JP2014072893A - 干渉消去装置及び受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】干渉消去装置及び受信機を提供する。
【解決手段】かかる装置は、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うための干渉消去ユニットを含む。各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う。上述の粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数はNであり、Nは1の整数であり、上述の干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである。
【選択図】図2
【解決手段】かかる装置は、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うための干渉消去ユニットを含む。各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う。上述の粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数はNであり、Nは1の整数であり、上述の干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信技術に関し、特に、干渉消去装置及び受信機に関する。
ヘテロジニアスネットワーク(HetNet、Heterogeneous Networks)では、マクロセルに小電力の基地局、例えば、マイクロ(Pico/Micro)基地局、フェムト(Femto)基地局、リモートラジオヘッド(RRH、Remote Radio Head)、リレーノード(Relay Node)などを配置することにより、システム容量を向上させ又はカバレージを拡張する。
マクロ基地局のみを有するネットワークに比べ、ヘテロジニアスネットワークには、より多くの干渉が存在する。今のところ、マクロ基地局に下りオールモーストブランクサブフレーム(ABS、Almost Blank Subframe)を配置することにより、マイクロセルのユーザ装置(Pico UE)がオールモーストブランクサブフレームにて下り受信を行うようにスケジューリングされ、このようにして、マクロ基地局からPico UEへの下り強干渉を避けることができる。
しかし、ABSスキームでは、ABSにおいて、隣接するセル(以下、「隣接セル」という)からの共通レファレンス信号(CRS、Common Reference Signal)による干渉(以下、「CRS干渉」という)が依然として比較的大きく、このような干渉は、シグナリング及びデータの検出に影響を与え、例えば、物理放送チャネル(PBCH、Physical Broadcast Channel)、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH、Physical Control Format Indicator Channel)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH、Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、物理下り制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)の検出に影響を与え、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH、Physical Downlink Shared Channel)の検出に影響を与え、また、このような干渉は、UEの測定(測量)に影響を与え、例えば、CRSに基づく無線リンクモニタリング(RLM、Radio Link Monitor)/無線リソース管理(RRM、Radio Resource Management)の測定、及び、CRSに基づくチャネル状態情報(CSI、Channel State Information)の測定に影響を与える。
今のところ、3GPPでは、UEが所属するサービングセル(Serving Cell)は、上位層シグナリングにより、該UEに、隣接セルリスト(干渉セルリスト)を提供し、該UEは、該隣接セルリストを受信した後に、隣接セルリスト中の情報に基づいて隣接セルのCRS干渉を消去することができる。
しかし、本発明の発明者は、本発明の実現過程において、従来技術には次のような問題が存在すると発見した。即ち、上述のリストには、隣接セルの帯域幅情報が無く、各セルの帯域幅が異なる時は、UEが上述の情報に基づいて隣接セルのCRS干渉を有効に消去することができない。今のところ、上述の干渉を消去できる有効な方法はまだ無い。
本発明の実施例は、干渉消去装置及び受信機を提供する。セル間干渉の周波数選択性を用いて、予め設定された所定の粒度(全部又は一部の帯域幅)、干渉セルの度量値、及び/又は、所定の順序に基づいて、各粒度中の干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことにより、各セルの帯域幅が異なっても、干渉消去を有効に行い、UEチャネル推定の正確性を高め、且つ、復調パフォーマンスを向上させることができる。
本発明の実施例の一側面によれば、干渉消去装置が提供される。該装置は、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うための干渉消去ユニットを含み、そのうち、各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行い、そのうち、前記粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数は、Nであり、Nは、1以上の整数であり、前記干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである。
また、本発明の実施例の他の側面によれば、上述の干渉消去装置を含む受信機が提供される。
上述より分かるように、予め設定された所定の粒度(全部又は一部の帯域幅)に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルのCRS干渉を消去し、また、各粒度に対して、干渉セルの度量値及び/又は所定の順序に基づいて干渉消去を行い、これにより、各セルの帯域幅が異なっても、干渉消去を有効に行い、UEチャネル推定の正確性を高め、且つ、復調パフォーマンスを向上させることができる。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、当業者が本発明の原理及び実施方式を容易に理解し得るために、本発明の実施方式では、LTE/LTE-AのヘテロジニアスネットワークのCRS干渉消去を例として説明を行う。しかし、理解すべきは、本発明の実施方式はCRS干渉消去に関する全ての通信システムにも適用し得るということである。
本発明の実施例は、干渉消去方法及び装置、並びに受信機を提供する。
干渉消去方法は、受信機が予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉(即ち、CRS干渉)に対して干渉消去を行うことを含む。そのうち、各粒度中の干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う。
干渉消去装置は、干渉消去ユニットを含み、該干渉消去ユニットは、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うために用いられる。そのうち、各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う。
そのうち、上述の粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数はNであり、Nは1以上の整数であり、上述の干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである。
上述の実施例から分かるように、各所定の粒度に対して、すべて、干渉セルの度量値及び/又は所定の順序に基づいて、独立でCRS干渉の消去を行うことができる。このようにして、CRS干渉の消去を行う時に、干渉の周波数選択性を考慮したので、各セルの帯域幅が異なっても、干渉消去を有効に行い、UEチャネル推定の正確性を高め、且つ復調パフォーマンスを向上させることができる。
本実施例では、RB数に基づいて粒度のサイズを確定することができる。例えば、一つの粒度のサイズがRBの倍数と設定され、トータルでN個の粒度が帯域幅全体をカバーするとしてもよい。そのうち、一種の具体的な実施は、次の式で表される。
上述の式では、
(外1)
は、切り捨て(Round Down)を表し、前の(N-1)個の粒度の各々のサイズは、N′個のRBであり、最後の一つの粒度のサイズは、「帯域幅全体が含むRBの数−(N−1)N′」である。
(外1)
は、切り捨て(Round Down)を表し、前の(N-1)個の粒度の各々のサイズは、N′個のRBであり、最後の一つの粒度のサイズは、「帯域幅全体が含むRBの数−(N−1)N′」である。
上述の実施例では、ユーザ装置(UE)が所属するサービングセル(Serving Cell)は、上位層シグナリングにより、該UEに、干渉セルの情報、例えば、干渉セルリスト(隣接セルリスト)を提供し、そのうち、隣接セルリスト(List)は、次のような情報、即ち、隣接セルのセルID(Cell ID)、隣接セルのCRSポート数(Number of CRS Ports)、及び、隣接セルのマルチキャストブロードキャストシングル周波数ネットワーク(MBSFEN、Multicast Broadcast Single Frequency Network)の構成を含んでもよい。
隣接セルリストに含まれる干渉セルのCRS位置に基づいて、干渉セルは、二種類、即ち、衝突セル(Colliding Cell)及び非衝突セル(Non-Colliding Cell)に分けられる。そのうち、衝突セルとは、干渉セルのCRS位置とサービングセルのCRS位置とが衝突するとのセルを指し、非衝突セルとは、干渉セルのCRS位置がサービングセルのCRS位置から外れるとのセルを指す。以下、図1A乃至図1Cを例として説明を行う。
図1A乃至図1Cは、それぞれ、一つのリソースブロック(RB、Resource Block)且つ一つのサブフレームにおけるサービングセル、衝突セル及び非衝突セルの伝送信号の時間及び周波数の構成を示す図である。図1A乃至1Cに示すように、すべてのセルは、それぞれ、二つのCRSポートを有し、且つ、PDCCHは、すべて、二つの直交波周波数分割多重(OFDM、Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを占める。
図1A乃至図1Cから分かるように、ABSスキームでは、衝突セルがサービングセルのCRS信号に干渉を与えるが、非衝突セルがサービングセルの制御及びデータ信号のみに干渉を与える。よって、衝突セルは、サービングセルのCRSチャネル推定に影響を与え、且つ、更に、制御及びデータ信号の検出、無線リソース管理(RRM、Radio Resource Management)の測定、及びチャネル品質指示(CQI、Channel Quality Indicator)の測定に影響を与える。非衝突セルは、サービングセルの制御及びデータ信号の検出のみに影響を与える。よって、衝突セルに関しては、帯域幅全体においてCRS干渉の消去を行う必要があるが、非衝突セルに関しては、PDSCHの検出について、構成されているUEのPDSCH伝送用のRBsのみにおいてCRS干渉の消去を行う必要があり、PDCCHの検出について、帯域幅全体においてCRS干渉の消去を行う必要がある。
従来技術では、隣接セルリストに各セルの帯域幅情報が無く、且つ、上述のセル干渉の周波数選択性を考慮しないので、UEは、上述の情報に基づいて、隣接セルのCRS干渉を有効に消去することができない。しかし、本発明の実施例により、具体的な状況に基づいて粒度を予め設定することができ、且つ、各所定の粒度に対して、すべて、干渉セルの度量値及び/又は所定の順序に基づいて、独立でCRS干渉の消去を行うことができ、このようにして、CRS干渉の消去を行う時に、干渉の周波数選択性を考慮しているので、各セルの帯域幅が異なっても、干渉消去を有効に行い、UEチャネル推定の正確性を高め、且つ復調パフォーマンスを向上させることができる。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施例における干渉消去装置、受信機及び干渉消去方法について詳細に説明する。
まず、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去を行う状況について説明を行う。
図2は、本発明の実施例1における干渉消去装置の構成を示す図である。図2に示すように、該装置は、干渉消去ユニット201を含み、干渉消去ユニット201は、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うために用いられる。そのうち、各粒度に対しては、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去を行う。
そのうち、上述の粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数はNであり、Nは1以上の整数であり、上述の干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである。
上述の実施例では、N=1の時は、全部の帯域幅を表し、N>1の時は、全部の帯域幅をN個の粒度に分け、各粒度が全部の帯域幅の一部である。
本実施例では、干渉セルの度量値に基づいて、予め設定された所定の各粒度に対して、独立でCRS干渉の消去を行うことができる。各粒度中の干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う時に、図2に示すように、干渉消去ユニット201は、第一計算ユニット201a及び第一処理ユニット201bを含んでもよい。
第一計算ユニット201aは、各粒度中の干渉セルのCRSリソースエレメント(RE、Resource Element)の受信信号に基づいて、干渉セルの度量値を計算するために用いられ、第一処理ユニット201bは、第一計算ユニット201aの計算により得られた度量値に基づいて、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うために用いられる。
干渉セルリストには、一つ又は一つ以上の干渉セルを含んでもよい。このように、干渉消去の開始段階では、第一計算ユニット201aは、各干渉セルの度量値を計算する。
第一処理ユニット201bは、第一計算ユニット201aの計算により得られた度量値に基づいて、上述のリスト中の干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことができる。そのうち、隣接セルリスト中の全部又は一部の干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行ってもよい。
本実施例では、第一処理ユニット201bは、度量値の大から小への順序に従って、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことができる。即ち、まず、度量値が最大(信号品質が最良)の干渉セルに対して干渉消去を行い、それから、干渉消去がまだ行われていない(干渉未消去)他の干渉セルと、干渉消去が既に行われている(干渉消去済み)干渉セルとが衝突のCRS位置を有しないときに、干渉消去がまだ行われていない他の干渉セルのうち最大の度量値に対応する干渉セルに対して干渉消去を行い、その後は、これに基づいて類推することができるので、ここでは、詳しい説明を省略する。また、干渉消去がまだ行われていない他の干渉セルと、干渉消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するときに、干渉消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去がまだ行われていない他の干渉セルの度量値を再び計算する必要があり、その後、算出された度量値、及び、干渉消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有しない、干渉消去がまだ行われていない他の干渉セルの度量値の大小に従って、順に干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う。
図3は、本発明の実施例1における第一処理ユニットの構成を示す図である。本実施例では、図3に示すように、第一処理ユニット201bは、第一干渉消去ユニット301、第一判断ユニット302及び第二干渉消去ユニット303を含んでもよい。そのうち、第一干渉消去ユニット301は、現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うために用いられ、第一判断ユニット302は、干渉消去がまだ行われていない干渉セルと、現在の最大度量値に対応する、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断するために用いられ、第二干渉消去ユニット303は、第一判断ユニット302の判断結果が「衝突のCRS位置がない」である時に、現在の最大度量値以外の最大度量値に対応する、干渉消去がまだ行われていない干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うために用いられる。
本実施例では、図3に示すように、第一処理ユニット201bは、第二計算ユニット304を更に含み、第二計算ユニット304は、第一判断ユニット302の判断結果が「衝突のCRS位置がある」である時に、現在の最大度量値に対応する、CRS干渉が既に消去されている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値を再び計算するために用いられる。
且つ、第二計算ユニット304が、衝突のCRS位置を有する、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値を計算した後に、第一干渉消去ユニット301に戻す。そして、第一干渉消去ユニット301は、更に、第二計算ユニット304の計算により得られた度量値、及び、現在の最大度量値に対応する、干渉消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有しない、干渉消去がまだ行われていない他の干渉セルの度量値に基づいて、現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う。それから、再び順に第一判断ユニット302及び第二干渉消去ユニット303を経て処理を行い、その後は、これに基づいて類推することができるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
本実施例では、セル間干渉が周波数選択性を有することを考慮しているので、あるシナリオの場合、異なる粒度中には、干渉のレベルが大きく異なる可能性がある。例えば、複数の隣接セル(干渉セル)について、ある粒度の度量値が比較的小さく、この場合、干渉セルのCRSチャネル推定が正確であれば、これらの隣接セルに対してCRS干渉の消去を行うことは、とても小さいパフォーマンス利得を有し、或いは、干渉セルのCRSチャネル推定が正確でなければ、これらのセルに対してCRS干渉の消去を行うことは、パフォーマンスの損失を引き起こすことがある。よって、上述の問題を避けるために、各干渉セルの度量値に基づいて、干渉消去を行おうとする干渉セルを確定することができ、例えば、度量値が第一閾値よりも大きい干渉セルに対してCRS干渉の消去を行い、該第一閾値よりも小さい干渉セルに対してCRS干渉の消去を行わないようにしてもよい。
このような場合、各粒度について、第一処理ユニット201bは、更に、第一閾値よりも大きい度量値に対応する干渉セルを、CRS干渉の消去を行おうとする干渉セルにするために用いられる。このように、第一干渉消去ユニット301及び第二干渉消去ユニット303は、現在の最大度量値に対応する干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う前に、先ず、該現在の最大度量値が第一閾値以上であるかどうかを判断し、「はい」の場合、干渉消去を行い、「いいえ」の場合、次の粒度の干渉セルの干渉消去を行う。
図4は、本発明の実施例1における第一処理ユニットの構成を示す図である。図4に示すように、第一処理ユニット201bは、第一干渉消去ユニット401、第一判断ユニット402及び第二干渉消去ユニット403を含み、その作用(機能)は、図3に示す第一処理ユニット201bに類似するので、ここでは、その詳しい説明を省略する。
また、図4に示すように、第一処理ユニット201bは、更に、第一確定ユニット405及び第二確定ユニット406を含んでもよく、第一確定ユニット405及び第二確定ユニット406は、それぞれ、第一干渉消去ユニット401及び第二干渉消去ユニット403が現在の最大度量値に対応する干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う前に、現在の最大度量値が第一閾値以上であるかどうかを判断するために用いられ、判断結果が「はい」であれば、現在の最大度量値に対応する干渉セルに対してCRS干渉の消去を行い、そうでなければ、次の粒度の干渉セルに対して干渉消去を行う。
且つ、第一判断ユニット402による判断結果が「衝突のCRS位置がある」である時に、第二計算ユニット404は、CRS干渉が既に消去されている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値を再び計算し、それから、再び第一確定ユニット405に戻して、現在の最大度量値が第一閾値以上であるかどうかを判断し、その後は、順に処理を行えるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
本実施例では、第一干渉消去ユニット301、401及び第二干渉消去ユニット303、403が干渉消去を行う時に、従来の何れの一種の技術を採用してCRS干渉の消去を行うことができるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
また、本実施例では、更に、算出された度量値に基づいて、CRS干渉の消去を行うこともできる。干渉消去を行う時にチャネル推定を行う必要があるので、度量値が第二閾値以上、及び、第二閾値よりも小さいとの二つの場合について、それぞれ、異なるチャネル推定方法を選択して採用する。
図5は、本発明の実施例1における第一処理ユニットの構成を示す図である。図5に示すように、第一処理ユニット201bは、第二判断ユニット501及び第三干渉消去ユニット502を含む。そのうち、第二判断ユニット501は、計算後の度量値が第二閾値以上であるか、それとも第二閾値よりも小さいかを判断するために用いられる。第三干渉消去ユニット502は、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上、及び、第二閾値よりも小さいとの二つの場合について、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行うために用いられる。
また、図3及び図4に示す第一処理ユニット201bは、判断ユニット(図示せず)を含んでもよく、該判断ユニットは、計算後の度量値が第二閾値以上であるか、それとも第二閾値よりも小さいかを判断するために用いられる。このように、第一干渉消去ユニット301、401及び第二干渉消去ユニット303、403が干渉消去を行う前に、該判断ユニットは、度量値が第二閾値以上であるか、それとも第二閾値よりも小さいかを判断し、その後、上述の第一干渉消去ユニット301、401及び第二干渉消去ユニット303、403は、該度量値の上述の判断結果に応じて、異なるチャネル推定方法を採用してチャネル推定を行う。
本実施例では、第二閾値は、実際の状況に応じて確定することができる。例えば、第二閾値の確定は、選択されるチャネル推定アルゴリズムに依存する。具体的に言えば、選択される自己適応切り替え用の二種類のチャネル推定アルゴリズムの度量値と、チャネル推定の平均二乗誤差(mean square error、MSE)パフォーマンス曲線とが交点を有し、即ち、異なる度量値の区間内には、最小MSEパフォーマンスを有する、異なるチャネル推定アルゴリズムが存在する。
例えば、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、FFT)に基づく時間領域フィルタリングのチャネル推定アルゴリズム、及び、ウイナー(Wiener)フィルタリングに基づくMMSEのチャネル推定アルゴリズムを採用するように選択すれば、第二閾値は、-1dB(度量値の対数)と設定されてもよい。即ち、度量値が-1dB以上である時に、FFTに基づく時間領域フィルタリングのチャネル推定アルゴリズムを採用し、度量値が-1dBよりも小さい時に、Wienerフィルタリングに基づくMMSEのチャネル推定アルゴリズムを採用する。
本実施例では、各粒度について、第一計算ユニット201aは、各干渉セルの度量値を計算し、該度量値は、干渉CRS信号の品質を示すための任意の値であってもよい。例えば、該度量値は、対応する干渉セルの「信号と干渉+ノイズの比」(SINR、Signal to Interference plus Noise Ratio)であってもよく、又は、対応する干渉セルの有用な信号電力などであってもよい。第一計算ユニット201aは、従来の何れの方法を用いて該度量値を計算することができる。
本実施例では、度量値を計算する方法をも提供する。以下、度量値がSINRであることを例とし、第一計算ユニット201aがN個の粒度のうちの一つの粒度中の干渉セルの度量値を計算する方法について説明を行う。
図6は、本発明の実施例1における第一計算ユニットの構成を示す図である。図6に示すように、第一計算ユニット201aは、チャネル推定ユニット601、第一電力計算ユニット602、第二電力計算ユニット603、信号電力計算ユニット604、及び度量値計算ユニット605を含む。以下、上述の各構成ユニットについて詳細に説明する。
チャネル推定ユニット601は、粒度において干渉セルがCRS REsにおける最小2乗(LS、Least Square)チャネル推定を計算するために用いられる。
上述の式(1)では、p∈(0,1)であり、HLSは、LSチャネル推定を表し、(m,k)は、第m個のOFDMシンボル上で且つ干渉セルの第p個のCRSポート(Port)のREに対応する第k個のサブキャリア(Subcarrier)上のREを表し、R(j,n,m,k)は、RE(m,k)、第j個の受信アンテナ(Antenna)、且つ第n個のタイムスロット上の受信信号を表し、SCRS(n,m,k)は、干渉セルがRE(m,k)及び第n個のタイムスロット上のCRSシーケンスを表し、*は、共役を表す。
第一電力計算ユニット602は、チャネル推定ユニット601のLSチャネル推定結果に基づいて、干渉セルの干渉及びノイズ電力を取得するために用いられる。
そのうち、干渉及びノイズ電力は、粒度において幾つかの隣近のLSチャネル推定値の差から取得され、そのうち、隣近のCRS REにはチャネルが不変であるとする。以下、例を挙げて説明する。
そのうち、σ2は、干渉及びノイズ電力を表し、k(p,m,i)は、第m個のOFDMシンボル上で、粒度において干渉セルの第p個のCRSポート(Port)に対応する第i個のCRS REsのサブキャリアインデックスを表し、NRSは、粒度において一つのOFDMシンボルのCRS REの数を表し、度量値の計算に用いるCRSポートの最大数は2であり、且つm∈{0,Nsym-3}であり、そのうち、Nsymは、一つのタイムスロット中のOFDMシンボルの数である。
図7は、LTE/LTE-Aにおける普通CPのポート0のCRS REに基づく干渉及びノイズ電力の計算を示す図であり、即ち、図に示す計算は、式(2)の計算であり、粒度において隣接する四つのCRS RE上のLS推定値の差を用いて干渉及びノイズ電力を計算する。
上述の実施例から分かるように、上述の式(2)を用いて干渉及びノイズ電力を計算することができる。また、他の方法を用いて干渉及びノイズ電力を取得することもできる。例えば、次の式(3)、(4)又は(5)を採用して干渉及びノイズ電力を計算してもよい。
上述の式(3)乃至(5)では、p∈(0,1)であり、また、他の符号の意味は、式(2)と同様であるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
図8、図9及び図10は、LTE/LTE-Aにおける普通サイクリックプレフィックス(CP)のポート0のCRS REに基づく干渉及びノイズ電力の計算を示す図である。そのうち、図8は、式(3)に対応し、図9は、式(4)に対応し、図10は、式(5)に対応する。図8に示す方法は、粒度中の2つの隣接するslotの隣近CRS RE上のLS推定値の差を用いて、干渉及びノイズ電力を計算する。図9及び図10は、一つの粒度中の一つのOFDMシンボルのCRS RE上のLS推定値の差を用いて、干渉及びノイズ電力を計算する。
上述の式(2)乃至式(5)は、一つのタイムスロットについて、干渉及びノイズ電力を計算するのである。このように、時間領域全体では、第j個の受信アンテナ(Antenna)且つ第n個のタイムスロット上で、干渉セルの第p個のCRSポート(Port)に対応するREsにより計算される最終の干渉及びノイズ電力は、次の式(6)で表され得る。
そのうち、αは、時間領域における忘却因子(Forgetting Factor)を表し、その値の範囲は、0<α≦1である。
第二電力計算ユニット603は、LSチャネル推定結果に基づいて、干渉セルのLS信号電力を取得するために用いられる。
そのうち、粒度において、幾つかの隣近のLSチャネル推定値の平均により、干渉及びノイズ電力を低減する時に、有用な信号電力が保持され、この時、これらの隣近のCRS REにはチャネルが不変であるとする。第二電力計算ユニット603は、従来の何れの一種の方法を採用して、干渉セルのLS信号電力を取得することができる。本実施例では、次のような方法を提案している。以下、例を挙げて説明する。
上述の式(7)〜(9)は、一つのタイムスロットについて、LS信号電力を計算するのである。時間領域全体については、第j個の受信アンテナ(Antenna)且つ第n個のタイムスロット上で、干渉セルの第p個のCRSポート(Port)に対応するREsにより計算される最終のLS信号電力は、次のようである。
上述の式(7)〜(9)では、各符号の意味は上述の式(1)〜(6)と同様であり、また、その値は同じであってもよく異なってもよいので、ここでは、詳しい説明を省略する。
信号電力計算ユニット604は、第一電力計算ユニット602により計算された干渉及びノイズ電力、及び、第二電力計算ユニット603により計算されたLS信号電力を用いて、信号電力を計算するために用いられる。
そのうち、Nは、正規化係数(Normalization Factor)であり、
(外2)
中の干渉及びノイズ電力とマッチングするために用いられる。そのうち、式(7)及び式(8)により計算されるLS信号電力については、N=4であり、式(9)により計算されるLS信号電力については、N=2である。
(外2)
中の干渉及びノイズ電力とマッチングするために用いられる。そのうち、式(7)及び式(8)により計算されるLS信号電力については、N=4であり、式(9)により計算されるLS信号電力については、N=2である。
度量値計算ユニット605は、干渉セルの干渉及びノイズ電力、及び信号電力に基づいて、度量値を計算するために用いられる。そのうち、該度量値は、SINRである。
第n個のタイムスロット上で干渉セルの度量値SINRは、次のように計算され得る。即ち、第一電力計算ユニット602により得られた干渉及びノイズ電力
(外3)
と、信号電力計算ユニット604により得られた信号電力
(外4)
との比に対して平均を行うことにより、上述の度量値を計算する。それは、次の式(12)で表され得る。
(外3)
と、信号電力計算ユニット604により得られた信号電力
(外4)
との比に対して平均を行うことにより、上述の度量値を計算する。それは、次の式(12)で表され得る。
そのうち、NRは、受信アンテナの数を表す。
そのうち、γは、正規化係数である。
上述の実施例では、第一計算ユニット201aが如何に度量値SINRを計算するかについて詳細に説明した。また、第一処理ユニット201bにおける第一干渉消去ユニット301、401及び第二干渉消去ユニット303、403に関しては、従来の何れの一種の方法を採用してCRS干渉を消去することができる。以下、例を挙げて説明する。
干渉消去を行う時に、まず、干渉のCRS信号に対してチャネル推定を行い、そして、チャネル推定を行った後に、チャネル推定の結果に基づいて、CRS干渉の消去を行う。以下、詳細に説明する。
そのうち、Hj,pは、LSチャネル推定値{HLS(j,n,m,k)}からなるベクトルであり、粒度中の干渉セルの第j個の受信アンテナ、第p個のCRSポートに対応する。
Wpは、フィルタリングマトリックスであり、干渉セルの第p個のCRSポートに対応し、異なるアルゴリズムにより取得され得る。例えば、ウイナーフィルタリング(Wiener)及び線形平均(Linear Average)などの方法により取得され得る。
そのうち、RHpHpは、ベクトルHj,pの相関マトリックス(Correlation Matrix)を表し、RHpHpは、ベクトルの異なる要素の時間及び周波数の相対位置に依存する。
また、粒度が帯域幅全体である時に、FFT変換に基づく時間領域フィルタリングのチャネル推定アルゴリズムを採用してもよい。
以上、例を挙げて如何に度量値を計算するか及び如何にCRS干渉の消去を行うかを説明した。しかし、上述の度量値の計算及びCRS干渉の消去の方法は、従来の他の方法を採用して実現することもできるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
本実施例では、干渉消去装置によりCRS干渉を消去することにより、サービングセルに対応する各種の測定並びにシグナリング及びデータの検出を実現することができる。CRS干渉を消去したので、チャネル推定の正確性を高め、復調のパフォーマンスを向上させることができる。
図11は、本発明の実施例2における受信機の構成を示す図である。図11に示すように、受信機1100は、干渉消去ユニット1101を含んでもよく、干渉消去ユニット1101は、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うために用いられる。そのうち、各粒度に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて、干渉消去を行い、また、干渉消去ユニット1101は、実施例1における何れの一種の干渉消去装置を採用して実現することができるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
図11に示すように、受信機1100は、情報取得ユニット1102を更に含んでもよく、情報取得ユニット1102は、該受信機が所属するサービングセルにより通知されている干渉セル情報を受信するために用いられる。そのうち、干渉セル情報は、リストの形でUEに通知され得る。干渉セル情報は、例えば、実施例1に記載のようであるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
また、信号受信ユニット1103を更に含んでもよく、信号受信ユニット1103は、ネットワーク側から送信されている信号を受信し、該信号を干渉消去ユニット1101に伝送するために用いられる。
また、記憶ユニット(図示せず)を更に含んでもよく、該記憶ユニットは、上述の干渉セル情報を保存するために用いられる。
例えば、受信機1100は、携帯電話、PDA、ノードパソコンなどである。
本実施例では、実施例1及び実施例2における各部品は、専用ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせにより実現してもよく、また、これらの実現はすべて、本発明の範囲に属する。
図12は、本発明の実施例3における干渉消去方法のフローチャートである。
以下、予め設定された粒度がN個であり、干渉セルリストにおける干渉セルがM個であることを例として、本発明の実施例における干渉消去方法について説明する。
図12に示すように、N個の粒度のうちの各粒度に対して、該方法は、次のステップを含む。
ステップ1201:各粒度中の干渉セルのCRS REsの受信信号に基づいて、上述の干渉セルの度量値を計算する。
本実施例では、従来の何れの一種の方法を採用して度量値を計算してもよい。また、度量値がSINRである時に、本発明の実施例1に提供されている計算方法を採用して、第一計算ユニット201aにより計算してもよいので、ここでは、詳しい説明を省略する。また、干渉セルは、一つ又は複数であってもよい。
ステップ1202:計算により得られた度量値に基づいて、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う。
本実施例では、各粒度に対して、すべて、計算により得られた度量値に基づいて干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことができる。そのうち、干渉消去の方法は、例えば、実施例1に記載のように、第一処理ユニット201bにより実現され得るので、ここでは、その内容を援用し、詳しい説明を省略する。現在の粒度中のすべての干渉セルのCRS干渉を消去すれば、それから、次の粒度中のCRS干渉を消去し、このようにして、順にすべての粒度中の干渉セルのCRS干渉を消去することができる。
上述の実施例から分かるように、UEは、予め設定された所定の粒度に基づいて、且つ各所定の粒度に対して、すべて、干渉セルの度量値に基づいて独立でCRS干渉の消去を行うことができる。このように、CRS干渉の消去を行う時に、干渉の周波数選択性を考慮したので、UEチャネル推定の正確性を高め、且つ復調パフォーマンスを向上させることができる。
本実施例では、ステップ1202は、本発明の実施例1における図3及び図4に記載の方法を採用して干渉消去を行うことができるので、ここでは、その内容を援用し、詳しい説明を省略する。
図13は、本発明の実施例4における一つの粒度中の干渉セルのCRSに対して干渉消去を行うフローチャートである。そのうち、N個の粒度のうちの現在の一つの粒度、例えば、第i個の粒度であって、その中にM個の干渉セルを含む粒度を例として説明を行う。最初に、すべての干渉セルに対して干渉消去が行われていない。M及びNは、1以上の整数である。
図13に示すように、該方法は、次のようなステップを含む。
ステップ1301:現在の粒度中の干渉セルの度量値を計算する。
そのうち、最初に計算する時に、上述の粒度に含まれている、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの数はM個であり、度量値はSIRであってもよく、また、その計算方法は、実施例1における第一計算ユニット201aが度量値を計算する方法と類似するので、ここでは、その内容を援用し、詳しい説明を省略する。このようにして、M個の度量値を計算することができる。
上述の実施例では、計算により得られたSINRを直接度量値としたが、これに限られず、SINRに対して対数演算を行うことにより得られた値を度量値としてもよく、即ち、度量値は、10*lg(SINR)であってもよく、また、実際の状況に応じて確定してもよい。
ステップ1302:現在の干渉未消去の干渉セルの度量値のうち現在の最大度量値を見つけ出す。
本実施例では、最初に、M個の度量値から現在の最大度量値を見つけ出し、しかし、M個の干渉セルのうちK個の干渉セルのCRS干渉を消去した後に、残りの(M-K)個のCRS干渉未消去の干渉セルの度量値から最大値を見つけ出すべきである。本実施例では、現在の最大度量値はCmaxと表される。
ステップ1303:現在の最大度量値が第一閾値TH1以上であるかどうかを判断し、判断結果が「はい」である時に、ステップ1304を行い、そうでなければ、プロセスは終了する。
本実施例では、実際の状況に応じて第一閾値TH1を確定することができる。例えば、SINRに対して対数演算を行うことにより得られた値を度量値とする時に、第一閾値は-10dBと設定される。なお、これは、本発明の一例のみであり、実際の状況に応じて、第一閾値は、他の値として設定されてもよいが、ここでは、詳細な説明を省略する。
ステップ1304:ステップ1303で判断結果が「はい」である時に、現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う。
本実施例では、干渉消去を行う時に、まず、干渉のCRS信号に対してチャネル推定を行い、そして、チャネル推定を行った後に、チャネル推定結果に基づいて、CRS干渉の消去を行う。具体的な方法は、上述の実施例に記載されているので、ここでは、詳しい説明を省略する。
ステップ1305:ステップ1304の後に、現在の粒度中のすべての干渉セルのCRS干渉に対して消去を行うかどうかを判断し、判断結果が「はい」であれば、プロセスが終了し、そうでなければ、ステップ1306を行う。
ステップ1306:ステップ1305で判断結果が「いいえ」であれば、更に、干渉消去がまだ行われてない干渉セルと、現在の最大度量値Cmaxに対応する、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断し、判断結果が「はい」であれば、ステップ1307を行い、そうでなければ、ステップ1302に戻す。
例えば、ステップ1304で現在の最大度量値Cmaxに対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行った後に、もし(M-K)個の干渉セルが依然として存在すれば、この時、更に、干渉消去がまだ行われていない(M-K)個の干渉セルと、ステップ1304で干渉消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断し、衝突のCRS位置が無ければ、ステップ1302に戻し、更に、現在の干渉未消去の(M-K)個の干渉セルのうちの最大度量値が第一所定値以上であるかどうかを判断し、そのうち、K=1〜Mである。
ステップ1307:ステップ1306での判断結果が「はい」である時に、現在の最大度量値Cmaxに対応する干渉消去済みの干渉セルと衝突のCRS位置を有する干渉未消去の干渉セルの度量値を再び計算する。
且つ、衝突のCRS位置を有する干渉未消去の干渉セルの度量値を再び計算した後に、再びステップ1302に戻し、衝突のCRS位置を有する干渉未消去の干渉セルの度量値、及び、衝突のCRS位置を有しない干渉未消去の干渉セルの度量値のうちの現在の最大度量値を見つけ出す。
その後、第i個の粒度中のM個の干渉セルのCRS干渉をすべて消去するまで、順に後続のステップを行う。
ステップ1302で判断結果が「いいえ」である時に、プロセスが終了し、これは、現在の粒度においてCRS干渉の消去を行う必要がもうなく、直ちに次の粒度に対して処理を行うべきであることを意味し、処理方法は、図13に示す方法と類似するので、ここでは、詳しい説明を省略する。
これに基づいて類推し、N個の粒度且つ各粒度中のM個の干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことができる。
上述の実施例から分かるように、UEは、予め設定された所定の粒度に基づいて、且つ各所定の粒度に対して、干渉セルの度量値に基づいて、独立でCRS干渉の消去を行うことができ、且つ、度量値の大から小への順序に従って干渉消去を行い、度量値が第一閾値よりも大きい干渉セルに対して干渉消去を行うので、各セルの帯域幅が異なっても、干渉消去を有効に行い、UEチャネル推定の正確性を高め、且つ復調パフォーマンスを向上させることができる。
上述の実施例1の内容から分かるように、ステップ1303は、オプションのステップであってもよい。その目的は、ある状況でCRS干渉の消去を行う時に、とても小さいパフォーマンス利得を有する、又は、パフォーマンスの損失を引き起こす問題を解決することにある。
図14は、本発明の実施例5における干渉消去方法のフローチャートである。図14に示すように、該方法は、次のようなステップを含む。
ステップ1401:各粒度中の干渉セルのCRS REsの受信信号に基づいて、干渉セルの度量値を計算する。
本実施例では、従来の何れの一種の方法を採用して度量値を計算してもよい。また、度量値がSINRである時に、本発明の実施例1に提供されている計算方法を採用して、第一計算ユニット201aにより計算してもよいので、ここでは、詳しい説明を省略する。また、干渉セルは、一つ又は複数であってもよい。また、度量値は、SINRの対数であってもよいが、ここでは、詳しい説明を省略する。
ステップ1402:計算により得られた度量値に基づいて、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う。
そのうち、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、まず、干渉のCRS信号に対してチャネル推定を行い、そして、チャネル推定を行った後に、チャネル推定結果に基づいて、CRS干渉の消去を行う。そのうち、度量値が第二閾値以上、及び、第二閾値よりも小さいとの二つの場合について、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行う。例えば、度量値が第二閾値以上である時に、FFT変換に基づく時間領域フィルタリングのチャネル推定アルゴリズムを採用し、度量値が第二閾値よりも小さい時に、ウイナーフィルタリングによるチャネル推定アルゴリズムを採用する。
上述の実施例では、干渉セルの度量値に基づいて、干渉消去を行う場合について説明を行った。そのうち、干渉セルの度量値の計算、CRS干渉の消去、及びそれ相応のCRSチャネル推定は、時間領域において、OFDMシンボルベース(symbol-based)、タイムスロットベース(slot-based)、又は、サブフレームベース(subframe-based)のものであってもよい。例えば、利用される領域が周波数領域においてN個の物理リソースブロック(RBs)であり、且つ、時間領域において一つのタイムスロットであり、これは、この粒度がN個の物理リソースブロック(RBs)からなることを意味する。
計算量を更に小さくするために、上述の方式を採用して干渉消去を行う必要がなくてもよく、言い換えると、所定の干渉消去順序に基づいて、干渉セルに対してCRS干渉の消去を行ってもよい。以下、添付した図面を参照しながら説明を行う。
図15は、本発明の実施例6における干渉消去装置の構成を示す図である。図15に示すように、該装置は、干渉消去ユニット1501を含み、干渉消去ユニット1501は、予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一敵に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うために用いられる。そのうち、各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う。そのうち、粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数は、Nであり、Nは、1以上の整数である、干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである。
本実施例では、上述の所定の干渉消去順序は、実際のニーズに応じて設定してもよい。
また、上述の干渉消去順序は、周期的に変化してもよいが、一つの所定の時間周期(タイムスロット又はサブフレームの倍数であってもよい)には、該順序が不変である。このようにして、計算量を大幅に小さくすることができる。
本実施例では、各干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う方法は、実施例1に類似するので、ここでは、詳しい説明を省略する。
図15に示すように、上述の装置は、更に設定ユニット1502を含んでもよく、設定ユニット1502は、上述の干渉消去順序を設定するために用いられる。干渉消去順序は、周期的に変化する時に、設定ユニット1502は、該干渉消去順序を周期的に設定する。
本実施例では、設定ユニット1502が干渉消去順序を設定した後に、該干渉消去順序を記憶させてもよく、そうすると、上述の装置は、更に記憶ユニット1503を含んでもよく、記憶ユニット1503は、干渉消去順序を記憶するために用いられる。このようにして、干渉消去ユニット1501は、設定ユニット1502により設定された、又は、記憶ユニット1503に記憶された干渉消去順序に基づいて、干渉消去を行うことができる。
本実施例では、実際の状況に応じて干渉消去順序を設定してもよいが、ここでは、詳しい説明を省略する。
また、上述の干渉消去順序は、更に、干渉セルの度量値に基づいて設定されてもよい。例えば、実施例4では、ステップ1302において現在の最大度量値を見つけ出し、且つステップ1303において判断結果が「はい」である時に、又は、ステップ1304において現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行った後に、該現在の最大度量値及びそれ相応のセルIDを記憶する。これに基づいて類推し、すべての干渉セルのCRS干渉を消去するまで、順に現在の最大度量値及びそれ相応のセルIDを記憶する。
このようにして、記憶ユニット1503は、順に、度量値及びそれ相応のセルIDを記憶する。そうすると、干渉消去ユニット1501は、干渉消去を行う時に、記憶された該順序に基づいて順に干渉消去を行うことができる。
本発明の実施例7は、更に干渉消去装置を提供する。該干渉消去装置と実施例5の干渉消去装置との相違点は、干渉消去ユニット1501が各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行うことにある。
そのうち、設定ユニット1502は、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去順序を設定することができ、且つ、記憶ユニット1503は、該順序及びその対応する度量値を記憶することができる。具体的なプロセスは、実施例5に記載のようであるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
また、干渉消去ユニット1501は、干渉消去を行う時に、まず、干渉のCRS信号に対してチャネル推定を行い、そして、チャネル推定を行った後に、チャネル推定結果に基づいてCRS干渉の消去を行う。そのうち、度量値が第二閾値以上、及び、第二閾値よりも小さいとの二つの場合について、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行い、これは、上述の実施例に記載のようであるので、ここでは、詳しい説明を省略する。
上述の実施例5及び実施例6では、設定ユニット1502は、予め度量値に基づいて干渉消去順序を設定し、そして、干渉セルの度量値及び干渉消去順序を保存させることができる。所定の時間周期において、予め設定された度量値及び干渉消去順序に従って干渉セルのCRS干渉の消去を行い、度量値を再び計算する必要がないので、計算の複雑度を低減することができる。
図16は、本発明の実施例8における干渉消去方法のフローチャートである。図16に示すように、該方法は、次のようなステップを含む。
ステップ1601:所定の干渉消去順序に基づいて、一つの干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う。
ステップ1602:すべての干渉セルのCRS干渉が消去されているかどうかを判断し、判断結果が「はい」であれば、プロセスが終了し、判断結果が「いいえ」であれば、ステップ1601に戻し、所定の順序に従って、次の一つの干渉セルに対してCRS干渉の消去を行う。
上述の実施例では、ステップ1601の前に、更に次のようなステップ、即ち、干渉消去順序を設定するステップを含む。そのうち、任意の方法を採用して設定を行ってもよい。もちろん、実施例3及び4に記載の方法を採用して干渉消去順序を設定してもよく、且つ周期的に設定を行ってもよく、また、設定された干渉消去順序及び/又は対応する度量値を記憶させてもよい。
ステップ1602で干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上である、及び、この閾値よりも小さいとの二つの場合に従って、異なるチャネル推定方法を選択してチャネル推定を行ってもよい。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、両者の組み合わせにより実現してもよい。本発明は、このようなコンピュータプログラムにも関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行される時に、該ロジック部品に、上述の装置又は構成部品を実現させることができ、又は、該ロジック部品に、上述の各種の方法又はステップを実現させることができる。また、本発明は、上述のプログラムを記録するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体質、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD、flashメモリなどにも関する。
また、上述の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
干渉消去装置であって、
予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うための干渉消去ユニットを含み、
各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行い、
前記粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数は、Nであり、Nは、1以上の整数であり、前記干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである、装置。
(付記2)
付記1に記載の装置であって、
各粒度について、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去を行う時に、前記干渉消去ユニットは、
干渉セルのCRSリソースエレメントの受信信号に基づいて、前記干渉セルの度量値を計算するための第一計算ユニット;及び
前記第一計算ユニットの計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第一処理ユニットを含む、装置。
(付記3)
付記2に記載の装置であって、
各粒度について、前記第一処理ユニットは、更に、度量値の大から小への順序に従って、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うために用いられる、装置。
(付記4)
付記2又は3に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、更に、第一閾値よりも大きい度量値に対応する干渉セルを、CRS干渉の消去を行うべきである干渉セルとする、装置。
(付記5)
付記2又は3又は4に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第一干渉消去ユニット;
干渉消去が未だ行われていない干渉セルと、前記現在の最大度量値に対応する、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断するための第一判断ユニット;及び
前記第一判断ユニットの判断結果が衝突のCRS位置無しである時に、前記現在の最大度量値以外の最大度量値に対応する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第二干渉消去ユニットを含む、装置。
(付記6)
付記5に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
前記第一判断ユニットの判断結果が衝突のCRS位置ありである時に、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルの度量値を再び計算するための第二計算ユニットを更に含み、
前記第一干渉消去ユニットは、更に、前記第二計算ユニットの計算により得られた度量値、及び、衝突のCRS位置を有しない、干渉消去が未だ行われていない干渉セルの度量値のうちの最大度量値に対応する前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う、装置。
(付記7)
付記2に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
計算後の度量値が第二閾値以上又は第二閾値よりも小さいかを判断するための第二判断ユニット;及び
干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行うための第三干渉消去ユニットを含む、装置。
(付記8)
付記2に記載の装置であって、
各粒度について、前記度量値は、干渉セルの信号と干渉及びノイズとの比であり、前記第一計算ユニットは、
各粒度中の前記干渉セルがCRSリソースエレメントにおける最小2乗(LS)チャネル推定を計算するためのチャネル推定ユニット;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を取得するための第一電力計算ユニット;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルのLS信号電力を取得するための第二電力計算ユニット;
前記第一電力計算ユニットにより計算された干渉及びノイズ電力、及び、前記第二電力計算ユニットにより計算されたLS信号電力に基づいて、信号電力を計算するための信号電力計算ユニット;及び
取得された前記干渉セルの干渉及びノイズ電力、及び前記信号電力に基づいて、前記度量値を計算するための度量値計算ユニットを含む、装置。
(付記9)
付記1に記載の装置であって、
各粒度について、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、前記装置は、
干渉セルの度量値に基づいて、干渉消去順序を確定するための設置ユニットを更に含み、
干渉セルの度量値及び所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、前記干渉消去ユニットは、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行う、装置。
(付記10)
付記8に記載の装置であって、
前記チャネル推定ユニットは、式(1)を採用してLSチャネル推定を計算し、
前記第一電力計算ユニットは、式(6)を採用して前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を計算し、
前記第二電力計算ユニットは、式(10)を採用して前記干渉セルのLS信号電力を計算し、
前記度量値計算ユニットは、式(13)又は(14)を採用してSINRを計算する、装置。
(付記11)
付記1〜10のうちの何れか一項に記載の装置を含む、受信機。
(付記12)
干渉消去方法であって、
予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うことを含み、
各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行い、
前記粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数は、Nであり、Nは、1以上の整数であり、前記干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである、方法。
(付記13)
付記12に記載の方法であって、
各粒度について、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去を行う時に、
干渉セルのCRSリソースエレメントの受信信号に基づいて、前記干渉セルの度量値を計算し;及び
計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記14)
付記13に記載の方法であって、
各粒度について、前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
度量値の大から小への順序に従って、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記15)
付記13又は14に記載の方法であって、
前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
第一閾値よりも大きい度量値に対応する干渉セルに対してCRS干渉の消去を行うことを含む、方法。
(付記16)
付記13又は14又は15に記載の方法であって、
前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行い;
干渉消去がまだ行われていない干渉セルと、前記現在の最大度量値に対応する、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断し;及び
判断結果が衝突のCRS位置無しである時に、前記現在の最大度量値以外の最大度量値に対応する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記17)
付記16に記載の方法であって、
判断結果が衝突のCRS位置ありである時に、更に、
CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルの度量値を再び計算し;及び
再び計算することにより得られた度量値、及び、衝突のCRS位置を有しない、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値のうちの最大度量値に対応する前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記18)
付記13に記載の方法であって、
前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
計算後の度量値が第二閾値以上又は第二閾値よりも小さいかを判断し;及び
干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して干渉セルのCRSチャネル推定を行うことを含む、方法。
(付記19)
付記13に記載の方法であって、
各粒度について、前記度量値が干渉セルの信号と干渉及びノイズとの比であり、前記干渉セルの度量値を計算することは、
各粒度中の前記干渉セルがCRSリソースエレメントにおける最小2乗(LS)チャネル推定を計算し;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を取得し;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルのLS信号電力を取得し;
計算された干渉及びノイズ電力、及びLS信号電力に基づいて、信号電力を計算し;及び
取得された前記干渉セルの干渉及びノイズ電力、及び前記信号電力に基づいて、前記度量値を計算することを含む、方法。
(付記20)
付記12に記載の方法であって、
各粒度について、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、前記方法は、
干渉セルの度量値に基づいて、干渉消去順序を確定することを更に含む、方法。
(付記21)
付記20に記載の方法であって、
干渉セルの度量値及び所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、
干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して干渉セルのCRSチャネル推定を行うことを更に含む、方法。
(付記22)
付記19に記載の方法であって、
式(1)を採用して前記LSチャネル推定を計算し、
式(6)を採用して前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を計算し、
式(10)を採用して前記干渉セルのLS信号電力を計算し、
式(13)又は(14)を採用してSINRを計算する、方法。
(付記23)
コンピュータに、付記12〜19のうちの何れか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
(付記24)
付記23に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記1)
干渉消去装置であって、
予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うための干渉消去ユニットを含み、
各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行い、
前記粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数は、Nであり、Nは、1以上の整数であり、前記干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである、装置。
(付記2)
付記1に記載の装置であって、
各粒度について、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去を行う時に、前記干渉消去ユニットは、
干渉セルのCRSリソースエレメントの受信信号に基づいて、前記干渉セルの度量値を計算するための第一計算ユニット;及び
前記第一計算ユニットの計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第一処理ユニットを含む、装置。
(付記3)
付記2に記載の装置であって、
各粒度について、前記第一処理ユニットは、更に、度量値の大から小への順序に従って、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うために用いられる、装置。
(付記4)
付記2又は3に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、更に、第一閾値よりも大きい度量値に対応する干渉セルを、CRS干渉の消去を行うべきである干渉セルとする、装置。
(付記5)
付記2又は3又は4に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第一干渉消去ユニット;
干渉消去が未だ行われていない干渉セルと、前記現在の最大度量値に対応する、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断するための第一判断ユニット;及び
前記第一判断ユニットの判断結果が衝突のCRS位置無しである時に、前記現在の最大度量値以外の最大度量値に対応する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第二干渉消去ユニットを含む、装置。
(付記6)
付記5に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
前記第一判断ユニットの判断結果が衝突のCRS位置ありである時に、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルの度量値を再び計算するための第二計算ユニットを更に含み、
前記第一干渉消去ユニットは、更に、前記第二計算ユニットの計算により得られた度量値、及び、衝突のCRS位置を有しない、干渉消去が未だ行われていない干渉セルの度量値のうちの最大度量値に対応する前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う、装置。
(付記7)
付記2に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
計算後の度量値が第二閾値以上又は第二閾値よりも小さいかを判断するための第二判断ユニット;及び
干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行うための第三干渉消去ユニットを含む、装置。
(付記8)
付記2に記載の装置であって、
各粒度について、前記度量値は、干渉セルの信号と干渉及びノイズとの比であり、前記第一計算ユニットは、
各粒度中の前記干渉セルがCRSリソースエレメントにおける最小2乗(LS)チャネル推定を計算するためのチャネル推定ユニット;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を取得するための第一電力計算ユニット;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルのLS信号電力を取得するための第二電力計算ユニット;
前記第一電力計算ユニットにより計算された干渉及びノイズ電力、及び、前記第二電力計算ユニットにより計算されたLS信号電力に基づいて、信号電力を計算するための信号電力計算ユニット;及び
取得された前記干渉セルの干渉及びノイズ電力、及び前記信号電力に基づいて、前記度量値を計算するための度量値計算ユニットを含む、装置。
(付記9)
付記1に記載の装置であって、
各粒度について、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、前記装置は、
干渉セルの度量値に基づいて、干渉消去順序を確定するための設置ユニットを更に含み、
干渉セルの度量値及び所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、前記干渉消去ユニットは、干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して、干渉セルのCRSチャネル推定を行う、装置。
(付記10)
付記8に記載の装置であって、
前記チャネル推定ユニットは、式(1)を採用してLSチャネル推定を計算し、
前記第一電力計算ユニットは、式(6)を採用して前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を計算し、
前記第二電力計算ユニットは、式(10)を採用して前記干渉セルのLS信号電力を計算し、
前記度量値計算ユニットは、式(13)又は(14)を採用してSINRを計算する、装置。
(付記11)
付記1〜10のうちの何れか一項に記載の装置を含む、受信機。
(付記12)
干渉消去方法であって、
予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉に対して干渉消去を行うことを含み、
各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して干渉消去を行う時に、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行い、
前記粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、対応する粒度の数は、Nであり、Nは、1以上の整数であり、前記干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである、方法。
(付記13)
付記12に記載の方法であって、
各粒度について、干渉セルの度量値に基づいて干渉消去を行う時に、
干渉セルのCRSリソースエレメントの受信信号に基づいて、前記干渉セルの度量値を計算し;及び
計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記14)
付記13に記載の方法であって、
各粒度について、前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
度量値の大から小への順序に従って、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記15)
付記13又は14に記載の方法であって、
前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
第一閾値よりも大きい度量値に対応する干渉セルに対してCRS干渉の消去を行うことを含む、方法。
(付記16)
付記13又は14又は15に記載の方法であって、
前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行い;
干渉消去がまだ行われていない干渉セルと、前記現在の最大度量値に対応する、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断し;及び
判断結果が衝突のCRS位置無しである時に、前記現在の最大度量値以外の最大度量値に対応する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記17)
付記16に記載の方法であって、
判断結果が衝突のCRS位置ありである時に、更に、
CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去が未だ行われていない干渉セルの度量値を再び計算し;及び
再び計算することにより得られた度量値、及び、衝突のCRS位置を有しない、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値のうちの最大度量値に対応する前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことを含む、方法。
(付記18)
付記13に記載の方法であって、
前記計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うことは、
計算後の度量値が第二閾値以上又は第二閾値よりも小さいかを判断し;及び
干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して干渉セルのCRSチャネル推定を行うことを含む、方法。
(付記19)
付記13に記載の方法であって、
各粒度について、前記度量値が干渉セルの信号と干渉及びノイズとの比であり、前記干渉セルの度量値を計算することは、
各粒度中の前記干渉セルがCRSリソースエレメントにおける最小2乗(LS)チャネル推定を計算し;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を取得し;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルのLS信号電力を取得し;
計算された干渉及びノイズ電力、及びLS信号電力に基づいて、信号電力を計算し;及び
取得された前記干渉セルの干渉及びノイズ電力、及び前記信号電力に基づいて、前記度量値を計算することを含む、方法。
(付記20)
付記12に記載の方法であって、
各粒度について、干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、前記方法は、
干渉セルの度量値に基づいて、干渉消去順序を確定することを更に含む、方法。
(付記21)
付記20に記載の方法であって、
干渉セルの度量値及び所定の干渉消去順序に基づいて干渉消去を行う時に、
干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う時に、度量値が第二閾値以上及び第二閾値よりも小さいとの二つの場合に、それぞれ、異なるチャネル推定方法を採用して干渉セルのCRSチャネル推定を行うことを更に含む、方法。
(付記22)
付記19に記載の方法であって、
式(1)を採用して前記LSチャネル推定を計算し、
式(6)を採用して前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を計算し、
式(10)を採用して前記干渉セルのLS信号電力を計算し、
式(13)又は(14)を採用してSINRを計算する、方法。
(付記23)
コンピュータに、付記12〜19のうちの何れか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
(付記24)
付記23に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
Claims (10)
- 干渉消去装置であって、
予め設定された所定の粒度に基づいて、逐一的に各粒度中の干渉セルの共通レファレンス信号(CRS)による干渉(CRS干渉)に対して干渉消去を行うための干渉消去ユニットを含み、
前記各粒度中の干渉セルのCSR干渉に対して前記干渉消去を行う時に、前記干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて前記干渉消去を行い、
前記粒度は、全部の帯域幅又は全部の帯域幅の一部を表し、前記粒度の数はNであり、Nは1以上の整数であり、前記干渉セルは、受信機が所属するサービングセルに干渉を与える隣接セルである、装置。 - 請求項1に記載の装置であって、
前記各粒度について、前記干渉セルの度量値に基づいて前記干渉消去を行う時に、前記干渉消去ユニットは、
前記干渉セルのCRSリソースエレメントの受信信号に基づいて、前記干渉セルの度量値を計算するための第一計算ユニット;及び
前記第一計算ユニットの計算により得られた度量値に基づいて、前記干渉セルのCRS干渉に対して前記干渉消去を行うための第一処理ユニットを含む、装置。 - 請求項2に記載の装置であって、
前記各粒度について、前記第一処理ユニットは、更に、度量値の大から小への順序に従って前記干渉セルのCRS干渉に対して前記干渉消去を行うために用いられる、装置。 - 請求項2又は3に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、更に、第一閾値よりも大きい度量値に対応する干渉セルを、前記CRS干渉の消去を行うべき干渉セルとするために用いられる、装置。 - 請求項2又は3又は4に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
現在の最大度量値に対応する干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第一干渉消去ユニット;
干渉消去がまだ行われていない干渉セルと、前記現在の最大度量値に対応する、前記CRS干渉の消去が既に行われている前記干渉セルとが衝突のCRS位置を有するかどうかを判断するための第一判断ユニット;及び
前記第一判断ユニットの判断結果が衝突のCRS位置無しである時に、前記現在の最大度量値以外の最大度量値に対応する、干渉消去がまだ行われていない干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行うための第二干渉消去ユニットを含む、装置。 - 請求項5に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、更に、
前記第一判断ユニットの判断結果が衝突のCRS位置有りである時に、CRS干渉の消去が既に行われている干渉セルと衝突のCRS位置を有する、干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値を再び計算するための第二計算ユニットを含み、
前記第一干渉消去ユニットは、更に、前記第二計算ユニットの計算により得られた度量値と、前記衝突のCRS位置を有しない且つ干渉消去がまだ行われていない干渉セルの度量値とのうちの最大度量値に対応する前記干渉セルのCRS干渉に対して干渉消去を行う、装置。 - 請求項2に記載の装置であって、
前記第一処理ユニットは、
前記計算により得られた前記度量値が第二閾値以上であるか、それとも第二閾値よりも小さいかを判断するための第二判断ユニット;及び
前記干渉セルのCRS干渉に対して前記干渉消去を行う時に、前記度量値が前記第二閾値以上である、及び、前記第二閾値よりも小さいとの二つの場合について、それぞれ、異なるチャネル推定方法を用いて前記干渉セルのCRSチャネル推定を行うための第三干渉消去ユニットを含む、装置。 - 請求項2に記載の装置であって、
前記各粒度について、前記度量値が前記干渉セルの信号と干渉及びノイズとの比(SINR)であり、前記第一計算ユニットは、
前記各粒度中の前記干渉セルが前記CRSリソースエレメントにおける最小2乗(LS)チャネル推定を計算するためのチャネル推定ユニット;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルの干渉及びノイズ電力を取得するための第一電力計算ユニット;
前記LSチャネル推定結果に基づいて、前記干渉セルのLS信号電力を取得するための第二電力計算ユニット;
前記第一電力計算ユニットにより計算された前記干渉及びノイズ電力、及び、前記第二電力計算ユニットにより計算された前記LS信号電力に基づいて、信号電力を計算するための信号電力計算ユニット;及び
取得された前記干渉セルの前記干渉及びノイズ電力及び前記信号電力に基づいて、前記度量値を計算するための度量値計算ユニットを含む、装置。 - 請求項1に記載の装置であって、
前記各粒度について、前記干渉セルの度量値及び/又は所定の干渉消去順序に基づいて前記干渉消去を行う時に、前記装置は、更に、
前記干渉セルの度量値に基づいて、前記干渉消去順序を設定するための設定ユニットを含む、装置。 - 請求項1〜9のうちの何れか1項に記載の装置を含む、受信機。
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