JP2014074359A - 多段ポンプ - Google Patents

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成 吉川
Tetsuya Ishiwatari
哲也 石渡
Eisaku Kanemura
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Abstract

【課題】羽根車の侵食を防止することができ、さらには高速の流体が羽根車に衝突することにより生ずる振動を防止することができる羽根車背面合せ型多段ポンプを提供する。
【解決手段】多段ポンプは、複数段の羽根車2を有する第1のポンプ群7Aと、第1のポンプ群7Aの羽根車2とは反対方向を向いた複数段の羽根車2を有する第2のポンプ群7Bと、第2のポンプ群7Bの吸込口17に接続された羽根車入口室55および該羽根車入口室55に隣接する環状流路49が内部に形成されたバランスケーシング41と、羽根車入口室55と環状流路49とを隔離する整流機構50とを備える。整流機構50は、環状流路49と羽根車入口室55とを連通させる複数の通孔51を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、流体(主に液体)を加圧して移送する多段ポンプに関し、特に羽根車背面合せ型の多段ポンプに関する。
発電用ボイラ給水ポンプ、圧延用デスケーリングポンプ、肥料プラント用プロセスポンプ、海水淡水化用高圧ポンプなどとして使用される輪切型ポンプは、数MPa以上の高圧力を達成できる多段ポンプである。図1に、輪切型多段ポンプの典型的な一例を示す。図1に示すように、このタイプの多段ポンプにおいては、複数の羽根車2が回転軸1に取り付けられ、それぞれの羽根車2を取り囲むようにガイドベーン3および中胴4が重ねられる。重ねられた中胴4の両端には吸込ケーシング5と吐出ケーシング6が配置される。吸込ケーシング5には流体を吸い込む吸込ノズル11が設けられ、吐出ケーシング6には加圧した流体を吐き出す吐出ノズル16が設けられている。
吸込ケーシング5および吐出ケーシング6を連結する複数のボルト10によってガイドベーン3および中胴4が締め付けられ、これにより一体構造のポンプが形成される。このような構造の多段ポンプにおいては、すべての羽根車2が同一方向を向いて配列されているため、羽根車2に発生するスラスト(推力)を打ち消すためのバランス機構20が設けられている。
図2は、図1に示す多段ポンプのバランス機構20を示す模式図である。バランス機構20は、回転軸1に固定されたバランスディスク21およびバランスピストン22と、吐出ケーシング6に固定されたバランスシート24を備えている。回転側のバランスディスク21と静止側の吐出ケーシング6との間にはリング状の中間室25が形成されている。羽根車2から吐き出された流体の一部は、吐出ケーシング6とバランスピストン22との間のすき間を通って中間室25に流入する。さらに、中間室25内の流体は、バランスディスク21とバランスシート24との間に形成された軸方向のすき間Bを通って流出する。図2において、中間室11内の流体の圧力はPiで表されている。多段ポンプの運転中、各羽根車2には吸込側に向かってスラストF1〜Fmが作用し、バランスピストン22およびバランスディスク21には、吐出側に向かってスラストFbが作用する。
図3および図4は、図2に示すバランス機構20の動作を説明する図である。図3に示すように、回転軸1とともにバランスピストン22およびバランスディスク21が吸込側に移動すると、すき間Bが小さくなり、中間室25内の圧力Piが大きくなる。その結果、バランスピストン22およびバランスディスク21に作用するスラストFbが大きくなる。スラストFbが大きくなると、バランスピストン22およびバランスディスク21が回転軸1とともに吐出側に移動する。すると、図4に示すように、すき間Bが大きくなり、中間室25内の圧力Piが小さくなる。その結果、バランスピストン22およびバランスディスク21に作用するスラストFbが小さくなる。このようにして、最終的にスラストF1〜Fmの合力とスラストFbとが釣り合う。
このようなバランス機構を用いないタイプの多段ポンプとして、図5に示すような、羽根車背面合せ型多段ポンプがある。このタイプの多段ポンプでは、羽根車2を2つのポンプ群、すなわち第1のポンプ群7Aと第2のポンプ群7Bとに分けて、同数の羽根車2を互いに吸い込み方向を逆向きにして配列している。このような配置により、お互いのスラストが打ち消され、スラスト軸受に過大な負荷が生じないようになっている。
図5のポンプ内に表示されている矢印は、流体の流れを表している。図5に示すポンプの下方には、各羽根車2に作用するスラストが模式的に記載されている。スラストを示す矢印の方向は、各羽根車2に作用するスラストの方向を表し、矢印の大きさはスラストの大きさを表している。吸込ノズル11から流入した流体は、吸込ケーシング5を経由し、第1のポンプ群7Aに吸い込まれる。第1のポンプ群7Aでは、6段の羽根車2により順次加圧され、中間段吐出流路15から一旦外部に吐出される。中間段吐出流路15は、第1のポンプ群7Aと第2のポンプ群7Bとの間に配置されている吐出ケーシング6内に形成されている。第1のポンプ群7Aでは、1段目から6段目の羽根車2にかかるスラストの合力が回転軸1に第1の方向(図5の左側)に向かって作用する。
一旦吐出された流体は、第2のポンプ群7Bに隣接するバランスケーシング41に連絡配管42を通って運ばれる。流体はバランスケーシング41内を通り、第2のポンプ群7Bに吸い込まれる。第2のポンプ群7Bでは、6段の羽根車2により順次加圧される。流体は最終的に吐出ケーシング6を経て吐出ノズル16より外部に排出される。第2のポンプ群7Bでは、7段目から12段目の羽根車2にかかるスラストの合力が回転軸1に上記第1の方向とは反対の第2の方向(図5の右側)に向かって作用する。したがって、互いに反対向きのスラストがバランスする。
バランスケーシング41は、第1のポンプ群7Aにより加圧された流体の圧力を受けるため、高圧の流体に耐える構造でなければならず、また、その流体の圧力を損なうことなく続く第2のポンプ群7Bにその流体を供給しなければならない。そのため、1段目の羽根車2の前に形成されている吸込ケーシング5内の空間のような大きな容積をもった空間をバランスケーシング41内に形成することはできない。しかしながら、圧力や流れの変動が緩衝された状態で流体を第2のポンプ群7Bに供給する必要がある。そこで、ある程度の容積を持つ吸込室45がバランスケーシング41内に設けられている。
図6は、図5に示すバランスケーシング41を示す部分拡大図である。図6に示すように、流体は、バランスケーシング41に形成された導入流路43から回転軸1に対してほぼ垂直に吸込室45に供給される。図7は回転軸1の軸方向から見た吸込室45の断面図である。液体が導入流路43から吸込室45に流入するとき、流路面積が急に拡大するため、偏流が起こりやすい。このような偏った流れが羽根車2に高速で流入すると、羽根車2の侵食が進行する。あるいは、第2のポンプ群7Bの羽根車2に流入する前に羽根車2の回転による予旋回流が形成されて、次段羽根車2の揚水性能(揚程)が低下することがある。さらには、高速の流体の羽根車2への衝突により振動が励起されてしまう。
実開昭58−46000号公報 特開平3−138498号公報 特公昭41−15621号公報
特許文献1では、予旋回を解決するために、羽根車に向かう流れを整流する整流板をバランスケーシングに設けることが提案されている。しかしながら、特許文献1に開示されている構成では、特許文献2で指摘されているように、通路から吸込室に流体が入る際に、急速に流路面積が拡大するために、吸込室の壁面から剥離した噴流が形成される。このため、吸込室内では流れに偏りが生じ、吸込室内に圧力変動が生じてしまう。その結果、キャビテーションやそれによる振動が発生していた。
特許文献3では、単段の両吸込渦巻きポンプにおいて、羽根車入口の前に整流板を放射状に設置することにより、均一な流れを形成することが提案されている。しかしながら、単段の両吸込渦巻きポンプの揚水圧力は高くなく、流路面積も急拡大していない。しかも、単段の両吸込渦巻きポンプは大きなボリュートを備えている。これに対し、多段ポンプでは、高圧にされた流体は、バランスケーシング41内の吸込室45のような、限られた狭い空間に導入流路43から供給される。このため、吸込室45内には噴流によって流れの偏りが発生する。特許文献3では、このような多段ポンプに生じる問題を解決するための提案はなされていない。
そこで、本発明は、羽根車の侵食を防止することができ、さらには高速の流体が羽根車に衝突することにより生ずる振動を防止することができる羽根車背面合せ型多段ポンプを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、回転軸と、前記回転軸に取り付けられた複数段の羽根車を有する第1のポンプ群と、前記第1のポンプ群の前記羽根車とは反対方向を向いて前記回転軸に取り付けられた複数段の羽根車を有する第2のポンプ群と、前記第1のポンプ群の吸込口に接続された吸込ケーシングと、前記第2のポンプ群の吐出口に接続された吐出ケーシングと、前記第2のポンプ群の吸込口に接続された羽根車入口室および該羽根車入口室に隣接する環状流路が内部に形成されたバランスケーシングと、前記第1のポンプ群の吐出口と前記環状流路とを連通する連絡流路と、前記羽根車入口室と前記環状流路とを隔離する整流機構とを備え、前記整流機構は、前記環状流路と前記羽根車入口室とを連通させる複数の通孔を有することを特徴とする多段ポンプである。
本発明の好ましい態様は、前記複数の通孔は、前記回転軸の周方向に沿って配列されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記整流機構は、前記羽根車入口室内に配置された、前記第2のポンプ群の吸込口に向かって延びる複数の静止翼をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記静止翼は、前記回転軸の半径方向に延びることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記静止翼は、前記複数の通孔を通過した流体を前記羽根車の回転方向とは反対方向に旋回させるように配列されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の通孔は、該通孔を通過した流体を前記羽根車の回転方向とは反対方向に旋回させるように配列されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の通孔は、前記第2のポンプ群の吸込口に向かって傾斜していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の通孔は、前記回転軸と垂直な平面に対して1°〜30°の角度で傾斜していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記整流機構は、前記回転軸と同心の円錐台形の部材を備えており、前記複数の通孔は、前記円錐台形の部材の外周面から内周面まで延びていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の通孔は、前記整流機構の周方向に長い楕円形状を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の通孔は、その流路面積が流れ方向に従って徐々に大きくなる形状を有していることを特徴とする。
本発明によれば、整流機構の外側に形成された環状流路内で流れが混合攪拌されて、均一化した圧力分布にすることが可能である。流体は、整流機構の通孔を通過して均等な流れとなり、羽根車入口室では圧力変動の少ない流体の流れが形成される。その結果、第2のポンプ群の吸込口に均等な流線を持つ流体を供給することができる。したがって、本発明の整流機構は、羽根車の侵食を防止し、高速の流体が羽根車に衝突することにより生ずる振動を防止することができる。
従来の輪切型多段ポンプの一例を示す断面図である。 図1に示す多段ポンプのバランス機構を示す模式図である。 図2に示すバランス機構の動作を説明する図である。 図2に示すバランス機構の動作を説明する図である。 従来の羽根車背面合せ型多段ポンプの一例を示す断面図である。 図5に示すバランスケーシングを示す部分拡大図である。 回転軸の軸方向から見た吸込室の断面図である。 本発明の多段ポンプの一実施形態を示す断面図である。 図8に示すバランスケーシングおよび第2のポンプ群を示す拡大断面図である。 図9に示す整流機構を示す拡大断面図である。 図10に示す整流機構のA−A線断面図である。 整流機構の縦断面図である。 整流機構によって流体が整流される様子を示す図である。 本発明に係る整流機構の第2の実施形態を示す図である。 図14に示す整流機構のB−B線断面図である。 第2の実施形態の変形例を示す図である。 図16に示す整流機構のC−C線断面図である。 本発明に係る整流機構の第3の実施形態を示す図である。 本発明に係る整流機構の第4の実施形態を示す図である。 本発明に係る整流機構の第5の実施形態を示す図である。 図20に示す通孔を整流機構の半径方向から見た図である。 本発明に係る整流機構の第6の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図8は、本発明の多段ポンプの一実施形態を示す断面図である。本実施形態に係る多段ポンプは、反対方向を向いた多段羽根車を有する、いわゆる背面合せ型の多段ポンプである。さらに、本実施形態の多段ポンプは、複数のポンプケーシングが重なり合ってボルトで互いに締め付けられた構造を有する輪切型の多段ポンプである。
図8に示すように、多段ポンプは、回転軸1上に配列された第1のポンプ群7Aと第2のポンプ群7Bとを備えている。第1のポンプ群7Aは、回転軸1に取り付けられた複数の羽根車2と、各羽根車2を囲むように配置されたガイドベーン3および中胴(ポンプケーシング)4とを備えている。第2のポンプ群7Bは、第1のポンプ群7Aの羽根車2とは反対向きに回転軸1に取り付けられた複数の羽根車2と、各羽根車2を囲むように配置されたガイドベーン3および中胴4とを備えている。
第1のポンプ群7Aと第2のポンプ群7Bの各段は、羽根車2と、これを囲むガイドベーン3および中胴4とから構成される。第1のポンプ群7Aと第2のポンプ群7Bの段数は互いに同じである。第1のポンプ群7Aおよび第2のポンプ群7Bの羽根車2は、どちらも軸方向外側を向いている。回転軸1には、図示しないモータなどの駆動源が図示しないカップリングを介して連結されており、回転軸1とともに第1のポンプ群7Aおよび第2のポンプ群7Bの羽根車2が回転する。
多段ポンプは、第1のポンプ群7Aの吸込口に接続され、外部からの流体を該第1のポンプ群7Aに導く吸込ケーシング5と、第1のポンプ群7Aと第2のポンプ群7Bとの間に配置された吐出ケーシング6と、第2のポンプ群7Bの吸込口17に接続されたバランスケーシング41とをさらに備えている。吸込ケーシング5は、流体の吸込口である吸込ノズル11を有している。吐出ケーシング6は、第1のポンプ群7Aの吐出口12に接続された中間段吐出流路15と、第2のポンプ群7Bの吐出口13に連通する吐出ノズル16を有している。中間段吐出流路15は、連絡配管42を通じてバランスケーシング41に接続されており、第1のポンプ群7Aから吐き出された流体は、吐出ケーシング6の中間段吐出流路15および連絡配管42を通ってバランスケーシング41内に導かれるようになっている。連絡配管42は、第2のポンプ群7Bの外側に配置されている。本実施形態では複数の連絡配管42が設けられているが、1本の連絡配管42であってもよい。
第1のポンプ群7Aおよび第2のポンプ群7Bの中胴4およびガイドベーン3は、回転軸1に沿って積み重ねられている。第1のポンプ群7Aの中胴4およびガイドベーン3、吐出ケーシング6、および第2のポンプ群7Bの中胴4およびガイドベーン3は、吸込ケーシング5とバランスケーシング41との間に挟まれている。吸込ケーシング5およびバランスケーシング41は、複数のボルト10によって連結されており、これらボルト10を締め付けることによって、吸込ケーシング5、中胴4、ガイドベーン3、吐出ケーシング6、およびバランスケーシング41が互いに固定される。
回転軸1とともに羽根車2が回転すると、流体は、吸込ノズル11から多段ポンプ内に導入される。流体は吸込ケーシング5から第1のポンプ群7Aに流れ、第1のポンプ群7Aの初段羽根車2に導かれる。回転する羽根車2は、流体に速度エネルギーを与える。速度エネルギーは、ガイドベーン3により圧力エネルギーに変換される。昇圧された流体は、ガイドベーン3に連結された返し羽根部を通過して、2段目の羽根車2に流入する。以下、図8の例では、流体が5段目の羽根車2とそのガイドベーン3の出口に至るまで、同様の作用により流体が昇圧される。
第1のポンプ群7Aによって昇圧された流体は、吐出ケーシング6に設けられた中間段吐出流路15から連絡配管42に流入し、さらに連絡配管42を通ってバランスケーシング41内に流入する。流体は、バランスケーシング41内に設けられた導入流路43、環状流路49、整流機構50、および羽根車入口室55をこの順に通過し、第2のポンプ群7Bに流入する。第2のポンプ群7Bでは、第1のポンプ群7Aと同じように、6段目から10段目の羽根車2により流体が順次昇圧される。10段目のガイドベーン3から出た流体は、最終吐出圧力まで昇圧され、吐出ケーシング6を通り、そして吐出ノズル16から外部の吐出配管へと送り出される。図8の多段ポンプ内部に示されている矢印は、流体の流れを表している。
第1のポンプ群7Aでは、1段目から5段目の羽根車2にかかるスラストの合力が回転軸1に第1の方向(図8の左側)に向かって作用する。第2のポンプ群7Bでは、6段目から10段目の羽根車2にかかるスラストの合力が回転軸1に上記第1の方向とは反対の第2の方向(図8の右側)に向かって作用する。このようにして、互いに反対向きのスラストをバランスさせることができる。図8に示す多段ポンプは10段の多段ポンプであるが、本発明は異なる段数の多段ポンプにも適用可能である。
合計段数が奇数の場合でも、バランススリーブ32または中間スリーブ33の直径を変更することで、羽根車2の背面配列によるスラストの相互打消し作用を維持することが可能であるので、本発明は合計段数が奇数の多段ポンプにも適用可能である。
図9は、図8に示すバランスケーシング41および第2のポンプ群7Bを示す拡大断面図である。バランスケーシング41内には、連絡配管42に接続される導入流路43と、この導入流路43に接続された環状流路49と、第2のポンプ群7Bの吸込口17に接続された羽根車入口室55が形成されている。羽根車入口室55は、回転軸1を囲むように形成されている。整流機構50は環状流路49と羽根車入口室55との間に配置され、環状流路49の半径方向内側に整流機構50が配置されている。環状流路49と羽根車入口室55とは互いに隣接しており、環状流路49と羽根車入口室55とは整流機構50によって互いに隔離されている。
整流機構50はアダプター60を介してバランスケーシング41に着脱可能に取り付けられている。整流機構50は、導入流路43からの流体が第2のポンプ群7Bの吸込口17に均等な流線を持って供給されるように整流するために設けられている。整流機構50は、バランスケーシング41の導入流路43と第2のポンプ群7Bの吸込口17との間に配置されている。第1のポンプ群7Aの吐出口12と環状流路49とを連通する連絡流路は、中間段吐出流路15、連絡配管42、および導入流路43によって構成されている。連通流路は、2本あるいは4本が通常とされている。
図10は、図9に示す整流機構50を示す拡大断面図であり、図11は図10に示す整流機構50のA−A線断面図であり、図12は整流機構50の縦断面図である。整流機構50は、円環板状であり、その中心軸の周りに通孔51が等間隔で形成されている。より具体的には、整流機構50は、回転軸1と同心に配置された円筒部50aを備え、円筒部50aには通孔51が回転軸1の周方向に沿って等間隔に配列された多孔式整流板となっている。通孔51は円筒部50aの外周面から内周面まで延びている。図10に示すように、複数の通孔51からなる通孔群が周方向において等間隔に円筒部50aに形成されていてもよい。
整流機構50は、円筒部50aから半径方向外側に張り出したフランジ50bを有している。このフランジ50bにはねじ59が挿入される穴52が形成されている。整流機構50は、複数のねじ59によりアダプター60に着脱可能に取り付けられている。
各通孔51は、回転軸1の軸方向と垂直に延び、かつ回転軸1の半径方向(すなわち、環状の整流機構50の半径方向)に延びている。通孔51の断面積は全て同じであることが望ましい。複数の通孔51からなる通孔群の場合は、各通孔群の総断面積が同じであれば、1つの群の中で通孔51の断面積が異なっていてもよい。通孔51の断面形状は丸に限定されない。整流機構50の円筒部50aに設けられた通孔51の総流路面積は、導入流路43の総流路面積または第2のポンプ群7Bの吸込口17の流路面積のどちらかと等しいか、またはその間の面積であることが好ましい。
バランスケーシング41内の流体室は、整流機構50によって環状流路49と環状の羽根車入口室55とに仕切られている。環状流路49は整流機構50の半径方向外側に位置し、羽根車入口室55は整流機構50の半径方向内側に位置している。環状流路49は通孔51を通じて羽根車入口室55に連通している。導入流路43から供給される流体は、整流機構50の手前で、1つの回廊状の流路である環状流路49に一旦集められ、そこで攪拌混合された後に、整流機構50の円筒部50aに設けられた通孔51を通過する。そのため、コンパクトな高圧空間であっても、整流機能を向上させることができる。
図13は、整流機構50によって流体が整流される様子を示す図である。整流機構50が、導入流路43から直線的に羽根車の吸込口17の方向へ向かう流れを遮蔽する円筒状の隔壁構造であるので、導入流路43からの流体は整流機構50によって一旦堰き止められ、環状流路49に集められる。環状流路49では、偏流が混合攪拌されて均圧化され、続いて流体が通孔51を通過することにより均一な流れが形成される。したがって、導入流路43から直線的にかつ直接に羽根車2の吸込口17に流入する流れが無くなる。整流機構50により、回転軸1の円周方向に均一に分散された緩やかな流れが環状流路49に形成され、羽根車入口室55に導入される。これにより羽根車入口室55の圧力は均一分布化されるために、流体の流れは均一化されて羽根車2に流入する。その結果、揚水性能(揚程)が安定する。さらに、高速の流体が羽根車2に局所的に衝突することもなくなるので振動特性も安定する。
なお、実施例では、整流機構50とアダプター60が分離可能としているのは、設計で要求される性能に応じて、整流機構50のみの変更と着脱が簡便に行えるからである。設計で要求される性能に応じて、整流機構50のみの変更と脱着が簡便に行えるように、整流機構50を軸方向に沿って2つに分割してもよく、本発明にはこのような構造も含まれる。また、本発明には、アダプター60と整流機構50が一体となった構造や、整流機構50がバランスケーシング41に直接取り付けられる構造も含まれる。
この整流機構50を設けたことにより、羽根車2の吸込口17(羽根車入口室55)の全体に亘って流れと圧力が均一に分布するので、羽根車2の侵食を防止し、羽根車2への流入前に羽根車2の回転による予旋回を防止して羽根車2の揚水性能(揚程)を維持させ、さらには高速流入流体がポンプ回転体に衝突することにより生ずる振動を防止することができる。
図14および図15は、本発明に係る整流機構50の第2の実施形態を示す図である。本実施形態の整流機構50は、図10乃至図13に示す実施形態の構造と基本的に同じであるが、円筒部50aの内周面に羽根車2の吸込口17に向かって延びる複数の静止翼70が設けられている点で異なっている。静止翼70は、回転軸1の周方向に沿って等間隔で配列されている。これら静止翼70は、円筒部50aの半径方向(すなわち回転軸1の半径方向)に直線的に延びており、羽根車入口室55内に位置している。これら静止翼70を配置したことにより、羽根車2に流入する流体は、さらに整流された均一な流れとなる。本実施形態の特に説明しない構成は、上述の実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。
図16および図17は、第2の実施形態の変形例を示す図である。揚水性能を低下させるおそれのある予旋回流は、羽根車2の回転と同じ回転方向の流れである。そのような予旋回流を、通孔51から羽根車入口室55に流入する流体の流れによって打ち消し、回転軸1の半径方向に整流するように、複数の静止翼70は回転軸1の半径方向に対して傾斜している。同様に、通孔51も予旋回流を打ち消す方向に流体を旋回させるように、回転軸1の半径方向に対して傾斜している。スパイラル状に延びるこれらの静止翼70および通孔51は、通孔51を通過した流体を羽根車2の回転方向とは反対方向に旋回させる。このような流体の旋回によって羽根車2の回転に起因する予旋回流を打ち消すことができる。静止翼70は、必ずしも図17のようにある曲率曲線を持った円弧形状でなくてもよく、直線状としてもよい。
図18は、本発明に係る整流機構50の第3の実施形態を示す図である。本実施形態の特に説明しない構成は、図10乃至図13に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図10乃至図13に示す実施形態と異なるところは、通孔51は、回転軸1の軸方向と垂直に延びておらず、第2のポンプ群7Bの吸込口17に向かって傾いている点である。このような構造により、整流機構50を通過した流体は、より効率よく羽根車2へ流入する。回転軸1の軸方向に対して垂直な平面からの通孔51の傾き角度αは、整流機構50の円筒部50aと羽根車2の相対寸法と位置関係に基づいて、1°〜30°の角度の範囲から選択される。図18では、通孔51は一箇所につき1つ設けられているが、図10のように、一箇所につき複数の通孔51を設けてもよい。
図19は、本発明に係る整流機構50の第4の実施形態を示す図である。本実施形態の特に説明しない構成は、図18に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。整流機構50は、円筒部50aに代えて、円錐台形の部材50cを備えている。円錐台形の部材50cは回転軸1と同心に配置されている。この円錐台形の部材50cに通孔51が形成されており、通孔51は円錐台形の部材50cの外周面から内周面まで延びている。円錐台形の部材50cの直径の大きい方の端部は、アダプター60に接続され、直径の小さい方の端部はバランスケーシング41の内面に接触している。通孔51は、円錐台形の部材50cの外周面に対して垂直に延びており、第2のポンプ群7Bの吸込口17に向かって傾いている。したがって、本実施形態の整流機構50は、第3の実施形態と同様の効果を有する。回転軸1の軸方向に対して垂直な平面からの通孔51の傾き角度αは、円錐台形の部材50cと羽根車2の相対寸法と位置関係に基づいて、1°〜30°の角度の範囲から選択される。
図20は、本発明に係る整流機構50の第5の実施形態を示す図である。図21は、図20に示す通孔51を整流機構50の半径方向から見た図である。本実施形態の特に説明しない構成は、図10乃至図13に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図21に示すように、通孔51は、流量により適正な流速になるよう設計された口径を有する真円と等しい面積を有する楕円形状となっている。より具体的には、各通孔51は、環状の整流機構50の周方向(すなわち回転軸1の周方向)に長い楕円形状を有している。
本実施形態によれば、整流機構50の円筒部50aの軸方向長さが短く、流量により適正な流速になるよう設計された真円の口径を確保することが困難な場合でも、通孔51を周方向に長い楕円形状とすることで、流体の流速を真円の場合と等価な流速にまで下げ、流体が通孔51を通過するときの圧力損失を少なくすることが可能である。図20では、通孔51は一箇所につき1つ設けられているが、図10のように、一箇所につき複数の通孔51を設けてもよい。
図22は、本発明に係る整流機構50の第6の実施形態を示す図である。本実施形態の特に説明しない構成は、図19に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。整流機構50は、円錐台形の部材50cを備えており、この円錐台形の部材50cに通孔51が形成されている。通孔51は、その流路面積が流体の流れ方向に従って徐々に大きくなる形状を有している。より具体的には、通孔51の口径はその流体入口で最も小さく、通孔51の流体出口に向かって口径が徐々に大きくなり、流体出口で口径が最も大きくなる。本構造の採用により、整流機構50を通過する流体を効率的に減速させて、羽根車入口室55へ流入する流れの損失を少なくすることが可能である。
通孔51は、円錐台形の部材50cの外周面に対して垂直に延びており、第2のポンプ群7Bの吸込口17に向かって傾いている。したがって、本実施形態の整流機構50は、第3の実施形態と同様の効果を有する。回転軸1の軸方向に対して垂直な平面からの通孔51の傾き角度αは、円錐台形の部材50cと羽根車2の相対寸法と位置関係に基づいて、1°〜30°の角度の範囲から選択される。
以上説明した各実施形態の整流機構50は、5%Cr、12%Cr,オーステナイトステンレス、二相ステンレスなど、流体の種類に応じて、適切な材料を選択することが可能である。使用環境によっては炭素鋼とすることも可能である。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 回転軸
2 羽根車
3 ガイドベーン
4 中胴
5 吸込ケーシング
6 吐出ケーシング
7A 第1のポンプ群
7B 第2のポンプ群
10 ボルト
11 吸込ノズル
12 第1のポンプ群の吐出口
13 第2のポンプ群の吐出口
16 吸込ノズル
17 第2のポンプ群の吸込口
32 バランススリーブ
33 中間スリーブ
41 バランスケーシング
42 連絡配管
43 導入流路
49 環状流路
50 整流機構
51 通孔
55 羽根車入口室
59 ねじ
60 アダプター
70 静止翼

Claims (11)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられた複数段の羽根車を有する第1のポンプ群と、
    前記第1のポンプ群の前記羽根車とは反対方向を向いて前記回転軸に取り付けられた複数段の羽根車を有する第2のポンプ群と、
    前記第1のポンプ群の吸込口に接続された吸込ケーシングと、
    前記第2のポンプ群の吐出口に接続された吐出ケーシングと、
    前記第2のポンプ群の吸込口に接続された羽根車入口室および該羽根車入口室に隣接する環状流路が内部に形成されたバランスケーシングと、
    前記第1のポンプ群の吐出口と前記環状流路とを連通する連絡流路と、
    前記羽根車入口室と前記環状流路とを隔離する整流機構とを備え、
    前記整流機構は、前記環状流路と前記羽根車入口室とを連通させる複数の通孔を有することを特徴とする多段ポンプ。
  2. 前記複数の通孔は、前記回転軸の周方向に沿って配列されていることを特徴とする請求項1に記載の多段ポンプ。
  3. 前記整流機構は、前記羽根車入口室内に配置された、前記第2のポンプ群の吸込口に向かって延びる複数の静止翼をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の多段ポンプ。
  4. 前記静止翼は、前記回転軸の半径方向に延びることを特徴とする請求項3に記載の多段ポンプ。
  5. 前記静止翼は、前記複数の通孔を通過した流体を前記羽根車の回転方向とは反対方向に旋回させるように配列されていることを特徴とする請求項3に記載の多段ポンプ。
  6. 前記複数の通孔は、該通孔を通過した流体を前記羽根車の回転方向とは反対方向に旋回させるように配列されていることを特徴とする請求項5に記載の多段ポンプ。
  7. 前記複数の通孔は、前記第2のポンプ群の吸込口に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多段ポンプ。
  8. 前記複数の通孔は、前記回転軸と垂直な平面に対して1°〜30°の角度で傾斜していることを特徴とする請求項7に記載の多段ポンプ。
  9. 前記整流機構は、前記回転軸と同心の円錐台形の部材を備えており、前記複数の通孔は、前記円錐台形の部材の外周面から内周面まで延びていることを特徴とする請求項7または8に記載の多段ポンプ。
  10. 前記複数の通孔は、前記整流機構の周方向に長い楕円形状を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の多段ポンプ。
  11. 前記複数の通孔は、その流路面積が流れ方向に従って徐々に大きくなる形状を有していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の多段ポンプ。
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