JP2014075507A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】細分化が困難な領域に効率よく遅延回路を形成する。
【解決手段】実施の形態に係る半導体装置は、ゲート電極G1を共通とするMP1、MN1を有する第1インバータと、ゲート電極G2を共通とするMP2、MN2を有する、第1インバータと直列接続される第2インバータと、ゲート電極G3を共通とするMP3、MN3を有する、第2インバータと直列接続される第3インバータとを有し、ゲート電極G1〜G3は、夫々X方向に沿って延在し、X方向に略直交するY方向に沿って並ぶように配置され、MP1〜MP3及びMN1〜MN3のゲート長方向はY方向であり、MP1とMP3が第1列に配置され、MP2が第2列に配置され、MN1とMN3が第3列に配置され、MN2が第4列に配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は半導体装置に関し、例えば遅延回路を含む半導体装置に関する。
特許文献1には、ホールドタイムを満たすために、ホールド違反の生じるパスにインバータ列による遅延回路を挿入する技術が記載されている。この遅延回路は、PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタからなる二つのCMOSインバータが直列に接続された構成を有している。各CMOSインバータのゲート電極は、所定のゲート長、所定のゲート幅を有し、所定の間隔で配置されている。
特許文献2には、複数のインバータが直列に接続された遅延回路が記載されている。各CMOSインバータにおいて、電源間に直列に接続されるPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタの個数は異なっている。各MOSトランジスタのゲート長方向は、各CMOSインバータのゲート電極が並ぶ方向と直交する方向である。
特開2009−170842号公報 特開平5−55881号公報
記憶容量の異なる複数のメモリマクロを有するコンパイルドメモリにおいて、記憶容量が異なりワード線の長さが長くなった場合、書き込みマージンの不足が懸念されている。そこで、書き込み時のワードパルス幅を拡張するために、インバータ列による遅延回路を挿入することが考えられる。
遅延回路のインバータ列を構成するMOSトランジスタのゲート幅は大きいと電力が増大し、小さいと特性ばらつきが大きくなることが知られている。このため、MOSトランジスタのゲート幅をばらつきが問題とならない程度に小さくするのが良い。このため、多段のインバータ列を形成するためには、細かいPMOS領域とNMOS領域を形成し、それぞれの領域にMOSトランジスタを一つずつ配置する必要がある。
コンパイルドメモリでは、ビット線、ワード線の長さが長くなった場合に対応するため、駆動能力の高いバッファが必要となる。このため、バッファが形成される領域は比較的大きなMOS領域となり、細分化は困難である。このバッファが形成される領域に遅延回路を形成する場合、無効な領域が生じてしまうという問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、隣接する第1、第2ゲート電極に異なるCMOSインバータを配置し、第1CMOSインバータを構成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとずらして第2CMOSインバータを構成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタをそれぞれ配置する。
上記一実施の形態によれば、無効な領域を削減し、効率よく多段インバータによる遅延回路を形成することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る半導体装置のタイミング生成回路の回路図である。 図2のタイミング生成回路における各信号の波形図である。 図2のタイミング生成回路に用いられる遅延回路の回路図である。 図4の遅延回路のレイアウトの第1例を示す図である。 図4の遅延回路のレイアウトの第2例を示す図である。 図4の遅延回路のレイアウトの第3例を示す図である。 図5の遅延回路を用いた半導体装置のレイアウトを示す図である。 図8の半導体装置の回路図である。 実施の形態2に係る遅延回路の回路図である。 図10の遅延回路のレイアウトを示す図である。
実施の形態は、インバータ列による遅延回路を含む半導体装置に関し、例えば、コンパイルドメモリにおけるタイミング生成回路に好適に用いられる。一実施の形態によれば、半導体装置は、隣接する第1、第2ゲート電極に異なるCMOSインバータを配置し、第1CMOSインバータを構成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとずらして第2CMOSインバータを構成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタをそれぞれ配置する。
このように、所定の幅及び長さで、所定の間隔で配置されたゲート電極を有効に活用し、インバータを形成するMOSトランジスタを効率よくレイアウトすることにより、面積当たりのインバータの段数を増やすことができる。以下、実施の形態の具体的な例について図面を参照して説明する。以下の図面において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明は適宜省略する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る半導体装置について図1を参照して説明する。ここでは、実施の形態1に係る半導体装置の一例としてDPSRAM(Dual Port Static Random Access Memory)について説明する。図1は、DPSRAM100の構成を示す図である。図1に示すように、DPSRAM100はメモリセルアレイ101と、一方のアクセスポート(A Port)を構成する第1周辺回路として第1コントロール回路102A及び第1入出力回路103Aと、他方のアクセスポート(B Port)を構成する第2周辺回路として第2コントロール回路102B及び第2入出力回路103Bと、ワードドライバ104とを有する。
メモリセルアレイ101には、複数のデュアルポートメモリセル105がマトリクス配置される。これらのメモリセル105は、ワードドライバ104によって選択的に駆動される。ワードドライバ104には、第1ワード線106A、106Bの本数に対応した複数のワードドライバ回路104aが設けられている。一つのメモリセル105は、第1ワード線106Aを介してワードドライバ104内の一つのワードドライバ回路に接続されるとともに、第2ワード線106Bを介してワードドライバ104内の他のワードドライバ回路に接続される。
各メモリセル105は、反転ビット線と非反転ビット線からなる第1相補ビット線対107Aにより第1入出力回路103Aに接続され、反転ビット線と非反転ビット線からなる第2相補ビット線対107Bにより第2入出力回路103Bに接続される。メモリセルアレイ101は、記憶容量の異なる複数のメモリマクロを有するコンパイルドメモリである。記憶容量に応じて、ビット線の数およびワード線の数が変更される。
第1コントロール回路102Aは、第1アクセスポート(A Port)へのアクセスを要求するために外部から入力されるアドレス信号をデコードする図示しないアドレスデコーダを備える。第1コントロール回路102Aは、外部から入力されるリードライト信号、アクセスイネーブル信号及び外部クロック信号CLKなどに基づいて内部動作を制御する。
アドレス信号に含まれるロウアドレス信号のデコード信号はワードドライバ104に与えられる。ワードドライバ104はそのデコード信号に従って第1ワード線106Aの内の一つを選択する。アドレス信号に含まれるカラムアドレス信号のデコード信号は第1入出力回路103Aに与えられる。第1入出力回路103Aは第1相補ビット線対107Aの内からデータ入出力ビット数に応じた数のビット線を選択して夫々コモンデータ線に導通させる図示しないカラムスイッチ回路を有する。カラムスイッチ回路はカラムアドレス信号のデコード信号に従ってコモンデータ線に導通させるビット線を選択する。
第1入出力回路103Aは、読み出しデータを増幅するセンスアンプ(不図示)、書き込みデータに従って相補ビット線対107Aを相補レベルに駆動する書き込みアンプ(不図示)を有している。また、第1入出力回路103Aは、書き込みアンプの入力端子に接続されるデータ入力バッファ、センスアンプの出力端子に接続される外部出力バッファを備える。
なお、第1入出力回路103Aは読み出し開始前に相補ビット線対107Aを望ましいレベルにプリチャージする図示しないプリチャージ回路を有していてもよい。第2コントロール回路102B、第2入出力回路103Bは、第1コントロール回路102A、第1入出力回路とそれぞれほぼ同じ構成を有しているため、説明を省略する。
上記のようなDPSRAM100において、記憶容量が異なり、ビット線の数が増加し、ワード線の長さが長くなった場合、書き込みマージンの不足が懸念される。実施の形態では、書き込み時のワードパルス幅を拡張するために、タイミング生成回路が設けられている。
タイミング生成回路108は、メモリセルアレイ101とワードドライバ104との間に設けられている。第1コントロール回路102Aには、タイミング生成回路109A、タイミング生成回路110Aが設けられている。第2コントロール回路102Bには、タイミング生成回路109B、タイミング生成回路110Bが設けられている。タイミング生成回路108、109A、109B、110A、110Bをまとめてタイミング生成回路10とする。
図2は、本実施の形態に係る半導体装置のタイミング生成回路10の構成を示す回路図である。タイミング生成回路10は、RS−FF(Set Reset Flip Flop)回路1、バッファ2、可変遅延回路3、固定遅延回路4、NAND回路5、OR回路6等を含む。タイミング生成回路108には、第1アクセスポート(A Port)用、第2アクセスポート(B Port)用の2つの可変遅延回路3が設けられている。可変遅延回路3は、ビット線の長さに応じて異なる数の複数の容量を有している。タイミング生成回路109A、109BにはそれぞれRS−FF1、バッファ2が設けられている。バッファ2は、可変遅延回路2の容量を充放電する。タイミング生成回路110A、110Bには、それぞれインバータ列による遅延回路である固定遅延回路4、NAND回路5、OR回路6が設けられている。
図3に図2のタイミング生成回路における各信号の波形図を示す。起動信号AはRS−FF1のSET端子に入力されている。起動信号Aの立ち下がりを受けてRS−FF1の出力信号Bが立ち上がる。信号Bは可変遅延回路3に入力される。可変遅延回路3は信号Bを遅延させて信号Cを出力する。可変遅延回路3はシリアルに接続された2つのインバータを有する。信号Bはその入力側のインバータに入力され、信号Cは出力側のインバータから出力される。信号Bの伝搬経路には複数の容量が接続される。信号Cの伝搬経路にも複数の容量が接続される。この容量の数は、ビット線が長くなるほど多くする。よって信号Bの遅延量は、ビット線方向に配列するメモリセルの個数が増加するほど大きくなる。
可変遅延回路3から出力された信号CはRS−FF1のRESET端子に入力されており、信号Cの立ち下がりを受けて信号Bが立ち下がる。すなわち信号Bのパルス幅Gは、ビット線の長さに応じて可変遅延回路3の容量の数を変えることにより変化する。信号BはOR回路6の一方の入力端子に入力される。また、信号Cは、NAND回路5の一方の端子に入力されるとともに、固定遅延回路4に入力される。
固定遅延回路4は、偶数段の遅延素子であるインバータを有している。固定遅延回路4を経由した信号Dは、図3に示す波形となる。図3に示すように、信号Dは、信号Cの立ち下がりから固定遅延回路4において設定された所定の遅延時間Hが経過したのちに立ち下がる。信号Dのパルス幅は、信号Cのパルス幅と等しい。信号Dは、NAND回路4の他方の端子に入力される。
NAND回路5は、両方の入力がHiの場合のみLowを出力し、一方又は両方の入力がLowの場合Hiを出力する。従って、NAND回路5から出力される信号Eのパルス幅は、信号Cの立ち下りから信号Dの立ち上がりまでとなる。すなわち、信号Eは、信号Cのパルス幅が遅延時間Hだけ延長された信号となる。信号EはOR回路6の他方の入力端子に入力される。
OR回路6は一方又は両方の入力がHiの場合、Hiを出力する。従って、OR回路6から出力される信号Fのパルス幅は、信号Bの立ち上がりから信号Eの立ち下がりまでとなる。すなわち、信号Fは信号Bのパルス幅が延長された信号となる。この信号Fが、ロウアドレス信号として上述したワードドライバ104に入力される。
コンパイルドメモリでは、ビット線、ワード線の長さが長くなった場合に対応するため、駆動能力の高いバッファが設けられている。このため、バッファが形成される領域は比較的大きなPMOS領域、NMOS領域である。実施の形態では、このバッファが形成される領域に遅延回路を形成するものとする。
図4に、図2のタイミング生成回路に用いられる遅延回路の回路図を示す。なお、図4では、説明のために、5段のCMOSインバータINV1〜INV5が直列接続された例について示しているが、これに限定されるものではない。各CMOSインバータは、それぞれPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタを有している。以下、各PMOSトランジスタをMP1〜MP5、NMOSトランジスタをMN1〜MN5とする。
CMOSインバータINV1では、電源VDDと電源VSSとの間にMP1とMN1とが直列に接続されている。すなわち、MP1のソースが電源VDDに接続され、ドレインがMN1のドレインに接続される。MN1のソースは電源VSSに接続されている。MP1とMN1のゲートは共通に接続される。MP1とMN1のドレインの接続点は、後段のMP2とMN2のゲートに接続される。以下のCMOSインバータにおいても、同様にPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとが接続され、順次後段のCMOSインバータに接続されているため、説明は省略する。
図5に、図4の固定遅延回路3のレイアウトの第1例を示す。図5に示すように、固定遅延回路3は、バッファが形成されるPMOS領域、NMOS領域に形成される。これらの領域はCMOSインバータINVを構成する1つのPMOSトランジスタ又はNMOSトランジスタが形成される領域よりも大きい。PMOS領域にはNウェルNWが形成されており、NMOS領域にはPウェルPWが形成されている。なお、図5においては、NウェルNWのみを破線で示している。PMOS領域には、MP1〜MP5が形成されている。NMOS領域には、MN1〜MN5が形成されている。
NウェルNWには、それぞれMP1〜MP5を構成する複数のP型拡散層PDが形成されている。MP1〜MP5は同一の構成を有しているため、ここではMP1の構成について代表して説明する。P型拡散層PD上には、図示しないゲート絶縁膜を介してゲート電極G1が設けられている。MP1のドレインがダミーゲート電極DG側に配置されており、ソースがゲート電極G2側に配置されている。P型拡散層PDのドレイン、ソース上には、それぞれコンタクトCTを介して接続される金属配線層W1、W2が設けられている。
PウェルPWには、それぞれMN1〜MN5を構成する複数のN型拡散層NDが形成されている。MN1〜MN5は同一の構成を有しているため、ここではMN1の構成について代表して説明する。N型拡散層ND上には、図示しないゲート絶縁膜を介して上述したゲート電極G1が設けられている。すなわち、MP1とMN2とはゲート電極G1を共通としている。MN1のドレインがダミーゲート電極DG側に配置されており、ソースがゲート電極G2側に配置されている。
半導体基板において、NウェルNWのP型拡散層PD間の領域、PウェルPWのN型拡散層ND間の領域には、STI(Shallow Trench Isolation)方式の素子分離膜STIが形成されている。素子分離膜STIにより各拡散層間が分離される。なお、以下の例においても、同様の構成が採用される。
N型拡散層NDのドレイン、ソース上には、それぞれコンタクトCTを介して接続される金属配線層W1、W3が設けられている。ゲート電極G1には、上述した信号Aを入力するための金属配線層W4が接続されている。金属配線層W4は、NMOS領域において、MN1の近傍に形成されている。従って、第1例では、信号Aが入力される金属配線層W4と、後段に信号を伝える金属配線層W1とが近接して配置されている。MP1とMN1とが、CMOSインバータINV1を構成する。
各ゲート電極G1〜G5は、所定の長さ、所定の幅を有しており、所定の間隔で並ぶように配置されている。各ゲート電極G1〜G5の延在する方向をX方向(第1方向)とし、各ゲート電極G1〜G5が並ぶ方向をY方向(第2方向)とする。Y方向は、X方向に対して略直行している。ゲート電極G1の上側及びゲート電極G5の下側には、ゲート電極G1〜G5と同一の長さ、同一の幅を有するダミーゲート電極DGが設けられている。
MP1のドレインとMN1のドレインとは、T字型の金属配線層W1により接続されている。金属配線層W1は、ゲート電極G1に隣接して配置されるゲート電極G2にコンタクトCTを介して接続されている。MP1のソースには、電源VDDを供給する金属配線層W2が接続されている。金属配線層W2は、後段のCMOSインバータINV2を構成するMP2のソースと接続されている。
MN1のソースには、電源VSSを供給する金属配線層W3が接続されている。金属配線層W3は、後段のCMOSインバータINV2を構成するMN2のソースと接続されている。すなわち、実施の形態1では、MP1とMP2とで電源VDDに接続される配線が共通となっており、MN1とMN2とで電源VSSに接続される配線が共通となっている。なお、各P型拡散層PD、N型拡散層ND、ゲート電極Gに接続される金属配線層は、同一層に形成されている。
CMOSインバータINV1の後段には、ゲート電極G1に隣接するゲート電極G2を共通とするMP2、MN2を有するCMOSインバータINV2が設けられる。CMOSインバータINV2の後段には、ゲート電極G2に隣接するゲート電極G3を共通とするMP3、MN3を有するCMOSインバータINV3が設けられる。以下、同様に、MP4、MN4を有するCMOSインバータINV4、MP5、MN5を有するCMOSインバータINV5が直列に接続される。MP1〜MP5、MN1〜MN5のゲート長方向は、ゲート電極G1〜G5が並ぶY方向である。
図5に示すように、PMOS領域においてY方向に延びる列を第1列とし、第1列よりもNMOS領域から遠い側において、Y方向に延びる列を第2列とする。また、NMOS領域においてY方向に延びる列を第3列とし、第3列よりもPMOS領域から遠い側において、Y方向に延びる列を第4列とする。
図5に示す第1例では、MP1〜MP3のうち、MP1とMP3の2つが第1列に配置され、MP2が第2列に配置される。また、MP4は第1列に配置され、MP5は第2列に配置される。MN1〜MN3のうち、MN1とMN3の2つが第3列に配置され、MN2が第4列に配置される。また、MN4は第3列に配置され、MN5は第4列に配置される。
すなわち、MP1〜MP5は、第1列と第2列とに交互に配置され、MN1〜MN5は、第3列と第4列とに交互に配置される。MP1とMN1、MP2とMN2、MP3とMN3、MP4とMN4、MP5とMN5は、それぞれNウェルNWとPウェルPWとの境界線に対して略対照に配置されている。
つまり、隣接するゲート電極G1、G2には異なるCMOSインバータINV1、INV2が配置されている。CMOSインバータINV1を構成するMP1とMN1の外側に、CMOSインバータINV2を構成するMP2、MN2が配置されている。また、隣接するゲート電極G2、G3には異なるCMOSインバータINV2、INV3が配置されている。CMOSインバータINV2を構成するMP2とMN2の内側に、CMOSインバータINV3を構成するMP3、MN3が配置されている。また、ゲート電極G2の一部はMP1とMP3との間に配置され、他の一部はMN1とMN3との間に配置される。
このように、多段接続されるCMOSインバータINVを構成するMOSトランジスタをずらして形成することにより、無効な領域を削減し、効率よく遅延回路を形成することができる。これにより、同一の面積で、段数の多い遅延回路を形成することが可能となる。また、特許文献1では、一定の間隔で形成されるゲート電極が2本おきにダミーゲート電極となり、有効活用されていなかった。しかしながら、実施の形態1によれば、隣接するゲート電極にそれぞれMOSトランジスタを配置することができ、ダミーゲート電極の数を少なくすることができる。
図6に、図4の固定遅延回路3のレイアウトの第2例を示す。第2例においては、MP1〜MP5、MN1〜MN5は、第1例と同様に配置されている。また、ゲート電極G1〜G5、ダミーゲート電極DGについても、第1例と同様に配置されている。第2例において、第1例と異なる点は、金属配線層の配置である。
P型拡散層PDのドレイン、ソース上には、それぞれコンタクトCTを介して接続される金属配線層W1、W2が設けられている。N型拡散層NDのドレイン、ソース上には、それぞれコンタクトCTを介して接続される金属配線層W1、W3が設けられている。ゲート電極G1には、上述した信号Aを入力するための金属配線層W4が接続されている。金属配線層W4は、NMOS領域において、MN1の近傍に形成されている。
図6に示すように、第2例では、MP1、MN1のドレインがゲート電極G2側に配置されており、ソースがダミーゲート電極DG側に配置されている。従って、第2例では、信号Aが入力される金属配線層W4と、MN1のソースに接続される金属配線層W3とが近接して配置され、後段に信号を伝える金属配線層W1とは近接して配置されない。このように、入力と出力の金属配線が隣接しないように配置することにより、入出力間の容量結合を小さくすることが可能となる。
図7に、図4の固定遅延回路3のレイアウトの第3例を示す。第3例においては、MP1〜MP5、MN1〜MN5が、第1例と異なる。第3例では、MP1〜MP3のうち、MP1とMP2の2つが第1列に配置され、MP3が第2列に配置される。MN1〜MN3のうち、MN1とMN2の2つが第3列に配置され、MN3が第4列に配置される。
MP4、MP5は第1列に配置される。また、MN4、MN5は第3列に配置される。すなわち、MP3とMN3のみが外側に配置され、残りのMP1、MP2、MP4、MP5、MN1、MN2、MN4、MN5は、内側に配置される。なお、MP1とMN1、MP2とMN2、MP3とMN3、MP4とMN4、MP5とMN5は、それぞれNウェルNWとPウェルPWとの境界線に対して略対照に配置されている。
第3例では、MP1とMP2の電源VDDが供給されるP型拡散層PDは兼用されており、MN1とMN2の電源VSSが供給されるN型拡散層NDは兼用されている。また、MP4とMP5の電源VDDが供給されるP型拡散層PDは兼用されており、MN4とMN5の電源VSSが供給されるN型拡散層NDは兼用されている。
このように、第3例においても、多段接続されるCMOSインバータINVを構成するMOSトランジスタをずらして形成することにより、無効な領域を削減し、同一の面積で、段数の多い遅延回路を形成することが可能となる。
ここで、図8、9を参照して、図5の遅延回路の構成を採用した半導体装置について説明する。図8は、図5の遅延回路を用いた半導体装置のレイアウトを示す図である。図9は、図8の半導体装置の回路図である。
図8において、破線の点線で示す部分にNウェルNWが形成されており、その他の部分にPウェルPWが形成されている。図8における一点鎖線で囲まれた回路C1〜C5が、図9に示す回路C1〜C5に対応する。図8に示す半導体装置の例において、VDDは電源電位、VSSは接地電位とする。図9に示す入力端子aから信号が入力され、bから信号が出力されるものとする。
図8に示す例では、回路C1に図5に示す遅延回路の構成が採用されている。図9に示すように、本例では、CMOSインバータINV1〜INV10の10段のインバータからなる遅延回路が形成されている。図8に示すように、各CMOSインバータを構成するPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタを交互にずらして配置することにより、大きなPMOS領域、NMOS領域であっても効率よく遅延回路を形成することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る半導体装置について説明する。実施の形態2に係る半導体装置は、実施の形態1と同様に、書き込み時のワードパルス幅を拡張するためのインバータ列による遅延回路である。
図10に、実施の形態2に係る遅延回路の回路図を示す。図10に示すように、3段のCMOSインバータINV1〜INV3が直列接続された例について示している。各CMOSインバータは、それぞれ2つのPMOSトランジスタ、2つのNMOSトランジスタを有している。以下、各PMOSトランジスタをMP1〜MP6、NMOSトランジスタをMN1〜MN6とする。
CMOSインバータINV1では、電源VDDと電源VSSとの間にMP2、MP1、MN1、MN2がこの順番で直列に接続されている。すなわち、MP2のソースが電源VDDに接続され、ドレインがMP1のソースに接続される。MP1のドレインがMN1のドレインに接続される。MN1のソースはMN2のドレインに接続され、MN2のソースは電源VSSに接続される。
MP1、MP2、MN1、MN2のゲートは共通に接続される。MP1とMN1のドレインの接続点は、後段のMP3、MP4、MN3、MN4のゲートに接続される。以下のCMOSインバータにおいても、同様にPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとが接続され、順次後段のCMOSインバータに接続されているため、説明は省略する。このように、各CMOSインバータにおいて、PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタを複数個直列に接続することにより、電流駆動能力を下げることができ、1段のCMOSインバータあたりの遅延時間を大きくすることができる。
図11に、図10の遅延回路のレイアウトを示す。図11に示すように、PMOS領域には、MP1〜MP6が形成されている。NMOS領域には、MN1〜MN6が形成されている。各ゲート電極G1〜G5、ダミーゲート電極DGは、所定の長さ、所定の幅を有しており、所定の間隔で並ぶように配置されている。ダミーゲート電極DGと、ゲート電極G1〜G3とは交互に配置されている。各ゲート電極G1〜G5の延在する方向をX方向(第1方向)とし、各ゲート電極G1〜G5が並ぶ方向をY方向(第2方向)とする。Y方向は、X方向に対して略直行している。
図11に示すように、PMOS領域においてY方向に延びる列を第1列とし、第1列よりもNMOS領域から遠い側において、Y方向に延びる列を第2列とする。また、NMOS領域においてY方向に延びる列を第3列とし、第3列よりもPMOS領域から遠い側において、Y方向に延びる列を第4列とする。
MP1、MP3、MP5は、第1列に配置され、MP2、MP4、MP6は第2列に配置される。また、MN1、MN3、MN5は第3列に配置され、MN2、MN4、MN6は第4列に配置される。すなわち、MP1〜MP6は、PMOS領域において2×3のマトリクス状に配置され、MN1〜MN6は、NMOS領域において2×3のマトリクス状に配置される。
MP1とMN1、MP2とMN2、MP3とMN3、MP4とMN4、MP5とMN5、MP6とMN6は、それぞれNウェルNWとPウェルPWとの境界線に対して略対照に配置されている。各MP1〜MP6、MN1〜MN6のゲート長方向は、Y方向である。
上記のような構成とすることにより、CMOSインバータの1段あたりの遅延を大きくすることができ、単位面積当たりの遅延時間の大きい遅延回路を形成することが可能となる。なお、上述した図5〜7、図11の遅延回路のレイアウトは、トランジスタの閾値電圧や、配線容量等を考慮して適宜選択することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 RS−FF
2 バッファ
3 可変遅延回路
4 固定遅延回路
5 NAND回路
6 OR回路
10 タイミング生成回路
100 DPSRAM
101 メモリセルアレイ
102A 第1コントロール回路
102B 第2コントロール回路
103A 第1入出力回路
103B 第2入出力回路
104 ワードドライバ
104a ワードドライバ回路
105 メモリセル
106A 第1ワード線
106B 第2ワード線
107A 第1相補ビット線対
107B 第2相補ビット線対
108 タイミング生成回路
109 タイミング生成回路
110 タイミング生成回路
INV CMOSインバータ
PW Pウェル
NW Nウェル
PD P型拡散層
ND N型拡散層
MP1〜MP6 PMOSトランジスタ
MN1〜MN6 NMOSトランジスタ
G1〜G5 ゲート電極
DG ダミーゲート電極
CT コンタクト
W1〜W4 金属配線層
STI 素子分離膜

Claims (9)

  1. 第1ゲート電極を共通とする第1PMOSトランジスタ、第1NMOSトランジスタを有する第1インバータと、
    第2ゲート電極を共通とする第2PMOSトランジスタ、第2NMOSトランジスタを有する、前記第1インバータと直列接続される第2インバータと、
    第3ゲート電極を共通とする第3PMOSトランジスタ、第3NMOSトランジスタを有する、前記第2インバータと直列接続される第3インバータと、
    を有し、
    前記第1〜第3ゲート電極は、夫々第1方向に沿って延在し、前記第1方向に略直交する第2方向に沿って並ぶように配置され、
    前記第1〜第3PMOSトランジスタ及び前記第1〜第3NMOSトランジスタのゲート長方向は前記第2方向であり、
    前記第1〜第3PMOSトランジスタのいずれか2つが前記第2方向に延びる第1列に配置され、他の1つが前記第2方向に延びる第2列に配置され、
    前記第1〜第3NMOSトランジスタのいずれか2つが前記第2方向に延びる第3列に配置され、他の1つが前記第2方向に延びる第4列に配置される、
    半導体装置。
  2. 前記第1〜第3PMOSトランジスタが形成されるPMOS領域と、
    前記第1〜第3NMOSトランジスタが形成される、前記PMOS領域に対向して配置されるNMOS領域と、
    を有し、
    前記第1列は、前記第2列よりも前記NMOS領域側に配置され、
    前記第3列は、前記第4列よりも前記PMOS領域側に配置される、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1PMOSトランジスタと前記第3PMOSトランジスタが前記第1列に配置され、
    前記第2PMOSトランジスタが前記第2列に配置され、
    前記第1NMOSトランジスタと前記第3NMOSトランジスタが前記第3列に配置され、
    前記第2NMOSトランジスタが前記第4列に配置される請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2ゲート電極の一部は、第1PMOSトランジスタと第3PMOSトランジスタの間に配置され、他の一部は第1NMOSトランジスタと第3NMOSトランジスタの間に配置される請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1PMOSトランジスタと前記第2PMOSトランジスタが前記第1列に配置され、
    前記第3PMOSトランジスタが前記第2列に配置され、
    前記第1NMOSトランジスタと前記第2NMOSトランジスタが前記第3列に配置され、
    前記第3NMOSトランジスタが前記第4列に配置される請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記第1〜第3ゲート電極の第1方向の長さが等しい請求項1に記載の半導体装置。
  7. 第1ゲート電極を共通とする第1PMOSトランジスタ、第2PMOSトランジスタ、第1NMOSトランジスタ、第2NMOSトランジスタを有する第1インバータと、
    第2ゲート電極を共通とする第3PMOSトランジスタ、第3NMOSトランジスタを有する、前記第1インバータと直列接続される第2インバータと、
    を有し、
    前記第1、第2ゲート電極は、夫々第1方向に沿って延在し、前記第1方向に略直交する第2方向に沿って並ぶように配置され、
    前記第1〜第3PMOSトランジスタ及び前記第1〜第3NMOSトランジスタのゲート長方向は前記第2方向であり、
    前記第1、第3PMOSトランジスタが前記第2方向に延びる第1列に配置され、前記第2PMOSトランジスタが前記第2方向に延びる第2列に配置され、
    前記第1、第3NMOSトランジスタが前記第2方向に延びる第3列に配置され、前記第2NMOSトランジスタが前記第2方向に延びる第4列に配置される、
    半導体装置。
  8. 前記第2インバータは、前記第2ゲート電極を共通とする第4PMOSトランジスタ、第4NMOSトランジスタをさらに備え、
    前記第4PMOSトランジスタは前記第2列に配置され、前記第4NMOSトランジスタは前記第4列に配置される請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第1〜第3PMOSトランジスタが形成されるPMOS領域と、
    前記第1〜第3NMOSトランジスタが形成される、前記PMOS領域に対向して配置されるNMOS領域と、
    を有し、
    前記第1列は、前記第2列よりも前記NMOS領域側に配置され、
    前記第3列は、前記第4列よりも前記PMOS領域側に配置される、
    請求項7に記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016181537A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
US10218337B2 (en) 2016-01-29 2019-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Semiconductor device and electronic apparatus

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