、送信器22’’(送信器22(図2参照)又は送信器22’(図4参照)を参考に上記したように)によって処理され、変換されることを示している。送信器22’’は光ファイバー24a上に光信号を出力する。受信器26’(受信器26(図2)又は受信器26’(図4)を参照して上で述べたように)は、光ファイバー24aからの光信号を処理し、変換して、複数のRF信号28’’乃至28c’’を出力する。RF信号28a’’から28c’’は、各々の同軸分配ユニット72a乃至72cによって受信され、各々の同軸分配ユニットは、目標アドレスに基づいて、各RF信号28a’’から28c’’をモデム74aから74iに送る。モデム74aから74iは、初期データ信号14a’から14c’を回復する1つ以上のRF信号からデジタル信号へのモデム及び/又は、アナログビデオ信号などの初期信号73を回復するための1つ以上のRF信号からアナログ信号へのモデムを備えることが可能である。
本発明によれば、図示したシステム10’は、光ファイバー24aを介してデータ信号14a’から14c’の流れを増加させる能力を備えることが可能である。特に、システム10’に於いて、1つ以上のモデム16a’、16b’は、いわゆるマスターモデムであって良く、1つ以上のモデム74aから74iは、いわゆるスレーブモデムであって良い。従って、システム10’では、モデム16a’、16b’のうちの1つ、あるいは複数の、又はすべてがマスターモデムであって良い。従って、モデム16a’、16b’のうちの1つ、あるいは複数、又はすべてが標準(マスターではなく)モデムであっても良い。更に、モデム74aから74iのうちの1つ、あるいは複数、又はすべてがスレーブモデムであって良く、モデム74aから74iのうちの1つ、あるいは複数、又はすべてが標準(スレーブではなく)モデムであっても良い。
図示した配列において、スレーブモデム74aから74iは、マスターモデム16a’、16b’によって制御される。通常は、図示するように、マスターモデム16a’、16b’が1個以上のスレーブモデム74aから74iを制御して、その制御の基に、データストリーム14a’から14c’をスレーブモデム74aから74iに送る。例えば、システム10’は、マスターモデム16b’がスレーブモデム74dから74fを制御するように形成されることが可能である。スレーブモデム74eによって提供される目標アドレスを有するデータ信号14c’などのデータ信号が、データスイッチング/ルーティングユニット12’に到達すると、データ信号14c’は、スレーブモデム74eを制御するマスターモデム16b’に送られる。例えば、マスターモデム16b’から出る信号20b’’の周波数又は幾つかのその他の信号パラメータを、信号20b’’が目標としているスレーブモデム74eに到達するように制御することが可能である。加えて、各RFインサータは1つ以上のスレーブモデム74aから74iを制御することが可能である。
上記の構造の中で、上流装置と下流装置の間の信号送信量は、時間で制御されるか/又は周波数で制御される。更に、本発明によれば、システム10’はポイントツーポイントネットワーク又はポイントツーマルチポイントネットワークのどちらかで使うことが出来る。さらに詳しく言うと、モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71のうちの1つ、または複数あるいはそのすべてが時間分割多重(TDM)の機能を備えることができる。特に、TDM能力は、システム10’の過負荷をひき起こす可能性のある信号の衝突を防止するデータ送信信号のスタックプロトコルを設定するために提供される。TDM能力に加えて、又はTDMの代替として、モデム16a’、16b’のうちの1つ、あるいは複数又はすべて及び/又はRFインサータ71は、周波数分割多重化(FDM)機能を備えることができる。更に特に、FDM機能は、モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71のデータ送信機能を収容して、異なる周波数による異なる下流装置への信号送信を可能にするように提供される。この結合に於いて、FDMスキームは、各々の信号が信号整合性を保つために複数の異なる信号周波数を成立させる。また、FDMスキームは信号を特別に意図した目標アドレスに送るために、異なる周波数を使うことができる。各モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71は、光ファイバー24aを介したそれ以降の送信のために、データ信号をFDMプロトコルの中に待ち行列にするためのFDM機能を使用する。
TDMプロトコルに従って、各モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71は、メッセージ送信の順番を設定する。更に、TDMプロトコルの一部分として、モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71は、待ち行列にあるメッセージに対して特定送信時間要件を課す。TDMプロトコルの特定形態とその送信時間要件は特に、同軸分配ユニット72aから72c及び/又は1つ以上のスレーブモデム74aから74iなどの特定のモデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71に接続された下流構成要素のトラフィック能力に依存する。スレーブモデム74aから74cにおいては、各信号の周波数は、目標アドレスの識別などの、FDMスキーム中のモデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71によって課された要件と合致するように調整される。各信号はさらに、スレーブモデム74aから74iから目標アドレスの特定下流装置に送信される。
システム10’が作動すると、データストリーム14a’から14c’は、データスイッチング/ルーティングユニット12’の上流装置から特定のモデム16a’、16b’に送られる。特に、使用予定である特定モデム16a’、16b’は、データストリーム14a’から14c’の目標アドレスに従って選択される。各マスターモデム16a’、16b’が、同軸分配ユニット72aから72c及び1つ以上のスレーブモデム74aから74iなどの特定下流構成要素と接続されることを想起すべきである。
データストリーム14a’から14c’又は信号73を受信すると、マスターモデム16a’、16b’又はRFインサータ71は、FDMスキームに従って周波数を割当て、TDMプロトコルを設定する。特に、FDMスキームは、モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71における入力信号からのデータの混雑を避けるためと、信号を、意図した目標アドレスに送るために採用されている。更に、TDMプロトコルは、システム10’に対する現在のトラフィックボリューム要求を受け入れるように形成されている。上で示したように、TDMプロトコルは、同軸分配ユニット72aから72cと、目標アドレスの下流装置として作動するスレーブモデム74aから74iを収容する。システム10’によれば、TDMプロトコルの形態は、データストリーム14a’から14c’のために特定送信時間要件を課することを含む。TDMプロトコルが形成されると、データストリーム14a’から14c’及び/又は信号73は、TDMプロトコルに従って、光ファイバー24aで送信される。特に、モデム16a’、16b’及び/又はRFインサータ71から出力されたRF信号20a’から20c’は、アップコンバートされ結合され、送信器22’’の中に、結合されたサブオクターブ信号(上記したように)を生成することが出来る。また送信器22’’では、結合されたサブオクターブ信号は光送信器に送られ、この光送信器は、結合されたサブオクターブ信号を光信号に変換し、その光信号を光ファイバー24aの端部に送る。
光ファイバー24aの下流端において、受信された光信号は、受信器26’’でRF信号に変換される。受信器26’’で、受信されたRF信号は分割され、フィルターにかけられ、ダウンコンバート(上記のように)され、選択された同軸分配ユニット72aから72cに送られる。上に示したように、データを受信する特定同軸分配ユニット72aから72cの選択は、データストリーム14a’から14c’及び/又は信号73の目標アドレスに基づいて決定される。同軸分配ユニット72aから72cは、目標アドレスの下流装置に対する送信のために、データストリーム14a’から14c’及び/又は信号73を、適切なモデム74aから74iに送る。
下流装置から上流装置へのアップストリーム送信は、ダウンストリーム送信について上記した実質的に同じルート設定を使用する。この事情は、アップストリーム送信が応答であるか、新たなメッセージであるかに関係ない。しかし、どちらの場合でも、アップストリーム送信の前に、第一に、スレーブモデム74a乃至74iは、送信をするためのマスターモデム16a’、16b’からの許可を受信しなければならない。この為に、スレーブモデム74aから74iは、マスターモデム16a’、16b’に対して、FDMスキームに対する整合性に関する命令及びTDMプロトコルに於ける位置に関してリクエスト信号を送るように要求される。TDMプロトコルは、アップストリーム送信を受け入れるために、平均アベイラビリティと送信遅れに従って形成され、FDMスキームに対する整合性が成立された時、スレーブモデム74aから74iは、マスターモデム16a’から16c’によって、アップストリーム送信を実行出来ることを知らされる。下流装置は、上流装置に対してアップストリーム送信することができる。
本明細書に図示し、詳細に記述した光ファイバー送信システムのための特定のスイッチング/ルーティングプロトコルは、目的を達成して、本明細書に述べた利益を提供することが出来るが、それは本発明の現在時点での好ましい実施形態の単なる例示に過ぎず、添付された請求項に記述されたもの以外のこの明細書に示した構造とデザインの詳細に関して限定するものではない。
10 システム
12 データスイッチング/ルーティングユニット
14a、14b、14c データストリーム
16a、16b、16c モデム
18a、18b、18c データストリーム
20a、20b、20c RF信号
22 送信器
24 光ファイバー
26 受信器
28 RF信号
30a、30b、30c アップコンバータ
32a、32b、32c RF信号
34a、34b、34c 周波数帯
36a、36b、36c 局部発振器
38 RF結合器
40 結合済み信号
42 光発振器
44 受光器
46 RF信号
48 RFスプリッタ
50a、50b、50c 信号断片
54a、54b、54c ダウンコンバータ
56a、56b、56c 局部発振器
60 テレメトリ信号
64 基準局部発振器回復ユニット
66 テレメトリ信号回復ユニット
68 通信制御ユニット
70a、70b 波長分割マルチプレクサ
72a、72b、72c 同軸分配ユニット
74a―74i モデム

Claims (4)

  1. 複数のデジタルデータ信号を送信するためのシステムであって、
    ビデオ信号を受信して、高周波(RF)信号を出力する少なくとも1個のRFインサータと、
    単一のサブオクターブ内に1つの周波数帯域を有する1つのRF信号を出力するために、1個のRFインサータの下流の少なくとも1つのRF信号に作用する1つのアップコンバータシステムと、
    前記アップコンバータシステムの下流の単一サブオクターブRF信号を光信号に変換して、該光信号を光ファイバー内に送る1個の光送信器と、
    前記光信号を1つのRF信号に変換する前記光ファイバーの下流の受光器と、
    前記受光器の下流に於いて、1つのRF信号を受信して、RF信号上で符号化された前記ビデオ信号を有する1つのRF信号を出力するダウンコンバータシステムを備えることを特徴とするシステム。
  2. 少なくとも1つのデジタル信号で変調された信号を出力する少なくとも1つのモデムと、
    前記ダウンコンバータシステムの下流に於いてRF信号上で符号化された少なくとも1つのデジタル信号を有する前記RF信号を受信し少なくとも1つのデジタル信号を出力する1つのモデムと、を更に備えることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 少なくとも1つのデジタル信号で変調された信号を出力する前記少なくとも1つのモデムは少なくとも1つのマスターモデムであり、
    少なくとも1つのデジタル信号を有するRF信号を受信するモデムはスレーブモデムであることを特徴とする請求項2記載のシステム。
  4. マスターモデムは、複数の入力デジタル信号を受信し、少なくとも2つの入力デジタル信号を符号化する周波数分割多重化(FDM)信号を出力することを特徴とする請求項3記載のシステム。
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