JP2014071167A - レンズ鏡筒およびそれを有する光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の撮影状態からさらに全長を短縮した沈胴状態にて、撮影者による意図しない撮影を回避するのに有利なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒は、広角端と望遠端との間の第1の領域51と、第1の領域51ではなく、広角端にある状態よりもさらに短縮した第2の領域50とにおいて光軸方向に長さが可変である。このレンズ鏡筒は、フォーカスレンズを含む複数のレンズからなる光学系と、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる駆動部と、レンズを手動操作により光軸方向に移動させ、かつ第1の領域51と第2の領域50とにおいて光軸方向に長さを変化させるレンズ操作部材と、レンズ操作部材の位置を検出する検出部と、検出部の出力62に基づいて第2の領域50にあると判定した場合には、駆動部によりフォーカスレンズを、第2の領域50であり、かつ合焦可能範囲を含まない領域58へ移動させる制御部とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ鏡筒およびそれを有する光学機器に関する。
従来、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの光学機器に交換レンズなどとして用いられるレンズ鏡筒には、マニュアルズームリングの回転操作により焦点距離を変更可能とするものがある。さらに、このようなレンズ鏡筒には、交換レンズ単体として、またはカメラに接続した状態としての携帯性を考慮し、マニュアルズームリングを撮影範囲からさらに移動させることで鏡筒全長を短縮可能とする、いわゆる「沈胴」と呼ばれる構造を有するものもある。特許文献1は、マニュアルズームリングを回転操作することで沈胴状態とし得るレンズ鏡筒を開示している。ここで、交換レンズとしてカメラ本体に接続されているレンズ鏡筒は、マニュアルズームリングの回転検知などにより、内部の状態が撮影可能な合焦可能範囲にあるか、または鏡筒全長が短縮していく合焦不能範囲にあるかの位置検出を行う。そして、レンズ鏡筒は、その位置情報をカメラ本体の制御部へ出力する。このとき、特にレンズ鏡筒の内部状態が合焦不能範囲にある場合には、カメラ本体は、例えば、液晶画面にエラーメッセージを表示したり、音声を発したり、レンズ鏡筒の絞りをクローズさせたりして、合焦可能状態に移行するよう撮影者に促す。
特開2010−2858号公報
しかしながら、カメラ本体の種類によっては、接続されたレンズ鏡筒から特定の情報を受け取る機能がなく、レンズ鏡筒が沈胴状態にあることを認識できないものもある。したがって、このようなカメラ本体と、沈胴可能なレンズ鏡筒との組み合わせでは、特許文献1に示されるような合焦可能状態に移行するように撮影者に促すことができない。一方、レンズ鏡筒の種類によっては、マニュアルズームリングの回転操作による全長変化(レンズ間隔変化)とは独立して進退動作が可能なフォーカス群を含む光学系からなるものもある。このような光学系を有するレンズ鏡筒には、さらに、撮影範囲から全長を短縮し始めて、短縮し終えた沈胴状態となる間の一定の範囲にて合焦可能となるものもある。したがって、上記のようなカメラ本体と、このレンズ鏡筒との組み合わせでは、沈胴状態時の合焦可能範囲にて撮影者が撮影できたとしても、光学系が画質を考慮しないレンズ間隔の状態であるため、意図しない(所望の画像が得られない)撮影となる可能性がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、通常の撮影状態からさらに全長を短縮した沈胴状態にて、撮影者による意図しない撮影を回避するのに有利なレンズ鏡筒およびそれを有する光学機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、広角端と望遠端との間の第1の領域と、第1の領域ではなく、広角端にある状態よりもさらに短縮した第2の領域とにおいて光軸方向に長さが可変なレンズ鏡筒であって、フォーカスレンズを含む複数のレンズからなる光学系と、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる駆動部と、レンズを手動操作により光軸方向に移動させ、かつ第1の領域と第2の領域とにおいて光軸方向に長さを変化させるレンズ操作部材と、レンズ操作部材の位置を検出する検出部と、検出部の出力に基づいて第2の領域にあると判定した場合には、駆動部によりフォーカスレンズを、第2の領域であり、かつ合焦可能範囲を含まない領域へ移動させる制御部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、通常の撮影状態からさらに全長を短縮した沈胴状態にて、撮影者による意図しない撮影を回避するのに有利なレンズ鏡筒およびそれを有する光学機器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒(沈胴状態)を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒(撮影状態)を示す図である。 フォーカス鏡筒の案内機構を含むレンズ鏡筒(撮影状態)を示す図である。 フォーカス鏡筒を移動させる駆動機構の構成を示す図である。 第1実施形態に係るレンズ鏡筒とカメラ本体との制御系を示す図である。 第1実施形態に係るレンズ鏡筒のカムカーブなどを示すグラフである。 第2実施形態に係るレンズ鏡筒のカムカーブなどを示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒について説明する。図1および図2は、本実施形態に係るレンズ鏡筒1の構成を示す概略断面図である。このレンズ鏡筒1は、一例として、撮像素子101を備えたデジタル一眼レフカメラ、またはフィルムを使用する一眼レフカメラなどの光学機器(以下「カメラ本体」という)100に対して着脱可能な交換レンズとする。なお、撮像素子101は、レンズ鏡筒1を通過した物体(被写体)からの光を受け、その光を電気信号に変換するCMOSセンサーやCCDセンサーなどの光電変換素子である。また、レンズ鏡筒1は、ズーム機能およびオートフォーカス機能を有し、かつ、撮影者の手動操作(回転操作)により直接的にズーム(変倍)とフォーカス(合焦)とをそれぞれ調整するマニュアル機能を有する。さらに、レンズ鏡筒1は、全長を可変とし、マニュアルズーム操作により、撮影状態からさらに鏡筒全長を短縮した収納状態である、いわゆる沈胴状態となり得る構造を有する。特に図1では、この沈胴状態にあるレンズ鏡筒1を示している。一方、図2では、全長が伸長した撮影状態にあるレンズ鏡筒1を示している。
レンズ鏡筒1は、光軸方向で物体側から順に並ぶ、第1群レンズL1、第2群レンズL2、第3群レンズL3、第4群レンズL4、フォーカスレンズLF、および第5群レンズL5の6つのレンズ群からなる光学系を含む。第1群レンズL1は、第1群鏡筒2に保持される固定レンズ群である。第1群鏡筒2は、第1群筒3に固定される。第2群レンズL2は、光学防振機能として、光軸に対して直交する方向にシフトして像振れ(いわゆる手ブレ)を補正するものであり、第2群ユニット(シフトユニット)4に保持される。第3群レンズL3は、第3群鏡筒5に保持される。第4群レンズL4は、第4群鏡筒6に保持される。第4群鏡筒6も、第3群鏡筒5に固定される。フォーカスレンズLFは、フォーカス鏡筒7に保持され、第3群鏡筒5に設置された案内機構および駆動機構(後述)により光軸方向へ移動し合焦動作を行う。第5群レンズL5は、第5群鏡筒8に保持される。
また、第3群鏡筒5は、光量調節を行う絞りユニット10を内部に固定し、さらに物体側には、第2群ユニット4を固定する。この第3群鏡筒5の外周には、案内筒11が設置され、さらに案内筒11の外周には、カム環12が回転可能に嵌合する。カム環付勢バネ13は、図示の断面とは異なる回転位相位置にて、案内筒11にカム環12を付勢する。固定鏡筒14は、第1群筒3の外周に設置され、案内筒11を固定する。第1群鏡筒2および第1群筒3は、第1群筒3に設置された不図示のコロを介してカム環12に係合されており、カム環12の光軸周りの回転に伴い光軸方向に移動する。案内筒11の物体側先端には、第1キーリング15が固定されている。この第1キーリング15には、不図示の3箇所の突起が設置されており、これらの突起は、第1群筒3の内面に形成されている不図示の3箇所の直進溝にそれぞれ係合し、第1群筒3の直進移動を案内する。さらに、第3群鏡筒5も、不図示のコロを介してカム環12に係合されており、カム環12の光軸周りの回転に伴い光軸方向に移動する。第3群鏡筒5には、第2キーリング16が固定されている。この第2キーリング16には、不図示の3箇所の突起が設置されており、第1群筒3の内面に形成されている不図示の3箇所の直進溝にそれぞれ係合し、第3群鏡筒5の直進移動を案内する。第2キーリング16の突起部には、さらに付勢ピン17が設置されており、付勢ピン17は、第1群筒3に存在する直進溝と第2キーリング16の突起との間の機械的なガタを抑える。
さらに、第1群筒3には、NDフィルターやフードなどの付属品を固定可能とするフィルターリング18がビス固定されており、第1群筒3と一体となって移動する。なお、このフィルターリング18には、ネームリング19を固定し得る。第2群ユニット4には、マスク20が固定されており、マスク20は、第2群レンズL2に向かう不要光をカットする。固定鏡筒14には、後述するレンズCPU40や駆動用ICなどが配置されたプリント基板21が設置される。また、固定鏡筒14には、カメラ本体100に対してレンズ鏡筒1を着脱可能に接続(バヨネット固定)するためのマウント22がビス固定される。外観リングユニット23は、最外周に位置するユニットの1つであり、最もマウント22側に位置し、固定鏡筒14とマウント22とに挟まれるように固定される。なお、マウント22には、第5群レンズL5の外周に位置するように裏蓋24が固定される。さらに、マウント22には、接点ブロック25がビス固定されており、接点ブロック25は、プリント基板21と不図示の配線(フレキシブル基板など)とに接続されている。カメラ本体100にレンズ鏡筒1がマウント22を介して接続されると、レンズ鏡筒1内のプリント基板21は、接点ブロック25を通してカメラ本体100と通信可能となる。
次に、レンズ鏡筒1の構成のうち、ズーム動作に係る部分について説明する。マニュアルズームリング30は、撮影者の回転操作により、手動でレンズ鏡筒1のズーム動作を行うためのレンズ操作部材(回転部材)であり、固定鏡筒14に回転自在に支持される。カム環12は、カム環コロ31(図3参照)を介してマニュアルズームリング30と連結しており、撮影者がマニュアルズームリング30を回転操作することで回転する。また、カム環12の外面には、第1群筒3に設置された不図示のコロと係合する不図示のカム溝が形成されている。一方、カム環12の内面には、第3群鏡筒5に設置された不図示のコロと係合する不図示のカム溝が形成されている。レンズ鏡筒1は、マニュアルズームリング30の回転に伴って、これらのカム溝に案内されることにより、図1に示す沈胴状態から図2に示す撮影状態(またはその逆)となる。特にレンズ鏡筒1は、撮影状態においては各レンズが広角端(WIDE)と望遠端(TELE)との間で光学的に所望の間隔となるように、予め設計されている。マニュアルズームリング30の回転は、不図示の位置検出センサーにより検出される。そして、レンズCPU40は、この位置検出センサーからの信号を受信して回転位置(回転量)を求め、この回転位置に基づいてズームポジションを判断し、このズームポジションに基づいて、フォーカス、防振(像振れ補正)および絞りなどの各制御を実行する。なお、マニュアルズームリング30には、撮影者の意に反して撮影状態から沈胴状態にならないようにするため、単にマニュアルズームリング30を回転操作させるだけでは状態移行しないものとする不図示のロック機構が設けられている。
次に、レンズ鏡筒1の構成のうち、フォーカス動作に係る部分について説明する。マニュアルフォーカスリングユニット32は、撮影者の回転操作により、手動でレンズ鏡筒1のフォーカス動作を行うためのレンズ操作部材であり、固定鏡筒14を軸として回転可動に支持される。マニュアルフォーカスリングユニット32の回転は、不図示の位置検出センサーにより検出される。そして、レンズCPU40は、この位置検出センサーからの信号を受信して回転位置(回転量)を求め、この回転位置に基づいてフォーカス位置を判断し、このフォーカス位置に基づいてオートフォーカス制御(AF制御)を実行する。
ここで、フォーカス動作に関連し、フォーカス鏡筒7の案内機構について説明する。図3は、図1および図2に対応したレンズ鏡筒1の構成を示す概略断面図であり、特にロングガイドバー33と光軸を通る面と、ショートガイドバー34と光軸を通る面とで切断した図である。ロングガイドバー33とショートガイドバー34は、それぞれの端部が第3群鏡筒5または第5群鏡筒8に設けられた穴のいずれかに挿入され、第3群鏡筒5と第5群鏡筒8とに挟まれて支持される。この場合、フォーカス鏡筒7は、ロングガイドバー33に対してフォーカス鏡筒7のスリーブ7aが係合して偏芯位置を決め、ショートガイドバー34に対してU溝7bが係合して回転位置を決めることで位置決めされつつ、光軸方向に移動可能に支持される。
さらに、フォーカス動作に関連し、フォーカス鏡筒7の駆動機構(駆動部)について説明する。図4は、フォーカス鏡筒7と、このフォーカス鏡筒7を移動させる駆動機構の構成を示す斜視図である。フォーカス鏡筒7には、ラック35が設置されている。これに対して、第3群鏡筒5には、フォーカス鏡筒7を移動させるためのAFモーター36(およびAFモーター36のスクリュー(駆動軸)36a)を支持する支持部材37がビス固定されている。そして、ラック35は、不図示の雄ネジ部を有しており、スクリュー36aの不図示の雌ネジ部と螺合する。この構成により、AFモーター36に電圧が印加されると、スクリュー36aが回転してラック35がネジ部に沿って移動し、フォーカス鏡筒7は、この移動に伴い、ロングガイドバー33およびショートガイドバー34に沿って(すなわち光軸に沿って)移動する。ここで、AFモーター36としては、例えばステッピングモーターが採用可能であり、レンズCPU40(AF駆動部45)は、AFモーター36への電圧印加を制御することで、フォーカス鏡筒7を基準位置に対する所望の位置へ移動させる。なお、フォーカス鏡筒7の基準位置(フォーカスリセット位置)は、フォーカス鏡筒7に取り付けられた不図示の遮光壁により不図示のフォトインタラプターの遮光/透光の切り替わりを電気的に検出し、レンズCPU40にて決定される。
次に、レンズ鏡筒1と、このレンズ鏡筒1を接続したカメラ本体100との制御系(電気的構成)について説明する。図5は、カメラシステム(レンズ鏡筒1およびカメラ本体100)の制御系を示す概略図である。まず、カメラ本体100側の構成として、カメラCPU102は、マイクロコンピューターで構成され、カメラ本体100内の各部の動作を制御し得る。カメラCPU102は、レンズ鏡筒1の接続時(装着時)には、カメラ本体100側の電気接点103とレンズ鏡筒1側の電気接点41(接点ブロック25)とを介して、レンズ鏡筒1内に設けられているレンズCPU40との通信を行う。ここで、カメラCPU102がレンズCPU40に送信する情報(信号)には、フォーカスレンズLFの駆動量情報、平行振れ情報およびピント振れ情報が含まれる。これとは反対に、レンズCPU40がカメラCPU102に送信する情報には、撮像倍率情報が含まれる。これらの電気接点103、41には、カメラ本体100からレンズ鏡筒1へ電源を供給するための接点も含まれる。電源スイッチ104は、撮影者により操作可能なスイッチであり、カメラCPU102を起動したり、カメラシステム内の各アクチュエーターやセンサーなどへ電源供給を開始したりするときに使用される。レリーズスイッチ105は、撮影者により操作可能なスイッチであり、第1ストロークスイッチSW1と第2ストロークスイッチSW2とを有する。レリーズスイッチ105からの信号は、カメラCPU102に入力される。そして、カメラCPU102は、第1ストロークスイッチSW1からのON信号の入力に応じて撮影準備状態に入る。この撮影準備状態では、測光部106による物体輝度の測定と、焦点検出部107による焦点検出とが行われる。カメラCPU102は、この測光結果に基づいて、絞りユニット10の絞り値や撮像素子101の露光量(シャッタ秒時)などを演算する。一方、カメラCPU102は、焦点検出部107による撮影光学系の焦点状態の検出結果である焦点情報(デフォーカス量およびデフォーカス方向)に基づいて、フォーカスレンズLFおよびフォーカス鏡筒7の駆動量(駆動方向を含む)を決定する。その後、この駆動量情報は、レンズCPU40に送信される。また、カメラCPU102は、所定の撮影モードに設定されると、第2群ユニット4のシフト駆動、すなわち防振動作の制御を開始する。また、カメラCPU102は、第2ストロークスイッチ(SW2)からのON信号が入力されると、レンズCPU40に対して絞り駆動命令を送信する。また、カメラCPU102は、露光部108に露光開始命令を送信し、不図示のミラーの退避動作やシャッターの開放動作を行わせ、撮像素子101を含む撮像部109にて、物体像の光電変換、すなわち露光動作を行わせる。撮像部109(撮像素子101)からの撮像信号は、カメラCPU102内の信号処理部にてデジタル変換され、さらに各種補正処理が施されて画像信号として出力される。この画像信号(データ)は、画像記録部110にて、フラッシュメモリーなどの半導体メモリー、磁気ディスク、光ディスクなどの記録媒体に記録、保存される。
一方、レンズ鏡筒1側の構成として、レンズCPU(制御部)40は、マイクロコンピューターで構成され、レンズ鏡筒1内の各部の動作を制御し得る。MFリング回転検出部42は、マニュアルフォーカスリングユニット32の回転位置を検出するセンサー(位置検出センサー)を含む。ズームリング回転検出部43は、マニュアルズームリング30の回転位置を検出するセンサー(位置検出センサー)を含む。IS駆動部44は、防振動作を行う第2群ユニット4の駆動アクチュエーターと、その駆動回路とを含む。AF駆動部45は、カメラCPU102から受信したフォーカスレンズLFの駆動量情報に基づいてAFモーター36によりフォーカス鏡筒7のAF駆動を行う。電磁絞り駆動部46は、カメラCPU102からの絞り駆動命令を受けたレンズCPU40により制御され、絞りユニット10を、指定された絞り値に相当する開口状態に動作させる。角速度センサー47は、レンズ鏡筒1の内部に搭載され、プリント基板21に接続されており、カメラシステムの角度振れである縦(ピッチ方向)振れと横(ヨー方向)振れとのそれぞれの角速度を示す角速度信号をレンズCPU40に出力する。レンズCPU40は、この角速度センサー47からのピッチ方向およびヨー方向の角速度信号を電気的または機械的に積分して、それぞれの方向での変位量であるピッチ方向振れ量およびヨー方向振れ量(これらをまとめて角度振れ量ともいう)を演算する。そして、レンズCPU40は、角度振れ量と平行振れ量との合成変位量に基づいてIS駆動部44を制御して第2群ユニット4をシフト駆動させることで、角度振れ補正および平行振れ補正を実行する。さらに、レンズCPU40は、ピント振れ量に基づいてAF駆動部45を制御してフォーカス鏡筒7を光軸方向に移動させることで、ピント振れ補正を実行する。
次に、レンズ鏡筒1の各種動作について説明する。図6は、レンズ鏡筒1におけるズーム/フォーカスのカムカーブと、これらの位置に対応したマニュアルズームリング30の回転位置を検出する位置検出センサーの出力変化とを示すグラフである。なお、この図6では、紙面の上側を物体側、下側を像面側と定義し、さらに、紙面の左端を沈胴端、中央を広角端、右端を望遠端と定義している。この場合、沈胴端と広角端との間の範囲が沈胴領域(第2の領域)50であり、広角端と望遠端との間の範囲が撮影領域(第1の領域)51である。まず、図6の上段部には、2つのズームカムカーブを表記している。このうち1つは、第1群レンズL1(第1群鏡筒2、第1群筒3)の前群ズームカムカーブ52である。この前群ズームカムカーブ52の軌跡からわかるとおり、レンズ鏡筒1(具体的にはレンズ鏡筒1を構成する光学系)では、第1群レンズL1は、沈胴端から広角端に向けて繰り出し、広角端から望遠端に向けては、一旦像面側に移動した後に再度繰り出す。一方、もう1つは、第2群レンズL2、第3群レンズL3、第4群レンズL4および第5群レンズL5の後群ズームカムカーブ53である。この後群ズームカムカーブ53の軌跡からわかるとおり、レンズ鏡筒1では、第2群レンズL2、第3群レンズL3、第4群レンズL4および第5群レンズL5は、沈胴端から広角端の近傍までは移動せず、広角端から望遠端に向けて繰り出す。
また、図6の下段部には、フォーカスカムカーブとして、フォーカス無限カーブ55とフォーカス至近カーブ56とを表記しており、これらのカムカーブは、フォーカスレンズLFの広角端と望遠端との間における合焦のための移動軌跡を示している。なお、フォーカスレンズLFは、後群ズームカムカーブ53の軌跡のように移動する第3群鏡筒5上に案内機構を持つ。そこで、図6では、フォーカス無限カーブ55およびフォーカス至近カーブ56を第3群鏡筒5のカム移動に対する相対カムカーブとして表記している。一方、フォーカスカムカーブの表記範囲を物体側と像面側との間で見ると、以下の複数の範囲が存在する。まず、フォーカス可動範囲57は、フォーカスレンズLFが移動し得る範囲である。また、レンズ鏡筒1では、フォーカス無限カーブ55の広角端の合焦位置からフォーカス可動範囲57の物体側端までの間の合焦可能範囲外に、超無限領域58を取っている。すなわち、この超無限領域58では、レンズ鏡筒1は、合焦不能である。さらに、レンズ鏡筒1では、フォーカス至近カーブ56の望遠端の合焦位置からフォーカス可動範囲57の像面側端までの間に、超至近領域59を取っている。この超至近領域59では、フォーカス至近カーブ56で設定された物体距離(被写体距離)より短く、物体から第1群レンズL1の頂点の距離がゼロとなる物体距離までの間で合焦可能である。なお、レンズ鏡筒の種類により、この距離がマイナス(第1群レンズL1より像面側で合焦する)になる光学系では、合焦不能な領域も存在する場合もある。このように、レンズ鏡筒1は、撮影領域51では、以上のようなズーム/フォーカスにより各レンズが光軸に沿って移動することで、所定の光学性能を満足した撮影が可能である。一方、レンズ鏡筒1は、その全長を短縮していく収納状態にある沈胴領域50では、第1群レンズL1(第1群鏡筒2、第1群筒3)を像面側へ繰り込むことで、携帯性や収納性に優れた状態となる。この沈胴領域50には、さらに沈胴合焦範囲60(図中、ハッチングで表記)が存在する。この沈胴合焦範囲60は、沈胴領域50であっても、フォーカスレンズLFがこの範囲に位置していれば、一定の物体距離で合焦可能となる範囲である。ここで、「合焦可能」とは、例えば、撮影者がカメラ本体100に搭載されている液晶画面にて表示画像を確認したとき、合焦している(画像がぼやけていない)と感じる状態にあることをいう。これとは反対に「合焦不能」とは、撮影者が、このとき合焦していない(画像がぼやけている)と感じる状態にあることをいう。なお、レンズ鏡筒1では、その全長が最短となる沈胴端やその近傍では、フォーカス可動範囲57のどの位置においても合焦不能であると想定している。さらに、フォーカス可動範囲57内には、フォーカスリセット位置61が存在する。このフォーカスリセット位置61は、フォーカス鏡筒7(フォーカスレンズLF)の基準位置であり、AF駆動部45の動作構成に含まれる。
さらに、図6の中段部には、マニュアルズームリング30の回転位置を検出する位置検出センサーの出力変化(出力62)を表記している。具体的には、この出力62は、マニュアルズームリング30が広角端近傍と望遠端との間でどのズームポジションにあるのかを示している。この出力変化からわかるとおり、出力62は、沈胴領域50における沈胴端から広角端の手前までは、一定値のまま変化しない。これに対して、広角端の手前から撮影領域51を経て望遠端に向かうに従い、出力62は、所定の傾きを持って変化する。
ここで、以上のようなレンズ鏡筒1では、カメラシステム(カメラ本体100)は、レンズ鏡筒1のズームポジションが沈胴領域50でも撮影可能である。しかしながら、ズームポジションが沈胴領域50にある場合には、本来撮影を想定していない。この沈胴領域50では、撮影領域51とは異なるレンズ間隔およびバックフォーカスとしてレンズ鏡筒1の全長を短縮していくため、いかなる対策も講じないならば、投影性能の劣化や周辺光量落ちなどの光学性能の劣化が発生する。すなわち、撮影者は、カメラ本体100に搭載された液晶画面で合焦したことを確認できれば、このような光学性能の劣化に気付かずに撮影してしまう可能性があり望ましくない。そこで、本実施形態では、まず、レンズCPU40は、レンズ鏡筒1のズームポジションが沈胴領域50にあるかどうかを、マニュアルズームリング30の回転位置を検出する位置検出センサーの出力62の変化に基づいて判断する。そして、レンズCPU40は、ズームポジションが沈胴領域50にあると判定した場合には、AF駆動部45に対して駆動命令を送信してフォーカスレンズLFを特定の領域に移動させて、いかなる物体距離においても合焦不能となるように制御する。ここで、特定の領域としては、本実施形態では、例えば超無限領域58が挙げられる。特にレンズ鏡筒1では、図6に示すように、フォーカス無限カーブ55の広角端の合焦位置、およびフォーカスリセット位置61は、超無限領域58の近傍となっている。そして、レンズ鏡筒1は、レンズCPU40がズームポジションを沈胴領域50から撮影領域51に移動させると、まずは広角状態となる。そこで、このような構造特性を考慮すると、いち早くフォーカスレンズLFを合焦不能とし、かつ再撮影する際の起動時間を可能な限り短縮させるためには、この場合、超無限領域58にフォーカスレンズLFを移動させることが望ましい。ここで、起動時間の短縮のために移動先となる特定の領域をフォーカスリセット位置61の近傍とすることが望ましいのは、以下の理由による。例えばカメラ本体100の電源ON時などでは、レンズCPU40は、フォーカスレンズLFの位置を認識するに際し、始めにフォーカスレンズLFをフォーカスリセット位置61に移動させる、いわゆるイニシャライズ動作を実行する。その後、レンズCPU40は、ズームポジションが沈胴領域50にある場合には、フォーカスレンズLFを超無限領域58に移動させる。すなわち、特定の領域とフォーカスリセット位置との距離が短ければ、それだけイニシャライズ動作に移行する時間も短縮され、結果的に起動時間を短縮させることになる。なお、移動先の特定の領域を超無限領域58としたのは、上記のようにレンズ鏡筒1の構造特性を考慮した上であって、本発明は、これに限定するものではない。例えば、レンズ鏡筒1(レンズ鏡筒1の光学系)の構成が、超至近領域59で合焦不能なものである場合には、特定の領域を、その超至近領域59とすることもあり得る。
このように、レンズ鏡筒1は、ズームポジションが沈胴領域50にある場合には、いかなる物体距離においても合焦不能となるため、このとき、カメラ本体100に搭載されている液晶画面では、画像がぼやけて表示されている。したがって、撮影者は、その画像から、現在レンズ鏡筒1が沈胴状態にあることをすぐさま認識することができ、沈胴状態で光学性能の劣化に気付かずに撮影してしまうことを回避することができる。例えば、従来のレンズ鏡筒の中には、カメラ本体との接続時に、電気接点を介してカメラ本体に対し沈胴状態である旨の情報を送信可能な機能を有しているものもある。しかしながら、カメラ本体の種類によっては、このような情報を受け取る(認識する)機能がないため、レンズ鏡筒が沈胴状態にあることを認識できないものもある。これに対して、本実施形態に係るレンズ鏡筒1は、このレンズ鏡筒1を接続するカメラ本体100がこのような情報取得機能を有さない場合でも、沈胴状態での撮影を回避できる点で特に有利となり得る。
以上のように、本実施形態によれば、通常の撮影状態からさらに全長を短縮した沈胴状態にて、撮影者による意図しない撮影を回避するのに有利なレンズ鏡筒、およびこのレンズ鏡筒を有する光学機器を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡筒について説明する。第1実施形態では、マニュアルズームリング30の回転位置を検出する位置検出センサーは、主として撮影領域51内にて変化する出力62を得るものである。これに対して、本実施形態での位置検出センサーは、撮影領域51のみならず沈胴領域50でも、すなわち沈胴端と望遠端との間のすべての範囲で連続して変化する出力を得るものとする。その上で、本実施形態に係るレンズ鏡筒の特徴は、ズームポジションが沈胴領域50にある場合の、レンズCPU40によるフォーカスレンズLFの移動制御が第1実施形態の場合と異なる点にある。
図7は、第1実施形態における図6に対応し、レンズ鏡筒1におけるフォーカスのカムカーブと、この位置に対応したマニュアルズームリング30の回転位置を検出する位置検出センサーの本実施形態および第1実施形態での出力変化とを示すグラフである。なお、本実施形態に係るレンズ鏡筒の構成自体は、上記位置検出センサーの検出タイプが異なる以外、第1実施形態に係るレンズ鏡筒1と同一とする。そこで、以下、本実施形態に係るレンズ鏡筒では、第1実施形態に係るレンズ鏡筒1と同一構成のものには同一の符号を付し、説明を省略する。また、図7においても、図6と同一部分については同一の表記とする。まず、図7の上段部には、マニュアルズームリング30の位置を検出する位置検出センサーの2種類の出力変化を表記している。このうち、上部のものは、図6にて表記しているものと同一の第1実施形態における出力変化(出力62)である。一方、下部のものは、本実施形態に係るマニュアルズームリング30の位置を検出する位置検出センサーによる出力変化(出力70)である。この出力変化からわかるとおり、出力70は、沈胴端と望遠端との間のすべての範囲で、所定の傾きを持って変化する。出力70がこのような変化をすることで、レンズCPU40は、マニュアルズームリング30が沈胴領域50の間のどこの位置に停止しているのかを具体的に認識することができる。さらに、図7の下段部には、図6にて表記しているものと同様のフォーカスカムカーブを表記している。特にここでは、沈胴領域50内にて、フォーカス可動範囲57の間でどの位置にフォーカスレンズLFがあっても合焦不能となる非合焦範囲71を追記している。
ここで、本実施形態では、まず、レンズCPU40は、レンズ鏡筒1のズームポジションが沈胴領域50にあり、かつ、具体的にどの位置にいるかを、マニュアルズームリング30の回転位置を検出する位置検出センサーの出力70の変化に基づいて判断する。そして、レンズCPU40は、ズームポジションが沈胴領域50にあると判定した場合で、そのときの具体的な位置が非合焦範囲71にあるときは、フォーカスレンズLFを特定の領域に移動させない。すなわち、レンズCPU40は、このとき第1実施形態でいう図6に示す超無限領域58にフォーカスレンズLFを移動する必要はない。この場合も、レンズCPU40は、撮影準備としてイニシャライズ動作を実行するが、ここでの利点は、例えば、フォーカスレンズLFを特定の領域からフォーカスリセット位置まで移動させる動作が不要となる。一方、レンズCPU40は、ズームポジションが沈胴領域50にあり、かつ非合焦範囲71にはないと判定した場合には、フォーカスレンズLFを沈胴合焦範囲60の外に移動させる。このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態によれば、フォーカスレンズLFの特定の領域への移動をさらに効率的に実施させる、または場合によっては移動させないので、例えば、イニシャライズ動作に移行する時間のさらなる短縮化も期待できる。
なお、第1および第2実施形態ともに、ズームポジションが沈胴領域50内の広角端の近傍にある場合には、図6および図7に示すように、フォーカスリセット位置61は、沈胴合焦範囲60内となる。そこで、この場合には、レンズCPU40は、まずイニシャライズ動作を実行した後、フォーカスレンズLFを超無限領域58(図6参照)まで移動させる。なお、ズームポジションが撮影領域51から沈胴領域50に移動した後で、広角端の近傍にある場合には、レンズCPU40は、フォーカスレンズLFの絶対位置を認識していれば、イニシャライズ動作を実行せず、すぐに超無限領域58に移動させてもよい。なお、上記例示したズームポジションが沈胴領域50内の広角端の近傍にある状況は、実際の使用状況では多発するものではない。そこで、仮にフォーカスレンズLFが沈胴合焦範囲60にあったとしても、所定の時間内(例えば10〜20秒)その位置に居続けた場合には、レンズCPU40は、その時点で単純に沈胴合焦範囲60の外へ移動させてしまうことも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 レンズ鏡筒
30 マニュアルズームリング
40 レンズCPU
43 ズームリング回転検出部
45 AF駆動部
50 沈胴領域
51 撮影領域
58 超無限領域
60 沈胴合焦範囲
62 出力
LF フォーカスレンズ

Claims (9)

  1. 広角端と望遠端との間の第1の領域と、前記第1の領域ではなく、前記広角端にある状態よりもさらに短縮した第2の領域とにおいて光軸方向に長さが可変なレンズ鏡筒であって、
    前記フォーカスレンズを含む複数のレンズからなる光学系と、
    前記フォーカスレンズを前記光軸方向に移動させる駆動部と、
    前記レンズを手動操作により前記光軸方向に移動させ、かつ前記第1の領域と前記第2の領域とにおいて前記光軸方向に長さを変化させるレンズ操作部材と、
    前記レンズ操作部材の位置を検出する検出部と、
    前記検出部の出力に基づいて前記第2の領域にあると判定した場合には、前記駆動部により前記フォーカスレンズを、前記第2の領域であり、かつ合焦可能範囲を含まない領域へ移動させる制御部と、
    を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ操作部材は、ズームポジションを可変とする回転部材であり、
    前記検出部は、前記レンズ操作部材の回転位置を検出するセンサーを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記センサーは、少なくとも前記第1の領域にて前記出力が変化するものであり、
    前記制御部は、前記出力が変化しない領域を前記第2の領域と判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記制御部は、前記ズームポジションが前記第2の領域にあると判定した場合、前記第2の領域であり、かつ前記フォーカスレンズの可動範囲のうち前記合焦可能範囲を含まない領域に、前記フォーカスレンズを移動させることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記センサーは、前記第1の領域および前記第2の領域にて前記出力が連続して変化するものであり、
    前記制御部は、前記出力に基づいて、前記ズームポジションが前記第2の領域にあるか、かつ前記第2の領域でどの位置にあるかを判断する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記制御部は、前記ズームポジションが前記第2の領域にあると判定した場合、かつ、前記第2の領域のうち、前記フォーカスレンズの可動範囲に関わらず前記合焦可能範囲を含まない領域に前記フォーカスレンズがある場合には、前記フォーカスレンズを移動させないことを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記制御部は、前記ズームポジションが前記第2の領域にあると判定した場合、かつ、前記第2の領域のうち、前記フォーカスレンズの可動範囲によっては前記合焦可能範囲を含む領域に前記フォーカスレンズがある場合には、前記合焦可能範囲を含まない領域に、前記フォーカスレンズを移動させることを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記制御部は、前記ズームポジションが前記第2の領域にあると判定した場合、かつ、所定の時間内に前記レンズ操作部材による操作がないと判定した場合には、前記合焦可能範囲を含まない領域に、前記フォーカスレンズを移動させることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  9. レンズ鏡筒を有する光学機器であって、
    前記レンズ鏡筒は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であることを特徴とする光学機器。
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