JP2014072312A - 化学機械研磨用研磨剤 - Google Patents

化学機械研磨用研磨剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2014072312A
JP2014072312A JP2012216326A JP2012216326A JP2014072312A JP 2014072312 A JP2014072312 A JP 2014072312A JP 2012216326 A JP2012216326 A JP 2012216326A JP 2012216326 A JP2012216326 A JP 2012216326A JP 2014072312 A JP2014072312 A JP 2014072312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
abrasive
chemical mechanical
polishing
mechanical polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012216326A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Matsuda
渉 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP2012216326A priority Critical patent/JP2014072312A/ja
Publication of JP2014072312A publication Critical patent/JP2014072312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】低いエッチング速度を維持しつつ、高いCMP速度を得ることにより、信頼性の高い金属膜の埋込みパターンを効率よく形成することができる化学機械研磨用研磨剤を提供する。
【解決手段】ポリオキシアルキレン化合物と四塩基酸とのエステル化物からなる化学機械研磨用研磨剤を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体デバイス等の配線形成工程の研磨に用いられる化学機械研磨用研磨剤に関する。
近年、半導体集積回路(LSI)の高集積化、高性能化に伴って、新たな微細加工技術が開発されており、化学機械研磨(以下、CMPと記すことがある)法もその一つである。CMPは、LSI製造工程、特に多層配線形成工程における層間絶縁膜の平坦化、金属プラグ形成、埋め込み配線形成において頻繁に利用されている。この技術については、例えば米国特許第4,944,836号に開示されている。
上記CMPに使用される研磨剤としては、酸化剤及びシリカやアルミナ等の固体砥粒からなっており、必要に応じて、酸化金属溶解剤や保護膜形成剤、水溶性ポリマーを含む水系分散体が多用されている。しかし、酸化金属溶解剤を添加すると、凹部の金属膜表面の酸化層も溶解(以下、エッチングという)されてしまい、これによって金属膜表面が露出すると、酸化剤により金属膜表面がさらに酸化され、これが繰り返されてエッチングが進行するという問題があった。これに対してCMP用研磨剤によるエッチング速度を低下させる試みがなされているが、従来のCMP用研磨剤は、エッチング速度のみならずCMP速度をも低下させてしまうという欠点があり、従って、エッチング速度を十分に低下させつつ、CMP速度は低下させないCMP用研磨剤が望まれている。
これに対し、例えば、特許文献1〜4に記載のように、高いCMP速度を維持しつつ、エッチング速度を十分に低下させることにより、信頼性の高い金属膜の埋込みパターンを効率よく形成するCMP用研磨剤として、酸化剤、酸化金属溶解剤、保護膜形成剤、水溶性ポリマー、水等を含有するCMP用研磨剤において、その成分等を選択することが提案されている。
しかしながら、上記特許文献1〜4に記載のような従来のCMP用研磨剤では、低いエッチング速度を維持することはできるが、十分に高いCMP速度を得るには至っておらず、さらなる改良が求められている。
特開2007−180568号公報 特開2006−191132号公報 特開2003−347245号公報 特開2009−147267号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、低いエッチング速度を維持しつつ、高いCMP速度を得ることにより、信頼性の高い金属膜の埋込みパターンを効率よく形成することができる化学機械研磨用研磨剤を提供することを目的とする。
本発明者は、ポリオキシアルキレン化合物と四塩基酸から得られる化合物が目的とする化学機械研磨用研磨剤を製造する上で極めて有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の化学機械研磨用研磨剤は、上記の課題を解決するために、ポリオキシアルキレン化合物と四塩基酸とのエステル化物からなるものとする。
上記において、ポリオキシアルキレン化合物は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、及びこれらの化合物を構成するオキシアルキレン単位2種以上を含む共重合体よりなる群から選ばれる少なくとも1種であり、かつ重量平均分子量が400〜4000であることが好ましい。
また、四塩基酸は、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、これらの塩、及びこれらの無水物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
本発明の化学機械研磨用研磨剤は、さらに砥粒を含有することができる。砥粒としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及びゲルマニアよりなる群から選ばれた少なくとも1種を用いることができる。上記の中でもコロイダルシリカ又はコロイダルアルミナが好ましい。
本発明のCMP用研磨剤によれば、低いエッチング速度を維持しつつ、十分に高いCMP速度を得ることができるため、信頼性の高い金属膜の埋込みパターンを効率よく形成することが可能となる。
本発明のCMP用研磨剤に含有されるポリオキシアルキレン化合物の例としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール及びこれらの化合物を構成するオキシアルキレン単位2種以上を含む共重合体が挙げられる。「これらの化合物を構成するオキシアルキレン単位2種以上を含む共重合体」とは、例えば、オキシエチレン、オキシプロピレン等のオキシアルキレン単位が、ランダム又はブロック状に結合したものである。特に好ましいのは研磨剤に含有される各添加物との親和性観点からポリプロピレングリコールである。
上記ポリオキシアルキレン化合物は、重量平均分子量が400〜4000であることが好ましく、400〜2000であることがより好ましい。400未満であると四塩基酸と反応させて得られる化合物の粘度が高くなり、製品取扱い上好ましくなく、一方、4000を超えると十分なCMP速度が得られないおそれが生じる。
本発明で好適に使用できる四塩基酸の例としては、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、これらの塩、及びこれらの無水物等が挙げられ、更にそれらの誘導体、例えば、酸ハロゲナイト、低級アルコールエステル等も使用することができる。これらのうち、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、これらの塩、及びこれらの無水物が、取扱い上特に好ましい。
ポリオキシアルキレン化合物と四塩基酸とを反応させるエステル化反応は、特に制限されるものではなく、従来公知のエステル化の方法を用いることができる。すなわち、窒素雰囲気下においてポリオキシアルキレン化合物と四塩基酸を2.5:1〜2:1のモル比で仕込み、加熱攪拌して反応させることによって目的物が得られる。反応温度は通常は80℃〜250℃で、好ましくは100〜180℃である。反応時間は、通常は2〜12時間である。
本発明のCMP用研磨剤に使用できる砥粒の例としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及びゲルマニア等が挙げられ、中でも入手が容易である点からコロイダルシリカ又はコロイダルアルミナが好ましい。
上記砥粒の粒径は特に制限されないが、平均粒径が50nm以下であることが好ましく、30nm以下であることがより好ましい。また、砥粒の含有量は、CMP用研磨剤100質量部中、0.05〜10質量部であることが好ましく、0.1〜5質量部であることがより好ましく、0.2〜3質量部であることが特に好ましい。
また、本発明に係るCMP用研磨剤には、被研磨物の酸化剤、金属表面に対する保護膜形成剤、及び酸化金属溶解剤を配合することができる。
酸化剤の好ましい例としては、過酸化水素、硝酸、過ヨウ素酸カリウム、次亜塩素酸、オゾン水等が挙げられる。
酸化剤の配合量は、CMP用研磨剤100g中、0.003mol〜0.7molとすることが好ましく、0.03mol〜0.5molとすることがより好ましく、0.2mol〜0.3molとすることが特に好ましい。この配合量が0.003mol未満では、金属の酸化が不十分でCMP速度が低く、0.7molを超えると、研磨面に荒れが生じる傾向がある。
保護膜形成剤の好ましい例としては、アンモニア、アルキルアミン、アミノ酸、イミン、アゾール及びこれらの塩のような含窒素化合物、メルカプタン、グルコース及びセルロースなどが挙げられる。
保護膜形成剤の具体例としては、アンモニア;ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、プロピレンジアミン、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム及びキトサン等のアルキルアミン;グリシン、L−アラニン、β−アラニン、L−2−アミノ酪酸、L−ノルバリン、L−バリン、L−ロイシン、L−ノルロイシン、L−イソロイシン、L−アロイソロイシン、L−フェニルアラニン、L−プロリン、サルコシン、L−オルニチン、L−リシン、タウリン、L−セリン、L−トレオニン、L−アロトレオニン、L−ホモセリン、L−チロシン、3,5−ジヨード−L−チロシン、β−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−L−アラニン、L−チロキシン、4−ヒドロキシ−L−プロリン、L−システイン、L−メチオニン、L−エチオニン、L−ランチオニン、L−シスタチオニン、L−システイン、L−システイン酸、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、S−(カルボキシメチル)−L−システイン、4−アミノ酪酸、L−アスパラギン、L−グルタミン、アザセリン、L−アルギニン、L−カナバニン、L−シトルリン、δ−ヒドロキシ−L−リシン、クレアチン、L−キヌレニン、L−ヒスチジン、1−メチル−L−ヒスチジン、3−メチル−L−ヒスチジン、エルゴチオネイン、L−トリプトファン、アクチノマイシンC1、アパミン、アンギオテンシンI、アンギオテンシンII及びアンチパイン等のアミノ酸;ジチゾン、クプロイン(2,2’−ビキノリン)、ネオクプロイン(2,9−ジメチル−1,10−フェナントロリン)、バソクプロイン(2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン)及びキュペラゾン(ビスシクロヘキサノンオキサリルヒドラゾン)等のイミン;ベンズイミダゾール−2−チオ−ル、トリアジンジチオ−ル、トリアジントリチオ−ル、2−[2−(ベンゾチアゾリル)]チオプロピオン酸、2−[2−(ベンゾチアゾリル)]チオブチル酸、2−メルカプトベンゾチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール、ベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−ジヒドロキシプロピルベンゾトリアゾール、2,3−ジカルボキシプロピルベンゾトリアゾール、4−ヒドロキシベンゾトリアゾール、4−カルボキシル−1H−ベンゾトリアゾール、4−カルボキシル−1H−ベンゾトリアゾールメチルエステル、4−カルボキシル−1H−ベンゾトリアゾールブチルエステル、4−カルボキシル−1H−ベンゾトリアゾールオクチルエステル、5−ヘキシルベンゾトリアゾール、[1,2,3−ベンゾトリアゾリル−1−メチル][1,2,4−トリアゾリル−1−メチル][2−エチルヘキシル]アミン、トリルトリアゾール、ナフトトリアゾール、ビス[(1−ベンゾトリアゾリル)メチル]ホスホン酸等のアゾール;ノニルメルカプタン及びドデシルメルカプタン等のメルカプタン;並びに、グルコース、セルロース等の糖類が挙げられる。これら保護膜形成剤は単一の化合物を用いてもよく、2種以上の化合物を併用してもよい。
これらの中でも、キトサン、エチレンジアミンテトラ酢酸、L−トリプトファン、キュペラゾン、トリアジンジチオ−ル、ベンゾトリアゾール、4−ヒドロキシベンゾトリアゾール、4−カルボキシル−1H−ベンゾトリアゾールブチルエステル、トリルトリアゾール、ナフトトリアゾールは、高いCMP速度と低いエッチング速度を両立する上で好ましい。
上記保護膜形成剤の配合量は、CMP用研磨剤100g中、0.0001mol〜0.05molとすることが好ましく、0.0003mol〜0.005molとすることがより好ましく、0.0005mol〜0.0035molとすることが特に好ましい。この配合量が0.0001mol未満では、エッチングの抑制が困難となる傾向があり、0.05molを超えるとCMP速度が低くなってしまう傾向がある。
酸化金属溶解剤としては、有機酸、有機酸エステル、有機酸のアンモニウム塩及び硫酸のいずれでも好適に使用することができる。
酸化金属溶解剤は、水溶性のものが望ましく、水溶液の状態で研磨剤に配合することもできる。具体例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、2−メチル酪酸、n−ヘキサン酸、3,3−ジメチル酪酸、2−エチル酪酸、4−メチルペンタン酸、n−ヘプタン酸、2−メチルヘキサン酸、n−オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、安息香酸、グリコール酸、サリチル酸、グリセリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、マレイン酸、フタル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、これらの有機酸のエステル、これらの有機酸の塩(アンモニウム塩等)、硫酸、硝酸、アンモニア、アンモニウム塩類(例えば過硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム等)、クロム酸などが挙げられる。これらは単一の化合物を用いてもよく、2種以上の化合物を併用してもよい。
これらのうち、ギ酸、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸は、保護膜形成剤とのバランスが得やすい点で好ましい。特に、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸は、実用的なCMP速度を維持しつつ、エッチング速度を効果的に抑制できるという点で好ましい。
本発明における酸化金属溶解剤の配合量は、CMP用研磨剤100g中、0〜0.005molとすることが好ましく、0.00005mol〜0.0025molとすることがより好ましく、0.0005mol〜0.0015molとすることが特に好ましい。この配合量が0.005molを超えると、エッチングの抑制が困難となる傾向が生じる。
CMP用研磨剤による研磨方法は、特に限定されないが、例えば、研磨定盤の研磨布上にCMP用研磨剤を供給しながら、被研磨膜を有する基板を研磨布に押圧した状態で研磨定盤と基板を相対的に動かすことによって被研磨膜を研磨することができる。
研磨条件にも制限はないが、定盤の回転速度は基板が飛び出さないように200rpm以下の低回転が好ましい。被研磨膜を有する半導体基板の研磨布への押しつけ圧力は100〜1000gf/cmであることが好ましく、研磨速度のウエハ面内均一性及びパターンの平坦性を満足するためには、100〜500gf/cmであることがより好ましい。研磨布としては、一般的な不織布、発泡ポリウレタン、多孔質フッ素樹脂などが使用できる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下において「部」、「%」とあるのは、特にことわらない限り質量基準とする。
本発明の実施例に係る化合物1〜4を下記製造例1〜4に示した方法により合成し、目標の酸価に到達した時点で反応を終了した。酸価及び水酸基価は、次の方法により測定した。
<酸価>JIS K 0070に記載の酸価の試験方法により測定
<水酸基価>JIS K 1557−1に記載の水酸基価の試験方法により測定
[製造例1]
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリプロピレングリコール1000(PPG1000、水酸基価=112mgKOH/g)631.3質量部、無水ピロメリット酸68.7質量部を仕込み、テトラブチルチタネート2.1質量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物(化合物1、酸価=49.4mgKOH/g)を得た。
[製造例2]
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリプロピレングリコール1000(PPG1000、水酸基価=112mgKOH/g)610.6質量部、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物89.4質量部を仕込み、テトラブチルチタネート2.1質量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物(化合物2、酸価=45.7mgKOH/g)を得た。
[製造例3]
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリプロピレングリコール2000(PPG2000、水酸基価=56mgKOH/g)663.9質量部、無水ピロメリット酸36.1質量部を仕込み、テトラブチルチタネート1.1質量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物(化合物3、酸価=24.5mgKOH/g)を得た。
[製造例4]
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリプロピレングリコール2000(PPG2000、水酸基価=56mgKOH/g)652.3質量部、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物47.7質量部を仕込み、テトラブチルチタネート1.1質量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物(化合物4、酸価=24.0mgKOH/g)を得た。
比較例としては、以下の化合物を用いた。
[化合物5]ポリビニルアルコール(重合度3500、けん化度87〜89mol%)の粉末
[化合物6]ポリビリルピロリドン(K−30、K値30)の粉末
[実施例1〜4,比較例1〜3]
上記製造例により得られた化合物1〜4と比較用の化合物5、6を、実施例1〜4及び比較例1〜3(比較例3は化合物を未含有)のCMP用研磨剤として下記条件で研磨を行い、CMP速度及びエッチング速度を下記評価方法で評価した。結果を表1に示す。
〈研磨方法〉
上記各製造例で得られた化合物及び比較用の化合物を研磨剤として用い、次の条件でCMPを実施した。
被研磨基体:厚さ1μmの銅膜を形成したシリコン基板
研磨パッド:独立気泡を持つ発泡ポリウレタン樹脂
研磨圧力:250gf/cm
基板と研磨定盤との相対速度:18m/分
〈研磨品評価方法〉
CMP速度:銅膜のCMP前後での膜厚差を電気抵抗値から換算して求めた。
エッチング速度:攪拌した研磨剤への浸漬前後の銅層膜厚差を電気抵抗値から換算して求めた。
Figure 2014072312
本発明の化学機械研磨用研磨剤は、半導体デバイス等の配線形成工程の研磨に用いられる。

Claims (6)

  1. ポリオキシアルキレン化合物と四塩基酸とを反応させて得られるエステル化物からなる化学機械研磨用研磨剤。
  2. 前記ポリオキシアルキレン化合物が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、及びこれらの化合物を構成するオキシアルキレン単位2種以上を含む共重合体よりなる群から選ばれた少なくとも1種であり、かつ重量平均分子量が400〜4000であることを特徴とする、請求項1に記載の化学機械研磨用研磨剤。
  3. 前記四塩基酸が、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、これらの塩、及びこれらの無水物よりなる群から選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化学機械研磨用研磨剤。
  4. さらに砥粒を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化学機械研磨用研磨剤。
  5. 前記砥粒が、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア及びゲルマニアよりなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする、請求項4に記載の化学機械研磨用研磨剤。
  6. 前記砥粒が、コロイダルシリカ又はコロイダルアルミナであることを特徴とする、請求項5に記載の化学機械研磨用研磨剤。
JP2012216326A 2012-09-28 2012-09-28 化学機械研磨用研磨剤 Pending JP2014072312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216326A JP2014072312A (ja) 2012-09-28 2012-09-28 化学機械研磨用研磨剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216326A JP2014072312A (ja) 2012-09-28 2012-09-28 化学機械研磨用研磨剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014072312A true JP2014072312A (ja) 2014-04-21

Family

ID=50747279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012216326A Pending JP2014072312A (ja) 2012-09-28 2012-09-28 化学機械研磨用研磨剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014072312A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5441362B2 (ja) 研磨液及び研磨方法
JP4628423B2 (ja) 基板の研磨及び製造方法
JP5441345B2 (ja) 研磨液、及び研磨方法
KR101259489B1 (ko) 금속연마액 및 그것을 이용하는 연마방법
CN101443890A (zh) 研磨组合物的制造方法
JP4816836B2 (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた研磨方法
JP2008288537A (ja) 金属用研磨液及び化学的機械的研磨方法
JP2009147267A (ja) 化学機械研磨用研磨剤
JP5441358B2 (ja) 研磨液及び研磨方法
TWI485761B (zh) 研磨液及研磨方法
JP2009283751A (ja) 金属用研磨液、及び研磨方法
JP2009088080A (ja) 化学的機械的研磨用研磨液
JP2004153086A (ja) 金属研磨組成物、金属膜の研磨方法および基板の製造方法
JP2004235317A (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
JP2007095841A (ja) 化学的機械的研磨方法
JP2004231748A (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
TW200817498A (en) Polishing composition and polishing method
JP2008085145A (ja) 金属用研磨液
JP2013197526A (ja) Cmp用研磨液及び研磨方法
JP2007019531A (ja) 化学機械研磨用研磨剤及び研磨方法
JP2014072312A (ja) 化学機械研磨用研磨剤
JP2001127018A (ja) 金属研磨方法
JP3902897B2 (ja) 金属用研磨液を用いた基板の研磨方法
JP2010010575A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた化学的機械的研磨方法
JP2001144044A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた研磨方法