JP2014072775A - 音信号出力装置、音信号出力方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

音信号出力装置、音信号出力方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ミッシングファンダメンタル現象を用い、デジタルクリップ発生による音質悪化を防止する音信号出力装置、音信号出力方法及びコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【解決手段】音信号出力装置は、入力された音信号からハーモニクス信号を生成する。生成したハーモニクス信号を入力された音信号に加算する前に、入力された音信号と生成したハーモニクス信号とをスペクトル変換して同一周波数同士で加算する。加算結果が所定閾値を超える場合には、所定閾値を超えないようにハーモニクス信号を修正し、修正後のハーモニクス信号を入力された音信号に加算して出力する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ミッシングファンダメンタル現象を用いた音信号出力装置、音信号出力方法及びコンピュータプログラムに関する。
スピーカから生じる音は、スピーカの再生能力により音質が大きく左右される。ところが、薄型テレビジョン受信機などで採用されるスピーカは、スピーカ自体の厚み、振動板の直径などが筐体の大きさにより制限されるため、低音の再生能力が低くなる傾向にある。
低音の再生能力を補う技術として、ミッシングファンダメンタル現象を利用することが知られている。ミッシングファンダメンタル現象とは、周波数の異なる2つの音を再生した場合に、実際には再生されていないその差分の周波数の音が人間に知覚されるという現象である。例えば、100Hzに対する再生能力がないスピーカを用いる場合、100Hz(基音)の値を数倍にした倍音として200Hzおよび300Hzを用い、複数の倍音からなる高調波を再生することにより、実際には再生できない100Hzが再生されているように人間に知覚されることになる。100Hz以下の音域に対する再生能力がないスピーカを用いる場合、100Hzに応じた高調波と100Hz以下の音域それぞれに応じた高調波との複合からなるハーモニクスを再生することにより、実際には再生できない100Hz以下の音域が再生されているように人間に知覚されることになる。このように、ミッシングファンダメンタル現象を用いて疑似低音を再生することにより、スピーカの低音再生能力を補っている(例えば、特許文献1)。
特開2010−124016号公報
ミッシングファンダメンタル現象を用いてスピーカの低音再生能力を補う場合、入力された音信号からスピーカが再生不可能な低音の音信号(最低共振周波数F0より低い音域の音信号)をローパスフィルタで抽出し、抽出した音信号に基づいた高周波のハーモニクスを生成し、生成したハーモニクスを入力された音信号に加算した加算信号を生成し、生成した加算信号を再生する。
しかしながら生成した加算信号には、ある周波数での値がデジタル処理可能な閾値を超える場合が考えられる。デジタル処理可能な閾値を超えた周波数に対しては、適切な音を再生することができない。したがって、デジタル処理可能な閾値を超えた周波数に起因して、再生した音に歪みが生じることになる。つまり、いわゆるデジタルクリップが発生することにより、音質が悪化することになる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、ミッシングファンダメンタル現象を用いてスピーカの低音再生能力を補う場合にもデジタルクリップに起因する再生音の歪みを低減する音信号出力装置、音信号出力方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る音信号出力装置は、音信号を入力する入力部を有し、入力された音信号に処理を施して出力する音信号出力装置において、該入力部に入力された音信号から、所定周波数より低い周波数を有する低域信号を抽出する抽出部と、該抽出部により抽出された低域信号の全周波数に応じたハーモニクス信号を生成する生成部と、前記入力部に入力した音信号と前記生成部が生成したハーモニクス信号とをスペクトルに変換して同一周波数同士で加算した複数の加算スペクトルを生成するスペクトル加算部と、該スペクトル加算部が生成した各周波数の加算スペクトルが所定閾値を超えるか否か判定する判定部と、該判定部が所定閾値を超えると判定した加算スペクトルが前記所定閾値を超えない値に修正する係数を算出する算出部と、該算出部が算出した係数を前記生成部が生成したハーモニクス信号の前記所定閾値を超えると判定した周波数に対して乗算する乗算部と、該乗算部が乗算した後のハーモニクス信号と前記入力部に入力した音信号とを加算した加算信号を生成する加算信号生成部と、該加算信号生成部が生成した加算信号を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
上述の音信号出力装置では、生成したハーモニクス信号を入力した音信号に加算する前に、入力した音信号と生成したハーモニクス信号とをスペクトル変換して同一周波数同士で加算する。加算結果が所定閾値を超える場合には、所定閾値を超えないようにする係数を算出する。算出した係数を用いてハーモニクス信号を修正し、修正後のハーモニクス信号を入力した音信号に加算して出力する。
また、本発明に係る音信号出力装置は、前記入力部が、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力するようにしてあり、前記算出部は、左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数とを算出するようにしてあり、該算出部が算出した同一周波数に対する左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数のうち、大きい方の係数を選択する選択部を備え、前記乗算部は、該選択部が選択した係数を乗算に用いるようにしてあることを特徴とする。
上述の音信号出力装置では、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力する。それぞれの音信号に対して係数を算出し、同一周波数に対して算出した係数のうち大きい方の係数を用いて両音信号に対するハーモニクス信号を修正する。
本発明に係る音信号出力方法は、入力した音信号に処理を施して出力する音信号出力方法において、入力した前記音信号から、所定周波数より低い周波数を有する低域信号を抽出し、抽出した低域信号の全周波数に応じたハーモニクス信号を生成し、入力した前記音信号と生成した前記ハーモニクス信号とをスペクトルに変換して同一周波数同士で加算した複数の加算スペクトルを生成し、生成した各周波数の加算スペクトルが所定閾値を超えるか否か判定し、所定閾値を超えると判定した加算スペクトルがある場合、前記所定閾値を超えない値に該加算スペクトルを修正する係数を算出し、算出した前記係数を生成した前記ハーモニクス信号の前記所定閾値を超えると判定した周波数に対して乗算し、乗算した後のハーモニクス信号と入力した前記音信号とを加算した加算信号を生成し、生成した前記加算信号を出力することを特徴とする。
上述の音信号出力方法では、生成したハーモニクス信号を入力した音信号に加算する前に、入力した音信号と生成したハーモニクス信号とをスペクトル変換して同一周波数同士で加算する。加算結果が所定閾値を超える場合には、所定閾値を超えないようにする係数を算出する。算出した係数を用いてハーモニクス信号を修正し、修正後のハーモニクス信号を入力した音信号に加算して出力する。
また、本発明に係る音信号出力方法は、入力した前記音信号として、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力するようにしてあり、前記係数の算出に対して、左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数とを算出するようにしてあり、同一周波数に対して算出した左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数のうち、大きい方の係数を選択し、選択した大きい方の係数を乗算に用いるようにしてあることを特徴とする。
上述の音信号出力方法では、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力する。それぞれの音信号に対して係数を算出し、同一周波数に対して算出した係数のうち大きい方の係数を用いて両音信号に対するハーモニクス信号を修正する。
本発明に係るコンピュータプログラムは、入力した音信号をコンピュータに処理及び出力させるコンピュータプログラムにおいて、入力した前記音信号から、所定周波数より低い周波数を有する低域信号を抽出し、抽出した低域信号の全周波数に応じたハーモニクス信号を生成し、入力した前記音信号と生成した前記ハーモニクス信号とをスペクトルに変換して同一周波数同士で加算した複数の加算スペクトルを生成し、生成した各周波数の加算スペクトルが所定閾値を超えるか否か判定し、所定閾値を超えると判定した加算スペクトルがある場合、前記所定閾値を超えない値に該加算スペクトルを修正する係数を算出し、算出した前記係数を生成した前記ハーモニクス信号の前記所定閾値を超えると判定した周波数に対して乗算し、乗算した後のハーモニクス信号と入力した前記音信号とを加算した加算信号を生成し、生成した前記加算信号を出力することを特徴とする。
上述のコンピュータプログラムでは、生成したハーモニクス信号を入力した音信号に加算する前に、入力した音信号と生成したハーモニクス信号とをスペクトル変換して同一周波数同士で加算する。加算結果が所定閾値を超える場合には、所定閾値を超えないようにする係数を算出する。算出した係数を用いてハーモニクス信号を修正し、修正後のハーモニクス信号を入力した音信号に加算して出力する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、入力した前記音信号として、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力するようにしてあり、前記係数の算出に対して、左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数とを算出するようにしてあり、同一周波数に対して算出した左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数のうち、大きい方の係数を選択し、選択した大きい方の係数を乗算に用いるようにしてあることを特徴とする。
上述のコンピュータプログラムでは、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力する。それぞれの音信号に対して係数を算出し、同一周波数に対して算出した係数のうち大きい方の係数を用いて両音信号に対するハーモニクス信号を修正する。
本発明にあっては、生成したハーモニクス信号を入力した音信号に加算する前に、それぞれの音信号をスペクトル変換して同一周波数同士で加算し、加算結果がデジタル処理可能閾値を超えるか否か判定する。また、デジタル処理可能閾値を超える場合には係数を用いてハーモニクス信号を修正した後に入力した音信号に加算する。よって、デジタルクリップを引き起こす閾値を超える音信号が出力されることを防止し得る。つまり、ミッシングファンダメンタル現象を用いてスピーカの低音再生能力を補う場合にも、デジタルクリップに起因する再生音の歪み低減を実現し得る。
本発明に係る音信号出力装置の一例であるテレビジョン受信機を示す模式図である。 テレビジョン受信機の一構成例を示したブロック図である。 音信号処理部の一構成例を示したブロック図である。 音信号処理部の処理を説明する説明図である。 音信号処理部が行う処理手順を示すフローチャートである。 音信号処理部の一構成例を示したブロック図である。 音信号処理部が行う処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一例について、その実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る音信号出力装置の一例であるテレビジョン受信機1を示す模式図である。図2は、テレビジョン受信機1の一構成例を示したブロック図である。テレビジョン受信機1は制御部10、映像/音入力部11、チューナ部12、AVスイッチ13、映像信号処理部14、音信号処理部15、表示部16、及びスピーカ17を備える。
制御部10は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、記憶媒体(Read Only Memory:ROM)、メモリ(Random Access Memory:RAM)などを備えたマイクロコンピュータからなり、テレビジョン受信機1の各構成部に制御信号を与えて各構成部の動作を制御する。
映像/音入力部11は、各種外部装置から出力された映像信号及び音信号が入力される入力インタフェースであり、入力された映像信号及び音信号をAVスイッチ13へ与える。外部装置は、例えば、衛星放送チューナ、ケーブルテレビチューナ、IP放送チューナなどのチューナで構成される。
チューナ部12は、アンテナAで受信した放送信号を増幅して特定チャンネルの信号を選択し、データ信号をAVスイッチ13に与える。
AVスイッチ13は、映像/音入力部11から与えられた映像信号及び音信号、又はチューナ部12から与えられたデータ信号のいずれかを選択し、選択した映像信号及び音信号又はデータ信号を映像信号処理部14または音信号処理部15へ出力する。
映像信号処理部14は、AVスイッチ13から出力された映像信号又はデータ信号に基づいて映像を生成し、生成した映像を表示部16に表示させる。
音信号処理部15は、AVスイッチ13から出力された音信号又はデータ信号に処理を施してスピーカ17に出力する。音信号処理部15は、テレビジョン受信機1が有する記憶部(不図示)に記憶したプログラム、またはテレビジョン受信機1に接続される記録媒体(不図示)に記録されたプログラムに基づいて、信号に対する処理を実行する。音信号処理部15の詳細な構成、処理の内容については後述する。
表示部16は、液晶パネルで構成してあり、映像信号処理部14が生成した映像を表示する。プラズマディスプレイパネル、有機ELパネルなどを用いて構成してもよい。
スピーカ17は、電気信号を物理振動に変えて音を生み出す左右のスピーカからなり、音信号処理部15から与えられた信号に基づいて、音を再生する。テレビジョン受信機1の筐体サイズに起因する制限を受けることにより、所定の周波数(最低共振周波数F0)より低周波数の信号に対して音を再生することができない。
図3は、音信号処理部15の一構成例を示したブロック図である。音信号処理部15は、左音信号入力セクション21L、右音信号入力セクション21R、ローパスフィルタセクション22、ハーモニクス信号生成セクション23、高速フーリエ変換セクション24、フィルタ係数生成セクション25、ゲインフィルタセクション26、遅延回路セクション27、左音信号出力セクション28L、及び右音信号出力セクション28Rを備える。
左音信号入力セクション21Lは、AVスイッチ13から出力された左のスピーカ17に対する音信号又はデータ信号を入力する。右音信号入力セクション21Rは、AVスイッチ13から出力された右のスピーカ17に対する音信号又はデータ信号を入力する。入力された信号は、ローパスフィルタセクション22および遅延回路セクション27に与えられる。
ローパスフィルタセクション22は、左音信号入力セクション21Lから入力された音信号又はデータ信号から、最低共振周波数F0より低い周波数の音信号を抽出する。また、右音信号入力セクション21Rから入力された音信号又はデータ信号から、最低共振周波数F0より低い周波数の音信号を抽出する。抽出した音信号は、ハーモニクス信号生成セクション23に与えられる。
ハーモニクス信号生成セクション23は、左音信号入力セクション21Lから入力された音信号又はデータ信号から抽出した音信号の各周波数に応じた複数の倍音からなる高調波信号を生成し、抽出した音信号の全周波数に対して生成した複数の高調波信号からなる左のスピーカ17用のハーモニクス信号を生成する。同様に、右音信号入力セクション21Rから入力された音信号又はデータ信号から抽出した音信号の各周波数に応じた複数の倍音からなる高調波信号を生成し、抽出した音信号の全周波数に対して生成した複数の高調波信号からなる右のスピーカ17用のハーモニクス信号を生成する。ハーモニクス信号の生成に際して、半波整流処理・クリップ処理などを施してもよい。ハーモニクス信号を生成することにより、スピーカ17が再生不可能な低音に対する疑似低音をミッシングファンダメンタル現象に基づいて生成できるようになる。
高速フーリエ変換セクション24は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号、右音信号入力セクション21Rに入力された信号、並びにハーモニクス信号生成セクション23が生成した左のスピーカ17用および右のスピーカ17用のハーモニクス信号に対して高速フーリエ変換を行いスペクトル信号に変換し、フィルタ係数生成セクション25に与える。
フィルタ係数生成セクション25は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号から変換されたスペクトル信号と左のスピーカ用のハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15におけるデジタル処理可能閾値を超えるか否か判定する。加算スペクトル信号の値が閾値を超える場合、その周波数に対して、加算スペクトル信号の値が閾値を超えない範囲に修正する左のスピーカ用の係数を生成する。また、右音信号入力セクション21Rに入力された信号から変換されたスペクトル信号と右のスピーカ用のハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15におけるデジタル処理可能閾値を超えるか否か判定する。加算スペクトル信号の値が閾値を超える場合、その周波数に対して、加算スペクトル信号の値が閾値を超えない範囲に修正する右のスピーカ用の係数を生成する。
ゲインフィルタセクション26は、生成した左のスピーカ17用の係数を左のスピーカ17用のハーモニクス信号における閾値を超えた周波数に対して乗算する。また、生成した右のスピーカ17用の係数を右のスピーカ17用のハーモニクス信号における閾値を超えた周波数に対して乗算する。
遅延回路セクション27は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号とゲインフィルタセクション26から与えられる乗算後の左スピーカ17用ハーモニクス信号とが適切に加算されるように、左音信号入力セクション21Lに入力された信号に遅延時間を生じる。また、右音信号入力セクション21Rに入力された信号とゲインフィルタセクション26から与えられる乗算後の右スピーカ17用ハーモニクス信号とが適切に加算されるように、右音信号入力セクション21Rに入力された信号に遅延時間を生じる。
左音信号出力セクション28Lは、左音信号入力セクション21Lに入力された信号と係数が乗算された左スピーカ17用ハーモニクス信号とが加算された加算信号を、左のスピーカ17に出力する。右音信号出力セクション28Rは、右音信号入力セクション21Rに入力された信号と係数が乗算された右スピーカ17用ハーモニクス信号とが加算された加算信号を、右のスピーカ17に出力する。
図4は、音信号処理部15の処理を説明する説明図である。ハーモニクス信号生成セクション23が半波整流処理を用いる一例について、ハーモニクス信号生成セクション23に入力される前後の信号状態を概念的に示してある。図4のAは、ハーモニクス信号生成セクション23に入力される前の信号について、振幅値と時間軸との関係を示している。図4のBは、ハーモニクス信号生成セクション23に入力される前の信号について、ゲイン値と周波数軸との関係を示している。図4のCは、ハーモニクス信号生成セクション23に入力された後の信号について、振幅値と時間軸との関係を示している。図4の例では、ハーモニクス信号生成セクション23に入力される前後で全波整流が半波整流に変化しているが、各時間における信号の振幅に大きな違いは見られない。図4のDは、ハーモニクス信号生成セクション23に入力された後の信号について、ゲイン値と周波数軸との関係を示している。振幅値と時間軸との関係で入力前後の振幅に大きな違いが見られなかったが、ゲイン値(スペクトル)が大きく異なることになる周波数が見られる。生成したハーモニクス信号において、ある周波数のゲイン値が大きくなった場合、生成したハーモニクス信号が加算された加算信号において、その周波数のゲイン値がデジタル処理可能な閾値を超える事態が生じ得る。音信号処理部15は、上述の構成により、生成したハーモニクス信号のスペクトルを周波数ごとに修正することが可能となる。つまり、時間軸の振幅に基づいて処理を行うのではなく、周波数軸のスペクトルに基づいて処理を行うため、デジタルクリップに起因する音歪みの低減が可能となる。図4の例では、Dにある100Hz、200Hz、及び400Hzそれぞれのゲイン値を修正することになる。
図5は、音信号処理部15が行う処理手順を示すフローチャートである。音信号処理部15は、左音信号入力セクション21L及び右音信号入力セクション21Rから信号を入力する(S101)。
音信号処理部15は、入力された信号をローパスフィルタセクション22に与え、最低共振周波数F0より低い周波数の音信号を左音信号入力セクション21Lに入力された信号から抽出する。また、最低共振周波数F0より低い周波数の音信号を右音信号入力セクション21Rに入力された信号から抽出する(S102)。音信号処理部15は、抽出した音信号をハーモニクス信号生成セクション23に与え、左スピーカ17用のハーモニクス信号と右スピーカ17用のハーモニクス信号とを生成する(S103)。
音信号処理部15は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号と右音信号入力セクション21Rに入力された信号と生成した左スピーカ17用のハーモニクス信号と生成したと右スピーカ17用のハーモニクス信号とを高速フーリエ変換セクション24に与え、それぞれの信号をスペクトル信号に変換する(S104)。音信号処理部15は、変換されたスペクトル信号をフィルタ係数生成セクション25に与え、左音信号入力セクション21Lに入力された信号から変換されたスペクトル信号と左スピーカ17用のハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15でデジタル処理可能な閾値を超えるか否か判定する。また、右音信号入力セクション21Rに入力された信号から変換されたスペクトル信号と右スピーカ17用のハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15でデジタル処理可能な閾値を超えるか否か判定する(S105)。加算スペクトル信号の値が閾値を超える場合(S105:YES)、その周波数に対して、加算スペクトル信号の値が閾値を超えない範囲に修正する左スピーカ用の係数および右スピーカ用の係数を生成する(S106)。
音信号処理部15は、生成した係数をゲインフィルタセクション26に与え、左スピーカ用の係数を左スピーカ17用のハーモニクス信号における閾値を超えると判定した周波数に対して乗算することにより、その周波数のスペクトルをデジタル処理可能な閾値以下となるように修正する。また、右スピーカ用の係数を右スピーカ17用のハーモニクス信号における閾値を超えると判定した周波数に対して乗算することにより、その周波数のスペクトルをデジタル処理可能な閾値以下となるように修正する(S107)。
加算スペクトル信号の値が閾値を超えない場合(S105:NO)、音信号処理部15は、その周波数のスペクトルに対する修正を行わない。
音信号処理部15は、修正・不修正の周波数からなる左スピーカ17用のハーモニクス信号と左音信号入力セクション21Lから入力した信号とを加算し、左音信号出力セクション28Lに出力する。また、修正・不修正の周波数からなる右スピーカ17用のハーモニクス信号と右音信号入力セクション21Rから入力した信号とを加算し、右音信号出力セクション28Rに出力する(S108)。
実施の形態1に係るテレビジョン受信機1では、周波数ごとのスペクトルをデジタル処理可能な閾値と比較するため、ミッシングファンダメンタル現象を用いてスピーカの低音再生能力を補う場合にも、デジタルクリップを引き起こす音信号が出力されることを防止し、デジタルクリップに起因する再生音の歪みの低減が期待できる。
実施の形態1に係るテレビジョン受信機1では、ハードウェア的構成を用いて音信号処理部15を説明しているが、ソフトウェア的構成を用いて音信号処理部15を実現することも可能である。
(実施の形態2)
実施の形態1のテレビジョン受信機1では、左音信号入力セクション21Lから入力された信号から左スピーカ用の抽出と右音信号入力セクション21Rから入力された信号から右スピーカ用の抽出とを別個に処理していた。つまり、ステレオ成分として処理していた。しかしながら、最低共振周波数F0より低い周波数の音信号は、実質的にモノラル成分となることが予想されるため、モノラル成分として処理する構成も考えられる。実施の形態2のテレビジョン受信機1は、左音信号入力セクション21L及び右音信号入力セクション21Rから入力された信号をモノラル成分として抽出する構成とする。
実施の形態2に係るテレビジョン受信機1は、音信号処理部15以外、実施の形態1に係るテレビジョン受信機1と同様の構成となっている。よって、音信号処理部15以外の構成についての詳細な説明は省略し、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の音信号処理部15について以下に述べる。
図6は、音信号処理部15の一構成例を示したブロック図である。音信号処理部15は、左音信号入力セクション21L、右音信号入力セクション21R、ローパスフィルタセクション22A、ハーモニクス信号生成セクション23、高速フーリエ変換セクション24、フィルタ係数生成セクション25、ゲインフィルタセクション26、遅延回路セクション27、左音信号出力セクション28L、及び右音信号出力セクション28Rを備える。
左音信号入力セクション21Lは、AVスイッチ13から出力された左のスピーカ17に対する音信号又はデータ信号を入力する。右音信号入力セクション21Rは、AVスイッチ13から出力された右のスピーカ17に対する音信号又はデータ信号を入力する。入力された信号は、ローパスフィルタセクション22Aおよび遅延回路セクション27に与えられる。
ローパスフィルタセクション22Aは、左音信号入力セクション21Lから入力された音信号又はデータ信号と右音信号入力セクション21Rから入力された音信号又はデータ信号とを加算したモノラル信号を生成し、生成したモノラル信号から最低共振周波数F0より低い周波数の音信号を抽出する。抽出した音信号は、ハーモニクス信号生成セクション23に与えられる。
ハーモニクス信号生成セクション23は、抽出した音信号の各周波数に応じた複数の倍音からなる高調波信号を生成し、抽出した音信号の全周波数に対して生成した複数の高調波信号からなるモノラルハーモニクス信号を生成する。モノラルハーモニクス信号の生成に際して、半波整流処理・クリップ処理などを施してもよい。モノラルハーモニクス信号を生成することにより、スピーカ17が再生不可能な低音に対する疑似低音をミッシングファンダメンタル現象に基づいて生成することが可能となる。
高速フーリエ変換セクション24は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号、右音信号入力セクション21Rに入力された信号、及びハーモニクス信号生成セクション23が生成したモノラルハーモニクス信号に対して高速フーリエ変換を行いスペクトル信号に変換し、フィルタ係数生成セクション25に与える。
フィルタ係数生成セクション25は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号から変換されたスペクトル信号とモノラルハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15におけるデジタル処理可能閾値を超えるか否か判定する。加算スペクトル信号の値が閾値を超える場合、その周波数に対して、加算スペクトル信号の値が閾値を超えない範囲に修正する左のスピーカ用の係数を生成する。また、右音信号入力セクション21Rに入力された信号から変換されたスペクトル信号とモノラルハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15におけるデジタル処理可能閾値を超えるか否か判定する。加算スペクトル信号の値が閾値を超える場合、その周波数に対して、加算スペクトル信号の値が閾値を超えない範囲に修正する右のスピーカ用の係数を生成する。
ゲインフィルタセクション26は、同一周波数に対する左のスピーカ17用の係数と右のスピーカ17用の係数とを比較し、値が大きい方の係数を選択し、選択した係数をモノラルハーモニクス信号に乗算する。
遅延回路セクション27は、左音信号入力セクション21Lに入力された信号とゲインフィルタセクション26から与えられる乗算後のモノラルハーモニクス信号とが適切に加算されるように、左音信号入力セクション21Lに入力された信号に遅延時間を生じる。また、右音信号入力セクション21Rに入力された信号とゲインフィルタセクション26から与えられる乗算後のモノラルハーモニクス信号とが適切に加算されるように、右音信号入力セクション21Rに入力された信号に遅延時間を生じる。
左音信号出力セクション28Lは、左音信号入力セクション21Lに入力された信号と選択した係数が乗算されたモノラルハーモニクス信号とが加算された加算信号を、左のスピーカ17に出力する。右音信号出力セクション28Rは、右音信号入力セクション21Rに入力された信号と選択した係数が乗算されたモノラルハーモニクス信号とが加算された加算信号を、右のスピーカ17に出力する。
図7は、音信号処理部15が行う処理手順を示すフローチャートである。音信号処理部15は、左音信号入力セクション21L及び右音信号入力セクション21Rから音の信号を入力する(S201)。
音信号処理部15は、左音信号入力セクション21Lから入力した信号と右音信号入力セクション21Rから入力した信号とを加算したモノラル信号をローパスフィルタセクション22に与え、最低共振周波数F0より低い周波数の音信号をモノラル信号から抽出する(S202)。音信号処理部15は、抽出した音信号をハーモニクス信号生成セクション23に与え、モノラルハーモニクス信号を生成する(S203)。
音信号処理部15は、左音信号入力セクション21Lから入力した信号と右音信号入力セクション21Rから入力した信号と生成したモノラルハーモニクス信号とを高速フーリエ変換セクション24に与え、それぞれの信号をスペクトル信号に変換する(S204)。音信号処理部15は、変換されたスペクトル信号をフィルタ係数生成セクション25に与え、左音信号入力セクション21Lに入力された信号から変換されたスペクトル信号とモノラルハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15でデジタル処理可能な閾値を超えるか否か判定する。また、右音信号入力セクション21Rに入力された信号から変換されたスペクトル信号とモノラルハーモニクス信号から変換されたスペクトル信号とを同一周波数同士で加算し、各周波数の加算スペクトル信号の値が音信号処理部15でデジタル処理可能な閾値を超えるか否か判定する(S205)。加算スペクトル信号の値が閾値を超える場合(S205:YES)、その周波数に対して、加算スペクトル信号の値が閾値を超えない範囲に修正する左スピーカ用の係数および右スピーカ用の係数を生成する(S206)。
音信号処理部15は、生成した係数をゲインフィルタセクション26に与え、同一周波数に対して生成した左スピーカ用の係数および右スピーカ用の係数のうちより大きな値の係数を選択し、選択した係数をモノラルハーモニクス信号に乗算することにより、その周波数のスペクトルをデジタル処理可能な閾値以下となるように修正する(S207)。加算スペクトル信号の値が閾値を超えない場合(S205:NO)、音信号処理部15は、その周波数のスペクトルに対する修正を行わない。図4の例では、100Hz、200Hz、及び400Hzそれぞれに対する係数を生成して修正することになる。
音信号処理部15は、修正・不修正の周波数からなるモノラルハーモニクス信号と左音信号入力セクション21Lから入力した信号とを加算し、左音信号出力セクション28Lに出力する。また、修正・不修正の周波数からなるモノラルハーモニクス信号と右音信号入力セクション21Rから入力した信号とを加算し、右音信号出力セクション28Rに出力する(S208)。
実施の形態2に係るテレビジョン受信機1では、ローパスフィルタセクション22Aが抽出している信号をモノラル化しているが、周波数ごとのスペクトルをデジタル処理可能な閾値と比較するため、ミッシングファンダメンタル現象を用いてスピーカの低音再生能力を補う場合にも、デジタルクリップを引き起こす音信号が出力されることを防止し、デジタルクリップに起因する再生音の歪みの低減が期待できる。
実施の形態2に係るテレビジョン受信機1では、ハードウェア的構成を用いて音信号処理部15を説明しているが、ソフトウェア的構成を用いて音信号処理部15を実現することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。上で例示した複数の構成は、他の構成例と組み合わせて利用することも可能である。本発明の範囲は、上で例示した内容だけで無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 テレビジョン受信機
10 制御部
11 映像/音入力部
12 チューナ部
13 AVスイッチ
14 映像信号処理部
15 音声信号処理部
16 表示部
17 スピーカ
21L 左音信号入力セクション
21R 右音信号入力セクション
22 ローパスフィルタセクション
22A ローパスフィルタセクション
23 ハーモニクス信号生成セクション
24 高速フーリエ変換セクション
25 フィルタ係数生成セクション
26 ゲインフィルタセクション
27 遅延回路セクション
28L 左音信号出力セクション
28R 右音信号出力セクション

Claims (6)

  1. 音信号を入力する入力部を有し、入力された音信号に処理を施して出力する音信号出力装置において、
    該入力部に入力された音信号から、所定周波数より低い周波数を有する低域信号を抽出する抽出部と、
    該抽出部により抽出された低域信号の全周波数に応じたハーモニクス信号を生成する生成部と、
    前記入力部に入力した音信号と前記生成部が生成したハーモニクス信号とをスペクトルに変換して同一周波数同士で加算した複数の加算スペクトルを生成するスペクトル加算部と、
    該スペクトル加算部が生成した各周波数の加算スペクトルが所定閾値を超えるか否か判定する判定部と、
    該判定部が所定閾値を超えると判定した加算スペクトルが前記所定閾値を超えない値に修正する係数を算出する算出部と、
    該算出部が算出した係数を前記生成部が生成したハーモニクス信号の前記所定閾値を超えると判定した周波数に対して乗算する乗算部と、
    該乗算部が乗算した後のハーモニクス信号と前記入力部に入力した音信号とを加算した加算信号を生成する加算信号生成部と、
    該加算信号生成部が生成した加算信号を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする音信号出力装置。
  2. 前記入力部は、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力するようにしてあり、
    前記算出部は、左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数とを算出するようにしてあり、
    該算出部が算出した同一周波数に対する左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数のうち、大きい方の係数を選択する選択部を備え、
    前記乗算部は、該選択部が選択した係数を乗算に用いるようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の音信号出力装置。
  3. 入力した音信号に処理を施して出力する音信号出力方法において、
    入力した前記音信号から、所定周波数より低い周波数を有する低域信号を抽出し、
    抽出した低域信号の全周波数に応じたハーモニクス信号を生成し、
    入力した前記音信号と生成した前記ハーモニクス信号とをスペクトルに変換して同一周波数同士で加算した複数の加算スペクトルを生成し、
    生成した各周波数の加算スペクトルが所定閾値を超えるか否か判定し、
    所定閾値を超えると判定した加算スペクトルがある場合、前記所定閾値を超えない値に該加算スペクトルを修正する係数を算出し、
    算出した前記係数を生成した前記ハーモニクス信号の前記所定閾値を超えると判定した周波数に対して乗算し、
    乗算した後のハーモニクス信号と入力した前記音信号とを加算した加算信号を生成し、
    生成した前記加算信号を出力する
    ことを特徴とする音信号出力方法。
  4. 入力した前記音信号として、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力するようにしてあり、
    前記係数の算出に対して、左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数とを算出するようにしてあり、
    同一周波数に対して算出した左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数のうち、大きい方の係数を選択し、
    選択した大きい方の係数を乗算に用いるようにしてある
    ことを特徴とする請求項3に記載の音信号出力方法。
  5. 入力した音信号をコンピュータに処理及び出力させるコンピュータプログラムにおいて、
    入力した前記音信号から、所定周波数より低い周波数を有する低域信号を抽出し、
    抽出した低域信号の全周波数に応じたハーモニクス信号を生成し、
    入力した前記音信号と生成した前記ハーモニクス信号とをスペクトルに変換して同一周波数同士で加算した複数の加算スペクトルを生成し、
    生成した各周波数の加算スペクトルが所定閾値を超えるか否か判定し、
    所定閾値を超えると判定した加算スペクトルがある場合、前記所定閾値を超えない値に該加算スペクトルを修正する係数を算出し、
    算出した前記係数を生成した前記ハーモニクス信号の前記所定閾値を超えると判定した周波数に対して乗算し、
    乗算した後のハーモニクス信号と入力した前記音信号とを加算した加算信号を生成し、
    生成した前記加算信号を出力する
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 入力した前記音信号として、左チャンネル用の音信号と右チャンネル用の音信号とを入力するようにしてあり、
    前記係数の算出に対して、左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数とを算出するようにしてあり、
    同一周波数に対して算出した左チャンネル用の係数と右チャンネル用の係数のうち、大きい方の係数を選択し、
    選択した大きい方の係数を乗算に用いるようにしてある
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
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JP2020527893A (ja) * 2017-07-23 2020-09-10 ウェイヴス オーディオ リミテッド ステレオ仮想バス拡張

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