JP2014075065A - 半導体装置及びその回路動作開始方法 - Google Patents

半導体装置及びその回路動作開始方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の半導体装置では、不揮発性メモリに格納された機能回路の動作設定値を補正する補正データのエラーをその利用タイミング毎に検出することができず、十分な信頼性を確保できない問題があった。
【解決手段】一実施の形態によれば、半導体装置は、補正データOCを含むトリミングコードTCを不揮発性メモリ14から読み出し、補正データOCのエラーの有無を検証して、補正データOCにエラーがあればそれを他の回路に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及びその回路動作開始方法に関し、例えば予め設定された値に基づき動作状態を決定する半導体装置及びその回路動作開始方法に関する。
近年、半導体装置では、プログラム及びデータを不揮発性メモリに格納し、当該プログラム及びデータに基づき各種処理を行うことが行われている。このような半導体装置においては、プログラム及びデータの信頼性を確保することが半導体装置の動作の信頼性を確保する上で重要になる。そこで、特許文献1、2において、不揮発性メモリの信頼性を向上させる技術が開示されている。
特許文献1の半導体装置では、半導体装置の動作中にプログラムを格納するフラッシュROMのチェックを行い、当該チェック結果をEEPROMに格納する。そして、特許文献1の半導体装置は、装置起動直後のイニシャル処理においてEEPROMから前回のチェック結果を読み出し、チェック結果に異常がないことを確認した上でプログラムを実行する。
特許文献2の半導体装置は、電源回路、CPU、フラッシュROMを有する。そして、特許文献2の半導体装置では、電源投入時において、フラッシュROMに異常判定処理を行う際に、通常動作時よりも低い電源電圧をフラッシュROMに与える。これにより、特許文献2では、フラッシュROMにおける予期せぬデータ変化を予測する。
特開2009−129322号公報 特開2002−328849号公報
近年、半導体装置では、回路素子のばらつき起因する回路特性のずれを抑制するために回路特性を補正する補正データを不揮発性メモリに格納し、回路動作時に当該補正データにより回路特性を補正することがある。このような補正データにおいてエラーが発生した場合、回路特性が正しく補正されず大きな不具合を引き起こすことがある。しかしながら、特許文献1、2に記載された技術では、不揮発性メモリから読み出したデータの正当性については確認できず、上記補正データのエラーに起因する重大な不具合を回避できない問題がある。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置及びその回路動作開始方法は、補正データを含むトリミングコードを不揮発性メモリから読み出し、補正データのエラーの有無を検証して、補正データにエラーがあればそれを他の回路に通知する。
一実施の形態によれば、補正データの誤りに起因する不具合に対して適切な処置が可能な半導体装置を実現できる。
実施の形態1にかかる半導体装置を含む情報処理システムブロック図である。 実施の形態1にかかる不揮発性メモリの概略図である。 実施の形態1にかかるトリミングコードのデータ構造を示す図である。 実施の形態1にかかるトリミングコードエラー検出回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる半導体装置を含む情報処理システムのブロック図である。 実施の形態3にかかる半導体装置を含む情報処理システムのブロック図である。 実施の形態3にかかるトリミングコードエラー検出回路のブロック図である。 実施の形態4にかかる半導体装置を含む情報処理システムのブロック図である。 実施の形態4にかかるトリミングコードエラー検出回路のブロック図である。 実施の形態5にかかるトリミングコードエラー検出回路のブロック図である。 実施の形態6にかかるトリミングコードエラー検出回路のブロック図である。 実施の形態7にかかる半導体装置を含む情報処理システムのブロック図である。 実施の形態8にかかる半導体装置を含む情報処理システムのブロック図である。 実施の形態9にかかる半導体装置を含む情報処理システムのブロック図である。 実施の形態9にかかるメモリ制御回路のブロック図である。 実施の形態9にかかる半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態9にかかる半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。
実施の形態1
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1に実施の形態1にかかる半導体装置1を含む情報処理システムのブロック図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかる情報処理システムは、上位システム100と半導体装置1が接続される。図1では、上位システム100から半導体装置1に伝達される状態制御信号(例えば、リセット信号)のみを示したが、上位システム100と半導体装置1とは、システムバス等の配線によって複数の信号、或いは、コマンドのやりとりを行う。上位システム100は、例えば、車輌に搭載されるECU(Engine Control Unit)、或いは、情報処理システム全体の動作を制御する統合制御部等が考えられる。
図1に示すように、半導体装置1は、演算部10、クロック生成回路11、定電圧生成回路12、状態制御回路13、不揮発性メモリ14、エラー検出回路(例えば、トリミングコードエラー検出回路)15を有する。これら各ブロックは、半導体装置1において予め設定される機能を実現する機能回路である。つまり、半導体装置1は、複数の機能回路が含まれる機能回路群を有する。また、実施の形態1では、補正コードOCを用いて、定電圧生成回路12が生成する内部電源電圧iVDDの電圧値を補正する例を説明する。つまり、実施の形態1では、定電圧生成回路12が補正対象機能回路となる。
また、図1では、機能回路の間で伝達される信号を示したが、これらの信号は例えば、半導体装置1内の機能回路間を相互に接続するローカルバスを介して伝達されても良く、また、個別の配線によって伝達されても良い。
演算部10は、不揮発性メモリ14に格納されるプログラムにより規定された所定の処理を行う。なお、図1では、演算部10は、不揮発性メモリ14からプログラムを含むデータDATを読み出す経路のみを示したが、演算部10は、不揮発性メモリ14に対してデータDATの書き込みを行っても良い。
クロック生成回路11は、半導体装置1内で利用されるクロック信号CLKを生成する。半導体装置1では、このクロック信号CLKに基づき論理回路を動作させる。なお、図1では、クロック生成回路11は、1つのクロック信号CLKを生成する例を示したが、クロック生成回路11は、周波数の異なる複数のクロック信号CLKを生成しても良く、また、クロック信号CLKの周波数を半導体装置1の動作状況に合わせて変化させても良い。
定電圧生成回路12は、内蔵する動作設定値(不図示)により決定される電圧値を有する内部電源電圧iVDDを生成する。また、定電圧生成回路12は、補正対象機能回路であって、補正コードOCに基づき動作設定値を補正した状態で動作する。演算部10は、内部電源電圧iVDDを動作電源として動作する。図1では、内部電源電圧iVDDは、演算部10にのみ与える例を示したが、定電圧生成回路12は、半導体装置1内の他の機能回路に対して内部電源電圧iVDDを供給しても良い。また、定電圧生成回路12は、半導体装置1の動作状況に応じて内部電源電圧iVDDの電圧値を変化させても良い。
状態制御回路13は、状態制御信号STC又はエラー検出信号ERRに基づき他の機能回路(例えば、演算部10)の動作モードを切り替える。上位システム100から与えられる状態制御信号STCと、トリミングコードエラー検出回路15から与えられるエラー検出信号ERRと、に応じて演算部10の動作状況を切り替える内部状態制御信号iSTCを出力する。例えば、状態制御信号STCがリセット信号である場合、状態制御回路13は、リセット信号がイネーブル状態となった後に予め設定されたクロック数のウェイト期間を経た後に、エラー検出信号ERRを参照する。そして、状態制御回路13は、エラー検出信号ERRの論理レベルを参照した時点で、エラー検出信号ERRがエラー検出状態(例えば、ハイレベル)であれば、内部リセット信号(例えば、内部状態制御信号iSTC)をリセット状態(例えば、ハイレベル)として演算部10をリセット状態(初期状態)で維持して、演算部10を停止状態とする。また、状態制御回路13は、エラー検出信号ERRの論理レベルを参照した時点で、エラー検出信号ERRがエラー未検出状態(例えば、ロウレベル)であれば、内部状態制御信号iSTCをリセット解除状態(例えば、ロウレベル)として演算部10をリセット解除状態として、演算部10を動作状態とする。
なお、状態制御回路13は、状態制御信号STCに対応する処理と、エラー検出信号ERRに対応する処理と、を異なる処理とすることもできる。さらに、状態制御回路13は、リセット制御のみならず、演算部10をスタンバイ状態(停止状態、或いは、低消費電力動作状態)に制御するように構成することもできる。
不揮発性メモリ14は、補正コードOCを含むトリミングコードTCを少なくとも格納する。実施の形態1では、不揮発性メモリ14は、トリミングコードTCに加えて、演算部10が利用するプログラム及び演算部10の処理で利用されるデータが格納される。そこで、図2に不揮発性メモリ14の概略図を示す。図2に示すように、不揮発性メモリ14は、プログラム格納領域とトリミングコード格納領域とを有する。つまり、不揮発性メモリ14では、トリミングコードTCは、予め規定された所定の領域に格納される。
また、ここで実施の形態1にかかるトリミングコードTCのデータ構造について説明する。そこで、図3にトリミングコードTCのデータ構造を示す図を示す。図3に示すように、実施の形態1にかかるトリミングコードTCは、複数のビットにより構成され、上位ビット側に補正コードOCが規定され、下位ビット側にエラー訂正コードECCが規定される。このエラー訂正コードECCは、補正コードOCの正当性の確認に利用される。つまり、実施の形態1では、トリミングコードTCは、補正コードOCとエラー訂正コードECCとが含まれる。
トリミングコードエラー検出回路15は、トリミングコードTCを読み出して、補正コードOCのエラーを検査し、エラーの重要度を示すエラー検出信号ERRを出力する。より具体的には、定電圧生成回路12は、リセット信号等の状態制御信号STCによるリセット解除状態、或いは、電源投入等をトリガとして動作を開始する。そして、トリミングコードエラー検出回路15は、定電圧生成回路12が動作開始に合わせて不揮発性メモリ14にトリミングコードTCを読み出す指示(この指示を伝達する信号線については不図示)を出力したことに応じて、不揮発性メモリ14からトリミングコードTCを読み出す。そして、トリミングコードエラー検出回路15は、不揮発性メモリ14から読み出したトリミングコードTCのエラーを検査すると共に、トリミングコードTCに含まれる補正コードOCを定電圧生成回路12に与える。そして、定電圧生成回路12は、与えられた補正コードOCに基づき動作設定値を補正した状態で動作を開始する。このとき、トリミングコードエラー検出回路15が行った検査において補正コードOCのエラーが検出された場合には、トリミングコードエラー検出回路15はエラー検出信号ERRをエラー検出状態とする(例えば、アサートする)。
ここで、トリミングコードエラー検出回路15の詳細なブロック図を図4に示し、トリミングコードエラー検出回路15について、より詳細に説明する。図4に示すように、トリミングコードエラー検出回路15は、第1のレジスタ(例えば、トリミングコード格納レジスタ16)、エラー判断回路17及び第2のレジスタ(例えば、検出結果格納レジスタ18)を有する。
トリミングコード格納レジスタ16は、不揮発性メモリ14から読み出したトリミングコードTCを格納する。また、トリミングコード格納レジスタ16は、格納したトリミングコードTCのうち補正コードOCを定電圧生成回路12に出力する。そして、定電圧生成回路12は、この補正コードOCにより動作設定値を補正する。
エラー判断回路17は、トリミングコード格納レジスタ16に格納されたトリミングコードTCからエラー訂正コードECCを抽出する。そして、エラー判断回路17は、エラー訂正コードECCを用いて、トリミングコード格納レジスタ16に格納されたトリミングコードTCに含まれる補正コードOCのエラーを検出し、エラー検出信号ECCを出力する。より具体的には、エラー判断回路17は、補正コードOCにエラーが検出された場合にはエラー検出信号ERRをアサート(エラーが検出されたことを通知する状態)し、補正コードOCにエラーが検出されなかった場合にはエラー検出信号ERRをネゲート(エラーが検出されなかったことを通知する状態)する。また、エラー判断回路17は、補正コードOCのエラーが1ビットでもあれば、それを検出する。つまり、エラー判断回路17は、SED(Single Error Detection)処理を行うエラー検査回路である。
検出結果格納レジスタ18は、エラー判断回路17により補正コードOCのエラーの状態を示すエラー検出値を格納される。なお、検出結果格納レジスタ18に格納されるエラー検出値は、演算部10或いは上位システム等の他の機能回路により参照され、その後の処理で利用される。
なお、実施の形態1にかかる半導体装置1では、クロック生成回路11、定電圧生成回路12、不揮発性メモリ14及びトリミングコードエラー検出回路15にも状態制御信号STCが入力される。例えば、状態制御信号STCがリセット信号である場合、クロック生成回路11、定電圧生成回路12、不揮発性メモリ14及びトリミングコードエラー検出回路15は、リセット信号がリセット状態である期間は状態を初期状態で維持する。
上記構成により、実施の形態1にかかる半導体装置1では、補正コードOCからエラーが検出された場合には、半導体装置1の機能回路群は、予め設定された所定の処理をエラー検出信号ERRにより示されたエラーの重要度に応じて実行する。ここで、実施の形態1では、エラー検出信号ERRがエラーの有無のみを通知するものとする。そのため、実施の形態1では、エラー検出信号ERRにより通知されるエラーの重要度は、エラーありか、エラーなしの2段階のみである。また、実施の形態1では、エラー検出信号ERRがアサートされた場合には、演算部10をリセット状態として、動作を停止させる処理を予め設定された所定の処理として行うものとする。
以下では、実施の形態1にかかる半導体装置1の動作を上記前提に基づき、より具体的に説明する。そこで、図5、6に実施の形態1にかかる半導体装置1の動作を示すタイミングチャートを示す。図5に示したタイミングチャートは、補正コードOCからエラーが検出されない場合、つまり、正常に動作可能な場合の半導体装置1の動作を示すものである。また、図6に示したタイミングチャートは、補正コードOCからエラーが検出された場合、つまり、異常が生じた場合の半導体装置1の動作を示すものである。
図5に示す例では、タイミングT11以前の状態制御信号STCがハイレベルである期間はリセット状態であって、半導体装置1は動作を停止した状態を維持する。そして、リセット状態が解除された後のタイミングT11において、クロック生成回路11がクロック信号CLKの生成を開始する。これにより、不揮発性メモリ14は、タイミングT11〜T12のトリミングコード読み出しステップにおいて、トリミングコードTCをトリミングコードエラー検出回路15に送信する。このトリミングコードTCは、タイミングT12において、トリミングコードエラー検出回路15のトリミングコード格納レジスタ16に格納される。
そして、タイミングT12からタイミングT13のエラー検出ステップにおいて、トリミングコードエラー検出回路15のエラー判断回路17は、トリミングコードTCに含まれる補正コードOCのエラーを検査する。そして、このエラー検出ステップにおいて補正コードOCにエラーが検出されなかった場合、エラー判断回路17は、検出結果格納レジスタ18に検査結果としてエラーが存在しないことを示すエラー検出値(例えばPass)を格納する。また、図5に示す例では、補正コードOCにエラーが存在しないため、トリミングコードエラー検出回路15はエラー検出信号ERRをロウレベル(ネゲート状態)で維持する。
また、タイミングT12の動作設定ステップでは、トリミングコードエラー検出回路15から定電圧生成回路12に補正コードOCが送信される。これにより、定電圧生成回路12は、補正コードOCにより動作設定値を補正し、電圧生成動作を開始し、内部電源電圧iVDDが上昇する。
そして、タイミングT14において、状態制御回路13に与えられるクロック数が所定のクロック数に達すると、状態制御回路13は、エラー検出信号ERRの値を参照する。図5に示す例では、エラー検出信号ERRがエラー未検出状態(例えば、ロウレベル)であるため、タイミングT14で、状態制御回路13が内部状態制御信号iSTCをリセット解除状態(例えば、ロウレベル)に切り替える。これにより、演算部10が動作を開始し、不揮発性メモリ14からプログラムを含むデータDATを読み出す。そして、半導体装置1は、演算部10によってプログラムに基づく情報処理を開始する。また、図5に示す例では、タイミングT14の時点で内部電源電圧iVDDが目標電圧Vtrgに達している。
続いて、図6に示す例について説明する。図6に示す例ではタイミングT12までの半導体装置1の動作は図5に示す例と同じであるため、タイミングT12以前の期間の動作の説明は省略する。
図6に示す例では、タイミングT12からタイミングT13のエラー検出ステップにおいて補正コードOCからエラーが検出される。そのため、タイミングT13において、エラー判断回路17が検出結果格納レジスタ18にエラーが検出されたことを示すエラー検出値(例えば、NG)を格納する。また、タイミングT13において、エラー判断回路17は、エラー検出信号ERRをハイレベルとして、補正コードOCにエラーが存在していることを通知するエラー検出状態とする。これにより、図6に示す例では、状態制御回路13に与えられるクロック数が所定のクロック数に達するタイミングT14においても、内部状態制御信号iSTCは、リセット状態を維持する。半導体装置1では、補正コードにエラーが含まれている場合に機能回路群に予め規定された所定の処理をエラーの重要度に応じて実行させるエラー対応処理ステップを行う。この状態制御回路13による内部状態制御信号iSTCの論理レベルの切り替えを行わない処理が実施の形態1におけるエラー対応処理ステップに対応する動作である。
また、図6に示す例では、タイミングT14になっても、定電圧生成回路12が内部電源電圧iVDDが目標電圧Vtrgに達することなく、電圧値が安定した状態となる。そのため、図6に示す例では、十分な電源電圧が供給されない不安定な状態で演算部10が動作することが防止される。
上記説明より、実施の形態1にかかる半導体装置1では、補正対象機能回路である定電圧生成回路12の動作の開始に合わせて、不揮発性メモリ14からトリミングコードTCを読み出す。そして、半導体装置1は、トリミングコードエラー検出回路15がエラー訂正コードECCを用いて、トリミングコードTCに含まれる補正コードOCのエラーの有無を確認する。そして、半導体装置1は、補正コードOCにエラーが発見された場合、エラー検出信号ERRにより状態制御回路13に当該エラーの存在を通知し、状態制御回路13により、演算部10をリセット状態とする。これにより、定電圧生成回路12が誤った補正コードOCに基づいた動作により、目標電圧Vtrgとは異なる電圧値の内部電源電圧iVDDを生成した場合には、演算部10が不安定な状態で動作することを防止することができる。
補正コードOCに誤りが含まれていた場合、不揮発性メモリ14に格納されるプログラムが正しいものであっても、供給される内部電源電圧iVDDが不十分であるために、演算部10の動作が不安定になり、半導体装置1が誤動作するおそれがある。しかしながら、実施の形態1にかかる半導体装置1では、誤った値の補正コードOCに基づいて定電圧生成回路12が動作しても、演算部10の動作を停止させることができるため、このような誤動作を未然に防ぐことができる。
また、車輌等に搭載される半導体装置1は、温度・振動・ノイズ等の影響が大きく、不揮発性メモリ14に格納されたデータが後天的に変化する、或いは、格納されたデータが正しくてもデータ転送時に変化することがある。このようなデータ変化が生じた場合、単に不揮発性メモリ14の信頼性を確保するだけでは誤動作防止を防止することはできない。しかしながら、実施の形態1にかかる半導体装置1では、補正コードOCデータを利用する時点でエラー検査するため、上記のようなデータ変化が生じた場合の半導体装置1の誤動作を防止することができる。
また、不揮発性メモリ14には、プログラムも格納されるが、プログラムに関してはコードにエラーが存在していることに起因してプログラムが正しく実行されていないことをウォッチドックタイマ等を用いて検出することができる。しかしながら、補正データOC等のデータは、エラーが存在していても、ウォッチドックタイマ等を用いて検出することができない。しかしながら、実施の形態1にかかる半導体装置1では、不具合対策が難しいデータを利用するシステムの信頼性を向上させることができる。
このようなフェールセーフの機構は、特に車輌等の信頼性が重視されるシステムにおいては非常に重要である。
実施の形態2
実施の形態2にかかる半導体装置2のブロック図を図7に示す。図7に示すように、実施の形態2にかかる半導体装置2は、実施の形態1にかかる半導体装置1にエラー検出信号ERRを外部に出力する外部端子Teoを追加したものである。
このように、エラー検出信号ERRを外部に伝達する外部端子Teoを有することで、実施の形態2では、エラー検出信号ERRによって、上位システム100が補正コードOCのエラーの有無を知ることができる。そして、実施の形態2では、補正コードOCのエラーを検知した上位システムによって、情報処理システム全体を安全に維持するための処理を行うことができる。例えば、補正コードOCのエラーを検知した上位システム100によって、半導体装置2に不具合が生じたことを情報処理システムの利用者に知らせることができる。
実施の形態3
実施の形態3では、トリミングコードエラー検出回路15の変形例となるトリミングエラー検出回路30について説明する。図8に実施の形態3にかかる半導体装置3を含む情報処理システムのブロック図を示す。なお、実施の形態3の説明においては、実施の形態1と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、実施の形態3にかかる半導体装置3は、実施の形態1にかかる半導体装置1のトリミングコードエラー検出回路15をトリミングエラー検出回路30に置き換えたものである。トリミングエラー検出回路30は、トリミングコードTCに含まれる補正コードのエラーが1ビットであれば、当該エラーを訂正して訂正済み補正コードを生成する。そして、トリミングエラー検出回路30は、訂正済み補正コードを生成した場合には訂正済み補正コードを補正コードOCとして定電圧生成回路12に与える。また、トリミングエラー検出回路30は、トリミングコードTCに含まれる補正コードにエラーが含まれていない場合にはトリミングコードTCに含まれる補正コードをそのまま補正コードOCとして定電圧生成回路12に与える。
ここで、トリミングエラー検出回路30について、より詳細に説明する。図9にトリミングエラー検出回路30の詳細なブロック図を示す。図9に示すように、トリミングエラー検出回路30は、トリミングコード格納レジスタ31、エラー判断回路32、補正コード格納レジスタ33及び検出結果格納レジスタ34を有する。
トリミングコード格納レジスタ31は、不揮発性メモリ14から読み出したトリミングコードTCを格納する。エラー判断回路32は、トリミングコード格納レジスタ31に格納されたトリミングコードTCに含まれる補正コードにおいて、誤りビット数が1ビットであることを検出した場合、エラー訂正コードECCを用いて誤りビットを訂正して訂正済み補正コードを生成して第3のレジスタ(例えば、補正コード格納レジスタ33)に格納する。また、エラー判断回路32は、トリミングコード格納レジスタ31に格納されたトリミングコードTCに含まれる補正コードにおいて誤りビットがないと判断した場合、トリミングコードTCに含まれる補正コードを、そのまま補正コード格納レジスタ33に格納する。さらに、エラー判断回路32は、トリミングコードTCに含まれる補正コードのエラーの有無を示すエラー検出値を、検出結果格納レジスタ34に格納する。そして、実施の形態3では、定電圧生成回路12は、補正コード格納レジスタ33に格納された補正コードOCに基づき動作設定値を補正する。なお、補正コード格納レジスタ33を用いることなくエラー判断回路32が直接補正コードOCを出力する構成とすることもできる。
実施の形態3にかかる半導体装置3では、さらに、トリミングコードTCの補正コードに1ビットのエラーがあった場合であっても、正しい補正コードOCを定電圧生成回路12に与えることができるため、エラーがあったことに応じて即座に演算部10をリセットさせる必要がない。そこで、実施の形態3にかかる半導体装置3では、検出結果格納レジスタ34に格納されたエラー検出値を演算部10が参照し、演算部10が実行するプログラムに従ってその後の処理を行う。
例えば、実施の形態3では、演算部10は、動作開始後に検出結果格納レジスタ34のエラー検出値を確認し、エラーがあることを示すエラー検出値であった場合、外部通知指示信号をエラー判断回路32に与える。そして、エラー判断回路32は、外部通知指示信号に応じてエラー検出信号ERRを出力する。また、演算部10は、エラーがあることを示すエラー検出値であった場合、プログラムに従ってエラー処理を行った後、スタンバイ状態に移行する等の処理を行う。
上記説明より、実施の形態3にかかる半導体装置3は、トリミングコードTCに含まれている補正コードに誤りビットがあっても、当該誤りビットの数が1ビットであれば、誤りを訂正して正しい補正コードOCを生成することができる。これにより、実施の形態3にかかる半導体装置3は、トリミングコードTCに含まれる補正コードにエラーがあっても、訂正後の補正コードOCに基づき動作を継続することができる。
また、実施の形態3にかかる半導体装置3では、訂正後の補正コードOCに基づき動作を継続できるため、例えば、プログラムに基づくエラー処理を行うことができるなど、エラー処理を任意に選択することができる。このようなプログラムに基づくエラー処理を行うことで、半導体装置3を状況に応じた適切な状態で停止させることができる。
実施の形態4
実施の形態4では、トリミングコードエラー検出回路30の変形例となるトリミングエラー検出回路40について説明する。図10に実施の形態4にかかる半導体装置4を含む情報処理システムのブロック図を示す。なお、実施の形態4の説明においては、実施の形態1、3と同じ構成要素については、実施の形態1、3と同じ符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、実施の形態4にかかる半導体装置4は、実施の形態3にかかる半導体装置3のトリミングコードエラー検出回路30を、トリミングエラー検出回路40に置き換えたものである。トリミングエラー検出回路40は、トリミングエラー検出回路30と同様、トリミングコードTCに含まれる補正コードのエラーが1ビットであれば、当該エラーを訂正して訂正済み補正コードを生成する。そして、トリミングエラー検出回路40は、訂正済み補正コードを生成した場合には、訂正済み補正コードを補正コードOCとして定電圧生成回路12に与える。また、トリミングエラー検出回路40は、トリミングコードTCに含まれる補正コードにエラーが含まれていない場合には、トリミングコードTCに含まれる補正コードを、そのまま補正コードOCとして定電圧生成回路12に与える。
ここで、トリミングコードエラー検出回路40は、トリミングエラー検出回路30よりも検出できる誤りビットの数が多い。より具体的には、トリミングエラー検出回路30は検出可能な誤りビットの数が1であるのに対し、トリミングコードエラー検出回路40は2ビットの誤りを検出できる。そして、トリミングコードエラー検出回路40は、1ビットの誤りを検出した場合は第1のエラー検出信号ERRaを出力し、2ビットの誤りを検出した場合は第2のエラー検出信号ERRbを出力する。
そこで、トリミングコードエラー検出回路40の詳細について説明する。図11に実施の形態4にかかるトリミングコードエラー検出回路40のブロック図を示す。図11に示すように、トリミングコードエラー検出回路40は、トリミングエラー検出回路30のエラー判断回路32をエラー判断回路41に置き換えたものである。エラー判断回路41は、トリミングコードTCに含まれる補正コードの誤りビット数が1ビットであることを検出した場合に第1のエラー検出信号を出力し、トリミングコードTCに含まれる補正コードの誤りビット数が2ビットであることを検出した場合に第2のエラー検出信号を出力する。また、エラー判断回路41は、トリミングコードTCに含まれる補正コードの誤りビット数が1ビットであった場合は、当該補正コードを訂正して訂正済み補正コードを補正コードOCとして補正コード格納レジスタ33に格納する。エラー判断回路41は、トリミングコードTCに含まれる補正コードの誤りビット数が2ビットであった場合は、当該補正コードを訂正せずにそのまま補正コード格納レジスタ33に格納する。また、エラー判断回路41は、検出したエラーの数の情報を含むエラー検出値を検出結果格納レジスタ34に格納する。そして、実施の形態3では、定電圧生成回路12は、補正コード格納レジスタ33に格納された補正コードOCに基づき動作設定値を補正する。なお、トリミングコードエラー検出回路40においても、補正コード格納レジスタ33を用いることなくエラー判断回路32が直接補正コードOCを出力する構成とすることは可能である。
ここで、実施の形態4にかかる半導体装置4では、トリミングコードTCの補正コードに含まれるエラーの数によって処理を分けることができる。具体的には、誤りビット数が1ビットであった場合、正しい補正コードOCを定電圧生成回路12に与えることができるため、エラーがあったことに応じて即座に演算部10をリセットさせる必要がない。一方、誤りビット数が2ビットであった場合は、エラーを訂正できないため、即座に演算部10をリセット状態とする。
そこで、実施の形態4にかかる半導体装置4では、誤りビット数が1ビットであった場合は、状態制御回路13が内部状態制御信号iSTCをリセット解除状態で維持し、検出結果格納レジスタ34に格納されたエラー検出値を演算部10が参照し、演算部10が実行するプログラムに従って、その後の処理を行う。一方、誤りビット数が1ビットであった場合、実施の形態4にかかる半導体装置4は、状態制御回路13により内部状態制御信号iSTCをリセット状態とし、演算部10の動作をリセット状態で維持させる。
上記説明より、実施の形態4にかかる半導体装置4では、実施の形態3にかかる半導体装置3よりも多くエラーを検出できる。そのため、半導体装置4は、エラーの数が多い場合はより重要度が高いエラーが発生したとして、エラーの数が少ない場合よりも早く演算部10の処理を停止させることができる。つまり、実施の形態4にかかる半導体装置4は、実施の形態3にかかる半導体装置3よりも多くのエラー処理の形態をとることが可能になることにより、信頼性を高めることができる。
実施の形態5
実施の形態5では、トリミングコードエラー検出回路15の変形例となるトリミングコードエラー検出回路15aについて説明する。なお、実施の形態5にかかるトリミングコードエラー検出回路15aは、実施の形態1にかかる半導体装置1のトリミングコードエラー検出回路15を単純に置き換えるものであるため、ここでは半導体装置を含む情報処理システムについてのブロック図の説明は省略する。
図12に実施の形態5にかかるトリミングコードエラー検出回路15aのブロック図を示す。図12に示すように、トリミングコードエラー検出回路15aは、第1のレジスタ(例えば、トリミングコード格納レジスタ51)、多数決回路52、第3のレジスタ(例えば、補正コード格納レジスタ53)、第2のレジスタ(例えば、検出結果格納レジスタ18)を有する。
トリミングコード格納レジスタ51は、不揮発性メモリ14から読み出したトリミングコードTCを格納する。ここで、実施の形態5では、トリミングコードTCは、補正コードOCa〜OCcを含み、エラー訂正コードECCは含まない。また、補正コードOCa〜OCcは、エラーがない状態において同一値を有するものとする。なお、図12に示す例では、トリミングコードTCは3つの補正コードを含む例を示したが、トリミングコードTCに含まれる補正コードの数は3つに限られるものではない。
多数決回路52は、トリミングコード格納レジスタ51に格納された複数の補正コードOCa〜OCcの正当性を多数決により判断し、エラー検出信号ERRを出力する。また、多数決回路52は、判断の対象となった補正コードのエラーの状態を示すエラー検出値を、検出結果格納レジスタ18に格納する。さらに、多数決回路52は、多数決判断において数が多いと判断された補正コードを補正コード格納レジスタ53に格納する。例えば、多数決判断において1つの補正コードが他の2つの補正コードとは異なる値を有していた場合、同一値となる2つの補正コードを正しいコードと判断し、当該補正コードを定電圧生成回路12に与える補正コードOCとして補正コード格納レジスタ53に格納する。なお、補正コード格納レジスタ53を用いることなく多数決回路52が直接補正コードOCを出力する構成とすることもできる。
このように多数決回路52を用いても、多数決回路52に対応したトリミングコードTCを用いることで、実施の形態1と同様に、補正コードOCを読み出す度に当該補正コードOCのエラーを検出することができる。そして、このような補正コードOCに対するエラー検出検査を行うことで、実施の形態5にかかるトリミングコードエラー検出回路15aを含む半導体装置は、実施の形態1にかかる半導体装置1と同様に信頼性を向上させることができる。
実施の形態6
実施の形態6では、トリミングコードエラー検出回路15の変形例となるトリミングコードエラー検出回路15bについて説明する。なお、実施の形態6にかかるトリミングコードエラー検出回路15bは、実施の形態1にかかる半導体装置1のトリミングコードエラー検出回路15を単純に置き換えるものであるため、ここでは半導体装置を含む情報処理システムについてのブロック図の説明は省略する。
図13に実施の形態6にかかるトリミングコードエラー検出回路15bのブロック図を示す。図13に示すように、トリミングコードエラー検出回路15bは、第1のレジスタ(例えば、トリミングコード格納レジスタ16)、エラー判断回路61、第2のレジスタ(例えば、検出結果格納レジスタ18)を有する。なお、トリミングコード格納レジスタ16及び検出結果格納レジスタ18は、実施の形態1にかかるトリミングコードエラー検出回路15のトリミングコード格納レジスタ16及び検出結果格納レジスタ18と同じものである。
実施の形態6では、エラー判断回路61がエラー確認コード(例えば、CRC(Check Redundancy Code))を用いて補正コードOCのエラーを検出する。そのため、トリミングコードTCには、エラー訂正コードECCに代えてエラー確認コードが含まれる。また、エラー判断回路61は、エラー判断回路17と同様にエラーの検出結果を示すエラー検出値を、検出結果格納レジスタ18に格納する。
このようにエラー確認コードを用いても、エラー判断回路61に対応してトリミングコードTCにエラー確認コードを含めることで、実施の形態1と同様に、補正コードOCを読み出す度に当該補正コードOCのエラーを検出することができる。そして、このような補正コードOCに対するエラー検出検査を行うことで、実施の形態6にかかるトリミングコードエラー検出回路15bを含む半導体装置は、実施の形態1にかかる半導体装置1と同様に信頼性を向上させることができる。
実施の形態7
上記実施の形態では、補正コードOCを1つの補正対象機能回路に与える実施の形態について説明した。実施の形態7では、複数の補正対象機能回路に対して補正コードOCを与える例について説明する。そのため、実施の形態7にかかる半導体装置7においては、複数のトリミングコードTCが不揮発生メモリに格納されるものとする。
図14に実施の形態7にかかる半導体装置7を含む情報処理システムのブロック図を示す。図14に示すように、実施の形態7にかかる半導体装置7は、演算部70、クロック生成回路71、トリミングコードエラー検出回路72、アナログデジタル変換回路73、デジタルアナログ変換回路74、インタフェース回路75、温度検出回路76、不揮発性メモリ77、揮発性メモリ78及び定電圧生成回路79を有する。そして、半導体装置7では、これら機能回路がローカルバスLBによって互いに接続される。
演算部70は、例えば不揮発性メモリ77に格納されたプログラムに基づき各種処理を行う。クロック生成回路71は、半導体装置7に内蔵される複数の機能回路にクロック信号CLKを与える。トリミングコードエラー検出回路72は、上記実施の形態で説明したトリミングコードエラー検出回路であって、不揮発性メモリ77から読み出したトリミングコードTCに含まれる補正コードOCのエラーを検査し、検査結果を示すエラー検出信号ERRを、ローカルバスLBを介して他の機能回路に出力する。
アナログデジタル変換回路73は、入力されるアナログ信号の信号レベルに対応したデジタル値を有する出力信号を出力する。デジタルアナログ変換回路74は、入力されるデジタル信号のデジタル値に対応した信号レベルを有するアナログ信号を出力する。インタフェース回路75は、ローカルバスLBを、介して他の機能回路から伝達されたデータを上位システム100に伝達する。また、インタフェース回路75は、上位システム100から伝達されたデータを、ローカルバスLBを介して他の機能回路に伝達する。温度検出回路76は、半導体基板の温度に対応した温度検出値を出力する。不揮発性メモリ77は、プログラム、データ及びトリミングコードTCを格納する。揮発性メモリ78は、演算部70等の他の機能回路で行われる処理で利用されるデータ等が格納される。定電圧生成回路79は、予め設定された電圧値を有する定電圧を出力する。半導体装置7では、定電圧生成回路79が生成した定電圧を内部電源電圧iVDDとして利用する。
また、図14に示すように、半導体装置7では、トリミングコードエラー検出回路72が不揮発性メモリ77からトリミングコードTCを読み出して、トリミングコードTCに含まれる補正コードOCをクロック生成回路71、アナログデジタル変換回路73、デジタルアナログ変換回路74、温度検出回路76及び定電圧生成回路79に出力する。ここで、実施の形態7では、対応する機能回路に応じて複数の補正コードOCが予め設定される。
例えば、クロック生成回路71に対応する補正コードOCには、発振周波数を補正するための情報が設定される。アナログデジタル変換回路73に対応する補正コードOCには、変換に利用する比較器のオフセット情報が設定される。デジタルアナログ変換回路74に対応する補正コードOCには、抵抗のばらつきを補正する値が設定される。温度検出回路76に対応する補正コードOCには、温度検出素子のばらつきを補正する値が設定される。定電圧生成回路79に対応する補正コードOCには、出力する定電圧の大きさを定める基準電圧或いは抵抗値の補正情報が設定される。
このように、補正コードOCは、対応する機能回路に応じて様々な情報を設定することができるが、いずれの補正コードも機能回路の動作開始時に正しい値を与えなければならないものである。従って、上記実施の形態で説明したトリミングコードエラー検出回路を用いて、機能回路の動作開始時に補正コードのエラーを確認することで、半導体装置7の信頼性を向上させることができる。
実施の形態8
実施の形態8では、補正コードOCにエラーが検出された際の所定の処理の別の形態について説明する。そこで、実施の形態8にかかる半導体装置8を含む情報処理システムのブロック図を図15に示す。図15に示すように、半導体装置8は、実施の形態1にかかる半導体装置1の演算部10及び状態制御回路13を演算部80及び状態制御回路81に置き換えたものである。なお、実施の形態8の説明においては、実施の形態1と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
演算部80は、複数の演算コアを有する。図15に示す例では、演算部80は、主演算コアと、サブ演算コアを有する。なお、主演算コアとサブ演算コアは同一の処理能力或いは消費電力を有するものであっても良いが、実施の形態8では、サブ演算コアは主演算コアよりも演算能力及び消費電力が低いものとする。
状態制御回路81は、状態制御信号STCとしてリセット状態の解除を指示する信号が入力された場合に、内部制御信号iSTC1をリセット解除状態として演算部80に動作開始を指示する。また、状態制御回路81は、エラー検出信号ERRが補正コードOCにエラーが含まれていたことを検出したことを示す場合、内部状態制御信号iSTC2を、リセット状態を指示する状態とする。演算部80は、通常状態においては、主演算コアとサブ演算コアの両方を利用してプログラムを実行する。一方、演算部80は、内部状態制御信号iSTC2がリセット状態を指示する状態である場合、主演算コアのみをリセット状態とし、サブ演算コアのみによってプログラムを実行する状態となる。
つまり、実施の形態8にかかる半導体装置8では、状態制御回路81が、エラー検出信号ERRにより補正コードOCにエラーがあることの通知を受けたことに応じて、演算部80の演算能力を低下させる内部状態制御信号iSTCを出力する。そして、演算部80は、内部状態制御信号iSTC2が入力されたことに応じて、動作させる演算コア数を少なくする。
上記説明より、実施の形態8にかかる半導体装置8では、補正コードOCにエラーが存在した場合、演算部80の演算能力を低下させることで消費電力を低減すると共に、内部電源電圧iVDDの電圧低下を抑制しながら、最低限のエラー処理のみをサブ演算コアにより実行することができる。これにより実施の形態8にかかる半導体装置8では、エラー訂正を行うことなく、最低限のエラー処理のみを行うエラー処理モードを設定することができる。つまり、実施の形態8にかかる半導体装置8は、エラー訂正を行うことなく、実施の形態3、4に相当する信頼性を確保することができる。
実施の形態9
実施の形態9では、不揮発性メモリを補正対象機能回路とした場合の実施の形態について説明する。なお、実施の形態4の説明においては、実施の形態1、3と同じ構成要素については、実施の形態1、3と同じ符号を付して説明を省略する。
図16に実施の形態9にかかる半導体装置9を含む情報処理システムのブロック図を示す。図16に示すように、実施の形態9にかかる半導体装置9は、実施の形態1にかかる半導体装置1の不揮発性メモリ14に代えて、補正コードOCによって動作設定値の補正を可能にした不揮発性メモリ90を有する。また、図16に示す例では、不揮発性メモリ90の内部回路としてメモリ制御回路とメモリセル領域とを示した。実施の形態9にかかる半導体装置9では、トリミングコードエラー検出回路15に与えられるトリミングコードTCは、不揮発性メモリ90からの読み出しデータRDの一部として読み出される。一方、実施の形態9にかかる半導体装置9では、補正データOCは、不揮発生メモリ90への書き込みデータWDとは別の経路で与えられる。
そこで、不揮発性メモリ90のより詳細なブロック図を図17に示す。図17に示すように、不揮発性メモリ90は、メモリセル領域91とメモリ制御回路92とを有する。さらに、メモリ制御回路92は、読み出し制御回路93、書き込み制御回路94及び指示信号制御回路95を有する。
メモリセル領域91は、プログラム及びデータを格納する領域であって、記憶セルが格子状に配置される。メモリ制御回路92は、演算部10等から与えられた指示に基づき、メモリセル領域91への情報の書き込みと情報の読み出しとを制御する。
また、読み出し制御回路93は、演算部10からメモリ制御信号MCSとして読み出し制御信号が与えられた場合にメモリセル領域91から情報を読み出し、読み出しデータRDとして出力する。不揮発生メモリ90では、読み出し動作においては、外部から与えられる電源電圧に基づき読み出し動作を行う。
書き込み制御回路94は、演算部10からメモリ制御信号MCSとして書き込み制御信号が与えられた場合、メモリセル領域91に対して受信した書き込みデータWDに応じた書き込み信号を生成し、当該書き込み信号により情報をメモリセル領域91に書き込む。書き込み制御回路94は、書き込み時にメモリセル領域91に与える書き込み信号の電圧値を設定する動作設定値をトリミングコードTCに含まれている補正コードOCに基づき補正する。より具体的には、書き込み制御回路94は、書き込み時に電源電圧よりも高い電圧値を有する書き込み信号を生成する。書き込み制御回路94は、この書き込み信号の電圧値を動作設定値に基づき決定する。
指示信号制御回路95は、演算部10から出力される書き込み制御信号に応じて、書き込み制御回路94に書き込み動作を指示する書き込みイネーブル信号ENを出力する。このとき、指示信号制御回路95は、エラー検出信号ERRによりエラーが発生したことを通知された場合には、書き込み制御信号によらず、書き込みイネーブル信号ENを書き込み制御回路94による書き込み動作を停止させるディスイネーブル状態とする。
続いて、実施の形態9にかかる半導体装置9の動作について説明する。そこで、図18、19に実施の形態9にかかる半導体装置9の動作を示すタイミングチャートを示す。なお、図18は、補正データOCにエラーがない正常状態のときの半導体装置9の動作を示すものであり、図19は、補正データOCにエラーがある異常状態のときの半導体装置9の動作を示すものである。
図18に示す例では、タイミングT21以前の書き込み制御信号がロウレベルである期間は、書き込み動作が指示されていない期間である。そして、タイミングT21以前ではトリミングコードエラー検出回路15によるエラー検出処理が行われていないため、エラー検出信号ERRはロウレベル(つまり、エラー未検出状態)である。これにより、書き込み制御信号により書き込み動作が指示されたことに応じて、書き込みイネーブル信号ENがロウレベル(例えば、ディスイネーブル状態)からハイレベル(例えば、イネーブル状態)となる。
そして、タイミングT21において、半導体装置9は、書き込み制御信号に応じて書き込み制御回路94が動作を開始させる。この動作開始に合わせて、不揮発生メモリ90は、タイミングT21〜T22のトリミングコード読み出しステップにおいて、トリミングコードTCをトリミングコードエラー検出回路15に送信する。このトリミングコードTCは、タイミングT22においてトリミングコードエラー検出回路15のトリミングコード格納レジスタ16に格納される。
そして、タイミングT22からタイミングT23のエラー検出ステップにおいて、トリミングコードエラー検出回路15のエラー判断回路17は、トリミングコードTCに含まれる補正コードOCのエラーを検査する。そして、このエラー検出ステップにおいて補正コードOCにエラーが検出されなかった場合、エラー判断回路17は、検査結果としてエラーが存在しないことを示すエラー検出値(例えばPass)を、検出結果格納レジスタ18に格納する。また、図18に示す例では、補正コードOCにエラーが存在しないため、トリミングコードエラー検出回路15はエラー検出信号ERRをロウレベル(ネゲート状態)で維持する。
また、タイミングT22の動作設定ステップでは、トリミングコードエラー検出回路15から書き込み制御回路94に補正コードOCが送信される。これにより、書き込み制御回路94は、補正コードOCにより動作設定値を補正し、電圧生成動作を開始する。
そして、タイミングT24において、書き込みデータWDを受信すると、書き込み制御回路94は当該書き込みデータWDに応じた書き込み信号を生成して、書き込み動作を開始する。
続いて、図19に示す例について説明する。図19に示す例ではタイミングT22までの半導体装置9の動作は図18に示す例と同じであるため、タイミングT22以前の期間の動作の説明は省略する。
図19に示す例では、タイミングT22からタイミングT23のエラー検出ステップにおいて補正コードOCからエラーが検出される。そのため、タイミングT23において、エラー判断回路17が、エラーが検出されたことを示すエラー検出値(例えば、NG)を検出結果格納レジスタ18に格納する。また、タイミングT23において、エラー判断回路17は、エラー検出信号ERRをハイレベルとして補正コードOCにエラーが存在していることを通知する状態とする。これにより、指示信号制御回路95は、書き込みイネーブル信号ENをロウレベル(例えば、ディスイネーブル状態)とする。従って、タイミングT24において、演算部10から書き込みデータWDが送信されても、書き込み制御回路94は書き込み動作を実施しない。このとき、図示はしていないが、書き込み制御回路94は、書き込みができなかったことを示すエラー信号を、演算部10に返信する。そして、半導体装置9では、エラー信号に基づき演算部10が検出結果格納レジスタ18のエラー検出値を参照することで、その後のエラー処理を実施することができる。
上記説明より、実施の形態9にかかる半導体装置9では、不揮発性メモリ90を補正対象機能回路とした。このように、不揮発性メモリ90を補正対象回路とし、補正コードOCに対するエラー検出信号ERRを出力することで、不十分な書き込み電圧により不安定なデータがメモリセル領域91に書き込まれることを防止することができる。
また、図示はしていないが、不揮発性メモリ90では、書き込みの正否を確認するベリファイ処理を行うベリファイ回路を有する。不十分な書き込み電圧で書き込み処理が行われた場合、ベリファイ回路で書き込みが成功したと判断された場合であっても、その後にデータが壊れてしまうことが発生する。そのため、不十分な書き込み電圧による書き込み動作を防止することは、半導体装置9の信頼性の向上に特に有効である。
また、演算部10の動作に関する不具合は、ウォッチドックタイマ等により検出することが可能であるが、書き込み制御回路94のような動作を監視することができない回路については不具合を検出することが難しい。しかしながら、実施の形態9にかかる半導体装置9では、書き込み制御回路94で利用される補正コードOCのエラーを検出することで、書き込み制御回路94で生じる不具合を検出することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1〜4、7〜9 半導体装置
10、70、80 演算部
11、71 クロック生成回路
12 定電圧生成回路
13、79、81 状態制御回路
14、77、90 不揮発性メモリ
15、30、40、70 トリミングコードエラー検出回路
16、31、41、51 トリミングコード格納レジスタ
17、32、61 エラー判断回路
18、34 検出結果格納レジスタ
33、53 補正コード格納レジスタ
52 多数決回路
73 アナログデジタル変換回路
74 デジタルアナログ変換回路
75 インタフェース回路
76 温度検出回路
78 揮発性メモリ
91 メモリセル領域
92 メモリ制御回路
93 読み出し制御回路
94 書き込み制御回路
95 指示信号制御回路
100 上位システム
ERR エラー検出信号
Trst 外部端子
Teo 外部端子
TC トリミングコード
OC 補正コード
ECC エラー訂正コード
DAT データ
STC 状態制御信号
iSTC 内部状態制御信号
EN 書き込みイネーブル信号
MCS メモリ制御信号
WD 書き込みデータ
RD 読み出しデータ

Claims (19)

  1. 補正コードにより回路の動作を規定する動作設定値を補正した状態で予め設定された機能を実現する補正対象機能回路を少なくとも1つ含む機能回路群と、
    前記補正コードを含むトリミングコードを少なくとも格納する不揮発性メモリと、
    前記トリミングコードを読み出して、前記補正コードのエラーを検査し、前記エラーの重要度を示すエラー検出信号を出力するエラー検出回路と、を有し、
    前記機能回路群は、予め規定された所定の処理を前記エラー検出信号により示される前記エラーの重要度に応じて実行する半導体装置。
  2. 前記トリミングコードには、前記補正コードと前記補正コードの正当性の確認に利用されるエラー訂正コードとが含まれ、
    前記エラー検出回路は、
    前記不揮発性メモリから読み出した前記トリミングコードを格納する第1のレジスタと、
    前記エラー訂正コードを用いて前記第1のレジスタに格納された前記補正コードのエラーを検出して前記エラー検出信号を出力するエラー判断回路と、
    前記エラー判断回路により前記補正コードのエラーの状態を示すエラー検出値が格納される第2のレジスタと、を有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記補正対象機能回路は、前記第1のレジスタに格納された前記トリミングコードに含まれる前記補正コードに基づき前記動作設定値を補正する請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記エラー判断回路は、前記補正コードにおいて誤りビット数が1ビットであることを検出した場合、前記エラー訂正コードを用いて誤りビットを訂正して訂正済み補正コードを生成して第3のレジスタに格納する請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記補正対象機能回路は、前記第3のレジスタに格納された前記訂正済み補正コードに基づき前記動作設定値を補正する請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記エラー判断回路は、前記補正コードの誤りビット数が1ビットであることを検出した場合に第1のエラー検出信号を出力し、前記補正コードの誤りビット数が2ビットであることを検出した場合に第2のエラー検出信号を出力する請求項2に記載の半導体装置。
  7. 前記機能回路群は、前記第2のレジスタに格納された前記エラー検出値を参照し、前記不揮発性メモリに格納されるプログラムにより規定された前記所定の処理を行う演算部を含む請求項2に記載の半導体装置。
  8. 前記エラー検出回路は、
    同一値を有する複数の前記補正コードを含むトリミングコードを前記不揮発性メモリから読み出して格納する第1のレジスタと、
    前記第1のレジスタに格納された複数の前記補正コードの正当性を多数決により判断して前記エラー検出信号を出力する多数決回路と、
    前記多数決回路が前記補正コードのエラーの状態を示すエラー検出値を格納する第2のレジスタと、
    前記多数決回路において数が多いと判断された前記補正コードを格納する第3のレジスタと、を有する請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記トリミングコードには、前記補正コードと前記補正コードの正当性の確認に利用されるエラー確認コードとが含まれ、
    前記エラー検出回路は、
    前記不揮発性メモリから読み出した前記トリミングコードを格納する第1のレジスタと、
    前記エラー確認コードを用いて前記第1のレジスタに格納された前記補正コードのエラーを検出して前記エラー検出信号を出力するエラー判断回路と、
    前記エラー判断回路が前記補正コードのエラーの状態を示すエラー検出値を格納する第2のレジスタと、を有する請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記機能回路群は、前記エラー検出信号に基づき他の機能回路の動作モードを切り替える状態制御回路を含む請求項1に記載の半導体装置。
  11. 前記機能回路群は、前記不揮発性メモリに格納されたプログラムを実行する演算部を有し、
    前記状態制御回路は、前記エラー検出信号により前記補正コードにエラーがあることの通知を受けたことに応じて前記演算部の演算能力を低下させる内部状態制御信号を出力する請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記演算部は、前記内部状態制御信号が入力されたことに応じて動作を停止させる請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記演算部は、複数の演算コアを有し、前記内部状態制御信号が入力されたことに応じて動作させる演算コア数を少なくする請求項11に記載の半導体装置。
  14. 前記補正対象機能回路は、入力されるアナログ信号の信号レベルに対応したデジタル値を有する出力信号を出力するアナログデジタル変換回路と、入力されるデジタル信号のデジタル値に対応した信号レベルを有するアナログ信号を出力するデジタルアナログ変換回路と、予め設定された電圧値を有する定電圧を出力する定電圧生成回路と、半導体基板の温度に対応した温度検出値を出力する温度検出回路と、クロック信号を生成するクロック生成回路と、の少なくとも1つを含む請求項1に記載の半導体装置。
  15. 前記不揮発性メモリは、前記補正対象機能回路の1つであって、前記トリミングコードを含む情報が格納されるメモリセル領域と、前記メモリセル領域への前記情報の書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御回路と、を含み、
    前記メモリ制御回路は、
    書き込み時に前記メモリセル領域に与える電圧値を設定する前記動作設定値を前記トリミングコードに基づき補正する書き込み制御回路と、
    前記機能回路群に含まれる他の機能回路から出力される書き込み制御信号に応じて前記書き込み制御回路に書き込み動作を指示する書き込みイネーブル信号を出力する指示信号制御回路と、を有し、
    前記指示信号制御回路は、前記エラー検出信号により前記エラーが発生したことを通知された場合には前記書き込み制御信号によらず、前記書き込みイネーブル信号を前記書き込み制御回路による書き込み動作を停止させるディスイネーブル状態とする請求項1に記載の半導体装置。
  16. 前記エラー検出信号を外部に出力する外部端子を有する請求項1に記載の半導体装置。
  17. 補正コードにより回路の動作を規定する動作設定値を補正した状態で予め設定された機能を実現する補正対象機能回路を少なくとも1つ含む機能回路群と、前記補正コードを含むトリミングコードを少なくとも格納する不揮発性メモリと、を有する半導体装置の回路動作開始方法であって、
    前記補正対象機能回路の動作開始に合わせて前記補正コードを含むトリミングコードを前記不揮発性メモリから読み出すトリミングコード読み出しステップと、
    前記補正コードにおけるエラーの有無を確認するエラー検出ステップと、
    前記補正コードを前記補正対象機能回路に与える動作設定ステップと、
    前記補正コードにエラーが含まれている場合に前記機能回路群に予め規定された所定の処理を前記エラーの重要度に応じて実行させるエラー対応処理ステップと、
    を有する半導体装置の回路動作開始方法。
  18. 前記エラー検出ステップにおいて前記エラーの重要度を示すエラー検出値を生成し、前記機能回路群に含まれる演算部において前記エラー検出値に応じた処理を実行する請求項17に記載の半導体装置の回路動作開始方法。
  19. 前記補正コードに前記エラーが含まれていた場合、前記エラー検出ステップにおいて、前記補正コードの前記エラーを訂正して訂正済み補正コードを生成し、
    前記動作設定ステップにおいて前記訂正済み補正コードを前記補正対象機能回路に与える請求項17に記載の半導体装置の回路動作開始方法。
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