JP2014071199A - 地図データ表示内容調整システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅に複数の表示対象者が居住していても、地図画面上でひと目で人数及び情報を把握可能とする。
【解決手段】地図データ表示内容調整システムのサーバは、地図上に存在する地図構成要素の図形の外郭を表す形状データと緯度及び経度とを含む地図データと、表示対象者の住所の緯度及び経度とを含む表示対象者データとを記憶し、クライアントPCから地図表示要求を受けて、表示対象領域に該当する地図データ及び表示対象領域内の表示対象者を抽出し、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在する場合は、地図構成要素の外郭内に入る大きさの全体表示枠を設定し、一人の表示対象者を表す1つのシンボル図形を表示するためのシンボル表示枠の大きさを、複数の表示対象者の数に相当する個数のシンボル表示枠が全体表示枠内に全て納まるように設定し、地図表示用データを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害発生時に避難の支援等、援護を受けることが必要な者の情報を管理する要援護者支援システムに関し、特に、被援護者や援護者の居住地点を地図データに表示する機能において、集合住宅に居住する者の情報を正確に表示する地図データ表示内容調整システム及び方法に関するものである。
日本は地震や台風等の自然災害が発生しやすい国土である。また、近年、急速に高齢化が進み、日常生活においても介護を必要とする者が増加しさらに、従来から援護を必要とする障害を持つ者も存在している。これらの者は、災害が発生した際には独力で避難することは困難であり、避難の支援等の援護を行うことが必要である。現在、自治体が中心となり、災害時の被援護者の避難支援プランの策定、及び被援護者の名簿の整備が進められている。
特許文献1に記載の福祉支援システムでは、被援護者及び援護者の位置情報と被援護者の属性情報(高齢者、寝たきり、車椅子や杖の使用の有無、障害の程度など)とを登録することができる。また、被援護者及び援護者の位置情報と、避難場所情報、医療施設情報、介護施設情報及び危険地域情報(洪水、火災、地震などで被害を受け易い地域や想定される被害の程度などの情報)とからなる地図関連情報を地図データとして表示することができる。災害時には、災害情報、被援護者及び援護者の位置情報、被援護者の属性情報並びに地図関連情報に基づき、援護されるべき被援護者を選択し、さらにその援護者を選定する機能を有する。
特開2009−140252号公報
ところで、被援護者及び援護者の位置情報を地図データとして表示するのに際し、集合住宅に居住する者の位置情報を地図データとして表示しようとした場合、当該集合住宅に複数の被援護者や援護者が居住していても、住所が同一であるためシンボル図形が重なって表示されてしまう。そのため、単一のシンボル図形しか表示されていないように見えてしまい、被援護者又は援護者の人数及び情報を正しく把握することが困難である。
これは、集合住宅に複数の被援護者又は援護者がいる場合は、地図データ上のシンボル図形を選択することで、地図データとは別にリストや吹き出しで被援護者又は援護者の情報を一覧として表示するという方法で、一応の解決はできる。
しかし、地図データ上では複数の被援護者又は援護者がいる場合でも単一のシンボル図形で表示されてしまい、地図データ上から視覚的に被援護者や援護者の人数又は情報をひと目で把握することができないという問題点は解決できない。
本発明の目的は、集合住宅等の住宅に複数の被援護者又は援護者が居住している場合であっても、地図データ上から視覚的に被援護者又は援護者等の表示対象者の人数又は情報をひと目で把握することができる地図データ表示内容調整システム及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を提供する。
本発明の態様は、クライアントPCからの地図表示要求に応じて前記クライアントPCに送信する地図表示用データの表示内容を調整するサーバを備えた地図データ表示内容調整システムであって、前記サーバが、地図上に存在する地図構成要素の各々に対応する図形の外郭を表す形状データと緯度及び経度とを含む地図データを記憶した第1のデータテーブルと、表示対象者の各々について住所の緯度及び経度とを含む表示対象者データを記憶した第2のデータテーブルと、前記クライアントPCから表示対象領域及び表示対象者の指定を含む地図表示要求を受けて、緯度及び経度を用いて指定された前記表示対象領域に該当する地図データを前記第1のデータテーブルから抽出するとともに、前記表示対象領域内における指定された表示対象者に該当する表示対象者データを緯度及び経度を基に前記第2のデータテーブルから抽出する手段と、抽出された前記表示対象者データに基づいて、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在するか否かを判定する手段と、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在する場合、該当する緯度及び経度をもつ前記地図構成要素の前記形状データを取得し、前記形状データに基づいて外郭内に入る大きさの全体表示枠を設定する手段と、一人の表示対象者を表す1つのシンボル図形を表示するためのシンボル表示枠の大きさを、前記同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者の数に相当する個数の前記シンボル表示枠が重ならずに前記全体表示枠内に納まるように設定する手段と、設定された前記全体表示枠内に、設定された大きさの前記シンボル表示枠を配置して前記シンボル図形を表示するように地図表示用データを作成して前記クライアントPCに出力する手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の別の態様は、クライアントPCからの地図表示要求に応じて前記クライアントPCに送信する地図表示用データの表示内容を調整するサーバにより実行される地図データ表示内容調整方法であって、前記サーバが、地図上に存在する地図構成要素の各々に対応する図形の外郭を表す形状データと緯度及び経度とを含む地図データを予め第1のデータテーブルに記憶するステップと、表示対象者の各々について住所の緯度及び経度とを含む表示対象者データを予め第2のデータテーブルに記憶するステップと、前記クライアントPCから表示対象領域及び表示対象者の指定を含む地図表示要求を受けて、緯度及び経度を用いて指定された前記表示対象領域に該当する地図データを前記第1のデータテーブルから抽出するとともに、前記表示対象領域内における指定された表示対象者に該当する表示対象者データを緯度及び経度を基に前記第2のデータテーブルから抽出するステップと、抽出された前記表示対象者データに基づいて、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在するか否かを判定するステップと、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在する場合、該当する緯度及び経度をもつ前記地図構成要素の前記形状データを取得し、前記形状データに基づいて外郭内に入る大きさの全体表示枠を設定するステップと、一人の表示対象者を表す1つのシンボル図形を表示するためのシンボル表示枠の大きさを、前記同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者の数に相当する個数の前記シンボル表示枠が重ならずに前記全体表示枠内に納まるように設定するステップと、設定された前記全体表示枠内に、設定された大きさの前記シンボル表示枠を配置して前記シンボル図形を表示するように地図表示用データを作成して前記クライアントPCに出力するステップと、を備えたことを特徴とする
地図データ表示内容調整方法。
上記システムにおいて、前記第2のデータテーブルとして、被援護者の各々について住所の緯度及び経度とを含む被援護者データを登録した被援護者データテーブルと、援護者の各々について住所の緯度及び経度とを含む援護者データを登録した援護者データテーブルと、を備えることが、好適である。
上記システムにおいて、前記被援護者データが被援護者の属性を含み、前記クライアントPCからの地図表示要求の表示対象者の指定として被援護者の属性の指定が含まれ、指定された属性をもつ被援護者データが、前記被援護者データテーブルから抽出されることが、好適である。
以上のように本発明の地図データ表示内容調整システムによれば、次のような効果がある。
1つの住宅、典型的には集合住宅に複数の被援護者や援護者が居住していても、地図データ上から視覚的に被援護者や援護者の人数、情報をひと目で把握することができる地図データを表示することができる。
図1は、本発明の実施の形態の一例を示すシステム構成図である。 図2は、地図データテーブルに格納されている地図データの構成例を示す図である。 図3は、住所・緯度・経度マッチングデータテーブルに格納されている住所・緯度・経度データの構成例を示す図である。 図4は、被援護者情報データテーブルに格納されている被援護者データの構成例を示す図である。 図5は、援護者情報データテーブルに格納されている援護者データの構成例を示す図である。 図6は、内部又は外部のクライアントPCからの要求に応じて地図画面を表示するための処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、従来技術を使用した場合の地図データの表示例の説明図である。 図8は、本発明を適用した場合の地図データの表示例の説明図である。
以下、本発明の地図データ表示内容調整システム及び方法の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す概略的なシステム構成図である。地図データ表示内容調整システムは、サーバ101と、外部のクライアントPC112と、内部のクライアントPC113とを備えている。サーバ101と外部のクライアントPC112とはインターネット等の広域ネットワーク111により接続されている。一方、サーバ101と内部のクライアントPC113とは直接接続されるか又はLAN等の構内ネットワークにより接続されている。外部のクライアントPCと内部のクライアントPCは、本システムにおける機能としては基本的に同じ位置付けである。サーバ101は、外部又は内部のクライアントPC112、113からの地図表示要求に応じて地図データを提供することができる。
サーバ101は、適宜のコンピュータであり、所定のサーバプログラムを導入され、CPUがメモリに当該プログラムを読み込み実行することにより後述する本システムの機能を実現する。外部又は内部のクライアントPC112、113は、キーボード等の入力装置及びディスプレイ等の出力装置を備えた端末コンピュータである。外部のクライアントPC112は、広域ネットワーク用の通信手段を備えている。
サーバ101は、データベースを備えている。データベースには、本システムに関連する地図データテーブル107、住所・緯度・経度マッチングデータテーブル109、被援護者情報データテーブル108及び援護者情報データテーブル110が格納されている。
地図データテーブル107には、例えば日本の一定の自治体の領域の住宅地図を示す地図データが登録されている。住所・緯度・経度マッチングデータテーブル109には、日本の一定の自治体の領域の住所と当該住所に該当する緯度・経度のデータが登録されている。被援護者データテーブル108には一定の自治体内に居住する、災害時に非難等の支援が必要な被援護者に関する被援護者データが登録されている。また、援護者データテーブル110には、災害時に被援護者の支援を行う、民生委員や自治体の職員等の援護者に関する援護者データが登録されている。
また、サーバ101は、データ処理機能として、内部のクライアントPC113に備えられたキーボード等の入力装置から入力されたコマンドを受け付けるコマンド受付部102、及び、外部のクライアントPC112に備えられたキーボード等の入力装置から入力されたコマンドを受け付けるコマンド受信部106を備えている。
さらにサーバ101は、コマンド受付部102又はコマンド受信部106からのコマンドに応じて地図データテーブル107、被援護者データテーブル108及び援護者データテーブル110の検索を行うデータベース管理部106を備えている。
さらにサーバ101は、データベース管理部106で検索し取得した情報に基づいて作成した地図表示用データを内部のクライアントPC113に備えられたディスプレイ等の表示装置に出力すなわち表示する情報表示部103、及び、データベース管理部106で検索し取得した情報に基づいて作成した地図表示用データを外部のクライアントPC112に出力すなわち送信してディスプレイ等の表示装置に表示させる表示情報送信部105を備えている。情報表示部103及び表示情報送信部105は、共通する機能として、データベース管理部106で検索し取得した情報に基づいて地図表示用データを作成する機能を備えており、かつ、地図表示用データの作成に先立って、地図表示内容を調整する機能を備えている。
図2は、図1に示した地図データテーブルの構成例を示す説明図である。
地図データとして記憶されるデータは、形状データ201、属性データ202、緯度データ203、経度データ204を少なくとも備えている。形状データ201とは、画面に表示される地図を構成する住宅や道路等の地図構成要素について、対応する図形の外郭を表すデータである。属性データ202とは、地図構成要素が住宅を表すのか、道路を表すのかといったといった種別を示すデータであり、画面上に地図として表示する際に、道路は白色、住宅は水色といったような色分け等の区別表示をするために使用する。緯度データ203、経度データ204は、画面上に地図として表示する際に、地図構成要素に対応する図形をどの位置に表示するかを設定したデータである。
地図データは、例えば、日本の一定の自治体の領域毎に作成され登録されている。なお、画面上に地図として表示する際には、必ずしも元の地図データの通りに一定の自治体の領域毎にのみ表示されるものではない。クライアントPCからの地図表示要求で指定された領域となるように、元の地図データを接合したり分割したりして任意の領域を表示することが可能であり、これは公知技術である。
図3は、図1に示した住所・緯度・経度マッチングデータテーブルの構成例を示す説明図である。
住所・緯度・経度マッチングデータとして記憶されるデータは、住所データ301、緯度データ302、経度データ303から構成される。緯度データ302、経度データ303には、住所データ301に登録された号番号までの住所の精度で、該当する緯度、経度の値が記憶されている。
図4は、図1に示した被援護者データテーブルの構成例を示す説明図である。
被援護者データとして記憶されるデータは、氏名データ401、住所データ402、緯度データ403、経度データ404、属性情報データ405から構成される。緯度データ403、経度データ404は、住所データ402を基に、図3の住所・緯度・経度マッチングデータを検索し、該当する緯度データ403、経度404データを取得し緯度及び経度の値が設定される。属性情報データ405は要介護認定者、身体障害者手帳交付者、75歳以上一人暮らし、75歳以上のみの世帯といった被援護者となる要因となった情報が登録される。
図5は、図1に示した援護者データテーブルの構成例を示す説明図である。
援護者データとして記憶されるデータは、氏名データ501、住所データ502、緯度データ503、経度データ504から構成される。緯度データ503、経度データ504は被援護者データと同様に、住所データ502を基に、図3の住所・緯度・経度マッチングデータから取得し値が設定される。
図4及び図5に示した被援護者データテーブルと援護者データテーブルは、本実施例では、被援護者と援護者の2種類の表示対象者が存在するので2つのテーブルに分けて構成されているが、この例に限られない。一般的に、地図上に表示すべき表示対象者が1又は複数の種類に分類される場合、1又は複数の表示対象者データテーブルの各々に表示対象者データをそれぞれ記憶し、管理すればよい。表示対象者データテーブルに記憶される表示対象者データには、表示対象者の個人情報の他に、少なくとも表示対象者の住所に対応する緯度及び経度が含まれる。
図6は、内部又は外部のクライアントPC(以下、まとめて「クライアントPC」と称する)からの要求に応じて地図画面を表示するための処理の一例を示すフローチャートである。
サーバは、クライアントPCからの地図の表示を要求する地図表示要求コマンドを受け付ける(ステップ601)。地図表示要求コマンドには、表示すべき地図の領域である表示対象領域を指定する情報と、表示対象者を指定する情報とが少なくとも含まれる。表示対象領域を指定する情報は、例えば、表示する地図の代表点を示す緯度及び経度並びに表示する縮尺である。表示対象者を指定する情報は、例えば、特に指定がなければ被援護者及び援護者の全てを指定したものとみなし、また、必要に応じて表示すべき被援護者情報を絞り込むための被援護者の属性データ選択情報がある。また別の例として、必要に応じて被援護者のみ又は援護者のみの表示を指定することも可能である。
サーバはこの地図表示要求コマンドに応じて、地図表示要求コマンドに含まれる情報に基づいてデータベースを検索する。表示対象領域を指定する情報に基づいて地図データテーブルから表示対象領域の地図データを抽出する。また、表示対象者を指定する情報に基づいて、被援護者データテーブル及び援護者データテーブルから被援護者及び援護者の各データを抽出する。被援護者及び援護者の各データの抽出は、被援護者データ及び援護者データの緯度、経度に基づいて表示対象領域内に存在するものを抽出する。さらに被援護者データについては、地図表示要求コマンドで被援護者の属性データが指定されている場合は、該当するデータに絞り込む(ステップ602)。
次に、ステップ602で抽出された表示対象の被援護者データ及び援護者データの中で、同じ緯度及び経度の値を持つデータが存在するか否かを判定する(ステップ603)。同じ緯度及び経度の値を持つデータが存在する場合、それらのデータに係る被援護者及び/又は援護者は同じ集合住宅等の住宅に居住していることになる。パターンとしては、複数の被援護者が1つの住宅に居住する場合、被援護者と援護者が混在して1つの住宅に居住する場合、複数の援護者が1つの住居に居住する場合があり得る。従って、集合住宅等の住宅に対応する地図上の図形のサイズに対し、これらの複数の被援護者及び援護者の各々を表すシンボル図形の表示が重複しないように、シンボル図形の大きさを調整する必要がある。よって、ステップ604以降の処理に進む。
本明細書で単に「住宅」と称する場合は、集合住宅及び戸建住宅を含め、表示対象者が居住する種々のタイプの住宅の意味で用いる。なお、戸建住宅においても複数の被援護者及び援護者が住む場合は、同様にS604以降のシンボル図形の表示調整をすることが望ましい。本実施例では複数の被援護者又は援護者が居住する集合住宅を例として示す。また、複数の被援護者又は援護者が住んでいない場合であっても、集合住宅及び戸建住宅を含む住宅の地図上のサイズに対しシンボル図形がはみ出さないよう調整することも必要になるが、その場合もステップ604以降の処理により、同様にシンボル図形のサイズを調整することができる。
ステップ603において、同じ緯度及び経度の値を持つデータが存在する場合、その緯度及び経度の値を基に図2の地図データを検索し、その位置に存在する集合住宅の形状データを取得する。なお、取得した集合住宅の形状データは、現在の地図データの縮尺に応じた表示サイズをもつ図形の形状を意味する。続いて、好適例では、その形状に内接する最大の長方形のサイズ(幅、高さ)を取得する(ステップ604)。この内接する最大の長方形は、表示対象者のシンボル図形の全てを、集合住宅を表す図形の外郭よりも内側に表示するための全体表示枠に相当する。さらに続いて、好適例では、被援護者又は援護者のシンボル図形(通常その地図データの縮尺に応じた大きさのシンボル図形)に外接する最小の正方形のサイズ(幅、高さ)を取得する(ステップ605)。この外接する最小の正方形は、一人の表示対象者を表す1つのシンボル図形を表示するためのシンボル表示枠に相当する。
なお、同じ緯度及び経度の値を持つデータに被援護者と援護者が混在する場合、被援護者のシンボル図形と援護者のシンボル図形は通常異なるので、外接する最小の正方形の大きさが異なる場合があるが、その場合は、大きい方を取得する。
また、好適例では、画面上の面積を最大限に利用するために、住宅の外郭に内接する最大の長方形を全体表示枠とし、シンボル図形に外接する最小の正方形をシンボル表示枠としたが、これらに限定されない。例えば、全体表示枠については、内接する最大の長方形とした場合は、必ずしも長方形の縦横が画面の縦横の方向と一致しない。見易くするために長方形の縦横を画面の縦横と一致するようにし、可能な限り大きい面積となる長方形を取得してもよい。このように、全体表示枠は、見易くする点で可能な限り大きいことが望ましいが、住宅を表す図形の外郭内に入る大きさであればよい。シンボル表示枠についても、見易くする点で可能な限り大きいことが望ましいが、表示すべき全ての個数が全体表示枠に納まればよい。また、シンボル表示枠は、正方形以外の形状(長方形、円等)であってもよい。
次に、取得した全体表示枠の長方形の内部に、互いに重ねずに納められるシンボル表示枠の正方形の最大個数を取得する(ステップ606)。互いに重ねずに納められるシンボル表示用正方形の最大個数を取得する方法としては、全体表示枠の長方形の内部にシンボル表示枠の正方形を最密充填配置することで取得する。具体的には、例えば、まず1つ目の正方形を、その正方形の左上の頂点と長方形の左上の頂点とが重なるように配置し、以降、正方形が重ならないように右側にずらして正方形を配置してゆく。正方形の右上の頂点が長方形の右上の頂点を越えた場合、最初に配置した正方形の下部に次の正方形を配置し、以降は同様に、右側にずらして配置してゆく。正方形の左下の頂点が長方形の左下の頂点を越えるまで繰り返し、最終的に配置することができた正方形の個数を取得する。なお、正方形を配置した際に、併せて各正方形の左上の頂点の緯度及び経度の値を取得する。
正方形の個数が、ステップ603で取得した同じ緯度及び経度の値を持つ被援護者データ及び援護者データの全個数以上有るか否かを判定する(ステップ607)。シンボル表示枠の正方形の個数が、データの全個数(すなわち被援護者及び援護者の総数)以上有る場合は、全体表示枠の長方形内に全ての被援護者及び援護者のシンボル図形を表示可能である。従って、各正方形の緯度及び経度の値、サイズ(幅、高さ)を基に、正方形に内接する各シンボル図形の表示緯度及び表示経度を設定する(ステップ610)。
シンボル表示枠の正方形の個数が、援護者データ及び援護者データの全個数以上無い場合は、長方形のサイズ(幅、高さ)と、援護者データ及び援護者データの全個数を基に、長方形の内部に、全個数のシンボル図形を重ねずに納められる最大の正方形のサイズ(幅、高さ)を取得する(ステップ608)。
この際に、併せてシンボル表示枠の正方形を全体表示枠の長方形の内部に配置した際の、各正方形の左上の頂点の緯度及び経度の値を取得する。なお、正方形を長方形に配置する順序は、前述のステップ606の説明に記載の方法と同様とする。
次に、各シンボル表示枠の正方形に内接する最大のサイズのシンボル図形を作成し(ステップ609)、また各正方形の緯度及び経度を基に、各シンボル図形の表示緯度及び表示経度を設定する(ステップ610)。こうして設定、作成された情報に基づいて地図表示用データを作成し、クライアントPCに対して地図表示用データの出力を行い(ステップ611)、処理を完了する。これにより、クライアントPCの画面上に地図が表示される。
なお、ステップ608においては、例えば、ステップ605で取得したシンボル表示枠の正方形の一辺の長さを初期値として、一定数値ずつ小さくしながらステップ606の処理を繰り返すことで、全体表示枠の長方形の内部に、重ねずに納められる最大の正方形のサイズ(幅、高さ)を決定することが考えられる。別の例として、長方形の面積を、同じ緯度及び経度の値を持つ被援護者データ及び援護者データの個数で割り、一つのシンボル図形の表示に使える面積から、その面積に収まる正方形の一辺の長さを決定し、その一辺の長さで構成される正方形を、ステップ608の調整処理の最初の正方形の大きさとしてもよい。このようにすることで、長方形の大きさが極端に小さい場合などに、調整のための繰り返し処理の回数を減らすことができる。
図7は、従来技術での地図表示用データを表示した画面である。被援護者のシンボル図形701を選択することで、集合住宅に複数被援護者が居住している場合はリストを吹き出しとして表示するが、他の集合住宅にも複数被援護者や援護者が居住しているかは、各シンボル図形を選択する必要があり、同時に確認することができない。また、被援護者と援護者が同一の集合住宅702に居住している場合、各々のシンボル図形が重なって表示されてしまい、非常に視認性が劣る。
これに対して、図8は、本発明を適用した場合の地図表示用データを表示した画面である。集合住宅801のように、集合住宅に複数の被援護者が居住していた場合であっても、シンボル図形が複数表示されているため、ひと目で居住人数を把握することができ、さらにシンボル図形とともに氏名等の関連情報を併せて表示することで、被援護者や援護者を地図上から探し出すことが容易となる。同一の集合住宅802に被援護者と援護者が居住していた場合であっても、シンボル図形が重なることなく表示されるため確認しやすい。また、集合住宅803に被援護者及び/又は援護者が多数居住していた場合であっても、シンボル図形のサイズを集合住宅の図形の領域のサイズ内に収まるように調整して表示することで、シンボル図形が重なることなく、正しく人数を確認することができる。
以上のように、本実施の形態の要援護者支援システムによれば、次のような効果がある。
集合住宅等の1つの住宅に複数の被援護者や援護者が居住していても、地図データ上から視覚的に被援護者の人数、情報を正確に把握することができる。
101:サーバ、102:コマンド受付部、103:情報表示部、104:データベース管理部、105:表示情報送信部、106:コマンド受信部、107:地図データテーブル、108:被援護者データテーブル、109:住所・緯度・経度マッチングデータテーブル、110:援護者データテーブル、111:ネットワーク、112:外部のクライアントPC、113:内部のクライアントPC

Claims (4)

  1. クライアントPCからの地図表示要求に応じて前記クライアントPCに送信する地図表示用データの表示内容を調整するサーバを備えた地図データ表示内容調整システムであって、前記サーバが、
    地図上に存在する地図構成要素の各々に対応する図形の外郭を表す形状データと緯度及び経度とを含む地図データを記憶した第1のデータテーブルと、
    表示対象者の各々について住所の緯度及び経度とを含む表示対象者データを記憶した第2のデータテーブルと、
    前記クライアントPCから表示対象領域及び表示対象者の指定を含む地図表示要求を受けて、緯度及び経度を用いて指定された前記表示対象領域に該当する地図データを前記第1のデータテーブルから抽出するとともに、前記表示対象領域内における指定された表示対象者に該当する表示対象者データを緯度及び経度を基に前記第2のデータテーブルから抽出する手段と、
    抽出された前記表示対象者データに基づいて、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在するか否かを判定する手段と、
    同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在する場合、該当する緯度及び経度をもつ前記地図構成要素の前記形状データを取得し、前記形状データに基づいて外郭内に入る大きさの全体表示枠を設定する手段と、
    一人の表示対象者を表す1つのシンボル図形を表示するためのシンボル表示枠の大きさを、前記同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者の数に相当する個数の前記シンボル表示枠が重ならずに前記全体表示枠内に納まるように設定する手段と、
    設定された前記全体表示枠内に、設定された大きさの前記シンボル表示枠を配置して前記シンボル図形を表示するように地図表示用データを作成して前記クライアントPCに出力する手段と、を備えたことを特徴とする
    地図データ表示内容調整システム。
  2. 前記第2のデータテーブルとして、被援護者の各々について住所の緯度及び経度とを含む被援護者データを登録した被援護者データテーブルと、援護者の各々について住所の緯度及び経度とを含む援護者データを登録した援護者データテーブルと、を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の地図データ表示内容調整システム。
  3. 前記被援護者データが被援護者の属性を含み、前記クライアントPCからの地図表示要求の表示対象者の指定として被援護者の属性の指定が含まれ、指定された属性をもつ被援護者データが、前記被援護者データテーブルから抽出されることを特徴とする
    請求項2に記載の地図データ表示内容調整システム。
  4. クライアントPCからの地図表示要求に応じて前記クライアントPCに送信する地図表示用データの表示内容を調整するサーバにより実行される地図データ表示内容調整方法であって、前記サーバが、
    地図上に存在する地図構成要素の各々に対応する図形の外郭を表す形状データと緯度及び経度とを含む地図データを予め第1のデータテーブルに記憶するステップと、
    表示対象者の各々について住所の緯度及び経度とを含む表示対象者データを予め第2のデータテーブルに記憶するステップと、
    前記クライアントPCから表示対象領域及び表示対象者の指定を含む地図表示要求を受けて、緯度及び経度を用いて指定された前記表示対象領域に該当する地図データを前記第1のデータテーブルから抽出するとともに、前記表示対象領域内における指定された表示対象者に該当する表示対象者データを緯度及び経度を基に前記第2のデータテーブルから抽出するステップと、
    抽出された前記表示対象者データに基づいて、同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在するか否かを判定するステップと、
    同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者が存在する場合、該当する緯度及び経度をもつ前記地図構成要素の前記形状データを取得し、前記形状データに基づいて外郭内に入る大きさの全体表示枠を設定するステップと、
    一人の表示対象者を表す1つのシンボル図形を表示するためのシンボル表示枠の大きさを、前記同じ緯度及び経度をもつ複数の表示対象者の数に相当する個数の前記シンボル表示枠が重ならずに前記全体表示枠内に納まるように設定するステップと、
    設定された前記全体表示枠内に、設定された大きさの前記シンボル表示枠を配置して前記シンボル図形を表示するように地図表示用データを作成して前記クライアントPCに出力するステップと、を備えたことを特徴とする
    地図データ表示内容調整方法。
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