JP2014072486A - 中空パッケージ用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空パッケージの取り扱いがより容易な中空パッケージ用容器を提供する。
【解決手段】本発明の中空パッケージ用容器は、固体撮像素子を搭載するための凹部1a及び凹部1aを囲む枠1bを有する樹脂製の容器1と、凹部1a内に露出するインナーリード2a及び容器1の外側に露出するアウターリード2bを含むリード2と、枠1bから側方に突出する突出部1b1〜1b4とを有する。突出部1b1、1b3は、凹部1aの中心を介して対向して配置されており、平面形状において、一本の直線に直交する直線状の縁1b7、1b9を有する。突出部1b2、1b4は、凹部1aの中心を介して対向して配置されており、平面形状において、一本の直線に直交する直線状の縁1b8、1b10を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子の搭載に用いられる中空パッケージ用容器に関する。
デジタルカメラには、CCD、CMOS等の固体撮像素子が使用される。前記固体撮像素子は、通常、樹脂製の中空パッケージに収容されてデジタルカメラに搭載される。前記中空パッケージは、通常、中空パッケージ用容器と、前記中空パッケージ用容器に搭載される前記固体撮像素子と、前記固体撮像素子を中空パッケージ用容器に密封する透明部材とから構成される。
前記中空パッケージ用容器は、一般に、前記固体撮像素子を搭載するための凹部と、前記凹部と前記中空パッケージ用容器の外側とを電気的に接続するためのリードとを有する。前記リードは、一般に、前記凹部内に露出するインナーリードと、前記中空パッケージ用容器の側部から突出するアウターリードとを含む。
前記中空パッケージの製造、実装、又は搬送する際の中空パッケージの取り扱い方法としては、例えば中空パッケージの上面(前記透明部材の表面)や底面(前記中空パッケージ用容器の底面)を吸着する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、前記取り扱い方法としては、例えば前記中空パッケージの側部のうち、前記アウターリードが配置されていない部分を挟持する方法もあり得る。
特開2005−244118号公報
前述した吸着による前記中空パッケージの取り扱いは、より大きな前記中空パッケージを取り扱う場合では、十分な吸引力が得られない場合がある。また前述した挟持による前記中空パッケージの取り扱いでは、前記アウターリードを避けて中空パッケージの側部を挟持する必要がある。この場合、挟持できる部分が小さく、中空パッケージの取り扱いに支障を来すことがある。中空パッケージの側部のうち、前記凹部の中心に対して対称の位置の部分にアウターリードを配置しなければ、中空パッケージをより確実に挟持することが可能となる。この場合、アウターリードの配置の自由度が低くなることがある。前記中空パッケージの取り扱いは、搭載すべき固体撮像素子の高性能化(例えば大型化や高集積化)に伴い、ますます困難さを増している。
本発明は、中空パッケージの取り扱いがより容易な中空パッケージ用容器を提供することを課題とする。
本発明は、前記の課題を解決するための手段として、下記の中空パッケージ用容器を提供する。
[1] 固体撮像素子を搭載するための凹部及び前記凹部を囲む枠を有する樹脂製の容器と、
前記凹部と前記容器の外側とを電気的に接続するための導電性のリードと、
前記枠から側方に突出する一対の突出部と、を有し、
前記突出部は直線状の縁を含み、
一方の前記突出部の前記縁と他方の前記突出部の前記縁のいずれもが、一本の直線に直交することを特徴とする中空パッケージ用容器。
[2] 前記枠の平面形状が矩形であり、
前記突出部が前記枠の平面形状の角部に配置されていることを特徴とする[1]に記載の中空パッケージ用容器。
[3] 前記縁が、前記凹部の深さ方向における前記凹部の開口側に形成される突条を含むことを特徴とする[1]又は[2]に記載の中空パッケージ用容器。
[4] 前記凹部の開口面積が200mm以上であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の中空パッケージ用容器。
[5] 前記凹部の底部内に配置されるアイランドをさらに有することを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の中空パッケージ用容器。
本発明の中空パッケージ用容器では、一対の前記直線状の縁を挟持したときに、直線状の縁に加えられた外力がいずれも一直線上で対向する。このため、本発明の中空パッケージ用容器は、前記直線状の縁で容易かつ確実に挟持することが可能である。よって本発明は、中空パッケージの取り扱いがより容易な中空パッケージ用容器を提供することができる。
本発明の一実施形態の中空パッケージ用容器を概略的に示す斜視図である。 図1に示す中空パッケージ用容器の角部の突出部を拡大して示す図である。 図1に示す中空パッケージ用容器の平面図である。 図4Aは図1に示す中空パッケージ用容器の正面図であり、図4Bは図1に示す中空パッケージ用容器の背面図である。 図5Aは図1に示す中空パッケージ用容器の右側面図であり、図5Bは図1に示す中空パッケージ用容器の左側面図である。 図1に示す中空パッケージ用容器の直線状の縁の形状を説明するための平面図である。 図6に示す中空パッケージ用容器の一角部を示す平面図である。 図6に示す中空パッケージ用容器の他の角部を示す図である。
本発明の中空パッケージ用容器は、容器と、リードと、突出部とを有する。
前記容器は樹脂製である。前記樹脂は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましい。これらの熱硬化性樹脂のなかでも、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂が、耐熱性や成形性の観点からより好ましい。エポキシ樹脂の具体例としては、ビスフェノールA型、オルソクレゾールノボラック型、ビフェニル型、ナフタレン型、グリシジルアミン型等のエポキシ樹脂を挙げることができる。また、ポリイミド樹脂の具体例としては、ポリアミノビスマレイミド、ポリピロメリットイミド、ポリエーテルイミド等のポリイミド樹脂を挙げることができる。
前記容器は、固体撮像素子を搭載するための凹部を有する。前記凹部の形状及び大きさは、搭載すべき固体撮像素子の形状及び大きさに基づいて決めることができる。前記固体撮像素子の平面形状は一般に矩形である。よって前記凹部は一般に矩形の開口部と矩形の底面とを有する。前記凹部の底面は、固体撮像素子が実装される部分(ダイアタッチ面)を含む。前記ダイアタッチ面には、例えばダイボンディング剤やダイアタッチフィルム等の接着剤が存在していてもよい。
前記凹部の開口面積は、発熱がより大きな固体撮像素子を搭載する観点から、200mm以上であることが好ましい。前記凹部の開口面積は、前記の観点から600mm以上であることがより好ましい。前記凹部の開口面積の上限は特に限定されないが、例えば1,500mm以下である。
前記容器は、前記凹部を囲む枠を有する。前記枠は、前記凹部の密封が可能な形状を有する。
前記リードは、前記凹部と前記容器の外側とを電気的に接続するように配置される。例えば前記リードは、前記枠を貫通して配置され、前記凹部に露出するインナーリードと前記容器の外側に露出するアウターリードとから構成することができる。前記リードの材料には、種々の導電性材料を用いることができるが、リードの材料は金属であることが好ましい。前記金属としては、例えば、銅、鉄、アルミニウム、これらの合金、又は42アロイが挙げられ、42アロイ又は銅合金がより好ましい。
前記リードの厚さは、特に限定されないが、0.1〜0.3mmであることが好ましく、0.15〜0.25mmであることがより好ましい。
前記突出部は、前記枠から側方に突出する部位である。前記突出部は、少なくとも一対の突出部を含む。前記突出部は、二対以上の突出部を含んでいてもよいし、対を形成しない他の突出部を含んでいてもよい。前記突出部の位置は、前記中空パッケージの取り扱いや位置決めを容易にする観点や、前記リードを保護する観点から決めることができる。前記突出部の位置は、例えば前記枠の角部や前記角部間の辺の中央部である。
対をなす前記突出部は直線状の縁を含む。一対の突出部において、前記直線状の縁はいずれも一本の直線に直交する。「直線状の縁」は、通常、中空パッケージ用容器の平面形状において直線となる縁である。また「一本の直線」は、通常、平面方向において一本の直線として表される架空の直線である。対をなす前記突出部における前記直線状の縁は、いずれも、前記一本の直線に直交する。対をなす前記突出部は、前記凹部の平面形状における中心に対して対称の位置に配置されることが、中空パッケージ用容器を一対の前記突出部でより安定に挟持する観点から好ましい。一対の前記突出部は、前記の観点に加えて、アウターリードの配置の自由度を高める観点や、リードの配置をより容易にする観点から、前記枠の角部に配置されることがより好ましい。
前記直線状の縁は、挟持による中空パッケージの取り扱いに十分な長さを有していればよい。前記直線状の縁は、前記凹部の深さ方向においても直線状であってもよいし、前記容器の底側よりも前記凹部の開口側が大きい段差を有する形状であってもよい。前記段差の数は特に限定されないが、通常、一つである。このような段差を有する直線状の縁は、例えば、前記凹部の開口側に突条を形成することによって構成することができる(図4、5)。
本発明の中空パッケージ用容器は、前述した構成以外の他の構成をさらに有していてもよい。このような他の構成としては、例えば前記凹部の防湿性を高めるためのアイランドが挙げられる。
前記アイランドは、前記凹部の底部内に配置される。前記凹部の底部内に配置される前記アイランド(アイランド本体)の形状及び大きさは、前記凹部の所望の防湿性が得られる範囲であれば特に限定されない。前記凹部の底部内に配置される前記アイランド本体の大きさは、上記の観点に加えて、設計の自由度と放熱性との観点から、前記ダイアタッチ面の大きさの30〜100%であることが好ましく、60〜100%であることがより好ましい。
前記アイランドは、蒸気不透過性と伝熱性を有する。前記アイランドの材料は金属が好ましい。前記金属としては、例えば、銅、鉄、アルミニウム、これらの合金、又は42アロイが挙げられ、42アロイ又は銅合金がより好ましい。本発明では、前記リード及び前記アイランドが、いずれも金属製であることが好ましく、同じ金属であることがより好ましい。
前記アイランドの厚さは、特に限定されないが、0.1〜0.3mmであることが好ましく、0.15〜0.25mmであることがより好ましい。また前記アイランドの厚さは、前記リードの厚さと同じであることが好ましい。
前記アイランドは、さらに放熱部材を兼ねていてもよい。例えばアイランドは、アイランド本体と伝熱可能に連結される放熱部をさらに有していてもよい。前記放熱部としては、例えば、特開2008−263008号公報に記載されている、前記アイランドと一体的に形成されている、前記固体撮像素子に導通しないリードが挙げられる。また前記放熱部としては、例えば、特開2008−235559号公報に記載されている、前記アイランドの一部分であって前記中空パッケージ用容器の底面に露出する部分、が挙げられる。さらに前記放熱部としては、例えば、前記枠の表面に露出する放熱部が挙げられる。前記「枠の表面」には、前記枠における前記凹部開口側の表面と、前記容器の外側壁面とが含まれる。
本発明の中空パッケージ用容器は、従来の中空パッケージ用容器と同様に、インサート成形によって製造することができる。例えば、前記リードが形成されているリードフレームを成形金型に挿入する。前記アイランドを配置する場合には、前記リードと前記アイランドとが一体的かつ切断可能に形成されているリードフレームを用いる。そして、トランスファー成形又は射出成形によって成形金型のキャビティーに前記樹脂を充填する。
前記突条は、例えば前記成形金型に上金型と下金型とを用い、上金型のキャビティーの平面形状のサイズを下金型のキャビティーの平面形状のサイズよりもわずかに大きくすることによって形成することが可能である。前記放熱部は、成形後に前記枠や前記容器の底から露出、突出していればよい。必要に応じて、前記放熱部を所望の位置に露出、配置させるための掘削や接着等のさらなる工程を含んでもよい。
なお、中空パッケージは、本発明の中空パッケージ用容器を用いる以外は、通常の方法によって作製され得る。中空パッケージは、例えば、前記凹部に固体撮像素子を接着剤で接着し、固体撮像素子の接続端子と前記インナーリードとをワイヤボンディングによって電気的に接続し、前記凹部の開口部を覆うように透明ガラスや透明樹脂等の透明な板状部材を前記枠に接着剤で接着することによって得られる。本発明の中空パッケージ用容器は、一対の前記直線状の縁で挟持することによって、容易かつ確実に取り扱うことができる。また本発明の中空パッケージ用容器から作製された中空パッケージも、一対の前記直線状の縁で挟持することによって、容易かつ確実に取り扱うことが可能である。
以下、図面を用いて本発明をさらに説明する。
図1〜8に本発明の中空パッケージ用容器の一実施形態を示す。本実施形態の中空パッケージ用容器は、容器1と、リード2と、アイランド3とを有している。
容器1は、例えばエポキシ樹脂で成形されている。容器1は、凹部1aとその周囲に形成される枠1bとを有する。凹部1aは、矩形の底面1a1と、底面1a1の周囲を囲む内枠1a2とを有する。内枠1a2で囲まれた底面1a1の部分が前記のダイアタッチ面に相当する。凹部1aの開口面積は、ダイアタッチ面の面積であり、例えば600mmである。また、凹部1aの底部の厚さは、例えば0.4〜3.0mmである。
枠1bは、凹部1aを囲む矩形の枠である。枠1bは、枠1b上に配置され、枠1b上面の内周縁に沿って凹部1aを囲む上枠1b6を有する(図1、3、6)。枠1bの四隅のそれぞれには、枠1bの角部で側方へ突出する突出部1b1〜1b4が形成されている。枠1bの幅は、突出部1b1と突出部1b2との間、及び突出部1b3突出部1b4との間で狭く、突出部1b2と突出部1b3との間、及び突出部1b4と突出部1b1との間でより広い。例えば、上枠1b6の幅は、突出部1b1−1b2間、及び突出部1b3−1b4間では枠1bの幅と同じであり、突出部1b2−1b3間、及び突出部1b4−1b1間では枠1bの幅の約半分である。
中空パッケージ容器の長手方向をXとし、中空パッケージ容器の短手方向をYとしたときに、突出部1b1と突出部1b2は、それぞれY方向により長い形状を有し、突出部1b3と突出部1b4は、それぞれX方向により長い形状を有している。(図3、6)。突出部1b1〜1b4のそれぞれは、中空パッケージ用容器の平面方向(図中のX方向及びY方向)において、枠1bの角を覆うL字型の部材の外角部が直線状に切り欠かれてなる形状を有している(図1、2、3、6)。突出部1b1〜1b4は、このような切り欠き部からなる直線状の縁1b7〜1b10をそれぞれ有している。縁1b7〜1b10の長さ(図7における「a」×2、図8における「b」×2)は、例えば2〜6mmである。図7中の「a」は、直線状の縁1b7の長さの半値であり、図8中の「b」は、直線状の縁1b10の長さの半値である。直線部1b7〜1b10の長さは、いずれも同じであってもよいし、異なっていてもよい。
縁1b7と縁1b9は、前記平面方向に沿う一本の直線d1にいずれも直交する。縁1b7及び縁1b9は、それぞれ、凹部1aの中心(例えば前記ダイアタッチ面の中心)に対して対称の位置に配置され、直線d1によって二等分される(図7)。また、縁1b8と縁1b10は、前記平面方向に沿う一本の直線d2にいずれも直交する。縁1b8及び縁1b10は、それぞれ、凹部1aの中心に対して対称の位置に配置され、直線d2によって二等分される(図8)。突出部1b1と1b3は一対の突出部を構成している。突出部1b2と突出部1b4とも一対の突出部を構成している。
縁1b7〜1b10は、凹部1aの深さ方向(図中のZ方向)において、凹部1aの開口側に突条1b11をそれぞれ有している(図4、5)。このため、直線状の縁1b7〜1b10は、Z方向において、それぞれ段差を有する。縁1b7〜1b10のそれぞれにおいて、底部側の部分に対する突条1b11の突出高さは、例えば100〜300μmである。この突出高さは、縁1b7〜1b10のそれぞれで同じであってもよいし、異なっていてもよい。
リード2は、突出部1b1−1b2間、1b2−1b3間、1b3−1b4間、1b4−1b1間のそれぞれに配置されている。リード2は、枠1bを前記平面方向に貫通する金属(例えば銅合金)の部材である。リード2は、凹部1aに露出するインナーリード2aと、枠1bの側部から突出するアウターリード2bとを有している。インナーリード2a及びアウターリード2bは、いずれも、並列に整列する複数の細い線状の板片からなる(図6)。リード2の本数は、例えば20〜300本である。インナーリード2aは、内枠1a2の上面に配置されている。アウターリード2bは、基端部で下方に向けて折り曲げられ、先端部で外に向けて前記平面方向に折り曲げられている(図1、2)。なお、突出部1b1〜1b4は、いずれも、前記平面方向において、アウターリード2bよりも突出している(図3、6)。
アイランド3は、凹部1aの底部1a1内に配置されているアイランド本体3aと、突出部1b1、1b2のそれぞれの表面に露出する表面側放熱部3b、3cと、突出部1b3−1b4間の枠1bから側方に突出する底部側放熱部3dと、突出部1b1−1b2間の枠1bから側方に突出する底部側放熱部3eとを有している。なお、突出部1b1、1b2は、それぞれ、容器1の底面から表面側放熱部3b、3cに至る孔1c1、1c2を有している(図6、7)。
アイランド3は、例えば銅合金で作製されている。アイランド本体3aと表面側放熱部3b、3c、底部側放熱部3d、3eとは、それぞれ、一体的に形成されている。アイランド本体3aの面積は、アイランド本体3aを矩形とみなしたときの矩形の面積であり、例えば430mmである(図1、6)。
表面側放熱部3b、3cの形状は、いずれも矩形である。表面側放熱部3b、3cは、いずれも、容器1の樹脂中を通って突出部1b1、1b2のそれぞれの表面に露出している(図6)。底部側放熱部3dは、容器1の樹脂中を通って、突出部1b3−1b4間の枠1bから側方に突出している。底部側放熱部3eは、容器1の樹脂中を通って、突出部1b1−1b2間の枠1bから側方に突出している。底部側放熱部3d、3eは、アウターリード2bと同じく、並列に整列する複数の細い線状の板片からなる。また底部側放熱部3d、3eは、基端部で下方に向けて折り曲げられ、先端部で外に向けて水平方向に折り曲げられている(図6)。
本実施の形態の中空パッケージ用容器に、凹部1aに収容され、インナーリード2aと電気的に接続されている固体撮像素子と、凹部1aの開口を塞ぐガラス等の透明板状部材とをさらに配置することによって、中空パッケージが構成される。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、二対の前記突出部を有する。一対の突出部のそれぞれは、一本の直線d1又はd2に直交する直線部を有する。このため、一対の突出部で中空パッケージ用容器を挟持したときに、中空パッケージ用容器を挟持する力は、前記平面方向おいて、凹部1aの中心に向けられ、直線d1又はd2上で対向する。よって、前記突出部に加えられた外力のすれ違いが生じず、中空パッケージ用容器を容易かつ確実に挟持することができる。よって、本実施の形態の中空パッケージ用容器は、より大きな固体撮像素子を搭載可能な大きさを有する中空パッケージ用容器や、アウターリード2bが緻密に配置されている中空パッケージ用容器であっても、より容易に取り扱うことが可能である。本実施の形態の中空パッケージ用容器から得られる中空パッケージにおいても、同じ取り扱いの容易さが得られる。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、直線状の縁1b7〜1b10が突条1b11を有する。したがって、直線状の縁1b7〜1b10におけるZ方向において、凹部1aの開口側に段差が形成される。よって、中空パッケージ用容器を前記突出部でより容易に挟持することが可能である。また、前記突出部で挟持したときの中空パッケージ用容器又は中空パッケージの落下をより確実に防止することが可能である。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、枠1bの角部に前記突出部が配置されていることから、前記平面方向における枠1bの長辺及び短辺に、リード2として多数の導線を高い密度で配置することができる。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、枠1bが突出部1b1〜1b4を有することから、中空パッケージ用容器の側方からの不意の衝突からアウターリード2bをガードすることができる。また、中空パッケージの作製時や中空パッケージの搭載時における中空パッケージ用容器や中空パッケージの位置決めをより容易にすることが可能になる。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、リード2とアイランド3がいずれも同じ金属で作製されていることから、リード2とアイランド3を一つの部材(リードフレーム)から作製することができる。このため、中空パッケージ用容器をより容易に作製することが可能である。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、アイランド3を有することから、中空パッケージとしたときの凹部1a内への水分(水蒸気)の侵入を抑制することができる。よって、中空パッケージにおける凹部1a内の結露を防止することができる。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、アイランド本体3aと表面側放熱部3b、3cとを有することから、凹部1a内で発生した熱を、アイランド3を介して、枠1bにおける凹部1a開口側の表面(中空パッケージにおける入射光側)へ放出することができる。このため、中空パッケージが配置される基板のみに放熱部が接続される従来の中空パッケージ用容器に比べて、中空パッケージの凹部1aの放熱性に優れている。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、アイランド3が底部側放熱部3d、3eをさらに有することから、凹部1aで発生した熱を、中空パッケージが実装される基板側にも放出することができる。このため、中空パッケージにおける凹部1aの放熱性がより一層高められる。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、凹部1aの放熱性に優れていることから、凹部1aでの発熱による凹部1aや固体撮像素子の変形を抑制することが可能である。このため、固体撮像素子用の従来の中空パッケージ用容器に比べて、凹部1aの開口面積をより大きくすること(搭載すべき固体撮像素子をより大きくすること)ができる。例えば凹部1aの開口面積を200mm以上、さらには600mm以上とすることが可能である。
また、枠1bが突出部1b1、1b2を有することから、表面側放熱部3b、3cの露出面積をより大きくすることができる。よって、中空パッケージにおける凹部1aの放熱性をより一層高めることができる。
本実施の形態の中空パッケージ用容器は、突出部1b1、1b2が孔1c1、1c2をさらに有することから、これらの孔を介して表面側放熱部3b、3cの熱を、容器1の底側にも放出することが可能である。よって、中空パッケージにおける凹部1aの放熱性をより一層高めることが可能である。また、孔1c1、1c2を中空パッケージの実装時の位置決めに利用することも可能である。
本発明では、挟持時に外力のすれ違いが生じない一対の直線状の縁が設けられている。この直線状の縁は、通常、リードが配置された容器の角部に配置される。このため、中空パッケージ用容器を挟持によって容易かつ確実に取り扱うことができる。よって、本発明は、中空パッケージを要する製品の生産性のさらなる向上や、より高性能な固体撮像素子の用途の拡大、発展に寄与することが期待される。
1 容器
1a 凹部
1a1 底面
1a2 内枠
1b 枠
1b1〜1b4 突出部
1b6 上枠
1b7〜1b10 縁
1b11 突条
1c1、1c2 孔
2 リード
2a インナーリード
2b アウターリード
3 アイランド
3a アイランド本体
3b、3c 表面側放熱部
3d、3e 底部側放熱部
d1 平面方向において縁1b7及び縁1b9のいずれもが直交する直線
d2 平面方向において縁1b8及び縁1b10のいずれもが直交する直線
X 中空パッケージ容器の長手方向
Y 中空パッケージ容器の短手方向
Z 凹部の深さ方向

Claims (5)

  1. 固体撮像素子を搭載するための凹部及び前記凹部を囲む枠を有する樹脂製の容器と、
    前記凹部と前記容器の外側とを電気的に接続するための導電性のリードと、
    前記枠から側方に突出する一対の突出部と、を有し、
    前記突出部は直線状の縁を含み、
    一方の前記突出部の前記縁と他方の前記突出部の前記縁のいずれもが、一本の直線に直交することを特徴とする中空パッケージ用容器。
  2. 前記枠の平面形状が矩形であり、
    前記突出部が前記枠の平面形状の角部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の中空パッケージ用容器。
  3. 前記縁が、前記凹部の深さ方向における前記凹部の開口側に形成される突条を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の中空パッケージ用容器。
  4. 前記凹部の開口面積が200mm以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の中空パッケージ用容器。
  5. 前記凹部の底部内に配置されるアイランドをさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の中空パッケージ用容器。
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