JP2014074287A - 昇降式制水扉 - Google Patents

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Abstract


【課題】 水路を開閉する制水扉であって、現場で簡単に組み立てることができるものを提供する。
【解決手段】 角型の管状梁5を何段かにわたって平面状に連結して成り、各管状梁の両端には、水路2の両側に上下方向に設けられた戸当たり21に当接するローラ9を設ける。各ローラは角型管状梁の内部に収納し、該管状梁に開けられた小窓13から該ローラの一部が該戸当たりに向かって突き出るようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、農業用等の水路などを開閉するため昇降式制水扉に関する。
山間部にある河川に水門を設置する場合、現場に通じる道路が狭くて資材(特に制水扉)の搬入ができないことがある。道路を広げるとなると多額の費用がかかる。
この発明は、道路事情の悪いところで水門設置工事を行いやすくするため、設置現場で簡単に組み立てることのできる制水扉を得ることを主な目的とする。
この発明の昇降式制水扉は、鋼製の管状梁を何段かにわたって積み上げて平面状に連結して成る。それぞれの管状梁の両端部には、水門の両側に上下方向に設けられた戸当たりに当接するローラを設ける。この制水扉では、水圧は個々の管状梁で分担され、管状梁に作用する水圧は、両端のローラを介して戸当たりに伝達される。したがって、管状梁同士を上下に連結するための縦桁が不要であり、何本かの管状梁を現場に搬入して簡単に組み立てることができる。
制水扉を構成する管状梁は、安定した状態で梁同士を連結できるので、円形より角型断面が好ましい。個々の管状梁には、両端部にローラを設ける。各ローラは梁の内部に収納し、梁に開けられた小窓から該ローラの一部が該戸当たりに向かって突き出るようにする。ローラをあらかじめ管状梁に組み込んでおけば、現場作業が軽減できる。なお、ローラは、梁の内部に収容せずに、管状梁に外付けしてもよい。
なお、この発明は、水門に限らず、トンネルや建物の通行口等に設置して津波を遮断するのに用いることもできる。
下流側から見た制水扉の斜視図である。 上流側から見た制水扉の部分斜視図である。 水門に取り付けられた制水扉の水平断面図である。 開口に制水扉を取り付けたトンネルの縦断面図である。
図1および図2に示すように、この昇降式制水扉1は、コの字断面の鋼製の基台3の上に、角型断面の管状梁5を水平に何本か積み上げ、ロッド7を上下方向に通して互いに連結する。このような管状梁5の連結作業は、必要に応じ、工場で行ってもよいし、設置現場で行ってもよい。
なお、上下の管状梁5の間隙はシール材で埋めて、水漏れを防止することが好ましい。また、管状梁5は、防錆のため、亜鉛メッキを施しておくことが好ましい。
それぞれの管状梁の両端にはローラ9を取り付けておく。ローラはブラケット11に回転自在に取り付けられており、これを管端から管状梁の中に挿入して、ボルトで固定する。それぞれの管状梁5の下流面には、あらかじめ小窓13を穿設しておき、管状梁の中に取り付けたローラ9の一部がこれら小窓から外に突き出るようになっている。なお、ローラ9はゴム等の弾性材で作られている。
図2に示すように、制水扉1の上流面の周縁には帯状のゴムシール15を取り付ける。符号17はシールを支えている帯金である。
図3は上記の制水扉1を、水路2に設置された水門に取り付けた状態の水平断面を示す。水路の両岸にはそれぞれ、一対の戸当たり、すなわち上流側戸当たり19と下流側戸当たり21が垂直に取り付けてあり、それらの間に、制水扉1が、ローラ9を下流に向けて挿入されている。制水扉1の上流面に水圧がかかっているときは、ローラ9が下流側の戸当たり21に当接する。他方、制水扉1に取り付けてあるシール15は、水圧によって、上流側の戸当たり19に押し付けられ、水が制水扉1の外側を回り込むのを防止する。
図1に示すように、制水扉1の上面の両側にブラケット23が溶接されており、各ブラケットにワイヤロープ25が係止されている。これらのワイヤーロープを、水門の上部に設けられたウインチ(図示しない。)で巻き取り、または巻き出すことで、制水扉1は、戸当たり19、20に沿って昇降することができる。
制水扉1を下降させて水路2を閉じ、上流側に水を溜めた場合、制水扉の上流面に大きな水圧がかかるが、この水圧は、制水扉1を構成する管状梁5に分担される。負担すべき荷重は、下方の管状梁ほど大きくなる。個々の管状梁は大きな曲げ剛性を有しており、自ら負担する水圧を、両端に備えている自前のローラ9を介して戸当たり21に伝達することができる。したがって、上下の管状梁5を縦桁のようなもので相互に連結しなくとも、管状梁だけで大きな水圧を支えることができる。
図4は他の実施例を示すものであり、津波の被害が及ばないように海岸沿いに盛り土31を施し、その上に、自動車専用道33が作られている。盛り土部分のところどころには、人や車の通れるトンネル35が設けられている。しかし、このようなトンネルがあると、万一津波が来たとき、トンネルが水路となってを通って津波が街中に流れ込む恐れがある。
そこで、津波対策として、トンネル35の海側の口に制水扉37を設ける。制水扉の構造は上述の構造とほとんど同様である。制水扉を案内する戸当たりはトンネルの出入り口の両側に設け、さらに、出入り口の上部に、制水扉を収納できるレセス39を設ける。制水扉37は普段、レセス39に収納しておき、津波警報が出たら、制水扉37を下ろしてトンネル35の口を塞いで、津波をブロックする。
1 制水扉
2 水路
5 管状梁
9 ローラ
13 小窓
21 戸当たり
35 水路としてのトンネル
37 制水扉

Claims (4)

  1. 管状梁を何段か積み上げて平面状に連結して成り、それぞれの管状梁の両端に、水路の両側に上下方向に設けられた戸当たりに当接するローラを設けた昇降式制水扉。
  2. 各管状梁が角型断面である請求項1に記載の昇降式制水扉。
  3. 該ローラが、ゴム等の弾性体で作られている請求項1または2に記載の昇降式制水扉
  4. 各ローラが該管状梁の内部に収納され、該管状梁に開けられた小窓から該ローラの一部が該戸当たりに向かって突き出ている請求項1、2、3または4に記載の昇降式制水扉。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62143728U (ja) * 1986-02-28 1987-09-10
JPH068427U (ja) * 1992-07-01 1994-02-04 株式会社丸島アクアシステム 多孔式選択取水装置
JP2005171558A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Hokoku Kogyo Co Ltd 水門用開閉装置及び水門用開閉装置のチェーン収納方法

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